「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達・・・・・・」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここは
都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり
そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり
まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです

今までのお話は↓でゆっくり読んでいってね!
「まとめwiki」 ttp://www29.atwiki.jp/legends/

まとめ ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html (途中まで)
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 06:42:07.80 ID:0poB5gPB0
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 07:09:43.99 ID:A3dv5Ps9O
>>1乙でござる
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 07:10:28.49 ID:vgcNTMbA0
神社よろ
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 07:20:43.38 ID:qc/jYcLBO
三度の飯より都市伝説と厨二が大好きです
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 08:02:34.25 ID:AZZibnK0O
黒服Hが三面鏡の少女に会いにいったら巨乳でビキニになってて
黒服Hは「これはおかしい!」と髪伸ばしながら葛藤している・・・



という夢を見たのさ、おはよう。やっぱ落ちたか
あと誰か知らないけど電波送る相手間違ってますよ!
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 08:24:12.39 ID:qc/jYcLBO
休日…朝一番でやるThe Box Of Loreというのもまた格別だ…

神ゲーすぎますよこのフリゲ
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 08:38:05.73 ID:HGY6/W9S0
おはよう

>>1乙!
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 08:49:41.23 ID:Ulr5Z+tT0
>>1
乙であります!!


ま、前スレ、俺の後に誰かネタ書いた?
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 08:52:56.59 ID:Ulr5Z+tT0
>>6
黒服H(巨乳+ビキニ+巨大なタコやイカのような軟体生物の足=エロス)「…ふむ」
三面鏡の少女「何!?今、この一瞬で、頭にどんな方程式がっ!?」

こうですか!?わかりません!!
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:01:35.34 ID:AZZibnK0O
>>10
そんな感じ
だがいつもより積極的なところにギャップ効果でさらに(ry
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:05:41.63 ID:AZZibnK0O
ああ、ネタといえば
キックマスター姫さん完結編という謎の文を書いたかもしれない
眠かったから記憶が曖昧なんだけど
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:11:21.09 ID:Ulr5Z+tT0
>>12
>キックマスター姫さん完結編
超読みたいwwwwwwww
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:22:10.97 ID:Ulr5Z+tT0
くそ、まだ何もかけてないが一旦出かける
昼飯後くらいにスレがまだ残っていたら幸せだ!!!
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:22:52.29 ID:153aQsSB0
>>6
> 黒服Hが三面鏡の少女に会いにいったら巨乳でビキニになってて
都市伝説『胸は揉まれると大きくなる』
なんてものの契約者がいたらどんな事になるのだろうと考えてしまった
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:30:44.72 ID:Sj6GmyC60
ありゃ、落ちてたか
まとめ
ttp://www1.axfc.net/uploader/H/so/87961
17なんか沸いた:2009/09/27(日) 09:31:51.73 ID:Ri26ECExO
菊裂き女の座右の銘。
『蝶のように舞い、ハチのように挿す。』

あと>>1
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:37:48.40 ID:AZZibnK0O
>>15
三面鏡の少女が多重契約すれば問題ないのにねー
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:58:29.20 ID:iWg24/GSO
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 09:59:29.14 ID:153aQsSB0
>>18
契約者本人が揉まれて大きくなる能力よりも
契約者(男性)が女性の胸を揉んだら大きくできる方が面白いと思うんだ
色々な意味で狙われそうで
(例:揉んで欲しい、揉ませてなるものか、揉ませたいけど触らせたくない、ロリコンの敵め、よしとりあえず※す、etc)
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 10:04:00.05 ID:AZZibnK0O
あんまり関係ない話だけど
やる夫で知る都市伝説スレがほどよく怖くて面白い。


まだ眠いのう・・・
夢系都市伝説が誘っているか、ただ単に寝不足なのか・・・
22以下、名無しにかわりましてMIBがお送りします:2009/09/27(日) 10:26:09.92 ID:IRs5uIokO
都市伝説的人物
怪僧「グリゴリー・ラスプーチン」
稀代の変人「アレイスター・クロウリー」
幻視能力「ルドルフ・シュタイナー」
薔薇十字団創立者「クリスチャン・ローゼンクロイツ」
七十二柱「ソロモン」
悪魔との契約「ヨハン・ファウスト」
十二万二千七百八十一人「ジョン・デルタ」
賢者の石「ニコラ・フラメル」
不老長寿「サン・ジェルマン伯爵」
全科博士「アルベルトゥス・マグヌス」
賢者と悪魔「パラケルスス」
数学魔術師「シュリニヴァーサ・ラマヌジャン」
非実在説「ウィリアム・シェイクスピア」
陰陽師「安倍清明」
道摩法師「蘆屋道満」
吸血鬼「荒木飛呂彦」
変態デパート「アルバート・フィッシュ」
連続殺人「ヘンリー・リー・ルーカス」
殺人ピエロ「ジョン・ゲイシー」
ロンドンの亡霊「ジャック・ザ・リッパー」
連続児童誘拐「ひき子さん」
心霊手術師「ホセ・アリゴ」
千里眼「御船千鶴子」
三千九百七十九年までの予言「ノストラダムス」
オルレアンの乙女「ジャンヌ・ラ・ピュセル」
南極か南米か「アドルフ・ヒトラー」
サンタ「聖ニコラウス」
ヒマラヤの筋肉「禿男」
R18売り場の黒服「ワンダーヘアーマン」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 10:46:12.55 ID:iWg24/GSO
一部変なのがいるwwww
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 10:47:34.68 ID:Ri26ECExO
ヒマラヤの筋肉wwww
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 10:47:55.86 ID:bbO6VBjF0
>>1

>>22
着々と増えてるなww
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 11:11:50.65 ID:iWg24/GSO
おっと
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 11:24:17.18 ID:bbO6VBjF0
28聖母ひき子:2009/09/27(日) 11:37:04.83 ID:Ri26ECExO
ひ「ふむぅ・・・」

家電量販店のテレビコーナーに私はいた。
複数のテレビが映し出したのは某公共広告機構のCMだった。

ひ「児童虐待か・・・なんとも痛ましい。」

きっとその理由は様々だろう。
単純に親がクズな場合、愛情はあるのに不器用な親の場合、仕事と育児の板挟みで限界な親の場合・・・
だが、生み出す結果は皆同じだ。
子供が見も心も傷付き、時には死ぬ。虐待を受けた子供が親になった時、虐待をする確率が高いとも聞く。
どうにかしなければならない。
この国の、いや世界の子供達のピュアスマイルを守らなければならない。
そのために私にできることは・・・

私はまず新製法によるカーボンケプラー入りの衣服を開発した。
これは従来の着心地をそのままに、炭素繊維を混ぜて【防御力】を高めたモノだ。
一般人の暴力程度なら威力を8割ほどカットできる。
29聖母ひき子:2009/09/27(日) 11:37:53.57 ID:Ri26ECExO
この技術に目を付けた複数の国の軍部が、軍事転用のために技術を買いたいと通達してきた。
金はいくらでも出すと言われたが、私は要求を蹴った。

ひ「私は子供達のピュアスマイルを守りたいんだ。戦争はそれを奪うものだ。
だから私はそんな事に協力できない。
金?ふざけるな!!軍事費用だって税金だろう!?
この技術を買おうとする金を、育児制度や虐待防止のために使え!!分かったかプレジデント!!」

乱暴に受話器を叩きつけ、電話を切った。


この商品は「安くて長持ちする丈夫な服」として売れた。
それで良かった。クズ親も、安くて長持ちするなら子供に金をかけずに済むと、この服を買ったからだ。
虐待件数を減らすことにはならなかったが、虐待による死亡を減らすことはできた。

だが、世の中には、もっと酷い虐待を受ける子供もいる。
飯を与えられないような子供がそれだ。

そんなどうしようも無い時こそ、私の【ひき子】たる所以を見せてやるのだ。

30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 11:38:26.83 ID:bbO6VBjF0
ひき子さんかっけえww
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 11:48:29.79 ID:dr1R26D1O
ひき子さんwwww
やべえ憧れるwwwwww
32聖母ひき子:2009/09/27(日) 11:52:28.90 ID:Ri26ECExO
監禁、断食、そんな虐待を受けている子供を誘拐し、うちの孤児院に招き入れる。

両親が改心したら帰すが、残念ながら、それは珍しいことだ。
そういう場合は、再び、私一人で両親のもとへ出向く。

親「あんたがうちのガキを連れ去ったんだな?別に返せとは言わねーよ。邪魔が消えて感謝してるzうがぁ!」

首を掴み、持ち上げる。

ひ「てめぇがてめぇの子供にした事がどんなに酷いか体験させてやるよ。」

アスファルトの上をクズ親を引き摺りダッシュする。摩擦で肉の焦げる匂いがする。

ひ「てめぇの子供はなぁ、もっと痛かったんだぞ。実の親に虐待されて、もっと痛かったんだぞ!!!!」

そうしてクズ親を消し去る。
誘拐した子供には新しい人生を送らせる。

全てはロリとショタのために・・・

つづく?
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 12:00:55.46 ID:8EGRqa7w0
極悪人過ぎてワロタwww
34聖母ひき子:2009/09/27(日) 12:11:38.63 ID:Ri26ECExO
ひ「ふふふ・・・保護したての子が怯えるのも悪くないわねぇ。そして・・・」

ロ1「ねーきみ、あたらしい子?ボクとあそぼ?」
ロ2「今日はねー、いんちょーせんせーが作ってくれたおままごとセットであそぶのよー」

新「う・・・うん!」

ぱぁっと笑顔になる新顔。
この先に孤児院に入ったコに打ち解ける瞬間の笑顔。これがたまらないわ。
フリフリの服を着たロリッコの戯れ・・・眩しすぎるわぁ!!

ひ「私ほど公私混同を上手にやってるヤツはなかなかいないわよねぇ」

毎日幼女のコスプレカーニバル♪私、幸せ・・・。




なんか台無しだな。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 12:31:39.45 ID:Sj6GmyC60
誰もいないこのタイミング……投下のチャンス……っ!
36Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:33:29.19 ID:Sj6GmyC60
 秋祭り三日目早朝、俺とTさんとリカちゃん、それに≪夢の国≫の夢子ちゃんは北区の神社に来ていた。
 疲労? 寝たら復活した。俺若いもん。
 いつかのように張り紙を張って行きながら神社を歩き回っていると、一日目にも見た情報屋さんを見つけた。
「こんちはー」
「こんにちはなの」
 手を振りながら近づいて行くとこっちに気づいた情報屋さんも手を振ってくれる。
「こんにちは、≪夢の国≫倒したのはやっぱりTさんたち?」
「ああ」
 情報屋さんの質問にTさんが答える。
「……いや、やっぱり寺生まれはスゴイな」
「ま、ね」
 Tさんはなにか言いたげだったが夢子ちゃんを見てやめる。
「占いか? それなら今日は都市伝説関係者にはタダで占ってやってるんだが」
「いや、情報屋の力を借りにきた」
 そりゃ残念。と情報屋さん。
 なんだよ金取るのかよ、いいじゃんまけてよ。
「ところで」
 情報屋さんは俺の隣を指さし、
「その子誰?」
 俺の隣にいる子、夢子ちゃんを見て訊く。
 微妙な間。
 俺が即答できずにいると情報屋さんの隣におっさんが現れていた。
37Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:34:42.29 ID:Sj6GmyC60
「青年、そいつは――」
 おっさんの言葉をTさんが引き継ぐ。
「この子は、≪夢の国≫だ」
 瞬間、場の空気が変わるのを俺は感じた。
「お前が」
 妙に緊張した気配。このままだとそのまま荒々しいことになりそうな雰囲気。
「ま、待ってくれよ」
 俺は夢子ちゃんの前に出、両手を広げて庇うようにする。
「待たない、待たない」
 情報屋さんの後ろにフードがついた長いコートを着た、頭だけの男が出てきた。
 なんだこいつ、こいつも情報屋さんの契約した奴か!?
「アンサー、オッサン。止まれ」
 情報屋さんが俺越しに夢子ちゃんに襲いかかろうとする二人を止めた。
 そして、腕を組むと、
「話を聞こうか、Tさん」
 Tさんに目を向けた。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 12:36:08.14 ID:IRs5uIokO
支援
39Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:36:15.91 ID:Sj6GmyC60
 Tさんは夢子ちゃん、というよりも≪夢の国≫の境遇を情報屋さんに聞かせる。
 彼等がクソ爺に操られていたこと。それによって≪夢の国≫全体が歪められていたこと。
夢子ちゃんがその先兵として利用されていたこと。
現在クソ爺をぶちのめして≪夢の国≫は正常に戻ったこと。
 それを聞いた情報屋さんは、
「…………、この子も被害者だと?」
 質問するようにTさんに訊いた。
「実行犯ではあるがな」
 Tさんは頷く。
「で、何でまた俺のところに連れてきた?」
 情報屋さんの質問にTさんは夢子ちゃんを見る。
「一応現実を見てもらおうと思ってな。≪夢の国≫が、少なくともこの町ではどう思われているのか、
ひいては≪夢の国≫が暴れた場所ではどういう反応をこれからされるのかを身をもって確認してもらおうと思った」
「きっついことするねぇ」
 苦笑して情報屋さん。
「あの……」
 夢子ちゃんが何か言いたげに声をあげる。
「あ? あー、君は生まれ変わったってことでいいんだろ?」
「はい、今は私が≪夢の国≫の王様、です」
「ならもう歪むな。それを守ってくれるんなら、いいや」
 笑って頭だけの男とおっさんを引っ込ませる情報屋さん。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 12:37:17.36 ID:iWg24/GSO
オレガイルヨ
41Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:38:03.14 ID:Sj6GmyC60
「で? Tさん、情報屋の力を借りたいことってなんだ?」
「ああ、今聞かせた≪夢の国≫の境遇を広めて欲しい。特に、どこの集団にも属してない連中に」
「了解」
「なんで?」
 俺はTさんに訊ねる。そんなこと広めて何かいいことでもあるんだろうか?
「≪夢の国≫は派手に暴れてたからな。このままだといろんな奴にケンカを売られかねん。
傍目には≪夢の国≫を統率している奴は変わってないように見えるわけだしな。
もし、以前≪夢の国≫を見たことがある人間が今の≪夢の国≫、夢子ちゃんを見たら攻撃しかねない」
「でもやっぱり夢子ちゃん強いんだろ?」
 なら問題なくね?
「それでも戦闘は夢子ちゃんたちの本意じゃないよ」
 だろ? とTさん。夢子ちゃんは、
「は、はい」
 と肯く。
「だから情報を広げて意味のない襲撃が起きないようにする」
 とTさん。
「……、例のごとくそんなでっかい範囲で広めると金、高いぞ?」
「ん」
 Tさんは頷くと情報屋さんに背を向けてこっちを見る。
「さて、じゃあ行くか」
「今日はどこへ?」
「張り紙しつつお祭り見学だな」
 情報屋さんに告げて歩いて行く。
 今日も町中移動すんのか……疲れそう……。
42Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:39:50.62 ID:Sj6GmyC60

            ●


 情報屋は離れていく青年たちを見ていた。だが、青年だけがなぜか戻って来る。
「どうした?」
 青年に声をかける。すると青年は、
「あれには料金交渉と言ってある」
 と言って契約者たちを親指で肩越しに指差す。
 で、実は。と言い、
「もう一つ、頼みがあってな」
 懐から何かを取り出した。それは防犯カメラの映像データから取り出した画像で。
「これは?」
「ルーモアのマスター殺しの犯人の画像だ」
「!」
「こいつの居場所を調べてくれ」
 青年は画像を情報屋に渡す。
 受け取った情報屋は苦笑いで、
「≪夢の国≫の一件が終わったから疎遠になるかと思ったけど、けっこう縁が続きそうだな」
43Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:40:46.28 ID:Sj6GmyC60
「良きかな良きかなってね」
 青年も苦笑いで応じる。
 さて、と一言入れて、
「妹さんだが」
「……」
 情報屋は無言、青年は構わず続ける。
「元凶の爺さんが自分の姫用に何人か冷凍睡眠させていた。
そのうちの一人かも知れんし、パレード内で生き残っていた可能性もある」
 申し訳なさそうに、
「すまない。あの子の記憶も曖昧ではっきりとしたことは分からないんだ。
だが、今≪夢の国≫は本来の姿に戻っている。妹さんが無事だったらおそらくどこかに排出されているはずだ」
 情報屋は青年の話を聞くと頷く。
「なら、そこからは俺の分野だな。失せモノも探し人も占い師件情報屋にお任せってな」
 そして青年にしっしっ、と手を振る。彼の契約者に値段交渉には応じないという態度を示しているように見えるように。
「ほら、早く行ってやらんと、契約者たち待ってるぞ?」
「ああ」
 青年はそう言うと契約者の許へと歩いて行った。
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 12:40:59.31 ID:XL3+973S0
おお、Tさんの人!支援!
45Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:42:49.07 ID:Sj6GmyC60

 情報屋は去って行く青年を見て呟く。
「Tさん、理屈では分かっていても感情が先立つことってあるんだぜ?」
 彼が持つ紙には今文字が書かれていっている。それは、

 ――アカイショウゾクニチュウイ

 赤い……装束か?
 情報屋がそう思っていると握ったペンから声が聞こえた。
「青年、これを彼等に教えなくていいのか?」
「いいんだよエンジェルさん。これが俺の≪夢の国≫のあの子への感情から来る嫌がらせだから」
「ああ、小学生が好きな子をいじめたくなる心理――」
「ちげえよ! なんかその発言でいい感じなシリアスな空気崩壊したぞ!?」
「ドンマイ、ドンマイ」
 頭だけの男が慰めるが情報屋は立ち直らない。
 なぜなら、
「女の子にならまだしもなんで野郎に言われて元気をださにゃならんのよ」
「ところで」
 エンジェルさんは言う。
「≪夢の国≫だけじゃなく一緒にいるあのTさんやらも危険なんじゃないのか?」
「………………あ」

 秋祭り三日目、周囲には出店の準備をしている者しか見えず、日はまだ昇っている途中だ。
46Tさん・夢の国:2009/09/27(日) 12:46:49.78 ID:Sj6GmyC60
エンジェルさんの人に土下座ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
キャラとか違ったらどないしよう!
そして俺が書くと何故か話の空気が重くなるっていうね?

秋祭り三日目を使った消化不良っぽい伏線を匂わせて他の作者さんに放置企画その一でした!

その二は、赤い幼女ですね。
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 12:51:12.29 ID:bbO6VBjF0
Tさんの人乙!
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 12:52:25.81 ID:IRs5uIokO
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:03:10.51 ID:oOp1MnMD0
ただいまー
まとめの人乙!!
ひきこさんの人とTさんも乙!!

>>20
黒服Hがその都市伝説と契約していなくて良かったと心の底から思うんだぜ

>>22
っちょ、変なの混ざってる混ざってるwwwwwwwww
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:12:16.78 ID:XL3+973S0
みなさん乙!

>>22
最も知名度の高い超能力者「百合ゲラー」
日本の投資能力者「貞子」
もはや存在そのものがチート「舩坂弘」
             「シモ・ヘイヘ」
             「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル閣下」

あたりを加えて欲しいんだぜ
51小ネタ:2009/09/27(日) 13:13:39.20 ID:oOp1MnMD0
 見つけた
 見つけてしまった

 秋祭りの三日目
 赤いはんてんと2人で歩いていたら…それを、見つけてしまった

 「夢の国」
 赤いはんてんの、契約者の命を奪った相手
 彼女の契約者の友人たちの命をも、奪った相手
 赤いはんてんが、即座に彼女を睨み付けた
 「夢の国」の傍に居た、肩に人形を乗せた少女がこちらの様子に気付き、慌てているが…きっと、赤いはんてんの目にそれは入っていない

「赤いはんてもがっ!?」
「まぁ、落ち着きたまえ」

 むーむーむー!!
 赤マントに口をふさがれ、じたばたする赤いはんてん
 赤マントは片手で赤いはんてんの口を、もう一方の手で赤いはんてんの手を塞ぐ
 …はんてんを翻されて青いはんてんになられたら、自分では抑えられない

「ふむ、そこのお嬢さん、まだ赤いはんてんの力は発動していないようだが……大丈夫かね?」
「あ、は、はい」

 こくり、頷いてきた「夢の国」
 今の彼女からは、以前の歪んだ様子は見受けられない
 ………あぁ

「…悪夢から、解放されたのだね?」
「……おっさん、夢子ちゃんの事、知ってんの?」
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:14:56.79 ID:XL3+973S0
百合ゲラー→ユリゲラー
投資→透視
なにやってんだ…おれorz
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:17:25.46 ID:Sj6GmyC60
百合ゲラー吹いたwwww
ルーデル閣下は赤い靴とか(ry が羨むと思う!

そしてやっぱり書くの早いwww
54小ネタ:2009/09/27(日) 13:17:50.90 ID:oOp1MnMD0
「はっはっは、私はおっさんと言う歳では辛うじてないと思いたいがそれはさておき。
 まぁ……私よりも、彼女の方が、因縁があると言うべきか」

 むーむーむー!
 ぺちぺちぺち!!
 塞がれて居ないほうの手で、赤いはんてんは赤マントの手をぺちぺちと叩いてくる
 放せ!とでも言いたいのだろう
 しかし、放す訳にはいかない
 まだ、赤いはんてんは冷静さを取り戻せていない

「…お嬢さん、この子を……赤いはんてんを、覚えているかね?以前君と出会った時は、人のいい青年と一緒だったよ」
「………!!」

 「夢の国」…少女に夢子と呼ばれた少女が、かすかに表情を強張らせた
 …覚えていたか
 赤マントは、小さく苦笑する

「…なるほど、その少女の契約者が、「夢の国」と戦った事があるのか」

 少女と夢子の傍にいた青年が、確認するように呟いてきた
 あぁ、と赤マントは頷いてやる

「もっと具体的に言うと、彼女の契約者の友人が、まず、「夢の国」と戦い、敗北し…都市伝説と、一体化してしまったらしい。
 記憶を、すっぽりと失ってね」

 …あの彼は、今も生きているだろうか?
 記憶を失ってしまった彼は、こちらの事を忘れてしまっていて
 …いや、そもそも
 当時の自分達は、彼が都市伝説化したことを知らなかった
55小ネタ:2009/09/27(日) 13:22:34.23 ID:oOp1MnMD0
 「夢の国の地下カジノ」は、詳しい事を自分たちに話してこなかったし…彼が最後に護った少女は、ただ泣くだけで何も答えられなかった
 ……だから
 彼等は、「夢の国の地下トンネル」と「夢の国の地下カジノ」と契約していた彼が、死んだと思って

 ……仇討ちに、挑んでしまったのだ

「「全身を金粉で覆われると死ぬ」、「さっちゃんの歌の四番目」…そして、この赤いはんてんとの契約者…それらをあわせて、四人。
 我々の親しい友人たちが、「夢の国」に命を奪われているのだよ」
「…………」

 夢子の中に、その記憶は残っているようだった
 赤いはんてんの契約者が死んだ、あの戦いは…苛烈なものだったから
 だからこそ、印象に残っているのかもしれない

 赤いはんてんは、暴れるのをやめていた
 ただ、憎悪を込めて、夢子を睨みつけている

「で、でも、待ってくれよ。こっちの話も、ちょっと聞いてくれ」
「うむ、聞かせてくれたまえ…できれば、赤いはんてんに、早く冷静になってほしいのでね」

 赤マントが苦笑すると、少女と青年は、事情を説明してくれた
 「夢の国」は、「夢の国の創立者」によって歪められていた事
 今の「夢の国」は、もう、悪夢からは解放されている事…
 それらを、順々に、説明されていく

「…そうか、原因は「夢の国の創立者」だったのか…」

 苦笑する
56小ネタ:2009/09/27(日) 13:25:36.94 ID:oOp1MnMD0
 あの優しかった青年が、誰よりも尊敬していた「夢の国の創立者」がそもそもの原因だったとは…
 …いや、彼が尊敬していたのは実在の夢の国の創立者の方だ
 都市伝説から生まれた「冷凍睡眠している夢の国の創立者」ではない
 それが、せめてもの、救いか

「赤いはんてん、わかったかね?落ち着いたかね?」
「……………」

 こくり
 赤いはんてんは、頷いてきた
 …まだ、かすかな不安はあるが
 また、能力を使おうとしたら、また口を塞がせていただくとするか
 そっと、赤マントは、赤いはんてんから手を放す

 …じっと、じっと
 赤いはんてんは、夢子を睨みつけていた

 ……わかっているのだろう
 彼女は、操られていただけなのだ、と
 しかし、割り切る事ができないのだ
 赤いはんてんは、あの戦いで、親しい人間たちを一気に失ってしまった
 生き延びている一人とは、元々あまり顔を合わせた機会もなかったせいで疎遠になってしまっている
 赤マントにとっても…彼等は、付き合っていて楽しい人間だった
 それを失った悲しみは、奪われた憎しみは、消えているわけではない

 ………しかs
 復讐が、何を生むと言うのか?
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:26:38.43 ID:iWg24/GSO
4人・・・だと?
58小ネタ:2009/09/27(日) 13:28:29.29 ID:oOp1MnMD0
 赤いはんてんの契約者は、復讐を望まなかった
 赤いはんてんが、己の仇を取ることを望んでいなかった

 …ただ、赤いはんてんに自由に生きて欲しい、と
 そう、考えていたようだった
 「さっちゃんの歌の四番目」と契約していた男性も、自分が契約していた都市伝説相手に、復讐を、仇討ちを禁じていた
 …もっとも、「さっちゃんの歌の四番目」はあれ以来行方不明
 どうなってしまったか、わからないのだが…

「……お前は、もう、歪んでないのですね?」

 ぼそり
 赤いはんてんが、呟く
 じっと、じっと
 真正面から夢子を睨み付けたまま……ゆっくりと、続ける

「もう、誰も殺さないですか?取り込んだりしないですか?」
「……はい」

 こくり
 夢子は、はっきりと、頷いてきた
 強い意志
 赤いはんてんの契約者や、その友人たちと戦っていた時の様子は微塵も感じられない

「……それなら」

 ……赤いはんてんが、俯いた
59小ネタ:2009/09/27(日) 13:32:03.82 ID:oOp1MnMD0
「…それならっ!もう、二度と歪むな、なのです!もう、誰も殺すななのです!!
 あいつらみたいな死人を、二度と出すななのですよ!!
 そして、償えなのです!死ぬななのです!!生きて生きて生きて生きて生きて生き続けて!!
 一生償いやがれ!なのです!!」

 顔をあげて、一気に言い切った赤いはんてん
 …その目に、うっすらと、涙が浮かんでいたのを
 赤マントは、確かに見逃さなかった

「…行くのですよ、赤マント。あの顔見てるとイライラしてくるのです、殴りたくなるのです」
「っと…」

 ぐいぐいぐい
 赤いはんてんが、赤マントの手を握り、引っ張ってくる
 せめて、赤マントとしても、夢子に…そして、恐らくは、彼女を正気に戻したのであろう、青年たちに何か言いたかったのだが
 しかし、赤マントが、赤いはんてんの言葉に応じないのを見て…赤いはんてんは、少しムッとしたような表情をして

 ひらりっ
 はんてんを翻して…青いはんてんの姿になった
 周囲に一般人がいなかったからいいものを、こんな真昼間から変身とは大胆な

「ほら、行くわよっ!」
「〜〜っ!?そ、その姿で力いっぱい手を握らないでくれたまえ!?手が潰れるっ!?
 原稿が書けなくなったらどうしてくれるかっ!?」
「あんなちっちゃなポエムコーナー、誰も読んでないから問題ないわよ」

 ずるずるずる
 青いはんてんに手を引かれて行く赤マント
60小ネタ:2009/09/27(日) 13:34:33.75 ID:oOp1MnMD0
 人さらいが、攫われていっているような状況だ
 赤マントは苦笑し…「夢の国」と青年たちに、小さく頭を下げた

 ずるずるずるずるずるずるずるずる…
 赤マントは、そのまま路地裏に連れて行かれる

「青いはんてん?」
「………」

 ぴたり
 青いはんてんが、足を止めた
 …その背中が、震えている

「………っく……………うぁ…………っ」

 その口から漏れ出すのは、嗚咽
 …赤マントは、そっと、青いはんてんを背後から抱きしめてやった
 青いはんてんは、その腕から逃げない
 ただ、ぼろぼろと、大粒の涙を流し続けている…

「………うわぁああああああああん………!!」

 泣き続ける、青いはんてん

 結局、仇討ちはなされなかった
 あの状態の「夢の国」を攻撃するなど、彼女にはできない
 …それは、かつての契約者の意思に、反するから
61小ネタ:2009/09/27(日) 13:35:39.05 ID:oOp1MnMD0
 しかし、憎悪が消えたわけでもない
 大切な人達を殺された憎しみは、いつまでたっても消えない

 どうしたらいいのか
 彼女自身、きっとわからないのだろう

 …赤マントとしても
 どう、声をかけてやったらいいのか、わからない
 ただ、その体を抱きしめて、涙をぬぐってやることしか…彼には、できないのだ

 泣き続ける青いはんてん
 その体を、赤マントはいつまでも、抱きしめているのだった





62小ネタ:2009/09/27(日) 13:37:14.03 ID:oOp1MnMD0
 …見えていますか? 聞こえていますか?
 あなた方の望みは、ようやく叶いました

 だから、どうか、お願いです
 私が、彼女の心を、少しでも和らげることを
 どうか、お許しください





                      Red Cape
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:38:54.17 ID:oOp1MnMD0
赤マントと赤いはんてん、「夢の国」との再会でした
憎しみは消えず、しかし、復讐は何も生まず
2人の心は、複雑な心境のままなのでしょう、多分
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:41:43.61 ID:Sj6GmyC60
乙っしたー!
悲しいな……
俺、用事がすんだら夢たちの視点で一本書くんだ……
スレが残っていると、幸せだな〜
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:44:22.45 ID:153aQsSB0
乙でしたー

>>50
「シモ・ヘイヘ」
「ハンス・ウルリッヒ・ルーデル閣下」
この辺は「都市伝説」じゃなくて「伝説」だ
きっとロシアの都市伝説「畑から採れる兵士」とかを相手にずっと戦ってるんだ
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:47:00.07 ID:oOp1MnMD0
おまけ 今回のネタで赤マントが話題に出した面子にして

・「夢の国の地下トンネル」と「夢の国の地下カジノ」と契約していた青年

 現在の黒服Dの事。性格は現在と実はほぼ違いはなかったり。

・「赤いはんてん」の契約者

 赤いはんてんと契約していた心優しい青年。殺人鬼になっていた「赤マント」を、それ以前の人攫いの赤マントに戻した。
 赤いはんてんの事を心から愛していたようだ………ロ、ロリコンではなかったんだからねっ!?

・「さっちゃんの四番目の歌」の契約者

 ガタイのいい体格だった青年。口は悪いが、親切な青年だったようだ
 彼が契約していた「さっちゃんの四番目の歌」は現在行方不明

・「全身に金粉を塗ると死亡」の契約者

 5人組では紅一点だった存在。はきはきとして明るい性格の姉貴分だったようだ。
 彼女の契約都市伝説は意思を持っていなかったので、彼女の死後どうなったかは不明

・ ???????????

 人間時代の黒服Dは、彼を含めて5人の契約者たちと一緒に行動している事が多かった
 その最後の一人は、戦闘能力を持たない都市伝説との契約者であったのと、当時最年少だった為「夢の国」との仇討ち戦に望む事が許されなかった
 彼だけは今でも生き延び、死んでしまった友人たちの事を悲しみ続けている
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:52:04.65 ID:XL3+973S0
赤いはんてんの人、乙!
それにしても切ないなあ…
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:56:10.56 ID:oOp1MnMD0
さっちゃんの四番目の歌じゃなくてさっちゃんの歌の四番目だったorz

ちょっと、さっちゃんに足もってかれてくる
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 13:58:10.92 ID:XL3+973S0
そういえばさっちゃんのうたってなんかして自分にメール送ると
内容がギャル文字になって返ってくるって聞いた事あるなあ
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:00:57.24 ID:oOp1MnMD0
>>69
そんなのもあるのかwwwww
俺が今回名前出したのは、「さっちゃん」の歌には

「さっちゃんはね 電車で足を無くしたよ
  だから お前の足をもらいに行くんだよ
   今夜だよ 行くよ」

って言う四番目がある…って言う都市伝説っす
71小ネタ:2009/09/27(日) 14:18:44.08 ID:oOp1MnMD0
 −−−−−−っガ!
 目の前に現れたパレードをライフル銃で殴り倒し、彼女…否、彼?
 ひとまず、今は仮に彼としておこう
 とりあえず、彼は夜道を走り抜けていた

 …店の前でのマスコットとパレードたちの戦いは、あの少女たちの助けもあり、終結した
 怪我をしていた少女たちの傷の手当てを、店内で軽く済ませ(一人の少女は、手当てをしようとした瞬間に目の前で再生されたが)、彼は弾切れを起こしたショットガンを置いて、代わりに店の奥からライフル銃を取り出し、少女たちと別れて店を飛び出していた

 息子を、探す為だ
 一応、滝夜叉が息子の傍に向かったから、大丈夫だとは思う
 ……しかし、心配なものは心配なのだ
 大切な、大切な息子
 携帯のGPS機能を使えば現在位置はわかるのだが…携帯に、出てくれない
 つまり
 今、電話に出られない状況だと言うことだ

 進む彼の前に、パレードが立ちふさがる
 彼はそれに銃弾を放ち、接近されたら銃で殴り倒し
 それを繰り返し、進んでいた
 一刻も早く、息子の下へ駆けつけたい
 その思いから、彼はただ走り続けていた
 道を迂回している暇などないのだ
 ただただ、走り続ける

「…っどきなさい!私の邪魔をしないで!!」

 どんっ!!
 再び放たれる銃弾
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:20:27.67 ID:IRs5uIokO
支援
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:21:08.88 ID:37Z2LfJW0
ロンドンの亡霊ジャック・ザ・リッパー・・・
おまえの魂いただくよ!!
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:21:28.83 ID:GiTpdGu70
75小ネタ:2009/09/27(日) 14:21:44.42 ID:oOp1MnMD0
 再生能力を失ったパレードは、最早彼の敵ではない
 弾を撃ち込み撃ち込み、殴り倒し
 ただただ、前へと進んでいく

 ……このパレードが、どんな存在なのか?
 彼は、知らない
 マスコットたちから、狂気の色が薄れているのに、彼は気付いている
 しかし、それでも襲ってくるのなら、倒すまで
 息子の為ならば、彼は手加減などしない

「どきなさいっ!!私の邪魔をするというのなら!地獄へと落ちる覚悟を決めなさいっ!!」

 彼は叫ぶが、パレードたちはやはり、彼の邪魔をしてくる
 ……ならば、彼は戦うしかないのだ


 あぁ、私の可愛い坊や
 どうか、無事でいて
 あなたがいなければ、私に生きている意味はない
 大切な大切な、可愛い坊や
 お願い、もう少しだけ待っていて
 必ず、迎えに来るから


 満月が見下ろす中、銃声と何かを殴り倒す音が断続的に響き渡り続けるのだった……


to be …?
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:22:54.20 ID:oOp1MnMD0
戦後処理・コアラパパン
え?戦後処理どころか、まだ戦いの最中じゃないかって?
細かい事は気にしない!!


一応、前スレで姫さんたちの視点がおわったっぽい感じで書かれてたので、その後みたいな感じで書いたが…
よ、良かったんだろうか
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:32:51.90 ID:oOp1MnMD0
>>22にちょっと追加してみる試み

Dr驚嘆 「ロジャー・ベーコン」
ヘルメス文書を解読した 「アグリッパ」
日本の呪術の基礎を作った 「役行者(役小角)」
ルパンとは関係ないよ 「カリオストロ伯爵」
「奇跡」を起こした 「イエス・キリスト」
降霊術師 「マーガレット・フォックス」
「黄金の夜明け団」に影響与えた 「エリファス・レヴィ」
死者をも生き返らせた 「アポロニウス」
パパ・ドク 「フランソワ・デュバリエ」


…多分被ってない、と、思う
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:48:06.50 ID:oOp1MnMD0
79喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/27(日) 14:54:07.98 ID:jqMcVlmq0
ある日のこと

カシマは経済誌に目を通す
現代の日本に疎い彼は、まず経済を知る事で日本の置かれた状況を知ろうと考えている様だった

そして、ある記事に目を惹かれる
記事の内容は、とある子供服ブランドに関するものだ

人が動くだけでそこには経済が発生するのは常識だが
マネーサプライ(動いたお金)には税収と言うものが発生する
LOLIQLOのヒット賞品、カーボンケプラー入りの衣服(以下、炭素服)は色々と物議をかもし
経済界では "ひき子経済" と言う言葉も造られるほどブレイクした商品であり……
〜中略〜

試算では、"ひき子経済" 効果によるマネーサプライは
数千億円と試算されており……
〜中略〜

販売数はLoliPediaより抜粋、ロリ服は海外販売数も考慮
ロリ服:3,980円×268,600,000着=1兆690億2800万円
炭素服:1,980円× 32,700,000着=  647億4600万円

ここまでの小計:約1兆1330億
外税計算で消費税=約560億の税収
法人税率30%として=1兆1330億×30%=3390億の税収

税収小計:3950億
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 14:55:44.97 ID:oOp1MnMD0
ひきこさんすごすぎるwwwwwwwwwwwwww
81喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/27(日) 14:56:57.91 ID:jqMcVlmq0
あくまでこれは一部だけであり
連動して新創刊された雑誌や玩具メーカーとのタイアップ
ファッションショー等の興行収入は未算入
今後の伸びていくであろう販売数や新素材によるスクール水着等の販売開始を考えれば
"ひき子経済" 規模だけでこの数倍は行くとみられている

これは国家予算である約80兆(一般会計予算)の約0.5%に当たる

だが、特筆すべきは経済効果ではない
それは、収益の殆どが孤児院や子育てサロンなどの運営に当てられていることだ
〜中略〜

これらのことから、ひき子氏を現代の聖母と呼ぶ者も多い様だ

「ふむ……ひき子さんは素晴らしい方なのだろうな……」



以下、以前投下したジャックさんの話につづく

ひき子さんのヒト、また借りてしまいました
すみませ〜ん!

