1 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:
今田良行
高校二年生、趣味は音楽を弾くこと
今日は半月ぶりに学校へ行くようだ
がちゃ!
友子「おい、はよ起きろ!」
良行「……」
友子「ちっ!今日は学校にいけって! 大介いないんだからゆっくりしたいんだよ!」
良行「うっぜぇ……」
友子「んだと?………ブンっ」
ドカッ!
友子「次そんな口聞いてみろ、ぶっ殺すからな」
良行「……」
今田友子…良行の親。親の役目などしたことがない。死ぬべき人間
今田大介……良行の親。やくざ。死ぬべき人間
友子に手をだせば大介にチクる
一方的な暴力に17年間耐えてきた
2 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 16:02:00.27 ID:MADBkvq90
□学校□
担任「ん?今田?なんで来たん……今日はきたのか」
良行「……」
担任「まぁ、入れよほら」
ガラガラ
騒がしかった部屋が静まりかえる…
「っぷ…あいつきたw」ボソボソ
「なんで来たのwキンモw」ボソボソ
良行は早歩きで机に向かった
机を見て立ち止まる
良行「(花瓶……落書き………だれだ……)」
「ぷっwwwうける」ボソボソ
良行「……」
ガシャン!
良行は机の花瓶を手荒にどかした
担任「おい!!今田!!なにしてんだ!」
3 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 16:11:22.08 ID:MADBkvq90
担任「後で職員室へこい」
良行「………」
□一限目終了□
キーンコーンカーンコーン
達也「へーい!よっちゃーん!」バンっ
達也が座っている良行の背中を叩いた
山田達也……良行をイジメるグループリーダー
正樹「なんできたん?いじられにきたん?」
正樹が正面に仁王立ちした
相垣正樹……調子者で良行をイジメるグループ
健太「まぁいいやwトイレいこうぜ! 仲良く連れションwwww」
健太が机を蹴りながら言った
斉藤健太……一番ガタイがよく良行イジメるグループ
4 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 16:38:50.29 ID:mlYnR1myO
えっ…うわあ……えっ?
5 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 17:48:48.98 ID:MADBkvq90
正樹「うおら!」
良行「うぅっ……」
正樹が良行の腹を殴る
達也「しーね! カス!」
達也が良行の顔を殴る
健太「これお似合いじゃね?」
健太がモップで良行を掃除した
良行「……」
正樹「ぎゃははは!!おまえが生きてんのが悪いww」
良行「………」
良行は自分の手をグッと握りしめた
殺したい
殺したい
殺したい
殺したい
6 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 17:55:45.90 ID:MADBkvq90
□2時限目□
先生「ん? 今田は?」
周りはわかっているが知らないふりをする
先生「おい、誰か答えなさい」
ガラッ
達也が立ち上がり
「今田君はさっき帰りました」
と答えた
帰ったかどうかわからないがその場しのぎだ
なんせあのトイレに置き去りにしたままだから
先生「そーか……」
先生もなにかに気づいたみたいだが知らないふりをした
□三限目終了□
達也たちはトイレに向かったが良行はいなかった
後々担任に聞いたが担任もわからないという
達也「自殺でもしたんじゃね?w」
健太「だったらうけるのになw」
すごく……微妙です……
8 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 17:59:51.03 ID:J8f6cj/aO
構わん、続けろ
9 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:02:41.85 ID:MADBkvq90
良行は人気のない廃墟を訪れていた
いやなことがあると立ち寄る
良行は廃墟に入るとしゃがみこんだ
良行「………」
俺の周りはいらない奴ばかりだ
まじめな奴が損をする世の中になってきている
それは間違いだ……
あいつ等が裁かれなければいけないんだ
かといって殺してしまったら捕まる
いらない奴等を削除する方法はないのか……
良行はしばらく伏せていた
ジャッジャッ
良行「……!」
なにか近づいてくる
10 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:07:26.37 ID:MADBkvq90
今、良行がいる場所は壁に囲まれている
出入口はひとつしかない
ジャッジャッ……
不安を煽る原因の一つは歩くスピード
以上なまでにゆっくりだ
どうする……
じょじょに足音が近づいてくる
良行は脂汗にまみれた
じゃっ
じゃっ
………
今、壁越しに奴がいる……
11 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:14:07.67 ID:MADBkvq90
なんともいえない空気がその場を包み込む
ゴクッ……
たった一つの出入口から奴が現れた
「あら……なにをしてるんですか?こんなところで」
コートに黒い帽子をかぶった男だった
真夏にコート……
良行は警戒を解かなかった
「もう九時ですよ、帰りなさい」
良行「………」
良行が狭いで入り口を出ようとした途端、男がこう呼び止めた
「悩みがありますね」
良行「……!」
12 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:19:49.45 ID:MADBkvq90
「いいなさい」
良行は関わりたくなかったが男にこう言った
良行「この世の中は腐っている」
男はにやつきこちらを振り向くとこういった
「私もそう思います」
良行「……」
良行「あんたも?」
男「はい、いらない人間が多すぎだと思います」
今までにない人間に良行を驚いた
そして男はこう言った
「変えませんか?世の中を」
13 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:24:16.57 ID:MADBkvq90
良行「変える?……」
男「はい、腐敗した世の中を変えましょう」
良行「ふっ……できるならそうしたいさ……」
男「できますよ?」
良行「……!」
良行「どうやって……方法は……?」
男はふてきな笑みを浮かべた
男「なに、簡単なことですよ。いらない人間は消せばいい」
14 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:28:33.99 ID:MADBkvq90
良行「い、いらない人間を…消す…?」
男「何度も言わせないでください、削除するのです。」
良行「捕まるだろ、あんたおかしいぞ」
男「捕まらなければいい、証拠もなにも残さなければいい」
良行「ふ……ふふ、んなことできるはずがない。」
男「できますよ、神の力さえあれば」
良行「……」
男のまっすぐな眼差しからは真実が伝わってくる
15 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:37:57.91 ID:MADBkvq90
男「あなた、楽器をやっているでしょう」
良行「……!」
男「私にはすべてわかります、あなたが考えてることすべて……」
良行「(………)」
男は目を手をやった
男「ふふ、あなたは今こう思いましたね」
「こいつは俺をバカにしている……と」
良行「なっ……!」
当たっているっ!!
