「都市伝説と戦うために、都市伝説と契約した能力者たち……」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここは
都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり
そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり
まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです

今までのお話は↓でゆっくり読んでいってね!
「まとめwiki」 ttp://www29.atwiki.jp/legends/

まとめ ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html (途中まで)

まとめは>>2以降に任せた!
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 06:35:35.85 ID:ihXT2llN0
>>1
乙!!
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 07:44:29.55 ID:BOTK24zq0
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 08:59:21.46 ID:+oOu6swGO
おつ
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 09:25:25.73 ID:aCXNoFh90
おはよう>>1乙!!
昨日俺が寝た後に何か作品あがったかい?
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 09:36:21.00 ID:BOTK24zq0
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 09:38:34.54 ID:aCXNoFh90
>>6
まとめ乙ーー!!

…が、以前あったzipファイル以外がダウンロードされそうになる現象が再び!?
どうなってんだ家のパソコン
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 09:42:18.79 ID:BOTK24zq0
ではいいちおうこっちも。
パス:toshi
ttp://up2.shinetworks.net/cgi-bin/snup-mini/src/shinemini15404.zip.html
あと言い忘れてた>>1
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 09:46:37.73 ID:aCXNoFh90
>>8
お手数かけて申し訳ない
無事落とせました、感謝!
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 09:52:38.82 ID:aCXNoFh90
前スレ>>867
少年は幽霊と遭遇したら、喜ぶと思うなぁ
でも、首だけの幽霊はなぜか怖くて泣いちゃう
それ以外の幽霊はわりと平気だね
うーうーうー
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:00:46.45 ID:n3M4yn2sO
おっと、結局落ちたのか
保守しきれなかったか……そして>>1
12小ネタ:2009/09/26(土) 10:09:57.96 ID:aCXNoFh90
 …カプセルの中の人型の命を奪いながら進んでいく
 赤いはんてんに、こんな事をさせなければいけない事実
 それに、赤マントは悩む
 ……あそこで、エレベーターに乗らなければ良かったのか?
 否、廃ビルに、逃げ込まなければ良かったのだ
 しかし、後悔しても仕方ない
 今は、自分たちが自分たちで在り続けるために…自分たちが、できることをしなければならないのだ

「赤いはんてん、プレゼントですっ!!」

 ぽっぽっぽっぽっぽ
 赤いはんてんが見えている範囲の人型に、次々浮かぶ赤い斑点
 容赦なく命を奪う呪いの奇病

 他のトイレに出没する、「赤」を冠する都市伝説…赤マントや赤いちゃんちゃんこたちと、赤いはんてんは、似ているようでどこか違う存在だ
 他の「赤」を冠する都市伝説が、赤い衣服を纏っているかのように相手を血塗れにさせるのに対し…赤いはんてんは、「はんてん=斑点」と言う語呂合わせから、相手に斑点を浮かび上がらせる
 そして、「赤い斑点=致死性の伝染病」と言う関連から、呪いの奇病を発させるのだ
 伝染性が低くなっているのが、幸いと言えば幸いだろう

 無差別に命を奪える力
 赤いはんてんのかつての契約者は、それを赤いはんてんに使わせないようにしていた
 戦う必要性がある時は、なるべく、青いはんてんの姿で戦わせていたくらいだ
 相手を青痣だらけにする青いはんてんの時の方が、彼女が誰かを殺してしまう確立は低いから

「…赤マント?どうしたですか?」
「………いや、何でもないさ」

 近頃、昔の事を思い出してばかりだ
13小ネタ:2009/09/26(土) 10:12:31.79 ID:aCXNoFh90
 自分も歳をとったのだろうか、と若干憂鬱になる

 ……と、その時
 ぞくり
 赤マントの全身を、悪寒が走りぬけた

「−−−っ!?あ、赤マント!!」
「ぬ……!?」

 …前方から迫ってくるのは、灼熱の炎
 まるで、西洋の竜の口から吐き出されたような、慈悲なき、全ての命を奪う炎
 これは…まずい!?

 赤マントは、ひらり、マントを翻す
 遠くへ
 出来る限り、遠くへ、遠くへ遠くへ!!!
 とにかく、遠くへ移動しなければ
 2人とも、この炎に巻き込まれて、焼き殺されてしまう!?
 「夢の国」の影響下にある中、どこまで遠くへ移動できるかわからない
 しかし、出来る限り、炎から逃れる範囲へ……!!

 視界が赤く染まりあがり
 …その直後
 2人は、夜空に浮かぶ満月を見上げる位置にいた

「……あぅ??」
「…おや」
14小ネタ:2009/09/26(土) 10:15:30.45 ID:aCXNoFh90
 …どうやら、地下から、一気に地上へと移動できたようである
 これは、つまり…

「…「夢の国」の影響が、消えたようだな」
「それ、って…」

 そして、傍にあった祭用のスピーカーから、聞こえてくる放送

『悪夢の国は落ちた。各々方始末を着けなさいますよう』

 ……あぁ、そうか
 「夢の国」は倒されたか、正気に戻るかしたのか
 だから、赤マントの空間転移が、本来の力を発揮できるようになったのだ

 人攫いはどこにでもいる
 だから人攫いの赤マントはどこにでも現れる

「……終わっちゃった、ですか」

 ぽつり
 赤いはんてんが、呟いた
 …結局、自分は仇を取れなかった
 そうとでも、考えているのかもしれない
 俯く赤いはんてんを、赤マントはそっと抱きしめる

「……あぅぅ、苦しいのですよ、赤マント」
15小ネタ:2009/09/26(土) 10:19:21.78 ID:aCXNoFh90
「あぁ、すまん。しかし、我慢してくれるかね?何故だか、こうしていたい気分でね」
「あぅ、どう言う理屈ですか、それは……でも、まぁ、許してやるのです。私もなんだか、そんな気分なのですよ」

 赤マントの腕から逃れようとしない赤いはんてん
 …彼女の表情を、赤マントは見る事は、できない



 北区、祭会場の一角
 突如現れた赤い衣装を纏った2人は、数分後…現れた時と同じように、忽然と消えた
 悪夢の国と因縁を持ちながら、しかし、その戦いに深く関わらなかった二人
 悪夢の国が倒された時の二人の心境が、どういったものだったのか


 それは、誰にもわからない…


16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:21:35.46 ID:aCXNoFh90
昨夜書き忘れた赤い二人の戦後処理
地下基地水没の危機もヤバイが、その前のB-No003のブレスも巻き込まれたらヤバイぜと思った今日この頃
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:23:41.03 ID:hq7AFrOfO
前スレのURLない?
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:24:48.66 ID:aCXNoFh90
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:44:59.76 ID:aCXNoFh90
そして俺しかない予感
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:47:23.40 ID:JXX7RoEwO
ぃ ル ョ
21小ネタ:2009/09/26(土) 10:52:10.11 ID:aCXNoFh90
 深夜の学校町
 そこに入り込んだ不審者一人

「ふっふっふっふっふ…」

 背中に背負うはガスタンク
 タンクの中身は夢のガス

「ふははっはははははははははははははははははははははははははははは!!!!!
 学校町よ!!俺は帰ってきたぞぉおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 「夢の国」の脅威が去った今!!
 今こそ、我、野望を成就させる時!!!
 隣町に避難していたが、もう大丈夫だ!
 さぁ、いざ!!
 学校町総女体化ハーレム作戦・再開だぁあああああああああ!!!!!!!!




 秋祭り二日目、深夜
 変態が一人、学校町に帰還したのだが…
 それは、まだ、誰も知らない
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:53:39.52 ID:aCXNoFh90
「夢の国」との決戦中スルーだった(むしろ俺が忘れていた)女体化ガスの迷惑マッドガッサー、隣町に逃げていた様子
しかし、脅威が去ったんで帰ってきました
男性の皆様は、ガスタンク背負った変態にご注意を
適当にしばき倒すなりなんなりご自由に


>>20
いたwwwwwww
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:58:06.85 ID:ISYymgEQ0
おはよう、久々に落ちててびびったw

>>10
おお、案外平気なのか・・なるほどありがとん!
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 10:59:47.82 ID:aCXNoFh90
>>23
おはよう
生まれたときから滝夜叉を見て来ているから案外平気だぜ
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:03:39.77 ID:hq7AFrOfO
>>18
ありがとう

どうやら僕が見た後すぐ落ちたみたいだ
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:06:07.25 ID:ISYymgEQ0
>>23
ああ、そんな存在がそばに居たなら確かに慣れるなw

あと前スレでの質問再掲載
アクマの方、ザクロは幽霊とかと遭遇したらどういう反応か教えていただけると幸い!
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:06:53.26 ID:ISYymgEQ0
>>25
間違えた・・>>24宛て
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:13:34.83 ID:hq7AFrOfO







黒服Y「あ、このブロック塀弾丸めり込んでる」

カチョ ベキ ガキン コネコネヌリヌリペタベタ

黒服Y「これでよし」
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:15:37.44 ID:aCXNoFh90
>>28
黒服Y…だ、誰かに手伝ってもらおうぜ、拾っていくのwwwww
一人じゃきついだろwwwwww
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:30:44.64 ID:ISYymgEQ0
地道すぎるwww
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:40:46.94 ID:hq7AFrOfO
黒服Yは単独で動いてたから
誰も近くにいないっていう
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:42:00.96 ID:aCXNoFh90
そう言えばほぼ単独だったな、黒服Y

…そ、「組織」に連絡を!
人海戦術で疲労んだ!
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:55:35.83 ID:hq7AFrOfO




電話「すみませんが他の場所の被害が余りにも大きすぎて人手が足りないんですよ
    住宅地の一角が吹き飛んだり、深さ数百メートルの大穴が開いたり、被害が尋常じゃないんです
    幸い、あなたのいる地域は被害が軽微なので一人でもすぐ終わると思いますので頑張って下さい」

黒服Y「了解しました」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 11:57:15.54 ID:aCXNoFh90
酷い誤字してたorz

そして黒服Ywwwwwww
こうなったらヤンデレを手伝いにいかせ………駄目だあいつが行ってくれるとは思えねぇ
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 12:01:48.04 ID:aCXNoFh90
さて、更新終わらぬ更新作業にちょっぴり泣きながら昼飯作ってくる

食事が終わってもスレが残っていたらしあわせだ
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 12:05:29.03 ID:+oOu6swGO
ライオンキ●グって出たっけ?
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 12:13:33.05 ID:WGjBI5al0
誰かがシ○バ出してた気がする
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 12:34:42.29 ID:+oOu6swGO
マジでか。じゃあ良いや。

だれかタ●ザンと兄貴を・・・
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 12:34:52.21 ID:0JS/bjhEO
昼休みほ
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 12:56:34.60 ID:JXX7RoEwO
都市伝説的秘密結社
秘密結社の代名詞「フリーメイソンリー」
社会問題になった魔術結社「薔薇十字団」
魔術結社の原型「黄金の夜明け団」
近代神秘主義の源流「人智学協会」
未知なる上位者「大白同胞団」
性魔術「東方聖堂騎士団」
クロウリーの魔術結社「銀の星」
呪術戦争「薔薇十字カバラ団&慈善カルメル教会」
新規の魔術大系「ウィッカ」
全ての黒幕「イルミナティ」
山の長老伝説「暗殺教団」
町の守護者「怪奇同盟」
必殺の処刑集団「聖フェーメ団」
インドの殺人結社「サッグ団」
アフリカの殺人結社「豹男の団体」
虚構の秘密結社「シオン修道会」
対宇宙人組織「黒服の男達」
宇宙人の専門家「MJ-12」
世界征服「三百人委員会」
世界支配「スカル&ボーンズ」
全ては女神の為に「SFサークル」
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 13:21:04.74 ID:n3M4yn2sO
秘密結社すげえwwwww
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 13:24:45.28 ID:+oOu6swGO
さりげなく何か混ざってるぞwwww
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 13:32:27.32 ID:Q3Z5mLWD0
秘密結社も色々とあるもんだよなぁ…


って、最後ちょっと待てwwwwwwwwww
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 13:36:12.54 ID:Q3Z5mLWD0
……って
今冷静に見たら「怪奇同盟」も混じってるwwwwwwww
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 13:50:15.50 ID:9jhZTO0+0
おはよう
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 13:53:20.07 ID:JXX7RoEwO
「機関」いれ忘れた……。
47小ネタ:2009/09/26(土) 14:17:29.26 ID:Q3Z5mLWD0
 フィラデルフィア計画の女性の力を借りて、「組織」の地下基地から脱出した青年と少女
 ひとまず、女性と別れ、青年は少女を連れてある場所に向かっていた
 少女は、東区で発生した謎の力により、家を失ってしまったのだ

 一応、こちらが無事である事と、黒服の無事を確かめる為電話し、互いの無事を確認しあった後…一応、少女のその置かれた境遇についても、話しておいた
 黒服に無駄な心労はかけたくなかったが、黙っていてもいずれわかることだ
 ならば、早く伝えた方がいいだろう

 ……とまれ
 ひとまずは、少女に今夜の寝床を提供しなければ
 こんな幼い少女に、野宿させる訳にもいくまい
 そう考え、青年は少女を、東区のある場所へと連れて来ていた

「……?ここは…」
「マンションだよ…一時期、幽霊マンションとも騒がれたらしいけどな」

 そう、死者が続出し、呪われた幽霊マンション、などと噂された事もあるマンションだ
 一階の左端の部屋で死人が出たのを皮切りに、次は二階の左から二番目の部屋、次は、左から三番目の部屋…と、次々と死者を出した
 お払いなどもされ、死者がでる事はなくなったが、以降も長く風評被害などで住人がいなかった
 しかし……つい数年前、マンション全体が大々的にリフォームされたのをキッカケに、今はほぼ満室である

 ……もっとも
 部分的に、「部屋があるはずの場所に窓がない」と言う不自然さが、外観からも窺えるが

 …とまれ
 青年は、少女を連れて、そこに入っていく
48小ネタ:2009/09/26(土) 14:20:46.44 ID:Q3Z5mLWD0
 向かうは、三階の、左から三番目の部屋…

「……?」

 少女は、小さく首をかしげた
 青年が、足を止めた場所
 ……そこは、「壁」にしか見えなかったからだ
 部屋と部屋の間隔を見るに、そこに「扉」があってもおかしくない場所
 ……しかし、少女には、そこに「扉」はなく、ただ「壁」あるようにしか見えなかった