尚、数字は適当なんですが
たぶん、最低でもユ○クロの倍くらいの経済規模ですかねぇ
もっと大規模な可能性もあり得るので怖いですがwww

皆さん乙でした〜
では、Wiki編集やってきま〜す
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 15:00:03.85 ID:oOp1MnMD0
ルーモアの人乙っしたー!!

ひき子さんの影響がwwwwwwwwwwww
いや、確かに聖母と呼ばれるべき事はしたけど動機がなwwwwwwwwwwwwwww
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 15:09:18.08 ID:IRs5uIokO
>>22
聖母「ひき子」に変えるべきか。
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 15:10:16.31 ID:9hMbWOKfO
>>新素材のスクール水着

ライフルも防げる防弾水着とかいうやつじゃあるまいな
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 15:25:34.98 ID:oOp1MnMD0
防弾水着だったらすごすぎるwwwwwwwwwwwww
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 15:35:35.53 ID:XL3+973S0
なんかもう、ひきこさんもフリーダムだなw

ところで、最強のフリーダムである禿に対抗するためにはどうすればいいかというのをずっと考えてたら、
《全盛期のイチロー伝説》を実体化すればいいという結論に至った。
片やオーストラリアを真っ二つにし、片やバットの一振りで台風を引き起こす…なんという怪獣大戦争
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 15:38:11.83 ID:oOp1MnMD0
>>86
日本が滅びる様子しか想像できねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwww
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 16:00:53.93 ID:oOp1MnMD0
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 16:15:43.17 ID:9hMbWOKfO
>>85
ただし直撃を受ければ内臓は弾け飛ぶ
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 16:20:18.29 ID:oOp1MnMD0
さて、そろそろ夕食を作ってくるか
夜までにスレが残っていたら幸せだ

>>89
一瞬「?」って思ったが、そうか、弾を防いでも衝撃はくるんだったなwwww
91>>76 キックマスター姫さん完結編(微修正):2009/09/27(日) 16:28:55.17 ID:TONHE6ly0
サ「あ、もしもし。今日から『夢の国』決戦キャラ代表になったサンチアゴ契約者です」 
作「え、サンチアゴさん?あの、相対性理論の方は・・・」 サ「亡くなりました」 作「うそぉお!!なんで!?」
サ「どうやら決戦の後にパートナーから『お姫様抱っこするんじゃない、モヤシ!』と蹴られたようで
   『善意でやったのにぃ!もうモヤシのライフは0なんだぜ!!』と叫んでバタンとブッ倒れました』
作「最後までモヤシを否定しなかったんですか・・・」
サ「あ、それと『夢の国』決戦特別回「南区バー前の戦い」は次で最終回です」 作「うそぉおおおおお!?」
サ「悪く言えば時間切れです」  作「いや、わざわざ悪く言わないでください!」
サ「本当に早く決着ついちゃって・・・」  作「そ、それより何レス分スペースもらえるんですか?」
サ「この1レスの間でお願いします」   作「うそぉおおおおおおおお!?」
サ「本当、時間が無くて・・・」       作「花子さんの方だって、毎回2レス分は書いてるのに!」
サ「あ、花子さんの方も合わせて最終回になりますよ」 
作「え、本当ですか?ちなみにあの人はどれくらいスペースもらえるんですか?」
サ「あの人が書いた分は、全部」  
作「ちくしょぉおおおおおおお!も、もう『夢の国』編なんか書きませんからねっ!?」 サ「はい」

『夢の国』決戦:最終回【(バー前の混沌)その全てを終わらせる時!】
「喰らえ『夢の国』の住人めぇえええ!!』
実はこの時点で再生能力がなくなっているのですぐ死ぬぞ!ドガァアアン!!
「再生能力が消え去ったようね」
「では、私達で今の内にあっちの住人達を・・・・・・」
「そりゃあああ!!」
「「終わったぁああ!?」」
「再生能力がなくなれば、別に倒せる!」
(あと全部ノリで済ませているようだけど、別にそんなことはないからっ!)
「さぁ、早く殺して・・・!」
「いくぞぉおおお!!!」
「姫さんの両脚が、(バー前の混沌の)全てを終わらせると信じて!!」
「ご愛読、ありがとうございました!・・・って何やってるの私達!?」
「あ、本当にくるくる回ってたマスコット倒しましたね」
「早ァアアアアア!!?」                 〜 強引に 了 〜
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 16:31:27.87 ID:XL3+973S0
ソードマスターwww
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 16:31:48.31 ID:TONHE6ly0
はい、というわけで前スレに投下したネタ微修正ー

『相対性理論』の契約者は確かに『死の行軍』の少女をお姫様抱っこして蹴られましたけど、

ま だ 死 ん で ま せ ん か ら ね !

気が向いたらそのシーンでも書いてみようかと思うこのごろ。
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 16:43:21.35 ID:TONHE6ly0
・・・俺が寝た後誰か書いたのかなぁw 確認しておこ
95聖母ひき子:2009/09/27(日) 16:47:58.21 ID:Ri26ECExO
>>81 数字が妙に具体的で生々しいwwww
ひき子の行いの「事業としての面」を大真面目な感じで扱われて嬉しいんだぜ。

カシマさんには後ろめたいけどな・・・
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 17:14:20.30 ID:bbO6VBjF0
皆乙!
続き書こうと思ったら眠気が邪魔して書けない・・なんでこんなに眠いんだ・・・
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 17:14:24.00 ID:Ri26ECExO
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 17:37:14.20 ID:iWg24/GSO
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:01:09.78 ID:dr1R26D1O
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:03:54.41 ID:bbO6VBjF0
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:05:22.64 ID:qc/jYcLBO
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:24:49.98 ID:XL3+973S0
↑五つ吹いたwww

勝手に新しい組織作っちゃだめかな?
学校町に侵攻とか大きな影響は与えないけど、世界にはこんな組織もありますよーみたいな感じで。
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:40:47.54 ID:0poB5gPB0
>>102
別に問題は無いんじゃ無い?
学校町以外にも都市伝説はいるんだし、それらに関する組織が有っても何の不思議も無い
104「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 18:42:51.06 ID:0poB5gPB0
少女「う〜?」
眠い・・・昨日は良く眠れなかったみたいだ・・・
枕が替わったから・・・・・・だけじゃない・・・そうだ
『貴女の後ろに何か憑いてるけど、誰それ?』
少女「っ!!」
そりゃ、色々人に恨まれる様な事たくさんしてたからある程度覚悟はしてた・・・けど・・・
あんな夢見た後で言われると・・・・・・怖すぎると言うか、嫌過ぎる
少女「幾らなんでもしつこ過ぎるわよ・・・・・・」
取り合えずベッドを降りて着替え・・・・・・そう言えば昨日チャラ男に連れて来られたものの、服なんてチャラ男のデカイのか、切れてる浴衣しかなかったから下着だけで寝たんだった・・・
つまりは、着替えが無い
少女「仕方ないわね・・・」
取り合えず浴衣を引っ掛ける
何も無いよりはマシだ
105「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 18:43:55.47 ID:0poB5gPB0
部屋を出るとチャラ男が寝ている
まぁ、まだ朝の5時過ぎだしね・・・仕方ないか
取り合えず目標の新聞発見
内容は・・・『モーゼの奇跡!? 割れた海とオーストラリア』『エベレストの全裸筋肉男、日本上陸か!?』『現代の聖母 ひき子』・・・・・・頭痛くなってきた

内容を要約すると、
『海とオーストラリアが文字通り物理的に割れて、現地は目も当てられぬような惨状らしく、日本政府も支援を云々』
・・・・・・まぁ、大陸が真っ二つって普通に大災害よね
死者が出てないのが奇跡だわ

『海を割ったのは最近噂の『エベレストの全裸筋肉男』だと言うにわかに信じ難い情報があり、方向から推察するに日本に上陸している可能性が高い』
『夢の国』を倒したと思ったら次はコレ?勘弁して欲しいわ・・・学校町に来てない事を祈る

『ひき子という女性が始めた子供服ブランドLOLIQLOの人気が相変わらず好調で、彼女がやってる孤児院の子供たちの様子が云々』
素晴らしい、実に素晴らしい、こういう人がもっと増えれば世の中も少しはマシになるだろうなぁ
欲を言えば後、2,3年ほど早く出てきて欲しかった
少女「でも、このひき子氏って・・・『ひき子さん』よね?」
子供を引き摺る都市伝説の・・・・・・それがどうして子供を救う様な事をしてるんだろう?
いや、素晴らしい事なんだけど・・・都市伝説がこんなどうどうと新聞に載ってて良いんだろうか・・・
106「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 18:45:35.84 ID:0poB5gPB0
そうこうしてる内にチャラ男が目覚め、朝食が用意されるまで新聞を読んでいたけど当然のように『学校町』に関する記事は無し
黒服達が上手く情報を隠蔽したんだろう・・・
何もかも終わった秋祭り三日目・・・今日は何をしようか 


続く?
107「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 18:51:53.32 ID:0poB5gPB0
フリーダムひき子さんとカシマさんに土下座!
ネタお借りしました

何となく秋祭り三日目早朝ネタ
さて、この後どうしたもんか
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:52:03.64 ID:XL3+973S0
はないちもんめの人乙!
あと、>>103の人答えてくれてありがとう。
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:53:58.38 ID:XL3+973S0
と思ったら同一人物だったという罠orz
まあどちらにしろありがとうアンド乙と言う事で一つ。
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 18:59:54.96 ID:0poB5gPB0
>>109
ういうい
学校町内だけであんだけ色んな『組織』が暗躍してるんだから
全国レベルの話になると更にたくさんの『組織』があるはず(学校町が異常に多いんだとしても)
ましてや世界まで話広げるともっと色々有ると思うんだよ
『組織』と繋がってる連中とか対抗勢力とか

亀だけど
>>86
>ところで、最強のフリーダムである禿に対抗するためにはどうすればいいかというのをずっと考えてたら、
スーパーマン呼ぼうぜ
あの人腕力で地球逆回転させて時間巻き戻したり出来たはずだから
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:14:28.51 ID:TONHE6ly0
でも禿って善意(に近いなにかと本能)で動いてるからスーパーマンが戦ってくれるかどうか。


もう一度修行の旅にいってくれないかなぁ・・・
あ、世界の都市伝説の調査という名目で海外へ行くのもいいな。
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:30:14.99 ID:0poB5gPB0
>もう一度修行の旅にいってくれないかなぁ・・・
世界を滅ぼせと申すか

>あ、世界の都市伝説の調査という名目で海外へ行くのもいいな。
向こうだと花子さんとか口裂け女が逆にマイナーだったりするんだよね
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:34:26.51 ID:TONHE6ly0
海外だと都市伝説より妖精や悪魔の類が顕現してそうなイメージ。
その存在を信じているような人も多いからね。

>>112
禿をさぁ、止められるようなキャラが必要だよね・・・
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:35:55.88 ID:9hMbWOKfO








黒服Y「……え? 今日は本部テントから出ちゃダメって?」

黒服Y「いやあれは遊んでたんじゃなくて、見回り警備を……」

黒服Y「あれらは戦利品で」

黒服Y「……ああぁ」
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:39:05.87 ID:0poB5gPB0
>海外だと都市伝説より妖精や悪魔の類が顕現してそうなイメージ。
成る程、グレムリンとかか

>禿をさぁ、止められるようなキャラが必要だよね・・・
怪談仮面TARO3なら止められる!!(戦闘面では)
戦闘以外で止められそうなキャラ・・・菊裂きさんとコアラパパン辺りなら、あるいは・・・

>>114
黒服Yも不憫なキャラよね・・・
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:39:45.43 ID:xdTafprP0
温泉から帰還だぜ、皆様乙ー!!

…何、はないちもんめは下着姿で寝てたのか!?
……あれ?
って事は、チャラ男が毛布かけなおしてやった時…しっかりと下着姿目撃してたのか
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:41:26.63 ID:xdTafprP0
ちなみに

>>102
「組織」以外の組織だが、全く問題ないと思うんだぜ!
俺なんて、ノリで「首塚」組織作っちゃったし
これまたノリで「薔薇十字団」の名前出しちゃったし
むしろ、「薔薇十字団」あとでまた出す予定だし
まったく問題ないと思うんだぜ!!!
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:42:38.79 ID:0poB5gPB0
>>116
目撃してましたね
でも、チャラ男は多分、だから何?みたいな感じでスルーだと思う
子供の下着姿で欲情する様なキャラじゃ無いだろうし
ちなみにパン一な

>>117
薔薇十字団かぁ・・・wktk
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:45:46.38 ID:xdTafprP0
>>118
うん、確実にスルーだったと思う
赤マントとかが血の涙を流して羨ましがる光景だがな!

薔薇十字団は、あとでまたちょろっと出ます
名前だけになる可能性も高いが
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:46:35.57 ID:TONHE6ly0
黒服Y・・・・・・


>>115
この後登場させようかなー、って思ってたんだけどさぁ・・・企画段階だよ?
「吸血鬼ドラキュラ」と「ドラゴン」・・・・・・海外のスケールならこの二つあってもいい気が、ね。
吸血鬼の代表格ドラキュラと、ゲームの敵だとか強い怪物の代名詞ドラゴン
・・・・・・いや、本当にプロット段階なんですよ?まだ今は暴れさせる気ないですからね?
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:49:09.27 ID:0poB5gPB0
>赤マントとかが血の涙を流して羨ましがる光景だがな!
赤マント、テメェはんてんと言う者がありながらry

>「吸血鬼ドラキュラ」と「ドラゴン」・・・・・・海外のスケールならこの二つあってもいい気が、ね。
後はネッシーとかナチスのUFOとかもありだな
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:52:05.04 ID:xdTafprP0
>>120
海外かぁ…ドラゴンでも、色んなのがいるからな
民話とかで語られるようなドラゴンの中には、都市伝説的に実体化してるのもいるかもな
男の裸を見ると真っ赤になって逃げ出す萌えドラゴンが西洋にはいると聞くな

>>121
赤マント「はっはっは、私はロリババアは守備範囲外だと」
赤いはんてん「赤マント、ちょっと面かせなのですよ」(はんてんを翻す準備をしつつ)
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:52:51.18 ID:XL3+973S0
チャラ男がマジで羨ましいむしろ恨めしい
>>120
吸血鬼と聞くと真っ先にアーカードの旦那が思い浮かぶ…チートすぎるか。
海外いくといろいろいるよね。ケットシーとかネッシーとか、ドラゴンにも色々種類あるし。

てか禿がローマいけば老魔法王がいるはずだから、あのかたならいくら禿でも…
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 19:52:56.79 ID:Sj6GmyC60
>>102
まあ勝手に組織にフリーメーソン名乗らせた人間もいるわけで
125題未定:2009/09/27(日) 19:57:35.08 ID:XL3+973S0
あと厚かましすぎて土下座しつつ報告。
秋祭り三日目は全くと言っていいほどキャラを動かす気がないので、
もし、「仕方ない。クロスをしてやろうではないか!」という方がいらっしゃったら
キャラたちを好きに使ってあげてください。どんな扱いでもノープロブレム、むしろバッチコイ!
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:00:23.51 ID:TONHE6ly0
>>121
ネッシーは前に使ってた人がいたから、さ。ドラゴンもいいかなぁと。

>>122
萌えドラゴン吹いたw 脳内企画でもドラゴンはメスの設定だな・・・ドラキュラと対になるイメージで。

>>123
あー、アーカードさんか。実はあれのアニメ見てないからすぐには浮かばないなぁ。
だから、モデルは別の人になる・・・いや、企画段階だからまだはっきり決まっていないというか。



よーし、それじゃあ『吸血鬼ドラキュラ』と『ドラゴン』を登場させる方向でいくか。
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:00:32.78 ID:0poB5gPB0
>赤いはんてん「赤マント、ちょっと面かせなのですよ」(はんてんを翻す準備をしつつ)
赤マントぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!

>>123
吸血鬼と言えばアーカードかエヴァンジェリンが思い浮かぶ
どっちにしろチートだけど
>てか禿がローマいけば老魔法王がいるはずだから、あのかたならいくら禿でも…
うわぁ・・・・・・戦闘が想像できねぇ・・・
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:02:41.90 ID:xdTafprP0
>>123
一口に吸血鬼って言っても色々といるんだぜ
手元の資料からざっと吸血鬼らしきものの名前を挙げていくと

・ウプイリ(ウピール)…ロシア全土に出現
・ウストレル…ブルガリア全土に出現
・ヴルコラカス…ブルガリア・セルビア・クロアチア・ギリシャなど
・ナーヴャツィ…ブルガリア全土
・ゲロー…エーゲ海のレスボス島
・シガルクワール
・コロコロ
・ナッハツェラー
・プーヴァン・シー
・ラングスイル
・スイカ(カボチャ)吸血鬼

など、色々といるから、チートじゃないのもいるはずだぜ!
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:05:14.05 ID:XL3+973S0
このあたりで落ちますか
明日の昼までスレが残っていますように!
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:05:26.13 ID:TONHE6ly0
・・・・・・と、そうだ。登場させるならいくつか前段階でネタが必要だな。
いきなり登場させるのも・・・ね。

それで、黒服Dさんをお借りしたいしたいのですがー。
いや『河童の妙薬』を使いたいんですけど、彼以外で普段使ってる人がいないもんで・・・
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:06:15.39 ID:xdTafprP0
>>126
ギーヴルだね、その萌えドラゴンは。イタリア出身
男の裸を見て真っ赤になって逃げちまったらしい

なお、ミラノ市かどっかの紋章にもなってるんだぜ

>>130
黒服D、使用構いませんよー
…秋祭り三日目を終えたら、「組織」での立場がえらい微妙になる奴ですがそれでもよければ
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:11:17.28 ID:0poB5gPB0
>・スイカ(カボチャ)吸血鬼
うぉぉぉぉっ!って転がってる姿しか想像できないwww

>…秋祭り三日目を終えたら、「組織」での立場がえらい微妙になる奴ですがそれでもよければ
そう言えば今三日目真っ最中か
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:18:09.77 ID:TONHE6ly0
>>131
忙しい立場に鞭打つようなことになりそうだw


ギーヴル調べてたら禿が神話の怪物と戦う様子が脳内に再生された。
134小ネタ:2009/09/27(日) 20:19:03.11 ID:xdTafprP0
「おーし、ちゃっちゃと片付けろよー。流石にこの穴見付かると「組織」の存在バレバレだからなー」

 …秋祭り 二日目の深夜
 北区にあいた巨大な大穴の傍に、彼はいた
 「組織」の構成員たちに指示を出し、この大穴を「なかった事」にしようと作業中だ
 どうやら、東区の謎の力によって倒壊した住宅街の片付けなどは「怪奇同盟」がやってくれるらしいので、そちらはあちらさんにおまかせだ
 …こちらは、「鮫島事件」の片付けに集中すればいい

「……あー、面倒くさ」

 しゅるり
 時折、髪を伸ばして資材などを運ぶのを手伝いつつ、その黒服は呟いた
 はぁ、とため息をつく

「結局、No,003とNo,005は逃げたらしいしなぁ……まぁ、そっちの捜索隊に編成されなかっただけマシと見るか
 あー、畜生。誰だよ。「鮫島事件」の作戦にGOサインだしやがったのは…」

 …まったく、暗部も暗部なら、上層部も上層部だ
 もうちょっと、上層部が連帯してくれていれば、どうにかなったのかもしれないと言うのに
 ……まぁ、それで、「鮫島事件」にGOサインだした連中が中枢に来られても困るが
 この黒服にとっては、自分がつながりを持っている上層部の派閥に力を持ってもらいたいところだ
 恐らくは、今回の件で、彼らはそれなりに発言権を持つはずだ
 「鮫島事件」計画の失敗は、あまりにも大きい
 GOサインを出した連中は、しばし、形見が狭いはずである
 今が、チャンスだ

「……ま、そう言う面倒事はあちらさんに任せればいいか」
135小ネタ:2009/09/27(日) 20:23:40.00 ID:xdTafprP0
 自分は、自分がすべきことをやるべきなのだ
 幸い、あの過労死寸前の同僚に関する今後の扱いについては、プランBが採用されたらしい
 ……まったく、プランAにしておけば良かったものを
 しかし、上層部としても、世間体と言うか何と言うか…裏切り行為ギリギリの行動をとっていたあの黒服を、そのままの状態で「組織」に置く訳にも行くまい
 かと言って、完全に手放す事もできない
 仕事面に置いては優秀だし、何より人脈が広いし……「首塚」から、一定の信頼を得ている
 その黒服を利用して、「首塚」を組織の管理化に起きたいという考えなのだろう

 …無駄なことを、とこの黒服は考える
 世界中に、「組織」の管理下におかれていない存在がどれだけいると思っている?
 自分達が唯一で強大な存在などと思っていたら、思いあがりだ
 このままでは、いつか「首塚」だけではなく、他の組織からも牙をむかれるだろう
 上層部の連中は、それに気付いているのだろうか?

 ……気付いていようが、いなかろうが
 こちらがとる行動は、変わらないが

「……あー、明日までに終わればいいな…」

 …明日までに、終われば
 街で、浴衣のねーちゃんたちを見て目の保養をするのだが
 帯をくるくる解く様子でも妄想しながら

 しゅるるるるるる
 彼の髪は、特に用がなかったとしても、ただ伸び続けているのだった
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:26:30.68 ID:xdTafprP0
北区 大穴のお片づけ作業中でした
多分、次の日までに間に合わなかったら、人払い的結界をはれる人が死ぬ気で結界を張り続けて片付け続けている事だろう
黒服Hを祭り会場に放り出さない意味では、三日目まで作業が長引いていればいい
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:29:33.51 ID:0poB5gPB0
>>133
禿は、もう、対大型の怪物専門で良いかも知れん
>>136
あ〜れ〜と申すか黒服Hよ
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:33:06.64 ID:xdTafprP0
>>137
大型都市伝説逃げてぇええええええええええええ!!!!!!!!!

>あ〜れ〜と申すか黒服Hよ
黒服H「そう、それだ。いいよな、あれ。やりたいよなぁ…」
三面鏡の少女「……悪寒が!?」
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:34:56.78 ID:Sj6GmyC60
>>136
それ三日目までに片付くフラグwwww

黒服Dを組織に夢の国はもう悪くないから手出しちゃめ!
と言いきかせる係りを頼もうと思っていたんだが。立場的に難しそうですか?
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:35:14.17 ID:9hMbWOKfO







黒服Y「本部テント、人少ないな。みんな後始末に出てるのか」



黒服Y「…………視線を感じる」バッ

黒服Y「なんだ人形か」



黒服Y「あれ?」
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:36:51.81 ID:xdTafprP0
>>139
黒服D、だけだときついかなぁ
何せ、暗部の皆さんに黒服Dが半分「夢の国の黒服」であるとバレている以上、多分、「組織」全体的に黒服Dの立場はバレていると思うし
そもそも、契約によって「組織」管理下から脱出した時点でかなり立場が(ry
黒服Hが手伝えば大丈夫かもしれないが、あの変態を関わらせていいのかと俺が悩む
142来訪者:2009/09/27(日) 20:37:12.28 ID:153aQsSB0
日本の道路幅にはやや苦しいサイズの高級外車が、道を占領するように停止する
「ドクター、事件は報告通り片付いているようですが、どうやらまだ残滓が蔓延っているようで」
道のあちこちに蠢くパレードの残り滓を一瞥し、運転手は後部座席に声を掛ける
「ああ、報告によれば既に戦闘能力は殺がれているんだろう? 地元の契約者や都市伝説に任せればいい」
後部座席に座り両脇に女を侍らせた白衣の女が、さして興味もなさそうに手を振る
「ですが、道のあちこちにいてはこの車両では通行できません故」
「ボクは二人を愛でるのに忙しいんだ。そういう事は君と、折角雇ったバイトで片付けてくれたまえ」
「あ、あの……私がやりましょうか? 見たところ力を既に失っているようですし……拾ってもらったご恩もありますから」
ドクターと呼ばれた白衣の女の右隣、季節外れのロングコートに顔を大きなマスクで覆った女が遠慮がちに言うが
「ボクは君を拾ったわけではない、客人として迎え入れたのだよ。その客人に道の掃除を任せるわけにはいかないだろう。当然ながら君もだ」
左隣にいた金髪女性が何か言い出そうと身動ぎしたのを、ドクターは抱きすくめるようにして制する
「というわけでボク達は徒歩で拠点へ向かおう。何、行く道は君が掃除しながら案内してくれるし、護衛はバイトくんがしてくれるんだろう?」
「承知致しました。ではそのように」
運転手がそう言うと、助手席にいた青年が欠伸をしながら面倒そうに車を降りる
「人使いが荒いなぁ……まったくもう」
「それで給金を払っているんだ、きっちり働きたまえ」
「へいへい……つっても、運転手さんだけで片付くと思うんですけどね、こいつらぐらいなら」
総計四人が車を降り、乗っているのは運転手の老紳士のみ
「では失礼いたします」
運転手は軽く頭を下げると同時にアクセルを思い切り踏み込む
タイヤが思い切りアスファルトと擦れ、一瞬の間を置いて砲弾のように車はパレードの残滓目掛けて突っ込んでいった
たちまち撥ね飛ばされ轢き潰され叩き潰され塵となって霧散していくパレードの残滓
だが弱っている相手とはいえ車もまたただでは済まない
バンパーがひしゃげボディーは歪みフロントガラスが砕けボンネットが弾ける
道中の半ばほどの邪魔者を蹴散らしたところで、高級外車は見るも無残な姿と成り果てて横転してしまう
143来訪者:2009/09/27(日) 20:39:28.46 ID:153aQsSB0
だが――
「墳ッ!」
運転手の老紳士が歪んだドアを蹴破り車の外へ飛び出す
それと同時に何処からともなく飛び出してきたワイヤーが車体に絡み付いてきたかと思うと、スクラップになった車体をあっという間に引っ張り何処かへと消え去ってしまった
そして、元あった場所と寸分違わぬ場所へ空から降ってきたまっさら新品な高級外車――ロールス・ロイス
運転手はすぐさまそれに飛び乗ると、すぐさま暴力運転による無双を再開した
「相変わらずデタラメな使い方しますね、あの人の『ロールスロイスは壊れない』は」
「それが都市伝説というものさ。デタラメな汎用性、成長性があるからこそ、実に面白い」
ドクターはそう言ってにやりと笑う
「だからこそ『総統』閣下が、我らが『第三帝国』が興味を示すというものだよ」
「はあ、俺にはよくわかりませんが」
「まあアレだ、日本の都市伝説は可愛らしい娘が多い。それだけ判ってればまあいいさ、なあミツキ。ああ、日本生まれでなくとも君もチャーミングさメアリー」
そう言って車の中にいた時のように、両手に華を抱くドクター
その華はというと――ミツキと呼ばれたのは三日月のように口の両端が裂けた口裂け女、メアリーと呼ばれたのはその名の通りエイズ・メアリー
華は華でも食肉花と毒花であるが、ドクターは全く意に介した様子もなく二人とイチャイチャしている
「アツアツですねぇ、一人身の俺にはちょっと眩しいですよ」
女性に挟まれた女性という百合の花園にやや辟易とした声を漏らす青年に、ドクターは気にした様子もなく笑いかける
「なに、ボクに遠慮などせずにこの町に滞在中に恋人の一人でも作るといい。人間でも都市伝説でも可愛ければ歓迎しようではないか」
「もし彼女が出来たら絶対ドクターには会わせませんよ、かなりマジで。高確率で食われそうですし、性的な意味で」
青年は溜息を漏らしつつ、既に遠くなりつつあるロールス・ロイスの影を指差す
「そろそろ追いかけないと見失いますよ? 別の都市伝説に遭遇しても面倒です」
「わかったわかった、ボクも早いところ拠点に入り二人とイチャイチャしたいしな。君の意見に従おうじゃないか」
「今でも充分イチャイチャしてると思うんですけどね」
「何を言う! ボクが本気を出したらこんなものでは済まされないさ!」
ふんぞり返るドクターとは対照的に、頬を赤らめて視線を逸らすミツキとメアリーに、青年は更に深く溜息を吐き
「お互いのためにさっさと目的地に向かいましょう。行きますよホント」
四人は無双を繰り広げるロールス・ロイスの後を追い、学校町の何処かへと消えていったのだった
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:43:50.82 ID:0poB5gPB0
>大型都市伝説逃げてぇええええええええええええ!!!!!!!!!
禿「性剣 恵苦棲・狩離羽ァァァァァッ!!」
ドラゴン「ギャ アッー!」
・・・あれ?

>黒服H「そう、それだ。いいよな、あれ。やりたいよなぁ…」
個人的にはくるくる回すよりははだけさせたry

支援


145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:50:22.64 ID:Sj6GmyC60
>>141
り、了解です。うちの子直々に行くか〜
ところで組織とコンタクト取るにはどこ行きゃいいんだろうか?
146小ネタ:2009/09/27(日) 20:50:39.60 ID:xdTafprP0
「あら、こんにちは」
「あ、こんにちはー」

 秋祭り三日目の、祭会場
 三面鏡の少女の姿を見かけて、彼女は声をかけた
 同じく黒服に担当されている者同士、面識はある
 少女は、はむはむと、美味しそうにチョコバナナを食べている最中だ
 …あぁ、この様子、彼が見たら喜ぶだろうな、と彼女は考える

「昨日は、大活躍だったそうね?」
「い、いえ。ただ、鏡の前で座ってただけだし……あなたこそ、頑張ったって聞いてますけど?」
「私は、ただ歌っていただけよ」

 やんわりと、微笑む彼女
 浴衣を纏い、髪をアップにして首筋を露出している姿は、まさしく浴衣美人
 …性癖さえ表に出なければ、彼女、普通に美人である

「お祭、一緒に回らない?一緒に回る相手がいませんの」
「あ、それじゃあ、一緒に回りましょう!」

 楽しそうに言ってきた少女に、彼女はますます笑う
 …こんな妹が欲しかったな
 でも…同時に、羨ましいな、と思う
 ……だって、この少女は
 彼に、あんな事やこんなことをしてもらっているのだから
 少女が、担当黒服にセクハラを受けまくっている事を
 彼女は、心から羨ましく思っているのだった
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:51:47.29 ID:xdTafprP0
秋祭り三日目、黒服Hばっかり目立ってるんで、呪われた歌を三面鏡の少女と絡ませて見た
むむむ、女ばかりだと書くのが難しいぜ

>>145
どうやってとればいいんだろうな、コンタクトwwww
…Tさんたちがあんなど変態と関わってもいいなら、黒服Hと関わるんだ!!
148三面鏡の少女:2009/09/27(日) 20:53:10.00 ID:153aQsSB0
被セクハラ兼ツッコミ要員以外にもキャラを持とう、できればシリアスなキャラで計画!
……なんでバカとデタラメが増えてるんだろう
上の方で他の組織とかのネタが話題になってた時にムラムラきて書いた、後悔はしていない
以下割とどうでもいい妄想という名の設定

ドクター
ドイツ人だけど世界各国語が堪能(女性を口説くため)
所属組織の長が都市伝説なため、都市伝説に対する医療研究のために都市伝説大国日本に派遣
契約してるのはアメリカ滞在時に口説いた『エイズ・メアリー』(口裂け女は契約してない)

バイト
ドクターが日本に来てから雇われたアルバイト
都市伝説『死体洗いのアルバイト』の契約者

運転手
英国人で割と老齢
都市伝説『ロールス・ロイスは壊れない』の契約者
運転技術や身体能力は自前

総統
都市伝説組織『第三帝国』の指導者の一人
『生存説』と『複数存在説』が組み合わさって複数おり、南極の『総統』はUFOや超人兵団、南米の『総統』は隠し財宝や曰くつきの美術品などが専門
ドクターの上司は医療推進政策派で割と温厚、犬好き

スツーカの悪魔
総統の指揮下にある『伝説』(都市伝説ではない)
フィンランドの『伝説』白い死神と一緒にロシアの都市伝説『畑で採れる兵士』を殲滅せんと戦いを続けている
指揮下にあるが基本的に命令を聞かないで勝手に出撃する
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:54:42.81 ID:xdTafprP0
おぉっと、三面鏡の方でしたか
乙っしたー!!

…そして、三面鏡の少女に変態ばっかり関わらせて申し訳ないorz
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:58:41.85 ID:Sj6GmyC60
>>147
黒服Hが三日目祭り会場を徘徊していいのなら使わせていただきたく思いますwwww

>>148
怪僧いそうだwww
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:59:11.95 ID:0poB5gPB0
>>147
そう言えば呪われた歌も変態だったなwww

三面鏡の人乙!
>運転技術や身体能力は自前
なん・・・だと・・・?

>…そして、三面鏡の少女に変態ばっかり関わらせて申し訳ないorz
変態は変態を呼ぶからなぁ・・・一度変態と関わると次々変態が現れるって言う
三面鏡の少女はまだまだ苦労しそうだww
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 20:59:44.40 ID:xdTafprP0
>>150
変態を解き放つのは大丈夫かと心配だが、徘徊しててもいいと思うwwww
…逃げてー!!三面鏡の少女逃げてーーーっ!!!

黒服Dが、黒服Hを紹介してくれる可能性もあるしな…変態だと知らないから
153三面鏡の少女:2009/09/27(日) 21:04:47.80 ID:153aQsSB0
>>149
変態って書いててとても楽しいですよね
楽し過ぎてブレーキが壊れるのが困りものですが
むしろこちらからネタを振ったわけですし、気にせずに変態の餌食にして下さいw



目の前の浴衣美人を見て、三面鏡の少女は色々複雑な心境になる
この人もまた、黒服H氏のセクハラ被害者なのだろうかと
無論、彼女にとってセクハラは『被害』ではないのだが
それにしても、何かと家を空ける両親のお陰で祖母が亡くなってからは学業に家事に、そして都市伝説の勉強にと忙しく
なかなか友達も作れていない高校生活を過ごしていたのだが

……お姉さんとかいたら、こんな感じなのかな

そんな事を考えながら、チョコバナナやリンゴ飴、お祭の数々の遊びを堪能してったのだが
時折見せる慈しむような視線が、セクハラっぽいポイントを探りあれこれされる様などを妄想しているものとは全く気付く事はなかったという
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:08:10.38 ID:xdTafprP0
>>151
呪われた歌は変態どMだからなwwww
…多分、祭三日目、浴衣の下は全裸だぜ

>>153
変態書くのは楽しすぎるから困るwww
ブレーキが常にぶっ壊れっぱなしになってないかといつも不安だぜ

因みに、三面鏡の少女には黒服Dより福沢諭吉が6、7枚渡されたそうです
そんだけあれば、ぼったくり値段の祭の屋台でも豪遊できるだろう
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:15:16.78 ID:Sj6GmyC60
>>152
だがいきなり会わせるwwww変態枠との絡みに心躍るぜwwwww
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:16:11.32 ID:0poB5gPB0
>…多分、祭三日目、浴衣の下は全裸だぜ
ちょっwwww
あれ?そんだけやってて黒服Hの被害はあんまり受けてないのか

>変態書くのは楽しすぎるから困るwww
同意せざるを得ないwwwww
何であんな楽しいのか

>因みに、三面鏡の少女には黒服Dより福沢諭吉が6、7枚渡されたそうです
黒服Dの財源は一体なんなんだwww
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:17:49.08 ID:xdTafprP0
>>155
いきなりかwwwwwwwwwww
やべぇ、楽しみすぎるwwwwwwww

>>156
被害は受けているが、悦んでいるので被害だと認識してない事実

黒服D,自分の為にほぼ金を使ってないから、給料ほとんど使ってないで貯金だしなぁ
自宅が「組織」支給のワンルームマンションだから、家賃とかの心配もなかったし
…これから、そうじゃなくなる予定だけど
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:22:32.93 ID:0poB5gPB0
>>155
wktkwww

>被害は受けているが、悦んでいるので被害だと認識してない事実
ダメすぎるwwww
学校町、都市伝説の量も異常だけど、変態の数も絶対異常だwww

>…これから、そうじゃなくなる予定だけど
黒服Dまで家無き子と申すか
159見切り発射 つまりは続き考えてない:2009/09/27(日) 21:24:36.93 ID:0poB5gPB0
川原の辺に・・・居た
目的の老人を見つけた
青年「ここに居られましたか・・・師よ」
老人「ワシはお主の様な弟子を取った覚えは無いがの」
青年「私が貴方を勝手に尊敬し、勝手に師と呼んでいるのです」
老人「そうか・・・頭、どうした?」
青年「『狐の嫁入り』・・・にやられましてね、何、大した事ありません」
老人「怪我は無いが毛が無くなるとはな・・・」
青年「・・・・・・笑えませんが」
老人「ふん・・・」
160取り合えずギザ十の人に土下座:2009/09/27(日) 21:25:23.55 ID:0poB5gPB0
老人は川に目をやる
日光を反射しキラキラと光る川に
老人「今は良い時代だな・・・」
青年「はい?」
老人「『都市伝説』と人が非常にバランスのとれた、良い時代だ」
青年「なるほど、人に害なす都市伝説も我々で対処可能な範囲内ですしね」
老人「だが・・・これからはどうだ? この数年間で情報伝達の手段は驚異的な発展を遂げた・・・かつては口コミ、手紙位の手段しかなかったソレが電話にテレビとな
この調子で行けば後、50年もせぬ内に更なる発展を遂げるだろう・・・そうなった時、都市伝説はどうなる?」
青年「・・・増えますね、確実に」
老人「我々『組織』で対処しきれぬようになるのもそう遠い話ではあるまい・・・だからこそ、我々は新しい契約者を育てていかねばならん」
161そもそも30年前って絶対町並み今と違うよな:2009/09/27(日) 21:26:28.65 ID:0poB5gPB0
老人がこちらを向く
老人「後の世の為に契約者を集め育てよ・・・それが、おぬし等の仕事じゃ」
青年「・・・それは、私には難しいかもしれませんね」
老人「なぬ?」
青年「最近、都市伝説の侵食が進んでいます・・・この調子では、後ものの数年もせぬ内に私が黒服となるでしょう・・・」
老人「そうか・・・ならば、それでも構わん・・・黒服として次代の契約者達を支えてやれば良い」
青年「・・・善処、します」
老人「期待しとる・・・」
後に禿の黒服とB-006と呼ばれる二人の
30年程前の、ある晴れた日の事だった
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:28:03.26 ID:Sj6GmyC60
禿しえん!!
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:28:47.38 ID:xdTafprP0
禿乙!!

