1 :
代行:
ジュリ「4月から大学生やるんでよろしくねぇ〜」
セス「ちょっと待て、どういうことだ父さん聞いてないぞ」
ジュリ「チッ、あたしが何しようがあたしの勝手だろぉがよぉ!」 バン
セス「」コワイ
ジュリ「じゃあな」
セス「…ベガか。話があるから皆集めて今すぐ本部に来てくれ」
2 :
1:2011/06/09(木) 00:26:03.70 ID:NwH8noiV0
セス「ジュリが東大受かった」
バイソン「マジかよ!あの女やればできるじゃん!」
サガット「東大って何?」
ベガ「東大って何?」
セス「日本の難しい大学だわボケがあああぁぁぁぁ」 ドガガガガガガガ
ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
バイソン「今日はパーティだな!ジュリはどこなんだ?」
セス「それが家出してしまった」
バイソン「え!」
セス「生憎あいつの交友関係は何も知らんのでな。皆の意見を聞きたい」
サガット「東大ってこの東洋大学のことかな?」
ベガ「バカ、こっちの東京工業大学に決まってるだろ」
3 :
1:2011/06/09(木) 00:28:05.28 ID:NwH8noiV0
バイソン「といってもアイツのことは俺も知らんしなー」
ベガ「逆に俺が知っていたらそれはそれでボコるんだろお前らは」
サガット「さくらにでも聞いてみるか。」 ピポパポ
サガット「あ、もしもしさくら? ジュリ知らないか? そうそうあの痛い紫の奴」
サガット「何!? 今バスジャックで事件になってるって!」
セス「」
ベガ「あ!ほんとだ!ウメスレでニュースになってる!」
セス「今すぐ止めにいくぞおおおおォォォォォ!!」 バリバリバリドゴォォォォォ…
バイソン「俺たちもあんな風に空飛べれば早く着くんだけどな」
ベガ「だーかーら、この東京工業大学だって東大は!」
サガット「それじゃ東工大になっちまうだろうが、東洋大学だろどう考えても!」
4 :
1:2011/06/09(木) 00:30:06.28 ID:NwH8noiV0
さくら「やめなよジュリ!こんなことしてなんになるの!」
ジュリ「…」
さくら「ジュリ! 返事くらいしてよ! ねぇ!」
セス「ここかぁ! さくら、ジュリは何か言ってきたか!」
さくら「いえ、立て篭もったままです!」
セス「ジュリ! よく聞けェ!」
5 :
1:2011/06/09(木) 00:32:08.35 ID:NwH8noiV0
セス「お前は昔から記憶力がよかった。一度来た道は忘れないほどよかった」
セス「だが肝心の戦いの方はさっぱりだった。だから学問で身を立てようと思ったのかもしれない」
セス「だがな、父さんはそんなことどうでもいいんだ!」
セス「お前が一生懸命頑張ってる姿があれば、それでいいんだ!」
セス「お前をいじめる奴は皆、父さんがやっつけてやる!」
セス「ユンは殺す!」
ユン「!?」
セス「ヤンも殺す!」
ヤン「!!??」
セス「だからジュリ、父さんの所に戻って来い!」
ジュリ「!!」
セス「ジュリ、私と一つになろうではないか!」
ジュリ「お父さーん!!」 ダダダッ
セス「ジュリぃぃぃぃぃぃぃっ」 ダダダッ
6 :
1:2011/06/09(木) 00:34:52.04 ID:NwH8noiV0
〜一年後 東京大学入学式〜
ジュリ「あんなこともあったけど、本当に今日から大学生なのかぁ〜」
セス「誇らしい限りだ」フフン
バイソン「服似合ってるなジュリ! 写真撮ってやる!」カシャカシャ
ジュリ「えへへ、ありがとう!」
ベガ「だーかーらー!ここは東京工業大学だっつってんだろぉが!」
サガット「いやちげぇよ、東洋大学って書いてあるだろあそこに!」
ジュリ「てめぇらの出番は終わりだ!」ハァーン
ギャァァァァァァァ
ジュリ「それじゃそろそろ式始まるから、静かに見ててよね。」
ベガ「ところでセス、ユンとヤンはどうなったんだ?」
セス「喰った」
7 :
1:2011/06/09(木) 00:37:06.60 ID:NwH8noiV0
受験を通して 私はいろいろなものに気づくことができた
皆 私を支えてくれていた それだけで十分だ
この大学で 私はもっと優しくなろうと思う
それが 私を支えてくれた人への 恩返しになるとおもドゴーン
ジュリ「あァ!?人がせっかく綺麗にシメようって時によぉ!」
鬼「塵芥となって消えよ…」
セス「こんな日にも波乱か。こういう時には悪の組織から動かねばな」スタッ
ジュリ「てめぇはでけぇのは口だけで相当もうろくしてんじゃねぇのか!?」
セス「ははっ、いつもの娘に戻ったようだな!」
ジュリ「お楽しみの時間だ…」
ジュリ「行くぞ!」
ときど「っていうストーリーでスト5やりましょうよ。」
こくじん「ピザでも食ってろピザでも!」
おちまい
8 :
名も無き被検体774号+:2011/06/11(土) 00:16:29.67 ID:+AamVvSXO
え、終わり?
