文才がない割には小説を書かせたらことごとく名作

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここはお題をもらって小説を書き、筆力を向上させるスレです。


◆お題を貰い、作品を完成させてから「投下します」と宣言した後、投下する。

◆投下の際、名前欄 に『タイトル(お題:○○) 現在レス数/総レス数』を記入。メール欄は無記入。
 (例 :『BNSK(お題:文才) 1/5』) ※タイトルは無くても構いません。
◆お題とタイトルを間違えないために、タイトルの有無に関わらず「お題:〜〜」という形式でお題を表記して下さい。


※※※注意事項※※※
 容量は1レスは30行、1行は全角128文字まで(50字程度で改行してください)
 お題を貰っていない作品は、まとめサイトに掲載されない上に、基本スルーされます。

まとめサイト:各まとめ入口:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/
まとめwiki:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/
wiki内Q&A:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?Q%A1%F5A
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 20:10:41.08 ID:gmK1X0t90
▽読み手の方へ
・感想は書き手側の意欲向上に繋がります。感想や批評はできれば書いてあげて下さい

▽保守について
・創作に役立つ雑談や、「お題:保守」の通常作投下は大歓迎です
・【!】お題:保守=ただ保守するのも何だから小説風に保守する=通常作扱いにはなりません

▽規制されている方へ
>>1から辿って行けるまとめ板に、規制者スレがあります。
 そちらの方に投下していただければ、心ある人が転載してくれます。

▽その他
・作品投下時にトリップを付けておくと、wikiで「単語検索」を行えば自分の作品がすぐ抽出できます
・ただし、作品投下時以外のトリップは嫌われる傾向にありますのでご注意を

▲週末品評会
・毎週末に週末品評会なるものを開催しております。小説を書くのに慣れてきた方はどうぞご一読ください。
 wiki内週末品評会:http://www.bnsk.sakura.ne.jp/wiki/index.php?%BD%B5%CB%F6%C9%CA%C9%BE%B2%F1
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 20:11:13.93 ID:gmK1X0t90
100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/05(水) 06:25:54.32 ID:9WRh7bGj0
お題ください


101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/05/05(水) 06:37:51.25 ID:aLeGbNei0
徹夜


102 名前: ◆LBPyCcG946 投稿日:2010/05/05(水) 06:38:27.17 ID:9WRh7bGj0
だそうです


第214回週末品評会  『徹夜』

規制事項:5レス以内

投稿期間:2010/5/08(土)00:00〜2010/5/09(日) 23:30
宣言締切:日曜23:30に投下宣言の締切。それ以降の宣言は時間外。
※折角の作品を時間外にしない為にも、早めの投稿をお願いします※

投票期間:2010/5/10(月)00:00〜2010/5/11(火)24:00
※品評会に参加した方は、出来る限り投票するよう心がけましょう※
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 20:17:51.47 ID:gmK1X0t90
自ら保守
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 20:19:10.35 ID:Gi4Al+mz0


お題下さい
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 20:19:39.38 ID:gmK1X0t90
>>5
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 20:20:30.89 ID:Gi4Al+mz0
了解しました。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 20:48:04.75 ID:gmK1X0t90
またも懲りずに保守
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 21:02:22.93 ID:Gi4Al+mz0
もう一つお題下さい
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 21:02:52.64 ID:gmK1X0t90
>>9
ライオン
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 21:17:10.08 ID:Gi4Al+mz0
了解

過疎だなあ
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 21:19:28.93 ID:1DtORuGa0
小説家にうんぬんってスレの人達が、ぐだぐだ言ってないでこっちで何か書いてみればいいのにね
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 21:32:00.01 ID:F+YdYcLfP
投下する。初めてだから、やさしく見てお。
14びっくりするほど死後世界1/7(お題:ユートピア):2010/05/08(土) 21:35:07.51 ID:F+YdYcLfP
 暑い夏の日だった。私は研究で鎖廼島という名も知らぬ島に派遣されていた。
 この島に伝わる不老不死に関する伝承を調べるためだった。
 ここに来て早くも一週間が過ぎた。
「……はあぁあぁぁぁ」
 民宿は皆無。よって私はこのボロアパートで過ごすというわけだ。セミの発する音が古いアパートの壁を突き抜け
私の部屋に響いている。こんなに暑いのに部屋にはエアコンどころか団扇すら無い。畳に汗が落ちる。
 どうしてこうなった。何か悪いことしたかな。それにしても、
「あーづーいー」
 小さな窓があるが、風は全く無い。このまま部屋に閉じこもっていたら死んでしまう。
本当に死んでしまう。最近では部屋の中にいても熱中症やら熱射病で倒れるというニュースを聞く。
 なんだか、意識がブレ始めた。そして耳鳴りもする。最近暑いせいでよく眠れていなからだろう。
グゥと腹が鳴った。そろそろ昼飯時だ。
「しょうがない。今日は外食しよう。そうしよう」
 私は冷蔵庫にある麦茶を飲むことで気を紛らわせた。着替えて化粧をした。外に出たらセミの鳴き声がやたら大きく聞こえた。
 セミは何のために鳴いてるんだろ。繁殖か?
 私はアパートの階段を降りた。ここから歩いて5分の場所に安い居酒屋がある。冷やし中華が確か三百円だったはずだ。