>学校町、都市伝説の量も異常だけど、変態の数も絶対異常だwww
黒服H「神は言った。「人類は皆、変態の素質を持っていると」
三面鏡の少女「どこの神様!?どこの神様なの、そんな事言っちゃったの!?」
いや、俺の創作活動における神(姉)の発言なんだけどね

>黒服Dまで家無き子と申すか
んっふっふっふっふっふ
そう言う事になるかもしれんが、まだ秘密だ
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:29:21.99 ID:iWg24/GSO
禿が真面目だ・・・と?
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:31:42.37 ID:0poB5gPB0
ギザ十の人に土下座!
006お借りしましたっ!
禿の過去編 序章
とか言いつつ続きまだ考えてないから次は何時になるのやら
ヘルシングのウォルターの過去編並に休載挟みそうで怖いよorz

ってかね
各キャラの数十年前とか十年後とか想像するのが凄い楽しいんだよ
だから思わず書いちまった

>いや、俺の創作活動における神(姉)の発言なんだけどね
何て素晴らしい神だwww
>そう言う事になるかもしれんが、まだ秘密だ
wktkしてる

>>164
だってまだ人間だもの
黒服化してないもの
心配せんでも戦闘になると大量の兄貴引き連れてパン一特攻ですから
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:35:26.12 ID:xdTafprP0
>>165
>各キャラの数十年前とか十年後とか想像するのが凄い楽しいんだよ
すごくよくわかるwwwwwwww

「作者は、その創作世界における神である。だから、みだりに登場人物を殺してはいけない。
 神の気まぐれとか物語的に盛り上がりが足りないとかそう言う理由で死ぬなんて、理不尽すぎて登場人物がかわいそう
 ………ただし、悪役共、特に救いようのない悪役共、てめぇらは駄目だ」
など、様々な発言をしてくれてるぜ、姉は

wktkに答えられるかどうか不安だが妄想固めていくぜ!!
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:38:01.83 ID:0poB5gPB0
>すごくよくわかるwwwwwwww
特に輪君、赤い靴の契約者辺りは十年後が凄い楽しみなキャラだったりする
後花子さんの契約者
十年後どんな極道になってるのかry

>など、様々な発言をしてくれてるぜ、姉は
深いな・・・・・・
168首塚組織の憂鬱:2009/09/27(日) 21:44:51.28 ID:xdTafprP0
「はい……ん、そうか。通帳と印鑑とか、貴重品は回収できたのな?
 それと、服少しと学校の教科書類とノート一部……うん、わかった伝えとく」

 卵焼き用に卵をかき混ぜつつ、青年は黒服からの電話に対応していた
 少女は、ソファーに腰掛けて新聞を読んでいる
 昨日の、「夢の国」関連などの事件が記事になっていないか、チェックしているようだ
 部屋に備え付けているテレビも、一応ニュースにチャンネルをあわせて見ている
 さて、味付けは少し甘めにして……よし

「…それで、お前、大丈夫か?いい加減休んだ方が…………あぁ、うん
 わかった、今日はひとまず休めるのな?………おい、それって休みになってないんじゃ…
 …わかったわかった。ただし、俺たちも傍にいるからな?」

 携帯の通話を切る
 と、そこで、少女が声をかけてきた

「…もしかして、黒服から電話?」
「あぁ、お前の家の跡地から、通帳とかそこら辺の貴重品とか、ある程度回収できたってよ
 後で、渡しに来るって言ってたぞ」
「…もしかして。彼、休んでない?」
「本人は、仮眠はとってる、って言ってたけどよ…」

 …休んでない
 ぜったい、あいつ休んでない
 こんな事態だからこそ、休んでいられない、と考えているのかもしれない
 いや、休め
 頼むから、休んでくれ、という状況なのだが
 それでも、きっとあの黒服は気軽に休んではくれないのだろう
 あいつは、あぁいう奴だから
169首塚組織の憂鬱:2009/09/27(日) 21:49:00.19 ID:xdTafprP0
「一応、今日は大体の指示を出し終わったら休みらしいぜ…
 ただ、あいつ自身は街の復興状況とかの確認も兼ねて祭を見て回るつもりらしいが」
「……無理するんだから」

 俯く少女
 黒服の事が、心配なのだろう
 それは、こちらとて同じだ

 ずっと休んでいない事、だけじゃない
 「組織」から、黒服がどんな扱いを受けてしまうか?
 それも、また心配だ
 青年たちと契約した事、そして、彼自身が半分は「夢の国の黒服」であったという、事実
 …それらの要素から、彼が「組織」からどんな扱いを受けてしまうか
 あんな「組織」、さっさと抜けてしまえばいいのに…まだ、あの黒服は「組織」を抜けるつもりがない
 「組織」を、内部から変えようと…努力し続けている

「…だから、俺は今日はあいつの傍にいるぞ。心配だし」
「………」

 じろり
 少女が、青年を睨む
 そして、ぼそりと告げた

「…私も、傍にいるわよ。あの黒服が心配なのは、あんただけじゃないんだからね」
「わかってるよ」

 ふんわりと、卵焼きを焼き上げる
170首塚組織の憂鬱:2009/09/27(日) 21:51:33.73 ID:xdTafprP0
 米も炊けたし、味噌汁もできたし…
 あとは、サラダでも作るか
 ドレッシングは、確か作り置きがあったはず、まだ痛んでいないはずだ
 卵焼きを皿に移し、冷蔵庫からドレッシングを取り出す

「あいつ、ここにお前の物運んでくるって言ってたから……そっから、あいつと行動するぞ」
「えぇ」

 …護ってやるのだ
 あの、黒服を
 「組織」の悪意から、護ってやるのだ
 その為にも、あの黒服と契約したのだから…

「…あ、そうそう。これ」
「?」

 ぽい、と
 青年は、少女にそれを渡す
 …それは、鍵
 この部屋の予備の鍵だ

「この部屋、鍵持ってないと、内側から空けられない限り一人で出入りできないからな。
 お前がいつまでここにいるかはともかく、いる間はないと不便だろ」
「……受け取っていいのね?」
「?あぁ」

 そんなの、当たり前だろう
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:53:50.86 ID:0poB5gPB0
支援
172首塚組織の憂鬱:2009/09/27(日) 21:53:52.03 ID:xdTafprP0
 共に、黒服と契約した時点で、青年にとってこの少女は仲間である
 仲間なのだから、ここの鍵を渡しても問題はあるまい
 自分たちは、いつでも共に行動しているわけではないのだ
 この部屋を使う以上、互いに鍵をもっていないと不便だろう

「まぁ、新しい住処が決まったら返してもいいけどよ。緊急避難場所としては便利だからな、ここ
 持ってて損はないと思うぜ?」
「……じゃあ、受け取っておく」

 そう言って、鍵を握り緊めた少女
 その様子を見届けて、青年はぱっぱと、手早くサラダを作っていくのだった



終わっておけばいい
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:55:39.33 ID:xdTafprP0
チャラ男、秋祭り三日目の朝
朝食作りつつ、黒服Dと連絡です
黒服Dは、あちらこちらから「いいから休め」と言われたどころか、「組織」から直々に「過労死されても困るから一片休めや」とか言われてお休みです
ただし、落ち着かないので、祭を見て回るついでに被害状況・復興状況を確認するつもりまんまん
いいから休め、と作者的に思う
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:57:43.92 ID:TONHE6ly0
「・・・・・・それで、何をしようというのですか?」
東区のある墓地の付近で、一人の少女が黒服の男と向かい合っていた。
「盟主から呼び出されたから何かと思えば、あなたも忙しいでしょうに」
「いえ、話を聞いたら放っておけなかったもので・・・」
黒服の男は淡々と答えると、大きなカバンから小刀を取り出した。
「・・・それは?」
「組織が管理している都市伝説のひとつです・・・すみません!」
声を張り上げた黒服の男が、小刀を少女へ振り上げる。
とっさに少女が後ろへ避けると、プツンという音が聞こえたような気がした。
「今のは・・・一体?」
「『刃物は縁を切る』という都市伝説です。もっとも切るのは縁ではなく・・・契約ですが」
「契約を・・・切る?」
少女が戸惑っていると、黒服の男はカバンから何かを取り出した。
「これを飲んでください、『河童の妙薬』・・・あらゆる病を治す力をもっています」
「病を治す・・・!契約を、切るってあなたまさか!」
「『刃物は縁を切る』・・・その能力は、【都市伝説との契約とその効果を断ち切る】
 もっとも、さっきのように不意打ちで・・・弱い力の都市伝説でなければ完全に断ち切れませんが」
少女は話を聞きながら、渡された『河童の妙薬』を飲み・・・ふと己の右腕を見た。
「え・・・数字が!『ソニータイマー』が消えている!?」
「その『ソニータイマー』の契約者・・・彼の元にも、同僚を向かわせておきました。小刀と妙薬を持たせて」
黒服の男は懐に手を入れると、スッと一枚の紙を取り出した。
「これは組織が使っている、都市伝説と契約するための『契約書』です。
 ・・・もし、もう一度契約を結びたいと思ったら・・・それに都市伝説の名前を書けば、契約できるでしょう」
そう言い残して立ち去ろうとする彼の背中に「待って!」という少女の声がかかる。
「私達は・・・助かるの?『河童の妙薬』なんてもので本当に筋ジストロフィーが治るなんてことが・・・」
「都市伝説が起こす奇跡や災いを、私達は見てきているはずですよ。・・・確かに、完全に治るとは限りませんが」
「・・・一般人に、都市伝説の力を使えないのは分かる。でも、なんで私達を助けてくれるの?」
「・・・・・・子供が苦しむ姿なんて、見ていたくありませんから」
そう答えると、黒服の男はカバンを持ち上げ少女に背を向けてフラフラと歩き出した。
西日の差す燃えるようなオレンジ色に染まる町並みを、黒い男はただ・・・歩く。       〜 強引に 了 〜
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:57:54.60 ID:Sj6GmyC60
組織からもかwww
チャラ男の主夫っぷりに感動した
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:58:51.70 ID:0poB5gPB0
乙!!
ドレッシング手作りかwww
チャラ男普通に主夫できるなwwwww
相変わらずスペック高ぇwwwww

>いいから休め、と作者的に思う
ですよねw
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 21:59:08.36 ID:TONHE6ly0
ごめん、突貫工事で作り上げた。強引も強引、本来なら2レス分は必須。
ただそれだと2レス目が余りそうで1レスに詰め込んじゃいました。


と、いうことなので少しずつ解説していくよー
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:02:02.75 ID:xdTafprP0
アクマの人乙!
河童の妙薬なら、きっとありとあらゆる病気を治してくれるはず…!!

>>167
輪君の10年後は俺も楽しみだ

赤い靴の契約者の10年後はぱっと浮かぶけど、花子さんの契約者の10年後は想像が難しいぜ

>>175>>176
いい加減休め、と作者的に思うが、黒服Dの思考で考えて見ると休んでくれないから困る

チャラ男は普通に主夫できると思うwwwww
母親がロクに料理してくれなくてジャンクフードやコンビニ弁当ばかりの食生活が幼い頃続いたので、反動で料理はマジになって覚えたようです
そのせいか、チャラ男はジャンクフードやコンビニ弁当苦手
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:05:47.19 ID:0poB5gPB0
アクマの人乙!

>花子さんの契約者の10年後
立派な極道に・・・なってそうななってなさそうな・・・

>母親がロクに料理してくれなくてジャンクフードやコンビニ弁当ばかりの食生活が幼い頃続いたので、反動で料理はマジになって覚えたようです
そこでちゃんと覚えるのがチャラ男の偉い所だよね
『はないちもんめ』、料理はできるけど味は不味いよ
食えればそれで良い、上手ければ尚良い見たいな感じなんで取り合えず食えたら満足しちゃうから
180「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 22:06:33.65 ID:0poB5gPB0
西区 深夜
つい最近になって大量の工場が建てられるようになった場所
ほんの十年も前は子供たちの遊び場に丁度良い空き地だったんだがな・・・
こんなに急い工場を建ててどうしようと言うのか・・・
女性「さて・・・・・・この辺りか」
『組織』から命じられた任務はこの辺りに潜み、度々市民を襲撃している都市伝説の始末
女性「・・・そこか」
影から現れる大きなマスクをした女性・・・
「私、綺麗?」
口裂け女・・・少し前から噂になり始め社会現象となったこと、爆発的に増えた都市伝説
女性「さて、ね・・・暗い上にマスクが邪魔で良くわからないな」
「そう・・・」
女が、影から出てきた
月明かりで顔がはっきりと見える
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:06:57.39 ID:Sj6GmyC60
おっと、乙でした!
説明wktk
182「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 22:08:40.24 ID:0poB5gPB0
「これでも綺麗かぁ!?」
引き剥がされたマスク
大きく裂けた口
女性「醜い、な」
私の一言で口裂け女の目が見開かれる
「死ねぇぇぇぇぇぇっ!!」
奴が取り出したのは鎌
噂ではその鎌で口を裂かれるらしい
女性「悪いが、痛いのは嫌いなんだ」
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:08:57.90 ID:xdTafprP0
しえーん

>>179
飲食店の厨房のバイトとかもあるから、不味い料理は作れんしな、チャラ男www
ちなみに得意ジャンルは中華と和食
184「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 22:09:40.51 ID:0poB5gPB0
振り下ろされる鎌を紙一重で避けつつ、袖から抜いた鎖を振るう!
ジャランッ
鎖は奴の腕に絡みついた・・・取ったな
「この程度で私をどうにかできると「できる」・・・何?」
女性「言い残す事は?」
「調子に乗るな!!」
再びこちらに鎌を振り上げる口裂け女・・・
しかし、その鎌が私にあたることは無い
女性「買って 嬉しい はないちもんめ」
「!?」
奴の動きが止まる
女性「私の勝ちだ・・・・・・折れろ」
その一言で、口裂け女の全身の関節が、ゴキリッ とありえない方向に曲がり・・・
奴は絶命した
185「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 22:10:33.47 ID:0poB5gPB0
黒服「お疲れ様です」
女性「いい加減『口裂け』は飽きたぞ、一体何体倒せばいいんだ?」
黒服「流行だから仕方ないでしょう・・・・・・次の仕事ですが」
女性「今度は?」
そろそろ口裂け以外の相手がしたい
何時もワンパターンは、その、何だ、飽きる
黒服「口裂けです」
女性「・・・・・・ハァ」orz
今から、30年ほど前の事である
186「はないちもんめ」:2009/09/27(日) 22:11:27.27 ID:0poB5gPB0
女性
27歳  
所属『組織』 『はないちもんめ』の契約者
当時の禿と互角以上に渡り合う程の身体能力の持ち主で素手でも十分に都市伝説と戦えた
尚、禁句は『ババア』または『まな板』に類ずる言葉
コレを言うと・・・おや、誰か来たようゴキリッ

『はないちもんめ』の能力
『歌を引き金に金を渡した相手、またはその仲間を支配下に置く』
『支配下に置いた相手と感覚を共有する』
の二つ

武器
『50円玉を連ねて作った鎖状の物』

コンセプトとしては
『はないちもんめ』完全体
少女も将来的にはこうなるんじゃない?的な人
性格は違いすぎるけど
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:11:49.31 ID:TONHE6ly0
まず、黒服Dとギザ10の方の『契約書』の設定をお借りしました。
お二方に焼き土下座+剣山土下座ッ!

会話している二人は黒服Dと『サンチアゴ』の少女です。

『刃物は縁を切る』

この都市伝説・・・というより迷信は、刃物に宿ります。
本文に出ましたが能力は単純【都市伝説との契約とその効果を断ち切る】
ただ、そこまで強い力をもっているわけではないので確実に成功するかどうかは運任せ。
今回は話の流れで一発成功ですけど。乱戦の中とかだとまず成功しません。
あと、能力を使うと刃こぼれしていきます。小刀に宿っている場合は・・・2,3回が使用限度。
それ以上は刃が崩れて使えなくなります。その分、成功したときの効果も絶大。


で、肝心の「その能力によってどういった変化が起きたのか」ですが
まず『サンチアゴ航空513便事件』との契約と、『ソニータイマー』の効果が断ち切られます。
すると『ソニータイマー』の、無償修理期限を過ぎた時の効果も現れなくなります。
まぁそうなると彼女の筋ジストロフィーが再発するので『河童の妙薬』で治してしまいます。
次に何故、『ソニータイマー』の契約者の下へ黒服Dの同僚が向かったのか・・・
これは『サンチアゴ』の効果が契約破棄によって無効化され、戻ってくるからです。
そうなると彼もまた筋ジストロフィーに蝕まれるため、ついでに治してしまおうと。
ところで、誰が行ったんでしょうね。禿の黒服が行ってたら彼、卒倒するんじゃないかなぁ・・・


以上!そろそろ眠いので質問があれば起きたときに答えます!おやすみなさいっ!
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:12:18.44 ID:GtmKzcRz0
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:14:46.05 ID:xdTafprP0
はないちもんめの人乙!!
以前の「はないちもんめ」の契約者か!!
完全体はこんな事もできるのか…恐ろしいぜ

アクマの人も設定乙ー!!
…は、禿以外が行ったと信じようぜ!!
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:17:46.29 ID:0poB5gPB0
30年前ネタその2
『はないちもんめ』の契約者
Wikiの方で先に設定だけ載せてたけど、やっとマトモに登場
登場当初チートじゃないか?といわれてたけど契約者が弱すぎて・・・orz
だった『はないちもんめ』のチート版
これでも、骨を溶かすコーラには負けそうだけど・・・当時の禿とは互角です

>ちなみに得意ジャンルは中華と和食
中華か・・・あれは良い物だ

>>187
設定乙ー!
禿なぁ・・・アイツ今何処行ったんだろう・・・北区の穴付近にいないのは確かだが

>完全体はこんな事もできるのか…恐ろしいぜ
チャラ男が地下で発動した『内蔵が焼けて』の様な解釈によるバリエーションの一つだと思えばいいかと
彼女の契約していた『はないちもんめ』が今の少女の『はないちもんめ』
少女が彼女に追いつこうと思えば後十年はかかるんじゃなかろうか
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:22:34.16 ID:xdTafprP0
>>190
当時の、とは言え禿と互角か…強いぜ

>中華か・・・あれは良い物だ
個人的に中華が好きなのでそうした
が、チャラ男なら、きっとイタリアンも平気で作る
えぇい、生地から手作りしようとするな、ソースくらいは既製品使っていいから!なノリで
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:27:37.78 ID:0poB5gPB0
>当時の、とは言え禿と互角か…強いぜ
無論兄気付きで(ピンクだけどね)

>えぇい、生地から手作りしようとするな、ソースくらいは既製品使っていいから!なノリで
もう、首塚の料理長はチャラ男で決まりだな
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:35:45.46 ID:xdTafprP0
>>192
禿と当時のはないちもんめの戦いを想像すると恐ろしい事にwwwww

まぁ、チャラ男は現時点で俺が出しているキャラで、ヤンデレ弟と双璧をなす料理上手である事は確かwwwwww
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:52:32.75 ID:bbO6VBjF0
ぎょわー未だ二日目編が終わらん! でも切りがいいから途中までだけど投下するよ!
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:53:09.15 ID:xdTafprP0
支援するぜ!
196騎士と姫君 【夢と魔法の王国・中編】:2009/09/27(日) 22:57:16.94 ID:bbO6VBjF0

 ≪夢の国≫で一番の高さを誇る岩山の天辺に、黒犬はいた。
 電飾やスポットライトで浮かび上がる≪夢の国≫を見下ろしながら、黒犬――ザクロは風の匂いに神経を研ぎ澄ませていた。
 眼下では賑やかな音楽が絶えず流され、時折どこからか微かに笑いさざめく声すら聞こえる。
 しかしそれらはザクロにとってみれば、耳障りなものでしかなかった。
 例えるならば不調和音を常に耳にしている様な、そんな感覚。

「それに加えて、ここの空気といったら……もう、気味が悪いったらないですわ!」

 少しでもその空気を振り払おうとぶるぶると何度か身震いをしてみるが、それだけで辺りを取り巻く雰囲気が変わるわけでもない。

「まったく、早くお二人を見つけて、こんなところさっさとおさらばしたいものですわ……」

 そうぼやきつつも、彼女の目はしっかりと下界を見据えている。
 初めこそ匂いを探して≪夢の国≫をしばらく歩き回ったものの、これだけ広大な場所をではそれを続けていれば切りがない。
 その間に二人が≪夢の国≫の餌食になってしまえば――二度と彼女らはあの町に戻れないだろう。
 何としてもそれだけは防がなければならない。

 ならばどうすればいいのか、その答えは彼女の目の前にあった。
 それを理解した途端、彼女はすぐに行動に移っていた。
 それは目の前の岩山を登る事――つまり、すべてを見渡せる場所から探せばいいのだ。
 辺りはすでに闇に包まれてはいるが、彼女にとってすればそんな事は障害の内にも入らない。
 その真紅の瞳は闇をも見通し、今も動き回る≪夢の国≫の住人達の姿をはっきりと捉えていた。

197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:57:53.58 ID:Sj6GmyC60
騎士と姫君
しえん!
198さるったorz:2009/09/27(日) 22:57:59.81 ID:0poB5gPB0
>>193
>禿と当時のはないちもんめの戦いを想像すると恐ろしい事にwwwww
過去編最終目標はそこなんだが・・・そこまでもって行く自信は無いわ

>まぁ、チャラ男は現時点で俺が出しているキャラで、ヤンデレ弟と双璧をなす料理上手である事は確かwwwwww
首塚のチャラ男 組織のヤン弟
ってことか

支援!

そろそろ寝るんだぜ・・・オヤスミー
199騎士と姫君 【夢と魔法の王国・中編】:2009/09/27(日) 22:58:45.02 ID:bbO6VBjF0

「……あれは?」

 彼女が目を留めたのは、岩山のそばの池を越えた先の広場である。
 しかしそこには、異様な事に周りから住人達が次々と押し寄せているのだ。
 それまでザクロが観察していた内では、住人達は皆それぞれが独立して動いていた。
 着ぐるみたちや黒い人影同士が集まる事はあっても、二つが共通の動きを見せる事はほとんど見られなかった。
 それが今やどの着ぐるみも人影も、ある一点を目指して歩みを進めていたのだ。
 その先を辿れば、見えたのは大小の人影。
 片方は浴衣、もう片方は小さな子供のそれは――。


 次の瞬間、岩山の黒犬の姿は瞬く間に消え失せていた。


200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 22:59:59.18 ID:xdTafprP0
支援!!

>>198
>首塚のチャラ男 組織のヤン弟
うん、そんな感じー
おやすみ
201騎士と姫君 【夢と魔法の王国・中編】:2009/09/27(日) 23:02:10.76 ID:bbO6VBjF0

 静かな逃避行は続いていた。
 ゆっくりと、しかし確実に、何者かが二人の後をつけてくる。
 昼間のひたすら走り続けていた頃に比べれば、徒歩で済むというのは正直ありがたい。
 しかしどこからともなく迫る気配に追われ続け、彼女の精神的な疲労はそろそろピークに達しようとしていた。

「出口……どこでしょうねえ……」

「うー……」

 自分達が外からやってきた以上外へ通じる道がどこかにあるはずだと、それを信じて二人はひたすら歩き続けていた。
 しかし行けども行けども見つかる道といえば分岐路、または建物へと向かう道のみ。
 外へ向かって伸びた道など、全く見つからなかったのだ。
 そして、それ以外にも彼女にとってもう一つ気がかりな事があった。

「(ホロウさん……どこ行っちゃったんでしょう)」

 この場所に来てからというもの、気が付けば騎士の姿が全く見えなくなってしまっていた。
 少年と合流してからも何度か呼びかけてみたが、うんともすんとも返事は無い。
 一度姿を消してしまったのかとも考えたが、今や完全に日も落ちて騎士の活動時間として申し分ない。
 それ以前にこれまで呼ばずとも現われていたというのに、今となって急に姿を隠すのはどう考えてもおかしかった。
 そうなると考えられるのは、何か考えがあってあえて姿を現さないのか、姿を現す事ができない状況にいるのか。
 いずれにしろ、彼女にとってそれはあまりありがたい状況には思えなかったのだが。

「……うー」

 不意にぎゅっと手を握られて視線を落とせば、少年が不安げに眉を寄せてじっと前方を見据えている。
 その先に見えるのはうごめく影――電飾の明かりに照らし出された、幾人もの着ぐるみたちの姿。
 慌てて後ろを振り返れば、同じくじりじりと住人達の影が迫っている。
 回りこまれた――彼女がそれに気づいた時には、すでに周囲には何体もの人影が迫りつつあったのだった。
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:04:07.94 ID:xdTafprP0
支援!
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:04:39.20 ID:9hMbWOKfO
しえん
204騎士と姫君 【夢と魔法の王国・中編】:2009/09/27(日) 23:05:19.42 ID:bbO6VBjF0

「万事休す……ってやつですか」

 本当であれば底知れぬ恐怖を感じるような状況だと言うのに、彼女の顔に浮かぶのは苦笑。
 肉体的に、そして精神的にも疲れ果てもういろいろな部分が麻痺してしまったのかもしれない。

「出口は見つからないし、ホロウさんはどっか行っちゃうし……いい加減にしてくださいよ、もう」

 わずか今日一日で降りかかったトラブルが思い返され、ふつふつと怒りが湧き上がってくる。
 ただお祭りを楽しみたかった、それだけだったのにこれはどうしたことだろう。
 本当であれば今頃は夜の出し物などを見ながらラムネを飲んだりとか、リンゴ飴をかじったりとか、そんな楽しい時間だったはずなのに。

 正直、もううんざりしきっていた。
 これが店舗やアトラクションだとかであれば、責任者出て来いとか言い出しかねないかもしれない。

「……うー! おねーちゃん!」

 唐突に明るい声と共に手を引かれて振り返れば、満面の笑顔。

「うーうー、見て見て、あそこ!」

 彼女がなかなか理解に時間がかかるのがじれったいのか、一生懸命ある方向を指差している。
 釣られて視線を移せば、そこにあったのは……今にも崩れ落ちそうな洋風の屋敷であった。

「あれ……じゃないですよね」

「うー、あのおうち! あそこ行く!」

 一体何の冗談だと、再び少年に視線を戻す。
 しかし少年の表情は真剣そのもので、決してやけっぱちや気まぐれで起こした様には到底見えない。
205騎士と姫君 【夢と魔法の王国・中編】:2009/09/27(日) 23:06:43.81 ID:bbO6VBjF0

「あそこって……あ、あの、せめてもうちょっと、こう……」

「うー、あそこなら安全! 不吉じゃないー!」

「え……えええええ」

 思わず情けない声が漏れるが、それも少年の強い意志の前には何の意味も持たなかった。
 「うーうー!」と迷いなく言ってのける少年の自信に、もう一度恐る恐る彼が指差した先を伺い見てみる。

 かつてはさぞ立派であったのだろうゴシック様式の屋敷は、今や遠目に見ても明らかなほどに荒れ果てていた。
 雨風に晒された壁や銅像は色褪せ、窓は壊れ、荒れ放題の庭は草木が生い茂り……一目で人が住んでいない事は明らかのはず。
 なのに軒先にはランプが灯され、固く閉ざされた門が薄明かりに浮び上がり、今夜の来訪者を今かと待っている様にさえ思われた。
 門の両脇に据えられた一対のガーゴイルの石像が文字通り目を光らせ、侵入者を見逃すまいとする様まではっきりと伺える。
 ずいぶん前にT県にある≪夢の国≫を訪れた際、友人に無理やり「あそこ」へ引っ張り込まれた思い出が蘇り、ぞわりと肌が粟立った。

「うー、いっぱいきたー!」

「うえ!?」

 しかし悩んでいる暇など、すでに彼女らに残されてはいなかった。
 少年の声に我に返れば、いつの間にか前と後ろに着ぐるみたちがゆらゆらと迫り、逃げ道はもはやあの邸宅へ続くものしかない。

 選択肢は二つ。
 ここで着ぐるみたちの手にかかるか、あるいはあの恐ろしげな邸宅へと逃げ延びるか――。

「うーうー! おねーちゃん、行こ!」

「ちょっ!?」
206騎士と姫君 【夢と魔法の王国・中編】:2009/09/27(日) 23:08:11.34 ID:bbO6VBjF0

 彼女が心を決めるよりも、少年が動き出す方が早かった。
 一直線に邸宅を目指す彼に、今度は手を引かれる形で彼女が続く。
 しかし着ぐるみたちは、それを黙って見逃すつもりはなかった。
 彼女らが急に方向を変えたのをきっかけに、それまでのゆったりとした動きとは比べ物にならない速さで追ってきたのだ。
 それを察して二人も歩みを早めるが、いつしか彼女らを追う着ぐるみの数は倍以上に膨れ上がっていた。

「あ、あのこれ逃げ込んでも中に入ってくるとか……」

「うー、だいじょうぶー! あの子がそう言ってるー!」

 自信満々、疲れなど吹っ飛んだかのように少年は早足で門を目指す。

「……あの子?」

「あの子呼んでるー! 早くおいで、こっちにおいで、ってー!」

 その言葉に、今一度前方へ視線を移す。
 鉄の門はあと数メートルのところまで近づいており、まるで彼女らを迎え入れる様に大きく開け放たれている。
 しかし、少年が言う「あの子」の声も聞こえなければ姿も見えはしない。
 門の前、塀の上、屋敷の窓……ありとあらゆる場所に視線をめぐらせても、あるのはねじくれた大木や割れた窓、ひび割れた壁面のみ。

「って……この門、さっき閉まってませんでしたっけ」

 そう、確か初めにこの屋敷を観察した際、門は確かに閉まっていた――
 それに気が付いた瞬間、悲鳴の様な軋みをあげ、巨大な門が二人の後ろで勢いよく閉じられたのだった。



<To be...?>
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:08:26.71 ID:xdTafprP0
うーうーうー支援!
208騎士と姫君 【夢と魔法の王国・中編】:2009/09/27(日) 23:09:09.32 ID:bbO6VBjF0

クライマックスどころか完全にビリだろこれ!

とかなんとか言いつつ、まさかの中編をお送りしました。
本当は最後まで書いてから一気に投下したかったんだが……このペースだといつになるかわからんので、切りもいいので中編とさせていただきましたー。
相変わらず≪夢の国≫さ迷ってます。早く脱出して三日目に行きたいorz

ここまで読んでくれた人ありがとん!
もうちょっとで終わる! 終わらせてコアラ少年とザクロを返さねば……!
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:10:13.46 ID:xdTafprP0
騎士と姫君の人乙っしたー!
頑張れ姫君!!!
そして何を見たコアラショタwwwwww
まぁ、この子なら何を見てもおかしくないがなwwwwwww
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:11:21.81 ID:bbO6VBjF0
>>209
実はその為の質問だったんだぜwww
まあ、わかる人にはわかるだろうなきっと・・w
211首塚組織の憂鬱:2009/09/27(日) 23:11:59.44 ID:xdTafprP0
〜 秋祭り 二日目 深夜 〜

 …ちゃぷり
 「夢の国」との戦いを、終えて
 将門は、「首塚」本体に戻っていた
 …そうそう長い間本体を離れ続ける事はできないのだ、彼は
 傍らには、いつも通り、スーツ姿の女性をはべらせている
 ふわふわと、彼女が契約している都市伝説…ハンガーの生首も、傍を漂っていた

「…どうしまして?将門様ぁ?」

 と、将門が何やら思案している様子に気付いた女性が、小さく首をかしげた
 うん?と将門は女性に視線をやって……ぐい、と杯の中の酒を飲み干す
 女性に、杯に新たな酒を注がせながら、将門は答えた

「……いや、何。「夢の国」を討ち取った者共の顔…見て見たいと思っただけの事だ」

 興味がある
 「組織」が手間取った「夢の国」の騒ぎを終息させた存在
 一人は、あの黒服だろう
 それ以外の存在が、将門は気になっていた
 もし、「組織」に所属しない者であるならば…
 ……欲しい 
 ぜひとも、「首塚」に欲しい存在である
 まぁ、本当に引き入れるかどうかは、本人を見て決める事であるが
212首塚組織の憂鬱:2009/09/27(日) 23:13:02.53 ID:xdTafprP0
「そうですわねぇ…では、明日も秋祭りの会場を回りますぅ?
 運がよければ、出会えるかもしれませんわぁ」
「…くくくっ!そうだな。それは良い」

 まだ、祭は続いているのだ
 仮装大会とやらの影響で、将門のような姿でも、歩いていて不自然さを感じさせない
 折角の機会である
 じっくりと、祭を楽しませてもらうとしよう

「……あぁ、そうだ。秋祭りが終わった後、暇はあるか?」
「?…えぇ、ありますわぁ。それが何か?」
「今宵の戦い、勝ち戦に終わったのだ。「夢の国」の野望も、「組織」の暗部の野望も潰えた…勝ち戦であろ?」
「……えぇ、そうですわぁ。勝ち戦でございますわ」

 将門が、何を言わんとしているのか、気付いたのだろう
 スーツの女性は、くすりと、どこか妖艶に微笑む

「ならば、勝ち戦の宴でもしようではないか。祭が終わった後にでも…
 …今宵の戦いに参加した連中に、招待状を送ろうではないか」
「将門様が、招待状を送りますのぉ?」
「くくくくっ!当然だ。とっておきの招待状を送ってやろうではないか」

 楽しげに笑う祟り神
 その様子に、女性は一緒になって笑い……ハンガーの生首は、若干の嫌な予感を感じたのだろうか
 2人の背後で、おろおろしだす
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:13:11.29 ID:bbO6VBjF0
将門様支援
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:13:57.76 ID:Sj6GmyC60
騎士と姫君の人おつでしたー!
気にせず自分のペースでいこうぜ!
215首塚組織の憂鬱:2009/09/27(日) 23:14:20.22 ID:xdTafprP0
「ふふ…それなら、場所はどうなさいますぅ?」
「そうだな…西区にある廃ビル跡、あそこが一番広い場所があって、
 なおかつ、判明したならば捨てても構わん場所だな。あそこにするとするか」
「ふふふ……お酒も料理も、たっぷり用意しましょうねぇ」
「あぁ、当然だ……くっくくくくくくくくくくく!!」

 何とも楽しげに、企みごとでもするように笑いあっている二人
 おろおろ
 おろおろおろ
 ハンガーの生首は、そんな2人の背後で…将門の言う「招待状」に激しく嫌な予感を覚えて、おろおろし続けているのだった





to be … ?
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:17:20.44 ID:Sj6GmyC60
おおおっとぉ! 将門さんが招待状だと!?
どうしよう、Tさんは自分から出向かそうと思ってたんだが、
三日目深夜の将門さんはいずこにいらっしゃるだろう?
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:17:45.55 ID:bbO6VBjF0
乙!
将門様じきじきの招待状とか・・なぜか矢文が浮かんだw
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:18:21.34 ID:xdTafprP0
えー、そんな訳でして
秋祭り三日目終了後の夜、「夢の国」もしくは「鮫島事件」との戦いに参加した皆さんの夢の中に、将門様の生首が現れて宴会へ招待してきました
応じるも応じないも、そのキャラクター次第です

宴会ネタ書き始める直前に、チャラ男とキャリアウーマンの料理シーン書く予定ですので、その後にでも舞台となる廃ビル(「首塚」でたまに使っているので中はわりと綺麗)においでくださいませ

…あ、そうだ、Tさんの人ー!
フィラデルフィア計画の女性って料理できますか!?
できるかどうかで、料理シーンにいるかどうかが決まる!!!
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:22:24.13 ID:xdTafprP0
>>216
三日目深夜だと、招待状送る為に集中しないと駄目だから、「首塚」本体にいるなぁ
今回のネタで書いた通り祭楽しむ気満々なので、日中は学校町内(特に祭り会場)をキャリアウーマンはべらかして平気で歩いてます
また深夜と言われる時間に入る前…夜にも、「怪奇同盟」の盟主と接触を図りたいと思っているので、北区墓地近くをうろ居ているかと
Tさんは自分から出向く気だったか。wktk

>>217
矢文どころか、夢の中にあらわれて直接招待だぜ!!
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:22:49.45 ID:Sj6GmyC60
>>218
人並みにはできま〜す。
ただし難しい料理はできません! 助手にでも使ってください
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:24:22.16 ID:bbO6VBjF0
夢に生首・・普通に怖い夢だなwww
だがチャラ男の料理と聞くとすさまじく魅力的な件

>>216
自分でもかなり焦ってから回りしてる感があったからなあ・・今日は一旦切って明日書く事にするわ
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:25:35.26 ID:Sj6GmyC60
>>219
では招待状のために意識を集中する前にちょっとお伺いします。
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:25:43.11 ID:bbO6VBjF0
>>221
安価先間違えたww >>214宛てだよ!
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:26:44.21 ID:xdTafprP0
さて、力尽きるぜ。おやすみー
明日もスレが残っていたら幸せだ

>>220
了解っす!
大丈夫、キャリアウーマンも人並にしか作れない

>>>221
>夢に生首・・普通に怖い夢だなwww
将門「くっかかかかかかかかかぁ!何分、招待状を送る人数が人数だからなぁ…
    本来の姿に戻らんと、送りきれんのだよ。くっかかかかかかかかかか!!」
…因みに、俺だったらそんな夢見たら泣く
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:27:55.20 ID:xdTafprP0
>>222
あい、構いませんー
そうなると、その場で宴会の招待するかもwwww



んじゃ、今度こそおやすみ!
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:32:28.79 ID:9hMbWOKfO
そういえば、カラスと電車の人ってもう脱出したの?
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:34:19.18 ID:bbO6VBjF0
おやすみー!

