1 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:
魔王「勇者を全力で保護しろ!」
側近「何言ってんですか?」
魔王「言葉通りの意味だが」
側近「あの、あなた魔王様ですよね。偽物じゃありませんよね」
魔王「私はバレない嘘しかつかん」
側近「……まいったな、魔王様がバサークになっているとは」
魔王「私は正気だ」
2 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:24:15.75 ID:CkR/WSaK0
うわ、立ちやがった。
まあ折角だし、少しやるか
3 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:25:27.02 ID:EorVo8Ce0
頑張れええええええええええええええええええええええええええええ
4 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:25:34.58 ID:rTh4fhIqO
バサークwwwwwwwwwwww
5 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:25:59.09 ID:CkR/WSaK0
側近「良いですか魔王様、何度も言いましたように、あなたは魔物の王です。そして、魔王が君臨する限り勇者はその前に立ちふさがるのです」
魔王「知っておるわそんなこと」
側近「だったらなぜ自らに仇なす勇者を保護するなどと」
魔王「理由、聞きたい?」
側近「真っ当な理由でない限り、勇者を保護することなど考えられませんので」
6 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:26:18.08 ID:1fszoCUb0
7 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:28:30.57 ID:CkR/WSaK0
魔王「……あのさ、私は魔王だが、俗に言う中ボスだろう? 魔界に居を構える大魔王の手先的な」
側近「そうですね。ぶっちゃけた話、ラスボスへの繋ぎみたいなもんです」
魔王「本当にぶっちゃけやがるな……。まあいいか。で、大魔王にこの前言われたんだけど」
側近「はい」
大魔王『勇者と戦うの面倒だから、頑張って魔王が倒して。倒してくれたら、お嫁さんになってあげるから』
魔王「だそうだ」
側近「凄いじゃないですか! 大魔王様と夫婦の関係になれたら、それこそ真の魔王と呼べますよ!」
魔王「寝言は寝て言え」
8 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:33:16.10 ID:CkR/WSaK0
魔王「お前、見たことあるだろ? 大魔王を」
側近「素敵な方だと思いますよ? 強いし、何より美しい」
魔王「見てくれは良いかもしれないけどな……。性格がな……」
側近「性格?」
魔王「私は大魔王の幼馴染なんだ。最悪なことに。幼い頃は、奴のわがままにどれほど振り回されたことか」
側近「大変だったんですね。しかしうらやましい……。幼馴染と言えば、いろいろ嬉し恥ずかしハプニングに見舞われているのでは?」
魔王「そうだな、ハプニングには見舞われていたな。……上級火炎呪文の実験台にされたり、上級転移呪文で人間界に飛ばされたり、上級変化呪文で女の姿にさせられたり……ああ、まだあるんだった……」ブツブツブツブツ
側近「……トラウマ?」
9 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:34:34.23 ID:rTh4fhIqO
いいぞもっとやれ
大魔王萌え
10 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 19:53:40.66 ID:CkR/WSaK0
魔王「というわけで、私はあんな悪の化身と結婚するわけにはいかないんだ」
側近「まあ実際悪の化身な訳ですが」
魔王「だから、勇者を保護しよう。私の幸せで明るい未来のために」
側近「勇者が生きている限り明るい未来は訪れないような……」
魔王「馬鹿、勇者の仲間になれば良いんだよ!」
側近「あなた本当に魔王ですか?」
11 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:02:21.12 ID:ipFe4/PbO
これは支援せざるを得ない
12 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:08:37.87 ID:CkR/WSaK0
魔王「だって、この座についたのも魔界を出て大魔王の魔の手から逃れるためだし」
側近「どこまで苦手なんですか……」
魔王「苦手とかそういうレベルじゃないな」
側近「……まあ、私は魔王様の部下ですからね……。命令には従いますよ」
魔王「そうしてくれると助かる」
側近「それで、とりあえずどうしますか?」
魔王「勇者がどこにいるか探さなくてはな」
13 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:13:23.63 ID:rTh4fhIqO
ツンデレ幼なじみ
ハァハァ(*´Д`)
14 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:15:38.66 ID:6QnELKaqO
これは支援せざるを得ない。
15 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:25:17.70 ID:bYgIwD4SO
魔王「しかしお前もなかなかいい男じゃないか」
側近「うほっ……やめてください」
魔王「冗談とかそういうレベルじゃないな」
側近「……まあ、私は魔王様の部下ですからね……。命令には従いますよ」
魔王「そうしてくれると助かる」
側近「それで、とりあえずどうしますか?」
魔王「ケツをこちらにむけろ」
16 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:28:02.40 ID:bYgIwD4SO
魔王「う〜ん…あまり興奮しんな」
側近「シチェーションとかですか…」
魔王「俺は軍隊モノが好きなんだ」
側近「……まあ、私は魔王様の部下ですからね……。命令には従いますよ」
魔王「そうしてくれると助かる」
側近「それで、とりあえずどうしますか?」
魔王「裸になって迷彩ペイントだ」
17 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:29:40.06 ID:rTh4fhIqO
荒らすな
側近「どうやらはじまりの城を出た直後のようですね」
魔王「だな。……ん? 勇者ってもっとごついんじゃないのか」
側近「はぁ。……あの勇者は女ですからね」
魔王「へぇ……。女!?」
側近「何を驚いているんですか。男だろうと女だろうと勇者は勇者でしょう」
魔王「そ、そういうものなのか……?」
側近「そういうものですよ。……それでは、周辺地域の魔物になるべく勇者とエンカウントしないよう伝えておきますので」
魔王「おおー。頼んだぞ」
魔王「……あー、眠い」
側近「色々仕事はありますけど?」
魔王「いやさ、思うんだよ。魔王って勇者が来るまで魔王城にいるだろ」
側近「ええ、まあ」
魔王「絶対身体がなまるだろ?」
側近「ええ、おそらくは」
魔王「だから、ここで一つ私も運動してくるべきではないかと思ってな」
側近「何するんですか?」
魔王「勇者のパーティーに参加」
側近「却下」
魔王「(´・ω・`)」
20 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 20:49:10.62 ID:IAU+7xzv0
支援
魔王(ふふふ、今は皆の寝静まった夜中……。城を抜け出す絶好のチャンスktkr!)
側近「……」
魔王(よし、転移呪文の詠唱を……)
側近「……」
魔王(……何故だ? これは、結界? 呪文を唱えられない……)
側近「詠唱妨害呪文ですよ、魔王様」
魔王「側近!」
側近「さぁ、早く戻りましょうね」
魔王「……くそぅ」
魔王「だが、私には崇高な使命がある。勇者を守らねば」
側近「どんどん趣旨がずれてますよ」
魔王「うるさい! 私は何が何でも大魔王と結婚する運命から逃れなければならんのだ!」
側近「……」
魔王「大体、お前も私の言うことなら聞くと言っていただろう」
側近「まあ、そうですけどね」
魔王「……何か言いたいことでもあるのか?」
側近「私、魔王様の部下ですけど実際は大魔王様の直属なんです」
魔王「ふ〜ん……。…………え」
側近「大魔王様から、魔王様の行動を逐一報告するようにと」
魔王「ちょ、おま、それは、やばいwww死亡フラグビンビンwwwうはっwwwおkwwww」
23 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:18:52.07 ID:CkR/WSaK0
魔王「ふう、取り乱してしまった」
側近「すいません、だましていたようで」
魔王「いや、もう過ぎてしまったことは仕方がない。今、奴が来るまでにどれだけ残りの人生を楽しむかが問題だ」
側近「それは大げさなのでは」
魔王「いや、誇張ではない」
大魔王「さすが魔王、私のことよくわかってる」
魔王「それほどでもないがな……」
側近「大魔王様!」
魔王「くぁwせdrftgyふじこlp」
大魔王「なに、私に会えて嬉しいの? うふふ」
魔王「……さようなら私の平穏」
24 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:20:10.12 ID:ib5ysj520
寝返る魔王SSとか何番煎じだよ
いいぞもっとやれ
25 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:23:56.89 ID:rTh4fhIqO
誰か大魔王の絵を描いていただけないか
さて。
ネタが切れたでござるの巻。
いやぁ、七年ぶりにプレイしたSFC版DQ3で、女賢者と二人旅プレイクリア記念になんかファンタジー物書きたいなと思い立ったんだけどな。
ucomだからさ、立つとは思ってなかったんだよね。
……どうしたものか。
支援してくれた人たちには感謝してる。嬉しかった。
27 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:42:21.58 ID:CkR/WSaK0
さて、即席で続き書いた
魔王「で、何の用だ」
大魔王「魔王の頑張ってる姿見ようと思ってね」
魔王「魔界は放っておいて良いのか? 大臣がお前の座を狙っていると聞いたが」
大魔王「ああ、そんな話もあったわね。大丈夫よ」
魔王「な、何が? 早く帰った方が良いんじゃないのか?」
大魔王「疑わしきは罰せよ。魔界の掟、知ってるでしょ?」
魔王「……」
大魔王「とりあえず僻地に左遷しておいたわ」
魔王「……鬼だ……」
28 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:54:14.89 ID:2VkxxkG/O
魔王「黒い風が泣いている…」
29 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 21:58:20.48 ID:CkR/WSaK0
ジャキ乙
30 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:36:09.06 ID:LE3trPRXO
ほちゅ
31 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:44:21.75 ID:6QnELKaqO
>>1 ネタ切れしたら、みんなからアイデアもらえばいいじゃないか!
32 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:45:43.75 ID:rTh4fhIqO
大魔王に遠回しツンデレを発揮させればいいと思います
33 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:48:30.90 ID:CkR/WSaK0
>>31 それだ
みんな、オラにネタを分けてくれ!
というわけで、みんなで好き勝手妄想したらいいと思うよ。
特に大魔王を気に入ってくれているID:rTh4fhIqO
34 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:50:06.37 ID:rTh4fhIqO
はっきり言おう。
俺はツンデレフェチだ
35 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 22:54:31.65 ID:CkR/WSaK0
言葉の端々でわかるわww
……つーかねみぃ。今日は早起きしたからなぁ……。
ま、なんかネタ練っとくよ
36 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 23:08:23.76 ID:6QnELKaqO
>>1 乙。今はネタ思い付かないが、名称とか展開とか安価でやるのもいいんじゃねーかと思う。
37 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 23:13:15.20 ID:rTh4fhIqO
魔王「ごめんなさい僻地は勘弁して下さいここ気に入ってるんです」
大魔王「ふふふ〜〜…どうしよっかな〜♪」
近衛(こんな楽しそうな大魔王様初めて見た……)
魔王「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
大魔王「もうやめなさい。冗談だから」
魔王「本当に?」
大魔王「だって私をお嫁さんにしてくれないと」魔王(……勘弁してくれ)
こんなのどうだろう
38 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 23:15:58.05 ID:rTh4fhIqO
しまった側近だったOTL
39 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 23:20:32.52 ID:I4O7U+jSO
頑張れ
40 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/29(月) 23:23:36.17 ID:rTh4fhIqO
魔王は得てしてかっこええから……まだ人前に姿みせたことがない設定にして勇者に一目惚れさせようかwwww
41 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 01:25:33.16 ID:2azh/guc0
魔王かわええなwww
いいぞもっとやれ
43 :
1:2009/06/30(火) 05:18:20.97 ID:39t2CYK+0
魔王「……大体、どうして私が結婚相手候補なんだ」
大魔王「え?」
魔王「魔界には私よりもいい男がいるだろう。ガーゴイルとか」
大魔王「あの若ハゲはアウト」
魔王「ケルベロスとか。三人で一人、まさかの逆ハーレムだぞ」
大魔王「おあいにく、獣は趣味じゃないわ」
魔王「バハムートは? ダンディで渋くてお前の好みだろ」
大魔王「加齢臭が……」
魔王「お前……ひどいな」
大魔王「そう? とにかく、私の結婚相手はあんたしかいないのよ」
一晩考えた結果がこれだよ!
44 :
1:2009/06/30(火) 05:41:52.16 ID:39t2CYK+0
大魔王「ま、結婚できるとしても勇者を倒さないことにはねー」
魔王(そうか、やはりコイツも多少は勇者を恐れているのか……)
大魔王「……なに見とれてるの?」
魔王(やはり、勇者を保護する必要性がありそうだな……)
大魔王「魔王〜? ねぇねぇ、魔王〜?」
魔王(……今頃ははじまりの洞窟にいるくらいか……。よし、賢者として奴らのパーティーに紛れこむ……)
大魔王「キスしちゃおっかなぁ……?」
魔王「大魔王、(私はしばし城を離れるので)好きにしてくれて構わないぞ」
大魔王「ほんと? やっと私を受け入れる気になったのね!」
魔王「は!? ちょ、まて、飛びかかってくるな! おい、やめろぉぉぉぉぉぉ!」
45 :
1:2009/06/30(火) 05:47:27.87 ID:39t2CYK+0
魔王「……ひどい目に……あった……」
側近「魔王様。一日でずいぶんと……細くなられましたね」
魔王「は、は、ははははは……三時間耐久ディープキス……だと……?」
側近(なんか怖っ!)
大魔王「おっはよー♪」
魔王「ヒィッ!」タタタタタッ!
側近「あ、魔王様!? ……大魔王様、いったい何を……。三時間耐久ディープキスとか、何とか」
大魔王「ああ、あれね……。混乱呪文と幻惑呪文を同時に掛けたんだけど……そんな夢見てたんだ。ふふっ」
側近(やっぱこの人大魔王だわ)
46 :
1:2009/06/30(火) 05:57:09.04 ID:39t2CYK+0
魔王「ふぅ……。徒歩で魔王城から逃げてきたが……追っ手は来ないようだな」
魔王「……これからどうしよう」
バシュン!
〜魔王城〜
側近「うーん、魔王様いませんね」
大魔王「……そう」
側近「やっぱり逃げちゃったんでしょうかね」
大魔王「……ちょっとやり過ぎたかな……。久しぶりに魔王に会えたから嬉しくて。……からかいすぎたのかも」
側近(この人、こんなしおらしい表情するんだ)
47 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 07:35:18.68 ID:w4s31mg7O
全部使うのはそれはそれでダメな気もする
48 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 16:30:48.55 ID:w4s31mg7O
大魔王からツンが消えてる……OTL
あ、俺ツンデレフェチね
49 :
1:2009/06/30(火) 17:34:22.58 ID:39t2CYK+0
安易にデレ分を出してはいけないことがよくわかった。
……さてどうするか。
とりあえず現在出てきている登場人物の立ち位置でも纏めるか
魔王
・ヘタレ?
・大魔王が苦手
・でも好かれている
・実際どうなのかはこれからの話の流れで見えてくるはず
・男
大魔王
・魔王の嫁(自称)
・魔王の幼馴染で、魔界を統べる者。
・おそらく劇中最強。
・ツンデレ……なのか?