どうして……!
男「戸惑いを隠せない様子……ふふ、まぁしょうがないでしょう」
良行「……」
良行「ふふふ、……全部お見通しなら声にでしたほうが楽だ」
良行「信じよう、その力……そして俺がこの世を変えてやる」
男「おっ、和解しましたね」
良行は無心でいた
これからの計画がこの男にばれぬように……
16 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:50:11.23 ID:MADBkvq90
良行「さて……教えてくれ……あなたの正体」
男は目に手をやった
男「申し遅れました私、今田良行と申します」
良行「………!!!」
おっ、俺!?
どういうことだ……なぜ俺が……
男「ふふ、いやぁ冗談ですよ、すいません
私、金子康と申します」
良行「な……なるほどな…お見通しなわけだ…」
良行は何かに気づいた
しかし悟られまいと無心に戻る
良行「さぁ、教えてくれ。あなたの能力を」
男「うーん、まとめるのは非常に難しい
簡単にゆうと殺した数だけレベルアップという感じです」
良行「ほう……で、殺す方法は?」
男「殺す方法?……方法と言われても……自由です…」
良行「それはないだろう、透視できるくらいだ。超能力かなんかあるだろう
現にさっきあなたは神の力と言った」
17 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 18:56:29.32 ID:MADBkvq90
金子「神の力?…あぁそれですか。だからレベルアップして手に入れるのです」
良行「……まさか……」
金子は目に手をやりこう言った
金子「そう、自身の力で殺して手に入れる」
良行「自身の力………」
良行「その……」
良行「最初の条件は……?」
金子「あー、どうでしたっけ……確か……」
良行「確か……?」
金子「六人だったような感じです」
六人……
六人やれば……
神の力を
自由に無心になれる時点で神な気がする
19 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 20:13:52.90 ID:MADBkvq90
良行「(六人だ……六人殺せば……神になれる)」
金子「ほら、無心になるんじゃないんですか?」
良行「あぁ、そうだったな…」
良行「(ん…?俺は無心になるなんていってな……)」
金子「あなたは勘違いしてますよ 私が透視できるカラクリは手が関係してると思ってる
甘いです」
金子「これは私がひっかける為にわざと手を右目に添えていただけのこと」
良行「なに?……」
金子「神になるのでしょう?こんなのにひっかかっては話にならない」
良行「は……さすが……」
金子「この程度で?お言葉ですがこの程度のトリック仕掛けようとも思いませんでした」
金子「呼吸のようなものです。無意識の内に罠を仕掛けてたみたいです。」
良行「どういうことだ…」
金子「めんどくさいですね、つまり貴方は警戒心が薄い」
良行「警戒心…」
20 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 20:23:45.30 ID:MADBkvq90
金子「常日頃警戒を解いてはいけない」
金子「警戒を解くことは許されない」
良行「許されない……」
金子「でないと神になれませんよ」
良行「………」
良行はしばらく黙り込むと口を開いた
良行「金子さん、貴方自身は完璧なんですか?」
金子「ふっ……」
金子は帽子を取り逆さ向きで良行に向けた
金子「はい、完璧ですよ?なんせ私は……」
金子「この世を変える神ですから」
良行「………っ」
圧倒された……
良行「そうか……貴方が神か……ならば……」
良行は金子にこう言い放つ
良行「俺が神に君臨する間お願いします。神さま」
21 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 20:35:37.80 ID:MADBkvq90
金子「ふはははっ……」
金子「君はおもしろいね、気に入った」
良行「そりゃどうも」
金子「いいでしょう、貴方ならNo.5680を任せれる」
良行「5680?」
金子「だいたい想像つくでしょう、貴方は現時点存在する神候補5680人目に選ばれたのです」
良行「俺で5680人目……?」
金子「まさか、私が貴方だけを選ぶわけないです」
金子「そして私一人が5680人も任命できない」
良行「なるほど……世界にあんたみたいな人がいるというわけか…」
金子「あたり。神候補はジェラードと呼ばれます。そして私のような神を選抜する者をマドラと呼びます」
良行「階級があるのか……」
金子「はい、そして私は貴方を選んだ。貴方は5680番目のジェラードです」
22 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 20:43:50.26 ID:MADBkvq90
良行「もうジェラードになったのか?」
金子「いえ、今からですよ」
良行「どうするんだ?」
金子「うるさいなぁ、今からしますよ」
金子はバックから契約書を取り出した
金子「ここにサインを……血でお願いします」
良行は指を切りサインをした
金子「はい、オッケーです。5680番目おめでとう」
良行「そんなのどうでもいい、早く力を」
