サトシ(34歳)「スーパーボール2個ですね?300円になります。」
四天王を倒してから約20年がたった。
当時の殿堂入りデータは今でもPCに保存されている。
サトシ「ありがとうございました。」
彼は手馴れた手つきでレジ打ちを終えた。
ここはとある田舎町のアイテムショップである。
海沿いの道路に面しており、近くに民家も疎らで客もあまり来ない。
店内にはTVの音だけしか聞こえない。
そんな時、TVの特番に出演しているある夫婦に目が止まった。
夫は世界でも有名なポケモンの研究をやっている研究所の所長である。
夫の名前はタケシ、妻はカスミと言う。
サトシ「あいつらは頑張っているな・・・・」
店長「何だお前、あの人たちの事を知っているのか?」
サトシ「ええ、昔一緒に旅をしていた親友ですよ。向こうはどう思っているのか知りませんがね。」
ハハッと悲しげに彼は笑うのであった。
2 :
片目眼帯 ◆MlI0qxnBTOHg :2009/09/19(土) 00:14:13.13 ID:OwuLM2usO
気体
3 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:14:53.74 ID:vKcgyxXg0
支援
鬱の匂いが
5 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:16:33.48 ID:wYKoaloNO
これはいいスレ
6 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:18:58.40 ID:UHEFJwIwO
サトシ…
俺、カスミで何回抜いたことかw
7 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:25:22.68 ID:UHEFJwIwO
今さぁ、10年振りくらいにカスミ見たんだけどね、あれでよく抜けたな俺…
8 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:25:41.00 ID:H/brqqKVO
期待あげ
店長「お前が旅?家出でもしたのかよw」
サトシはTVから逃げるように棚の整理をしだした。
サトシ「家出の方がまだマシなんですけどねw」
自嘲気味に笑い、手を動かしながら淡々と話し続ける。
彼の話によると、ポケモンマスターの称号を得るために子供ながら旅に出たと言う。
ジムリーダーを倒しながら旅を進め、その途中で出会ったジムリーダーのカスミとタケシと
行動を共にし、最終的には最年少で四天王を倒すまで上り詰めたのだ。
10 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:37:37.07 ID:W/JgHFO/O
これは・・・・・・・・・・・鬱だ・・・・・・
11 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:39:33.08 ID:e4QZWzX00
スレタイでもう
12 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:43:03.25 ID:zsZ5A3+zO
ピカチュウは?ねぇ、ピカチュウはどこに行ったの!?
スーパーボールが安すぎて鬱になった
第3者の目線?サトシ目線?
15 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:45:31.10 ID:QdzVpppw0
期待してやるよ
16 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:45:59.03 ID:0ctwBYH60
その後、2人と別れ未開拓な土地へ旅に出たり、未知のポケモンをゲットすべく日々
奔走していったのである。
そんなある日、サトシの元へ1通の画像が添付されたメールが届いた。
カスミからだった。
サトシは胸が高鳴った。
カスミとはたまに近況を報告しあう仲ではあるが、サトシは旅をしていく中でカスミに心を寄せ、
いつしか好きになっていたのだ。
その気持ちは衰えず、今でも思いを寄せている。
ポケモンマスターになるまでは俺は未熟者だ。
だからポケモンマスターになったら告白しよう。
サトシはいつしか称号を得る目的が変わっていたのだ。
17 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:54:46.16 ID:gWWF9W9tO
サトシの復活期待
さびついちゃいなかったようだな
18 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:55:54.36 ID:loWph6Hw0
>>16 なんだ、救いようの無い真っ黒なストーリー期待してたのにw
19 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 00:58:47.82 ID:0ctwBYH60
どんなにつらくてもカスミとのメールのやり取りでサトシの心は癒されるのである。
サトシ「結婚の報告だったんですよ」
ピタリと手を止め、目を細めて手に取った商品を見つめた。
店長「・・・・まぁドラマとかでは良くある話だな。」
店内には特番のEDロールが流れている。
サトシ「相手はなんとタケシ。笑っちゃうでしょ。」
傷薬のビンをギュッと握り締め、震えながら言った。
サトシ「その後はもう生きる目的をなくしましたよw」
最後の力と言わんばかりに、言葉を振り絞り自嘲した。
20 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:09:33.47 ID:C7jCgPh2O
これは…支援
21 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:12:29.60 ID:0ctwBYH60
その後のことはサトシは語らなかった。
特番が終わり、時計の針は夜9時を指そうとしている。
サトシ「それではお先に失礼します。」
店長「ああ、お疲れ。」
サトシが帰ると店長はシャッターを下ろし、営業を終える。
どうせ夜は誰も来ないので、すぐに閉店させてしまうのだ。
事務で売り上げを集計しているとき、店長は何かに気づいたのか後ろの
書類を保管している棚を漁り始めた。
店長「やっぱりな・・・・」
10分ほどして1枚の書類を紙の山から取り出して言った。
その紙はずいぶんと古ぼけた履歴書のようだった。
22 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:16:50.85 ID:x6HQSaUSO
期待
23 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:17:03.50 ID:CzEQbBjJO
支援
24 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:24:06.02 ID:0ctwBYH60
店長「あいつが来てからこんなに経つのか・・・」
店長が探していたのはサトシの履歴書だった。
○○中学校卒業
××高校入学
××高校卒業
店長は気づいていた。
おそらくこの履歴は嘘であると。
一昔前に、あるTV番組の影響でポケモンマスターブームが起こり社会現象にまでなった。
学校に行かず、ポケモンと一緒に旅に出る子供が急増したからだ。
サトシもこれの1人だろう。
そしてろくに学校も行かず、高校も出ていない。と店長は考えた。
ジムリーダーは国に選抜された凄腕のブリーダーしかなれないもので、学力も相当高くなければいけない。
そして選抜されれば給与も得ることが出来る。
店長「これじゃ女も愛想尽きちまうよ、サトシ・・・」
25 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:34:41.34 ID:bj2C7ahdO
わくわく
26 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:34:49.15 ID:0ctwBYH60
サトシの家はショップの近くのアパートの2階である。
近所の唯一のスーパーで買ってきた惣菜を適当に食べ、殿堂入りしたポケモンの
名前を見ている。
サトシ「ピカチュー・・・・」
サトシの頬に涙が流れた。
旅をしていたころの記憶が鮮明に浮かび、毎晩のように涙を流すのであった。
今日はサトシの最愛のパートナーの命日である。
27 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:35:13.94 ID:G30z985B0
えええええええ
まぁそこらの動物と同じようなものだと考えれば猫くらいの大きさだろうがネズミなんて小動物・・・ッ
29 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:45:32.01 ID:0ctwBYH60
ピカチューは四天王を倒した後も一緒に行動していた。
しかし、カスミの件でサトシは旅を辞め、マサラタウンに戻り自暴自棄になる生活を送るようになってしまったのだ。
毎日のように酒を飲み、両親、時にはピカチューにも当たるようになっていた。
カスミとタケシが心配して来たときは部屋に入れず、怒鳴り散らして追い返しもした。
もちろん結婚式にも行っていない。
だが、ピカチューはいつでもサトシの味方だった。
常にサトシを気遣い、時には殴られてはいたが、めげることなくサトシの傍にいたのだ。
両親があきらめてもピカチューはあきらめなかった。
ピカチューにとってもサトシが最愛のパートナーだから。
30 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:51:46.52 ID:0ctwBYH60
もう駄目だ。
お休み
31 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:52:11.61 ID:e4QZWzX00
おつ
32 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:59:08.52 ID:eCuekoRyO
最高だ
33 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 01:59:17.53 ID:r7Z4xuCzO
乙 つづき期待してます
インスタント焼きそば作るよ!
ジャー __
∧,,∧ /つ∠__o |
(;`・ω・)ノ ‖|:\!
( \ ̄/| |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
お湯捨てるよ!
∧,,∧
(;`・ω・)
(_J⌒J_____
 ̄\~‖~ |\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ジョボボボボ…
あっ!!
∧,,∧
Σ(;´・ω・) ショボーン
(_J⌒J______
 ̄\~川~ |\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
/ボトッ!!\
35 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 02:01:52.65 ID:di7xVQiyO
面白い 頑張れ
マダァ-? (・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
ふむ、スレタイでにやっとしたのは久しぶり。支援
38 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 02:35:02.28 ID:5uMuGOB5O
ハルカはどうした?
ハルカと幸せになってくれたのむ。
39 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 03:06:58.03 ID:MzIphmfaO
もうやだ。鬱だ。今の自分の状況を見ているようだ・・・
40 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 03:11:27.65 ID:BKSjr1ap0
保守
41 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 03:45:47.83 ID:wEZfsDQC0
歳がリアル過ぎるw
43 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 06:19:37.05 ID:INHH+SFNO
保守
44 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 06:57:11.14 ID:qwEYbbnk0
ふぅ…
45 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 06:59:56.27 ID:qwEYbbnk0
誤爆
46 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 07:36:46.04 ID:xLfWRfZaO
保守
47 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 07:54:00.35 ID:7i8/fbwGO
保守
会社の休み時間に期待上げ
48 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 08:34:19.33 ID:780TPfCWO
昨日ハルカとHする夢を見た俺が保守
49 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 08:43:06.67 ID:d4XTMv5JO
保守
気体上げ
51 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 08:45:46.41 ID:6uZ9M51G0
下げてたww
52 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 08:46:23.78 ID:j+Kr2b5h0
保守
53 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 08:58:47.96 ID:iKeyP7Fs0
wktk
54 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 09:27:20.40 ID:7ygJubh+O
ほし
55 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 11:01:19.08 ID:PJ9Gsc5SO
保守
56 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 11:58:55.35 ID:WNsZJ8s40
hosyu
57 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 12:30:06.98 ID:WnKlzImeO
良スレほす
58 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 12:40:21.91 ID:igvsWUBt0
これはヤバイナ・・・
59 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 13:05:22.16 ID:QT0QD8GOO
ほ
60 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 13:25:51.77 ID:l90eckTNO
期待揚げ
61 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 13:29:49.88 ID:oMGpsjoAO
‥‥エロい〜スレとリンク!
62 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 13:51:05.12 ID:UHEFJwIwO
一方、シゲルはハルカと結婚した
63 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 13:57:27.79 ID:Hw99FIQSO
ほす
64 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 15:23:22.55 ID:di7xVQiyO
あげ
65 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 16:04:36.94 ID:C8HRse0UO
ほす
66 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 16:20:36.44 ID:tjeLZU3jO
干す
67 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 16:23:36.49 ID:Q1XMFgDtO
スーパーボール2個なら600円じゃん
>>67 サトシ34歳だぜ?物価も変わるんじゃね?法外な値段のミックスオレも正常な値段に…
>>68 モンスターにも耐性ができてしまって、もっと性能の高いのボールが作られるのか
70 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 17:16:13.44 ID:ZSZ+DoCOO
オーキドはまだいるのかな
71 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 17:22:11.21 ID:NL0c7B6Z0
ほす
ポケモンやったことないオッサンから質問
スーパーボールって何に使うん? それと四天王ってなんだ?
ピカチューって成長してライチュー?だかにクラスチェンジしなかったっけ?
73 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 18:03:21.00 ID:Z4F0wyUO0
>>72 スーパーボールはモンスターボールっていうポケモンを捕まえるための道具を一つレベル上がったもの
ライチューに進化するなら雷の石っていうアイテムが必要だから持ってないとクラスチェンジ(進化)出来ない
今北 保守w
75 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 18:31:34.86 ID:loWph6Hw0
本編知らないからスーパーボールってよくはねる方の奴だと思ってた
76 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 18:43:45.36 ID:BKSjr1ap0
草だけのレスはやめようぜ
草動画じゃないんだしさ
ほ
78 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 19:01:55.57 ID:di7xVQiyO
クラスチェンジってFFだっけ?w
というか他にもROMってるやつもおろうに
保守も落ちる心配ないから必要ない
80 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 19:04:53.15 ID:BKSjr1ap0
草は駄目だよな気をつけるわ
性能が上がって全部のモンスターボールがマスターボールになって
伝説のポケモンを一人一匹持ってる時代…
はやだなあww
81 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 19:25:31.77 ID:GpOeDU7z0
いいなこのSS
それにしてもサトシ・・・女に振られ(しかも親友にry)、ピカチューは死に
親にも見捨てられ、しまいにはショップの店員とは 自業自得の部分もあるとはいえ
可哀相だなあ
82 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 19:37:45.24 ID:mUVD6doEO
続きまだー?
クラスチェンジワロタ
84 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 19:57:57.98 ID:H/brqqKVO
ぶっち切りなのかね(Тωヽ)
なるほどね、そりゃポケモン世界ならただのゴム球じゃないわなw
それと進化っつーのはアイテムが必要なのか〜
じゃあサトシはピカチューがかわいいからライチューにしないんだな、きっと
86 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 20:41:55.44 ID:l90eckTNO
87 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 20:55:48.90 ID:3lK82B/LO
そしてサトシはカスミを諦め切れず旅に出る事にした。
マサラタウンにさよならバイバイ俺はこいつと旅に出る。
そういってマサラタウンを後にした。
その後ろをピカチュウが淋しげに着いてきたのであった。
サトシ「ピカチュウ…」
88 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:10:33.01 ID:7m1o7SusO
サンダー「ギャオー」
89 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:14:18.18 ID:BKSjr1ap0
エンテイ「がおんがあ」
90 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:16:01.64 ID:3lK82B/LO
サトシ「俺にはピカチューしか居ないんだな」
そう思っていたその時
???「おーいサトシくん」
ふと後ろを見てみると
店長だった
店長「はぁはぁ…」
91 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:24:18.16 ID:m09FAa5nO
気体
92 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:27:42.21 ID:l90eckTNO
いや、ピカチューの命日って前レスに書いてるだろ…
93 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:30:43.57 ID:ebV2lul+O
94 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:33:28.73 ID:nJZ8+aE5O
サトシが見た幻覚だろ?そうなんだろ?
95 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:35:01.00 ID:3lK82B/LO
サトシ「店長どうしたんですか?」
店長「どうしたんですかじゃないよ!今日アルバイトなの忘れてないかい?」
サトシ「あ…すいません店長…俺ポケモンマスターになって…」
店長「まだそんな事をいってるのかね?だが何か事情があるんだろう。これを」
そういうと店長がモンスターボール1つを手に渡してくれた。
中身は見てないがこれは店長が育てたポケモンのようだ。
サトシ「店長ありがとうございます…」
少し涙ぐむサトシ(34歳)は自転車に乗り出発したのであった。
96 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:47:59.35 ID:3lK82B/LO
サトシは最初の町
トキワシティを目指した。
サトシ「俺の傍にはピカチューがついててくれる…」
ピカチューとの思い出を思い出すサトシ。
自転車(100万)のおかげですぐにトキワシティに着いたのは良いのだが肝心な事に気付いたのであった。
97 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 21:51:55.19 ID:/jVy2m2LO
思い出か
98 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 22:40:29.32 ID:5N7dFDzQO
くーまちきれん
99 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 22:59:04.44 ID:2+TK+jO8O
ぬるぽ
100 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 23:00:34.35 ID:7xLMFxJiO
101 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/19(土) 23:17:29.46 ID:3lK82B/LO
そう手持ちポケモンが無かったのだ。
それに気付いたサトシは、
店長からもらったモンスターボールを開いてみた。
トランセル「…」
サトシ「店長…」
よくわからない気持ちが沸き起こりポケモン図鑑を開いた。
サトシ「店長には悪いが他のポケモンを捕まえよう」
トキワシティにつき、すぐにトランセルを預けたサトシ(34歳)であった。
103 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 00:02:53.73 ID:3kr+UPRp0
仮にも元ポケモンマスター
やってくれるはずだ
104 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 00:07:38.34 ID:+hIEwi79O
期待
105 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 00:28:46.48 ID:wRxKl4OYO
ポケモンマスターってボクシングのチャンピオンみたいなものか
引退後は大変なんだな
保守
107 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 06:12:37.44 ID:q2MYQ76vO
ほし
108 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 08:13:49.79 ID:R/p8UUc6O
スーパーボールって二個買ったら1200円じゃね?
200
600
1200じゃなかった?
>>108 サトシ34歳だぜ?物価も変わるんじゃ(ry
1の中でストーリーは出来上がってるのか?
このスレに来てから考えてる気がするんだが
111 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 14:06:34.79 ID:NKKj2C600
トランセル・・・
113 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 15:45:55.84 ID:R/p8UUc6O
114 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 17:12:42.23 ID:YTrfdlbX0
まだ来ないと決めるのは早い
構想を練ってるかもしれないよ 出来て無かったらの話だが
115 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 20:10:03.24 ID:pKq6sfcZO
ほ
116 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 20:34:55.64 ID:td83tlXqO
も
117 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 20:51:31.73 ID:SlMxCbckO
トキワシティについたサトシはトランセルを預け、ポケモンセンターに向かった。
ポケモンセンターは昔のまま変わらず内装はそのままであった。
サトシ(34歳)「懐かしいな。ポケモンマスター目指してた時変わらない…か」
ふと目に入ったTVを見つめていると、そこにはタケシとカスミが映っていた。
118 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/20(日) 23:35:06.43 ID:T+VQCFkh0
ほしゅ
1>帰ってきて
続きが気になる
俺は母ちゃんの奴隷じゃないっつーの
どこのジャイアンだw
いや、ぬかみそはねぇよぬかみそは
122 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 10:52:01.14 ID:MLCLjqNB0
期待
はやくはやくはyk
さとし野垂れ死にエンド希望。
それかホームレスになって人様のゴミ漁って食中毒エンド希望
うほっ!
127 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 19:31:49.29 ID:weVWHWkqO
機体揚げ
128 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 20:37:39.97 ID:n9LOPNk00
129 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 21:00:56.05 ID:d1VU5gBB0
アゲマソ
130 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 21:14:30.06 ID:Vhd+ZvkK0
〜糸冬〜
131 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 22:30:00.24 ID:K4rpwZcn0
保守w
132 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 23:02:42.41 ID:PTVFHOUxO
タケシとカスミが目に入りしばらくサトシは固まった。
タケシ「最近新種ポケモンが発見されてね」
カスミ「それはまたの機会にお知らせしまーす!ではまた来週ー」
ではニュースに入ります…
サトシ「俺何してるんだろな…あいつらは研究科になってるのに俺はバイトをやめ無職とか…」
当然泊まる宿もなく今日の飯も無い事に気付いたのは、すぐの事だった。
いつの間にか辺りは暗く、しかたなく店長からもらったトランセルを引き出した。
ポケモンセンターを出てすぐにトランセルを出した。
サトシ「トランセル!」
トランセル「…」
調度良い木を見つけ、その下でトランセルを枕にして寝たサトシ(34歳)だった。
133 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/21(月) 23:03:04.50 ID:S1Bf2k5O0
☆
お前ら現実を見ろよ
136 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 06:50:17.63 ID:c4jaYU2PO
ここで終わらすなんて無責任極まりない
うざいから書くのやめたとしか…
139 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 17:50:23.53 ID:3DRqMLWx0
全身に疲れを感じながら、サトシは起きた。
サトシ「はぁ・・・ん?トランセル」
枕にしてあったはずのトランセルが無くなっていた事に気付いた。
サトシ「お〜いどこに行ったんだー」
トランセルなんて、と、どうでもいい気持ちでトランセルを探し始めた。
サトシ「別にいいか・・・それより腹が減ったな・・・お!」
近くの木の下に落ちているドングリを見つけ、喜びながらそれを食べるサトシ(34歳)だった。
140 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 18:26:49.32 ID:WPXQI+Fr0
サトシ「ふっ、ドングリか・・・何をやってるんだ?俺は」
サトシはもう34歳、結婚して子供がいてもおかしくない歳だ
なのに仕事も、家も、彼女でさえいない・・
おまけにドングリが今日のディナーときた
絶望感と悲壮感に苛まれるのは、しごく当然のことであった
サトシ「何がポケモンマスターだ!馬鹿馬鹿しい!」
小雨の振る中、サトシは風俗街へと足を向けるのであった
141 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 18:35:09.16 ID:BhY1jQg/O
だが、風俗店に向かう途中すぐに気付いたサトシ。
サトシ「金ねぇわ…」
さっきまでドングリを食べててなぜ気付かなかったんだ…と悩む。
風俗街の路地裏にいた人から声をかけられた。
???「や・ら・な・い・か?」
142 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 19:17:01.65 ID:YdVmcyPLO
>>29 サトシ「俺にはピカチューしか居ないんだな」
気づいたときには柱にロープをくくりつけていた。
サトシ「もう、いいよね?……休んでも……いい……よね……?」
畳に涙の染みができていた。
何も考えられず、輪にしたロープに首を掛ける。
「もうすぐ会えるから……。いまそっちへ逝くよ、ピカチュー」
さよなら、みんな
先に逝って待ってるから……
カスミ、ばいばい
その日、一人の男が死んだ。
死の間際、20年前の輝いていた日々が走馬灯のように流れた。
最期の瞬間だけ、男は幸せだった
完
143 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 19:20:37.73 ID:WPXQI+Fr0
見上げると、そこには見覚えのある顔があった
元ロケット団の片割れだ・・
サトシ「あっ!!」
サトシ「おまえ!・・・誰だっけ??」
144 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 20:21:33.96 ID:BhY1jQg/O
???「おいおい…忘れたのかよ、あべだよあべ!」
サトシ「あぁ…懐かしい…
お互い敵だったが今は、そんな事いってられないな。」
あべ「そうそう、ちょっと来い…俺ん家すぐそこなんだよ」
今日の宿確保出来ると思いサトシは黙ってついていった。
あべ「ほらここだよここ」
着いた場所はホテルから少し離れた所だった。
中は真っ暗でシーンとしていた。
部屋の中をサトシが辺りを見渡しているとなぜかトランセルがいたのだ!
あべ「ん?あぁ調度良い固さだったからね」
そういって微笑むあべだった。
145 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 20:45:07.95 ID:cnvJthQR0
サトシってバトルフロンティア制覇してブレーンの内定貰ってるから
廃人として就職先は決まってるよな
それ言っちゃらめぇぇぇぇぇ
147 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 21:16:40.58 ID:f+le7VHW0
ぬ、ぬるぽ…ッ
148 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 22:07:20.56 ID:YGaU+PknO
すいません溜めてました。
一気に投下します。
もう少々お待ちを
149 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 22:14:05.01 ID:XDLxq88KO
今まで貯めたバイト代はどうなったんだろうか
ktkr!
ガッ …てやろうとしたら
1よ、オレは信じていたぜ
152 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 23:22:44.19 ID:KND1r6ZmO
わーい
153 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 23:28:23.92 ID:icRbq36iO
154 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 23:35:24.53 ID:aDVZSSHr0
おかえり!
155 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 23:36:06.44 ID:L3AB/nDtO
今北。なんかカスミで抜きたくなった
行ってくるわ
156 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 23:39:12.68 ID:b/1clFxBO
お ついにきたか
wktk
158 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/22(火) 23:44:18.95 ID:+mn2L27k0
もう十年たつのか・・・信じられない!
159 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 00:14:49.85 ID:XoWT1XYqO
保〜守wktk
160 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 00:26:24.97 ID:NOwh0LHbO
161 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 00:27:37.81 ID:cnxfjVkZ0
保守
早く続きが見たいw
164 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 01:11:25.66 ID:IOAMUDNE0
165 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 01:41:44.54 ID:ent13uyJ0
追いついちゃった・・・
1責任とってよね!
166 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 02:49:59.02 ID:+wInlBHv0
168 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 08:55:58.81 ID:SwHAwvusO
釣られすぎだろ…
169 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 08:58:07.88 ID:SIASLffGO
170 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 09:11:59.26 ID:YadzRoD5O
>>1 お願いお願い
ちゃんとピカチュウって書いて
ピカチューじゃないの
えらい勢いで釣られたな
172 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 11:13:51.30 ID:9iavKNwX0
あs
173 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 11:15:11.85 ID:+X8EjUwD0
174 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 12:56:20.94 ID:v8XJRW0O0
あべ「ところで君は・・・
あべがサトシに何かを言いかけた瞬間、トランセルがまぶしく光りだした!
サトシ「ついに進化したのか!?」
おめでとう トランセル は ひかった だけ だった
サトシ「ちくしょう!!!」
サトシは怒りにまかせあべを殴った。が、はずれた。
あべ「おいおい、何だ急に」
サトシ「くそぅ・・・」
残念がるサトシだった。
175 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 15:37:21.93 ID:emirfTQ2O
ほしゅ
176 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 15:38:26.33 ID:kQJlz+T/0
177 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 17:55:22.40 ID:HZZKo3awQ
光ってどーすんだよwwwww
178 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 20:50:57.43 ID:mGlS7/QGi
まだぁ?
結局、散々ニセ作文載っけてるヤツより
>>148の釣り針の方がはるかに巧妙だったってことか…
180 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/23(水) 23:00:58.49 ID:iY+UeWsL0
なんだ釣りか…
じゃあサトシと阿部さんのアッ―!な展開来い
もうスレストさせようぜ
183 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/24(木) 02:00:06.44 ID:+o/yEqb90
おいなんであべおいやめろおい
トランセルのフラッシュこうげき!
>>29の続き
ある日、俺はピカチュウの墓参りに来ていた。
アイツの好きだった食べ物や、アイツと一緒に勝った取ったバッジやシンボル…。
「ピカチュウ…、おまえ強かったよな…俺の自慢のポケモンだったよな…」
そして、こんなどうしようもない俺を、死ぬ間際まで気づかってくれた。
「おまえは…」
おまえは最高の…、俺の最高の親友だった…
「俺は、お前の側で死にたいんだ…」
そうして俺は、ズボンのポケットから出したナイフを首に当てる。
楽しかった思い出と共に俺は死ぬ…、そう思っていた時…
「バカ野郎!」
「…え」
突然、投げられたものが俺の頬に当たる。
俺は驚いて、ナイフを地に落とした。
側に転がっているのは、半分欠けたモンスターボール。
「…お、おまえ」
俺にモンスターボールを投げた男は、花を持っていた。
いつも、俺以外の誰かが、俺のピカチュウの墓に置いていく花だ。
「サトシ!!おまえ何してんだよ!!」
男は泣いていた。そして、俺を殴った。
「……シゲル」
その男は、俺のもう一人の親友、シゲルだった。
「僕も最近まで君みたいに、死に場所を探していた…」
「うそ…だろ…。ヒカリが死ぬなんて…」
「…うそじゃない。僕はヒカリを…守れなかった」
シゲルは俺にコーヒーを入れてくれた。
俺はシゲルの自宅に来ていた。
俺は親友のシゲルでさえ、何年も音信不通にしていたから、最近のシゲルの近況を知らなかった。
「…僕達は本当に愛しあっていたけど、長い間子どもが出来なかった。
でも、やっと子どもができたんだよ。
僕に、娘ができるなんて…本当に嬉しかった。ヒカリと泣いて喜んだんだ。
でも…ヒカリは死んでしまった。…ひどい難産でね…」
「シゲル…、ごめんな……。俺、自分のことばっかりで…」
ヒカリと最後まで連絡を取れなかった事、ヒカリを亡くした親友を支えてやれなかった事を
俺は本当に…後悔した。
「いいんだよサトシ…。会えて良かったよ…。僕も君はてっきり、ポケモンマスターで忙しいのかと思っていたんだ…。
今まで気付いてやれなくて…すまない……」
「キュー…」
老いたブラッキーが、シゲルの側に擦り寄ってくる…。
「サトシ、君はこれからどうするんだ…?」
「…俺はどこにも行くアテがない」
「…そうか」
シゲルは俺を見た。
「シゲル、おまえは…?」
やけに片付いている研究室だ。以前来た時は、資料の山だったはずだ。
「はは…、資料の山が片付いているだろ?」
シゲルは、ヒカリの写真の前に置かれたモンスターボールを取る。
「笑うわないでくれよ…。僕はね、もう一度ポケモンマスターを目指す旅に出るんだ…」
モンスターボールから出てきたのは、エルペルトだった。
「おまえ…もしかして…」
「…エッペ!」
そう…、ヒカリの一番の相棒のポッチャマが進化したのだ。
「コイツはね、ヒカリを亡くして自暴自棄になった僕を、ぶん殴ってくれたんだ」
「エッペ!」
ヒカリのポッチャマは、進化しても変わらないふてぶてしい態度で、シゲルの肩をパンパン叩いた。
「コイツは、ヒカリが死ぬ時まで、ずっとポッチャマだったんだ。
でも、僕が酒ばかり飲んでいる間に、いつのまにかエルペルトになって……いたんだ…」
「…シゲル」
シゲルは泣きながら言った。
「…エルペルトは……ヒカリの代わりに……僕の目を覚ましてくれたんだ……」
「………」
俺は、シゲルの言葉を聞きながら、ピカチュウの事を思い出した…。
「もしピカチュウが生きてたら、今の俺を見て、ぶん殴ってくれるかな…」
そう呟いた俺に、シゲルは笑いかける。
「僕はピカチュウの代わりに、君を殴ったのかもしれない…」
「え…?」
…ピカチュウ
「僕が、君のピカチュウの墓を知ったのは1ヶ月前だった…。
一匹のピカチュウが、僕とエンペルトをここに誘ってきたんだ…」
「ピカチュウが…?」
「ピカチュウは、いつのまにかいなくなっていて、目の前には、君とピカチュウの写真が置いてある小さな墓があったんだ…」
「そうか…」
俺は、手のひらをじっと見た…。
「君と連絡が取れなかったけど、この墓に通ってれば、いつか君に会えると思った…」
「……ありがとな、シゲル」
俺は拳を握った。
そして席を立った。
「…サトシ、行くのか?」
「…シゲル、俺、決めたよ」
「…?」
「俺ももう一度ポケモンマスターを目指す!」
俺はポケットからモンスターボールの欠片を出した。
「まだ持ってたのか…」
「…おまえだって」
俺達は手を握った。
「また君がライバルか…」
「…そうだな」
俺たちは笑った。
***
俺は久しぶりにオーキド博士の研究所を尋ねた。
「……あの…」
「…やっと来たか、お前の仲間が待ちくたびれておったぞ!」
「わっ!!」
研究所の扉を開けると、俺の仲間達が一斉に、俺に向かって飛び付いてきた…。
「…ごめんな…ごめんな…」
…今まで押さえていた涙が、一気に溢れた。
第一部 完
188 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/24(木) 17:53:49.81 ID:6eEGnbwLO
オーキド博士はいったいいくつなのだろう
189 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/24(木) 17:59:15.33 ID:dEdrbzQe0
トリ付けた方がいいだろjk
残念ながら文体が違うぞ
一人称視点のストーリーじゃなかったからな
191 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/24(木) 18:17:02.77 ID:k4U4qpEjO
でもいいよ
がんがれ
192 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/24(木) 18:19:36.84 ID:t9Rv8GKbO
なんか切ねぇ
オーキド歳やばくねぇ?ずいぶん元気そうだけど…
wktk
ポケットモンスター34
登場人物
サトシ(34)
ショップの店員をしていた主人公。ポケモンマスターへの道を順調に進んでいたが、大失恋をきっかけに人生を見失っていた。
しかし、親友のピカチュウが死後も見守ってくれていることを知り、再びポケモンマスターを目指す旅に出ることになる。
シゲル(34)
支えてくれた最愛の妻ヒカリを失った悲しみで、優秀な研究者としての重圧に耐えきれず精神を病む。
自暴自棄になっているところをヒカリのエンペルトに救われ、幼い時に捨てたポケモンマスターの夢をもう一度目指すことになった。
オーキド(74)
孫のシゲルとサトシを幼い頃から見守ってきた。
人生を見失っていた二人がもう一度ポケモンマスターを目指すことを予見し、二人のポケモンを大切に育てていた。
ケンジ(39)
優秀なポケモン研究者。オーキド博士から独立し、パートナーのマリルと共に旅をしながら研究している。
ノゾミ(34)
トップコーディネーターでヒカリの親友。ヒカリの墓を頻繁に訪れる。
ハルカ(34)
トップコーディネーターを引退し、後輩を指導している。
ナナカマド博士(享年83)
世界的なポケモン研究者であった。自暴自棄になっていた弟子のシゲルの身を最後まで心配していた。
ジュン(34)
シンオウでジムリーダーをしながら、フロンティアブレーンになるべく修行している。
???(34)
カントーで最強のジムリーダー。ポケモンマスターを名乗れる程の実力だが、何故かジムリーダーに留まっている。
196 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/24(木) 19:37:04.43 ID:JzBgvJwbO
>>174の続き
あべ「サトシ今から夜のポケモンバトルだ!」
サトシ「のぞむところだ!」
あべはトランセルを出した!