・女
側近
・魔王の部下だが大魔王直属。要はスパイみたいな。
・大魔王と魔王の観察が趣味。
・性別はまだ決まっていない。どちらにでも転べると思う。
・それなりに有能。
50 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 17:37:42.72 ID:w4s31mg7O
おい勇者わすれんなよ
51 :
1:2009/06/30(火) 17:42:41.16 ID:39t2CYK+0
カオスに生きる
魔王「……自由って良いなぁ〜」
近衛「……」
魔王「いやぁ〜、外の空気は実に美味い」
近衛「……」
魔王「最高だねぇ」
近衛「……」
魔王「うぅん、良い感じ……なんだが……おーい、近衛」
近衛「はっ」
魔王「何でお前がついてきているんだ……」
近衛「私の使命は魔王様のお側であなた様をお守りすること。騎士の誓いを行なった時から、その使命は変わりません」
魔王「あー、そうっすか……」
近衛「私のことは、空気と思っていただいて構いません」
魔王「……ま、善処するけど」
近衛「はっ」
魔王「って無理に決まってるだろ! 全身真っ黒な甲冑着た奴が常に背後についてるとか、気にしない方が難しいわ!」
近衛「……しかし、この鎧は魔王様への誓いの証……」
魔王「知ってる、知ってるけど……」
近衛「……わかりました。私はこれより、一層気配を消すようつとめます」
魔王「なんか、何か違くないか……」
52 :
1:2009/06/30(火) 17:44:04.50 ID:39t2CYK+0
>>50 勇者まだ出てないしなぁ。
女ってことしか出してないから、この後は自由に妄想できんだろ?
53 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 18:14:17.71 ID:w4s31mg7O
冥王・邪王・覇王・天王・闇王……といった厨二名キャラをだすのはいかがだろうか
54 :
1:2009/06/30(火) 18:15:29.35 ID:39t2CYK+0
近衛「魔王様」
魔王「ん〜?」
近衛「そろそろ日も落ちます。一度魔王城に戻られては?」
魔王「お前……、魔王城から逃げてきたのにどうしてまた戻る必要が」
近衛「……いえ、魔王様がもしかするとお腹を空かせているのではないかと思いまして」
魔王「いや、私は大丈夫だが」
近衛「そうですか……」
魔王「もしかして……お前が腹を空かせているんじゃないだろうな」
近衛「なっ! そ、そんなことはございません!」
グゥゥゥ
魔王「……」
近衛「あ……」
魔王「……やれやれ。帰るか」
近衛「……申し訳ございません」
近衛はクールな子が良いな!
55 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 18:17:11.57 ID:w4s31mg7O
えっと……俺が間違えたから混乱してるのかも知れないけど側近≠近衛でおk?
56 :
1:2009/06/30(火) 18:17:50.48 ID:39t2CYK+0
>>53 収拾つかねぇw
魔王たちにとっての大元の世界は魔界で、そこからいくつもの世界に通じると考えればやれないことはないが。
そこまでやる根気はないなぁw
魔王、側近、大魔王、勇者、近衛を絡ませれば良いんでね?
57 :
1:2009/06/30(火) 18:22:21.40 ID:39t2CYK+0
58 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 18:25:46.51 ID:w4s31mg7O
そうすると…………
側近と近衛の絡みが欲しいな。
この二人異性にしようぜ
59 :
1:2009/06/30(火) 18:29:45.29 ID:39t2CYK+0
>>58 絡みは欲しいが、
自分の立場(魔王を守る)があるのに、魔王に恋しちゃってる近衛が書きたかったりする。
身分違いの恋ww燃えるwww
だめですかね
60 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 18:31:32.63 ID:w4s31mg7O
それなら側近・魔王・近衛で独立して三角関係作ろうぜw
あと魔王・大魔王・勇者でも
61 :
みさくら語マスター ◆sqmbWwTVwg :2009/06/30(火) 18:32:34.23 ID:No6Lvvjd0
>>1のぉおおちゅきにやっていぃぃぃっよぉおお゙よお゛お゛お゛ぉ
62 :
1:2009/06/30(火) 18:54:34.13 ID:39t2CYK+0
じゃあ好きにやる!
近衛→魔王←大魔王 側近(傍観)
勇者↑
これだ!
63 :
1:2009/06/30(火) 20:07:27.11 ID:39t2CYK+0
魔王「……あー、そういえば」
近衛「どうしましたか?」
魔王「……私はお前の素顔を見たことがないと思ってな」
近衛「……素顔、ですか」
魔王「いつもゴツイ兜を被っているからな。見せろ」
近衛「そ、それは……いくら魔王様のご命令でも……」
魔王「まあ、そんなにケチケチするな。別に取って食う訳じゃない」
近衛「で、ですが……その……」
魔王「なんだ? なにか外せない大事な理由でもあるのか?」
近衛「そ、その……私……は、田舎者ですから……あまり顔は見せたくないんです」
魔王「……なんだ……そんなことか……」
近衛「そ、そんなこととは何ですかっ」
魔王「別に、田舎者だからってなぁ……気にすることないと思うぞ。側近に至っては魔界の端の端の端にある村出身だしな。かくいう私も同じようなもんだ」
近衛「そ、そうなんですか……」
魔王「そんな小さな事、気にするだけ無駄ってことだ」
近衛「わかり、ました……。素顔を見せるのは……魔王様が初めてですが……」
魔王「ああ、安心しろ」
スチャッ
近衛「そ、その……どう、でしょうか……」
魔王「……」
近衛「……魔王様?」
魔王「お前……女だったのか……?」
近衛「っ! 魔王様……魔王様の、馬鹿ぁ!」
魔王「ぐはあっ!?」
近衛「さ、さ、先にお城に帰らせていただきますっ!」
魔王「……私が何をしたと言うんだ……?」
大魔王「自業自得ね」
魔王「ぎゃああ! ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!」
64 :
1:2009/06/30(火) 20:45:33.73 ID:39t2CYK+0
大魔王「あ」
魔王「ん? どーした。食事中に立つなよ」
大魔王「悪いけど、魔界に戻るわね」
魔王「……何故だ?」
大魔王「なんでも人間が魔界に迷い込んだらしくて。部下が処遇を尋ねてきてるのよ」
魔王「……元の世界に送り返せばいいだろう」
大魔王「それが一番早いんだけどね……って、あれ? もしかして、魔王は私に魔界に戻って欲しくないのかしら?」
魔王「そんなわけあるか。寝言は寝て言え」
大魔王「じゃあなによ」
魔王「……私一人で、この量の夕飯を食べろと? 自分が作った分は責任もって食べろ」
大魔王「えー。折角魔王のためにこれだけ作ったのに」
魔王「……イモリの丸焼きを料理というのか? ついでに言うと、三百匹丸焼きって一体何を考えているんだ?」
大魔王「……精力つくわよ?」
魔王「いらんわ!」
65 :
1:2009/06/30(火) 22:11:46.13 ID:39t2CYK+0
魔王「ふぅ、ようやっと帰りおったか」
側近「大魔王様、次にこっちにいらっしゃるのはいつでしょうかね」
魔王「さあな。どうせ近いうちに来るだろ」
側近「ところがそうでもないんですよ」
魔王「?」
側近「大魔王様は大魔王だけあって雑務に追われていましてね。……昨日、今日とこちらに来られたのは百年に一度二度あるかないかというくらい纏まった休みなんです」
魔王「……」
側近「私は大魔王様の直属なので何度かお話を伺ったのですが……、大魔王様、魔王様にお会いできるのを本当に楽しみにしてらっしゃいましたよ」
魔王「……そうか」
側近「ええ」
魔王「……だからどうした……と、いいたいが……」
側近「ええ」
魔王「……はぁ。また今度はこっちから顔見せに行ってやるか……な」
側近「大魔王様も喜ばれると思いますよ」
魔王「……別に……」
側近「素直じゃないですね」
魔王「寝言は寝て言え」
近衛(……魔王様には大魔王様がおられる……しかし、私は……)
眠い、寝る!
ていうか明日から期末考査! 死んだ!
支援
>>1 おやすみ
だが1のテストなんてどうでもいいから早く続きをかきたまえ
68 :
ツン(ry:2009/06/30(火) 22:24:04.53 ID:w4s31mg7O
俺もテストなんだこれが
69 :
1:2009/06/30(火) 22:26:47.24 ID:39t2CYK+0
>>67 お前は俺を殺す気か
明日から来週の火曜までみっちりだぜ
期末だから専門科目もたくさんだ
ベルヌーイの定理とかトリチェリの定理とか、めんどい。
魔王「……」
近衛「……」
魔王「……」
近衛「……」
魔王「…………なあ」
近衛「はっ、なんでしょうか」
魔王「今二人きりだろ?」
近衛「え……あ、はい」
魔王「……黙ってないで、何かしゃべったらどうだ?」
近衛「……お言葉ですが、私はあくまで近衛騎士。魔王様をお守りすることを第一に考えておりますので」
魔王「……とはいっても、敵なんかいないだろう」
近衛「それは、確かにそうですが……いえ、勇者がおります」
魔王「……何年先の話になるんだ……」
近衛「転ばぬ先の杖と言います。準備を怠ってはなりません」
魔王「真面目だな、近衛」
近衛「ありがたきお言葉……」
魔王「嫌味なんだけどな」
近衛「それでも、魔王様から賜ったお言葉には違いありませんから……」
あれ、近衛ヒロインじゃね?
70 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 22:27:58.76 ID:w4s31mg7O
むしろギャルゲ
71 :
1:2009/06/30(火) 22:42:28.77 ID:39t2CYK+0
>>70 まあいいんじゃね?
華やかな方が書いてておもしろいし
73 :
1:2009/06/30(火) 22:45:05.93 ID:39t2CYK+0
支援ありがと、励みになる!
けど、今日はこれでとりあえず終わり!
勉強してくるノシ
74 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 23:04:00.90 ID:Z8AN3c0xO
今北
つーか>1って工学系か?
ベルヌーイとかトリチェリとか俺も今やってるんだけどwww
76 :
1:2009/06/30(火) 23:22:42.23 ID:39t2CYK+0
原動機の教科書片手にレス返し
>>68 今更ながら一緒に頑張ろうぜ
>>74 ありがとう、俺もお前に惚れそうだ。
>>75 工学系だよー。流体とか材料力学とか、かな。
物作るのが好きなんだよ。それはSSも同じだから、こんな風に書いてんだと思う。
77 :
1:2009/06/30(火) 23:29:04.04 ID:39t2CYK+0
魔王「暇だな」
側近「そうですか」
魔王「何かおもしろいことはないか?」
側近「……まずは目の前にある仕事をすべて片付けてからそう言う台詞を吐いてください」
魔王「……理屈ではわかってる。けど、だが、しかしな……これはいくら何でも無理だろ」
側近「何がですか」
魔王「見ろこの数を! 私のデスクに積まれている案件の数々を!」
側近「……魔王ですしね、仕方ないでしょう」
魔王「……ああああああああ! 面倒だ……」
側近「大魔王様はその十倍以上の仕事を一日でこなされるんですよ? 見習ってはいかがです?」
魔王「ふん、あいつのことだ……、上級火炎呪文で燃やし尽くしているに違いない」
側近「魔王様じゃあるまいし……」
魔王「失礼だなお前」
側近「ありがたきお言葉」
魔王「嫌味なんだが……って、どこをどう聞いたら褒め言葉に聞こえるんだ!?」
側近「からかっているだけですよ」
魔王「最近、真の敵はお前なんじゃないかと思うようになってきたよ」
これで本当に今日は終わる!
78 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/06/30(火) 23:31:03.00 ID:w4s31mg7O
乙
まぁベルヌーイから流体力学でもやってんのかとオモタ
閉管、開管の流れとかな。
法学部だが哲学と工学、生物学の講義はおもろかったな。
女の子見に行ってたついでだったが
わかった
もっと書け・・・・いや書いてください
81 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/01(水) 00:10:23.90 ID:L1uqqOEjO
>>1 勉強もSSもがんばれ。
無理はすんな。
付き合ってくれ。
>1
留年も悪く無いぞ。
そんな訳だから、はよ書け、なwwwwww
83 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/01(水) 01:54:19.73 ID:sYqU4Uso0
>>1 明日…モトイ今日からか
がんばれ。良い結果が出ることを祈ってるよ
俺は昨日までテストだった
単位が来るといいけど
84 :
1:2009/07/01(水) 15:44:46.83 ID:KKDOoW6a0
テスト死んだ。でも火曜まであるorz
魔王「いい加減魔王らしいことをしなければな」
側近「はい?」
近衛「……」
魔王「ふははははははははははは!」
近衛「っ!?」
側近「いきなり大声あげて笑い出して……気でも触れました?」
魔王「馬鹿もの! 魔王といったらこの笑い声だろう!」
側近「……そうですか?」
近衛「……魔王様がそう仰るのなら、それが正しいのでしょう」
魔王「ふん、だろう。つまり私は来るべき時――勇者と相対する時のために今から笑い声の練習をするのだ。つきあえ側近」
側近「はぁ……いいですけど」
魔王「では――ふはははは! よく来たな勇者よ!」
側近「……」
魔王「ふん、まだ年端もいかぬガキが世界を救う勇者とはな……。まあいい、ここに来たからには覚悟してもらおうか!」
側近「……」
魔王「さぁ、死合おうぞ! ……って側近!」
側近「はい、なんですか」
魔王「やる気あるのかお前」
側近「……え? いや……まぁ」
魔王「あー、もうわかったよ、やる気ないんだな! くそっ! 私は部屋で寛いでくるから! 邪魔するなよ!」
側近「はい」
近衛「あっ……」
側近(いけないいけない……最近魔王様をいじくるのが趣味と化しつつある……)
近衛(私じゃ力不足なんですか……魔王様……)
投稿スピードはとんでもなく遅くなるけど許して
85 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/01(水) 15:45:35.23 ID:VEe/7A1GO
構わんよ
86 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/01(水) 16:26:32.72 ID:+CrTYwg7O
保守
87 :
1:2009/07/01(水) 17:23:19.22 ID:KKDOoW6a0
側近「魔王様は本気で部屋に閉じこもったようですね」
近衛「……はい」
側近「やれやれ……。仕方ない、料理は後で運んでおきますか……」
近衛「あ、その、側近さん……」
側近「ん? どうしました」
近衛「そ、その、魔王様のお食事を……その」
側近「……」
近衛「私がはこ……ああ……その……なんでも、ありません……」
側近「ふふ、わかってます、安心してください近衛さん」
近衛「え?」
側近「あなたには後ほど、魔王様のお部屋に食事を持っていてもらいますから」
近衛「あ、え、その……うぅ」
側近「そうですねー、何なら媚薬でも仕込んでおきますか?」
近衛「え、そ、それは出来ませんっ! そんな、薬の力ではなにも……」
側近「冗談ですよ」
近衛「……うぅ」
88 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/01(水) 17:26:26.39 ID:VEe/7A1GO
側近→近衛って設定にはしないの?
面白くなりそうだが
89 :
1:2009/07/01(水) 17:27:13.05 ID:KKDOoW6a0
側近は場を掻き乱すだけ掻き乱して退散するキャラが良いです
90 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/01(水) 17:39:15.87 ID:VEe/7A1GO
魔王「で、勇者を保護する目処はまだたたんのか」
91 :
1:2009/07/01(水) 18:05:27.94 ID:KKDOoW6a0
側近「すいません、見失ってしまったようでして」
魔王「お前……それは私に死ねと言っているのか」
側近「いえ、別に」
92 :
1:2009/07/01(水) 21:53:51.01 ID:KKDOoW6a0
魔王「……そういえば、勇者はどうなっている?」
側近「具体的な数値で言えば、今レベル15と言ったところでしょうか。ちょうど、大盗賊を倒しに向かっていますね」
魔王「……具体的すぎてわからん」
側近「そろそろ冒険も軌道に乗ってくる頃です。そして同時に、慢心が油断を生み全滅する可能性が一番高い時期でもあります」
魔王「……つまり、そろそろ保護の準備をしておくべきと言うことか?」
側近「そうですね。それがよろしいかと」
魔王「なるほどな。……よし、では明日、勇者を魔王城に招き入れる。準備を頼むぞ」
側近「了解しました」
近衛「……あの、側近さん」
側近「はい、どうしました?」
近衛「勇者は、女性だと聞いたのですが……」
側近「そうですね、女性です。……人間から見ると、美人に位置すると思いますよ」
近衛「……それ、フォローになってません……」
側近「ま、私たち高位種族の魔物は美的感覚も姿形も人間そっくりですしね」
近衛「……負けられない」
側近「頑張ってくださいね、ふふ」
93 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 00:09:34.41 ID:azaOuSTWO
保守
おはようほしゅ
95 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 10:00:19.56 ID:ix8OjJT0O
ほしょ
こんちわほしゅ
97 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 15:11:15.63 ID:W18GuQ5+O
+は24時間経たないとオチないからほしゅばっかしてんじゃなくて魔王がどうやって勇者を保護するかアイデアくらいだしやがれ
>>97 まずお前が(ry
実は女勇者は激強くて次の日には魔王の城に来ちゃうとかどうよ。
99 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 15:14:57.86 ID:UiErNMG/O
>>98レベル15って書いてある……
ドラクエ1でもこれでは無理
>>99 たまねぎ戦士の逆ステで序盤急激に強くなるとか・・・だめかw
101 :
1:2009/07/02(木) 15:46:25.22 ID:Q4ajXxtz0
勇者「はあぁっ!」
勇者の こうげき!
