「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここは
都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり
そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり
まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです

「まとめwiki」 ttp://www29.atwiki.jp/legends/

今までのお話は↓でゆっくり読んでいってね!
ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html


いきなり何が起こったんだぜ?
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:25:23.71 ID:DfPSzQqO0
志村ー、前スレ生きてる生きてる!!

前スレが1000行くまでにここが生きていたらここを次に使えばいいんじゃね?
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:26:55.91 ID:edRC74lr0
>>2
知ってるんだぜ!
詳しい事は前スレに書いたんだぜ!
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:43:07.40 ID:DfPSzQqO0
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:44:14.25 ID:M4h/XewAO
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:45:33.85 ID:edRC74lr0
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:46:52.06 ID:OTH7E7VM0
未来日記の作者が書いてた漫画のパクリか?
たしか花子となんかのテラーだったっけ?
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:48:20.89 ID:DfPSzQqO0
>>7
それは三ヶ月ほど前に既に既出の突っ込みだ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:52:20.26 ID:L1uQTBaH0
         < ̄ ̄ ̄>
.           ̄>/
           / /
         //
        // _/|   __
    ==fニニニニP=_/_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__l~|
   {]ニ{ヽi!~i!~i!~l~〕~(_))~( ̄l~ ̄l ̄ ̄=l|                   
   ~`' ̄ ̄~~ ∩(_))~ ふ∩-‐ソフー--=ll 
         //     | |〈i!i!/    
        //Λ_Λ  | |  ~
        | |( ´Д`)// <こ、これは>>1乙じゃなくてポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガンなんだから
        \      |   変な勘違いしないでよね!
          |   /
         /   /
     __  |   |  __
     \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \
     ||\            \
     ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:06:26.87 ID:oGaj7+YU0
           ,ィラ火、 `((ど迄;;;少゙_ノ‐'゙ //_人.ハ_,、   _/\/\/\/\/\/\_
         ┌(《炎(べj!  `''゙゙´  じ'で,('ー-‐'"     `ヽ \                 く
       ___/ ゝ`‐h忙,ッリへ_(^ヽc‐'⌒´`7,イ'´(ハ(^ヘ、   ヽ< このときをまっていたっ!/
      ,/rく/*/`′`'~~´ //// ,ノイ‐-、   ''" }   { /                \
    /|<./゙Y ) // ////  `7| へ、:! ',ニ、〉ミ、  〉 ̄|/\/\/\/\/\/ ̄
  ,∠ イ_/人.///__/∠/ ト、_/∠_| ´ei川ィeヽ !{;レヘ ゝ   _|\/\/\/\/\/|_
//\/`く./// // / ̄ ,,メ ̄王〈{ヽニノ;;,,、.ご_u jリイノ!i レ!   \             /
{ / /!\/ / // / / / / /    '++++' ,.イ'",.,.、,、,、,-、゙'";Y!i:{!; j} _/ くらえ!        \
゙\_j/ // // / / / / /    <ゝ /ノィ( ̄,二ニ)j゙ 、iトlトj!ジ'´ /\ ポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガン
    / / // // / / / / /〃//〃,  ノ {イリ!`ニ二´ i ;!川ト/ ,;: イ/               \
  '// // // / / / /  |/   ゙〃〃/   ノ ! ル 川 jハ ジ'´ ""   ̄\/\/\/\/\/ ̄
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:11:08.84 ID:nyRQ7+oZ0
スレタイ変えて続けてたのか
検索に掛からないから諦めてたよ
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:13:47.44 ID:edRC74lr0
>>11
前スレ生きてるから速やかにそっちに移ってね!!

"「"じゃなくて"都市伝説"で検索書けるといいんだぜ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:16:03.08 ID:L1uQTBaH0
誤爆した
とりあえず生きてる前スレ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1252791555/

14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:20:00.40 ID:nyRQ7+oZ0
まとめってまだ必要?
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:24:08.73 ID:edRC74lr0
>>14
微妙かも…最近wiki出来たからな
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:32:39.53 ID:DfPSzQqO0
>>14
まとめはまとめで欲しいかも
17ポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガン(ブロント語):2009/09/16(水) 21:54:18.28 ID:L1uQTBaH0
保守

ポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガんという銃を知っているだろうか?
銃の一種らしいが珍しい事に投げる武器という事だった
普通の銃とは格が違い、銀色の鉄の塊でできており破壊力ばつ牛ン
まさに最強の一文字につきる
どんな汚い忍者でもバラバラに引き裂く事から
使用者はみんなの憧れの的だっテしかし
あまり調子に乗ってると裏世界でひっそり幕を閉じることになる→いくえ不明

持ってる人憧れちゃうなー
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:23:13.01 ID:DfPSzQqO0
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:45:55.99 ID:DfPSzQqO0
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:48:44.86 ID:edRC74lr0
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:02:34.69 ID:M4h/XewAO
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:19:44.19 ID:M4h/XewAO
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:26:40.73 ID:M4h/XewAO
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:26:49.48 ID:L1uQTBaH0
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:27:04.16 ID:edRC74lr0
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:29:11.57 ID:oGaj7+YU0

!?
27Tさん 保守ついでに:2009/09/17(木) 00:01:39.99 ID:J87tRk190
 秋祭り一日目の夕方、そろそろ晩飯でも食って帰ろうかという頃。
 Tさんの携帯に電話がかかってきた。
 Tさんは一度画面を見ると、通話ボタンを押す。
「黒服さん?」
 どうも黒服さんからの電話のようだ。二、三言話すとちょっと待ってくれと言い、Tさんは神社の外れの森の中まで入って行った。当然俺もリカちゃんも付いて行く。
 Tさんは携帯をスピーカーモードに入れると、車座になった俺たちの真ん中に(三人しかいないが、更に一人は人形だが)置く。
 携帯からは最近耳になじむ程聞きなれた感のある黒服さんの声が聞こえる。
『まず、≪夢の国≫ですが』
 ん、とTさんうなずき、
「どうも明日侵攻してくるらしいな」
『知っておられましたか』
 エンジェルさんのおかげで、とTさん。
 俺は未だにあのおっさんをエンジェルと呼称することに不満があるのだがまあそんなことはよろしい。
「そっちでも二日目に侵攻があると言っているということは、ほぼ確定情報ということでいいのか?」
『警戒するに越したことは無いでしょうが、おそらくそれで問題ないでしょう』
 くそ、あのおっさん有能なのか。
「了解、≪夢の国≫への殴り込みの時だが、」
 付き合ってくれるか? とやや窺うように言うTさん。
 やっぱり無理難題を押し付けた引け目があるらしい。
『ええ、お付き合いいたしましょう』
「助かる」
 安心したように息を吐く。
 ん? 黒服さん、なにかスッキリしたような声だな。休憩でもがっつりとったのかな?
28Tさん:2009/09/17(木) 00:04:53.95 ID:J87tRk190
『それと……』
「?」
『私自身が都市伝説として他者と契約したため、私は今、以前自己防衛のために無意識に封じ込めていた過去のことを思い出しています。それをお話しいたしますので聞いてください』
 内容はなんというか、衝撃的だった。
 黒服さんは≪組織≫の黒服であり、また、≪夢の国の黒服≫であること。
黒服さんは人間である時に≪夢の国の地下トンネル≫と≪夢の国の地下カジノ≫と契約していたこと。
≪夢の国≫と戦った時に瀕死になった黒服さんを気遣って≪夢の国≫に呑まれていない地下カジノは契約を解除、
黒服さんが≪夢の国≫に取り込まれることを防ぎ、代わりに≪組織≫の黒服になったこと。
 更に契約によって少し便利パワーもアップしたらしい。
 ≪夢の国の地下トンネル≫へのタイムラグなしでの移動、
夢の国の関係者であることを利用した≪夢の国≫に対する十秒程度の耐性、≪夢の国≫の所持能力の把握。そして、
 ≪組織≫の管理下からの独立、つまりは≪組織≫という都市伝説の所有物ではなくなったということ。
 それでも黒服さんは≪組織≫をまだ抜けてはいないらしい。話聞く限りじゃあ相当きな臭いところなのによくやるよ。

「――――――≪夢の国≫の黒服、か」
『ええ、なんとも因縁深いものです』
「今回Tさんにこき使われたのもそこら辺の縁かねえ?」
「……奇縁だな」
『まったくです』
 若干気まずそうなTさんと軽く笑う黒服さん。
29Tさん:2009/09/17(木) 00:06:26.08 ID:J87tRk190
 そういや、
「契約したって、誰と?」
 気になるので訊いてみる。
『ええ、あなた方もあったことがあると思いますが、はないちもんめの契約者の少女と金髪の青年です』
「ほぅ」
「へー……」
 あの嬢ちゃんと、禁断の人か!
「ふたりとも、なの?」
 リカちゃんがナイスポイントをついた質問を入れる。
『ええ、多重契約のリスクを抑えるために』
 黒服さんの言葉にえ? と思う。
「いくつもの都市伝説と契約するのって、危険なの?」
『ご存じないのですか?』
「言ってなかったか?」
 おいおいTさんよ、
「聞いてね―」
 あ、なんか電話の向こうからも呆れた雰囲気が伝わってくるぞ?
 ま、いい、うん今俺が無事ならなんだかんだで気を使われていたと、そういうことなんだろう。きっと。
「あー、まあ契約者はまだ容量的には大丈夫だ。俺はそもそもそんなに要領を食わんし、人形の嬢ちゃんも生まれたばかりで契約したからそれほど要領を食ってはいないはずだ」
「Tさんも食わないの?」
 リカちゃんはともかく、あんたはトンデモ人間のくせに?
「ああ、元来≪寺生まれで霊感の強いTさん≫なんていうのは普通には噂になることもない、そもそも都市伝説ですらないような話でしかない。
この力のほとんどはケサランパサラン由来だから、人間だった俺自身の容量は食われているが契約者の容量は大して食われていない」
 黒服さんとの契約で、はないちもんめの契約者とチャラい兄ちゃんが負担したのは≪黒服≫さん一つ分の容量だが黒服さんは≪夢の国の地下トンネル≫を使えるのと同じだな。とTさん。
30Tさん:2009/09/17(木) 00:25:15.41 ID:J87tRk190