金子はあきれ顔で言った
金子「もう…何回言わせるんですか?六人殺さないと」
良行「あ、そうだったな……」
金子「もう契約したからには戻せませんのでそこんとこよろしく」
良行「……」
金子「あっ!そうそう……」
良行「今度はなんだ?」
23 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 20:55:18.22 ID:MADBkvq90
金子はまた契約書を取り出すと
金子「ここに書いてある契約事項を読んでください」
良行「おい…これは最初に見せるべきだろ」
金子「大丈夫、問題はないです」
良行「おまえはだろ」
良行「なになに……」
一、ジェラードに任命された場合世の中の為に貢献すること
二、ジェラードであることは誰にも明かさないこと
三、能力を悪用しないこと、自分の地位向上を目的としないこと
良行「四、5日以内に六人殺すこと……殺せなかった場合……」
良行は契約書を投げ捨てた
良行「こっ……こんなの聞いていないぞっ!……はぁ…5日以内に殺せなかったら……
おっ……俺が死ぬなんて聞いてないっ!!やめだ!!」
金子「なにをそんなに焦ってるんですか?5日で殺せばいい」
良行「なっ……!なにを…!よく簡単にいえるな!」
金子「なら解約しますか? もちろん私に関わった記憶を消させてもらいます」
良行「はぁ…はぁ…」
24 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 21:17:11.52 ID:cHE3I7brO
ええい!続きはまだか!!
25 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 21:29:13.16 ID:MADBkvq90
金子「どうしますか?」
良行「……」
ここで解約すれば俺の命が保証される
契約を結んだままにすると俺が死ぬ可能性が…
いや、5日で殺すことに問題はない
問題はその後のことだ
完全犯罪をしなければならない
でないと後々捕まってしまう
いや待て神の力があるじゃないか…
良行「かっ…神の力!最初に手にする力を教えてくれ!」
金子「それは教えられません…」
良行「ちっ! くそっ……」
最初に手にする力がどれほどなのかわからないことには頼りにならん
やはりここは自分の命を優先すべきか?
金子「……今田さん、やはり貴方には無理みたいだ…」
26 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 21:40:21.41 ID:MADBkvq90
良行「………」
金子「貴方は決心できないでいるみたいですが迷ってる時点でダメなのです」
良行「……」
良行「……おまえが…」
金子「?」
良行「おまえがこの立場だった時……どうした?」
金子「私がですか?」
良行「そうだ!いちいち聞き返すな」
金子「私はその日に沢山殺しました、身の回りのゴミを掃除するつもりで」
良行「なに?」
金子「17人くらいですかね……罪のない人も殺しました」
良行「じゅ……!17…だと…!なぜそんなに…」
金子「その日では17ですが5日で合計すると107人です」
良行「…!!!」
良行「やっぱ…おかしい……こんなの…」
金子「その時のマドラは不親切でノルマを教えてくれなかったからですよ、しょうがないです」
27 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 21:47:34.10 ID:MADBkvq90
良行「おかしい…狂ってる…」
金子「どうするんですか?はやくしてくださいよ」
俺は…こんな奴になりたくない…!
俺は無実の人間にまで手をだしたくない…!!
金子「あー、貴方もなってみては?時期にわかりますよ」
金子「世の中をよくするためには犠牲も必要なのです」
!!!
良行「間違いだ!!そんなことが許されるはずがない!!」
金子「そうですか?」
良行「そうだ!無実の人間は幸せになれる世の中を作るんだ!!」
良行「あんたらがやってることは間違ってる!!正義じゃない!」
28 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 21:57:25.01 ID:MADBkvq90
金子「正義? 私は別に正義にこだわりをもっていない……」
良行「なんだと……」
金子「ただ腐った世の中を変えてやろうと手助けした。それだけ
この行為を邪魔する者も削除……自分が不必要だと感じた者も削除するのみ」
良行「こんな……こんなの……」
金子「おまえが私の考えに背き、ジェラードを続けても構わない……しかし」
良行「………」
金子「おまえが邪魔をしようものなら容赦なく こ ろ す 」
良行「……!」
金子「それだけ覚えていてください。脱線しましたが話の続き
どうします?私はあまりおすすめできないん……」
良行「やろう」
金子「……今…」
良行「何回も言わせるな、引き受けよう。世の中の為に」
29 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 22:06:56.94 ID:MADBkvq90
金子「(なにを考えてるんだ、いきなりすぎる)」
しかし透視すれば手に取るように……
?