「ねぇ、ちょっと」
「うん?どうした?」

 少女に声をかけられ、青年は首をかしげながら………ドアノブなどないはずのそこに、鍵を差し込んだ

 直後
 そこに、当たり前のように「扉」が現れた

「…………!?」

 驚いた表情を浮かべる少女
 そんな少女の疑問を感じ取ったのだろう、青年は先んじて答えてくる

「…ここは、昔の幽霊騒ぎの時に死人が出た部屋でな。
 マンション全体がリフォームされた時に、マンションの持ち主が不吉だからって、扉を取っ払って壁で埋めちまった。
 だから、普通なら、ここに部屋はあるはずはねぇんだがな」
49小ネタ:2009/09/26(土) 14:26:57.28 ID:Q3Z5mLWD0
 ……しかし、「扉」は現れて
 鍵を開けた青年は、何ともないように、その扉を開く

「…「潰したはずの部屋への扉がある」って言う。都市伝説ね?」
「あぁ、そう言う奴だな。このマンション内の埋められた部屋、そこが全部、その都市伝説になってる。
 俺達「首塚」で、そこの部屋は全部抑えてるんだよ」
「……「首塚」……」

 その単語に、複雑そうな表情を浮かべる少女
 …喫茶ルーモアのマスターを殺したのは、「首塚」組織の一員だと、聞いていたからだ
 しかし…「首塚」組織の中でも、首領たる将門との直接対面がない者の仕業だった、という事も、あの黒服から聞いていた
 「首塚」組織は大きく分けると、将門との面識がある「側近」と、そうではないそれ以外のメンバーに分かれているようだ
 その中でも、勝手な行動をしているのは、それ以外の方

 …そして、この青年は、一応は「側近」に当たる
 黒服経由の情報だ、信用していいと思う
 問題は、この青年を信用できるかどうかだが

「…あの童貞魔術師野郎の行方は、こっちでも捜してる最中だよ」

 少女の複雑な心境を察したのか
 ぼそり、青年は呟いた
 その声に滲んでいるのは、怒り
 面識もないルーモアのマスターを殺したその男に対し、青年ははっきりとした怒りを覚えているのだ
 少女も、それを察する
50小ネタ:2009/09/26(土) 14:30:01.36 ID:Q3Z5mLWD0
「…前は逃がしたが、今度見つけたら…」

 …呟きながら、青年は少女を部屋の中に案内する

 ……質素な部屋だ
 キッチンと一体になったリビングと、多分、奥にベッドなどがある部屋があるのだろう
 もう一方の扉は、風呂とトイレと見た
 飾り気のない、必要最低限の家具しかない部屋
 そこに

『あら、いらっしゃぁい』

 ……女がいた
 体が半透明な

「…なんだ、今日はこの部屋にいたのかよ」
『何よ、いちゃいけない?』

 青年の面倒臭そうな声に、ぷりぷりと怒っている、推定幽霊
 しかし、彼女は少女に気付くと、あらあら、と近寄ってくる

『あら?どうしたの?その格好…あらら、その浴衣、直さないと切れそうにないわね…』
「ち、ちょっと?」

 突然、何なのだ、この推定幽霊は
 説明を求めるように青年を見上げると、青年は肩をすくめてくる
51小ネタ:2009/09/26(土) 14:35:54.54 ID:Q3Z5mLWD0
「この部屋は、幽霊騒動で潰されたって言ったろ?……その、元凶の連続殺人鬼幽霊だ」
『今はもう改心してるもん。人殺さないもん。人畜無害だもん』

 むー!と頬を膨らませる、女の幽霊
 外見はどう見ても20を越しているというのに、言動やら何やら、やけに子供っぽい

「…確か、その幽霊ってお払いされたんじゃなかった?」
『オリジナルはねー。でも、ほら、その後も噂は続いたでしょ?だから、都市伝説的に私が生まれたのよ』

 私は人殺し嫌いだけどー、と能天気に答える幽霊
 なんと言うか………頭、悪そう

「…寝泊りできる場所知らない?とは聞いたけど。頭悪そうな同居人が欲しいとは言ってないわよ?」
「許せ。こいつが今日、この部屋にいるとは思わなかった。どっかかしらの部屋にいるのは知ってたけど」
『ひどーーい!』

 むー!と、ますます頬を膨らませてきた女幽霊
 …なんだか、頭が痛くなってくる

「…とりあえず、今夜はここで寝とけ。服は、他の奴にでも連絡して用意させとくから」
「あなたは?」
「俺も今日はここで寝る…流石に疲れたしな」

 そう言って、青年はふぁ、と欠伸している
 …そりゃあ、疲れただろう
 この日、「夢の国」の攻撃が始まってから、青年はほぼ走り回っていたのだ
52小ネタ:2009/09/26(土) 14:39:38.35 ID:Q3Z5mLWD0
 途中からは、少女を抱えたままずっと動き回っていた
 疲れていない訳がない
 むしろ、普通なら途中で力尽きているところだ
 …夜も遅くなってきた時間
 少女も、この日一日の戦いの疲労もあって、疲れ果ててきている
 狭い繰る眠気には、勝てない

『あら、でも、ベッド一つしかないでしょ?一緒に寝るの?』
「はぁっ!?」

 女幽霊の呑気な言葉に、一瞬、眠気が吹き飛ぶ少女
 ベッド一つっ!?
 確かに、一人暮らし用と思われる部屋ではあるけれど…
 何故、こんな男と一緒に寝なければならないのか
 抗議しようとする少女だが
 それよりも先に、青年が答えた

「いや、俺はそこのソファーで寝るから」
『あら、子供には優しいのね…私には冷たいくせに』
「つるぺったんに優しくする筋合いはねぇ。小学校低学年の子供をソファーで寝かせる訳にもいかないだろ」
『ひどーい!私、Cはあるもん!ギリギリCカップだもん!!』

 ぎゃいぎゃい
 抗議する女幽霊の言葉をスルーして、青年は眠たそうにソファーに転がった
 どうやら、こちらと一緒に寝るという選択肢は初めから無かったようで…それは、いい
53小ネタ:2009/09/26(土) 14:43:05.52 ID:Q3Z5mLWD0
 それはいい、の、だが

「…………」

 すたすたすた
 少女は、無言で、ソファーに寝そべっている青年に近づいた

「ん?どうし……」

 ごがっ!!

「がはっ!?」

 そのお腹に、思い切り、全身の力を込めてエルボーをかますっ!!

「誰が小学校低学年よっ!?私はもう10歳よっ!!」

 全力で、そう抗議して
 少女は、ばたん!!と、ベッドのある部屋へと入っていった
 リビングには、腹を抑えて悶える青年と、女幽霊だけが残されて

『本当、あなたって乙女心とか女心がわからない男よねー』

 と、女幽霊が呆れながら、そう呟いたのだった



終わってしまえばいい
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 14:45:51.40 ID:Q3Z5mLWD0
まずは、家なき子状態の「はないちもんめ」に寝床提供
この後からの寝床ってか家どうするんだろうな、と思いつつ、ちょいと考えていることがあるので、「はないちもんめ」のこれからのお家がまだ決まっていない事を祈る
決まってなかったら、電波の突き進むままにこの後のネタも考えていって見りゅ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 15:00:29.80 ID:Q3Z5mLWD0
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 15:09:16.07 ID:Q3Z5mLWD0
俺しかいない予感だが出かけてくる
夜までにスレが残っていたら幸せだ!!!!
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 15:11:02.00 ID:ISYymgEQ0
おつ!
首塚かなり拠点押さえてるなあ・・隠れ場所にはことかかなそうだ
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 15:33:40.39 ID:BOTK24zq0
乙!
なんかどっかの異人さんとか隙間な男さんとか笛吹さんと赤いマントとかが羨むシチュエーションだよな
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 15:52:49.85 ID:owvk2hfO0
>なんかどっかの異人さんとか隙間な男さんとか笛吹さんと赤いマントとかが羨むシチュエーションだよな
今従妹と一緒に寝てんだけど今ならその方々と親友になれると思う。
幼女って素晴らしいよな。形容する言葉なんていらない、「素晴らしい」の一語で全てが伝わるよな。

今投下よさげだろうか…?
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 15:55:02.05 ID:ISYymgEQ0
wktk支援
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 16:05:22.50 ID:ihXT2llN0
>>54
乙!
幽霊が同居人かwwww
丁度幽霊ネタ考えてた所なんで渡りに船ですwww

>「はないちもんめ」のこれからのお家がまだ決まっていない事を祈る
決まってないですよ〜
家壊した当初はホームレス生活させようかとか考えてた位なんで
62題未定:2009/09/26(土) 16:11:21.65 ID:owvk2hfO0
   よし、よさげなので投下。


寝ようとしていると、一本の電話がかかってきた。
正直辛いが、出ないわけにはいかないだろう。

「はい、こちらポンザーの会本部です。入会をご希望ですか? でしたら―――」
『・・・なにあんた、まだそんなことやってたわけ?』
「住所とソウルネームを―――って母さんか。そんなものって、ポン酢の素晴らしさを広めるのは人類の義務なんだよ?」
『・・・そんな義務聞いた事がないし絶対に背負いたくもないけど、まあいいわ。それより、大分大変だったみたいね?』
「今アメリカにいるはずの母さんがなんでそんな事知ってるのさ?」
『ふふふ、女にはいっぱい秘密があるのよ?』
「・・・で要件は?」
『ああん、つれないわね。そんなんだから彼女の一人もできないのよ』
「切るよ」
『ちょっ、ちょっと待って! 用事二つもあるんだってば!』
「だからさっさとその用事言いやがれこちとらクソ寝みぃんだよ」
『あら、そんな汚い言葉遣いをしたらますます彼女が―――いえ、なんでもないわよ?』
「…もういいから、早く用件言ってくれ…」
『そう、じゃあ一つ目の用件から。―――“やつ”がそっちに向かってるわ』
「……だー、こんな時にまた面倒事かよ…」
『あら、前に「さっさと叩き潰してやる」なんて息巻いてた根性はどこにいったのかしら?』
「だからね、いろいろあったの。体ボロボロなの。しんどいの。ユアアンダスタン?」
『Oh,I see.』
「ていうか、どうやってそんなの調べてるのさ?」
『さっきも言ったでしょう? 女には秘密がたくさん―――ゴメン、切らないで。・・・そういう能力を持ってる子もいるのよ。“普通とは違う人”を浮かび上がらせる能力とか、ね』
63題未定:2009/09/26(土) 16:12:28.58 ID:owvk2hfO0
「ふーん、まあどうでもいいけどー」
『・・・あんたもなかなかムカつくわね。その態度、あとで後悔させてあげるわ』
「なー母さんよ。知ってるかー?」
『なにをよ?』
「“後悔”ってなー、“後”で“悔”いるから後悔なんだぞー。この程度の日本語間違えるとか・・・プッ」
『……上等じゃない。その態度、死ぬほど後悔させてあげるわ・・・!』
「あっはっは、やってみろい!」
『勝負よアホ息子! 種目は将棋!』
「よかろう母上、受けて立とうぞ!」


「・・・お兄さん、うるさい」
「まあまあ、久しぶりにお母様とお話しできて嬉しいんですよきっと。・・・それに、面白いことになりそうな予感もしますし」
「・・・?」
「うふふ、クイちゃんもきっと楽しめますよ。そのために、今日は早く寝ましょう?」
「・・・わかった。寝る」
「お利口さんです」
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 16:13:55.70 ID:ihXT2llN0
支援!
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 16:14:24.66 ID:0JS/bjhEO
すかさず支援
66題未定:2009/09/26(土) 16:18:44.74 ID:owvk2hfO0
「・・・動け、王将! なぜ動かん!?」
『・・・あんだけ大口叩いといて、30分ももたないとか・・・あんたってバカではないはずなのに、こういう頭使う遊び、絶望的に弱いわよね』
「まだ終わってない! どこかにまだ、逆転の芽が・・・!」
『無理よ。あんたの駒は王一つ、対してこちらは竜王と竜馬四つでその周囲を囲っている。・・・これで逆転するって、将棋のルールを根本的に変えなきゃね』
「・・・ちくしょう!」
『さあて、お待ちかねの罰ゲームですが〜♪』
「・・・『負けた方が勝った方の言う条件を呑む』だよね」
『そう。そうね・・・「明日から一ヶ月間、外出するときには女装を欠かさない」でどうかしら?』
「………!」
『あら、感激で言葉も出ないようね?』
「アホかあーっ! 学校とかどうすんのって感じだし、もしバレたら社会的に破滅するわ!」
『あ、そうね。学校だけは許してあげるわ。感謝しなさい、バカ息子』
「あ、ありがとう・・・ってちがーう! アンタは実の息子が社会的に抹殺されても平気なんですか!?」
『え、なにか気にすることある?』
「そ、即答しやがった・・・!?」
『あ、そうそう。やらなかったら仕送りなくなるからそのつもりで』
「こ、この・・・鬼! 悪魔!」
67題未定:2009/09/26(土) 16:20:05.77 ID:owvk2hfO0
『あと、すっぽかそうと思っても無駄よ?』
「は、はっ! そんなハッタリ通じるとでも―――」
「大丈夫ですお母様! 少年は私が立派な女の子にしてみせます!」
『あら、トバちゃんったら頼もしいわね。監視も任せていいかしら?』
「任せてください! 私の都市伝説としての全存在を賭け、少年の監視を行います!」
『あらあら、元気がいいわね。―――じゃあさようならバカ息子。女装姿の写真、楽しみにしてるわよ?』
「………は? いやまってなにがどうなってなんでこんなことに―――」プツッ、ツー、ツー、ツー

「…切られた……」
「大丈夫ですよ少年。きっと似合います」
「いや似合うとかそういうんじゃなくってね!? 冗談だよね? いくらなんでも冗談だよねこれ!?」
「うふふ、そうですね。うふふ、うふふふふ…」


そうして、夜は更けていく。
68題未定:2009/09/26(土) 16:22:24.47 ID:owvk2hfO0
とりあえず以上。

始まりが戦闘からだったから、日常書くのは楽しいなあ…
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 16:23:24.31 ID:ISYymgEQ0
乙!
なんという罰ゲームwwww
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 16:25:35.71 ID:ihXT2llN0
女装wwwww
都市伝説的秘密結社※修正版
秘密結社の代名詞「フリーメイソンリー」
社会問題になった魔術結社「薔薇十字団」
魔術結社の原型「黄金の夜明け団」
近代神秘主義の源流「人智学協会」
秘密のマスター「神智学教会」
未知なる上位者「大白同胞団」
悪魔崇拝「テンプル騎士団」
性魔術「東方聖堂騎士団」
黒ミサと乱交「ヘルファイヤー・クラブ」
クロウリーの魔術結社「銀の星」
呪術戦争「薔薇十字カバラ団」&「慈善カルメル教会」
新規の魔術大系「ウィッカ」
全ての黒幕「イルミナティ」
不可能を可能に「機関」
地下世界と超エネルギー「ヴリル教会」
山の長老伝説「暗殺教団」
食人一族「ソニー・ビーン」
町の守護者「怪奇同盟」
必殺の処刑集団「聖フェーメ団」
インドの殺人結社「サッグ団」
アフリカの殺人結社「豹男の団体」
虚構の秘密結社「シオン修道会」
対宇宙人組織「黒服の男達」
宇宙人の専門家「MJ-12」
世界征服「三百人委員会」
世界支配「スカル&ボーンズ」
全ては女神のために「SFサークル」
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:03:24.03 ID:AgTsQM+U0
ただいまー

やっと終わったっ…!"実力試験"と言う名の悪夢がっ…!!!

