1 :
名も無き被検体774号+:
いろんなスレを見ていたら書いてみたくなった。
2 :
名も無き被検体774号+:2011/10/21(金) 22:46:09.21 ID:srQtfowl0
うん
3 :
名も無き被検体774号+:2011/10/21(金) 22:47:30.27 ID:VYs5WfMli
ウン
聞こうか
5 :
名も無き被検体774号+:2011/10/21(金) 22:49:31.79 ID:t8OYr0RE0
ほぅ…聞こう
6 :
名も無き被検体774号+:2011/10/21(金) 23:18:56.46 ID:3JcoI5XT0
聴くよ
7 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/10/21(金) 23:19:26.77 ID:VnM5Pj4Y0
きくおー
8 :
忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2011/10/21(金) 23:19:51.68 ID:c7BpkW5a0
火〜―――――――――の〜―――た〜――ま――――小僧
強そうだろwwwwwwwww
代行荒らしによって立てられたスレです。
依頼人がスレを立てられた事実に気づかない場合もあれば気づく場合もあります。
なので気長にお待ちください。
代行さんに依頼したものです。
遅ればせながらやっと気づきました。
2chとかでは割とありきたりな話なのかもしれませんが、自分にとっては大きい出来事でした。
初スレですが、良かったら聞いてやってください。
●スペック
俺(♂)
当時23才
普通体系
至って普通
書き溜めたものから載せていきます。
俺はとある地元のスーパーの中にあるテナントの写真屋で働いていた。
いい加減にバイトも卒業しなければいけないと思って、就職するために資格を取るべくそのバイトを辞めた。
講習を終えて新しく資格を取ったものの資格だけではなかなか働き口が見つからない。
そんな時、辞めたバイト先が人数不足で困っているとたまたま耳にした。
ということで、就職先が見つかったら辞めるという条件で再びバイトに戻った。
俺が辞めた時に引き継いだバイト店員はすでに全員辞めていて、まったく知らない人が店員になっていた。
そこで会ったのがカミヤさん(♀20歳)だった。
13 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 00:11:29.01 ID:v2AsL80y0
聞いてやるから一旦ageさせて。
●スペック
カミヤさん
痩せ型
第一印象は“幸薄そうだ…”だった
そのバイトは本社の方針なのか、3人でシフトを回す体制だった。
一人が早番、一人が遅番、一人が休みという形。
前にやっていただけにすぐにシフトに組み込まれた。
何日間か経った後、カミヤさんと同じ日に入った時になぜかいきなりカミヤさんの身の上話を聞いた。
こっちへ引っ越してきてからまだ間もないこと
前にいたところでは家族でお店をやっていたこと
それが失敗して借金取りから逃げるように夜逃げしてきたこと
生活が苦しく、給料のほとんどは父親に取られていること(家族の生活費兼父親のパチンコ代になるとのことだった)
そして、父親のDVのこと
カミヤさんから聞く話はあまりにも身近な話ではなくて現実味がなかったため、俺は「どうせガセ話なんだろう」と思って「ふーん」ってな感じで聞いていた。
18 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 00:22:26.20 ID:1opYNVI10
なるほど
数日後、カミヤさんが顔を腫らしてバイトにやってきた。
瞼には痣、左頬がやけに腫れている。
正直何事なのかわからなかった。
俺「ちょ…どうしたん?」
カ「お父さんの機嫌が悪かったみたいで。まぁ、いつものことですよ。」
俺「大丈夫なん?」
カ「大丈夫ですよ、このくらい。」
カミヤさんの話は本当だった。
カミヤさんの話を信じることなく適当に聞いていた自分が恥ずかしかった。
俺「病院行った方が良いんじゃ?」
カ「大丈夫ですって。それにそんなお金なんてありませんから。」
なんかもう「あああ〜っ!」ってなって、休憩時間に店で氷を買ってきてそれをタオルに包んでカミヤさんに渡した。
俺「とりあえず、これで冷やしておいた方が良いかと。」
カ「え…悪いですよ。」
俺「いいから。もう買って来ちゃったものはしょうがない。」
カ「ありがとうございます。」
この日はカミヤさんを奥で休ませながら、通しでバイト先に残って仕事をした。
サービス残業となるが致し方ない。
俺にできることといったらこのくらいしかなかったし、カミヤさんの話を信じようともしなかった俺のせめてもの罪滅ぼしだと思った。
バイトをしながら、途中でとあることに気がついた。
休憩時間は昼食を食べる時間、もしくは夕飯を食べる時間として取るのだが、カミヤさんが食べていない。
なんかまた「あああ〜っ!」ってなって、気づいてから以降は時々わざと昼食用に買うパンを少し多めに買ったりした。
俺「買いすぎて食べきれないから食べてくれない?」
毎度申し訳なさそうにお礼を言い、カミヤさんはそれを食べてくれていた。
そこまでする義理があるのかなんてわからないけど、もうその頃はそんなことどうでもよかった。
ある日、カミヤさんが好きでやっているというゲーム機を持ってきた。
PSP・DSがすでにでているこのご時世にやっていたのはゲームボーイアドバンスだった。
カ「家にはテレビとかないから、よくこれやっているんですよ。」
カミヤさんの解説付きでゲームをやらせてもらった。
たしかドンキーコングとかそんなものをやらせてもらったような覚えだが、とにかく画面が見づらくてしょうがなかった。
ある日、このゲームボーイが壊れてしまったことを聞いた。
俺「じゃあ使ってない俺のDSをあげるよ。」
カ「もらうわけにはいきませんよ。」
俺「じゃあ、売るよ。どうせ使ってないから…100円で良いよ。」
(実際、本当に使っていなかった)
これにて商談成立。
持ってくるのは次回でという話にで終わったのだが、早い方が良いかと思って、家に帰りDSを持って再びバイト先に戻った。
新しい機種が使えるということでなのかカミヤさんは嬉しそうだった。
が、
カミヤさんの財布から出てきたのはわずか16円。
俺「あ…あ〜、まぁ急だったしお金は今度で良いよ。」
そう言ってカミヤさんにDSを渡して俺は帰った。
後日、カミヤさんは500円を渡してきた。
俺「あ〜、お釣りかぁ。」
カ「いえ、これでお願いします。」
俺「えーっと…大丈夫なん?」
カ「大丈夫ですよwありがとうございます。」
なんだか500円ももらうのは申し訳気分だった…が、今となって思えば「大丈夫なん?」という言葉の方が失礼だったかもしれない。
カミヤさんが手でおでこを隠しながらバイトにやってきた。
俺「どうしたん?またお父さんになんかされた?」
カ「いえ、自分で髪を切ったんですが…ちょっと前髪を切りすぎてしまって。」
俺「なんだ、そんなことか。気にしすぎなんじゃないのw」
カ「そうですかねぇ。」
カミヤさんが手をどける。
俺「wwwwwwww」
思わず大きく笑ってしまった。
カ「笑うなーw」
俺「いや、だってw短すぎるし、パッツンwwwwww」
カ「笑うなってのw」
俺「いやいや、あ〜ごめん………ア…アヒャヒャヒャwww」
カ「笑うなー、このモンチッチが!」
俺「あ、はい、すみません。」
言い得て妙というやつだ。
“カミヤさんだって女の子なんだもんなぁ。髪くらいちゃんと切りに行きたいだろうに。”
聞いてるよ。
写真屋で働いていると、際どい…というかモロにエロいフィルムを持ってくる客もいた。
盗撮関係のものはさすがになかったが、はめ撮り写真やらヌード写真やらは結構出しに来る。
カ「すみません、もう限界です。このフィルムお願いできますか。」
俺「どしたん?」
フィルムは現像機にかけてネガにして、ネガを別の機会に通し1コマ1コマ見て色や濃さなどを調整してから写真として焼いていく。
つまり一度は何が写っているかは見なければならない。
俺「あ〜、これか。なるほどね。」
見ればやはりはめ撮りのネガだった。
それを調整しながらプリントしていく。
焼きあがった写真は一通り見てゴミ焼きなどはないかをチェックすることになる。
俺「はい、出来たよ。カミヤさん、写真チェックして。」
カ「ちょw俺さんがやってくださいよw」
俺「いちおう仕事なんすけどw」
カ「うるさい、このエロガキが!」
俺「あ、はい、すみません。」
“カミヤさんだって女の子なんd
カミヤさんに「なぜ家を出ないのか?」と聞いたことがある。
カ「ん〜、どうなんでしょうね。」
といった感じではぐらかされてしまったが、なんとなく理由はわかっていた。
カミヤさんと話をしていると、度々に母親の話が出てくる。
母親の話をしているカミヤさんはいつも楽しそうに笑って話していた。
きっと母親が好きだから離れたくないんだろうな、などと思っていた。
28 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/10/22(土) 01:24:49.61 ID:CyKE5jzj0
あれ?