できない…?
というより
なにも伝わってこない…
無心?
いや常人にはできるはずがない……
どういうことだ……この小僧…
良行「引き受けるよ、その仕事」
金子「そうですか……ならば失礼します…」
金子が振り返り帰ろうとしたその時
良行「最後にこれだけ聞いていいか?今まで何人の人を殺した?」
30 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 22:10:22.78 ID:MADBkvq90
金子「うーん、どうでしょうか……」
金子「一国が……滅びる程度ですかね…」
良行の口元がにやける
良行「そうか」
金子「(なにを考えている……)」
透視……できない……
こいつは…
ここで殺すべきだな
31 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 22:26:11.75 ID:MADBkvq90
やはり……
金子は常に透視しているわけじゃない
奴の癖……というより体の構造だろう
透視する時だけ奴の一重まぶたは二重まぶたになる
これは金子自身も気づいていない
そして奴が二重まぶたになる動作……
一度深く目を閉じること
奴の目をしっかりみて冷静な判断を下す
……
来るっ!!
金子「(………)」
金子「(おかしいぞ!こいつどうなっている!)」
これはあくまでも俺の考えだが透視は伝わるものだと仮定する
こちらの意図を悟られないものを想像する
たとえばTVの電波の不具合で生じるあのザーッとした場面
あれをみて感じるものはないだろう
それを試しに使ってみた
すると金子は今までになかったのか表情に現れていた
「なんで伝わらないんだ」
と。
これならいける
支援
最初からwktkしてました
俺も支援
34 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 22:37:41.14 ID:MADBkvq90
金子「(こんな小僧に……しかたない)」
……
なんだ…そんなことか……
金子「今田さん、貴方は大した人だ」
良行「(見抜かれたか……?)」
金子「貴方は伝わらないものを想像した。そうですね?」
良行「…ばれちまったか……」
金子「なかなかですよ、期待できる」
金子「しかし……」
良行「…?」
金子「貴方は私に勝てない」
金子「私のレベルと貴方のレベルの差は天と地……使える能力の豊富さも比べものにならない」
良行「(……それを忘れていた……奴はまたなにか発動したのか?)」
金子「殺さないでおきましょう、私は貴方の成長をみてみたい」
35 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 22:52:36.66 ID:MADBkvq90
金子「貴方と私の理想な違う……貴方は犯罪者を裁き良い世の中を築く」
良行「……」
金子「そして私はこの腐った世の中を改善するためにいくつかの犠牲を要求する」
金子「まぁ、似たようなものですね」
良行「違うな」
金子「ん?…なにがです?…世の中を改善していくことに代わりはないでしょう」
良行「おまえは神なんかじゃない……契約書を読み返すことだな」
金子「………」
良行「自分の地位向上を目的としないこと」
良行「おまえの発言は聞き漏らさなかった。さっきおまえが俺に言ったことを思い出せ」
「貴方は私に勝てない」
良行「これは競争しているとしか思えないな
おまえが犠牲を出してでも世の中を変えていくつもりがあるのなら考えられない」
金子「………」
ククッ…おもしろい
36 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 23:04:56.65 ID:MADBkvq90
良行「どうだ、言ってみろ」
殺されるかもしれない…
だがこれは間違いだ
こんな奴はゆるせん
金子「くくっ、そうですね……それが大半を占めてます」
良行「なに…?」
金子「貴方も時期わかります、マドラになればね」
良行「……」
金子「私も最初はそのつもりでしたよ、世の中の悪を裁くヒーロー気取りでした」
金子「しかしレベルアップするにつれこう考えるようになりました」
今の能力を駆使してできることはないか
金子「自分の力量があがるにつれ可能性が開けてくる
できなかったことができるようになる」
良行「……」
金子「人を殺すこと自体が快楽になっていく……殺すことで経験値アップ……また可能性が広がる……
こんな楽しいことがありますか!!」
金子「いまじゃ私の力は神同等。だれも止められない……
そうです……」
37 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 23:13:39.64 ID:MADBkvq90
良行「……?」
金子「そう……貴方のような虫ケラが私を止めること自体世の中をなめている」
金子「貴方も時期わかります、弱者は強者に呑まれる」
良行「……」
良行「俺が……変えてやる」
金子「ひ……」
金子「ひゃはははははははは!!!まだわからんのか!!
学習能力ないなぁwwwヒヒヒ!!」
良行「おまえが、もしそういう世を作るつもりならば…
俺がおまえを消してやる」
金子「おいwwwやめてくれwww腹が痛いwww
おまえwww正気かww」
良行「ああ、大まじめだ」
金子「何回言わせるんだよぉ!!!」
良行「……!!」
38 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 23:22:54.32 ID:MADBkvq90
金子「おいおい、わからないのかぃ?