俺得なのに…もっとみたい
9 :
1:2011/06/11(土) 19:48:03.81 ID:9YqiIUm20
>>8 じゃあ作る 明日んp午後12時までには作るー
10 :
1:2011/06/12(日) 23:43:04.77 ID:HIPpLp+60
予告通り作った。書き溜めはない。
設定はジュリ東大合格後ということで。
前回のパラレルワールドなんでこくじんとときど最後の台詞は
カットということでお願いします。
11 :
1:2011/06/12(日) 23:44:06.36 ID:HIPpLp+60
タイトル ジュリ「ここがゲーマーズビジョンかぁ」
12 :
1:2011/06/12(日) 23:47:10.83 ID:HIPpLp+60
ジュリ「今日から勤めさせていただきます、ジュリです!よろしくお願いします!」
KSK「はっはっはっ、君みたいな娘がいてくれて助かるよ。うちは男ばかりだからね」
マゴ「こんなボロいゲーセンだけどよろしく」
ジュリ「はい!」
KSK「ボロくはないぞボロくは!」
マゴ「自分は強くないとは…」
KSK「すいませんでした」
13 :
1:2011/06/12(日) 23:49:24.69 ID:HIPpLp+60
ジュリ「ゲーセンの仕事って簡単そうに見えるけど、意外と歩き回ったり灰皿替えたりで大変だなー」
マゴ「すぐに慣れるよ。」
KSK「皆、今日は10時で帰っていいぞ」
マゴ「何かあったんですか?」
KSK「昨日の落雷のせいでで電気が10時で止まるんだとさ」
ジュリ「そういえば昨日凄い雷鳴ってましたねー」
マゴ「この台は僕が掃除するからジュリはもう帰りなよ」
ジュリ「いいんですか?」
マゴ「僕は今日はここで寝泊りするからいいんだ。電車遅れないようにね。」
ジュリ「ありがとうございます!それじゃまた明日!」ダダッ
KSK「ところでアイツはどうしたんだ」
マゴ「ああ、なんか大学で忙しいらしいですね」
KSK「一応連絡はあったけどかなり疲れてる様子だった」
マゴ「なんか単位が足りないらしく週10コマ取ってるとか言ってました」
KSK「マジかよ…。明日は休むよう言っておくか」
14 :
1:2011/06/12(日) 23:50:50.18 ID:HIPpLp+60
ジュリ「2D神のマゴさんに、3rd強プレーヤーのKSKさんかぁ」
ジュリ「あたしももうちょっと強くなれるようにしないとなぁ…。」
ジュリ「お客さんの相手もしないといけないし…。」
男A「おい!今ぶつかっただろ!」
?「すいません、わざとじゃないんです」
男B「オラァ!」ドゴォ
?「うっ!」ドサァ
ジュリ(うわぁ…。東京にもあんなのいるんだなぁ…。)
ジュリ(助けてあげたいけど時間もないし…。)
男C「あら、ねーちゃんこんな夜遅くに何してんのー?」
ジュリ「!!」
男A「おっ、上玉じゃん!」
男B「露出度高いんじゃないの〜」ムニッ
ジュリ「」ブチッ
ジュリ「あーうぜえ」
15 :
1:2011/06/12(日) 23:52:13.08 ID:HIPpLp+60
ピポパポ プルルルルル プルル ッガチャッ
ジュリ「あァ、わりィ、電車乗り遅れちまってよォ」
ジュリ「理由?チンピラに絡まれてた男を助けてた」
ジュリ「嘘じゃねーよ!迎えに来いよ!」ガチャッ
ジュリ「切りやがった…。おい、てめぇ。生きてんのか?」
?「まぁ、なんとか…」
ジュリ「酷くやられたもんだな…。家まで連れていってやる。肩貸せ」
?「すいません…」
ジュリ「あー、めんどくせぇめんどくせぇ。その代わり朝6時までてめぇの家に居させてもらうぞ」
?「はい…」ガクッ
ジュリ「コイツも切れんのかよ…。ん?学生証?」
ジュリ「東京大学理科一類ってあたしと同じ学部じゃねーか」
ジュリ「まぁいいや、さっさと送って寝よ」
16 :
1:2011/06/15(水) 21:53:22.27 ID:wE3iedAe0
セス「なかなか帰ってこないな。ひょっとして本当に人助けしていたのか?あの娘が?」
セス「しかし…あの口調ではどうも酒が入ってるようだったし…。」
セス「仕方ない、発信機で特定してみるか。」カタカタカタ
セス「何!?」
娘 が 男 の 家 に 泊 ま っ て い る ! ?
セス「ヌウオアァァァァ!!!今すぐ向かわねばァァァアアアアア!!」バリバリバリドゴォォォォン
バイソン「うるせぇなこんな夜中に!」
ベガ「いやーやっぱ杏子ちゃんがかわいいなー」
サガット「何言ってんだどう考えてもさやか一択だろ」
17 :
1:2011/06/15(水) 21:57:09.80 ID:wE3iedAe0
ジュリ「…あらら、もう朝かぁ」
?「昨日はありがとうございました。これどうぞ」コト
ジュリ「ありがとう!」ゴクゴク
?(あれ、なんか昨日と全然性格違うぞ…?)