最初はなんとも思ってなかったのに、、
カミヤさん萌え。。
>>28さん
俺自身もそんな感じだった気がするので、なんとなくわかりますw
そんなカミヤさんの父親と対面する時は突然やってきた。
俺が早番でカミヤさんが遅番。
バイト先にカミヤさんはなにやらコソコソといった感じでやってきた。
カ「なんかお父さんの機嫌が悪くてなかなか家を出れませんでしたけど、こっそり出てきちゃいました。」
カミヤさんにとって、バイトの時間は自由に外に出れる時間でもあった。
それ以外は家にいるように父親から言われているらしかった。
しばらくして、一人のおじさんが店にやってきた。
お「おいユミ、帰るぞ。」
レジのカウンターから、中にいるカミヤさんに言った。
カウンターから離れているカミヤさんはうつむいたまま無言で立っている。
“ああ、こいつがksな父親か”
カミヤさんが言った通り、機嫌は良くなさそうだった。
父「おい帰るぞ、早くしろよ。」
二人の間に割って入る。
俺「あの〜、カミヤさんは今仕事中ですが、なにか?」
父「なんだお前、関係ないからすっこんでろ。おいユミ、行くぞ。」
俺「関係なくはありませんよ。今カミヤさんに帰られると、俺が帰れなくて困るんですよ。」
父親はしばらく黙ってカミヤさんと俺を見た後、静かに撤退していった。
とりあえずはホッとした。
ふぅ〜っなんて息をついていたら、カミヤさんが震える声で言ってきた。
カ「ありがとうございます。うちのお父さん、怖いでしょ?」
本音を言えば、父親をぶん殴りたかった。
けど、
例えばここで父親を殴ったとしてその怒りの矛先はどこにいくのだろうか。
家にいるカミヤさんまでみることはできないのだ。
そんなことを考えた。
お礼されるようなことはなにもしていない…悔しくてどうしようもなかった。
俺はぶん殴れない悔しさを落ち着かせるために大きく息をしたりしていた。
2月の始め頃、カミヤさんが唐突に聞いてきた。
カ「俺さんは甘いのと苦いの、どっちが好きですか?」
俺「そりゃあ…甘いの。」
カ「ああ、苦いのがダメなお子さま舌でしたねw」
俺「ほっといて〜。」
こんなやりとりがあり、カミヤさんが帰ったあとに気づいた。
“ああ、もうすぐバレンタインか”
34 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 01:55:01.29 ID:oDZrGdDz0
ソレカラソレカラ?
バレンタインのチョコって結構高かったりする。
カミヤさんにそんな余計な出費はさせてはいけない。
それを回避するべく、カプリコ大作戦を考えた。
次にカミヤさんと会った時に作戦開始。
俺「そういや、もうすぐバレンタインか。」
カ「そうですね。」
俺「バレンタインの時に売られるチョコって、ただ苦いだけで美味しくはないよね。」
カ「そうなんですか?」
俺「うん、あれだったらカプリコ2個とかの方が美味しく食べれて嬉しいわ。」
カ「究極のお子さま舌ですねw」
俺「なんとでも言ってくれw」
これで高級チョコは回避でき、なおかつカミヤさんの面子も保たれるだろう。
それがこの作戦の目的だった。
カミヤさんとバイト日が一緒になるバレンタインに一番近い日。
カ「はい、バレンタインですw」
と言われてカプリコ2個もらった。
俺「ありがとう。」
カ「本当にそんなので良いんですかw」
俺「これが美味いんだってw」
カ「お子さまにはお似合いですねw」
俺「もうそれでもいいわw」
見事に作戦は成功した。
かに見えた。
バレンタイン当日、この日はカミヤさんを含む他の従業員である女性2人には休んでもらおうと、俺は自分から希望して1人で早番も遅番も通してバイトに入っていた。
“さて、そろそろ店を閉めるか”
そんな時間にカミヤさんが店にやってきた。
俺「あれ、どうしたの?」
カ「これを俺さんに渡したくて来ちゃいました。」
そういってカミヤさんは小さな紙袋をカウンターに置いた。
俺「えーと…これは?」
カ「俺さんが私に気を遣ってあの話をしたことわかってます。でもちゃんと渡したかったから。」
すごく驚いてしまった。
俺「じゃあ、なんで買ってきたん?俺にお金使わなくても良いじゃん。そのお金でカミヤさんが好きなものを買えば良いと思ったから…」
カ「でも渡したかったんです!いつも俺さんは私に気を遣ってくれてる。少しでもそのお礼をしたかったんです。こういう機会でもないとできないから。」
しばらく沈黙。
カ「お母さん待ってるから行きますね。」
そう言ってカミヤさんは帰っていった。
次の日、遅番で出るのがなんとなく気が重かった。
早番がカミヤさんだったからだ。
しかし、行かないわけにもいかないのでバイトに向かった。
普段とあまり変わらないように思えたが、なんとなく雰囲気は重かった。
俺は昨日の非礼を思い切って謝ることにした。
俺「昨日はごめん。怒る気はなかったんだけど、その…」
カミヤさんは黙って聞いている。
俺「昨日は言えなかったけど、あの…本当は嬉しかった。ありがとう。」
カ「アヒャヒャヒャヒャヒャww」
カミヤさんは突然笑い出した。
カ「嬉しいなら普通に受け取れば良いんですよwまったく素直じゃないですねぇw」
俺「う…」
カ「顔真っ赤ですよ、お子さまさんw」
俺はなんとなく気恥ずかしく、顔が赤くなっていたらしい。
俺「あの俺…いちおう年上なんすけど。」
カ「認めませんw」
俺「どういうことなの…まぁあの…昨日はごめんよ。」
カ「許しますw」
俺「そっか、ありがとう。」
ホッとしたw
しかし、作戦は大失敗に終わってしまった。
むしろカプリコ2個分の余計な出費。
俺しょんぼり。
慣れない作戦なんてやるものではないと思った。
そして状況が変わる時がやってきた。
俺は介護関係の仕事がやりたくて、バイトをしながらとある介護施設のデイサービスにボランティアとして参加させてもらっていた。
そこの介護施設が施設拡張をするということで、常勤として雇ってくれるという話をもらった。
俺はバイト先に新人が入ったら辞めることになった。
そのことをカミヤさんにも伝えた。
カ「俺さんが辞めたら、私も辞めます。」
俺「なに言ってんのwカミヤさんには守りたいものがあるでしょうが。」
カ「そうなんですけど。」
その数日後、俺が遅番の時で店を閉めようとしていた時にカミヤさんがまた店に現れた。
カ「少し話があるんですけど。」
俺「えーと、何?」
カ「良かったら、私と付き合ってもらえないでしょうか。」
俺「は?」
カ「俺さんのことが好きなんです。」
突然の告白に驚いた。
返事は後日でも良いというので、俺はしばらく考えてそれに対する答えを出した。
それはNOだった。
ようやく新しい仕事も見つかり、きっとその仕事のことで余裕がなくなってしまうだろう。