「へぇ〜、よく分かんねえけど、つまり、エコなんだな」
「……まあ契約者の生態に優しいという意味では、たぶん」
 Tさんは額に手を当てて頭が痛そうにしている。なんだ? 疲れてるのか?
 とまれ、
「作戦だが…………」
 携帯にTさんが話しだす。昨日急遽変更を加えた≪夢の国≫殴り込み作戦を、
『え? それは』
 やっぱり心配するか〜、でも、
「俺自ら志願したんだぜ!」
「……そういうことだ」
 相も変わらず不満そうなTさん。
『それなら、お気をつけて』
「おう、じゃ!」
「また明日」
「ばいばいなの」
 そうして携帯は切れた。Tさんはポケットに携帯をしまうと。
「さて、晩飯はやはり屋台のものなのか?」
 訊いてきた。いろいろ言いたいことはあるのだろうがこっちも突っぱねることを分かってるんだろう。
 読心術者じゃなかろうな、本当に……
「そうだな、さっき牛スジカレーの屋台を見つけたからそこ食いに行こうぜ!」
 決戦は明日、まずは腹ごしらえだ。

 秋祭り一日目、すでに日は落ち、月がその顔を覗かせていた。
31Tさん:2009/09/17(木) 00:27:01.75 ID:J87tRk190
関係各所に(ry

エンジェルさんは契約者的には微妙らしいですが作者的には非常に受けがいいので嫌わないでええええええええ!
あ、エンジェルさんの契約者は操られた妹御と戦いますか?
よろしければ返答を。
(ちなみに返答次第で≪夢の国≫の戦闘方法が大きく変わr)

黒服さんの解釈も違っていたらばしばし言ってください
32厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:34:01.48 ID:DQPGKKQr0
祭りである。

まぁ、俺は興味はないんだが
うるさくされっぱなしなのもむかつくから来てみた。

と、孤独を望むはずの僕が来ていることを
友人に見つかった時のための言い訳も完璧だ。

正直、僕だって素直に祭りを楽しみたいのだ。
出来れば持ち歩くのは海水ではなく綿あめか何かにしたいところだけど
それは我慢しよう。念のため。

どっちにしろ、友人に見つからない方がありがたい。



と、思っていた矢先である。
知り合いに遭遇してしまった。

運がいいのか悪いのか、友人と呼びたくないような厨二病である。

「くくくっ、あまり来たくはなかったのだが、何かが俺をよんでる気がしただけさ。くくく。」

ある意味で同類だったことが唯一の救いだろうか。
33厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:38:13.64 ID:DQPGKKQr0
何かに呼ばれた気がして向かった祭りでは
常にペットボトルを携帯している同士に出会った。
くくくっ、やはり我々はともにたたかう運命なのか…。

「気持ち悪いな、にやにやするもんじゃないぜ。」
「くくくっ、おそらくはここに他の使い手もいるだろうともうとな。」
「ご遠慮願いたいものだな。本当にいるのか?」
「我々がであうということはおそらく何かあるのだ。」

そう、これは選ばれし者たちの宿命。クククッ。

「根拠は薄いわけだ。何もないことを願うがね。」
「ククク、さだめからは逃れられない…。」

同士はあまり本気にしていないようだった。
だが何かが起こるはずだ…。宿命なのだから。

「さて、どうする?」
「決まってるだろう、探すのだ。強力な使い手を。」
「ひとつ言っておくが、使い手じゃなくて契約者だからな。」
34東京の人:2009/09/17(木) 00:38:19.18 ID:DtfjZhAm0
さてと、書きあがったぜ!

とりあえず完全に2日目に移行してから投下するぜ!

なお完全シリアス、そして衝撃展開になるので期待しないでね?

っていうか、厨二病診断された俺に期待なんて言葉は無意味だと思うのさ。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:47:08.30 ID:J87tRk190
そろそろお役御免な気がするまとめ
ttp://up2.shinetworks.net/cgi-bin/snup-mini/src/shinemini15262.zip.html
パス:toshi
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:47:22.66 ID:DtfjZhAm0
保守
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:47:55.44 ID:2FD//0Ok0
支援
38厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:49:17.29 ID:DQPGKKQr0
まったく、相変わらずの厨二病には困ったものだ。

「くくく、感じる。」
「いきなり何なんだ?」
「感じるのだ、使い手のにおいを。」

そういうとあいつはふらふらと焼鳥屋へ向かっていった。
焼き鳥のにおいしか感じないのだが…。


「くくく、我々に気づかぬ程度の使い手に用はない。」

何事もなく焼鳥の屋台から離れた後にあいつは言い放った。
結局ふつうに焼鳥が食べたかっただけなんじゃないか。


その後も何軒かの屋台に行ったがすべて何事もなかった。

結局祭りを楽しみたかったのだろう。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:54:41.84 ID:J87tRk190
ttp://up2.shinetworks.net/cgi-bin/snup-mini/src/shinemini15263.zip.html
>>35に不備があったので直し
パス:toshi
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:56:44.10 ID:2FD//0Ok0
こいつらだんだん微笑ましく見えてくるなw
41厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:58:56.33 ID:DQPGKKQr0
「お、タロットだ。別のところにも占いがあったなぁ…。」
「くくくっ、それがどうした。占いなど所詮は戯言。真の使い手が気にすることではない。」

どこかにいるはずの能力者を探して祭りをまわったが、結局見つからなかった。
我が同士にはどうやら何も感じないらしい。

「なぁ、なんかやけに仮設トイレが多くないか?」
「それよりも選ばれしものを探したまえ。」

「あれはコスプレか。鎧武者かっこいいな。」
「くくっ、選ばれし者に憧れても姿形しか真似が出来ないとは。悲しいな。」

「黒い服の人多くない?なんかあるのかな?」
「…。」

先ほどから同士はどうでもいいことばかりに気を取られている。
くっ、この程度の能力者だったのか。

どこかにいるはずの強力な敵を探すことが目的なのに。

「おい、お化け屋敷があるぜ。行ってみないか。」
「くくくっ、作りもののお化けに何の意味があるのか。」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 01:02:12.85 ID:DtfjZhAm0
将門公なのかホロウさんなのかwktk支援
43厨二病コンビ:2009/09/17(木) 01:04:07.25 ID:DQPGKKQr0

「はぁはぁ。な、なかなか、よ、よくできてるな。」
「はっはっは。少年!強がらなくてもいいぞ!怖かったのだろう。」
「怖くない!ってかあんたこそいつの間に人格入れ替えたんだよ。」
「それは私じゃなくて体の持ち主に聞いてくれたまえ。ははは。」

お、お化け屋敷はなかなかの完成度だったな。
あの人体模型とかどういう仕掛けだよ…。
相方はいつの間にか筋肉バカの人格と入れ替わっていた。
怖かったのだろうか。


そのあとは特に何もなく
帰り道にハンバーグ屋を見つけた筋肉バカがタンパク質がほしいとか言いだして
大量に買って帰った。
きっと元の人格に戻った時に胃もたれに苦しむんだろう。


それにしてもこれだけ大きな祭りというのも珍しい。
去年まではこんなに規模が大きくなかったのに。

おかげでテンションが上がっていろんな地区のいろんな所を回ってしまった。

とはいえ一日中自転車を飛ばしたって回りきれるほどこの町はせまくないし
明日もこよう、と思ったのだった。

終わり
44厨二病コンビ:2009/09/17(木) 01:06:09.46 ID:DQPGKKQr0
すぐそばに都市伝説があるのに気がつかないこいつらが書きたかった
各関係者ごめんなさい


>>42
どっちでもいいやと思って書いた
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 01:09:25.35 ID:2FD//0Ok0
おつ!
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 01:25:01.45 ID:J87tRk190
微笑ましいwww
愛着湧く
47厨二病コンビ:2009/09/17(木) 01:36:43.44 ID:DQPGKKQr0
ってかこいつら夢の国のことも知らないんだよな
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 02:06:33.81 ID:iwbb3m5y0
☆君
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 02:26:30.63 ID:J87tRk190
>>47
そういう参加の仕方も有りなんじゃないかと思います。
≪夢の国≫を迎え撃つ人、≪夢の国≫襲来を利用して動く人
気まぐれの人、情報を得て町を守ろうとする人、何も知らずに巻き込まれる人、何も知らずに三日間過ぎる人
皆さまが過ごしたいように過ごしていただければ。
戦場指定と情報流布はそこらへん少し気を使ってますから知らない人は盛大な祭りでした。
で終わると思いますよ。
どこかの集団に属していない人に入っている情報は
 ――近日中、学校町にて≪夢の国≫が大きなパレードを開催する。
   各々方注意されたし。――
の張り紙だけですから。
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 02:28:51.51 ID:O/ta+FmyO
おふぅ、ようやっと追い付いた。前スレのラストの話は耳に痛かった。
ボスキャラとソロバトルなんぞやらかしちまったからなぁ……