「あい、いらっませー」
 かろうじて日本語に聞こえる発音で店主のおじさんが言った。
 店は古いがよく掃除されている。客は少なく、作業着を着た常連がバカでかい声で喋っていた。おかげでテレビの音が聞こえない。
 私はカウンターに座り、冷やし中華を頼んだ。
 お絞りで汗を拭おうと思って視線を降ろすと、扇子が置いてあった。誰かが置いていったのだろう。金魚みたいな絵と
 水が描かれた綺麗な扇子だ。裏には達筆すぎて読めない字が書かれていた。私は暑いせいか扇がずにはいられなくなった。
15びっくりするほど死後世界2/7(お題:ユートピア):2010/05/08(土) 21:37:19.41 ID:F+YdYcLfP
「あー涼しい」
 店内エアコンがきいていて外に比べて涼しかったが、この扇子を扇いでみたら一気に汗が引いた。しばらく私はその扇子を扇いだ。
「あい、お待ち!」
「あの、忘れ物のようですけど」
「それさー、持ち主が現れないからずっと店に置いてあるんだよアッハハ」
 おじさんが笑いながら言った。つられて私も笑った。本格的に意味がわからない。
「あーそうなんですか」
「よかったら貰っていいよ」
「じゃあ貰っときますね」
 いい物を貰った。そして冷やし中華を食べる。ここの料理は味付けが濃い。しょっぱい。
汗をかいたし塩分が多い方がいいかもしれない。それから量が多い。私が払うのは300円で合っているよね。
「モーラララーラーラーラララ♪」
 携帯電話が鳴った。私は食べるのを中断し、バカ騒ぎしている連中から離れて電話にでた。
「俺だ」
 聞き覚えのある声だ。たぶん兄貴。
「誰だ」
「黒川主任だ。もう忘れたか。一週間も経ったのに何の報告も無いとはなかなか度胸があるじゃないか」
「やっぱり兄貴か。で、何か用?何も報告することなんかないよ。不老不死を語ってくれる人間も、伝承も、全くの収穫無し。情報が
古すぎるんじゃないの?」
「そうか。じゃあ引き続き任務を続行してくれ」
「もう限界だよ。こんな島に何日居ろっていうの?もう帰らせてもピッいいよねツーツー」
 うわ、切りやがった。

 飯を食い終わり、私はまだ未探索である山間区域まで徒歩で行った。かなり疲れる。
ウォークマンでも持ってくるべきだった。そんな事を考えて歩いている時だ。
「そこの綺麗なじょーちゃん」
 突然じいさんが後ろからそう言って肩を叩いてきた。背中がビクッとなった。
 手には桑。首にはタオル。どうやら雑草を刈っていたせいで視界に入らなかったようだ。
「その扇子、見せてくれんかの」
16びっくりするほど死後世界3/7(お題:ユートピア):2010/05/08(土) 21:39:25.91 ID:F+YdYcLfP
「は、はいっ」
「確かにそうじゃ、そこに住んどる寝たきりの婆さんが大事そうに持っとったやつじゃろ」
「これ、忘れ物らしくて、私が預かっていたんですよ」
「そうじゃーたか。ほれ、そこの田んぼ、まーすぐいいて右の家がそうじゃ」
 じいさんは指でその家を示した。
「ご丁寧にありがとうございます」
「なあに。礼にはおよばんよう」
 正直この扇子を手放すのは惜しいが、寝たきりとなると歳をとっているに違いない。興味深い話が聞けそうだ。

「ごめんくださーい」
 と叫ぶと、意外にもかわいい女の子が玄関のドアを開けた。十歳ぐらいだろうか。
「何か御用ですか?」
「あの、ここに住んでるお婆さんに用があるんだけど」
 私は扇子を扇ぎながら話した。その扇子を見てその子の表情が少しだけ変わる。
「こちらへどうぞ」
 廊下は薄暗かったがその部屋に入ると明るくなった。障子から光が入ってきているのだ。
その部屋に布団が敷いてあって、お婆さんが寝ていた。
「お客さんかい。三歌、お茶を出してあげなさい」
「いえ、おかまいなく」
 私は近くまで行ってとりあえず座った。
「この扇子を返そうと思って来ました」
「この扇子は……大事にしとったんじゃが、最近物忘れが激しいせいで無くしてしまったんじゃ。ありがとうよ」
 途中、間をおいて喋り出したのが気になったが、私は扇子を手渡した。
「それよりあんた、他に聞きたいことがあるんでねぇか」
「そうなんですよ。なんでわかったんですか」
「たまにあんたみたいな物好きが来るんでよ。それから、その扇子だけ返すなら娘に渡してくれれば済むわい」
「私は不老不死の伝承について話が聞きたいのです」
「不老不死か。この島で聞いても誰も答えないじゃろうな。なにか勘違いしとる」
「どういうことですか」
「うちの娘なあ、十歳になってから老化や成長がピタリと止まってのう。ちゃんと病名もついとる」
17びっくりするほど死後世界4/7(お題:ユートピア):2010/05/08(土) 21:41:39.81 ID:F+YdYcLfP
「別に死ななくなったというわけではなかろうに。まあ不老という事だけは今の所みとめちゃる」
「娘さん、今何歳なんですか?」
「六十七歳になるのう。これだけはちゃんと覚えとる」
「十歳の時に何かあったんですか?」
「決して入ってはいけない洞窟がある。その洞窟の奥に化け物が住んでいるという話がある。その日娘は興味本位でどこかの男と
その洞窟に入ったそうじゃ。男の方は帰ってこなかったが、娘は帰ってきた。本人の口から聞いた話ではないのじゃがな」
「その洞窟ってどこにあるんですか」
「まさか行くつもりじゃなかろうな」
「まさか行くわけないじゃないですか、そんな危なそうな所。ただ、参考に、ですよ」
「山の中に神社がある。その裏には大きな滝があっての。そのすぐ近くじゃ。よいか?絶対に行ってはならぬ!」
 そう言われると行きたくなるという人間の心理を少しは理解してほしいものだ。
「ええ。貴重なお話ありがとうございました」
「なに、わしも退屈しとった所じゃ」
 やっと第一証言を手に入れたぞ。謎は洞窟に住む化け物が握っているというわけか。
「実はのう」
 話が終了を迎えた時に婆さんは口を開いた。
「なんですか」
「その扇子は、娘が洞窟から持ち帰った物なのじゃ。その裏に書いてある文字、わしらでも読めんからのう。
 きっと宇宙人とかいう輩が住んどるに違いない。あそこに行った者は娘意外帰ってきておらんのじゃからのう」
 妖怪ではなくて宇宙人ときましたか。最近ではUMAって言うらしいな。
 