サトシはトランセルを出した!
サトシのトランセルのかたくなる!
あべ「なかなか良い固さじゃないか。」
あべのトランセルのかたくなる!
サトシ「なかなかやるな…」
このままでは勝負がつきそうに無い
あべ「本体同士で決着を付けようか」
あべのかたくなる!
サトシ「や、やめr…アーッ!」
ポケットモンスター34
登場人物2
ヒカリ(享年32)
シゲルの妻で、トップコーディネーターであった。明るく活発な性格で、繊細なシゲルを支えていたが、流産が元で他界した。
カスミ(34)
夫のタケシと共にポケモン研究をしている人気者。昔はサトシが好きで、思いを告白しようと思っていたが、夢を目指すサトシの邪魔をしたくないと思い、彼を諦めた。
久しぶりに再開したタケシがハンサムになっていたので、結婚した。
タケシ(39)
妻のカスミとポケモン研究者をしている。
一時はジョーイさんとお付き合いしていたが、振られてしまう。
久しぶりに再開したカスミが美人になっていたので結婚した。
ムサシ・コジロウ(49) ニャース(?)
ピカチュウの死後、ロケット団を引退し、ラーメン屋をオープン。今では全国に展開するフランチャイズの大社長。
アオイ(34)
シンオウで、ポケモンの強化専門の育て屋をしている。今でもサトシが好きで、独身である。
ハナコ(?)
サトシの母親で年齢不詳の美人。サトシを優しく見守ってきた。
メガニウム(?)
元サトシのベイリーフだったが、サトシがちっとも引き取りに来てくれないのでやさぐれ、脱走。
野良ポケモン軍団の女ボスをしている。
ヒロシ(34)
ジョウトで大人気の声優。漫画家と結婚したが、離婚してしまった。
ヤマト・コサンジ(?)
アメリカという国でマフィアをしているらしい。
ナナカマドワロタww
メガニウムと夜のお手合わせを申し込みたい
ポケットモンスター34
死ぬことばかり考えて
死に場所ばかり探してた
見るもの全て真っ暗で
聞くもの全て砂あらし
こんな世の中はよ終われ
こんな人生はよ終われ
他人の不幸メシウマ
俺死ね〜!!!!!!
最悪な!人生
さよならしよう
過去の情けない俺
明日の俺は
きっと輝く俺
まだゴールデンサンジュウ
シルバーヨンサイ
やり直せるさきっと
ポケットモンスター34 第2部
これは 30代の傷ついた男達の“再生”の物語である。
カントーはマサラタウンのサトシ。
彼はポケモンマスターを目指していたが、心の支えとしていた最愛の女性の結婚にショックを受け、夢も人生も諦めてしまっていた。
同じくカントーはマサラタウンのシゲル。
彼はポケモンマスターを諦め、研究者の道を歩んでいたが、
最愛の妻と娘を同時に亡くしたショックで、一時は自殺も考えてしまっていた。
最後に、シンオウはトバリシティのシンジ。
彼はカントーで最強のジムリーダーをつとめているが、本当はポケモンマスターに等しい実力である。
そんか彼が、旅を辞めて街に留まり、ジムリーダーを続ける理由とは…。
様々な人々との出会い、そして別れ。
彼らの背負うもの、そして未来はどこにあるのか…。
ポケモンマスター34
これは 30代の傷ついた男達の“再生”の物語である。
【続く】
「強い…」
エリートトレーナーがミミロップを引っ込める。
「参ったよ…。強いなアンタ…」
サトシはベトベトンをモンスターボールに戻した。
「よくやった…ベトベトン」
サトシが会釈をして、立ち去ろうとすると、トレーナーはサトシの背を見て言った。
「アンタの名前を教えてくれ!」
「俺は…」
俺は
マサラタウンの
サトシ…
***
ポケモンマスターになるべく、修行の旅を始めたサトシは、カントーのジムを回っていた。
ケースには、すでに3つのバッジがあった。
次はコガネシティか…
宿を取るため、サトシは近くのポケモンセンターに入ると、トレーナー達の会話が耳に入る。
「トキワシティのジムリーダー、アイツはバケモンだな…」
「誰も勝った奴いないんだろ?噂を聞き付けて挑戦しに来た四天王を返り討ちにしたんだってよ…」
「…だから、カントーリーグは特例で、7つのバッジでリーグ出れるんだな…」
「なんでそんな強いのにジムリーダーやってんだよ…。四天王やチャンピオンになって、全国を飛び回ればいいだろ」
「いや、それがさ……、なんか、女の看病してるって話だぜ」
「………」
サトシは、無言で部屋に入り、床についた。
>>200 なにその微妙にプロジェクトXっぽい文章
「じゃあまたなサトシ!」
シゲルは携帯を畳んだ。
「アイツもバッジ3つか」
シゲルはケースの中のバッジを見つめる。
「エッペ!」
「わかったわかった!もう寝るよ!」
シゲルは部屋を消灯した。
***
「シゲル!」
「……ヒカリ!」
「ほら、パパに抱っこしてもらいたいんだってさ!」
「パパー、だっこー!」
「……」
シゲルが娘を抱くと、娘とヒカリは消えてしまう…。
いつも見る…夢だ。
「…また…夢か…」
シゲルは、カバンの中に入れてあるヒカリの写真を手に取った。
「…情けない男でごめんな、…ヒカリ…」
悲しみを癒すのには、まだ年月が足りなすぎた…。
それでも、ずっと自分を支え、愛してくれたヒカリに、笑われないような男になりたい…。
シゲルはそう思って、旅に出たのである。
「カイリュー戦闘不能。よって、ジムリーダーシンジの勝ち」
「…クソ!!」
トレーナーは床に伏し、地面を拳で叩いた。
「…まだまだ修行が足りないようだな」
シンジはジムを後にする。
トキワシティに来てから2年…。のどかで自然が美しい、空気の綺麗な街。
この街で、シンジは愛する人の看病をしていた。
「シロナ、今日は天気がいいから、少しだけ外に出るか?」
「ええ…」
シロナは嬉しそうに頷いた。
シンジはシロナを抱き、ゆっくりと車椅子に乗せた。
「…シンジ、ジムリーダーの仕事はいいの?」
「…5分で終わらせた」
シンジはシロナの車椅子を引いた。
***
「今日は本当に天気がいいな…」
シンジは、少し嬉しそうに言った。
そんなシンジを見て、シロナは少し寂しそうに言った。
「…いつまで見れるかしらね、こんな綺麗な景色」
「…弱気なこと言うなよ」
シンジの表情が曇る。
「……俺は、シンオウリーグで負けた後、アンタに弟子入りした。
アンタみたいな強いトレーナーに、いつも憧れてた…。
ただがむしゃらに、強さだけを追い求めた俺に、アンタは……
ポケモン達を愛すること…、そして、人を愛することの大切さを……教えてくれた」
シンジはシロナを、後ろから優しく抱きしめる。
「……シンジ」
「…病気が治ったら、今度こそアンタを倒す。覚悟しておくんだな」
「……そうね」
シロナは嬉しそうに微笑んだ。
サトシは、コガネシティのジムを攻略し、デパートで買い物をしていた。
その時、見覚えのある女を目にした。
「あ……」
サトシは急いでその場から離れようとするが、どうやら相手に気付かれてしまったようだ。
「…サトシ」
サトシは、買い物籠を放置し、逃げるようにデパートを出た。
「…待ってサトシ!!」
サトシは夢中で走り続けた…。
「……どうして逃げるのよ。何年連絡取れなかったと思ってるの…?」
「…どうしたんだ、カスミ」
「…あ、タケシ、今ね……サトシがいたのよ…」
「はぁ?」
タケシは口を開けた。
「人違いだろ?」
「人違いじゃないわよ!私の顔見て一目散よ!……もう、失礼しちゃう」
「……サトシは、元気そうだったか?」
「…それがね、……寂しそうな顔をしていたの」
「…サトシ、何でトレーナーやめちゃったんだろ」
「…何か困ってるなら、話してくれればいいのに。…私たち、一緒に旅した仲間なのに」
「……何か事情があるんだろ。そっとしておいてあげよう」
「……そうね」
二人は買い物を済ませ、ハナダシティに帰っていった。
***
サトシは森の中にテントを張り、火に当たっていた。
相棒のベトベトンは、落ち込んでいるサトシの顔を、心配そうに覗きこむ。
「はは、心配かけてごめんな、ベトベトン…」
サトシはベトベトンを優しく撫でた。
「…次はハナダシティだっていうのに、アイツの顔を見た途端、逃げ出してきちゃったぜ…」
「…ベトベトーン」
「…未だにアイツがジムリーダーなんだよな。…会いたくないな」
サトシは頭を抱えていたが、いつの日か、ポケモンセンターで耳にしたことを思い出した。
「そういえば…、トキワジムが強すぎるから、カントーリーグは特例で、ジムバッジ7つでリーグに出られるんだったな…」
サトシは拳を握った
「そうだ…そうだよ…」
「ベトベトン?」
「トキワシティのジムリーダーを倒せば、ハナダシティに行かなくても済むんだな…」
サトシは進路を変えることにした。
「打倒トキワジム……」
サトシはベトベトンと共に眠りについた。
いいね
でも…なぜコガネがでてくるんだい?
赤緑青黄…カントー
金銀水晶…ジョウト
金剛真珠白銀…シンオウ
コガネはジョウトだね
書き手はそれぞれトリつけてよー
読みづらい
209 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 02:14:44.54 ID:cF4C+GdI0
今日はここまでやったんかな??
あざーす。
続き、期待アゲ
210 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 03:09:42.58 ID:4lqGXD8WO
今おいついた
期待あげ
結構面白い、頑張れ
ハナダやトキワならデパートはタマムシか?
まあコガネでもいいさ
たしかリニア?あったと思ったし
とりあえず乙!
ごめん
訂正
×コガネ
○タマムシ
金銀やりすぎだな。
シゲルはハナダシティに到着した。
「サトシもバッジ4つか…」
「…エッペ!」
「5つ目のバッジ、おまえも頼んだぜ!」
「エッペ!」
挑戦者待ちのため、2日ほどこの街に滞在することになったので、シゲルはハナダシティを観光した。
「綺麗な街だな…」
シゲルは、この街に、ヒカリをデートに誘ったことがある。
***
「あ、川柳の人のお孫……じゃなくて、シゲル!」
「…まだその癖、直らないのかい?」
シゲルは呆れた顔をした。
「たくさんデートしてれば、そのうち直るわよ!」
「……ヒカリ」
「ほらっ!行くわよ、シゲル!」
ヒカリはシゲルの手を引いた…。
***
「ヒカリ、本当に可愛かったな…。あの後ホテルに誘って…」
「エペ!!」
エンペルトは、シゲルを殴った。
「…いたた。別にスケベな事、考えてたわけじゃ……」
シゲルはもう一度、エンペルトに殴られた。
日も暮れてきた頃、シゲルとエンペルトは、宿泊先のポケモンセンターへ歩いていた。
その途中で、幼い女の子を挟んで、親子三人が手をつないでいた。
「パパー、またここにきたい!」
「また休日に遊びに行こうな!」
「わーい!」
「よかったわね!」
親子は幸せそうに、シゲルの横を通りすぎる。
その時、両親に手を繋がれた幼い女の子が、エンペルトと目を合わせた。
「あ!可愛いペンギンしゃん!」
エンペルトはズッコけた。
「エッペ!エッペ!」
「あれ?なんでこのペンギンさん怒ってゆの?」
シゲルはやれやれという顔をして、エンペルトをなだめる。
「コイツはね、可愛いじゃなくて、カッコいいって言って欲しかったんだよ…」
シゲルは幼い女の子に、優しく声をかけた。
「わ〜……!カッコいいおじちゃん…!」
女の子は目をキラキラさせながら言った。
「…おじ?お、おにいちゃんでしょ……?」
「エペエペエペ!!!!」
顔をひきつらせたシゲルを見て、エンペルトは笑っていた。
「あの…、娘がすみません」
両親がシゲルに頭を下げる。
「…いえ、いいんです」
シゲルも頭を下げる。
「この子、ポケモンが大好きで、いつもこうなんです…」
「おじち…おにいちゃん、ポケモントレーナーしてゆの?」
「そうだよ。ポケモンが好きなんだね。他のポケモンも見るかい?」
「え?見せてくれゆの?」
シゲルはポケモンを一斉に出した。
面白い!
がんばってな!
支援
「わー!!ぶらっきーに、かめっくす!えれきぶると、にどくいん!あと、みみろっぷ!」
女の子は、はしゃぐように、ポケモン達に抱きついた。
「わーい!わーい!おにいちゃんありがと!」
「…どういたしまして」
シゲルは女の子の頭を優しく撫でた。
シゲルは、ポケモンセンターに入ると、夕食を取る。
そして、サトシに電話をかけた。
《シゲルか。なんだ?》
「サトシ、……君はもうハナダシティのバッジを取ったのか?」
サトシは、しばらく押し黙った後、口を開いた。
《…俺は、…トキワジムに挑戦する》
「…え?おい!あそこは四天王でも敵わないジムだって聞いたぞ」
《…俺にとっては、トキワジムよりハナダジムの方が難しいんだ…。じゃあな…》
「ちょ、サトシ…」
電話は切られてしまった。
シゲルは、サトシがピカチュウを失ったこと、
ポケモントレーナーを辞め、ショップの店員をしていたことしか知らない。
ポケモントレーナーを辞めたのが、カスミに振られたことが原因であることまでは聞かされていない。
サトシは、失恋のことだけは、まだ誰にも話すことができないでいた…。
「ラムパルド戦闘不能、よってジムリーダーシンジの勝ち!」
「……強すぎる」
シンオウでジムリーダーをしていたヒョウタは、がっくりと膝をついた。
「…ヒョウタさんは強いです。だが俺の方が強い、それだけです」
「……君は少年の時も強かったね。こんな強くなった君と戦えて、…感激だ」
「…有り難う御座います」
シンジは頭を下げた。
「…それと、シンジ君、シロナさんの具合は、大丈夫かい?」
「大丈夫です。今は落ち着いています」
「…そうか。また何か困ったことがあったら力になるよ。いつでも連絡してくれ」
「…お願いします」
ヒョウタはラムパルドを連れ、ジムを後にする。
「ヒョウタさん…本当にアンタには、感謝してる……」
シンジも、ポケモンをモンスターボールに戻し、ジムを後にした。
シロナが病で倒れた時、シンジはトレーナーを辞めて、シロナを看病しようとしていた。
しかし、シロナは、シンジが自分の為にトレーナーを辞めることを拒否し続けていた…。
そんな時、シンオウのジムリーダー達は、トキワシティを静養先に紹介してくれた。
シンジがジムリーダーとしてトレーナーを続けながら、シロナを看病できるからだ…。
特にヒョウタは、同じ病で父を亡くした経験を持っていたため、シンジにシロナの看病の事をアドバイスしてくれるのだ。
「…スー」
シロナは、昨日まで体調が悪かったが、今は落ち着いて寝ている。
「…シロナ」
シンジはシロナの額にキスをした。
シンジは、シロナの部屋の窓から、星を見ていた。
シンオウリーグで負けた後、シロナに弟子入りしていた頃を思い出していた。
***
「シロナさん、俺にポケモンバトルを教えて下さい!」
「シンジ君…?私はジムリーダーと違って、弟子なんて取ってないわ」
「分かってます…。でも、どんなにポケモンに厳しくしても…自分に厳しくしても…勝てないんです……俺は。……だから…」
「…君はなんで勝てないのか、分かる?」
「………」
「あなたは本当は勝てる子なのよ。なのに、勝てる要素を自分から捨ててしまっている」
「……」
「いいわ、来なさい。バトルを教えてあげるわ。でも……私はとっても厳しいから……覚悟して」
「……はい!」
***
「…毎日とんでもない厳しさだったな…。この俺が、修行が辛くて泣いたっけ…」
シンジは当時の事を思いだして笑っていた。
シンジがシロナに好意を持つようになったのは、17の頃だった。
ようやくトレーナーとして頭角を表し始め、改めてシロナの凄さが分かった時だった。
シンジは、強く美しいシロナに恋をすることで、自分に足りなかったものを、本当の意味で知ることになった…。
***
「シロナさん……俺」
「…シンジ!?」
「……好きなんだ」
「…だ、だめよシンジ。ほら、私もうおばさんだし」
いつもこの調子で、シンジはシロナに逃げられていた。
そんな事が、何百回も続いたある日。
「…シロナさん、…いい加減はっきり言ってくれ。俺の事、好きじゃないなら…」
「……本当は、あなたの事が好きなのよ…シンジ」
「……シロナさん」
「…でも私、シンジより随分年上だし、…早く死んでしまうかもしれないのよ」
「…何を言ってるんですか」
「…私はあなたと一緒になっても、あなたを悲しませるだけ」
「……シロナさん」
「…それに、私、来年で40歳よ。若い女の子の方がいいわよ〜!あはは…」
「はぁ…」
シンジはため息をついた。
チャンピオンとして、ポケモンバトルに関しては優れていても、
恋愛に関しては、信じられないくらい臆病なこの人には
もはや、少々強引なくらいでないと、自分のものにはできない…。
そう思ったシンジは、その晩に、風呂から上がったシロナを、強引に押し倒した。
「……嫌だったら言って下さい」
「……シンジ」
「どっちなんですか?」
「…もう、降参するわ」
シロナは苦笑いしながら言った。
「…後悔しても知らないから」
「しませんよ、そんなの」
シンジはシロナの唇を奪った。
「…それより、シロナって呼び捨てしていいですか?」
「……、いいわよ」
シンジとシロナは、その晩から、愛し合うようになった。
***
思い返すと、あの頃から、シロナは自分が病におかされていることに、薄々と気付いていたのかもしれない…。
シロナはあと数年で死ぬ。
それでも、シンジは幸せだった。
後悔などしていなかった。
219 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 14:26:05.55 ID:0GhewgIF0
リアルタイムキター‼
知らない名前があるが、面白いなこれ。
ちょっと調べてくる
サトシ…失恋で駄目人間に転落(童貞)
シゲル…奥さん失くして自暴自棄になって転落(非童貞)
シンジ…奥さんが死にそうだけど幸せ(非童貞)
サトシが一番悲惨でリアル。
222 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 18:25:06.61 ID:uYa0lfIOO
つまらなすぎる…
支援
224 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 20:50:57.88 ID:cF4C+GdI0
し、支援したげるんだから
225 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 21:07:27.07 ID:xr4mcX8tO
知らない名前私も多いけど、面白いよ。
支援
226 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 22:04:13.48 ID:5PgGYg4GO
知らない名前が大半だけど支援
「シゲルなの…?何でタマムシ大学を辞めて、トレーナーをやっているの?」
「…もう研究が嫌になったんだよ。僕はラボに閉じこもるより、ヒカリみたいに、全国を飛び回りたくなったんだ…」
シゲルはエンペルトと目を合わせた。
「そういえば…、サトシは挑戦しに来たかい?」
シゲルがそう尋ねると、カスミの顔色が変わった。
「サトシが挑戦…?何のこと…?サトシはトレーナーを辞めたはずじゃ…。あなた、サトシの事、何か知ってる?」
「それは…、バトルが終わった後に話そうか」
「それもそうね…」
シゲルはモンスターボールを構えた。
激しいバトルの末、カスミに辛勝したシゲルは、ハナダシティの喫茶店に来ていた。
「好きなもの頼んで」
「いや、僕はいい」
「…遠慮しなくていいのよ」
「…じゃあ、コーヒーで」
シゲルは口ごもりながらも、サトシの事を話す。
「サトシは、なんで突然トレーナーを辞めたのか、そこまでは、詳しく話してくれないんだ。
でも、ピカチュウを亡くしてる…」
「…そんな、あのピカチュウが」
カスミはショックを受けていた。
「……そう、分かったわ」
「ピカチュウは、アイツがトレーナーを辞めた後に死んでる。だから、アイツがトレーナーを辞めた本当の理由は、僕も知らないんだ…」
カスミは、声を震わせながら言った。
「……ありがとう」
シゲルは、カスミをチラチラ気にしながら、喫茶店を後にした。
「……ただいま」
「おかえりカスミ!夕飯できてるぞ…って、おい、どうしたんだ?」
カスミは疲れきった表情をしていた。
「…シゲルが、私のジムに挑戦しに来たのよ」
「…シゲルか」
タケシは、シゲルが名門タマムシ大学の教授を辞めた事を知っていた。
それが、かつて共に旅した仲間、ヒカリが死んだ後だということも…。
「私もびっくりしたわ。…シゲルがなんでトレーナーやってるのかって…」
カスミはタケシに話をした。
「…そうか。…研究が嫌になった、か」
シゲルは若くして教授になったことを、周囲に疎ましく思われていた。
ヒカリが亡くなった後、同僚を殴って大学を辞めたと聞いている。
何か、ヒカリに関する酷い暴言を言われたとか…、様々な噂が流れた。
研究者の対人関係や、権力争いは、タケシもたくさん目にしている。
支えてくれる者がいなくては、嫌気が差すのも分かる気がする…。
タケシは、カスミをチラっと見た。
「それで、…本題に入るけど」
カスミが暗い表情で言葉を続けた。
229 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 23:48:26.10 ID:cF4C+GdI0
続きが気になる〜
230 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/25(金) 23:57:08.64 ID:wJM0aXLEO
おもしろい。
支援
231 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 02:31:15.98 ID:dNwf40aaO
いつもいいところで切るなちくしょうwww
「……シゲルか」
サトシは携帯電話を手に取り、数少ない友人の声に耳を傾けた。
《今日さ、ハナダジムのバッジをゲットしたんだ…》
サトシは、一瞬息を呑んだが、平常を装って続けた。
「すごいな!シゲルに先をこされちゃったな!」
《カスミ、強かったよ》
サトシは笑顔を無くしたが、声色だけは変わらない。
「そっか、俺じゃ勝てないかもな…ははっ」
《カスミ、おまえのこと、心配してたぞ…》
「…、なんで心配なんか」
サトシの手は震えていた。
《なんで連絡を取ってやらないんだよ》
「…別にいいだろ」
《別にいいって…》
「今さら…、なんだよ…」
サトシの声が震えている。
《おまえ、何でトレーナー辞めたんだ?》
サトシはしばらく無言になり、いつのまにか携帯な電源を切っていた。
それから数週間、シゲルがいくら電話をしても、サトシが電話に出ることはなかった。
***
「…サトシはね、思い返すと、私が結婚の報告をしてから、…連絡が取れなくなったの。
トレーナーを辞めたって噂が私達の耳に入ったのも、…その後よ」
カスミはコーヒーを口に含んだ。「…結婚の報告?」
「あなたと私が結婚すること事を、メールで送ったの。サトシは、一緒に旅した仲間でしょ?
一番最初に報告したかったから…一番祝福して欲しかった奴だったから……」
「……、…おいおい、なんかまるで、俺たちの結婚が原因みたいな…」
タケシは動揺していた。
なんとなく、カスミが言いたい事が、分かってしまったからだ。
「…私、サトシと直接話がしたい」
カスミは、今までずっと心にひっかかっていた、サトシとの問題に決着をつけるため
サトシがこれから挑戦しようとしている、最強のジム…トキワジムを、訪問することにした。
サトシがシゲルとの連絡を絶ってから数週間の月日が流れた。
「さて、行くか」
サトシはピカチュウの墓に花を手向けた。
一番大切なものを、失って…初めて気付いたサトシの、一生消えることのない罪である。
「…じゃあ、俺行くよ」
サトシのケースには、6個のバッジが入っていた。
***
「…サトシは6個目のバッジをゲットして、近いうちにトキワシティを訪れる。…そうなのね」
《はい、ではトキワシティで合流しましょう》
「…頼んだわ」
カスミは携帯電話を閉じる。
カスミは探偵を雇い、サトシの事を調べさせていたのだ。
「…タケシ、私行くわ、トキワシティに」
「…カスミ、いいのか?おまえは何も悪くない。…でもサトシは、アイツはおまえの事、どう思ってるか、分からないんだぞ。
…サトシは、良い奴だったから、俺だって信じたいけど…、あれからかなりの年月が経ってる…。
今のサトシが、どんな奴か分からない…」
タケシはカスミを抱き締めた。
「おまえに…もしもの事があったら…俺はっ…!」
「ありがとう…タケシ、愛してるわ…。大丈夫よ、ポケモン達もいるし、ちょっと話をしてくるだけだわ」
カスミは、タケシにキスをした。
カスミはトキワシティに向かった。
234 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 06:13:31.05 ID:xLxRUKMSi
これは期待
235 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 06:26:59.83 ID:v+yxnGf80
死園
236 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 07:10:01.94 ID:iI/YNCkL0
やっと追い着いた。
続きが非常に気になる
237 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 07:32:15.45 ID:/ByT46UfO
支援
トキワシティのジムリーダー、シンジの朝は早い。
シンジは毎朝4時に起床する。
洗濯や掃除など、朝食前でも済ませることのできる家事を全て終える。
シロナの体調が悪い時で無ければ、毎日のように、軽食を摂ってランニングに出掛ける。
「はぁ…はぁ…」
家の周りを走り、ラップを確認する。10kmぐらい走ると、帰宅する。
「ふぅ…」
シンジはシャワーを浴びる。
無駄の脂肪が無い引き締まった体に、無駄な筋肉も無い細く身軽な肉体…。
トレーニングをするのは、朝だけでは無い。
シャワーを止めると、紫の髪にタオルを引っかけた。
着替えて、髭を剃り、顔を洗い、髪を整えると、朝食の支度をする。
「今日はシロナの好きな煮物を作ろう…♪」
食べるものが極端に制限されることは無い病であることが、唯一の救いだった。
7時頃、シンジはシロナを起こしに行く。
「…シロナ、おはよう」
「……う…ん、……おはよう、シンジ」
「朝飯、できてるぞ」
シンジはシロナにキスをする。
「……うん」
シロナはシンジと手を繋いで食卓に行く。
部屋の中を移動するくらいなら、車椅子が無くても歩ける体力は残っている。
二人は仲良く朝食を食べる…。
***
一方、その頃サトシは……
「………」
サトシは、24時間経営のハンバーガーショップにいた。
街に滞在している時のサトシの朝は、水だけだった。
薄給のショップ店員であったサトシに、ろくな貯金があるはずも無い。
貯金は全て、トレーナーに必要な道具に使うことになっている。
今までも、コンビニの賞味期限切れの弁当や、バトルに勝ったトレーナーにおごってもらったり
森の木の実を食べたりして飢えをしのいでいた。
何も無いときは、もちろん、何も食べていない…。
ポケモンたちには、きちんとしたポケモンフーズを与えながら、自分は満足な食事もしていなかった。
「ありがとうございました〜」
店員は舌打ちをしながら、サトシを送り出した。
貯金もあと少し……。
カントーリーグで優秀な成績を納めれば、高額の賞金が貰えるが、
実績を残さなければ、のたれ死ぬのだ…。
サトシは公園で頭を洗う。
早朝なら、人目も少ない。
タオルを洗い、水を絞ると、公園のトイレに入って体を拭いた。
洗面所で髭を剃り、トイレから出ると、風がよく当たる位置に立って、濡れた黒髪を乾かした…。
空腹と疲労でふらつく体を支えながら、サトシはトキワジムに向かった。
239 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 08:57:20.91 ID:kjfq/qwpO
奇態
240 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 09:12:47.76 ID:aLeongNnO
面白いな、期待してる
ポケモン全然知らないけど
241 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 09:18:20.62 ID:uQP5n2Ev0
確定しました。やっぱり来るみたい。今回は10月1日までは警戒が必要。
千葉神奈川静岡東京茨城や他の関東が危険
(重要事項につき会員同時公開) 2009/09/25
(5) なお、HAARPに誘引されて、関東地方ではM5前後の中規模地震が発生するだろう。
(3) HAARPの影響は大気イオンのみならず、気象現象や通信、動物の狂乱状況をも生み出し、
疑似宏観異常現象を発現させる。いわば環境テロである。
(2) HAARPは電磁波を宇宙に向けて放出、電離層を刺激し、反射して地表付近の大気イオンに影響を与えるものと聞いている。
HAARPの運用状況と大気イオン濃度変動を見比べると、明らかに同期しているとの指摘を多数頂戴した
大気イオン地震予測研究会e-PISCO
理事長 弘原海 清 大阪市立大学名誉教授
http://www.e-★pi★sco.jp/r_i★on/at★tention/090925weekly_z.html
http://s01.megalodon.jp/2009-0925-1414-33/www.e-★pisco.jp/r_i★on/attention/090925weekly_z.html
http://s02.megalodon.jp/2009-0926-0102-46/www.e-★pisco.jp/r_i★on/attention/090924weekly_e.html
HAARPの動きを四川地震のパターンに今回に当てはめると9月27日が危険
http://gol★den★tamat★ama.bl★og8★4.fc2.com/blo★g-date-20090922.html
http://s03.megalodon.jp/2009-0926-0114-47/goldentamatama.bl★og8★4.fc2.com/bl★og-date-20090922.html
世界的科学者がハープは地球の気候や人の脳を損傷させる兵器の疑いがあると
http://www.yo★utube.com/wat★ch?v=8A★MlqRsHUXI&feature=player_embe★dded#t=51★1
2ちゃんねる地震情報
http://li★ve2★4.2ch.net/eq/
9.11事件、破壊されたWTCで働くユダヤ人は1名も死んでいませんでした。
http://da★mhantaikanuma.we★b.infoseek.co.jp/Sonota/91★1dead.html
地震来たら権力者達が犯人。・・・ユダヤ人は大量に人を殺しています。
242 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 12:18:42.28 ID:JW6jaFDq0
支援
サトシが一番悲惨だな
243 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 12:37:23.78 ID:3DXG3i4GO
いちいちゲットするって言い回しに笑ってしまうわww
シゲルは、連絡の取れないサトシを心配していた…。
すでにバッジは7個。
出場資格を得ているシゲルは、サトシの行方を探していた。
「サトシ…何でだよ…」
シゲルは、サトシを心配していたとはいえ、
不用意にサトシが話したくないことを聞いてしまったことを、後悔していた。
パソコンでトレーナー情報をチェックし、サトシがバッジを6個持っていることを確認したシゲルは
サトシを追って、トキワシティに向かった…。
***
サトシは、トキワジムの挑戦者待ちで、トキワシティに2日間滞在することになった。
最強のジムということで、全国から沢山の猛者が、我こそはとやってくる。
最強のジムだと敬遠しているのは、カントーリーグ出場者くらいである。
シンジは、やってくる猛者達を、片っ端から退けて、無敗を維持している。
サトシは、2日間滞在する食費が無いため、トキワの森を訪れた。
豊富に実のなるこの森で、なんとか飢えを凌ごうと思ったが、
なかなか腹を満たす程の量の実は、素人のサトシには見つけられなかった。
夜、ポケモンセンターに戻り、ポケモン達に食事を摂らせた後、サトシはトイレに駆け込んだ…。
「おぇ……、ハァ…ハァ…」
ろくな物を口にしていないサトシの弱った体で、自然の木の実が中らないわけもなく、サトシは嘔吐した。
脱水症状を起こさないよう、水を含んだが、それも吐いてしまう。
「…はぁ……はぁ…み、水」
それでもサトシは、明日のジム戦のために、水を飲んだ。
サトシは、ポケモンセンターが満員の時、ハンバーガーショップで寝ていた。
体調が優れない日に、ポケモンセンターに泊まれたのは、不幸中の幸いであった。
朝の4時、サトシはポケモンセンターを出る。
サトシは、あれから結局一睡も出来ず、精神力だけが、彼を歩かせていた。
「…公園」
サトシはいつものように、公園で身支度を整える。
「……」
濡れた髪の毛を拭いたり、体を拭くタオルをどこかに落とした。
サトシは、ずぶ濡れの髪を絞り、呆然と立ち尽くした。
「……体が臭い。これじゃ、…ジムに入るの、断られるな」
サトシは自嘲気味に笑い、トイレに戻る。
ガランガラン…
トイレットペーパーを濡らし、サトシはそれで体を拭いた。
髪の毛の水滴も、ティッシュに含ませて吸いとる。
「…明日からティッシュか。ティッシュが切れてたらアウトだな」
サトシは髭を剃りながら苦笑いした。
サトシがトイレから出ると、ランニングをしている男と目が合う。
紫の髪の男は、サトシをじっと見た後、急に視線を反らした。
「…何見てんだよアイツ。…こんな朝っぱらから優雅にランニングかよ。……これだからイケメンはむかつくんだよ。
でもアイツ…どこかで見たような…」
サトシが、その男がトキワジムジムリーダーであり、
かつてのライバル“シンジ”であることに気付くのは、トキワジムを訪れてからであった。
サトシは濡れた髪を乾かすと、公園を出る。
人通りはまだ少ない。
サトシはジムを目指して歩いた。
足取りはおぼつかない。
腹の虫は治まらない。
サトシは、近くのコンビニで、賞味期限切れの弁当があるか尋ねるが、そんなものは無いと、店員に追い返された。
***
「…どうしたの、シンジ」
シロナが、朝食を摂りながらぼーっとしているのを見て、心配して声をかけた。
「…いや、何でもない」
シンジは朝食を続けた。
食事の後、シンジは午前に予約が入っている挑戦者のトレーナー情報を確認した。
ジムリーダーや、四天王、リーグで好成績を納めたような者でなければ、シンジは特にチェックもしない。
《データ送信中…しばらくお待ち下さい…》
ピッ
「……なんだとっ!」
《マサラタウン出身トレーナー…氏名「サトシ」、性別「男」、年齢「34歳」、経歴「小卒」、成績「最年少殿堂入り…なおこの記録は今も破られておりません」、詳細「現在バッジ6個取得中」…》
「シンジさん、チャレンジャーが来ました」
審判がシンジを呼び出した。
「…今行く」
シンジはモンスターボールをベルトに取り付け、部屋を後にした。
「…ジムリーダーはまだか」
「今しばらくお待ち「…待たせたな」
審判の声を遮り、ジムリーダーは姿を表した。
「…やっぱりおまえか」
「…はぁ?あっ、おまえは、朝っぱらからランニングしていた男」
「…俺が分からないか?」
サトシは自分を鋭い眼光で睨み付けるジムリーダーを見て、何かを思い出す。
「……おまえ、もしかして、シンジか」
「……そうだ」
サトシはいきなり笑いだした。
「…こんな出世してたんだな、シンジ。それに引き替え、…俺は」
サトシはふらつく体を支えながら続ける。
「…俺は…田舎の小さなショップの店員。毎日食べていくのがやっとだった」
「………、ピカチュウはどこに行った?」
シンジが尋ねると、サトシは天井を指差した。
「…あの世だよ」
「………………」
シンジは無表情でボールを構えた。
「これより、チャレンジャーサトシと、ジムリーダーシンジの、ジム戦を始めます」
審判は旗を上げた。
「ポケモンの交代はチャレンジャーのみ認められます」
「先攻はおまえだ。…来い」
「……………潰す」
サトシは、モンスターボールを投げた。
ジム戦は、三体のポケモンで行われる。
サトシが最初に選んだポケモンは…
「行け…ゴウカザル!」
「フーッ!!」
「…ゴウカザルか」
「…俺のポケモン達は、俺に愛想を尽かして、ほとんどが他のトレーナーの所に行った…」
「……」
「俺の元に残ってくれた仲間は、フシギダネ、ベトベトン、グライオン、そして…このゴウカザルだけだ」
「バランスの悪いメンバーだな。今まで勝ってきたのが不思議なくらいだ」
シンジはエレキブルを出した。
「…ゴウカザル!インファイトだ!」
「エレキブル、まもる」
ゴウカザルのインファイトは、エレキブルには通じなかった。
「エレキブル、あまごいだ」
施設の天井が開き、雨雲が雨を降らせた。
「……くっ」
ゴウカザルの炎は弱まり、エレキブルは体を構える。
「エレキブル、雷だ」
雨に濡れたゴウカザルに、エレキブルの雷が炸裂する。
「…ゴウカザル!」
「…フン」
「ゴウカザル、戦闘不能!シンジのエレキブルの勝ち!」
「そんな…ゴウカザルが一撃で」
「早く次のポケモンを出せ」
シンジの挑発に、サトシはベトベトンを出す。
「ベトベトン、頼んだ」
サトシはベトベトンを繰り出した。
「エレキブル、雷だ」
エレキブルの雷は雨が降っている限り当たる。
サトシのベトベトンは成す術も無かった。
「…ベトベトン、ダストシュート!」
「エレキブル、かげぶんしん」
ベトベトンの攻撃は当たらない…。
「エレキブル、雷だ」
エレキブルの止めの雷が、ベトベトンに容赦無く攻撃する。
「ベトベトン戦闘不能…、シンジのエレキブルの勝ち」
「ベトベトン…」
サトシはふらつく。
「最後は誰で来るんだ?」
「…グライオン、頼む」
グライオンはサトシの声に頷く。
「…グライオン、じしんだ!」
「エレキブル、まもる」
エレキブルに対して効果抜群の技も、容赦無くかき消され、エレキブルはグライオンの間合いに入る。
「エレキブル、冷凍パンチ」
「…グライオン!」
エレキブルの強力な冷凍パンチは、グライオンを凍らせてしまった。
「グライオン、戦闘不能。よって、勝者、ジムリーダーのシンジ」
シンジはエレキブルをボールに戻す。
「……これが、シンオウリーグで俺を破った男なのか?」
かつてのライバル、シンジの蔑んだ視線は、サトシに大きなショックを与えた…。
足取り重く、トキワジムを後にしたサトシは、公園のベンチに座り込む……。
「……今の俺には、シンジのポケモンに、…傷1つ付けられないのか」
空腹は治まらない…。
貯金はもうない…。
今にも倒れそうなサトシの前に、カスミが現れた。
「サトシ…、やっと見つけた…」
「……………」
サトシの、疲弊しきっている心に、カスミの存在は止めを刺した。
***
「シロナ、ジムにサトシが来た」
「…サトシ君が!?」
シロナは驚きを隠せなかった。
「…アイツは、全然駄目だった。俺のポケモンに、傷1つ付けられなかった」
「……サトシ君」
シロナは、目を閉じた。
「シンオウリーグで俺を破った時のアイツは…凄かった。戦略はまだまだだったが、アイツと…アイツを信頼するポケモン達の勢いに圧されて、俺は負けた」
「……サトシ君、一度トレーナーを辞めたのよね。
……今になって、またトレーナーとして旅を続けているのは何故かしら」
「…俺にも分からない」
シンジは窓の外を見た。
「アイツはあの頃のアイツじゃなかった…。目が…死んでいた」
「……シンジ」
「あの頃のアイツじゃなかったから、勝っても…虚しいだけだった」
シンジは舌打ちした。
サトシは呆然と、目の前にたたずむカスミを見上げた。
「サトシ…話がしたいの…」
サトシはベンチを立って、走る。
「また逃げるの!」
衰弱していたサトシに、カスミは容易に追い付いた。
「…サトシ!」
「……頼むから……もう…ほっといてくれ」
サトシは泣きながら、膝をついた。
「放っておけるわけないじゃない!」
カスミはサトシの肩に手を置くが、サトシはそれを振り払った。
「……私のせいなの?サトシがトレーナーを辞めたの」
サトシは振り返り、カスミの目を見た。
「…何が“私のせい”だよ。自惚れてんじゃねー!!おまえなんか、どうでもいいんだよ!!