そんな状態でカミヤさんと上手く付き合っていく…その自信がなかった。
なんとも情けないことだが、カミヤさんにはこれまでと同様に接していくことで納得をしてもらった。
今になって思えば、俺はカミヤさんを好いていただろう。
そのことにすら正直になれなかった俺もksなんだろう。
すみませんが、そろそろ寝なければならないので今日はここで落ちます。
続きはまた今日にでも書きます。
読んでいただけた方々、ありがとうございました。
楽しみにしてる
44 :
忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/10/22(土) 02:41:19.62 ID:CyKE5jzj0
カミヤさん、、
マジ萌えすぐる。。。
バレンタイン当日にもくれるなんて。。
畜生。
続き楽しみにしてる!
おやすみ。
今北。神谷さんはオレの嫁
神谷さんは誰で想像すればいいんだろ
蒼井優みたいな感じかな?
今の嫁です話か
期待
>>46さん
山川恵里佳を幸薄そうにした感じ。
たれ目具合とかがなんとなく似てます。
読んでくれている方々、ありがとうございます。
期待に応えられるかどうかはわかりませんが、書いていきます。
書きまとめた分がなくなってしまったため、書くのに時間がかかるかもしれません。
再び数日後。
カミヤさんは言った。
カ「私、家を出て○○(都会)に行くことにしました。」
これまた突然の告白と展開。
聞けば、たった1人だけ連絡をしあっている友達がいた。
その子が結婚をすることになり、○○に家を建てるのでそこで一緒に住むのだという話だった。
つまりは、新婚のところへなだれ込む形になる。
俺「え…なにそれ、大丈夫なん?」
カ「大丈夫ですよw私も何かを変えたいんです。」
俺「家族には話したん?」
カ「お父さん以外には。私はお父さんから逃げることにしたんです。お母さんもお姉ちゃんも賛成してくれました。」
カミヤさんには姉が二人いた。
二人ともに不倫をしているだかっていう話を前に聞いたときは驚いたりもしたものだった。
俺「そっか。」
カ「そこで俺さんにお願いしたいことがあるんですけど。」
俺「え、何?」
いまいちよくわからなかったが、とりあえずカミヤさんが○○に向かう日、最寄の駅まで車で送ってほしいとのことだった。
俺「うん、良いよ。」
とりあえず、依頼を引き受けることにした。
>>49 誰が何と言おうと蒼井優で脳内再生させていただきます
カミヤさん脱出作戦決行の日。
夕方の時間あたりにカミヤさんはやってきた。
カ「お父さんに見つかるとダメになってしまうので、ここに隠れてます。」
いつもは持っていない小さなバッグを持っている。
しばらくして、お姉さんらしき人が恋人らしき人と一緒にやってきた。
カミヤさんと何やら話している。
姉「3千円あれば大丈夫だよね。」
姉「お父さんは引き留めておくから、気を付けていってくるんだよ。」
それくらいしか聞き取ることは出来なかった。
お姉さんは俺に一度会釈をして去って行った。
閉店時間となったので店を閉め、カミヤさんを助手席に乗せて駅まで車を走らせた。
途中で「小腹すいた」と言ってコンビニに寄った。
俺「なに食べようかな〜。」
するとカミヤさんが何かを見つめている。
俺「どうしたん?」
カ「いや、お新香おいしそうだな〜ってw」
結局、キュウリとナスのお新香を買って、店を出てから二人で食べた。
なんでこんなものをこんなとこで食べてるんだwとか思ったりもした。
俺「トイレ行ってくるからちょっと待ってて。」
お新香を頬張るカミヤさんを残してまた店内に入った。
素早くレターセットとボールペンを買ってコンビニのトイレに行き、“これで美味いものでも食えやw”と書いた便箋と財布から2万円を抜き取って封筒に入れておいた。
「3千円あれば大丈夫だよね。」
その言葉がどうしても気になって仕方なかったためだった。
カ「私、変わってきます。俺さんを見返せるくらいに綺麗になってやりますw」
俺「ほほう、そいつは楽しみだw」
カ「そして今度は私が俺さんをフってあげるんですw」
俺「いったいどっちがお子さまなんだかw」
車の中でそんな会話をしているうちに駅に到着。
改札口まで送っていく。
カ「いろいろお世話になりました。新しい仕事、頑張ってくださいね。」
俺「適当に頑張るわ。カミヤさんも元気で。それとこれ」
封筒を差し出した。
カ「ん?何ですか?」
俺「顔が赤くなりそうな気持ちがしたためてあるから今開けてはいかんw電車の中ででも読んでw」
カ「わかりましたwなんだろう…ドキドキしますw」
俺「大したことないわw」
カ「じゃあ、行きますね。」
俺「うん、じゃあまたね。」
カ「はい、またw」
改札を抜けたカミヤさんはホームへの階段の前で一度立ち止まり、笑顔を見せながら俺に手を振り、階段を下りていった。
カミヤさんは俺の知らない地へと向かっていった。
車に戻って家に帰ろうとすると、カミヤさんからメールが入った。
《ホントにいろいろとありがとうございました。それといつも迷惑をかけてしまってごめんなさい。お金は絶対お返しします。まったく。。。俺さんは私を泣かせるのが上手いですね。》
別に泣かせるつもりなどないんだが。
《がんばれ》
俺はそれだけを返信した。
数週間後、俺もバイトをやめて新しい仕事に就いた。
カミヤさんとは毎日のようにメールで連絡をしあっていた。
ふと、あることに気づく。
“ああ、カミヤさんにホワイトデー返してないな”
ということで、急遽カミヤさんを誘って某ネズミの夢の国に行った。
現地で待ち合わせ。
久しぶりに会ったカミヤさんは心なしか前より綺麗な感じになっていた。
そんなカミヤさんとネズミの国を回った。
その途中、俺はカミヤさんとはぐれた。
ホワイトデーとしてカミヤさんに渡す物をバレずに買うため、わざとはぐれたのだった。
そのあとすぐに携帯で連絡して合流。
カ「もう何やってるんですかwいい年して迷子なんてw」
俺「ええ、返す言葉もありません。」
カ「もう迷子になんてさせませんよw」
カミヤさんは俺の手を握り、そのあとの移動は手を繋いですることになった。
カミヤさんの手は小さく、柔らかかった。
“ああ、そうだった…カミヤさんも女の子なんだもんなぁ”
改めてまたそんなことを思ったりした。
ネズミの国のキャラはあまり好きではないと前に聞いていたが、カミヤさんは終始楽しそうだった。
チクショウウラヤマシス
オマエイイヤツダナー
夢の時間も終わり、外に出てからはぐれていた時に買ったものをカミヤさんに渡した。
シンデレラの靴をイメージしたクリスタル細工だった。
カ「なるほど、これを買いに行ってたわけかw」
俺「はて?何のことだか?」
カ「とぼけないでくださいwでも、嬉しいですwありがとうございますw」
俺「まぁ、遅くなっちゃったけどバレンタインのお返しということでw」
