「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者たち……」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここは
都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり
そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり
まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです

今までのお話は↓でゆっくり読んでいってね!

「まとめwiki」 ttp://www29.atwiki.jp/legends/

まとめ(途中まで) ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 19:29:53.04 ID:LEf9j/rb0
ついでに避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/13199/
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 19:34:23.48 ID:3vHnuK+/0
メリーさんかわいいよおおおおおおおおおおおお
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 19:37:27.31 ID:uN3iiECoO
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 19:50:22.23 ID:bh2idpcOO
スレ立ておつー
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 19:56:24.59 ID:fW5UF9MP0
乙!!
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 20:52:12.77 ID:bh2idpcOO
8頑張れ学校町の警察さん(代理):2009/11/03(火) 20:59:15.88 ID:LEf9j/rb0
4コマっぽいの

警察幹部「何故、私の部下には都市伝説と関わりたがる者が多いのでしょう」(ため息
黒服H「関わるな、と言われると関わりたがるのが人間の性さ」

警察幹部「…かと言って、積極的に関わるように、などとは言えません」
黒服H「だよなぁ?」

警察幹部「……せめて、無茶をしなければ良いのですが。都市伝説と契約している彼が、特に心配です」

黒服H「何だ、そいつに気があるのか?…っち、先に手ぇ出しておけば」
警察幹部「そんな訳ないでしょう。訴えますよ。そして勝ちますよ」

***********************

308 名前:名も亡き都市伝説契約者[] 投稿日:2009/11/03(火) 20:44:14
何となく4コマっぽいの
本スレの方で20分以上何も書き込みがないと不安になるチキンはきっと俺だけ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:05:21.32 ID:bh2idpcOO
代理乙

そして避難所>>308
最近の保守間隔が解らず書き込み躊躇するチキンもきっと俺だけ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:07:57.33 ID:dFzSgupZO


 ↓少女姿だけど黒い服着てる
黒服Y「軽く検診受けました」
同僚「どうでした?」



黒服Y「身長が150cmジャストだった」
同僚「体重は?」



黒服Y「あはは、女の子に体重を聞いちゃダメだよっ(はぁと」
同僚「今とても殺意が沸きました」チャキ



黒服Y「さぁ、こっちに向けて握ってる僕の拳銃を返すんだ」
同僚「今からそちらに高速で飛んでいきますよ」
黒服Y「撃っちゃダメぇ!!」
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:09:29.91 ID:KolDQcVM0
>>1乙!
そしてなんという三角関係ww

避難所>>308
>>9
あるある
最近だと夜中二時間ぐらい放置されてても落ちてなくて逆に驚くわww
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:10:20.32 ID:KolDQcVM0
311 名前:名も亡き都市伝説契約者[] 投稿日:2009/11/03(火) 21:06:35
本スレ>>9
あるあるwwwwww
やけにチキンに保守している人物がいたら、それは高確立で俺です
しばらく規制が続くだろうから、保守もできんがな!orz

13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:14:02.43 ID:LEf9j/rb0
少なくともAM4:00〜AM8:00はレス無くてもセーフのはず
どういう基準でスレ落ちるのかは知らんが
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:15:58.66 ID:KolDQcVM0
312 名前:名も亡き都市伝説契約者[] 投稿日:2009/11/03(火) 21:11:20
本スレ、黒服Y可愛いwwwwwwww
撃っちゃらめぇwwwwwwwwwww

本スレ>>11
>最近だと夜中二時間ぐらい放置されてても落ちてなくて逆に驚くわww
それは、大規制中のせいもあるんだろうなぁ、と思う
規制が順々に解除されていけば、そうはならないだろうね

***

徐々に規制は解除されてってるらしいが、元に戻るのはいつになるやら・・
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:20:17.36 ID:KolDQcVM0
313 名前:名も亡き都市伝説契約者[] 投稿日:2009/11/03(火) 21:16:08
本スレ>>13
スレが落ちる基準は、板とかサーバーによって違うんじゃなかったかな
一定時間内に一回もレスがなかったら落ちる、とか
板全体のスレの数が一定に達すると、下の方のスレから順番に落ちていく、とか
VIPのスレ落ちの基準わからんのでなんとも言えないんだけど
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:21:16.87 ID:LEf9j/rb0
早いところは今月頭〜中旬で解除って話があって、解除されてる奴もいる
でも遅い奴は今月いっぱいか年内規制が続くみたい
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:28:22.53 ID:bh2idpcOO
新参な上に携帯なんでスレ事情とかさっぱりだよorz
ここ数日文化祭でなんも書いてないけど、とりあえず保守と支援は頑張ってみたい

そして黒服Yはむしろ挑発してるとしか思えないwwww
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 21:54:43.28 ID:fW5UF9MP0
前より人も増えた?し久々にアンケート
Q00. あなたは都市伝説を信じますか?
Q01. あなたはどんな都市伝説が好きですか?
Q02. あなたがこのスレで好きな物語はなんですか?
Q03. Q02.のどこが好きですか?
Q04. あなたがこのスレで好きなキャラクターは誰ですか?
Q05. Q04.のどこが好きですか?
Q06. あなたの契約したい都市伝説はなんですか?
Q07. あなたのフェティズムを教えてください。
Q08. あなたの好きな曲を教えてください(ジャンルは自由です)。
Q09. 御感想、御意見など、御自由にどうぞ!!
Q10. さっきからあなたの後ろにいる方はどなたですか?
Q11. あなたは赤/好きですか?
19マッドガッサーと愉快な仲間達 マッドガッサーの憂鬱(代理):2009/11/03(火) 22:02:12.86 ID:fW5UF9MP0
 都市伝説は、人間と契約を結びやすい存在と、結びにくい存在とに二つに大きく分ける事ができる
 それは、契約リスクの問題もあるが、他に…その都市伝説の「在り方」も大きく関係してくる
 元々人間に友好的な都市伝説や、そうじゃなくとも、人間たちが恐怖を抱いてこない都市伝説ならば、契約しやすい事だろう

 ……だが、自分は
 女子供だけを狙い、毒ガスで殺して回る存在
 軍の人体実験など、ほの暗い背景が付きまとう都市伝説
 そんな都市伝説と積極的に契約したがるのは、悪人か狂人のみ
 そして、そんな都市伝説は…すぐに、誰かに討伐される

 生まれてこの方、誰かと契約した事はない
 ただ単体で存在し、生まれたその都市伝説の噂のままに殺し続けた
 そうして暴れているうちに、スリーピー・ホロウによって首を切り落とされ、絶命して…


 再び生を得た、その時
 何故か、自分は二人に分裂していた

 片割れは、今まで通りの毒ガスを使うマッドガッサー
 そして、自分は…通常語られてもいない、特殊な毒ガスを使うマッドガッサーに
 二つに、別れてしまった
 原因は、わからない
 ただ、都市伝説の中には、生まれてくる際に通常語られるのとは全く違う、突然変異的な個体が生まれる事がある事は知っていた
 だから、復活した際、どう言う原因か理由かはわからないが、自分がそれになったのだと…ただ、そうとだけ理解した
20マッドガッサーと愉快な仲間達 マッドガッサーの憂鬱(代理):2009/11/03(火) 22:03:22.30 ID:fW5UF9MP0
 一つから別れた二つの都市伝説
 通常ならば、共に行動するところだろう

 …だが、自分は片割れと離れた
 共に行動はできなかった
 片割れは、マッドガッサーと言う都市伝説にまつわる暗い面を全て受け継いだかのような存在だった
 積極的に殺して回る
 役に立たないならば、片割れでも捨石として利用する…ただただ、非常で冷徹な存在

 その片割れと行動し続けるのは、苦痛だった
 どうせ、自分のガスでは誰も殺せないのだ
 足手まといにしかならないのなら、いつか自分は片割れに殺される
 だから、その片割れから逃げるように……遠く離れた、小さな島国までやってきた


 しばらくは、仲間を作ろうなどとは考えなかった
 誰かと行動する事に、恐怖すら感じていた
 どうしても、己の片割れを思い出してしまい、できなかった
21マッドガッサーと愉快な仲間達 マッドガッサーの憂鬱(代理):2009/11/03(火) 22:04:31.32 ID:fW5UF9MP0
 しかし、己の無力さを実感し
 やはり、仲間が必要だ、と感じたのだ
 そこで、少しずつ、仲間を集めはじめた
 マリ・ヴェリテのベート
 魔女の一撃とその契約者
 「頭を強打すると記憶を失う」の契約者に、スパニッシュフライの契約者
 「爆発する携帯電話」と「13階段」
 そして、アメリカにいた頃に知り合っていたジャッカロープと、もう一体……とある、巨大都市伝説を仲間にして
 少しずつ、少しずつ、周りが賑やかになっていった
 仲間がいる事が、仲間と共に行動する事が、酷く心地よくなっていっていた
 知らないうちに、仲間と言う存在が大切になっていっていた