おまえなんか…おまえなんか…………。
俺にはポケモンバトルしかとりえが無かったんだよ……
夢を追い求めて…、ろくに学校にも行かなかったから、学歴が無くてろくな仕事につけない。
ポケモンバトルで成功しなければ、惨めな人生が待ってる。
…いつも、そんなプレッシャー抱えながら、戦ってた。
何か心の支えになるものが無かったら、耐えられなかった…!」
サトシは、カスミの肩を掴んだ。
「大事な試合の前に…結婚の報告なんかしやがって…!
…俺には……俺にとっては、
死ねって言われるのと…同じことだった……」
「サトシ……」
サトシは、カスミの肩から手を離した。
「……でも俺は、今でもおまえの事…好きなんだよ……。
地獄だろ……」
「……サトシ」
サトシは立ち上がった。
「…俺は、元々駄目な奴だった。失恋したくらいで、人生放り出す男だ……。
カスミが……タケシ選んだのは……間違いじゃないよ……」
サトシは、カスミに背を向けた。
「………結婚式、祝福してやれなくて、ごめんな……。
馬鹿な俺を……許して………くれ……」
「……サ…トシ!!」
カスミは、その場にうずくまりながら、泣いた。
「………」
サトシは、カスミを残して消えた。
ふらつく足は、もう、そう遠くへは行けなかった…。
すいません。あともう少しで第二部が終わります。長くてごめん。
用事があるので、また深夜に帰ってきます。
めちゃくちゃ続きが気になるな
253 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 16:49:04.24 ID:gdRlVps20
とりあえず一言。
すげぇ……
>>248 ごめん。エレキブルの技が5つあったwwww
かげぶんしんは見なかったことにして下さい。
アニメなら普通
256 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 17:56:29.92 ID:MmPxS4y6O
支援
257 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 18:09:57.24 ID:vcm7IxDUO
支援
258 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 18:12:39.48 ID:I7AMWvZnO
追い付いたw
支援
260 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 18:20:19.78 ID:/f3FRqKc0
シロナ萌えるぜ
261 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 19:56:51.21 ID:YOYH527ZO
すげえな・・
支援
262 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 20:00:06.10 ID:tCIFqMvF0
いま追いついたぜ.....!!!
気体紫煙
263 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 20:11:18.19 ID:6bWP/h+QO
ヤバイ。涙来る
設定が近すぎる
264 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 21:48:13.12 ID:sfmn5AmI0
再度支援
何か涙目になってきた・・・
50あたりから更新してなかったけどgdgdを抜けて面白くなってるのか?
シンジは、夜のトレーニングをするため、ガブリアスに留守を任せ、家を出た。
トキワの森に着き、いつもの練習場で、ポケモン達とトレーニングをする。
「出てこい」
シンジは一斉にモンスターボールを投げた。
「今日は自主練だ。ドダイトスとエレキブル!マニューラとドンカラス!ブーバーンとリングマ!
このペアで、昨日それぞれに出した課題を特訓しろ!」
ポケモン達は頷き、一斉に特訓を始めた。
ポケモン達の様子を見ながら、シンジも筋トレを始める。
…しばらく時間が経った頃、マニューラが慌てた様子でシンジの元にやってきた。
「どうしたマニューラ?」
シンジがマニューラの後を付けると、シンジのポケモン達が何かを取り囲んで慌てている。
「…何だ?」
シンジがその場に辿り着くと、そこには、男が一人倒れていた。
「……サトシ!」
シンジはサトシに呼び掛けたが、ぐったりしたまま返事が無い。
呼吸は弱く、体が冷えていた。
シンジは急いで、サトシを病院に連れて行った。
267 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 22:22:47.82 ID:kDL8LbRNO
追いついちまった
「…ああ、…そうなんだ。医者と少し話をしたら、帰るから」
シンジはシロナに電話をかけると、携帯をパタンと閉じる。
***
「…栄養失調と過労だね。命に別状は無い。
しかし、トキワの森の夜は冷えるから、
…見つかるのが遅かったら、死んでいたかもしれない」
点滴をつけ、呼吸器を装着されたサトシに、シンジはじっと見ていた。
「あなたは、ジムリーダーさんだね。この患者は、あなたの知り合いですか?」
「…はい」
「こんな事、あんまり話したくないんだけどねぇ……」
医者は治療費の話をした。
「保険証を持ってないんだ。そうすると、医療費を全額負担することになる」
医者は続けた。
「…今の法律だと、治療費を払わない患者には、口座から治療費を差し押さえることができる。
だけど、この患者の口座の残額では、とても治療費を賄えない」
「…要するに、俺が払うってことで、いいんですね?」
「…そうです」
シンジはその場で携帯電話から、病院に治療費を送金する。
医者が病室から出ていった後、シンジはサトシのベッドの隣に、椅子を置いて腰掛ける。
「………」
疲れきった表情で眠るサトシに、シンジが知るサトシの面影は無い。
「…こいつらは、しばらく俺の家で預かる」
サトシのカバンからモンスターボールを手に取ると、シンジは病院を後にした。
wktk
270 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 23:13:02.05 ID:FtZ+tyiFO
初代しかやったことないけどかなり楽しめてる
続きに期待
面白いねいいよ俺のルカリオがでるまでたのしみだ
面白いです支援
夢中になって読んでしまった
輝く過去を持つ人はあとで辛いんだよな…
サトシに昔の輝きが戻るハッピーエンド希望
支援
275 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/26(土) 23:33:53.17 ID:RHUKPfr60
支援
「……、」
目を覚ますと、目の前がぼやけている。それが少しずつ、少しずつ、焦点が合うようになる…
「…起きたか?」
そこには、シンジの姿があった。
「……俺…は」
サトシは、点滴が繋がれた自身の腕を見た。
「…病院」
「おまえ、トキワの森で倒れてたんだよ」
「……」
サトシは、ゆっくりと体を起こすと、腕に付けられた点滴を引き抜いた。
「…おい!!」
サトシは、起き上がり、逃げ出そうとする。
しかし、普通に歩く体力も無く、床に倒れて苦しそうにもがいた。
「…寝てろよ!」
「ハァ…ハァ…、俺に…構うな」
サトシは、シンジを睨み付けた。
「治療費…なんて…俺には…とても払えない…。…出て…いくしかない」
サトシは意識が朦朧とし、パニックを起こしていた。
「大人しく寝ていれば大したことないが、その体で外に出たら…衰弱して死ぬぞ」
「…おまえに…関係ないだろ!」
サトシは、シンジの手を振り払う。
「関係なくはない。…治療費は俺が払った」
「……、……余計な事…すんな……ハァ…ハァ…う……」
(…たく)
シンジは、興奮したサトシを言葉で落ち着かせるのは無理だと諦めた。
サトシが起き上がろうとすると、シンジはサトシの胸ぐらを掴んで、一発殴った。
床に伸びているサトシを、シンジは無理矢理引き摺って、ベッドの上に放り投げた。
「…俺がおまえに同情して、治療費を払ったと思ってるのか?
おまえは治療費分、ジムで働くんだよ」
シンジはサトシに、モンスターボールを見せる。
「ハァ…ハァ…お、俺の…ポケモン」
「…治療費分、働いたら返してやる」
シンジはモンスターボールをポケットにしまうと、もう一度、サトシの胸ぐらを掴んで言った。
「…どうなんだ?働くのか?それとも、のたれ死ぬのか?」
「ハァ…ハァ…は、……働く。
仲間を…取り返す」
「…じゃあ、大人しく寝てるんだな」
シンジはナースコールを押した。
***
鎮静剤を打たれて、落ち着いたサトシを、シンジは呆然と見つめた。
「……大分、精神的にキてるな…、……コイツ」
シンジは、自分を完全に見失っているサトシを見て、ショックを受けていた。
かつて、自分を破ったライバルのあまりの変わりように、年月の残酷さを知ったのだった。
第二部 終
乙
続き期待
278 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 00:13:03.73 ID:OvlipbgS0
乙です。
なんだか、昔を思い出してしまった。
第三部期待です。
サトシ・・・再生してくれ。
第三部
「…おめでとう、…シゲル」
サトシは、カントーリーグで入賞したシゲルを、テレビで見ていた。
「俺…先に寝ます…」
サトシは立ち上がって、自室に戻る。
「………」
シンジは何も言わず、テレビを見続けていた。
サトシがシンジのジムで働き始め、3ヶ月が過ぎようとしていた。
サトシはシンジのジムで働き、きちんとした食事と睡眠、運動を取らされ、精神的に落ち着いた。
しかし、とうとうサトシはカントーリーグに出ることができなかった。
「……うっ……くっ…はぅ…はっ…」
サトシは枕に頭を押し付け、声を殺して泣いていた。
「…入るぞ」
シンジは、サトシの部屋に入る。「……うっ…くっ……」
「…もう泣くな。また来年があるんだ。泣いている暇があったら、俺のジムで猛特訓しろ」
「……ハァ…ハァ…くっ…」
サトシは必死に泣き止もうとする。
「…シンジ…ごめん……」
「………」
34にもなって、ガキのように泣くなんて情けない。
そんな風に、シンジは思っていなかった。
トレーナーとして、目標としていた大会に出られないというのは、
声を殺して泣くほど悔しいことだということを、シンジは分かっていた。
ましてや、サトシは再帰をかけ、貯金を全て費やして、のたれ死ぬ寸前まで命をかけて
カントーリーグを目指していたのだ。
「…一流のトレーナーは切り替えも早いんだ。明日からきっちり切り替えろよ」
シンジはサトシの部屋を出る。
280 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 00:37:47.04 ID:/O3WwlXBO
wktk
w
282 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 00:42:22.84 ID:gtfq5p580
シンジに期待w
>>1はもう小説家になってコレを出版しろよw
かなり上手いぜ
ネットでこういうの書いてる奴ってほんとうまいよなー
小説とかあんま見るのだるくなってすぐ飽きる俺でも結構wktkして見れる。
285 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 01:29:15.31 ID:JotailemO
支援
翌日
「…おはようございます!」
サトシはシンジより早く、ランニングシャツに着替え、外でストレッチをしていた。
目は腫れていても、完全に切り替えた表情をしている。
「よし、行くぞ」
「はい!」
サトシはシンジと朝のトレーニングに出掛けた。
「ハァ…ハァ…」
サトシは公園の水道で、給水する。
「そこで髪洗うなよ」
「か、からかうなよ……!」
そこは、かつて、トキワシティ滞在中に、サトシが髪を洗っていた水道だった。
水分を補給すると、またすぐに走り始める。
「いただきます!」
サトシは、すぐに朝食に飛びつく。
「サトシ君、朝から元気いっぱいね!」
「…泣きべそかいて腹減ったんだよな」
「うるさい!」
食卓に、楽しそうな声が響く。
***
1ヶ月後
「おい!…俺がさっき言ったこと、聞いてなかったのか…」
「…ハァ…ハァ……す、すいません…」
サトシは3日後に、シロナの奨めで小さな大会に出ることになった。
シンジは、「当然優勝以外許さない」と言い、サトシは厳しくしごかれていた。
サトシは、ポケモンに指示するタイミングや、ポケモンのバトルの流れを把握する力は、まだまだ全然ブランクを取り戻せてはいなかった。
ポケモンバトルは、ただ指示をすればいいだけではない。
バトルの流れを適切に把握する、かなりの集中力を要する。
2時間もぶっ通しで特訓を続ければ、全身汗だくになる。
「…今日はここまでだな」
「もう一度!もう一度だけやらせて下さい!」
サトシは頭を下げる。
「…いいだろう。成果を見せろ」
サトシは集中して、シンジのマニューラの動きを捉える。
ベトベトンのように、動きの遅いポケモンが、いかにして素早いポケモンに攻撃を命中させるか…
サトシは、マニューラの動きのパターンを把握し、ベトベトンに指示を出す。
「ベトベトン、今だ!右を狙ってダストシュート!」
「マニュ…!?」
ダストシュートはマニューラにヒットした。
ベトベトンがダストシュートを発射するスピードでは、マニューラが右に飛んだ時に左を狙えば、マニューラがタイミングよく左に飛んでくるのだ。
マニューラは、自身の素早いスピードを、急に止めることはできない。
「…さすがだ」
シンジは、かなりのダメージを負ったマニューラをボールに戻した。
「やったな…ベトベトン!!」
「…ベトベタ〜♪」
ベトベトンとサトシは、技が成功したのが嬉しくて、抱きしめあった。
287 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 01:52:18.73 ID:P+rIkZK2O
ベト系と抱き締めあったらマズい事になりそうな気がw
ハッピーエンド希望
288 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 01:57:59.39 ID:ePFapPqSO
サトシのベトベトンが死んで我を忘れたサトシがカスミを強姦殺人。
って流れになーれ★
289 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 01:59:35.80 ID:dHEB59ZzO
面白いわー
シンジとシロナはどのシリーズの人間だろう
わからなくても十分面白いけど
シロナってどっかで聞いた事あるがシンジって誰だ?怒りか?
「カー…」
サトシは1日中、厳しい特訓に耐え、疲れはてて寝てしまった。
時計の針が指すのは、まだ“7”である。
本当は、夜の特訓があるのたが、このところ、シンジの言うとおりに成果を出し、
隠れて自主トレをする等、非常に努力をしていたため、
シンジは、今日だけは…と大目に見てやっていた。
シンジはシロナの部屋にいた。
「…シンジ、最近すごく生き生きしてるわ」
「…そうか?」
シンジは嬉しそうな顔をした。
「…あなたの気持ち、すごく良くわかる。私も、あなたを弟子に取って、一流トレーナーに磨きあげるのが、…楽しくて楽しくて…仕方なかったもの」
「…シロナ」
シンジは窓の外を見る。
「……俺は、昔のアイツが、もう一度見たいんだ。強く育てたら、…今の俺を倒すんじゃないかと思うと……ワクワクする」
シロナはシンジの言葉を聞いて、昔の自分を思い出して、……微笑んだ。
293 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 02:26:51.29 ID:7kvpd4490
面白い。
これだけは言える
面白いから支援
295 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 03:21:26.80 ID:LKecKNGRO
追い付いちまった
面白すぎ支援
ほ
297 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 04:45:30.62 ID:t2+rTQhaO
法主♪
298 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 05:23:44.36 ID:pnT7Wuoq0
ほ
299 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 08:05:15.96 ID:Ua7wf817O
シンジはアニメのオリキャラ
ダイパで登場
シロナはゲームでもいる。
同じくダイパ
年齢的に小野伸二を想像してた
シロナが奨めた大会の当日になった。
場所は、何の因果か…ハナダシティであった。
サトシは、前日から現地入りしており、ポケモンセンターから会場に向かった。
サトシは大会のチラシを見た。
大会の関係者には、カスミの名前がある…。
「……カスミ」
開催地がハナダシティだと知ったとき、カスミの件で多少動揺はしたものの、
今のサトシに、それくらいでコンディションを崩すような脆さは無かった。
サトシは大会の雰囲気に呑まれず、集中した顔付きで会場に入る。
サトシは大会前に、ボサボサに伸びていた髪を切り、服を新調した。
青を基調とした服を着て、落ち着いた大人のトレーナーの雰囲気を出した。
これらは、トレーナーにとって、外見も重要な要素であると、シロナがアドバイスしたためであった。
***
大会は開催の時間を迎える。
司会の女性が、壇上に上がった。
「今年もやってきました!ハナダシティ、ブルーリーグ!」
会場は熱気に包まれた。
「出場者は120名!今年度のカントーバッジを5つ以上ゲットした、中堅以上のトレーナーの方を対象としております!」
司会の女性は、会場の真ん中に設置されたモニターを指す。
「ブルーリーグは、事前に登録して頂いた3体のポケモンでバトルを行います」
モニターの画面が切り替わる。
「なお、上位3名にはメダルと賞金が贈られ、優勝者にはバーチャルポケモン『ポリゴン』と、
進化アイテム『アップグレード』・『あやしいパッチ』をセットにして贈られます!」
「…ポリゴンか」
サトシは、ブルーリーグ出場前、シンジに言われたことを思い出した。
***
「そういえば…おまえのポケモン、4匹しかいないんだったな」
「ああ、そうだけど?」
「もし、カントーリーグに出場していたら、どうやって戦うつもりだったんだ?
リーグ戦はフルバトルだろ?」
「…もし、リーグ戦に出ることが決まったら、オーキド博士がポケモンを貸してくれることになってた」
「……やれやれ」
シンジは呆れた顔をした。
「おまえ、リーグはそんなに甘くないぜ。普段から、そのポケモンの特徴と個性、他のポケモンとのバランスを考えた技の組み合わせ…。
そういうものを把握しないで、簡単に勝てると思うなよ…」
シンジは、あと2匹のポケモンの枠を、早い時期に埋めるよう、サトシに指示をした。
サトシがブルーリーグに出たのは、バトルで戦う仲間を増やすという目的が強かったのだ。
302 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 09:26:53.67 ID:/8MZOL0gO
そろそろ店長来い
サトシのリザードンとゼニガメを引き取るとか無理なのか?
ゼニガメは自警団勤めでリザードンはリザフィックバレーで
修行してる設定があった気がするが
サトシが登録したポケモンは、フシギダネ、グライガー、ベトベトン…。
大会のために、技の構成を大幅に変えている。
ブルーリーグの予選は開始され、AからLまでの12のブロックに分かれて行われた。
ブロックごとに勝ち残った12名が、本選に出場することになる。
サトシは、試合前に、携帯のメールを調べた。
「…母さん」
メールには、
絶対勝ちなさいよファイト!
(≧ω≦)b 母より
とあった。
サトシは、まだ母親に対して、面と向かって謝りには行っていない。
あれだけ、ポケモンマスターを目指していた自分を、
献身的に支えてくれていた母親に対し
サトシは暴力を振るってしまった過去がある…。
母親を殴ってしまった時の手の感触は、…今も痛い。
まだ、謝りに行く決心がつかなかったサトシは、この母からのメールを見て、
この大会の後、謝りに行く決心をつけた。
《必ず優勝するよ…母さん》
サトシは優勝を目指す熱意を、さらに強くした。
>>304 ごめん訂正
×グライガー
○グライオン
私怨
307 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 10:48:45.98 ID:qVUaSj5g0
kitai
308 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 12:00:26.25 ID:sw86BNoHO
ほ
309 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 12:02:41.68 ID:bcha9z7r0
よすれ
310 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 12:18:13.58 ID:4fy0KWYb0
これが毎日の楽しみになっている俺がいる
312 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 12:41:57.06 ID:z7YaNuSrO
白木屋のコピペを思い出させるようなストーリーだったのに、何だか浮上気味で萎えた。
313 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 12:49:15.35 ID:f90vfZb4O
て
追いついた…ともちょっと違うが
>>286のダストシュートの方向の描写は脳内補完でいいんだよな?w
315 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 13:23:11.80 ID:A17S7jL1O
紫煙
316 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 13:24:44.88 ID:ae52JA5XO
私怨
317 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 13:27:32.59 ID:ZGqFgjEO0
面白いから終わって欲しくないなあ
支援
318 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 13:55:48.76 ID:Elunb8L/O
捕手
2ちゃんはURL規制してます。
スティッカムのサイトから 在特会で検索してください。
1日目の予選は終わり、サトシはDブロックで予選を突破した。
本選出場の選手データは、パソコンでチェックできるため、サトシはさっそくポケモンセンターのパソコンをチェックした。
「…シゲル」
サトシは、12名の選手の中に、シゲルの名前があるのを確認する。
一方シゲルは、試合会場の側のホテルに宿泊していた。
パソコンの画面には、サトシが映っている。
***
3ヶ月前
「……サトシ、何やってるんだ?」
「……シゲル」
シゲルは、知り合いを訪ねに、トキワシティに来ていた。
その時、トキワジムの前を掃除しているサトシと遭遇した。
「…ここで…働いてる」
サトシは気まずそうに、それだけ答えて、ジムの中に帰ろうとする。
「おい、働いているって…カントーリーグはどうしたんだ…?」
「…体調が悪いんだ」
「…何かあったのか?」
「…情けないけど、俺、体調崩して倒れちゃって。1ヶ月経ったけど、…まだ本調子じゃなくて」
「知り合いに内科の医者がいるんだ。紹介してやろうか?」
「…ごめん。もう病院には行ってるから」
サトシは、シゲルから視線を反らした。
「……サトシ」
シゲルは、サトシの友人として、何か困った時は力になろうと思っていた。
しかし、サトシは困っていることを、少しも話してくれない。
いつも自分は蚊帳の外で、状況も分からず、心配ばかりが募る。
シゲルはいい加減、そういう現状に、苛立ちを覚えていた。
「…もういいよ。君を心配するのはもう辞めた。何も話してくれないから、何も分からない!
誰にも話したくないことがあるのは分かってる…。
だけど…君は平気で連絡を絶ったりする。
君は周りの人間が、どれだけ君を心配しているか…分からないんだ!」
「……ごめん」
サトシはそれだけしか言わなかった。
ただ、申し訳無さそうに頭を下げ続けた。
それ以来、サトシとシゲルは連絡を取っていない。
この4ヶ月の間に、色々な事があった。
サトシはそれを思い出す…。
無理な生活がたたり、トキワの森で倒れていたのをシンジに助けてもらったこと。
それから1ヶ月後には、精神的なストレスで、通院しながらジムで働かせてもらっていた時、シゲルに絶交されたこと。
2ヶ月後、カントーリーグの出場を、医者に止められたこと。
3ヶ月後、自分が出られなかったカントーリーグを、テレビで眺めているときの悔しさ…。
4ヶ月後、ようやくトレーナーとしてやっていけるコンディションが回復した今…
自分の持てる力を全て出し切ろう。
サトシはそう決意した。
たとえ、自分が失恋した女がいても、母親に直接謝罪していない罪悪感があっても、絶交された親友がいても、
どんな人がいても、どんなことがあっても、自分のバトルのコンディションが乱れることのない、
強いトレーナーになることが、今のサトシの一番の目標だった。
***
翌日
ついに大会の本選が始まり、サトシは会場に入る。
控え室には、本選出場の12名の選手が集まっていた。
サトシはシゲルと目があったが、無視された。
322 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 15:03:14.88 ID:D9OojkimO
つまらないから書くなよ
323 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 15:04:06.67 ID:cdwfJ6IZO
いや、おもしろい
がんばれ!
324 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 15:08:02.43 ID:OvlipbgS0
おもしろい!
支援
325 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 15:08:45.91 ID:qVUaSj5g0
わくわく
326 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 15:24:34.61 ID:55K1Zf5ei
すげーおもしろい、毎日楽しく拝見させていただいとります
327 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 15:38:02.16 ID:TSXBesZH0
クオリティ高杉ワロタwww
あああああああああ追いついてしまったあああああああああ!
マジで完結まで読みたいわ……
そこらのラノベよりいい
330 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 15:43:50.00 ID:dHEB59ZzO
面白い!
絶対完結させてほしい
331 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 16:03:23.53 ID:ZGqFgjEO0
頑張れー応援してるよ
毎日このスレ覗きに来る自分はもう色々駄目
332 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 16:06:59.89 ID:o8GD2XtoO
先生!応援しとります頑張って!
sien
334 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 16:19:47.10 ID:2M6e55KrO
保守
335 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 16:22:49.48 ID:pPwZz1N0O
追いついた
おもしろい!おもしろいよ!
支援するよ!
h
337 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 17:00:49.64 ID:nZqPcvQMO
ちょっとずつ書きやがって
338 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 17:01:35.39 ID:h/0CdQdAO
すげー面白いよ
上手すぎるぜ
サトシは本選を順調に勝ち続け、見事決勝に進んだ。
そして…、決勝の相手となったのは、シゲルだった。
控え室を使うのは、サトシとシゲルだけになった。
お互い、親友であるはずなのに、一言も口をきかなかった。
だだっ広い控え室に、かばんをガサゴソと動かす音と、飲み物の水音しかしない張り詰めた空気…。
ドクドクドクドク……
サトシは緊張してしまった。
静かな筈の控え室は、徐々に強くなる心臓の鼓動のせいで、騒がしくなる。
何にも動じないトレーナーになると決意しても、体と心はそれほど思うようにはいかなかった。
…今になって、親友に絶交された苦痛が、鮮明に蘇ってくるのだった。
サトシは、モンスターボールをベルトに装着しようとするが、
緊張で震えていた手からモンスターボールが床に落ちて、シゲルの足元に転がってゆく。
……シゲルは、足元に転がったモンスターボールを拾う。
サトシは、冷や汗が止まらなかった。
シゲルの顔を見るのが怖かった。サトシが、どうすることも出来ずに立っていると、シゲルはサトシの腕を掴んで、ボールを手渡した。
「…サトシ…元気だったか?」
シゲルは、優しい声で言った。
「………シゲル」
「おまえが元気そうで、…本当に良かった。
お互い、ベストを尽くそうな!」
シゲルは先に会場に向かった。
サトシは、泣きそうになるのをなんとか堪えて、シゲルから手渡されたボールをベルトに装着した。
毎日楽しみに見てますw
終わりは見たいが面白いから終わってほしくないという矛盾w
341 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 17:10:36.30 ID:qVUaSj5g0
楽しませる文章上手いです!