カ「シンデレラの話はちょっと好きだな。ああやって変わることが出来たらどれだけいいのでしょうねw」
俺「カミヤさんが言う変わるってのがよくわからないけど、カミヤさんがそれを望めばいつか叶うものなんじゃないのかねw」
カ「現実はそんなに甘くないんですw」
そして「またね」ということで現地解散。
カミヤさんは電車で、俺は車でとそれぞれ帰路についた。
仕事へ行かなければいけない時間になってしまったので、またここでいったん落ちます。
続きは夜に書きます。
待ってるぜー!
66 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 14:04:15.13 ID:H3QPGlIP0
文章に何か才能を感じる
67 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 14:22:01.33 ID:YK9OJkKe0
ひきこまれる…
68 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 14:43:26.34 ID:JpG8FD7M0
面白い
帰宅したのでぼちぼちと続きを書いていきます。
しばらく月日が流れて5月の中旬頃、実家のパソコンの調子が悪いから見てくれないかとカミヤさんからお願いされた。
とりあえずokした。
カミヤさんが実家に帰る日に合わせて、俺もカミヤさんの実家へ訪れることになった。
見てるよー
72 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/10/22(土) 20:06:33.38 ID:CyKE5jzj0
お、続きだ。
待ってたぜ
当日。
駅までカミヤさんを迎えに行った。
カミヤさんはまたしても綺麗になっていたような気がした。
そのままカミヤさんを乗せてカミヤ宅を訪れた。
父親は外出中でいないので今がチャンスだということだった。
ピンポンを押し、出迎えてくれたのは母親だった。
母「こんにちわ、ユミがいつもお世話になっています。」
俺「あ、どうも初めまして。俺(名前)と言います。こちらこそお世話になってます。」
母「俺さんの話はユミからよく聞くんですよw」
カ「お母さん、余計なことはいいから。」
挨拶もそこそこに、とりあえずパソコンの様子を見る。
どうやらHDDが壊れているようだったので、俺の家に余っていたHDDを取りにいってから交換した。
カミヤさんはというと、近くに椅子を置き、それに座って作業をじっとみていた。
インストール等も終え、作業は無事に終了した。
今までのデータはなくなってしまったが正常に動くようにはなった。
ちなみになぜパソコンが必要になったかというと、カミヤさんが家を出て行ったあと、父親がちゃんと仕事を始めたらしい。
その仕事でパソコンが必要になったとのことだった。
パソコン自体は誰かからもらったものらしい。
姉「良かったらこれどうぞ。」
一息ついていると、いつの間にか帰ってきていたお姉さんが手作りだというミルクプリンを出してくれた。
カ「あ〜、お姉ちゃんが作ってるからたぶんマズいですよ。気をつけてくださいw」
とりあえず一口食べてみる。
俺「ん、美味しいじゃん。」
カ「え、ホントですか?w」
姉「良かったw」
カ「じゃあたぶん毒が…」
姉がバチンとカミヤさんの頭を叩いた。
カ「もう、冗談に決まってるっしょwいったいな〜w」
当然のことなんだろうが、俺と会っているときのカミヤさんとは少し違うカミヤさんを見た気がした。
“なんだかんだでちゃんと家族家族してるんだな〜w”
任務を終えて帰ることにしたが、カミヤさんも○○の方に帰るということで駅まで送ることになった。
車中での会話。
カ「そういえば、どうですか?私、少しは変わりましたか?」
俺「あ〜、うん。変わったんじゃないかねw」
カ「え、ホントですか?w」
俺「うん。まぁその…うん、変わったねぇ。」
カミヤさんは常に後ろをヘアゴムでまとめていた。
けど、この日のカミヤさんはまとめていなかった。
初めて見るその姿のせいもあってなのか、正直なところ結構ドキドキしていた。
そのドキドキに気付かれないようにするのに必死だった。
カ「にしししししww」
俺「なにその不気味な笑いw」
カ「別になんでもないですよ〜だw」
“なにこの変な展開wてか、こっち見んなw”
俺「ところで、あっちではどうしてるん?働いてる?」
カ「働いてますよ。家にお金送らないといけないですしね。」
俺「ふーん、どんな仕事?」
カ「ん〜、まぁ普通の仕事ですよw」
俺「そっか。」
カ「そういえば前にお借りしたお金お返ししますね。」
俺「ああ、別に無理して返さなくても良いよ?」
カ「大丈夫です。こないだ100万円入ったので。」
俺「え、どういうこと?」
カ「だから大丈夫なんですw」
もう駅の近くにまで来ていた。
カ「あ、ここまででいいです。」
車を停める。
カ「これ、お返しします。」
カミヤさんは3万円を渡してきた。
俺「これは受け取れないわ。別にそういう意味で渡したわけじゃないから。」
1万円はそのまま返した。
カ「ごめんなさい、そうですよね。今日もありがとうございました。では、また会いましょうw」
俺「うん、またねw」
車から降りたカミヤさんは駅に向かって歩く。
一度こちらに振り返り、手を振ってから駅の中に消えていった。
何これめっちゃ面白いんですけどwww
カミヤさんが帰った後もメールなどで連絡しあったりしていた。
ところが、いつしかメールを送ってもエラーで返ってくるようになってしまった。
もちろん電話もつながらない。
最初のうちは料金が払えてないのかな?などと思っていたが、その後メールが届くことはなかった。
連絡がないのは元気な証拠。
そうやって思うようにしていた。
売春宿に売られたのか…
わっふるわっふる
wktk
連絡がつかないまま時は過ぎてクリスマスが近くなった頃、偶然にもカミヤさんのお姉さんと地元のデパートでばったりと会った。
俺「こんにちは、お久しぶりです。」
姉「俺さん、久しぶりですね。」
俺「あのあと、パソコンは問題ないですか?」
姉「はい、おかげさまでw」
俺「今日はなんか買い物です?」
姉「はい、夕飯の材料を買いに。」
本題に入ってみた。
俺「あの〜、ユミさんと連絡つかなくなってしまったのですが、元気にしてますか?」
しばらくの沈黙。
姉「ごめんなさい、俺さんには伝えなくてはいけないと思ってたのですが」
姉「ユミは死んだんです。」
83 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/10/22(土) 21:43:22.02 ID:CyKE5jzj0
え!?