今晩中にもう一本置いときたいけど、眠気が先か書き上がりが先か。
ともかく執筆開始ー。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 03:00:49.07 ID:2FD//0Ok0
ほしゅ
52厨二病コンビ:2009/09/17(木) 03:02:55.20 ID:DQPGKKQr0
たぶんうちの子たちは張り紙の意味を理解してないな
巻き込まれるか、何事もなく終えるか…

とりあえず祭り会場にはいるんでよかったら誰か見かけてあげてください
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 03:23:01.90 ID:eUg30wSrO
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 03:52:18.80 ID:J87tRk190
ねるほ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 06:29:34.53 ID:jCFQiP5r0

56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 07:05:36.85 ID:DtfjZhAm0
おはよう

まだvs.≪夢の国≫戦は投下しない方がいいかな?
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 07:27:12.88 ID:99iklFTBO
ほし
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 07:35:35.22 ID:6fE/emVdO
おはようさん
おおっとTさんの方と厨二病コンビの方乙ーwwwww

>>37
えーっと、妹は夢の国壊滅後なんとか逃げ出してきます
まあ、とある都市伝説と契約したおかげで夢の国に取り込まれなかった、ということにする予定です
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 08:14:58.58 ID:eUg30wSrO
決戦近いな
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 08:20:56.01 ID:SunfWKaFO
おはよ


前日編は後からでもなんとかできるが、
祭一日目は今を逃すとまずいと気づいた
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 08:50:17.50 ID:J87tRk190
>>58
了解です
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 08:54:56.76 ID:6fE/emVdO
今さらだが安価ミスひでえorz
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 09:29:35.58 ID:SunfWKaFO
鏡合わせのアクマ 四コマ風劇場
秋祭り一日目編



哨戒も兼ねて秋祭りに来てみた
「出店いっぱーい」


今年はいつもより規模も大きく出店も多い
「あ、契約者あれ買って!」


「なんだ食べ物か?」
「うん、あれー!」


ハンバーグ屋台
「・・・・・・」
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 09:37:22.70 ID:x/RZ8ExB0
どなたかwiki編集してくださってありがとうございます!
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 09:53:35.19 ID:RgVH3/V90
おはよーございまーーす!
寝不足でてんしょんがおかしいぜヒャッハァーーーー!!原稿完成してないから尚更てんしょんおかしいぜヒャッハーーーー!!


Tさんの人と厨2病コンビの人乙!!
黒服Dの解釈、そんな感じで大丈夫です〜
黒服Dはね…「組織」抜けると彼が担当してた仕事が、ただでさえ数減ってる他の黒服に分配=他の黒服に過労死の危機と
ヤンデレ弟の担当を他の黒服に押し付けるわけには行かない意味でまだ「組織」を抜けられないんだぜ
「夢の国」との大戦が終わったら、扱いどうすっかなーって考え中
66小ネタ:2009/09/17(木) 10:14:08.01 ID:RgVH3/V90
〜 秋祭り 一日目 〜

「はい、どうぞ。「組織」の人だからってツケ払いは駄目って言われてるからね」
「はいはい」

 ちゃりん、と
 何やらやる気なさそうな黒服から、青年はジュースの代金を受け取った
 今回の作戦に関しては、青年も(兄に関する事以外)やる気がないが…この黒服も、結構やる気がないようだ
 …が、むしろ、青年としてはその人間臭さが気に入った
 「組織」の歯車でしかない、感情を持たない機械のような黒服は苦手である
 それよりも、人間味のある黒服の方が利用しやす……親しみがある

「君を担当してくる…あの過労死候補ナンバー1の黒服は、どうしたの?」
「ん〜、まだ色々と仕事あるみたいだから。さっきまでちょっと休んでたけど、またあちこち動き回ってるみたいだよ」

 誰かに連絡もとっていたようだし
 …何やら、少女とチャラい男と契約とかもしていたようだが、青年にはそれはあまり関係ないし、興味もない
 まぁ、アレが原因であの黒服が「組織」を離れる事になったら、また新たに利用しがいのある黒服を探さないと駄目だが…
 …………

「…何か?」
「ううん、なんでもないよ?」

 にっこり、笑いかける
 うん、候補1、かな?

「今、「学校町」にかなりの戦力が集中してるんだね?」
「そのようだねー。淀元町でも変わった赤マントが出たって情報があるみあたいだけど。
 でも、今は完全に「夢の国」対策優先だから放置されてるみたいだし」
67小ネタ:2009/09/17(木) 10:19:19.09 ID:RgVH3/V90
 何か色々大変だよねー、とリンゴ飴を舐めつつ、やる気なさげな黒服は答えてきた
 …やっぱり、この学校町以外でも、都市伝説は出現しているんだなぁ、と青年はぼんやり考える
 まぁ、出現数及び、人間に関わってくる確立から見ると、確実にこの学校町が世界最大規模と見て間違いないだろうが
 ……何かに呪われてんじゃないだろうか、この街
 ツタンカーメンとか、ブルーダイヤとか、そこら辺の洒落にならないクラスの奴に

(…「首塚」に呪われてるのは、「組織」だしね)

 「首塚」の呪い
 それは、様々な形で現れる
 …今回の、「組織」の黒服が一部「夢の国」に乗っ取られていたことから始まる戦力の半減
 それは、「首塚」の呪いがそのような形で現れた結果だろう
 つまり…「首塚」としては、「組織」への呪いは、一応、成就した訳だ
 だからこそ、今回の「夢の国」との戦いで、協力してやってもいい、と言う事を言ってきたのかもしれない

(……ま、どうでもいいか)

 色々と考えたところで
 結局、この青年は兄の事しか考えてない
 兄さえ無事なら…唯一の家族さえ無事なら、後はどうでもいいのだ
 どこまでも自分勝手なヤンデレブラコン
 それが、この青年である

「それじゃあ、見回り頑張ってね。サボってるのが見つからない程度に」
「うん、見つからないよう頑張るよ」

 それじゃあ、と言って、離れていくやる気のない黒服
 それを見送って、青年はジュース販売の面倒な仕事に戻ったのだった
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 10:21:24.79 ID:RgVH3/V90
昨夜クロス考えて見ると言ってた、やる気のない黒服さんと赤マント
赤マントの人様、ちらっと話題に出た程度になってしまって申し訳ないorz
出現場所が違うので、お祭に来てない限りこれくらいのクロスが俺には精一杯でした
まだまだ修行が足りない…っ
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 10:39:42.81 ID:RgVH3/V90
>>63
おっとと、合わせ鏡ノアクマの人も乙!!
アイス屋台があったら、確実にアクマは食いつくだろうなぁと思った
日本では都市伝説扱いの「バケツアイス」も売ってるアメリカン使用アイス屋台とかいいなぁ…
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 10:48:04.21 ID:RgVH3/V90
俺…昼食が終わってまだスレが残っていたら…wiki更新の続きやるんだ…
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 10:57:22.65 ID:0w+Oy9C0O
>>68
超乙ですー
やる気なさげ黒服動かしてくれてありがとう

Wiki編集がんばってね
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 11:20:00.46 ID:SunfWKaFO
続き

「美味しい・・・けどなんでハンバーグ」


「まぁ、契約者でしたからハンバーグ関係の都市伝説なのでしょう」
「あ、ザクロ」


「なんだお前、食べたいならそう言えばいいのに」
「ど、どうしてそうなるんですの!?」


その頃の姫さん
「私の歌を聞けぇえええ!!!」
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 11:56:11.90 ID:6fE/emVdO
ヤンデレ弟さん乙ー
そしてアクマのかた支援
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 12:22:56.17 ID:eUg30wSrO
ヤンデレさん、アクマさん、乙
wiki編集超がんばれ
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 12:23:04.20 ID:SunfWKaFO
続き


「美味いか?」
「美味しいですわ・・・ところでお金は・・・?」


「今日くらい、俺もパーッと使わせてやるつもりだから心配すんな」
「契約者様・・・」


「契約者ー!」
「ただしアクマ、てめぇは限度を知れ」


「三ぃ十路みさぁきぃー!」
予選突破
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 12:36:00.77 ID:SunfWKaFO
「ねーあれ買ってよー」「はぁ・・・しょうがない」


「なになに牛スジカレー・・・って店員怖ッ!」


「美味しい・・・すげぇ美味しい・・・」
「辛ァ!?」


「君の隣戦うたび生まれ変わる♪」
予選突破
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 12:45:45.37 ID:SPJLL7pR0
アクマの人しえーん!
姫さんwwwwwww
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 13:04:49.98 ID:SPJLL7pR0
※ 保守代わりの将門様豆知識

御伽草子「俵藤太物語」に登場する将門は、身長七尺にして鉄の肉体を持ち、刃も通じない。
左の目には瞳が二つある。そして、常に六人の影武者を使い、誰にも見破れない。と言う特徴を持つ。
ただい、鉄の肉体はただ一点、こめかみだけが生身であり、愛妾の裏切りでその秘密が俵藤太にバレて討ち取られたといわれている。



…と、言う情報を、つい先ほど本棚から引っ張り出した「英雄辞典」を読み直して知った
やっべぇ、将門様の普段の姿これを参考にしとけば良かったorz
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 13:24:33.28 ID:SPJLL7pR0
さらに保守代わりに

将門には、「滝夜叉」と呼ばれる娘が居た
滝夜叉は将門亡き後、将門山に立てこもり、源氏への復讐を画策弟を助けた
美貌と肉芝仙より授けられた蝦蟇や大髑髏の妖術を操り、傾城の美女、そして、復讐の烈女として活躍した
最後は大宅光圀に破れ、自刃したと言われている