魔物に 27のダメージ!
魔物「キィィー!」
魔物の こうげき!
勇者に 14のダメージ!
魔王「……おい側近」
側近「はい」
魔王「勇者が一人旅なんて初耳だぞ」
側近「言ってませんでしたからね」
魔王「しかもちょっとまずくないか」
側近「……んー、下手したら死にますね」
魔王「……私は今から術式を練ってくる」
側近「本格的に保護に乗り出すと?」
魔王「上級転移呪文を応用すれば、奴をこちらへ転移させることなど造作もない」
側近「連れてきて……それでどうなさるおつもりで?」
魔王「……まずは鍛練を積ませる」
側近「なるほど」
魔王「そして十分なレベルに達した時は、奴を盾に大魔王と話をつける!」
側近「なるほど、ま、いいんじゃないでしょうか」
魔王「だろう? よし、術式を練る。お前は部屋を出て行ってくれ」
側近「わかりました」
側近「……本当に上手く行くと思ってるんですかね、魔王様は……」
103 :
1:2009/07/02(木) 16:01:36.30 ID:Q4ajXxtz0
勇者「く、体力が……」
勇者は 薬草をつかった!
勇者の体力が32かいふく!
魔物「キシャァァァー!」
勇者「っ、く!」
魔物の こうげき!
つうこんのいちげき!
勇者は83のダメージをうけた!
勇者「っ……こんな、ところで……っ」
魔王『あ〜、あ〜、マイクテストマイクテスト』
勇者「……いけない、幻聴が……」
魔王『おい、勇者』
勇者「……く、何だ、お前は……っ! 私は今、忙しいんだ……! 幻聴なら、とっととなくなれ!」
魔王『ったく、一人旅なんて無茶してるからそうなるんだアホウ』
勇者「うるさいっ! 何なんだお前は……ッ!」
魔王『私は魔王、この世を統べる王だ』
勇者「な……っ!? 魔王、だって……?」
魔王『慈悲深い私がお前にチャンスをやろうと思ってな。というか、ここで死なれるとかなわん』
勇者「何を、訳のわからないことを……」
魔王『しばし待て。現われる魔方陣がお前を救ってくれる』
勇者「く、何を言い出すかと思ったら……」
魔王『上級転移呪文α!』
ブウォォォン
魔王『さぁ、現われた魔方陣に乗れ』
勇者「敵であるお前の空音に乗せられるとでも?」
魔王『良いから乗れってんだこの馬鹿』
勇者「ふん、お断り――」
魔王『魔方陣拡大』
ブウオォォォォォン
勇者「なっ……!?」
魔王『これで完璧。転移開始!』
104 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 16:04:33.56 ID:UiErNMG/O
こwwwwれwwwwwはwwwwww
一目惚れ一目惚れこいこい
105 :
1:2009/07/02(木) 16:15:40.22 ID:Q4ajXxtz0
勇者「こ、こは……?」
魔王「ようこそ勇者様」
勇者「……お前、は?」
魔王「魔王」
勇者「っ! なるほど、ここは魔王城ってわけか……好都合だ! ここで貴様を倒す!」
魔王「……落ち着け」
勇者「ふん、魔王のくせに何を怖じ気づいている! さぁこい!」
魔王「……レベル17、性格一匹狼、装備品がはがねのつるぎ、皮の盾、旅人の服……。これで私に挑むのは少々無茶があると思うんだが」
勇者「う、うるさい! 仕方ないだろう……、母親が病気で寝たきりという30過ぎのおじさんに有り金を全部あげたんだから!」
魔王「それはあからさまに詐欺だな」
勇者「く、やはり……そうだったのか……」
魔王「……まあ、落ち込むな」
勇者「……魔王に慰められるとは勇者の名折れ……くそぅ」
魔王「さて、勇者……。お前に話しておきたいことがある。聞いてくれるな」
勇者「……何だ」
魔王「と、思ったが門前で立ち話も何だ。魔王の間までご招待しよう」
106 :
1:2009/07/02(木) 16:27:27.18 ID:Q4ajXxtz0
魔物1「あれが勇者か……」
魔物2「黒髪長髪……いいな……」
魔物3「あー、俺あの勇者になら斬られてもいい」
魔物2「てかむしろ会心の一撃くださいって感じだな」
魔物1&3「それだ!」
勇者(何がそれだ、だ! 全部聞こえているわ!)
魔王「面白い奴らだろう?」
勇者「……私が今まで見てきた魔物は……ここにいる魔物とは全く違うな」
魔王「まあなぁ。人間の住処近くに放たれてる魔物はみんな下位種族だからな。下位種族は皆獣のような姿形を取る」
勇者「じゃあ、貴様らは」
魔王「私たちは高位種族。知性を持ち、人と同じような姿を取る」
勇者「……私がお母様から聞いた『魔王は毛むくじゃらの加齢臭がきついペドフィリア』という話は嘘だったのか……」
魔王「ペドフィリア……人間どもめ、勝手な想像を……」
勇者「……よくわからんが、まあいい……。ところでいつになったら魔王の間とやらにつくんだ」
魔王「あと五分くらいか?」
勇者「……長いな」
魔王「そうでもないだろう」
魔物4「……あれが勇者か」
魔物5「魔王様は勇者なんか引き連れてどうなさるおつもりだ?」
魔物6「ばっか、隷属させるに決まってんだろ」
魔物4「だよなぁ」
魔物5「プライドを汚される誇り高き女騎士ハァハァ」
魔物4&6「あれは勇者だ」
勇者「……っ」
魔王「お〜い、勇者、何立ちどまってるんだ」
勇者「……なんでも、ない……」
魔王「何でもなくは見えないけどな。体震えてるし」
勇者「な、なんでもないっ!」
魔王「……わけわからん」
勇者(く、やはり魔王は魔王ということか……! 私は、どうなるんだ……?)
107 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 16:29:32.00 ID:Q4ajXxtz0
勇者は一匹狼だけど実は寂しがり屋でクールな女の子が良いです!
なぜなら俺が好きだから
108 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 16:30:54.80 ID:UiErNMG/O
ツインテー……いや勇者には合わない
>>107 魔王の元を離れる時潤んだ目で見ちゃうんですね、わかります。
110 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 16:46:09.08 ID:UiErNMG/O
111 :
1:2009/07/02(木) 16:46:43.59 ID:Q4ajXxtz0
例によってテスト期間中なのでまたも離脱
ヒロイン候補が三人(大魔王・近衛・勇者)と賑やかになって参りました
――――
魔王「ここが魔王の間だ。入れ」
勇者「わかって、いる……」
魔王「……勇者」
勇者「な、なんだ……っ」
魔王「もしかして、さっきの魔物たちの会話を真に受けていたりはしないよな」
勇者「ば、馬鹿なことを……。魔物を恐れて、勇者になどなれるか」
魔王「……それは随分と頼もしいな。まー、取って食う訳じゃないから安心しろ」
勇者「信用は出来ん……。人畜無害そうな顔をしつつも貴様は魔王だ。人間の敵だ」
魔王「やれやれ。随分と嫌われてるもんだ……。私はバレない嘘しかつかないんだ、安心しろ」
勇者「あ、安心できるか!」
側近「おや、魔王様……女性を連れてお帰りですか。大魔王様がお怒りになられますよ」
魔王「コイツは勇者だと知っているだろうこの馬鹿、そして大魔王には頼むから言わないでくれ」
側近「まあいいでしょう。……さて、勇者さんですね」
勇者「……」
側近「随分と警戒心を露わにされてますが。魔王様何かしました?」
魔王「何もしていない、が……、一人旅なわけで心細いんじゃないか?」
勇者「そ、そんな事はないぞっ!」
魔王「バレバレの嘘をつくな」
112 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 16:49:36.27 ID:UiErNMG/O
さて、ツンデレ率増加傾向を見せております。あとは…………
委員長ポジション、か?
114 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/02(木) 19:12:49.25 ID:Th5+2qcjO
それだ!
保守なんだぜ
116 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 12:23:43.32 ID:An/B4SAcO
保守ついでに側近があまりに無敵超人なので弄ってみた
側近『仕事も終わったし部屋に帰るか』
ガッチャ(ドア開ける)
パタン(ドア閉める)
側近『…なんでアイツがいるんだよ』
?『側近ちゃーん!いきなりドア閉めるのは失礼だよ〜!』
側近『なんでお前が俺の部屋…魔王城にいるんだ…女幼なじみ!』
幼なじみ『五年ぶりなのに怒鳴らないでよー。…私も側近になったんだよ!』
側近『はッ?』
幼なじみ『これでまた一緒だね!』
側近『ちょ、魔王様!どゆことですか!!』
魔王『仕事量多いしお前も大変そうだし気を使ったんだよ』
側近『なら仕事を計画的にしてください!』
幼なじみ『側近ちゃん!私何をしたらいいかな!?』
側近『お前は少し黙ってろ。』
頬を引っ張る
幼なじみ『い、いひゃいよ〜!』
近衛『…うらやましい』
駄文失礼しました
117 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 12:33:23.42 ID:fZ6JKZ4xO
これは……
よし早急に側近の幼なじみの呼び名を決めよう
118 :
塩:2009/07/03(金) 14:37:26.50 ID:An/B4SAcO
側近の幼なじみを書いた者ですが色々考えて幼なじみのイメージは犬のように側近に懐いてるイメージなので
『犬娘』でどうでしょうか?(外見も犬っぽい魔物)
ご迷惑でなければ1さんがテストでお忙しそうなのでたまに側近サイドの話しを書かせてもらっても大丈夫でしょうか?
119 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 14:44:37.85 ID:fZ6JKZ4xO
犬耳……
ktkr
120 :
1:2009/07/03(金) 15:09:33.50 ID:PzJ8ZpS00
>>118 おお〜。いいですねいいですね。
是非ともお願いします。
犬娘に対する時だけ口調が変わる側近萌え
設定を反映するとこうなる↓
魔王「なんだ、折角の計らいが気に入らないとな」
側近「気に入らないですね」
犬娘「え〜、ひどいよ側近」
側近「お前は昔からいつも俺の邪魔ばかりしてきただろうに」
犬娘「そ、そんなことないよ! 私が呪文詠唱に失敗して側近が倒れた時は、ちゃんと看病したし!」
側近「それは当たり前だ! というか、詠唱失敗はマジで勘弁してくれ」
犬娘「都会に出てきてひとりぼっちの側近が、寂しいかなーって思ってたのに……」
側近「お生憎、別に寂しくなんてない」
魔王「……側近お前、それが素の口調か」
側近「あ、はい。そうです。……やっぱり昔なじみと話すのはあまり気が進みません」
魔王「ま、そんなこと考えてられなくなるさ」
側近「?」
魔王「一人で寂しい側近のために犬娘はお前の家に置くことになっている」
側近「……は? ……え、え?」
犬娘「今日からよろしくね、側近!」
側近「……地獄だ」
まあこれはパラレルってことでもいいし正史でも良いです
121 :
1:2009/07/03(金) 15:11:16.53 ID:PzJ8ZpS00
よく見たら側近ではなく側近ちゃんと呼んでいたぜ
122 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 15:11:18.57 ID:fZ6JKZ4xO
魔王の腹いせですかそうですか
123 :
塩:2009/07/03(金) 15:17:22.16 ID:An/B4SAcO
側近『…わかった。とりあえずお前が側近になったのは理解した。だが何故俺の部屋にいる』
犬娘『側近ちゃんのニオイを追ってたら着いたよ』
側近『…ニオイですか…そうですか…』
犬娘『うん!私、五年たってても忘れなかったんだよ!』
側近『そ、そうか(軽くひくな…)』
犬娘『………』
フリフリフリ
側近『…何故しっぽをふる』
ピコピコ
側近『…何故、耳を動かす』
犬娘『…褒めてくれないの?』
側近『…はッ』
シュン
魔物1『耳を垂らしちゃったよ…側近さんヒデーな』
魔物2『普通、五年も覚えてないのに…』
魔物3『鬼だな』
側近『…こいつらぁ』
魔王『男らしく褒めてやったらどうだ!』
側近『……(後で大魔王様に、あること無いこと言ってやる)』
側近『…あ〜なんだ、覚えててくれて…あ、ありがとな…』
ナデナデ
犬娘『うん!』
フリフリフリ!
ピコピコピコ!