?「あのー、僕、これから大学なんで、先行きますね」
ジュリ「あ、あたしも東大だから一緒に行くよ」ツルッ
?「うわっ!」
ジュリ「きゃっ!」ドン
ジュリ「…」キマズイ
?「」マッカ
ジュリ「あの、すみません、押し倒しちゃって」
?「あ…。あれは…」
ジュリ「?」
セス「ジュリィィィィィイイイイイイ!!!!!!」
18 :
1:2011/06/15(水) 21:57:58.46 ID:wE3iedAe0
ジュリ「はっ?なんで父さんがここに?」
セス「ここに?じゃない!なんだその男は!?」
ジュリ「昨日助けた男だってば!」
セス「昨日助けた男?フン、どうせ拉致って今食ってかかる所だったんだろう!」
セス「貴様の名前は何だ!言え!」グイ
?「…ときど、です」
セス「そうかときどくん。ピザでも食ってろォォオオオオ!!」ブン
ときど「うわぁぁああああああ」ゴロゴロゴロ
ジュリ「ときどくん!」
セス「当然の報いだ!帰るぞ、ジュリ」
ジュリ「でも!」
ときど「…この拳うぬが肌に銘じ、骨に刻むがよい!」
セス「!?」
一 瞬 千 撃
19 :
1:2011/06/15(水) 21:58:58.48 ID:wE3iedAe0
セス「…」プスプスプス
ときど「天に滅せい!」ドゴォ
ジュリ「やめて!もうセスの体力は0よ!」
ときど「ぬぅん!」ビシィ
ジュリ「きゃぁ!」
ときど「恩のある故人と言えども、我に挑むならば容赦はせぬ!」
ジュリ「う…ううっ…」
ときど「小娘!浅慮故に許されると思うな!」
バイソン「ここか!」
サガット「ジュリ!早くセスを連れて逃げろ!」アイガーショー
ベガ「このベガ様が相手してやろう!」サイコクラッシャー
ジュリ「みんな!」
サガット「さっさと行け!」タイガーアパカ
ときど「下衆が何人集まったとて、我には叶わぬ!」
20 :
1:2011/06/15(水) 22:01:27.45 ID:wE3iedAe0
次回更新は金曜日でげそ
21 :
1:2011/06/16(木) 18:55:58.75 ID:fwYOxvrm0
ジュリ「はぁ、はぁ、どこへ逃げよう!」タッタッ
ジュリ「重いな、もう!」タッタッタッ
鬼「見つけたぞ小娘!」
ジュリ「こんな所で…。」
鬼「先日の礼、存分にさせて頂くぞ!」ダッ
ジュリ「うわっ!!」
?「烈空脚!」ホアチョウ
鬼「ぐおっ!」
ジュリ「あなたは…マゴさん!?」
マゴ「さっきときどの生体反応が消えた。どういうことか説明してもらうよジュリちゃん」
鬼「不意打ちした程度で調子に乗りおって!叩きのめしてくれるわ!」
,. _ /::::::::::::::::::::::::::::::::::::
,i,.:' i /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: \ 寝言は寝てから言えって
/ !゙ /:::::::::::::::::/\:::::::::::::::::::::::::::ヽ
, '′,/ |l::::::::::::::/ \::::::::::::::::::::::::::ヽ
, '":` ,/ |l:::::::::// __ \ノ::::::::::::::::!_!
r′.: ;'-ーヽ j:::::::l,‐''' _,.-‐''"~\:::::::::::::::: !
i ::. / :'゙ヽ :::' ( ̄ ̄〕~ ヽ、_,/ \::::/:::::::/
| ゙ ノ | li''ー'i゙ │:::/:::::‖
l / |ゝ ゙' ` ト:/::::‖
j i ∧, r_;:=- !:/::::::/
,/ ,ノ ヽ, -‐ / |:::/
/[ ,/ ヽ / i:/,__,,..
,l;;;;;;;ヽ / l,__,,.ノ / ヽ/ヽ-;
.,i;;;;;;;;;;;;;;\/ ../ /
22 :
1:2011/06/16(木) 19:54:58.21 ID:fwYOxvrm0
〜ゲーマーズビジョン〜
ジュリ「…というわけなんです」
マゴ「なるほどねー。どう思います店長?」
KSK「とにかくセスの体力が限界に近い。早くシャドルー基地に連れていかないと死んでしまう」
マゴ「ジュリちゃん、セスを運べる人ってもういないの?」
ジュリ「それが、シャドルー基地に連絡しても繋がらないんです」
KSK「弱ったな…。」
マゴ「彼、呼んじゃいますか」
KSK「背に腹は変えられないな。ちょっと待ってろ」ピポパポ
ジュリ「彼って?」
マゴ「ああ、腕の立ついい医者だよ。少し変わってるけどね」
ジュリ「?」
23 :
1:2011/06/16(木) 19:55:49.23 ID:fwYOxvrm0
?「なるほど、こりゃ酷い。延命はできそうだが、私じゃ持って3日だな」
KSK「ベガにワープしてもらえればすぐに移動できるんだがな…。助かるといいが」
ジュリ「そんな!なんとかしてよ!ねぇ!」
?「おぉ!なんて可愛い子!」ガシッ
ジュリ「!? やあっ!」
?「ん〜、胸を触ったら何がでるかな〜???」モミモミ
ジュリ「オラァッ!」ドゴッ
?「ぐへーーー!!」
KSK「やめろファウスト!」
ファウスト「うー!蹴ることないじゃんかよぅぅぅぅうう!!」
24 :
1:2011/06/16(木) 19:56:42.80 ID:fwYOxvrm0
ファウスト「とりあえず、君たち、出て行って、ほら、早く、早く」
ジュリ「コイツに任せて大丈夫なのかよォ? うぜえ野郎だ!」
KSK「医療の面では完璧な医者だ。多分問題ない」
