みてるよ
953 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 00:24:26.48 ID:H2s7UpQ40
そんなこんなで迎えた大学生活最終年
少し特殊な学科だったので一般の就職活動よりはかなり遅れて、俺も就職活動を始めた
いくつか考えた結果、地元を離れて関東に行くことに決めた
その試験日
会場に着くとすでに何人かの受験者が部屋にいた
その中で、窓の外をボーっと眺める一人の女性を見付けた
何が起きたのか咄嗟には理解できなかった
その人は、あの時の彼女だった
あれから何年も経っていたけど間違えるわけがなかった
954 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 00:27:30.23 ID:H2s7UpQ40
試験は筆記と面接に分かれていた
筆記はもちろん一斉に
面接は個別という形式を取っていた
もし自分の方が先に呼ばれれば、出口(1か所しかなかった)で彼女を待とう
さすがに試験前に声をかけるのは憚られたし、何より彼女も自分に気付くか分からなかった
だからなるべく後回しにしようと思った
それは何かから逃げようとしていたのかもしれない
筆記試験が終わって面接
名前が呼ばれる度に一人ずつ部屋を後にする
「彼女の名前が自分より先に呼ばれませんように」
そう祈っていると自分の名前が呼ばれた
面接で何を聞かれ、何を答えたかなど全く覚えていない
955 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 00:30:10.39 ID:H2s7UpQ40
面接が終わると早々に建物を出て、そこで彼女を待ち続けた
何人かが出てきては「お疲れ様」と声をかけて去って行った
そして5人ほどが出てきた頃、ついに彼女が現れた
もう心臓が飛び出すかのようにドキドキしていた
冷静に考えれば、ひょっとしたら彼女じゃないかもしれない
彼女だったとしても覚えていないかもしれない
そもそも恋人がいるかもしれない
色んな思いが渦巻き、何と声をかけたら良いか分からなかった
956 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 00:35:24.10 ID:H2s7UpQ40
「あの……!」
自分に会釈をして通り過ぎようとする彼女を呼びとめた
不思議そうに振り返る彼女に咄嗟に次の言葉が出てきた
「星は、まだキレイですか?まだ、オリオンは好きですか?」
もう何を言ってるのか自分で理解できなかった
そんな俺をしばらく見つめた後、彼女は目を見開いた
『……"君"なの?』
957 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 00:46:44.87 ID:H2s7UpQ40
その日、俺は初めて彼女の名前を知った
年は自分より2つ上
会えなかったあの期間は受験だったとのこと
大学は地元を離れて関東(ちなみに試験会場)に行ったこと
だからあの日別れを告げたこと
この数年間の疑問が一気に解けた瞬間だった
あの時できなかった連絡先の交換をして、その日は別れた
頻繁に連絡を取ることはなかったけど、それでも彼女とまたつながることができたことが幸せだった
958 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 00:56:09.27 ID:H2s7UpQ40
翌年から俺は彼女と同じ職場で働くことになった
ある日、職場の飲み会で良い感じに酔っぱらっていると、気付いたら彼女と二人きりだった
酔いの勢いはせこいとは思ったけど「あの時からずっと好きやったんよ」と伝えた
その言葉に対して彼女は、周りに誰もいないことを確認すると、あの日のように唇を合わせてから答えた
『酔っぱらってない時なら"君"の言葉を聞いたげる』
翌日、改めて告白してOKをもらった
それから色んなことを聞いた
あの時星を見るためにあの場所にいた理由も
俺に声をかけてきた理由も
キスしてきた理由も
色々大変なこともあったけど、それから4年後俺達は結婚した
あの時ジョギングをしていなかったら
あの時彼女に声をかけていなかったら
決して出会うことも交わることもなかったろうけど、色んな偶然が重なって一緒になることができた
先日嫁の妊娠が発覚したので、少しだけ昔を思い出して書いてみた
じゃあ次は+10でお願いします
959 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 00:57:15.98 ID:6+56gpB10
乙
お疲れ様
なんか甘酸っぱいけどいい話だなぁ
ザッツ運命 お幸せに
お疲れ様
962 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 13:26:25.81 ID:EqKhnw8s0
あげ
963 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 13:28:38.21 ID:FyVGMnu20
お幸せに!