急展開!
エ…ナニヲイッチャッタノ、コノヒトハ?
カミヤさんは診断テーブル??
は?何が?
頭の中が真っ白になるというのはこういうことなんだろうと思った。
姉の話によると、カミヤさんは自殺をしていた。
9月の初旬、首を吊ったそうだ。
理由となることは遺書にも書いてなかったらしい。
俺は「そうでしたか。」としか言えなかった。
何が何だかわからないし、涙なんかまったく出なかった。
85 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 21:58:07.50 ID:vEcLT7od0
追いついた!
読んでるぞー
悶々とする日が何日か続いた。
次の休日、以前訪れたカミヤ宅をアポも取らずに訪れた。
ピンポンを押すと母親が出てきた。
母「お久しぶりです、俺さん。アヤ(姉)が話したそうですね。どうぞ。」
家にあがらせてもらった。
前に修理したパソコンがある部屋に、前はなかった仏壇が置かれていた。
中にカミヤさんの写真があった。
母「ごめんなさい。ユミによくしてもらった俺さんにとってはきっと辛いことになるだろうと、ユミのことを何も知らせないつもりでいました。ですが、やはり俺さんにはもっと早くお伝えするべきでしたね。」
俺「本当だったんですね。」
母「ええ、本当にバカな子です。」
母親は涙を流していた。
87 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 22:12:24.31 ID:JpG8FD7M0
なぁ…釣りだと言ってくれよ…
仏壇の前に置かれた座布団に座り、線香をあげさせてもらった。
目を閉じて手を合わせる。
なにがあっても冷静でいるつもりだったが、そんなものは簡単にも一気に崩れてしまった。
“
なんで?
また会おうって言ったじゃねーか
なんで?
カミヤさんには守りたいものがあったんじゃねーのかよ
なんで?
カミヤさんの楽しい人生はこれからだったはずじゃねーか
なんで?
つらいなら、なんで一言でもつらいって言ってくれなかったの
なんで?
なんで?
なんで…
なんで俺はこんなにも無力なんだ
”
これでもかというほど涙が出た。
でたwww
これは釣りフラグwww
悲劇のヒロインが死ぬわけねーしwww
昔から悲劇のヒロインはハッピーエンドって決まってるしwww
なぁ、そうなんだろ?
そう、なんだろ・・・
>>87さん
>>89さん
これが釣りであったらどんなに良かったかって本当に思います。
カミヤさんが生きてさえいてくれれば、俺にとってそれ以上の喜びはないですしね。
新婚さんと同居+100万
金渡されてバイバイ?
母「これを。」
母親は封筒を差し出してきた。
なんとも色気のない極普通の封筒だった。
母「読んであげてもらえますか。」
中に入った便箋を取り出した。
《ごめんなさい》
出だしにはそう書かれ、それに続き母・姉そして父に対する感謝・謝罪の言葉が書かれていた。
便箋2枚目。
《俺さんへ》
俺宛てへの言葉が書かれていた。
《いつも気にかけてくれる優しい俺さんが好きでした。誰にでも優しくできる、そんな俺さんのままでいてください。いっぱいいっぱいありがとうございました。》
言葉にならなかった。
また泣けた。
>>91さん
その100万が気になっていました。
それについてはまた後で書いていくつもりでいます。
明らかに100万の入手が自殺の原因だよな……
AVか風俗くらいしか大金が入るイメージないわ。
自意識過剰なのかも知れないが、カミヤさんから告白を受けたあの時に俺がカミヤさんを受け止められていたらこんな結果にはならなかったのかもしれない。
そんなことを考えて俺は悔やんで悔やんで悔やむ日々を送った。
だけど、そんなものは結果論でしかない。
俺がカミヤさんをなんとかすることができたかなんて、結局は神のみぞ知るといったことなのかもしれない。
なんだかいろいろと頭の中はごちゃごちゃだった。
ここでまた仕事に行かねばならないので、続きはまた今度書きます。
読んでいただけた方々、ありがとうございました。
98 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 22:59:59.75 ID:vEcLT7od0
乙〜
お疲れ様( ´ ▽ ` )ノ
続き待ってるぜ!
100 :
名も無き被検体774号+:2011/10/22(土) 23:04:04.14 ID:O7DeLx/G0
待ってる。
大切な相手を中途半端な気持ちのまま受け入れるなんて出来ないよ普通は
しかし、神はいないんだな
いても、こっち見てねぇんだなきっと
今北
これは…切ない
はいはい今の嫁今の嫁
とか言ってごめん
帰宅しました。
またぼちぼち書いていきます。
なぜ新婚というある種特別な環境にカミヤさんは入り込むことができたのだろうか。
100万もの大金はどこで手に入れたのか。
カミヤさんがどういう生活を送っていたのか。
わからないことが多すぎる。
どこからどう考えていったものかもわからなかった。
数日後、カミヤさんの仏壇に線香でもあげようと、アポを取ってカミヤ宅に訪れた。
母「どうぞ。」
仏壇の部屋に通してもらう。
あれ?
仏壇の位置変えたのか?
あれ?
なんか写真変わってね?