ジュリ「こんな奴に頼らないといけない自分が情けねぇ!! くそ!!」
マゴ「落ち着いてジュリちゃん」スリスリ
ジュリ「気安く触るんじゃねぇ!」ドゴッ
マゴ「ぐへっ!」
KSK「もう遅いから今日はとにかく寝よう。ジュリはこっちの鍵付いてる部屋でいいかな?」
ジュリ「襲ってきたらてめぇらミンチだから覚悟しとけよ!」
マゴ「ごめんなさい…」
ファウスト「15を越えたばぁちゃんなんて襲わんよ!」
ジュリ「殺すぞ!」
25 :
1:2011/06/16(木) 19:57:41.67 ID:fwYOxvrm0
ジュリ「…めんどくせぇ…なんでこんなことになったんだ…」
ジュリ「アイツマジで大丈夫なのかァ…?」
ジュリ「まぁ別に死んでも悲しくなんかねぇけどなァ」
ジュリ「…」
ジュリ「…お父さん」
ジュリ「…うっ、ううっ」
ジュリ「ううーーーっ!!うっうっうっ!!」
ファウスト「こんばんわぁー!」
ジュリ「キャァァアアアアアアア!!!!!!」
ファウスト「え、あ、と、ちょっと、」
ジュリ「来ないでぇぇぇぇえええ!!!いやぁぁぁぁああああ!!!」
ファウスト「ちが、そういうわけじゃ、」
ジュリ「うわぁぁぁああああああ!!」
ファウスト「えい!」ビシッ
ジュリ「うっ」ガクッ
ファウスト「…あらら、精神的に参ってるのかな?」
ファウスト「ん、でもー、僕精神科は専門外だしなー」
マゴ「どうしたジュリ!!」
KSK「ファウスト!?テメーまたなんかやったのか!?」
ファウスト「ちがうよー!セスの意識が戻ったから伝えにきたんだよー!」
マゴ「…ノックはしたのか?」
ファウスト「なにそれ!?しらない!」
26 :
1:2011/06/16(木) 19:58:28.60 ID:fwYOxvrm0
KSK「いいか、女性の部屋に入るときは、ノックをするんだよ」
ファウスト「こぉ!?」ゴンゴン
KSK「なんで医療箱でドアを叩くんだよ!手の甲でやさしく、こう!」コンコン
ファウスト「こうかな?」コンコン
KSK「…それでいい」
マゴ「身長282cmの大男が暗闇の中女性に『こんばんわぁー!』」
マゴ「ジュリちゃん恐かっただろうな」
ジュリ「勝手なこといってんじゃねぇぞ!」ビシッ
マゴ「ぐほぉっ!」
ファウスト「あらぁ、起きた?」
ジュリ「さっさと父の所へ案内しろ…」
ファウスト「りょうかーい!」
27 :
1:2011/06/19(日) 21:55:24.21 ID:argAao5p0
ジュリ「…父さん」
セス「ジュリか…」
ジュリ「体は大丈夫なの?」
セス「正直言ってもうダメかもしれん」
セス「感覚が鈍い。目が霞む。耳も良く聞こえん」
セス「シャドルー基地でパーツ交換しないと、脳死も時間の問題だろう」
ジュリ「どうすればいい!?」
セス「ぐふっ、ごほっ、ごほっ」
ジュリ「! ファウスト! 父の容態が!」
ファウスト「まかせてねー!」
28 :
1:2011/06/19(日) 21:57:06.80 ID:argAao5p0
翌日 朝
KSK「タイムリミットはあと2日か…」
マゴ「ジュリちゃん、直接基地には行けないのかな?」
ジュリ「実は、私も基地の場所は知らないんです」
ジュリ「基地から出る時と入るときは目隠しなので…」
KSK「くそっ、このままじゃ!」
ファウスト「とりあえずテレビでも見ようよー!」ピッ
ときど『全人類に告ぐ!!』
KSK「!?」
29 :
1:2011/06/19(日) 22:30:27.16 ID:argAao5p0
ときど『この番組はある基地から強制的に放映している!』
ときど『いわゆる回線ジャックという奴だ!』
ときど『恐らく、全てのテレビにこの映像が流れているだろう!』
ときど『栄華に酔いしれ、己を彫刻した者共よ、聞くがいい!』
ときど『我は見下げ果てた!我は粛清を行い、全てを滅する!』
ときど『今から48時間以内に我を倒せなかった場合、』
ときど『この基地にある核弾頭2000発を全世界に発射する!』
30 :
1:2011/06/19(日) 22:31:35.62 ID:argAao5p0
ときど『そして人質の声明を今から流す!』
ときど『まずは貴様だ!話すがいい!』
バイソン『俺たちの事は気にするな!遠慮しないでミサイルを撃ち込め!』
ときど『失せよ!』ポイ ドガッ
ときど『次は貴様だ!』
サガット『誰も来る必要はない。俺がコイツを殺す!』
ときど『くだらん!』ポイ ガシャン
ときど『最後は貴様だ!』
ベガ『…』
ときど『しゃべろ!』
ベガ『…まどマギの11話がみたいよぉ〜!!うわ〜ん!!』
マゴ「最低だな」
ファウスト「でもあのアニメおもしろかったよぅ〜!」
31 :
1:2011/06/19(日) 22:32:48.09 ID:argAao5p0
ときど『最後に!核ミサイルの施設は地下にある!』
ときど『この施設が爆破されれば、当然核ミサイルも全て発射される!』
ときど『ミサイル一発で私を絶やそうなどと思わないことだ!』
ときど『最も、核ごときで我を滅することはできぬ!』
ときど『待っているぞ!』
KSK「皆を、呼ぼう」
32 :
1:2011/06/19(日) 22:40:08.71 ID:argAao5p0
次回更新はいつになるかわからないにゃ
金曜日までにはやるにゃ
33 :
1:2011/06/22(水) 10:06:56.39 ID:Rn9Sk8uw0
過去ログに飛ばされるのがこわいので
自分で書き込む