 てきとうに話にけりをつけて外に出てみると、辺りはすっかり夕方になっていた。
「しょうがない。洞窟の探索は明日にするか」
「洞窟に行くのですか?」
 私が呟くと、玄関から女の子が出てきた。
「ああ。これは仕事だからしょうがないんだ」
「私も行きます」
「ダメだよ。危険だって、お婆ちゃんも言っているだろう」
「でも、あそこには高志くんがまだいるんです」
「いや、それって確か、五十七年前の話だよね」
18びっくりするほど死後世界5/7(お題:ユートピア):2010/05/08(土) 21:43:45.86 ID:F+YdYcLfP
「まだ生きていると思います。まだ生きているんですよ」
 なんでそんなことが言い切れるのかは不明だったが、現にこの子は67年生きているらしいし、
信じてみてもいいんじゃないかと思った。それに、案内係が欲しかったということもある。
「そうか……じゃあ明日の朝ここに来から、こっそり出てきておいで」
「早朝5時」
「へ?」
 もしかして早朝五時にここに来いということか。なぜ命令されているんだ。
「早朝5時にここに来ないと、洞窟への扉は閉まってしまう」
「そうなんだ。じゃあ、君の言う通り5時に間に合うように来るよ」
「あの、私のことはミカって呼んでください」
「ああ、自己紹介してなかったね。私は田中優子。しがない研究者の助手をやってるの。ユウって呼んでね」
「ユウさん。ありがとうございます。また明日会いましょう」

 目覚ましが4時を教えてくれた。起きたくない。
早く布団に入ったものの、暑くてなかなか寝付けなかったのだ。それでも私は約束とかは守るようにしているので、
意地で起き上がる。
 暗い。電気を点けてパパッと支度した。朝食として牛乳を飲んだ。食べる気分じゃない。
 外に出てもセミは鳴いてなかった。真っ暗というわけではないが、前がよく見えないので懐中電灯を点けた。
気を紛らわすために音楽を聴きながら、川に沿いの道路を歩く。十五分くらい歩いてやっと昨日の家が見えた。
予定よりも十分ほど早かったが、ミカちゃんはそこに立っていた。私が手を振ると、彼女も手を振り返したのだった。
「おはようミカちゃん」
「おはようございます。あの、」
「なに?」
「子供扱いするのはやめてください。私はこう見えても六十七歳です」
「そう。じゃあ婆さんあつかいして欲しいの?」
「そういうことを言っているんじゃありません」
「冗談だよ。で、洞窟の方向は?」
「こっちです」
 私達は歩き始めた。今日が私の命日にならないといいが。
「洞窟では何があったの?」
19びっくりするほど死後世界6/7(お題:ユートピア):2010/05/08(土) 21:45:54.28 ID:F+YdYcLfP
「洞窟に入ってみればわかりますよ。」
 この娘は何も話そうとしない。しばらく無言で獣道を歩きつづけると、話に聞いていた小さな神社が見えた。
手入れされている様子はなく回りの景色に溶け込んでいて、階段や柵が無いから境界線がわからない。
 私達は、鳥居をぬけて神社の裏手に回った。
「ここ綺麗だよ」
 先を歩いていたミカちゃんが言った。
「ほんとだねぇーーーー」
 そこは崖になっていて少し危険だったがすぐ近くに滝があり絶景だった。高いところから大量の水か上から下に
バシャバシャと音を立てて落ちる。こんな景色をみたのは久しぶりだ。
「はいチーズ」
 私はそのミカちゃんと一緒にそこで写真を撮り合った。辺りが少し明るくなり、ミカちゃんは足を止めた。洞窟に着いたのだ。
 その洞窟は木の枝やツルに隠れていて、ミカちゃんがいなかったら気づかなかったであろう場所にあった。
 それらを掻き分けて、私達は洞窟の中に入り、懐中電灯をつけた。そして、岩でできた灰色の洞窟に入っていった。

 十分くらい歩いただろうか。どこまでも一本道で洞窟の大きさも変わらない。まさか、人工的につくられた場所なのだろうか
そんな事を考えていると驚くべき光景が目の前に飛び込んできた。
「着いたよ」
 老若男女含めて百人ぐらいが目を閉じて、おそらく寝ていたのだ。中には昔の服を着ている者もいる。
「ここが、不老の正体?」
「あ、高志くんだ。久しぶりー。」
 高志と呼ばれた少年がこちらに歩いてきた。そして私に向かって言葉を発した。
「ここは現実を見なくてもいい世界。僕にとってここは理想郷なんだ」
「どういうことなの?」
「ここでは時間が流れない。つまり老化しない。だけど明確な自由意志、つまり明晰夢をずっと見ていられる。
 今あなたは明晰夢を見ている状態なんだよ」
 時計を見ると秒針が三十二秒を指したまま止まっていた。これは驚きだ。
「ふうん。」
「そして、その夢同士を結合して更に面白い世界を創造することもできる」
「私がここから帰ってきた時、現実世界ではすでに67年の時が経っていたのです」
「じゃあ、ミカちゃんが現実世界に帰ってきたのはつい最近のことなの?」
20びっくりするほど死後世界7/7(お題:ユートピア):2010/05/08(土) 21:48:05.02 ID:F+YdYcLfP
「そうです。私が意識しない間に67年も経っていたのです。もう浦島太郎状態ですよ」
ミカちゃんがそう言った後に高志少年が不気味な表情で喋り出した。
「あなたも、こうしている内に……」
 私は意識が遠のいていくのを感じた。
 もうめんどくさい現実と向き合わなくてもいいのだ。一生、私はこのふわふわした空間にいてもいいのだ。
そんなことが頭の中をぐるぐると回りはじめた。
 そう、例えるなら、朝起きなきたくないというあの気持ちだ。私に起きる理由なんてあっただろうか。
いやいや、現実なんかよりこの夢の中の方がずっと楽しい。現実に戻りたくない……。

 ―そして何日かの時間が過ぎたり過ぎなかったりした―

「お、やっとお目覚めですか。」
 目を覚ますとそこは病院だった。ベットの上で点滴をうたれていた。
「あ、兄貴」
「ずっと連絡がないんで探しに来てみればお前はグースカピーの意識不明だよ。周りには変死体がゴロゴロあるし」
「助けにきてくれたの?」
「そう。おまえは森から噴出される催眠ガスにやられたんだよ」
「あ、ミカちゃんは!」
「そんなやつ何処にも居なかったし、行方不明者も出てないよ。幽霊でも見たんじゃね」
 私はミカちゃんの事をはっきりと覚えていた。あの少女は結局何がしたかったのだろう。
「……」
「やっぱ不老不死はガセだったらしいな。次は悟朗島という島に行って伝説のキノコを」
「もう行きません」