964 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 14:45:47.47 ID:wJ6VkyAI0
965 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 16:07:54.91 ID:V2ujhVdL0
ksk
966 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 16:13:02.14 ID:2WSYhEFi0
ksk
967 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 16:37:10.20 ID:ctj9qEcb0
ksk
968 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 16:38:22.81 ID:ZZWxgTxA0
え?俺?
969 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 16:41:34.27 ID:HzYh7Y/A0
そそ、語ってくれー
970 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 17:03:51.21 ID:ZZWxgTxA0
えぇ〜・・そんな皆に話す事の程でもないけど・・・
駄文ですけど勘弁してください。
じゃあ話します。
俺はおじいちゃん子です。
じいちゃんが大好きです。じいちゃんも多分俺の事が大好きです。
じいちゃんは凄い人です。
確か日本の華僑総会(宗教じゃない)っていう会長?をやっているそうです。
俺は読んだ事ないけど、なんか華僑総会の雑誌にも載った事があるそうです。
でも俺は仕事の面でじいちゃんが好きなんじゃなくて、全部を含めて尊敬しているし
お菓子とかを買ってくれたり優しいんです。とにかく。
じいちゃんは親戚の中でも一番凄くてじいちゃんが何かを言えば「鶴の一声」とは正にこの事だろう。
だれもが言う事を聞きます。でも家の母親だけは時々言う事を聞きません。
反抗します。
なぜなら俺の母親はじいちゃんの子供の中で末っ子であり一番甘やかされて育っているからです。
あまりじいちゃんの怖さを知らないんだろうと思います。二人の仲が悪い訳じゃなくてただ自分の意見というか意思が強いんだと思います。
じいちゃんも時々俺の母親には頭があがりません。親戚の中では最強なのに。
971 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 17:12:45.59 ID:ZZWxgTxA0
俺は小さい頃からじいちゃんのお世話になってたりしていて、ぶっちゃけ母親よりもじいちゃんの側にいることが多かった。
だから家族で出かけるよりもじいちゃんと出かけたりする事が多くて真面目にじいちゃんの事を親だと思っていた事がある。
両親の育て方が悪いとかじゃなくて、虐待するとかでもなくただ母親が厳しい人なので優しいじいちゃんが好きだったのだと思います。
休日の時には小さかった俺をよく温泉に連れて行ってくれたり、その先で御菓子を買ってくれたり
でもそんな祖父の事をあまり良く思っていない人がいます。
そう俺の母親です。
小さい俺をあまり外にだして遊ばせるのが嫌だったのだと思います。
祖父に対して
「もう○○(俺の名前)を誘わないで!何かあったら危ないでしょ!!」
「御菓子とか買ってあげたりあまり甘やかさないでよ!!」
そう言って、休日誘ってくる祖父に断りの連絡を入れるようになり次第に祖父と会う数も減っていきました。
972 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 17:27:52.92 ID:ZZWxgTxA0
段々と会う数も減っていって俺が小学4年の時だったかな・・?
じいちゃんが「俺一人暮らししてぇわ」って言いだして以前母親が借りに出していた家にすみ始めた。
母親になんの断りもなく、いつの間にか鍵も手に入れて。
おしゃれに見せる為に庭に薔薇とかチューリップとかおしゃれな花を植えていました。
でも
じいちゃんはその家に住み始めた途端、それらが全てトマト・キュウリ・茄子・瓜に変わっていました。
それを見た時の母親の顔も変わっていました。
その顔は今でもわすれません。
973 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 17:30:24.27 ID:ZZWxgTxA0
途中だけどすいません。
これよく考えたら話の主体俺じゃなくてじいちゃんなんですけど。
スレタイと違う話になっちゃうけど、どうしましょう?