>>226
たぶんまだだった様な・・?
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:36:05.83 ID:9hMbWOKfO
>>227
見逃したわけじゃなかたか
気長に待つか
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:44:09.38 ID:dr1R26D1O
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:53:15.95 ID:Sj6GmyC60
>>225
たぶんそうなりますww

おやすみなさい
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 23:59:38.36 ID:Ri26ECExO
将門さんの招待状怖すぎんだろwwww
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 00:15:12.15 ID:/UAUDIXbO
将門さんが夢に出てこないことを祈りつつ保守
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 00:35:41.24 ID:ZJqacr8S0
234以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 00:51:50.28 ID:5nZVhEh6O
ほし
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 01:17:20.71 ID:P7l7ZdagO
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 01:37:37.76 ID:P7l7ZdagO
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 01:55:23.46 ID:ZJqacr8S0
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 02:24:01.41 ID:ZJqacr8S0
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 02:45:36.51 ID:PAVeNw4NO
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 03:03:43.94 ID:ZJqacr8S0
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 03:04:04.13 ID:nCeERwB70
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 03:36:01.89 ID:P7l7ZdagO
ほし
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 05:33:21.25 ID:/UAUDIXbO
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 05:51:26.11 ID:P7l7ZdagO
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 06:31:19.82 ID:q7bgD/vQ0
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 07:21:44.73 ID:Y2u4uOAUO
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 07:45:22.97 ID:ZJqacr8S0
おはようほ
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 08:24:45.66 ID:JfapfLVWO
おはよう


>>219
盟主に用があるなら、墓地で呼びかける必要があるかも
北区は常駐場所ではないので。
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 08:26:22.11 ID:JfapfLVWO
>>226
脱出シーン書いてなかったな、そういや。
気が向いたら書いておきますねw
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 08:56:53.46 ID:/UAUDIXbO
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 09:11:29.96 ID:P7l7ZdagO
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 09:33:52.80 ID:nCeERwB70
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 09:49:38.38 ID:y9RH0vviO
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 10:00:45.46 ID:ypX3iCB60
おはようございます

>>248
了解であります!!
255以下、名無しにかわりましてMIBがお送りします:2009/09/28(月) 10:11:44.56 ID:5nZVhEh6O
呪い系都市伝説
調査隊員がなかなか死なない「ファラオの呪い」
飽きたのか「テカセムの呪い」
呪いは終わるか「カーネル・サンダースの呪い」
ヒーローの憂さ晴らし「スーパーマンの呪い」
魔曲「第九の呪い」
アメリカを殺せるか「ホープダイヤモンド」
大量殺人椅子「ザ・バズビー・ストゥープ・チェア」
放火絵「泣く少年の絵」
首絞め教会「グレイフェアーズ・カークヤード教会」
首切り「白いソアラ」
殺戮車「死神ベンツ」
広域呪殺「不幸の手紙」
A級取扱注意物「東原亜希」
頭蓋骨卿「イアン・マックシェイブ」
奴隷の怨念「ブロード通りの石柱」
鬼と天使「クリネックスティシューのCM」
モヒカン好き「トミノの地獄」
日本人形代表「お菊人形」
閲覧注意「ベクシンスキー」
出張中「平将門の祟り」
逃げ場無し「腐女子の眼」
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 10:20:58.44 ID:ypX3iCB60
>>255
色々あるなー、って思ってたら最後ちょっと待てwwwwwwwwwwwwwwww

そして、将門様は出張中って言うより多分遠距離通勤wwwwwwww
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 10:31:29.45 ID:JfapfLVWO
>>255
トミノもこのスレ仕様だww
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 10:33:09.11 ID:JfapfLVWO
ん?ちょっと待て・・・あれ?違うっけ・・・え、モヒカン?
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 10:36:04.23 ID:ypX3iCB60
よーし、お兄ちゃんネタかたまらないから食べ物系都市伝説羅列しちゃうぞー

一人暮らしの悲劇 「人間シチュー」
コークロア種類ありすぎ 「コーラには避妊効果がある」
上に同じく 「コーラの製造方法を知っているのは世界で二人だけ」
それは「なかった」、しかし生まれた 「ファンタ ゴールデンアップル」
今の材料はサトウキビ 「味の素の原料は蛇だ」
本当だったら嫌だな 「味の素の原料は人毛だ」
実は微妙に事実 「味の素の原料は石油だ」
某宗教下限定ですが… 「味の素の原料は豚肉だ」
気付いた人に幸せを 「ファミレスの看板」
そんなの食べちゃらめぇ 「生きたゴキブリを食べ、腹の中で生まれた卵に腹を食い破られた」
某店長お得意はハンバーグの方 「ミミズ100%ハンバーガー」
4本足だとお早く走れる? 「4本足のフライドチキン」
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 10:38:49.43 ID:5nZVhEh6O
>>258
初めモヒカンで途中から坊主になってた。
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 10:53:37.99 ID:ypX3iCB60
昼飯食い終わった後にもスレが残っていたら幸せだ
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 11:23:01.55 ID:nCeERwB70
>>255
いろいろと待てwww
>>259
なんか……エグイよな……
263Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 11:53:13.85 ID:nCeERwB70

 失ったモノを彼女は嘆く

 失わせたモノを彼女は憎む
 
 失ったモノを彼は受け容れる
 
 失わせたモノを彼は助ける


 さて、正しいのはいったい、どっち?

    
                  T
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 11:54:05.82 ID:/UAUDIXbO
>>255
突っ込み所満載wwwwww
265Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 11:55:25.50 ID:nCeERwB70

 もうおやつの時間過ぎだ。屋台を冷やかしつつ町中回って張り紙してるわけだが……
「またこんなわけのわからん張り紙を」
「分かる奴に分かれば良い」
「そうなんだけどさぁ」
「なんてかいてあるの?」
「ああ」


  ――≪夢の国≫の容姿は変わらず、されど案ずるなかれ、
          彼等は悪夢ではない――


「って書いてあるんだよ」
「むずかしいの」
 リカちゃんにだよなぁと答えつつ張り紙をまた一枚張る。
流石に今日は黒服さんを頼るわけにはいかないだろう。朝顔を見たらなんかもうやばそうだったし。
266Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 11:57:43.30 ID:nCeERwB70
「さて、これで最後か」
 どこかの学校前の電柱に張り紙を貼る。
「これで最後だぜ」
「おわったのー」
「ありがとうございます。私たちのために」
 かしこまったように言う夢子ちゃんに俺はやべぇ! 気を使わせた! と思うが、
「気にするな。どうせ暇なんだ」
 Tさんナイスフォロー。
「そうそう、これからは取りあえず祭りをもっかい見て回るくらいしかすることねえしな!」
 俺も便乗する。
「じゃあ行くか」
 と言ったTさん。おう、と言って俺が電柱から振り返るとなにやらこっちをみて硬直しているヒトが二人いた。
 真っ赤なマントを纏ったおっさんと真っ赤なはんてんを纏った嬢ちゃんだ。
 ひきつった顔をした二人、
 二人してなんなんだ?
 そう思うが、よく見ると二人の表情は微妙に、
 性質が違う?
 赤いマントのおっさんの方はなにか驚いたような顔、赤いはんてんの嬢ちゃんの方は、こっちを睨んでいる。
 いや、
「赤い、」
 俺じゃなくて、
「赤い、はんてん」

 夢子ちゃんを、睨んで……る?

「赤いはんてもがっ!?」
「まぁ、落ち着きたまえ」
 何か言おうとしていたらしい赤いはんてんの嬢ちゃんは赤いマントのおっさんに口と手を塞がれた。

267Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:01:25.31 ID:nCeERwB70
 赤いマントのおっちゃんに口をふさがれ、じたばた暴れている赤いはんてんの嬢ちゃん。
 赤いマントのおっちゃんは片手で赤いはんてんの口を、もう一方の手で赤いはんてんの手を塞いでいる。
 その状態で赤いマントのおっちゃんは言う。
「ふむ、そこのお嬢さん、まだ赤いはんてんの力は発動していないようだが……大丈夫かね?」
「あ、は、はい」
 俺の横で頷く夢子ちゃん。
 赤いマントの男は何がなんだかよくわからない俺を置いてきぼりにして話を進める。
「……悪夢から、解放されたのだね?」
 あん?
「……おっさん、夢子ちゃんの事、知ってんの?」
「はっはっは、私はおっさんと言う歳では辛うじてないと思いたいがそれはさておき。
まぁ……私よりも、彼女の方が、因縁があると言うべきか」
 そう言って赤いマントのおっさんは腕の中の嬢ちゃんを見る。
 赤いはんてんの嬢ちゃんはおっさんに塞がれてない方の手でむーむー言いながらおっさんの手をぺちぺち叩いている。
 それを無視して赤いマントのおっさんは夢子ちゃんを見て言う。
「……お嬢さん、この子を……赤いはんてんを、覚えているかね?
 以前君と出会った時は、人のいい青年と一緒だったよ」
「………!!」
 隣で夢子ちゃんが息をのむ音が聞こえた。
268Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:03:44.18 ID:nCeERwB70
 赤いマントのおっさんはそれを見て苦笑している。
「……なるほど、その少女の契約者が、≪夢の国≫と戦った事があるのか」
 Tさんが確認するかのようにおっさんに声をかけた。
 赤いマントのおっさんはああ、と頷き、
「もっと具体的に言うと、彼女の契約者の友人が、まず、≪夢の国≫と戦い、
敗北し……都市伝説と、一体化してしまったらしい。記憶を、すっぽりと失ってね」
 そして、と赤いマントのおっさんは続ける。
「≪全身を金粉で覆われると死ぬ≫、≪さっちゃんの歌の四番目≫……そして、この赤いはんてんとの契約者
…それらをあわせて、四人。我々の親しい友人たちが、≪夢の国≫に命を奪われているのだよ」
「…………」
 無言で夢子ちゃんは俯いている。小さく「ぁ、」という声が聞こえてくる。どうやら夢子ちゃんにも心あたりがあるようだ。
 気が付くと、赤いはんてんの嬢ちゃんが暴れるのをやめていた。
 ただ、憎悪をこめて、夢子ちゃんを睨みつけている。
 これは、まずい。
 なんとなくそう思い、
「で、でも、待ってくれよ。こっちの話も、ちょっと聞いてくれ」
 とりあえず話を聞いてもらおうと俺は声を上げる。
「うむ、聞かせてくれたまえ…できれば、赤いはんてんに、早く冷静になってほしいのでね」
 赤いマントのおっさんは苦笑し、でも話を聞いてくれる気はあるみたいだった。
「Tさん」
「ああ」
 俺がTさんに声をかけるとTさんは頷いてくれた。
 そして、全てを話す――――
269Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:05:50.70 ID:nCeERwB70

「……そうか、原因は≪夢の国の創立者≫だったのか……」
 全てを話し終えると、赤いマントのおっさんは、やっぱり苦笑でそう言う。
「赤いはんてん、わかったかね? 落ち着いたかね?」
「……………」
 こくりと、
 赤いはんてんの嬢ちゃんはうなずいた。
 その言葉に一つうなずき、赤いマントのおっさんは赤いはんてんの嬢ちゃんから手を放す。
「……………………」
 ただ、無言で、赤いはんてんの嬢ちゃんは夢子ちゃんを睨みつけている。
 俺なんかには嬢ちゃんが何を考えているかなんてわからない。だけど、そこには行き場のない、
なにか大きな感情が渦巻いているかのような、そんな気がした。
「……お前は、もう、歪んでないのですね?」
 ぼそり
 赤いはんてんの嬢ちゃんが呟いた。
 じっと、じっと。
 真正面から夢子ちゃんを睨みつけたまま……ゆっくりと、続ける。
「もう、誰も殺さないですか?取り込んだりしないですか?」
「……はい」
 夢子ちゃんも赤いはんてんの嬢ちゃんの目を見て、はっきりと、うなずいた。
「……それなら」
 赤いはんてんの嬢ちゃんが、俯き、しかし顔を上げて、叫ぶ。
「…それならっ!もう、二度と歪むな、なのです!もう、誰も殺すななのです!!
 あいつらみたいな死人を、二度と出すななのですよ!!
 そして、償えなのです!死ぬななのです!! 生きて生きて生きて生きて生きて生き続けて!! 一生償いやがれ!なのです!!」
270Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:07:53.74 ID:nCeERwB70
 そう 一息にまくしたてると赤いはんてんの嬢ちゃんは、
「……行くのですよ、赤マント。あの顔見てるとイライラしてくるのです、殴りたくなるのです」
「っと……」
 赤いマントのおっさんの手を握って引っ張って行く。
 赤いマントのおっさんはこっちに何か言おうとしたみたいだけど何か言う前にムッとした顔の嬢ちゃんが自身の身に纏ったはんてんを翻す。
青いはんてんに。
「ほら、行くわよっ!」
「〜〜っ!? そ、その姿で力いっぱい手を握らないでくれたまえ!?
 手が潰れるっ!? 原稿が書けなくなったらどうしてくれるかっ!?」
「あんなちっちゃなポエムコーナー、誰も読んでないから問題ないわよ」
 一瞬でちんまい嬢ちゃんからナイスバディグラマー美女(しかもはんてんの下は晒しとスパッツのみ)になった赤いはんてんの嬢ちゃんがずるずると連れて行ってしまった。
 赤いマントのおっさんは終ぞ苦笑を浮かべたまま頭を下げて、
青いはんてんの姉ちゃんに路地裏に連れていかれた。
271Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:10:41.93 ID:nCeERwB70

            ●


「…………」
 無言で沈んでいる夢子ちゃんに俺は何も言うことができないでいた。
 それでも無理やり言葉をかけようとしていると、Tさんが夢子ちゃんに言葉をかけ始めた。
「これが、≪夢の国≫がこれから直面しなければならない現実だ」
「……はい」
「今回は良かったが、もしかしたら命を狙って攻撃を仕掛けるモノもいるだろう」
「……はい」
「だがお前は生き続けなければならない」
「……はい」
 言ってることは正しいんだろうが夢子ちゃんに厳しいんじゃないか?
 そう思いつつTさんの説教を聞いていると、夢子ちゃんがハッキリと言った。
「償い続けます。私たちが消滅してしまうその時まで」
 その言葉と共にマスコットや住人達が突然現れた。
 彼等は夢子ちゃんの横を、背後を固め、Tさんに強い視線を向ける。
 それが≪夢の国≫の意向であり決定であることを示すように。
「あー、わかったわかった、出てくるな。まだこの町には≪夢の国≫は刺激が強すぎる」
 Tさんは周囲を気にしながらそう言うと、マスコットたちを収めさせた。
272Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:12:07.71 ID:nCeERwB70
「まあ、情報屋さんが案外理性的だったからこの偶然の出会いには一応感謝するべきか」
 Tさんはそう言ってため息を吐くと、
 ぽん、と夢子ちゃんの頭に手を置いた。
 ぽん、と俺も逆サイドから頭に手を置く。
 ぽむ、とリカちゃんが夢子ちゃんの頭に乗っかった。
「さて、行くか」
 Tさんが面倒な話は終わりだとばかりに宣言すると歩き出す。
 すかさず俺も、
「俺たこ焼きな」
「なぜ食い物しか出てこんのだ」
「うるせー」
「……」
 夢子ちゃんはその場に止まってしまっている。頭の上でリカちゃんが飛び跳ねてる。
「うぉい、置いてくぞー」
 声をかける。ハッとしたように夢子ちゃんは顔を上げると
「は、はい」
 いい感じに返事を返してきた。
 その顔が涙で濡れていたのには、気がつかない振りをした。
273Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:13:05.72 ID:nCeERwB70
 失わせてしまったモノを彼女は嘆く

    取り返そうと
     償おうと
    彼女は足掻く

   足掻き続けたその先に

 彼女の救いはあるのだろうか?
    

            T
274Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 12:17:18.16 ID:nCeERwB70
赤い二人の作者様に土下座!
>>51のうちの子たち視点ということで一つ!

きっとTさんはルーモアの雑誌コーナーで赤マントのポエムを読んでいます。
きっとたぶんおそらく!
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 12:18:20.31 ID:5nZVhEh6O
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 12:29:35.78 ID:P7l7ZdagO
乙っしたー!
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 12:55:10.16 ID:nCeERwB70
でかけるほ
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 13:15:19.00 ID:JfapfLVWO
いいよねぇポエム、
これ読むために雑誌買う人もいていいくらい。
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 13:25:04.31 ID:uWEKUOaO0
ごちそうさまでしたー

Tさんの人様乙!!!
いや、こちらこそ貴殿には焼き土下座なんだぜっ!!orz
夢子ちゃん視点が切ない

赤マントのポエム、たまに俺の話の冒頭や最後に乗ってるあれらだけど、Tさん読んでるのかwwwww
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 13:40:35.89 ID:uWEKUOaO0
281小ネタ:2009/09/28(月) 13:55:38.88 ID:uWEKUOaO0
「はい、どうぞ」

 この日も、彼女は忙しく屋台で働いていた
 組で出している屋台
 毎年、地元への貢献などで屋台は出しているが、今年は特に忙しい
 なかなか好評で、今年の屋台の企画を立てた彼女としてはうれしい所である
 ご飯だけではなく、100円値段の安いナンのバージョンも売り出していたのが良かったのだろうか?
 …とまれ、そのかいあって、彼女も忙しい
 息子や娘にまで、手伝わせてしまっているくらいだ
 もっとも、今日は秋祭りの三日目
 2人には、屋台の事は大丈夫だから、と祭を見て回るように言ってはいる
 …それでも、二人とも、時折屋台によって手伝ってくれているが
 我ながら、いい息子と娘を持ったものだと思う

 …そう
 本当に、いい子なのだ
 だから…あの子たちが、自分たちにも秘密でやっている「何か」も、きっと間違った事ではない
 彼女は、そう信じていた
 それが、何なのか?
 彼女は、それを積極的に知ろうと思うつもりはない
 もし、必要であれば、子供たちから話してくれるだろう、と考えていた
 だから、大丈夫
 自分が、それに関して思い悩む必要など、どこにもないのだ
 世界一の、自分たちの息子と娘がやっている事なのだから
 何の問題も、そこには存在しないのだ

「すいません、カレー、三人前ください」
「あ、はぁい。全部、ご飯のでよろしいかしら?」
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 13:59:08.31 ID:JfapfLVWO
支援
283小ネタ:2009/09/28(月) 14:00:10.97 ID:uWEKUOaO0
「あ、一つはナンでお願いします」
「はぁい、少しお待ちになってね」

 少女の三人組が、カレーを買いに来た
 夫がカレーを容器に盛り付けてくれている間、彼女は金銭のやり取りをしておく
 えぇ、と、ご飯が二つとナンが一つだから…合計1400円
 1500円受け取ったので、おつりの100円を渡す

(……あら?)

 ……と
 彼女は、その三人組の一人に、ふと、違和感を感じた 
 それがわかったのは、俗に「女の勘」などと呼ばれるような、女性特有の鋭さと…以前、息子相手にやった経験から、なのだが
 それに気付き、彼女は微笑ましさを覚えた

「はい、どうぞ」

 牛すじのカレーを手渡していく
 恐らく、男性なのだろう、しかし、女装させられている、その姿に
 彼女は、昔、まだ息子が小さかった頃に、振袖を着せてやった思い出を思い出して和むのだった



「……気付いてた、あのおばさん、絶対に気付いてた……!!」
「気のせいじゃないですか?」
「…多分」

 三人組がその後、そんな会話をしていた事など、彼女は全く知らないままだ
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:01:22.92 ID:uWEKUOaO0
題未定の人に土下座っ!!orz
クロスさせていただきました
話し方とか間違ってたらゴメンナサイ
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:17:16.26 ID:uWEKUOaO0
みー
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:32:59.46 ID:uWEKUOaO0
にー
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:34:24.49 ID:P7l7ZdagO
トイレ休憩ほ
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:40:08.32 ID:5nZVhEh6O
何故wikiに「背ッ虚汽笛」が。
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:42:31.29 ID:uWEKUOaO0
>>288
すまん、俺がノリで保管した
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:55:53.67 ID:JfapfLVWO
やべぇ、姉弟が助かる場面が思いつかんww
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:57:41.55 ID:uWEKUOaO0
>>290
地下基地に乗り込んだ二人の事か?

こう考えるんだ
猛スピードで水から逃げ、無事、エレベーターから地上に脱出
もしくは、天井ぶち破ってそこから脱出
方法はいくらでも考えられるんだぜ
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 14:59:01.88 ID:P7l7ZdagO
>>290
カラスが危険察知→逃亡のながれはどうだろう?
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 15:01:23.50 ID:JfapfLVWO
了解

さて、列車砲と水とどっちが早いやらw
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 15:05:48.35 ID:uWEKUOaO0
>>293
列車砲なら…列車砲なら、きっとなんとかしてくれる……!!
295小ネタ:2009/09/28(月) 15:22:31.72 ID:uWEKUOaO0
 …青いはんてんが、何とか落ち着いた後
 赤いはんてんに戻った彼女を連れて、赤マントは祭り会場を回っていた
 何せ、二日目はあの騒ぎである
 1日目も、「夢の国」を警戒して、あまり出店を回れなかった
 だから、今日は思い切り、出店を見て回るつもりである

「あぅ、赤マント、ちょっと、あの飴細工の店に行って来るのですよ!」
「うむ、わかった。私はこの辺りにいるからな」

 てとてとてと、飴細工の店に向かう赤いはんてんを見送る
 なかなかに繁盛しているようだ
 注文を受けてから、飴を形作ってやっているようなので…あれは、時間がかかるだろう
 そう考え、赤マントは辺りを見回す
 ふむ、また、彼らと遭遇できればいいのだが…
 ………おぉ

(…運がいいと考えるべきか、悪いと考えるべきか)

 小さく、苦笑する
 赤いはんてんよりも先に気付いて良かった、そう考えた
 あちらも…青年が、こちらに気付いたようだ
 一緒に居た少女たちに何やら声をかけ、こちらにゆっくりと歩み寄ってくる

「また会ったな」
「あぁ、赤いはんてんが出店に並んでいる時で良かったよ」

 そう言って、肩をすくめる
 先程の彼女の様子を見ていたからだろう、そうだな、と青年も頷いてきた
296小ネタ:2009/09/28(月) 15:26:44.68 ID:uWEKUOaO0
「…それで、何か話があるのだろう?」
「うむ?」

 青年に、促されて
 赤マントは、ゆっくりと続ける

「…先ほど会った時に話した、かつて「夢の国」と戦った者たちなのだが…
 ……そのうち、「さっちゃんの歌の四番目」が、契約者が死亡して以来、行方不明なのだよ」
「人型をとっていた都市伝説だったのか?」
「あぁ。その歌に相応しい、愛らしい幼女の姿をしていた」

 さっちゃんの歌
 その歌で歌われたままの少女
 バナナを半分しか食べられないくらいの、幼い少女の姿をしていた「さっちゃんの歌の四番目」
 ……彼女は契約者の死後、行方不明のままだ

「考えたくない、事だがね……彼女もまた、赤いはんてんのように、仇討ちを狙っているかもしれない。
 彼女の契約者は、そのような事はさせたくないと考えていただろうが…彼女自身がどう考えていたか、私にはわからん」
「いつか、襲ってくるかもしれないと?」
「……何とも言えない」

 あれ以来、一度も顔を合わせていないのだ
 だから、どうなっているのか、まったくわからない
 ただ、注意するに越したことはないだろう
 ……復讐は、何も生まない
 できる事ならば、止めたいが…赤マントは、赤いはんてんを制するので精一杯で、彼女までは手が回らない
297小ネタ:2009/09/28(月) 15:31:15.33 ID:uWEKUOaO0
「それと、だな」
「まだあるのか?」
「あぁ。赤いはんてんのかつての契約者には、親しい友人たちが4人いた
 うち三人は、赤いはんてんの契約者と同じく、「夢の国」との戦いで命を落としている」

 …つまり、は

「一人、生き残りがいるという事か」
「うむ。もっとも、彼の契約している都市伝説は戦闘向きではないが……
 …そして、これまた考えたくない事ではあるが、仇討ちを考えている可能性は、0ではないのだよ」

 疎遠になってしまっていて、顔を合わせた事はあれ以来、ない
 だから、あの少年がどんな大人になったのか、赤マントはわからない
 ……だからこそ、不安なのだ
 今の「夢の国」に命を落としてほしくない、と考えている以上、自分が知っている危険要素になりうるものは、伝えておくべきだ

「風の噂に聞くと、そこかの組織の一員になっているらしい」
「「組織」とは別物の?」
「うむ。まぁ、日本ではまだあまり勢力の強くない組織らしいがね」

 念のために、伝えておく
 そう言って、赤マントは青年に背を向けた
 …最後に、呟く

「…君たちに、感謝する…自分勝手な考えではあるが、私としては…赤いはんてんが血に濡れずにすんだのが、一番嬉しいのだよ」
298小ネタ:2009/09/28(月) 15:34:23.52 ID:uWEKUOaO0
 ありがとう、とそう言って
 赤マントは、青年から離れていった


「あぅ、赤マント、こっちは赤マントの分なのです。分けてやるのです!」
「あぁ、すまんな……と言うか、それを買った金は私の金なのだがね」

 気にするななのです
 そう言って、赤いはんてんは、その飴細工を赤マントに手渡してきた
 近頃、富士額の鼠以上に人気があるとも言われている、黄色い電気鼠の飴細工
 赤いはんてんは、水色のペンギンのような生き物の飴細工を持ってご満悦だ
 …幸い、あの少女たちが傍にいる事に、気付いていない

「さぁ、もっと屋台を回るのですよ!」
「あぁ、私から逸れないようにな」

 赤いはんてんと並び、赤マントは人通りの多い祭会場を歩いていく


 …もう、今年は、この賑やかな祭が乱される要素など、きっと存在はしないのだ



fin
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 15:37:55.17 ID:uWEKUOaO0
赤マントより、一応警告なネタ
これを赤マントは伝えようとしてたけど、赤いはんてん(青いはんてん)に引っ張られていって伝えられなかったので、改めて

「夢の国」本人に面と向かっていえなかったのは、少女相手に「お前を憎んでいるかもしれない存在が2人も居る」と言うのを伝えるのが辛かったからのようです
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 15:38:31.50 ID:5hPj+z7fO
>>293
北の大穴に螺旋状に線路引いて出るとか出来ないの?
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 15:49:34.10 ID:uWEKUOaO0
>>300
天才現る
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 15:52:04.59 ID:/UAUDIXbO
>>300
何年か前の仮面ライダー風で脳内再生された
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 16:11:50.32 ID:uWEKUOaO0
にょ
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 16:22:41.19 ID:uWEKUOaO0
きゅ
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 16:39:31.37 ID:uWEKUOaO0
みょ
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 16:48:32.72 ID:5nZVhEh6O
このスレの20%は花子さんの人で構成されています。
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 16:52:00.45 ID:uWEKUOaO0
>>306
20%は大袈裟すぎるんだぜ
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 16:59:08.04 ID:JfapfLVWO
>>300
南区から入っていたから難しいですねぇ・・・
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:01:42.34 ID:sAkpTuQE0
>>306

「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」の解析結果

「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」の65%は信念で出来ています
「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」の25%は赤い何かで出来ています
「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」の7%は気の迷いで出来ています
「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」の3%はお菓子で出来ています

「25%ぐらいは、はんてんやマントで出来てるのです」
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:01:52.75 ID:JfapfLVWO
>>307
そうだな、19%くらいだよな
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:02:37.55 ID:uWEKUOaO0
>>309
赤い何かwwwwwwwwwwww
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:11:37.24 ID:JfapfLVWO
>>309
吹いたww
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:12:43.02 ID:5nZVhEh6O
ID:xdTafprP0 41 res
ID:uWEKUOaO0 20 res
合計 61 res
総レス 307 res
約19.9%
>>309
3%のお菓子が気になる。
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:15:34.92 ID:nCeERwB70
ただいまー
黒服Hさんと会うぞー!  変態書くぞー!!
そして赤マントの警告ありがとうございます。

>>309
気の迷いで禿たちが生まれたのですね!!
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:20:21.56 ID:uWEKUOaO0
>>314
おかえりー!


だが、俺は夕食を作るためにスレを離れる!!
晩御飯終わった後にスレが残っていたら幸せだ!!
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 17:45:27.16 ID:P7l7ZdagO
>>309
赤い何かwwww
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 18:02:37.10 ID:nCeERwB70
変態描写楽しい保守w
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 18:06:13.46 ID:5hPj+z7fO
>>308
迷子補整舐めてんのか

ステータス:迷子 にするだけで何処にでもいるし何処にもいなくなるぞ
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 18:33:26.04 ID:nCeERwB70
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 18:34:18.72 ID:5hPj+z7fO
能力:迷子(The Lost)
一本道なのに迷う
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 18:45:37.15 ID:/UAUDIXbO
322Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:08:01.66 ID:nCeERwB70

 そろそろ夕方にでもなろうかという時間、俺たちはいつものあの黒服さんとは違う黒服と出会った。
 その手には朝から張って回っていた張り紙が一枚握られており、
「これを張って回ってたのはお前達だな」
 黒服はそう、なんかそこはかとなくデジャブを感じることを言って、俺たちを一通り見まわし、
 ――俺と夢子ちゃんに視線を固定した。


323Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:09:47.73 ID:nCeERwB70

           ●


 祭りは素晴らしい。そう彼は――黒服Hは常々思っている。
 なぜならば浴衣が見放題なのだ。やはり日本人足るもの和装をしなければなるまい。
いや、別に外人が和装してても何ら構わない、むしろウェルカムなのだが。
 それはそうとして彼は今目の前にいる女性二人に視線を固定させている。それ以外は何も見えない聞こえない。
 まずは頭に綿が詰まっていそうな人形を乗せている少女だ。
 紺の地に色とりどりの朝顔をあしらった浴衣、それに黄色の帯、そして結わえず流しっぱなしの髪、
彼女のアクティブさを感じさせながらもそこはかとなく落着きを感じさせる紺の地がなかなかクるものを感じさせる。
 一方もう一人、こちらは、そう。≪夢の国≫の契約者として≪組織≫のブラックリストにも載っていた少女だ。
 今日の彼女は報告にあったような簡素な病院着のような巻頭衣などではなく
――いや、脱がしやすさやその他いろいろな面から見て巻頭衣に不満はないのだが――
白い地にトンボと、ススキ、だろうか? その影があしらわれた見事な浴衣だった。帯はこれまた白なのだが少し色がついている。
象牙色とでも言うのだろうか。こちらは祭りに浮かれ過ぎない染まらぬ白とでも言おうか、意思の強さを感じさせる見事な着付けだ。
 そして彼の視線はそこだけにとどまることなく、聴覚すら使い彼女らをたっぷりじっとりねっとりと観察する。
 彼が声をかけるまで彼女らが歩いている時に立てていた下駄の音を脳内でリピートさせる。そうしつつ彼女らの下駄も凝視する。
 人形を乗せた少女の下駄の鼻緒の色は紺。これはやはり彼女のアクティブさを抑えるための演出であろう。
 しかし彼は先程の少女の歩く足音を、姿を、脳内で再生する。
324Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:12:15.49 ID:nCeERwB70
 全体的におしとやかさを演出しようとするその服装に反して元気に動き回る少女のはためく袖、裾、髪。
 そしてカラコロと音を立てる下駄の響き。
 しかし服装と行動がミスマッチにならないように厳選された、浴衣の印象を決めると言っても過言ではない帯の明るい色合いや、
浴衣にあしらわれた花々の彩によって演出される少女の行動性……なんとそそることであろうか!
 ≪夢の国≫の契約者の下駄の鼻緒の色は赤だ。
何ものにも染まらぬと白を基調とする装いをしながらもその下駄の鼻緒だけは赤という色に染まっている。
 しかしそれは決して彼女が染められてしまうことを表しているわけではない。
 その赤はいわば少女の秘める苛烈で強い意志の表れだ。少女の白基調の装いによる染まらぬ、
という意思の中にも見え隠れする帯やトンボやススキによって表現される一種の寂寥や翳り、それをだがしかし、
寂寥には支配されないという意思を表現するかのように浴衣の裾からチラチラとのぞくその鼻緒の赤、そのなんと汚しがいのあることかっ!
 彼女らは当然下着など身に着けてはいないだろう。
 いや、許すわけがないのだ!
彼女らにこのような見事な着付けをした人物がそのようなところで挫折などしようはずがない!
 ならば当然の帰結として彼女らのあの装いの下は、

    
      全裸
325Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:16:06.23 ID:nCeERwB70


 そう、あの薄布の下には彼女らの柔肌が隠されているのだ。ああ、なんということだ!
 あんな薄布で封印される見事なる裸体。
これはぜひとも剥いてくださいと言っているようなものではないか!!
 特に人形を乗せた少女! 彼女の激しい動きによって揺れる浴衣からチラリとのぞくその肌を見ただけでもうたまらんものがあるだろう常考!
 そう、元々浴衣とは湯上りに着て肌の水分を吸い取らせる目的で着用されたものである。
 つまり透けることも上気して火照った体を眼前に晒すことも、いや、それこそが浴衣の本分と言っても過言ではあるまい!
 つまり何が言いたいのかというとコトの前にシャワーを浴びた後に浴衣を纏って現れる二人、
上気した頬を、うなじを、生乾きで湿った髪から滴るしずくがツー、と流れていく、
そして膝でにじり寄られて迫られるというシーンをちょこっと妄想しただけでご飯三杯はイケる!!


 ――――ここまで五秒。
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:18:53.60 ID:/UAUDIXbO
5秒でこの妄想だと……?
良いぞ黒服H、もっとやれ支援
327Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:19:34.35 ID:nCeERwB70
「あんた、≪組織≫の人間だな」
 そんな声と共に、黒服Hの眼前に、背後に契約者や夢子を庇うように青年が立った。
「……、何の事だ?」
 黒服Hは至福の時間を邪魔されたことに腹が立ち、しらを切ることにした。
「かみのけがすごいの」
 そんな中、青年の契約者の頭上にある人形が言うように、彼の髪は割とすさまじい速さで伸びていた。
「……む」
 それを自覚した黒服は自分の格好とこの身に起こっている異常から考えてしらを切っても寒いだけだと判断する。
「そうだ。≪組織≫の黒服さんだよ。
本当なら過労死候補ナンバーワンな俺の同僚がここに来る予定だったんだがアイツついに≪組織≫からも休むように言われてな?
 だから俺が奴に頼まれてこんな所まで来たんだ」
「そうか」
 ついに≪組織≫からも言われたか。とうなずく青年に黒服Hは言う。
「で、これはなんだ?」
「まんまだよ。≪夢の国≫は見た目、
≪夢の国≫の王たる夢子ちゃんの姿こそ変わらないがその中身は悪夢ではなくなった。つまり、もう≪夢の国≫は危険ではないって言うことだな」
「なるほどねぇ」
 彼ははいはいと首肯しつつ青年たちに指をさす。
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:22:47.53 ID:JfapfLVWO
>>318
カラスを縦横無尽に飛び回らせ、なおかつ線路という道しるべを残して
どうしてこれを迷子と言えましょうか。少なくとも二人は認めないでしょう。

さすがに決着がつく前に大穴の辺りまでたどり着くのは難しいかと。
途中、虫の攻撃もあったでしょうし・・・
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:22:56.08 ID:hz4EtZz/0
黒服H、なんという紳士だ―――だがそれがいい。
330Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:23:11.82 ID:nCeERwB70
「で? お前らはなに? そっちはその≪夢の国≫の夢子ちゃんっぽいけど」
「俺たちは、黒服さん――過労死候補の黒服さんの手伝いをした者だよ」
「ふ〜ん」
 ああ、あれの知り合いか。なるほどね。と彼は思う。過労死候補の彼の同僚は≪組織≫外にもいくらか知り合いの契約者がいたらしい。彼等もその一人なんだろう。きっと。
「あの黒服さんに頼もうと思ったけど、まあ彼は疲れているみたいだし、貴方に頼むか」
 そう言って青年は黒服Hに≪夢の国≫の境遇を語った。
「はぁ、」
 全てを聞いた黒服Hはなるほどと言い、
「で、俺に何をして欲しいんだ?」
「このことを上の連中に伝えてもう≪夢の国≫には手を出すなと釘を刺して欲しい」
「……はっ!」
 青年の言葉に愉快そうに笑う。
「おいおいおいおい、≪黒服≫なんて下っ端も下っ端だぜ? なんでそんなことができるよ?」
 しかし青年は黒服Hを見据えて言う。
「さて、それはどうだろうかな」
「なに?」
「薔薇十字団」
 青年が発した単語。その一言で黒服Hの雰囲気が変わった。
「…………」
「…………」
 にらみ合う二人、しかしそれも長くは続かなかった。
「いいだろう。上には伝えとくわ」
「よろしく頼む」
 お互いににこやかに言って別れる。黒服Hは去り際、
「あまり余計なことは――」
 それに割って入るように青年が言葉を挟む。
「俺は何も知らないよ」
 黒服Hはそれを聞くと本当に愉快そうに笑い、去って行く。
「おう、二人のお嬢ちゃん! 良い浴衣だな! こう、クるモノがあったぜ!!」
 その髪をしゅるしゅると伸ばしながら。
331Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:27:33.42 ID:nCeERwB70
「Tさん、あの人も組織の人?」
「ああ」
「なにか、邪な感じを受けたんですが」
「まあ気にしてやるな」
「かみのけのびておもしろいひとだったのー」
「まあ確かにあれは笑えたな」
 楽しそうに黒服Hの髪の毛について話している契約者たちを見て、なぜのびたのかは言わないでおこう。青年はそう思った。
 気分を切り替えるために溜め息一つ。
 ――さて、
「次に行くか」
「次?」
 不思議そうに行ってくる契約者に青年はああ、と頷き、
「今回の戦闘に参加した組織だった連中と≪夢の国≫に対する不可侵の話をつけなきゃならんからな。
フリーにはとりあえず情報屋さんが情報を広めてくれるだろ。あとは組織だった連中に対する対処だな。
組織だっているということは命令系統があるってことで、それはつまり上からの命令で一括に下の連中に命令が下るということだ。
まあ無視する輩も少数いるわけだがそんなイレギュラーはこの際どうでもよろしい」
 なんにせよ、
「今回の件では≪組織≫≪怪奇同盟≫≪首塚≫が俺の知っている範囲では関わっている。とりあえずここと話をつけるぞ」
 と語る。
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:31:19.94 ID:9rYY56tK0
こんばんはー
Tさん乙!!
っちょwwwwwwwwwwwwwwwww
黒服Hの素晴らしい描写をありがとうございますwwwwwwwwwwwwwwwwww
333Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:32:05.42 ID:nCeERwB70
「あ、あの」
「ん?」
「なんでここまでしてくれるんですか? 私はあなたを殺して、あなたの契約者も殺そうとして、町を取り込もうとまでしたのに」
 夢子がそう言うのを聞いて他三人は顔を見合わせる。
「そんなの決まってる」
 青年はそう言うと穴があき、血に濡れた一枚の紙片を取り出し、
「夢子ちゃん、あんたがこれで助けを求めてきたし、あのまま見捨てるのも後味が悪いからだ。
そして俺はアフターサービスも完備してるタイプの人間だ」
「俺もTさんに同意ー」
 あっさりと言ってやる。
「そんなことで?」
 不思議そうにしている夢子を見て青年の契約者は言う。
「そんなもんじゃね? 人間なんて」
「俺は都市伝説だがな」
「わたしも、わたしも!」
 だよなー! とリカちゃんをあやす青年の契約者。
 夢子は少し唖然としていた。
 それを見て青年は苦笑する。
「長い間狂人の支配を受けてたんだ。
少し違和感を感じるかもしれんがこれが、きっと一応普通ってやつなんだろ」
 たぶん。と付け加えて青年は歩きだした。
「そろそろ着替えるぞー。このまま墓場行って最後はちと遠出するからな」
「あ、じゃあ≪夢の国の地下カジノ≫に行きますね」
「頼む」
 青年の言葉に「はいっ」と頷いて夢子は路地裏に皆を集める。
「あの姫さんたちにまた変なの着せられないだろうな」
 うんざり顔な青年の契約者の声と、はしゃいだ風な人形の声がする。
「楽しそうなの」
 瞬間、彼等の姿が消えた。
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:33:07.82 ID:9rYY56tK0
おっと乙が早すぎた支援!!
335Tさん・夢の国:2009/09/28(月) 19:37:05.48 ID:nCeERwB70
だがしかしここで終了です。
黒服Hの作者さんには土下座をばっ!