いいぞいいぞいいぞ―!!
リアルタイムで読めて嬉しいぞー!!
書くの遅くて本当にごめん。
ネタ自体は、サトシがポケモンマスターになるまでできてんだけど
素人だから、文章にするのにクソ時間かかるんだ。
また用事があるので深夜に帰ってきます。
やっと追い付いた…
乙!!また深夜覗きにくるぜ
345 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 17:46:51.98 ID:KtUe9tQ2O
>>343 うわーそこでオチ言っちゃだめっしょ(-.-;)
おもしろいから支援するけど
346 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 17:51:06.29 ID:jcWrRMdv0
>>343 それは言って欲しくなかった><
これから朝までバイトがあるから朝になったら一気に読ませてもらいます。
オチはそれ希望だったからいいよw
ちびちび読むのもオツだから急がんでいいよw
348 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 17:59:41.54 ID:+O/b5NENO
乙です!
月並みだが言わせてほしい
こ れ は面 白 い
ピチューをピカチュウの転生設定で出して欲しい…
しえん支援
おもすれー
352 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 19:04:36.06 ID:t2+rTQhaO
法主♪
追いついた。
面白い。
紫煙
354 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 19:22:09.23 ID:ZEUB7BdVO
>>343 なんだ鬱ENDじゃねーのか。
まぁ頑張ってくれ。
これは・・・売れるぞ!
鬱ENDを希望する
357 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 20:41:00.81 ID:ZGqFgjEO0
お前らドSだなw
358 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 20:43:19.29 ID:5xF5QhpOO
>>343 ポケモンマスターになるまで はだからなぁ
その後が真に気になる
おいやめろお前鬱endとか見なきゃよかったって思うだろ。
360 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 21:19:10.26 ID:OvlipbgS0
>>359 うん、でも、鬱ENDかもって思わせぶりな態度をとってくれるとうれしいよな。
「ベトベトン、戦闘不能!よって、ブルーリーグ優勝者は、マサラタウンのシゲルに決まりました!」
観客席が異様な熱気に包まれていた。
それもそのはず、である。
ちょっとした有名人のシゲルと、無名のトレーナーが、激戦を繰り広げたからである。
シゲルは元タマムシ大学の教授であり、カントーリーグ入賞者で、かなりの有名人である。
それに引き換え、サトシは全くの無名であった。
サトシが最年少殿堂入り記録保持者であることを、どれだけの人間が知っているだろうか…。
「……ありがとう、サトシ。…最高の試合だった」
シゲルは、サトシに握手を求める。
「……シゲル、…ごめん…俺」
「サトシ、…すまない」
サトシが、数ヶ月前の事を謝罪しようと、言葉を言いかけた時、
シゲルは深刻な表情で、サトシに頭を下げた。
「…短いトレーナー期間だったけど、…僕は今日で…引退する」
「…え?」
「実は…君がエントリーしていたから、…僕もエントリーしたんだ。
最期は君とのバトルで…終わりにしたかったから…」
…シゲルは、サトシの手を強く握りしめる。
《……授賞式の後、喫茶店で話す》
シゲルはサトシに耳打ちをした。
シゲルは表情をすぐに変え、優勝の喜びに浸る選手の表情になった。
サトシはそれを、困惑した表情で見つめた。
シゲルは優勝者のインタビューに答え、喜びを露にしているように見えたが、
…目は笑っていなかった。
362 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 22:19:09.11 ID:P+rIkZK2O
363 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 22:24:31.31 ID:pKwBnKFwO
酉つけて欲しい
《準優勝、マサラタウンのサトシ!》
ブルーリーグの授賞式が行われていた。
カスミは自宅のテレビから、ブルーリーグの生中継を見ていた。
ブルーリーグのチラシには、大会関係者の欄に、カスミの名前と写真が記載されていた。
カスミは、ハナダシティジムリーダーとして、ブルーリーグ入賞者に、賞金などを渡す役目であった。
しかし、ブルーリーグにサトシがいるのを見つけて、体調が悪いフリをして帰ってしまった。
「…サトシ、髪切ったんだ。…服も似合ってるし、…かっこいい。
…前より、体が引き締まってる。
たくさんトレーニング、したのかな…」
カスミは、恍惚とした表情で、サトシの姿を見ていた。
「…サトシ…会いたいよ…。…あなたに抱かれたい」
ブルーリーグの生中継は、途中からカスミの手によって録画されていた。
《おまえの事…今でも好きなんだ…》
トキワシティで言われた言葉は、カスミにショックを与えた。
それは、カスミもまた、サトシの事が、今でも好きだからだ。
カスミとタケシは仲の良い夫婦では無い。
カスミは夢を追うサトシを諦め…
タケシはジョーイにふられ続け…
久しぶりに会った二人は、お互いを慰めるために結婚したのだ。
カスミはタケシに抱かれながら、サトシに抱かれる夢を見て、タケシはカスミを抱きながら、ジョーイを抱いている夢を見ていた。
そうした仮面夫婦も、10年以上続けるうち、お互いに愛着が沸いているのは事実だ。
しかし、今でも恋をしている相手に、「今でも好きだ」なんて言われたら、
仮面夫婦の愛着など、どうでもよくなってしまう。
タケシもきっとそうだろう…。
「…好きだったのなら、なんであの時言ってくれなかったのよ。
そうしたら私、…サトシと結婚していたのに…」
ブルーリーグの生中継は終わったが、カスミは録画された映像を巻き戻し、
また最初から、リーグに出ていたサトシを見ていた…。
「………サトシ」
カスミの頬を、涙が伝う…。
あwwwwwwwwなwwwwwwwwwwwたwwwwwwwwwwにwwwwwwwwwwwww
だwwwwwwwwwwwwwwかwwwwwwwwwwwwれwwwwwwwwwwwwwwたwwwwwwwwwwwwwwwww
wいwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
366 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:13:43.69 ID:OvlipbgS0
あなたに抱かれたい、はワロタwwww
なんだ、昼ドラが始まるのか???w
支援
367 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:14:58.75 ID:aIbtt62B0
あなたに抱かれたい発言がクソ吹いたww
ハッピーエンドの予感!
フラグwwwww
370 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:18:58.83 ID:HREJsZloO
肉欲からの夫婦生活もどうかと思うぞww
371 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:20:25.09 ID:dHEB59ZzO
ビッチ乙www
372 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:25:03.53 ID:QG993BdaO
カスミがビッチにwww
373 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:27:42.67 ID:/8MZOL0gO
これはジョーイに期待
374 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:28:17.41 ID:dgoA3rSW0
あれ、いつから昼ドラになったの?ww
「カスミ、大丈夫か?」
タケシは体調の悪いカスミを心配して、研究所を早退してきた。
「カスミ?」
さっきまで誰かがいた形跡が、居間に残っている。
ポテトチップスの食べカスが散らばり、床にはテレビのリモコンが転がっている。
「また仮病か?…片付けていけよ、汚ねぇな」
タケシは、“体調の悪いカスミを心配して早退する優しい研究員”のフリをしていただけだった。
タケシは、携帯に入っている沢山のお姉さんの中から、予定の空いてそうなお姉さんに電話をかけた。
「今夜一緒に素敵なレストランで食事でも…」
タケシは研究員の制服を脱ぎ捨て、スーツに着替える。
タケシは、食卓に、カスミ当てのメモを残して出掛けて行った。
愛しのカスミへ
今夜は、研究員の同僚と
飲んでくるから
夕食は冷凍してあるカレーを
レンジでチンして食べてね
タケシより
376 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:32:14.00 ID:ZEUB7BdVO
人間っておもしろい
378 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:34:47.11 ID:eN6ffvoXO
なんか穏やかでない展開に…っ
wktk
379 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:40:39.74 ID:C5yzcrnH0
急展開だな、こりゃw
ちょwwwwwまてやwwwww
381 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:53:27.31 ID:zUd8N4JKO
ビッチにヤリチンw
期待wwww
383 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/27(日) 23:57:18.56 ID:HREJsZloO
カスミは妄想だけでビッチと決まったわけでは…。でもまあ、見た目ビッチだよな…。
384 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 00:16:10.52 ID:C9G93sWM0
これ読んでたら、無性にニャースのうたが聞きたくなった。
いろいろ昔を思い出させてくれるな。
しかし、昼ドラ展開、wktk
385 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 00:34:31.15 ID:cODLsjuG0
wktk
386 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 00:58:09.06 ID:IZ/LTAT1O
387 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 01:04:48.91 ID:GhR3L3T+O
>>384 青い青い〜静かな〜夜には〜お〜い〜ら〜独りで〜哲学するのニャ〜
いい歌だったよな
期待
389 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 01:24:00.30 ID:bm9zSSwFO
まだー?
試演
予想だにしない展開にワwwロwwタwwww
カwwスミwwwwww
391 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 02:18:15.64 ID:sefZ39lBO
色々ひでえwww
ハッピーエンドなら、良いぞもっとやれwって気持ちが出ちゃうw
392 :
みお ◆MIOMAN.PGY :2009/09/28(月) 02:51:05.79 ID:Whwd8hlT0 BE:1346706195-PLT(23577)
まんこー
393 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 02:57:19.93 ID:0ASKFZ64O
私怨
394 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 03:08:44.19 ID:ODfvOCD2O
マサキ「もしもしサトシか?
すまんすまん、わいのサーバーがVIPから攻撃受けて落ちてもうたんや
で、サトシのポケモンが消えてしもたんや
」
ピッ ツーツー
395 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 03:29:08.88 ID:j6QrCoQkO
タケシwww
396 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 03:46:21.58 ID:m7cLYQfKO
思案
思えばポケモンって動物じゃなくて電子データだよな…
モンスターボールに入るとき赤い光になって吸い込まれるし、あんな小さいモンスターボールに入れるっつーことは。
残念ながらそれはない
>>397 あれは分子レベルで分解して…
って考えたい
実際人間が作ったのはポリゴンだけだしな
おいついたぁ
紫煙
サトシはハナダシティの喫茶店でシゲルをまっていた。
サトシ「シゲル・・・なぜトレーナーを辞めるって、一緒にポケモンマスターになろうと約束したじゃないか・・・」
寂しげに半分になったモンスターボールを見つめる
シゲル「サトシ、遅くなったごめん。」
サトシ「シゲル・・・話って?」
シゲル「サトシごめんな、一緒にポケモンマスターになろうって約束したのに、僕は今日でトレーナーを降りるー。
お前が連絡をたった後、娘が病気にかかったんだ・・・姉貴に娘を預けてたけど、長く旅はできない、僕とヒカリの大事な子だから・・・
僕がちゃんと面倒を見なくちゃいけないんだ。けどカントーリーグを中途半端では終わらせたくない、いい結果を出して降りるつもりだっんだ。君が勝ち進んで来るのまってたんだ。」
サトシ「シゲル・・・ごめん。俺・・・お前がそんな悩んでるなんて」
シゲル「僕のことは気にするな、君も深刻な悩みがあるんだろ?」
サトシ「・・・」
シゲル「言いたくないなら無理に言わなくていい、君がこうして立派なトレーナーになっているんだから・・・今年のカントーは無理でもまだジョウトリーグで成果をだせばいいじゃないか」
サトシ「ジョウト・・・」
シゲル「そうだ、ジョウトを制覇して来年カントーを制覇するんだ」
サトシ「俺、考えてみる・・・」
シゲル「そのいきだサトシ!選別にこれを・・・」
サトシはブルーリーグの景品ポリゴンの入ったモンターボールを手渡された。
402 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 04:35:55.89 ID:BSQHtzmwO
ポケモン…無理に続編出さずに、ちょうどいいとこで
潔く最終章を出してほしいと思う。
そんな俺は金銀で止まってる懐古厨
403 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 04:44:34.06 ID:u7pm85dti
支援
ポリゴンでポケモンマスター目指すのか……
サトシにはやはり電気系を使って欲しいよな
やっと追いついた!支援支援
>>375の続き
シゲルとサトシは電車に乗って、急遽ハナダシティを後にした。
「…シゲル、わざわざ遠くに移動してもらっちゃって…ごめん」
「いいんだよ」
サトシはシゲルを信用し、全ての事情を話した。
サトシは、カスミにフラれたショックで、もうカスミには二度と会いたくないと思っていた。
ブルーリーグの受賞者に、賞品を渡す役目であるはずの彼女が、どこに消えたのかは知らないが
…必ず、この街のどこかにいるのかと思うと、サトシは気が気ではなかった。
ブルーリーグの出場選手が、この機会にライバルとして、互いに交流ができるようにと、
選手情報にメールアドレスを載せている。
これは、出場選手、あるいは大会関係者しか見ることのできない、個人情報だ。
「カスミから突然メールが来たんだ…“今から会いたい”って」
サトシは、トキワシティでカスミに別れを告げたつもりだった。
それでもカスミは自分に執着しようとする。
正直、サトシにとっては、嫌がらせにしか感じられなかった。
失恋の苦しみを忘れたいのに、苦しみの原因が自分を放っておいてくれない。
なぜカスミがそんなことをするのか、サトシには全く理解できなかった。
「…着いたよ」
サトシとシゲルは、タマムシシティの駅を下りた。
「…そこの喫茶店で話すよ」
シゲルは駅前のコーヒーショップに案内した。
407 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 06:36:52.63 ID:j6QrCoQkO
酉が欲しいでごさる
だんだん劣化してるね
「…シゲル、本当にすまない。
どうしても、親友の大切な話をじっくり聞くには、落ち着いて聞ける場所でないといけなかった」
タマムシシティは夕陽に包まれている。
大都会には次々と、点々とした明かりが増えてゆく。
シゲルは店のドアを開ける。
こじんまりとした店内には、常連客がポツポツと入っており、コーヒーを啜りながら、談笑している。
「…実はね、タマムシシティの方が都合が良かったんだ。
でも、トレーナーとして忙しい君に、時間を取らせてはいけないと思ってね…。
ここなら、見せたいものも、直接見せられる…」
「…見せたいもの?」
「…ああ」
シゲルとサトシは、端のカウンター席に座った。
「何より…、僕にとって、ここは落ち着いて話せる場所だから」
少し照明の暗い店内には、ジャズが流れている。
「…いらっしゃいませ」
白髪のオーナーが、低いトーンのしわがれた声で、シゲルを見る。
「…やあ、オーナー」
親しげに話すのは、シゲルもまた、この店の常連客であるからだ。
「シゲルちゃん、しばらく来ていなかったねぇ…」
「そういえば、大学をやめてから、来ていなかったね。
…でも、また世話になりそうだよ」
「また大学で、研究でもすんのかね?」
「……ああ」
「……シゲル?」
シゲルはタマムシ大学を辞めたはずである。
何かを言いかけたが、サトシは言葉を出すのを辞めた。
全ての事は、これからシゲルが語ってくれる。
そう思ったサトシは、来店した際に出された水を、ゆっくりと口に含んだ。
412 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 08:29:21.18 ID:qwKJPOLt0
友情ナイス。
413 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 08:38:58.71 ID:IEuDRlmUO
くっ
414 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 08:42:56.46 ID:CIvoFawKO
いい
「お待たせしました」
オーナーが、シゲルとサトシのテーブルにコーヒーを置いた。
談笑する客の中に、シゲルとサトシの話す声も、溶け込んでいった。
***
…3ヶ月前
シゲルは、トキワシティにいる知人を訪ねに来たとき、サトシと再会していた。
その時、シゲルはサトシに少しきつい言葉を発してしまった。
それはシゲル自身、とある件で、精神的に疲弊していたせいもあった。
シゲルは知人と、彼の宿泊先のホテルで落ち合った。
シゲルと知人はすぐに、バックから小型のパソコンを取りだし、盗聴盗撮関連機器が仕掛けられているかスキャンした。
スキャンが終わると、二人はホテルのカーテンを閉めて、扉にロックをかけた。
「…シゲル、来てくれたのか!!」
「…ケンジ」
ケンジは、長年オーキド博士の元で助手をしていた男で、今は独立し、
自身の研究テーマを追究するため、シンオウ地方にフィールドを持っていた。
シゲルとは、お互いの研究のために、データを提供しあう仲間であった。
「…大変だ。君の仮説を元に調査していたら、…どうやら、本当に、奴らは復活したらしい」
「……なんだと?」
シゲルは、憤りを隠せず、体を震わせた。
面白いな。
リアルタイムで見れたのはこれが初めてだ
支援
417 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 09:00:50.37 ID:Nj5JFdEuO
面白すぎ
支援
418 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 10:29:54.99 ID:cQZNiFbsO
紫煙
419 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 11:15:24.25 ID:pbNba2CGO
支援
420 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 11:39:28.87 ID:EdW90/Oq0
お、追いついた。
421 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 11:59:40.56 ID:uieQmAxcO
シエンタ
422 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 12:37:23.43 ID:1P/3FVSli
すきです
423 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 12:39:54.27 ID:VFPd8dWSO
追いついた
424 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 13:52:48.32 ID:LJfuNBRKO
一日一保守
425 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 13:55:30.20 ID:gNpmcWvFO
試演
426 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 14:10:01.91 ID:lhD6bbPmO
オイついたー
支援
427 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 14:14:00.27 ID:+g930AY70
今追いついた。
試演
428 :
か:2009/09/28(月) 14:16:02.39 ID:ebhJTFflO
429 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 14:18:34.97 ID:W/H0eMHb0
4円
先が気になって仕事が進まないだろ
なんとかしろ
431 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 14:41:43.53 ID:CIvoFawKO
支援します
432 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 16:10:51.48 ID:Opo82uCJO
まだか〜い
まってるぞ〜
433 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 16:14:14.70 ID:5G1q79vnO
追い付いちまった…勉強でもするか
434 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 16:21:54.30 ID:k5xF+JmrO
うわ、追い付いちまった!
講義中に夢中で読んでしまったよ
支援
お前らあんまり
>>1にプレッシャーかけんなよw
私怨タウン
ケンジは、調査資料をまとめたデータをシゲルに渡すと、
シゲルはすぐに渡されたデータをチェックした。
データには、シゲルの発見した新種のウイルスと、それが裏で取引されている現場の写真があった。
パソコンの画面を食い付くように見つめるシゲルの表情は、怒りと悲しみが入り交じっている。
「…シゲル、こんな事、言いたくないけど」
「……分かってる」
「…君は嵌められたんだ」
シゲルはパソコンを閉じる。
「…ヒカリの体から検出した、人為的に作られたウイルス…。それを作った組織は、やはりギンガ団だったのか…」
「シンオウで活動していたギンガ団は、今の世界を滅ぼして、新世界を作ろうとしていた組織だね?」
「…ああ」
「…組織のボスだったアカギが失踪して、完全に解散したはずなのに、何で今になって」
「…………」
シゲルはもう一度パソコンを広げ、ウイルスデータを確認した。
「…奴らの作ったウイルスの感染力はほとんど無い。
…しかし、恐ろしいのは、感染者が自然死として処理されてしまうことだ。
僕がいくら学会で、ウイルスの事を説明しても、誰も支持してくれなかった。
『…君は、妻の死で気が狂ったのか』ってね」
「…完全に暗殺用だ」
ギンガ団の真の目的は、この完全に自然死に見立てるウイルスを欲しがっている連中と闇取引し、
組織の活動資金を得ることだった。
「…ギンガ団が、僕だけを生かしたのは、わざとウイルスの存在を僕に発見させ、
学会で完全にウイルスの存在を否定させることだったんだな」
「…ヒカリを殺したのは、君を狂人扱いするためだったんだ」
ケンジは肩を落とす…。
「……何も知らずに僕は、大学をやめて、研究職から外れた。
奴らが望んだとおりになったんだ…」
「だけど、君は結局諦め切れなかっただろ…、ヒカリの死の真相を知ることを」
「…トレーナーとして旅をして、全てを忘れようと思った。
…でも、研究をやめることはできなかった」
シゲルは、唇を噛んで涙を堪えていた…。
「ギンガ団は昔、ギラティナという伝説のポケモンが棲む、「やぶれたせかい」と呼ばれる異空間を
奴らの望む新世界の創造に利用しようとしていた…。
世界を滅ぼすだけなら、感染力のないウイルスなどいらない。
奴らの作ったウイルスは、単なる資金源に過ぎない。
奴らの本当の目的は…
ギラティナに代わる
何らかの強い力を持ったポケモンを利用し
世界を完全に作り変えることだ」
437 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 17:44:00.35 ID:0ASKFZ64O
ポリゴン2か
私怨
パルキア使うのか
439 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 18:06:27.27 ID:TVR5XFeBO
ちくしょう、おいついちまった
「シゲル…、そんな重要な話、こんなところでしていいのか?」
「…僕の仮説は否定された。誰に聞かれたところで、狂人扱いされるだけさ」
シゲルは、ハハ…と苦笑いする。
「それより、君に見せたいものがあるんだ。大学に来て欲しい」
シゲルはサトシをタマムシ大学に案内した。
シゲルは、新種のウイルスの研究の件で、大学を辞めた。
しかし、彼の今までの研究業績を考慮して、大学側はシゲルに再び教授のポストを与えた。
新種のウイルスの研究から、完全に手を引くことを条件にして…。
「僕のパソコンのデータから、新種のウイルス研究に関する全てのデータが消された。
今後、僕が新種のウイルス研究に手を出すことがあれば、
大学に解雇されるか
…あるいは、ギンガ団に消されるだろう」
広大な敷地に建設された学園都市は、閑散としている。
学生は、長期休暇の期間でも、大学に研究しに来ることはあるが
この期間でも辺りが暗くなっても研究しているのは
大学に在籍する研究者と職員、それから、大学院生ぐらいのものだ。
シゲルはIDカードを認識させて、エレベーターを利用する。
6階の一番端の部屋が、新しいシゲルの研究室であった。
「秋期から復帰するから、まだ散らかってる。汚くて悪いな」
サトシはシゲルの研究室に入った。
あれ、これもしかして結構さっきじゃね?ww
とりあえず支援
ああ三ヶ月前から現在に戻ったのか
試演
紫煙
世界の危機とかウイルスとかは入らないんで
445 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 20:31:13.54 ID:C9G93sWM0
保守〜
しえん
カスミは、ハナダシティの公園にいた。
いくらサトシにメールをしても、返事は来なかった。
「…サトシ、なんで私に会ってくれないの、……な…ん…で?」
カスミの涙が、携帯の画面を濡らした。
カスミは、ポケットから白い粉を取り出した。
「…やっぱりサトシは、私が結婚してるから、会ってくれないんだわ」
カスミは、白い粉を握りしめて、笑った。
「…そう、私が独りになればいいんだわ…やっぱりそうよね…」
カスミは急いで、自宅に帰る。
***
「水に溶かして、ターゲットに飲ませるだけ…」
ガラの悪そうな男が、カスミと一緒にクラブで酒を飲んでいる。
カスミは以前、大麻を購入した知り合いの男から、自然死に見せかけて人を殺す薬を勧められた。
「カスミちゃん、旦那にすごい保険金かけてるんだっけ?」
「そうよ!うん千万よ!すごいでしょ!きゃはは」
カスミは大麻でハイになっていた。
「で、自然死に見せかけて人を殺す薬?あっはっは!マンガの読みすぎ!」
「…嘘もじゃねぇよ」
男は突然表情を無くした。
「…この薬はなぁ、かなりヤバい組織から、命がけで手に入れたブツさ…。
俺は転売目的だけど、上客のお偉いさん方は、…政敵を消したり、ライバル企業の社長を消したり…
本気で人をぶっ殺すために買ってんだよ」
「……すごい」
カスミは興味津々だった。
「カスミちゃん、…どう?旦那の保険金で、楽しく生活したいでしょ?」
「……いくら?」
「3千万」
「…買うわ」
カスミは即答した。
「嬉しいねぇ…。これで俺もしばらく遊んでくらせるわ」
男は上機嫌だった。
「支払いは、旦那が死んだ後でいいよ」
「…助かるわ」
カスミは何杯目だか分からないブランデーを口に含む。
「じゃあまたな、…必ず払えよ」男は店を出ていった。
カスミは、ブランデーをじっと見つめた後、店を出ていく男を見る。
そして、何か思い付いたように、カスミも店を出ていった。
カスミの手にはブランデーの瓶が握られていた。
447 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 20:36:46.77 ID:7vr5BAulO
W
448 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 20:38:17.95 ID:C9G93sWM0
ちょw
「…へへ、すごい利益だな。借金して買った甲斐があった。
残りの3袋も…早いとこ転売しないとな」
男は、人通りの少ない裏通りを歩いていた。
「…あと2袋も持ってんの?」
「…え、カスミ?なんでこんなとこに…」男が振り返ろうとすると、突然首を絞められる。
「…あんたで実験してみるわ」
「な…なにを……」
カスミは、先程貰った薬を溶かしたブランデーを、男に無理矢理飲ませた。
「…がふっごふ………」
抵抗していた男から、次第に力が抜けてゆき、ぐったりと地面に倒れた。
カスミは男の脈を確認した後、男のポケットから薬を剥ぎ取る。
「……酒に溶かしてもちゃんと効き目があるのね」
カスミは白い薬を見ながら笑っていた。
***
カスミが自宅に戻ると、タケシが早めに帰宅していた。
タケシは、“お姉さん”が機嫌を悪くして帰ってしまったため、いつもより早めの帰宅となってしまった。
「おかえりカスミ!」
「おかえりタケシ!」
「いや〜飲み会が、突然中止になっちゃってね」
「私もちょっと、買い物に行ってたんだ、ごめんね」
カスミはタケシと最期のキスをする。
タケシの作った美味しそうな夕飯が、テーブルに用意されていた。「じゃあ、夕飯食べようか」
「今日はブランデーでも飲みましょ!」
「おっ!いいね〜!」
カスミは、タケシの持ってきたペアグラスに、ブランデーを注ぐ。
「乾杯しましょ!」
「そうだな!」
2つのグラスが、コンッと美しい音色を奏でて、接触する。
タケシは注がれたブランデーを飲み干した。
「……!?ぐふ…ひぐっ…」
タケシはしばらく痙攣した後、テーブルの上で事切れた。
「私とサトシの幸せを祝して…乾杯…」
カスミはグラスを、テーブルの上に転がっている、タケシのグラスに コンッ と合わせた。
ごめん訂正
×「…あと2袋も持ってんの?」
○「…あと3袋も持ってんの?」
きゅうてんかい
大麻でハイにはならないでしょw
あと少しで第三部も終わります。
誤字脱字に気を付けます…すんません。
454 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 21:06:01.44 ID:PylZ6dROO
紫煙
455 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 21:06:57.42 ID:xT5athiH0
それでカスミは指名手配されて、逃亡者になるわけでつね
456 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 21:29:59.91 ID:9CHH1hZ4O
そうかヤンデレか
457 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 21:31:13.50 ID:K8UzOOVS0
あれ?おかしいな 俺の予想と全く違う展開なんだけど
面白いww
458 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 21:32:32.71 ID:Tnu9o/kg0
ことあるごとに「ちょwww」と言いたくなる展開だな
先が見えなさすぎる
459 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 21:35:08.78 ID:Opo82uCJO
し、試演…
>>425 大麻ハイになるけど
人によっては沈む人もいる
461 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 21:55:06.16 ID:jBkacxDTO
し、しえん
なんか恐ろしい展開だな…w
462 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 22:00:10.33 ID:Ld4Ck01p0
こんな展開誰が予想できたであろうか…
463 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 22:14:08.28 ID:qRd25DQV0
-カスミのどくどく!
タケシには効果がないようだ…
-タケシの死んだふり!
急展開乙ww
カスミ犯罪者になってもうたwwww
読者の予想を裏切る展開おいしいですw
466 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 22:49:54.17 ID:7p4fWhPDi
死園
467 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 22:50:34.54 ID:muacR7huO
あくまで自然死だろwww
468 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 22:51:27.36 ID:u7pm85dti
>>452 マジレスすると、草と酒を飲み吸いしてハイにならないわけがない
469 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 23:02:26.14 ID:sAX1lvWmi
市園
私怨
シゲルは机の引き出しから、ピンクの古びたポケッチを取り出した。
「…君ならこれが何か分かるだろ」
シゲルが見せたピンクのポケッチは、サトシを懐かしい気持ちにさせた。
「…ヒカリのポケッチだな」
「…そうだ」
シゲルは急に優しい表情になった。
「ヒカリが、『このポケッチは、昔私が旅した思い出なのよ』って言って、
沢山のトロフィーと一緒に飾っていたんだ」
サトシはかつて、ヒカリとタケシの3人で旅をしていたのだ。
「…昔の思い出話をすると、ヒカリは君のことをよく話題に挙げてた。
ヒカリ、楽しそうに話してたよ。」
「………ヒカリ」
サトシは、ヒカリとの旅を思い出して、…遠い昔の楽しかった記憶に、涙腺が緩んだ。
「…もうね、正直妬いたよ…君に。…僕もヒカリと一緒に旅がしたかった」
シゲルは上を向いた。
「サトシ…頼むよ。
暇な時でいいから……、ヒカリと旅した思い出を、……僕にも教えてくれ」
「……ああ!いつでも話して…やるよ…!」
サトシは、シゲルのヒカリに対する気持ちを考えると、涙が抑えられず、袖で涙を拭った。
シゲルがポケッチを起動すると、番号の入力画面が表示された。
「出てこいポリゴン!」
ブルーリーグの賞品で手に入れたポリゴンが、ボールから出てきた。
「ポリゴンは、もう何匹も持っているんだ。このポリゴンは、君が連れて行ってやってくれ」
「…シゲル」
「…だがその前に、僕の研究成果を見てくれ」
シゲルは、ポリゴンをアップグレードで進化させた。
「…絶対に、ポリゴンZにしてはいけない。“Z”の名のとおり、それ以上進化しなくなる」
シゲルはポケッチに数字を入力する。
「ポケッチの入力は4桁までの数字で行う。例えば……、“03”」
シゲルはポケッチに数字を入力すると、ポケッチをポリゴンに向けて、左端にある決定ボタンを押した。
すると、ポリゴンの体が紅く変化し、炎を纏った姿になる。
「……なっ」
サトシは驚いて、後ずさりした。
「…ポケモンウォッチ、略してポケッチは、高性能の小型コンピューターだ。
僕はヒカリの旧式のポケッチを、外観だけはそのままで、容量を最新型にバージョンアップしたんだ。
ポリゴン2はバーチャルポケモン…。
理論上は、プログラムの組み換えに成功すれば、いくらでも形を変化させることができる。
僕は、アルセウスというポケモンの生態を研究していて、それをヒントにしたんだ」
…サトシは更に後退りした。
472 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 23:36:12.73 ID:1xaqMgxJi
ほ
「サトシは、アルセウスを知っているか?」
「…全てのタイプになれる、“マルチタイプ”という特性を持ったポケモンだっけ?」
「…そうだ」
シゲルはポケッチの数字の入力を変える。
「…確かに、驚くべき特性だと思う。
…だけど、僕はそれを更に進化させたんだ」
シゲルは、ポケッチの入力画面に“0916”と入力した。
すると、ポリゴン2は毒々しい紫の体に、ドラゴンの羽を生やした。
「君はこのポリゴンが、何のタイプに見える?」
「…毒タイプと…ドラゴン…
そんな…そんな組み合わせのポケモンは、見たこともない…」
「正解だ…。
…そう、マルチタイプは、しょせん単体のタイプにしかなれない。しかし、このポケッチを使えば、ポリゴン2は今まで見たことのない組み合わせのタイプにも変化することができる。
僕はこれを、“スーパーマルチタイプ”と名付けた」
「……おまえ、天才過ぎ」
「…はは!ポケモンマスターにはなれなかったけど、ポケモンの生態学は極めたからな!」
シゲルは偉そうに自慢した。
「…そして最期に、とっておきの研究成果がある」
「まだあるのかよ…」
シゲルは、ポケッチの入力画面に“0001”と入力した。
あの頃のシゲルは厨二だったのか
もっとやれ
まさか…
今北
今書き込んでるんだよな?
wktk
477 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 23:56:35.05 ID:0+phdlleO
ついに登場か
期待
478 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/28(月) 23:57:14.72 ID:DYgxO+0d0
支援
0916とかそれ何て枕
ポリゴンは光に包まれ、ボディが金色に包まれた。
「……これは何タイプだと思う?」
「何タイプなんだ?」
「ずばり、分からない!」
「分からないだって?」
「……何タイプに属するかを測定したんだが、測定不能だったんだ」
「なんだそりゃ…」
「まぁ、なんだ。僕の天才っぷりが分かったろ」
「……ああ」
サトシは元の姿に戻った、ポリゴン2を見つめた。
シゲルは、ポリゴン2をボールに戻すと、…サトシに、とても言いにくそうに、言葉を出した。
「……サトシ、頼みが」
「…分かってるよ」
「……」
サトシはシゲルの手から、ポリゴン2の入ったボールを取る。
「早く、俺の分のポケッチをくれ…」
「……サトシ」
「おまえだけに戦わせない!…俺も一緒に戦うよ…シゲル」
「……サ…トシ」
シゲルは、机の引き出しの更に奥から、青いポケッチを取り出した…。
「ありがとう……ありがとう……サトシ……、うう……」
「……シゲル」
サトシはシゲルに胸を貸してやった。
サトシはポケモンマスターを目指すと同時に
シゲルと共に、この世界を脅かすギンガ団と戦う決意をした。
この世界の様々な人間たちに
少しずつ訪れていく不穏な空気に
呑み込まれるか?