おまえは猿以下か?あぁん!?」
金子「やがて人類がつくりだした価値観はすべて消え去る
簡単にいうとだ、地球は次のステップへ踏み出すのさ」
金子「不思議なことじゃない。江戸の人々が今の世の中を想像できたか?
できなかったろう?そう考えれば不思議じゃない」
良行「おまえは間違っている……」
金子「なんだおまえ……同じ言葉繰り返してるだけじゃないか、つまらん。反論できなくなるとすぐこれだ」
金子は良行に背を向けた
金子「最後にこれだけ言っておく」
金子「人を殺す奴が世の中を変えるなんておかしな話だと思わないか?」
良行「………」
金子「お家にかえんな、ママが心配してるぜ」
ジャッジャッ…
金子は暗闇に消えていった…
39 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/20(日) 23:27:47.06 ID:C1Ru6iemO
wktk
40 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 00:35:03.42 ID:n5nlIqjF0
「人を殺す奴が世の中を変えるなんておかしな話だと思わないか?」
金子の言葉が連続して再生される
俺自身間違っている…
人を殺すことが正しいわけない
ならば正義とは?
戦隊ヒーローだって悪人を裁いてるじゃないか
それをしようとしているだけだ
俺は正義だ!
良行は街灯がひとつもない道を歩きながらそういい聞かせた
これからどうするか……
六人の死ぬべき人間を決めなければならなかった
良行「………」
瞬時に頭から溢れ出すくらいの人が入ってきた
この中から選び抜かなければならない
誰にする……
良行がたどり着いた場所に広がる光景
友子……
大介……
こいつらにするか
41 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 09:41:20.41 ID:5ZherJ72O
続きは?
42 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 10:15:09.33 ID:0dQ+tMzVO
これは期待
支援
43 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 15:49:45.37 ID:ZpcYVXZSO
で、どうすんだ?これ。
まさかこれで終わりじゃねえだろうな?
44 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 16:02:27.32 ID:oJlBrVGZ0
支援
さあ早く続きを!
45 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 17:18:14.62 ID:n5nlIqjF0
良行が契約を結ぶか悩んだ理由
その大きな一因が明日から控える修学旅行であった
二泊三日の修学旅行は5日しかない良行にとっていたかった
いかなければいい話だが良行の祖父が旅費を出したおかげで行かざるを得なくなった
というと良行の祖父はやくざの頭
頭が出してくれた旅費に対していかなかったとなると大介が黙っていない
まぁどっち道削除するがなるべくトラブルは避けたかった
それにもう削除する者は決めた……
良行は母親をシカトして二階にあがろうとした
大介「……おい」
良行「…!」ビクッ
大介が立ち上がり良行を見おろす
大介「こんな遅くに帰ってきて…あいさつもなしか?…あ?」
良行「……た…だいま…」
大介「明日旅行だろ? なにしてんや? 準備は?」
良行「いや…いまから…」
ドカッ
大介の拳を受けて良行は後方に飛ぶ
大介「おまえ……おやじのおかげで旅行できんだぞ?わかってんのか?…あぁ!?」
大介は2発目、五発目と殴り続けた
46 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 17:26:54.17 ID:n5nlIqjF0
友子はしらんぷりでTVを見ている
大介は俺を殴り続ける
殺したい
殺したい
殺したい
殺したい
殺したい
殺意で痛みなど感じなかった
大介は思う存分俺を殴ると、友子とふたりでカラオケに行った
良行「く……っ……」
大介達は朝までに帰ってくるだろうか……
かえって来なかったら…
………
とにかく明日の準備だ
俺が神になる準備を……
47 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 17:34:27.08 ID:n5nlIqjF0
良行は帰り道ですべての計画を考え、いるものは買いそろえた
しかし大介達がかえって来ないと話にならない
誤算だった……
こんな事今までなかったのだから
とにかく帰ってくるのを待とう……
AM2:00
まだか…
AM4:00
やばい……このままでは……
AM4:40
良行の額は脂汗でいっぱいだった
良行「(頼む……頼む…帰ってこい…)」
……
ガチャ
48 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 17:37:31.45 ID:n5nlIqjF0
大介「疲れたな……寝床だ、寝床。はやくしろ」
友子「はいはい」
大介「はいは一回だ。打ち殺すぞ」
友子「……」
良行「……っ」
良行「ふふ……」
よく帰ってきた……
49 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 17:44:02.91 ID:n5nlIqjF0
大介が横になり、友子もその隣で横になった
良行は二人が熟睡するのを待つ……
イビキが聞こえてくると良行は準備を始めた……
□バスの中□
達也たちが俺の周りを囲むようにして座る
俺はいつになく余裕を持っていた
達也「なんできたんだかw殺しちゃうかもw」
正樹「まぁいいじゃん。たくさん思い出をつくろうぜwよっちゃんw」
良行「(くく……思い出作りか……)」
50 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 17:52:35.05 ID:n5nlIqjF0
もちろんこいつらは削除
生きる資格などないゴミだ
まずは……
そうだな…こいつに決まりだ…
良行は正樹に向けてにやついた
正樹「あ?…んだこいつ…なめてんのか?」
ガシッ
正樹が良行の胸ぐらを掴む
良行は神を意識した視線で正樹を哀れんだ
正樹「こいつ……っ!」
バスで正樹が暴れだしソウゼンとなる
しかし良行に怖い者はなかった
51 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 18:27:17.62 ID:CMF6pU7sO
見てるよー
52 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 18:42:08.09 ID:n5nlIqjF0
突然止まる時がありますがその時はすいません
宿泊先の部屋は達也たちと一緒
これは俺をいじめる為だろう
好都合すぎる……
こいつらと常に行動を共にすることで監視にもなる
しかし俺の身の回りで次々と死んでいっては疑いをかけられる
そこはうまくごまかせるか?