どうやらTさんは人間だった頃に彼が電話をかけているのを見たことがあるようです。
でも深くは知りません。黒服Hに使ったのはブラフです。
っていう言い訳。
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:38:13.12 ID:9rYY56tK0
今度こそ乙なんだぜー!
黒服H、あれで問題ないっす、大丈夫
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:41:42.29 ID:nCeERwB70
>>279
彼は読んでますwしかしファンレターはきっと送ってないwwwけどファンwwww
338小ネタ:2009/09/28(月) 19:43:48.02 ID:9rYY56tK0
「あぁ、そうだ……「夢の国」に、最早危険なし。ただし、手を出しても反撃しないって訳じゃないだろうし 
 手を出さない方が無難だろう。本気で「組織」と敵対されたら、ある意味で「首塚」より厄介だ」

 Tさんたちと別れた後
 その黒服は、「組織」上層部の一人と連絡を取っていた
 表向きは、上層部と彼のつながりはないことになっている
 しかし、この黒服は狡猾に、「組織」の上層部の一部と繋がりを持っていた
 もっとも、その繋がっている相手とは趣味の話で盛り上がったりなんだりで、結構仲がよく…今では、利用するだけの仲ではないのだが

「ん〜?あぁ、なかなかに可愛らしい奴だったぞ。今、ちょうど浴衣だし
 ……ん?あぁ、そうだな。肌蹴させるのも、またいいな。湯上りだった日には最高だ」

 うん、うん
 会話しつつ、うっかり、髪が少し伸びる
 まぁ、仕方ない
 浴衣には、そんな魔力があるのである

 ……とまれ
 今の「夢の国」の現状については、話した
 対策についても、大体説明したつもりだ
 …あとは、上の仕事である
 自分が繋がっている「上層部」メンバーは今回の事件で発言権が増している
 恐らくは、大丈夫だろう

「…………」

 …続けて
 黒服は、別の番号をプッシュする
339業物一閃:2009/09/28(月) 19:46:07.20 ID:P3tDDyOm0
久々にただいまー!そしてTさんの人乙でしたー!

追試なんか大嫌いだ…レポートなんか大嫌いだぁー!

何の脈絡もなく投下するよ!

 ―Episode9 後の祭りのその後で―
 秋祭り3日目。今までの戦闘が嘘のように綺麗になりつつあった。
 そして流石我が社が支援しているだけあって、規模が今までよりもずっと大きなものになっていた。
 「…やはりこういう地域密着型のイベントは気持ちがいいな。」
 それにしても、何故社長はいきなりこの祭りの人事権限を掌握するなどと言い出したのか。
 …考えていても仕方がない。そう思って―
 「小次郎、行こうぜ?祭りの会場に。」
 「そ、そうだな…」

 そして俺達は出店をめぐる。まあ、このような休暇もたまにはいいか。
 子供達は、小次郎を見て「お侍さんだー!!」と駆け寄って来る。
 どうやら子供達に人気のようだ。すぐにもみくちゃにされる。
 「我はこういうのはあまり性に合わん…」
 「まあ、子供だからしょうがないだろ…?それにほら、向こうにも鎧武者とかいるんだしさ。」
 「ま、まあそうではあるが…」
 しかしあの鎧武者、何か禍々しい物を秘めているように感じる。まあ、気のせいだといいのだが…。
 そう思って小次郎の方を振り返ってみると、また子供達にもみくちゃにされていた。

 「ねーねー、お侍さん。刀持ってよ!」
 「む、そうか…。ならば…」
 子供達に言われて刀を構える小次郎。あいつ、何だかんだ言って子供が好きなんじゃないか。
340小ネタ:2009/09/28(月) 19:48:19.43 ID:9rYY56tK0
「…Hだ…………いや、な。俺があんたらと繋がってるのを、感づいてるかもしれないのがいた
 ……いや、「組織」じゃない。フリーの奴だ………………あぁ、うん」

 「組織」とは、違う存在
 しかし、それはある意味で「組織」よりも歴史が深いかもしれない存在
 この黒服は、それと繋がりを得ていた
 …何故か?
 それは、その組織にもまた、彼と気が会う存在がいたからだ
 ただ、それだけのことである
 ……まぁ、保身に便利なのも確かだが

「ちょっかいは出してこない…と、思いたいがね、一応、気をつけといてくれや……
 ………ん、頼んだぜ?ローゼンクロイツの旦那よ。ゲデの野郎によろしくな」

 伝えるべき事を伝えて、通話を切る
 大丈夫、と思いたいが……用心すべき事は、全て用心すべきである

「さて、と……仕事に戻るか」

 仕事、しつつ、だ
 自分の担当契約者たちも祭りに来ていると思うから、探すとしようか
 あの2人も、良い浴衣を着ていれば良いのだが
 特に、「呪われた歌」の契約者
 浴衣の下は全裸だろう、常識で考えて…と、彼女の前で発言して以来、そうしているようだし
 うん、楽しみだ

 うっかりと髪を伸ばしつつ
 黒服は、祭の雑沓の中へと消えていったのだった
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:49:51.31 ID:9rYY56tK0
うっかりとTさんがHの前で「薔薇十字団」の事を口に出したもんだから、勢いで書いちまいました
変態なだけじゃぁないんだぜ!………多分


>>337
ファンレターは送ってないかwwwwwww

良かったな赤マント!ファンがいたぞ!!
お前が想像する熟女ではないがな!!!!
342業物一閃:2009/09/28(月) 19:49:59.35 ID:P3tDDyOm0
あら、投下かぶったみたい
でもここは気にせず投下する場所!続き行くぜ!

 「かっこいー!!ねぇ、もう一回やって!」
 「ぬ、それならば…」
 そう言ってどこから取り出したか知らないが、一本の藁束を取り出す。そしてそれを放り投げて―
 「ヌン!!!」シャキーン!
 放り投げた藁束は、見事に真っ二つに斬られた。
 「「「すごーい!!!」」」
 小さな歓声が上がる。そして子供達と別れる。
 満更でもない表情だ。
 「なんだ、「性に合わない」、とか言って結構ノリノリだったじゃないか。」
 「あ、あれはだな…子供の夢を壊す訳にもいかんと思って…」
 「まあいいさ、楽しんでたようだし。」
 ふと目を向けると、チラシが貼ってあった。
 ――≪夢の国≫の容姿は変わらず、されど案ずるなかれ、彼等は悪夢ではない――
 それは≪夢の国≫が変わったことを改めて示す物だった。
 「これで終わったな…何もかもが。」
 そう言って俺は祭りの人混みへと消えて行く…。

やっぱりこの位は小次郎さんにはやってもらわないとねw
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 19:58:47.92 ID:q7bgD/vQ0
皆乙ー!
>赤い何か
吹いた
なんて素晴らしい解析結果www
>>314
そうですね、兄貴とか禿は気の迷いから生まれました
な んで あ ぁ な っ た !?

しかし黒服H変態過ぎるwwww
支援
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:02:48.02 ID:wfSEhyOO0
「森のくまさん」を最高に厨二病的解釈をした奴が『選ばれしもの』
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1254130519/

このスレの住人ならベストアンサーを出せるはず
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:04:35.61 ID:9rYY56tK0
>>343
>黒服H変態過ぎるwwww
黒服Hから変態要素をとったら、ウザイ陰謀系腹黒キャラにしかならない罠

…にしても、Tさんの人がお書きになった黒服Hの思考が素晴らしすぎるwwwwwwww
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:14:04.69 ID:q7bgD/vQ0
>…にしても、Tさんの人がお書きになった黒服Hの思考が素晴らしすぎるwwwwwwww
浴衣に対する考察が素晴らしいwww
黒服Hとは友達になれそうな気がする
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:15:05.39 ID:y9RH0vviO
規制まだかよ・・・
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:19:38.29 ID:9rYY56tK0
>>346
24時間えろ妄想している奴と友達になりたいとは、勇気のあるお方だ
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:23:42.14 ID:q7bgD/vQ0
>>347
ど、ドンマイ・・・

>>348
24時間ガチムチ妄想している奴よりは対応しやすいと思うんだ
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:25:49.01 ID:9rYY56tK0
>>347
規制続くと辛いよなぁ…
俺の場合携帯持ってないので、規制されたら代理投下スレに頼るしかないんだぜ
あれは辛かった…

>>349
まぁ、確かにwwwwwwwwww
一応、エロ妄想と平行してまともな事も考えてくれるしなwwwwww
351小ネタ:2009/09/28(月) 20:30:35.74 ID:q7bgD/vQ0
『かごめかごめ』宅
戦闘を終え(後半何もしてなかったけど)リビングで休息中の事
青年「終わりましたねー」
ハク「何もかも終わりましたねー」
コン「あー、もう今日何もする気なんねぇ」
青年「そういや、今日、町の修復作業とかじゃ・・・」
コン「ありゃ、黒服の仕事だろ」
ハク「大体、守るべき町壊すなんてどこのバカが・・・・・・」
そこまで言って、気付く
「「「アイツ何処行った!?」」」
352小ネタ:2009/09/28(月) 20:31:38.17 ID:q7bgD/vQ0
秋祭り会場
「あれ、仮装?」
「そうじゃない?」
「しかし、全裸の仮装とは度胸あるよなぁ」
「凄く、大きいです」
「ウホ」
「あぁ!『エベレストの全裸筋肉男』の仮装か!」
「言われてみれば、すげぇリアル・・・」
禿「・・・・・・何やら視線を感じますね」

数時間後
学校町の一角で警察と禿の壮絶な追いかけっこが展開されるが
これまたどうでも良い話である
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:32:32.49 ID:9rYY56tK0
はwwwwwwwwwげwwwwwwwwwwwwwwwwwきwwwwwwwwwwwwwwさwwwwwwwwwwwwwwwwwまwwwwwwwwwwwwwww


チャラ男と「はないちもんめ」の所に向かっている黒服Dが激しく胃痛と頭痛を感じてよろめいた姿を幻想した
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:32:58.92 ID:nCeERwB70
>>346
ほ、褒められると照れるんだぜ?
>>347
規制つらいな……
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:33:47.12 ID:q7bgD/vQ0
全裸で歩いていてもガチムチだから仮装扱いされてで済む祭の空気って凄いね
通報されたみたいだけど

>一応、エロ妄想と平行してまともな事も考えてくれるしなwwwwww
意思の疎通が成り立つなら友情は結べます
例え24時間エロ妄想に取り付かれててもさ!!
つか、24時間って寝てる間も・・・
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:35:02.53 ID:9rYY56tK0
>>355
>つか、24時間って寝てる間も・・・
黒服H「当然、夢はいつも淫夢ですが何か?」
三面鏡の少女「威張って言える事じゃないから!威張って言える事じゃないからね!!??」
357花子様の椅子:2009/09/28(月) 20:35:29.54 ID:y9RH0vviO
はげと追いかけっこできるポリスメンすげぇ

しかたねぇ、ケータイから頑張って投下するか。
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:36:29.91 ID:wg3KyMym0
はっ 業物の人が来てたのかよー、乙っ!

そして、禿め…
ところで学校町の警察って機能してるよな?
話が都市伝説レベルで動いてるんで、学校町の警察の状況とかも知りたいと思ってみたり
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:36:39.05 ID:9rYY56tK0
花子様支援!!!

最終手段は、以前とったようなwikiに直接投稿→誰かに代理投下してもらう、だと思う


代理投下の為の避難所まで作るのは大変だろうしなぁ…
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:38:02.48 ID:kxppvq1T0
>>165
遅くなりましたが006使ってくださりありがとうございました!
しかし昔の006は渋くて格好良いなぁ・・・「暗部」になってからのはっちゃけ姿とはえらい違いだw


さて鮫島事件も終わってギザ十のやることがなくなった件、此からどうしようかな・・・
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:38:30.08 ID:q7bgD/vQ0
>>354
浴衣っていいよね!

>>356
三面鏡wwww
無限にいるのにツッコミやってるのは一人しか居ないんだよねwww

>>357
禿「流石に罪無き者へ攻撃するわけには行きませんから・・・・・・町中走り回りましたよ」
ハク「全裸で、な・・・・・・本当にDさんに申し訳なくなってくる」
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:39:32.35 ID:9rYY56tK0
>>358
警察についてはほぼ描写された事ないから、書いたもん勝ちかもな

>>360
ギザ10の最大の事件が終わったんだしなぁ、これからどうするんだろう
…個人的に、幼馴染と少女がギザ10を挟んでどうなるか大変気になるがwwww


そして、将門様が、ギザ10が欲しいなという視線でじっと見ています
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:39:49.88 ID:kxppvq1T0
と、皆さん乙ですー
364トイレの花子様(二日目・戦後):2009/09/28(月) 20:40:35.85 ID:y9RH0vviO
男・花「「ああ疲れたぁ〜」」

ようやく家にたどり着き、第一声は「ただいま」ではなかった。

母「おかえり・・・ニヤリ」
男「どうしたの母ちゃん?」

母「2人とも疲れた様子で、服もちょっと汚れて・・・まさかアオカn」

男「違うよ!!」

母「我が子ながらつまらないわねぇ。花ちゃん、お風呂沸いてるから入っちゃって。」

花「あ、じゃあ御言葉に甘えて・・・」

どうやら一番風呂らしいが、たとえ駄犬の家と言っても私は世話になってる身だ。
申し訳ない気もするが、今日は遠慮なく入らせて貰う。
脱衣場にはもう私と駄犬の着替えが用意されている。
お義母さんがいつのまにやら買ってきたモノだ。
なんとなくムズムズする気分で風呂に浸かる。
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:41:56.45 ID:q7bgD/vQ0
>しかし昔の006は渋くて格好良いなぁ・・・「暗部」になってからのはっちゃけ姿とはえらい違いだw
空白の30年ではっちゃける何かと出会ったんでしょうね・・・

花子様支援
366トイレの花子様(二日目・戦後):2009/09/28(月) 20:42:00.25 ID:y9RH0vviO
花「はぁ〜生き返るわぁ〜って、もう死んだ身だけど。」

温泉のもと(この感じは登別ね)の入った湯船に浸かり、ぼんやりと考える。

『もう二度とあんな思いをしたくない』
『"今度こそ"守りぬきたい』

なぜあんな事が口から出たんだろう。
二度とも何も、まだ駄犬を失ってない。
今度こそも何も、まだ守りきれなかったなんて経験はない。
でもあの時はほんとに必死でそう思って・・・

ぶくぶくぶく

さらに深くお湯に浸かり、口をお湯につける。
またキレてしまった事は気にしない。駄犬はそれを受け入れてくれている。
それだけで良い・・・

ぶくぶくぶくぶくぶくぶく

ぼんやりとお湯に浸かり続ける。
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:42:18.87 ID:nCeERwB70
支援!

そしてはwwwwwwげwwwwwwwwwww
母「それにしてもアナタ、一番風呂にこだわってたのに譲るなんて、どうしたの?」

父「3人家族時代なら絶対に一番は譲らなかっただろう。
だが、花子様の入ったお湯に・・・花子様の汗が!いわばエキスが染み出たお湯に浸かり!どさくさ紛れに舐めたいんだよ。」

母「てめぇ金やるから銭湯行けや。」

父「あ、それでも金出してくれるんだ。」

母「てめぇの小遣いから引くに決まってんだろうがタコが!!」

そんな花子様のバスタイムの舞台裏。
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:43:43.28 ID:9rYY56tK0
花子様支援!!!!!!

>>361
禿、とりあえずいい加減服着れwwwwwwwwwwwwwwwww

黒服H「は?禿の捜索?…却下。マッチョ全裸禿なんぞ探してもつまらん
     これが美人のムチムチバインナイスバディな全裸姉ちゃんだったら探すんだが」

と、黒服Hは上司からの電話に答えて怒られてたのはひみちゅ
370トイレの花子様(二日目・戦後):2009/09/28(月) 20:44:28.93 ID:y9RH0vviO
コンコン・・・ガチャ
母が部屋の戸をノックして言う。
母「風呂空いたから入っちゃって。」
男「ん、わかった。今行く。」

脱衣場で服を脱ぎ、浴室の戸を開ける。



母「かかったな・・・ニヤリ」
371トイレの花子様(二日目・戦後):2009/09/28(月) 20:45:58.88 ID:y9RH0vviO
ガラララ
戸を開けるとそこには・・・
花「ちょっと!何入ってんのよ変態!」
男「ええ!?母ちゃんが空いたって言うから・・・」

ハメられた・・・

花「・・・まあ良いわよ。温泉のもとでお湯が濁ってて見えないし。」
男「え・・・でも・・・」
花「早く入んなさいよ。」男「はい。」

向かい合う形で湯船に浸かる。
でもなんか気まずいのと疲れから、あまり会話はしないで、ぼんやりとする。

口を開いたのは花子様だった。
花「カラダ洗うから。背中流して頂戴。」
男「はい・・・え!?」


言われるがまま、花子様の背中を洗う。
透き通るような白くてキメ細やかな柔肌。
優しく丁寧に洗っていく。
決して大きくはない女の子の背中。
俺はこんな華奢な女の子に守られて、自分では戦えないことに憂鬱になる。


花「今度は前を洗って頂戴。」
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:46:16.28 ID:9rYY56tK0
支援!!!!!
373お風呂の花子様:2009/09/28(月) 20:47:44.75 ID:y9RH0vviO
男「へ?ぇえええ!!」

命令なら仕方ない。おっぱいに触るのも仕方ないさ。

花「そ、そこはもっと優しく・・・。石鹸の滑りで・・・はふん!」

お風呂場に立派な松茸が生えました。
374お風呂の花子様:2009/09/28(月) 20:50:00.75 ID:y9RH0vviO
花「駄犬にしては、まあまあだったわね。」
男「そ、そうですか・・・」
花子様のカラダを流し終える。理性と本能の格闘でもうクタクタだ。

男「じゃあ今度は俺の背中を・・・」
花「なんで私が駄犬の背中を流してやらなきゃいけないのよ。」

花子様に背中を向けながら言った言葉は、見事に却下される。
まあ、主従関係だもんね。上下関係って大事だよね。
諦めていると花子様は悪戯な笑みを浮かべる。
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:50:29.46 ID:kxppvq1T0
花子様支援!

>>362
ギザ十的には、もう「組織」にはこれ以上居たくないですしねぇ
だからといって将門様の所はご先祖様と籠釣瓶が嫌がりそうで…うーむ。
もし鮫島戦でギザ十が人外になってたら将門様に喧嘩売るつもりだったんですがねぇw
今のギザ十じゃ手も足も出ないし困ったwww

>幼馴染と少女
あぁ…それがあったか、ラヴでコメな話は苦手なので此こそ困りもの…
もういっそのこと、ご先祖様にギザ十をかっ攫わせて、うやむやにしてしまおうかなぁ
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:50:45.09 ID:9rYY56tK0
マツタケwwwwwwwwwwwwwwwwww
支援
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:53:36.81 ID:9rYY56tK0
>>375
>だからといって将門様の所はご先祖様と籠釣瓶が嫌がりそうで
将門「おやぁ?そんなに嫌かぁ?………っくくくくくくくくくくくくくくく!!
    我としては、お前たちのことを気に入っているのだぞぉ?
    そろそろ、久々に嫁を迎えようかとも思っているしなぁあ?くかかかかかか!!!」
貴殿に土下座っ!orzむしろ、ご先祖様に土下座っ!!orz
378お風呂の花子様:2009/09/28(月) 20:55:22.19 ID:y9RH0vviO
花「そうねぇ、石鹸塗りつけた私のカラダをお前のカラダに擦り付けて洗ってやっても・・・良いわよ?」


マジで!?ままままままて、落ち着け俺!!ぬるぬるな花子様のおっぱいでカラダを洗ってもらえるだと!?いかんいかん、と、とにかく冷静になれ。
鎮まれぇ鎮まれ〜・・・。きっと背中の次は前に移動して、股間なんかを胸で洗ってもらって互いに気持ち良くなっちゃってお風呂場石鹸ぬるぬるプレイになるフラグか!?
いや、俺はそんな理性なきケダモノでは無い。だがしかし!花子様の誘いに乗らねば、花子様に女の魅力が無いと言ってるようなもんだ。
そんな失礼な事できない。そうだ、俺の性欲のためでなく花子様のために、お願いするしかない!

男「お願いします!!さあ、ぬるぬるおっぱいを擦り付けて下さい!!・・・あれ?」
浴室にはもう誰も居なかった。いつの間にか風呂からあがったらしかった。
脱衣場の外から声が聞こえる。

花『すみません一番風呂いただいて』
母『いいのよー。あんな変態息子と仲良くしてもらってるんだから。』


泣いた。
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 20:59:29.43 ID:whtZt7hsO
哀れwww


さて、うっさんくさい都市伝説の番組見るかな…つまんなさそうだけど
都市伝説と名の付く番組みないで何を見るのか
380お部屋の花子様:2009/09/28(月) 21:00:17.38 ID:y9RH0vviO
夕食を済ませ、2人で自室に戻る。もう花子様は完全にうちに馴染んでるなぁ。
どさっと、部屋に入るなりベッドにうつ伏せに倒れこむ花子様。
部屋着のセクシーかつ可愛らしいキャミに短パンに、美しいボディラインが見える。

花「駄犬、マッサージ。」
男「はい、ただいまー」

腰や肩の凝りポイントをぐっぐっとマッサージする。
力の掛け方や凝りポイントは実家の祖父母によくマッサージするので把握している。

凝りの中心をぐっぐっと指圧する。

花「んっ・・・んっ・・・んふあっ!なっ・・・なかなかっ・・・んあっ・・・上手じゃないっ・・・駄犬のっ・・・クセにっ・・・ふあっ!」

指圧に合わせて、色っぽく声を出す。俺のムスコが凝り固まりそうだ。
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:00:36.81 ID:9rYY56tK0
な…泣くな男、支援!!

>>379
その番組、気になるんだが両親が別の番組見てて見れねぇwwwwwww
面白いネタあったら教えてくれると俺が喜ぶ
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:01:08.94 ID:nCeERwB70
>>378
泣いたwww
383ベッドの花子様:2009/09/28(月) 21:02:28.25 ID:y9RH0vviO
花「はふぅ〜、予想以上に気持ち良かったわ。ちょっとだけ見直したわよ。」

本当に気持ち良かったのか、恍惚の表情、トロリとした眼差しで誉めてくれる。
花「駄犬、こっち来て抱き枕になりなさい。」
男「へ?うわっ」

ぐいっとベッド上に引き倒される。
からみつくように俺に抱き付き、そしてそう間をおかずに寝息を立て始める。
すぅすぅと寝息を立てる寝顔は無防備で、艶やかなのにどこか幼くて愛らしい。
普段のキャラからも、あの狂気に満ちた状態からは想像もつかないほどに安らかだ。

どこか甘く香る花子様の匂いが、疲れと相まって心地よく眠りを誘う。

男「花子様、おやすみなさい・・・」

既にぐっすりな花子様に囁いてから、眠りに落ちる。
今日はよく眠れそうだ。
384おやすみ花子様(〜その頃両親は〜):2009/09/28(月) 21:05:00.07 ID:y9RH0vviO
父「母さん、水の節約のために、洗濯は風呂の残り湯を使うんだ。汚れ落ちも良くなるぞ。」

母「ラジオでもたまに言ってるわね。うちはいっつもそうしてるわよ。」

父「そうか!良かった。これで花子様のエキスが染み出たお湯で洗濯して貰えるぞ!!」

母「てめぇの服はコインランドリー行きだヴォケ!!金出すから(もちろん小遣いから引く) そうしやがれ!!」
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:06:13.84 ID:9rYY56tK0
父親の扱いに全俺が泣いたwwwwwwwwww
支援
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:07:05.37 ID:NWPF6jKD0
http://gcp.sakura.ne.jp/ichat3/

「ユーリの死体」と言う名前で入って
「響ちゃんとエステルちゃんは俺の嫁!」と叫んでください面白いことが起きます
387花子様の人:2009/09/28(月) 21:08:24.09 ID:y9RH0vviO
とりあえず書き溜め分終わり。

戦闘より気合いが入ってるわけではないけど、こういうのの方が書きやすいな・・・
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:08:54.07 ID:9rYY56tK0
花子様乙っしたー!!
ちくしょう……男が羨ましい……!!
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:16:58.22 ID:q7bgD/vQ0
花子様乙!!
父親wwwwww
390小ネタ 花子さんと契約した男の話作者様に土下座:2009/09/28(月) 21:17:51.18 ID:q7bgD/vQ0
南区
禿「全く近頃の警察は・・・」
いきなりパトカーで追いかけてくるは、発砲するは、何考えているんだ・・・
禿「恐らく撒いたと思うんですが「きゃっ」ん?」
何かとぶつかった
見ると水商売でもしていそうな女性が尻餅をついた格好で座り込んでる
禿「すいません、少し余所見をしていまし・・・!?」
??「こちらこそ・・・」
向こうも固まるが私も固まった
こいつ・・・男だ
何故、男性が女の姿を・・・
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:18:43.32 ID:9rYY56tK0
出会ってしまったwwwwwwwwwwwww
支援!!!
392小ネタ >>391 しかも片方全裸で:2009/09/28(月) 21:19:22.46 ID:q7bgD/vQ0
禿「あなた、おと「見つけたぞぉぉっ!!チン獣野郎!!」マズい」
後ろを見るとパトカーが一台、もの凄いスピードで追いかけてくる
警官「捕獲して一角千金じゃぁぁっっ!!」
警官「捕獲じゃなくて逮捕!それに一角千金って何スか!?後、街中で銃はヤバいッて!つかどっから持ってきた!?」
禿「この詫びはいずれ、失礼!」
彼に詫びを入れると再び走り出す
あの警官に捕まったら何かヤバい気がするのだ
警官「またんかい!!この(ピーッ)野郎!」
警官「アンタ昼間から何叫んでんだ?!」
こうして、彼だけが取り残された

「何だったのかしら・・・?」
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:22:03.51 ID:nCeERwB70
警察もアクティブwww
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:22:57.02 ID:q7bgD/vQ0
まずは土下座
お望みなら禿に掘られても良い
そんな感じでコアラパパンと禿が出会いました
出会ってしまいました
でも、出会っただけ

次に遭遇する可能性があるとしたら将門様の宴会に禿が出席した場合・・・かな?

こんな感じで学校町中を全裸疾走してる禿とそれを追いかける警官達
学校町でも、禿派生の都市伝説が発生するのは時間の問題かもしれません・・・
そして、太郎君が今どうしてるの気になるw
395よげんの書:2009/09/28(月) 21:23:16.47 ID:KH4HbWm40
下記スレ内63、80〜82、86〜89、100番(2008年2〜8月記述)
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1187056866/63-100
その後に社会に起きた出来事に関しては上記スレ内143番。撹乱目的の批判中傷文注意
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:24:59.85 ID:9rYY56tK0
なんと言うファーストコンタクトwwwww乙っしたー!!
っつか、警察片割れwwwwww何やってんだwwwwwwwwwwwwww

>>394
あー、確かに、禿がまさかどの宴会に出席したら100%顔合わせるなwwwwwwww
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:27:47.17 ID:q7bgD/vQ0
>警察もアクティブwww
>っつか、警察片割れwwwwww何やってんだwwwwwwwwwwwwww
コレくらい過激でないと学校町の警官はやっていけないと思うんだ
ついでに使用してる銃は私物

>あー、確かに、禿がまさかどの宴会に出席したら100%顔合わせるなwwwwwwww
問題はソレまでに禿が警官から逃げ切れるか、と
服を用意できるか
敵である首塚主催の宴会
失礼無い様に服は着ていきます
・・・流れ次第で脱ぎそうだけどさ
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:29:14.92 ID:kxppvq1T0
乙ですー

>>377
ご先祖様「嫁?あなたのような腐臭ただようくそぢぢなどお断りです、そもそも、わたしの事は可愛いくて若々しいこの子がすでに予約ずみですから」(にっこり)
ギザ十「腐しゅ…ご先祖様それは流石に……って、予約済みって何のことだ!?」
飛魚少女「ちょ、あんたそれどういう事よっ!」
ギザ十「し、しらん、俺はなにも知らんぞっ!?」
ご先祖様「そう、あれは20年ほど前、わたしと初めて会ったとき、この子は開口一番に「一目惚れしました僕と結婚してください!」と……」(うっとり)
002「ほう……それは本当ですか?」
ギザ十「いやいやいや、そんなこと言ってない!言ってないぞ俺はそんなこと!……たぶん」
飛魚少女「……たぶん?」
ギザ十「いやだって、20年前っていったら、6〜7歳の頃だぞ!そんな昔のことまともに覚えてないし!」
002「ええ、ええ…そうでしょうね、では、ちゃんと思い出せるように、少し向こうでお話しましょうか…」
ギザ十「ちょ、やめ、なんでお話するのにメリケンサッ…げふっ」
飛魚少女「スカイフィッシュ〜、ちょっと一緒に運動しようか」
ギザ十「いや、ちょっと、なに呼んでるのやめて、死ぬから、それマジ死……ちょ、誰か、助けてええぇ!?」

みたいな、もうこいつら、こんな感じでいいや…
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:29:56.57 ID:9rYY56tK0
>>397
>コレくらい過激でないと学校町の警官はやっていけないと思うんだ
否定できねぇえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
しかも銃私物wwwwwwwwwwwwwwww
まぁ、コアラパパンも店内にショットガンやライフル銃隠してたしなwwwwwwwwwwwwwwww

流れ次第で脱ぐのかよ
流れ次第で脱ぐのかよwwwwwwwwwwwwwwwwww
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:32:03.87 ID:q7bgD/vQ0
>>398
もう、そんな感じで良いと思いますwww
実に良いwww

>しかも銃私物wwwwwwwwwwwwwwww
構想段階ではRPGとか担ぎ出す予定だった
多分死人部隊と仲良くできる人

>流れ次第で脱ぐのかよ
>流れ次第で脱ぐのかよwwwwwwwwwwwwwwwwww
昔から『腹踊り』と言う宴会芸がありましてry
まぁ、禿がやると腹だけではスマンが
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:33:03.06 ID:kxppvq1T0
>>397
>ついでに使用してる銃は私物
学校町が本当に日本の街なのかどうか疑問に思えてきた件w
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:34:00.87 ID:9rYY56tK0
>>398
っちょ、ご先祖様wwwwwwwwwwwwwww
ギ、ギザ10頑張れ、超頑張れwwwwwwwwwwwwwwwww
っつか、その様子を籠釣瓶が「リア充氏ね」な勢いで嫉妬オーラ全開で見ている様子を幻想したwwwwwwwwwwwww

>>400
やばい警察だwwwwwwwwwww

確かに、腹踊りと言う宴会ゲイがあるなwwwwwwwwwwwwww
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:36:07.32 ID:q7bgD/vQ0
>学校町が本当に日本の街なのかどうか疑問に思えてきた件w
日本だけど地図に載ってなかったりして・・・

>やばい警察だwwwwwwwwwww
赤い靴や隙間男も危ないぜ

>確かに、腹踊りと言う宴会ゲイがあるなwwwwwwwwwwwwww
>宴会ゲイ
>ゲイ
コレは誤字なのかわざとか、判断に困るwwww
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:37:29.95 ID:9rYY56tK0
ちなみに、俺が書いている将門の女性の好みは「自分を怖がらない女性」
そして、時代感覚がずれているので「妻が嫌なら愛妾がいいのか?」とか平気で言っちゃう人(祟り神)です

>>403
ひぎゃあ!?
御免、そのゲイは変換ミスだwwwwwwwwwwwwwwwwwww
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:45:16.27 ID:JfapfLVWO
最近眠すぎる・・・パソコンつける気にならん・・・
ま、愚痴は置いといて


学校町の警察ねぇ・・・確かに癖のある人が多そうだ
今度書いてみよう・・・そいじゃ、おやすみ
406花子さんと契約した男の話:2009/09/28(月) 21:48:15.45 ID:9rYY56tK0
 祭り会場を、ぶらぶらと歩く
 今日は、花子さんは都市伝説の友人と祭を回るらしく、俺のそばにはいない
 花子さんが、そうやって友人と祭を見て回れる平和が戻ってきた事に、俺はほっとしていた
 だから、寂しさは特に感じない
 まぁ、特にやる事もなくて、退屈ではあるのだが…
 どうすっかな、とぶらぶら歩いていると

「…あ」
「お?」

 あ、委員長だ
 昨日見かけたのと、同じ浴衣
 あれ?一人か?