あるいは
立ち向かうのか?
それは、本人たちの意思に懸かっていた…。
第三部 終
【第四部に続く】
481 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 00:06:23.16 ID:Dv7e4kqW0
このサトシwktkの気持ちとカスミwktkの気持ち、
wktkなのは変わらないけど、なんか違う種類なんだよなw
とにかく、面白い。
日々の楽しみです。
482 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 00:10:03.63 ID:bNja5K+AO
最近ちょっと疲れてるみたい
泣いた…C
483 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 00:11:00.38 ID:+Yft+4BSO
大人向けのアダルトサイドなポケモンだな。
484 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 00:11:49.90 ID:E+LYXI6T0
面白いww
ただオッサンになった登場人物達がイメージできないんだよな
今のが根強いから
支援
485 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 00:13:20.89 ID:nMf6tdcmO
おもしれ〜
サトシのゼニガメをカスミのマダツボミにぶち込んでサトシのゼニガメがカメックスになるのが楽しみ
後ポリゴン2にピカチュウの魂が宿ってピカポリゴンになるのも楽しみ
486 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 00:33:23.52 ID:4WMFa2Jp0
( Д) ゜゜<びっくり。支援。
これは超展開wktk
大麻を吸った後にポリゴンとピカチュウを使ってポケモンショックを起こせば気持ちいいんじゃないか
第四部
ギーガシャ……ズドン…
ハナダジムが取り壊されていた。
「…おしどり夫婦だったのにねぇ…可哀想に」
「旦那さん、研究で多忙だったからね。…過労だったらしいよ」
「私もテレビ見たわよ!」
「いつも愛想よく『おはようございま〜す』なんて、良い子だったのにねぇ…」
カスミは、愛する夫の死で鬱になり、ジムリーダーを引退して、
トキワシティで静養することになった。
カスミとタケシの夫婦は有名で、タケシの過労死は新聞にも掲載された。
サトシは、タケシを失ったカスミが、トキワシティで静養していると聞き、
彼女の行方を探していた。
***
「今日はここまで!」
「ハァ…ハァ…、ありがとうございました…!」
サトシはシンジのジムで、相変わらず厳しいトレーニングを続けていた。
「優勝者がいらないと押し付けたあのポリゴン2も、大分おまえになついてきたな」
「…ああ、俺の指示をちゃんと聞いてくれるようになったよ」
シンジは、サトシのポリゴン2を見るたび、惚れ惚れする。
シンジは、少年の頃は「廃人」と陰口を叩かれたほど、ポケモンの個体値を気にする男だった。
今はポケモンに愛情を持って接する優しいトレーナーになったが
その彼が、昔の習性が蘇って唸るほど、
サトシのポリゴン2は高個体値のポケモンだった。
「…4V2Uだなんて……おまえには正直もったいない」
「…ん?何か言った?」
「あ…、ゲフン…ゲフン…、なんでもないっ!」
シンジは咳き込んだフリをする。
「そういえば…、お前が探してるカスミの住所が分かったぞ」
「…え?…探してくれたのか?」
「…ジムリーダーの繋がりでな、知り合いから聞いたんだ」
「……、ありがとう…シンジ」
シンジは、カスミの住所が記載されたメモを、サトシに渡してやる。
「…昔好きだった女なんだろ?…力になってやれ」
「………、………ああ」
サトシは、ジャージを脱いで着替えると、
シンジから渡されたメモに記載された場所に向かう。
490 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 00:53:32.93 ID:ziB9eiLY0
今日はここまでかな?
展開が予測できません
wkpk
今日は徹夜で書き続けるつもりです。
書くのおそくてすんません…
493 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:05:13.71 ID:lz1rXKNOO
追いついたー
私怨
494 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:07:25.27 ID:ziB9eiLY0
495 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:14:31.62 ID:UmhRmm8oO
>>492無理すんなよー
お前が徹夜なら俺も一緒に徹夜するわw
496 :
本日の利用料 9,227円 :2009/09/29(火) 01:14:48.69 ID:HuNsnDSj0
しえーん
追いついた!
紫苑
498 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:40:38.97 ID:q7fMBOYaO
オモシロすぐる
頑張ってください
499 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:45:35.53 ID:o4vgYs4TO
おもしろい。
一つ言わせてもらうと、たまに時系列がこんがらがる。
Shien
500 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:48:47.79 ID:vOqjJGTaO
今北五臓六腑
501 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:49:48.22 ID:qoLVhCPrO
面白いです^ω^
頑張ってください(^O^)
カスミは、静養先のアパートで、通帳に記載された数字を見ながら、鼻歌を歌っていた。
「…タケシの保険金、ハナダジムの土地売った金、ジムリーダーの退職金、それからそれから…」
ピンポーン
カスミは、ベルの音と同時に高速スピンして床に転がる漫画を片付け埃をかぶったタケシのアルバムを辺りに散らした。
(…悲しいふり…悲しいふり…悲劇のヒロイン…おてんば人魚…)
カスミは自分に暗示をかけた。
インターフォンの画面をタッチすると、
「………サトシ」
カスミは、沸き上がる想いを、必死に我慢した。
(……サトシ…やっと…来てくれたのね!!!!!!)
カスミは、サトシを確実に自分のものにするには、段階を踏まないといけない。
そう考え、冷静に行動しようと自分に言い聞かせる。
この機会を逃したら…もうチャンスは無いかもしれないのだ。
カスミは、サトシがシンジの弟子になっていることを突き止めた。
その後、シンジを経由して、サトシに自分の住所がバレるようにするため
シンジと連絡を取る機会のある者に、自分の住所を自然な形で告げた。
その試みは見事成功し、サトシはカスミの家を訪ねてきたのだった。
カスミはドアを開ける。
「……カスミ」
気まずい表情のサトシに、カスミはうつむきながらも優しい声をかけた。
「…わざわざ心配して来てくれたの…?」
「……、……ああ」
サトシは、タケシを失い、悲しみに暮れているカスミに
なんて声をかけてやればいいか、分からなかった。
「……サトシが来てくれて、タケシも喜んでるよ。
線香を上げてくれたら…すごく喜ぶと思うの…」
「……、……分かった」
サトシは靴を脱ぎ、カスミの家に上がる。
居間には質素なちゃぶ台と、タケシが写っているアルバムが散らばっていた。
部屋の隅にある、タケシの笑顔の遺影を見て、サトシの心に悲しみが込み上げてくる。
タケシの遺影の前に座り、カスミは手を合わせた。
「あなた…、サトシが来てくれたわよ…」
カスミはサトシに線香を渡した。
503 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:53:52.62 ID:cH/cOXUsO
て、徹夜って俺明日テストなんだよw
でも私怨
504 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 01:57:23.10 ID:+xL8HS9rO
なんとしらじらしいwww
自分も徹夜する
しえん
505 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 02:01:57.49 ID:ziB9eiLY0
カスミ黒過ぎw
506 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 02:30:06.77 ID:Xmt0p/St0
カスミwww
この展開は予想できなかった支援
「……タケシ、……くっ…」
かつては一緒に旅した仲間であり、兄貴のような存在でもあった。
「…なんで…カスミを残して…独りにさせ…るんだよ…
……お前なら……カスミを安心して任せられる…そう思ってたのによ…!!」
サトシは、泣き叫んだ。
…昔から、人一倍責任感が強く、面倒見も良く、気さくな男であった。
研究所の所長という、責任の重い仕事を抱え、頑張りすぎたのかもしれない…。
そんな友に、鞭を打つような言葉をかけるのは心が痛むが
悲しみに暮れるカスミを思うと、サトシはそう叫ばざるを得なかった。
「…サトシ…もうやめて。…私は…大丈夫…だから」
「大丈夫じゃないだろ!?うつ病なんだろ…?」
「………」
カスミは哀しそうな顔をした。
「俺も一時期、軽いうつ病になってさ…、辛かったよ…。
無気力で…何をやっても無意味のような気がしてさ…死にたくなったよ…」
「……私は死なないよ」
カスミは、サトシの背に寄り添う。
「……カ…カスミ」
サトシの胸が高鳴る。
「…私、タケシの分まで頑張って生きるよ。
だから…大丈夫だよ…」
「……カスミ」
サトシは、声が裏返ってしまった。
動揺しているのを隠そうとすればするほど、空回りした。
「お…俺、…もう帰るよ」
「サトシ…」
サトシは自分が許せなかった。
タケシの前で、タケシを亡くしたばかりのカスミに、サトシは胸を高鳴らせた。
カスミの柔らかい肌が、自分の背に少し触れただけで、
サトシの心の奥に潜む、カスミに対する好意が、表に出てしまいそうになる…。
「……待ってサトシ!寂しいの!…独りにしないで!」
カスミは泣き叫びながら、サトシに後ろから抱きついた。
「…カ…スミ」
「…大丈夫なフリをしていただけなの…本当は…寂しくて仕方なかったの…」
「お…俺」
「…お願い、…泊まって行って」
「………、…」
サトシは固唾を飲んだ。
「……俺は…今でもおまえが…好きなんだぞ…
どうなっても…知らないからな…」
「……いいの」
「……カスミ」
「…サトシなら、…タケシも許してくれるよ」
サトシは完全に、自分の欲情に負けた。
(…タケシ…許してくれ…)
サトシは、何度も何度も心の中で、タケシに謝りながら
カスミを抱き締めて、唇を奪った。
この後カスミはどうなるのだろうか期待私怨
509 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 02:39:48.23 ID:2hCm2alTi
なんという策士w
510 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 02:47:24.63 ID:yC+OngZcO
(;・`д・´)ゴ、ゴクリ
511 :
テイヲタ:2009/09/29(火) 02:52:38.97 ID:/cr9iv/CO
これは期待せざるを得ない
ベッドには、2人の男女が寝ていた。
脱ぎ捨てた服が、床に落ちていた。
「……カスミ」
「…スー…スー」
サトシの腕の中で、カスミは寝ていた。
二人は肌に何も身に付けていない。
サトシは34歳にして、初恋の女を相手に童貞を捨てた。
二度と手の届かない所にいたはずの女が、自分の腕の中で眠っていることが、
どうしても信じられず、何度も自分の頬をつねった。
「…カスミ」
サトシはカスミを抱き締め、肌の温かさを確認する…。
「……夢じゃない…夢じゃ…ないんだ…」
サトシはカスミを抱き締めながら、これ以上ない幸福感に、涙が止まらなくなってしまった。
「……好きだ…カスミ…好きなんだ…
俺は…タケシの代わりでもいい…
タケシの代わりでいいから…
ずっと……おまえのそばにいたい…」
サトシはそう願いながら、眠りにつく。
***
「……う…ん…」
カスミが目を覚ますと、隣にサトシがいなかった。
カスミは慌てて立ち上がると、枕元に書き置きがあるのを見つける。
【ジムに、行ってきます】
カスミはほっと安心して、また布団の中に戻る。
昨日の出来事を思い返しながら、サトシの匂いが残るシーツに頬を寄せた。
「……サトシ…やっと…一緒になれたね…」
カスミの表情は、やっと本当の幸せを見つけられたような
……そんな安らかな笑顔になっていた。
サトシ→3104→さんじゅうよん→34ってことか。
>>1は最初軽い気持ちでスレ立てたのに今じゃ人気作品になりかなりのプレッシャーがかかってそうだなww応援してる!頑張って!
514 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 03:25:06.42 ID:+EXTbqgCO
キモオタブサメンの私もこのスレのお陰で今では筋肉もついてモッテモテ!
紫煙
深夜にひそかに読むのが一日の楽しみになってしまっている
支援
「…すいません」
朝4時に、いつものトレーニングに間に合うよう、サトシは走っていった。
「…朝帰りか?」
「……いや…その」
「…なんで朝帰りしたんだよ」
「………」
無言になってしまい、視線を反らすサトシを見て、
シンジは何が起きたのかを把握した。
「…明日から通いで来い」
「…え?」
先にドンドン走っていくシンジを追いかけ、サトシは必死に走っていた。
***
いつもの公園で給水を取ると、シンジはサトシを少し座らせて、
昨日の話をさせた。
「……俺は、…人間として、…最低な奴なんだ」
サトシはかなり落ち込んでいた。
「女の方が誘ったんだから、仕方ないだろ」
「…いや…でもさ…」
「俺はなんだか、女がおまえに、もっと前から気があったんじゃないかと思うんだよな」
「え?いや…それはないよ。…カスミはタケシと結婚してたし…」
「……ぷっ」
シンジは噴き出した。
「おまえ馬鹿だな…。だから女にもてなかったんだな
全ての夫婦が、俺とシロナみたいな関係だと思うなよ」
「…なんだよ…バカにしやがって…」
サトシはふて腐れた。
シンジは、サトシの顔を見ながら、苦笑いする。
「…まるで不倫だな」
「はぁ?」
「…普通、旦那が死んでから、こんな短期間で男なんか作らないぞ」
「カスミは……寂しいって言ってたんだ…だから俺…」
「………」
シンジはため息をついた。
「…サトシ、おまえはろくに女と付き合ったことなんかないだろうから教えてやる」
「……え?」
「……女は怖いぞ」
「……?」
その時のサトシには、シンジの言葉がよく分からなかった。
517 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 03:53:04.08 ID:EpNVK4Eq0
気体紫煙
518 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 04:17:45.81 ID:UwzyQRvcO
童貞(゚Д゚)
519 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 04:28:40.23 ID:KNyOQy3q0
シンジに禿同
俺も女が怖い
520 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 04:32:04.28 ID:xH6W7kZC0
サトシ(34歳)「スーパーボール2個ですね?300万円になりますwww」
女………怖い…………(´;ω;`)ウッ……
((((゜Д゜))))ガクガクブルブル
523 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 05:09:18.36 ID:EblaJml+O
試演
今沖田
カスミさんパネエ
525 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 06:17:14.88 ID:SC957pr6O
てか、シンジさん個体値把握とかパネェす
526 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 06:45:41.00 ID:P01pnpUHO
ブワッ(´;ω;`)女は確かに怖い……が……
紫煙
ポリゴン2・・・
種族値
HP85
攻撃80
防御90
特攻105
特防95
素早60
528 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 07:21:48.68 ID:3rCwIndci
市園
>>527 スーパーマルチタイプで鋼とドラゴンにすれば相性的には超優秀。
10万ボルト/冷凍ビーム/アイアンテール/サイコキネシス
どくどく/電磁波/自己再生/電磁浮遊/雨乞い/日本晴れ
アルセウスと違って持ち物も圧迫されない。
幅広く受けつつ攻撃にも補助にも回せるから、かなり使い勝手は良さそう。
530 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 09:12:30.82 ID:hbGwP9pw0
女が怖いことを何故シンジが知ってるんだ
お前シロナが初めてじゃなかったのか
追いつき支援
技に束縛されないってのは
戦術立てたい放題だから
かなり強いってか使い勝手がいいだろ
おてんばビッチカスミ支援
533 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 09:45:23.66 ID:zCMN7H240
支援
534 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 10:02:49.59 ID:rM06GmMwO
女は怖いがそれでも必要なんだぜ支援
535 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 10:34:45.92 ID:qoLVhCPrO
支援
536 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 11:09:15.40 ID:AODA/L83O
支援
537 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 11:26:18.14 ID:VdYD7T2O0
支援
サトシとカスミが一緒に暮らし始めて1週間が経った。
シンジは病気のシロナを連れ、病院の定期検査に行ったため、トキワジムは3日ほど休みになった。
それでもトレーニングを欠かさず行おうと、
早朝から起床するサトシに感心したカスミが口を開く。
「サトシ、3日間、…私が指導してあげるわ。
サトシがどれだけ強くなったか、確認もしたいしね…」
「カスミ…まだ本調子じゃ…」
「…サ、サトシのおかげで、大分元気になったのよ…。
それに…、じっとしてるより、体を動かしてる方が、早く元気になれる気がするの…」
カスミはうっかり、自分がうつ病設定であることを忘れそうになっていた。
「…サトシ、ハナダジムに挑戦しに来なかったでしょう?
私がどのくらいの実力なのか、教えてあげる」
カスミは布団から体を起こすと、タンスを開けて、花柄のブラジャーを身につけた。
二人は動きやすい服に着替え、早朝のランニングに向かう。
***
「…ハァ…ハァ…カスミ、ペースが…速い」
公園で給水した後、サトシは芝生の上に転がる。
「体力無いわね。もっと体を搾らないとダメね」
カスミは寝転がるサトシの顔を覗き込んだ。
「…俺だって疲れてるんだよ…。
だって、昨日の夜も、あんなに…」
サトシは昨日の事を思い出して、顔を真っ赤にした。
もう30を越えているのに、ちょっとしたことですぐに照れる初なサトシは、
カスミの加虐心をいちいち煽った。
「…そんなの言い訳にならないわよ」
カスミは、近くのコンビニで買ったミネラルウォーターを、サトシの顔にドボドボとかけた。
「…ぷはっ!!冷て!」
サトシはびっくりして飛び起きる。
「…くしゅっ!」
「………、」
…サトシの反応に、ちょっとムラっときてしまったカスミだったが
その気持ちを抑えて、サトシに笑顔を向けた。
「…しゃきっとした?」
「……は、…はい」
自分の顔に水をかけた時のカスミが、少し怖かったサトシは
カスミの問い掛けに対して、素直に返事をする。
髪がビショビショに濡れたまま、サトシは続きを走る。
「走ってれば乾くわよ」
「…うん」
サトシは必死にカスミを追いかけて走った。
おいやめとけSMにだけは手をだすな
540 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 11:53:58.90 ID:lz1rXKNOO
支援
541 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 11:56:11.75 ID:austaEvKO
追い付いた・・・だと?
いや、むしろ追い抜いた!
543 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 12:21:14.24 ID:Mvr/zLvXO
追い抜きそう…
ランニングを終えた2人は、トキワの森で特訓をしていた。
「フシギダネ!ソーラービーム!」
「スターミー、かわしてサイコキネシスよ…」
スターミーはギリギリまで引き付けてから、ソーラービームをかわした後、
フシギダネに最大パワーのサイコキネシスを食らわせた。
「…フシギダネ、戻れ!」
「さっ、次はどの子?」
サトシは膝をついた。
「……参りました」
「スターミー、よくやったわ」
カスミは、スターミーの戻ったボールにチュッと優しくキスをした。
サトシはカスミに惨敗した。
「……私はカントーで2番目に強いジムリーダーだったのよ。
舐めてもらっちゃ困るわ」
カスミは、サトシのバトルの何がいけないかを的確にアドバイスした。
「いい?水に草、水に電気…、正攻法もいいんだけどね、常に先のことを考えたバトルをしなさい」
「…先のことを考えたバトル」
「シンジにも言われてない?単純な力押しで乗りきろうとしてるって」
「……う、確かに言われてる」
サトシはカスミの想像以上の強さに、カントーリーグのレベルの高さを思い知った。
リーグ出場者は、このカスミを倒しているのだから…。
「…俺、自分の今のレベルを、思い知ったよ…」
「…そうね。まだまだ修行が足りないわ」
カスミは厳しい口調で言うが、それは…サトシに何か光るものがあるからこそであった。
「さ、ポケモンセンターに行きましょう。
それで、ポケモン達の治療が終わるまでの間、レストランで食事しましょ!
私もうお腹ペコペコ」
「そういえば…くたくたで…俺、腹減っちゃった」
サトシはお腹を触る。
「…でも俺、お金ないや…どうしよう」
「…アンタはそんなの気にしなくていいの!」
カスミとサトシはポケモンセンターへと歩いて行く。
辺りはすっかり陽が落ちていた。
《〜ピロラリラ〜♪ピロラリラ〜♪》
「サトシ、携帯鳴ってる」
「あ、俺…」
サトシが携帯を開くと、シゲルが通話に出た。
「…サトシか?」
「…ああ、どうしたシゲル?」
「ギンガ団の幹部を見つけた…」
「ギンガ団!」
ギンガ団という言葉に、カスミはピクっと反応した。
(…私の持ってる薬を販売してる元締めだわ)
カスミはすでに、薬の入手ルートを突き止めていた。
彼女は凄腕のトレーナーである。
ポケモンを使い、どんなヤバい連中にも知っていることを吐かせてしまう。
カスミは、何も知らないフリをして、サトシ達に着いていくことになった…。
546 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 12:45:04.57 ID:CjQfIQtEO
おいついたー
おいついたww
ほ
549 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 13:31:16.52 ID:2hCm2alTi
カスミとうなるんだ・・・
予測できんw
カスミは以前から、ジムリーダーを辞めたがっていた。
最近のトレーナーのレベルの低さと、ポケモンリーグ協会の腐敗には、心底ウンザリしていたのである。
「…出場人数が減ると、リーグが盛り上がらない。
リーグ収入を増やすために、ある程度レベルのあるトレーナーには手加減するんだ。いいね?」
「…はい」
夫の仕事で付き合いのあったリーグ協会の副会長に、カスミは従うほかなかった。
難関と言われるまでに成長したハナダジムも、近頃は簡単に攻略できるという噂が立つ。
カスミはそういう噂が立つたび、憂さ晴らしにクラブ遊びをするようになった。
クラブには沢山の刺激があった。
ただ淡々と毎日事務的にバトルをこなし、バッジを渡すだけの仕事と違い
クラブには薬・酒・男・そしてバトルがあった。
トレーナーを攻撃しても良い、危険な野良試合に勝ち続け、
カスミはクラブ仲間に、“血深泥人魚”と呼ばれ、恐れられていた。
トレーニングでサトシを破ったカスミは、
久しぶりに本来のジムリーダーに戻った彼女であった。
サトシのレベルは決して、それほど低いわけでは無かったのである。
***
トキワシティでシゲルと通話したサトシは、
自分のポケモン達が傷付いていることに焦る。
「どうしよう…ポケモン達が…」
「サトシ、…ポケモン達を出して」
「…カスミ」
サトシはボールからポケモン達を出した。
カスミは、近くのショップで『かいふくのくすり』を大人買いして持ってくる。
「…もう大丈夫」
カスミはサトシのポケモン達に、『かいふくのくすり』を吹き掛けてやる。
「…金持ちだなぁ」
カスミの買ってきた『かいふくのくすり』は、ポケモンの体力を全快させ、状態異常も治す高価な薬だ。
ポケモン達はすっかり元気になり、サトシは安心してボールに戻した。
「カスミ、ありがとう!」
「…それよりも、ギンガ団って何?」
「…カスミ」
「なんだかロケット団みたいな頭悪そうな響きだけど…」
サトシはカスミに言っていいものか迷っていた。
ギンガ団の事を話すということは、争いに巻き込むのと同じことだ。
「もし悪者なら、私もぶっ殺…じゃなくてぶっ飛ばすの、協力してあげるけど?」
「…カスミ……いいのか?」
「サトシだけじゃ不安でしょ?」
「…それも、そうだな」
サトシはカスミにギンガ団について知っている事を教える…。
これからの展開が気になる
552 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 15:17:30.48 ID:nQYN023AO
カスミは一体何をするんだ………
553 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 15:55:55.17 ID:BcC3Wn+VO
支援
554 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 16:00:53.43 ID:o4vgYs4TO
Sキャラ、ヤンデレイメージのジムリーダーといえばナツメ姐さん
カスミが、カスミがこんなになるなんて…………………。
支援
555 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 16:09:53.73 ID:E+LYXI6T0
誰かポリゴン2の4V2Uについてkwsk
556 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 16:18:17.83 ID:ErFFoTBH0
追いついた。
市炎
557 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 16:18:41.10 ID:kaYYkMpAO
私怨
だが私怨で埋まらないようにせねば
558 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 16:28:52.75 ID:6iB2ALzVO
捕手
559 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 16:28:56.57 ID:mqmoFWQB0
>>555 俺もよく知らないがポケモンのステータスって捕獲時点で個体差があって
0~31の幅があるらしい。
Vは31、Uは30だったはず。
ステは攻撃、防御、素早さ、特攻、特防、HPの6つで
そのうちの4つが31、2つが30って事、じゃないかな。
支援
560 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 16:57:39.24 ID:BcC3Wn+VO
ほしゅ
てか酉つけてくれよ。
マジで読みづれぇよ
+で保守はいらないと何度言えば・・・
しかしパー速程じゃないよ
酉てすと
やっと酉つけてくれるのか!!
助かるよww
567 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 17:44:01.76 ID:wZbg3NG/O
ほんと、酉付いたら安心して読めるわ…
続きwktk
酉てすとだけかよww
>>561 >>1じゃないから酉なんか付けていいものか迷ってたんだ。
暇潰しにふざけて書いてるだけだだからな…
570 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 19:04:28.07 ID:wZbg3NG/O
571 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 19:26:46.16 ID:4wL4v63D0
572 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 19:56:31.69 ID:wZbg3NG/O
>>1じゃないって見抜けないとは…ちゃんとよんでたのかよwwwww
誰か見抜けてないのかわからんが・・・
575 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 20:20:51.53 ID:hbGwP9pw0
577 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 20:27:54.47 ID:wZbg3NG/O
しかし面白かったよな。
まぁすげえ展開になっちまったが…
昼ドラ並みの。
578 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 20:28:22.58 ID:kR88dOyp0
もうお前が
>>1だ。
ここまで面白くしたんだから。
続き楽しみにしてるよ!!
酉もいいんじゃね??わかりやすいから。
579 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 20:35:32.48 ID:9t2VkEpUO
いいぞーいいぞーもっとやれー
>>569 おっしゃ続けてくれ!
俺はお前を支援する。l
581 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 20:36:05.21 ID:4WMFa2Jp0
>>569 面白いから続けて欲しい。
しかしなんという展開、ストーリーも作者もびっくりさせてくれる!
582 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 21:13:48.36 ID:TciwEMh70
おいついt
583 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 21:15:51.88 ID:qBL+ipsQ0
wktk
584 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 21:26:46.60 ID:acejSE4M0
おれがいないあいだに・・・
585 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 21:46:40.56 ID:B3CenvIy0
追いついた!
>>1じゃないだと?だが私怨
>>1には悪いがいきなり読みやすくなったなと思っていたんだ
587 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 21:53:33.23 ID:zC/W/Va20
またか
>>586 ,. < ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ > 、
/ ヽ _
〈彡 Y彡三ミ;, 本当に申し訳ございませんでした・・・
{\ \|_ \>ー 、 ト三三ニ:}
人{ >、,___.>、/三 ヾ\ |わ三彡;!
/./ トミ;,_ Y/ \>ノー〜=- "
V / /!  ̄ ̄ ゝ | / _
し/'┴──----─''| ン}\-ヾ彡
ヾ、___ノー'''`
サトシがカスミにギンガ団について話した後、2人はシゲルのいるタマムシシティーに向かう。
サトシが電車に乗ろうとすると、
カスミはサトシをとある小型飛行場へと案内する。
「急いで行くならこれでなくちゃ」
カスミはヘリを飛ばした。
「…カスミ、ヘリを操縦できるのかよ!」
「まぁね」
カスミは、数年前に旅行でイラクに行った時、
爆撃でスクラップと化した軍事用ヘリを日本に密輸し
修理して自家用ヘリとして愛用していた。
それが今回搭乗するヘリである。
年に数回、全国ジムリーダー協会の開催地が近い時は、この軍事用ヘリで出張していた。
カスミは電車に乗る度に痴漢にあうので、できるだけ電車を避けたいのであった。
カスミのヘリはタマムシに到着した。
「目的地はどこ?」
「タマムシ大学だ」
カスミは上空からタマムシ大学を確認し、屋上に着陸スペースがあるのを見て、着陸体勢に入る。
カスミのヘリは無事に着陸した。
…機体からサトシを先に降ろし、カスミは何やら装備を整えている。
「シゲルの研究室に行こう!」
サトシとカスミはシゲルの元に向かった。
カスミさんマジパネェっすwwww
サトシがポケモンになる話を考えてました
593 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 22:02:02.00 ID:o4vgYs4TO
不二子よりすげえな…。
594 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 22:11:10.40 ID:wiMoZyl6O
それはスゲーな
すごい展開になってるな
カスミにはサトシの味方になってもらいたいな。
痴漢ってカスミ何歳だよww
***
カスミは、自然死に見せかける白い薬でタケシを殺害した後、その薬を用いて、様々な実験を行っていた。
静養先をトキワシティに決めたのは、もちろんサトシが住んでいるからだ。
しかし、それだけではない。
カスミが静養先をトキワシティに選んだ理由は、実験を行う環境が整っていたからだ。
トキワシティは、かつて、カントー全域で活動していた犯罪組織、『ロケット団』のボスが住んでいた場所だ。
ロケット団のボスであった“サカキ”は、トキワシティの地下に、ロケット団の研究施設を作らせていた。
ロケット団壊滅後、研究施設の一部は、カントー警察の捜査が入り、今は閉鎖されている。
しかし、カントー警察の捜査が入った場所は、氷山の一角に過ぎない。
研究施設の多くは、トキワシティの地下のどこかに、今も無人のままとり残されていた。
カスミは、旧ロケット団の幹部だった者と接触し、彼らと共に、地下の研究施設で白い薬の実験を行った。
シンオウで活動していたギンガ団が復活し、全国的に活動しているのを知った旧ロケット団幹部らは
白い薬の現物を持つカスミをボスにして、ロケット団再建の計画を立ち上げる。
ギンガ団の作った白い薬の製造法が分かれば、莫大な資金源を得ることができ、
ロケット団再建も夢では無いのだ。
カスミにとっては、ロケット団の再建など興味は無かったが
ギンガ団の白い薬の密売には興味があった。
ロケット団の勢力を増やし、いずれはギンガ団を乗っとることで、
白い薬の密売の利益を欲しいままにしようと考えたのだ。
…カスミはようやく一番欲しかった者を手に入れた。
しかし、カスミにはもう1つ、どうしても欲しいものがあった…。
カスミはそれを手に入れるため、莫大な利益を必要としている。
そのためならば、どんな悪事を働こうが、躊躇することはないのであった。
599 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 23:05:43.93 ID:OmA/gZ8H0
酒、葉っぱ、殺人、密輸て…
600 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 23:21:47.16 ID:Ug6Hywyzi
カスミさんかっけーww
601 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 23:27:06.32 ID:b/KLUw+dO
展開が読めん
紫煙
602 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 23:28:18.36 ID:2Pr+b2lxi
おもしろすぐる 支援
603 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 23:33:45.69 ID:QVvG1wUQ0
支援w
604 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/29(火) 23:34:25.93 ID:ziB9eiLY0
てか、カスミはどこに向かおうとしてんだw
支援
追い付いた
しばらくここ見なかったらとんでもない展開になってるwww
アニメ見てないしルビサファやってないから知らない人もいるけど、面白いわw
というか、トウガンさん死んじゃったのか…
607 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 00:12:59.36 ID:QB+BTZ9Wi
追いついた
支援
かすみ黒すぎww
カスみに惚れた
ビッチどころの話じゃねーヨwww
610 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 00:46:19.17 ID:hH1A+7gCO
シエンタ!