このまま書いた方が良いか、それとも再安価とって違う人にまわすか。
決してめんどくさくなった訳とかじゃないです。
できるならば最後まで書きたいですけどスレチなんで皆さんの意見を聞きたくて。
いいんじゃないかな?
あなたの半生に大きく関わってるじいちゃんなんだろうし、途中でやめられたら逆に困るw
ただ、地域名とか書かないようにね
華僑総会会長なんて言ったら簡単に特定されちゃうよ
975 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 19:12:54.00 ID:HzYh7Y/A0
じいちゃんを語る事であなたを語る事に繋がればいいんじゃないかな?
じいちゃんが生きてきた時をあなたも生きているのだから、少なからずあなたの半生に影響を与えてきた事でしょう?
それらを見つめ直して書けば、ただじいちゃんの生活を作文するにとどまらないんじゃないかな
976 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 19:36:49.35 ID:ZZWxgTxA0
>>974>>975 了解です。
あと気をつけます。
スレ1000いくまでになんとか書き終えればいいんですけど。
次のレスで続き書きます。
977 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 19:44:11.05 ID:ZZWxgTxA0
真っ赤な薔薇やかわいいチューリップを見事に食物に変えてしまった祖父。
真っ赤に怒る母に向かって「このトマトお前の今の顔の色と同じだな(笑)」なんていって笑ってた。
母親もしばらくは怒ってたけど、変わりに夕ご飯とかの野菜をもらうってことで渋々了承した。
じいちゃんは「家賃払ってやろうか?」なんて言ってたけど、母親は遠慮してた。さすがにソコまで鬼じゃなかったw
じいちゃんが暮らしている家から当時俺の通っている小学校まで歩いて5分くらいだったから帰りにちょくちょくじいちゃん家によってた。
んで、一緒に水戸黄門見ながらせんべい食べたりじいちゃん自家製の漬け物食べたり、その後に
近くのスーパーまで散歩しに行ってお菓子とか買ってもらったりした。
もちろん母親には内緒。あるとき学校からじいちゃん家によろうとしたら
いつもならピンポン一回押すだけですぐにでてくるじいちゃんが出てこなかった。
俺はおかしいと思った。
978 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 19:53:54.76 ID:ZZWxgTxA0
あぁ、もしかしたら以前まですんでた実家の方に帰っているのかもしれない。
その日は遊べなかったので自分の家に帰った。
次の日じいちゃんが何も言わずに海外飛んでった。
なんでも仕事が急に入ったらしい。
だからって何も言わずにいくなんてひどいや!!なんて当時の俺は思ってたけど
それからしばらく半年くらいかな?じいちゃんは帰ってこなかった。
俺もしばらくはじいちゃんいなくて寂しいとかって思ってたけど
子供って単純なもんで、すぐにじいちゃんの存在をあまり気にしなくなったw
ほんでまぁ久しぶりにじいちゃんが帰ってきて飛びついて遊びに連れてってもらって感じで。
あるとき、じいちゃんが海外から取り寄せたDVDを見ようと言ってきたから面白半分で見たんだ。
なんかおばさんが三味線弾きながら歌歌ってるだけの動画でサッパリ分からなかった。
じいちゃんはそれ見て大笑いしてた。そんときなんか悔しかったんだよな。
じいちゃんだけが理解できて俺にだけ理解できないってことが。
「つまらない!」って言ってじいちゃんからリモコン奪おうとしたけど
「いいから見とけ。なんとなく分かるから」って言ってリモコン渡してくれなかった。
んで見てたけどやっぱり分からない。
見終わった後じいちゃんが「お前にはまだ早かったかな(笑)」って言われた。
俺はまた悔しくなった。
979 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 19:59:00.61 ID:ZZWxgTxA0
じいちゃんのスペック
年齢60以上70歳以下
4カ国語喋れる
会長
怒ると親戚がひれ伏すww
末っ子の俺の母親にだけ甘い
980 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 20:05:37.94 ID:ZZWxgTxA0
時々電話でじいちゃんが外国語話してると、じいちゃんがなんか凄くなったくらいしか思わなかった。
お母さんとの口喧嘩も時々ヒートアップすると外国語で喧嘩し始める。
