どうしても聞いて欲しい話があります！！！！！

聞いて！！！！！

なーに？

聞く
だからはよ

　　 ／ヽ　 ヘ
　　/"ヽ|　iｨ"ヽ
　 ｜　||　||　|
　 ｜　||―||　|
　／>ｯﾞﾞヽノ""ｯﾊ＼
／／　　　ﾐ　　 ＼＼
彡　　　　　　　　ヽﾐ
彡　　　　　　　　 ﾐ|
ｲ　 ＿ヽ ii ノ＿　 ﾐ|
ﾊ　ヽ9＼))((／9/　 ﾊ|
ヽ(( ⌒ミＶ彡⌒ ))/ |
　＼ヽ　 )(　 /_／　|
　　Ｙ 〈二〉 〉　ﾐ |
彡　 ＼＿人＿/　 从 |
彳　　|VｗｗV　从　ノ
ﾉ从ﾘ　ヽﾑニﾑ/ ﾉﾉ ﾉﾉ｜
＼＿＿＿￣￣ ﾉ　ノ /
　　 ミ ＼ｿﾉﾉ 彳"￣ヽ
　∧∧∧∧∧∧∧　　|
＜　黙れ小僧!!! ＞
　ＶＶＶＶＶＶＶ

そうか、それは大変だったな！

なんじゃらほい？

そりゃー大変だったな

あ、立ってしまった

はじめに言おう。すごく胡散臭いと思う。
だから小説を読んでる気分で聞いてくれたら嬉しい。

>>8
おｋ

ほう

二年前の話
当時の俺は高校二年生。
夏休みに行った遊園地での体験。

いきなりノスタルジーだな

まとめに載ったぞ

もっと長く書いてくれ
あとクソコテしね

吹奏楽部に所属していた俺は、部活の先輩（引退済み）と付き合っていて、
夏の思い出に遊園地へ行った。

当日まで緊張しながらウキウキ。相当気持ち悪い男だったと思う。

続きはよ

ごめん書き溜めてないからゆっくり。あと文はもっとまとめる。

当日は快晴。屋外遊園地に行くとなると少し暑すぎるくらいだった。
あ、変なタイミングだけどスペック

俺　　県立高校二年　吹奏楽部　身長やや高　ガリガリ　
先輩　同高校二年　　吹奏楽部　顔は、多分平均ちょっと上くらいだけど地味

>>17
どこを縦読みするんだ？

書き溜めないのか
じゃあ急かすのやめるわ

遊園地は家族連れで賑わってはいたが、それほど規模も大きくなく、
気を遣いすぎない程度でちょうど良かった。とくに出来事もなく至って普通のデートだったと思う。


しかし昼食後、突然先輩が体調不良。
回復する気配もないので、せっかくだけど、と帰宅。
といっても先輩の自宅は遊園地から徒歩二分足らず。
送るといっても、「近いから大丈夫」と頑なに断られてしまったので
炎天下の遊園地で一人たたずむ。寂し過ぎワロタ。

期待

どんどんいこー

>>20
先帰るwww
徒歩2分もワロタ

先輩って男？女？

正直体調不良とかデートのところはどうでもいいのである程度適当に

こっからが本題。

（まあ仕方ないか・・・帰ろう）
ベンチに座って考えていると、ふと目にとまった道一本挟んだ向かいのベンチ。
薄い水色のワンピースを着た小学校中学年くらいの女の子が座っている。

周りに保護者らしき人は見当たらない。
色白で病弱そうな印象。身体も健康的ではない。

ふと目が合う。
（気まずい・・・）

たぶんしばらく見詰め合っていた。
すると女の子が手を振る。振り返してみる。
薄く微笑んだように見えた。ようやく視線をはずす。

（・・・なにこれ。まあいいや、帰ろう）
ベンチから立ち上がる俺。でも視界のはずれで、まだ女の子の視線を感じていた。

（・・・なんだよ。話しかけてみるか）

俺「どしたの？」
女「えへへ、おにいさんひとり？」
俺（客引きかよ）「うん。君もひとり？」
女（こくり）

なんで夏休みの遊園地で女の子が一人なのか。

俺「もしかして、お母さんとはぐれちゃったり？」
女「違うよ。ひとり」

鬱展開はやめてくれよな

>>27
これ大丈夫なのか？パンツぬぐ展開とか
タイーホだろｗ

俺（？？？）「ひとりで、なにしてるの？」
女「見てるの」
俺「なにを？」
女「観覧車とか、あれ（ジェットコースター）とか」
俺「見に来たの？」
女「うん」
俺「そうなんだ」（なんか不思議だな）