「委員長?一人なのか?」
「あ、う、うん、みんなとはぐれちゃって…」

 そう言えば、昨日、「夢の国」のパレードに襲われていた時も一人だったな
 まぁ、一人で居たからこそ、「夢の国」に襲われたのかもしれないが…

 …そう考える俺の視界の隅に、入ってくるポスター
 その内容は、「夢の国」の脅威がなくなった、と言うもの

 昨日戦ったチェ○ャ猫を思い出す
 …あいつも、解放されたのだろうか?
 そうだったらいい、と望む

「…あ、あの」
「うん?」
407花子さんと契約した男の話:2009/09/28(月) 21:50:46.70 ID:9rYY56tK0
 っと、しまった
 委員長の事を忘れるところだった

「どうした?」
「そ、その…お、お祭、一緒に見て回らない?」

 委員長にそう言われて
 俺は、小さく首をかしげる

「別に、構わないけど」
「そ、そう?」
「でも、俺なんかと歩いても詰まらないと思うぞ?」

 それに、委員長は逸れた、と言っていたし
 そっちとうまく合流して、祭を見て回った方が楽しいと思うのだが
 俺の言葉に、委員長は困ったように笑ってきた

「そんな事、ないわよ。ほら、お祭を楽しみましょう?」
「……っとと」

 委員長に手を引かれる
 …まぁ、いいか
 昨日、パレードに追いかけられた記憶が、残っているかどうか
 それが心配だから、それを確認する為にも、今日は委員長と行動しようか
 そう考え、俺はそのまま、委員長に手を光れて行くのだった


fin
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:51:27.00 ID:9rYY56tK0
リア充氏ねな花子さんの契約者、秋祭り三日目でした
多分、こんな感じで委員長と一緒に祭り会場ぶらぶらしてる
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:51:37.94 ID:q7bgD/vQ0
>御免、そのゲイは変換ミスだwwwwwwwwwwwwwwwwwww
変換ミスでゲイが出るかwww
まぁ、強ち間違いではないけどさ
宴会ゲイ


>学校町の警察ねぇ・・・確かに癖のある人が多そうだ
変態とか変態とか変態とか

支援
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:53:03.85 ID:kxppvq1T0
支援ー

>>404
うちのご先祖様の嫌いな物は「自分よりも偉そうな奴」w
ちなみに生きてた頃の時代的には似たような物なんですが、
ご先祖様、暇なとき少女漫画とかよく読んでて
それに感化されたのか恋愛感は現代人に近いですw

>「妻が嫌なら愛妾がいいのか?」
なので、そんなこと言われたら、即ガチ戦闘に突入しかねませんw
411小ネタ 支援してたら終わってたよ乙:2009/09/28(月) 21:53:13.15 ID:q7bgD/vQ0
夢を見ていた
悲しい、夢を
夢の中の彼女は、泣きながら走っていた
彼女が去った後には、一人の赤ん坊が取り残されていた・・・

チャラ男「起きろー」
少女「は!?」
私、寝てた?
チャラ男「魘されてたぞ、また嫌な夢でも見たか?」
嫌な夢っちゃ嫌な夢だ・・・赤ん坊を捨てる女の夢なんて・・・
でも、何か違和感が・・・
チャラ男「アイツは追っ払ったから、もう大丈夫だと思ったんだけどなぁ」
アイツって幽霊女か、成る程ね、昨日の悪夢はやっぱりアレが原因だった、と・・・ん?
『また嫌な夢でも見たか?』
『また嫌な夢』
『また』
・・・・・・オイ
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:53:55.39 ID:JfapfLVWO
あ、そうそう
学校町の地理的位置はね・・・

い、一応北関東付近なんだ・・・ただ、俺北関東行ったことなくて
街の様子自体は俺の住んでる町とか、当時の話とかからのイメージを当てはめて作ったんだぜ・・・
413小ネタ:2009/09/28(月) 21:54:13.65 ID:q7bgD/vQ0
少女「ねぇ・・・」
チャラ男「ん?」
少女「何で私が昨日も悪夢見たこと知ってるのかな?かな?」
チャラ男「そりゃあ、昨日お前が叫び声上げたから心配で様子見にだな」
少女「そう、心配してくれてありがとう」
多分、今私は凄く素晴らしい笑顔だろう
少女「でね、昨日、私どんな格好で寝てたかな?」
チャラ男「ん、あぁ、そういやパンツだけだったな、布団かけたけど風邪ひ ドゴスッ がッ・・・?」
チャラ男の腹へ全力の膝蹴り
少女「人の裸見といて言う事はそれだけかしら?」
チャラ男「ごっ・・・・・・」
少女「そぉいっ!!」
チャラ男の顔面に、私の両足が、めり込んだ


『今も裸と大して変わらない格好じゃん』
少女「一応浴衣引っ掛かってるでしょう!?」

続く?
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:54:32.28 ID:9rYY56tK0
>>410
>うちのご先祖様の嫌いな物は「自分よりも偉そうな奴」w
ピンポイントで将門様ご先祖様の嫌いなものだwwwwwwww

>なので、そんなこと言われたら、即ガチ戦闘に突入しかねませんw
うん、俺もそう思うwwwwwwwwwwwww
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:55:51.17 ID:9rYY56tK0
チャラ男wwwwwwwwwwwwwwまったくお前ってやつはwwwwwwwwwwwwwwwww
乙っしたー!!
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 21:56:08.61 ID:q7bgD/vQ0
再び土下座
チャラ男か友人と居ると少女がドンドン攻撃的になっていく謎

>なので、そんなこと言われたら、即ガチ戦闘に突入しかねませんw
学校町が滅び兼ねんな・・・・・・

>一応北関東付近なんだ・・・
そこら辺か・・・俺も行った事ねぇや
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:00:50.03 ID:nCeERwB70
チ、チャラ男!! 詳細な報告を! 裸の詳細な(ry
418ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/28(月) 22:00:57.13 ID:9rYY56tK0
北海道道南在住の俺には、北関東なんて想像もつかないぜ…



 青年に教えられた場所に、回収した「はないちもんめ」の少女の私物を運んできた黒服
 どうやら、少女は「夢の国」との戦闘中に負傷し、その時着ていた浴衣も切り裂かれてしまったらしかった
 この格好で動き回るのは、さぞや大変だったろうに
 何故、青年が腹を抑えていたり、顔に打撃をくらった後があるのかはイマイチわからないが
 とりあえず、少女の貴重品などの私物は持ってきた

「それで?これから、お祭の会場、見て回るの?」
「はい…やはり、まだ少し心配ですから」

 少女の言葉に、頷く黒服
 破損箇所は、東区の住宅街は「怪奇同盟」がどうにかしてくれたようだし、それ以外の場所は「組織」がそのプライドにかけて、目立たない程度に修復したはずである
 しかし、見落としが在るとも限らないし、会場の様子も心配だ
 休めとは言われているが…祭会場を回っていれば、「仕事をしていたのではなく、祭を見て回っていたのだ」と言い訳が効く
 これくらいは、いいだろう

「私も、付いていくわよ?」
「俺も行くからな」

 少女と、若干よろけながら、青年がそう言ってくる
 その気持ちは嬉しいのだが…

「2人とも、体の具合は大丈夫ですか?昨日の疲れは残っていませんか?」
「「疲れに関してはお前に(あなたに)言われたくない」」
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:02:45.43 ID:q7bgD/vQ0
支援
>「「疲れに関してはお前に(あなたに)言われたくない」」
まったくもって同感だww
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:03:23.98 ID:P7l7ZdagO
皆様おつー!
そして支援
421ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/28(月) 22:04:19.95 ID:9rYY56tK0
 ほぼ同時に言われてしまった 
 確かに、若干疲れは残っているが…これくらい、大丈夫だ

「…ところで、お前…「組織」からの扱い、どうなるんだ?」

 ふと、青年が心配そうに、そう言って来た
 …そうだ
 自分は、契約によって「組織」の呪縛からは開放されている
 「組織」の歯車では、なくなったのだ 
 そもそも、半分が「夢の国の黒服」であると判明した時点で、「組織」からの扱いは微妙なものとなる
 それは、最早確定事項なのだ 
 今日の早朝、休めと言われたついでに、その事も通達された

「…一応、「組織」の所属のままでは、あります。ただ…」
「…ただ?」

 嫌な予感でも感じているような表情で、少女が促してくる

「……「組織」としては、裏切り行為ともとれる行動をとっていた私を、そのまま置いておく訳にもいかないのでしょう。
 「組織」所属ではありますが、フリーの契約者や都市伝説が、「組織」に雇われているような
 そんな扱いにする、との事です」
「……どう言う事だ?」

 首をかしげる青年に、わかりやすく、順を追って説明する
 …つまり、は
 仕事は、今まで通り
 ……その代わりに
422ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/28(月) 22:08:15.59 ID:9rYY56tK0
 「組織」からのバックアップは、ほぼない、と考えた方がいい
 今回、Tさんの作戦を手伝うさいに使った「フリーメイソン」としての顔は、最早つかえない
 それに、今、住まわせてもらっている住居に関しても…即退去、とは行かないものの、近日中に出なければなるまい
 正直、かなり不利な状況であると言わざるをえない
 後ろ盾を、失ったようなものだから

「…そんな扱い受けるくらいなら、とっととあんな「組織」捨てた方がいいんじゃねぇか?」
「私も、そう思うわ」
「まぁ、そうですが……私としては、「組織」がもう少し、人々の為の存在になってくれるかもしれない、という希望を
 どうしても…捨てられないのですよ」

 内部から、変えていけば
 もしかしたら、どうにかなるかもしれない
 幸いにして、賛同してくれている同僚もいるのだし

「まぁ……後ろ盾に関しては、幸いにしてあてがありますので、なんとかなるかと」
「そうか?……でも」

 青年と少女が、心配そうに見つめてくる
 …全く、契約者を心配させてしまうとは…都市伝説失格である
 黒服は、小さく苦笑した

「大丈夫ですよ…それに、「組織」からそう言う扱いを受けますので、「首塚」とは接触しやすくなりますし」
「……それは、さておき…あなたも、家がなくなる、のね?」

 少女の言葉に、はい、と黒服は頷く
423おやすみ花子様:2009/09/28(月) 22:08:38.24 ID:y9RH0vviO
男「うわぁ!!」 花「・・・」

ノンレム睡眠の真っ只中だったのだが、恐ろしい夢を見て飛び起きる。
・・・が

男「あれ?なんだっけ?」

夢って起きると案外覚えてないんだよね。
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:09:02.66 ID:q7bgD/vQ0
支援
425ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/28(月) 22:10:38.42 ID:9rYY56tK0
 それに関しては、近々不動産屋を巡らねばなるまい
 そもそも、この黒服にとって、家は帰って寝るだけの場所に近い
 だから、立地条件など贅沢は言う気はないし、きっとすぐに見付かるだろう

 ……が
 そんな事を考えていた、黒服に
 青年が、こんな事を言ってきた

「あ、それじゃあ。一緒に住もうぜ」
「!?」

 っば!!
 青年の言葉に、少女が激しく反応を見せる

「一緒に、ですか?…そう言えば、あなたも現住所は定まっていませんでしたね」
「まぁな、ここは、拠点の一箇所みたいなもんだし…」

 あちらこちら移動して生活している青年
 確かに、それでは不便だろうし……住居を、固定させる必要があるだろう

「駄目か?」
「いえ、前向きに考えおきます」

 ……この、やり取りにて
 少女が、激しく青年に敵意っぽいものを向けている事に
 黒服も青年も、カケラも気付いていないのである

終わってしまえよ
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:11:41.82 ID:ZJqacr8S0
皆乙ー!
チャラ男wwwwお前ってやつはwwwww
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:12:39.11 ID:9rYY56tK0
そんな訳で、これかの黒服Dの「組織」からの扱い、さらっと説明でした

…そして、チャラ男は、あれだ
一緒に、ってのは、「はないちもんめ」の少女も含めて三人で、って意味で言ったんだぜ、一応は
久々にチャラ男に誤解される発言させられてすっきり

>>423
もし、将門様の招待状な夢だったら、将門様が念を送って見せてる夢だから、多分起きても強烈に覚えてると思うwwwwwwwww
428おやすみ花子様:2009/09/28(月) 22:14:44.31 ID:y9RH0vviO
花子様は飛び起きた俺に、まるでコアラかなにかのようにしがみついて寝ている。
が、小刻みに震えている・・・。よほど怖い夢を見てるのか?
それとも寒いのか。もう秋に入り気温も低くなっているし。

男「二度寝だ二度寝。」

花子様に寒い思いをさせるワケにはいかない。
再び横になり、布団をかぶって眠りに落ちる。
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:15:18.40 ID:q7bgD/vQ0
乙!!
チャラ男wテメェはまたww

> 青年の言葉に、少女が激しく反応を見せる
少女(台詞取られた!?)あるいは(先手打たれた!?)
みたいな感じかと

しかし、こうなると
チャラ男 少女 黒服D 幽霊女の4人所帯?
また、面子が濃いなぁ

>もし、将門様の招待状な夢だったら、将門様が念を送って見せてる夢だから、多分起きても強烈に覚えてると思うwwwwwwwww
>将門様が念を送って
キュピィィン
禿「ぬっ!?今の念は・・・誰だ?」
警官「待てぇぇぇっ!!このピーッピーッピーッ」
警官「止めてぇぇぇっ!!市民の方々から苦情来るから!少しは自重を!」
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:17:19.15 ID:9rYY56tK0
>>429
チャラ男はやっぱりこうでなくちゃ、と思った俺
少女、そんな感じかwww

>チャラ男 少女 黒服D 幽霊女の4人所帯?
いや、今いる場所は三人で暮らすにはちと狭いんで(一人暮らし用向けな感じなんで)
多分、他にすむ場所探して三人で、ってなるんじゃないかと

大丈夫だ、将門様は秋祭り三日目の夜にじっくり集中して念を送る!
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:20:24.91 ID:q7bgD/vQ0
>少女、そんな感じかwww
>多分、他にすむ場所探して三人で、ってなるんじゃないかと
成る程〜
多分、それで生活始まると黒服Dへのチャラ男の接触妨害を画策すると思う
黒服Dをアッーな世界に引きずり込ませてたまるか!見たいな

>大丈夫だ、将門様は秋祭り三日目の夜にじっくり集中して念を送る!
悪夢で寝不足でハイテンションになった頭で皆宴会参加する訳ですね
確実にカオスがまっているwww
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:25:42.59 ID:9rYY56tK0
>>431
接触妨害wwww
チャラ男はなんでそんな事されるのか、わかってないだろうなぁwwwwwwwww

まぁ、寝不足になる恐れはあるなwwwwwwww
433おはよう花子様:2009/09/28(月) 22:26:39.10 ID:y9RH0vviO
翌朝

キャミがエロく着崩れた花子様が言う。
花「あの夢はなんだったの?あの武将の口振りだと駄犬も見たはずよ?」

男「へ?夢?あー見たような見てないような。」

花「渋い生首が、祝勝会に招待するとかそんな事言って来なかった?」

徐々に記憶から掘り出される。

男「ああ!見たかも!!そうだそれが怖くて起きたんだった。」

花「どんだけ鈍感なのよ・・・」

ああ、花子様がしがみついてたのはアレが怖かったからか。
ところで・・・

男「花子様は祝勝会に行くんですか?」

一瞬、花子様がビクンとするのを見逃さなかった。

花「わ、罠かもしれないから、慎重にいった方が良いわね。他の優良都市伝説も行くなら行くわ。」

あの生首が怖いのを隠してるのがまる分かりだった。

この後、3日目を楽しみます。
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:26:46.84 ID:5hPj+z7fO
黒服D正社員から派遣に格下げか
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:29:32.39 ID:9rYY56tK0
花子様乙ー!!
ただ、わかりにくくてすまん
将門様の夢の中での招待状は、三日目の「深夜」に贈られるんだぜ

>>434
うん、そんな感じwwwww
436盛大にしくじった:2009/09/28(月) 22:32:28.94 ID:y9RH0vviO
将門様が出るのは3日目夜か!!しくじったぜ・・・orz
念送りの練習がたまたま花子様の波長に引っ掛かったとかなんかテキトーに解釈してくだせぇ・・・

黒服行き場がなかったら「機関」に来いよ。
いまなら機関特製、Blu-rayハンディカムとBlu-rayのDVDプレーヤー・レコーダーが貰えるぜwwww
437三面鏡の少女(は遊びに行ってるのでドクター編):2009/09/28(月) 22:32:29.11 ID:sAkpTuQE0
そこは犬で溢れていた
犬種は様々で、どこにでもいるような雑種から血統書付きの高級種、果てはどうも狼っぽいものやどう見ても人面犬といった代物まで
広いスペースにケージの類は無かったが、雑然と散らかしているような事はなく、トイレや寝床といったスペースはきちんと整えられており、むしろ動物の住処とは思えないほど整然としていた
気ままに吠え、眠り、遊びまわる犬達
そこへ磨き上げられたフローリングを叩く靴音が近付いてくる
「総員、傾注!」
肉声でありながらスピーカーでも通しているかのような大きくよく通る声に、犬達は一斉に顔を上げ集合し整列までして『お座り』の体勢を取る
その統制の取れた動きに男は背筋を伸ばし咳払いを一つすると――その厳しい顔付きを一変させ、笑顔を浮かべ一匹一匹を抱きすくめ撫で回す
「ああお前達は本当に良い子だな。安心したまえ、私がいる限りお前達の生活と安全と自由はきっと保障しよう。良き飼い主が見つかるまで存分に堪能するのだぞ」
頭やお腹を撫で、お手、おかわり、伏せ等々の芸一つ一つを賞賛し、個々に合わせた餌を配膳していく
都市伝説組織『第三帝国』日本支部こと、犬専門ペットショップ『ゲルマニア』
ヒトラーのそっくりさんと近所で評判の気のいい店主が、そっくりさんを通り越して本人だという事を知る者はほとんどいないのであった

「総統閣下、相変わらずの息災っぷりに安心を通り越して逆に心配になりました」
「む、ドクターかね。遠路遥々よく来てくれた」
店のドアを開けて入ってくるなりの部下の態度に、総統は全身犬まみれのまま真面目な表情に戻る
「済まんな、あちこち大変な状況ではあるが……南極や南米の私の下よりは研究と実務を進められると思ってな」
「ええ、ここまでの密度で都市伝説が跋扈してる地域は類を見ません。我々の求める都市伝説医学研究にはうってつけかと」
「密度だけではない、その強力さもだ。そしてその濃さと強大さは次々と別の都市伝説を引き寄せる。当然ながらトラブルも多い」
総統はお腹を撫でられ転がっている仔犬に視線を落とす
「私は外様であるし、大きな干渉を行うべきではない。そもそも私が動けば南極や南米の私も呼応し、事態は大事になってしまうからな。武力介入は避け、別方面からの支援アプローチを考えた訳だ」
「なるほど、流石は閣下。感服致しました……個人的かつ大々的に犬と存分に触れ合い愛でる場を守りたい保守的行動でなかった事を心から安堵します」
その言葉に、ああうんと短く唸り視線を逸らす総統
「ともあれ個人開業という形で診療所を用意してある。当面はそこを拠点としてくれたまえ。必要なものがあれば随時調達しよう」
「御心遣い痛み入ります、閣下。それではこれより任務に移ります」
踵を返し店から出ていこうとしたドクターだったが
「そういえば、こちらの雇った運転手が地元のパトカーとカーチェイスの末にパンツァーファウストをぶち込まれまして。幸い運転手がアレだったので割と無事でしたが。日本の警察は何時からあのような重武装に」
「ああ、何やら何かと物騒な昨今、警察も武装強化が必要だとある警官から個人的に相談を受けてな。町の治安と正義のためにといくらか武器を譲ったのだが」
「なるほど、留意しておきます。失礼致しました」
そう言ってドクターは今度こそ店を後にするのだった
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:34:42.43 ID:9rYY56tK0
>>436
了解なんだぜwwwwwwww

残念、黒服は「機関」以外のアテに頼る予定だ

そしてドクター支援!
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:39:27.16 ID:P7l7ZdagO
行き先は薔薇十字だろうか・・・薔薇か・・・
440三面鏡の少女@ドクター:2009/09/28(月) 22:39:30.83 ID:sAkpTuQE0
とりあえずドクターはその名の通り医者として活動しようかと思って書きました
何故か総統も変な人になっていったのは何故だろう
どこか診療所とか置くのに適したとこってありますかね?
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:40:38.37 ID:y9RH0vviO
パンツアッーファウスト支援
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 22:47:55.28 ID:9rYY56tK0
>>439
薔薇で何を想像したwwwwwwwwww

>>440
診療所かぁ、どこだろうな
繁盛させたいかどうかにもよるかもしれん
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 23:01:00.13 ID:9rYY56tK0
みんな寝た予感
寝不足気味で風邪気味なんで寝るぜ、おやすみー
明日、パソコン触るまでにスレが残っていたら幸せだ
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 23:01:33.06 ID:P7l7ZdagO
>>442
それは当然アッーな世界をwwww
445三面鏡の少女@ドクター:2009/09/28(月) 23:12:05.41 ID:sAkpTuQE0
>>442
都市伝説と契約者相手に繁盛すればいいので逆にひっそりした場所の方がいいです
保険医みたいなのも考えましたがガチレズを学校に放り込むのは危険かなと思いまして

「あたし狙われたりしませんよね!?」
「百合はいいものだ。心が洗われる……だが百合に拘らずに混ぜてくれるともっといい。具体的には3ぴ」
「全年齢バリアー! バリアー!!!!」
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 23:20:15.44 ID:P3tDDyOm0
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 23:35:58.85 ID:mT4zUCzx0
【上田明也の協奏曲]〜一杯酒中の月〜】

学校町全体を巻き込んだ壮絶な戦いは終わった。
私とマスターはその疲れを癒す為に家に帰ってから風呂に入っている。
新しく住むことになったこの家にはわりと大きなお風呂が付いていたのだ。

カポーン
「マスター」
「なんだ?」
「終わりましたねえ……。」
「終わったなあ……。」
「そういえばこの前買ったポケモンリメイクってまだやってないですよね?」
「ああ、俺はもうレッド倒したぜ。アンズがハァ☆ハァだな。お父様にお弁当毎日届けているとか良い子すぎる。」
「本当に救いようないですね。」
「だろ?何故ならすでに救われているから。」
「神も仏も無いマスターに救いというのが無理だったのかもしれません。」
諦めて湯船に浸かる。
な〜んでこんな人を契約者に選んじゃったんだろう?
湯船に映る彼の影を捕まえてみてもその答えは見つからない。
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 23:36:47.69 ID:mT4zUCzx0
「アンズ!アンズ!アンズ!アンズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
 あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!アンズアンズアンズぅううぁわぁああああ!!!
 あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!乳臭い匂いだなぁ…くんくん
 んはぁっ!アンズたんの鴉の濡れ羽色の髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
 セキチクジムのアンズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
 ジムリーダー就任決まって良かったねアンズたん!あぁあああああ!かわいい!アンズたん!かわいい!あっああぁああ!
 第三世代ポケで強化されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
 ぐあああああああああああ!!!ジムのアンズなんて本物じゃない!!!!あ…あれもこれもよく考えたら…
 ア ン ズ ち ゃ ん は 本物 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
 そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!セキチクジムゥぁああああ!!
 この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?待って…る?格闘道場でアンズちゃんが僕を待ってる?
 ヤマブキシティのアンズちゃんが僕を見てるぞ!アンズちゃんが僕を見てるぞ!手持ちポケモン残り一匹のところでアンズちゃんが僕を見てるぞ!!
 アニメのアンズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
 いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはアンズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
 あ、コミックのアンズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
 あっあんああっああんあアカネ様ぁあ!!コ、コトネ!!エリカぁああああああ!!!ミカンぁあああ!!
 ううっうぅうう!!俺の想いよアンズへ届け!!セキチクシティのアンズへ届け!」

「マスター、vipに乗せた改変コピペを風呂場で叫ばないで下さい。」
「ごめん……。」
シュンとしてしまった。
ちょっと可愛い。
449:2009/09/28(月) 23:39:31.55 ID:mT4zUCzx0
「ほら、メルよ。こっち来い、身体洗ってやるよ。」
「アニメ化したらアグネスがすっ飛んできそうなシーンですね。」
「アグネスでも幼女・少女時代はあった。それに萌えれば良い。
 彼女がどう動こうと人の営みが続く限り俺たちの幼女は其処に居る。」
「何いってるんだこいつ……。」
「ていうか二次にも反応するのかな?あの人。」

ワッシャワッシャワッシャとタオルで肌を擦られる。
石鹸の香りが辺りに広がる。
誰かが自分の後ろに居るという事って割と幸せだとうことに気づいた。
都市伝説として生まれてから、私の背中についてくるのは虚ろな目をした被害者だけ。
あんな瞳はもう背負いきれない……、そう思っていた。

「風呂から上がったらビールが冷えている。
 今日はのんびり飲んでくって休もうか。」
「はい。ちなみに私は二十歳以上の幼女、だからセーフ。」
「誰に言っている?」
「画面の前の皆様かな?それじゃあ先に上がってますね。」
今の私には一緒に重荷を背負ってくれる人が居る。
孤独ではない。孤独ではない。私はもう孤独ではない。
450:2009/09/28(月) 23:41:34.58 ID:mT4zUCzx0
風呂から上がると用意していた浴衣に着替える。
大分寒くなってきたが家の中だとこれが良い。
マスターが冷蔵庫からビールを持ってくる。
カポッ、シュウゥゥゥ………。
飲む度に思うのだが日本のビールは薄い。
なんというのだろうか?強烈な麦の味がしないんだよなあ………。
「良いか、メル。」
コォン、マスターがビール缶をテーブルに置いて話始める。
「なんですかマスター。」
「ビールとは古来より労働者の為の飲み物だった。」
「はぁ……。」
「故に目の前の一日一日を懸命に生きた人間しか飲んではいけない。
 ビールはそういう飲み物なんだよ。 
 だから其処に貴賤はない。ビールを味で差別してはいけないんだ。
 それよりも自分がそのビールを飲むに値する人間か考えるべきさね。」
「まるで私がこのビールを不味いと言ったみたいですね。」
「違うのか?」
「なんで解るんですか?」
「お前の思考を固定したのさ。
 覚えておけ、メル、人の脳とはあまりにも脆弱で貧弱で惰弱な思考装置だ。
 パターンの解析なんて容易い。」
「はぁ……。」
「それじゃあ飲もうか。」
カーテンの隙間から月明かりだけが静かに漏れてくる。
とても静かな夜だった。
451:2009/09/28(月) 23:43:05.25 ID:mT4zUCzx0
朝日が眩しい。
いつの間にか寝室で眠っていたようだ。
マスターが眠った私を運んでくれたのだろうか?
久しぶりにぐっすり眠ってしまっていた。
寝室から出るとマスターが村正の手入れをしていた。
「マスター、祭りはあと一日ありますよ?」
「今日くらいのんびりしようぜ?俺だって休みたい日はある。」
「そうですね、今日くらいは……良いか。」
「その通り、じゃあ二度寝するか。」

いつも通り流れる日常
そんな時間の中を都市伝説たる私も生きている
人並みの幸せなど願ったことも無いが私は今ちょっぴり幸せに生きている
一日中マスターと家で自堕落に過ごしている間
私はそのことが少しだけ愉快だった
しかし翌日に首だけ男の夢を見て、割とトラウマになることを私はまだ知らないのである。
【上田明也の協奏曲]〜一杯酒中の月〜fin】
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 23:44:30.46 ID:mT4zUCzx0
誰もいないときに作品投下成功!
一度やってみたかった…………。
453バール:2009/09/28(月) 23:46:05.88 ID:gpg449U00
試験室にて――
試験官「オ・パ・キャラマ、オ・パ・キャラマ」
自 分「……」
試験官「オ・パ・オ・パ・オ・パ…」
自 分「……」
試験官「……」
自 分「……」

試験官が唐突に歌い出しました。試験の事前説明時間にあった、実話です。
まあ、とにかく、試験一段階は突破しました。
今、流れに追いついた所です。皆さま、お疲れ様です。

首なしライダーの作者様へ
あの続きなのですが、自分はそちらが書き進めるだろう、と思い込んでまして
現在、のんびりと待機しております。
何かありましたら、書き込み残して頂けたらありがたいです。

そして、wiki編集して下さった方、ありがとうございます!
454バール:2009/09/28(月) 23:48:41.39 ID:gpg449U00
あああああああ
笛の人、何時の間に! 乙です!
455業物の人:2009/09/28(月) 23:51:07.19 ID:P3tDDyOm0
>>453
お疲れさん!


さて、うちの子たちにも宴の伝令をしないと…
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/28(月) 23:52:05.57 ID:mT4zUCzx0
>>454
うへへ^p^

ところで黒服Dの人と住んでる場所近いかもしれねえ……
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 00:14:48.75 ID:VYh6kvez0
笛の人乙〜

>>456
世間って狭いんだな

明日の夜までスレが残ってたら禿でまたなんかするんだ・・・・・・
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 00:38:53.28 ID:jBQ+3zLN0
スレが落ちないよう今日は
4時44分44秒44を取ってやる。
459バール:2009/09/29(火) 00:44:10.03 ID:tUPLkU9Q0
このまま寝るのもアレなので
小塚達の住んでいる隣町の設定試案を投下。

辺湖市(あだつみし)

学校町南区に隣接……しているのか、よく分からないが位置的には大体その辺だろう。
市の上端が北西、下端が東南といった具合に、斜めな感じの形となっている。
東南部のさらに東側は海に面している。
学校町北区の山を上流とする川が、市内にも流れている。

・新町
市の北西部から中央部にかけてを地元の人は「新町」と呼ぶ。
ここ十数年の間に開発が進み、新築の建造物が多く存在する。
ベッドタウン的な側面も持っており、住人の大半が学校町南区に通勤・通学する人々である。
小学校と高校(県立一校と私立一校)が存在する。
開発前は病院やら県のハコモノが建っていたが、学校町南区の隆盛や新町の開発の為に
取り壊されたか、廃墟ビルとなって残り続けている。
新町の東南部から東部にかけて、手つかずの「森」がある。
市の古老らが伝える話によれば、「ヒトの住んではならぬ土地・侵してはならぬ森」であるらしい。

・丘
市の中央部に位置する、緩やかな丘陵地帯。
この丘から南側に祠が祀ってあったが、数年前に何かあったらしく、今は存在しない。
伝承では、辺湖市の守り神が祀られていたようだ。

・旧村
中央部から東南部にかけてを、「新町」と対比して「旧村」と呼ぶ事が多い。
旧村の東部は昔は漁業が盛んであったが、旧村居住者の外部への流出に伴い鄙びた感が強い。
市役所や古くからある小学校・中学校もここに存在する。
なお、過去にUFOの目撃情報が多かった時期がある。
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 01:08:23.09 ID:DKrO+8Ad0
目が覚めた……だと?
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 01:28:10.71 ID:XQEZj4eo0
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 01:58:45.45 ID:wTSV/lhMO
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 02:24:19.65 ID:6XxwN2d5O
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 02:44:17.95 ID:XQEZj4eo0
ねるほ
465Tさん:2009/09/29(火) 03:32:00.08 ID:DKrO+8Ad0
花子さんの人〜
三日目深夜(招待状前にうちの子たちがお邪魔するとき)
にチャラ男とコアラショタはどこにいますかね?
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 04:12:01.23 ID:DKrO+8Ad0
ねるほ
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 05:00:02.74 ID:ggiZ4fdZO
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 05:50:48.72 ID:hB1fB8DEO
ほし
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 06:25:57.59 ID:VYh6kvez0
ho
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 07:37:14.13 ID:hB1fB8DEO
oh
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 07:37:20.88 ID:DKrO+8Ad0
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 08:16:01.93 ID:yRHcwkUU0
ほほほ
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 08:37:00.98 ID:5t3YwRSUO
おはよ、誰か北関東の人はいないのか・・・
さて三日目深夜が楽しみだ

>>459
設定おつー
隣町か・・・
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 09:01:17.80 ID:ggiZ4fdZO
北関東住まいじゃないな〜
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 09:11:09.62 ID:hB1fB8DEO
東日本ですらないな〜
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 09:29:33.17 ID:5t3YwRSUO
・・・俺達の学校町はいったい、どこにあるんだろうなー
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 09:55:14.01 ID:ggiZ4fdZO
北関東にあると言われている学校町。
学校がたくさんあると言われ、電車も通っているらしい。日本国憲法も通じるぞ

しかし、たどり着いた者はいない。
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 09:56:37.25 ID:pTKm82RUO
残念ながら北の国からおおくりします
479以下、名無しにかわりましてMIBがお送りします:2009/09/29(火) 10:16:23.73 ID:hB1fB8DEO
宇宙関連都市伝説
地球語でok「ミステリーサークル」
キャッチ&リリース「アブダクション」
家畜強奪「キャトル・ミューティレーション」
謎の隕石「ツングースカ大爆発」
侵入禁止区域「エリア51」
秘密兵器「ナチスのUFO」
はためく旗「ムーンホークス説」
宗教万歳「天動説」
太陽を喰らう者達「鳩山夫妻」
異星人撲殺犯「ジョナサン・リード」
最多発生地域「メキシコのUFO群」
誤訳「火星の運河」
第二の終末予言「フォトンベルト」
奇形か異星人か「アレシェンカ」
天使かUFOか「エゼキエル書」
円盤墜落事故「ロズウェル事件」
UFOの源流「ケネス・アーノルド事件」
犬≧異星人「エベリッツタウン事件」
モアイ似「サンタイザベル事件」
ビッググリーメン「トッリーリャ事件」
未知との挿入「ビリャス・ボアス事件」
ヒトガタ拉致「エベレストUFO事件」
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 10:33:15.61 ID:5t3YwRSUO
>>479
最後wwwwwww
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 10:35:47.50 ID:NHVyEl490
>>479
鳩山www
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 11:00:05.64 ID:ggiZ4fdZO
禿www
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 11:34:01.19 ID:5t3YwRSUO
なんで俺アラ○ンなんて見ているんだろう・・・
この間の決戦を思い出して笑いそうだぜw


でもその決戦がまるで随分前のように感じる不思議



姉弟「「ところで脱出シーンは!?」」
作「か、書く気はあるってば!いたっ!?カラスにつつかせないでくれ!!」
今夜書ければいいけどなぁ
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 11:55:27.78 ID:pTKm82RUO
トイレ休憩中保守
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 12:34:21.21 ID:n9lVxVxD0
ごちそうさまっしたー!
ハーメルン乙!!
っちょwwwwwwwwwwトラウマにwwwwwwwwwwww

>>465
三日目深夜かぁ
チャラ男は、はないちもんめと一緒に拠点のひとつ(幽霊アパート)にいるんじゃないかな
コアラショタはパパと一緒に寝てます
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 12:39:47.64 ID:n9lVxVxD0
>>445
亀レスだが、繁盛させる気がないんなら、北区辺りがいいんじゃないかな?
人口密度低そうだし、たまにご老人とかが来る程度なイメージで

「夜眠れないのよね」と言う老婦人のために「よく眠れるお薬出しますからね」と言ってブドウ糖を処方するお医者様がいるようなイメージが俺の仲に浮かんだ
元ネタわかった人へ 二時間推理ドラマとかいいよね
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 12:42:15.66 ID:rtyeTLDnO
昔こっくりさんで童貞卒業は46才って言われたんだけど、なんか使えないかな?
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 12:46:48.22 ID:5t3YwRSUO
こっくりさんを禁止してる学校ないかな
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 12:49:56.09 ID:n9lVxVxD0
>>487
30過ぎるまで童貞だと魔法使いになれるらしいが、40過ぎまで童貞だと妖精さんになれるらしいね
……って、こっくりさんに何を聞いてるんだよwwwwwwwwwwwwwwwww

>>488
リアルにこっくりさん禁止されてた学校は結構あった(ある?)らしいね
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 13:09:34.19 ID:n9lVxVxD0
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 13:16:18.19 ID:rtyeTLDnO
>>489

聞いたのは俺じゃない。他の奴なんだ…
あの時の恐怖ったら無かっぜ!
492首塚組織の憂鬱:2009/09/29(火) 13:20:51.04 ID:n9lVxVxD0
「んもぅ、将門様ったら…どこに行っちゃったのかしらぁ?」

 祭り会場を、スーツ姿のキャリアウーマン風の女性が歩いている
 彼女の背後には、生首だけの少女の幽霊が浮かんでいた
 …しかし、その幽霊の姿は彼女が存在している事を認識している相手、もしくは、霊感の強い存在にしか、認識できない
 ……あのささやかな幸せと契約している少年には、初見で泣かれて困ったものである
 どうにも、あの少年、ほぼ怖いもの知らずの癖に生首だけは苦手らしい
 とまれ
 女性は、困っていた
 主が勝手に、ふらりとどこかに行ってしまったからだ
 今はまだ昼間、祟り神であるあのお方の力が最大限に発揮される時間帯ではない
 …まぁ、それでも、身の危険はないだろう、と信じている
 ただ、心配なのは、あの方の今の時代の感覚とは少しずれている、という事だ
 早く、合流しなければ

「とにかく、探しましょ」
『…う、うん…』

 こっくり
 女性の背後に浮かぶ生首が、こくりと頷く
 賑やかな祭会場を、女性は主を探して歩き回る
 ……と、その時

『………』

 ……ふ、と
 女性の背後を付いてきていた生首が、ふと、動きを止めた
 何かを、じっと見つめている

「……あら?どうしたの?」
493首塚組織の憂鬱:2009/09/29(火) 13:24:19.69 ID:n9lVxVxD0
『あ………ご、ごめんなさい、何でも、ないの』

 …もじもじ
 なんだか、俯いて赤くなっている生首
 あら、と女性は、どこか和んだ雰囲気を感じる
 この様子は…女の勘が、伝えてくる

「カッコイイ人でもいた?」
『〜〜〜〜〜〜〜っ』

 ぽぽぽぽっ
 生首が頬を赤らめている光景
 見る人が見れば、卒倒しかねない光景だが、女性にとっては和む光景である
 この女性にとって、契約している都市伝説であるこの生首の少女は、歳の離れた妹のような感覚だ
 可愛らしくて、溜まらない

「ふふふっ、素敵な人に見とれちゃう気持ちはわかるけど…将門様を探すのを優先しましょ?
 その後に、ゆっくりと…あなたの好みの男性について、教えてもらいましょうかぁ?」
『〜〜〜〜ふぇえ……か、勘弁してくださいよぉ…』

 ぽっぽっぽっぽっぽ
 真っ赤になっているパートナーの姿に、女性はくすくすと微笑むのだった



「…何だか視線を感じた。感じた」
「気のせいじゃないか?」

 祭り会場の一角、占い師の背後に居た首だけのハンサムな存在は視線に気付いていたが、契約者になかった事にされていたのだった
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 13:25:16.96 ID:n9lVxVxD0
エンジェルさんの人に焼き土下座っ!!orz
ハンガーの生首がアンサーに一目惚れしたようです
だって、中学生だもん、ハンサムに見惚れても仕方あるまい

>>491
他の奴かwwwwwwwwwww
どちらにせよ何聞いてるんだwwwwwwwwwwwwwww
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 13:44:41.82 ID:n9lVxVxD0
そう言えば

>>456
貴殿もどさんこか
俺は道南のイカ星人に侵略されている場所生まれでそこからほとんど出たことないぜ
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:05:22.52 ID:n9lVxVxD0
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:09:56.54 ID:xqH4Ae1r0
首塚の人、乙!
ハンガー女子が喋ったのって今回が初めてか!?
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:11:08.36 ID:TtnTSMHQ0
規制とけたかな?
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:11:30.50 ID:n9lVxVxD0
>>497
実は、貴腐人が残念な歌声を発した時にちょこっと話そうとはしてた
本格的にちゃんと喋ったのは今回が初めてだな
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:12:38.03 ID:TtnTSMHQ0
とけたああああああああ!!!!!!

金魚すくいで苦戦する将門様を勝手に妄想して勝手に萌えた。
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:13:21.78 ID:n9lVxVxD0
>>500
規制解除おめ!!!