とにかくすべて「事故死」となると怪しまれる…
□一日目の夜□
正樹「まだまだだ!とう!」
達也「うお、こいつ強くなったなw」
健太「俺にまかせろ。」
健太がキャメルクラッチをしかけてきた
良行「う゛ぐぅ……はっ……かは…」
健太「どうだ、きついか」
初めて味わったプロレス技
これの苦しさは殴るなどの打撃よりもうわまった
達也「こいつwwwまじ苦しそうだwww」
それからプロレス技の実験台として散々な扱いを受けた
明日の登山は祭りだ
53 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 18:51:24.57 ID:Ufw3xUvkO
どっかの政党幹事長みたいなスレタイだな
54 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 18:53:39.77 ID:n5nlIqjF0
登山はもちろん達也たちに囲まれる
こいつらはこれからどうなるかわからないでいる
笑いを堪えながらも登る
□昼食□
昼は自炊……
俺はこれを待っていたんだ
正樹……こいつの特徴はよく知っている
こいつはナイロン素材を好む
ナイロンでなければ駄々こねるほどのナイロンオタク
そしてナイロンは一度着火すると広がる
良行はポケットからスポイトを取り出し水筒に先端をつけた
水筒には灯油が入っている
念のため奴の衣服に灯油を浸そう
隙を見て浸そうしたがなかなか難しい
良行「……」
しょうがない…
良行はバックから携帯香水ケースを取り出すと灯油を補充した
55 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 18:56:54.11 ID:NgTybmgS0
ナイロンオタクwwwww
56 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 19:01:50.89 ID:n5nlIqjF0
これは非常にめんどくさい
しかし削除の為だ
それはしかたない
良行は何度も自然に近づきふりかけた
良行「(バカが……気づいていない)」
山の中は電気がない
正樹が交代で団扇をはわく
正樹「あーだりぃ…」
達也「俺、米とぎわすれだわ」
達也が水道へ走る よし……
健太「野菜切れねぇ……」
健太は包丁を扱うので必死だ
良行はフテキな笑みを浮かべた
ドン
57 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 19:12:28.80 ID:n5nlIqjF0
良行は片足が当たったふりを即座にする
正樹はキャッチャーのような座り方をしていた
後ろからケツを蹴りあげれば簡単にバランスを崩す
正樹の服に火がついた
それも尋常じゃない早さ……
正樹「う゛あ?ああああああああ!!!火ぃ!!水!!みずみずみず!!!」
健太はその光景をみて絶句している
良行「なにをしてるんだ!!早く先生を!!」
健太はまん丸い目をしながら
健太「あ……あ……そうだ…」
ダダッ
走っていった
正樹が苦しんでいる
この光景は非常に愉快だが次の作業に取りかかった
正樹「あ゛ああああ!!!!がぁああ!!アヅイ!!あヅぃああああ!!!」
良行「……」
ニヤ…
良行「さよならだ……」
58 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 19:19:38.54 ID:n5nlIqjF0
先生が来るまでには正樹は酷く悪臭を放っていた
先生「うっ!!」
先生はゲロを吐く
健太ももらいゲロを吐く
良行「まさか……こんなことになるなんて…」
達也が戻ってくる
達也「あれ……正樹は?」
良行は全力で笑いを堪えながら黒い塊を指さした
良行「……」
良行「…ぷっ……う…うううう…」
吹き出してしまった……
大丈夫……泣き真似でごまかせる
59 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 19:30:16.25 ID:0juC+AbcO
〜fin〜
これジャンル何にカテゴライズ出来る?シュール?
61 :
シュールです:2009/12/21(月) 20:15:31.80 ID:n5nlIqjF0
達也も一緒だw
健太のようなリアクションをしている
なんてざまだ、しかし悪くない
食欲をなくさない為にこの事件はみんなに伝えなかった
良行「今できるものを作って食べよう…」
おそるおそる言ったが
健太「おま…バカか? 食えるわけない……」
達也「あぁ、くえねぇよ。こんなの見ちまったからな……」
良行「うん………」
糞っ!