試験なんかくそくらえっ…!それでいてその分の代休が無いなんてっ…!

最悪だっ…!先公なんか嫌いだっ…!!!

上層部なんか嫌いだっ…!!!






まあ、ここで愚痴った所でしょうがないんだがw
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:06:31.42 ID:ihXT2llN0
>>72
はっはっはっはっは
ウチの学校なんてデフォルトで日曜以外休み無いんだが
つか、夏休みまで一日7時間授業とか勘弁して欲しかった
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:08:14.52 ID:DBmy0Ls50
寝てる間に落ちてたー!!



騎士と姫君の方へ

ザクロは幽霊だろうと都市伝説扱いしますので平気です。
たとえ人間の生首見ようと動じずに戦ったりしてます。
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:18:10.48 ID:DBmy0Ls50
さて、秋祭り前日編はいつでも書けるし時期にあった収束時点の話を書かなきゃなぁ


・・・あー、そうだ『仮面ライダー』どうなったんだろ。笛吹に置いていかれちゃったからな。
まぁ大丈夫か・・・それより街の修復ネタですよ
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:18:55.77 ID:AgTsQM+U0
>>73
ま、まさか…進学校って奴か!

ああ、試験終わってだるいぜ…orz
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:20:34.46 ID:K8MslG7W0
>>73
もしかして同じ学校なんてこと……、ないよな?
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:25:01.37 ID:AgTsQM+U0
>>77
ないでしょwww

こっちは天下の小沢王国だぜ?

有り得る訳がないっ…!
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:27:40.68 ID:DBmy0Ls50
一日7時間授業はなかなかつらいよねぇ・・・
まぁ歩いて行ける場所にあることが最大のメリットだったんですけど。
進学率も悪くなかったし。



ところで、この前胸の大きさをキャラに談義させてた気がするんだが俺の見間違いか?
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:29:40.76 ID:ihXT2llN0
>>76
進学校って奴ですね
受験生に休みは無いって俺等1年頃から受験生扱いじゃないかとry

>>79
ちなみに去年は週一だけど10時間授業って魔物がry

>ところで、この前胸の大きさをキャラに談義させてた気がするんだが俺の見間違いか?
あったあった

81題未定:2009/09/26(土) 17:30:24.75 ID:owvk2hfO0
    試験諦めて暇なので投下ー
    能力が(ブウ的な意味で)チートな悪役を参入させてみる。


《夢の国》の革命が成り、『鮫島事件』が釣りに終わった、その夜。
一人の男が、学校町を見下ろしていた。

「ここが、学校町か」

そう呟くと、その男は手に持った"なにか"を噛み千切り、そのまま咀嚼し始める。
夜の静寂の中に、なにか柔らかいものを咀嚼するクチャクチャという音が響く。
…その男は、一見普通の男だった。
どこにでもいそうな普通の服装に、特に目も引くこともない中途半端に整った顔立ち。
しかし、その纏う雰囲気は異常だった。
まるでホラー映画のゾンビのように生気のないその様子。
中途半端に整った顔の中でギョロギョロと蠢くその目は、見るものに爬虫類のような印象を与える。
…なによりも異様なのは、その右手に握られている物体だった。
月明かりを受けてぬめりと光る、べちゃべちゃとしたその物体は―――。

「…うん、なかなかのもんだな」
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:31:04.77 ID:AgTsQM+U0
>>79
電車で1時間弱掛かって学校行きますが何か?

朝6:00起きとかしんどいんだぜ…?
83題未定:2009/09/26(土) 17:32:08.61 ID:owvk2hfO0
―――それは、内臓だった。
未だにポタポタと血を滴らせる、新鮮な臓物。
所々に、なにかに食い千切られたかのような痕がついている。
ならば先程、男が噛み千切ったものは。
今男が、クチャクチャと美味しそうに咀嚼しているものは。

「―――エサがたくさん、嬉しいなあ」

男は嗤う。
その街に住む全ての人を、ただのエサだと言い切って。


その街には、あらゆる都市伝説が集まるという。
強さも弱さも、善悪の区別すらなく。

《夢の国》と『鮫島事件』という、二つの大きな波を乗り越えたその街に、今宵新たに入る都市伝説。
それはこの街に、何をもたらすのか。

「―――は。楽しい楽しい、食事の始まりだ」

そう言ったその男の顔は、邪悪な歪みに満ちていた。
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:33:31.28 ID:ihXT2llN0
>>82
同士よ!!
何であんな遠い学校選んだかな、俺は・・・

支援
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:34:34.32 ID:AgTsQM+U0
>>84
まさか本当に同じ学校なんて事は…無いよなwww

支援!
86題未定:2009/09/26(土) 17:38:58.61 ID:owvk2hfO0
    まだまだいくぜー
    みんな夏休みでどんだけだった?


少年は同居人二人とともに、秋祭りが行われている街中を歩いていた。
昨日の《夢の国》との戦いの爪痕はちょくちょく見かけるが、それでも祭りは中止されず、大勢の人が楽しそうに笑っている。
本来ならばどこにでもある“当たり前の風景”であるはずのそれ。
でも今それを見ていると、なんだか顔が綻んできて―――。

「―――いやぁ、本当に、よかったなあ」

小さく呟く。
昨日のあの戦いで、こっちの体はボロボロだ。
地面を踏みしめる度に身体中がギシギシと悲鳴をあげるし、都市伝説の能力にしても使いすぎで、当分は全力の半分ほどの力しか出せないだろう。
それだけの代償を払っても、結局自分がなにかの役に立てたのかはわからない。

―――脳裏に浮かぶのは昨夜、満月に照らされたあの光景。
月の光が降り注ぐなかで、再生能力を失ったマスコットたちは、自らが倒されることを望んでいるようにも見えた。

―――きっと、顔も知らないこの戦いを終わらせた功労者さんたちは、《夢の国》を倒すだけでなく、救ってもみせたのだろう。

それに比べれば無にも等しいだろうけれど、自分の行動にも意味があったのだと信じたい。
もし、自分が戦ったことが、ほんの少しでも他の人の助けになれたのなら。
もし、自分が起こした行動の結果で、誰かがほんの少しでも救われたとしたら。
たとえ体がボロボロになっていても、それは悪くない、と思えた。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:39:58.11 ID:ihXT2llN0
>   みんな夏休みでどんだけだった?
多分、合計で・・・十日あったかな?

支援
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:41:46.25 ID:AgTsQM+U0
>>87
夏休み?そんな物は…1ヶ月半ぐらいはあったかな?バイトできたし

支援
89題未定:2009/09/26(土) 17:42:30.52 ID:owvk2hfO0
    >>87
    …ゴメン。俺周りの奴が片っ端から40日とかあったんで、21日って短いよなーとか思ってた

「・・・本当に、よかったですね?」

不意に聞こえた呟きに、今歩いているその隣に目を向ける。
無表情ながらも嬉しそうにわたあめを頬張る同居人二号・クイちゃんの頭越しに、同居人一号・トバさんの、暖かな笑顔が見えた。
しばし見つめ合ったあと、お互いからどちらからともなく、うふふ、アハハと笑い声が漏れだす。
なぜか突然笑いだした二人の間に挟まれる形となったクイちゃんは、きょとん、と不思議そうに首をかしげていた。
その様子がまた可愛らしくて、こっちとトバさんは笑みを浮かべながら顔を見合わせる。


全部終わったそのあとで、みんなで笑いあえるのならば。
―――きっとどんなことが起こったとしても、それはハッピーエンドだろう。


きゅ、と握った手に感じるのは、小さな手のその温かさ。
あはは、と笑いかけたそのさきにあるのは、抱擁されるかのような笑顔。


《夢の国》の中の人たちも、彼らを助けるために必死になっていた人たちも。


(―――みんなが笑顔でありますように)

ハッピーエンドを願いつつ、大切な人たちと祭りを楽しむ。
全くもって、幸せだ。
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:43:57.78 ID:ihXT2llN0
>…ゴメン。俺周りの奴が片っ端から40日とかあったんで、21日って短いよなーとか思ってた
1、2年の頃はそんな感じだったな・・・・・・

>>88
何と羨ましい
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:44:31.12 ID:DBmy0Ls50
  ┌─────────────────────────┐
  │        都市伝説名―「合わせ鏡の悪魔」        │
  │           本体―アクマ                    │
  ├───────┬────────┬────────┤
  │  破壊力―A  │.   スピード―C   .|.   射程距離―B  .│
  ├───────┼────────┼────────┤
  │   持続力―B  │ . 精密動作性―D  |   成長性―D   │
  └───────┴────────┴────────┘
   契約コストC(単独なら問題ないが、多重契約すると危険)

  ┌─────────────────────────┐
  │        都市伝説名―「ブラックドッグ,」          .│
  │           本体―ザクロ                    .│
  ├───────┬────────┬────────┤
  │  破壊力―B  │.   スピード―A   .│.   射程距離―B .│
  ├───────┼────────┼────────┤
  │   持続力―A  │ . 精密動作性―B  |   成長性―C   │
  └───────┴────────┴────────┘
   契約コストD(多重契約とかそんなこと危ないこと考えてはいけない)

  A―超スゴイ B―スゴイ C―人間と同じ D―ニガテ E―超ニガテ

やってみたらザクロの能力値ハンパねぇ。よくこれで契約後即都市伝説化してなかったもんだ。
ちなみにアクマの射程距離と精密動作性は『引き込み』能力の判定。
ザクロの射程距離は『火を吹く』能力を考慮して。まぁ脚力考えるとA判定でもいいんだが・・・
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:45:25.89 ID:ISYymgEQ0
>>74
お答えありがとん!
なるほど、お化け屋敷とかだと頼もしい存在だなw
さあ書くぜー!
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:45:42.22 ID:ihXT2llN0
>>91
何て危険な多重契約?!
ブラックドッグ、コスト重いなぁ・・・ザクロが特別重いって訳じゃないだろうけど
94題未定:2009/09/26(土) 17:47:15.68 ID:owvk2hfO0
    まだまだー

昨日のことだ。方向性の全く違う二つの戦いを、こっちは体験した。
双方とも理由は違えど、同じく負けるわけにはいかない戦い。
しかし、今こっちがしているのもその二つに負けず劣らず、自分自身の数少ない誇りにかけてでも負けられない戦いだった。
その、戦いの名は。



“スーパーボール掬い”。



「ようくお似合いですよ、少年?」
「…可愛い。とっても」
「……やめて、お願い。誉められてるんだろうけど、それはわかってるんだけど、なんか心が折れそうになってくる…」

いかに幸せだとはいっても、不幸は潜んでいるわけで。

なにが不幸かって、なによりも服装が不幸である。死にたい。
なんてったって、浴衣である。死にたい。
あれ、普通じゃんと思うなかれ。死にたい。
浴衣は浴衣でも"女物"なのだ。死にたい。
一応いっておくが、断じて“そういう趣味”はない。マジで死にたい。
・・・じゃあなぜ至って平凡な高校生であるこっちが、そんなファンキーな格好をしているのか。
それは、昨晩の母さんとの約束・・・というか、むしろ罰ゲームによるものだ。
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:48:16.41 ID:+oOu6swGO
>>67 そこでLOLIQLOですよ
96題未定:2009/09/26(土) 17:48:32.10 ID:owvk2hfO0
すっぽかそうとするこっちに対して、「私の都市伝説としての全存在を賭け、少年の監視を行います!」と
宣言してくれやがった同居人一号ことトバさん。
いやいくらなんでも冗談だろうこっちの社会的な生き死にとかも関わってくるし、と高をくくっていたのだが・・・・・・馬鹿げたことに、有言実行しやがった。
今朝起きるとなぜか体が洗面所の鏡の前に固定されており、既に服装は浴衣という状況。
そのとんでもない衝撃にしばし固まり・・・しかし文句を言うその前に、クイちゃんによって脳震盪を引き起こされ、ハッと気付いたときには化粧も終わり完全にお出かけ準備オーケー。
もちろん抵抗はしたものの、最後はトバさんの「では仕方ありません。お母様にこのことをご報告するしか・・・」という言葉によって、勝負は決した。
ちなみにこの罰ゲームを実行しないと仕送りがゼロになる。
多少の持ち合わせはあるとはいえ、そんな「自分たちが宿無し飯無し無一文となってでも、あなたを女装させてみせるッ!」
といわんばかりの(本当に)無駄な覚悟を見せつけられては、こちらも腹をくくるしかあるまい。

というわけで、今のこっちたち三人は、実に不本意ながらも"仲良し三人娘"に見えている、らしい。
・・・もしクラスメイトに遭遇した挙げ句女装を見破られでもしたら社会的に抹殺されるという密かどころかドでかい問題点は、ご機嫌な同居人たちからしたら比較的どうでもいいようである。
まあでも祭りは楽しまにゃ損だ、と自分に言い聞かせて歩くこと数十分。
「女装がバレたらどうしよう」という不安を「まあきっと大丈夫! ・・・多分」という楽観的な希望で相殺することに慣れてきた頃。
こっちは“それ”を見つけてしまった。