 カメラを見てみると、そこには元気に笑ったミカちゃんの姿があるのだった。
そこに写っているミカちゃんは足が無かった・……。
 そして扇子には"ありがとう"の文字が記されていた。
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 21:50:15.71 ID:F+YdYcLfP
以上でした。読んでくれたら嬉しい
文才とかないと思うから、アドバイスくれ
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:16:17.81 ID:gmK1X0t90
>>21
 地の文での味付けが薄めなため、小説そのものと言うよりはシナリオを読んだという気分。一方、それなりに
肉付けをしたら更に面白くなるのでは、と思った。
 不老不死が伝承されるようになるためには、実例が必要。しかし、あからさますぎる実例が存在したのでは、
それは伝承レベルではなくれっきとした事実になってしまう。あらかじめ、伝承を調べに来た、という始まり方
をしている以上、伝承の起源となるエピソードを用意して伏線を回収するのがいいのではないかと思う。
 67年前の人々が現代に戻ってきているという作品なのに、昔の人たちからそういう時代錯誤感が感じられな
い。特に、主人公が洞窟内で異常体験をしている時に出会った人々の口調などにはそうした時代を匂わせる
ものが必要になると思う。
 オチが唐突っぽい。不老不死の伝承の起源を伏線にした方がよい、と思ったのも、実はこのオチのため。
ただの心霊ものの話であれば、不老不死が伝承化されることはなかったんじゃないかと思う。例え、心霊
オチにするとしても、何かしらそれが不老不死の伝承に繋がるような昔のエピソードを用意しておいて、最後に
伏線を回収するなどの方法をとった方がよかったのでは、と思った。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:30:20.19 ID:gmK1X0t90
保守代わりにお題クレ
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:32:12.49 ID:Gi4Al+mz0
保守ついでに

>>23
活動家
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:37:31.18 ID:/YFfR0B70
>>21
読みました。BNSKへようこそ。基本的に過疎スレだけど、もし気が向いたら居着いてやってくださいませ。

まず形式的なところから指摘をすると、数字がごっちゃになっていてそれで読みにくかった。
時間だけでも5時、五時、4時。細かい話で恐縮だけれど、そのあたりは次に書くときは気をつけてほしいと思う。
作品が、作品の内容以外のところで評価を落とすのはもったいないと思うので。

文章について。これは好みによるところもあると思うけれど、自分にはちょっと文章が省略されすぎかな、と思った。
おそらく、で言うけれど、作者様の頭の中では「既に前提となっていること」が文章上から抜けているんじゃないかな、と思った。
 例えば主人公の年齢設定とかね。研究で派遣、上司は教授や先生じゃなくて主任なのだからきっと研究所かなんかで
研究者をしているんだろう。だとすると院卒と仮定して24以降、新人ということもないから30前くらいかな、と思ったんだけど、
さすがに四捨五入すると三十歳の女性を「じょーちゃん」とは呼ばないだろうしなー、と結局主人公の年齢はわからなかった。
 あと、鎖廼島がどのくらいの規模の島なのか、とかもね。アパートがあったりするからそこそこ大きな島(佐渡くらい?)を
イメージしていたんだけれど、それで良かったんだろうか。こういうのは読者の想像に任せるのは一つの書き方だけれど、
基礎になる部分があやふやだと読者もイメージをつかみにくい点はあるので、ちゃんと設定を公開してあげたほうが
親切なんじゃないかなー、と思うです。

最後に、ストーリーについて。
6レス目以降、つまり話の核心についてがちょっと無理があるように感じました。
まず、ミカちゃんはこの設定なら精神年齢は10歳の子供のままじゃなかろうか。そして、ミカちゃんはなんで
67年も過ぎた世界に帰ろうとしたんだろう。なぜミカちゃんだけで、高志君は帰ろうとしなかったんだろう。
 不老不死が「伝承」として伝わったのはなぜなんだろう。そのあたりがひっかかったです。

 最後の終わらせ方は、自分は嫌いじゃないんだけれど、どう受け止めて良いのかが全くわからなかった。
写真の件で、ミカちゃんは幽霊なんだろうけど、主人公が言っているように、「何がしたかったのか」全くわからなかったし、
ありがとうの意味もわからなかった。自分が何か読み落としているのかな。

 まあ、そういう突っ込みところは多々あったのだけれど、そのあたりに目を瞑れば楽しく読めました。
素敵な作品をありがとう。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:38:28.38 ID:p2ZxUu890
お題くれたら不治の妹が喜ぶ
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:39:09.32 ID:1DtORuGa0
>>26
再生
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:40:25.58 ID:gmK1X0t90
>>24
把握
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:49:07.93 ID:F+YdYcLfP
>>22
的確なアドバイスありがとう。
そうだなーーもっと具体的に書くべきだったと思う。エピソードも足りなかったぜ
それから伏線って難しいよな。みんなどんなふうに考えてるんだろ
>>25
数字な。まとめ読んで気おつけなきゃなと思って、最初は
年齢とかの設定とか、考えてなかったwwwだいたい二十五ぐらい?妄想で書いてた。
読者がどういうふうに想像してるのかって、書いてるとなかなかわかんないんだよなー
という客観視点するのが難しいとスレに書き込んでたやつがいたけど、
今どういうことかわかったぜwwwwwwww
あと色々な不明点が多いとおもいますが、まあ勘弁