主に浄瑠璃「将門」や「忍夜恋曲者」なんかにでてる、らしい
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 13:45:45.42 ID:SPJLL7pR0
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 13:45:49.09 ID:SunfWKaFO
続き


決勝戦、開始


「八時ちょうどのぉーあずさ二号でぇー!」
中高年に受け、五位


「いーじゃん、いーじゃんしげーじゃん♪」
子供と仮面ライダー好きを味方につけ四位


「負けた・・・」
「ま、まぁこういうこともありますって!」
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 13:47:24.00 ID:SunfWKaFO
歌詞誤字ったwww
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 13:48:32.14 ID:SPJLL7pR0
4位と5位か…!
予選落ち組ぞくぞくな中大健闘だ!
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 14:08:49.34 ID:SPJLL7pR0
みー
85小ネタ:2009/09/17(木) 14:24:46.50 ID:SPJLL7pR0
〜 秋祭り 一日目 日没後 〜

「…あ、将門様」
「おぉ、お前か」

 やや、顔色を悪くしているその青年に声をかけられ、将門は青年を見つめた
 ……青年が抱える力が、明らかに増した事に気付く

「…くくくっ、望みを果たしたようだな?」
「あ〜…まぁ、まだ半分っすけど」

 何とか、と青年は笑う
 かなり、体力を消耗しているようだ
 新たな力を得たゆえの代償と、望みを半ば果たしたが故の代償
 それが、今、ずしりとのしかかっている状態なのだろう

「半分?どういう事ぉ?」
「…あいつ、まだ、「組織」を抜けないって」

 キャリアウーマンの言葉に、青年はやや不機嫌にそう答えてきた
 青年の一番の望みは、あの黒服を「組織」から完全に引き剥がす事
 …契約をして、黒服を「組織」の悪意から切り離す事はできたものの
 まだあの黒服が「組織」に所属し続ける限り…まだ、望みは完全に果たせていない、という事なのだ

「…くくくく、まさか、その半ばで満足した訳ではなかろう?」
「……トーゼンっすよ。絶対に、あいつをこっちのものにしてやる……!」

 …青年から感じる、強い執念
86小ネタ:2009/09/17(木) 14:31:20.85 ID:SPJLL7pR0
 それに、将門は笑みを深めた
 そうだ、それでいい
 その執念が、気にいっているのだ

 目的の為ならば、手段選ばぬ強い意志
 それを成し遂げる為には、どんな事でもやってみせようという執念
 この青年のその強い執念が、将門は気に入っている

(…くく、それにしても…!)

 …将門の目から、見て
 青年の…都市伝説を受け入れる器が、明らかに増大している事は確かだった
 あとは、あの黒服の半分を受け入れるだけで精一杯だったはずの、青年の器
 しかし…それに加えて、さらにもう一つを、青年の器は受け入れている
 …己の限界を、青年は突破したのだ

 そうだ
 これだから、人間は面白い!!
 己の限界を、時にこうやって突破してしまう
 そんな人間相手に何度か契約を結んだこともある将門としては、器の限界を増大させる人間の強さを、見ているのは楽しいものである

 ……そう、あの「籠釣瓶」と契約を結んだ人間のように……!!

「まぁ、良い。今宵はもう休め。明日の決戦に備えよ」
「…りょーかいっす。あいつにも、休めって言われてんで…」

 すんませんが、休みます
 そう言って、青年は苦笑しながら、立ち上がる
87小ネタ:2009/09/17(木) 14:36:38.15 ID:SPJLL7pR0
 よろり、少し体がふらつくようではあるが
 歩けない訳ではないらしい

「…将門様」
「うん?」
「…ちょーしこいてる「夢の国」と、「組織」の暗部…どちらにも、痛い目見せてやりましょーか」

 俺達の一人勝ちだ、と
 青年は、笑う
 それに釣られるように、将門も笑った

「くかかかかかかか!そうであるな!「夢の国」も!「組織」の暗部とやらも!!
 我らを敵に回した事、とくと後悔させてやろうぞ!」

 くかかかかかかかか!!と将門の笑いが、あたりに響く
 ざわり、あたりに一瞬、歪な怨霊の力が漏れ出した
 しかし、青年もキャリアウーマンも、その怨霊の力に恐れをなした様子もなく

 …ただ、楽しげな主の姿に、どこか満足そうに笑っていた





「…………」

 …ごごごごごごごごごごごご
88小ネタ:2009/09/17(木) 14:37:49.57 ID:SPJLL7pR0
 キャリアウーマンの体を…将門の怨霊とは違う、どこか、禍々しい力が包み込む!!

「ふ…ふふふふ……!あの子と黒服は一歩前進……っ!!
 これはまた……新たなネタの気配……っ!!!」

 じゅるり
 こっそり、涎を拭いている自分の契約者の禍々しいオーラに
 ハンガーの生首は、涙目でぷるぷると震えているのだった





fin
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 14:41:13.21 ID:SunfWKaFO
続き


「お、あの占いの人店出してたのか」


「契約者ー」
「どうしたアクマ?」


「あの鎧と遊んできていい?」
「やめてくれ・・・」


射的屋台前
「あぁ・・・射的したかったのに」
「すごいですね・・・全部とられてる・・・」


終わってしまえ
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 14:45:44.95 ID:SPJLL7pR0
アクマの人乙っしたー!!

>「あの鎧と遊んできていい?」
どっちだ!?どっちの鎧なんだ!?wwwwww
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 14:46:43.92 ID:SunfWKaFO
回らせてみたけど、特にイベントは起こらなかった模様


よし、秋祭り一日目はこれでいいな


あとお疲れ様です
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 14:48:27.49 ID:SunfWKaFO
>>90
スリーピーホロウの方


さすがに将門様は・・・
93単発:2009/09/17(木) 14:55:14.23 ID:0w+Oy9C0O
どうしてもやりたくなった
94単発:2009/09/17(木) 14:56:37.56 ID:0w+Oy9C0O
やる気なさげな黒服



林檎飴片手にうろうろしているときにその店を見付けた

黒服「射的屋か」

コルク銃を使ういたって普通の店だ
景品はもう品切れが近いのか少な目だけど、お菓子や人形などが置いてある
これはやらない訳にはいかないな
95単発:2009/09/17(木) 14:59:48.23 ID:0w+Oy9C0O

念のために言っておくけど別に仕事サボってる訳じゃない
そう見えても、これは警備や見回りの一環なんだ
だから、けっして、サボってる訳じゃない




手始めに下段のお菓子類を狙ってみる
簡単に取れそうなので片手撃ちでかっこよく撃ってみる

次は上段の人形を狙ってみた
しかし揺れはするがなかなか落ちない
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 15:02:37.14 ID:SPJLL7pR0
やる気ない黒服の人支援!
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 15:13:48.70 ID:0w+Oy9C0O


黒服「……店員さん、銃二つ使っていいかな?」

許可が出たので銃を二つ構える
まるでターミネーターみたいだな

狙いをすましトリガーを引く

二つの銃口からコルクの弾丸が飛んでいく

初撃があたり人形が揺れる
追撃が揺れの大きくなった所でさらに人形を押し込む


そして人形はあっけなく倒れた
98単発:2009/09/17(木) 15:16:23.32 ID:0w+Oy9C0O

黒服「さて、取ったはいいがこれどうしよう」

最終的に景品はコアラのマーチ2箱、仮面ライダーフィギュア、人形である

ちなみにお菓子はコアラのマーチしか並んでなかった
フィギュアは仮面ライダーなのは分かるが詳しいことは知らない
これらは、休憩所にでも置いとけば誰かが持っていくと思う

問題はこの人形だ

高さは30cmよりちょっと低いくらいか
黒髪のおかっぱ頭で紅い着物を着ている
棚の上にある時は無表情に見えたが、よく見ると微笑んでいる



なぜ、射的屋に日本人形が……
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 15:18:36.99 ID:SPJLL7pR0
なんだか髪が伸びそうな人形だww支援
100単発:2009/09/17(木) 15:22:30.77 ID:0w+Oy9C0O

店員も見覚えが無いのか首を傾げていた
それにこの人形、コルクが当たったぐらいで揺らぐ程度の作りじゃないようなのだけど


黒服「……めんどうだな」

呪いの人形とかだったらその辺の子供とかにあげる訳にはいかない
念のためにこの人形は捕獲しておいたほうがいいかもしれない
どうするかは後で考えよう
101単発:2009/09/17(木) 15:25:29.74 ID:0w+Oy9C0O

黒服「さ、次は向こう側を見て回るか」

景品を抱えたまま人混みに紛れる

これは別に仕事をサボってる訳じゃない
しっかりと警備と見回りの仕事をしているのだ、一応


おわり



黒服「さっきのりんご飴とべっこう飴美味しかったからもう1個買って行こうかな」
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 15:27:19.91 ID:0w+Oy9C0O
やっぱりなんか文章が平坦な感じになるなぅ
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 15:27:41.26 ID:SPJLL7pR0
やる気ない黒福の人乙ー!
呪いの人形ゲットですねwww
そして、どれだけ林檎飴と鼈甲飴食べるつもりだwwww
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 15:44:57.82 ID:SPJLL7pR0
今更気付いたが、黒福じゃねぇ、黒服だよ
誤字スマン
改めてやる気のない黒服の人乙ー!
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 16:08:35.31 ID:eUg30wSrO
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 16:10:06.49 ID:SPJLL7pR0
お祭でありそうな屋台を羅列してみるテスト。祭描写の参考までに