サトシとカスミはシゲルの研究室に向かっていた。
サトシの後ろを追いながら、カスミは携帯で部下に指令を入れた。
***
「カスミ様から指令が入った。ロケット団タマムシ支部、全員配置に着け!」
「はっ!」
ロケット団員達は、各自の配置に着き、カスミからの指令を待つことになった。
タマムシ支部の幹部、コサブロウは、万が一の事も考え、ヤマブキ支部とセキチク支部にも連絡し
包囲網を完全なものとした。
「ギンガ団の幹部は、必ずこのコサブロウが生け捕りにしてみせます、カスミ様」
コサブロウは、カスミの携帯にタマムシ支部配置完了の報告メールを送信した。
***
「…シゲル!」
シゲルの研究室は荒らされており、側には気を失ったシゲルの姿があった。
「シゲル!大丈夫か!」
サトシはシゲルを抱き起こし、安否を確認する。
「…ん…あ、サトシ?」
「……良かった」
サトシは友の無事を確認して安堵する。
「幹部はどこに行ったの?」
カスミがシゲルに問う。
「…君はカスミ?」
「カスミも協力してくれるって言うんだ」
「君は静養していたんじゃ…」
「…サトシのおかげで元気になったのよ」
サトシが顔を赤くするので、シゲルはすぐに何かを察した。
「カスミ、君も協力してくれるのか?…すまない」
「…いいえ、サトシと一緒に戦えるなんて嬉しいわ」
(…そんなことはいいから、早く幹部の写真を出せ!)
カスミは焦っていた。
「ギンガ団幹部の一人、マーズ。40代の赤毛の女だ。
旧ギンガ団でも幹部をしていたらしい…」
マーズは、シゲルがタマムシ大学に復帰した事を脅威に思っていた。
他の幹部は、新種のウイルスの存在が否定された今、シゲルの事を放置しても問題は無いと思っていた。
しかしマーズは、これでシゲルが研究をやめるという保証は無いと考え、
単独でシゲルの研究室を襲撃しにきたのだ。
シゲルは、マーズの放ったクロバットのあやしいひかりで気絶したが、
倒れる前にポケッチで操作したポリゴン2がシゲルを守り、
マーズ達を研究室から追い出したようだ。
「ポリゴン2は、僕がいなくても戦えるように、僕が倒れた際に、
自動攻撃プログラムが起動するようになってる」
カスミはシゲルの話を聞きつつ、ギンガ団幹部のデータを、後ろ手でメールに打ち込み、送信した。
ポリゴン2、プログラミングできるとかチート過ぎだろwwww
バグらせて技数増やせそう
613 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 01:11:59.49 ID:Jq9RRHc5O
寿司夫キングダム
614 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 01:13:57.10 ID:gUC2MVpe0
615 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 01:18:34.00 ID:vpEurrDTO
支援
ポリゴン2が金銀からいるの知らなかった
ちょっと金銀やってくる
どこしまったっけか
とりあえず自然死に見せかける薬に名前つけた方が楽なんじゃね
618 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 02:58:22.89 ID:NYzJ6OULO
追いついた
支援
619 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 03:58:41.91 ID:5i29fGoy0
誰かコサブロウに突っ込めよw
620 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 04:27:31.14 ID:iirwHj26O
カスミめちゃ黒いぢゃん……
惚れた、紫煙
621 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 04:55:40.66 ID:vnQxinv+O
ポケスペ以上に黒いwww
622 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 05:39:15.32 ID:j3vSiAIwO
そろそろ「映画版のジャイアンはかっこいい」的なポジションでやつらがくるんじゃないだろうか
なんというカスミ・・・
見ただけでわかってしまった
これは間違いなくのりP
624 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 07:50:24.47 ID:lOIufOZ7i
さいばーのりぴーだ
「私たち、見つけたら報告するから、画像を撮ってもいいかしら」「そうだな!見つけたらシゲルに報告する!俺も画像を撮らせてくれ!」
「ああ…」
シゲルはマーズの画像をサトシ達に見せた。
2人はそれを携帯で撮影して、シゲルに返した。
メールの添付ファイルとして撮影したカスミは、すぐさまそれを幹部のコサブロウに送信する。
***
「カスミ様から連絡だ…!」
指令R:コサブロウ
画像を手に入れた。
その女を捕らえたら報告しなさい。
捕らえたらトキワ研究所第七施設で落ち合おう。
「我らの最新機器の出番だ」
ロケット団研究統括のナンバ博士が開発した最新鋭小型ダウジングマシンは、
人物の画像をスキャンすると、適合する人物の現在地を特定する。
団員全員はこのダウジングマシンを持っており、
幹部コサブロウからの一括送信データを得ると、探している人物の場所を突き止める。
《…コサブロウ様!こちら団員No.127です。例の女を発見しました!》
「クロバットを使うらしい。対ポケモン用変異型ポケルスを使え」
「はっ!」
「私もそちらへ向かう」
団員は、近くの仲間を召集し、変異型ポケルスの弾をピストルに詰めた。
コサブロウはナンバ博士に最終実験の準備をするよう連絡し
団員の知らせた場所へと向かった。
>>625 サトシもそれで探せばよかった。
っていうなよ!
>>626 分かりにくいと思うので補足すると…
カスミは旧ロケット団員に会う前にサトシの居場所は分かっていた。
また、サトシの気を引くためには、自分から訪れるより、サトシに来させた方が自然…且つ効果的だと考えた。
628 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 09:24:41.59 ID:+8Egde5BO
朝から保守
629 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 09:44:51.80 ID:gqXRNZwDO
保守
630 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 11:01:24.73 ID:GCxdrgwx0
とうとう追いついてしまったか
期待してます
631 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 11:16:37.29 ID:ZCXUnD620
保守
「スー…スー…」
カスミはサトシとトキワシティのアパートに帰っていた。
カスミは、夕食後のサトシのお茶の中に、睡眠薬を混ぜていた。
カスミはサトシをベッドに寝かせた。
「よく眠っているわね…」
サトシは、何も知らずにすやすや寝ている。
カスミは、サトシの唇にそっとキスをしながら、哀しそうな表情で笑った。
「私…、どこで人生、間違えたのかな……
なんであの頃、サトシの事を諦めたんだろう…
サトシが夢を目指していたから…なんて言い訳よね…
本当は…」
カスミは思い出したくもないことが頭の中に浮かんできて、それをかき消そうと頭を降った。
「サトシなら、こんな私を、必ず受け止めてくれたはずなのに…」
時間は元に戻らない。
カスミは、Rマークの深紅の団服に着替えた。
帽子を深々と被ると、部屋を出ていく。
カスミの2階の部屋から階段を降りて、1階の空き部屋に鍵を開けて入ると、
部屋の隅のペルシアン像の肉球に手をかざす。
指紋認証がなされた後、ペルシアン像の目を見つめると
今度は虹彩認証が始まる。
認証が終わると、1分間だけペルシアン像が横に移動する。
そこには、地下へ地下へと続く階段が存在していた。
カスミはヒトデマンをボールから出して、「フラッシュ」を指示すると
真っ暗な地下が明るく照らされた。
カスミは地下へと降りてゆく。
633 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 12:05:02.28 ID:u4TIqNTrO
ひゃあ゛ぁ
634 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 12:23:42.97 ID:cF+wITyI0
保守
「離せ!離せぇ!」
捕らえられたギンガ団幹部のマーズが、全身を固定されながらも喚いている。
「…うるさい女だな、鎮静剤を打って黙らした方が」
コサブロウがナンバ博士に話すと、博士は首を横に振る。
「せっかくの最終実験が失敗したらどうするんじゃ。
まだあの薬に含まれたウイルスの性質について、未知なる部分も多いんじゃ。
鎮痛剤で変異するとは思わんが、もしもの事を考えて、できるだけ自然なままの状態で実験をしなければならない」
「…分かりました」
コサブロウは頭を下げた。
「…しかし、変異型ポケルスが、あれほど恐ろしいものだとは…」
「…わしは最初、何らかの薬物かと思っていたよ」
ナンバ博士は笑った。
コサブロウは、最初にカスミが手に入れた、「白い薬」が入れられたビンを見つめる。
***
「おまえたち、何者だ?なぜ私を追う…?」
マーズは団員達に囲まれ、ボールを構えた。
「…ごきげんよう、ギンガ団のマーズさん…」
コサブロウが紳士的に挨拶する。
「私はロケット団タマムシ支部の幹部、コサブロウと申します…」
「コサンジ?」
「…コサブロウです」
コサブロウの眉間にシワが寄った。
「私達は、あなた方ギンガ団のビジネスに興味を持ちましてね…」
「……白い薬のことか?」
「変異型ポケルス…それが正式名称ですか?」
「…!?……おまえたち、白い薬の製造法が分かったのか?」
「……ええ、後は完成を待つばかりですよ」
コサブロウは笑った。
「…初め、私達ロケット団は、白い薬を目にした時、何らかの薬品であると思いました。
しかし…、あなた方の薬の秘密に唯一気付いた人物が、タマムシ大学の携帯獣の生態学の権威、
オーキド博士だったということが、何かひっかかりましてね
彼の仮説を全面的に採用して、ポケモンに関係するウイルスの変異型をたくさん造りました。
そこで、多くの変異型ウイルスの中で、唯一該当したのが、“ポケルス”だったのです」
マーズは、コサブロウ達を睨み付け、ボールを構えた。
「…おまえたちは、生かしておかない」
「…死ぬのはあなたの方ですよ」
「ほざけ!」
マーズはクロバットを繰り出した。
今追いついた。
シエンタ減税
637 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 13:37:59.03 ID:H9tnl1M6O
減税しちゃった
638 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 13:44:46.06 ID:4CtRVCLK0
今北産業w
くだらさすぎて涙出てきた俺にワロタwwww
「…ああ…私のクロバットが…」
マーズの足下に、クロバットが転がっている。
コサブロウが放った弾丸は、クロバットの体に変異型ポケルスを感染させた。
クロバットの体に感染した変異型ポケルスは、クロバットの身体機能を完全に停止させた。
「それは対ポケモン用…、あなたには人間用を試してもらいます」
ドカッ…
「あっ!」
マーズは団員に頭を殴られ気絶した。
***
「生命力の強いポケモンが、あんな簡単に死ぬとは思いませんでした」
「…人間などイチコロじゃよ」
ナンバ博士は機器系統をチェックする。
「コサンジ様!ナンバ様!カスミ様が到着しました!」
「分かった」
コサブロウは報告した団員の腹を殴った。
「うぐ…」
「…コサブロウだ。…今度間違えたら命は無いと思え」
「…も…申し訳ありませんでした…“コサブロウ”…様」
団員はそそくさと去って行った。
コサブロウは、研究所に姿を現したカスミを見て、膝をついて頭を垂れた。
「カスミ様、ご足労おかけ致しました。実験の準備は整ってございます」
「よくやったわ、コサブロウ。おまえにはカントー支部全域の主導権を与えます」
「…!?……有り難き幸せ。このコサブロウ、これからもカスミ様のために尽くして参ります…」
コサブロウは深々と頭を下げ、カスミをマーズの所に案内した。
641 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 14:05:19.89 ID:4CtRVCLK0
タケシー!
アッー!!
642 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 14:40:34.71 ID:+S8/13EQ0
コサンジwww
懐かしいなwwwww
「…あなたがマーズね」
「……おまえは?」
「私はカスミ。ロケット団のボスよ」
マーズはカスミを睨む。
「…私達が、アカギ様と共に、新しい世界を創造するために苦心の末完成させた薬が、
あんたらみたいな小悪党に利用されるなんて…!」
「小悪党はアンタラよ。新しい世界の創造?
アーハッハッハ……!涙が出てくるわよ…ねぇ?」
カスミは、コサブロウとナンバ博士を見る。
「クックックッ!全く…傑作ですね…」
「グフフ…!ガキじゃあるまいし…」
コサブロウとナンバ博士も腹を抱えて笑っている。
「新世界が作りたいほど、今の世界が不満なの?だったら、さっさと死ねばいいじゃない」
ナンバ博士は、マーズの腕に、ロケット団製の変異型ポケルスを注射する。
「じゃあ新世界に行ってらっしゃい♪」
「アカギさまああああ!!!!」
マーズは絶叫した後、しばらく痙攣した後、息を止めた。
「ちゃんと自然死しているか、死体を調べなさい」
「はっ!」
研究員達は、マーズの死体を運び、研究機器で調査を始めた。
***
「ニュースです。昨日未明、トキワシティ周辺の山林で、40代の女性の死体が発見されました。
女性の死因は心臓発作と見られ、死後4日間経過していました。
トキワシティ警察は、事件性があるかどうか、慎重に調べています。
…次のニュースです」
「…これって、マーズ?」
「…そうみたいね」
カスミは、沢庵を口に運んで、カリカリ言わせていた。
「…シゲルに連絡しなきゃ」
プルルッ…プルルッ
サトシの携帯が鳴る。
「あ、シゲル?」
《君、今のニュース見たか?》
「ああ…」
《…他の仲間に始末された可能性があるな》
「ギンガ団…、仲間を簡単に殺すのか…」
《かなり危険な組織だな…お互い身辺には気を付けよう…じゃあな》
サトシは携帯を切る。
「…仲間に処分されたのかしら」
「その可能性があるな…」
「…私、ちょっと怖くなってきちゃった……」
カスミが困惑した表情で言うと
「大丈夫!いざとなったら…カスミだけでも、俺が守るから…」
「サトシ……」
サトシとカスミは、その夜も激しく抱き合った。
トキワシティの静かな夜は、今日も更けていった…。
第四部 終
【第五部につづく】
644 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 15:42:45.18 ID:4T+xZB6rO
カスミ、恐ろしい子っ!
645 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 16:05:51.21 ID:qbAFUa9+O
646 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 16:25:12.51 ID:VIn6CEFH0
カスミがすごい悪党にwwww
カスミ黒いw
648 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 17:41:08.99 ID:+S8/13EQ0
カスミドス黒いwwwww
心臓麻痺と新世界という言葉聞いてデスノ思い出したのは俺だけじゃないはず支援
650 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 18:07:07.34 ID:ZCXUnD620
シエンタ
651 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 18:30:14.95 ID:WC0bP3iR0
追いついちまった私怨
652 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 18:33:49.11 ID:18v+OQeP0
まだこのすれあったのか
よくみたら心臓発作だったから訂正支援
やっとストーリーの前半が終わりました。
ここまで妄想に付き合ってくれたおまえら、本当にありがとう。
ようやくラストまで話ができた。
第10章で終わる予定です。
無駄に長いけど、後半ものんびり書いていくのでよろしく。
早く第5部をー!
楽しみだー
第五部
ヒカリの墓の前で手を合わせる一人の女性がいた。
ベリーショートにガウンを羽織った、クールな顔立ちの女性である。
「…ヒカリ、あんたには勝ち逃げされちゃったね」
女性はヒカリの墓の前に、花束を置くと、ゆっくりと立ち上がってその場を立ち去る。
ピリリリリ…ピリリリリ…
「はい」
《こちらカントー支部代表のコサブロウ》
「コサブロウか、何だ?」
《シンオウ支部代表のノゾミ、あなたに協力を要請したい》
「例の件か?分かった。コンテストが終わったらすぐ行くよ」
《…助かります。では宜しく頼みますよ》
「ああ…」
ノゾミと呼ばれた女性は携帯を切り、近くに止めてあったポルシェに乗って
コンテスト会場に向かった。
ノゾミはヒカリと同じ、トップコーディネーターであった。
658 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 19:57:11.34 ID:vmiE+w4M0
>>654 そろそろ終盤かと思ってたしw
読み手の想像の斜め上をひた走る展開が楽しすぎるぞw
659 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 20:07:57.53 ID:E/k0ZWDEO
追いついた紫煙
ムサシ、コジロウ、ニャース
は出てくるんだろうか
ギンガ団幹部のマーズが死んでから1ヶ月が経った。
ロケット団は「白い薬」をギンガ団より低コストで製造し
ギンガ団の薬の市場を一気に奪ってゆく。
そうして、ギンガ団はようやくロケット団の存在を知ることになるのだった。
***
「サトシ…」
「…カスミ」
サトシはここ1ヶ月、大会シーズンだったため、夜遅くまで練習したり、遠征で家を空けることもあったので
カスミとはしばらくご無沙汰だった。
溜まりに溜まった性欲を、カスミに解き放とうとしたサトシだったが
大会が終わった後、気が抜けたのもあったのか、過労で駅の登り階段で倒れてゎ足と腕を捻挫してしまった。
捻挫ぐらいで済んで良かったと、カスミは安堵した。
点滴を打って3日ほどで退院した後、シンジに1週間ほど静養しろと怒られ、今に至る。
「や…カスミ…やめっ…」
カスミはサトシの体の上に乗っていた。
2人の位置はいつもとは逆であった。
「大人しくしなさい。あなたは怪我してるんだから、私を抱けないわよ」
「あ……カスミ…ん…」
カスミはサトシの性感帯を中心にマッサージしていく。
まだ10分も経っていないのに、サトシはカスミのテクで、すでに涙目だった。
「もう…、なに半ベソかいてんのよ。
いつもあんたが私にしてることでしょ?
ほんと…だらしがないわねぇ…」
「…だ、だって…俺こんなことされんの初めてで…」
未だに童貞臭さの抜けないサトシに、カスミは溜め息を付くも、
こういう男を虐めるのは、少しS気のあったカスミには、たまらない快感であった。
「…いい加減大人しくしなさい。無理して動くと捻挫した所が悪化するんだからね…」
カスミは自分のブラジャーでサトシの腕を縛ると、
さっきより強く、特に感じる部分を、集中的に責めていった。
「……ッ……ハァ…」
声にならないくらいの快感が襲ってきて、サトシの呼吸が苦し気に、速く短くなってゆく。
「……カ…カス…ミ……ハァ…ハァ…」
カスミに責め立てられるのに快感を感じてしまったサトシは
捻挫が治るまでの間だけ…と言い、次の日の夜も、同じプレイをカスミにねだった。
***
「おはようございます!休んでてすいませんでした!」
1週間が経って、サトシはシンジのジムに復帰した。
「口紅が首筋に付いてるぞ」
「あ…えっ!……ああ!」
サトシは真っ赤になりながら急いで拭き取った。
サトシの次の大会に向けた、トレーニングが始まる。
662 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 20:47:24.41 ID:Xfat3D4XO
ラーメン屋に期待
664 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 21:01:50.74 ID:soKvZYDXO
追いついた
これがリアルタイムってやつか
665 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 21:08:07.77 ID:B6ZQGeZpO
なんでちょいちょい自分でネタバレするかなw
666 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 21:28:37.88 ID:IgU5K5y50
>>665 それはそれでいいんじゃないか?
予告的な感じでww
667 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 21:56:48.30 ID:KVoXgIM+0
支援
やっと半分か……
人から借りてるラノベ読まずに、毎日ここ来てるw
669 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 22:20:23.33 ID:gqXRNZwDO
まだ半分だったんかwww
そろそろ終わりでもいいと思ったが、楽しみが続くから支援する
しえん
やっと追いついた。
クソ眠いのにそれを忘れて読んでたよw
支援
「サトシ!グライオンに対する指示が的確じゃないぞ!」
「はい!」
その日も、シンジとサトシは厳しいトレーニングを続けていた。
***
「今日は帰らないのか?」
サトシとシンジはトレーニングを終え、シャワーを浴びた。
その後、テラスで2人は夕日を見ながら休んでいた。
「カスミが1週間ほど出掛けるんだ。シンオウの友達と会うんだってさ。
…それで…あの…1週間ほどここで…」
「…おまえがいると、食費がかかって仕方が無い。食費分働けよ!」
「ごっ…ごめん…」
サトシは苦笑いした。
サトシは、モンスターボールを磨くシンジを見ながら、今までの事を振り返っていた。
「…シンジ、ありがとな」
「ん?」
「今の俺がいるのはさ、おまえのおかげだよ。
おまえが助けてくれなかったら…おれは死んでた。
俺…おまえにどうやって恩を返せばいいのか…分からないくらいだ」
「はは!仇で返さなきゃ別にいいぜ!」
シンジは気さくに笑う。
そして、サトシの目を見る。
「おまえの才能を一番理解してるのはこの俺だ。
どうしても恩を返したいというのなら、…いつかこの俺を倒すほど強くなるんだな」
「…シンジ」
「俺たちは永遠のライバルだろ?」
「……、…ああ!」
「何泣いてんだよ」
「泣いてねーよ!!」
サトシはシンジの優しさに、感極まって涙が出てしまった。
そして、改めて、自分がいかに良き友に恵まれているかを知るのだった。
久しぶりに、サトシがシンジの家で過ごす生活の1日目が終わった。
674 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/09/30(水) 23:31:22.02 ID:mUwU/XvNO
日曜からずっと楽しみにしてるぜ!
氏炎!
支援
676 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 00:11:43.78 ID:P1dPSUuT0
>>673 最初の廃人状態からよくここまで立ち直ったよ・・
サトシとシンジの友情が素晴らしい (´;ω;`)ブワッ
ピカチュウ死んだんじゃニャースも・・・・
678 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 00:45:44.76 ID:VEGhHQgf0
猫とネズミだったら猫の方が長生きするぞ
そもそも寿命で死んだとは言ってなくね?
680 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 01:01:24.81 ID:89597TU0O
楽しみだわ〜
681 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 01:30:50.07 ID:bkVVW+ETO
甲子園
だれか
かすみの絵をかいてー
あの化け猫はそう簡単に死なんだろ
684 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 02:48:42.52 ID:slnIBrI/0
ピカチュウは白い薬で殺されたんじゃね?って思ったけど
なんか当たってそうな気がするから言わないでおくわ。
685 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 03:44:18.28 ID:yQVYQMM+O
白い薬普及しすぎだろw
687 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 04:47:05.67 ID:fkwOga4fO
追い付いた
支援セザールwww
追いついちまった
シエンタウンwww
689 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 05:22:59.42 ID:va9GUh0nO
ホシュ
691 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 07:32:23.63 ID:A2dEs3FiO
>>684 こういうのないわー
さすがに引くわ……
692 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 07:58:26.08 ID:2LvhRNwai
シエンタ
693 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 08:10:59.12 ID:gwrbXh9Yi
シエスタ
シンオウのとある海岸にある倉庫に、一人の男が縛られていた。
周りには、ギンガ団と思われる団員数名と、青い髪の男がいた。
「おまえ…なぜ我々との取引を急に辞めたんだ?」
「…お、おまえらより安く薬を売ってくれるって言われたんだよ!
偽物じゃねーかってバカにした奴が、薬を飲まされて殺された…
安かったし…やばそうな連中だったから取引しただけだ。
本当にそれだけだ!俺はただのバイヤーで何も知らねぇんだ!助けてくれ〜!」
「いいだろう、助けてやろう…」
「あ、ありがて〜」
バンッ…
「なんて言うと思ったのか?」
青い髪の幹部の男は、男の死体を海に捨てさせた。
「サメハダー!餌の時間だ」
幹部の男が投げた3つのボールから、サメハダーが出てくると、男の死体は跡形も無く食いつくされた。
***
「アカギさま…」
《サターンか?》
青い髪の男は、組織の長に連絡を取る。
「やはり、我々の開発した変異型ポケルスが密造されております」
「…そうか」
ギンガ団は、カントー警察からマーズの死体を奪い
研究所に持ち帰って死因を詳しく調べた。
すると、ギンガ団が製造したものと、微かに異なる変異型ポケルスの死骸が発見された。
変異型ポケルスは、動物の体内に侵入した際に、身体機能を一瞬で止めるほどの猛毒を分泌する。
しかし、その後は体内で死滅してしまうため、感染力はほとんどない。
例えると、相手に猛毒の針を刺した後死んでしまう、死に際の蜜蜂のようなものだ。
薬の市場をかなり奪われたギンガ団は、急に取引をやめたバイヤーらを捕まえ
密造した者の情報を片っ端から探っていた。
695 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 09:06:24.13 ID:fgQgP1p+O
サメハダーをサワムラーと勘違いして変な絵想像してしまった
どうして縛られた男が一瞬で死体になるのかkwsk
697 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 09:26:38.01 ID:2LvhRNwai
パンッ
って音は銃声かと
698 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 10:20:22.27 ID:wpISeCFn0
>>697 そうなのか
てっきりビンタされただけかと思った
699 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 11:38:33.03 ID:zPFFSTRI0
パンにみえたんじゃね?
701 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 13:14:48.02 ID:ZkHnrOvhO
鉄砲らしく『ぱきゅーん』のほうが良かったんじゃないか?
702 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 13:39:32.23 ID:LMwCZa8x0
それなら「ハキューン」の方がかわいいな
703 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 13:58:29.44 ID:yDVEh7Ih0
シェーンベルク
704 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 14:05:47.96 ID:RVFCY+i1O
シェンリー
705 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 14:15:40.12 ID:cmn470ko0
アカギ様ご存命でしたか!嬉しいです!
706 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 16:03:29.18 ID:rpQVtCiUO
シエラレオネ
707 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 18:05:43.03 ID:7ac7X4dRO
PURPLE HAZE
708 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 18:32:31.36 ID:iuiz/7mFO
おもしろ
709 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 18:38:37.40 ID:HOBiRe+p0
遂に追いついた
710 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 18:51:53.78 ID:hKf+8I3HO
¥4
711 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 19:01:51.72 ID:MOoQseqkO
今久しぶりにポケモン観てるわw
全く分からん奴らばかりだ
712 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 19:17:34.89 ID:yHIBD1uQ0
シエンタ
追いついたぜww
今日友達に進められて読み始めたんだが展開スゲーなこれ
カスミがカントーを経って2日目。
カスミは、サトシに言っておいた“シンオウの友達”に接触する。
コンテストに優勝し、会場を出たノゾミの前に、カスミは姿を表した。
「ノゾミ、優勝おめでとう」
「……フン」
「あんまり嬉しくなさそうね」
カスミはノゾミの顔を覗き込む。
「…ヒカリさんがいないから?」「…………………」
ノゾミの顔は怒りを抑えきれないほどに酷く歪んだ。
「怒らせてごめんね」
カスミは笑う。
ノゾミは不機嫌なままポルシェに乗り込み、カスミも隣に乗る。
「……いい?私は、サターンをぶっ殺すために仲間になっただけ。
ロケット団の再興などに興味は無い。
目的を果たしたら…あんたもぶっ殺してやる…」
「あら、気が合うわね。私もほんとはロケット団の再興なんか興味無いんだ。
私をぶっ殺すの…楽しみに待っているわ」
二人は穏やかでない雰囲気のまま、シンオウのアジトに向かう。
***
「…ふ〜ん、ギンガ団が私たちの存在を血眼で探してるわけね。
気付くの遅すぎよね」
「…今、団員の一人が、バイヤーのフリをして奴らを誘き寄せています」
「…ノゾミ、あなたに任せるわ。私達のお得意様を殺しまくってる奴らを消しなさい」
「………」
ノゾミは無言で任務に向かった。
715 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 20:25:12.59 ID:F58MmD4jO
シェンムー
ノゾミを送り出した後、カスミは部下に用意させた車に乗り込もうとする。
その後ろ姿を見つめていたコサブロウが、何か言いたそうに下を向いていた。
「…どうしたの?コサブロウ。言いたいことがあるなら言いなさい」
「カスミ様…」
コサブロウは頭を垂れ、膝をつきながら、声を絞り出した。
「恐れながら申します!
カスミ様!あんな無礼な女に、あのような重要な任務を任せて宜しいのですか?
あんな女に任せるより、このコサブロウめが…」
「コサブロウ…」
「はっ!?」
カスミの、冷えきった無感情な言葉に、コサブロウは体を震わせた…。
「…も…申し訳ござ」
「コサブロウ…」
「はっ!?」
「おまえは優秀な部下だわ。最後の最後まで、おまえには役立ってもらわなくてはいけないの」
「…カスミ様」
「あの女は…使い捨て。
あの女がサターンを始末することに成功したら、この抗争のすべての罪を被って死んでもらうのよ。
あの女は、チューイングガムの捨て紙みたいなものよ」
カスミはコサブロウをじろっと見た。
「私は、おまえを高く評価しているわ。それでも、あなたが捨て紙になりたいというのなら……私は止めないけど?」
「……はっ!自分の任務に専念致します」
「……………それでいいのよ」
カスミは目を細めて笑いながら、用意させた車に乗り込む。
それを見送りながら、コサブロウは寿命の縮む思いのした、硬直した体から力を抜き、ふう…と大きくため息をついた。
「カスミ様……恐ろしいお方だ。
しかし…そんなあなたを…私は愛しています…」
コサブロウの心は、カスミに評価された喜びと、カスミに対する恐怖の悦びとでいっぱいになっていた。
コサブロウの下半身は、カスミに対する歪んだ愛で、激しく興奮していた。
コサブロウ死亡フラグfwwwwwwww
719 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 21:19:44.47 ID:wpISeCFn0
コサンジ……
追いついたー
支援
コサブロウ「その…下品なんですが……フフ………勃起…しちゃいましてね………」
722 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 21:48:36.36 ID:X0hzcu/0O
これ、面白すぎwwww
続きが気になる
しえんた
724 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 21:57:27.11 ID:EhTXOPEXO
すぃえんっ
725 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 22:04:43.54 ID:yjpqUjK6O
コサブロウ………。
カスミには殺されなさそうだけど、別の死に方しそう。
『ラ〜メン食いたいと言われたら答えてやるのが世の情け〜
世界のラ〜メンを守るため
うまいラ〜メン作るため
愛とラ〜メンの道を貫く
ラブリ〜ラ〜メンの全国チェーン
ムサシ会長!
コジロウ社長!
ニャース名誉会長!
ラ〜メンをかけるムサコジ亭の目指す道
ワールドラ〜メン世界進出が待ってるぜ!
ちゃらりらら〜♪
ラ〜メンおいしいラ〜メン
あなたのとなりのムサコジ亭!
ラ〜メンラ〜』
ブチッ
カスミは煩いCMに腹を立て、チャンネルを変えてしまった。
シンオウのアジトの一室で、カスミはテレビを見ながら、
団員からの報告の電話を待っていた。
プルルル… プルルル…
「私よ」
《こちらロケット団シンオウ支部ギンガ団殲滅チームです》
「首尾はどうなの?」
《そ…それが…》
そんなに簡単に、アカギの右腕とまで言われるサターンが捕まるわけがない。
そう考えていたカスミにとって、報告は想定の範囲であった。
***
ギンガ団殲滅チームは、アジトに帰還するトラックの前で、カスミに報告していた。
《それで、サターンは始末したの?》
「他の団員は始末しましたが、サターンには逃げられてしまいました!」
下っぱの団員がカスミに報告する。
《…ノゾミに替わって》
「はっ!」
団員は携帯電話をノゾミに渡す。「ノゾミ様、カスミ様よりお電話です」
「…分かった」
ノゾミはカスミに何を言われるか分かっていたため、屈辱を露にした表情で、携帯電話を手に取った。
《…サターンは捕まえられたの?》
「………」
カスミの声に笑いが帯びているのに気付いたノゾミは、携帯をに叩きつけて、足で思い切り踏み潰した。
「……ハァ…ハァ…」
「ノ…ノゾミさま…」
「私は後で行く。おまえらは先に帰ってろ!」
ノゾミはトラックに乗らず、深夜の静かな海辺を見ながら、どこかに行ってしまった。
訂正する前に送信してしまいましたごめん。
×携帯をに叩きつけて
○携帯をアスファルトに叩きつけて
ムサシ・・・コジロウ・・・
729 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 22:13:52.18 ID:HOBiRe+p0
まさか出番はこれだけ?
