（　＾ω＾）ブーン系小説感想・絵スレのようです

ドクオは正義のヒーローになれないようです
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熱い。この作品は熱い。最初は冗長感があって、自分は切ってしまった。
だがしばらく後に続きを読むと展開がドンドン熱くなってくる。少し後悔した。
最初を冗長に感じる人は少し辛抱して読んでみるといいかもしれない。

作品の根幹にあるのは、ドクオの「ヒーロー像」
果たしてヒーローとは何なのか。正義とは多数の為に少数を犠牲にできるのか？
テレビのように、全てが幸せに終わるハッピーエンドはそうあるものではない。
苦しみながら、悩みながら、それでも強引に答えを出して人は前進していくしかない。

作中より抜粋
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１人殺して９９人生かすか。
９９人殺して１人生かすか。
その決断を、迫られていた。
〜中略〜
俺は答えられなかった。
答えられる筈がなかった。

だってそうだろう。
俺の判断一つで人が死ぬ――

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時折のドクオの問いに完璧に答えられる者はいないと思う。読んでいて考えさせられる作品。
個人的にはロマネスクが最も熱い漢だと思う。