いいな、その将門様wwwwwwww
小魚の癖に生意気な、とか言っているんですね、わかります!!
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:19:17.05 ID:TtnTSMHQ0
>>501 やっとの思いですくった一匹を超大事に飼育するんだろうなあ・・・
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:23:25.10 ID:n9lVxVxD0
>>502
そして、数年後…
将門の瘴気を受けて育ったその金魚は、もはやただの金魚ではなかった
大きさは優に通常の金魚を超え、水中に置いては高い戦闘力を誇り、気の荒い外来魚にも負けなくなっていた
祟り神に育てられし金魚は、最早金魚の枠を超え……新生物へと進化したのだ


こうですか!?わかりません!!!
ってか、何この電波
504題未定:2009/09/29(火) 14:33:57.06 ID:NBIHbc+o0
    妄想した組織ネタを投下。


―――やあ、元気だったかな?
む、何故無反応なのか…あぁ、私が誰かって?
私だよ私、君の担当者さ。

今何時だと思っているのか?
そんなことは知らないよ、私はただ電話をかけているだけだからね。
まあ、もし君がこの電話によって睡眠でも妨害されたというのなら…ざまぁwwwとでも言わせて貰おうか……ってぬぉぅうああああ!!
こ、コンクリートを爪で引っ掻くのは止めてくれたまえ、私はそれが大の苦手なんだ!
…まあ、今の失言については謝罪しよう。
流石にレディ相手にあの態度は失礼だったからね。

さて、本題に入ろうか。
君が私達に敗北してから早三ヶ月、今回は君の初仕事について伝達するよ。
それでは、命令する。


―――『日本の学校町という地にて、現在当該地域に在住している同士と共に、人に仇為す都市伝説達を殲滅せよ』。
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:35:07.61 ID:n9lVxVxD0
新たな組織キターーー!
支援!!
506題未定:2009/09/29(火) 14:42:52.44 ID:NBIHbc+o0
―――まあ簡単な仕事だよ、適当にぶらついて、襲ってきた都市伝説を返り討ちにすればいいだけだから。
ああ、家をどうするのかって?
新しい家を用意するのは無理だから、今学校町にいる同士―――まあ、これは私の息子なんだがね―――と同居してもらうことになる―――そう、かつて君が敗北した、あの少年だよ。
ほう、嫌だ、と。
成る程成る程、つまり働く気など無い、と。
おやおや、まあまあ。
いや、いいんだよ?
それが君の意思ならば、私はそれを尊重しよう―――ただしこれまでしてきた援助の分は、利子付きでたっぷりと取り立てさせてもらうがね。
…そうか、やる気になってくれたか。
おじさんとっても嬉しいよ。

まあそれでだ、チケット等はこちらで用意するから、出来るだけ早く日本へ向かって欲しい。
何々、あいつなら大概の都市伝説は大丈夫だろうって?
ふむ、そこまで息子のことを評価してくれるのは嬉しいが…そんなことはないよ。
確かにあいつの能力は物理的な戦闘力ならばかなりのものだ…だが、そのかわりに実体の無いものに対しては何の力も持たない。
それに、物理的な力という単純なものに特化しているからこそ、自らを遥かに越える力―――今回ならば数か、には対抗しづらいということもあるしね。
うん? 今回とはなんの話だ?
ああ言ってなかったかな。
どうやら《夢の国》にこっぴどくやられたらしいよ。
まあその状況を聞いたら、負けるのも仕方が無いとは思ったけれどね。
507題未定:2009/09/29(火) 14:44:20.07 ID:NBIHbc+o0
…と、そういうことで、君の初任務、楽しい楽しいお仕事の始まりだ。
―――それでは、グッドラック………ってなんだね、まだ聞きたいことがあるのかね?
……ふむふむ、成る程。


―――私達の、目的が知りたい、と。


聞いていないのかい、息子から?
む、説明しておくようにとあれほど言ったのに…あのドジッ娘め。
…なぜ息子なのにドジッ娘なのか、だと?
よくぞ、よくぞ聞いてくれた!
私の息子は、とても女装が似合うのだよ!
まずものぐさなせいで髪が長いし、体質なのか毛が生えん!
その上同居人達と同じ風呂を使っているから匂いも甘い感じだし、声も高く家事万能!
ついでに化粧水なんぞを作っているせいか、肌もスベスベだ!
更には―――むしろ私はこれこそが、凡百の女装と息子との差だと思考しているのだが―――微乳だ。
いや、息子は小さい頃はポッチャリしていてね…痩せたときに、何故か胸の脂肪だけ残ったのだよ。
―――ああ、母さんとなんか離婚しても良いから女装した息子と結婚したい!
あの甘〜い声で「お父さんと結婚するー」なんて言われたい!
ついさっき、母さんから息子に罰ゲームで女装をさせることにしたと連絡があってね…その写真が届くのが今から楽しみで楽しみで……ハァハァ。
…ハハハ、変態変態とそう誉めてくれるな、照れるじゃあないか。

それはそうと、私達の目的だったね。
まあ……一言で言うとするのならば、そう―――『世界を護るため』、そのために私達は存在しているのだよ。
む、なぜそんな嘘っぽいーだなんて言うのかね…ロマンが感じられないのかい、世界を護るだなんて?
ふーむ…いまじド下手な詐欺師でもそんな陳腐なことは言わない、ねえ。
しかし、全ては本当のことなのだよ。
……まあ、疑問を持ったままではお仕事の効率も悪くなるだろうし―――かるーく教授してやろうではないか。
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:45:41.26 ID:n9lVxVxD0
っちょ、変態wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
支援!!
509題未定:2009/09/29(火) 14:45:58.84 ID:NBIHbc+o0
―――まずは、だ。
私達が戦っているものは何だね?
そう、都市伝説だ。
ならば、都市伝説とは何か―――詰まる所、それは単なる人の噂話にしか過ぎないのだよ。
人のある所何処にでも現れ、そして忘れ去られて消えていく…そんな噂話にね。
―――何を以て噂話が都市伝説と成り、それが現実と為るのか、それは解らない。
しかしそれは、確かに実現しているんだ。
……例えば、日本のプロ野球界にはア○ロンという選手がいる。
この選手にはとある噂があってね…《アー○ンは空間を歪めている》というものだ。
本来はただの偶然だったのだよ。
少し他人より相手のエラーが多く、少し他人よりフォアボールが多かった、ただそれだけだ。
しかしそれが今となっては都市伝説となり、実際に彼に力を貸している…。
これは何を意味するか―――それはだね、『都市伝説は現実を上書きする』ということだよ。
さて、そのことを頭に入れた上で聞いてくれたまえ。

今この世にはどれだけの都市伝説と契約者がいるのか…それは分からない。
だがその中には色々な者がいるというのは、説明するまでもないことだ。
当然悪事を働く者もいるし、更にはそれを一般人に目撃されて何とも思わない者もいるだろう。
ならば、こういう噂が拡がることも、無いとは言い切れないだろう?


―――《都市伝説は確かに現実に存在する》という、噂がね。
そして噂は何らかの要因によって都市伝説へと変化し、実体化する―――。
510題未定:2009/09/29(火) 14:46:40.63 ID:NBIHbc+o0
―――ほうら、これだけ…たったこれだけのことで、世界の危機の出来上がりだ。
…ふむ、それだけで世界が崩壊するものか、か。
……《南米に潜むナチスの総統》の話を知っているかい?
この世に最も大きな混乱をもたらす都市伝説の一つだよ。
それが何故表に出てこないのか・・・それは、数多くの人に認識された時、その存在は都市伝説でなく、ただの現実に成り下がるからだ。
そしてただの現実と成り下がった都市伝説は力を失い、消えていく……。
しかし、もし《都市伝説は確かに現実に存在する》という都市伝説が生まれ、実体化したら…そんな制約は気にすることではなくなる。


歴史は変わり、陰謀は全て実際に起こったこと、起こることとなり、そして人智を越えた怪物達が我が物顔でのし歩く―――。
―――そんな世界が壊れていないと……君は本気で、そう思えるかい?

―――まあ、そういうことだ。
だから、私達…『メンバー』の目的が『世界を護ること』だというのも、 あながち間違いでは無いのだよ。
その為の手段として、人に危害を加える都市伝説や凶悪な犯罪を起こす契約者達を狩っているわけだ。
納得してくれたかね?
……そうか、良かった。
学校町に着いたら、また連絡してくれたまえ。
―――ではまた、いずれ。
プッ、ツー、ツー、ツー…………
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:47:55.04 ID:n9lVxVxD0
wktk支援
512題未定:2009/09/29(火) 14:48:12.66 ID:NBIHbc+o0
電話を切った私は独りごちる。

「―――まあそれは『メンバー』の目的であって、"私達"の目的ではないのだがね」

そう。
先程少女に話したことは決して嘘ではない。嘘ではないが―――同時に真実でもない。
だが、その真実に辿り着く為のピースは与えたつもりだ。
あの聡明な少女は、きっと辿り着くだろう。
だが。

「…まあ、どうでもいいか」

そう、どうでもいい。
例え相手が何であろうと、"私達"には止まる気などないのだから。
くくく、と口から押し殺した笑い声が漏れる。

「―――それにしても、『組織』に『首塚』、『怪奇同盟』、更に『薔薇十字団』にかの『第三帝国』、そして我らが『メンバー』か……学校町という地は、本当に異常なまでに都市伝説を引き寄せるな」

実際、それにフリーの者達が加われば…本当に、異常な都市伝説の密度だ。
確かに都市伝説が集まりやすい土地というのは世界中に存在するが―――流石にここまでのものは稀だ。
何らかの理由が存在するのだろう。
一人の探求者としては非常に興味をそそられるのだが―――"私達"にしてみれば、何の意味も無いものだ。
―――"私達"は、多くの都市伝説が生まれ、そして消えて逝くのを、ただ観察できればそれで良いのだから。


「―――さあ、見せてくれ学校町。更なる戦いを、更なる死を、更なる生を! それを観てこそ、"私達"の目的は達成されるのだから!」


―――その叫びを聞く者は誰も居らず、ただ薄暗い部屋の闇へと溶けていった。
513題未定:2009/09/29(火) 14:56:24.32 ID:NBIHbc+o0
以上で投下終了です。お目汚し失礼しました。
まずそれぞれの組織を作った方々に土下座。勝手に使ってすいません!
更に都市伝説の解釈について土下寝。他の作者様方の設定を否定したりと言ったものではございません。

>>284
とんでもない遅レスですが、書いてくださってありがとうございます!
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:57:59.69 ID:83trPNPz0
このスレタイと全く同じ設定をジャンプの読みきりで見た
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 14:58:35.44 ID:n9lVxVxD0
乙であります!!
新たな組織は「メンバー」か……学校町がますます大変な事にwwwwwww
が、色んな組織の思惑が後々ぶつかりあっていったりしそうで、こう言うのは好きだ

>>513
勝手に主人公が女装状態なの花子さん契約者の母に見抜かせて御免なんだぜ
516小ネタ:2009/09/29(火) 15:03:39.20 ID:n9lVxVxD0
 か〜らからからからからからからからからからからからからから
 グ〜ッモ〜〜ッニング!であるよ
 ん?何?そんな時間じゃない?
 からからから、我輩の方ではちょうど朝なのであるよ
 朝っぱらから我輩に電話してくるとは何事であるか?
 目覚めて最初に聞く声が貴殿の声では、我輩いささかガッカリなのであるよ
 どうせなら、ぴっちぴちの若いレディの声を聞きたいである
 まぁまぁ、そう言うでないよ
 我輩、おっさんよりも綺麗なねーちゃんの方が好きである
 男として、それくらいは当たり前なのであるよ
 我輩の友人も、きっと同じ事を言うに決まっているである

 ……ん?何?あぁ、本題に入るであるか?
 わざわざ、地元でバッカンス中の我輩に連絡してきたくらいだ
 ひょっとして、大事件であるか?
 またどっかとドンパチやる気だったら、我輩見学させてもらうだけにするであるよ
 暴力沙汰はノーサンキュー!である!
 何?違う?
 ふんふんふん………
 おぉ〜う、とうとう「夢の国」が倒されたであるか
 何?倒されたのとはちょっと違う?
 ………ほほ〜ぅ、「夢の国」はナイトメアから解放されたであるか
 うんうん、良きかな良きかな
 少女は全人類の宝であるよ、死ぬより生きている方が良いである
 世の中、生きることが死ぬよりも辛い事もあるかもしれないであるが、だからと言って安易に死を選ぶのはノンノーン!
 生きて生きて生きて!!生き続ける事こそが重要なのである!
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:05:56.54 ID:xqH4Ae1r0
未定の人、乙!
そして変なのが来たぞw
518小ネタ:2009/09/29(火) 15:09:00.18 ID:n9lVxVxD0
 何?
 それって、我輩の存在否定にならないのかってぇ?
 か〜らからからからからからからからからからからからからから!!
 問題ナッシ〜〜〜ング!
 我輩、確かに「死」を司るであるが、我輩が人間共に期待されている、一番重要なポイントはそこではないであるよ
 我輩、人々の生死を管理しているだけであって、積極的に魂を狩る気はないである
 まぁ、死ぬと言うのなら止めないであるが、できれば死なせたくないであるよ、特に幼女は少女は
 そこら辺は将来有望であるからなぁ??
 幼女や少女が成長したら大人になるであるよ、オーケ〜ィ?
 そうすると、また新たに幼女や少女を生み出す可能性があるである!!
 よって、幼女も少女も護るべき存在であるのだよ、からからからからからからから!!

 …何?お前の変態話はどうでもいい?
 オ〜マイガっ!!酷いであるよ、我輩、ちょっぴり傷ついたである
 腹いせに、今度貴殿の黒歴史でも暴露してやるのだよ
 ………からからからからからからからからから!!!
 貴殿もわかっているであろ?
 元々、我輩はそう言う存在なのである!!

 …ふんふん?
 ほほ〜ぅ?我輩たちは、あの島国には積極的には関わらないではなかったか?
 まぁ、あの国にもメンバーは多少はいるであるが…
 ふんふんふん、おやおやおやぁ?
 なるほどぉ、同士の元に、誰か手助けを求めに来るかもしれないであるか?
 からからからからからからからから!!
 なんと、それだけではないか!
 我輩の友人からも、連絡があったであるか!
519小ネタ:2009/09/29(火) 15:14:16.34 ID:n9lVxVxD0
 からからから!!こぉれは愉快愉快!!
 あの「組織」も、しばし我輩たちにちょっかいを出す機会が減るであるか!!
 ならば、我輩安心して美少女ウォッチングに励めるであるよ

 …何?そんな事している暇はない?
 ………おぉ〜う、貴殿は我輩に、あの国に行けというであるか?
 しっかし、我輩クラスの存在が行ったら、流石に目を付けられるではないか?
 …それでいい?
 ほうほうほう、あの国の組織たちにも、我輩たちの存在をもうちょっとアピールするであるか?
 どうしたである?行動方針変えたであるか?
 貴殿たちは、研究優先で、他の都市伝説にあまり関わるつもりはないのではなかったか?
 ………………ふむ
 なるほど、ある意味、自己防衛の一種であるか
 確かに、しょっちゅうちょっかいを出されては敵わないであるよ
 それに、あそこは都市伝説の密集地帯であるから、仲間を探すには都合が良さそうであるな

 オッケーオッケー!
 我輩、あの国に行ってやるであるよ!
 久々に、友とも酒を飲みたいである!!
 エロ談義で1日飲み明かすであるよ!!
 何?仕事もちゃんとしろ?
 あったりまえである!我輩、これでも仕事をサボった事などないのであるよ!
 え?寝言は寝て言え??
 か〜らからからからからからからからからからから
 なぁんであるか?それは?
 我輩の友人が教えてくれた、独裁者にその言葉を投げかけたが故に断頭台に消えた悲劇の美少女であるか?
 何、そんな事実はない?
 気にするでないよ、からからからからからからからから!!!
520小ネタ:2009/09/29(火) 15:21:47.76 ID:n9lVxVxD0
 了解したであるよ、我輩、バカンスをちょっぴり早めに切り上げて、あの島国に向かうである
 目的地は、スックールシティイ………「学校町」であるな?
 オーケーオーケー、当然、住居は提供してもらえるであるな?
 ふむ、わかったであるよ、後であのラッブリープリティ生物の飼い主に連絡を取って億である
 我輩好みの屋敷を用意してもらうであるよ
 からからからからからからからからからからからから!!
 楽しみであるなぁ
 出張なんて、ひっさびさであるよ
 ノ〜〜〜プロブレ〜〜〜〜〜ッム!!仕事は忘れないである 
 でも、適度に息抜きもするであるよ

 …からからからからからからからからからから!!
 信用されてないであるなぁ
 そんなに、貴殿の過去を暴露したのを根に持っているであるか?
 我輩、こう言う存在であるからして、仕方ない事なのであるよ
 か〜〜〜〜っらからからからからからからからからからからからからからからから!!!!!




 …電話を、切って
 その男は先ほどまでのハイテンションとは打って変わって気だるげに起き上がると、身支度を整える
 古ぼけ、擦り切れた黒い燕尾服を身に纏い、黒い山高帽を被る
 最後にくるり、黒いステッキをややかっこつけて回してから、手にとった

「さぁ〜〜〜って……黄金の夢の国、ジャッポ〜〜〜ンの美少女たちよ!我輩を待っているである!!
 か〜〜〜〜っらからからからからからからからからからぁ!!!」

 朝日が差し込む部屋の中、その男はそうやって高らかに笑って…数秒後、隣の部屋の住人から「朝からやかましいわぼけぇ!!」と起こられる事になるのだった
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:23:39.53 ID:n9lVxVxD0
未定の人の話が格好良くて、ついノリで書く予定もなかったシーンを書いてしまった
また新たな変態を量産してしまった気がして激しく後悔orz
近日中に、新たなる変態が「学校町」に降り立つようです

今回のネタで出したヒントだけで正体わからんだろうなぁ
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:24:23.45 ID:NBIHbc+o0
>>515
いえいえ、別にいいですよ。むしろどんどん見抜いてもらっt(ry
というか将門様のお誘いにものってもよろしければ女装のまま行かせる気ですし。

「ちょッ…!? それってこっちが女装趣味の変態として覚えられるってことじゃ!?」

また濃ゆいのが登場か、でもこういうキャラ結構好きだww乙!

そしてさらに、変態密度があがってゆく……
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:30:08.72 ID:n9lVxVxD0
>>522
っちょwwwwwwwwwww
女装のまま来るのかwwwwwwwww
いいぞ、もっとやれ、と過去に女装体験をしてしまっているキャラが二人もいる俺が宣言するんだぜ

今回出した奴、俺が書いたキャラでもトップクラスに濃ゆそうなのと、話し方を特徴的にしすぎたせいで書く際にエネルギー使いまくりだから多分めったに出ない事二なりそうwww
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:36:43.51 ID:pTKm82RUO
皆さん乙ー!!
アンサーが出てきて感謝なんだぜ!
そしてまた新しい変態がwwwww

もしやこのスレ、道産子多い?かくいう俺も道産子である
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:47:08.75 ID:n9lVxVxD0
>>524
このスレの変態出現率は異常だと思う今日この頃……その変態の何割かを出しちまっている俺の言えたセリフではないがな!!


VIPは全体的に道産子が多い、という噂を聞いたことがあるな
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:56:25.96 ID:wTSV/lhMO
黒服Hを中心にして新たな派閥が誕生する日も近いな
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 15:56:41.87 ID:n9lVxVxD0
そう言えば、非常に重要な事を宣言しw擦れていた予感

将門様からの宴会への招待状が送られるのは「秋祭り三日目深夜」
ただし、宴会自体は多分それから3、4日後の夜になりそうな予感

何故かって?
いきなり宴会開始、となると、料理担当の人間の都合がつくかどうかわからないからさ!
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 16:05:41.47 ID:BREKyDRb0
>>495
………これ以上ネット上で言うとあれだが、
うんそのなんだ……。

奇遇だよね。
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 16:17:05.86 ID:n9lVxVxD0
>>528
奇遇すぎてビックリなんだぜ
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 16:37:39.23 ID:6XxwN2d5O
菊「女装?男の娘?」

531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 16:39:34.09 ID:NBIHbc+o0
>>527
招待状のときに、なんかかんか食うもんもってこーい的なことを伝達してくれれば
多少は少年に頑張って持ってかすことも出来るんだぜ。

いいなあ北海道、また行きたいなあ…そう道産子を羨んでる俺は日本のど真ん中に住んでます。
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 16:49:16.24 ID:n9lVxVxD0
>>531
一応宴会の料理はチャラ男や貴腐人やフィラデルフィア計画の女性が大量に作って用意する予定だけど、来た人数によっては足りなくなりそうだしなぁwwww
大食いキャラが数名来たら危ないだろう
まぁ、不安だったら貴様等も何か料理を持ってくるがいい、みたいな事は言うかも
533以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 16:51:59.25 ID:5t3YwRSUO
夢の国との決戦で、多くの集団から目をつけられ始めた学校町の運命や如何に。


盟主「変態への対処って、都市伝説退治より難しいと思いません?」
東守「妙に丈夫だったりしますからねぇ」
南守「変態で都市伝説だと、相手するのも嫌になりますよ・・・」
というぼやきが聞こえた気がした。
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:04:59.70 ID:n9lVxVxD0
>>533
確かに、変態への対処の方が難しそうで困るwwwwwwwwwwwwww
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:06:16.11 ID:5t3YwRSUO
4コマ風都市伝説劇場

姉弟編 その1


「・・・にしても変なカプセルしかないわよね」

「なんなんだろうね、これ?」
「人みたいなのが入ってて気味悪いわよね・・・」

「ねぇ、もう戻らない?」
「えー、もう少し休ませてくれたって・・・」

「小6の夏、弟君は私の部屋へこっそり忍びk」
「全速力で戻らせていただきます」
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:07:19.00 ID:BREKyDRb0
>>530
もしや我が町こそ学校町!?
>>531
まあとりあえず上陸したら赤くない道化師のハンバーガー屋に行くと良いよ。
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:14:54.32 ID:5t3YwRSUO
姉弟編 その2


「いい加減に開き直ればいいのに」
「そうできない思い出にしたのは姉さんだろ」

「でもさ、なんで急に戻るなんて言ったわけ?」
「水がくるから」

「は?」
「だから水が押し寄せてくるの、このままだと呑み込まれるわよ」

「もっと早く言えー!!」
「早く言った方が良かった?」
「当たり前だぁああ!!!」


姉弟編、了
たぶん二人は助かった。
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:16:32.75 ID:n9lVxVxD0
姉弟乙!!!
って、弟wwwwwwwwwww昔何をやらかしたwwwwwwwwwwwwwww
二人が助かった事を祈るぜ

>>536
あそこではカレーやパスタばかり食っている俺
最近メニューに加わったケーキ美味いよ
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:17:45.22 ID:3vV5Gsm90
姉弟の人、乙!
いいのか、これでいいのか弟!?
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:23:39.94 ID:BREKyDRb0
姉妹乙
多分てwwwwwwwwwwwww
>>538
ケーキ上手いのか、しらなんだ。
明日から大会だから函館を旅立つ前に食いに行くかな?
俺はチキンバーガーかしら
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:27:00.86 ID:5t3YwRSUO
パートナーコンビ編


秋祭り二日目夜
「お、終わったのか・・・?」
「ま、放送を信じようか」

「あーもう、疲れて一歩も動けないぜー」
「そうだと思った」

「じゃあとりあえず、近くの墓地に運んであげるよ」ヒョイ(お姫様抱っこ)
「・・・〜ッ!!///」

「こら!はなっ、せぇ!!」ドガッバキンベゴッ
「ぐあっ!ちょ、なん!?」
重症
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:30:07.47 ID:n9lVxVxD0
っちょ、重症ってwwwwwwwwwwww

>>540
チーズケーキ系苦手な人には駄目かもしれんが、個人的には好きな味
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:41:38.47 ID:5t3YwRSUO
>>538
姉「私のタンスをあさって、色々なものを取り出したあげく
それを自分の部屋に持ち帰って愛でて愛でて、愛でたおし・・・」
弟「やめてくれー!!」
ご想像にお任せします。

パートナーコンビ編 その2

「・・・・・・・・・」バチン
「・・・えっと、盟主様」

「・・・・・・・・・」バチバチン
「こ、今回は俺も反省しています・・・
ちゃ、ちゃんとアイツにも謝ります!」

「・・・・・・・・・」バチバチバチン
「だから!だからビリビリの刑だけはやめ・・・アッー!」バチバチバチバチバチ!!!....

「先生、盟主様のあれってなんなんですか?」
「たぶん、プラズマ・・・」
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:44:29.43 ID:5t3YwRSUO
終わり

お仕置き盟主様を一度書いてみたかったんだ・・・
ちなみにポルターガイストな力で体を押さえつけてます。
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 17:48:32.31 ID:n9lVxVxD0
アクマの人乙!!

弟wwwwwwwwwwwww
いや、俺も姉はいるが…せいぜい、黒歴史ノートを人質にとりあっているくらいだな…

プラズマでお仕置き………だと!?


黒服H「押さえつけて電撃プレ」
三面鏡の少女「なんでもかんでもそう言う思考に結び付けちゃらめぇええええ!!!!!」
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 18:04:14.41 ID:n9lVxVxD0
さて、更新作業一息入れて夕食作ってくるんだぜ
夕食後もスレが残っていたら幸せだ
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 18:04:34.05 ID:ggiZ4fdZO
皆様乙!
姉弟wwww
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 18:07:17.96 ID:5t3YwRSUO
よし、後は北区組だな。
途中、金さんに会いそうな場所だけど。


そして前日編も書かなきゃ・・・
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 18:32:38.10 ID:hB1fB8DEO
あげ
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 18:47:24.48 ID:DKrO+8Ad0
無事、帰れた……
皆さま乙です!

>>485
了解です。
なら大人の時間だな
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 19:08:58.12 ID:pTKm82RUO
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 19:16:09.91 ID:XQEZj4eo0
皆乙!
十分だけ寝るつもりが二時間ぐらい寝てたとか・・くそー
553東京の人:2009/09/29(火) 19:20:57.62 ID:HRZPHo3Y0
ただいまー

皆さん方道産子が多いみたいだけど、俺はかの有名な小沢王国民だぜ!

その癖『東京』とか名乗ってんのねw

そしてノートPCの液晶割れた…orz
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 19:29:03.93 ID:uaTFbUcY0
ごっそうさまでしたー

>>550
大人の時間か……ドキドキ
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 19:42:17.92 ID:uaTFbUcY0
>>553
液晶壊れるのは痛いな…
俺も去年、デスクトップのパソコンのモニタが焦げた匂いをさせた後ぶつんっ!!って音をたてて映らなくなった事あるぜ…
556業物の人:2009/09/29(火) 19:50:22.06 ID:HRZPHo3Y0
>>555
ずっと前にはPSPの液晶も…

まあ、画面割れただけで他は問題なく使えてるけどねw

でもPSPは…見辛くてもう1台買ったけどさ…
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 19:51:20.91 ID:DKrO+8Ad0
>>553
ど、どんまい
>>554
すまない、生首出るだけなんだ……

道民おおいのな。
愛知生まれで現在湖がある県に下宿な俺には北海道がなぜかうらやましいな。意味はきっとないけど
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 19:52:48.09 ID:uaTFbUcY0
>>556
画面が見えにくいのは問題だぜ
視力が悪くなってしまう……と、小学生のころから眼鏡な俺が言ってやろう
559蜘蛛の人:2009/09/29(火) 19:58:30.00 ID:HRZPHo3Y0
>>558
修理してもらった方いいのかな…

買ってまだ1年と経ってないんだが…
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:02:44.19 ID:n3cfZGjN0
落ち着け東京の人wwwww
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:03:10.49 ID:uaTFbUcY0
>>559
う〜ん、でも、ノートパソコンなんだよな
ノートパソコンって、鋭気小画面だけ修理とかできるんだろうか
562トイレの花子様:2009/09/29(火) 20:13:39.53 ID:6XxwN2d5O
花「このチョコレートポテチ美味しいわね。」

花「最初はポテチにチョコなんて信じられなかったけど、ほどよい塩気がなんとも・・・♪」

先ほどから、なにやらパリパリと花子様が食べている。
これは・・・

男「ルイズのチョコポテチですよね!」

花「はぁ〜」

もの凄い残念そうな溜め息!!ああ、でも美しいッ!ビクンビクン

花「ロイズよロイズ。駄犬はこの空になった袋の匂い嗅いで
『ロイズうわあああああああ!!クンカクンカ(ry』
とかやってなさぁい。」

ポイっと投げられた袋の中には、チョコの甘い匂いと・・・

男「あ・・・ありがとうございます花子様・・・。」

一枚だけチョコポテチが!花子様の慈悲が!!
俺はその一枚を手に取り

男「ロイズうわあああああああ!!(ry」


道産子じゃないけど、北海道良いトコだよな。
また行きたいなぁ・・・
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:14:27.71 ID:uaTFbUcY0
花子様乙!!

ルイズとロイズwwwwwwwwww
チョコポテチか、あれ結構美味いよ
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:21:21.57 ID:6XxwN2d5O
>>563 買って帰ったんだけど、もっと買えば良かったと思うよ。
通販でゴッソリ買ってしまおうと計画中。
北海道はゴミゴミしてないし、食い物うめぇし、田中理恵の出身地だし・・・ナイスな場所だな
565小ネタ:2009/09/29(火) 20:24:17.88 ID:uaTFbUcY0
「ふぅ……」

 秋祭り、三日目
 お化け屋敷から出て、タバコを口にする
 …昨日のあの戦いの様子など嘘のように、街は賑やかさを取り戻していた
 新聞でもテレビでも、今回の件の話題はほとんど出ていない

 きっと、どこかの誰かさんたちが、そう言った情報を封じ込めているのだろう
 世界とは、そう言う風に出来ているのだと、いつからか気付くようになってしまった

 ……思えば
 それに気付いたからこそ、今の自分がいるのかもしれない
 そうとも、思う

「兄さん、休憩?」
「………あぁ」

 お化け屋敷のすぐ傍の出店でバイトしている弟に、声をかけられた
 いつも通りの、笑顔
 さぞや、女性客をひきつけている事だろう

「…お前は?」
「僕は、もうちょっと後で休憩かな」

 そうやって話している間にも客が来て、弟は対応している
 自分と違って、こいつはこう言った対応がうまい
 昔は人見知りで泣き虫だったくせに、いつからかこうやって逞しくなっていた
566小ネタ:2009/09/29(火) 20:26:49.92 ID:uaTFbUcY0
 一卵性の双子
 外見は、全く同じなのに
 中身は、こんなにも違う

「…………」

 …気付いていないとでも、思っていたか
 お前が、何か得体の知れない連中と接触している事を
 気付いていないとでも思っていたか
 お前が何をしているのか、俺が気付かないと思っていたのか

 気付かれていない、と思うなら思っておけ
 俺とて、お前に報せたくない事をしている、しようとしている

 …だから、これはお互い様なのだ

「ね、兄さん。僕の休憩時間になったら、お昼にしようよ?お弁当作ってきたよ」
「…こう言う時くらい、屋台で済ませばいいだろう」
「え〜、でも、こう言うお店のって大抵ボッタクリだよ?」

 …そのボッタクリ値段で飲料を売っているお前の言えたことか
 そうは思ったが、彼は口に出す事はなく
 ただ、タバコの煙をゆらり、登らせるのだった


 …首筋をさする
 その時は、まだ、来ない
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:28:24.05 ID:uaTFbUcY0
不良教師とヤンデレ弟の秋祭り三日目
この2人は、まぁのんびりしてるだろう

>>564
>食い物うめぇし
その印象を覆す物をいくつか喰らうが良いっ!!

つ ジンギスカンキャラメル
つ ジンギスカンドロップ
つ ラーメンドロップ
つ 札幌生ビールキャラメル
つ 北海道じゃがバターキャラメル

ナイスな場所とか言われると照れる道産子
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:30:08.80 ID:wTSV/lhMO
>>561
鋭気中画面とか鋭気大画面とかありそうだな
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:30:55.50 ID:uaTFbUcY0
>>568
指摘されてその誤字に気付いたorz

液晶画面だよ、液晶画面
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:30:59.51 ID:MuPG7JP40
乙〜

北海道なんて修学旅行でしか行った事無い大阪府民
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:33:15.65 ID:6XxwN2d5O
ビールキャラメルは言うほど不味くなかったぜ。
他のは食ったことないけど散々言われてるのは聞くな。
ただ、そういうのは珍しけりゃ良いインパクト土産だからなぁ・・・


雪国の人間だし、ちょっと馴染みやすかったかな。


照れんなよwwww
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:34:25.54 ID:uaTFbUcY0
>>571
ジンギスカンキャラメルは、友人と一緒に食べた事があるんだ
……うん、その、ジンギスカンのタレ飲める人なら平気、かな?
俺達は直後に夕張メロンハイチュウで口直ししたけど
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:34:47.67 ID:7a7au8ab0
乙!

奈良より東へ行ったことがない百万都市(笑)民
ジンギスカンキャラメルはそんなにまずくはなかったと思うぞ…うまいかどうかは置いといて
574小ネタ:2009/09/29(火) 20:44:36.74 ID:MuPG7JP40
禿「しつこい!!」
警官「待てぇぇぇっ!金ヅル!!」
警官「ちょっ!?金ヅルって何?!」
只今北区にて絶賛追いかけっこ中
警官「流石は噂に名高い『エベレストの全裸筋肉男』・・・こんな鉄砲玉じゃ傷一つつかねぇか」
警官「アレが?!噂の?!本当に日本に来てたんすね・・・」
警官「応よ、アレとッ捕まえてどっかの研究施設に売り飛ばせば一生遊んで暮らせるぜ・・・俺にも運が回ってきたな」
警官「いや、ダメですからね?売っちゃダメですよ?一応アレを逮捕するのが俺等の仕事ですよ?」
警官「はん、知ったこっちゃねぇよ・・・切り札使うぞ」
警官「は?」
何それ聞いてないと言う顔をする相方を無視して警官はソレを取り出す
575小ネタ:2009/09/29(火) 20:45:25.75 ID:MuPG7JP40
禿「町中で・・・正気か?!」
パトカーから上半身乗り出してる警官が肩に担いでるソレは・・・対戦車ロケットランチャー
警官「どッから出したソレ?!」
警官「今朝北区の山で拾った」
警官「嘘だ!そんな物が落ちてる筈無いでしょう!?」
警官「この町舐めんな!今朝なんか空薬莢が普通に道端に落ちてたんだぞ!?心配は要らんよ、ロケラン舐めんなよ、地上の要塞90式主力戦車すら一撃で沈める歩兵武装の芸術だ!!これで倒せないクリーチャーなんてタイラント位なもんだ!!」
警官「お願いだから少し落ち着いて!!」
警官「吹っ飛べ、化け物」
警官「捕まえる気皆無!?」
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:46:20.99 ID:uaTFbUcY0
空薬莢見られてるwwwwwwwwww
そして対戦車ロケットランンチャーって…死人部隊か!?
まさか、死人部隊の落し物なのか!?wwwwwwwwwwwwwww
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:46:44.32 ID:p0PWbXmJO
支援ww
578小ネタ:2009/09/29(火) 20:47:35.58 ID:MuPG7JP40
発射されるソレ
睨む禿
禿「くっ・・・ハァ!!」
全身に纏う金色の兄気
着弾
そして爆発
警官「殺ったか!?」
警官「もう、やだこの人・・・・・・」
揺らめく爆炎
その中から無傷で現れるマ神
警官「なん・・・だと?」
警官「本当に化け物っすね」
禿「化け物で良いよ、化け物らしいやり方で道を開けてもらうから」
振り上げられる拳
そして
禿「憤怒ゥッ!!」

秋祭り三日目 昼頃 北区で謎の爆発が確認されたが
特に騒ぎになることは無かった・・・らしい
終わっちまえ


警官「次は負けねぇ・・・・・・」
警官「お願いだから少しは反省してください」
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:49:20.71 ID:uaTFbUcY0
禿貴様っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ってか、警官も貴様っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


チャラ男「うわ、何だよい間の爆発音……って、っど、どうした!?」
黒服D「何故でしょう……あの爆発音の原因が、同僚のような気がしてなりません…」
はないちもんめ「やっぱやめちゃった方がいいわよ、あんな「組織」」
580小ネタ:2009/09/29(火) 20:51:35.87 ID:MuPG7JP40
>まさか、死人部隊の落し物なのか!?wwwwwwwwwwwwwww
戦闘後武器を回収し忘れるなんて日常茶飯事
それが『死人部隊』
北区の山行けばまだ色々落ちてるぜ、多分
そういや、イラクで1000mm砲なんて物が作られたなんて噂を聞いたけどどうなんかね?

>ってか、警官も貴様っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
多分、学校町って警官も市民もある程度異常に寛大と言うか慣れてそうなイメージ
そして、かなりアグレッシブそうなイメージ

北海道なぁ・・・海老が異様に上手かったなぁ
581小ネタ:2009/09/29(火) 20:53:52.31 ID:uaTFbUcY0
「…っとと、何だぁ?今の爆発音は」

 どこからか聞こえてきた爆発音
 何事なのか?
 …仕事が増えたら嫌だなぁ
 浴衣観察の時間が減ってしまう

「……先ほど、部下が二名ほど、全裸で徘徊していた男性を追いかけていました。
 片方が、何やら妙な事を口走りながら追いかけていたので……弱冠、嫌な予感がしますね」

 そう呟いたのは、黒服と一緒にいた女性
 今は浴衣姿だが、この女性、警察官である
 学校町では、それなりの地位にある存在だ

「…ま、都市伝説とかこっちの「組織」関係だったら、適当に握りつぶしとくよ」
「いつも、すみません」
「あぁ、いや、こっちの方こそすまんな。詫びとして今度気持ちよくしてやるから」
「訴えますよ?そして勝ちますよ?」

 にっこり、笑顔のままそう言いきられた
 ほんの冗談だったのだが……まぁ、冗談じゃなくて本当にやりたいが

「とりあえず、だ。昨日の件に関しては、もう終わった事だからな」
「はい、わかりました。我々警察としても、それらについては特に探りません」

 うん、それでいい
 警察に、都市伝説やら「組織」やらについて調べられては困るのだ
 こうやって、なあなあにするのが一番だ
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:54:25.45 ID:MuPG7JP40
相変わらず早いwww
そして支援
583小ネタ:2009/09/29(火) 20:57:19.79 ID:uaTFbUcY0
「………で、そっちの問題のアレだが」
「はい、「都市伝説対策課」については、現実味を帯びていないので、まだ、問題にはならないでしょう
 それについて提案している人間は、正気の沙汰を疑われてますから」
「ま、かわいそうだが、しゃあないか。んなもん作られちゃこっちが困るからな」

 都市伝説の存在を隠す
 それが、「組織」の役割
 だと言うのに、警察に「都市伝説対策課」なんてものを作られては困る

 …だからこその、内部協力者
 この女性には、まだまだ、役に立ってもらわなければならない
 こちらとしても、ある程度は利用されてやろう

「………ところで、浴衣の下は」
「全裸ではありません」
「っち」

 残念
 でも、まぁ、下着の種類とか色を想像するのもまた…

「その卑猥な妄想を止めてください、歩く猥褻ラジオ。訴えますよ?勝ちますよ?」
「はいはい」

 しゅるるるるん
 伸びた髪を抑えつつ、その黒服はおかたいこの女性を相手に、苦笑するのだった


終われ
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 20:59:21.39 ID:uaTFbUcY0
>>580
そんなの回収し忘れちゃらめぇえええええ!!!!!!wwwwwwwwwwwww

とりあえず、学校町の警察ってどんなんよー、とか、警察の都市伝説事件に対するスタンスってどんなんよー、って思って
何となく、警察のちょっぴり偉そうな人を出して見た
「組織」とちょっとつながりがあり、都市伝説に関する事件をうやむやにしてくれているイメージ

ただし、連絡員は黒服H
「警察…女性…手錠……いいぞいいぞ」
とか言って請け負ったようです

もうやだこいつ。早く何とかしないと
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:02:40.53 ID:MuPG7JP40
やっぱり学校町にはマトモな警官居ないのか乙wwww

>そんなの回収し忘れちゃらめぇえええええ!!!!!!wwwwwwwwwwwww
死人A「かくかくしかじか」
中年「何?対戦車ロケラン回収し忘れた?しゃあねぇな・・・今度覚えてたら回収しよう」
多分こんな感じで深く考えてない

黒服Hテメェwwww
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:04:47.42 ID:uaTFbUcY0
>>585
女性警官「失敬な、私はまともですよ?……まぁ、表沙汰にできない方々と縁があるだけです」
黒服H「その背徳感が良いぞ、良いぞ」
女性警官「髪を伸ばさないでください、セクハラ魔人。訴えますよ。勝ちますよ」


中年貴様っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
587聖母ひき子の休日:2009/09/29(火) 21:06:45.93 ID:6XxwN2d5O
久々にプライベートで町を歩く。と言ってもお忍びではない。
メディアに露出することはあっても、顔は絶対に晒さないからだ。

ひ「さて、可愛い都市伝説はぁ〜」

頭頂部の髪がピンと立つ。

ひ「どうしたひき子?(裏声)」
ひ「物凄い妖気・・・いや幼気です、父さん。」

私は幼気の方向に駆け出した。
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:07:22.64 ID:DKrO+8Ad0
いかん、警察官いい感じだ!そして黒服Hwww
死人部隊wwwwww
はwwwwwwwげwwwwwwww

北海道大丈夫ー?