・リンゴ飴と鼈甲飴
・わたあめ
・タコヤキ
・焼き鳥(大抵ビールとかラムネとかの飲み物の店が付属)
・トルコライス
・ヤキソバ
・焼き烏賊
・フライドポテト
・チキンステーキ
・カキ氷
・クレープ
・一口カステラ
・金魚救い
・ヨーヨー救い
・射的
・紐クジ
・型抜き
・フランクフルト
・トロピカルジュース
・お化け屋敷
・牛筋カレー
・飴細工
・おでん
・冷やしパイン
・アクセサリー
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 16:13:00.55 ID:SPJLL7pR0
>>106
上から五番目間違った

×トルコライス → ○トルコサンド

で、あってた、はず
地元のお祭で屋台出てた
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 16:34:57.44 ID:SPJLL7pR0
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 16:56:26.33 ID:SPJLL7pR0
夜までにスレが残っていたら幸せだな
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:07:11.23 ID:4KQXvPMLO
久々に見た
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:25:04.58 ID:QBXF1IRR0
保守ついで軽く投下
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:25:53.11 ID:0w+Oy9C0O
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:26:50.43 ID:QBXF1IRR0
【上田明也の協奏曲[ part b〜祭(一日目)〜】

秋祭りの一日目。
俺とメルは色々な修行を経てから日本に帰ってきていた。
「暇だな。」
「暇です。」
現在地は学校町郊外にある高級住宅地、貴人サンジェルマンの別荘を貸して貰っていたのだ。
都市伝説なのに世界中に別荘を持っているなんてどうかしている。
人間である俺は此処まで苦労しているというのに……。
この家の鍵を指に引っかけてくるくる回す。
「ああ、そうだ。マスター、祭りでも見に行きませんか?」
「祭り?ああ、そうだな。どうせ攻撃が来るのは二日目だしな。」
二日目からはもう遊ぶような真似も出来ないしな、偶にはこいつのワガママに付き合うのも良いだろう。
ベッドから起き上がるといかにも休日の大学生という服装を選んで着た。
メルにも周囲に紛れるような普通の子供の服を着せる。
この家には地下駐車場があるので車の汚れを気にせずに済む。

車をしばらく走らせると祭りの会場に着いた。
鍵をしっかりかけて車を離れる。
最初に目に付いたのは飴細工の店だった。

「マスター!あれ!アレ買いましょうよ!」
本当にこういうときは子供である。
やれやれといった風にお小遣いを与えて買いに向かわせた。
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:31:44.32 ID:QBXF1IRR0
【勝手にクロスしてしまった皆様に産地直送土下座orz】
その間に周囲をぐるりと見渡してみる。
どうもかなりの都市伝説が潜んでいるらしい。
射的屋には黒服の男、炭酸飲料を売っているのは何時かのコーラ男、
それよりなにより………

「鎧だ。」
西洋風の鎧を着た都市伝説とこの前会った俺の正体に気づいているらしい女。
人に囲まれているから不意打ちするなら今だろう。
しかしそれのせいで逃げ遅れれば困るのはこちら……。
そう思って襲いかかるのを躊躇っていると
「マスター!」
メルが帰ってきた。
「マスターの分も買ってきましたよ!」
手に持っているのは飴。
笛の形の飴だ。
これは中々気が利いている。
「ああ、あいつは何処に行った?」
「あいつって誰です?」
もう一度女の方を見るとすでに居ない。
まあ、今である必要は無いか。
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:34:11.96 ID:0w+Oy9C0O
しえ
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:34:39.57 ID:QBXF1IRR0
その後はメルに連れられるままに綿飴を買いに行った。
「でね、マスター。私は緑の加速がこれから来ると……。」
「いいや、中速域が……。」
トン
メルと某カードゲームの話をしていて二人連れの子供にぶつかった。
中高生だろうか?
「おっと、すまんな。坊主。」
とりあえず謝った。
「くくくっ、選ばれし者はその程度のことは気にしない。」

妙な子供だなぁ?
もしかして都市伝説の契約者?
いやいや、流石にそこまで沢山の都市伝説が居るわけ無いか。

「マスター!綿飴!綿飴有りました!一緒に食べましょう!」
屋台から走ってくるメル。両手一杯の綿飴。
「綿飴ねえ……、あれって原価がすごく安いんだぜ。
 原料が砂糖ほんの一匙分だから5円未満かな?」
「え………。」
「そういえばもうこんな時間か、早く寝たいから帰るぞ。」
メルが何故か項垂れていたが気にしないことにする
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:36:53.07 ID:QBXF1IRR0
「おや?」
家に帰ろうとしていた所で遠くから声が聞こえる。
「どうしたんですか?」
「カラオケ大会が有るなあ……、と。」
キャリアウーマン風の女性が残念な歌声を披露しているのが聞こえたのだ。
今出れば勝てるんじゃないか?
「おい、メル。ちょっと出てきて良いか?」
「え?良いですよ?ていうか顔がばれてるんだから出たら危なくないですか?」
「構わん、なんか滾ってきた。」
「そこまで言うなら止めませんけど……。」

俺はすかさず飛び入りで参加することを決意した。
曲が意外と色々ある。
「これだな。」

一曲目は天体観測。
二曲目は桜。

露骨に人気を取りに行ってみた。
「始めようかぁ天体観測!二分後に君が来なくと〜も〜♪」

わりと人気だった。
三位入賞をしてビール缶24本セットを手に入れたのだった。
明日、無事に帰ってきたらちょっとした宴会を二人でやろうかな?
なんて思いながら俺たちは車を家に走らせたのである。

【上田明也の協奏曲[ part b〜祭(一日目)〜 fin】
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 17:51:56.89 ID:99iklFTBO
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 18:17:29.55 ID:99iklFTBO
いないいない
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 18:24:39.79 ID:0w+Oy9C0O
だれもいない
121スクエア設定2/1 :2009/09/17(木) 18:24:40.43 ID:yli2KsyA0
スクエア
ある山岳部の5人の学生達が雪山へ出かけた。山に着いた当初は晴れていたものの、昼頃から雪が降り始め、夕方には猛吹雪となって学生達は遭難してしまった。
途中、5人のうち1人が落石で頭を割られ死亡し、仲間の1人が死んだ仲間を背負う形で歩いていた。

やがて4人は山小屋を見つけ、助かったとばかりに中に入るがそこは無人で暖房も壊れていた。
死んだ仲間を床に寝かせた4人は知恵を絞り、吹雪が止むまで凌ぐ方法を考え出した。

その方法とは、4人が部屋の四隅に1人ずつ座り、最初の1人が2人目の肩を叩く。
1人目は2人目が居た場所に座り、2人目は3人目の肩を叩く。2人目は3人目がいた場所に座り、3人目は4人目の肩を叩く。4人目が1人目の肩を叩くことで一周し、それを繰り返すというもの。四角い部屋を周ることから「スクエア」と名付けられた。

自分の番が来たら寝ずに済むし、次の仲間に回すという使命感で頑張れるという理由から考え出されたものだった。この方法で学生達は何とか吹雪が止むまで持ちこたえ、無事に下山できたのだった。

喜びを噛み締めあう学生達。しかし仲間の1人が、「この方法だと1人目は2人目の場所へと移動しているので、
4人目は2人分移動しないと1人目の肩を叩ける事は在り得ないため、4人では出来ない」と気付く。

話の結末としては、死んだ仲間が5人目として密かに加わり、仲間を助けた、というものである。

122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 18:31:22.20 ID:2FD//0Ok0
ぬおお各所でホロウさん目撃情報が・・皆乙! ありがとん!
間に合えばもうひとつぐらいなんか書きたい!
123東京の人:2009/09/17(木) 18:43:54.73 ID:DtfjZhAm0
ただいまっていうかもう色々と済ましてきたけど…


まだ2日目はやらない方がいいのかな?
124スクエア設定2/2:2009/09/17(木) 18:48:53.77 ID:yli2KsyA0
以上が都市伝説「スクエア」の話です
能力は
「真っ暗な四角い部屋に相手を閉じ込める」
「『ありえない事』の現実化」
「いくら離れていても相手への防げない物理的ダメージを発生させる」
制約は
・「真っ暗な…」は発動から実際に出現するまでに10秒間かかる
・発動したときの相手の位置から出現するまで相手が直径500m以上離れてしまうと能力が解除される
・「『ありえない事』の…」は1日1回まで
・周りが確認できないほど暗い四角い部屋に自分がいること
・他人に関係のある『ありえない事』の場合その人も暗い部屋にいることも必要
もともとあった部屋でも可能だが、都合よくそんな部屋があるなんてことは少ないため「真っ暗な…」から使用する
・「いくら離れていても…」は周りが確認できないほど暗い四角い部屋に相手がいること
契約条件は
「この現象に会い、他のものより一番早く気づき、一人でこの現象にあった小屋へ行く」事
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 18:53:04.64 ID:0w+Oy9C0O
このことに気付いた学生は山小屋へ向かった
そこで学生が見たものは

三角形の部屋だった
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 18:56:28.61 ID:zBDkWhqp0
>>123
まぁ、待ちたまえ
今回は、2日目の大筋が見えてからそれに合わせて素早く話を調整するってのが
書き手の腕の見せ所だからね
早漏カコワルイ ということさ