とりあえず仏壇の前に座り、手を合わせて目を閉じる。
しばらくして何かの気配を感じた。
俺の唇になにかが当たった。
瞬間、目を開ける。
ちょっとwwwまてwwwww
俺「…おい。」
目を閉じている間にキスをされていた。
首根っこつかんで引き離す。
俺「どういうことか説明してもらおうか。」
引き離しても目を閉じていやがった相手に言う。
カ「え、説明いります?w」
姉
悪乗り。
母親
悪乗りに便乗。ほぼ主犯。
カミヤさん
あまり関わってない。
遺書
母悪乗りで適当に作成。
仏壇
押し入れに元々あった。母悪乗りで設置。
写真
母悪乗りで適当に入れておく。
俺が釣るのではない。
この騒動に関して、むしろ俺が釣られた話だ。
“なにこの手の込んだドッキリ…”
俺「お前ら、そこになおれ!」
母姉カ、親子3人正座。
俺「世の中には、冗談でもやってはいけないことというのがあります。ちょいとみなさん、悪乗りが過ぎましたねぇ。さぁ、順番に俺に対して謝っていこうか。」
母「ごめんなさいねぇw」
姉「すみませんでしたw」
カ「私は関わってないんですけどw」
俺「お前は…勝手にチューしたことを謝れw」
カ「だって、そこに目を閉じた俺さんがあったからチャンスかとw」
俺「うるさい、謝れw」
カ「はーい、すんませんっしたw」
“もうなんなの、この人たち…”
カ「ね、うちのお母さん、面白いでしょ?w」
俺「今度こんなことしたら訴えるからなw」
カミヤさんの元気な姿を見て危うく涙するとこだった。
90で書いたように、釣りをした立場が違えど、釣りであって良かったって本当に思った。
カミヤさんが生きていて、俺にとってこれ以上の喜びはなかった。
疑問に思っていたことを解いていく。
●なぜ新婚というある種特別な環境にカミヤさんは入り込むことができたのだろうか。
新婚の友達というのは脊髄損傷で車椅子の生活だった。
その友達の生活の支援をするためにカミヤさんが新婚の中へ入ることが出来た。
そのことで新婚夫婦としてもありがたく招き入れたのだろう。
カミヤさん・新婚夫婦ともに利害の一致というやつだった。
●100万もの大金はどこで手に入れたのか。
当面の生活費と妻の支援をしてもらうことに対してのお礼として新婚の旦那にもらった。
●カミヤさんがどういう生活を送っていたのか。
俺が介護の職に就くということで、実践も兼ねてひそかに介護の勉強をしていたそうだ。
ちなみに携帯がつながらなくなったのはドッキリでもなんでもない。
ただ単純にカミヤさんの携帯が壊れただけ。
この一件のきっかけにしかすぎないことだった。
113 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/10/23(日) 17:26:21.46 ID:WfL3j4080
畜生びっくりさせやがってwwww
ほんとによかったなwwww
続きwktk
良かった、自殺したカミヤさんはいなかったんだな
やっぱり、今嫁なの?今嫁なの?
いいんだよ。
何が釣りで何が釣りじゃないのか、
いつから釣りでいつまでがつりじゃないとか。
このスレでカミヤさんが生きていてくれたらそれでいいんだよ。
またまた数日が経ったあと、カミヤさんと会った。
駅で待ち合わせて、小さな公園で散歩をした。
俺「まぁ、とりあえずカミヤさんとこうしてまた歩くことが出来て良かったわ。」
カ「ホントごめんなさいwお母さんにもなんか作戦があったみたいw」
俺「作戦ね…作戦とかもううんざりだわ。」
カ「よく言いますわぁw」
俺「俺だってあんなに手の込んだことはしないよw」
カ「ん〜、それはどうだったでしょうねぇw」
俺「でも、あれから少し考えるようになった。」
カ「何をです?」
俺「思いってのはお互いが生きているうちに伝えなければ意味がない。自分・相手あってこそなんだ。恥ずかしくて顔赤くなるようなことでも、後々で後悔するよりずっとマシなんだってね。」
カ「ほほう、少しは大人になりましたねぇw」
俺「俺、いちおう年上…」
カ「それは認めませんってw」
俺「どういうことなのw」
カ「歳なんて関係ないんですよw」
いろんな話をしているうちに夕暮れ時となってきた。
新年早々な頃なので少し寒い。
俺「なぁ、カミヤさん。」
カ「なんですか?」
俺「あの〜…その〜…俺と付き合ってくれないだろうか?」
カ「急にどうしたんです?w」
俺「なんかもう大切なものを失いたくないな〜っていうか、近くにいれば安心できるのかな〜って思ってね。」
カ「いやです(キリ」
>>115さん
嫁ではありませんけど、今では同棲しています。
俺「そうかぁ。まぁ、しょうがないかね。」
カ「ふふふw」
俺「え」
カ「ふふふわはははははははwww」
またしても突然笑い出すカミヤさん。
怖かった。
カ「前に言ったこと覚えてますかw」
俺「何を?」
カ「今度は私が俺さんをフってあげるってw」
俺「ああ、そんなこと言ってたなぁ。」
カ「これでおあいこですねw」
俺「まぁ…うん、そうだねw」
カ「だから…私と付き合ってもらえませんか?」
俺「え?」
“意味わからなくなくなくね?”
>>118さん
時間がない方のためにダイジェストとw
>>119さん
まだどうなるかはわかりませんが、ありがとうございますw
123 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/10/23(日) 18:10:41.55 ID:WfL3j4080
っていうかお父さんからの虐待?はどうなったんだ
>>123さん
カミヤさんが家を出てから、父親も仕事を始めました。
その仕事が忙しいらしく、家にはほぼいないのでカミヤ家からは虐待というもの自体がなくなっていました。
でも、それまでに受けていた虐待により体に傷跡が残っているものもあり、付き合って初めの頃はカミヤさん自身がそれを気にしたりもしていましたね。
俺「えーと、なんて言っちゃったの今。」
カ「私には何もありません。けど、それでもいいのなら私と付き合ってもらえないでしょうか?」
俺「ん〜どうしたものだかねぇw」
カ「うるさい、この泣き虫がw」
俺「あ、はい、すみません。」
俺「では、喜んでw」
カ「顔赤くなってますよw」
俺「お互い様じゃねw」
“てか、こっち見んなw”
俺とカミヤさんは正式に付き合うことになった。
嫁ではないけど、今では同棲している。
一緒に住んでてもまったくもって相変わらずの調子ではある。
ハッピーエンドになれるかどうかはこれからの頑張り次第なんじゃないかと思う。
カミヤさんと出会ってから本当にいろいろとあったけど、なかなか忘れもしない出来事ばかりだった。
これからもたぶんいろいろあるだろうとは思うけど、なんとか頑張ってやっていければ良いと思う。
これにて数年前のことの話は終わります。
読んでいただけた方々・レスいただいた方々、長々と取り留めのない話にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。
“書いてみて良かったw”
>>126 乙!
俺も聞けて良かった。
で、数年前から今までの間でなんか面白い話ないの?
>>122 バ、バカ。
>>1に言ったんじゃないからねっ!/////
横から見ているカミヤさんにいったんだからねっ!
さて、夜の仕事に備えて寝るか。。。
129 :
忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/10/23(日) 18:42:31.84 ID:WfL3j4080
>>124 そうだったのか!良かったな(*´∀`*)
いま、付き合ってどのくらいだ?