 …それと同時に、恐怖が芽生える
 再び、かつての孤独な状態に戻ってしまう事が
 今の仲間を失う事が、恐怖で仕方ない
 失いたくない、あの頃に戻りたくないと、強く恐怖する

 だが、自分のガスではロクに戦えない
 仲間を護るどころか、護られる事しかできないではないか
 …ならば、どうする?
22マッドガッサーと愉快な仲間達 マッドガッサーの憂鬱(代理):2009/11/03(火) 22:05:39.79 ID:fW5UF9MP0
 少しずつ、思い出す
 己ではなく、片割れに受け継がれていた知識を
 軍が人体実験を行っている、その言われから身につけていた重火器の扱いの知識を
 幸い…と言うか何と言うか、少しその手の武器が手に入る機会もあったし
 これで、少しは護れるかもしれない
 仲間を失わずにすむかもしれない
 そう、考える


 …あぁ、でも、油断はできない
 この街は、都市伝説が集まっているから
 中には、強大な力を持っている奴もいるだろう
 集団の力が恐ろしい事も、アメリカにいた頃に味わっている


 …だが
 この仲間を失うものか
 お前たちなどに殺させるものか
 
 目的のために集めた仲間
 だが、今では



 目的よりも、むしろ、仲間と共に生き続けたいのだと
 時折、ふっと、そう考えるのだ


fin
23マッドガッサーと愉快な仲間達 マッドガッサーの憂鬱(代理):2009/11/03(火) 22:08:08.12 ID:fW5UF9MP0
何となくマッドガッサー視点
てめぇ、もういっそハーレム諦めて仲間とのんびりしとれ、とも作者的に思うがそうもいかんので色々と構想中
その内、決戦のお知らせをする予定ですので、その際は被害者の皆様、是非「マッドガッサーを殺さない程度にフルボッコの集い」にご参加を

との事で以上代理でした
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 22:13:53.81 ID:uN3iiECoO
代理乙
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 22:21:31.11 ID:bh2idpcOO
代理おっつー
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 22:50:26.61 ID:bh2idpcOO
wwwwちょwwww避難所wwwww禿飛んだwwwww
もはやチートなんてもんじゃねぇwwwwwwwww
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 22:56:51.38 ID:fW5UF9MP0
>>26
あれがチートなんてレベルじゃないのは元からですよ・・・
だって夢の国と戦うよりも前の時点で
北極で南極割って、生身で大気圏突破して、海とオーストラリア物理的に割ったんだぜ?
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 23:09:11.08 ID:bh2idpcOO
>>27
流石マ神wwww「神」の名は伊達じゃないwwwww
しかし町の男共にとっては悪魔かもwwwwwwwwww
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 23:32:05.95 ID:bh2idpcOO
ねるぽ
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/03(火) 23:35:11.19 ID:1+zBu014O
>>18
いい機会なのでやってみた

Q00. あなたは都市伝説を信じますか?
信じている
Q01. あなたはどんな都市伝説が好きですか?
勿論、女の(ry
Q02. あなたがこのスレで好きな物語はなんですか?
首なしラ……じゃなくて首なし騎士の話
Q03. Q02.のどこが好きですか?
首なし騎士格好良いよね!
Q04. あなたがこのスレで好きなキャラクターは誰ですか?
ホロウさん、爆発する携帯電話の契約者、花子様 等々…
Q05. Q04.のどこが好きですか?
個性的なキャラクターで話を読んでいて楽しいから
Q06. あなたの契約したい都市伝説はなんですか?
虫以外なら何でも
Q07. あなたのフェティズムを教えてください。
眼鏡、声
Q08. あなたの好きな曲を教えてください(ジャンルは自由です)。
威風堂々、黄昏の賢者
Q09. 御感想、御意見など、御自由にどうぞ!!
クロスっていいよね! 今の話しを無事にエンドまで持っていけるかどうかだけが心配なんだぜ!
Q10. さっきからあなたの後ろにいる方はどなたですか?
だれだろうな、この人
Q11. あなたは赤/好きですか?
……………………
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 00:27:29.34 ID:NEr/YwaeO
アンケートの最後って元々
Q11. あなたは/好きですか?
だったよね。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 00:53:22.27 ID:L0ZXiLrTO



黒服Y「ほんとうに撃つとは思わなかった。髪の毛が数本散っただけで済んでよかった」
同僚「暴発って怖いですね」



同僚「冗談はこれくらいにして結果はどうだったんですか?」
黒服Y「冗談で死にそうn「また暴発しそうです」全体的に体力が落ちてたよ」



黒服Y「射撃とか技術的なものはあまり変わってなかったけど……」
同僚「けど?」
黒服Y「今まで使ってた銃で撃ったら腕がすごく痛かった」



黒服Y「というわけで新しい銃が欲しい」
同僚「それくらい自分で取って来て下さいね、私はメイドじゃないので」
黒服Y「うぅ、怪我人なのに……」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 03:20:27.55 ID:FlUynkoA0
ねるほ
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 05:47:47.54 ID:Z+dwM5wnO
おはよほしゅ
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 06:11:35.70 ID:qV4ii5YM0
おはよう
>>1
保守
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 07:02:54.36 ID:/6PyAzMxO
おはよう保守
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 08:24:39.21 ID:VJkaQtkDO
保守
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 08:37:19.69 ID:VKyrCsDEO
Wiki、うさぎちゃんと闇子さん削除されたの?
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 09:45:57.73 ID:gEsUdcDHO
>>38
いやたぶんまだまとめられてないんだと思う、wikiもまだすべての話を網羅してるわけではないし
膨大な量だし気付いた人がまとめてくれると助かる
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 10:55:47.77 ID:6HKTUv5oO
41悪魔の少女:2009/11/04(水) 11:32:21.41 ID:NEr/YwaeO
亜細亜日本とある山

二人の男女がいた。一人は「悪魔憑き」の少女、もう一人は「ツングースカ大爆発」の男。
「能力を使わずだぁ?はっ、出来るもんならやってみろ!」
男が右手を突き出す。瞬間、少女のいた場所が爆発する。だが、そこに少女はおらず。既に男に向かって走り出していた。
男は、少女に手を向け、能力を発動しようとし、少女が左にまがった事に気付く。
すぐに手を左に向け爆発を引き起こす。が、爆発は少女よりも遥か遠方で起こる。
男が慌てて少女に狙いを定めようとする間に、既に少女は、男の前に立っていた。そして、男の喉に少女の拳が突き刺さる。
男は一瞬息が出来ず動きがとまるが、すぐに前方を爆発させる。だが、それは二つの事で無意味であった。
一つ、その爆発は、明らかに無関係な場所で起こった。一つ、その爆発が起きた時、少女は男の左横にいたのだ。
少女の回転する様に繰り出された蹴りが、男の腹へと入る。
男の体が、くの字にまがり、その顔を挟み込む様に、少女の肘と膝が打ち込まれる。
男は、既に少女のいる方向もわからぬまま、爆発を起こす。だが、至近距離で起きた爆発に、男を巻き込まれ、吹き飛んだ。
42悪魔の少女:2009/11/04(水) 11:37:08.47 ID:NEr/YwaeO
少女は知っていた。だが、男は知らなかった。いや、勘違いしていた。ただ、それだけの事。
「ツングースカ大爆発」
それは、1908年ロシアで起きた謎の爆発である。
半径約30キロメートルにわたって森林が炎上し、約2,150平方キロメートルの範囲の樹木がなぎ倒された。
地球に落下した天体の爆発が原因とされているが、隕石の残片等は見つかっていない。
その為、落下した物は、マイクロブラックホールや反重力物質、異星人の宇宙船等様々な説が存在している。
もっとも、男の契約した「ツングースカ大爆発」は、何が爆発したかなど関係のない話である。
なぜなら、男の能力は「爆発」部分に焦点を当てているからである。「爆発を起こす能力」その威力は最大で広島型原爆以上になる。
その意味で、確かに「ツングースカ大爆発」は最強であった。警察は当然のことながら、軍隊にすら勝つ事が出来る。
どれだけ大勢の都市伝説や契約者であろうと蹴散らし、どれだけ巨大な都市伝説であろうと吹き飛ばす。
だが、その能力が最強であるのは、遠距離或は中距離に限られていた。
近距離において、爆発の威力はかなり抑えなければ、自分も巻き込んでしまう。まして、接近戦ともなれば尚更である。
広範囲攻撃によって必要のなかった狙いの精密さのなさが、自分を巻き込まないように気にし続けなければならない威力が、男の足を引っ張った。
だからもし、少女が男を殴った時、能力ではなくその手で、反撃していれば結果は変わった、かもしれない。