というか待って
しばらくこのスレから離れようと思ってたんだけど戻ってきちゃったんで
出遅れて、まだ一日目に参加できて無いんだ
急いで書くけど、まずは夕飯の時間だったりする
嗚呼、畜生……己の遅筆さが憎い
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 18:58:41.24 ID:yli2KsyA0
>>125
「有名な怖い話をクールに反撃する話に改変しよう」保管庫で
それに似たの見たぞwwwww

いろいろ略
つまり、「…ひとり、多くないか?」ということである。
次第にクリアになっていく意識の中、その事実に気づいた俺たちは一目散に山
小屋から逃げ出した。外はまだ吹雪いていたが、幾分かは弱まっていたため俺
たちは何とか無事下山することができた。

しかし、この話をしても誰も信じてくれない。
これはその後知ったことだが、全く同じような怪談が知れ渡っていたからだ。
そのため俺たちは長らく嘘つきを見るような目で見られた。
ただ、このまま汚名を着せ続けられたくはなかった俺たちは、去年の夏もう一
度あの小屋を訪れた。
淡い記憶を辿っていくと、木々の開けた場所に例の山小屋を見つけた。
不気味に立つ山小屋の中へ恐る恐る入った俺たちだったが、その瞬間とてつも
ないものを発見した。


部 屋 が 三 角 !!
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 18:59:38.22 ID:DtfjZhAm0
>>126
おk

おとなしく待ってる
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 19:22:22.73 ID:eUg30wSrO
>>127
幻影か…
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 19:27:28.65 ID:J87tRk190
帰ってきた
あと一時間くらいで二日目の描写入ります
もう少しお待ちください
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 19:30:17.63 ID:sWMpBnPj0
ごっそーさまー!
ハーメルンの人乙!!
メルちゃん、わたあめ食べたかったのかw

>>130
wktk!
132小ネタ:2009/09/17(木) 19:41:54.29 ID:sWMpBnPj0
〜 秋祭り 一日目 日付変更直後 〜

 はらり
 地下カジノのカクテルバーのカウンターで、彼女はカードをめくっていた
 はらり、はらり
 順々に現れるカード
 しかし、彼女はそれらに目もくれない

 …重要なのは、最後に現れる、カード

「……わかっています。避けられぬ事であると……」

 「夢の国」との、戦い
 この学校町の全て、と言ってもいい都市伝説と「夢の国」の戦い
 …戦闘能力のない彼女は、辛うじて、パワーストーンの力で誰かを助けられるかどうか
 それくらいしか、できないだろう
 …でも、たったそれだけでも
 誰かを助けたい、と彼女は願う

 …あの時のように、ただ守られて…その結果、誰かに死なれるよりも、ずっといい

「……さぁ…「夢の国」、あなたの悪夢…そろそろ、終わらせましょう」

 ……はらりっ
 最後に現れたカードは…「征服者」の、正位置

 彼女は、静かに覚悟を決める
 …かつて、愛した人の無事を、静かに祈りながら…

to be …
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 19:45:29.67 ID:DtfjZhAm0
>>130
wktk
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 19:55:45.77 ID:sWMpBnPj0
あともうちょっとで二日目描写が入るという事で、雰囲気を出したかった
いい加減勢いだけで書くのはどうにかすべきだと思った俺
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:04:47.75 ID:hmxBpqpt0
あれ?ウェキに俺の絵のってなくね?
ま、いっか
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:09:10.68 ID:2FD//0Ok0
>>135
載せていいか確認とれなかったんじゃなかったっけ
いいんなら載せるよ!
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:12:41.95 ID:hmxBpqpt0
えぇよ
グリーンティーだよ
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:16:46.20 ID:sWMpBnPj0
あ、そうだ、Tさんの人ー、この書き込み診たら返事してくださるとありがたい

以前、コアラ眉毛ショタが流した噂、部分的に「夢の国」に有効ってしちゃ駄目でしょうか?
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:18:48.78 ID:2FD//0Ok0
>>137
載せたよ!
140喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:25:44.79 ID:zBDkWhqp0
三人が秋祭りの会場へと足を踏み入れたのは
祭りが始まってから、だいぶ後になってのことだ

「占いを頼みたい」
実体化した軍装のカシマが言う
「はいはい、いいですよ」
「夢の国について……判るかね?」
「……」
「ん?……やはり、難しいのか?」
「いや……それが……」
「なんだね?」
「今日はもう何度も聞かれて、さっきも占ったばかりなんですよ」
「ふむ……」
「だから、まぁ……お代はいいですよ」
「そうか、ありがたい」
「今日は何も起こりません、侵攻は明日です」
「……そうか……明日か」
相当な決意で臨んでいるのか、カシマは大きく息を吐く
「そういうことなんで、ゆっくりと祭りを楽しんでください」
同業であるタロット占いの女性も共通の見解を示しているとのことだった
「うむ、ありがとう」
カシマは紙幣を置き去る
「あ……ちょっと!……あぁ……行っちゃったか」
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:27:05.96 ID:J87tRk190
>>138
すみません、実はその噂を≪夢の国≫戦の切り札にする気満満だったので有効にするのは≪夢の国≫戦後半になるかと……
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:28:04.44 ID:sWMpBnPj0
カシマさんの人しえーん

>>141
あいあいさー!了解っす!
良かった、書く前に聞いといて
143喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:32:40.60 ID:zBDkWhqp0
仕方ない、受け取っておこう
男はそう思い、変わりに背後へと声を掛ける
「なぁ、アンサー」
「なんだ? なんだ?」
「彼らの未来が分かるか?」
「……女が死ぬ、男も死ぬ 死ぬ」
「!」
軍装の男と女子高生に少年の三人
彼らがうち二人が死ぬのか?
「彼ら三人のうち二人かがか?」
「……そうかもしれない違うかもしれない、判らない 判らない」
「そうか……」
現時点で分かるのはこれだけだ
未来は常に変わっていく
男には、彼らが自分の道を切り開いてくれることを願うことしか出来ない
「占うってのも辛いもんだよな……」
「それがお前にできる最善の行いなのだから仕方あるまい」
背後にスゥーッと古代ローマ人の様な格好をした男が現れ言う
「わかってるよ」
自分にやれることを全力でやればいい
男はそれを理解している
「なら、何もいうことは無いな」
「ふん、お前まるで偉そうな天使か何かみたいなこと言ってるぞ」
「私はエンジェルさんだからな」
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:33:52.74 ID:J87tRk190
超支援
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:36:12.81 ID:sWMpBnPj0
ドキドキ……支援
146喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:36:12.80 ID:zBDkWhqp0
「というワケだ」
カシマが戦いは明日からだと説明する
「じゃあ、今日は普通に遊びながら周辺を把握しようよ」
「そうだね、どこに何があるか把握した方が良いと思います」
「うむ、そうしよう」
「じゃあ何処から行きましょ……ぁ……」
サチの言葉が止まる
「ん?……ああ、彼か」
サチの視線を追うと、高校生の男子がいた
例の一件の彼だろう
「……」
「まだ、好きだった?」
「ぇ?……ぅ〜ん……まぁ……そう言われればそうかも」
「そう……」
「でも今は……前の好きとは違うよ」
「ふ〜ん……?!」
今度は輪の視線が固定されている
「どうしたの?輪くん?」
「……伝説……等身大フィギュア……」
「ぇ?……なに?」
「遠目にみても判るあのディティール……カラオケ……そうか!」
「……カラオケ大会?」
「サチ!歌は?上手い?!優勝できる?!」
「 ぇ? ぇ?  え?     え?」
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:37:15.92 ID:DtfjZhAm0
>>141
実は俺も使ってたんだぜ?

まだ投下しなくてよかった
148喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:39:19.95 ID:zBDkWhqp0
「ダメかな?」
「……わたしは……ちょっと……」
人前で歌うなんて、見るからに向いていない
「だよね……カシマさんは?」
「……歌か……友人と良く歌ったものだ」
「よしッ!出よう!!カシマさん、優勝を狙うよ!!」
「む、そうか……優勝か……全力を尽くそう」

『カシマ、歌います』

『朝だ夜明けだ潮の息吹 ぐんと吸い込む銅色の 胸に若さの漲る誇り
 海の男の艦隊勤務 月月火水木金金!』

「上手い!カシマさん、歌上手いです!でも……軍歌?」

カシマ、一部の人に大きな拍手を受けるも……予選敗退


『りんです、8さいです……いっしょうけんめい歌います』

「ぁ……輪くん……サバよんでる」

『ぽーにょ ぽーにょ ぽにょ さかなの子ぉ 青い海からやってきたぁ』

「でも……かわいいぃぃぃ」

予選通過
本気だ……本気で優勝を狙っている
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:40:16.23 ID:J87tRk190
輪くんwwwww
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:40:32.43 ID:sWMpBnPj0
輪君本気だwwwwww支援!!
151喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:44:59.59 ID:zBDkWhqp0
「あ、姫さん?」
「あら、輪くん」
「「優勝狙ってる?」」
「「……」」

両者の間でバチバチと火花が散る───幻視

「……そうだ、姫さん」
「何かしら?」
「例の彼とは上手く行ってるの?」
「!」
「あ……何か進展したんだ?」
「!……(メンタル攻撃?!)」
「さっき、すぐそこで彼を見たよ……歌聴いてるかもね」
「!……(何で知っているの?!)……輪くん、8才だったかしら?」
「!」
「た し か !! 10 さ い !! くらいじゃなかったかしら!!」
周りに聞こえる様な大きな声で、かつ大きなアクションをとる
「ちょ!姫さん?!」