次の計画に入れなかった
でも大丈夫だ
準備は整っている……
今日の夜が楽しみだ…
62 :
シュールです:2009/12/21(月) 20:23:51.07 ID:n5nlIqjF0
□下山後□
良行は電話をかけた
プルルル…
敬治「はい」
良行「俺だ」
敬治「あぁ兄さん、どうしたの?」
今田敬治……頭がよく運動神経もそこそこ。祖父の家で暮らしている
良行「おやじがお前を呼んでる、明日の八時に来いって」
敬治「父さんが?なんで兄さんを通してなの?」
良行「それは……あれだ……と…
とにかく明日八時に絶対行け」
敬治「わかったよ」
………
これがうまくいけば祖父をおびきよせれる
63 :
シュールです:2009/12/21(月) 20:31:39.63 ID:n5nlIqjF0
□夕食□
どちらかというとこっちのほうがうまくいく
健太が夕食を食えばの話だが
健太「……」
達也「……」
達也「くわねぇのか?」
良行「…」
健太「……」
良行「(どうした、食うんだ)」
達也「正樹のことは……わかるよ……食欲がないことも…」
健太「……」
良行「(そうだ、説得しろ)」
達也「お前昼から食ってねぇだろ?……」
健太「…」
良行「(糞……しかたない)」
良行「食べないと体に悪いよ」
64 :
シュールです:2009/12/21(月) 20:41:04.64 ID:n5nlIqjF0
健太「…!」
良行「(俺がしゃべる事がそんなにめずらしいか?)」
達也「ああ、これだけは今田の言うとおりにしろ」
健太「…」
健太「…ああ」
健太「わかった……」
良行「うん」
健太……そうだ…
その調子だ……
そのままの状態を保て
健太はパクパク食べてしまった
よほど腹が減っていたか?
状態は変わっていない、鬱な様子
それでいいんだ……
さぁ、これからどうする
………
健太「…」ガタッ
達也「健太……?…あぁ、あれか」
65 :
シュールです:2009/12/21(月) 20:54:34.11 ID:n5nlIqjF0
こんなにまで計画通りとは……
「健太は友の死を悔やんで自殺」
これで決まりだ、理屈はあう
正樹が焼け健太が先生を呼び達也は水道
その時俺はあいつの私物に仕掛けをした
あいつは食後、必ずプロテインを飲む
容器は必ず決まっている
あいつがプロテインを飲むとわかっているのなら…
あいつの容器に毒を仕掛けた
容器の内面に塗りこんでおいた
塗り込むといっても少量だから解剖しない限りわからない
そしてあいつは一人で行った
達也もそっとしておくつもりなのだろう
これで達也と俺への疑いが深まる
しかし5日……
5日経てば神の力を得られる
どれほどなのかわからんがとにかく神の力を手に入れたい
66 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:01:59.71 ID:n5nlIqjF0
金子は100人以上殺害した
それはほんとなのだろうか
嘘かもしれないがあいつならやりかねない
しかし…
金子はどういった方法でそんな大量に……
ふつうは捕まる…
それほど神の力は絶大なのだろうか
それだけ期待できるのだろうか
俺はこう解釈した
達也「健太遅いな……」
良行「……」
当たり前だ
奴はもうとっくに生き絶えている
67 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:06:14.69 ID:n5nlIqjF0
先生「お前等帰らないのか?」
達也「えっ」
良行「…」
良行「健太君を待ってるんです」
待ってもくるわけないが…
先生「健太?どこにいった?」
達也「プロテインを飲みに行きました」
先生「プロテイン……そうか」
スタスタ
先生は様子を見に行ったみたいだ
……
食堂にいるのは俺と達也のみ
68 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:10:04.48 ID:n5nlIqjF0
達也……
そういえばこいつが俺を虐め始めた
俺が暗かったから……ただそれだけで虐められたのだ
こんなこと許されない
神の慈悲を受けるべきだ
達也「……」
良行「ねぇ…」
達也「………あ?」
良行「君は虐められたことあるか?」
69 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:17:42.28 ID:n5nlIqjF0
突然の質問に達也は顔をしかめる
達也「…」
良行「…」
良行「君は人を虐めるくせに虐められたことはないのか?」
良行「虐めというものがどれだけ愚かなことか考えたことあるかい?」
達也「……は…ぁ…?」
良行「わからんか……」
達也「おま……」
達也「なにいってんだ?…」
良行「…」
良行「ふ……」
達也「………」
良行「それじゃ……」
良行「バ イ バ イ だ」
ガタン!
70 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:25:01.54 ID:n5nlIqjF0
ガタン!