「さて、お仕置きで、すむと思うなよ。」
43悪魔の少女:2009/11/04(水) 11:42:01.24 ID:NEr/YwaeO
ボクは男が嫌いだ。ボク自身も男の恰好をしているけど、べつに好きでこんな恰好をしているわけじゃない。
この前、男を女に変えているガスマスクの都市伝説を見たが、あいつが全ての男を女に変えてくれればいいのに。
もう一度言うが、ボクは男が嫌いだ。死んでしまえばいいと思う。だってあいつらボクにあんな事……、もし警察が来るのが遅かったら……。
とにかくあいつらは、死んでしまえばいい。けれど、結局あいつは死ななかった。
あいつが脱走したと知って、ボクは恐怖した。それだけならまだよかった。その後、あいつが脱走時に起きた爆発が、前にボクがいた町に向かって続いていた。
一人では殺される。そう思って、ボクはあの女に助けを求めた。契約者相手に警察は無意味だし、放火のせいで「組織」からは狙われていたから。
女はあっさり、了承してくれた。
結果、あいつは女に倒された。どうせなら殺してしまえばよかったのに。
でも、これでボクはあいつに怯える必要も無くなった。
「本当にありがとうございました。」
「いいよ、気にすんな。ああでも、忘れんなよ。次放火したら、またあそこのきまぐれ料理食わすぞ。」
「絶対、やりません。」


ちなみに、爆発でかなりぐちゃぐちゃになった山が大丈夫かと不安になったが、山は女の知り合いの私有地だと知るのはかなり後の事である。
44以下、悪魔憑きにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 11:44:20.07 ID:NEr/YwaeO
終わり。多分続く。
頭脳戦とか書きたい。
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 12:40:55.79 ID:y7RN2WwWO
乙だぜ

もうなんか都市伝説を集めて図鑑を完成させて、都市伝説マスター目指しても良いくらいの量だな。
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 14:00:13.35 ID:/6PyAzMxO
都市伝説、ゲットだぜ!!

『組織』ってある意味それを目的に行動してんじゃね?
都市伝説との契約書持ってるくらいだし
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 14:45:21.73 ID:6HKTUv5oO
まー
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 16:11:50.42 ID:VJkaQtkDO
保守保守ー
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 17:07:18.17 ID:NEr/YwaeO
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:03:15.02 ID:qV4ii5YM0
ただいまー
久しぶりの授業だったからだるかった…
51ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:08:07.61 ID:FlUynkoA0
ベッドで鼾をかいて寝ている中年男性
その傍らに寄り添っていた女性は、男を目覚めさせないようにそっと身を起こした
ファッションモデルと言っても通用するような美麗なプロポーションの身体には、あちこちに情事の跡が残されていた
女はシャワールームに入ると、その痕跡を消すように丁寧に身を清めていく
鏡に映る自らの身体を見るその目は、蔑みと嘲りの色がありありと浮かんでいた
そして、シャワーから出た彼女は身支度を整えると、鏡に向かい化粧道具の入ったポーチから口紅を取り出し
その口紅で流麗な筆記体でメッセージを書き上げる

『エイズの世界へようこそ!』

その文字を書き上げた瞬間
「お、うごっ!? が、はっ!」
ベッドに眠っていた男が、突然苦悶の声を上げる
声にならない音と共に血反吐を撒き散らしのた打ち回る男を尻目に、女――『エイズ・メアリー』は部屋を後にした

―――
52ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:09:52.95 ID:FlUynkoA0
「ターゲットは仕留めたわ」
『そうか。では次のターゲットだ』
携帯電話の向こうにいるのは、何処にでもいる典型的な『メン・イン・ブラック』の一人
自我というものもろくに存在せず、ただ上から決められた事を忠実に守り言葉だけを伝える存在だ
こんな連中にいいように使われるのは真っ平だったが、奴らは本当に『何処にでもいる』のだ
自分は身体を媒介にして強力な病を運び交わった対象を※す以外は、ただの人間と大差ない
超人的な身体能も無く、人と接触するタイプが故に霊的な隠密能力もなく、人間でないが故に戸籍や人権も無い
処分されないためにもただ飼い犬として生き、飼い主が不要とした人間を殺すためだけの日々
「そう……これでもう何人目かしら」
『ターゲットの情報はメールで送る。確認したらすぐ破棄するように』
相槌すら打たない相手に、メアリーは盛大に溜息を吐いて天を仰ぐ
「了解したわ」
話すに値しない相手に時間を浪費しても仕方ない
それだけを告げて電話を切ると、すぐにメールの着信を知らせるメロディが鳴った
ホテルの名前と住所、そしてターゲットの顔写真だけという単純極まりない情報だが、彼女にはそれだけで充分だった
「女……まあ私に回ってくるわけだし、女好きのレズビアンといったところなんでしょうけど」
片手を上げてタクシーを止めると、その住所とホテルの名前を運転手に告げ
一件しか入ってないメールボックスの中身をすぐに空にしてしまった

―――
53ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:12:02.03 ID:FlUynkoA0
「さて、リトルグレイの一件だが。連中はある機関と交流を持っていてな。チンピラをぶちのめしたら超巨大マフィアの下っ端だったでござるといった感じなわけだ」
「どう考えてもその組織ってアメリカ絡みだと思うんですが、その敵の懐に飛び込むような真似をしなきゃいけないんですか」
南米のとあるホテルの一室
欧州から飛行機を乗り継ぎこの地を訪れたドクターとバイト青年
「南米には私が所属する『第三帝国』の支部が一つあってな。話をつけてもらうにはここが一番というわけだ」
「電話とかで伝えちゃダメなんですか」
「ジャングルの奥地のなんとかという遺跡に基地を作っていてね。携帯電話でなく連絡人を通して無線でないと繋がらんのだよ」
「それが彼女か」
その言葉に、ドイツの軍服を着た一人の少女がびしりと敬礼をする
「はっ! 南米支部との連絡役、都市伝説『エニグマ暗号機』の契約者であります!」
「それもう解読されたろ」
あっさりとしたバイト青年のツッコミに、軍服少女は小さな胸を逸らしてふふんと威張る
「だからこそであります! 解読不可能の暗号機などまさに都市伝説であり、そのイメージを有するに値する暗号機! 故に小官の暗号は同じ能力を持つ妹のみが解読可能というわけであります!」
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:14:54.93 ID:NEr/YwaeO
支援
55ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:15:38.78 ID:FlUynkoA0
「詭弁だなぁ……つーか別に暗号でなくても無線連絡ぐらいできないんですか。というか彼女に電話すれば良かったんじゃ」
「可能ではあるが、向こうに傍受されると手札を晒す事になる」
「というわけで小官にお任せあれ! 契約により『エニグマ暗号機』は無線の役目も果たすのであります! 傍受は不可能でありますよ!」
そう言うと軍服少女は目を閉じ両手の人差し指をこめかみに当て、うーんうーんと唸り出す
「……ドクター、大丈夫なんですかこの子?」
「まあ能力使用時の見た目は色々可哀想だが実に優秀な子だぞ」
ドクターはそれまで座っていたベッドから立ち上がると、ドアへと向かって歩き出す
「何処へ行くんですか?」
「散歩だよ、散歩。総統閣下に話を通して事が決まるまでは多少時間が掛かるだろうしな。君はその子を頼む」
「頼むって……何で俺が」
「君はボクに雇われた身だろう? 電話番ならぬ無線番ぐらいはこなしたまえ」
言葉に詰まるバイト青年を置いて、ドクターは悠々と部屋から出て行った