Attack hAge ---> Success. (-812) current ships(5) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hAge 17722
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Success. (-1370) current ships(5) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hAge 10921
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Success. (-758) current ships(5) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hAge 3919
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Success. (-894) current ships(5) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hAge 1441
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
Attack hAge ---> Missed. current ships(4) news4viptasu軍
# Hage 25000
# hage 18853
# hagE 25000
# HAGE 20000
52 :
1:2011/06/24(金) 20:08:30.94 ID:trkQpNTP0
53 :
1:2011/06/24(金) 20:09:21.52 ID:trkQpNTP0
その直後 ホワイトハウスから ときどに懸賞金が賭けられた―
総額2兆ドル 基地に関する情報はすべてウメスレに公開された―
全ての格闘家が動き出した瞬間だった―
54 :
1:2011/06/24(金) 20:10:04.72 ID:trkQpNTP0
ファウスト「セスの容態の件もあるし」
ファウスト「僕はここに残ることにするんだけどさ〜」
ファウスト「それじゃあ、君達の医療係がいなくなっちゃう」
ファウスト「だから、代理を呼ぶことにしたんだ〜」
KSK「誰?」
ファウスト「アラクネ君」
KSK「よ〜し、じゃあそれでいいよ」
ヌキ「駄目だろ!」
ファウスト「え!? アラクネ君は一応国家試験も受かってるよ!?」
ヌキ「医者ならいいってもんじゃないだろ!」
ウメハラ「いいじゃん、そもそも戦いの場で負傷する奴が悪いし」
sako「アラクネ君ならいい戦力になりそうだしね」
ヌキ「食われたらどうすんだよ…」
55 :
1:2011/06/24(金) 20:10:55.78 ID:trkQpNTP0
ごめん
>>55>>54 が逆だった
3月21日 正午 ゲーマーズビジョン
KSK「皆ちゃんと来てみてくれたみたいだな」
KSK「ジュリとマゴには先に基地の方へヘリで飛んでもらった」
ウメハラ「正直めんどくさい」
ヌキ「別に金が欲しいわけじゃないしなぁ〜」
sako「そうそう、俺たちは戦える環境があればそれでいいんだよね」
KSK「核2000発も撃たれたらそんな環境なくなっちまうわ!」
ファウスト「あの〜、ちょっといい〜?」
KSK「?」
56 :
1:2011/06/24(金) 20:11:26.70 ID:trkQpNTP0
アラクネ「よろ くお願い ます」ドニュリ
KSK「人間じゃないけど、医者ならまあいいか」
sako「ちなみに、大学はどこ出たの?」
アラクネ「東京 学医 部、ハーバ ド医学 大学院」ネトネト
ファウスト「頭いいんだよ〜アラクネ君は〜」
KSK「あ、そうそう、俺はビジョン空けるわけにはいかないから」
KSK「この2日間はファウストとここに残る」
KSK「sako、こいつらちゃんと連れていってね」
sako「え? 泳いで行くんじゃないの?」
KSK「はっ?」
ウメハラ「アメリカまでせいぜい1万メートル」
ウメハラ「時速5000万キロで泳げば2時間で着く」ヌギヌギ
ヌキ「皆水着持ってきたよね?」
アラクネ「久 ぶり、泳ぐ は」ジュルジュル
KSK「なにこれこわい」
57 :
1:2011/06/24(金) 20:12:16.20 ID:trkQpNTP0
3月21日 午後一時 シャドルー基地 滑走路
ジュリ「………っつってん………ろ………」
マゴ「何?ヘリの音で聞こえない」
ジュリ「ドアを開けろっつってんだよ!」ドーン
マゴ「!? ジュリ、ここは上空1500メートルだぞ!」
マゴ「パラシュート着けてる…せっかちすぎなんだよな〜、もう」
58 :
1:2011/06/24(金) 20:12:48.27 ID:trkQpNTP0
ジュリ「…」ストッ
ときど「遅いぞ小娘」
ジュリ「ちと、マゴには見せられないんでな」
ジュリ「貴様が内臓を撒き散らして死ぬ姿は」フッ
ときど「…貴様!? まさか!?」
ジュリ「時よ、止まれ」
59 :
1:2011/06/24(金) 20:13:21.48 ID:trkQpNTP0
『速報です、テロリストのときど容疑者がたった今殺害された模様です』
『尚、加害者はわかっていません』
『ホワイトハウスは情報がまとまり次第、賞金についての分与を行うそうです』
60 :
1:2011/06/24(金) 20:13:53.96 ID:trkQpNTP0