怖い話？なら見るのやめるんだけど…

>>17
先輩だから同校三年じゃないの？

俺（それにしても暑い・・・）
「ねえ、喉かわかない？ジュース買ってきてあげよう」
女「ううん、いいの。喉、かわいてない」
俺（そういえば汗ひとつかいてないな）
「本当に？いいの？」
女「いいの」
凄く喉が渇いていたけど、自分ひとりだけ飲み物を飲む意地悪な兄とかに見られたくなかったので我慢。

パンツは脱いだほうがいいのかな？

>>33
まさかのホラー？



寒くなってきた...

先の展開が全く読めなくて面白い

どうやら夏にふさわしい話のようだ

>>32・・・ごめんなさいその通りです

女「ねえ、なんでおにいちゃんひとりなの？」
俺「・・・ああ、もしかしたら女の子にフラれちゃったかもしれない」
女「ええー？そうなの？かーわいそう」
俺（心に来るよその言葉は）「だからね、すること無くなっちゃったんだよね」
女「じゃあさーお話しよ？」

ちょっとロリータに目覚めかけた瞬間であった。

今日はここに決めた

>>38
ワクワク

あなたの知らない世界かよ

>>41
いまの若い子は知らないよ

>>38
これはいいぞ

先の展開見え見えかもしれませんが、お付き合いください。
あと、女の子との会話文にひらがな多目なのは仕様です。読みづらかったらごめんなさい。

俺（まあ、いいじゃん。犯罪ではないし）
「いいよ。俺でよければ」
女「うれしー！ねえねえ、おにいちゃん、どこにすんでるの？」
俺「んーとね、ここから電車で・・・」

（しばし雑談）

なんだロリか

期待

その後、炎天下で一時間程雑談。死ぬ。さすがに死ぬ。
俺「・・・ちょ、ちょっとトイレ行ってきていい？」

アクエリアスのペットボトル二本を手に、戻る。

俺「買って来ちゃったよ。はい」
女「ううん、いらないの。喉、渇いてない」

いや、一時間この暑さで日向にいたら喉渇くだろ。
俺「いやいや、まあ飲んでよ。ここ置いておくけど」
女「ありがとー」

俺「・・・観覧車とかさ、乗りたい？」
女「・・・ううん、乗りたくない」
俺「どうして？」
女「・・・」
俺（なんなんだこの子は）
「本当にひとりなんだよね？お母さんとか、いないよね？」
女（こくり）
俺「じゃあ、さ。一緒に、観覧車、乗らない？」
女「・・・」（こくり）

お前一歩間違えれば誘拐だぞw

俺「よし！じゃあ、行こう！」（犯罪では・・・ない、よな。あ、これ誘拐？ｼﾗﾈ）
女「うん」

チケット売り場にて
俺「中高生一枚と、小学生一枚」
嬢「はい、いってらっしゃい！」
俺「いってきます」
嬢「ああ、お客様・・・」

「お連れ様は後から？」

>>50
え

幽霊きたーーーーーー

>>50
え

(´･ω･`)･ω･`)　ｷｬｰ
/　　つ⊂　　＼


( ´･ω･)　　 (･ω･` )
/　　 つ　　 ⊂　 　 ＼


( ´･ω･)　　　　　　　 (･ω･`::: ::
/　　 つ　　　　　　　 ⊂　 　 :;: ::::


( ´･ω･)　　　　　　　　:::::::::: : ::::::: ::...
/　　 つ　　　　　　　 ⊂:::::;::::::　:;: ::::...