―――
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:16:14.54 ID:V/dXWVgi0
支援
57ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:17:35.67 ID:FlUynkoA0
メアリーはターゲットが宿泊しているというホテルの手前でタクシーを降り、目的地まで歩きながらどう接触を図ったものかと思案する
自分に回ってくる仕事のターゲットは基本的にろくでもない女好きばかりで、知り合ったその日のうちにベッドに連れ込むような輩ばかりだ
「ホテルのレストランかバーか……接触を図れるポイントを確認しなきゃ。とりあえずはラウンジで様子を見るのが妥当かしらね」
ホテルの入り口が見えたところで、突然背後で車のクラクションが鳴らされる
何があったのかとちらりと視線を向けると、そこにはなにやら頭の悪そうなアピールをしているチンピラ数人を搭載した珍走車が停まっていた
汚いスラングまみれの言葉を脳内で翻訳にかける気にもなれない
無視してホテルに入ってしまえば、あの風体では追っては来れないだろうと考え足を早める
が、それに気付いたチンピラの一人が、車を降りてメアリーの肩を掴んできた
本人は愛想笑いを浮かべているのだろうが、例えた対象に失礼過ぎて例えようが無い顔だ
手を振り払ってホテルへ駆け込もうとするが、それよりも早く腕を掴まれてしまう
普段ならわざと誘いに乗って皆*しにしているところだが、今は忌々しいMIBに与えられた任務中で、余計な時間を食っているわけにはいかない
護身用にとポーチに忍ばせていた小型の拳銃に手を伸ばしかけた、その時
「待ちたまえ、彼女は嫌がっているようだが?」
ホテルの入り口から、飄々とした足取りでこちらに向かってくる白衣の女、ドクター
その顔は、間違いなくメアリーの任務の対象であり
――何、こいつ
小心者で自己中心的、強気にへつらい弱きを詰るといったタイプの多いメアリーの任務対象が、こういった状況で接触してくるのは珍しい事だった
余りにも自信満々な態度に気圧されたチンピラだったが、ドクターの顔と身体を嘗め回すように見ていた一人がニヤニヤと笑いながら近付――こうとして、ブレーキ音と共に宙を舞った
残るチンピラが驚いてそちらを見るとバンパーをへこませたロールス・ロイスが、まるで獣が喉を鳴らして威嚇するかのように静かにエンジン音を鳴らして停車していた
路上にボロ雑巾のようになって転がる仲間を慌てて車に積んでアクセル全開で逃げ出すチンピラ達
それ以上の速度で追いかけるロールス・ロイスが視界からあっという間に消えていく
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:18:34.56 ID:NEr/YwaeO
しえ
59ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:20:12.27 ID:FlUynkoA0
「大丈夫だったかね?」
突然の乱入車に呆気に取られていたメアリーは、ドクターの声で我に返る
「あ、その、あ、ありがとうございました」
ぺこりと頭を下げるメアリーに、ドクターは微笑を浮かべ歩み寄る
「夜道の一人歩きは危険だろう、目的地があるならタクシーを使うといい。宿を取るなら丁度そこにホテルがある」
そう言ってドクターは、ポケットから紙幣を取り出すとメアリーの手に握らせる
ああ、助けて恩を売って更に金で――メアリーはそう考え、都合良く身体を預けるチャンスが出来たと内心ほくそえんだのだが
「可愛い娘のいる飲み屋でも探そうと思っていたが、都合よく貢げる可愛い娘に出会えたものだ。安全のために有効活用したまえ」
そう言って片手を上げ、さっさと踵を返しホテルに戻ろうとするドクター
「え、これ、ええ?」
戸惑うメアリーに、ドクターは首を傾げる
「ん、足りないかね?」
「い、いえ! というかお金を受け取る理由が」
「君の安全が確保される。それが理由さ」
何なんだろうこの女は
ただの偽善者なのか、ただのバカなのか、それとも理解し難い何かなのか
メアリーは理解ができずにただ戸惑うばかりだったが、どうにかターゲットである彼女に接触し関係を持たなければならない
「あの、行きずりでお金だけ貰うのも……せめてご一緒にお食事でもして、親しい間柄になりません?」
我ながら強引かつ捻りのない誘いだとは思ったのだが
「そうかい? それではそこのホテルのレストランはどうかな」
実に嬉しそうにあっさりと誘いに乗るドクター
メアリーは内心頭を抱えつつ、もう酒でも飲ませて無理矢理事に及んでしまおうと考えていた

―――
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:20:21.61 ID:V/dXWVgi0
支援
61ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:22:03.01 ID:FlUynkoA0
「う゛〜……」
赤いのか青いのかわからない顔色でベッドに倒れ込むメアリー
「大丈夫かね? 強くないのであれば無理をしてボクに付き合わなくてもよかったのだが」
――何がだ、あれだけ呑んで顔色すら変えないザルめ
ワインだけで何本開け、その摂取したアルコールと水分はどこへ消えたんだ
内心毒づきながら、回る世界と戦い続ける
「この部屋の宿泊費は支払ってある。気分が良くなるまで休んでいるといい」
「……ご迷惑をお掛けします」
「なに、女性に優しくするのはボクの趣味だ」
微笑みを浮かべそっと手を握ってくるドクターに、メアリーは内心ほくそ笑む
最悪、キスの一つ――粘膜接触ができれば、感染発動は可能なのだから
「女同士でこんな事を言うのも……けど、安心できると思うんです……キス……してもらえませんか?」
「ああ、安心してゆっくり休むといい。ボクがついていてあげるから」
そう言って優しい口付けが、頬に
「え、その……」
女好きであるというターゲットの性癖を知っていたせいで、思わず声が出る
「今はまだ友人としての親愛のキスだよ。チンピラから助けた事も旅費や宿泊費を助けた事も過ぎた事になってから改めて君を口説かせてもらうよ。その時にボクを受け入れてくれるなら……ね?」
唇に人差し指を当てられ、それからそっと頭を撫でられる
「ボクは老若も人間かどうかも問わずに食ってしまうから、受け入れるなら覚悟しておきたまえ」
「……判ってたの?」
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:22:08.63 ID:NEr/YwaeO
えん
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:22:13.58 ID:V/dXWVgi0
支援
64ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:23:38.07 ID:FlUynkoA0
「多分、刺客か何かだという事も含めてね。そしてボクに刺客が来るとしたら、間違いなく都市伝説絡みだ」
ドクターはメアリーの頭を撫でながら、諭すように語る
「流石に女相手の仕事はあまり無かったんだろう? あちこち不自然なところがあったし、何より『同類』のにおいがしなかった」
「同類って……」
「ん? 端的に言うなら同性愛、レズビアン、百合、タチとネコ。同性相手は流石に不慣れだったんだろう?」
あっけらかんと言い放ち、ドクターは備え付けの電話に手を伸ばす
「多分、そこも含めて君を使ったのだろう。さて……ああボクだ。一番上のフロア……そうそう、バーラウンジのすぐ下、エレベーターからすぐの部屋だ。何、来ればすぐ判るだろう」
諦めの混じった溜息を吐くメアリー
「仲間を呼んで……私を始末するのね」
「馬鹿な! そんな勿体無い事をするわけがない! ……ああいやこっちの話だ。それでは急ぎで頼むよ、何せ」
オートロックのはずの部屋のドアが、音も無くゆっくりと開く
「もう敵が来ているんだ。いやはや、バレていたなら君の言う通り普通に電話連絡でも良かったな」
ベッドを取り囲むように立つ四人の黒服
おおよそ特徴というものを感じさせない中で、一人だけ髪型の違う黒服が二人の前に立つ
「……この様で言うのも難だけど、信用されてなかったのね」
「お前は気付いていなかっただろうが、監視はいつもの事だ。野良の都市伝説などをあの方が信用するはずがないだろう。情に触れればすぐに転がって腹を見せる雌猫風情が」
科学的とはお世辞にも言えない造形の不気味な光線銃を抜くと、その銃口をまずはメアリーに向ける
「今まで合衆国の平穏の為に今まで尽くしてきた事と、この女を護衛から引き離せた事だけは評価して、苦しまないよう消し去ってやろう」
「ふむ、ボクの事はスルーかね」
「貴様が都市伝説と契約しておらず、戦闘能力も有していないのは調査済みだ。痛い目を見ずに死にたいなら大人しくしていろ」
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:24:06.69 ID:NEr/YwaeO
しえん
66ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:24:59.47 ID:FlUynkoA0
「勘違いしているな、君達は」
ドクターはにやりと笑い、メアリーを抱き寄せる
「ボクは未だ都市伝説とは契約していない。だからこそ、だ」
その言葉を理解したメアリーは静かに目を閉じ
その行為を理解したドクターは、交われば死しかないエイズ・メアリーに躊躇無く唇を重ねる
「んっ……ふ……」
呆然と立ち尽くす黒服達など、まるでいないかのように
ただ二人きりで愛し合う恋人同士が互いを求め合うように
絡み合う舌が惜しまれながらも解かれ、離れた唇を繋ぐように伝う唾液
都市伝説として己の存在を理解しながらも、それが死を運ぶ行為でしかなかったが故に紡ぐ事を恐れていた信頼の糸
「私の世界へ、ようこそ」
そう言ってドクターに抱き縋るメアリー
「私と契約したあなたは、ウイルス、薬物、その他あらゆるものによる身体疾患……つまり『病気に掛からない』という特性を持つ事になります」
はっと我に返った黒服は、その言葉に改めて銃の狙いを定める
「それがこの状況で、何の役に立つというのかね」
「それは私と共に存在するための契約能力。そして契約により私は私の持つ特性をコントロールできるようになったわ」
そして彼女は宣言する
高らかに、高らかに
「エイズの世界へ、ようこそ」
黒服の視界が、ぐらりと揺らぐ
息が荒くなり身体のあちこちから痛みや痒みが脳に這い上がってくる
67ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:26:50.35 ID:FlUynkoA0
「飛沫感染の怖れのある距離ぐらいかしら、効果範囲は?」
崩れ落ち血反吐を撒き散らす黒服達
「なるほど、契約者への特性は、契約者自身を巻き込まないためのものか」
「いざという時に契約者が私を殺せるための特性でもあるわ」
「君が世界の敵になるわけではあるまい?」
「あなたが世界の敵にならないのであれば」
「ふむ、それならば問題は無いな。時にこの感染能力はどれぐらい持続するのかね?」
「発動と持続は一瞬です、その瞬間に効果範囲内にいなければ何の問題もありません」
「だ、そうだ。入ってきても大丈夫だぞ」
その言葉に、廊下で待っていたらしいバイト青年とエニグマの少女が恐る恐るといった感じで部屋に入ってくる
「廊下に残ってた連中はもう『沈め』ました。完全にこの連中の上を敵に回しましたね」
肩を竦めるバイト青年に、ドクターも肩を竦めて首を振る
「まあ仕方ないさ、南米の総統閣下には後で詫びを入れておこう」
「それを伝えるのは小官なのでありますが」
「済まない、この埋め合わせはいずれ必ず」
ドクターに親愛を込めて抱き締められ、わたわたと暴れるエニグマの少女
「そ、総統閣下より入電であります! 日本の総統閣下が医療従事者を求めているそうなので、そちらへの転属を手配するそうであります!」
「日本?」
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:28:58.51 ID:NEr/YwaeO
支援
69ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:30:11.79 ID:FlUynkoA0
「強力な都市伝説が集う町があり、日本の総統閣下がそちらへの人材を求めているそうであります! 奴らの干渉も薄い特殊な地区らしくドクターの赴任には最適かと!」
「何から何まで、ありがたい限りだ。同行者が一人増えたのだが問題は無いかね?」
「あまり大規模にならなければ全く問題は無いそうであります! 転属をお受けいただけるでありますか!」
「無論だ。君達も構わないだろう?」
「まあ俺は元々日本の生まれですから」
「あなたが行くところであれば何処へでも」
部屋の死体を異次元のホルマリンプールに沈め片付けながら応えるバイト青年と、ただ微笑みドクターの傍らに寄り添うメアリー
「航空機は手配されておりますので、準備が済み次第出発できるという事であります!」
「ああ、ありがとう。総統閣下に宜しく伝えてくれ」
「了解であります! それではご武運を!」
移動用の航空機に関するメモを残すと、エニグマの少女はびしりと敬礼をして部屋を後にする
それを見送って一息ついたところで、バイト青年が呟く
「こいつら、死体が残らないんですね。プールの連中が首を傾げてましたよ」
「敵ながら、後始末が楽で良いだろう?」
見れば、部屋に残されていたはずの血痕も見る間に黒い塵となって空気に溶けるように消えていた
「こいつらの上って一体何者なんですか。まさか本当にアメリカ政府が雇ってるわけじゃないでしょう」
「ふむ、遠からず近からず。都市伝説の雇い主は都市伝説だよ」
ドクターにしては珍しい、吐き捨てるような嫌悪混じりの声
「ロシアの『スターリン・ジョーク』と双璧を為す都市伝説。『アメリカ政府の陰謀論』とその契約者さ」