ほんでまぁ俺の妹も小学校に上がり始めたくらいから妹もじいちゃんの家に通うようになった。
俺はなんか妹と行動が重なるのが嫌だったから、徐々にじいちゃんの家に訪れる回数が減っていった。
で、中学一年のときじいちゃんが倒れた。
そんで入院した。いきなりだった。
本当に急に。
学校から帰ってきたら家族がいなくて、家に留守電があって
「じいちゃんが倒れたからコレ聞いたら、すぐに〇〇病院に来て」って言うメッセージが入ってた。
病院について、部屋番号聞いて行ったら、家族と親戚が結構な数で個室に集まってた。
肝心のじいちゃんは顔がめちゃくちゃ腫れていた。目が開かないほどに。
というかもう前が見えないんじゃないかってくらいパンパンに腫れてた。
981 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 20:13:01.41 ID:ZZWxgTxA0
俺はすぐさま駆け寄った。
母が「あまり周りが見えないから手を握ってあげて」っていったから力いっぱい握った。
俺の元気を分けてあげられるくらいの気持ちで握った。
じいちゃんは俺の存在の気付いて、腫れた顔でニコッと笑った。
じいちゃんが倒れて結構な騒ぎになったらしいけど、じいちゃん本人は
「こんなもんすぐ治るからいちいち心配するな」って言って皆を家に帰してた。
俺もそれを聞いて「なーんだwすぐ治るんじゃん」って気楽に思ってたんだけど
実際一週間くらいで顔の腫れが引いて退院したんだ。
それからすぐにじいちゃんは仕事でまた海外に飛んだ。
じいちゃんが海外に飛んだ後、俺はまたしばらく会えねーのかと思ってたけど
予想より早く帰ってきた。一ヶ月くらいで。
そして予想していなかった状態で帰ってきた。
じいちゃんは肺がんになっていた。もう手遅れな状態で。
982 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 20:25:08.01 ID:ZZWxgTxA0
すぐさま、市立病院から県立病院に移動されじいちゃんは寝たきりの状態になった。
お見舞いに行っても、ずっと寝たきり。
昔家に遊びに行った時は「おぉ!〇〇!良く来たな!今日もおいしい菓子と漬け物あるぞ」
って元気よく迎えてくれたのに。
お見舞いに行く度に「元気になりますように!元気になりますように!」って心の中で唱えていたけど
一向に良くならずにもう意味ないんじゃないのかってくらいに落ち込んだ。
あるとき、部屋に近づいたらじいちゃんのでかい笑い声が聞こえた。
キターヽ(´∀`)ノと思って部屋に思いっきり駆け込んでじいちゃんのいるベッドにダイブ!
そこには元気なじいちゃんがいた。「おぉ!○○きたかー!待ってたぞ!ほらお菓子食え(笑)」
って言ってお菓子をくれた。
そんときじいちゃんは坊主になっていた。
なんでも抗がん剤で髪が抜けて見た目がひどくなるらしいから「こんなん俺らしくねぇ!」っていって
思い切って坊主にしてほしいと頼んだらしい。
坊主になったじいちゃんはまるで大工の棟梁みたいだった。そっからはもうお見舞いに行くのが楽しくなってきて
順調に回復してるんだ!って思ってて時々母親がじいちゃんを外に連れ出してじいちゃんが一番大好きな
焼き肉を食べに行ったりした。
今でも覚えてる。
でも
ある日よるに母親に叩き起こされて、なにがなんだかわからないままじいちゃんの病院につれていかれた。
家族総出で。
983 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 20:38:01.50 ID:ZZWxgTxA0
容態が急変した。
今夜が山だそうだ。
今日は病院で過ごそうって母親が言った。
意識がないじいちゃん。顔が腫れたあのとき見たいに元気を分けてあげれれるくらいの気持ちを込めて
手を握った。体温が冷たくなってたからマッサージをして体をほぐしてあげようと
腕をもんであげてたら、意識がないはずのじいちゃんがガバッと起き上がって
「さっっさと帰れ!俺は大丈夫だ!余計な心配すんな!」って叫んだ。
びっくりした俺は腰を抜かした。じいちゃんの気迫にさすがの母親も
「じゃあ明日の朝にもう一度くるから」っていったけど「大丈夫だっつってんだろ!」
ってまた叫んだ。母親もあきれ気味で「はいはい」なんて言ってその日は帰ってきた。
984 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 20:44:03.54 ID:ZZWxgTxA0
次の日の朝、俺も病院に行こうと思ってたけど母親が「私に任せてあんたは学校が終わってから連れてってあげるから」
っていって学校にいった。
時間もやばかったから急いでた。
あーいうのって虫の知らせっていうのかな?