( ´･ω･)　　　　　　　　:::::::::: : ::::::: ::...
/　　 つ　　　　　　　 ⊂:::::;::::::　:;: ::::...


( ´･ω･)　　　　　　　 (^ω^::: ::　　　おっ！
/　　 つ　　　　　　　 ⊂　 　 :;: ::::

　　　　・・・
( ´･ω･)　　 (^ω^ ) 　 　三
/　　 つ　　 ⊂　 　＼ 　三


(･ω･` )^ω^ )　おっおっおっ
/　　つ⊂　　＼

呪縛霊ですか

>>50
え

俺「いえ、この・・・」
嬢「＠＿＠？」

はい。

いや、うすうす勘付いてはいたんだよ？結局汗一滴もかいてないみたいだし。
アクエリアスは飲まないし。挙句の果てに、さっき手が触れたはずなのに感覚、無かったし。（笑）

はあ・・・

これは。ﾊﾊｯ

Wikiみたら幽霊でも犯罪だぜ
未成年者略取及び誘拐罪（刑法224条）
拐取の対象が未成年(霊的存在も含む)であることが要件である。法定刑は3月以上7年以下の懲役。

>>58
ガチ？

>>58
霊って法適用されるのか

どうしてもと言う位だからまだ続きがあるんだろ？

はよ

>>58
Wikiで確かめなくても嘘だとわかるが、Wikiって書くとホントっぽく思えてしまうｗ

>>58　いや、嘘だろ（震え声）

俺「ああ〜・・・」

俺「間違えました。これ・・・返金できます？」

嬢「・・・特例ですよ」サンキュー姐さん

嬢「で、おひとりで？」

俺「そうですよ。笑ってくださいははは」

嬢（苦笑）「行ってらっしゃい」

>>1の話が全部リアルで、熱中症等による幻覚でもなく、
夢の出来事を混同しているわけでもないなら、

その幼女はガチで幽霊だろうな

寝れなくなりそう
明日も仕事なのに

よく調べてもらえよ
糖質になったら厳格みえるべ

少女を連れて観覧車へ。

ああ、もう、なんていうかこう、虚しいんじゃないけど、ちょっと滅入るな・・・

俺「ねえ、君さあ、すごいね」

女「・・・ひひ」←超可愛い

あれ？周りから見えないならなんでもやｒ

>>65
同じく
早朝から仕事だよ

まぐわうなよ
まぐわうなよ……

なんか急に気持ち悪くなってきた

やべえこのスレ

ｱﾅｳﾝｽ『右手には、港と○○タワーをご覧に・・・』

俺「どう？たのしい？」

女「うん！すごい、高い！」

俺「・・・よかった」

不覚にも涙が出そうになったのを覚えている。
そういえば俺は夏休み男一人で観覧車に乗る超絶度胸満点ぼっちになってたんだな。

女「ねえおにいちゃん」

俺「ん」

女「ありがと」

泣いた

おい


お前の後ろにいる女の子誰？

>>73
後ろには誰もいなかったけど、前見たらローラがいた

で、紆余曲折あった後、>>1の家には今でも幼女の幽霊がいるわけだな？

女「あはは、なんで泣いてるのー？」

俺「目が痛いんだよﾋｯｸほら、海、広いよ！見て！ｸﾞｽｯ」