〜2年後〜
マゴ「…」ゴフッ
ジュリ「大丈夫か!マゴ!」
マゴ「ちょっと…休もう…」
マゴ「…」
ジュリ「…」
マゴ「まさか、こんな戦争になるなんてね…」
ジュリ「喋るな!」
マゴ「もういいんだよ。自分でももう長くないのはわかる」
ジュリ「…」
マゴ「でも、最後に一つだけ聞かせて欲しいんだ…」
マゴ「あのときどを、どうやって倒した…?」
ジュリ「…」
61 :
1:2011/06/24(金) 20:14:32.01 ID:trkQpNTP0
ジュリ「あたし、実は全部わかってたんだ」
ジュリ「こういう戦争が起こることも、何もかも」
マゴ「…?」
ジュリ「アラクネ」
アラクネ「…」ヌッ
マゴ「!? お前は!?」
ジュリ「そろそろ時を加速させて」
アラクネ「御意」フッ
ジュリ「これで、あたしのやることはおしまい」
マゴ「どういうことなんだ!?」
62 :
1:2011/06/24(金) 20:15:05.24 ID:trkQpNTP0
ジュリ「例えばさ、全く同じ条件で宇宙を始めたら」
ジュリ「2つの宇宙でも3つの宇宙でも、」
ジュリ「全く同じ結果になるじゃない」
ジュリ「で、あたしはそれが嫌だった」
ジュリ「だから、アラクネと手を組んで」
ジュリ「一番いい結果にしようと思ったんだ」
マゴ「何を言っているんだ?」
ジュリ「宇宙は…」
宇宙は 一巡するから
63 :
1:2011/06/24(金) 20:15:48.01 ID:trkQpNTP0
ジュリ「今日から勤めさせていただきます、ジュリです!よろしくお願いします!」
KSK「はっはっはっ、君みたいな娘がいてくれて助かるよ。うちは男ばかりだからね」
マゴ「こんなボロいゲーセンだけどよろしく」
ジュリ「はい!」
KSK「ボロくはないぞボロくは!」
マゴ「自分は強くないとは…」
KSK「すいませんでした」
64 :
1:2011/06/24(金) 20:16:41.76 ID:trkQpNTP0
3月21日 午後一時 シャドルー基地 滑走路
ジュリ「…」ストッ
ときど「遅いぞ小娘」
ジュリ「ちと、マゴには見せられないんでな」
ジュリ「貴様が内臓を撒き散らして死ぬ姿は」フッ
ときど「…貴様!? まさか!?」
ジュリ「時よ、止まれ」
65 :
1:2011/06/24(金) 20:17:12.87 ID:trkQpNTP0
ときど「」
ジュリ「死んだか」
ジュリ「はぁ〜、めんどくさいなぁ〜、もう」
ジュリ「アラクネ!」
アラクネ「御意」
ジュリ「ちゃんとセスは連れてきたみたいね」
ジュリ「じゃあ、やろうか」
66 :
1:2011/06/24(金) 20:17:49.13 ID:trkQpNTP0
〜2年後〜
マゴ「…」ゴフッ
ジュリ「大丈夫か!マゴ!」
マゴ「ちょっと…休もう…」
マゴ「…」
ジュリ「…」
マゴ「まさか、こんな戦争になるなんてね…」
ジュリ「喋るな!」
マゴ「もういいんだよ。自分でももう長くないのはわかる」
ジュリ「…」
マゴ「でも、最後に一つだけ聞かせて欲しいんだ…」
マゴ「どうして、セスとときどが同化したんだ…?」
マゴ「君は見ていたはずだよね?僕より先に下りて…」
マゴ「…! ひょっとして、君が…!?」
ジュリ「大正解」
67 :
1:2011/06/24(金) 20:18:59.53 ID:trkQpNTP0
マゴ「どうして…」
ジュリ「…説明する時間ももうないけど、悪気があってやったんじゃないんだ」
ジュリ「でも、あなたはここで死んじゃうから、次には来れない」
ジュリ「生きている者しか、次には来れないのよ」
マゴ「わけがわからないよ…」
ジュリ「アラクネ!」
アラクネ「御意」ヌッ
ジュリ「…時を加速させて」
アラクネ「御意」フッ
ジュリ「今回も結局失敗しちゃったかぁ〜」
ジュリ「次回こそ、何とかなればなぁ〜」
68 :
1:2011/06/24(金) 20:19:38.69 ID:trkQpNTP0
ジュリ「今日から勤めさせていただきます、ジュリです!よろしくお願いします!」
KSK「はっはっはっ、君みたいな娘がいてくれて助かるよ。うちは男ばかりだからね」
マゴ「こんなボロいゲーセンだけどよろしく」
ジュリ「はい!」
KSK「ボロくはないぞボロくは!」
マゴ「自分は強くないとは…」
KSK「すいませんでした」
69 :
1:2011/06/24(金) 20:20:19.23 ID:trkQpNTP0
4月20日 太平洋上
ジュリ「さむ〜い!」
アラクネ「こ で計画は終わ 」
ジュリ「そうだね〜、これでやっと終わりだね〜」
アラクネ「私 が死ねば 世界は再 成され 」
アラクネ「個人が明日を覚悟で る世界」
アラクネ「人 は果た て学ぶ か」
ジュリ「あ、見て見て。もう終わりみたいね」
ジュリ「お月様でっか〜い」
アラクネ「のん なものだ」
70 :
1:2011/06/24(金) 20:21:04.66 ID:trkQpNTP0
マゴ「…い、ジュ………。おい……」
ジュリ「…」
マゴ「おい、ジュリ!」
ジュリ「…!ここは?」
マゴ「わからない…死後の世界…みたいだけど」
ジュリ「あ、そっか。再構成中なのか」
マゴ「?」
ジュリ「呼びたい人誰でも呼べるけど、呼ぶ?」
71 :
1:2011/06/24(金) 20:22:10.55 ID:trkQpNTP0
次回は来週の金曜にゃ
過去ログが怖いからあげるにゃ〜
72 :
名も無き被検体774号+:2011/07/01(金) 20:32:24.45 ID:A1pLvEVp0
まだですかー?