そして彼女達は南米を離れ、都市伝説が色濃く渦巻く日本の一都市を訪れる事となる
そこで起こる出来事は、これから記される事となるだろう
70ドクターとメアリー出会い編(代理):2009/11/04(水) 18:33:22.75 ID:FlUynkoA0
長いよ!?
大規模規制より前に食らってる巻き込まれ規制が
想定以上に長くなりそうと聞いたのでかっとして貼った
今は反省しているorz

***

以上代理投下でした。
ドクターかっこいいよドクター
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:40:28.79 ID:NEr/YwaeO
代理乙
72マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 18:41:31.22 ID:FlUynkoA0
「…お、仕入れ終わったのか?」
「……終わった………けけっ」

 路地裏のその更に奥から、「爆発する携帯電話」の契約者が姿を現す
 「13階段」の契約者は「爆発する携帯電話」の契約者を引き連れて、路地裏を進んだ
 …「爆発する携帯電話」の契約者は、女性の姿になった事で顔が割れていないかもしれないが…自分は、「組織」に顔がしれている
 あまり、表立った行動はできない
 買い足した酒やらなにやらの荷物を抱え、教会への帰路に着く

(…に、してもなぁ)

 ちらり、「13階段」は「爆発する携帯電話」に視線をやる
 その視線に気付いたのか、「爆発する携帯電話」は小さく首をかしげた
 ……うん
 まさか、女体化によってストライクゾーンど真ん中になるとは思わなかった
 男の頃は、そんな事は意識もしなかったと言うのに
 なんと言う女体化マジック
 これだから、マッドガッサーに協力するのはやめられないのだ

「…どうかした、か…?」
「いや、別に……にしても、お前も俺を怖がらねぇな」

 「13階段」の言葉に、「爆発する携帯電話」はまた、小さく首をかしげた
 …うん、その仕草がまたストライクゾーンっていやそうじゃなくてだな

「元々、俺はお前を討伐対象として追いかけてたんだぜ?覚えてない訳じゃないだろ?」
「……けけけっ……覚えてる………でも、今は、仲間……だ」

 信じている、とでも言ってくれるのだろうか
 男の姿の時に言われても嬉しくなかったかもしれないが、女の姿で言われるとうれしいと言う女体化マジック
73マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 18:44:49.77 ID:FlUynkoA0
 我ながら現金な事だ、と思う
 まぁ、確かに「組織」に所属していた頃、こいつを討伐対象として追ってはいたが…自分は不真面目な態度で仕事に臨んでいたから真面目に戦っていなかったし、
自分の担当黒服は感情がない人形のようなタイプの黒服だったから、その型にはまったような行動の目を盗むのも楽だった
 …そう言えば、あの黒服はどうなったのだろう?
 「夢の国」相手に結構な数の黒服と契約者で攻撃を仕掛ける時、そっちに加わっていたような…って事は、死んだか?
 思えば、自分もあれに参加するよう言われていたが、高確立で死ねそうな予感がしたから、あれを機会に「組織」を裏切って隣町に逃げたのだ
 我ながら、ナイス判断だったと思う

 お陰で、こうやって今も生き延びている
 死ぬなんざぁ、御免である
 「組織」にいた頃に顔を合わせた事がある、髪が伸びる黒服も言っていたではないか
 死んだら、どうにもならないのだ
 だから、死ぬまでにその生をどこまでも楽しみ尽くす
 そのためには、どこまでも生き続けなければならない

「………けけっ」
「あ?どうした?」

 …ふと、「爆発する携帯電話」が、立ち止まった
 釣られて立ち止まり…かすかに、耳に入ってきた音に、気づく
 …何かが、こちらに近づいてきている
 それも、あまり友好的ではない雰囲気で

 小さく、舌打ち一つ
 この辺りに階段は……くそ、ない

「こっちだ」
「けけっ」

 「爆発する携帯電話」の手を掴み、走り出す
74マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 18:47:23.64 ID:FlUynkoA0
 −−−−−ひゅんっ!と
 直後、頭上を何かが掠めていった


「ひょっひょっひょっひょっひょっ!!」
「…ッブーメランババアか!?」

 体を「く」の字に曲げて、笑いながら飛び回る老婆
 怖がりな人物ならば、目の当たりにしたらトラウマレベルの不気味さである
 ひゅんひゅん、とそいつはその名の通りブーメランのように飛び回り、二人に襲い掛かってくる

「っち、「組織」かよ…」
「くけっ?……知ってる相手、か?」
「知ってるよ。多分、この辺りに契約者もいやがる!」

 とにかく、階段!
 階段はどこだっ!?
 辺りを見回すと、すぐ傍にビルの勝手口のような物が見えた
 ドアノブを回せば……鍵は掛かってない!
 体当たりするように扉を開け、中に飛び込む

「ひょっひょっひょっひょっひょっ!!」

 その体勢では、扉から即座に入ってくる事などできまい
 傍にあった階段を駆け上がっていく
 ………よし、これで勝てる!!

「それで、こっちに勝てるつもりか?「13階段」」
「よぉ、ババ専男。久しぶりだな」
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 18:48:35.55 ID:NEr/YwaeO
しえしえ
76マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 18:50:26.32 ID:FlUynkoA0
 階段の上から、そいつを……ブーメランババアの契約者を、見下ろす
 多分、自分たちと同じくらいの年齢であろう、20代の男性
 手には、鉈のような物を持っている

「始末しに来てやったよ、裏切り者」
「…裏切り者、なぁ?」

 っは、と
 「13階段」は、嘲笑ってやる
 …いつ何時、こちらを裏切ってくるかわからない「組織」などに忠誠を誓う意味など、あるのだろうか?
 いつ、使い潰されるかもわからない
 いつ、捨石にされるかもわからない
 利用価値がないと知られれば、危険因子であると知られれば、消されるかもしれない
 そんな「組織」に忠誠を誓う意味など、少なくとも彼にはない

 …そんな所よりも、今の居場所の方が居心地が良かった
 気の合う連中と馬鹿やって、面白おかしく楽しく、好き勝手に生きる方が、彼には性にあっている

「消せるもんなら消してみろよ。この状況で勝てると思ってるのか?」

 …既に、契約している都市伝説の能力は発動している
 「13階段」
 階段があるこの場所は、自分にとって絶対的に有利な空間なのだ
 「爆発する携帯電話」の契約者を庇うように立ちながら、「13階段」はブーメランババアの契約者を見下ろして笑う