>>127さん
思い起こせばいろいろとw
>>128さん
後ろでなんか、メロンくださいwって言っとりますw
>>129さん
数えてみれば3年目になりますw
>>130 やっぱりwww
ゆっくりでいいから聞かせて欲しいな。
ラブラブなうちは良いだろうけど面倒臭そうな女
不安になった時とか、いちいち試すような事して来そう。
>>130 ううう〜。なんで「メロン」なんだよぉ〜w
134 :
名も無き被検体774号+:2011/10/23(日) 19:00:46.71 ID:dE5YNyJq0
楽しかったぜ!!
>>131 書き溜めてみますw
>>132 まぁ、めんどくさいのはお互い様的な部分なんじゃないかと思いますね。
>>133 なんか、メロンしかないっしょ普通!と言っとりますw
>>134 ありがとうございますw
>>135 いあ、なんか節のものとか・・・^^;
俺は蒸し芋が食べたいです。
千疋屋のメロンとか言い出したら要注意だぞ。
最後に二人の幸せそうな姿を見せてくれ
それでこのスレは綺麗に〆られるだろ
>>136さん
なんか、やっぱ芋で良いwって言っとります。
>>137さん
絶対にダメwだそうですw
何分、夜逃げした身でもあるからとw
なんかむかついて来た。
じじぃばばぁになるまで末永く幸せになって、ポックリ死ねや糞が
死ぬ瞬間に手を取り合って、幸せだったよってお互い感謝しあってろよ、ばーかばーか
141 :
名も無き被検体774号+:2011/10/23(日) 20:52:00.69 ID:bp3sPvUL0
聞かせてくれてありがとう。
>>103だけど
リア充爆発しろ
と言うかカミヤさん萌えすぎる二人で爆発しろ
144 :
名も無き被検体774号+:2011/10/23(日) 22:38:46.66 ID:+MpUH3sJ0
センスある会話で面白かったけど、アポなしで家行って仏壇に写真飾られているってのは、
さすがに行き過ぎなような気が・・・
まあ、お幸せに〜
仕事先ゆえ、携帯からで失礼します。
これを書いたものです。
>>139さん
ツンデレありですw
>>141さん
聞いていただきありがとうございますw
>>142さん
それはないですねw
カミヤさんはパソコンとか苦手ですしw
>>143さん
ちなみにこれ、カミヤさんも読みましたw
萌えとか書かれて、顔赤くしてましたw
どうやら嬉しかった模様ですw
あたたかいレスに涙してた場面もw
>>144さん
俺がいつ家に訪れるかわからないのに、なんであの時そんな準備が?
って思いましたが
あの姉から衝撃の告白を聞いた次の日から設置していたらしいですw
いったい何が狙いだったのか、いまだに謎のままですw
146 :
名も無き被検体774号+:2011/10/23(日) 23:20:17.37 ID:T2txKGJW0
カミヤさんは未だに「幸薄そうだ…」に見えるのか?
良かった
生きてて良かった
148 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/10/23(日) 23:47:02.13 ID:WfL3j4080
カミヤさん萌えだよ〜
かわいすぎる。
>>28は私だ。
しかしカミヤさんごめん。
萌えとか言ってるけどあたし、♀だ。
すまん、しかし萌えは萌えだ。。
>>1羨ましすぐるぜ。
帰宅しました。
>>146さん
周りから見たらどう見えるのかは知りませんが、俺から見ればそのオーラはなくなったような気がします。
見慣れたということもあるでしょうけど、笑ってる姿をよく見てきたせいもあるのかもしれませんw
>>148さん
俺が帰宅するなり、これを見せてほしいとカミヤさんは言ってきました。
今は…なんだか知りませんが、布団に潜り込んでます。
まぁ、きっと嬉しかったのでしょうw
抜けてしまいました。
>>147さん
俺もすっかりと騙されていましたよw
それにしても、こうやって言っていただける方が多くてなんだか俺自身も嬉しく感じますw
せっかくスレ立てていただけたし、レスもいただけたのでそれにお応えして本題とは関係のないショートストーリーでも少し書いてみます。
宜しければ、もう少しのお付き合いをば。
152 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/10/24(月) 01:25:40.28 ID:Til9HRgK0
153 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2011/10/24(月) 01:31:52.74 ID:gq2/dQWq0
>>153さん
そうですね。もともと本題とはかけ離れた内容になってしまうわけですし。書きたければブログでも作ってそこに書けば良いわけで。
ということで、ここではもうやめときます。
156 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/10/24(月) 02:35:06.21 ID:Til9HRgK0
>>154 (´・ω・` )しょぼん
ブログ作ったら是非教えてほしいw
幸せにな!
>>154 いやいや、スレがもったいないだろ。
今更ビップラでスレ違いとか関係ねーよ。
スレの有効活用だ。
カミヤさん、こう言っちゃなんだがいい味出してるよな。
同棲するきっかけとか聞きたい!
番外編聞かないと気になるし、スレ無駄使いすんなよな、うぜーよマジ。
カミヤ〜!!
とっとと逆プロポーズして、永遠の愛誓い合ってガキぼこぼこ産んで
父ちゃん孫かわいさから丸く穏やかなデレじいちゃんになって、過去は笑い話にして
ゲラゲラ笑いながらばぁちゃんになってくたばれリア充が!!
帰宅すると、普段はまったく触らないパソコンの画面をカミヤさんが見ていた。
俺「ただま〜。何してんの?」
カ「おかえりなさい。これ(このスレ画面)見てました。」
俺「なんとwテレテテッテッテッテー♪」
カ「いきなりどうしたんですか?w」
俺「カミヤはレベルが上がった。頭の良さプラス1、スキル・パソコンつかえーるを覚えた。」
カ「失礼なw私だって前にパソコン使ってたりしましたよw」
俺「え、そうなんだw」
カ「トランプのやつとかw」
…。
では、読みたい方だけ読んでいただければということで、少し書いてみます。
といいつつ、また仕事の時間が来てしまったので書けるときにちょこちょこ書いていくことにします。
ありがとうございました。
165 :
名も無き被検体774号+:2011/10/24(月) 17:51:15.53 ID:xTpQL+/V0
wktk
>>163 ふっ。俺の方がレベルは上だな。
地雷のやつとかも出来るぞ!
同棲したきっかけ…なんか唐突に言った覚えがある。
丸1年間、カミヤさんは新婚のとこにいた。
新婚夫婦の生活が介護サービスを使って安泰してきたから、カミヤさんが地元に帰ってくると言う。
その帰ってくる予定時期の2か月くらい前のことだったと思う。
俺「俺と一緒に味噌汁作らないか?(キリ」
カ「え?いきなりプロポーズです?w」
俺「違うなwそれだと、俺の味噌汁を作ってくれないか?になる。今回はちょっと違う。」
カ「どういうことなんですかw」
俺「まぁその、こっち戻ったら…一緒住まないか?ってw」
カ「わかりにくいですwじゃあ私はワカメの味噌汁作ります。」
俺「別々に2個味噌汁作るって意味じゃないわw」
カ「え、勝負するんじゃ?」
俺「勝ち負け判定する人いねーしw」
カ「ああ。じゃあ、1個で良いですw」
俺「じゃあってどういうことwまぁ…どう?実家戻る?俺と住んでくれる?」
カ「俺さんと住むに決まってるじゃないですかw」
俺「そっか。じゃあ今度一緒に物件見て回るかね。」
カ「よろしくおねがいしますw」
カミヤさんの居場所を作りたかった。
それと、俺がやっている仕事は、休日は月に3日あれば良い方だし、なにぶん働く時間も不規則な仕事なので生活も不規則になる。
前のようにバイト先で会うわけでもないので、会う時間を取るためには一緒に住むのが一番効率が良いかと思ったのも理由の一つだった。
169 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/10/24(月) 21:08:10.57 ID:56z8+fyh0
>>164 要らないつったろ?