みんな俺なんかのためにこんな長文書いてくれてありがとうwww
感動したwwww
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:55:17.09 ID:H92lylEFP
>>21
読んだ。以下感想
不要に思える会話文が多く、そのせいか心象や情景の描写が少ないから
文から世界が想像出来ない
たとえば、冒頭の「あーづーいー」 の文は、「暑い」の情報しかないけど
暑いことからの流れで虫の音や夏独特のにおい、雲の流れや大きさ種類などを説明することで、夏であることを読者にイメージさせることができるし、
文章の流れがよくなるのでは
滝のシーンでも、擬音を使うとイメージが固定されてしまうし、滝を想像した時にバシャバシャという擬音はふさわしくないように思えた
最後の落ちに使われた写真を取ったシーンも、主人公がその時にどう思ったのかを書いたほうが、作品の方向性もわかりやすくなるのでは?
レンズを覗いたときに目の焦点が合わずに、思わずピントを直してしまうだとか
水辺であることと絡めて、洞窟からの冷気で無意識に手をさすっていたとか
会話が続くのに心象描写がないため、途切れ途切れに見える。

ストーリーに関しては気になる点がいくつかあった
ミカちゃんはついこの間現世に帰ってきたというが、数十年に渡っての不在をおばあさんが言葉にしないのはちょっとおかしいと思う
主人公が扇を返す時に、返却する当人を前に手で扇いでいるのは引っかかる
世界はテンプレ的な田舎の島だと受け取ったけど、世界観は現実的なのに、細かいところで現実感がないので
怖さが際立たないのではと思った
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 22:56:34.71 ID:p2ZxUu890
>>27
サンクス
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:10:51.18 ID:F+YdYcLfP
ごめん。また意味不明な文章を勢いで書いてしまった。数字は、漢字じゃない方で書いていたんですよ。
で、途中から無意識のうちに漢字を使っていまして、途中から漢字になったので、他のやつも漢字に直そうと思って直したつもりだったんですけど、
私の目はフシアナサンらしくて、こうなりました。

>>30
心象や情景の描写か。苦手というか、この文章にそれが無いってことは、小説ですら無いのではないかと思えてきた。
何か俺はセミが」鳴いているという事だけで、夏を表現した気になっていたようだ。
なんか具体的な情景を出せばそれっぽくなるかなあ。
心情描写をさ、文字と文字の間に出すとさ、読みにくいなあと思ったのよ。
それで会話をブロック化してみたんだけど、よく見たら会話ばかりでした。
心理的なものって書かなくてもわかっている気になっちゃう。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:20:49.46 ID:nceuGTSE0
お題ください
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:21:22.13 ID:BmgFiH5U0
>>33
禁煙
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:22:43.49 ID:nceuGTSE0
把握
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:52:16.15 ID:bgbm8EFO0
落ちそう
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:53:36.52 ID:F+YdYcLfP
>>32
文字と文字の間→会話と会話でした。すいません
だめだ、疲れた
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:53:42.30 ID:wHYy/r5e0
お題ください
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:54:48.46 ID:bgbm8EFO0
>>38
中毒性
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:55:10.34 ID:wHYy/r5e0
>>39
どうも
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:55:38.34 ID:ShB9sRSW0
堕ちてゆくのも しあわせだよと
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/08(土) 23:55:48.41 ID:T70/D2ZL0
猫の手を借りたい少女
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:03:40.07 ID:oDtqMesr0
なんかお題くれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
妙に暑くて寝付けそうにないからゴロゴロしながら内容練りたい
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:05:09.32 ID:sXbWFkJb0
チョコレートの苦み
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:05:40.35 ID:hK4qpKKg0
>>43
専門用語
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:15:20.48 ID:0EiHRffy0
>>44>>45
了解
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:17:26.86 ID:sXbWFkJb0
俺も書いてみようかな
お題ください
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:19:44.33 ID:Q3/I90LC0
書いてみたいなお台下さい
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:22:30.54 ID:VYpApo7z0
>>47
高速

>>48
欠席
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:26:51.95 ID:sXbWFkJb0
>>49
ありがとう
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:27:40.48 ID:Q3/I90LC0
>>49
はじめてだけどがんばる
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:29:03.04 ID:Q3/I90LC0
さげちまった
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 00:51:24.87 ID:90UOGFOe0
ゴミ
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 01:40:33.63 ID:BkE/g1Fz0
眠たくなってきた
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 02:20:30.73 ID:BkE/g1Fz0
fuwaaaaa
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 03:39:57.19 ID:hNGCggTv0
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 03:42:39.75 ID:BkE/g1Fz0
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 04:05:19.68 ID:tucJT8F5P
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 04:05:33.00 ID:iOMNqD3KP
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 04:08:51.57 ID:yDjlJGF30
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 04:30:11.99 ID:hNGCggTv0
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 05:28:47.89 ID:swDih6P70
おっはー
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 06:57:25.98 ID:hNGCggTv0
ho
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 08:16:13.37 ID:OTnLukjg0
tes
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 08:49:49.35 ID:OTnLukjg0
ほしゅ
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 09:18:03.21 ID:dVq6YRBF0
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 09:18:56.95 ID:dVq6YRBF0
ほほ
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 10:31:04.46 ID:EPcSK2Ad0
おは
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 11:56:40.40 ID:EPcSK2Ad0
ひる
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 13:03:28.70 ID:EPcSK2Ad0
ひるすぎ
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 14:00:55.74 ID:EPcSK2Ad0
ひるさがり
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 14:30:06.60 ID:Q3/I90LC0
ho
73以下、名無しにかわりましてVIPがおおくりします:2010/05/09(日) 15:11:59.77 ID:pBYkzyX00
お題ください
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 15:43:58.47 ID:oP3J1bBp0
>>73
晴天
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 15:45:04.59 ID:EFllgyQ/0
創作発表池
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 16:25:52.35 ID:Q3/I90LC0
投下します
処女なのよ・・・///
77お題:欠席:2010/05/09(日) 16:27:47.49 ID:Q3/I90LC0
「うおおおおカワイイ〜」

「大事にするんだぞ」

会社帰りの親父がそう言いネクタイを緩めた。
俺は生まれて初めてペットを買ってもらった。
ミニチュアダックスフンド。年齢はわからないけど見た感じは生まれて間もないって感じがする

「ブリーダーの人が言うにはワクチンは接種済みだから明日から散歩してもいいだとさ。買ってやったんだから学校の勉・・・」

やった!!ついにねんがんのペットを手に入れたぞ!!
あっ・・・膝の上で寝た!かわいいな・・・ 早く散歩したいな 明日の朝すぐ散歩に行くぞ!