近衛『……(私も魔王様に……)』
124 :
1:2009/07/03(金) 17:46:22.68 ID:PzJ8ZpS00
魔王「さて、と。いい加減本題に入るとするか」
勇者「……」
魔王「お前を我が城に招いた理由はな……もっと強くなってもらうためだ」
勇者「……は?」
魔王「今のお前は弱い。非常に弱い。一人旅をしているために頼れる仲間もなく、常に死と隣り合わせの旅をしていると言っても過言ではない」
勇者「う……、それはそうだが……だが、私はこれまでやってこれた。問題など――」
魔王「あるんだよ……。かなり大きな問題が」
勇者「……なんだそれは」
魔王「お前には私の切り札となってもらわねばならない」
勇者「切り札、だと?」
魔王「……私を超える力の持ち主に対抗しうるための切り札だ」
勇者「何……?」
魔王「感覚でわかると思うが私は強い。だが、私の数百、数千倍の力を持つ物がいる。奴の名は大魔王」
勇者「だい、まおう……? 初耳だが……」
魔王「当たり前だ。全ては私を倒した後にわかることだからな」
勇者「……いいのか、それで」
魔王「……私にも事情があるからな」
125 :
塩:2009/07/03(金) 18:33:25.56 ID:An/B4SAcO
犬娘『側近ちゃん!あの可愛いい娘ダレ?』
側近『ああ、勇者だよ。1人で打倒魔王!とか言って頑張ってる健気な娘だ』
犬娘『ほへー、大変だね〜。…でも何で勇者さんが魔王城にいるの?魔王様ピンチだよ!』
側近『いやレベルが違い過ぎるから…。色々あって保護対象になり勇者を鍛える事になった』
犬娘『色々?』
側近『そ、色々』
犬娘『わかった。これが大人の自重だね!』
側近『…事情な』
側近『とりあえずお前は資料まとめでもしてろ』
犬娘『側近ちゃんは?』
側近『トイレ行ってから魔王様のトコに戻る。』
犬娘『じゃあ私も行く!』
側近『ついてくんな!…ほれ、この骨をよく見ろ』
犬娘『!』
側近『ほ〜れ、とってこーい!』
犬娘『わんわん!』
側近『…疲れる』
126 :
1:2009/07/03(金) 18:33:40.04 ID:PzJ8ZpS00
勇者「……話はわかったが、その大魔王……は、貴様の上司みたいな物ではないのか」
魔王「……まあ、そうだな」
勇者「いいのか、それで。……私としてはこの世界に光を取り戻せればそれで良いが」
魔王「なら問題はない。私にこの世界をどうこうしようという気は全くない」
勇者「なに? では、魔物に襲われて殺された人々のことはどう説明する」
魔王「私の責任ではない。下位種族が勝手にやったことだ」
勇者「なっ――! ふ、ふざけるな!」
魔王「騒ぐな。どうせ魔物がいなくとも人なんて死んでいく」
勇者「貴様ァ……!」
魔王「私がこの地に君臨してから、人間同士の争いはなくなった――聞いたことはないか?」
勇者「それとこれとは話が――」
魔王「私がいるから人間どもは同じ種族同士で殺し合いをせずに済むんだよ。違うか」
勇者「……く」
魔王「魔物が襲って殺した人間の数は人間同士が争っていた頃の五分の一にも満たない。……人間にとって共通の敵がいた方が都合が良いって事だ」
勇者「……」
魔王「言い返せないだろう? 話が逸れたが――私は件の大魔王の魔の手から逃れるため、この地に降り立った」
勇者「……?」
魔王「詳しく説明するのは面倒なので省くが、とにかく大魔王をどうにかしなければこの世界に光はない」
勇者「それで、私を……?」
魔王「そうだ。……魔王は倒されたという噂を流布しても良いんだがな」
127 :
1:2009/07/03(金) 18:46:38.96 ID:PzJ8ZpS00
魔王「さて、協力してくれるな。私には大魔王との交渉材料が欲しい」
勇者「それが私……」
魔王「そしてお前のメリットは、この世界を救った勇者になれることだ」
勇者「……だが、しかし……」
魔王「魔物の言うことを聞くなんて、と思っている?」
勇者「……そうだ。私は王の命を受け旅をしている。誇り高き勇者の血を受け継いだ私が、魔王の言いなりになるというのは」
魔王「なら……これで良いか」
勇者「?」
魔王は勇者の目の前に跪いた!
勇者「!? なにを――」
魔王「これは命令などではない。私の願いだ。頼む、ここで修行を積み、大魔王に匹敵する力をつけてくれ」
勇者「な、え、魔王が、え? あれ、何で私は……え?」
魔王「……いやマジで私の幸せな未来の危機が迫ってるから手伝って欲しいんだが」
勇者「う、まあ、そこまで頼むならやぶさかではない……が」
魔王「ありがたい。どういうわけか……大魔王には勇者の血筋を引く者しかダメージを与えられないのでな」
勇者「そうなのか」
魔王「ああ。……これから私がお前を徹底的に鍛え上げる。良いな、勇者」
勇者「……ああ。強くなるのに、こしたことはない」
128 :
1:2009/07/03(金) 18:48:38.43 ID:PzJ8ZpS00
魔王「話は決まった。近衛、側近!」
近衛「はっ」
側近「いやぁ、まさか勇者の前に跪くとは」
魔王「これも全ては私の明るい未来のため。下らないプライドなど捨てているわ」
側近「なるほど。それで、勇者さんをどうすると」
魔王「近衛、今日からお前には勇者を徹底的に鍛え上げてもらう」
近衛「……はっ」
魔王「厳しい修行になるとは思うが、頼むぞ勇者」
勇者「ふ、任せておけ」
魔王「……そうだ、お前にこれを渡しておこう」
魔王は勇者に『魔王のマント』を手渡した!
近衛(な、なっ――!? 魔王様の、ま、マント!)
魔王「それは全属性耐性が90%上昇する装備品だ。私のレアドロップアイテムだがくれてやろう」
勇者「……なるほどな、だが私はマントは好かんのだが……」
近衛(勇者……あなたは私を怒らせた)
魔王「なら、これでっ、と」
魔王の呪文で『魔王のマント』は『魔王のマフラー』になった!
魔王「巻いてやる。首を出せ」
勇者「べ、別にいらんっ! これくらい自分で出来る!」
魔王「そうか? なら別に良いが」
近衛(……勇者、うらやましい……)
側近「それで、私は何を?」
魔王「勇者の部屋を手配してくれ」
側近「わかりました」
魔王「よし、これで我が計画の第1段階は終わった。『勇者保護計画』……順調な滑り出しじゃないか」
129 :
1:2009/07/03(金) 18:51:01.33 ID:PzJ8ZpS00
てなわけで勇者保護計画はスタートです。
よく考えると保護じゃねえんじゃないかという突っ込みは無しで。
……実は行き当たりばったりだからな……
こっから直前の3レスは展開が非常に早かったり台詞回しがおかしかったりするかもしれないけれど、各自脳内補完をお願いしたい
130 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 18:54:00.60 ID:Kye/aIGT0
ここが噂のホモスレか・・・。
131 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 19:13:38.91 ID:fZ6JKZ4xO
いやいや異性ですから
132 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/03(金) 19:22:32.95 ID:An/B4SAcO
犬娘『う〜骨が見つからないよ…』
?『これかいお嬢さん』
犬娘『見つけないと側近ちゃんに怒られちゃうよ〜』
?『あの、お嬢さん…』
犬娘『ふえ〜』
?『もしもーし!!』
犬娘『!ど、どなたまですか!?』
?『親切にも貴女がお捜しの骨を見つけたダンスキャロットですよ。気軽に兄貴と呼んでくれ!』
犬娘『これはこれはご丁寧に説明口調でありがとうございます』
兄貴『で、骨を返すのはいいんですが1つ条件が』
犬娘『なんですか?』
兄貴『貴女、魔王城から来ましたね?』
犬娘『はい。今日から側近になりました』
兄貴『俺を魔王城に連れて行ってくれないか』
犬娘『いいですよ(1さんから許可がでれば)』
犬娘『でも私、骨も見つかったから夕飯の買い物もしたいんですけど』
兄貴『なら案内しよう。良い商店街を知ってる』
犬娘『ありがとうございます〜)
1さんアリでしょうか?
133 :
塩:2009/07/03(金) 20:17:12.12 ID:An/B4SAcO
すみませんミスりました
『どなたですか』です
134 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/04(土) 21:53:05.83 ID:Bvr8C7wgO
ほ
『どなたなンだーッ!』
続きはまだか
137 :
1:2009/07/05(日) 17:22:51.68 ID:92bNmMpS0
>>132 兄貴ww良いと思いますw
……ネットをテスト終了まで自粛しようと思ったけれど無理だったでござるの巻
今日は少し投下してそこで消える
近衛「それでは……。お相手いたします」
勇者「ああ。手加減はいらないぞ」
近衛「……お言葉に甘えましょう」
勇者「さぁ、来いッ!」
勇者は身構えた!
だが、それを上回る早さで近衛が突撃する!
勇者「な――?」
近衛「私は本気で、あなたを殺しにかかるつもりですので……覚悟してくださいね」
近衛の攻撃! 近衛の太刀が勇者の首を狩らんと迫り来る!
勇者「な、レベル的にこれは無理……っ!」
近衛「本気で来いと仰ったのはあなたですし……。逃げようとしても、逃げられませんのでそのつもりで」
勇者「そ、そんな無茶苦茶な!」
近衛「ちゃんと生き返らせますから。それでは……行きますよ……っ!」
勇者「ま、まて、話せばわかる――!」
近衛の最強剣技! 勇者は力尽きた!
勇者「……」
近衛「……やりすぎましたか」
側近(女の嫉妬って怖いな……)
138 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/05(日) 17:26:42.87 ID:wGxxa4m2O
駄目だわ一旦誰か整理してくれ
頭の中がカオス
139 :
1:2009/07/05(日) 17:32:51.04 ID:92bNmMpS0
・魔王サイド
魔王(大魔王の魔の手から逃げるべく勇者を保護)
側近(魔王弄りが趣味。犬娘の幼馴染)
近衛(近衛隊長。魔王に恋慕の情を抱く)
犬娘(魔王に取り立てられた。側近の幼馴染)
勇者(魔王によって保護。近衛から一方的に敵視される)
兄貴(犬娘の知り合い)
・魔界
大魔王(自称魔王の嫁)
こんなところか
140 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/05(日) 17:34:13.63 ID:wGxxa4m2O
あはははははははははは
これは成功するわww
141 :
塩:2009/07/05(日) 21:45:00.08 ID:MC/MH10hO
犬娘『すみません。買い物に付き合って貰っちゃって』
兄貴『いいんですよ!女性には優しく敬語で男には厳しくタメ語でが俺のモットーなので』
犬娘『時間も遅くなっちゃったのでそろそろ行きましょうか』
兄貴『なら少し待ってください』
スー(息を吸い込む)
ブゥオゥ〜!!(ホラ貝を吹く音)
遠くの山から巨大なドラゴンがやって来た
犬娘『ひゃ〜!デッカいですねー!』
兄貴『俺の弟分のスカイドラゴンです。まだ言葉は喋れませんが理解はできます。こいつに魔王城まで運んでもらいます』
犬娘『そうなんですか。よろしいお願いします!スーさん!』
兄貴『…スーさん?』
犬娘『はい。スカイドラゴンだからスーさんです!』
スカイドラゴンは嬉しそうに飛び跳ねる
兄貴『ちょ、おま、嬉しいのは解るがそんなに動くな!』
〜お説教タイム〜
兄貴『…さて、そろそろホントに行きますか』
犬娘『はい。お願いします、スーさん』
スーさん『キュー』
スーさんは2人を乗せて飛び立った
犬娘『質問なんですけど、兄貴さんはなんで魔王城に行きたいのですか?』
兄貴『そうですね…俺には会いたい人と叶えたい野望があります』
犬娘『会いたい人と野望ですか…?』
兄貴『ええ。その為に俺は1年間、血反吐を吐くほどレベル上げをしました』
犬娘『良かったら教えてくれませんか?兄貴さん』
兄貴『女性に聞かれたなら言うしかありませんねぇ。…会いたい奴は魔王城の近衛。野望は魔王の暗殺です』
犬娘『…へ?』
兄貴『そして俺は近衛と結婚します!』
犬娘(どどどーしよー!側近ちゃーん!!凄い事になっちゃったよ〜!)
142 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/05(日) 21:53:00.92 ID:wGxxa4m2O
釣りバカktkr
143 :
塩:2009/07/06(月) 08:27:34.13 ID:zCmJB5LPO
犬娘『え、えーと。兄貴さんは近衛さんの事が好きなんですか?』
兄貴『オフコース!むしろ愛してます!1万2千年ほど前から』
犬娘『い、1万2千年!?』
兄貴『いや、今のは比喩的表現です。しかし彼女の事を考えると…こう…たまりません…』
犬娘『でも何で好きになったんですか?』
兄貴『それを話すには出会った頃を話さなければなりませんね』
兄貴『あれは1年前…俺は魔王に喧嘩を売りに行ったんですよ。そこで彼女と出会い、乙女座の俺にはセンチメンタリズムを感じずにはいられなかった…』
〜1年前〜
IN魔王城入口
兄貴『ここが魔王城…魔王を倒せば俺が魔王の座に…!』
近衛『止まれ』
兄貴『門番か…だが今の俺は完璧なまでに主人公だ!負ける要素が見当たらねえ!』
近衛『ここは通さない!』
兄貴『フッ…俺のダンスを見て冷静でいられるかァァ!』
〜5分後〜
兄貴はフルボッコされた!
兄貴『嘘だドンドコドーン!』
近衛『動きが遅いです。レベルの差がありすぎます』
兄貴『俺が遅い?俺がスローリー?…冗談じゃねェェェ!』
兄貴の攻撃、近衛にダメージは無いが兜が外れた
近衛『きゃッ!』
兄貴はまじまじと近衛の素顔を見いてる
兄貴『惚れた!』
近衛『…え?』
兄貴『結婚しよう!今すぐ!』
近衛『え、えと…わ、私は自分より弱い男はイヤです!』
兄貴『(イヤ…イヤ…イヤ…イヤ…弱いからイヤ…)はぁぁぁぁん!強くなってやるぅぅ!誰よりもォォ!』
〜回想終了〜
兄貴『こんなトコですね』
犬娘『感動しました!』
支援させてもらうぜ
グラハムw
146 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/06(月) 13:39:53.15 ID:XdeThf8vO
ここは勇者に救って頂かないと
147 :
1:2009/07/06(月) 19:35:39.78 ID:qUJlSSSK0
近衛「迷える御霊よ、元の器に戻り来たれ」
近衛の蘇生呪文! なんと勇者は生き返った!
勇者「……ふーっ……死ぬかと思ったぞこの鎧女――!」
近衛「油断大敵です」
近衛の最強剣技! 勇者は死んでしまった!
近衛「迷える御霊よ以下略」
勇者「……はっ! こ、この性悪女……!」
近衛「さあ、まだまだ行きますよ。幸い、回避スキルは磨き上げられているようですしね」
勇者「誰かさんのおかげでな」
近衛「……では」
近衛の最強剣技! 勇者はひらりと躱した!
勇者「は、はは……やったぞ! 動きを読めば貴様の剣技など怖くは――」
近衛「残念……それはおとりです」
勇者「へ?」
近衛の中級氷雪呪文! 勇者は身動きがとれない!
勇者「な、え、足が、凍って……」
近衛「良いですか、一度攻撃を避けたからと言って、油断してはなりません。勉強になりましたね」
勇者「ちょ、ちょっと待て……、おい、鎧女……」
近衛「マントの恨み……!」
勇者「な、何言って……」
近衛の最強剣技! 勇者は死んでしまった!
側近(……まあ、確かに勇者のレベルは上がっているが……。いいのか、あれで)
148 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/06(月) 19:42:27.46 ID:XdeThf8vO
死ぬかと思ったって……死んでるしw
149 :
1:2009/07/06(月) 19:46:50.26 ID:qUJlSSSK0
勇者「……ぜぇーっ……ぜぇーっ……」
魔王「ん、偉く疲れ気味だな」
勇者「あ、あの鎧女……。何か私に恨みでもあるのか……? 殺されては生き返りの繰り返しで、身体が上手く動かん」
魔王「んー……近衛は仕事に熱心だけど、加減を知らんからなあ」
勇者「いや、あれはどう考えても仕事云々ではないと思うぞ……」
魔王「どういうことだ?」
勇者「鈍感だな……貴様……」
魔王「?」
勇者「……このマフラーだが……とりあえず、お前に返したい」
魔王「どうしてだ? 耐性ついてて良いと思うんだが」
勇者「全てはこれが元凶のような気がしてならないんだよ……」
魔王「考え過ぎじゃないか?」
勇者「ぜ、絶対にそれはない」
魔王「そこまで言うなら……まあ」
勇者「すまんな……。これで、明日からはまともに訓練を」
【翌日】
近衛「あら、マフラーは外されたんですか」
勇者「ふん……あんなもの、魔王に突き返してやったわ」
近衛「……それはそれは……」
勇者「……あれ? 選択、間違えたか……?」
近衛「……羨ましいこと、この上ありませんね。ふふ、ふふふふふ」
勇者「ああ、今日もまた死んでは生き返る修行が始まるのか……orz」
150 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/06(月) 19:57:01.56 ID:XdeThf8vO
側近「……ん?」
魔物「どうかなさいましたか?」
側近「………………いや、なんでもない」
側近(…………何故か急にアイツが頭をよぎったが……いや、取り越し苦労だろう)
こんなの如何?