両者、一歩も引かず

「ふふふ」
「あはは」
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:46:10.92 ID:eUg30wSrO
ほwwwwんwwwきwwww
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:46:50.97 ID:sWMpBnPj0
っちょ、2人ともwwwwwwwwww
154喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:49:17.92 ID:zBDkWhqp0
結果、4位だか5位だかで敗退
両者引き分けとなった

「負けた・・・」
「ま、まぁこういうこともありますって!」

「ぅぅ……優勝じゃないと……意味無いのに……」
「仕方ないよ、輪くん……ね?」

慰められる二人

「牛スジカレー食べよう?ね?」
「……ハンバーグも」
「うん、そうだね……ハンバーグも買ってトッピングしてみようね」
「……うん」

そんな感じで、祭りを大いに楽しんだ三人であった

カシマはそれを見て、微笑ましく思う
こんな毎日であれば、どんなに良いだろうか……そう思う
だが、彼らの胸に秘められた思いは硬い

思い出す
ここへ来るまでにあった事を……
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:51:28.12 ID:sWMpBnPj0
時期的に、まだマスターがお亡くなりになっている時点だからな…支援
156喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:51:32.09 ID:zBDkWhqp0
喫茶ルーモア

「カシマさん、何でルーモアに?」
サチが首をかしげる
「いや……しばらく来ていなかったのでね」
歯切れの悪いカシマ
「今日は秋祭りなんだしさ、皆で行こうよ」
輪が提案するも
「むぅ……秋祭りか……」
黙り込むカシマを見て、二人は肩をすくめ
「カシマさんは隠し事が得意では無いんですから、諦めてください」
「そうだよ、カシマさんにそういうのは向いて無いよ」
「……仕方ない」
そう呟いて、カシマは話し始める

夢の国、そして組織の暗部が動くということを
しかも夢の国は秋祭りの会場を狙う可能性が高いという

だが、カシマはルーモアで待機するつもりでいる
何故ならこの喫茶店は現在、組織の管理下に置かれており
広域の指定非難場所となっている為、彼はここを守るという
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:52:20.19 ID:DtfjZhAm0
そして恨まれる人数が着実に増えてる予感w

支援
158喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:52:55.59 ID:zBDkWhqp0
「でも、ここは西区だよ?北区には大分距離があると思うんだけど」
輪が疑問をぶつけ
「確かに距離はある……が、ひとたび戦闘が開始されれば全域に広がってもおかしくは無い」
返された言葉は、事の重大さを明快に表していた
「そんな大規模な戦いに……それじゃあ、犠牲になる人達も……」
サチは言葉を続けることができない
言えば現実になりそうで恐ろしかったからだ

再び沈黙

「だから、済まないが二人とも祭りには行かないで欲しい」
二人は頷きはしない
祭りには、何も知らずに楽しんでいる人々がいる
自分達には安全な場所で、ただ嵐が過ぎ去るのを待てというのか……
しかし、同時に自分達の無力さを自覚してもいる
何が出来るというのだろうか

何もせずに時間だけが過ぎる
刻一刻と、募る不安
159喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:53:57.12 ID:zBDkWhqp0
「……わたしが祭りの会場地域を案内します」
「な?!何を……サチ殿?!」
突然、意を決した様に口を開いたサチに驚く
いや、実際に意を決している
「カシマさん、さっきから……手が、刀の柄に行ったり離れたりしてる」
「!」
待てと行った当人ですら、この状況を持て余している
「そうだね……行こうよ、カシマさん」
「輪……キミまで……」
「非難してくるヒトがいるかは判らないんだし、現場の方が助けられるヒトも多いはずだよ」
「そうですよ…・・・大体、カシマさんには誰かの犠牲を待つなんて向いていません」
「何せ、カシマさんは皆の為に命を捨てちゃう様なヒトだから都市伝説になってるんだしね」
「それに、カシマさんが行かなくても二人で行っちゃいますからね」
「うん、行っちゃうね」
たたみ掛ける二人に押され、気持ちが揺らぐ

彼らが行くというなら、誰が彼らを守るというのだ
これでは行かざるを得ない
この二人は、いつもこうだ
一度決めたら梃子でも動かない、鉄の意志

「……全く……どうしてそんなに……」

だが、カシマに他人のことをとやかく言う資格は無い
彼が三人の中で一番、行くことを望んでいるのだから……

「判った…・・・行こう!」
「うん!」「はい!」
「ただし、私から離れないでくれよ?」
「「わかってます!」」
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:54:27.70 ID:SunfWKaFO
カラオケ勝負吹いたwww
161喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/17(木) 20:56:05.23 ID:zBDkWhqp0
こうして、三人は戦場へと向かうこととなる
カシマは、店を出る前にカウンターへ視線を移す
そこには黒服がいる

だが、カシマが見ているのは別の人物
彼ならば……あのマスターならば……
待つことが出来たのだろう
だが、自分はまだ未熟だ
気持ちを……この不安を抑えることが出来ない

待つとはこんなにも苦しいことなのか……
初めて知る、今までに感じたことの無い質の恐怖

生前に、何度か外から店の様子を伺ったことがある

他人事と片付けられる様な人物ではなかった

彼が客を……契約者達を迎える時にあんなにも穏やかであったのは
きっと、この恐怖を乗り越えたという安堵によって形作られていたのだろう

カシマは、店を出る前にカウンターへ向かい一礼する

必ず戻ってくる
二人を守り、自分の命も捨てず
必ず、ここへと戻る

三人は戦場へと向かう
全てを守り抜くという決意を胸に……

- Fin -
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:57:43.24 ID:hmxBpqpt0
俺たちの戦いはこれからd
あれ?誰か来たようだ
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 20:59:14.48 ID:sWMpBnPj0
ルーモアの人乙ーーー!!
くそう、カシマさんかっこいい…!大人の魅力が…っ!
こんな落ち着いたキャラをかけるようになりたいもんだ
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:01:30.18 ID:DtfjZhAm0
乙!
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:02:17.51 ID:J87tRk190
乙!
さて、では時間軸を進めます!
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:04:29.86 ID:sWMpBnPj0
おぉ、ついに…!
さて、二日目構想本格的に入るんだぜ!!
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:04:32.36 ID:DtfjZhAm0
>>165
先陣切って≪夢の国≫と戦ってもいいかな?

時間軸的にそっちが都合いいかなーって
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:05:35.52 ID:OrGOPvDtO
お茶茶茶茶茶〜
  旦~
  ∩∧_∧∧_∧旦~
 ∧ヽ∩旦_∧ω・∩
(・ω・ヽ∩ω・) ノ
旦⊂二ミヽ ⊃旦~
  / (⌒) ノ∧_∧ミ旦
 (_)~し"⌒つω・)つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
169Tさん・夢の国:2009/09/17(木) 21:06:07.48 ID:J87tRk190



「皆、この町を≪夢の国≫にしよう」
 彼女は言う。
「でも邪魔がいっぱいいるね」
 彼女は嘆く。
「掃除も、≪夢の国≫の中ではまるで1つのショーであるかのように行われないと、ね」
 彼女は煽動する。
「行こう? 王様が目覚めるよ」
 私も町を確認しなくちゃ。と彼女は呟き、

 ≪夢の国≫が学校町を取り込み始めた。

 秋祭り二日目、午後一時少し過ぎ、突然、という言葉の通りに唐突に、学校町に異変が発生した。
 それは祭り、という場においてはささいな異変であった。それはまるで町の全てが祭りに浮かれでもしたかのような、
そんな不思議な、どこか夢の中にいるような雰囲気の変化であり、町のそこかしこから感じる誰かに見られるような気配も、賑やかな気配も、やはり祭りの雰囲気にまぎれて多くの者は気付くことはなかった。
 しかし、その気付きにくいが、確かに町を侵食する気配に気付く者たちがいた。





170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:06:16.50 ID:2FD//0Ok0
ぎゃあ間に合わなかった・・支援!
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:06:43.53 ID:OrGOPvDtO
お茶うめぇよ?
172Tさん・夢の国:2009/09/17(木) 21:06:49.09 ID:J87tRk190


            ●

 彼は≪夢の国≫のパレードから離れ、路地裏に入っていた。≪夢の国の黒服≫として、
パレードが入れない狭い路地にいる人々を夢の国に招くため、そしてそれを邪魔する者たちを排除するためだ。
 今、彼の目の前には祭りの本会場に行こうとしている親子の姿があった。
「……」
 彼は二人まとめて夢の国に迎え入れようと、その異常に長い両手の本性を顕し――
 肩を叩かれた。
「?」
 振り返るとそこには、
「すまんね」
 一人の青ね――
「破ぁ!!」
 瞬間、彼の視界いっぱいに光が広がった。
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:06:49.07 ID:SunfWKaFO
姫さんは商品狙いではない
そして妹は半ば強引な参加で商品のことを知らない


・・・そうか、意地で戦ったんだな
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:07:06.03 ID:DtfjZhAm0
支援

終わったら、投下する
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:07:17.08 ID:zBDkWhqp0
あぁぁぁぁぁ、もう超土下座!
色んな人に超土下座!
ちょっと時間無くて、練りが足りない!

ちっくしょ〜、本能のままに書いたら勢いだけはあった感じですか?
そうですか

>>165
すいません、お待たせしてしまいましたよね?
ちょう土下座!