“それ”は数ある出店の一つで、特に目立っているわけではない。
しかしこっちにとっては、他のどんな出店よりも、その出店は輝いて見えた。
たっぷり一分は固まって、「……少年?」という怪訝そうなトバさんの言葉を耳に素通りさせ、ふらふらとその出店に近づいていく。
その出店には大きな水槽がおいてあり、水が渦を巻いて流れるその中には、大小様々色とりどりの球体が浮かんでいる。
店先に「取り放題! 掬えた分だけ持ってけドロボー!」という貼り紙があるその店は。

「スーパーボール掬い…だと……?」

スーパーボール掬い屋だった。
97題未定:2009/09/26(土) 17:49:39.26 ID:owvk2hfO0
街中の一角に、多くのギャラリーを集めている出店があった。
好奇心を煽られた通行人が「なんだなんだ? ショーでもやってんのか?」とその店を見に行っては、その名称を見て怪訝そうに眉をひそめる。
が、すぐさま“あるもの”を発見し、納得するのだ。
その“あるもの”とはなにか。
それは。


“浴衣姿の女の子が一心不乱にボールを掬っているその傍らに、巨大なスーパーボールの山ができている”という、ある種異様な光景だった。


・・・周りがガヤガヤとうるさいが、そんなものは気にはならない。
今の自分にとっては、目の前をくるくると渦巻くボール以外のものなどどうでもいいのだ。
水槽の中の最後のボールを軽々と掬うと、気合いを入れ直すために軽く伸びをする。
ふと気付くと同居人たちはいなくなっていた。
・・・そういえば、「・・・私たちは適当に回ってますからね」という呆れたような声が聞こえたような気もする。
まあいっか、と懐からポン酢を取りだし、ゴクゴクと飲んで喉を潤す。
なぜかまた周囲がどよめいているが気にせずに、顔を青くしている出店のおっちゃんに向かって呟く。

「・・・・・・この、程度ですか?」

その呟きを聞いたおっちゃんの顔つきが、変わった。
赤字を恐れる商売人の顔から、意地を貫く漢の顔へと。
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:50:30.04 ID:AgTsQM+U0
>>90
そのかわり8月初旬に始まるため終わりは9月下旬

そして周りは既に夏休みに入っていい感じに日数が過ぎてるため友達とすれ違いっていう現状

ただ日数が多くてその分宿題も出される怠惰な夏を過ごすことになる

これでも羨ましいと言えるかな?

流石に俺はこれを3回繰り返してるから慣れたけどさ
99題未定:2009/09/26(土) 17:51:22.40 ID:owvk2hfO0
「・・・ほぉ。小娘が、でけぇクチ叩くじゃねぇか」

その漢は一旦店の裏へと消えると、複数の段ボール箱を抱えて戻って来た。
その段ボール箱の中には、様々な種類のスーパーボールが満載されている。

「これがウチにある全てだ。掬えるもんなら掬ってみなァ、嬢ちゃん!!」

漢の咆哮を前にして、しかしこっちは怯まない。
小さな声で、しかし漢への敬意を込めて、呟く。

「・・・相手にとって、不足なし」

懐の財布から一枚の五百円玉を取りだし、「これで十分だ」と言わんばかりに漢へと手渡す。
二人の視線は交錯し、しかしそれは一瞬だけ。
すぐにこっちの目は目の前で渦巻くスーパーボールを追い始め、漢の目はその手つきに向けられる。
ギャラリーからの「おぉあのおっちゃんすげぇ漢だ!」「いやいや真正面から受けて立ったあの女の子もなかなかやるぜ!」
なんていう歓声をバックに、二つの意地が激突した。

  
   これで書き溜めを放出しきったぜ。
   いいかげん題決めようと思う。
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:54:35.13 ID:owvk2hfO0
>>98
普通に羨ましくね?俺なんか夏休み21日ぽっちなのに宿題で問題集6、7冊でたぞ
友達にしてもとりあえずモンハンできればいいので無問題
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:55:00.61 ID:ihXT2llN0
>>98
微妙な所だよなぁ・・・・・・
こっちはこっちで、偶に地元の友達に会って話すとふとした表紙に
何でお前等学校無いの?
見たいな台詞が出るから困る

>>99
乙!!
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:56:06.27 ID:ihXT2llN0
>>100
あ、十日しかない代わりに宿題殆ど何時もどおりだったわ
追加で問題集108ページ分出たけど大したこと無かったし
103「結界都市『東京』」second stage:2009/09/26(土) 17:56:20.89 ID:AgTsQM+U0
未定の人乙っしたー!
さて、こっちも憂さ晴らしに事後処理編投下しますか…

 ―Episode7 祭りの後の祭り―
 私は高台から秋祭りの会場を見下ろしていた。人の道を外れたモノとして―
 見ると、戦闘の後はほとんど消えかけていた。残っているのは、修復が難しそうな大きな穴と一部倒壊した住宅地ぐらいなものだろうか。
 私は、いや、私「達」は戦闘の後に与えられた休息をありがたく頂くことにした。
 「しかし、ひどい戦闘でしたね…」
 「ああ、そうだな。月読。」
 「でも、街も護れたんだし、これでいいんじゃない?」
 「そうだな、天照。」
 「でももうちょっと暴れたかったぜ?」
 「調子に乗るな、建速。この場で禿さん呼ぶぞ?」
 「冗談きついぜ!」ハハハハハハ…
 そう、これでよかったのだ。歪んだ「夢の国」はもういない。いても、それは子供達にちゃんとした輝く夢を与える「夢の国」だ。
 一人の老人によって食い物にされた仄暗い魔法の王国は、一人の少女によってその存在を改めたのだ。
 私はこれからどうすればいいのだろうか…
 まあ、そこは深く考えない事にしよう。重要な事はこれから後でじっくりと考えよう。
 私達は祭りの会場に向かうのだった。

 後日、"出店巡りの黒き稲妻"として、色々な存在に名が知られる事になるのはまた別の話だ…

うん、なんかノリで黒き稲妻とかやってみたかったw
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:57:10.89 ID:DBmy0Ls50
  ┌─────────────────────────┐
  │        都市伝説名―「座敷童」               │
  │           本体―妹ちゃん                  .│
  ├───────┬────────┬────────┤
  │  破壊力―D  │.   スピード―C   .│.   射程距離―B │
  ├───────┼────────┼────────┤
  │   持続力―A  │ . 精密動作性―A  |   成長性―A   │
  └───────┴────────┴────────┘
   契約コストC(単独では特に問題なし)

  A―超スゴイ B―スゴイ C―人間と同じ D―ニガテ E―超ニガテ


能力自体に破壊力はなく、妹ちゃん自身の筋力考えればこんなもんか。
射程距離に精密動作性、なにより持続力のある能力。本来は家屋にずっと結界張っていますからね。
ちなみにスピード=結界展開の速さならBないしA。
あと、人間でもある為成長性がA。今後どう育つかは書いている俺にもわからない。
え、コスト低い?『座敷童』自体は能力が強いけど人間と馴染みやすいんですよ。
だが、肝心の姫さんの器が小さめだったようで・・・

>>93
『ブラックドッグ』自体、身体能力は天下一品なんです。普通の大型犬のさらに巨大版ですし体格。
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 17:58:15.73 ID:AgTsQM+U0
>>100
そのかわり冬が1週間〜2週間なんだぜ?

>>101
あるあ…あったあったw
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 18:04:36.10 ID:ihXT2llN0
>そのかわり冬が1週間〜2週間なんだぜ?
その代わり冬休み一週間無いんだぜ?

>あるあ…あったあったw
ですよねーww

107「はないちもんめ」:2009/09/26(土) 18:07:32.61 ID:ihXT2llN0
昼休み
友人「そういやさ・・・」
少女「ん?」
友人「うちの学校で、最近噂になってた怪談があるんだけど・・・ここ最近、それの目撃情報が異様に増えてるんだ」
少女「それって・・・」
友人「確実に都市伝説が発現してる・・・よね?」
少女「可能性は高いわね・・・内容は?」
友人「4階のトイレの前に鏡あるでしょ?」
あぁ、あの古くて臭いから誰も近寄らないトイレの前か・・・
確かに何かありそうな鏡はある
友人「それに映るんだってさ・・・幽霊が」
また・・・ベタと言うか何と言うか・・・
少女「幽霊が映る鏡・・・か」
友人「見えるだけだから害は無いと思うんだけど・・・・・・」
少女「・・・調べてみる」
私の通ってる学校でそんなんあったら気味悪いしね・・・
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 18:10:54.30 ID:owvk2hfO0
>>105
普通じゃね?こっちは夏三週間、冬二週間、春一週間だからそれに比べれば…
夏休みに友達に会うと「え、お前夏休み三週間? ざまぁwww」とか言われるのが苦痛で苦痛で
109「はないちもんめ」:2009/09/26(土) 18:11:23.87 ID:ihXT2llN0
放課後 4階 トイレ前
少女「あれか・・・・・・」
幽霊が映る鏡
実際に幽霊が居るかどうかってなると・・・居ると言わざるを得ない
実際幽霊関係の都市伝説も多いし・・・
少女「さて・・・」
鏡の前に立つ
果たして、幽霊は本当に映るの・・・・・・いた
鏡に映る私の姿
その後ろに立つ、俯いた女・・・・・・
俯いてるから顔は見えない・・・けど・・・その服って・・・
少女「まさか・・・・・・」
今でもはっきりと覚えてる・・・

『よくも、私を 殺 し た な ぁ !?』
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 18:12:16.82 ID:owvk2hfO0
はないちもんめの人支援!
111「はないちもんめ」:2009/09/26(土) 18:12:20.27 ID:ihXT2llN0
向けられた顔は潰れて顔の形を成してない
あの時、私が飛び降りさせて殺した・・・
少女「かあ、さ・・・」
鏡から手が生えて私の首を絞める
少女「かっ・・・!?」
『やっぱり、さっさと、殺しておいたら良かった!!』
指に力が込められる
少女「・・・ッ!」
そして、私の意識は・・・・・・
112「はないちもんめ」:2009/09/26(土) 18:13:19.38 ID:ihXT2llN0
少女「ッ!?」
目覚めた
少女「ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・」
見えたのは、チャラ男に連れて来られたマンションの一室
夢、だったんだろうか・・・酷く生々しいというか
首にまだ絞められた様な感覚が残っているんだけど・・・・・・
『だいじょーぶ?何かうなされてたけど』
幽霊女が尋ねてくる・・・あんな夢見たのまさか、コイツの所為?
少女「ちょっと、嫌な、夢を見ただけよ・・・・・・くっ」
本当に、何で今更ッ!!
『ふぅん・・・・・・そういや、少し気になってたんだけど・・・』
少女「何?」
『貴女の後ろに何か憑いてるけど、誰それ?』



少女「ぃ・・・いやぁぁぁぁぁぁっぁあぁぁぁっっ!??!?!!?!」
私の、意識は、再び、落ちた

『いや、ほんの冗談だったんだけど・・・あれ?』
113「はないちもんめ」:2009/09/26(土) 18:14:48.43 ID:ihXT2llN0
何となく、思いつきで書いた
はないちもんめの母親の幽霊ネタ

オチが思いつかなかったからこんなオチに・・・

『花子さんと契約した男の話』作者様に土下座!!
幽霊女お借りしました
口調あってるか不安!!
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 18:21:54.82 ID:DBmy0Ls50
ザ・本音をぶっちゃけまSHOW!! テーマ「女性の胸の大きさについて」

主人公、××の場合
「女性の胸の大きさ?あー、つまりどれくらいが好みかってことか・・・
 俺は大きいほうが好きだが・・・まぁそれより重視すべき部分がある、かな。
  やっぱり話をしてて楽しい女性と付き合いたいなぁ。
  ・・・できれば俺を引っ張っていってくれるような、そういう強い女性と・・・え、趣旨が違う?」

おそらくメインヒロイン、姫さんの場合
「諸君、私はおっ○いが好きだ。巨乳も貧乳も美乳も(ry
         〜 中略 〜
 だが諸君、『絶対領域』を決して忘れてはいけない!!
   あの超ミニのスカートとハイソックスの隙間が(ry
   〜 彼女が語り尽くすまで中略をやめない 〜
 ハァ・・・ハァ・・・・・・え?ああ、要点だけまとめて言えって?
  えーっとねぇ、胸が大きい女性って憧れるわよね!(爽やかな笑顔で)」

主人公の家族、妹ちゃんの場合
「いやあの、なんで私にまで聞くんですか?
 えっ?姫さんは見事なまでに語りつくしてくれた?・・・あー、あの人は例外です。
 そうですね、うちは小さめの家系なので大きい人には憧れます。
 でもまだ私だって成長の可能性が・・・あ、すみませんちょっと落ち込んできたので休憩を・・・
   〜 休憩中 〜
  私だってまだチャンスは・・・せめて姫さんくらいには・・・え、休憩終わりですか?
  でももう話せることなんてないですよ・・・あ、兄さんのエロ本の隠し場所なら例えば(ry
   【これ以上は兄の尊厳を守ってあげるため省略しました】
  ・・・・・・え、まだ何か?最後に一言・・・そうですね、これからも兄と姫さんの恋路を応援してください」

以上で本日の本音をぶっちゃけまSHOW!!はお開きとさせていただきます。
またの機会をお楽しみに。
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 18:28:42.52 ID:DBmy0Ls50
さーて、なんとなく姫さん暴走させすぎた気がするんだが別に問題ないな。
こういうノリもイケるキャラだし。


さて、街の復興ネタでも練ってくるか
116業物一閃:2009/09/26(土) 18:32:31.30 ID:AgTsQM+U0
さて、放置してたこっち行きますか
 ―Episode8 後の祭り―
 メインイベントは終わった。「夢の国」は落ちた。残るは切り離された歪なパレードのみ。
 前の様な超再生や櫓の自動修復はなくなっている。こうなればこっちの物だ。
 「いくぞ、小次郎!」
 「うむ!」
 俺達は敗残兵を殲滅するかの様にパレードに向かっていく。
 歪んだ物は破壊されれば矯正される。彼らもまた然り。そして彼らもそれを望んでいる。
 俺はカッターを取り出す。
 「斬り払え、"備前長船"!」
 カッターは野太刀"備前長船長光"に姿を変える。
 その長い太刀を俺は何のためらいもなく振り下ろす。
 「でぇぇぇいっ!」
 俺はパレードのマスコット達を真っ二つに捌く。
 別に彼らが悪いのではない。最早諸悪の根源は去った。後は残りを片付けるだけだ。
 「一気に決める!小次郎!」
 「分かっておる!」
 「「我らが剣術"巌流"最強奥義!秘剣!"真・燕返し"!!」」
 数瞬後、先程まであったパレードはマスコットなども含めて全て消え失せた。
 「終わったな…」
 「うむ…」
 「そう言えば、祭りは明日もあるんだ。一緒に行こうぜ?」
 「しかし…我が現界しても…」
 「大丈夫、街では仮装大会が行われてるって言う事になっているらしい。」
 「だ、だが…」
 「まあいいじゃない、戦の後は必ず宴、でしょ?」
 「ま、まあ…そうだな。行ってみるとしようか。」
 「ただし、刀は抜くんじゃないからな?いくらなんでもシャレにならん。」
 「ぬう…」
117業物の人:2009/09/26(土) 18:38:44.71 ID:AgTsQM+U0
さて、小次郎さんもお祭り参戦かも?

