余命３ヶ月ですね

「余命三ヶ月ですね」
「なるほど」

末期がん？

いえ　包茎です

いいえ、ワキ癌です

日本の医療は優秀だから、診断も当たる。

代行ありがとうございます。

「余命三ヶ月ですね」
「なるほど」
さすがに、これには僕も少し驚いた。
でも、ここのところ体調も優れなかったし、医者がそう言うなら、
そうなもかも知れない。

「末期がん」ってやつらしい。
テレビではお馴染みの、日本人の死因第一位のあれ。
つまり、よくあるってことだ。我ながら、なんて退屈な最期なんだろう。
まあ、普通すぎる僕の、普通すぎる結末としては、相応しいのかも知れないね。

>>7　俺の友人の知り合いが、末期がんって診断されて余命６ヶ月って言われた。
今から数年前の事。
俺は、不思議何だが。それまで自覚症状はないのか？

ともかく、今から約３ヶ月後、僕は死ぬことになるわけだけど。
問題は残された時間を、どう過ごすかということだ。
いくつか、例を挙げてみよう。
１．家族と一緒に過ごす
２．恋人と過ごす
３．世界旅行をする

その人はその通り天国に行った。
>>1はどこに住んでいるの？
家族はいるの？

ID:lS+wJelm0 　羨ましいな

代わってやれるものなら
代わってやりたい

切羽詰らないと動かない動かないオレが一言

３ヶ月なら３は無理だな

その人は、医者からタバコ吸っていいって。
言われてタバコ吸ってた。
治る見込みがないから。
>>1はどこが悪いの？

余命３ヶ月で発覚するって怖いな。
なんでおかしいってわかったの？

>>８
どうなんでしょう？

まず、１については、ネットで「余命」と検索すると山ほどでてきた。
つまり、よくあるってことだ。普通な余生の過ごし方としては僕に相応しいけれど、
僕の父親は、僕が15の時に蒸発したし、母親はそれ以来おかしくなっちゃって、
今は病院にいる。
家族と共に過ごすっていうのは、どうも僕には難しそうだ。

末期がんって、わりと健康で過ごせるのか？

>>15　家族や親類に同じように癌や白血病の人いる？

なかなかに難しい家庭環境なんだな

もしSSならちゃんとそう書かないと勘違いするよ。

もうこの際、家庭環境なんて二の次だ。
３ヶ月どうする。

皆様、すごく心配してくれて有難いんですが、今のところ、私のことではありませんよｗ

２については、これはアリだと思う。
最期を最愛の人と過ごすなんて、なんて素敵なことなんだろう。
普通すぎる僕にとっては、これほど幸せなことはない。
でもダメダメ。僕は先日28歳になったばかりだけど、これまで恋人はおろか、
誰かを好きになったことなんて一度もない。次だ。

どこに住んでる？福島か・
こないだ福島住みも癌になった。

じゃー誰なんだよ

>>19
了解しました。
作り話というわけでもありませんが、読み物として見てくださると幸いです。

>>21
> ともかく、今から約３ヶ月後、僕は死ぬことになるわけだけど。
矛盾してね？どっちなんだ
邪推して悪いが、まさか心中か何かでもする気か…？

>>1はガンバリストでググればいいよ

３の世界旅行は、普通すぎる僕にとっては、かなり大それた計画で
なんだか申し訳ない気持ちになる。
人生の最期に、見たこともない景色を見るのは、良いことかも知れない。
ただ、大体僕は英語も話せないし、日本語ですら危ういというのに、
そんな僕が日本を離れてどうしようというのか。
１も、２も、３も却下だ。

※皆様、説明不足で申し訳ありません。
これは私自身の話ではありません。
とりあえず、お時間ある方は創作としてお付き合い頂けますと有難いです。

「復讐か」
それが、色々考えた末に導き出された結論。
残された時間を有意義に復讐に使うなんて、妄想しただけでゾクゾクしてくる。
なんて、後味の悪い終わり方なんだ。
普通すぎる僕から、こんなアイディアが出てくるなんて。
世の中捨てたもんじゃあないな。

復讐するなら、誰にしようかな。
僕を捨てた両親？
会社の意地悪な上司？
どちらも捨てがたいけど、復讐するほどでもない。
ここは普通に、高校時代に僕をいじめていた同級生、だな。
今更な気もするけれど、そいつらなら間違いない。
そいつらに、決めた。

それにしても、最近のコミュニケーションツールの発達は目覚しい。
フェイスブックを使えば、高校時代の同級生なんて１０分とかからず探し出せる。
個人情報の守秘義務がなんだかんだというニュースをよく見かけるけど、
肝心の自分自身のセキュリティ意識が低すぎるんじゃないのか。
ほら、もう見つかったよ。

タケザワナオキ28歳。居住地は京都府K市。
どうやら、まだ地元で暮らしているらしい。
僕の家からも近いし好都合だ。
タケザワは高校時代僕をいじめていたグループの一人で、
主犯格の隣にいつもいた奴。
手始めに、まずはこいつから復讐してやろう。

タケザワは毎日といっていいほど、とあるカフェで昼食をとっているらしい。
それも、平日の午後1時半前後。
度々その時間に昼食の記事を投稿しているから、
多少のタイムラグがあるにしても、正午にそこに着けば、
まあ問題なく見つけられるだろう。
今は午後5時。明日だな、明日が楽しみだ。

こんな気持ちになるのは、とても久しぶりだ。
もしかしたら、初めてのことかも知れない。
自分の命の終わりを知って、それで生を実感できている。
素晴らしい。
素晴らしく、普通だ。
ああ、早く。早く明日になれば良いのに。

ID:lS+wJelm0

オマエ文章うざい
余命半分縮めるぞ

>>35
ごめんなさい。

午前11時20分。
問題のカフェに到着した。
予定したよりもかなり早く着いてしまったのは、実は昨夜一睡も出来なかったから。
復讐のことを思って、気持ちが高ぶってしまったんだろう。
おかげで随分眠い。
コンディションは最悪だ。

カフェの木目調のドアを開ける。
エスニックな雰囲気の、落ち着いた店のようだ。
店内にはどこかの国の女性歌手の歌が流れていて、何となくリラックスした気持ちになる。
ディスプレイされた観葉植物には枯葉は一枚もなく、きちんと手入れされているようだった。
僕は眠気覚ましにコーヒーを一杯頼み、
タケザワが来るのを静かに待った。

ここで颯爽と俺が、あばばばばばばばばば

ブン、ブン、ブブブン

とうふ

あれ？

終わり？

めんどくさくなったの？

まさか3ヶ月も持たずにこんなに早く逝くとはな・・・