投下行きます
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:07:40.86 ID:MuPG7JP40
>訴えますよ。勝ちますよ
パプワの金髪の子を思い出すなぁ

>女性警官「失敬な、私はまともですよ?……まぁ、表沙汰にできない方々と縁があるだけです」
マトモな人があんな濃い面子まとめたり黒服Hと付き合える筈がry

>中年貴様っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
そして忘れる

ひき子さん支援
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:09:18.66 ID:DKrO+8Ad0
ひき子さん支援
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:10:45.77 ID:uaTFbUcY0
ひきこさん支援!

>>588
雷落ちるなと祈りつつ元気です

>>589
うん、それが元だよ、そのセリフ
俺の作品のセリフは元ネタありが多すぎて困る。全部わかる人いるかなぁ

女性警官「個性豊かな者であろうとも纏める事が出来なければ上司失格ですから」
黒服H「女には女の武器があるしな」
女性警官「髪を伸ばしている点から、卑猥な物を連想したと予測します。訴えますね」
592聖母ひき子の休日:2009/09/29(火) 21:12:18.52 ID:6XxwN2d5O
広い道路を、狭い路地を駆け、壁を突き破り、ある建物に入る。

ひ「この真上ね!」

頭上・・・三階ほどか・・・。余裕で行ける。
天井を見据え、そして・・・

ひ「いっけぇええええ!!」

思い切り床を蹴りつけ、真上に跳躍する。
天井を突き破り、目標のフロアに到達する。
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:16:10.94 ID:uaTFbUcY0
っちょ、ひきこさんwwwwwwwwwwww
支援
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:17:31.52 ID:MuPG7JP40
支援

>俺の作品のセリフは元ネタありが多すぎて困る。全部わかる人いるかなぁ
判る奴とわかんない奴あるなぁ

>女性警官「髪を伸ばしている点から、卑猥な物を連想したと予測します。訴えますね」
常に卑猥じゃないその人の脳内
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:18:45.41 ID:DKrO+8Ad0
女性警察官がミニスカか私服かスーツなのか……
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:21:29.40 ID:uaTFbUcY0
>>594
むしろ、全ての元ネタありセリフの元ネタわかった人いたら噴くわwwwwwwwwwww
うん、黒服Hは24時間卑猥妄想フル稼働です

>>595
一番エロイ姿で想像しといておくれ
597聖母ひき子の休日:2009/09/29(火) 21:22:56.73 ID:6XxwN2d5O
到着したフロアも、跳躍前の部屋と大差はない。
なぜなら、ここはトイレなのだ。
複数階ある建物において、配管の都合上、どの階もトイレの位置は変わらないものだ。

赤はん「な、なんなのですかー!?」

赤マ「なにやら、穏やかでは無さそうだな。」

そこにいたのは赤いマントの男・・・まあコイツはどうでも良いや。
と、赤いはんてんを着た可愛い幼女♪

幼女は赤いマントの男の後ろに隠れてしまった。
怯える姿も可愛らしい。なにより、怯える目の中にも芯の強さがかいまみえる。
超萌える。私のポジティブハートにロックオン。
私の心、アンロック!!
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:24:40.74 ID:pmiIj6kZ0
禿と同レベルに常にフルオープンアタックだろ
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:31:08.43 ID:uaTFbUcY0
今回のターゲットははんてんかwwwwwwwwwwwwww
600聖母ひき子の休日:2009/09/29(火) 21:35:11.27 ID:6XxwN2d5O
ひ「勘違いしないで、私は敵じゃないわ。まあ都市伝説だけど。」

2人はまだ睨み付けてくるが、気にせず用件を伝える。

ひ「私はそこで震えてるコに用があるの。悪いようにはしないし、絶対に傷つけない。
だから、1日貸して欲しいの。絶対に返すから。」

赤はん「あぅあぅ〜、信用できないのです!」
赤マ「私も同感だね。力ずくと言うのなら、全力で阻止させてもらうよ」

正直どうでも良いこの男が一番厄介だ。
私の「ひき子」の力の優位性は、幼女には有効だが、こういう青年には無効。
つまり、赤マントの男に私は勝てない。
逆に言えば赤マントさえ封じれば私の勝ち。幼女のコスプレ写真パーティーだ。
そして、感じる。やや違うものの、同類の匂いを。
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:41:17.54 ID:uaTFbUcY0
支援
そう言えば、赤マントの一番の能力も6歳以上12歳以下以外には無効だなぁ
602聖母ひき子の休日:2009/09/29(火) 21:46:25.55 ID:6XxwN2d5O
この男、ロリコンだな。ならば容易い。

ひ「じゃあ取り引きしましょう。」
赤マ「どんな取り引きでも赤いはんてんは渡さないよ。」
赤はん「そうなのです!絶対お前なんかのトコになんか行かないのです。」

すっ、とバックから数枚の写真を取り出す。
お守り代わりの、コスプレ幼女写真。ちなみにファッション感覚で毎日違うものを携帯する。

ひ「これをあげるから、貴方は黙ってくれませんか?あと30枚足しても良いですよ?」

ヒラヒラ。赤マントの目の前にヒラつかせる。
どうせネガは保存してあるし、かまわない。

赤マ「ぐ、そんな買収に乗るとでも?」

赤はん「乗ってるのです!サイアクなのです!」

写真を受け取り懐にいれ、後ろに隠れる幼女を抱き上げ、こちらに差し出してくる赤マント。
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:47:42.62 ID:pmiIj6kZ0
あっさり買収されたwwwww
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:47:50.40 ID:uaTFbUcY0
赤マント貴様っwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
支援!!!
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:49:33.32 ID:DKrO+8Ad0
赤マントwwwwwww
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:49:54.50 ID:MuPG7JP40
赤マントwwwwwwwwwwww
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:51:15.65 ID:pTKm82RUO
赤マントwwwww欲望に忠実だなwwwww
支援
608聖母ひき子の休日:2009/09/29(火) 21:56:33.94 ID:6XxwN2d5O
赤いはんてんは暴れる。

赤はん「この裏切り者なのです!見損なったのです!
こうなったら・・・青いはんてnモガモガ」

赤マ「こらこら、あんまりひき子さんを困らせるんじゃない。ささ、どうぞよろしくお願いします。」
幼女の口を抑える赤いマントの男。
まるで保育園の先生に我が子を預ける親のように私に赤いはんてんを預ける。
計画通り。

ひ「では失礼しますわ♪ごきげんよう☆」

赤はん「赤マントのひとでなしーなのです!」

赤マ「ハッハッハ、我々都市伝説はもとより人ではないよ。さて、鑑賞するか・・・」

この後、市内のコスパ、スポーツ用品店、神社等々に引きずり回し、
あらゆるコスで、最適なロケーションとシチュエーションで写真を撮り、送り返した。




ひ「これだから学校町は出られないのよ♪」


おわり
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:57:24.68 ID:MuPG7JP40
赤マントもひき子さんもお前等と言う奴はwwwwww
乙!!
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 21:58:40.53 ID:uaTFbUcY0
ひき子さん乙っしたー
赤マントよ、本当貴様って奴はwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

青いはんてん「お祈りはすませた?トイレの隅でガタガタ震えて命乞いする準備はOK?」
赤マント「はっはっは、いきなり青いはんてんモードになって胸倉掴まんでもいいだろう
      第一、本当に危険な相手なら、君を渡す訳がないだろう。
      私としては、君には危険な目にあってほしくないのだからな」
青いはんてん「う………ご、誤魔化されないわよっ!?」


赤マント氏ねって事で
611前半ほぼ某所のパクry:2009/09/29(火) 21:59:07.73 ID:MuPG7JP40
お腹と頭を押さえて動きが止まる黒服・・・
同僚が何かやらかしたって一体何をやらかしたんだろうか・・・
「ウォォォォォォォォォォォォッ!!!!」
後ろからする物凄い地響きと叫び声
振り返ると・・・・・・何あれ!?
全裸の筋肉ダルマが走ってくる!?
チャラ男「うぉぉい!?この秋最大の筋肉事変が紅葉舞い散る中を突っ込んでくるぞ!!どこの結婚式会場だここは!?」
少女「あんなマッスラー・ザンな妖精さんが駆けつけるスピリチュアルな会場があってたまるかァァァァァ!!」
黒服D「カリフォルニア辺りでしょうか・・・いや、何故彼が・・・」
少女「あのマッスルソルジャー、貴方の知り合い?」
黒服D「彼もまた・・・黒服です・・・信じ難い事に」
チャラ男「・・・・・・信じらんねぇ」
少女「世界って広いわね・・・・・・」
ソレは私達等目にも入っていないかのように祭り会場へ走り去っていった・・・・・・
  ――waening!――warning!――
≪禿≫が祭り会場に帰還しました。
帰還にあたって、
・ 見つけたら速やかに通報しましょう
・ 特に無害ですが、筋肉やガチムチが苦手な方はお逃げください
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:01:10.15 ID:MuPG7JP40
その場のノリで書いた
前半ほぼ某所のパクリ
そして後半はTさんのパクリ
反省はしているorz
土下座

>>610
赤マント死ね
氏ねじゃなくて死ね
全く持って羨まし・・・ゲフンゲフン
613ひき子の人:2009/09/29(火) 22:02:17.38 ID:6XxwN2d5O
ひ「ちなみに、今回赤いはんてんに着せた中で特にツボだったのは、やはりスク水。
それも上と下が別れたセパレートで、胸に白い布を貼って名前を書いたヤツ。
これが最高だったわね。
良い意味でちょっとノスタルジーで昭和の美幼女ってニュアンスを持った娘だから、旧スクはベストなのよ。」


前々からやろうと思ってた。特に赤マントの買収。
まとめを見ながら、キャラを崩さないように頑張ったつもりだけど、違ったら申し訳ない。
赤い二人の人に土下座
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:02:57.84 ID:uaTFbUcY0
>>611
禿wwwwwwwwwwwwwwwwww
なぜかストレインジプラス思い出しちまったぜ

>>612
前半で真っ赤な誓いなOPソングだった作品を思い出したのは俺だけでいい
蝶サイコー!だったんだぜ!
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:04:24.71 ID:DKrO+8Ad0
ひき子さんおつwwwww赤マントはwwwいかん、好き過ぎるwww

そして、蝶最高だったぜwww禿帰還wwww
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:06:34.07 ID:uaTFbUcY0
うぉっと、レスミスがorz


>>588の支援体制に入る!!
617Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 22:08:50.98 ID:DKrO+8Ad0

 秋祭り三日目、夜の帳も下りてきて、風も少し冷たい、そんな夜。
 そんな中俺たちは、
「何で墓場なんかにいんだよTさん!」
 携帯を取り出してなにやらかざしているTさんを見つつ叫ぶ。……さみぃ。
「いや、確か数年前はここに……」
 Tさんは携帯をブンブン振っている。
 そんなんで誰かからかかってくるかよこの野郎ついに変な電波を頭で受信したんじゃねえだろうな―― 
 ピリリリリリリリリリリリリリ
 携帯が突然鳴りだした。
 うぉをっ!? ビクッてなるじゃないか!
「リカちゃん?」
「わたしじゃないの」
 どうやらリカちゃんのいたずらではないらしい。じゃあ、誰だ?
「盟主様の御成りかな」
 Tさんが呟いた。
「盟主……様ですか?」
「ああ」
 そう言ってTさんは携帯に出る。スピーカモードに入れ、
「≪怪奇同盟≫の盟主さん?」
『……はい』
 聞こえてきた若い姉ちゃんの返答におお、とTさんは言い、
「いきなり盟主さん本人から電話くれたってことはここが本部なのか? それとも、ここに≪夢の国≫がいるからか?」
『さて、どうでしょうね』
「意地悪な方だ」
 笑い合う二人。
 なるほど。この声の姉ちゃんが≪怪奇同盟≫とかいうところの一番偉い人か。
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:09:21.21 ID:MuPG7JP40
>前半で真っ赤な誓いなOPソングだった作品を思い出したのは俺だけでいい
LOLIQLOの服見てシルバースキンみてぇと思ったのは俺だけで良い
てか、LOLIQLOの服ってはんてんとか赤い靴の契約者が着たら異常に打たれ強くなるよなぁ
ロリショタ専用の強化アイテムみたいな
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:11:15.78 ID:uaTFbUcY0
しえーん

>>618
ロリショタ専用強化アイテムか…
はないちもんめにプレゼントすべきだな
620Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 22:12:19.88 ID:DKrO+8Ad0
「さて、いきなりですまないが本題に入らせてもらうよ」
『はい』
「まず、この子だが」
 そう言ってTさんは夢子ちゃんを指差す。っつーか電話相手にそんなことしても、
『≪夢の国≫の契約者ですね?』
 なぜ視えているように言うんだこの姉ちゃん!
「あの、私のこと、知ってるんですか?」
 オーケー、気にしてるのは俺だけなんだな? 俺がおかしいんだな?
 盟主さんはええ、と夢子ちゃんの質問を肯定し、
『手を焼かせてくれましたから』
 いい感じに傷を抉ってきた。
「すみません」
 若干沈んだ声で夢子ちゃん。これはこれでかわいいけどな。
「あ〜……、じゃあ秋祭りの間に結界を張ってくれたことと、町を治すのに尽力してくれたことをこの子共々感謝しておく」
 Tさんの言葉にいえいえ、役目ですから。と盟主さん。
『あなたがその子を元に戻したのですか?』
 今度は向こうから質問してきた。
「一応、残念ながら元通り、とはいかなかったが……」
『都市伝説化していますね』
 Tさんが頷き……いかん! なんか重い空気が! そこで夢子ちゃんが、
「私は私を取り戻せたことを本当に幸運だと思っています。本当なら私もあの人と一緒に消えてもしょうがないのに、
皆さんに感謝してもしたりないくらいです! 都市伝説になったことだって悪いことじゃないですし」
 必死で場を取り繕うとしている。
 俺はTさんを小突く。Tさんは気付き、咳払い一つ。そして、
「で、だ」
 交渉を切りだした。
「もう夢子ちゃんも≪夢の国≫も悪夢から解放された。町でさんざん暴れといてなんだがこの子らにはもう手を出さないで欲しい」
「夢子ちゃんいい子なんだよ。頼む姉ちゃん!」
「おねがいします、なの」
 皆で頼みこんでみる。
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:13:44.56 ID:MuPG7JP40
>ロリショタ専用強化アイテムか…
だって、サーベル位なら弾いてくれそうじゃない?
>はないちもんめにプレゼントすべきだな
安くて可愛くて丈夫と悪い点が見つからないからな

Tさん支援!
622Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 22:14:12.75 ID:DKrO+8Ad0
 Tさんの話では≪怪奇同盟≫はこの町の自衛団みたいなものだという。
『………………』
 盟主の姉ちゃんは無言、ちょっと不安になる。この姉ちゃんもあの赤いはんてんの嬢ちゃんみたいに≪夢の国≫を恨んでいるのだろうか。
『心外です』
「へ?」
 なんかこう、明るいトーンで拗ねたように言われたせいで何を言われたのかよく分からない。
 盟主さんは続ける。
『私たちが街や人々に害を為さない都市伝説と、戦う理由などあると思います?』
 電話の向こうで笑っている顔が想像できるような声だった。
「えと、じゃあ」
 窺うように夢子ちゃん。
『ええ、≪怪奇同盟≫は≪夢の国≫に手を出しません』
「ありがとうございますっ」
 頭を深く下げる夢子ちゃん。
「よっ、太っ腹!」
「いいひとなの!」
「大統領!」
「だいとーりょー!」
 とりあえず喜びを最大限に表わす。感謝感謝!!
「あ〜、そこ二人ちょっと黙っててくれ……盟主さん、感謝する」
 Tさんに言われたので二人して黙ることにした。
『いえ、ところであなたは皆を回っているんですか? どうやら張り紙も張っていたようですけど』
「んー、あの戦いに参加した中で、とりあえず俺が把握している集団には、もう手を出すなよ〜。と言って回ってる」
『この後はどちらへ?』
「ん、次でラストでな」
 そこでTさんは嫌そうな顔をして、
「≪首塚≫だ」
『将門様ですか?』
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:15:32.12 ID:uaTFbUcY0
Tさん支援!!

>>621
服プレゼントネタはこそこそと考えていたのだが…LOLIQLOの服にしちまうかなwwwwwwwww
624Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 22:15:57.25 ID:DKrO+8Ad0
 ああ、と頷くTさん。
「気が滅入るよなぁ」
『お気をつけて』
「ほどほどにやってくる」
 そう言って行くぞ。と告げるTさん。
 俺たちはとっとと墓場から出ることにした。



           ●


 去り際、スピーカーモードを通常通話モードに切り替えて青年は電話口に告げる。
「ああ、そうだ」
『はい?』
「契約者なしの≪さっちゃんの歌の四番目≫を知らないか?」
『いえ、ちょっと』
 電話の向こう側は少し困ったような声だ。
「そうか、いや、なんでもないんだ」
 もう一人も容姿すら分からんしな〜、どうしたものか。
 青年のそのつぶやきは電話の向こうにも届く。
『……彼女の罪ですか?』
「罰を与えに来てほしくはないけどな」
 では、と言って青年は電話を切る。
「くそ、赤マントめ、嫌な仕事押しつけやがって」
 どう夢子に説明したものか。そう考えながら彼等は駅へと歩いて行く。
 欠け始めた月が、きれいだった。
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:17:32.60 ID:MuPG7JP40
>服プレゼントネタはこそこそと考えていたのだが…LOLIQLOの服にしちまうかなwwwwwwwww
最大の弱点だった本体の弱さがいくらか軽減される訳ですね、わかります
一般人並の身体能力しかなかった筈の『はないちもんめ』がチャラ男への突っ込みで割りとダメージ与えてるの見る限り
徐々にだけど強くなってるよね・・・

Tさん支援
626Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 22:17:47.22 ID:DKrO+8Ad0
さぁ、怪奇同盟の方に土下座だ!

そしてはないちもんめにLOLIQLOは黒服D経由じゃないと警戒しそうだ。
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:19:20.21 ID:uaTFbUcY0
Tさん乙ー!
確かに警戒されそうだなwwwww

>>625
チャラ男は、あれだ
相手が小さいと思ってほぼ無警戒だから、防御行動一切なしで攻撃受けてるからダメージ甚大なんだと思うwwwwwww
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:19:43.81 ID:MuPG7JP40
Tさん乙ー!
次は将門様の所なのかwww
苦戦しそうだな

>そしてはないちもんめにLOLIQLOは黒服D経由じゃないと警戒しそうだ。
後チャラ男
多分、チャラ男なら警戒はしない
気味悪がるかもしれんけど
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:21:46.96 ID:DKrO+8Ad0
チャラ男め、まさかの光源氏作戦……か?
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:23:46.00 ID:MuPG7JP40
>相手が小さいと思ってほぼ無警戒だから、防御行動一切なしで攻撃受けてるからダメージ甚大なんだと思うwwwwwww
少しは警戒、もしくは学習しようぜwwwwwww


>チャラ男め、まさかの光源氏作戦……か?
まさか過ぎるwwww
チャラ男に限ってそれは無いだろうwww
どっちかって言うと赤い靴とその契約者のほうが・・・既に頓挫してるだろうけど

黒服Dの布団に潜り込む『はないちもんめ』とか電波を受信した俺は疲れてるんだろうな
631エンジェルさん:2009/09/29(火) 22:24:27.57 ID:pTKm82RUO
Tさん乙ー!!
そして小ネタ投下


「占いやってまーす。いかがで『ウォォォォォォォォォォォォッ!!!!』すか……」

 全裸の筋肉禿が走り抜けていった。

「な、なんだあれ?!」
「あれも都市伝説のようだぞ」
「……本当にこの町大丈夫か……?」


情報屋に禿目撃させてみた
そういや情報屋って将門様の宴会に参加できるのかな?
ほとんど戦ってないんだけど……
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:26:14.54 ID:MuPG7JP40
乙ー!!
>「……本当にこの町大丈夫か……?」
多分皆が思ってるけど、何だかんだで上手く行ってるから大丈夫なんだろうwww

>ほとんど戦ってないんだけど……
それでも情報面で活躍してるし功労者である事に変わりないから行けるんじゃないか?
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:28:29.40 ID:DKrO+8Ad0
>>631
張り紙貼れたのも事前に≪夢の国≫対策できたのも情報屋さんのおかげなんだぜ?
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:30:50.29 ID:uaTFbUcY0
>>628
将門は自分を含めて「首塚」に手を出さないなら寛容に対応しそうだし大丈夫さ
…酒に付き合わされる可能性は大だが

チャラ男相手も警戒しないくれるのかwwwww意外だ

>>630
チャラ男はわりとバカな奴だしなぁwwwww
子供に甘いところあるから、学習してきてもあえて喰らう可能性はある

>>631
エンジェルさん乙!!
アンサーが足を奪ってるし、宴会の招待状来る条件は整ってるぜw
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:34:10.54 ID:MuPG7JP40
>将門は自分を含めて「首塚」に手を出さないなら寛容に対応しそうだし大丈夫さ
将門様やっぱ良い男過ぎるwww

>チャラ男相手も警戒しないくれるのかwwwww意外だ
前の「仲間だ」発言とかで一応気に食わないけど信頼できる奴位の認識
少なくとも『かごめかごめ』よりは立場上

>子供に甘いところあるから、学習してきてもあえて喰らう可能性はある
もう少し自分を大事にしようぜwww
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:35:30.94 ID:pTKm82RUO
よし、これでハンガーの子と出会いフラグを立てられる!

ちょっと書いてくる
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:38:22.00 ID:uaTFbUcY0
>>635
かごめかごめどんだけ立場低いんだwwwwww
なぁに、黒服Dよりは自分を大事にしてるさwwww

>>636
wktk
638ひき子の人:2009/09/29(火) 22:42:01.36 ID:6XxwN2d5O
LOLIQLO採用の気配が光栄すぎるwwww

639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:44:40.78 ID:uaTFbUcY0
ところで
>黒服Dの布団に潜り込む『はないちもんめ』とか電波を受信した俺は疲れてるんだろうな
安心してくれ
バイトで疲れて帰ってきたチャラ男が間違って黒服Dのベッドに入るという電波を受信した俺は脳が風邪でやられている
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:53:21.08 ID:DKrO+8Ad0
>>634
ちょっと荒っぽくなりそうです

>>639
かごめかごめのベッドに侵入する禿って電ぱぱぱぱぱ
641ひき子、死す!?:2009/09/29(火) 22:55:25.24 ID:6XxwN2d5O
お祭りは良い・・・浴衣幼女が闊歩するのは素晴らしい。
縁日のガヤガヤの中を歩き、ショルダーバッグに隠したカメラで幼女を隠し撮りする。

ひ「それにしても・・・」

和洋折衷というのか、フリル付き浴衣やミニ丈の浴衣・・・日本の伝統的衣装としてはいささかどうかと思う。
寿司で言えばカリフォルニアロール的なニュアンスを感じる。だが・・・

ひ「これはこれで、カワイイわね。」

今年はもう浴衣の時期は終わってしまうから、来年夏のラインナップは浴衣に力を入れよう。

ひ「袖部分に黒フリル・・・帯もリボン風にして・・・ブツブツ」

カメラを撮り続けながら、構想に夢中になる。
なにやら「騒ぎ」が駆け抜けた気がするが気にならない。

そうして、祭りを終える。
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:55:47.25 ID:MuPG7JP40
>かごめかごめどんだけ立場低いんだwwwwww
大人+組織の狗=大嫌い

>バイトで疲れて帰ってきたチャラ男が間違って黒服Dのベッドに入るという電波を受信した俺は脳が風邪でやられている
三人で川の字で雑魚寝とry

>かごめかごめのベッドに侵入する禿って電ぱぱぱぱぱ
電波過ぎるwwwwwww
かごめかごめ逃げてぇぇぇぇぇっ!!
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 22:57:36.70 ID:uaTFbUcY0
ひきこさん支援

>>640
荒っぽくか
だが、本気で敵意を向けられた訳じゃなければ、将門様好みだな

ってか、かごめかごめ逃げてーーーーーーーっ!!!!

>>642
川の字もいいなぁ
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:01:56.97 ID:DKrO+8Ad0
>>643
そこら辺もしっかりやりますよ〜とりあえず
戦後交渉でやりたかったこと↓

組織=変態書きたかった
怪奇同盟=和やかって俺、好きなんだ……
首塚=武☆力☆交★渉★

ひき子さんしえん!
645ひき子、死す!?:2009/09/29(火) 23:04:43.90 ID:6XxwN2d5O
帰ってから、現像した写真を見る。
ちなみに現像は社内で行うので、写真屋さんに通報される心配はない。

順番に写真を見て、私は・・・

ひ「な、なんなのこれ?」

写真に写っていたのは禿げた筋肉ダルマ。しかも全裸。
更に、もうスピードで駆け抜けているハズなのに、一切ブレず、隠し撮りだと見抜いているかのようなカメラ目線にポーズ。

ひ「ごふぉおおおお!!」

内臓全部吐き出したかと思えるほどに吐血する。
ロリショタ好きにはあまりにも毒過ぎる。
変態には大きく分けて二種類いると思っている。
一つは、ある趣向に特化して突き抜けた愛情をもつ変態。
もう一つは、ロリから、熟女、ガチホモにスカトロetcと幅広い趣向をなんの抵抗もなく受け入れる変態。
前者の私は、とても耐えられない。
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:06:34.03 ID:uaTFbUcY0
っひ、ひき子さーーーーんっ!?wwwwwwwwwwww
支援

>>644
そんなに変態書きたかったのかwwwwwwwwwww
貴殿のお陰で「薔薇十字団」周りの設定が早めに固まったんだぜ
まぁ、昼間出したような変態までメンバーに加えてしまったのは後悔してるがな!!!!
647ひき子、死す!?:2009/09/29(火) 23:09:37.32 ID:6XxwN2d5O
意識が遠のく。

ひ「どうしてこんな・・・」


実は、ひき子が新作のアイデアを夢中で考えてる時、適当にシャッターを下ろし続けていた。
そのとき駆け抜けた「騒ぎ」とは、かのヒマラヤの筋肉として報道された全裸の筋肉禿だったのだ。
そして運悪く写してしまい・・・

ひ「今まで撮った、見たコスプレロリショタが走馬灯のように・・・」
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:10:07.36 ID:DKrO+8Ad0
>>645
ひきこさああああああああああああああんwwwwwwwwwwwwwwwwwww

>>646
ずっとシリアスは疲れるのです
そして、俺のせいで変な方向にいかないことを祈るばかりです。
 薔薇 十字団
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:15:24.14 ID:uaTFbUcY0
ひき子さんがマッスル禿の前に敗北するのか…!?

>>648
薔薇と十字団の間に空白作っちゃらめぇ
多分、あそこには変態は昼間出したアレしかいないはず…
…いや、でも…錬金術やカバラの研究に没頭して周りが見えてないの多いから…ある意味変人が多い、か?


昔、誰かが言った
「天才と変人は紙一重」
だと

しかし、神は言った
「天才が同時に変態、もしくは変人である事が多いのも(創作物の中では)また事実である」
650ひき子、死す!?:2009/09/29(火) 23:24:17.56 ID:6XxwN2d5O
そう、走馬灯のように・・・

ひ「うおおおおお!!!!」

走馬灯で見た数億枚のロリショタ写真で、なんとか力を取り戻すことができた。

ひ「あと三枚足りなかったら、もう立てなかった・・・。」

危なかった。ロリショタに救われた。

ひ「これはなんとかしないと。」


この危機感から、ロリショタ以外が写りそうな時はシャッターが下りないカメラを作りだす。
さらに、発展し、「息子・娘との思い出・シャッターチャンスを絶対に撮り逃さないカメラ」を開発。
ちなみに高画質、大容量で写真、動画共に撮影可能。
これを不景気で使われなくなったソ●ーの工場を買い取り、そこで生産。
それなりに良く売れるのだった。


おわり
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:25:34.56 ID:uaTFbUcY0
っちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
助かって良かったけど何かもうwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:28:26.48 ID:uaTFbUcY0
く、もう一つくらいネタ投下するつもりだったが眠気でくらくらしてKチア
おやすみー



俺…明日もスレが残っていて、なおかつ昼間投下したネタの変態の正体見抜いた人が居たら、その人のリクエスト受け付けるんだ…
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:30:33.98 ID:DKrO+8Ad0
ひき子さんwwwwwwwww生き残ったwwwwwwwwwww

そして作者さんが寝たこの瞬間こそ首塚交渉ネタ投下のチャンス!!(キリッ
654Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 23:39:53.08 ID:DKrO+8Ad0
 駅から降りて、なにやら墓みたいなものが一つ立っているところにまで来た。
 なんか今日は墓に縁があるな……。
「で、何ここ?」
「≪平将門の首塚≫だな。将門公の本拠地だ」
 Tさんはそう言うが、
「つってもさー」
「どこにもひといないのー」
 その通り、将門さんどころか人っ子一人いやしねえ。
「もしかして、異空間、ですか?」
「だろうな」
 夢子ちゃんにうなずきさて、どうしたものかと思案するTさん。
 そもそも異空間という言葉をナチュラルに会話に出してくる。この人たちイケナイと思う。
「行けるか?」
 夢子ちゃんに訊ねるTさん。
「難しいです。≪夢の国≫で侵食してもいいのならあるいは、ですけど」
「微妙に本末転倒だな〜」
 参った。そういって墓っぽいものに手をかざすTさん。
 む、手詰まりっぽいかな? ならば。
「ここは俺に任せろ!」
 ずいと一歩前に出る。
 ?
 という顔で見てくる夢子ちゃんにTさん。たぶん頭の上のリカちゃんもそんな感じだろう。
 しかし、
「ふふふ、相手は偉そうな奴なんだろ?」
「ああ、過労の黒服さんに聞いた話から想像するとそんな感じか」
「なら簡単だぜ」
 俺は大きく息を吸い、 
 叫んだ。

「将門のバーカ!!」
655Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 23:46:20.10 ID:DKrO+8Ad0

 ……
 ……………
 …………………………
 あれ? おかしいな。ジャイアンタイプならこうすれば絶対に引き入れてくれるはずなのに……
 と一瞬不安になりかけた時。
 目の前になんか光った物体が現れて、中から鉄の箱が出てきた。
「おおおおおおお?」
 そしてその箱が展開していき、
「将門様の結界前でなにやってんのよアンタたち、殺された……」
 中から出てきた髪の長い姉ちゃんが何やら言いかけて、夢子ちゃんに視線をやったまま固まった。
「≪夢の国≫!?」
「あの、お久しぶりです」
「おお、知り合いか!」
 こんな所に夢子ちゃんの知り合いがいるとは、
「あんたなんでここ――」
 あんまりよろしい仲ではなさそうだけど、
「ちょうどいい!」
 そんなことを思っているとTさんが箱から出てきた姉ちゃんの言葉を遮り、
「ちょっと将門公に用があるんだ。連れてってくれるな?」
 ぽん、と肩に手を置いて言うTさん。
 有無を言わせないという雰囲気がムンムンだ。
 Tさんや、それは若干脅しじゃなかろうか……
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:48:04.39 ID:6XxwN2d5O
呼び出し方wwwwwwww
657Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 23:51:13.15 ID:DKrO+8Ad0

「これは」
「広ぇっ!」
「大きい」
「きれいなの」
 で、姉ちゃんの箱に乗ってたどり着いたそこは、どこかの日本家屋みたいだった。やたらめったら広いが。
 姉ちゃん(≪フィラデルフィア計画≫の契約者らしい)。はそのまま部屋の奥の方へと行ってしまった。
 碌に言葉も交わしていないなーおしいなーとか思いつつその姿を追っていると、奥の方にはスーツ姿に眼鏡をかけたキャリアウーマンみたいな姉ちゃんと、
「なんだ、あれ」

 甲冑を来た若武者? いや、なんか、これはおかしい。気配が、違う。この気配はどこかで――
「ぁ……」
 夢子ちゃんが顔を青くして退いている。
 そうだ、この気配。あのクソ爺、≪夢の国の創始者≫に、似てる?
 愉快そうに甲冑の武者は言う。
「くっかかか、この深夜に何事ぞ?」
 これが、平将門か。
「あー、戦後交渉に、ね」
「ほう?」
 Tさんの言葉に無言で顎をしゃくる将門さん。
 それに頷きTさんは話し続ける。
 この日何度目かになる、≪夢の国≫の境遇を――
「――というわけだ」
「それで?」
 間髪なく入れられた問い。それにTさんは答える。
「もう≪夢の国≫は歪んでいない。手を出してやらないで欲しい」

「嫌、だなァ」

 ニタァっと、将門さんは嗤う。
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:51:13.06 ID:wTSV/lhMO
即死しても文句言えない呼び出し方だwww
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/29(火) 23:53:10.65 ID:ggiZ4fdZO
断られたの
契約者のせいじゃないだろうなwwww
660Tさん・夢の国:2009/09/29(火) 23:55:41.36 ID:DKrO+8Ad0
 そして立ちあがり、傍に置いてあった弓を引き、
「そこな小娘は、我が配下に手を出しおったしな」
 祟り殺さねば、
 そう言って、引かれ、狙いを定める弓、
 あのクソ爺と似ている気配、しかしこれは何か違う。
あのクソ爺は個人的な戦闘力はそんなに大したことはなかった。でもあの武者は、
 強い。
 やばい、これは、やば――
 突然武者の姿が見えなくなった。
 何事かと一瞬思って、すぐに俺たちの前にTさんが立ったことに、気づいた。
「……邪魔をするか」
「聞き入れてもらえないだろうか、将門公」
「くどい。邪魔だ、退け」
 将門さんはどうやらこっちの意見を聞く気はないようだ。
俺はTさんに声をかけ、この場からとっとと逃げようと言おうとする。
けど、直後、あの姉ちゃんしかここからの脱出方法を知らないことに気が付いた。
 どうする!? パニくる寸前、Tさんが言葉を発した。
 やれやれ、
「頭が固いな」
 と。
661Tさん・夢の国:2009/09/30(水) 00:00:14.72 ID:8Gyv15iV0
「……なに?」
 将門さんは弓を傍にどけ、再びどかりと座り、疑問顔をTさんに向ける。
「もっと柔軟に考えられんか? 将門公。
もし、やっと悪夢から抜け出したこの子を害するというのなら、あんたは俺の敵だ」
「くっかかかかかかかかかかかかっ!! 青二才が、この祟り神に物を申すかっ!!」
 将門さんの興味が夢子ちゃんから移っていくのをはっきりと感じる。
「将門公は≪夢の国≫との戦には、いたのだったか」
「かかかか! そうよ! 彼奴らを何度も何匹も討ち取ってやったわっ!」
 将門さんの言葉にTさんは頷き、
「公よ、あの戦いの下地を整え、≪夢の国の創始者≫を討ったモノがいることを知っておられるか?」
「ああ、いるらしいなァ」
「そいつは≪夢の国の創始者≫、
いわば≪夢の国≫の中枢を討つまでの間≪夢の国≫が町へ手を出しづらくなるように、壁となり、餌となるように町の契約者たちに情報を播いた」
662Tさん・夢の国:2009/09/30(水) 00:05:13.95 ID:8Gyv15iV0
 一息つき、
「そいつは、俺でな?」
 と言って、
 笑い、
 続ける。
「所詮公も俺の手の上で踊っていただけなんだよ、首塚に祭られし祟り神、この国の歴史上に名を残す、最悪クラスの祟り神、平将門公?」
 よく踊ってくれた。と、
 ――瞬間
 爆弾でも爆発したかのような音を立てて鞘入りの刀がTさんの目の前に強引に突き刺さった。

「くっかかかかかかかかかかかかかかかかか!! 貴様がそうであったか青年! 愉快愉快!!」

 将門さんはそう言うと、立ち上がりひと振りの刀を抜いた。
「そしてこの将門をいいように踊らせたなどと思いあがったこと、後悔させてやろうぞっ!」

 この瞬間、将門さんの興味は完全にTさんに移った。
663Tさん・夢の国:2009/09/30(水) 00:12:14.29 ID:8Gyv15iV0
以上戦後交渉≪首塚≫前半です。
後半ではけっこうガチで戦ってもらったりする予定。
将門公あれで合っているでしょうか?

そして>>652
クリスチャン・ローゼンクロイツって言っとく!
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/30(水) 00:19:17.50 ID:RNVGc6LeO
Tさんかっけえwwww
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/30(水) 00:19:54.03 ID:8Gyv15iV0
>>656-658-659
将門さんは寛容な人物だと思うのできっとあの呼び出し方だけでは祟られない……はず?
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/30(水) 00:26:04.55 ID:1vOvqgHwO
・「死」を司る
・過去を暴露
・黒い燕尾服を身に纏い、黒い山高帽を被る
・ステッキを持つ

なんだこれ。
精霊「ゲーデ」とか?
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/30(水) 00:46:16.68 ID:3rgIg7cgO
黒服Hのあの描写を書いた人とは思えんなwwww

じゃあ俺カリオストロに一票な!
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
全然わからん