でも明日学校だな


学校休めばいいか・・・
数Vとか今むずかしいからな・・・きいとかなきゃやばいかもな。まぁノート写させてもらえばいいか
休むには何とか理由をつけないとな。下手に理由をこじつけるといじめられてるのか?とかうっさいからな
まぁ明日なんとかなるだろ
じゃあもう寝るか・・・
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 16:29:19.33 ID:Q3/I90LC0
>>77
しくった77は1/4です
79お題:欠席2/4:2010/05/09(日) 16:30:00.33 ID:Q3/I90LC0
「ちょっとー早く起きないと遅刻するわよー!」
やべ8時20分!!
学校まで30分だから完全に遅刻だな・・・
まぁどっちみち休むつもりだったからな
親父はすでに会社に行ったな。母さんを会社に行かせれば工作完了だ
どうする・・・頭痛は・・・ダメだなそんなんで休ませてくれるはずがないな・・・
熱だって自宅で工作できても病院でやるにはむずいし・・・
腹痛は?
腹痛なら下痢で学校で洩らさせるわけにはいかないだろう。病院に行ってもパッと見で区別できない
完璧だ!
「ふーうっ・・・・」

「どうしたの?しんどいの?」

「腹いたい・・・」

「えー今から私会社行くのよー?一日休むと8000円そんするし・・・」
80お題:欠席3/4:2010/05/09(日) 16:30:48.52 ID:Q3/I90LC0

まずいな・・・母さんが休むと散歩なんてとても無理だな・・・
なんとか学校を休みつつ母親を会社に送り出したいな・・・できれば学校に休む旨も母親の口から言わせたい・・・
「どういうふうに痛いの?下痢とかしたの?」
「・・・・昨日から・・・下痢はしてた・・・」
「んーじゃあ病院いかないとな・・・会社に連絡しないと・・・」
あわてるな。ここで変に会社に行かせようとすると怪しまれる・・・
母親に合わせつつ自然に会社に行かせるようにしなくては・・・
「無理ぃ・・・腹痛くて病院いけへん・・・」
「えーそれじゃどうすんのよー とりあえず食べれる物買ってくるからね」
「その前に・・・・学校に電話しんと・・・遅刻になってしまう・・・ぅ・・・」

「○組の○○の母ですけど・・・ということですので・・・・・」

ガチャン
「あぁーもうこんな時間どうすんの看病しな無理?」
「・・・んー近くにコンビニあるし・・・多分何とかなる・・・」
「あそう、じゃあ母さんもう会社行くね!」

勝った!!
当初の予定とは違うが病院に行かずに済むのは結果オラーイだ!
今日は晴れてるし、初めての散歩には絶好の日だ・・・・・!!!
81お題:欠席4/4:2010/05/09(日) 16:32:23.51 ID:Q3/I90LC0




「おいくそババア飯作れよ!」
「・・・・・・・・ポチ、買い物行ってくるからお留守番お願いね」

ったくあのクソジジイがいらんこと言いやがるから・・・
親が子を養うのはあたりまえだろ!
だから親が生きてる間は働かなくたっていいんだよ!!
くそ!なんで俺にだけ飯作んねえんだよ!俺は長男なんだぞ!


「はぁはぁ魔法少女萌え〜」

・・・高校時代に戻りてぇな・・・・
あんとき学校休まなかったらポチの散歩あきらめてたら留年しなかったら大学うかってたら彼女できてたらバイト面接うかってたらひきこもらなくてよかったら



「クゥ〜ン」

うっせーなクソ犬お前のせいで俺の人生が狂ったんだよクソが!!

「あぁ・・・腹減ったな・・・」




「ただいま〜    あれ    ポチは?」
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 16:34:26.30 ID:Q3/I90LC0
何書いていいかわからなかった
難しかったです
ひまでしたら感想おねがいします
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 17:17:18.76 ID:M1fGva1N0
>>82
段落がないこと。改行とかも自重したほうがいいかと。
三点リーダーって言って・・・じゃなくて……みたいな感じで偶数で使うのがいいと思う。
ってことで、まとめは読んだ方がいいんじゃないかなって思います。

         ※              ※

4スレ目とかに↑みたいなのを付けたら時間の経過とかわかりやすくなるかと。
ストーリとかは、あれだ、高校生でしかも受験生とかだったら、もっとそういう主人公の焦りのようなもの?
を入れた方が面白くなると思った。例えばテストの成績とかで親におこられるとか。
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 18:03:46.01 ID:DB7Yw6Qd0
お題ください
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 18:22:59.32 ID:EPcSK2Ad0
>>龍

んじゃ、ぼちぼち品評会投下
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 18:23:12.44 ID:hNGCggTv0
言語
87現代性の神話 1/5 ◆Mulb7NIk.Q :2010/05/09(日) 18:24:01.13 ID:EPcSK2Ad0
 それは一九〇九年十二月の出来事です。北の涯てにある雪原で、一人の男が行き倒れました。
 この不幸な男に名前はありません。最初の瞬間から今に至るまで、名を与えられずに生きてきたのです。しかしそ
れも、こうなってしまっては最早意味のないことなのでしょう。薄い氷のつぶてが、容赦なく男の上に降りかかり、
彼を無限の白の中へ呑み込んでいきます。
 ところがどうしたわけか、完璧なる死はいちどきに男の肉体を襲いませんでした。いわば「仮死状態」のまま、彼
の肉体は氷の下に保存されたのです。
 しばらくすると、さらに奇妙なことがおきました。男の精神が、肉体から剥がれ落ちたのです。彼(の精神)はそ
の場でむくりと立ち上がり、怯えた羊のような目で辺りを見回しました。自分の身に何が起きたのか、はかりかねて
いるようです。
 男は猛烈な吹雪の中で立ち尽くしていましたが、寒さを全く感じていないことに気付いて驚きました。彼は少し考
慮して、「自分は死んだもの」なのだと認識します。無理もないでしょう。