女「ほんとだー」

やばい俺気持ち悪い

そんな感じで観覧車から降りる。

時刻は午後四時前。
どうしても気になっていたあることを尋ねる。

俺「あのさ、・・・おうち、あるの？」

女「ここ」

俺「・・・そっか」

女「寂しいけど、にぎやかだから、好き」

俺「・・・」

また泣きそう

女「でも、今日は、寂しくなかったよ。ありがと」

はああ〜・・・

傍から見たら彼女にフラれたかなんかで嗚咽をあげてるだっさい男がベンチに座っている光景。

俺「・・・ね、握手」

女（こくん）

か弱そうな手を差し出す、少女。

俺（頼むよ神さん）

俺の手は、少女の手を、突き抜けた。

俺（神仕事しろ）

女「また、会いたい。いつか」

俺「うん。そうだね。俺も、会いたい」

女「いつか、会いにきてね！」

次の瞬間、目の前にいたはずの少女は、消えてしまった。

とうとう、ベンチで泣きじゃくるダサい男がひとり、取り残された。

批判する気は全くないが、ちょっと嘘くさくなってきた

状況の説明をしたいのなら、SS風に書くことはおすすめしないよ

まとめると
彼女とデート後
JSの幽霊現る
>>1の目の前でドロン

今日は暑かったもんな〜

夢だったのか、幻覚か、ヤキが回ったか。そもそもこれは夢か。
そんなことを考えながら帰宅。先輩からのお詫びメールも適当に返し、
ただぼーっとしていたら、いつの間にか眠ってしまった。

また、いつも通りの生活。本当にあれはなんだったのか。

夢だった、ということにしておこう。と考えていた、一年と半年後の冬の日。

再び少女は現れた。

寝ます。ここまで読んでくださってありがとうございます。
もう一度言いますが、小説のような感覚で読んでいただけたら幸いです。
では、また22時間後くらいに。

はなっから嘘八百の創作だろうに

おいｗｗｗｗ
気になりすぎるわｗｗｗｗ

わくてかして待ってようではないか

確認なんだが…

>>1 生きてるんだよな

わかった
wktk

幽霊や霊能力者の存在を否定する気はないが、
限定された時間に、特定の幽霊だけを、明確に認識できるってのは、少々疑問なんだよね

幽霊の数＝今までの死者数なんてことは言わないが、相応の数はいるはずだし、
霊を認識できるなら、他の霊による霊現象も強制的に認識してしまうような気がする

まあ科学では解明できないこともあるでしょうよ、多分

>>89
たぶんそうゆうの視ちゃう人って相手(you霊)と波長が合うから視えるとかだったと思う
まぁこれは霊感弱い人限定かもしれんが

創作でもええ話や
明日楽しみにしとるで,>>1

続きや裏設定を予想すると・・・

１．先輩彼女の体調不良は、霊感の強さが原因
２．再会の場所は、遊園地等ではなく、日常的な場所
３．>>1は生前の幼女と、少なからず接点がある
４．ごく最近、３度目の再会があった
５．今後、再開の可能性はゼロ