楽しみにしてますよー‼‼
73 :
1:2011/07/01(金) 22:53:12.21 ID:zGJ+ie4P0
楽しみにされてる、だと…。
わかった、これから書く
と言ってもオチまでの流れはもう確立してるから
最後やっつけみたいなオチにはならない。
そこは安心して欲しいなって、思ってしまうのでした
74 :
名も無き被検体774号+:2011/07/01(金) 23:52:54.42 ID:A1pLvEVp0
ワクワク
75 :
1:2011/07/01(金) 23:59:48.99 ID:zGJ+ie4P0
あっ、やばい金曜日終わる
ゴメンもうすこしかかる
76 :
1:2011/07/02(土) 01:00:33.71 ID:bo55MsXN0
ジュリ「皆、居るね?」
アラクネ「これから説明に移る」
ファウスト「あれ〜!言葉の抜けはぁ!?」
アラクネ「ここは再構成中の世界だから自由に設定できるんだ」
KSK「一回死んだはずなんだけどな…」
ウメハラ「ま、いいじゃん。こうしてスパWもできるし」ゲンエイジン!
ヌキ「あ、おい〜またかよ〜」ビシッ ビシッ ハイッ ハイッ ハァッ ビシッ ビシッ K O!
アラクネ「始めに!この宇宙は巡っている!次周期に持っていけるのは概念だけだ!」
ファウスト「むずかしぃはなしだねぇ〜」
77 :
1:2011/07/02(土) 01:01:08.42 ID:bo55MsXN0
KSK「つまりこういうことか。宇宙の循環を通し、殺意の波動が概念として溜まりすぎて」
KSK「一般人が殺意の波動に目覚めるようになってしまったと?」
アラクネ「そう。実際、殺意の波動とは引力のことである」
マゴ「地球が人を引っ張っているってやつ?」
アラクネ「少し違う。概念が概念を引っ張るのだ」
ジュリ「まぁ〜詳しいことは分からなくてもいいよ」
ベガ「やったぁ〜!!これでまどマギの最終回が見れる〜!!」
サガット「さやかたんルートキボン!キボン!」
バイソン「あ〜腹減った。ハンバーガーとか出ないの?」
ジュリ「うるっせぇぞ!だまってろ!」
78 :
1:2011/07/02(土) 01:01:54.18 ID:bo55MsXN0
アラクネ「殺意の波動が溜まりすぎた結果、宇宙には歪みが生まれた」
アラクネ「その歪みの近くに居ると、超能力的な能力を得る」
アラクネ「私の場合は、時の加速だった」
ジュリ「あたしは時間停止」
マゴ「一体どこで!?」
ジュリ「パラシュートで降下してたとき、変な所に吸い込まれてさ」
ジュリ「気づいたら変な能力が身についてた」
ときど「時を止められるのかどうかは分からなかったけど」
ときど「攻撃の瞬間、ジュリの像が2つ、3つに見えたんだ」
ときど「恐らく、超スピードか何かだと思ったけど、時を止めるとはね」
ジュリ「あんたもホントたいしたもんだよ」
79 :
1:2011/07/02(土) 01:02:20.32 ID:bo55MsXN0
アラクネ「要は私の能力は、2つ」
アラクネ「一つは時を単に早めることだ。周りのものは遅くなる」
アラクネ「もう一つは時の加速を無限大にし、宇宙を変曲点に到達させることだった」
アラクネ「変曲点に達した宇宙は全てが逆行し始める」
アラクネ「元に戻るように動くのである。当然私もだ」
ジュリ「世界大戦が始まってから、時間を戻して、殺意の波動の要因となるもの、要人」
ジュリ「それらを全て私達は消していた」
ジュリ「方法はもちろん、父さんの合体よ」
ジュリ「あの人の体の一部になれば、概念としての殺意の波動は消えてなくなる」
ジュリ「そして父さんは気絶していたから、どれだけ合体しても目覚めることにはならなかった」
セス「ふん、勝手に能力を使われたのは遺憾だが、可愛い娘のためなら許せる」
ジュリ「父さ〜ん!」ギュッ
セス「ジュリーっ!」ギューッ
ファウスト「どうしようもないね」
マゴ「…」ショボン
80 :
1:2011/07/02(土) 01:02:52.90 ID:bo55MsXN0
アラクネ「しかしそんな矢先、問題が発生した」
ジュリ「私達に殺意の波動が溜まり過ぎていたの。そりゃそうだけど」
アラクネ「概念が概念を引っ張るなんて生半可なものではなく」
アラクネ「太平洋に月が落っこちてきたのだ」
ジュリ「焦ったわよ。全部パアになると思ったもの」
アラクネ「だが、昔読んだ書物では、大質量の隕石がぶつかると」
アラクネ「そこにブラックホールができるのだそうだ」
ジュリ「そういうわけで、観念して、吸い込まれることにしたのよ」
ジュリ「殺意の波動ごと、ね」
ジュリ「でもまさかこうして死後の世界ができるとは思わなかったわね…」
81 :
1:2011/07/02(土) 01:03:16.83 ID:bo55MsXN0
ジュリ「次回の宇宙では、もうこんなことは起きないわ」
ジュリ「殺意の波動はほぼゼロに近い状態から始まるから」
ジュリ「平和な世界になるでしょうね。」
ジュリ「ここまで変えると、人間が生まれるかどうかわからないけど」
ジュリ「少なくとも、殺意の波動が無限に溜まる宇宙よりはマシよ」
アラクネ「そしてもしまた殺意の波動が増加すれば、またこうして時を戻せばいいのだ」
アラクネ「最も、やるのは私ではないがな」
ベガ「…1つ聞きたい」
アラクネ「なんだ」
ベガ「どうして、宇宙が一巡するとか、そういうことを知っているんだ?」
82 :
1:2011/07/02(土) 01:03:55.88 ID:bo55MsXN0
アラクネ「宇宙の歪みに吸い込まれた時、私には全てが見えた」
アラクネ「宇宙が何度も何度も巡っていたこと」
アラクネ「そして最近の宇宙になるにつれ、戦争が増えていたこと」
アラクネ「他にも多くあるが、語るまでも無いだろう」
アラクネ「次回の宇宙では、私達はおそらく存在していないのだからな…。」
サイコクラッシャァアアアアアアア!!!!!!!