 精神だけとなった彼の眼は極めて明瞭でした。恐ろしく遠い場所や、本来ならば見えない筈のものさえ見通せます。
男はそのことをきちんと理解するより先に、ほとんど無意識のままじっと東の方角を見つめていました。まるで悪霊
に取り憑かれたかのように、ぎらぎらと眼を血走らせています。
 男は遥かな国々と無辺の大地の向こうに、なにか心惹かれるものを見つけました。彼は直感的に、その場所こそが
死者の為の目的地なのではないかと考え、ゆっくりと歩み始めました。

 *

 それから一年後の話です。男は長い旅路を経て、深い森の中へ辿り着きました。途中、いくつもの村や町を抜けま
したが、彼の姿を意識の中に認める者は誰一人としていません。彼はそのうち無駄なことだと悟って、生者との接触
を諦めました。ひっそりとした、それはそれは孤独な旅です。それでも男は歩みを止めようとはしません。彼を突き
動かしていたのは、一種の好奇心に似た感情です。男は操り人形のように黙々とこの地まで歩み続けて来たのです。

 いま彼の立っている森は、針葉樹を多く抱え、灰白色の土壌に支えられていました。森のあちこちで、細い川が放
射状に広がり、木々に押し隠された浅い泉が幾百幾千年ものあいだ、同じ水音を奏でています。泉の甘い水を求めて、
キツネや渡り鳥、珍しい種類のウサギ、そしてオオカミからグリズリーまで、様々な動物が代わる代わるやってくる
ので、騒々しさがいつも絶えません。
88現代性の神話 2/5 ◆Mulb7NIk.Q :2010/05/09(日) 18:24:42.59 ID:EPcSK2Ad0
 しかしただ一点、他の森と決定的に違っているのは、階段の存在でした。もちろんそれは本来なら見えない筈の代
物で、驚くべきことに、この森の階段は空に向かって延々と伸びているのでした。男が行き倒れた日に見たのはまさ
しくこの光景で、遠くから見ると、森の中央から天空までを斜に結ぶ一本の線にも見えます。
 階段は、朝の光を受けたミルクのように白く、冷たく輝き、男の目前に佇んでいました。踏み板の一枚一枚が宙に
浮かびながら積み重なり、それでいて時を止められたかのようにビクともしません。
 男は恐る恐る足を踏み出しました。足の裏で一段目に触れると、板は硬くなめらかであり、また冷ややかでもあっ
たので、大理石みたいだと彼は思いました。
 男が「冷たさ」を感じたのは、実に一年ぶりのことです。雪も土も焼レンガも、精神体となった彼の世界で、すっ
かり温度を失っていました。肉体のない存在に作用するとなれば、それが尋常の物質ではないことは明らかです。
 彼はここに来てようやく安心感に満たされました。まるで生きているようだと心の底から思ったのです。ここ一年
のあいだ無味乾燥だった知覚の中に、「冷たさ」をもって彩を添えたからでしょう。
 彼は生き生きとした表情と、しっかりとした足取りで、階段をのぼり始めました。ときには走るように駆け上がり、
また立ち止まってみたり……。
 男にはもう、疲労を感じる肉体がなかったので、空に近づいていく行程が楽しくて仕様がないのです。
 いくらか行くと森の全景が見渡せ、またいくらか行くと、青白い峰峰の頂や、起伏に乏しい萌黄色の大平原が見渡
せます。男はさらにのぼりつめて行き、薄い雲の中をくぐり抜け、青空に溶けていきました。
 しかしながら階段はまだまだ先に続いています。