こんなところかな

そういうのはいいです

うーん、俺は少女は実は>>1のお母さんだったに10HK$
で、近所の変態科学者と二人で過去を変えに旅に出ると思うな
超速コーヒーカップかなんかで

>>93
無粋な事するなよ

波長の一致による認識の可否ってことは、昔の無線通信みたいな感じか

俺の個人的な解釈だと、インターネットみたいなものを想像してんだよね

まあ、ここでオカルト談義しても仕方ないかｗ

ずっとパンツぬいで待機してるんだが

>>94
>>96
スマン。幽霊話にはどうしても目が厳しくなってしまうんだ

○元ネタ　「東方Project」の登場キャラクター　サニーミルク
○サイト内関連リンク　東方project頻出AA
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`'ｰ-‐''"　　 ヽ､_'´　　`|　|:::::|'"　　　　　　　二.,_> ,.へ_
　　　　　　　　 /　 ／/__/／　/ ／　／　 　　 　`ヽ7::/
　か　っ　も　 |　 ／　/／　メ,/_,,. /./　/| 　 i　　　Y　　　//
　ァ　 て　う.　 |'´/ ∠. -‐'ｧ'"´'`iヽ./／ ﾒ､,_ﾊ　 ,　 |〉
　 |　 約　ク　 ヽ! Ｏ .|/。〈ﾊ､　rﾘ　'´ 　 ,ｧ=;､`| ,ﾊ　|､　　/
　 |　 束　ソ　　　>　　o　 ゜,,´￣　　　. 　ﾄ i 〉.ﾚ'i　iヽ|ヽ､.,____
　 | 　し　 ス　　/　　 ハ |　u 　 ,.--- ､ 　`' ゜o Ｏ/､.,___,,..-‐'"´
　 |　 た　 レ　 |　　/ 　ハ, 　 /　　　　〉　"从　 ヽ!　　/
　 |　 じ　 は 　|,.イ,.!-‐'-'､,ﾍ. !､_ 　 _,/　,.ｲﾍ. `　　ヽ.
　ッ　.ゃ　.立 　 |／　　　　 ヽ!7＞ｒｧ''7´|　/　',　 〉`ヽ〉
　! !　な 　て　　 .',　　　　　　`Y_,/､レ'ﾍ/ﾚ'　　ﾚ'
　　　い 　.な　 　 ヽ､_　　　　　!:::::ﾊiヽ.　　　//　　 /
　　　で 　 い　　　.／‐r'､.,_,.イ＼/_」ヽ ', 　　　　　 /　 /
　　　す　 　　　　/　　　 `/:::::::/　/,」:::iﾝ､ /　　　 /
　　　　 　　　　 〈　 ,,..-‐''"´￣￣77ｰ--､_＼.,__　　/
　　　　　　,.:'⌒ヽ ´ 　 　　　　　 | |　 , i |ﾉ　　 `ヾr-､
　　　　　　　　　　　　　　　　 　r､__　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　／　|

失敬！
幽霊話にはどうしても目が厳しくなってしまうんだ
ﾄﾞﾋｭｰﾝ

海が見えてタワー・・・小さい遊園地。コ○モワールド？2、3分の距離に住宅街はないがな。
どうでも良いかw
>>1よ楽しみにしてるぜ、おやすみ。

デキはよくないな

いや、これは , , , 　　漫画板、原作、801にもいけそうな 、 , , ,

リキの足りぬ作者には渡したく無いLevel〜〜　うる星「びゅーてふるドリーマ〜ぁ」

保守

保存

ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ　　　　　　　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
ﾊﾞﾝ（∩`･ω･）　　ﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾊﾞﾝﾞﾝ
　＿/_ﾐつ/￣￣￣/
　　　 ＼/＿＿＿/￣
　　ﾊﾞﾝ　　　　はよ
ﾊﾞﾝ（∩`･д･）　ﾊﾞﾝ　　はよ
　　/ ﾐつ/￣￣￣/ 　　
￣￣＼/＿＿＿/
　　　　ドゴォォォォン！！
　　　　　　　　;　'　　　　　;
　　　　　＼,,(' ⌒｀;;)
　　 !!,'　(;; (´･:;⌒)/
　　∧＿∧(;.　(´⌒` ,;) )　’
Σ(*　･ω･)(（´:,(’ ,； ;'),`
　⊂ヽ　⊂ ）　/￣￣￣/
　　￣￣￣＼/＿＿＿/￣￣￣
　　　　　　　　 　／＼
　　　　　. ∵ .／　 .／|
　　 　 _, ,_ﾟ ∴＼／／
　　 (ﾉﾟДﾟ)ﾉ　　 |／
　　/　　/
￣￣￣￣￣￣
ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ　　　　　ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ﾎﾟﾁ（∩`･ω･）　ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
　＿/_ﾐつ/￣/＿
　　　 　 /＿/

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

捕手

保守

気になる

保守

今北また22時頃来るわ

保存

保守（´・ω・｀）

マッシュ

保守

ぽっしゅ

保シュッ

パトラッシュ

保守

お〜い>>1さ〜ん

おはD

おはよ

まだか

>>123
つ>>121

>>121
待っていた

勝手ながらsage進行でｵﾅｼｬｽ！

つづきゆっくり書いていきます

はい。

特筆することもなく淡々と日常がつづき地味に先輩とも別れた。

先輩東京大学行っちゃったからね、仕方ないね。（ガチ）高校に見合わない頭の良さでした。

俺は受験も無難にこなし某私立大へ合格。そして受験終了記念で、あの日から約一年半後の二月下旬、

吹奏楽部の同期数人であの遊園地へ。

あの日とは対照的に、震え上がるような寒さと海風が吹き付ける。

テンション低い一行。あまりの寒さに人はまばら。ジェットコースターは怖さよりも寒さが勝る。

男A「テンションｗｗｗあげてｗｗｗいこうぜｗｗｗウェーーイｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