うあ
もうポケモン関係ないなww
むしろこいつらが本編に関わらなければ死ぬ事もないから俺はいいと思う。
733 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 23:06:24.71 ID:9kC+mZGS0
カスミ黒いwwwwwww
734 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 23:14:02.79 ID:vwrs4Kl40
あの三人は幸せになったんだな…
735 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 23:22:25.41 ID:qGhqs2Y9O
真の黒幕はあの三人かも…
736 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/01(木) 23:22:34.99 ID:va9GUh0nO
支援支援
737 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 00:17:00.86 ID:8BcoSRYXO
>>735 ロケット団は実は大手ラーメンチェーン店の傘下にある持ち株組織だった…ってかwwwwww
ねーよ
多分
738 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 00:17:28.75 ID:GeJjgpZ/0
何気なく開いて一気読み余裕でした
739 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 00:27:06.71 ID:1IApyWSQ0
=/ 工 -/
740 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 00:44:34.32 ID:P8opX1xYO
しえーん
741 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 00:47:19.37 ID:aSqT4Obi0
最高に面白いな
ゆっくりとがんばってくれよ
ヒロシの紹介ワロタそれ中の人…出番あるのかな
743 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 01:04:07.70 ID:aFQ9OmOM0
野暮な話かもしれんがこのスレどこかにまとめられないかな?
このまま過去ログに埋もれていくには惜しい作品だと思うんだ
744 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 01:19:30.48 ID:oI888y4di
確かに惜しいな
745 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 01:26:20.25 ID:D6zIiv8+O
書籍化でよろしく
746 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 01:26:32.94 ID:VZL9C62Q0
コサブロウ、サトシにつっかかりカスミに消されるに一票
747 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 01:39:29.63 ID:txqlMvOo0
まとめに載るでしょ
748 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 02:20:55.49 ID:yS7hAQTc0
すごいおもしろい。一気に読んだわ
749 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 02:30:43.75 ID:2r2gPofO0
これを読まないと今日が終わらないぜ
続きが気になる今日も支援
やべえ、追いついちまった
752 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 04:44:05.48 ID:wnJuoDNJO
続きの為に……紫煙
カスミがシンオウに出掛けて2日目の夜、シロナの元に古い友人が見舞いに来ていた。
「サトシ、おまえの分のヘルメット」
シンジはヘルメットをサトシに渡すと、バイクのエンジンをかける。
「なんだよ…車出せないのか…?」
「この前、運転が下手くそな男にぶつけられたろ?まだ修理が終わってねーんだよ!」
シンジは愛車を傷つけられたことで激怒していた。
シンジは、シロナが友人と落ち着いて話しができるようにと
サトシを後ろに乗せてバイクを走らせ、とある行きつけのうまいラーメン屋へと向かった。
「旨いラーメン屋なんだよ」
「え?そんなに旨いの?」
「ムサコジ亭って言うんだ。知らないか?」
「…ムサ…コジ…。…?
なんか懐かしい響きが…」
「しゃべるニャースが調理の指導にあたってるんだ。…面白いだろ」
(しゃべるニャース………)
サトシの中に懐かしい記憶が蘇ってくる…。
「もしかして……!?」
「全国展開しているラーメン屋なんだが、ここ、トキワシティに本店があるんだ。
本店では創業者も働いているんだぜ」
サトシとシンジの2人は、店内に入る。
「いらっしゃいませー!!」
活気のある声が店内に響き、店員が2人に近づいてくる。
「何名様でし…、…!?」
「2名で…、…!?」
赤い髪の女と、サトシが向かい合って、硬直している。
「おいムサシー!お客様を早く案、……!?」
「コジロウ!麺が伸びるにゃー!何してんのニャー!」
職人技の手付きで次々と麺を作り上げてゆくニャースがコジロウに怒鳴る。
「…久しぶりね、ジャリボーイ」
「…久しぶりだな、元ロケット団…。こんなところで会うなんて…」
「おい!いい加減にするニャ……、ジャリボーイ……」
サトシに気付いたニャースは、ゆっくりと近づいてくる。
「オミャー…、元気だったかニャ…」
昔のように睨み合うこともなく、穏やかな表情で3人と再会したサトシ。
「…ラーメン屋、ほんとに始めたとは思わなかったよ」
「…いつでも食べに来いって言ってたのに、おまえちっとも来ないから心配したんだぞ〜」
コジロウがサトシの肩をポンッと軽く叩く。
サトシは、長身のムサシとコジロウより、頭半分ほど低かった。
ムサシ達を大きく見上げていたのが、少し顔をずらす程度の視点になっていることが、
年月の経過を伺わせる。
「…あと1時間でラストオーダーだから、その後少し話しましょう」
サトシは、…コクンと頷いた。
754 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 06:09:17.01 ID:4+OyDEt8O
支援
755 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 06:54:42.88 ID:hC55glpA0
やべえ毎朝読むのが日課になってるw
面白いから支援
756 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 07:04:14.24 ID:4rtMuHcfO
なにこの連載小説
ニャース生きてたぁ!(;▽;)ヨカター
***
サトシが殿堂入りしてから、数年が経過していた、サトシはピカチュウの墓の前に立っていた。
「…やっと見つけたわ、ジャリボーイ!」
「ここ何年もおまえを見失ってたけど、もう逃がさないぞ!」
「どこに逃げてたか分かリャなかったけど、観念してピカチュウを渡すニャ!」
ロケット団は、サトシが自暴自棄になってトレーナーを辞めたことも、
最近、ピカチュウがストレスで死んでしまったことも知らないで
サトシの元に、のこのことやってきた。
「…………」
サトシは、ロケット団に気を取られることもなく、ただ哀しげにピカチュウの墓を見つめていた。
「おーい!俺たちを無視すんなー!」
「ピカチュウをどこに隠してるニャー」
ムサシ達は、しばらくボールを構えていたが、様子のおかしいサトシを見て
彼の見ている墓石の前に近づく。
「…どこに隠してる、だって?ははは…傑作だな…そ…れ…」
サトシは膝をつく。
「ピカチュウは…俺のせいで…死んじまったよ…!」
サトシは3人の前で、自分の犯した罪を呪いながら、泣き叫んだ。
***
ラーメン屋のカウンターに、元ロケット団の三人と、サトシとシンジの2人が座った。
ムサシ達の奢りで、ビール瓶がいくつかテーブルに並んでいた。
「…そのあと俺は、ショップの店員」
「ニャー達は、ラーメン屋の店員…」
「そしてようやく、夢の独立」
「さらに全国チェーン…最初は、夢見てるんじゃないかと思ったわ」
「おまえらすごいよ…」
サトシは感心したように、ムサシ達を見る。
「…オミャーもな!」
「見たぞブルーリーグ!」
「トレーナー復活おめでとう。でも、この町のジムリーダーに弟子入りしたなんて、びっくりしたわよ」
「…シンジが、俺を拾ってくれてさ」
「…カー」
シンジは久しぶりに酒をたくさん呑んだのか、酔い潰れて寝てしまった。
「今日は泊まって行けニャ。ムサコジ亭は飲酒運転撲滅キャンペーン中なのニャ」
「俺たち、明日アメリカに出張なんだよ…世界進出のためにな。
だから俺たちもこの店に泊まって行くんだ」
「アンタの近況とこの先の目標を聞かせなさいよ!…お互いでっかい夢を持つ者同士…ね!」
「ああ…!!」
4人の会話は盛り上がり、閉店の夜9時から深夜まで、話が止まることは無かった。
しかし、その夜、トキワシティには不穏な空気が流れていた。
「…奴らを勧誘するんだ」
そこには、ロケット団幹部…コサブロウの姿があった…。
759 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 09:23:30.98 ID:csUTAdTS0
ニャースかわいすぎる
760 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 09:34:16.03 ID:h8uq1lAVO
>4人
三人と一匹
>俺たち、明日アメリカに出張なんだよ…
死亡フラグ
お願いだから、元ロケット団組だけは幸せになってほしい
てか、ハッピーエンド希望
やっくそーくっ!ぜったいー!ハッピーエンドねー♪
「…コサブロウ様、今日はカントーに戻られたら研究所で待機ということでは…?
勝手な行動をすればカスミ様が黙っておりませんよ!」
シンオウから帰宅したばかりのコサブロウが、彼を慕う部下から忠告される。
「…これは我がロケット団のためなのだ」
(大手ラーメンチェーンを持つ奴らを、資金源にすることができれば…カスミ様はお喜びになるはずだ)
「大きな手柄を手にしたい者だけ来るがいい…」
コサブロウは部下にそう告げた。
***
夜も更けていき、ムサシ達は全員、仮眠室でスヤスヤと寝ていた。
店内に何者かが入る音が聞こえて、ニャースは飛び起きた。
「……起きるニャ…起きるニャー」
「…んっ?」
ムサシとコジロウはニャースに起こされ、静かに…布団をめくる。
「……何よニャース」
「……泥棒ニャ」
「……俺達の店の安全装置が破られるだと?ただ者じゃないぞ」
「……ちょっと様子を見てきましょう?」
ムサシ達は仮眠室を出て、ニャースが物音がするという、店の入り口へと見に行った。
「……ニャース、泥棒なんてホントにいるの?」
「……確かに物音がしたニャー」
「……ムサシ、ニャース」
コジロウの低い声が、ムサシとニャースの歩みを止めた。
そして、目の前には、団員3人を連れたコサブロウが、薄暗い闇の中で笑っていた。
「…久しぶりだなぁ…おまえたち」
ムサシ達は後退り、声も出せずに狼狽えていた。
「…あんた、なんでここにいるの?
…ヤマトと一緒にアメリカのマフィアに入って
抗争での傷が元で、寝たきりになたたはずじゃ…」
「…そんなこともあったな」
コサブロウとヤマトは、敵対していたマフィアに捕まり、拷問を受けた。
ヤマトはコサブロウの目の前で、凌辱されながら死んで行ったが、
コサブロウはかろうじて命を取りとめた。
コサブロウが団員服をめくると、その時の生々しい傷痕が残っていた。
「新しい手も足も、ナンバ博士が着けてくれた」
途中から切り落とされていた両手は手袋の下に、途中から切り落とされていた両足はブーツの下に、
確かに存在しているはずだが、コサブロウの動きは、生身とほとんど変わらない。
「…ベッドの上で終わる予定だった俺の人生は、新しいロケット団と共に、新たな産声をあげたのだー!!」
奇声のような笑い声は、ムサシ達に恐怖を与えた。
ムサシ達の目の前にいるのは、かつてライバルとして存在していたコサブロウでは無かった。
765 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 11:35:46.38 ID:F5sq36gnO
ついに追い付いた!
支援
「新しいロケット団って、どういうことだ!」
コジロウが恐怖をかき消すように叫ぶ。
「…俺たちは、ロケット団を再興させようと活動している」
「…なんだと!?」
「新しいロケット団を再興させ、昔の我らの栄光を取り戻すのだ…」
コサブロウは、一歩…一歩…と機械仕掛けの足で、ムサシ達の元に近づいてくる…。
「おまえたち…仲間になる気はないのか?」
「サカキさまが、ボスなの?」
「…違う」
「サカキさま以外ロケット団のボスには認めないニャー!」
「そうだそうだ!」
コサブロウはため息をついた。
「…今日はおまえ達を昔のよしみで仲間にしてやろうと来たんだが…」
コサブロウ達はボールを構えた。
「力ずくで利用するしかないか…」
「私達にはでっかい夢があるのよ!アンタたちの仲間になんかなるもんですかー!」
「サカキさま以外認めないニャー!」
ムサシ達は久々に、戦うためにモンスターボールを投げた。
***
「………ん?」
なんだか外が騒がしい。
サトシが布団をめくると、ムサシ達の姿が見当たらない。
「…あいつらどこに行ったんだ?」
サトシはベッドから体を下ろして、シンジの布団を揺すった。
「…シンジ、起きてくれ…シンジ」
「…シロナァ…こんやは…はなさないよぉ……カー…」
「…シンジ……やれやれ…」
サトシはシンジの頭をチョップした。
「……いて…何すんだ…テメー…」
「スケベな夢見てる場合じゃないだろ?……様子がおかしいんだよ」
「……、……なんか騒がしいな……。…それに、あいつらはどこ行った?」
「…起きたらいなかったんだよ」
シンジはベッドから降りると、バッグからモンスターボールを取り出した。
サトシもボールを装着すると、念のため…ポケッチを腕にはめた。
「……あいつら、何かあったんじゃ」
サトシとシンジは物音のする方へと走ってゆく。
767 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 12:12:29.87 ID:D6zIiv8+O
わくわく
768 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 12:38:19.69 ID:96Q5355yi
サトシ34っぽくないなw
769 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 12:38:42.96 ID:cmh/SlEOO
どきどき
ロケット団・・・・・・・生きろっ・・・・・・!!
「はぁ…はぁ…」
「やばいニャ…アイツら強すぎるニャ…」
「私のメガヤンマちゃんも…もう戦えないわ…」
ムサシ達は囲まれ、どうすることもできずに、震えていた。
「もう…諦めろ…」
コサブロウは、拳銃のようなものを構える。
「…私達を殺すっての?」
「…大人しく従えば殺さない。おまえたちは、ただロケット団に資金提供すればいいんだ」
「おまえらに誰が払うか!来月から、大事な社員の給料を上げるんだ!そんな金払うかよ!」
「…そんな奴隷共、リストラしてしまえ」
「ニャー達の大事な社員を…奴隷呼ばわりするニャー!!」
「…まだ強がりを言うか…。
全く、相変わらず頭の悪い連中だな」
コサブロウは銃を構えると、ボールを1つ投げた。
そして、中から出てきたコラッタに、一発…変異型ポケルスを撃ち込んだ。
「チュウ……」
みるみるうちに動かなくなってゆくコラッタを見て、ムサシ達は恐怖で震え上がる。
「…ニャー、こんなに生命力の強いポケモンが…なぜニャー…なぜ…?」
「ひいい……!」
「我らが開発した兵器だ。ポケモンなど…簡単に殺すことができるのだ。
…そして…人間もな…」
コサブロウはムサシ達に銃を構えた。
「…最後の質問だ。
我らの仲間になるか…ならないか…」
ムサシ達は、震えながら、命乞いするか…誇りを選ぶか…悩んでいた。
今まで、共に助け合いながら築いてきた夢…。
それらを捨ててまで…仲間の事を第1に考えたムサシとコジロウが、
奴らの仲間になることを意志表示しようと口を開いた時、
ニャースがまっすぐコサブロウを見ながら、返答した。
「ニャーはおまえらの仲間にニャンかならないニャ…」
ニャースはすっと立ち上がり、コサブロウを睨んだ。
「ニャーは……仲間も夢も誇りも、全部守るニャ!」
「ニャース!やめて!」
ムサシがニャースを止めようとする。
「…何を言っている。コラッタのようになりたいか?」
コサブロウはニャースを鼻で笑う。
しかしその時、ニャースはムサシ達から離れ、コサブロウの横に跳んだ。
コサブロウは不意をつかれたと思い、急いで銃を構える。
「この化け猫め!」
コサブロウが銃を何発も放つが、いつもとは違う俊敏な動きでニャースは交わした。
「おミャーらたちに、ニャーの大切なものは渡さニャイ!!!!!」
ニャースの体が蒼白い光に包まれ……辺りを幻想的に明るく照らした。
772 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 12:58:42.21 ID:os+yOS8sO
元ロケット団組支援
773 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 13:01:34.66 ID:dH2n7HWTO
にゃーすぅうううううう
774 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 13:02:10.48 ID:8BcoSRYXO
これ読んで思い出したわ。ロケット団の当初の目的ってピカチュウを奪うことだったなww
長期シリーズではよくあることだけど、アニメ版の中盤あたりから奴らは完全に目的見失ってたよなww
やべ・・・ニャースかっけぇ
776 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 13:21:04.96 ID:svuuwxJ4O
ニャース…!!
777 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 13:42:43.12 ID:bC8+t1n1O
二、ニャース…
にゃーすうぅうぅ…っ!!!
778 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 13:45:10.22 ID:oI888y4di
し、進化するのか?!
BB!!
蒼白い光が徐々に薄れてくると、そこには一匹のペルシアンがいた。
「ニャースが…!」
ムサシとコジロウは身を乗り出して、ニャースの新しい姿を目にする。
「進化ですってっ!!」
「ペルニャー!」
ペルシアンはコサブロウ達に飛びかかり、団員達をひるませた。
「くっ…この威力のねこだまし……特性はテクニシャンか!?」
雑魚と鼻で笑っていた者が予期せぬ脅威となったことで、コサブロウは冷や汗を流す。
「あのペルシアンを倒せ!」
ポケモン達が総攻撃してくる中、ペルシアンは両足を上げ、光輝く風を巻き起こして、ポケモン達を吹き飛ばした。
ペルシアンは雄叫びを上げ、全ての能力をパワーアップさせる。
「…ぐぅ…なんて威力だ…」
コサブロウ達はポケモンをボールに戻す。
「うわああ!」
団員達はそのまま吹き飛ばされ、壁に全身を強打して倒れる。
唯一、両手足が機械仕掛けのコサブロウが、人間離れした力で、なんとか踏み留まる。
「これは…銀色の風……?
そうか……「ねこのて」でメガヤンマの技を出したのか!?」
威力の弱い技の効果を非常に強くする特性「テクニシャン」。
そして、仲間の技を繰り出すことのできる技「ねこのて」。
わずかな確率で全ての能力をアップさせる技「ぎんいろのかぜ」。
ペルシアンはそれらを駆使して、コサブロウ達を劣勢にまで追い込んだ。
ニャースは、仲間を守るために、本来自分が敵視していたはずのペルシアンとなり、
命懸けでコサブロウ達に立ち向かった。
大切な仲間を守るために戦うペルシアンに、コサブロウ達が敵うはずも無かった…。
しかし…コサブロウは卑劣にも、ムサシ達に拳銃を向けた。
そして…一発だけ残った変異型ポケルスの弾が装填された銃を、ペルシアンに向けた。
「…ペルニャー」
ムサシ達を見つめるペルシアンは、何か覚悟を決めたような表情だった。
「ペルシアン……じゃなくて、ニャース!!!俺達のことはいい!おまえだけでも逃げてくれ!」
コジロウとムサシは泣きながら、ペルシアン…かつてのニャースに呼び掛けるが
ペルシアンは首を横にふる…。
「死ね…」
ペルシアンは静かに目を閉じた。
「ニャース!!!やめろおおお!!!!!!」
パァァン!
一発の銃声が、しんと静まり返る夜の闇に響きわたる。
おめでとう ニャース は ひかった だけ だった
やめろおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
ニャース!!
続きがきになるぜ
785 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 14:19:34.34 ID:F5sq36gnO
うあぁぁぁん!
ニャ―――ス!!
786 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 14:32:47.04 ID:bC8+t1n1O
に゛ゃ゛あ゛すううぅぅうー!!!!!!!!!!!!!!!
787 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 14:55:18.49 ID:oI888y4di
うおおおおお!!
ニャースーぅぅぅうう!!!
788 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 14:56:21.22 ID:dubTw6Og0
ニャース!!!!!!
789 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 15:05:23.17 ID:HazClov3O
にゃぁぁぁすぅぅ…
790 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 15:35:57.83 ID:DJVVD3hd0
ニャース「なんてニャ」
791 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 15:42:53.09 ID:XChWEtIjO
これはやばい
>>782訂正
やめろおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!!!!!!!!!!
794 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 16:29:08.41 ID:liwx0Ok30
最後の二つが小文字になってるじゃん
まじめに議論されると、はずかしいです。
796 :
か:2009/10/02(金) 17:02:26.40 ID:Jyg6rB1vO
このスレを作者にみせてあげたいwww
>>797 やめろおおおおおおおおおおおおぉぉ!!!!!!!!!!!!
799 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 17:28:45.86 ID:xz/C1Pa20
>>782 やめろおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
800 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 17:29:49.87 ID:JvculeB4O
801 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 17:42:19.12 ID:h8uq1lAVO
誰か元気のかたまり持ってませんか(´;ω;`)
802 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 17:50:43.42 ID:Q2bpPQ5nO
あおいあおいしずかなよるにはー
おいらひとりでてつがくするのにゃー
803 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 17:56:21.52 ID:wN0FtTKX0
進化してにゃーす喋れなくなったの?
にゃーす(´;ω;`)
805 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 18:17:55.42 ID:1IApyWSQ0
806 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 18:29:59.70 ID:FLsfUDvS0
あれw追いついたw支援
808 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 19:49:57.99 ID:txqlMvOo0
ほ
809 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 19:58:33.37 ID:el+wp16si
よけろっ!!ニャース!!
「…なんだと」
コサブロウの手から銃が落ちた。
ムサシとコジロウは、目を瞑りながら、友の最期に震えていた。
そして、ペルシアンもまた、目を瞑りながら、自身の最期を覚悟していた。
しかし、ムサシ・コジロウ・ペルシアン…、それぞれが目を見開いた先にいたものは、
サトシとシンジのポケモンの勇姿であった。
「間一髪だったな…」
「ペルニャー!」
「ジャリボーイとジムリーダー!」
ポリゴン2の作り出した“みがわり”を盾に、動きの素早いマニューラがペルシアンを守っていた。
弾丸を撃たれたポリゴン2のみがわりは、変異型ポケルスによって即座に消滅した。
「よくやった、マニューラ」
「よくやった、ポリゴン2」
ペルシアンは隙を見て、ムサシとコジロウの服に噛み付き、サトシ達の側まで逃げてきた。
「…まさか君たちまでいるとはね。
すぐに終わる仕事だと思って…油断したのが間違いでした」
コサブロウはサトシ達を見て溜め息をつく。
そして、サトシに視線を送る。
その視線には、何か得体の知れない気持ちの悪さがあった。
「…分かりました。今回の件に関しては手を引きましょう…。
あの方に“寵愛”されている君に免じて…」
コサブロウはボールからケーシィを出した。
「…しかし次はありません。
次に会った時は
必ず殺します」
コサブロウはケーシィのテレポートでその場から離脱した。
「おい!待て!」
サトシが叫んだ時には、すでにコサブロウは消えていた。
倒れていた団員達も、一緒に姿を消していた。
サトシはペルシアンに目をやる。
「…これは、あのニャースが進化したのか?」
サトシが突然の出来事に狼狽えていると、ムサシとコジロウがペルシアンを抱き締める。
「…アンタ…私達を守るために…うっ…」
「ニャースぅ…!……なんでだよ……」
「ペルニャ…」
そこには、話すことができなくなったペルシアンがいた。
「………」
サトシ達は、ロケット団にかけてやる言葉が見つからなかった。
ニャースぅー!!!
812 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 20:56:33.92 ID:oI888y4di
生きててよかったけど…
話せないだなんて…
にゃーーーーーーーーーーー!!!
そういえばニャースって相当努力して人間の言葉をしゃべれるようになったんだよな。
サトシ達は仮眠室に戻っていた。
ムサシ達の話を聞き、今後どうするか話していた。
「…明日、日本を発つのは辞める。俺たちは、いつだって3人でやってきたから…」
「…ニャースの事を考えると…とてもそんな気分になれない」
言葉と二足歩行、そして、ニャースの姿を失ったペルシアンを見て、ムサシ達は泣くことしかできなかった。
しかし、そんなムサシ達を見たペルシアンは、彼らの顔に爪を立てた。
「ペルニャ〜!!!」
「いたっ!!」
「うお!いててて!!!」
ペルシアンは毛を逆立てて怒り、部屋のパソコンの前にちょこんと座る。
「ペルシアン?」
パソコンに前足を乗せて、何やらカタカタとキーボードを打っている。
その場にいた4人が、ペルシアンの側に寄り、パソコンの画面を目にした。
そこには、話せないペルシアンの伝えたい言葉があった。
ムサシ、コジロウ
ニャー達の夢は、こんなことで諦める程度のものだったのニャ?
ニャーは確かにペルシアンになり、話せなくなった。
二足歩行も失って、手先を器用に使えなくなった。
だけど、それがどうした!ニャーはまた話せるように、器用に手足を使えるように努力して、
必ずムサコジ亭に復帰するニャ。
…だから、ムサシ・コジロウ。
…ニャーが復帰するその日まで、ムサコジ亭を…よろしく頼んだニャ…。
「…うっ…うっ…ニャースぅ…」
「…分かったよ…うっ…」
ペルシアンの後ろで、ムサシとコジロウが、声を震わせながら、モニターを見ていた。
ペルシアンも涙をこらえつつ、側にいたサトシの腕を、不自由になった手でつついた。
「…なんだよ」
サトシがモニターを見ると、ニャースはキーボードを叩いた。
ジャリボーイ…、無理を承知で頼みたいことがあるニャ。
ニャーからの一生の頼みだニャ。
ニャーを、おまえのポケモンとして、連れていって欲しいのニャ…
「なんだって…!?」
「……ニャース」
ペルシアンの目は、真っ直ぐにサトシを見つめていた。
>>814 人語を習得するためにひっかく以外の技スペース全部使ったんだぜ。
だからこの話で人語を失うのは必然性がある。
817 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 21:35:49.41 ID:HazClov3O
>>815 なん…だと
(元)ニャースが仲間に!!!
818 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 21:37:27.53 ID:sexAVG/r0
ニャース素晴らしい
819 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 21:40:04.66 ID:oI888y4di
おおおニャースー最高!!w
今更だけどシンジ凄い良キャラだね
サトシとしっかり組めてるっていうか
そして我ながらIDが酷い
821 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 21:53:26.88 ID:4/kJ63zUO
最近ほんとに涙もろい。
紫煙
822 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 21:57:11.59 ID:bC8+t1n1O
ほっとした…
ほっとしたよ……!
824 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 21:58:03.04 ID:AVeoE2BX0
サトシは、ペルシアンの真っ直ぐな目に見つめられて、頼みを断ることができないでいた。
「…でも…おまえは…」
コサブロウはまた来るかもしれないニャ。
ニャーはムサコジ亭を守りたい、コサブロウを倒すのニャ。
…だから、おミャーのポケモンとして修行させてくれニャ。
「でも…」
ニャーは天才ポケモンニャ。バトル以外でも、メカに関することだったら、ニャーの右に出るものはいないニャ。
ペルシアンはサトシを見つめる。
「…おまえの6匹目の仲間、決まりだな」
シンジがサトシの肩を叩く。
「……頼みを聞いてやれよ」
「…、…ペルシアン」
サトシはしばらく押し黙った後、震える手でモンスターボールを取り出した。
「ジャリボーイ…、“ペルシアン”を…頼む」
「…私からも…頼むわ」
ムサシ達の言葉に、サトシは大きく頷いた。
「…ムサコジ亭に……復帰するまでの…間だけだからな…!!」
ペルシアンは頷くと、サトシのボールのスイッチを頭で押した。
ペルシアンはボールに吸い込まれてゆき、やがてサトシのポケモンとなった。
「…ペルシアン…ゲット…だぜ…」
ボールを見つめるサトシの頬を、涙が伝う…。
辺りはすでに夜が明けて、朝を迎えようとしていた…。
第5部 終
【第6部へと続く】
マジ面白すぎるw
828 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 22:18:51.43 ID:8BcoSRYXO
>>824 そういうお前のIDにもAVは入ってるのなww
誰かポリゴン2のみがわりについて、解説頼む
829 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 22:20:17.95 ID:bC8+t1n1O
>>825 あぁあー、面白かった。
次も楽しみ。
おつかれ!!
茶、入れたよ。
つ旦
予想だにしない展開痺れた
1乙
ニャースまぢカコイイ
>>825 すげぇ…一気に読んでしまった…続きめっちゃ気になるw
832 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 22:41:10.83 ID:6YahFXYlO
あれ、目から汁が
次も期待してます!!
うろ覚えだが
みがわり
自分のHPを少し削って一回だけどんな攻撃も代わりに受けてくれる
みがわりを作り出す
多分
835 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 23:03:02.69 ID:AkCw5s80O
追い付いた!!
なにこれ面白い・・・
>>1から一気読みしてしまった 展開すげー
837 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 23:28:11.18 ID:jPyVWgRu0
これ本になったら買うわww
838 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 23:34:32.41 ID:8BcoSRYXO
>>835 サンクス。つまり、その身代わりは虚像のようなもので、それにポケルスを打ち込まれたところで、誰も死んでいないのと一緒っていうことでOK?
元ニャースが眩しすぎるせいで見えにくくなってるけど、コサブロウにかなり高い死亡フラグ立ったな。
何かを我慢しながら誠実に首長に仕える中間管理職的なキャラが何気に好きだったんだがな…。
839 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 23:40:36.85 ID:Si1KCJgMi
840 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/02(金) 23:45:52.29 ID:cDKR3OkuO
人魚姫のようだなニャース…
今回も面白かった
841 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 00:01:12.45 ID:KqKu2Boki
>>838 落ち着けw
久々に引き込まれるスレだから、
>>1には最後まで頑張って欲しい
個人的にはペルシアンはピカチュウみたいにボール嫌いで外にだしてたほうがいいと思う
んで次第に徐々に喋るようにしてコジロウムサシ帰還の時にハッピーエンドになるようにしてやって欲しいと願う・・・
>>838 コサブロウはカスミに惚れてる時点で死亡確定だろ
844 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 00:11:58.63 ID:uQv7z4RyO
ありがとう
>>1 俺すげー感動したよ
このスレみてからアニメのポケモンが楽しすぎる
845 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 00:33:31.34 ID:rCwTviOLO
一気に読んだ
ニャー・・・・いやペルシアン(´;ω;`)
846 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 00:38:52.99 ID:ACrtbCND0
追いついちまった
ニャルシアン
847 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 00:39:12.49 ID:zddbX3LoO
5部終了乙!
次も期待してま!
848 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 00:39:56.98 ID:ACrtbCND0
ニャルシアンってなんだよ
ペルシアンだろ
849 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 00:44:45.95 ID:AN1b8egrO
wktk
気になってたばこに火をつけられん
ちょっとまてみんな
書いてるのは1じゃないぞ
851 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 01:15:00.06 ID:Vq/qf0Al0
なにこの神展開。
面白すぎ本出してくれよ
853 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 01:36:22.24 ID:bdc79rA/O
ほ
854 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 01:42:53.30 ID:8smgxq85O
かすみ怖っ
そして保守
855 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 02:05:16.90 ID:XkeboQ2mO
vipが落ちてよかったこの作品に出会えたから
856 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 02:45:25.29 ID:PW1jLn5G0
同上
試演
これ見終わった後「もう一度子供に戻ってみたい」聴いたらガチで泣ける
858 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 03:27:53.48 ID:KommKyYPO
何その最強コンボ
あの歌好きだわ
860 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 06:01:27.47 ID:DMyZglCNO
ニャースの想いを考えると泣けてくる(´;ω;`)ブワッ
紫煙
861 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 08:14:00.30 ID:6LlQpQ1gO
私怨
862 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 08:56:20.92 ID:Hh+sEpvA0
支援
第6部
サトシとシンジは、タマムシ空港の窓から、ムサシとコジロウを乗せたジェット機が
アメリカを目指して飛び立って行くのを見送った。
ペルシアンはサトシの隣で、ジェット機が点になって見えなくなるまで、じっと動かず、それを見守っていた。
シンジは、シロナに一度電話し、昼過ぎには帰ると伝えた。
***
一方、同じ頃。
「…大した成果も無いようだし、もう帰ろうかな」
カスミは、シンオウ支部のアジトの寝室で、朝食を取っていた。
ベッドの横には、2人くらいがゆったりと食事を摂ることができるテーブルがあり
カスミはその上で、1人食事を摂っていた。
「…ん……」
ベッドには、まだ目覚めない若い団員が1人、裸で寝ていた。
端正な顔立ちで眠り続けるその青年の髪は、窓から差す光を受けて、金色に輝いていた。
「ううん……あ…朝か」
青年は体を起こし、朝食を摂るカスミと目を合わせる。
「カスミ様、おはよーございあーす」
「おはよう、213君」
「それ団員ナンバーっすよ、俺の名前は“まさお”っすよ」
「プッ…」
カスミは口を押さえて噴き出す。
「…だって、“まさお”って顔してないんだもん」
「はぁーもう失礼な人だなぁー」
まさおは頭を掻いた。
e?
カスミがビッチすぎる件ww
まさおは団員服では無く、普通の私服に着替えた。
派手な刺繍が施された革ジャンに、黒のTシャツと綻びたジーパン…という格好である。
普通は、とても“ロケット団のボス”の前でできる格好ではない。
「じゃあ俺、“仕事”に行きますから」
「朝食はいいの?」
「…う〜ん、俺は食べないすけど、ポケモンちゃんには早めに食事させてあげようかな」
まさおは枕元に置いておいたモンスターボールを取り出した。
「おはよう!俺のハピナス!サーナイト!ミルタンク!それから…」
まさおは最後に、一番お気に入りのポケモンのボールを投げる。
「ルージュラちゃん!」
まさおは、ボールから出てきたルージュラに飛び付いた。
「あ〜!今日も可愛いよルージュラちゃん……」
ルージュラは頬を赤く染めている。
「アンタの趣味ってどうなってるの?」
カスミが呆れると、まさおはにやけながらカスミの方を向いた。
「……あー、もしかして、カスミ様…妬いてんすか?