151 :
1:2009/07/06(月) 21:20:10.97 ID:qUJlSSSK0
側近「……出来た」
魔王「ん? 何を作っているんだ側近……くさっ! こっち寄るな! くさっ!」
側近「二度も言わなくて良いじゃないですか。……私、元は研究者なので、新しい薬品を作っていたところですよ」
魔王「薬……。どんな?」
側近「舐めればレベルアップする不思議な薬です」
魔王「ほぅ、それはそれは……。私のレベルはカンストしているぞ?」
側近「別に魔王様用じゃありませんよ。勇者さんに差し上げようかと思いましてね」
魔王「へぇ、お前も案外気がきくのな」
側近「ええ、まあ。じゃ、これ……勇者さんの部屋に持って行ってください」
魔王「私が持って行くのか?」
側近「はい、そうでなくては面白くありません」
魔王「……なんか怪しいが……まあいい……。奴には頑張ってもらわねばならんし、行くとするか」
側近「お願いしますね。くれぐれも勇者さん以外の人に食べさせぬよう」
魔王「わかっている」
側近(さて……。レベルアップ兼惚れ薬を調製してみたが……吉と出るか凶と出るか)
152 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/06(月) 21:21:34.75 ID:XdeThf8vO
媚薬ktkr
記憶消えない方向が俺は欲しい
153 :
1:2009/07/06(月) 21:43:10.76 ID:qUJlSSSK0
勇者「で、これを私に?」
魔王「ああ。お前も疲れているだろうしな、この飴で元気を出してくれ」
勇者「……生憎と、私は子供じゃないんだ。飴なんて……」
魔王「……」じーっ
勇者「……う」
魔王「食べないのか? ……いいのか? 私が食べるぞ?」
勇者「か、勝手にしろ! う、羨ましくなんてないからな」
魔王「そうか。それじゃ、私が一ついただくとするかなっと」
パクッ
魔王「ん……なんか、変な味がするな……」
勇者(食べないで正解だろうか)
魔王「というか……なんだか、身体が熱いぞ……」
勇者(食べないで正解だ)
魔王「……う、クラクラする……なんで?」
勇者「知るか。というか、早く出て行け。仮にも私は女だぞ」
魔王「まぁ、待てよ勇者……。……あれ」
勇者「なんだ」
魔王「よく見るとお前……凄く……可愛いな」
勇者「!?」
魔王「……あー、何で気づかなかったんだろう……。別にお前を鍛える必要なんてなかったんだ」
勇者「おい、何を言って――」
魔王「お前を嫁に迎えれば万事解決だろう。な?」
勇者「ちょ、ちょっと待て魔王……おかしいぞ、そ、その……嫁とか、そう言うのは愛し合う二人が、だな……」
魔王「それなら問題はない。私はお前を愛している」
勇者「へ、そ、その……ふにゅぅ」
154 :
1:2009/07/06(月) 22:19:51.78 ID:qUJlSSSK0
魔王「さて、式の段取りを決めないとな」
勇者「は、話が飛躍しすぎだ馬鹿者!」
魔王「いや、めでたいことは早く決めるに限る」
勇者「何を言っている! 大体、結婚というのは愛し合う二人が……」
魔王「それはさっきも聞いたが、お前は私が嫌いなのか?」
勇者「……どうだろうな。少なくとも確信を持って好きとは言えんぞ」
魔王「……そうか」
勇者「何故そこで落ち込む」
魔王「愛した女に拒絶されるというのは、なかなかに辛い」
勇者「何を言っているんだ……馬鹿め」
魔王「だが、こうも考えられる。まだ何色にも染まっていないのならば、私の色に染め上げてしまえばよいのではないか、と」
勇者「……何の話だ?」
魔王「勇者……」
勇者「ま、待て……何故近づいてくる」
魔王「……わからないか?」
勇者「本能では理解しているが理性がそれを拒んでいるんだよ」
魔王「なら、理性なんて解き放ってしまえばいい」
勇者「そう簡単にいくものじゃない、おい、やめろ、肩に手を置くな――」
魔王「目を閉じるんだ、勇者……。怖くないから、安心して」
勇者「み、耳元で囁くな……ぁ……っ」
魔王「お前は本当に可愛い奴だ……」
勇者「や、やめろ魔王……こんなの、おかしい……から……っ」
ガチャ
近衛「勇者さん、夜遅くですが修行のお時間……で……す……?」
勇者「! 鎧女っ! 魔王、離れろ!」
魔王「っ、いきなりビンタとは、ひどいじゃないか勇者。私は折角、お前への愛を示そうと思っていたのに」
近衛「……勇者が、魔王様と……? 口づけ、接吻、愛し合う二人……?」
勇者「……言いたいことは色々あるが、全て誤解だと信じてくれないか」
近衛「勇者、どうやらあなたとは白黒はっきりつける必要があるみたいですね」
勇者「……ジーザス」
今後の展開にwktk
シュール
ふと思ったが、ソフトハウスキャラのゲームはシナリオの字数を
10倍にしたら神ゲーだと思う
158 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/06(月) 23:44:35.92 ID:zCmJB5LPO
兄貴『…はッ!俺の嫁がッ!!』
犬娘『近衛さんがどうかしたんですか!?』
兄貴『近衛の怒りを感じた…数値で表すと53万くらいだ』
犬娘『どこかの宇宙の帝王と同じくらいですね』
兄貴『こうしちゃおれん!急ぐぞ犬娘さん!』
犬娘『はい!』
スーさん『キュー(飛んでるの僕なんだけどな…)』
その頃魔王城では
側近『くくく…さて勇者さんはどうなったかな。案外、魔王様が食べてたりして』
……ちゃーん
側近『にしてもアイツ遅いな…どこまで行ったんだ』
……近ちゃーん
側近『まぁ、もうすぐ帰ってくるかな……ん?』
犬娘『側近ちゃん!どいてー!!』
兄貴『アミーゴ!』
側近『はぁぁぁぁ!?』
スーさんは魔王城に刺さった!
犬娘『いたた…』
側近『いきなり窓から帰ってくる奴があるかァァァァァ!!』
犬娘『ごめん側近ちゃん!』
側近『いいや駄目だな』
頬を引っ張る
犬娘『いひゃいよ〜』
側近『ふははは!ほーれ、ほーれ!』
兄貴『待ちな!』
側近『あ?』
兄貴『レディに対して、その非道…見過ごせんな』
側近『いや、まず誰だよ、アンタ』
犬娘『あ、その人は兄貴さんって言って私の恩人だよ!』
兄貴『はじめまして!そして男は死ね!』
側近『いきなり失礼な奴だな…』
側近『で、何か用でもあるのか?にんじん』
兄貴『ダンスキャロットを舐めんじゃねぇ!』
犬娘『えと、兄貴さんは大事な用で来たんだよ!側近ちゃん!』
兄貴『そうとも!ここの近衛!彼女を嫁に貰いに来た!』
側近『…は?』
兄貴『彼女の圧倒的な美貌と力に俺は心奪われた…この気持ち…まさしく愛だ!!』
側近『…ちょっとまて。近衛は好きな人いるぞ』
兄貴『…は』
犬娘『…え』
側近『魔王様だ』
兄貴『…お、…お…』
犬娘『あ、兄貴さん?』
兄貴『オ・ノーレ!魔王ォォ!…いいだろう!愛に障害はつき物。納豆に醤油をつけるくらい至極当然な事!』
側近『いやいや、無理だろ。にんじんだぞアンタ』
兄貴『そんな道理!俺の無理でこじ開ける!!』
兄貴『今日の俺は魔王すら凌駕する存在だ!!!』
側近『(ここでコイツを通したら、せっかく作った飴が無駄になるな)そうはいかないな』
犬娘『そ、側近ちゃん!?』
兄貴『上等!ならば俺はお前を倒す!俺を俺としている全てを賭けて!』
スーさん『キュー(助けて)』
159 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/06(月) 23:46:15.11 ID:XdeThf8vO
スーさん反乱希望
160 :
塩:2009/07/07(火) 01:14:50.88 ID:BnIo+YT9O
兄貴『ん〜俺はこう思ってる。人々の出会いは先手必勝だと。どんな魅力的な女性でも出会いが遅ければ他の男と仲良くなってる可能性がある』
兄貴『なら出会った瞬間に自分が相手に興味がある事を即座に伝えた方が良い。速さは力だ!』
兄貴『そして、その最速の告白を邪魔するお前は即ち悪だァァ!』
側近『早口でよく喋る奴だ』
兄貴の攻撃。側近は耐えた。
側近『今度はこっちからいくぞ』
側近は中級火炎呪文を唱えた。兄貴に52のダメージ
兄貴『これがお前の力か…だが、まだ足りない!』
側近『なに…?』
兄貴『お前に足りないもの…それは!情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そして何よりも速さが足りない!!』
兄貴の会心の一撃!側近に168のダメージ!
側近『嘘だろ…にんじんに…』
兄貴『愛があれば可能!』
兄貴『トドメだァァ!』
兄貴の攻撃。しかし攻撃は当たらない
兄貴『これは…!?』
側近『…ジャスト1分だ。悪夢(ユメ)は見れたかよ?』
兄貴『げん…かく…だと』
側近『お前は馬鹿みたく1人で暴れてただけだ。…さて覚悟は決まったか?』
〜スーパーフルボッコタイム〜
側近『そろそろ諦めたか?』
兄貴『まだだ!意地が…意地があんだよ!男の子にはァァ!!』
兄貴は何かを取り出した
側近『それは…!』
兄貴『進化の秘宝とか言う代物だァ!レベル上げしてる時に手に入れた!』
進化の秘宝を天高く掲げた
兄貴『俺はダンスキャロットを止めるぞォォ!側近!』
眩しい光が兄貴を包み込む
側近『くッ!』
光の中から何かが出てくる
兄貴『最高にハイってやつだァァ!』
兄貴は最高レベルの吸血鬼へ進化した
スーさん『…(出番がない)』
真祖はヤバイ
ところでこのRPG風ギャルゲーはいつ出るんだ
作りたいな。グラフィッカーいたら書くが
フォちゅ
何度も言うが真祖はヤバイ
166 :
塩:2009/07/07(火) 14:46:27.12 ID:BnIo+YT9O
兄貴『最高の気分だ…例えて言うなら腹痛で限界の時にトイレを発見し全てを出した時の開放感…』
側近『汚い例えだなオイ(だが確実に強くなった…)』
側近は上級火炎呪文を唱えた
だが兄貴に効果は無い
側近『…バケモノめ…そこまでして近衛を手に入れたいのか!?』
兄貴『ああ!あの強く魔王にゾッコンな彼女が俺はお気に入りなのさ!強く人だ…惚れ甲斐がある!残りの人生を賭けるに値する程よォ!』
兄貴『そうだ!俺はついに見つけた!文化の真髄を!!』
側近『だがしかし、それでも貴様の恋は実らない!』
兄貴『んなこたぁ解ってんだよォ!この蛇野郎がァァ!』
側近『聞き捨てならないな…(俺は蛇じゃない!)』
兄貴『だったら一生抱えてろォ!受けろよ!俺の速さを!!』
兄貴の攻撃。会心の一撃!側近に致命的なダメージ
兄貴『叶わない恋かもしれない!だが俺は諦めない!運命は変えられる!』
兄貴『邪魔をするなら神であろうと蹴り飛ばす!』
側近『…く…そ、意識が…』
犬娘『側近ちゃん!』
犬娘は泣きながら側近に近づく
犬娘『兄貴さん…もう…止めてください…このままじゃ…側近ちゃんが…ぅぅ…』
兄貴『えッ…(あれ?俺悪者!?)』
側近『…(犬娘…泣いてるのか?…泣く…なよ…お前は昔から泣いて…ばかり…)』
ガキの頃の記憶。アイツは両親もいなく、何時も泣いていた。
犬娘『うぇ…ヒック…』
側近『泣くなよ!お前は俺が守ってやる!』
犬娘『…ほんと?』
側近『ああ!お前はずっと笑顔でいろ!』
ガキの頃の約束。アイツも忘れているだろう約束…それでもこれは俺の決意。
アイツは泣かせない!だから俺は生きている!だからこそ俺は強くなった…!
側近『…か…せるかよ』
犬娘『側近ちゃん!?』
側近『泣かせるかよ!!』
兄貴『あのダメージから復活しただと…』
側近『コイツの笑顔は消させねェ!俺は…俺はァァ!』
側近『コイツが…犬娘が好きなんだァァ!!』
犬娘『…側近ちゃん…』
兄貴『なるほど。熱い男…イヤ、漢だな!尊敬すらしよう!』
側近『唯一無二の力を見せてやる!』
兄貴『第2ラウンド突入かァ…いいぜェェ!これが天下無敵の力だァァァ!!』
スーさん『キュー(やっと壁から抜けた)』
167 :
1:2009/07/07(火) 17:04:43.36 ID:IBM8RewS0
そうか、一番の萌えキャラはスーさんなのか!
ギャルゲ、作ってみたいなw
168 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/07(火) 17:20:42.95 ID:rCwu4T5hO
近衛が魔王と側近の間で揺れて
側近が近衛と犬の間で揺れる展開希望
169 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/07(火) 17:25:36.16 ID:IBM8RewS0
>>168 近衛は魔王一筋、側近は犬娘一筋にきまっとろうがw
170 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/07(火) 17:26:54.70 ID:rCwu4T5hO
>>169最終的にはそれで収まっていいがアクセントが欲しい
171 :
1:2009/07/07(火) 17:32:02.45 ID:IBM8RewS0
173 :
1:2009/07/07(火) 18:32:24.55 ID:IBM8RewS0
近衛「……勇者、私はついに我慢の限界を超えました」
勇者「待て鎧女、話せばわかる!」
近衛「……問答無用で叩き斬ります!」
勇者「う、うわあああっ!?」
近衛の攻撃! 勇者はなすすべを持たない!
魔王「させるかっ!」
近衛「な――!」
魔王は勇者の前で仁王立ちしている!
近衛の攻撃! 魔王に10のダメージ!
魔王「勇者を傷つけさせはしない。さぁ、近衛……私が相手になろう!」
近衛「魔王……様……」
魔王「どうした、来ないのか?」
近衛「……そこまで。そこまで勇者のことを愛しているというのですか……?」
魔王「無論だ。それが何か?」
近衛「……いえ、ご無礼を……。失礼、します……っ」
魔王「……変な奴だな」
勇者(……鎧女……泣いていた……?)
174 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/07(火) 18:34:53.46 ID:rCwu4T5hO
>>172……いや……俺もなんでこんなこと書いたかよく分からんのだが……
兄貴関連で何か
175 :
1:2009/07/07(火) 18:57:34.55 ID:IBM8RewS0
近衛(わかってはいた……、所詮は主君と近衛騎士)
近衛(だが……、長年お仕えしているうちに私は……)
近衛(……もう、これで良いんだ。踏ん切りがついたから……)
近衛(魔王様が決めたことに、たかだか近衛騎士の私から何か言えるわけでもない)
近衛(だから……明日からは、また元の私に……)
近衛(でも……今日だけは……今日までは……泣いても、良いよね……)
…………
勇者(鎧女……やはり奴はこの男を)
魔王「さて、改めて互いの愛を確かめ合うとしようか」
勇者(……これで、いいのか? いや、まず私がよくはないのだが)
魔王「おい、勇者?」
勇者(……大体にして、何故こんな事になった? ……飴、か……。媚薬……?)