3日目のネタどうしようかなぁ…
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:05:42.77 ID:0JS/bjhEO
おつ!
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:09:02.41 ID:BOTK24zq0
逃走中見てると≪夢の国≫ってこんな感じだったのかなって思うんだ
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:27:55.02 ID:jmP9+gXm0
こんばんはー、皆様乙!!

>>57
将門「くっかかかかか!何分、我等は資金力不足でなぁ……だからこそ、都市伝説による拠点を抑えなければどうにもならんのだよ」

>>79
やってたぜ!

はないちもんめの人へ
幽霊女はロクに設定考えずに出したんで、口調あんまし考えなくて大丈夫っす!
121小ネタ:2009/09/26(土) 19:40:56.11 ID:jmP9+gXm0
「おい、何だ、さっきの悲鳴!?」
『あ、チャラチャラー』

 寝ていたら、「はないちもんめ」の少女の悲鳴が聞こえてきた
 その悲鳴に飛び起きた青年は、急いで寝室に飛び込んでいた
 見ると、ベッドに倒れこむように気絶している少女の姿と、少し困った表情の女幽霊一人

「…とりあえず、弁解は聞くぞ。何やった」
『違うもん。何もやってないもん』

 ぷるぷるぷるっ
 首を左右に振る幽霊
 が、何故だろう
 直感的にわかる
 絶対、こいつ何かやらかした

「……ところで、台所には将門様から渡された塩もあるんだが。神社で清め済の」
『!?っそ、そそそそそそ、それは嫌っ!?清められたら死んじゃうぅ、らめぇえええ!!!』

 っぱ!!
 姿を消す女幽霊
 マンション内の、別の部屋に退避したのだろう
 まったく…と、青年はため息をついた
 あの女幽霊、決して悪人ではないのだが、どうにも精神が子供っぽい(それに関しては青年も人の事はあまり言えない)
 そして…その存在故か、傍にいる人間にうっかりと悪夢を見せた回数、数知れず
 というか、青年自身も、何度か悪夢にうなされている
 寝る前に、とっととあれを追い出すべきだったか
122小ネタ:2009/09/26(土) 19:44:18.18 ID:jmP9+gXm0
 ひとまず、青年は少女に毛布をかけなおしてやる
 う〜んう〜ん、とうなされている様子の少女

 …青年は、悪夢をはらってやる手段など持っていない
 悪夢にうなされている相手を救う事は、彼にはできない

 ……この少女の人となりについて、青年は詳しく知らない
 ただ、両親がいないらしい事は、ぼんやりと理解していた
 …その両親が、恐らく、ロクでもない人間だったのではないか?という部分も、なんとなくは、わかる
 それは、この少女が、大人を信用していないように見えたから
 自分とて、世間一般で言うロクでもない両親の元で育ち、大人になるまで、大人と呼ばれる存在が嫌いだった

 ……だが、この少女が大人から受けた、仕打ちは
 己が受けてきたそれよりも、はるかに酷いものであったであろう、と
 それを、何となく感じ取って

 それに、同情する訳ではない
 きっと、この少女はそんな事を望まないだろうから
 …結局、自分にできる事など、ほとんどないのだ

「……せめて、明日の朝飯、少し豪勢に作ってやるかね」

 ぼそり、小さくそう呟いて
 少女の頭を軽く撫でて…青年はまた、リビングに戻り、ソファーに横たわって眠りにつくのだった


終われ
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:46:09.75 ID:jmP9+gXm0
はないちもんめの人に剣山焼き土下座っ!!!orz
はないちもんめの悪夢のネタを読んでカっとなって書いた
どうして俺はいつも勢いだけで書くんだ
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:50:24.33 ID:BOTK24zq0
乙っしたー
ところで将門さんは清めの塩大丈夫なのかwwww
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:53:46.12 ID:AgTsQM+U0
>>124
塩ごときで将門さんが清められる訳がないだろwwwww
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 19:54:23.20 ID:jmP9+gXm0
>>124
>ところで将門さんは清めの塩大丈夫なのかwwww
将門「くくっ、くかっかかかかかかかかかかかかかか!!!
    あんな小童程度が清めた塩が、我に通じるとでも思うかぁ?
    我を清めたくば、もっと強大な清めの力を込めるんだなぁ!?」

まぁ、マジレスすると、ちょっと手の表面とか焼けるかもしれんがたいしたダメージになりません
多分、今の神社の宮司さんが清めた塩クラスだと将門大して効かない
ってか、将門レベルの祟り神に効いても困る
127鏡合わせのアクマ 〜取り残された彼ら〜:2009/09/26(土) 19:57:49.28 ID:DBmy0Ls50
「・・・なぁアクマ」 
「なにさ」
ゴウゴウと水音のうるさい地下施設で『仮面ライダー』はつぶやく。
「俺達、いつになったらここから出られるんだ?」
「さぁ・・・」
現在の状況。前から突然の水流、後ろは行き止まりの部屋。
・・・この様子だと、ここを水没させようとしてるってことか。
それが『鮫島事件』を解決した後の証拠隠滅だと、思いたい。
「後どのくらいもつ?」
「これくらいならあと2,3日は吸い込み続けられるけど、契約者はお腹空くでしょ?」
今アクマは、俺の頭の上にある合わせ鏡を使って前から迫りくる水をひっきりなしに呑み込んでいる。
「あ、そうだ瞬間移動は?家にも置き鏡放ってあるじゃないか」
「それを今使うと、家がビッショビショになりそうだからさっきから気づいてたけど言わなかったんだよね」
「命をなくすよりはいいだろ・・・水死はかっこ悪い気がするんだよな」
「どざえもんだっけー?犬神家だっけー?まぁいいや、そういうことなら・・・ていっ!」
アクマが声を上げた瞬間、俺の視界が切り替わる。
そこは、見慣れた俺の家だった。
「・・・畳拭かなきゃ」
「笛吹さん達大丈夫だと思う?」
「なんとかするだろ、あいつらも都市伝説と契約者だ」
濡れに濡れた部屋の惨状に途方にくれつつ、変身を解いた彼は雑巾を探し始めた・・・     〜 了 〜



主人公とアクマが帰還。
今後は三日目に復興作業を手伝うことになるでしょう。
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:01:01.47 ID:hq7AFrOfO
宮司「喰らうがいい! 私の必殺技【清めの塩・1t】を!」


これはないな
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:04:34.65 ID:BOTK24zq0
Tさん「これだから神社は……」
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:06:00.24 ID:jmP9+gXm0
合わせ鏡の人乙!!


ちなみに

『幽霊マンション』

東区に存在する5階建てのマンション。一階に5部屋まで存在。
一階は左から一番目の部屋、二階は左から二番目の部屋…と言うように、まるで階段を上がっていくかのように、死人が出続けた。
それは、マンションの傍にある砂場に居た幽霊が、寂しさからマンションをゆっくりと登っていき、そのせいで住人が死んでしまったと言われている。
当時の宮司にお払いされて幽霊は一度消滅したが、都市伝説的に語られた事により復活。
マンション自体は数年前にリフォームされ、死人が出た部屋の扉は外され壁で部屋は潰されたはずだが、「存在しないはずの部屋」の都市伝説が混ざり復活
お気楽でいい加減な性格の女幽霊が一人でぼんやりと、5つの部屋を行き来して生活していたが、ある日、夜間散歩中の将門と、その時傍に居たチャラ男に発見される
そして、部屋に誰か来てくれると寂しくないかも!と思い「首塚」に部屋を提供する事に

部屋自体は、普段は存在しないはずなので、扉すら存在しない
しかし、鍵を持っている人間にはその部屋の扉が見え、その人物が鍵を開けている場面に立ち会えば、その瞬間はその人にも扉が見える

現在、三階の部屋の鍵はチャラ男が保有
後の鍵は誰が持っているか不明と言う名の未定
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:07:10.06 ID:DBmy0Ls50
『学校町』の設定からして考えると、宮司さんは

○都市伝説について何も知らない

○めんどくさがりで、地鎮祭とかが最小限

○こいつがいなければ今の混沌とした『学校町』はない

○『怪奇同盟』から「てめぇのせいで仕事増えたじゃねーか」と若干恨まれている。



盟主『しかたないですよね、今時の宮司さんなんてそんなもの・・・と簡単には割り切れないですね』
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:10:16.36 ID:jmP9+gXm0
>>128
>宮司「喰らうがいい! 私の必殺技【清めの塩・1t】を!」

将門「くかかかかかか!物量作戦で来たかぁ??
    だが、人間如きが、そんな大量の塩を持ち運び、尚且つ我にぶつけるなどできるかなぁ?
    くっかかかかかかかかか!!神官であろうが!坊主共であろうが!!!
    並大抵の人間が、我を浄化できると思うなよぉお!!??」

…やべぇ、将門様になりきって答えるの難しいけど超楽しい

>>131
そんな感じなんだろうなぁwwwwww
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:14:18.82 ID:ihXT2llN0
皆乙!
仮面ライダー・・・取り残されてたのかwww

>>123
女幽霊塩に弱いのかwwww
>明日の朝飯、少し豪勢に作ってやるかね
取り合えずコレで翌日多少は機嫌よくなるだろうなぁ

>>131
諸悪の根源wwwwwww
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:16:14.35 ID:+oOu6swGO
巫女の清めの潮は?
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:17:56.82 ID:DBmy0Ls50
まぁ、宮司さんのせいにしたの俺なんですけどね


>>132
宮司さんもやれば出来る子のはずなのになぁ・・・

>>133
ええ、諸悪の根源はコイツです。
そして自分のサボリのせいで何が起こっているかまったく知らんという。


>>134
そういやあの巫女さんどこの神社なんだろ・・・山の上の神社だったら吹く。
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:18:26.29 ID:jmP9+gXm0
>>133
>女幽霊塩に弱いのかwwww
女幽霊「だって、所詮しがない幽霊だもん。オリジナルは砂場でおんぶされて神社に連れて行かれてお払いされちゃったんだもん」


>>134
エッチなのはいけないと思います
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:22:27.09 ID:ihXT2llN0
>>135
性質悪過ぎるwwwww
>>136
まぁ、確かに・・・つまりお経にも弱いと

138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:24:25.13 ID:jmP9+gXm0
>>137
女幽霊「お、お経もらめぇえええ!!!眠たくなった挙句に永遠の眠りについちゃううぅううううう!!!!????」
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:26:28.94 ID:ihXT2llN0
>>138
幽霊系都市伝説・・・物理攻撃効かないから強そうなイメージあったけど
意外と弱点多いなww

まぁ、将門様とか例外多そうだが
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:27:09.22 ID:DBmy0Ls50
>>136
待て、おんぶだと。
まさかそれをしたのは先代の宮司ジジイじゃあなかろうな

盟主『先代様ですか?彼は頑張っていましたね、とても優秀だったと思います。
    ただ、よく息子さんを・・・今の宮司さんを連れては色々お堅いことを言ってましたよ。
    その結果、ああなったんでしょうね宮司さん。同情は絶対にしませんけどね、お仕事なんですから」

盟主、どんだけ宮司に厳しいんだ・・・ま、ある意味同業者だしなぁ。


>>137
少しぐらい痛い目に遭ってもいいでしょうけど・・・ま、ないでしょうね。神社の結界強力なんで。
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:29:48.06 ID:jmP9+gXm0
>>139
お経とか清めの力とかに弱いってのが、幽霊系都市伝説の最大の弱点だと思うwwww
それ以外には無双できそうだけどなー

…将門様?
あれ、祟り神だしな…幽霊のカテゴリーに入れていんだろうか

>>140
女幽霊「ううん〜、霊感強い人におんぶさせて連れて来らせて、神社でお払いしたの〜
     寂しいから「ほ〜らおんぶしてあげるよ」と言わんばかりに誘われたらついつい乗っちゃったみたい」


うん、キャラになりきって答えるの楽しいわwwww
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:31:37.42 ID:DBmy0Ls50
あ、ちなみになんで先代をジジイと言うかだがな
宮司さん、実は遅生まれで母親もすぐに死んでしまい、
父親である先代宮司に厳しく宮司とはなんであるかをずっと言われた挙句、
交代してすぐに先代様も倒れてそのままポックリ・・・という裏設定があってだな。

もうこれだけ見ればけっこうかわいそうなんだが、もうすぐ30になるしやってること考えると・・・うん。
143店長ロボ:2009/09/26(土) 20:37:24.50 ID:jJot6P0V0
『悪夢の国は落ちた。各々方始末を着けなさいますよう』

「…終わった、のか…?」
足元に群がる住人達を踏みつぶしたり殴ったりしながら放送を聞いた店長が呟く。
「どうやら、再生能力も消えたようだね」
さっき頭を吹っ飛ばした亀みたいなマスコットの頭が綺麗になくなっている。さっきまでは復活していたのだが…
「よし、そうとわかればさっそく帰るか」「は!?店長何言ってんの!?」
「後処理はここにいる奴らに任しゃいいだろ。それにあんまり多くの一般人に動いてる姿を見せるもんじゃねぇしな」