「相変わらず馬鹿だな、お前は」

 っひゅん!と
 ブーメランババアが、建物の中に入ってきた
77マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 18:53:00.19 ID:FlUynkoA0
 不気味に飛び回る、それに……ブーメランババアの契約者は、軽くジャンプして、その上に乗った
 鉈を構え……「13階段」たちに向かって、飛んでくる

「−−お前の能力は13段目を踏まれなければ無力なんだよ!!」

 ぎらり、鉈が不気味な光沢を見せる
 背後にいる「爆発する携帯電話」が、先ほど手に入れたばかりの携帯電話で攻撃しようと、それを鞄から取り出そうとしている気配がしたが…「13階段」は、それを制する

「無力?…………ばぁあっかじゃねぇの?13段目を踏まれなきゃ無力ぅ?……その程度の弱点、俺が克服してないとでも思ったのか?」

 契約者を乗せたまま飛んでくる、ブーメランババア
 その体が…下から数えて13段目の上を、通過しようとした、その瞬間

 13段目から、血塗れた腕が、無数に出現した

 それはまるで、蜘蛛の糸にすがろうとする亡者達の手のように不気味に蠢き
 …本来ならば、13段目を踏んだ者しか捕まえられないはずの、その手は

「−−−−−−っな!?」
「ひょっ!?」

 13段目の上を飛んで通り抜けようとしていた、ブーメランババアの体を
 そして、その上に乗っていたブーメランババアの契約者の体を……掴んだ

「死の13階段。13段目を踏んだら、死者に連れて行かれる…だから、13段目を踏んではいけない。踏まないように飛び越える連中はごまんと居るさ」

 だから、と「13階段」は笑う
 そんな事はわかりきっている
 …だが、己の能力は、そんな相手も逃さない
78マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 18:56:32.94 ID:FlUynkoA0
「だけどよぉ、死者は寂しがり屋でなぁ?どぉぉ〜〜っしても、お仲間を増やしたい訳よ。だから、飛び越えようとする連中も引きずり込む」
「なっ……そんな、馬鹿な……っ」

 ぐ、ぐ、ぐぐぐぐ、と
 ブーメランババアの体が、階段に引きずり込まれていこうとしている
 ブーメランババアも、必死に抵抗しているようだが…その体は少しずつ、少しずつ、階段の13段目に、近づいていっている

「階段がある場所じゃあ、俺は無敵だ。上を飛び越えようとしても意味なんざねぇ!中に引きずり込まれて、死人たちと仲良くしてやりな!」
「っひ………!?」

 ずるりっ
 とうとう、ブーメランババアの体は、13段目に引きずり込まれていって
 ……そして、その契約者もまた、中にずるり、ずるり…引きずり込まれた

 カラン、と
 ブーメランババアの契約者が持っていた鉈だけが、引きずり込まれずに取り残されて…乾いた音を、立てたのだった


「あー、終わった終わった。さ、帰ろうぜ」
「…………」
「どうした?」

 その場に固まっている「爆発する携帯電話」
 やや不安そうに、階段を見つめている

「あぁ、安心しろって。もう能力は解除してるから」
「………くけっ」

 ようやく安心して、階段を降り出す
 もう、13段目を踏んでも、何も起きない
79マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 18:58:38.92 ID:FlUynkoA0
 あぁ、やっぱり俺は最強だ
 階段のある場所ならば、俺は誰にだって勝てるのだ!
 ……あ、いや、ちょっと前言撤回
 「組織」にいた頃噂で聞いた事がある、「禿ていて全裸になるとパワーアップする謎の筋肉黒服」にだけは何があっても勝てないかなー?って予感はするが
 それ以外に対しては、勝てる!
 13段目を踏まなくとも、上を通過さえすれば、問答無用で引っ張り込めるのだ
 踏まれない限り発動しないと言う弱点を克服した自分は、強いのだ!!

「…あー、そう言えば。ババアの方はともかく、契約者の方はいっそマッドガッサーのガスで女体化させときゃ良かったか?……っち、勿体なかったな」
「……くけっ?…一度、引っ張り込むと……出せない、のか?」
「出す必要ないからな、普通」

 引っ張りこまれれば、その後どうなるかは知らない
 まぁ、多分死ぬんだろう
 引っ張りこまれた先で平和に暮らしてたら驚くわ

 …過ぎてしまったものは、仕方ないとしよう
 こちらを狙ってきたのだから、始末しても問題はないのだ
 敵ならば、始末するまで

(…あの状況じゃ、こいつも巻き込んだしな)

 ……女になったこいつを、自分と「組織」の因縁に巻き込ませたくはないな
 そう考えながら、「13階段」は「爆発する携帯電話」と二人、改めて教会への帰路についたのだった



終わる
80マッドガッサーと愉快な仲間達(代理):2009/11/04(水) 19:02:11.11 ID:FlUynkoA0
やっと戦闘シーンが出たよ!やったね13階段!なネタを書いてみた
あぁ、今後戦闘シーンがあるかどうかは知らない
…だって、これ…遠くから遠距離攻撃されたらアウトな事に変わりないし

***

代理投下でした。携帯の契約者、もうそのまま女でいてもいいんじゃげふげふ
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 19:13:21.36 ID:V/dXWVgi0
風呂前支援
82マッドガッサーと愉快な仲間たち(代理):2009/11/04(水) 19:58:43.93 ID:NEr/YwaeO
4コマ風

Q そう言えば「爆発する携帯電話」の契約者は常に女物の服と下着着用ですか?
爆発する携帯電話「………けけっ」(ぷるぷると首を左右に振っている)
13階段「教会に顔だす時は、元々の服で来てるよな。灰色の地味な奴」
マッドガッサー「それが、気がついたらいつも女物の服になっている件について」
爆発する携帯電話「……くけっ」(視線逸らし)
似非関西弁「当然、着替えさせてるに決まってるやろ」
スパニッシュフライ「今までの服のままじゃバレるかもしれないものねー」
13階段「…つまり、その度に下着も男物から女物にシフトしていると考えて問題ないな!?」
魔女の一撃契約者「とりあえず鼻血拭け」

13階段がどんどん駄目な奴になって…あれ、元々か?
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 20:23:17.92 ID:Cfy7HDkTO
ああ、そうか。13階段を破るには飛び道具で攻撃するか・・・・・・

あるいは、引きずり込まれる前に階段自体を壊せばいいんじゃね?
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 20:27:14.66 ID:V/dXWVgi0
>>83
たしか13段目が無くても13段目が具現化されるはずから、壊されても復活するんじゃね?
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 20:40:07.90 ID:FlUynkoA0
348 名前:名も亡き都市伝説契約者[] 投稿日:2009/11/04(水) 20:25:21
本ウレ>>83
その通り
遠距離攻撃防げる訳じゃないんで、それが最大の弱点です
13階段本人は打たれ強い訳でもないんで、正直内臓ボンバー直撃しただけで気絶しかねない

349 名前:名も亡き都市伝説契約者[] 投稿日:2009/11/04(水) 20:29:52
本スレ>>84
階段の「13段目だけを破壊した」場合は、また具現化してくるんで無意味
ただし、その階段全てを破壊してしまえば(ヤンデレのコーラでうまく溶かして坂道みたくしたり…)、発動を防ぐ事が可能です

86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 20:44:48.87 ID:V/dXWVgi0
なるほど、本人の言うように『階段のあるところだと無敵』だけど、階段が無くなったら発動できないのか

重いコンダラで整地される階段を想像してしまった
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 20:51:06.26 ID:OsEpcaE70
遠距離……
黒服D(銃)
花子さんと契約者
ヤンデレコーラ
多いな
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 20:55:06.04 ID:mZNAQBEa0
350:名も亡き都市伝説契約者 :2009/11/04(水) 20:47:43

本スレ>>86
その通り、階段がなくなれば発動はできません
…まぁ、階段に近づかれもせず遠距離攻撃されたら試合終了のお知らせなんで、本人が言うような無敵と言う訳じゃないです
正直、弱点ばかりの能力だね、「13階段」は
決まりさえすれば問答無用に近いけど、最近こっそり暴露したように赤い靴のような異空間を制御するような能力持ち相手には分が悪いし

>重いコンダラで整地される階段を想像してしまった
13階段試合終了のお知らせwwwwwwwwwww

351:名も亡き都市伝説契約者 :2009/11/04(水) 20:48:41

もう強くなるならこれしかあるめぇ

十三階段が禿と戦う

禿を引き摺り込む

兄気放出で禿脱出

亡者空間が兄気で満たされる

おや もうじゃのようすが・・・

おめでとう!
もうじゃ は マッチョもうじゃ にしんかした!
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 20:57:22.53 ID:mZNAQBEa0
352:名も亡き都市伝説契約者 :2009/11/04(水) 20:51:02