魔王「勇者……」
勇者(……まったく、媚薬の効果はどうやって解くんだったかな)
魔王「勇者、何故無視するんだ……。私は悲しいぞ」
勇者「ええい、ゴチャゴチャ五月蠅い! 黙っていろ!」
魔王「な……」シュン
勇者(……一度幻覚呪文にかかった者は味方が殴りかかることでその効果を解くことが出来ると聞く。媚薬もまたしかり、か?)
魔王「……」
勇者(一か八か、やるしかないか。私としてはこんな状況、迷惑きわまりないしな)
魔王「……勇者?」
勇者「喜べ魔王、私から熱い一撃をくれてやる」
魔王「ま、え、それは……破邪の剣……」
勇者「魔王を倒すための最強の剣……。修行の成果を見せてやる!」
176 :
塩:2009/07/07(火) 20:11:36.86 ID:BnIo+YT9O
兄貴『アアアアア!』
側近『ハァァァァァ!』
2人の激しい攻防は続く。だがこの戦いを冷めた目で、そして不満を持って見ている者がいた。
スーさん『キュー(兄貴…僕の事忘れてるよ完璧に。いつの間にか姿変わってるし…)』
スーさん『キューキュ(そもそも告白しに来て何で戦ってるのさ。…あ〜何かちょっとイラっときたかも)』
スーさんは2人をロックオンすると少し涙目で
スーさん『キュー!(兄貴のバカー!)』
スーさんは激しい突風を吹き出した!
兄貴『いきなり何だァァァ!』
側近『うぉッ!』
犬娘『側近ちゃん!』
側近は犬娘のおかげで吹き飛ばされずに助かった。兄貴は容赦なく魔王城のどこかへ吹き飛ばされた
兄貴『ファ〜ンタスティックー!』
スーさん『キュ!(少しスッキリしたら
眠くなってきた…)』
スーさんは魔王城の入口で寝てしまった。
別の部屋では
近衛『…ヒック…スン…』
…ああああ!
突如、近衛の部屋の壁が壊れる
近衛『…え?』
兄貴『いててて…ん?』
兄貴はその顔を見て本来の目的を思いだした
兄貴『こんにちは近衛さん!』
近衛『…あなたは…?』
兄貴『貴女の美貌と強さに心奪われた者です!』
すみません。勢いで書いてしまいました。駄目でしたら容赦なく言ってもらえると助かります。
177 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/07(火) 20:14:49.91 ID:rCwu4T5hO
近衛「……はい?」
兄貴「結婚前提に付き合ってください!」
的な
近衛「ごめんなさい!」
的な
179 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/07(火) 20:52:22.76 ID:A1oKq8LV0
寝て起きたら、側近がむさ苦しい男になってる・・・
性別不詳のクールに戻してくれ
180 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/07(火) 20:57:36.62 ID:rCwu4T5hO
兄貴が近衛を強引に手込めにしようとする→側近助けに→犬も加勢を申し出る→なんかカッコよく怒鳴り散らす(莫迦!貴様を俺が守らなくてどうする!的な)→近衛惚ける→近衛慌てて湧いた感情否定
この流れどうよ
181 :
1:2009/07/07(火) 21:03:19.31 ID:IBM8RewS0
俺と
>>176の話はパラレルワールドにすれば良いんだよ。
ダンスキャロットとか固有名詞出てるしね。
まあ……近衛が兄貴とか側近とくっつくことは考えてないというか俺は嫌なんだけど、わがままかね。
クールな女性の片思いほどグッとくるものはなくね? なくね?
182 :
1:2009/07/07(火) 21:11:49.47 ID:IBM8RewS0
>>175 魔王「ぬ、くうっ!」
勇者「ふん、鎧女……奴との修行でも無意味ではなかったと言うことか!」
魔王「く、これも試練か……! 愛する者と戦わねばならぬとは、なっ!」
勇者「まだ言うか、この阿呆め! 貴様の心に湧いて出ているその感情は、嘘偽りのものだ!」
魔王「何を言う! 私は心の底からお前を愛している……! 俺にはもう、お前しかいないのだ!」
勇者「ふん、そもそもにして、貴様がそんな臭い台詞を吐くこと自体がおかしいわ!」
魔王「!? ……あれ?」
勇者「ようやく我を取り戻しかけてきたか。……だが、まだここでは終わらんよ」
魔王「え? なに、なんだこの状況は?」
勇者「……魔王を倒すのが私の使命。大魔王だがなんだか知らないが……ここで貴様と私の契約は終わりにしよう」
魔王「おい、待て、何を言っているのか詳しく、三行で頼む」
勇者「勇者が魔王を倒してハッピーエンド、だ」
魔王「三行じゃないし! っていうか、うおっ、危ないッ!」
勇者「ははは、力が漲ってくるようだ……! 私は負けん!」
魔王(な、何だよこの状況! ていうか、やばくないか……? なんか力が湧かないし……くそ、どうすれば……)
勇者「さぁ、ラストバトルとしゃれ込もうじゃないか」
魔王「近衛! 近衛はいないのか!?」
勇者「……この期に及んで鎧女を呼ぶとは……。記憶を失っているのだろうが、見下げた奴だ」
魔王「近衛、いないのか!? いたら返事をしてくれ、近衛!」
183 :
塩:2009/07/07(火) 21:14:00.72 ID:BnIo+YT9O
パラレルですか。なるほど解りました。
あと安心して下さい、俺も兄貴と近衛がくっつくのは見たくありませんw
こっちの側近は犬娘の事になると暑苦しくなります。普段はクールです
苦手な方申し訳ありません。
184 :
1:2009/07/07(火) 21:24:25.50 ID:IBM8RewS0
勇者「貴様も男なら覚悟を決めろ!」
魔王「んなこと言っても、力が湧かんのだ! 近衛!」
近衛「……うぅ……ひっ……ぐすっ……まおう、さま……」
魔王「……え! …………この……ない、……か!?」
近衛「……ぇ……? 魔王様……?」
魔王「……のえ! ……そうだから……たすけ……!」
近衛「ま、魔王様…………でも、あなたは……」
魔王「だーっ! 側近は何故かいないし、近衛もいないと来た! 私がやられたら魔王族一環の終わり!」
大魔王『だから早く私と結婚していればよかったのにねぇ』
魔王「なんか変な幻聴が聞こえたが私は気にしない! くそっ! 避けるので精一杯とはこれどういう事だ!」
勇者「ふん、口ほどにもない! 修行を終えた私は強靱! 無敵! 最強!」
魔王「くそっ、本当に強い……っ! 近衛、どこだ、近衛!」
【側近のワンポイントアドバイス】
魔王様は媚薬の副作用で一時的にパワーダウンしています。
勇者のレベルはまだ20ですのであしからず。
魔王「近衛! おーーーーい!」
近衛「魔王様が……呼んでる……。けど……あの人には勇者が……」
魔王「勇者お前! ぎゃあああ!」
近衛「っ……魔王様……」
勇者「あの鎧女になかなか酷いことをしたくせに情けない奴!」
魔王「だから私が何をしたと言うんだ!」
勇者「思い出せ! 根気で!」
魔王「無茶言うな! くそっ……! このままじゃマジでやばい……! 近衛、後生だ……俺に力を貸してくれ!」
近衛「!」
魔王「勇者がここまで言うんだ、私が何か酷いことをしたのは間違いないだろう。……だがそれでも、今の私には――お前が必要なんだ!」
近衛「魔王様……っ!」
勇者「覚悟しろ!」
魔王「っ、近衛ぇぇぇぇぇ!」
近衛「魔王様……」
魔王「こ、近衛……!」
近衛「あなたに……力を!」
185 :
1:2009/07/07(火) 21:26:17.63 ID:IBM8RewS0
正直近衛に一番最後の台詞を言わせたかっただけなんだが、別に良いよね
ティファ可愛いよティファ
186 :
1:2009/07/07(火) 22:22:47.99 ID:IBM8RewS0
勇者「ふん……。立ち直ったのか鎧女」
近衛「……たとえ魔王様の心がどこにあろうとも、必要とされる限り、私はいつまでも魔王様の近衛騎士です」
勇者「いい目だ。……今の私は、昔の私とは違う……。さあ、かかってこい!」
近衛「……わかりました。全力でお相手しましょう」
【側近のワンポイントアドバイス】
何度も言うようですが、勇者のレベルは20ですのであしからず
近衛「はっ! たあっ! はああっ!」
ガキ、ガキ、ガキィン!
勇者「く、くそ、何故、だ……! やはり……強い……!」
近衛「さぁ、どうしました! あなたの力はそんなものですか!?」
勇者「ふっ……馬鹿を、言うなっ!」
近衛(っ! 格段に腕が上がっている……。それに、いつもと太刀筋が違う……。この力の源は、自信……)
勇者「行くぞ! 覚悟しておけ!」
近衛「なかなか、やるようですが……! 袈裟斬りの後は相変わらず懐が空きますね!」
勇者「! しまっ――!」
近衛「――眠りなさい」
近衛の最強剣技! 勇者は死んでしまった!
近衛「……」
魔王「近衛……」
近衛「っ……」
魔王「待て、近衛。いや、待ってくれ」
近衛「魔王様……」
魔王「言い訳にしかならないだろうが、私は今までのことについて全く記憶がない。だから、私がお前に何をしたのかはわからない」
近衛「……」
魔王「だが……一言だけ言わせてくれないか」
近衛「……」
魔王「ありがとう。お前がいなければどうなった事やら、想像もつかん」
近衛「魔王様……」
魔王「これからも、私の側に仕えていてくれるか」
近衛「……はい、喜んで」
187 :
1:2009/07/07(火) 22:31:11.17 ID:IBM8RewS0
近衛「……迷える御霊よ以下略」
なんと、勇者は生き返った!
勇者「……ふん、その顔だと……良いことでもあったか」
近衛「別に、なにもありません」
勇者「そうか、それならそれで、別に構わんが」
近衛「……」
勇者「……なんだ、いきなりだんまりか?」
近衛「……ありがとうございました」
勇者「お、おいおい……、貴様が私に頭を下げるなんて……天災の前触れか?」
近衛「あなたには、バレてしまっていたようですね」
勇者「まあな。というか、隠し通せてると思ってたのか?」
近衛「え」
勇者「魔王城で貴様の思い人を知らないのは当の魔王だけだろうよ」
近衛「え……ええっ!?」
勇者「ふ、ふふ……はははっ、貴様もそんな驚き方をするのか」
近衛「……い、いけませんか」
勇者「いや。別に」
近衛「それなら別にいいじゃないですか」
勇者「まあな」
近衛「……勇者、あなたは、どうして……私のために」
勇者「お前のためと認めるのは癪だが……、私は勇者である以前に一人の女だ」
近衛「……?」
勇者「女というものは、たとえ互いにどのような存在であれ、心の奥――深いところで、連帯感のようなもので繋がっているものなのだと思っている」
近衛「……」
勇者「今回、私はこうしなくてはいけないと思っただけだ。……さて、そろそろ修行をはじめさせてもらうぞ。近衛」
近衛「あ……」
勇者「どうした。早くやるぞ」
近衛「……ええ。わかりました」ニコッ
これは良い勇者
これ完結に一ヶ月ぐらいかかりそうだなwww
期待しているw
190 :
1:2009/07/07(火) 23:51:18.54 ID:IBM8RewS0
確かに一月掛かりそうだw
地味に、でもみんなの記憶に残るような作品目指す
191 :
塩:2009/07/08(水) 00:27:54.93 ID:4ZoUIQTgO
今回からパラレルになりました。
原作のキャラたちを使用させていただいてますが、性格が違くなる時があります。
それでもオケな方はお読み下さい。
こんな駄文を読んで頂き本当に感謝です
192 :
塩:2009/07/08(水) 00:55:27.99 ID:4ZoUIQTgO
近衛『…えと…以前お会いしましたか…?』
兄貴『ああ〜この姿では、はじめましてですね。俺ですよ、元ダンスキャロットです』
近衛『え…』
兄貴『色々あって吸血鬼になりました』
近衛『ハァ…それで私に何か用ですか?』
兄貴『あれ!?聞いてませんでしたか、俺は貴女を嫁に貰いに来ました!』
近衛『へ?』
兄貴『結婚して下さい!何なら婿にでもなります!!』
近衛『ごめんなさい(即答)』
この時兄貴に電流が走る
兄貴『何故ですかァァ!そんなに魔王が良いんですか!?』
近衛『魔…王…様…グス』
兄貴『まただ。貴女はまた涙を見せましたね?どうやら魔王が原因の様ですね』
近衛『ちょっと…!何処に行こうとしてるんですか!?』
兄貴『勿論、魔王の部屋ですよ。女性を泣かせる奴は誰だろうと許せません』
近衛『ち、ちがッ…とにかく止めて下さい!』
腕を掴んで止めようとする
その瞬間、兄貴はバランスを崩し更には破壊した壁の残骸に足を引っ掛け
兄貴『うぉッと!?』
近衛を押し倒す形で倒れてしまった!
近衛『きゃッ!』
兄貴『………』
近衛『あ、あの…』
兄貴『結婚後の事していいですかァァァ!!』
近衛『駄目ですぅぅ!』
兄貴『俺の股間のメルヘンボックスが大事件だァァ!!』
兄貴は興奮のあまり話を聞いていない!
ほぬ
194 :
塩:2009/07/08(水) 15:17:57.90 ID:4ZoUIQTgO
近衛『人の話を聞いてください!』
兄貴『愛故に俺が在り俺がいるから愛が生まれる…!さぁ!2人の愛で世界を満たしましょォォ!』
近衛『言ってる意味が解りません!』
兄貴『こ〜のえさ〜ん!』
兄貴は某三代目大泥棒の様に近衛に向かって飛び込んだ
近衛『イヤァァ!誰かァァ!?た、たすけてェェ!』
注・今、近衛は魔王の事もあり落ち込んだすえ兄貴の勢いに飲まれいるので反撃が頭にありません。
兄貴『フォーリンラぶるぁぁぁぁ!!?』
兄貴は近衛にダイブ目前でいきなり壊れた壁の餌食になった
近衛『…え?』
魔王『つぅぅ!頭打った!…ん?私は何を?』
それに続き、妙に疲れた勇者が入ってきた
勇者『ハァ…ハァ…これで…正気に…戻ったか…!?』
近衛『ま、魔王様!?』
魔王『おお!近衛、スマンな。理由は解らんが、お前の部屋を壊してしまった…』
近衛『え…いえ、それはいいんですが…魔王様…何故…勇者に殴られて…2人は…あ、愛し…グス』
魔王『…は?』
勇者『だから…人の話を…最後まで聞けと…言ったんだ』
勇者は媚薬入りの飴を近衛に投げ渡した
近衛『これは?』
勇者『媚薬入りの飴だ。これを食べたから魔王は変になったんだ。…おおかた側近あたりが遊びで作ったんだろ』
近衛『そ…うだったんですか…よかった…』
魔王『え、そうなのか!?記憶がないから恐いんだが』
近衛『魔王様!』
魔王『は、はい!?』
近衛『お帰りなさいませ』
魔王『た、ただいま?』
妙な雰囲気になる2人を横に復活する者がいた
兄貴『それかァァ!』
兄貴は飴を手に入れた
兄貴『これがあれば2人は強制的にLOVEになれるのか…素晴らしき強制愛!』
兄貴『では、早速!近衛さーん!』
兄貴は思いっきり近衛に向かって飴を投げた!