このロボ、空中での移動が無駄に遅い。南区からここに来るまでに三時間以上かかったのだ。
つまり帰るのにも三時間以上かかるわけで…

「明日の仕込みもあるし…置き土産だけ置いて帰るぞ。受け取れ、みんな!」
そういってロボから、黒い塊…最凶兵器「G入り巨大カプセル(半不死)」が発射された…

そして…ロボットは闇夜に消えていった…
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:38:03.33 ID:jmP9+gXm0
ひぎゃああああああ!!??
乙だけど、店長。よりによって何故Gを発射するぅううううう!!!!????
145店長ロボ 補足的事項と小ネタのようなもの:2009/09/26(土) 20:38:40.25 ID:jJot6P0V0
「…そういえば、とうの昔に僕の能力の効力は消えているんだけど、いいのかい?」
「それも考えのうちだぜ?」クーさんの疑問を店長が一瞬で吹っ飛ばした。
「このロボは『建物がロボットになる』とか言う類の都市伝説を具現化させたようなものだ。
  力の源は他の都市伝説となんら変わらねぇ『うわさ』なんだ。だから、目撃されればそれだけ次への備えができるってわけよ」
「じ、じゃあ何で出撃の時に隠させたんだ?」今度は俺が問う。
「実際に変形するところ見られたらまずいからな。後はその時のノリとか」「ふーん、そんなもんなのかねぇ…」

「あ」「…どうしたの?」

「金さん射出したまま忘れてた…」


そのころ金さんはというと…
「…あの…ここ、どこですか?」
射出された後、見事に標的であるお化け屋敷から外れ、山奥に迷い込んでいました…
146厨二病 鮫島事件終結後の一部屋:2009/09/26(土) 20:40:43.55 ID:jJot6P0V0
「っでぇぇぇぇぇぇぇ!?」
なんてこった。カプセルガンガン破壊してたら奥から大量の水が流れてきた。
「…これは多分証拠隠滅に違いないぃぃぃぃぃぃ!ということは阻止成功か!そうとわかりゃ逃げるっきゃねー!」
雷と同化し、超高速で出口の通路へと向かう、が…


「…ここどこ?」

見事に迷いました\(^o^)/

「あっれぇ〜?線路が無いよ〜?」
線路をたどっていけば出口にたどりつけると思っていたのだが…その線路が無い。
「…ええい!こーなったら…秘密兵器じゃぁ!
  ”突爆の照舗曇(とつばくのてぽ○ん)”」

”突爆の照舗曇”とは、自らの体をミサイルがごとく超高速で上方に打ちだす技であるッ!
発動時に周囲に巨大な爆発が起こるのと、上昇距離を自分で制御できないのが弱点だ!
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:41:26.02 ID:DBmy0Ls50
何故Gをwww

よーし、金さん回収してこなきゃいけないね
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:41:47.61 ID:jmP9+gXm0
金さーーんっ!!??wwwww


そして、技の厨2病、チャラ男と合流させて一緒に逃げるシーンボツにして御免
149厨二病 鮫島事件終結後の一部屋:2009/09/26(土) 20:43:02.36 ID:jJot6P0V0
厨二病は…人には到底出せない勢いで合金の壁を突き破り、地下深くから地面、コンクリートなどあらゆる障害を全て突き破り…

バコーン!「おー!外だー!」

ついに、地上へ戻ってきた!「お、およ?」
だが…お思いの通り、少々行き過ぎたようで…

「あれ?やっぱりここどこ?」
現在厨二病、学校町のはるか空の上…



その夜、南区で巨大なロボットと、謎の隕石が目撃されたそうな…


「ネェシッテルー?どこかのレストランは、巨大なロボットに変身できるんだってー」
今日も「レストラン うわさの産物」は、うわさだらけです。
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:45:31.59 ID:jmP9+gXm0
>合金の壁を突き破り、地下深くから地面、コンクリートなどあらゆる障害を全て突き破り…
っちょwwwwwwwwwwww
また街の破損箇所が増えたwwwwwwwwwwwwww
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:46:45.08 ID:DBmy0Ls50
隕石の落下地点も街中だったらヤバイwww
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:53:37.78 ID:jJot6P0V0
これで、店長ロボ、技の厨二病ともども二日目終了、っと。

>>148
正直会わせるとして、雷の状態でチャラ男に激突させるくらいしかネタがなかったから無問題

>>150一応うちのメンバーの出した損害状況まとめてみる

店長ロボ
北区:首なしさんたちへの過剰援護による道路、家屋の爆破
     首なしさんたちへの過剰援護及び退却時の無限のG

厨二病
南区:夢の国との戦闘による道路とその周辺の凍結
…一応南区と設定して誰かが破壊、中のマスコットを消してくれることを祈る
    地下施設へつながるエレベーター付近の道路及びその周辺の破壊
???:地下へとつながる超深い穴


…なんというか、後処理の黒服Dさんとかに全力で土下座せざるを得ない

>>151
隕石である厨二病は落下直前に何らかの技で停止したりしてるので問題ないと思われます、ハイ
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:55:06.58 ID:jmP9+gXm0
乙っしたー
これはwwwww
確実に「組織」の皆さんの仕事が増えたwwwwwwwwww

>雷の状態でチャラ男に激突させるくらいしかネタがなかったから無問題
体力消耗状態のチャラ男が喰らってたら地味にやばかったwwwwwww
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 20:59:00.20 ID:DBmy0Ls50
東区の禿による戦闘跡の修復だけでも『怪奇同盟』は手一杯なのにwww

組織の皆さん、お疲れ様ですwww
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:08:21.68 ID:jmP9+gXm0
「組織」は「暗部」が壊滅状態でゴタゴタしている上、「組織」の黒服(感情がない連中)がほぼいなくなっている状態
元・人間の黒服たちが必死こいて仕事して修復作業とかするんだろうwwwwwwww

…大丈夫…黒服Dは、過労死寸前まではいくが、過労死をさせる予定は、ない……!!
156禿の黒服:2009/09/26(土) 21:16:51.50 ID:ihXT2llN0
マ神が、「名は何か」とお尋ねになると、それは答えた。「わが名は兄貴。我々は、大勢であるがゆえに」 筋約聖書


北区の大穴近く
太郎さんと禿を中心に円を組んだ大量の全裸筋肉男軍団が踊り狂って居た
太郎君「こ、これは・・・・・」
禿「そうか・・・」
ボロボロ涙を流す禿に、太郎君は若干引いてる
太郎君「な、何が・・・」
禿「やはり、盟友達からも、犠牲が出てしまったようです・・・5名足りません・・・」
太郎君「は、はぁ・・・」
禿「皆の者ぉ!弔いじゃぁぁあ!!」
「「「「「うぉぉぉぉぉぉおぉぉぉおおおぉぉぉぉぉおおっ!!!!!」」」」」
こうして、弔いと称した謎の踊りは、夜が明けるまで続き
その間、太郎君がついて行けずに、頭を悩ませる事になるが・・・まぁ、これもどうでもいい話であろう
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:18:56.89 ID:BOTK24zq0
はwwwwwwwwwwwwげwwwwwwwwwwwwwwwwww
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:19:46.41 ID:jmP9+gXm0
何やってんだ禿wwwwwwwwwwwwwwwwwww

…って、待て
こいつら全裸だよな?全裸だったよな!?

っだ、誰かに目撃されてちゃらめぇええええええ!!!!!!!?????
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:22:09.05 ID:ihXT2llN0
俺は一体何がしたいんだろう・・・
取り合えずギザ十の作者様に土下座
太郎君、三日目朝まで禿たちの踊り観賞です
中心部で
普通なら耐えれないよなァ・・・こんな精神汚染

ちなみに欠員5名はリ○に挿された3名、カンナかけられた1名、後1名は未定
使えそうだったら容赦なく倒してください

>>154
何つーか、その、スマンと言わざるを得ない
ちなみに、東区の住宅倒壊
禿は未だに原因は『夢の国』と思っております

>>158
無論全裸です

禿の新技に
マ槍 外偉・掘流具
性剣 恵苦棲・狩離羽
とか思いついた俺は疲れてんだろうな・・・うん
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:23:15.90 ID:jmP9+gXm0
>>159
禿めwwwwwwwwwwwwww
多分、一時間の仮眠中の黒服Dが、激しい頭痛と胃痛を感じてうなされてると思うwwwwwwwww
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:25:51.04 ID:ihXT2llN0
>>160
Dさぁぁぁぁん!!ww
『組織』はさっさと禿の対処法を考えるべきだ

秋祭り三日目の新聞の朝刊1面は、多分『モーゼの奇跡!? 割れた海とオーストラリア』
辺りで、その関連記事で『日本にエベレストの全裸筋肉男上陸か!?』
辺りでは無いでしょうか
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:27:21.76 ID:jmP9+gXm0
>>161
どっちの記事も確実に黒服Dの頭痛と胃痛の原因になりそうwwwwwwwwww

はっはっは、「組織」は黒服Hみたいなエロ魔人ですら放置してるんだぜ?
…まぁ、黒服Hは若干上層部と繋がりありそうな演出させたけど
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:28:56.97 ID:XtpgBvA30
ちょっと待て
確か一人はバールの少女と首なしライダーを
運送してなかったか?
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:32:06.34 ID:ihXT2llN0
>>162
ですよねぇ・・・
黒服Hはまだ周りに被害出さないじゃない
他のところで問題起こしそうだけどさwwwwwww

>マ神が、「名は何か」とお尋ねになると、それは答えた。「わが名は兄貴。我々は、大勢であるがゆえに」 筋約聖書
さいしょのこの一行だけ何か思いついたらそっから、こんな話に繋がったよ
何でだ


>>163
運送してましたね
多分、運送後の話だと思ふ
問題あったら微調整します故
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:41:07.41 ID:jmP9+gXm0
>>164
一部の女性に多大な精神的被害は出してますが、黒服Hwwwwwwwwww
……が、黒服Dは黒服Hのことを
「制御が難しい都市伝説と契約してしまった為に、不幸にも都市伝説に飲まれてしまった人」
と、思って居る為、その問題性や危険性についてちっとも把握していない件

が、たまに黒服Hが起こした問題は感じ取って胃痛とか覚えてるwww
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:42:09.71 ID:+oOu6swGO
兄貴が死ぬとかありえんだろ。
どっかで掘ってるとか掘られてるとしか思えん。
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:45:37.97 ID:ihXT2llN0
>>165
どの道黒服Dが一番被害被ってるよねwwww
最早一種の呪いじゃないかwww

>>166
さすがに股間にカンナは死ぬると思うww
アレは兄貴であろうと死ぬだろう・・・いや、カンナが壊れる可能性もありえるけど
禿ならともかく量産型の兄貴達が耐えれるのだろうか・・・微妙
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:50:13.35 ID:DBmy0Ls50
うおぉ・・・復興ネタ、『怪奇同盟』バージョン書き終わった・・・たった2レス分だけど。


黒服Dは・・・・・・ああきっと、知らず知らずのうちに『第六感』を会得していたんだろうな
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:50:38.42 ID:jmP9+gXm0
>>167
>最早一種の呪いじゃないかwww
否定できないから困るwwwwwwww
まぁ、頼まれた仕事を断れない性質なのと(NOと言え内日本人)、天性の貧乏くじ特性とかが合わさった結果だと思うwwww
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:52:38.37 ID:ihXT2llN0
>黒服Dは・・・・・・ああきっと、知らず知らずのうちに『第六感』を会得していたんだろうな
ならばもう少しマトモに役立てば良いのにいらん情報だけ受信しちゃってるって言うwww

>まぁ、頼まれた仕事を断れない性質なのと(NOと言え内日本人)、天性の貧乏くじ特性とかが合わさった結果だと思うwwww
あぁ、まるでどこぞの一億五千万の借金抱えてる執事の如くwww
黒服Dが胃痛から解き放たれる日は・・・来ないんだろうなぁ・・・
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:53:19.69 ID:BOTK24zq0
人望高いからきっと将来は安泰だよ!>>黒服D
172怪奇同盟の話〜秋祭り二日目 夜〜:2009/09/26(土) 21:55:16.74 ID:DBmy0Ls50
東区、墓地

そこに若い男性と、まだ幼さの残る少女が向かい合って墓石に座って話ていた。
『・・・そこで張り込んでた作業員が見たのは・・・・・・っぐ!
 2mを超える体躯に「牛の首」をくっつけたような化け物達が、
 解体中のビルを恐ろしい速さで組み直している姿だったのさ!・・・〜ッ!』
『あぐ・・・そ、それで?』
だが、よほど鈍感でない限りしばらく見ていればこの光景の異常に気づくだろう。
なぜなら彼らの体は透き通っており・・・なにやら頭を抱えつつ、時折うなり声を出しているからだ。
『そ、それで・・・うっかり一人が化け物と目があった途端、
 一斉に化け物達が作業員の方を振り向い゛てぇ!そ、っのまま向かってきたんだァ!!』
『ッァアアア!!ソレ、で・・・作業員達・・・っは!?どうなった、んですっかぁ・・・ひぐ!』
『ぐ、ぬお・・・最初に目撃しちまった、ひっとりが襲われて・・・みんな逃げ出した。
 朝になって戻ってみるとだ・・・そこには解体前の状態に戻ったビルと、
  ボロボロになった同僚の服とさらには血痕うぎぎ・・・が、残されているだけっだったの・・・さ』
『それは本当に・・・ぐぐぐ!お、恐ろしい話ですねッ!!』
そう少女が叫んだ途端、二人は墓石から転げ落ちた。
『う、うう・・・だ、大丈夫か?』
『せっ、先生こそ・・・というかお互い大丈夫ではないでしょう・・・うぐぐ、まだ頭痛いです』
『終わりましたか?』
そう言って二人に話しかけてきたのは、まだ20代前半と見られる女性。
そして彼女の体も透き通っていて、明らかに二人と同じ存在であると知れた。
『あ、盟主・・・珍しいですね、盟主が幽体になってるなんて』
『私、3年ぶりくらいですよ盟主の姿を見るの・・・』
『あらあら、たまには私だって地に足をつけたくなりますよ』
こんな嬉しいような困ったような時は特に、と盟主と呼ばれた女性が答える。