大丈夫ですよ!カスミ様もルージュラちゃんと同じくらい可愛いすからっ!」
「…なんですって!!不愉快だからポケモン連れて早く仕事に行きなさい!」
カスミが、コーヒーカップをまさおに投げ付けると、ルージュラが“リフレクター”でまさおを守った。
「何怒ってるんすか?分かりましたよ!行けばいいんでしょ行けばっ!」
まさおはそそくさと部屋を出ていった。
静かになった寝室で、カスミは溜め息ををつく。
「ふぅ…あれで有能だからタチが悪いわ」
カスミは溜め息をついた。
「でも…タケシの部下にあんな面白い奴がいたとはね」
まさおは、以前タケシの研究所に勤めていた部下で
同じ年上のお姉さん好きということで、一緒にキャバクラや合コンに行く仲であった。
基本的に出世欲は無いが、金のためならなんでもする男で、隠れて悪事を働いていた悪党であった。
「金で動くって、分かりやすくて使いやすいわ…。
もう“アイツ”はいらないかも…」
カスミは団員リストに載るコサブロウの顔に、赤のマジックで×印をつけた。
867 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 09:20:47.78 ID:LMCNmpyGO
久々のカスミのビッチ露呈w
それにしても名前が…クレしんのまさおくんがカツラかぶった絵しか浮かばない
細かいことだけど
>>1というか
>>185からの
>>1は全10部って書いてたけど、内容的な面で4部終了時に前半終了って書いたんだよな??
868 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 09:35:48.90 ID:8smgxq85O
一番エロいのはかすみだな
カスミは死ぬべきすぎワロタ
***
サターンを逃したシンオウ支部代表のノゾミは、ロケット団アジトに近い喫茶店でコーヒーを飲んでいた。
サターンを捕まえ損ねた後、親友のヒカリの墓に寄ってから、アジトに帰ってきたのであった。
しかし…、カスミに笑われるのが分かっているので、
アジトに帰還するのを嫌がり、喫茶店でだらだらと時間を潰していたという訳だ。
「……ヒカリ」
ノゾミが窓を見ていると、1人の男がノゾミのいたテーブルの正面に、腰を下ろす。
「ノゾミさまぁ、帰るの遅いすよ」
まさおは、ノゾミの正面で、朝食代わりのドーナツをモグモグと行儀悪く食べている。
「……、…カスミの新しい猟犬か」
ノゾミは、席を立つ。
「…猟犬〜?ぶはっ!ノゾミさま…面白過ぎ!!
少年漫画とかに出てきそうな言い方っすね!」
ケラケラと笑う男に目も暮れず、ノゾミは喫茶店を出ていく。
店の外まで、ドーナツをモグモグしながらついてきたまさおを、ノゾミが睨み付ける。
「…何の用だ!」
「何って?仕事っすよ。カスミ様がアンタと一緒に、残りのバイヤー狩り殺せって言うんすよ」
「…おまえの力なんかいるか!私だけでや…「…成果出してないじゃんアンタ。
そういうことは、成果出してから…言えよ」
まさおは、ノゾミの首筋にバタフライナイフを当てる。
「…俺、ピーピー煩い女、嫌いなんだよね」
「………くっ」
まさおはノゾミの顔を覗き込んだ後、笑いながらナイフをズボンにしまう。
「そうそう、黙ってればイイ女なんだから、大人しくしてなよ…」
ノゾミは薄皮の切れた首を押さえながら、まさおの背中を激しく睨んだ。
まさおUZEEEEEEEEEEEEEEEEE
***
「あー腹減った!ノゾミさまぁ、もうすぐ3時だし、オヤツの時間にしていいですか?」
まさおの足元には、ギンガ団の死体が転がっていた。
「…よく…何か食べる気になるな」
ノゾミは波の荒い海を見つめていた。
「他人なんかどうなろうが知ったこっちゃないすよ」
まさおは、死んだ女の団員の膝の上に座る。
「この子かわいかったなー!せっかく仲間になれよって誘ったのに、そんなに“アカギ”さまがいいのかねぇ。
もう年齢的にクッセェオヤジじゃねーか………、
まだ22歳でピチピチのまさお君選ぶだろ普通は」
まさおは、側にいたルージュラの頭を撫でながら、食べていたポッキーを口移しで与えた。
「…ポケモンは溺愛するんだな」
ノゾミが苦笑いすると、まさおは頭を傾げながら答えた。
「当たり前じゃないすか?だってポケモンちゃんは優しいもん。
……人間は、綺麗なお姉さん以外は絶滅して欲しいと思ってますよ、…俺」
「…イカれてるな」
「…イカれさしたのは汚ねぇ大人っすよ」
その時だけは、まさおの顔からニヤけた表情が消えていた。
まさおは殺そう
今すぐ殺そう
874 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 10:59:55.64 ID:eavRZ/asO
コサブロウはマサオに殺られてしまうのだろーか
875 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 11:02:13.06 ID:Ec9gX8z4O
まさし死んでくれ
正男うざすぎwwwwwwwww
ノゾミだれかkwsk
だが一向にまさおに死亡フラグは経たない
むしろ真ボスフラグが経ちそう
879 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 11:14:58.57 ID:Ec9gX8z4O
田代まさお
「カスミさま、けっこう片付けたんですけど、一向に幹部は出てこないっすよ。
俺達が動いてるの知って、引っ込んだんじゃないすか?」
まさおは、3時のおやつを後、団員の死体を海に蹴飛ばしながら
カスミに報告していた。
《そのようね…、“あの時”捕まえていれば、こんなことにはならなかったのに…ねぇ…?》
ノゾミは、以前サターンを逃がしてしまったことを指摘され、悔しそうに舌打ちをしていた。
《まぁいいわ、2人とも、今日のバイヤー狩りのお掃除は終わりで…。
だけど、まさおには、今夜とっておきの仕事をしてもらうから、早く帰ってらっしゃい》
「えぇ〜!労働基準法違反っすよ〜」
まさおはダルそうに不平を言う。
《つべこべ言わない。お金…欲しくないの?》
「…分かりましたよ」
まさおは溜め息をつきながら携帯を閉じた。
「じゃ、一緒に帰りましょ、ノゾミさま。勝手な単独行動はダメっすよ。
ギンガ団の連中に捕まったら、アイツらに色々洩れますからね」
「…分かってる。私もまだ死ぬわけにはいかないからな…」
ノゾミは空を見上げながら、ヒカリの事を考えていた。
881 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 11:39:39.93 ID:iHIRUzsX0
いや先にカスミをやるべきだろうjk
882 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 12:09:53.94 ID:mPFHEHhc0
ほ
いい加減予想厨は黙ってくれ。ただROMるだけがなぜできん
マジで予想厨はウザい。
***
夕食の後、まさおとカスミはベッドにいた。
カスミはサトシがいないため、欲求不満で苛々していたが、
代わりにまさおと肌を合わせることによって、サトシのいない間の不満を解消していた。
「……仕事前に…相手させるなんて…。
カスミ様ってほんと…意地悪な人っすね……」
「何か私に文句があるの…?」
「………いいえ」
欲求不満のカスミに、精根尽き果てるまで吸い付くされたまさおは、
スッキリとした笑顔を向けてくるカスミの顔が般若のように見えた。
「…コサブロウを消して。
コイツは…最近私の見てない所で、勝手なことしてるから…」
「………」
カスミが団員リストのコピーをまさおに渡す。
「…アンタの苦手な50前後の中年男よ」
カスミは手鏡を覗きながら、化粧を直していた。
「…ここからすぐ近くのロケット団所有の倉庫に呼び出してあるから」
カスミは口紅の色が気に入らなかったのか、コットンで拭き取った後、他の色の口紅を付け直す。
「………綺麗に殺すのは…無理っすよ…」
「殺し方は、どうでもいいわ」
「……分かりました」
まさおは服を着ると、モンスターボールをベルトにセットする。
「コサブロウは手強いわよ…」
カスミは部屋を出ていくまさおに手を降った。
まさおが出ていってから、しばらく経った後、カスミは堪えていた笑いを解放するようにして
大笑いする。
「あはっ……あははっ…楽しみ過ぎるわ………!!」
カスミはついさっき、コサブロウに送信したメールを見た。
メールの文面には、まさおを殺すようにとの内容が書かれている。
「…コサブロウは、プライド高くて使いにくいけど有能だし、もったいないと思ったのよね。
でもこれなら、どちらかを選ぶことができる」
カスミは、プライドが高いコサブロウと、金しか頭にないチンピラのまさお、
この性質の異なる2人を一緒に上手く使うことはできないと感じていた。
そこで、まさおとコサブロウを同士討ちさせて、生き残った方を使うことを思い付いたのだ。
「どっちが有能か…楽しみね」
カスミはベッドから体を起こすと、テーブルの上の赤ワインを口にした。
***
「んっ…?」
ノゾミが、アジトの自室のテラスから外を見ていると、まさおが倉庫に向かうのを目にする。
「あいつ…明日も仕事なのに何やってるんだ?人には単独行動すんなとか言っておいて…」
ノゾミは一発、昼間のナイフの礼をしに、部屋を出ていった。
いっつもいっつも展開が気になる切り方しやがるぜっ!!
889 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 13:15:25.27 ID:mPFHEHhc0
謀ったな!!カスミ!!
ゴムつけたのかな・・・・
891 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 13:37:51.79 ID:QoLBWbYdO
まさおがいなくなったら50代の中年男とやるのかな(゚-゚*)
892 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 14:05:03.23 ID:eYM1JcQw0
おいついちまった・・・・
893 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 14:20:23.62 ID:0VNtWDyu0
894 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 14:27:12.99 ID:YIdiwKWjO
追い付いちまったよ…
追い付いちまった…続きが…!
>>857 てめ…てめぇ…泣いちまったじゃねーか!ちくしょう…涙止まらねぇ…
897 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 15:52:40.57 ID:sC2w7LJCO
しえん
898 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 16:11:15.13 ID:YV6B7V5kO
支援
ヤンデレかと思ったらただのビッチじゃねぇかww
900 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 16:17:23.93 ID:tYkOYHJnO
Test
ほ(`・ω・)
902 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 16:48:41.15 ID:ZZmu83yE0
やっとこさ追い付いた・・・。
もうマジで面白いなこれ。一気に読んでしまった。
・・・にしてもカスミ黒すぎw
まさおが倉庫にやってくると、先に現地に来ていたコサブロウが待ちわびたかのように微笑む。
「こんばんは、213君」
「…ちーす、コサブロウさま」
コサブロウは、まさおのいい加減な挨拶を再三注意したはずだが、まさおに直す気は全くないようである。
「…私は気に入らない。おまえのようないい加減な男が
カスミ様に気に入られるのがな」
まさおは、先ほどからコサブロウと一定の距離を取り続けている。
これ以上近づくと、手の震えが収まらなくなるからだ。
「……若くてピチピチしてる方が気に入られるに決まってるでしょ?」
コサブロウはその言葉を聞くと、口を押さえて、噴き出すように笑った。
「…おまえなど、しょせんただの慰み者として扱われているだけだろう?
身の程を知れ…」
「……何を笑ってるんだ?」
「…8年前の事件、私は知ってるんだぞ。君から誘ったんじゃないのか?」
まさおから笑顔が消え、ベルトからボールを外した。
「……もう一回言ってみろ」
「君がたぶらかしたんだろう…?」
「…ぶっ…殺す!」
まさおはサーナイトを繰り出した。
コサブロウはバンギラスを繰り出した。
「私に勝てると思ってるのか?」
辺りに静かに砂嵐が舞い始めた。
「うるせぇ…!!」
過去を刺激されて頭に血が昇ったまさおは、すっかり冷静さを失っていた。
***
ギンガ団のアジトでは、バイヤー狩り専門班が何チームも帰還しないことを受け
先ほど幹部会での話し合いが行われたばかりであった。
円テーブルには、団長のアカギ、密売班代表のサターン、遺跡探索班代表のジュピター、研究開発主任のプルート、マーズの後任である戦闘班代表のランス、計5人の幹部が座っていた。
「アカギさま、我らの邪魔をする組織を特定致しました」
「……サターンか。言ってみろ」
「はっ。ひと昔前、カントーで活動していた『ロケット団』という組織であるそうです。
我らの開発した変異型ポケルス密売に目をつけ、再興を狙っているのだそうです」
「全く、おかしな寄生虫よ。
これ以上勝手な真似はさせるな…」
「…心得ております」
「では、サターンとランスでロケット団の討伐、後の者は引き続き各自の任務に当たれ!」
「「「「はっ!」」」」
4人はそれぞれ持ち場に戻る。
「我々の邪魔をするとは…。ギンガ団の恐ろしさ…思い知らせてやる」
アカギは伝説のポケモンの壁画を前に、妖しく微笑んだ。
ランスってR団じゃないの?
905 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 17:23:48.58 ID:hIns7mal0
ktkr
906 :
【IQ156】 :2009/10/03(土) 17:25:53.49 ID:4zKvuwPh0
a
907 :
【IQ156】 :2009/10/03(土) 17:26:02.09 ID:4zKvuwPh0
current ships(5) news4viptasu軍
# viptasu 15000
# UNKO 90000
# UNCHI 55000
# VIPTASU 38100
# Nagato 35000
908 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 17:31:01.73 ID:hIns7mal0
ほい うぃきより
ロケットだんかんぶ ランス
ゴルバット Lv.28 ♂ あやしいひかり つばさでうつ かみつく
マタドガス Lv.33 ♂ ダブルアタック
909 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 18:01:10.64 ID:QoLBWbYdO
サカキ様アカギ様
910 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 18:10:44.42 ID:d/DNuwyD0
>>908 ちょいまて、これは
>>1のトリックかもしれない。
今後が楽しみだ。
支援
911 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 18:13:54.39 ID:aypIvuLL0
一気に読んでしまっただと
912 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 18:18:39.81 ID:AHk9iLl60
これ読んでポケモンのOPED聞きまくった
泣けてくる
913 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 18:27:07.55 ID:QoLBWbYdO
ニャースの歌
914 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 20:07:38.44 ID:ggJiphEXO
続きまだー?早く読みたい
915 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 20:09:30.10 ID:8uP1ePfmO
これ見て懐かしくなって今日、カラオケでポケモン歌いまくって来た
連れはなんで?ってなってたけど
ほし
917 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 20:28:09.48 ID:EJpsGJ36i
シエンタするぜ
918 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 20:42:00.82 ID:YKtdTWZw0
ランス「この至近距離からのボルテッカではひとたまりも・・・なにぃ!?」
ランスと聞いてコイツを思い出したわ
「ハァ…ハァ…」
「どうした?もう終わりか?」
まさおの最後のポケモンのルージュラも、もはや限界であった。
「とどめだ…やれ、カポエラー!」
カポエラーの強烈なマッハパンチは、
ルージュラとその背後で指示を出していたまさおごと吹っ飛ばした。
「うぐ…」
まさおは、動けなくなったルージュラをボールに戻し、ズボンからナイフを出した。
「カポエラー、トリプルキック!」
コサブロウに向かってナイフで特攻したまさおだったが、
カポエラーの強烈な三段蹴りを食らって、
倉庫の壁に大きなへこみができるほど強く叩き付けられた。
「…ハァ…ハァ…」
まさおは体を起こそうとするが、雷が体に走るような鋭い痛みでうずくまる。
コサブロウは、生ごみでも蹴り飛ばしているような表情で、まさおの腹部を蹴る。
「悔しいか?命乞いでもするか…?」
コサブロウは、まさおの正面にしゃがみ込むと、ズボンから一枚の紙切れを取り出した。
「やっぱりまだガキだな…。
戦いの最中に、自分の痛いところを突かれて取り乱すのは。
おまえのような奴に重要な仕事を任せるなど、リスクが高すぎる…」
「…俺は…おまえを殺せって…ボスに命令されたんだ…
俺を殺したら…ボスが黙ってねぇぞ…」
「あーはっはっは…!おまえは、何も分かってないのだな」
コサブロウはまさおを嘲笑った。
テッカマンかw
921 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 21:10:29.61 ID:NBE8AmLm0
がはは ぐっどだ
922 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 21:27:51.30 ID:93nRV9Tn0
イイよイイよー!
924 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 22:09:18.34 ID:BbPDUinBO
殺されるフラグがビンビンだw
てs
926 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 22:26:25.83 ID:cWdCqCpeO
保留
「おまえが私を殺すよう命じられたのと同時に、私もおまえを殺すよう命じられているのだ!」
「……!?」
まさおは、自分の状況が呑み込めずに、ただ困惑した表情でコサブロウを見る。
「なぜ殺し合いをさせるか、そういう顔をしてるな。
カスミ様の魅力が分からないおまえには、理解できないことかもしれんな」
カスミ様は…
私とおまえ、どちらか生き残った方を重用しようとしているのだ。
「…なんで……そんなこと…」
「薄汚いドブネズミのおまえと、誇り高く忠誠心のある私が
共に任務を行う仲間として認め合うことなどあろうはずもない。
私はカスミ様に感謝している…。
ドブネズミのおまえを始末する機械を与えられたのだから…」
「……ハァ…うっ…」
まさおは拳を振ろうとするが、力が入らなかった。
目の前にコサブロウがいるのに何もすることができない事を自覚し、
まさおは抵抗をやめた。
「どうする?命乞いをするのか?それとも潔く死ぬか?」
コサブロウはハッサムを出し、その鋭く切れ味の良い大きな鎌を、まさおの首筋に当てた。
「………、」
命乞いをしたところで、この男が自分の命を助けるとは思えなかったが、
まさおは声を振り絞りながら命乞いをした。
「…助けて…くれ…」
「なんでもするか?」
「…なんでも……する」
「…クク、では何をしてもらおうか」
コサブロウは、先ほど取り出した紙切れを開いた。
それは、古い週刊誌の記事であった。
「…そ…それは…」
「8年前、2年間も義父に虐待を受けていたハーフの美少年が保護された事件があった」
「や…やめろ…」
「公には、“虐待された”という報道しかされなかったが…
その虐待の中身は…」
「やめてくれぇっ!!」
まさおは大声で叫んだ。
コサブロウは、まさおの顎を機械仕掛けの手で力強く掴むと
昔の記憶がフラッシュバックしたまさおの傷を更に抉るように言う。
「お義父さんに何されたか、大きな声で言ってごらん…。
そうしたら、命だけは助けてやる…」
コサブロウが口元を歪ませて笑みをこぼしている。
まさおが、昔の恐怖に震えながら、泣いている様を見て、笑いを抑える事ができないでいた。
「…早く言うんだ」
「…うっ……あっ……」
ハッサムの鎌の恐怖に負けて、まさおが昔受けた傷を叫ぼうとした時、
一匹のムウマージが、ハッサムを強力な光で吹き飛ばした。
「…何やってんだよおまえらは」
事情を知らないノゾミが乱入した。
928 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 22:44:54.85 ID:6LlQpQ1gO
支援
929 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 22:49:02.96 ID:BbPDUinBO
次スレ立てる時は前スレの説明付けて立ててくれw
既にサトシが蚊帳の外だなw
932 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 23:41:52.71 ID:AHk9iLl60
更新まだー?
933 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/03(土) 23:47:07.37 ID:6+/ikeq30
あとちょいで1000だな
934 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:03:47.72 ID:eq51Q/y40
昨日見るの忘れたんだが、まだ落ちてなくてよかったぜ
935 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:08:43.06 ID:0vyOJYY7i
裂蹴支援弾
カスミがコサブロウにまさおを始末する機械を与えたってことは
カスミはおもいっきりコサブロウに肩入れしてるじゃないか!
てか、どんな機械を与えたのか書いてくれないと忌みが分からないよ!
937 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:18:03.27 ID:uhu8BaaV0
ノゾミいいところでwww
シエンタウン
938 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:29:43.30 ID:AKeSMMh/0
すげええええええええええ
続きが気になるうううううううううううううううう
***
ピッピッピッピッ……
薬品の匂いが漂うロケット団の医療室で、
まさおの体に取り付けられた医療機器の電子音が、規則正しく鳴っている。
まさおは人工呼吸器を取り付けられ、医療室のベッドで寝ている。
折れた肋骨の一部が臓器に刺さっていたため、さっきまで緊急に手術を受けていたところだ。
時折、体の痛みなのか、心の痛みなのか…、まさおは苦悶の表情を浮かべていた。
「…で、あなたはまさおに勝ったけど、ノゾミにはボコボコにされちゃったわけ?」
まさおが眠る医療室前の休憩室のテーブルに、カスミ、コサブロウ、ノゾミの3人が座っていた。
「この女が我らの決闘を邪魔したのです!」
「決闘に見えなかったぞ?アンタ変態だから、まさおに変なことしようとしてたんじゃないかと…」
「私にそんな趣味は無い!!」
「言い訳は別にいいわ……」
カスミがひと睨みするだけでコサブロウは黙った。
「すぐにまさおに止めを刺さず、遊んでたわけね…。それで、のこのこやってきたノゾミに負けたと……」
「…も……申し訳…ございません……」
「…まぁいいや。ノゾミに責任とってもらうわ」
「……!?なんで私が!」
「アンタの部下に、まさおとコサブロウをあげるって言ってんのよ」
「カスミ様!?」
コサブロウが不服とばかりに身を乗り出すと、カスミはコサブロウの頭にコーヒーカップを投げつけた。
ガシャン…!!
コサブロウの頭の上で割れたカップの破片が、床にパラパラと落ちる。
「いい…?あなたたちは今日からノゾミの部下。ノゾミの言うことには必ず従うこと…。
分からないなら今すぐ死んで…ウザいから」
「わ……分かりました」
「コサブロウ、もう下がりなさい」
コサブロウは頭を深く垂れて、頭から流れる血をハンカチで押さえながら、カスミの前から早急に姿を消した。
「ノゾミ、アンタはまさおが回復したら、2人をうまく使って
ギンガ団の幹部の首を持ってきなさい」
「…分かってる」
ノゾミはコーヒーを口にした。
「それにしても…全く呆れるほど悪趣味だな。同士討ちさせて、一方だけを使うなんて」
「めんどくさいのよあいつらは!…今度はもっとまともな奴を連れてくるわ。
コサブロウは、もういらない」
カスミはコーヒーを飲み干した。
「そうそう…まさおもあげるわ。アンタ男いないんでしょ?アイツ、命令すればいつでも…」
「興味ない…」
ノゾミは席を立った。
941 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:41:11.76 ID:gW5VpLyFO
しえん
942 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:42:55.49 ID:wIPtEjxc0
おもしれえええwwww
支援www
943 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:49:34.92 ID:MMIXIqBZO
しえん!
944 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 00:50:21.28 ID:H1p+rPQOi
しっえっんっ
945 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 01:17:34.04 ID:9TxoWtGr0
追いついたー
ところでハッサムには大きな鎌は…おっと支援支援
946 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 01:47:49.89 ID:WhjRYgiPO
おやすみホシュ
947 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 01:56:49.78 ID:cXgnyjnOO
ふむーっ…
おやしみしえん…
次スレよろ
949 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 02:59:14.67 ID:RYNDUYs9O
3時・・・だと・・・?
読み始めたのは
1時だったのにorz
>>936 カスミは、コサブロウとまさおの両方に相手を殺すように命じた。
コサブロウはそれを分かってて敢えて『まさおを始末する機会』と解釈してるだけであって、カスミ自身はどちらか一方に肩入れしてるわけではない。
954 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 06:08:05.63 ID:D8f21m6u0
>>950 たぶん
>>936は「機械を与えた」って書いてあったらからカスミが機械(道具)を与えたって勘違いしたんだと思うよ。
でもそれは機械ではなく機会の間違いでしたってことじゃん?
登場人物に入ってるキャラは全員出てくるのかな
バロシとか今のところは影も形も無いけど
956 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 08:16:31.10 ID:I3m+Yz1wO
追いついた…だと
957 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 08:18:56.88 ID:O5pkje56O
おはよう
今日模試だが休み時間にチェックするぜ
959 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 09:52:11.09 ID:cIb8ZOX4O
これが1000ならカスミが最後、ギラティナと融合して新世界の女神として世界革新の時を迎える
カスミからの着信があり、サトシは嬉しそうに携帯を開いた。
嬉しそうな笑い声が飛び交ったのち、サトシは携帯を閉じる。
(カスミが、明後日の昼には帰ってくる…。)
今日は、カスミが友人に会いにシンオウに向かってから、3日目の夜を迎えていた。
カスミは当初、シンオウに1週間の滞在予定だったので、少し早い帰宅となる。
***
シンジとサトシは、シロナの友人のメリッサと、少し話をしていた。
「あーんなに小さかったボーヤ達が、こんなハンサムなボーイになるなんて、ワタシびっくり目からハートのウロコデスネー!」
「…はは…相変わらずですね、メリッサさん」
サトシは相変わらずのメリッサに笑っていた。
メリッサは、シンオウにあるヨスガシティの現役ジムリーダーである。
彼女が得意とするポケモンは、ゴーストタイプである。
かつてサトシとシンジも、メリッサのジムには苦戦を強いられた経験がある。
ジムリーダーだけではなく、トップコーディネーターとしても有名な彼女だが、
外国の出身のせいもあるのか…?片言でおかしな話し方をする。
「サトシ君、シンジ君、また君たちと戦いたいデース。特にシンジ君、わたしアナタに今度挑戦しにキマース!
アーユーオーライ?」
「……分かりました」
シンジは苦笑いしていた。
「じゃあシロナ、楽しい時間をアリガトウ。
また今度会うときまで元気でいるのデース。約束破ったら指切りゲンガーハリーセンデース……」
「ありがとうメリッサ!また来てね!」
(…また来るのか)
シンジは深くため息をついた。
続きktkr
962 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 10:18:30.95 ID:HEaQuyBOO
ゆびきりゲンガーわろたw
963 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 10:28:18.44 ID:owhj1OdJ0
指きりゲンガーハリーセンwwww
964 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 10:33:07.50 ID:Cilw5AswO
指切りゲンガーハリーセンとはうまく言ったものだなwww
「メリッサさん…賑やかだったな」
「いつもあんな感じだ…」
「私、メリッサが来ると元気になれるわ〜」
シロナ自身もマイペースなのか、メリッサのおかしなテンションに全く動じない。
シンジはシロナにお休みを言い、サトシと2人で部屋を出た。
「サトシ…、ラーメン屋で起きた事は、シロナに言うなよ」
「ああ…」
サトシ達もそれぞれ寝室に戻る。
が、その時…
「あっ……!そうだ」
「なっ…なんだよシンジ。びっくりさせんなよ」
「おまえのペルシアンに、明日、俺の愛車を治して貰おう」
シンジの愛車は結局、致命的な損傷が見つかったため、
うちでは治せないと、修理工場で匙を投げられてしまっていた。
「あの愛車は、シロナとの思い出がたくさん詰まってるんだよ!!
新しい車を買うのは嫌なんだ!」
サトシは、普段はクールなのにシロナの事になるとガキみたいに慌てるシンジを見ると
笑ってはいけないのに…どうしても笑ってしまう。
「……たぶん、治せると思う」
サトシは、昔旅していた頃の、ロケット団の作ったメカの数々を思い出すと
ペルシアンにとって、車の修理など朝飯前なのではないかと思った。
(俺も、携帯やポケッチが壊れたら、ペルシアンに修理してもらお)
サトシは少し考え事をした後、ぐっすりと深い眠りに入った。
便利屋のペルシアンwww
ペルシアンになったから手先器用に使えなくね?w
968 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 11:46:29.57 ID:cIb8ZOX4O
ペルシアンの特技は現状回復だろ?それを使えば万事オケーイ
カスミがシンオウに来てから4日目の朝…。
「私ったらおてんば人魚ぉぉ!!明日帰るのにお土産ひとつも買ってないぃ!!
早くサトシにお土産たくさん買わなきゃ〜!!!!」
「カスミ様!車のご用意ができました!」
「早く車を出して!!」
カスミは、荷物持ちの団員4人を引き連れて、朝からショッピングにでかけてしまった。
***
《父さん…やめて…やだ……》
「……やめ…ろ」
《誰か……助けて》
昔の記憶が頭の中をかき乱し、まさおを苦しめ続けていたが、
それも段々と薄れてゆき、まさおは現実に引き戻されてゆく。
「……ん…」
「気付いたか?」
まさおの側にいたのは、ノゾミで会った。
ちょうど、まさおの様子を見に来ていたところであった。
「…俺…は」
「随分うなされていたな…。仕事の話をしても、理解できるか?」
まさおはその言葉を聞いて、少し笑った。
「…まず仕事の話っすか?…少しは俺のこと…心配して欲しいなぁ…」
「誰がおまえの心配なんかするか…。迷惑かけやがって…」
ノゾミは舌打ちした。
医療室のドアの前には、コサブロウが大人しく待機していた。
ノゾミの命令で、まさおと直接顔を合わせることは、しばらく禁止されている。
「おまえの処分が決まった。これからおまえは私の部下だ。…コサブロウもな」
「……部下?」
「カスミの命令だ。…私の指示を聞かないと、おまえらは処理される」
「…アンタが新しい上司か、世話んなるぜ……ノゾミさま…」
まさおは特に驚くこともなかった。
「任務が滞るから、早く回復しろよ」
「……は〜い」
まさおは気の抜けた返事をした。
「…でも俺、アイツと仕事するのは…嫌っすよ」
「…コサブロウも同じことを言っているが、それは認められない。
こちらもギンガ団にかなりやられている…。
今は猫の手も借りたい所なんだ」
「俺、猫っすか?」
「そうだ」
ノゾミはそう言うと、さっさと医療室を出ていく。
3人が仕事を再開したのは、それから1週間以上後のことである。
970 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 13:27:34.42 ID:z+GzQKpzO
これがリアルタイムかw
紫煙
おてんば人魚ぉぉ!
白いクスリの影響かと思ったwww支援
972 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 13:54:52.74 ID:owhj1OdJ0
ヤリマン人魚
おてんばって歳でもないだろうにw
974 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 14:07:42.63 ID:3LaBKc2Wi
ノゾミとまさおの展開に期待!!
975 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 14:27:40.29 ID:3VCPvOR3O
ほっしゅ
976 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 14:41:14.74 ID:NPiiOiBFO
追い付いた
スレタイからは
想像がつなかい内容だなw
977 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 14:45:42.60 ID:Cilw5AswO
978 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 14:59:53.81 ID:vwvREAttO
猫の手でもかりたい
ニャースの手ですね
うめ
980 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 15:52:17.35 ID:H1p+rPQOi
シエンタ
?
982 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 15:59:58.79 ID:oRmYCF5q0
こっちはもううめちゃおうぜ
983 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:01:58.19 ID:kBwdkhPQ0
うむ
984 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:07:08.93 ID:uszQW189O
うめうめ
985 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:10:01.41 ID:oRmYCF5q0
そういえばポケモンで埋める技ってないよな
穴は掘っても埋めはしないのか?
986 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:11:00.12 ID:JNBsKzo9O
そういわれてみれば確かに
ume
掘ることで埋めるんだよきっと
しいて言えば、あなをほるかすなかけだろうか
990 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:32:06.06 ID:BZ/a3jr5O
1000ならかすみはもとの優しいかすみになる
991 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:35:30.49 ID:O5pkje56O
1000なら書籍化
992 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:47:59.10 ID:SueWdhvqO
書籍化書籍化って……モバゲーの民でも紛れてんのか?
993 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:48:01.44 ID:ieLTl8gO0
992なら全員1から読み直し
1000なら人類滅亡
995 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:55:44.19 ID:drNRW22GO
1000でタケシ復活
996 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:56:25.74 ID:SIBFiVG8O
1000ならみんな童貞
あぶねw
998 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/10/04(日) 16:57:12.24 ID:+QaK7OlmO
1000なら全員が不幸で終わるBADEND
1000なら俺はイケメン
1000
1001 :
1001:
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ま、これをVIPタスが落とすのは無理やね(^_^;)