>>351
っちょwwwwwwwwwwwwwwwwww
マッチョもうじゃとか、筋肉むきむきの血塗れの手が階段から生えてくるとか怖すぎるwwwwwwwwwwwwww

実は13階段、現時点だと目の前の階段でしか「13階段」の能力を発動できないんだよなぁ
一応、決戦時はその限定を解除なパワーアップ予定だが……そのパワーアップが死亡フラグにならない事を祈るのみか

パワーアップに関しては、「爆発する携帯電話」もとある都市伝説と多重契約させてパワーアップさせるかなとも考えたが、それ実行するとかなり凶悪な事になるんだよなぁ

353:名も亡き都市伝説契約者 :2009/11/04(水) 20:53:25

本スレ>>87
俺のキャラにだけ限って言えば

・人体模型(内臓ボンバー)
・骨格標本(骨ブーメラン)
・チャラ男(見ただけで相手を焼ける)
・滝夜叉(背後に髑髏とか具現化されたらアウト)
・赤いはんてん(「赤いはんてんほしいですか?」)
・赤マント(背後に転移されたアウト)

…うん、天敵が多すぎるんだぜ
90ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:10:10.71 ID:mZNAQBEa0
【上田明也の綺想曲3〜まだまだmadgas〜】

学校町の南区の商店街へ用があって買い物に行った日のことだ。
町は珍しく雪に包まれていてそれはそれは幻想的な風景が広がっていた。
俺は人気のないビルの隙間の路地裏から真っ白になった町を唯々眺めていた。
どんな日常でも白く染めればそれは立派な非日常たり得るのだろうか?

「マスター。も、もう帰りませんか?」
俺の隣で寒さに打ち震えているこいつの名前はメル。
ハーメルンの笛吹きという都市伝説なのだがいかんせんへたれである。
「もうすこしこの雪を見詰めていたいんだ……。」
雪なんて久しぶりだ。
もう少し見とれていたって良いじゃないか。
「い、いや雪見るだけなら家で良いじゃないですか!」
「そうだな、雪を見るだけなら家で良いよ。」

町では最近マッドガッサーなる都市伝説が女体化ガスをばらまくと騒ぎになっているようだった。
しかしこの騒ぎすら学校町の人間は日常にしてしまう。
日常が非日常を飲み込んだのか非日常が日常を侵しているのか、それを判断する神経すら摩耗してきたみたいだ。
俺がそんな事を考えながら白く染まる町を眺めていた時だ。
91ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:11:07.40 ID:mZNAQBEa0
ブシュウ!!

真後ろからピンク色のガスを吹きかけられる。
「マスター、来ました!」
「よし、ビンゴだ!」
吹きかけられると同時に、俺はその方向へ走った。

「マッドガッサー、ゲットだぜ!!」
ドスン!
「うわ?何しやがる!」

なにっていうか思いっきり体当たりである。
いかんせん女性の身体になっている為に威力がイマイチだ。
だがマッドガッサーには直撃。
思わず体勢を崩したようだ、完全に予想外の反応だったのだろう。

「今だ、メル!!」
「了解です!!」
透き通った笛の音色が町に届く。
どこからかともなく数人の子供がやって来てあっという間にマッドガッサーを押さえつけた。
92ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:12:17.32 ID:mZNAQBEa0
「なんだ?うわ、やめろ!離しやがれ!!」
幾ら都市伝説と言っても数人がかりで押さえつけられては敵うまい。
マッドガッサーは地面に倒れている。

「くっくっくっ………、作戦通り捕まってくれたな。
 ―――――マッドガッサー。」

ピシ、と指を差してポーズを決めてみる。
パチィン!
ポーズを決めるとお気に入りだったシャツのボタンが外れた。
丁度見下ろす格好だったのでマッドガッサーに谷間をみせつける格好になってしまった。

「やたら胸でかいなおい!ていうかお前ら何者だ?」
ガスはどうやら連射出来ないらしい。
マッドガッサーは俺の胸にツッコミをいれたあとも騒いでいる。
そして下調べ通りガスの殺傷能力は0。
狙い通り生け捕ることが出来たか……。

93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 21:13:14.76 ID:V/dXWVgi0
支援
94ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:13:30.08 ID:mZNAQBEa0
「俺たちはハーメルンの笛吹き……、しがない都市伝説と契約者だよ。」
正直笑いが止まらない。
これでショタッ子もロリっ子に出来る!
捕まえたら男の娘で涙する必要が無くなるのだ!
ヒャッハー!
「チッ……、俺を嵌めたな?」
「そうだよ。ビルの隙間の路地裏であれば外からガスは簡単に届かない。
 よって俺の近くまで来て貰う必要がある。
 さらに人気がないとは言え一歩外を出れば近くは商店街だ。
 操る物には事欠かない。
 勿論俺にも逃げ場はないがガスを喰らう覚悟さえ前もってしておけば、
 まあぶっちゃけ女の身体になる覚悟さえしておけば、
 お前の攻撃も二つしかないこの場所への出入り口のどちらにお前が居るかを教えてくれる材料になる。
 更に言えば俺の契約する都市伝説も特性上、性別はどちらでもないしな。」
「一々、考えていやがる……。」
マッドガッサーは忌々しげに呟いた。
95ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:14:17.53 ID:mZNAQBEa0
「とにかくお前は俺に捕まった。そこで提案だ。マッドガッサー。」
長い髪が五月蠅かったので用意したゴムで後ろにまとめる。
ポニーテール……というのだろうか?
とにかく髪を整えながら俺は聞いた。
奴が聞くかどうかなぞ関係無い。
「俺が連れてきたショタをロリに変えることは可能か?」
「はっ、他人の言うことなんか聞く気は無いz………、可能だ。」
「じゃあ利害は一致する筈だ。
 俺は常々ロリと思って捕まえた女の子がショタで残念な思いをしていたのだ。
 あの忌々しいバベルの塔を取り払う能力が有るのならば……、俺たちは手を組めると思うのだが?
 誘拐に最適な能力と女体化能力は相性が良いはずだぜ……?」
「ふぅん……、だがやはり断るね。
 あんたは仲間を欲してなど居ないからな。」
「効率は良いだろう。」
「仲間を効率を上げる為の道具としてしか見なさないお前とは協力できないね。」
「お前とは……ってことはだ。」


空を裂いて上から巨大な何かが落ちてくる。

「なんだ、仲間でもいるのかい?」
ドォン!
そう言った直後に空中から巨大な物が降ってくる音がした。
96ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:15:21.43 ID:mZNAQBEa0
「ひゃぁははははははぁあアアぁ!!!実戦慣れしているなあ!」

轟音を立てて俺の背後に降ってきたのは、ヴェールに覆われてはっきり解らないが獣の毛に覆われた狼のような男だった。
着地した地点のコンクリートがひび割れて破片が宙に舞っている。
見た目も登場の仕方も明らかに近距離パワータイプ。
「――――――やはり仲間!」
「マスター!指示を!」
メルが悲鳴を上げたかのように叫ぶ。
「無駄無駄ァ!解っているだろうがそこの女ァ!」
巨躯の狼男は吠えるように告げる。
「テメェの能力は見たところ操作系、
 近接戦闘に不向きなのは操作系の宿命だ!
 この狭い路地で
 この俺と
 しかも女体化した体力で俺とかち合っちまったのが運の尽きだ!
 策士策に溺れたんだよ!割と名が知れているようだが大人しく死んでおけ、笛吹き!」

まずい……。
この狼男、肉体面だけでなく頭脳面もかなりだ。
確実に状況を分析、しかも俺たちが不利であることがばれている。
メルはマッドガッサーを押さえつけている子供達に指示を加えるので手一杯だ。
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 21:15:56.22 ID:V/dXWVgi0
早いよ支援
98ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:17:04.18 ID:mZNAQBEa0
「お前の仲間はまだ俺の手にあるが?」
「馬鹿野郎、そいつに致命傷を与える前にお前の首ぐらい簡単に飛ばせるよ!」
事実、そうだろう。
そもそも都市伝説のマッドガッサーに確実に止めを刺すには蜻蛉切りを使うしかないのだ。
追い詰められた?
追い詰められたのか?
いや、違う。

次の瞬間、狼男は俺の前に居た。

振り上げられる爪、世界は妙に遅く回る。
今まで生きてきた中での様々な記憶が脳裏には浮かんでは消えて浮かんでは消えていく。
ギリギリ、生と死の狭間のギリギリの瞬間。
体中の細胞が熱く泡立つような興奮。
世界の遅さと反比例するかのように俺の頭は速く回っていた。

99ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:19:16.01 ID:mZNAQBEa0
思い出すのはにやけた碧眼金髪の男。
貴人サンジェルマン。
そうだ、奴はこう言っていた。
「操作系は嵌れば最強でしょうが近距離の直接戦闘では弱い。
 正直言って弱すぎます。
 そこで一つ禁じ手を教えておきましょう。
 そもそも都市伝説との契約とは都市伝説と繋がると言うことです。
 気づいていると思いますがハーメルンの笛吹きは男性の契約者との契約で始めて、
 “ハーメルンの笛吹き男”になります。
 つまりあなたはもうすでに彼女に半分は取り込まれているんですよ。
 完全に取り込まれれば貴方が自我を失うだけの筈なんですけどね。
 でもそこまで取り込まれておいて自我を完全に保っている人間も珍しい物です。
 さて、禁じ手の方を教えましょうか……。」
メルとのつながりを強く、強く思い出す。
期間はまだ短いが様々な修羅場をくぐり抜けてきた。
そうだ、俺とメルはすでに二つで一つ。
ならば……
100ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:21:09.58 ID:mZNAQBEa0
―――――ヒュ

風切り音の後にズシンと首に対して伝わる衝撃。
身体が宙に舞っているのが良く解る。
その瞬間、狼男と目が合った。
にやりと笑って自分の首を指さして見せた。

「こいつ、自分から都市伝説に近くなった!?」
狼男が一瞬だけ動揺を見せる。
その隙を突いてメルに指示を出した。
「今だ、メル。マッドガッサーを解放しろ!お前の出番だ!」
「アレですね、了解しました。」
子供達の拘束を解除しマッドガッサーを解き放つ。
地面に強かに打ち付けられた為に身体は強く痛むが構いやしない。
笛を取り出して一瞬だけ息を送り込む。

ピィ!

一瞬だけ響く音。
ギリギリギリ……
骨が、筋肉が、身体の様々な機関が悲鳴をあげる音。
それを立てているのは他ならぬ……

「はぁあ!」

ハーメルンの笛吹き、メルだった。
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 21:22:26.05 ID:V/dXWVgi0
支援
102ハーメルンの笛吹き(代理):2009/11/04(水) 21:23:06.80 ID:mZNAQBEa0
彼女の拳は彼女の数倍以上の大きさを持つ狼男を捉えている。
バキィ!
骨の折れるような嫌な音を立てて狼男が路地から殴り飛ばされる。
しかしその間にマッドガッサーは逃げ出し始める。
「マスター、追いますか?」
「追う振りだけしてすぐに逃げるぞ!」
俺はマッドガッサーに向けて威嚇射撃を何発か行うとメルと一緒にすぐにその場所を離れた。
そう、禁じ手は都市伝説との同化なんかじゃない。
本当の禁じ手は……。


一方その頃
「チッ……、味方を操ることまで出来たのか。」
マリ・ヴェリテはビルに食い込んだままぼやいていた。
「おい!マリ、大丈夫か?」
マッドガッサーが遠くから走ってくる。
「おお、大丈夫だったが……。奴らは?」
「銃をぶっ放しながら追ってくるぜ!丁度、今逃げてきたところだ!
 目的は達成したしもう逃げようぜ。」
「チッ……、あいつらまだ動けるのか?しかも銃、一旦引くか……。」
マッドガッサーとマリ・ヴェリテもまた、その場を急いで離れたのであった。
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 21:25:42.85 ID:V/dXWVgi0
支援
104ハーメルンの笛吹き(代理)の代理:2009/11/04(水) 21:29:45.18 ID:OsEpcaE70
「本当の禁じ手は私の操作だったんですか?」
町を離れる車の中でメルは俺に尋ねていた。
「うん……、まあそういうことだ。」
漫画やアニメでも敵を操作する系のキャラの奥の手である。
「じゃああのまま二人を倒せたんじゃないですか?」
「それは無理だ。
 俺の都市伝説への同化もお前を操作するのもどちらも身体に負担をかけすぎる。」
「そんなことないですよ、ホラホラ!」
メルは俺の目の前でシャドウボクシングをし始める。
し始めるが開始二十秒で顔が青くなっていく。
「あの……、腕が……。」
「うん、折れてるよ。人間だったら折れるじゃ済まなかったはずなんだけどね。
 一週間は静かにしていろよ?」
今回使った奥の手は二つ。
俺の都市伝説への同化
ハーメルンの笛吹きでハーメルンの笛吹きを操作
前者は俺の耐久力を高められるし後者は一瞬だけとはいえメルを近距離直接戦闘に特化させられる。
しかし当然代償は大きい。
都市伝説に近づけば俺が飲み込まれかねないし、
メルを無理矢理動かせば彼女の身体が壊れる。

無駄に巨大になってしまった胸を持て余しつつ俺達は郊外の自宅に帰るのであった。
「ところで女になってしまったんだけどお前は男の子になる必要は無いからな?」
「は?」
「いや一度女同士というのも試してみたくて……。」
「何を言い出すんですかこの色欲魔人は!!」
メルは折れた腕で俺をチョップして悶絶するのであった。

【上田明也の綺想曲3〜まだまだmadgas〜 fin】
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 21:32:50.53 ID:V/dXWVgi0
投下&代理乙
やたら投下早いから●持ちかと思ったぜ
106マッドガッサーと愉快な仲間たち(代理):2009/11/04(水) 21:44:42.71 ID:OsEpcaE70

Q 現時点で怪我率の高い愉快な仲間たちですが、治療手段は?
マッドガッサー「とっ捕まえた「富山の薬売り」が持ってた治療薬とジャッカロープの乳。
         それと、魔女の一撃が作る治療薬だな」

魔女の一撃契約者(以下契約者)「奪った薬は数が限られるから、慎重に使わないと駄目だけどな」
魔女の一撃「ひっひっひ、私の薬は、効果が安定しないしねぇ」
契約者「自分で言うな」

マッドガッサー「安定してるのはジャッカロープの乳だが…」
契約者「絞る時間がなぁ…」

13階段「直接吸うとかは?」
契約者「傍目から見たらどう見ても変態だろ」


元々変態と言う説もあるがな!!

107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 21:53:36.11 ID:FlUynkoA0
乙ー
上田もかなり自分の欲望に素直だよなww
108小ネタ(代理):2009/11/04(水) 22:06:29.57 ID:FlUynkoA0
 隣で朝食作りを手伝ってくれているこいつを見ながら考える
 さっきの様子から見るに…こいつは、黒服の事が好きなんだろうな、と
 その手の事には俺は鈍い方らしいが、そんな俺でも、はっきりとわかる
 …それでも、黒服は気づいてないだろうな、とそう考える
 うん、あいつは色恋沙汰には、一種天才的に鈍い
 かなり直接的に伝えても気づかないじゃないかと言うくらい、あいつはその手の事に関しては鈍いのだ

 …俺と、しては
 父親代わりの黒服に、そう言う相手ができるとして
 その相手が、こいつだとしたら…まぁ、複雑ではあるが、悪い事ではないと思う
 こいつなら、ちゃんと黒服のことを気遣ってくれるだろうから
 年齢差とかそう言う問題もあるが…うん、多分、黒服が気づく頃には、こいつもそう言うのが問題にならない年齢になってるだろう
 逆に言えば、それまで気づかない予感がするって事でもあるんだが

「………?どうかした?」
「いや、別に……あ、そうだ。味噌汁の味、これでいいか?」

 痛みで苛立っているようだから、刺激しない方がいい
 味見で気を紛らわせておく


 …ふと、考える
 こいつが、黒服とそう言う仲になったら
 俺にとって、黒服は父親代わりだから…こいつは、どう言う存在になるのだろうか?
 考えてみたが、今はまだ、よくわからないままだった




終わる
109小ネタ(代理):2009/11/04(水) 22:20:30.58 ID:FlUynkoA0
何となくチャラ男視点。多分、はないちもんめによる女装少年への威嚇(違)後辺り
ちなみに現時点でのチャラ男から見たはないちもんめは、妹代わり辺り

***

代理投下でした。
・・気にするポイントが違う様な気がするのは自分だけだろうかw
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/11/04(水) 22:40:53.70 ID:3gr4dO/b0
テスト
111小ネタ(代理):2009/11/04(水) 22:40:56.62 ID:FlUynkoA0
386 名前:名も亡き都市伝説契約者[] 投稿日:2009/11/04(水) 22:29:09
本スレ>>109
>・・気にするポイントが違う様な気がするのは自分だけだろうかw
確かに、他にもっと気にするべきポイントがあるような気がするなwwwww


もっと都市伝説と人間じゃとか年齢差とか、なんかいろいろありそうな気はするww
もっともチャラ男にしてみればそんなの些細な問題なんだろうけどねー
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
387:名も亡き都市伝説契約者 :2009/11/04(水) 22:44:15

本スレ>>111
>もっと都市伝説と人間じゃとか年齢差とか、なんかいろいろありそうな気はするww
>もっともチャラ男にしてみればそんなの些細な問題なんだろうけどねー
チャラ男「恋愛に都市伝説と人間とか年齢差は関係ない。将門様もそう言ってたし。
      …ただし、性交渉に関してはある程度大人になってからじゃないと駄目だろ。あと互いの了解」