・・・若い男性と少女は、その守る地域を称号へと冠して『東の墓守』、『南の墓守』と呼ばれている。
そして彼らの前に立っているのは彼ら4体の墓守を束ねる『怪奇同盟』の盟主・・・『墓地からかかる電話』、その本体である。
173怪奇同盟の話〜秋祭り二日目 夜(復興作業中)〜:2009/09/26(土) 21:55:57.10 ID:DBmy0Ls50
『それで、無事に『牛の首』は発動できましたか?』
『あ、それはバッチリです。もう修復作業に入ってますよ。恐ろしい勢いで』
『私もすぐに『エリア51』を発動させましたから、一般人は近寄らないはずです』
『そうですか、今夜中に元にできますか?』
『お任せください!なんなら投入する数を増やしても』
『あら、ダメですよ。あなたも結界維持で疲れたでしょうから無理はメ、です』
『だってさ、先生』
『・・・分かりました』
『よろしい。街の人々が気になるのは分かりますが・・・今回は、しかたありませんよ』
『あの時、私が防ぎきっていれば!!』
『無理ですよ先生、あの攻撃はさすがに盟主でも無理なんじゃ・・・?』
『消滅する覚悟をすれば止められますけど・・・』
『さすが盟主は格が違った』
・・・そんなやり取りをしていると、盟主は空を見上げた。
『どうしました?』
『いえ、月がキレイだな・・・と思いまして』
『あ、そういえば満月ですね』
『おー、本当だ!先生、お月見やろうお月見!!』
『・・・元気だな、さっきあんなに喚いてたのに』
『先生だってそうでしょー?もうピンピンしてるじゃないですか』
『・・・ふふっ』
大きな戦いの後だということを感じさせないような明るい話をする二人を、盟主は笑いながら眺める。
(これで平和が戻ってくると・・・・・・嬉しいのですが)
しかし、この機を狙ってどこかから新たに侵略をされないとも限らない。
(少しつらいですけど・・・うーん。やはり、私の力でもう少し街全体に結界を・・・)
『盟主?なにやってるんですか、早くこっちに!』
『今、先生の墓地に連絡が来て大勝利会を開こうって話が!!』
『ふふっ、それは楽しみですね』
『でしょー?』
まぁでも、今しばらくはこのつかの間の平穏に浸かっていようと・・・盟主は二人の近くへ歩み寄ったのであった。    〜 了 〜
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:58:36.05 ID:DBmy0Ls50
と、いうわけで『怪奇同盟』の『学校町』復興ネタ


あ、都市伝説の説明はもうちょっと待ってね
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 21:59:27.59 ID:jmP9+gXm0
アクマの人乙ー!!
怪奇同盟の本体が出たぁっ!?

>>170
>一億五千万の借金抱えてる執事の如くwww
そうか、黒服Dは借金の代わりに胃痛と頭痛を抱えていたのかwwww

>>171
その安泰な将来が想像できない現状な件wwwwwwww
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:15:01.13 ID:BOTK24zq0
乙!
盟主様出てきたー!
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:25:34.34 ID:jmP9+gXm0
みー
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:31:33.22 ID:WGjBI5al0
みーみー
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:32:04.33 ID:DBmy0Ls50
『牛の首』

「牛の首という怖い話がある」という噂が元になった嘘の都市伝説。
能力は【契約者の話した「牛の首」を現実化する】・・・ここまで聞けばただのチート。
だが制約も多く、【教師が生徒に話した時のみ】、【話の中に「牛の首」と呼ばれる要素が含まれる】等がある
もうひとつ【話す者と聞く者には耐え難い恐怖心と痛みが訪れる】というものがあり、
実質これによって多くの契約者が発狂して命を落とした。これは話の規模で度合いが若干変わる。
しかし『東の墓守』と『南の墓守』は生前に『牛の首』を発動し命を落としているためか、耐性がある。
加えて死後も何度か使って慣らしているためこうやって頑張って発動できるのだ。
予断だが『牛の首』と『鮫島事件』が似た都市伝説であることに後で気づいた盟主は、若干涙目になったそうな。
契約者は『東の墓守』の若い男性幽霊。生前は小学校の新人教員であった。


『エリア51』

アメリカにある秘匿性の高いエリアで、UFOや宇宙人の研究がされているのではないかという都市伝説。
能力は【設定区域への進入の制限・禁止】で、この能力は弱い都市伝説にも有効である。
生前の『南の墓守』がこの能力でイタズラ等した為、『東の墓守』と契約者同士として知り合うきっかけになった。


『墓地からかかる電話』

『東の墓守』や『南の墓守』から分かるように、彼らは元々墓地に埋葬された人間である。
二人のように都市伝説の契約者だったりといった要因で、
ある時突然幽霊化して、電話をかけられるようになるのだ。死ぬ寸前の記憶も戻る。
ちなみに、二人と大本の都市伝説本体である盟主はかなり特異な例で『声』となった経緯がある。
墓守の二人は『牛の首』の暴走により、幽霊状態になった後遺体が埋葬されそのまま定着した。
盟主は元々、『墓場には幽霊が出る』という曖昧な伝承にそって幽霊となった経緯がある。
その後、時代の流れで都市伝説の性質が『墓場からかかる電話』へと変化したのだ。
なお残る二人の墓守は、元々埋葬された普通の人間がたまたま幽霊となった者達である。普通はこの場合が多い。
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:37:16.19 ID:DBmy0Ls50
>予断だが

余談だった、まーた誤字か・・・
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:37:59.54 ID:+oOu6swGO
gdgdながら、なんとかまとめたから投下して良い?
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:38:46.37 ID:BOTK24zq0
wktk
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:39:48.78 ID:jmP9+gXm0
>>181
カモーーン
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:43:37.97 ID:ihXT2llN0
>>171
寧ろその人望の高さも原因な気が・・・

怪奇同盟乙!!

>そうか、黒服Dは借金の代わりに胃痛と頭痛を抱えていたのかwwww
どっち道厄介だなぁ・・・www

>>181
バッチコーイ
185トイレの花子様:2009/09/26(土) 22:45:18.00 ID:+oOu6swGO
規制されてるから携帯から


花「アッハッハッハ!!跪け!そして散れぇぇええ!!!!!!アハハハハハハ」

スティッ●を倒した後、残りのパレードを掃討しに向かった花子様。
鞭で四肢をへし折り、高速で紙を飛ばし切り刻み、水で跡形もなく流す。
運よくそれを潜り抜けたモノも花子様に踏み砕かれて終わる。
情けないながらも花子様のやや後ろにいる俺の所にパレードが到達することはなかった。

男「どうせ流すなら、水の攻撃だけで良いんじゃ・・・」

花「それじゃあつまらないじゃない。私はもっと気持ち良くなりたいのそれに・・・」

男「?」

続きは聞き取れなかった。何を言ったか考える間もなく、花子様がパレードの方に向き直り、襲いかかろうとしたのだが・・・
186トイレの花子様:2009/09/26(土) 22:46:41.05 ID:+oOu6swGO
花「アハハハ・・・はぁはあ・・・・・・。アハッアハハハハハ・・・」

さっきからずっと楽しげにマスコット集団を駆逐している花子様だが、
複数の攻撃手段を同時に使い続けたツケが回っているのは目に見えて明らかだった。
それに使用した力に対してトイレがショボ過ぎて花子様の負担が大きい。。
走り込みの後のように肩で息をする。
疲労で力が弱まり、宙を舞いパレードを切り刻む紙も、水流も徐々に弱まり、やがて使えなくなる。鞭も八本だったのが両手に一本づつになった。疲労は俺にも現れる。
男「身体が重くなって、ちょっと眠い・・・」
花子様がローゼンメ●デンを読んで、身につけてしまった特性
【契約者の体力を犠牲に能力強化】
これが先ほどの花子様のフルバーストで俺の体力を奪ったらしい。

187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:47:58.24 ID:jmP9+gXm0
花子様支援!!!
188トイレの花子様:2009/09/26(土) 22:48:17.53 ID:+oOu6swGO
少しぼんやりした頭で暴れ放題の花子様を見る。
二本の鞭で順調に・・・?
ちょっと待て、おかしい。いまだに攻撃し続けているにしろ、さっきより格段に花子様の戦闘力は落ちている。
それなのに敵の減るペースが落ちない。これは・・・

男「再生が止まってるってか」

それだけじゃない。パレードの様子がおかしい。
なんとなくツラそうで、でもささやかな希望を得て喜んでいるようでもある。
悩むかのように動きを止める。

男「花子様!ちょっと待って・・・!」

抱き着くような形で花子様を止める。
よくわからないけど、今パレードを壊してはいけない気がする。
なにより、無抵抗なヤツらを叩き潰すなんてしてほしくない。
花「な、何を!?放しなさい!!私は守らないといけないの!!コイツらを壊して、今度こそ守りきらないといけないのよ!!
あんな思いは二度としたくないのよぉぉぉぉ!!」

男「だ、だから待って下さいって!パレードの様子が・・・!」

必死に花子様を抑える。花子様は絶叫してもがく。
俺が抑えるのも限界って時に、パレードは口々に言葉を紡ぐ。

「壊して・・・」「終わらせて・・・」「※して・・・」

あまりに自虐的な願いを口にする。
189トイレの花子様:2009/09/26(土) 22:49:56.66 ID:+oOu6swGO
花「ほら・・・向こうから頼まれてるのよ?なら・・・壊してあげないとねぇ♪はふぅぅ・・・」

快楽を押さえきれないといった感じの震えた溜め息を付く。
事態がイマイチ飲み込めないで、呆気にとられた俺を軽く押し、その制止を払う。

花「良い心掛けじゃない!!喜べぇ!!全員跡形もなくブチ※してやるからよぉ!!くひひひひひひひひひ!!」

パシーンと素振りを一発打ち鳴らす。

花「散れぇ!ゴミが!!」

パレードの中の一体が砕け散る。

花「くたばれぇ!ケダモノがぁ!!」

また一体。

花「くひひ・・・くひひひひひひひ!!!!」

壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す。
まるで死刑執行のように、無抵抗な者を葬り去る。

ただ、印象的なのが、花子様に散らされる瞬間のパレードの表情。
なにやら晴れやかというか嬉しそうなニュアンスを感じる。

男(まさかこいつら・・・ドMなのか?)

この考えは少し後に合流する花子さんの契約者から「猫」の話を聞き、自分が恥ずかしく思わせる事になるのだが。

190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:50:18.15 ID:BOTK24zq0
支援!
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 22:51:44.47 ID:jmP9+gXm0
どMってwwwwww
支援
192トイレの花子様:2009/09/26(土) 22:53:15.55 ID:+oOu6swGO
花「コレで最後ぉ♪くひひひひ」

最後の一体を撃破し終える。

花「私達を邪魔する奴等はみぃんなこうしてやるわぁ・・・。
私の大事なモノに手を出す輩なんて要らないもの。
まあ、少しはいないと、またこうして気持ち良くなれないから、少しくらいならいても良いけど。
くひひひ・・・くひひひひ・・・アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・」

天を仰ぎ、愉快極まりないという様子で笑い始めた花子様だったが、
フラリと倒れそうになる。すかさず駆け寄り、抱き止める。

半分お姫様抱っこ的な状態になり、花子様は俺の頬に手を添えて言った。

花「男・・・無事?」

さっきまでの暴れっぷりからは想像できない、ややか細い声。

男「ええ、おかげさまで。」
花「そう。良かった。」

193トイレの花子様:2009/09/26(土) 22:54:50.32 ID:+oOu6swGO
たしかに良かった。
疲れたけど俺達は無事だし敵は全滅、多分向こうも無事だろう。
ただ、そのプロセスに問題があるというか・・・
必要以上に攻撃的な花子様、「もうあんな思いはしたくない」という発言も引っ掛かる・・・

花「・・・ちょっと聞いてる?」

男「え?ああ、すみません。聞いてなかったです。」
花「私と男を引き剥がそうとするヤツは、さっきみたいに・・・はふぅ」

花「さっきみたいにズタボロにブチ壊してあげるから、
お前は何の心配もしないで、ずっと私の側にいなさい。良いわね?」

男「・・・はい。」

鈍感な俺も、何かを感じずにはいられなかった。
花子様の中で徐々に大きくなる狂気の気配を感じずにはいられなかった。
ただ、気づいていても後回しにした。今は無事に終わったことにホッとしたい。
花子様の狂気に関しては後日、本人やメイドに聞くしかない。


男「ところで花子様?」
花「何よ駄犬?」
男「いつまで抱きついてるんですか?」
花「私の気が済むまで。」
男「そうですか・・・」

この後、花子さんとその契約者と合流するまで、この体制は続くのだった。

194花子様の椅子の足の滑り止めゴム:2009/09/26(土) 23:00:13.36 ID:+oOu6swGO
みんな事後処理に入ってるみたいだから、取り残されないように、なんとか終わらせた。
結局この二人は花子さんとその契約者の話を聞くまでマスコット達の涙ぐましい葛藤に気付きませんでした。
合流後は花子さんと契約者の方にお願いしたいなと。
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:01:15.44 ID:jmP9+gXm0
花子様の人乙っしたー

了解したんだぜ!
196花子さんと契約した男の話:2009/09/26(土) 23:05:20.09 ID:jmP9+gXm0
 花子様たちと合流した時には、そちらの戦いも終わっていた
 …まぁ、俺達が駆けつけた時、花子様はその契約者にお姫様抱っこされているような状態になっていて
 俺達が駆けつけたことを確認した瞬間、盛大にその契約者を花子様が殴り飛ばして踏んでいたのが、印象的と言えば印象的だが
 えーと、何これ、生ツンデレ?
 っつか、あれだ
 花子様がその契約者を軽く踏んでいる様子を見ていると、なぜかお袋に土下座している親父を思い出して困る

「…そうか、マスコットたちはそんな状態だったのか…」
「みたいだな。全部のマスコットがそうだったかどうかは、知らないが…」

 祭のスピーカーが、戦いの終わりを告げている
 …終わったのだ
 後は、細々とパレードとかが残っているかもしれないが
 そこら辺は、見つけ次第、撃破すればいいのだろう

 ………仕方ない、のだろうか
 撃破する以外に、元に戻してやれる方法はないのだろうか?
 だが、その方法がわからない以上…一度、壊してやるしかないのだ
 そう考えると、やりきれない

「みー?…みんな、だいじょーぶ?」

 じ、と
 花子さんが、俺たちを見上げてくる
 俺は若干落ち込み気味だし、花子様とその契約者は、大分体力を消耗しているようだ
 心配してくれているのだろう
 なんでもない、と俺は無理に笑って見せた
197花子さんと契約した男の話:2009/09/26(土) 23:07:06.66 ID:jmP9+gXm0
「…さ、戻るか、花子さん」
「うん」
「あ、その前に」

 す、と
 花子様が、携帯電話を出してきた
 …あ、そうだ
 携帯の赤外線通信使って、番号の交換をするんだったか
 それを思い出し、俺は携帯を取り出して…
 …………
 さて

「どうしたのよ?」

 なかなか、携帯を差し出さない俺の様子に、花子様が怪訝な表情を浮かべてきた
 あー……あれだ
 若干、情けないのだが

「…赤外線通信って、どうやるんだ?」
「え?」

 花子様が、きょとん、としてくる
 み?と花子さんも首を傾げてきた

「やった事ないのか?」
「あぁ」

 花子様の契約者の問いかけに、情けなさを感じつつ、俺は頷いた
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:08:45.05 ID:DBmy0Ls50
花子様乙&支援
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:09:47.73 ID:BOTK24zq0
早いww支援
200花子さんと契約した男の話:2009/09/26(土) 23:11:21.07 ID:jmP9+gXm0
 うん、その
 俺が携帯を手に入れたのは、高校に入ってから
 そして、中学時代に携帯もっていた友人の番号は、前もって聞いていたから、自分で入力していた
 …高校に入ってからの、新しい友達?
 っは、いねぇよ、そんなもん
 でもって、不良教師とか、闇子さんの契約者の小学生の携帯番号だが…こちらは、紙に書いたり口頭で伝え合ったりしたから、赤外線通信なんてもんはやった事ない

 携帯って、あれだ
 普段使わない機能とか、咄嗟に使おうとすると使えないよな
 あれだ、携帯の説明書とか引っ張り出してこないとわからないよな畜生!!