アラクネ「!?」
ジュリ「!!?」
83 :
1:2011/07/02(土) 01:04:20.25 ID:bo55MsXN0
ベガ「…ふぅ。いい気分だ、ふつふつと体に力が宿ってくるぞ…」
KSK「ベガ!?何をする気だ!?」
ベガ「…もし時間を逆行できるなら…そこにはいくらでも殺意の波動が溜まる…」
ベガ「…今から逆行させれば、前の宇宙のアラクネとジュリを暗殺するだけで、」
ベガ「そこにあるのは無尽蔵の殺意の波動、つまりサイコパワーなのだ!」
サガット「愚かな! ベガ! 過ちを繰り返す気か!」
ベガ「黙れぃ!」 ッドーン
サガット「ぐふっ!??」
マゴ「いきなり吹っ飛ばされた!?」
ベガ「私は時すら止めることが出来るのか!」
ときど「くそっ! このままじゃ!」
ベガ「もう遅いわ! 時よ、逆行せよ!」
84 :
1:2011/07/02(土) 01:04:45.56 ID:bo55MsXN0
ベガ(ふっ、全てが逆行しておるわ!)
ベガ(まだ力を制御しきれないせいか、スピードこそ遅いが、)
ベガ(きちんと逆行している!ハッハッハーーー!!!!!)
ベガ(よし、この調子でさらに加速させる!)
しかし ベガはそこで信じられないものを見てしまった!
ベガ(はっ? なにあれ?)
ウメハラ「おいおい、ヌキ、何逆向きに操作してんだよ。」
ウメハラ「ってなんか皆逆向きに動いてるし。なにこれ?」
85 :
1:2011/07/02(土) 01:05:13.89 ID:bo55MsXN0
ベガ(ばっ、バカな!? なぜだ!? なぜなんだ!?)
ウメハラ「おい、お前だろ。なんか言葉逆さまに喋ってるけど、」
ウメハラ「なんか明らかにお前濃いよなオーラが」
ベガ(やばい、早く時を元に戻さないと!)
ウメハラ「昇竜拳!!」
ベガ「ぐえはぁぁぁっーーーー!!!」
86 :
1:2011/07/02(土) 01:05:36.69 ID:bo55MsXN0
ジュリ「…つまり、あの時、太平洋を泳いでいたときに、宇宙の歪みに出会ったってこと…?」
ジュリ「そこで、相手の能力を『絶対無視』する能力を身につけたと…」
ジュリ「でもそれじゃあ、アラクネの時の加速には従わないはずだし…」
マゴ「格ゲーやってるからだよ」
ジュリ「え?」
マゴ「見ればわかるでしょ。格ゲーやってる時の彼の顔を」
ジュリ「…眠そう」
マゴ「ははは」
アラクネ「ぬぅ! 駄目だ、どうしても倒せん!」
ウメハラ「コイツ弱いなー。こくじんの方がまだ強かった」
87 :
1:2011/07/02(土) 01:05:57.38 ID:bo55MsXN0
マゴ「ウメハラは、格ゲーやってるときだけ、何物にも従わない絶対神になるんだ」
マゴ「逆に普通の生活のときは、本当に普通なんだけどね。」
ジュリ「…腑に落ちないわ」
マゴ「はははっ」
ジュリ「笑ってんじゃねぇ!」ドゴッ
マゴ「ぐえっ!」
ジュリ「あーあ、めんどくさかった〜」
ジュリ「これで後はこの空間が消えれば、次の宇宙が始まるのかぁ〜」
ジュリ「…また、逢えるかな?」
宇宙はまた 数順して
88 :
1:2011/07/02(土) 01:06:17.55 ID:bo55MsXN0
ジュリ(大学もやっと受かったし、バイトもやっと受かったし、)
ジュリ(これでまともな大学生生活が始まるっ!)
ジュリ(父さんにも迷惑かけたし、そろそろ楽させてあげるためにも、)
ジュリ(勉学もバイトも頑張るぞ!)
ジュリ(あっ、あの、黒塗りの建物かな?)
ジュリ「ここがゲーマーズビジョンかぁ」
完
89 :
1:2011/07/02(土) 01:09:32.99 ID:bo55MsXN0
お粗末さまでございました。
読んでくれてありがとう。
出来たのはぶっちゃけ
>>8のおかげ。
応援してくれる人って大切なのね。
90 :
名も無き被検体774号+:2011/07/04(月) 20:18:14.75 ID:DCZULivA0
セックス
91 :
1:
なーんか、VIPの方でスレ立てられないから
こっちでまた再開するかも。