俺の家三階建てで3階「リビング」2階「俺の部屋」1階「店」ってなってるんだけど
2階にいるときに3階の音は時々聞こえる。でも1階から3階の音はものすごい音を出さない限り
音なんて聞こえない。
でもその日は、玄関を出る瞬間三階の電話がなったのが聞こえたんだ。
あれ?おかしいな・・・くらいにしか思ってなくて学校も遅刻しちゃうから急いで家を出て行った。
後から知った。
その電話はじいちゃんが亡くなった事を知らせる電話だった。
保
986 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 20:55:22.46 ID:ZZWxgTxA0
家から帰ってみると家族がいなくて、俺を置いて外食にいったのかな?
って思ってた。
タイミング良く電話がかかってきた。
母親からだった。
涙声。
なんとなく察した。
「おじいちゃんが死んだ」
覚悟していたけど、思考停止した。どこかでそう言う事を聞く準備はしていたけど
でもやっぱり現実が受け入れられなくて心の中で「嘘だ嘘だ」って何回も繰り返した。
自転車をすっとばして、以前すんでた実家についたらお坊さんがでてきて。
でもやっぱりじいちゃんじゃない。誰かが亡くなったんだ。じいちゃんじゃない誰かが亡くなったんだ。
って頭は信じようとしなくて。
父親に連れてかれて、じいちゃんがいる部屋に入って少し悟った。
本当に亡くなってしまったんだ。でも不思議と涙は出てこない。目の前の情報を真剣に真剣に頭の中に
取り込もうとしてる。じいちゃんの顔を見てると本当に眠っているみたいで、ちょっとしたら元気よく起き上がるんじゃないかってくらい
優しい顔だった。
夢だったらどんなに良い事か。何回も思った。
でも目の前の事には変わりはなくて、あぁ無理なんだ。って思った瞬間涙が止まらない。
こんな泣き顔じいちゃんに見せられないと思って、一人違う部屋に移動して静かに泣いた。
987 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 21:13:54.69 ID:ZZWxgTxA0
気持ちもすこしおさまってきて、じいちゃんのいる部屋に戻った。
おかしいんだよ。眠っているじいちゃんを見た途端また涙がとまらない。
なんで死ぬんだよ!なんで病気に負けるんだよ!なんで病気なんかにかかるんだよ!
やっぱり現実が受け入れられずにじいちゃんにすがってずっと泣いているばあちゃんを見て
俺も涙がずっととまらなかった。
ばあちゃんがそれに気付いて「最後だからしっかり挨拶しなさい」っていってじいちゃんの側に俺を
連れて行ってくれた。
生前、坊主になった頭がおかしくて何回もじいちゃんと二人で笑いながらじいちゃんの頭を触ったりした。
それを思い出して、頭を触ったんだ。
冷たい。マッサージしようとしたあの時よりも冷たい。
怖くて手を引っ込めてしまったけど、じいちゃんに失礼だと思ったからしっかり最後の御別れだと思って
なでた。
しばらくの間は放心状態だったり泣いたりの繰り返しだったけど
じいちゃんが火葬されて納骨したとき俺はある決意をした。
じいちゃんみたいに偉大で優しい人になる。
だから俺はまず外国語を覚えて、じいちゃんを超えるような語学を学んで行きたい。
そんな俺も今は外国語大学にかよう大学一年生です。
頑張って将来はじいちゃんよりすごい人になれるよう今は精一杯勉強しています!