一同「・・・」

男A「・・・」

最悪でした。

その後も解凍されることなく、終始お通夜ムード。

女A「ねえ、もう寒いからカラオケとか行かない？」

女B「そうしようか」

カラオケに場所を移すこととなり、さっさと退散する一行。

行きに通ったゲートの反対、大通り側のゲートから出ようとするも・・・

あのベンチに、彼女はいた。

おっ！始まってるな

俺（・・・ﾆｯｺﾘ）

俺「ごめん、ちょっと風邪ひいたっぽい。俺先に帰るわ」

女A「え〜？大丈夫？本当に行けないの？」

男A「お前アニソン歌うんじゃなかったのかよ！」

俺「いやあーごめん、ちょっと無理っぽい。また今度」


ちらっ

皆が去ったのを確認し、向かいのベンチに座る。

あの日と同じ、淡い水色のワンピース。

全部あの日のままの少女が、いた。目を合わせる。


俺「ひさしぶり」

女（にこっ）

きた！

待ってたYO!

おかえり〜

俺「覚えてる？」

女「うん」

俺「ひさしぶりだね」

女「うん」

俺「遅くなって、ごめんね」

女「いいよ！」

俺「ありがとう」

俺「・・・」

女「ふみか」

俺「へっ？」

女「ふ・み・か」

俺「あ、きみが？ふみかちゃん？」

女（こくり）

俺「かわいい、良い名前だね」

女「ありがとー！」

俺（そういえばなんでこの前名前を聞こうとしなかったんだろう。俺ってクズだわ・・・）

俺「・・・どう、だった？」

女「・・・さみしい」

俺「・・・」

海風が余計に冷たく感じる

�C

俺「そっか」

女「でもね、だいじょうぶ。なれてるから！」
こっちが辛くなる台詞を選んでるんじゃないか

俺「・・・」

「観覧車、乗ろう」

俺「高校生、一枚」

嬢「一枚ですか？」
なんだこいつ

俺「ええ、そうです。い、ち、ま、い」

嬢「はい。行ってらっしゃい」


来た時には申し訳程度に陽が差していたはずだけど、いつのまにか真っ白な空になっていた。
観覧車は乗客も少なく、錆びはじめた青色のゴンドラに、ふみか嬢を連れて乗り込む。

俺「また、乗れたね」

ふ「うん」

俺「でも、あんまり良い天気じゃないね」

ふ「ううん、いいの」

俺「どうして？」

ふ「また会えたから、それで、いいの」

俺「そっか。よかった。ｸﾞｽｯ」

ふ「あーまた泣いてるー」

俺「泣かされたの」


どこか田舎臭く見える、都会の街並みを、見下ろす。

ぴあたんを思い出すな

支援

怪談かぁ〜

来週の修学旅行の会話のネタに使おうかな...