先生がころげながらも戻ってきた
先生「ちょっと!…君たちはっ!…はぁ…っ!…
待機室に…!…待機室へ…移動しなさい!」
達也「どうしたんですか?…」
先生「……いいから!…はやく!君たちの部屋はいま使える状況じゃない」
良行「なにが…!…なにがあったんですか!?」
先生「……!」
先生「…」
先生は一呼吸おいた
先生「健太が……意識不明の重体だ…」
達也「」
達也「」
達也「え」
先生「とにかく、君たちは速やかに移動しなさい。聞きたいこともある」
良行「そ…そんな…」
71 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:29:31.20 ID:n5nlIqjF0
俺は膝をついてみせた
そして拳を地面にたたきつけ
「なんでだ!」
とも言ってやった
「よし!」と叫びたいところだったが……
達也……
なんだその顔はw
やめてくれ……笑いそうになる
先生「はやく!」
良行「さぁ…達也君、いこう…」
達也「」ボーッ
俺は達也を引きづりながら待機室に移動した
72 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:35:41.97 ID:n5nlIqjF0
その後は質問攻め
絶え間ない質問に頭が痛くなる
ただこれだけは言ってやった
「健太君…もしかしたら自分が誤って押したかもしれないって告白しました……
そんなことないと説得しましたが自分がすべてかかいこんでいたみたいです」
すると先生は
「そうか……そうか…」
と納得した様子
しかしこれはその場しのぎにすぎない
解剖すればいずれバレてしまう
だがその場しのぎでもかまわない
神の力を手にする俺には構わない
73 :
シュールです:2009/12/21(月) 21:42:55.10 ID:n5nlIqjF0
今晩は待機室を使っていいそうだ
達也は相変わらずの調子
さてクライマックスだ
良行は達也に呼びかけた
良行「なぜ落ち込んでる?」
達也「………お前は」
達也「お前は……」
良行「……」
達也「お前は…バカか?」
良行「…」
達也「この…修学旅行だけで…友達が二人も負傷した 健太は…まだわからんが…とにかく……こんなことは…」
良行「ちょっと屋上にきてくれ、言いたいことがある」
74 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 21:51:56.72 ID:n5nlIqjF0
休憩がてら質問します
これ続けるべきですかね
オチは考えてあるんですがもう自分でもよくわかりません
75 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 21:53:25.69 ID:0dQ+tMzVO
おれは全力で支援するが
続けてくれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
77 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 22:01:20.68 ID:n5nlIqjF0
そうですかありがとうございます
もうちょっと休憩ください
78 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 22:09:28.51 ID:rhxED2zOO
好きなだけ休めこのやろー
80 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 22:14:40.14 ID:n5nlIqjF0
達也「なんだ?……ここで用件を言え」
良行「ここじゃ話せないな……屋上にきてくれ」
達也「……」
良行「……」
俺はそのまま達也を連れていった
屋上にはフェンスがない…
はしごが設置してありそこには貯水タンクがあった
達也「…」
良行「…」
良行「お前は……」
達也「……!」
良行「いや、お前等は……人の痛みがわからない」
達也「……」
達也はまさかと思い血の気がひいた
81 :
>>78 ありがとうございます:2009/12/21(月) 22:24:45.69 ID:n5nlIqjF0
達也「なんだ?……なんだ?…」
達也は落ち着けなかった
良行「お前等が今まで犯してきた非行に神が裁きをくだしたのさ…
人の痛みがわからない愚かな人間…」
良行「そしてお前は最後まで気づけなかった」
良行「かわいそうに……」
達也「はぁ………
はぁ……」
達也の息が荒くなる
良行「二人はすでに裁かれた……残るは……」
良行「お 前 だ」
82 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 22:32:49.42 ID:n5nlIqjF0
達也「!!!」
達也「ひ!!人殺しっ!! ひと、人殺しだ!!」
達也の目はこれほどというまでに大きくなり息づかいは犬の様に………変貌した
良行「人殺し……か……」
良行「笑わせるな お前らはいらない人間だ」
達也「!」
達也「なっ……んだと」
良行「いらない人間は削除しても構わない 世の中を乱す根源からなおしていく
これしかないんだ まだわからないのか?」
達也「狂ってる……!」
達也「いいはずがない!! 人を殺めるのが許されるのか!?
その人が死んで悲しむ者だっているんだ!!」
良行「……」
83 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/21(月) 22:41:03.28 ID:n5nlIqjF0
達也「人を殺す奴が世の中を変えるなんて……っ!!
お前こそ……世の中を乱す根源だ!!」
良行「……」
良行「ふーっ…」
良行はため息をついた
良行「バカは死ななきゃ直らない……先人は賢いな」
達也「なにを……」
達也「!」
良行は達也に向かって体当たりをした
達也は後ろに転がる
達也「くっ……」
良行は達也に馬乗りをし顔を殴った
達也「グギッ!……」
良行「虐められたことないんだよなぁ……ブンッ」
バキっ
達也「うが!…あああ…」
良行の拳で達也の前歯が折れた
応援してまつ
今日は終わりかな?
86 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/22(火) 00:31:56.28 ID:buI19hDg0
今日はすごくきつい
明日書きます、すいません
オハヨーハヨー支援
88 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/22(火) 11:37:33.98 ID:S9+PugItO
しえんしえーん
なんだそれは?
ラメモチ意識してみたんだがなw
91 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/22(火) 20:57:57.91 ID:LX9iGgcsO
93 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/12/22(火) 21:46:33.00 ID:buI19hDg0
荒し報告をされてしまい規制喰らいました
過去に何度もありましたので予想はしてたんですけど……
おそらくこの板じゃスムーズに続けられないと考え勝手ながら移動しました
すいません……
中途半端が嫌いなんです
最後まで書かせてください
続きマダー?