近衛『しまッ…!』
が、
スーさん『キュ…』
寝返りをしたスーさんの巨体が城にぶつかり兄貴は窓に向かって投げてしまった
兄貴『な、なんだってー!』
兄貴『………』
近衛『さっきはお世話になりましたね…』
般若の様な怒りの形相の近衛が立っていた
兄貴『い、いや〜!怒った顔も美しい!』
近衛『聞く耳持ちません!』
兄貴『ギニァァァァァ!!』
近衛の一撃により兄貴の進化の秘宝も窓から落ちてしまった
スーさん『キューキュー…キュ!?』
何の因果か媚薬入りの飴と進化の秘宝がスーさんの口に入ってしまった
スーさん『キュ』
スーさんは全部飲んでしまった
195 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/08(水) 15:24:16.37 ID:9s0pdfvr0
なんか塩がこのスレ乗っ取ろうとしているように見えてきた。
いや、楽しいからいいんだけどさ・・・
196 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/08(水) 15:36:42.36 ID:uC3scbhu0
面白いか?
197 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/08(水) 15:44:13.51 ID:SYEbgMAJO
おもしろいです
198 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/08(水) 15:45:27.58 ID:QPL6Vzz1O
流石に……カオスになってきた
199 :
塩:2009/07/08(水) 15:48:36.59 ID:4ZoUIQTgO
のっとるつもりは毛頭ありません
ただ書いてて楽しくて、つい勢いで書いてしまいました
すみません。少し自重します。
200 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/08(水) 19:21:17.70 ID:N0BbSVosO
201 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/08(水) 21:58:20.09 ID:N0BbSVosO
支援
202 :
1:2009/07/08(水) 22:56:48.88 ID:VWllkPB00
>>199 パラレルだし、いいんじゃない?
犬娘とか兄貴は、あなたが作ったキャラだから俺には上手く動かせないだろうし
ま、個人的な意見だから気にしなくてもいいけどね
203 :
1:2009/07/08(水) 23:07:09.25 ID:VWllkPB00
側近「……近頃、雑務が多いですね」
魔王「うむ、お前に手伝ってもらわねば今頃私は溶けているだろうな」
側近「情けない……」
魔王「失礼な奴だな相変わらず」
側近「仕事の比率、魔王様が2で私が8なんですがね」
魔王「……さーて、仕事仕事」
側近「相変わらず、調子がいいことで」
魔王「いいだろう別に」
側近「……ま、馬鹿な子ほど可愛いと言いますからね……」ボソッ
魔王「側近、屋上に行こうぜ……。久しぶりに……キレちまったよ……」
側近「聞こえてたんですか」
魔王「私とお前なら私の方が年上なんだがな」
側近「年上には思えませんし、ねぇ」
魔王「あああああああ、腹立つ……」
204 :
1:2009/07/08(水) 23:53:22.26 ID:VWllkPB00
魔王「……なあ側近」
側近「なんですか?」
魔王「……遊びに行こう」
側近「はぁ?」
魔王「遊びに行こう」
側近「ああ、わかった。魔王様は私に折檻してほしいと」
魔王「違うわ! お前が疲れてるように見えたから、休暇でもやろうと思って。というか、近衛やら勇者やら誘って遊びに行かんか」
側近「結局目的はそれなんじゃないですか……」
魔王「ま、色々若いうちに遊んどいた方が得だと思うがな。……そう言えばお前、『いい人』はいないのか」
側近「…………いえ、別に」
魔王「その沈黙は怪しい! その沈黙は怪しい! 大事なことだから二回言いました!」
側近「別にいませんよ」
魔王「と、いいつつ既に私は調査済みなのであった」
側近「はい?」
魔王「側近、魔界の端の端の端、人間界との境目にある最果ての村で生まれた。……幼い頃から、『お姉ちゃん』と慕う女性が一人」
側近「!?」
魔王「名前は夢魔。種族サキュバス。……魔王城に登用されてからは、五年間連絡を取っていない、と」
側近「……なぜ、そんなことを……」
魔王「んなもん、仕事サボって調査してたからに決まっているだろう」
側近「ほーぅ、仕事は全て私に任せきりで、その部下のプライベートを暴くためだけに時間を割いていた、と」
魔王(あれ、選択間違えた?)
205 :
1:2009/07/09(木) 00:06:31.14 ID:p6RGZEZm0
※塩さんとは関係ないと明言しておく
魔王「……うわぁ、床、あったかいナリィ……」
側近「それは魔王様の血で溢れかえってるからですね」
魔王「……っておい、このままじゃ出血多量で死ぬがな!」
側近「魔王のくせになにを」
勇者「魔王、入るぞー……って、うおおっ!? なんだこのスプラッタ!」
側近「ああ、良いところに。今なら魔王様にトドメを刺すチャンスですよ」
魔王「って、側近貴様ああああああ!」
勇者「なるほど、良い考えだ…………と、言いたいところだが。この勝負はフェアじゃないからな、やめておくよ」
側近「そうですか、残念です」
勇者「前から思っていたんだが、貴様は魔王に仕えているんだよな?」
側近「ええ」
勇者「のわりには、魔王に厳しくないか?」
魔王「だよな! 言ってやれ勇者!」
側近「そんなことはありません。これが側近のあるべき姿なのです」
魔王「絶対違う!」
206 :
1:2009/07/09(木) 00:16:46.75 ID:p6RGZEZm0
側近「……ともかく、遊びに行きたいのなら一人で行ってきてください」
魔王「なんだよー、お姉ちゃんに会いに行かないのかよー」
側近「……」
魔王「う……冗談冗談、ははははは。……勇者、お前は行くか?」
勇者「どこにだ?」
魔王「慰安旅行」
勇者「いや、慰安も何も、私は別に貴様らの仲間ではないんだが」
魔王「一つ屋根の下で暮らしているんだ、お前も既に私の仲間だろう」
勇者「……勝手にしろ。……あと、もう一つ」
魔王「どうした」
勇者「…………海が良い」
魔王「残念ながら候補地は最果ての村だ」
勇者「……海……」
魔王「ま、これで一人は確定。近衛も誘わねば!」
魔王「近衛ー!」
近衛「え、魔王様?」
魔王「近衛、旅行行かんか!」
近衛「旅行、ですか? …………え、えええっ!? わ、私が……魔王様と……?」
魔王「そりゃ、自分から誘っているんだから私は行くだろう」
近衛「え、その……旅行ということは、宿泊、しますよね?」
魔王「まあな」
近衛「えっと、その……ああもう、ダメです、何が何だか……!」
魔王「おい、大丈夫か」
近衛「そ、その、ふ、二人旅に誘っていただけるなんて、嬉しくて……」
魔王「え?」
近衛「え?」
魔王「勇者も行くぞ?」
近衛「…………そう、ですか……」
魔王「でも二人だけじゃ面白くないしな。近衛も来い。ちなみに魔王命令な。拒否権無し」
近衛「いえ、是非とも行かせてください!」
魔王「おお、じゃ、そういうことでなっ」
近衛「た、楽しみにしていますのでっ!」
魔王「おおー」
207 :
1:2009/07/09(木) 05:59:35.47 ID:p6RGZEZm0
魔王「結局、集まったのはこの三人か」
勇者「人が多すぎても困るだろう。私はこれで良い」
近衛「私は……一人、邪魔なのが……」
勇者(何故私を見るのか聞こうか近衛)
近衛(二人旅のチャンスだったんですよ? それを……)
勇者(久しぶりに鎧女の特訓から逃げられると思っていたのだが、結局お前も一緒とは、気が滅入る)
近衛(それは私の台詞ですっ!)
魔王(ようわからんが……あいつら仲良くなってるな。よかったよかった)
209 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 07:32:01.76 ID:Y0fMPAIaO
見れない……誰か……
なんか別のでうpしてくれ……
213 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 08:44:27.65 ID:SEpt8Dhj0
214 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 08:44:50.19 ID:6zTW+CSAO
これで稚拙な出来だとか馬鹿にしてるの泣きたい
215 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 09:23:29.66 ID:Y0fMPAIaO
やべえ格好良すぎ
>>212 dクス!できれば女勇者・大魔王の方も見てみたい
217 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 10:09:31.75 ID:Y0fMPAIaO
ダウソしたら不正データで見れないOTL
カッコいいのが見れない
>>208 俺のイメージはぷよぷよのサタン様みたいなの
220 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 12:30:41.70 ID:Y0fMPAIaO
大魔王はツインの縦ロールね
221 :
1:2009/07/09(木) 13:39:55.80 ID:p6RGZEZm0
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!
絵がwww魔王がwwwかっこえええええ!
近衛の鎧がイメージとぴったり、しかもポニーテールktkr!
是非とも他のキャラも書いていただきたいと思う!
テンション上がってきた!
222 :
1:2009/07/09(木) 14:10:02.30 ID:p6RGZEZm0
勇者「さて、最果ての村とやらにはどうやって向かうんだ?」
近衛「転移呪文ではないでしょうか」
勇者「魔王の力を使えば三人くらい飛ばすことなど造作もない、か。じゃあ、そういうことで」
魔王「何言っている?」
勇者「?」
近衛「どうなされたのですか?」
魔王「旅行は、道中の風景も楽しむものだ。……転移呪文など論外! 笑止!」
近衛「え、はあ……その、最果ての村って、確か徒歩だと三ヶ月ほどかかりますよね」
魔王「いや、このメンバーなら三日だ」
勇者「ま、待て待て……貴様ら二人は魔物だから良いものの、私は人間なんだが」
魔王「それでも勇者かァ!」
勇者「勇者だってな……楽したいんだよ!」
魔王「表へ出ろ! その腐った根性たたき直してやる!」
勇者「ふん、力配分も考えられない脳筋野郎には一度灸を据えてやる!」
近衛(……ああ、またいつものパターン……)
あれ?いつのまに勇者はこんなに強くなったんだ?
自信がついたんだろ
225 :
1:2009/07/09(木) 15:23:18.47 ID:p6RGZEZm0
魔王「……自分の力量も把握できんのか?」
勇者「……うる……さい……」
近衛「勇者……もう少し粘りましょうよ」
勇者「無茶言うな! こいつの攻撃力はおかしいだろうが!」
魔王「カンストしてる」
勇者「守備力100の私に何が出来るっていうんだああああああ!」
近衛「はぁ……。魔王様、勇者がこんな状態では行けるものも行けません。転移呪文を使いませんか」
魔王「しょうがないな……。色々見たいものもあったんだが……」
近衛「きっと、村に行けばたくさん見れます」
魔王「それもそうだな。よし、近衛、手を貸せ」
近衛「手、ですか?」
魔王「よし」ギュッ
近衛「え、あ、あのあのあのっ、どどどどうして手をっ!?」
魔王「転移呪文を使用する際には、詠唱者と対象の物理的距離が近いほど効果が高い。つまり、俺が疲れない」
近衛「な、なるほど……」
魔王「抱きつきでもしたら効果は最高に高くなるが、流石に、なぁ?」
近衛「え……」
魔王「お前も嫌だろうし。よし、行くか。おい勇者、魔法陣の中に入っていろよ」
勇者「言われなくても……うぅ」
近衛(魔王様に抱かれるなら本望です……って、言えませんよね……)
226 :
1:2009/07/09(木) 15:38:00.21 ID:p6RGZEZm0
どうでもいいけどさ、さだまさしの男は大きな河になれって名曲じゃね?
227 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 17:14:57.35 ID:Y0fMPAIaO
さて、大魔王に言い寄って更に襲おうと考える奴を出して戴こうか
228 :
塩:2009/07/09(木) 18:37:00.70 ID:hUiEy3m4O
前回までのあらすじ
兄貴は近衛に窓から墜とされた
兄貴『優しく殺してェェ!』
墜落。そして生還。
兄貴『あぶねぇ…もう少しで英霊になるトコだった』
?『兄貴…』
兄貴『ん?』
青い髪の幼女が立っていた。何故か真っ裸で
兄貴『………』
幼女『……ぽッ』
恋する乙女な目で頬を紅くしていた
兄貴は自分の服を脱ぐと幼女に着せてあげた
兄貴『風邪ひくぞ…嬢ちゃん』
幼女に対しては紳士な兄貴だった
幼女『嬢ちゃんじゃないよ兄貴…スーだよ!』
兄貴『…あ?……ハァァァァァ!?』
よくみると魔王城の外なのにスーさんは居なくスーさんと同じ青い色の髪をした幼女が此処にいる。
歳もスーさんを人間に考えたらまだ幼い。
兄貴『いやいやいや!ねーよ!?』
スー『スーだよ!信じてよ兄貴!』
兄貴『いや…でもアイツ雄だし……なら合い言葉だ!お前が本物だったら言える筈だ』
スー『いいよ』
兄貴『ランラン?』
スー『ルー!』
兄貴『本物だ!!』
兄貴はヨロヨロと倒れスーの股間を見る
兄貴『…やっぱり付いてねぇ…何で女になったんだよ…?それ以前に何で人間?』
スー『何かね!丸い玉と飴食べたらこうなったよ!』
兄貴『………!!』
それを聞いた瞬間全てを理解した。
つまりスーは進化の秘宝と媚薬入りの飴を食べて女になったという事になる
兄貴『んなカオスな……まて飴も食べたんだな!?』
スー『うん!…兄貴大好き!!』
兄貴『……すまん。誰か医者を呼んでくれ』
兄貴は誰に言うわけでもなくポツリと呟き、そして倒れた。
229 :
1:2009/07/09(木) 20:18:24.48 ID:p6RGZEZm0
魔王「到着っ」
近衛(ず、ずっと手を……。離すのが名残惜しい……)
勇者「あ〜……頭がグルグルする……」
魔王「大丈夫か?」
勇者「美味しいもの食べたら直るかもな」
魔王「大食らいめ」
勇者「うるさい。勇者は腹が減るものなんだ」
魔王「ま、勇者の役割は果たしていないがな」
勇者「……うっ」
230 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 20:21:19.00 ID:Y0fMPAIaO
畜生ややこしいww
231 :
1:2009/07/09(木) 20:23:20.44 ID:p6RGZEZm0
すまん
今度から安価で前の話を指定しておく
232 :
1:2009/07/09(木) 20:37:05.59 ID:p6RGZEZm0
>>229 魔王「宿を取るぞ」
勇者「宿か。しかし……この辺鄙な村に宿などあるのか?」
近衛「さすがに宿屋くらいはあると思います。近くには観光スポットもあるようですし」
魔王「まあ、泊まるところは決めているんだが」
勇者「ほう、なかなかしっかりしているな」
魔王「ははは、もっと褒めろ」
魔王「ここだ」
近衛「宿屋ですね」
勇者「宿屋だな」
魔王「ここにはな、なんと――」
近衛「な、なんと……?」
魔王「側近の幼馴染夢魔がいるのだ」
近衛「……」
勇者「……」
魔王「完璧超人に近い奴の弱点を見つけるチャンス! さあ行くぞ!」
近衛「あ、魔王様!」
勇者「あいつ……何故あんなに元気なんだ」
近衛「……側近さんには、辛酸を舐めさせられていますから」
勇者「……あいつ本当に魔王か?」
233 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 20:38:53.67 ID:Y0fMPAIaO
さて……
勇者の幼なじみ作って再会させねぇ?