ふ「おっきい船だー！」

俺「そうだね。きっと外国に行くんだね」

ふ「あのたてもの、へんなかたち」

俺「そうだね。でもあれ、ホテルみたいだよ」

ふ「へー、そうなんだ」

この子に何があったかは分からない。

でも、他の誰かとこんな会話をしていたのか気になる。

どうか、一度でも、していて欲しかった。してるよね、きっと

観覧車は、確実に老朽化しているながらも俺たちに別世界を見せてくれた。サンキュー観覧車。

時計に目をやる。17:30

閉園まではかなり余裕がある。

俺「適当に、ぶらぶら歩こう」

ふ「うん！」



さみい。

ホテルみて
してるよね

誤解したww

俺「向こうは海だね」

ふ「白い鳥だー」

俺「なんだあれ・・・鷺？めずらしいね」

俺「ところでふみかちゃん」

ふ「？」

俺「さむくないの？

ふ「うん。さむくないよ」


幽霊の体感気温ってどうなっているんだろう。

ますますコ○モワールド。今度行ったらここでこんな物語が生まれてたって勝手にセンチになろうと思う。

色々な話。やわらかい彼女の笑顔。癒し、です。まさしく。

でも、癒しの代償は計り知れないものだった。

突然切り出す彼女。

ふ「ふみかはねー、もう、死んじゃってるの」




うん。やっぱり、そうか。でもその微笑はやめてくれないかな。かなり、きつい。

俺「・・・そっか」

ふ「おかあさんと、一緒に、死んじゃった」

俺「・・・」

ふ「おとうさんは、知らない。会ったことも、ない」

ふ「死んじゃったときのこと、覚えてないの。気付いたら、こうなってた」

ふ「おかあさんには会えない。いえがどこにあったかも、よく、わからない」

たまに、たまにだけど、ふみかのこと、わかってくれる人がいるの。

でも、お話しはできないの。

おにいちゃんだけ、ふみかとお話しできたの。

なんでだろうね。



消えるような声で呟く彼女。

微笑みはいつからか、泣き声にかわる。

・・・

そして、海辺で膝まで震わせてしゃくりあげるだっさい男がひとり。

ふ「泣かせちゃったね」

俺「そだね」

ふ「聞きたくなかったら、もうしないよ」

俺「ううん、続けて」

みてるぞー

もっと遊びたかったこと。

おかあさんは優しくて、でもいつも疲れていて、なんだかすごく罪悪感を持っていたこと。

猫が好きだったこと。

近くの公園に、好きな木があったこと。

好きな男の子がいたこと。


切実で、すごく良い子なんだろう。
俺なんかよりもきっと、ずっと。




PCの前でしゃくりあげるさえない男がひとり。

ふ「ありがとう」



もうまともに会話ができないほどに打たれた。

失恋とか、そういうレベルじゃない。

肉親が死んだときよりも、飼っていた犬が死んだときよりも、

ずっとずっときつい。

気付けばとっくに日は暮れて、園内に人影はほとんどない。

20:30

驚く。そういえばすごく腹が減った。一体どれだけの時間泣きながら話を聞いていたのか。

俺「もう、夜だね」

ふ「帰る？」

俺「うーん、どうしようか。」

本当は家に持って帰りたかった。

俺「メリーゴーランドに乗ろう」

>>155
せめて連れて帰りたいって言おうぜ

思った以上に人が少ない。従業員すら少ない。

なんだかすごく怖くなってきた。やっぱり、異世界か何かに飛び込んでしまったのではないか。

このまま・・・

不安を切ってチケット売り場へ。もう馴れたものだ。

俺「高校生、い、ち、ま、い」

嬢「一枚ですね？」
だからなぜ確認する

俺「そうです。ひとりです」

嬢「・・・今もう乗る人いないんですよ。貸しきり、ですね（笑）」

俺「はは・・・」

拷問に近いが、客も少ない。

ふみかちゃんを連れて、塗装が怪しくなってきたかぼちゃの馬車に乗る。

うん。どうやら、座れるようだ。

『はーいそれでは〜、楽しい舞踏会に、いってらっしゃーい』

思いっきり係のお姉さんに手を振ってみる。笑顔で返してくれた。


貸しきりのメリーゴーランドに、幽霊とふたり。

夢としか言いようがなかった。

周りがやけに暗く見えて、本当に、天国へ向かっているようだった。

ホラーだなwww
でもなんでだろうこっちまで悲しくなってくる

俺「なんか、夢、みたいだね」

ふ「そうだね！」


沈みがちだった彼女に満面の笑みが戻った。

俺「忘れないでね！絶対、約束だよ！」