終わり
988 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 21:33:24.18 ID:wJ6VkyAI0
お疲れさん
じいちゃんの死がショックだったのは勿論よくわかる、俺も経験してる
でもさ、ここ半生を語るスレだよ
結局じいちゃんが亡くなった日の状況だけが描かれていて、キミの年齢だったり日常だったりは全く語られてないよね
今は大学一年生なんでしょ?
だったらさ、じいちゃんのその死が今のキミの日常にどういった影響を与えているのか、家族や友人、恋人(が、いるならね)等との関わりの中で変化したり、思い出されたり、新しい発見を伴い日々思い出されてこそ、綴る意義を見つけられるんじゃないのかなぁ
あと次安価くらい出しなよ
989 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 21:48:09.30 ID:ZZWxgTxA0
>>988 すいません!
でも残りレス数も限られてるし、だしてもあんま意味ないんじゃないかなと思って。
990 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 21:56:17.27 ID:wJ6VkyAI0
むしろ聞きたいのはキミ自身のことだよ
じいちゃんの事を軽んじてるんじゃなくって、ここは書き手さんの半生語りをみんなが楽しみにしてるスレだから
なんでも投下すればいいってもんじゃないことくらい分かるよね?
もう大学生なんでしょ?
それくらい自分で考えなよ
それすら分からないなら、まずはみんなのレスくらい読んでから投下すればいいじゃない
991 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 21:59:00.71 ID:wJ6VkyAI0
それと
レス数が足りないならスレ立てすればいいことでしょ?
立てれないなら頼めばいい
仮にレス数を逆算していたとしてこの投下内容であるなら、甚だスレチでしょ?
他に適当な投下先はたくさんあるよ
992 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:00:17.74 ID:ZZWxgTxA0
だから途中でおじいちゃんが主の話になってしまうんですけどって言ったんですけど・・・
スレチだからいいのかな?って聞いたんですけど・・・
俺は今じいちゃんを超える為に外国語を勉強してます。
ただそれだけです。
993 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:04:45.78 ID:ZZWxgTxA0
ちゃんとレス読んでますか?
スレチということは一度断ったんですけど・・・
話最後まで読んでいただいて恐縮ですけど、物事を確認してから言ってくださいね^^
994 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:08:09.07 ID:wJ6VkyAI0
>>974と
>>975ね
それ、どちらも言外にもそう、明言してもそうちゃんと今のあなたの半生に繋がることを書いて欲しいって綴ってるんだよ?
>>974は、途中でやめられたら困る
>>975は、じいちゃんの作文にとどまらなくなる
ことを、求めているんだよ?
それに対しするキミの返答が、了解です。
でしょ?
スレタイありきの、
>>974と
>>975のレスなんだからさ、もう少しここがどういった場であるのか、また、それが前提となった他者の発言も鑑みることができたらいいと思うよ
995 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:10:49.95 ID:wJ6VkyAI0
それと、次安価くらい出しなよ
決して責めてる訳じゃないからさ
じいちゃんへの深い愛情は、しっかり伝わっているから
996 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:16:17.65 ID:ZZWxgTxA0
997 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:20:11.41 ID:ZZWxgTxA0
これでいいですよね?
998 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:20:59.96 ID:ZZWxgTxA0
良かった。ちゃんとできてる。
あぁ良かった。
999 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:22:13.73 ID:ZZWxgTxA0
ふぅすっきりした!
1000 :
名も無き被検体774号+:2012/10/11(木) 22:22:27.26 ID:ctj9qEcb0
1000ならみんな幸せ!!!
1001 :
1001:
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
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(´∀` / / + 。 + 。 * 。
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ガタン ||| j / | | |||
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ま、これをVIPタスが落とすのは無理やね(^_^;)