「…すいません。やりかた、教えてもらえます」
「…し、仕方ないわね、教えてあげるわ」

 ふふん、と笑って、何とも丁寧に赤外線通信のやり方を教えてくれた花子様
 …結構、親切な人(都市伝説)のようだ
 まぁ、大元は花子さんと一緒のはずだし…
 ………
 あぁ、いや
 「トイレの花子さん」と言う都市伝説は数が多すぎて、姿かたち性格、同じ傾向にあるとは限らないのだった
 まぁ、でも……この人だって、契約者の為に、戦ったのだろう
 だから、悪い都市伝説ではないはずだ

 …っふ、と脳裏に浮かんだのは
 以前戦った赤いちゃんちゃんこと、その契約者
 無理矢理に契約を結ばされていた存在
 無理矢理に契約を結んでいた都市伝説
201滑り止めのゴム:2009/09/26(土) 23:12:43.97 ID:+oOu6swGO
早ぇえよwwww
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:13:48.72 ID:owvk2hfO0
なんという速筆…支援!
203花子さんと契約した男の話:2009/09/26(土) 23:14:20.81 ID:jmP9+gXm0
 契約者つきの都市伝説には、悪い存在はいないんじゃないか
 都市伝説と契約した奴に、悪い奴はいないんじゃないだろうか

 …そんな、俺の甘ったるい考えを、打ち破ってきた相手

 だが
 この二人は違う
 そんな、悪い存在じゃない
 いや、俺なんてまだガキだから、善とか悪とか、そこら辺の違いを述べよ、とか条件を述べよ、とか言われても、答えられない
 …だが、これだけは、言い切れるのだ
 この2人は、間違っても「悪」なんて存在じゃない
 いい連中なのだ

「…よし、交換完了ね」

 赤外線通信による、番号の交換、終了
 なるほど、こうやるのか
 …でも、多分、しばらくやってなかったら、忘れるのだろうな

「……じゃあ、俺はこれで。2人とも疲れてるみたい、今夜はゆっくり休んだ方がいいと思う」
「言われなくてもそうするわ」

 へとへとだもの、と笑ってくる花子様
 その契約者も、同じ心境のようだ
 …こちらも、疲れている
 花子さんが作ってくれた、水の武器
 あれは、俺がある程度意識していない限り、形を保てないようだった
204花子さんと契約した男の話:2009/09/26(土) 23:16:55.39 ID:jmP9+gXm0
 体力的な疲労よりも、精神的な疲労が、どっと俺に押し寄せる
 あぁ、お袋たちを心配させてちゃいけないし…帰らないと

「じゃあ、さよなら」
「ばいばいなの」

 ぶんぶん
 無邪気に手を振る花子さん
 花子様も、軽く手を振ってきてくれた

「帰るわよ、駄犬。幸い、今日一日で戦いは終わったし、秋祭りは明日もある…明日こそ、昨日回れなかった屋台を見て回るわよ」
「はいっ!花子様!」

 別々の道を進んでいく俺達
 空には、ぽっかりと満月が浮かんでいる

 …終わったんだな、と
 感慨深く歩いていた俺だが

「………あ」
「み?」
「…あ、いや、何でもない」

 …うん
 「お化け屋敷」は、まだ入ってないならやめといたほうがいい、と
 そう、二人に言い忘れたが…
 まぁいいか、と判断して、俺は花子さんと手を繋いで帰っていくのだった


fin
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:18:00.15 ID:DBmy0Ls50
お疲れ様でした。
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:18:09.97 ID:jmP9+gXm0
そんな訳で、花子さん&契約者の戦後処理でした
花子様の人に焼き土下座っ!!orz
花子様たち、こんな感じで大丈夫だろうか



…っふ、俺のとりえは、ちょっぴり人さまより早く書ける事だけさ…
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:21:23.99 ID:DBmy0Ls50
最初のスレが立った時もかなり早くから書いてましたもんね。


・・・もうすぐ日付が変わるか。日付変更時間帯と丑三つ時・・・どっちも怖いなぁ。
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:22:53.54 ID:BOTK24zq0
>>206
いやいやいやいや、それでも異常に早いってww四分とか!
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:25:30.81 ID:jmP9+gXm0
>>208
いや、今回のネタは構想事態は軽く出来てたんで
あとは、花子様のネタ展開にあわせて書くだけだったから、花子様を読みながら構想固めたんでそうなったんだと思う
普段は流石に四分で書き始めるのはちょっときつい
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:29:44.07 ID:DBmy0Ls50
本当だwww四分とかwwww


構想が出来上がっても、それを文章にするまでがすごく速いと思うわ。
1レス約30行分を30分近くかかって作っている俺とは大違いだw


姫「ところで私の無双シーンは?」
俺「すいませんまだ書けていません、だからちょ!踵落としはかんb(ゴッ」


と、こんな妄想しかしていない俺とは速さのレベルが違った。
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:31:09.25 ID:jmP9+gXm0
>>210
俺の場合、文章の間空きまくりのスカスカな文章だからなぁ
みっちり書ける方が羨ましいんだぜ


あ、そうだ、アクマの人様ー
コアラパパンと共闘していた皆様のシーン、構想済かな?
それよって、コアラパパンの戦後処理シーンどの辺から書くか変わるんでお返事していただけるとありがたい
212椅子のゴム:2009/09/26(土) 23:33:27.26 ID:+oOu6swGO
>>206 だいたい大丈夫だぜ。クロス感謝!!

にしても早いぜ・・・
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:36:28.40 ID:DBmy0Ls50
>>211
みっちり書くと読みづらくてだな、そこを考える余裕があれば・・・


実は「姫さん無双」の一文字しか決まっていなくて困っているのが現状。
再生能力がなくなりさえすれば、
流れるような動きで攻撃できる姫さんは『サンチアゴ航空』の少女より強いしね。

・・・ただ、肝心の戦闘シーンが思いつかない。うん、戦闘シーン苦手すぎて切りきり舞さね。
まぁ、ハイ。決まってないっす
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:38:21.88 ID:jmP9+gXm0
>>212
ほっとしたんだぜ
間違っていたら花子様に細切れにされなければならないからな

>>213
なぁに、大丈夫だ、こちらも「コアラパパン無双」しかほぼ決まってないwwww
あい、了解でありますー
となると、コアラパパン単体で戦ってるシーンでいくか
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:40:10.00 ID:ISYymgEQ0
皆乙!
筆の早さなあ・・進む時は進むんだが、俺の場合一度ひっかかるとひどい時で一日放置とかあるからな・・。
しかもなかなか状況が進まないから救いようがないwww
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:43:39.04 ID:jmP9+gXm0
俺の場合、一時期、1日に約10KBくらいの文章を連日書き続けなければならない状況に陥った事があるからなぁ
その時の体験で、早く構想して書く癖がついてるかも
ネタとか妄想のストックがある程度、常に頭の中にあるようにしてるし

黒服H「ところで、諸君、「早い人」とだけ聞くと、若干卑猥な響きがしないか?」
三面鏡の少女「なんでもかんでもそう言うネタに持っていかないでっ!!!」


…と、馬鹿なやり取りに三面鏡の少女を持ってきてしまって焼き土下座しつつ寝るotz
おやすみー、明日もスレが残っていたら…残りのキャラの戦後処理書いたり、祭三日目を書いたり、その後の宴会ネタのフラグを立てるんだ…
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:46:15.60 ID:DBmy0Ls50
はいはい、おやすみー
・・・うむ、この二人の絡みは面白いな。
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/26(土) 23:51:14.37 ID:ISYymgEQ0
10kbとはまた・・凄まじいなw
と、お休みーいい夢を!
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 00:08:07.42 ID:1yJPbNkU0
ほしゅ
220キックマスター姫さん 完結編:2009/09/27(日) 00:19:20.16 ID:TONHE6ly0
サ「あ、もしもし。今日から『夢の国』決戦キャラ代表になったサンチアゴ契約者です」 
作「え、サンチアゴさん?あの、相対性理論の方は・・・」 サ「亡くなりました」 作「うそぉお!!なんで!?」
サ「どうやら決戦の後にパートナーから『お姫様抱っこするんじゃない、モヤシ!』蹴られたようで
   『善意でやったのにぃ!もうモヤシのライフは0なんだぜ!!』と叫んでバタンとブッ倒れました』
作「最後までモヤシを否定しなかったんですか・・・」
サ「あ、それと『夢の国』決戦特別回「南区バー前の戦い」は次で最終回です」 作「うそぉおおおおお!?」
サ「悪く言えば時間切れです」  作「いや、わざわざ悪く言わないでください!」
サ「本当に早く決着ついちゃって・・・」  作「そ、それより何レス分スペースもらえるんですか?」
サ「この1レスの間でお願いします」   作「うそぉおおおおおおおお!?」
サ「本当、時間が無くて・・・」       作「花子さんの方だって、毎回2レス分は書いてるのに!」
サ「あ、花子さんの方も合わせて最終回になりますよ」 
作「え、本当ですか?ちなみにあの人はどれくらいスペースもらえるんですか?」
サ「あの人が書いた分、全部」  
作「ちくしょぉおおおおおおお!も、もう『夢の国』編なんか書きませんからねっ!?」 サ「はい」

『夢の国』決戦:最終回【(バー前の混沌)その全てを終わらせる時!】
「喰らえ『夢の国』の住人めぇえええ!!』
実はこの時点で再生能力がなくなっているのですぐ死ぬぞ!ドガァアアン!!
「再生能力が消え去ったようね」
「では、私達で今の内にあっちの住人達を・・・・・・」
「そりゃあああ!!」
「「終わったぁああ!?」」
「再生能力がなくなれば、別に倒せる!」
(あと全部ノリで済ませているようだけど、別にそんなことはないからっ!)
「さぁ、早く殺して・・・!」
「いくぞぉおおお!!!」
「姫さんの両脚が、(バー前の混沌の)全てを終わらせると信じて!!」
「ご愛読、ありがとうございました!・・・って何やってるの私達!?」
「あ、本当にくるくる回ってたマスコット倒しましたね」
「早ァアアアアア!!?」                 〜 強引に 了 〜
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 00:28:17.06 ID:TONHE6ly0
・・・眠い頭で強引にギャグに持っていった結果がこれだよ!
元ネタは「ギャグ漫○日和」より「ソー○マスターヤ○ト完結編」・・・ぐふぅ、それでも無理やりだ。


あ、『相対性理論の理解者』の契約者はまだ死んでませんからねっ!?
確かに戦いの後、疲れきったパートナーを運ぶためにお姫様抱っこをして
「モヤシの癖にお姫様抱っこなんかするんじゃねぇ!!」と思いっきり蹴られましたけど!
それでもまだ 生 き て ま す か ら !
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 00:47:05.77 ID:9hMbWOKfO








カチャ ガチャ カチャ ガチャ



黒服Y「……歩くたびに空薬莢の音がうるさいな」

黒服Y「後始末終わったから戻ろう」
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 00:47:29.05 ID:Sj6GmyC60
>>221
な、なんかいろいろとwwwww乙
相対性理論生きろ……!!
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 00:50:52.02 ID:jqMcVlmq0
一日10Kbyteか……童貞魔術師編が丁度それくらいだったかな……
あの時はホントに疲れたもんなぁ

話のスジはすぐに出来るけど、どうやって切なさ乱れ撃ちにするかってのがいつも悩む
これに関してはネタのストックなんて無いんだよな

話のスジ  「今回の話はこんな感じなんで……この辺で、切ない感じにお願いします」
切なさ乱撃 「おいおい、随分簡単に言ってくれるじゃねぇか……」
話のスジ  「出来ないと、この話無かった事になるんで……サーセンwww」
切なさ乱撃 「この腐れ脳がッ!」
話のスジ  「ストックなんてしないで、一滴残らず搾り出してくださいよ」
切なさ乱撃 「……ストックする余裕なんてねぇよッ!」

こんな感じに脳内で自分自身を罵倒しつつ書いてると……
いつの間にか、休日が終わっていたりするから困る

にしても……時々、我に返っては
なんでこんな話書き続けてんだろうって思わずにいられない
けど書いちゃう
困ったもんだよor2
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/27(日) 00:53:17.55 ID:TONHE6ly0
>>222
根は真面目なんだろうな・・・やる気があんまないだけで。
こういう苦労人は見ていると涙を誘われるような悲壮感がw

>>223
生かしますとも、まだ彼にはパートナーとの絡みやってもらいたいので。
たぶん、主人公と姫さんのカップルより正統派ですよ。



さーて、寝ちゃいます。
明日の昼にスレがなかったら「牛の首をした大男」がスレを建て直しちゃうかもねw
おやすみなさい、皆様よい夜を
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>>225
おやすみ〜

保守