ふ「おにいちゃんのほうが忘れるでしょ！忘れないでよ！」

俺「はは。約束、だからね」



忘れないよ。

わっふるわっふる

舞踏会が終わる。なんだかくらくらしながら馬車を降りる。

貧血か、それとも、頭が変になったのか。どっちでもいい。



ふ「楽しかった！嬉しかった！おにいちゃん、大好き！」

俺「嬉しいよ、ありがとう」

ふ「はじめて男の子に好きって言っちゃった！」

俺「あ、俺でいいの？」

ふ「うん！大好き。忘れない。ずっと」

俺「また泣かせるのか」

ふ「えー、でも、うそじゃないよ。ほんとだよ」

俺「・・・ありがとう」

ふ「ね、そういえば、おにいちゃんの名前は？」

俺「あ、○○っていいます。そういえばずっと教えてなかったんだね、ごめんね」

ふ「○○くん、えへへー。ねえ、握手」

俺「うん」



あの日と同じように差し出される、か細い手。

手を伸ばす。







祈りが届いたのか、神の情けか。



確かに、触った。

彼女の、ほんの少しのぬくもり、温度。

確かに、感じた。



確かに

俺「はい、握手」

ふ「えへへー、できたね、できたねぇー！」

くるくる回る少女。

ふ「忘れない、でね」

ふ「もう、会えなくても、絶対」





忘れないでね




そう言うと彼女は、

あの日のように

天使みたいに、

消えてしまった。

消えてしまった

さいごに微かに聞こえた、声。


ばいばい。



きっとそう言ってくれた。

美化したいがために、脳が勝手にそう取ったかもしれない。

それでも、耳に、目に、焼きついている。

水色ワンピースの少女。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい

いつになったら聞いて欲しい話は始まるんだ

というわけで、やはり小説だったとさ

あくまで、小説感覚で読んでください。
絶対に信じられない話だと思いますので

読んでくださった方、ありがとうございました。

ちなみに現在健康そのもの、霊障なんてものもありません。

では、消えます。

この世って結構、捨てたもんじゃないかもしれませんよ。

せつないな…
また会える日が来るのだろうか？
会いに行ったの？

なんか切ないな

面白かった

>>1
おもしろかった

乙

>>1
乙カレー

乙カレー大盛り！

あれ？ガラケーなのにID末尾が0だ。ナゼ？

お憑かれ

彼女がいつ豹変するかと身構えながら見てたんだが…

何だろうな、この胸の切なさわ

切ない.....

>>1
おつかれー

ん？終わりなの？
一応実体験て程で書いてるんでしょ？質問させてよ

その後会ってないの？彼女は成仏しちゃったの？

ふみかちゃんお母さんに会えるといいな。・゜・(ノД`)・゜・。

モザ○クの観覧車？

綺麗な話だったな
>>1にはもう一度遊園地に行って憑れて帰ってほしいもんだ

>>1乙
やっぱこういうのは弱いわー

てっきり好きだった男の子が成長して>>1の流れかと思ってた

切ないな。小説調だったが俺は信じるぜ。乙！

本当に幽霊とそんな風に接する事ができるなら夢のある話だな

何かしてあげたからと言って捏造していいわけがないそれとコレとは違う話

徒歩2分で先輩が家に帰れる、そこそこ都会、海辺にある遊園地、ホテルが見える…
コスモワールドかと思ったけど、先輩が東京の大学に進学したから別れたってなると、地方都市か？
ハーバーランドかマリノア？

VIPだったら信じてなかった。

あ、まとめさんおれピンクで、

ドラマ化

改行ウザすぎ

普通にぐっときた
批判は帰って、どうぞ

いいなぁこういう話
癒される

ここまでドラマチックじゃないが、少女の幽霊体験は俺もあるよ。
やっぱり切なくなるよね…。(泣)

>>197
kwsk頼む

>>198
う〜ん…悲しい話しではあるんだが、ドラマチックと言うより、全体的にはオカルティック。（笑）
雰囲気ぶち壊しになるから、悪いが書込みは出来ないなぁ〜。すまない。

せつねーなー

>>199
いや。書け下さい

まとめサイトさんぼくはでっかい緑で！！

すごく昔の曲をおもいだしちゃた
http://www.youtube.com/watch?v=XsSQKsOnUYI

読んでて気づいたけど横浜だろ？

変な形のホテル 近くに港 観覧車

>>204
ですよね〜



byみつひこ

泣いた