空前の幼なじみブーム
234 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 20:40:31.36 ID:Y0fMPAIaO
>>233 もう自分でスレ立てろよ。そんだけアイディアあるなら何とかなるだろ
>>233 このストーリーで幼馴染は既に飽和状態っすよ
ところで、「宿屋は一室しか空いてない」、とかどうだろう。ベタだがw
237 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 20:45:25.74 ID:Y0fMPAIaO
>>235パクリみたいになる。本編だやって貰えたらいいなぁと。
ほらあれだ、携帯小説とか途中で話変えることあるらしいじゃん。
>>237 すまんすまん。sageもせず、自分で立てたスレでもないのにあーしてくれこーしてくれと要求するだけの
奴って一体何を考えてそんな厚顔無恥な事ができるのかな?って思っただけなんだ
239 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 20:49:44.73 ID:Y0fMPAIaO
>>236 大魔王と鉢合わせ
誤魔化すために魔王大魔王と同じ部屋に
とかどうよ
240 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 20:52:11.18 ID:Y0fMPAIaO
>>238このスレはsageない方がいいような気がする。
それにな、微妙にレスの影響受けてる……と思っている
241 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 20:53:48.08 ID:Y0fMPAIaO
>>240 「妄想すること」と「要望垂れ流すこと」は全く違うんだけどなw
まあ、俺も充分過ぎるくらい自治っちゃってる痛い子なんで、ROMに徹させてもらうわ
>>1、荒らしてすまんかった。完結楽しみにしてるわ
243 :
1:2009/07/09(木) 21:11:58.66 ID:p6RGZEZm0
うおwグラヴィオン見てたらいつの間にか議論がww
んー、いろんな人の妄想を聞けるのは面白いから好きなんだ
でも、それを反映できるかと言えば、まあ出来ないこともないんだけど、ストーリーの大まかな流れが頭の中で定まってるからさ、要望には多分沿えない。
善処はするけどね。
だから、それを前提とした上で妄想を垂れ流してくれれば……
と、わかりにくいマジレス
ごめんね文章力なくて
244 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 21:14:40.98 ID:Y0fMPAIaO
>>242俺はネタをわけてくれ!の方見て欲しかったんだが……まあいいや
因みに俺は特に大魔王を気に入ってくれているID:rTh4fhIqO
ね
>>240 すまん、最後に一言。
「なぜsageないのか?」って聞いたのは、これからの時期、夏厨が大量に雪崩れ込んでくる訳で
常に上にスレがあると目をつけられやすくなる=荒れる原因になるって事を危惧したからだ
恒例行事なのかもしれんが、この手のスレで「おもしれーwwwww」「○○のエロ絵希望します」「絵師早く来い」
とか何の生産性もないレスが大量についてdat落ちみたいな事が結構あったからさ
246 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/09(木) 21:17:03.58 ID:Y0fMPAIaO
>>245そうなんかwwww
新参者でスマソ知らんかった
でも良スレだし……sageたくねぇんだよなぁ……
247 :
1:2009/07/09(木) 21:18:23.28 ID:p6RGZEZm0
>>245 なるほど
それは自分としては余り嬉しくないな
つーわけで基本sage進行で行こうか。
248 :
1:2009/07/09(木) 21:21:37.42 ID:p6RGZEZm0
>>246 良スレと言ってくれることは嬉しいんだが、地味に細々と、下にあるくせにそれなりに面白い
みたいな作品を目指してるんだよね。
何かこのスレに感じるものがあったなら、多分人は来てくれると思うんだよ
ま、
>>1の傲慢な意見ではあるが
>>246 夏厨が本格的に活動始めるもうちょい時間かかるだろうけど、既にいろんなスレで「支援絵書けよボケ」「さっさと続き投下しろ」
とか、こういうストーリー系のスレを(
>>1が禁止してるのにも関わらず)雑談で埋めやがる厨房達が湧いてるんでちょっとピリピリしてたんだ
なんかスマンカッタ
つーわけでいい加減消えるわ。できればNG登録しておいてもらえると助かります。
>>251 乙!出来ればセミロングverとかショートボブverとかも見てみたいけど…流石に厚かましいよな
254 :
塩:2009/07/10(金) 10:06:52.80 ID:5Kbwuq13O
前回までのあらすじ
スーさんは幼女になり兄貴は倒れた
兄貴『…う〜ん…もう食べられないよ…おっぱい…はッ!』
側近『やっと起きたか』
兄貴『…側近…此処はどこだ』
側近『俺の部屋だ』
犬娘『私の部屋でもあるよ〜』
側近『余計な事は言わんでいい』
チョップ
犬娘『あう!』
兄貴『畜生…仲良いじゃねーか!』
側近『で、何があった?』
兄貴『実はな…』
兄貴は今までの事を話した
側近『なるほどな。つまりこのガキがスーと言うわけか』
側近はスーをつまみ上げ兄貴に投げ渡した
兄貴『うおッ!…何で寝てんだ?』
側近『お前を発見した時に一緒に倒れてたぞ。おそらく進化したてで疲れたんだろ』
兄貴『…カオスだ…で、側近。飴の効果はどうなるんだ?まさか一生…?』
側近『それも面白いんだがな。効果は1日だけだ』
兄貴『そ、そうか。助かった』
側近『いいのか?念願の彼女getのチャンスだろうに』
兄貴『勘弁してください!』
スー『ん…んん』
犬娘『あ!スーちゃん起きそうだよ!』
スー『…んぅ?…!兄貴!』
スーは勢い良く兄貴の顔に抱きついた
兄貴『…オーケー。まずは顔からどけ、スー』
スー『うん!』
兄貴『…(こんな姿を近衛さんに見られたらどうなるか解らんしな…あぁ…近衛さん…好きだぁ)』
まだ兄貴は諦めてはいなかった。そして
近衛『そちらはどうなりましたか?』
お約束の通り近衛が現れた
兄貴『………』
近衛『………』
兄貴の今の状況。
幼女を真っ裸で顔に抱きつかせている…様に見える
近衛『変態!!』
兄貴『やっぱりかよォォォォォ!!』
255 :
1:2009/07/10(金) 16:15:54.60 ID:S/kr0X/40
>>251 おおwすごいwww
全然ロリっぽくないぞ。むしろ大魔王らしいと思うんだが……。
なんにせよGJ
>>253 どうも、1です。
そういうことなら、はい、お願いします。
折角だし、これが何かしらの形で残るなら嬉しいもんです
256 :
1:2009/07/10(金) 17:50:04.21 ID:S/kr0X/40
>>232 魔王「邪魔するぞ」
夢魔「いらっしゃいませお客様」
魔王「三人だ。代表者は魔王」
夢魔「はい……お名前は魔王様ですね…………え?」
魔王「慰安旅行だ」
近衛「いきなり身分をバラすのはいかがなものかと……」
勇者「見ろ、あの夢魔とやら、かなり驚いているぞ」
近衛「まあ……普通の魔王なら城を出ることなんてありませんから」
勇者「つまり奴は普通じゃないのか」
近衛「……でも、そこが……」
勇者「惚気おって……」
夢魔「ま、魔王様ですかっ!? こ、こんな小さな宿に魔王様のようなお方を」
魔王「そう堅苦しくしなくて良い。私がここに宿泊することを望んだのだからな」
夢魔「は、はいぃ……」
魔王「お前の幼馴染には私の右腕として常日頃から世話になっている。その礼でも言いに来ようかと思ってな」
夢魔「え……側近君が……? ああ、あの子……そんなに偉くなったんですか……」
魔王(正確には大魔王直属だが)
夢魔「あ、魔王様、お部屋はいくつほど……」
魔王「部屋か。おい、近衛、勇者」
勇者「貴様と同じ部屋は断る。襲われたら適わん」
近衛「私は……魔王様と同じ部屋でも……」
魔王「じゃあ、部屋を二つ頼む」
近衛「魔王様……その……もしかして――」
魔王「勇者と近衛が同室でな」
近衛「ですよねー……」
257 :
1:2009/07/10(金) 19:05:03.75 ID:S/kr0X/40
夢魔「晩ご飯ですよ〜」
魔王「ここ付近で採れるマタンゴのスープは料理は絶品と聞く。楽しみだな」
勇者「え……マタンゴって……魔物じゃなかったか……?」
魔王「下位種族の一種だな。知性が低い。だから捕まって食われる」
勇者「共食いじゃないか……」
魔王「まあ、たまには肉も食べないとな」
勇者「……やはり貴様らは人間とは違うと再認識させられたよ」
近衛(マタンゴは……催淫効果があると聞いたことがある……。これは……いやいやいや、ダメです近衛っ。そんなものの力に頼っては!)
魔王「……近衛はさっきから顔を赤くしたり首を振ったり、何してるんだ?」
勇者「知るか」
258 :
ローカルルール変更議論中:2009/07/10(金) 19:22:04.60 ID:p/Qyh2eSO
うむ、頑張りたまえ
259 :
1:2009/07/10(金) 21:43:07.22 ID:S/kr0X/40
魔王「やはり一人だと部屋が多少広いな」
魔王「……おおそうだ、明日の予定でも立てねばな」
魔王「旅行はいい……旅行は」
魔王「……今度、絵でも描こうかな」
コンコン
魔王「ん、誰だ?」
夢魔「あの、魔王様」
魔王「ああ、夢魔か。どうした」
夢魔「その、魔王様に側近君のことをお伺いしたくて……。失礼だとは思うのですが、それでも、連絡がなくて心配で……」
魔王「なるほどな。良いだろう。一人もつまらんと思っていたところだ」
夢魔「あ、ありがとうございますっ!」
一方その頃魔王城
大魔王「魔王〜っ! 遊びに来たわよ、城抜け出して!」
側近「大魔王様。もしお越しになるのであれば、事前にご連絡くださればよいものを」
大魔王「ま、お忍びって奴よ。ふふふ。で? 魔王はどこ?」
側近「……慰安旅行と称して、最果ての村に」
大魔王「……なん……だと……?」
大臣「だ、大魔王様っ! 執務をほっぽり出して城を抜け出すとは何事ですか! さぁ、戻りますぞ!」
大魔王「あ、こら大臣! 引っ張らないでぇ〜!」
側近「やれやれ……。大魔王様も間が悪い」
260 :
1:2009/07/10(金) 22:11:15.98 ID:S/kr0X/40
夢魔「……そうですか、側近君は……」
魔王「ああ。よくやってくれている。……変な薬作ったり、色々迷惑かけやがるがな」
夢魔「よかった……。『俺は必ず大きな男になってくる』って言って、村を出て行って……」
魔王「そうなのか」
夢魔「はい。……連絡がないから、心配だったんですけど……。本当に、よかった」
魔王「あー、あいつがお前に連絡しなかった理由は多分――」
夢魔「なんですか?」
魔王「いや、これは俺が伝える事じゃないな……忘れてくれ」
夢魔「は、はぁ……」
一方、勇者と近衛は
勇者「何故……ベッドが一つ……」
近衛「良いじゃないですか。私たちは女同士ですし」
勇者「いや……まあ、それはそうだろうけどな?」
近衛「なんですか?」
勇者「寝る時くらい鎧を脱げ!」
近衛「え? これ寝間着ですけど」
勇者「いつも着てるのと変わらんだろう!」
近衛「え? ここのエッジが違いますけど」
勇者「頭痛くなってきた……」
大魔王かわいいよ大魔王
ちょw近衛www
エッジだと・・・!?
ハァハァ(*´Д`)
>>262 エッジの違いは寝つき良し悪しに大きく関与する
姉ちゃんが言ってた
265 :
1:2009/07/11(土) 12:12:25.59 ID:trrZwB+D0
夢魔「おはようございます、皆さん」
魔王「おおー、良い朝だ。おはよう」
近衛「おはようございます」
勇者「……」
魔王「どうした勇者。寝不足か?」
勇者「……近衛の寝付きが――」
近衛「あわわわわわわ!」
近衛の最強剣技! 勇者は死んでしまった
魔王「近衛?」
近衛「な、なんでもないですっ、なんでもないですからっ! 蘇生呪文!」
なんと勇者は生き返った
勇者「……いきなり殺す奴がいるかこの阿呆」
近衛「で、でも、あなたが……」
勇者「事実を述べて何が悪いか」
近衛「……うぅ」
魔王「? よくわからんが、今日は村の周りを探索しに出かけるからな」
勇者「なにがあるんだ?」
魔王「古代の遺跡とかなんとか」
勇者「……なんと曖昧な」
266 :
1:2009/07/11(土) 14:25:18.86 ID:trrZwB+D0
魔王「ここが古代遺跡か」
勇者「……こんな辛気くさいところに何の用があるんだ」
魔王「学術的な価値が非常に高いとは思わんかね」
勇者「知らん」
魔王「あぁあぁ、これだから人間は」
勇者「な、失礼な奴め。私にも多少の学はあるぞ」
魔王「この彫刻の美しさが理解できないようではとても」
勇者「いや、悪魔が大口開けてるような彫刻にはセンスなど微塵も感じないだろう」
魔王「なんだと……。よもや人間はここまで目が腐っていたのか」
勇者「その言葉はそのままそっくり返してやる」
近衛(ああ、またこのパターン……。でも勇者……魔王様とあんなに仲良さそうに……。私も……)
ほ
し
ゅ
まだー?(AA略
271 :
1:2009/07/12(日) 13:05:56.33 ID:QpD7nS3bP
1です。使ってるのがucomなためまたもや規制に巻き込まれ書き込めない状況になっています。
個人的にはまだまだ書き足りないわけですが、規制と来たらどうしようもありません。
というわけで、規制が解ける日までしばしお待ちを。
どうしようもなくなったら落とせばいいしね。
273 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/12(日) 22:10:24.17 ID:dGO9r9RLO
ほしゅ
現行スレに立ち会えて嬉しいわ
>>1いないみたいだけどさ
ほす
277 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/13(月) 09:57:21.12 ID:FAtbLEBzO
パス
うぉぉぉー保・守・じゃー!!!
279 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/13(月) 21:17:46.82 ID:kttETGNEO
保守
+は5日持ちます
>>1の意向なのでsageて下さい
ほぬ
ほ
し
の
ゅ
ぺ
287 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/15(水) 03:10:25.57 ID:Yxzcx60cO
り
288 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/15(水) 03:22:13.22 ID:SFcjGs9MO
か
ん
ほ…ほしのゅ??
保守とはかくも美しいッ!
ばかばっか
293 :
1:2009/07/15(水) 18:50:07.38 ID:N9HWpgb20
てすてす
294 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/15(水) 19:17:39.57 ID:h7vYgzY+O
終わり…?
295 :
1:2009/07/15(水) 19:18:20.82 ID:N9HWpgb20
魔王「復活したな」
近衛「復活しましたね」
勇者「ふん……今回は拍子抜けしたな」
魔王「確かに。……しかし、わざわざ保守してもらえるとは……嬉しいものだ」
勇者「だな。……で、何故こんな事私たちが話しているんだ」
魔王「さぁ」
近衛「久しぶりにキャラの特徴をつかみたいそうですよ」
魔王「……なるほどな」
と、いうわけで復帰しました。
保守してくれた皆さんありがとう。嬉しいです。
が、1は色々ゴタゴタしているので相変わらず登場頻度は少ないです。
それでも良い人はどうぞ、待っていてください。それでは
297 :
1:2009/07/15(水) 19:25:44.03 ID:N9HWpgb20
298 :
ローカルルール変更議論中@VIP+:2009/07/15(水) 19:31:13.93 ID:tqhgBT+nO
キタ━(・∀・)━!!!!
wktk!
ごめんなさい……挙げてもうた……
HN大魔王大好き野郎
!vip2:stop:
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見習い戦士のふつうの攻撃
MP202使ってへっぽこの呪文を唱えた。★ミ (スレのダメージ 0)
このスレは1回目のダメージを受けた (150/17)
ぼうそうがはじまった!! さらにこのスレは2回目のダメージを受けた (300/17)
このスレは・・・
停止しました。