 男は休みなく幾日幾晩と歩き続け、ついには大気の層をも抜け出しました。宇宙にまで達したのです。
 彼の見た宇宙――そこは深い縦穴の底のようで、気を抜いた次の瞬間には絶対の暗黒が支配している、うら寂しい
空間です。
 ここまで来てようやく階段は途切れていました。最上段に何かがあります。彼はよくよく確かめてみようと近づい
て行きました。
 階段の先端で彼が見つけたのは、三日月形の揺り篭です。華美な古代装飾が全体に隈なくなされています。中で小
さな赤ん坊が静かな寝息を立てて眠っていました。男が手を伸ばして赤ん坊の柔らかそうな頬に触れようとしたとき、
「待ちなさい」と彼は背後から呼びかけられました。
 男が振り向くと、立派な白髭をたくわえた背の高い老人が立っています。老人は銀色にぴかぴか光る、ゆったりと
したローブを身に纏っていました。痩せて皺だらけの顔には、透明感に満ちた夜明けの群青のような瞳が静かに光っ
ています。
89現代性の神話 3/5 ◆Mulb7NIk.Q :2010/05/09(日) 18:25:34.43 ID:EPcSK2Ad0
「いまの君達には手に余るだろう」
 老人は言いました。男の方はどうしていいか分からず、差し出した手のやり場に困っています。老人は男を意に介
さず、続けて言いました。
「その赤ん坊は、本来君達自身の持ち物なんだが、君達が背負うには重過ぎるとみえて、今まで私が預かっていたん
だ。君達に知性が発顕してから、ずっと」
「話が全然よめねえな……じいさん。この赤ん坊は一体、何なんだ?」
「いうなれば夢だよ。……赤ん坊は、この宇宙の、この常闇の世界で、明けない夜をつらぬき徹す黄金の夢を見てい
るんだ。分かるかい、黄金の夢さ。それは愛、正義、勇気、希望、そして人類を前進させている諸々の大きな力だ。
熱烈な信仰も黄金の夢に含まれるね……」
「はは、さっぱりわからねえや! ところでお前さん、何者だい?」
「君はなかなかに察しが悪いねえ。私は神とよばれるものだよ」
「へえ、あんた、神様だったのか! そいつはたまげた! いや、しっかし、訳のわからねえことを言い出すから気
違いかと思ったんだが、なるほど、神様だったのか。どうりで難しい話をするわけだ! それにしても、神様ってや
つぁ、ちゃんと人の形をしてんだなあ。もっと、どえれえもんだと思ってた。オイラぁな、昔からあんたに会ってみ
たかったんだ!」
「それはどうして」
「話したいことがあるんだ。……えっとな、神様、白状するとオイラぁ人を殺したことがあるんだ。それも一人や二
人でねえ、たくさん殺した。ああ、あんたが相手だから包み隠さず話すよ、うん。そいでな、追い回されてるうちに
すっかり腹が減っちまって、だけど帰る場所なんてどこにもねえから、オイラぁ雪ん中で死んじまったんだ。でよ、
ほんに死ぬ間際のことだ、寒さに震えながらオイラぁ、あんたのことをちょっと思い出したんだ。神様はオイラのこ
とをどうすんだろう、きっと汚いものでも見るみたいに、まっ逆さまに地獄へ落とすに違えねえ、とな。ところがど
うだい、オイラは神様と向かい合って話をしている! なあ、神様……いまさら一生懸命にお祈りしてみたって、あ
んたはオイラを救ってくれやしねえよな、そうだよな?」
 神を名乗る老人は、半島にそびえたつ巨岩のように固く押し黙っています。
「へへ、そうだそうだ。安心した、あんたは正直もんだ! 神様万歳だ!」
 男は皮肉そうに口元をゆがめ、息を継ぎました。
90現代性の神話 4/5 ◆Mulb7NIk.Q :2010/05/09(日) 18:26:15.78 ID:EPcSK2Ad0
「ところでよ、神様、実はもう一つ話があるんだ。オイラぁな、生まれたときからしょうもねえ質をもっててさ、例
えば酒職人がやってきて、そいつの生涯をかけて創った自慢の蒸留酒を見せてきたすりゃ、酒樽に小便をひっかけて
やって、全部台無しの滅茶苦茶にしてやりたくなるような人間なんだ。あくまで例え話だがな。ああ、そうさ。そん
な酒があるなら飲んでみてえよ、まったく。……と、話がそれちまった。とにかくだ、要するにオイラはとんでもな
くへそ曲がりなんだ。だから――みんなが偉えと噂してるあんたのこと――ぶっ殺してやりたくてたまらねえ。へへ
へっ、ずっと前からひそかに思ってたんだ。大声でもって宣言したわけじゃねえ。心の奥に持ち続けた気持ちさ。そ
して案の定、あんたはこうしてオイラの目の前に現れた。とんでもねえ巡りあわせもあったもんだで。なあ、神様よ、
オイラの目の前に見えてるあんたは生きているのか? それとも死んでるのか?まあ、まかり間違っても生きちゃい
ねえよな。生きてたらこんな場所まで来れねえだろう。うん、それでさ、殺すってことはすなわち、相手を死なせるっ
てことだよな。死んでるものを死なせたら、どうなっちまうんだろうな。あんたの身で一丁試してみないかい、神様
よお、ほら!」
 男は語気を荒げてそう言うと、神と名乗る老人の首を、両の手で締め上げました。老人はただ、怒りや悲しみといっ
た感情を全て排した表情で、男のなすがままになっていました。
「悪いなあ、神様。オイラ馬鹿だからよ、いろいろと、ほんにいろいろと、素直になれなかっただで!」
 男がいよいよ腕に力を込めると、神と名乗る老人は事切れてしまいました。老人の死体は蛍火を放つ細やかな粒子
となって崩れ始めたかと思うと、次の瞬間には霧散して、跡形もなく消え去りました。そのさまはまるで、宇宙の風
に吹かれながら、やがては消えゆく星々のさだめを思わせます。
 見届けた男に、これといって特別な感情は持ち上がりませんでした。男の意に反して、何も心に残らなかったので
す。結局、酒場のごろつきを殺すのも、卵を産まなくなった雌鶏を殺すのも、そして神を名乗る老人を殺すことさえ
も、彼にとっては同じことなのでした。
 男は老人の居た空間に背を向け、赤ん坊と対峙します。もう男を止める存在はありません。
「いよいよ意味は分からなかったが……。たしか、明けない夜をつらぬき徹す黄金の夢だったか。へへ、ならオイラ
が目覚めさせてやるってもんだ。事情は知らねえが、こいつを返してもらうぜ、神様」
 彼が右手を伸ばして眠る赤ん坊の額に触れると、赤ん坊は幻のようにゆらゆらと歪み、それから堰を切った奔流の
勢いで、彼の内部に入り込んできます。
 赤ん坊を全て取り込んだ男は、突然自分の存在が世界の中で大きく膨らんだかのような、晴れ晴れとした気分にな
りました。彼は階段の端から遥か下方に広がる地球の姿を眺めていると、さらにその感を強く感じました。ややもす
れば驕りともなりかねません。ですが今は、今この瞬間だけは、輝ける展望をありありと目前にひきとらえ、自覚し
た個人がそこに居ます。
91現代性の神話 5/5 ◆Mulb7NIk.Q :2010/05/09(日) 18:26:58.12 ID:EPcSK2Ad0
「おお……なんだ……こいつはいい、とても、いいもんだで! 神様を殺した甲斐だ、オイラぁやったんだ!」
 男の熱は、ついに階段を揺るがしました。天に至る道は根元から次々と瓦解していき、足場を失った男は地上に落
ちていきます。流星のような激しい勢いで、彼は叩きつけられました。しかし痛みなどはありません。
 ちょうどその頃、雪原に秘し隠された男の肉体に、ついぞ完璧なる死が訪れました。偶然でなく、全ては必然でしょ
う。よりどころを失った彼の精神はゆるやかに虚無の中へと還元されていきます。男はどうしたわけか、満足げに微
笑みながら最期のときを迎えました。
 融解した彼の精神を通じて、黄金の夢は広がっていきます。それは地を駆け抜け、山を飛び越え、海を行き渡り、
天を包み込み、人々の心の中へ深く深く浸透していきました。
 これが現代の始まりにあった出来事です。そして黄金の夢の残滓は、今でも脈々と息づいているのでした……。  (了)
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 18:27:59.39 ID:EPcSK2Ad0
投下終了ー
>>85>>84宛て
安価ミス恥ずかしいです///
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 18:32:58.30 ID:EPcSK2Ad0
セルフ転載完了
皆さんおつですー
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 19:05:42.72 ID:I/Z5aBdw0

お題ください
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 19:29:07.90 ID:EPcSK2Ad0
>>94
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/05/09(日) 19:30:08.89 ID:PCX4uHwx0
おだい!おだい!
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
まだあったのか、このスレ

>>96
金切り声