勝手なことすんなよ。
>>1の仕事中はカミヤさんが代わりに書き込めばよいと思われ
夫婦漫才やってんじゃねーよ
電車の中で笑っちまったじゃねーかwww
カミヤさんを嫁にもらいたい
いろんな物件を見て回った。
見て回るところどころでカミヤさんは押し入れやクローゼットに入って隠れた。
俺「何してんのw」
カミヤさんが隠れるたびに見つけなければならない。
カ「こういうのって楽しいですよねw」
俺「はぁ、本当にお子さまなのはどっちなんだ。」
カ「m9」
ロフトがあるところで、俺がロフトにいる隙をみてお束のように下からハシゴを外されもした。
俺「ちょw何してんのw降りれないだろうw」
カ「わーはははwお子さまって言ったことを謝れw謝れーw」
ズダッ
俺「えーと?なんか言いました?w」
飛び下りたった。
カ「ねwそうやってすぐむきになるとこがお子さまなんですw」
そんなこんなで結局は公団住宅の2DKの部屋に決めた。
>>169さん
書くのも勝手、読むのも勝手、そんな感じで書いていきます。
引っ越し作業は俺が働いている職場の皆が協力をしてくれた。
俺が付き合っている子を一目見ようと、常勤全員が当日やってきた。
理事長まで出てくる大騒動となった。
中には当時の俺となぜか噂があった俺と同年齢の女性常勤もいた。
女「へー、これが俺くんの付き合ってる子か。」
俺「これがとか言わんでもらえませんかね。」
カ「カミヤユミと言います。よろしくおねがいしますw」
なんかエヘヘってなってる。
この女性常勤と俺とは噂が先行していただけで特になにもない。
むしろ俺自身はこの女性常勤を苦手としていたくらいだ。
一同がカミヤさんに近づき、マジマジと見る
俺「いいでしょ?やんねーですよw」
手伝ってもらえたおかげで引っ越し作業も一日で片付いた。
176 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/10/24(月) 22:05:20.99 ID:56z8+fyh0
どうせブサイクなんだろ?
いらねーよ
引っ越しが済んだので、いよいよカミヤさんと同棲のスタートとなる。
二人揃って玄関の前に立つ。
俺「今日からここが俺たちの家か。まぁ、今後ともよろしくw」
カ「こちらこそよろしくおねがいしますw」
ガチャガチャと鍵を開ける。
カ「さ、エヴァごっこからやりますよーw」
俺「え?」
カミヤさんがさっさと先に入ったと思ったら、鍵を閉められた。
まだ俺は外にいた。
俺「今なんて?」
とりあえずピンポン。
ガチャッ
玄関開く。
俺「えーと…」
バタンッガチャガチャ
玄関閉まる。
俺「どういうことなの…」
再びピンポン。
ガチャ
俺「何したいん?w」
バタンッガチャガチャ
カ「私がミサトさんでーw」
扉の向こうから言っている。
俺「わからんw」
エヴァでなんか部屋に入るというシーンがあったのは覚えていたがさすがに台詞までは覚えていない。
仕方なしに携帯で検索してから挑戦。
ピンポン。
ガチャ
俺「あの…お邪魔します。」
カ「シンジくん?ここはあなたの家なのよ? 」
俺「シンジじゃないんですけど」
バタンッガチャガチャ
カ「やりなおしー。」
俺「しまった。」
ピンポン。
ガチャ
俺「あの…お邪魔します。」
カ「シンジくん?ここはあなたの家なのよ? 」
俺「た、ただいまw」
カ「お帰りなさいw」
やらされたことを今でも忘れない。
実際はもっと回数やらされたような気もする。
結婚する予定なのかな。
がんばれよ!
処女だったか知りたいんだが、
もし宜しければお教え下さいませ。
179 :
名も無き被検体774号+:2011/10/24(月) 22:43:59.30 ID:yIevCAhH0
ksはほっといて
続けろくださいww
なんか、、、
くそ
もげろ
無事に引っ越しも済んだ1週間くらい後、カミヤ家が総出で部屋にやってきた。
姉二人は入ってくるなり部屋を一通り見て回った後、部屋にあったPS3を初めていた。
母親は部屋にあがってカミヤさんとお茶の準備をしている。
カ「お父さんは来てないの?」
母「あれ?一緒に来たはずだけど。」
玄関を出てみると、すぐ横に父親が立っていた。
俺が会うのは2回目となる。
俺「どうも。」
父「ああ。」
俺「中、入らないんすか?」
父「ああ。」
なんとも居心地の悪い雰囲気だったので部屋に戻ろうとした。
父「なぁおい。」
呼び止められる。
俺「なんすか?」
父「ユミのこと、よろしく頼む。」
そう言って父親は頭を下げた。
俺は父親の胸ぐらをつかんで思いっきり顔を殴った。
よろける父親。
俺「まっ、心配すんなw」
一旦部屋に戻って冷蔵庫からビールを取って父親のとこに戻る。
黙って立ち尽くしている父親にビールを差し出す。
俺「今日は俺に付き合わね?」
殴るのはちょっと・・・
>>178さん
このあと怒られる覚悟をして答えると、処女でした。
>>182さん
やりませんw
>>183さん
今更父親面かよ、と少し熱くなっていました。
反省はしています。
186 :
名も無き被検体774号+:2011/10/24(月) 23:09:25.07 ID:KDMSBdeI0
カミヤちゃんかわいい
そのあと、父親も部屋に入り、全員で鍋料理を食べた。
味が苦手で飲めない俺をよそに、他全員酒飲んでは大騒ぎしていたため、収集つけるのが大変だった。
「俺に付き合わね」とか言っておきながら飲めない俺かっこわるい。
まぁ、全員楽しそうだったからまったく問題なかったw
こんなところが同棲を始める直前・始めた頃の話ですかね。
>>186さん
後ろでなんか「そんなの言うのやめろー」って声が聞こえますw
>>187さん
ワロタw
さて、仕事の時間なのでこれにて失礼しま。
カミヤさん見てる?
箕輪はるかだろ?
193 :
忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/10/25(火) 17:52:25.53 ID:DRWjvIy4O
>>105から偽者だと思ってる俺はひねくれてるのか?
>>195 モニターをよく見ろよ
いるじゃないか、そこに