では、wktkで待機です!
176Tさん・夢の国:2009/09/17(木) 21:07:32.44 ID:J87tRk190


            ●


 気合いの声と共に放たれた白光によって≪夢の国の黒服≫は消滅した。
 それを見て多少驚いたように彼は言う。
「消えるのか」
 その場の確認を契約者と共にしていると携帯が鳴った。
 彼は通話ボタンを押すといきなり本題に入る。
「大元か契約者の位置は分かる?」
 問われた通話相手の黒服も心得たものだ。
『いえ、ただ組織が見つけ次第私に連絡が入るようになっています』
 そうか、
 彼はしばし黙考した後、
「では、合流しよう」
『はい』
 そう言った後、黒服からの電話は切れた。
 男は空を見上げて深呼吸を一つ、
「さあ、国落としだ」
 歪んだ≪夢の国≫に食われないでくれよ、学校町の者たちよ。
 そう思い、彼は契約者たちを伴い、≪夢の国≫の侵食を受けつつある学校町を走り出した。




 裏の舞台にてパレードが始まる。それでも秋祭りは表向き滞りなく進む――――進まなければならない。
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:08:12.79 ID:OrGOPvDtO
>>172
Tさん……お茶はうめぇんだよ?
178Tさん・夢の国:2009/09/17(木) 21:09:08.06 ID:J87tRk190
  ――waening!――warning!――
≪夢の国≫が学校町に侵攻を開始しました。
侵攻にあたって、
・ミッ○ー(首なし)は契約者と共にいます。
・マスコットは住人とパレードを率いて学校町各所にて行進中(主に黒服と邪魔者狙い)
・≪夢の国の黒服≫は個々人で行動、路地裏などで学校町の人々を狙う。
・≪夢の国≫は基本的に人避けの電波の活用を使用して迫っているため一般人にはその場にいるだけなら認知されづらい状況です。
 この状態で≪夢の国≫に取り込まれた場合、気がついたら≪夢の国≫にいた……。状態になります。
 パレード程の規模で暴れられると一般人にも普通に認知される恐れもあります。気をつけましょう。
・墓地、結界等への避難誘導は祭りに参加している人々の多さからして難しいものと思ってください。
・町全体にパレードは出現します。が、北の神社には本会場ということもあり、相当数の住人がお邪魔いたします。
・≪夢の国≫の契約者は戦場で見かけてもすぐにパレードにまかせて逃亡します。

・ネットに広がっている≪夢の国≫に関する噂は現在効果を発揮しません。
・墓場等の結界は現在有効です。


※住人、及びマスコット共に不死性がありますが、展開範囲が広いためかマスコットキャラで強力な再生レベル、住人も再生能力有りですが粉々にされたり燃えカスになったりすると消滅します。
 が、常に住人は補充されますのでお気を付けください。
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:10:05.95 ID:sWMpBnPj0
Tさん乙ーーー!!
さて…こちらも行動を開始するんだぜ!
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:12:50.81 ID:zBDkWhqp0
>>173
すいません!
賞品狙ってないことは分かってたんですが
何故か、優勝は狙ってたと思っていました!
(出来る限り、たくさん歌うつもりなのかと……)

すいません!
181首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 21:13:03.67 ID:sWMpBnPj0
「−−−−−っ!!」

 ぴくり
 少年は、それを感じとった
 いつものお気に入りのお菓子を手に…立ち止まる

「…うー…始まった……不吉、不吉…」

 てちてち、少年は歩く
 一人で、歩く
 …今日は、父親は仕事
 一緒にはいられないのだ

 …でも、大丈夫
 父親は、大丈夫だ
 少年は確信していた

「不吉…不吉、不吉、うー………………きひひひっ」

 にたり
 その口元に、笑みが浮かんだ

 ひたり
 背後から、近づいてくる気配
 …それに、少年は気付いている

「無駄、無駄だよ…君じゃあ、駄目。きひひっ」
182Tさん・夢の国:2009/09/17(木) 21:13:04.02 ID:J87tRk190
と、こんな感じで≪夢の国≫戦開始です。目下一般人の安全確保を最優先によろしくです。
また、≪夢の国≫は少したつと戦法を変えてきます。と予告しておく

>>167
おkおk! 一番槍任せました

>>170
すみません、別にまだ一日目を投下してもいいと思います! なんなら三日目にその話を回せば(ry

>>175
いえ、こちらこそカシマさんを以前勝手に使ってまして……
183東京の人:2009/09/17(木) 21:13:39.30 ID:DtfjZhAm0
待ってたぜ…この瞬間を!じゃあ投下するよ

と思ってたんだが…夢子嬢はすぐ逃亡か…

ちょっと待ってから投下するよ

思いっきりバトル繰り広げてるんでねwww
184東京の人:2009/09/17(木) 21:15:46.05 ID:DtfjZhAm0
>>182
すまんぜ!一番槍は任されそうにないんだ…ぜ・・・バタッ

思いっきりバトル!なんで逃亡だとどうにも…
185首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 21:16:11.31 ID:sWMpBnPj0
 くるり
 少年は振り返り、それに向かって…異様に長い腕を伸ばしてくる「夢の国」の黒服に向かって、無気味に笑う

「…お前じゃあ、駄目。全然駄目だね」

 きひひひひひひひ
 不気味に笑う少年
 少年は、「夢の国」の黒服から逃げようともしない
 その手は、少年を捕まえようと、目前まで迫り…

「−−−−−−っ!!??」

 突如
 現れた、巨大な髑髏に…………ばくり
 「夢の国の黒服」は、飲み込まれた

「きっひひひひひひひひひひひひひ!!!」

 少年は、不気味に笑う
 「夢の国の黒服」を租借し……髑髏は消えた

「……うー。不吉…うーうー…」

 てちてち
 少年は、不気味な笑いを止めると
 また、てちてちてち
 一人で、祭会場を歩き回るのだった

fin
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:16:38.50 ID:hmxBpqpt0
俺も参加したいけど
赤マントだと瞬殺されるからやめとこ
187以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:18:00.99 ID:sWMpBnPj0
祭り二日目突入だぜーーーっ!!って事で早速書いてみた
「夢の国」に関する噂はまだ発動してない、って事でこうなった
ぶっちゃけ、前スレで「コアラ少年にはコアラ以外に何か憑いてんじゃね?」って言われてカっとなって設定加えた
正直申し訳ない
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:19:11.74 ID:J87tRk190
首塚の少年やば気だwww

>>184
マスコットじゃ役者が不足か〜、残念

>>186
そんなことない! いける! いける! できる! できる! 

189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:20:22.43 ID:DtfjZhAm0
>>187
もう一人の主人公に思いっきりあの噂使わせたからまだ出せない…orz

いいもん!気長に待つから!こんなところでクr…ゲフンゲフンとにかく気長に待つよ!
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:21:56.25 ID:DtfjZhAm0
>>188
貴方様のキャラ総動員させてもらったんでw

とりあえず投下する前にリロかけてよかったよ
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:23:02.31 ID:sWMpBnPj0
>>188
少年「うー?僕、やばくないよ?うーうー」

護られポジションを崩したくないので、めったに使えない能力にしとこうと思った


とりあえず、コアラショタは祭二日目、危険だというのに一人でてちてち、会場を回っています
周りに「首塚」の仲間がいなければ、今回見せた能力を使用するのも辞さないようです
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:25:06.40 ID:DtfjZhAm0
うちは現在その時が来るまで雑居ビルの屋上にある貯水槽で黄昏させてますw
193帰還:2009/09/17(木) 21:27:40.33 ID:jCFQiP5r0
それは走る
走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る
走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る
走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る
走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る走る
金色を纏い海を走る!!
「この気配・・・『夢の国』か!!」
僅かに感じる明るくも禍々しい気配・・・・・・学校町が危ない!?
「間に合え!!」
ソレは脚に金色の光を集中し
天高く跳躍する

学校町まで後1時間・・・
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:27:49.75 ID:hmxBpqpt0
>>188
無理だwww
怪人赤マントにも勝てないのにwww
今書いてる作品の主人公ならいけると思うけど・・・ww
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:28:27.32 ID:QBXF1IRR0
>>193
はげえええええええええええええええええええっwwwwwっw
196以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:28:29.09 ID:sWMpBnPj0
>>193
禿ぇえええええwwwwwwwwwwwwwwww
間に合うのか!!??wwwwwwwwwwww
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:29:09.64 ID:DtfjZhAm0
>>193
来た!禿来た!
これで勝つる!!!!
198以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:31:15.53 ID:6fE/emVdO
禿キター!!
後一時間、間に合うのか?!
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:32:00.11 ID:jCFQiP5r0
>>196
さてさて、どうなるでしょう・・・・・・
>>197
そう簡単には行かないよ・・・
この『夢の国』との戦いでは禿も所詮脇役の一人だからね・・・
間に合っても雑魚の相手が精々さ・・・
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:32:01.55 ID:sWMpBnPj0
…あ!いかん、大事な事を聞き忘れていた
Tさんの人ーーー!
「夢の国」に使役されている黒いパレードは、「夢の国」倒さん限り解放不可能?
それとも、展開範囲が広いというこのチャンスを使って、なんらかの方法で解放可能?
(例:パワーストーン「水晶」の浄化の力など)
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:34:39.54 ID:hmxBpqpt0
>>193
くるよ・・・禿くるよwww
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:35:30.36 ID:DtfjZhAm0
>>200
まさか…!
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:36:58.55 ID:SunfWKaFO
>>180
いえ、確かに優勝は狙っていたのでおきになさらず



進行開始、ですね?
後々文章投下でいきさつを補足しますが、
『怪奇同盟』の結界は星形の頂点の学校にも展開されます
また、頂点の結界は普通の墓地のものより強力です
204Tさん・夢の国:2009/09/17(木) 21:39:01.24 ID:J87tRk190
>>200
パレードの解放もイベント発生(後半戦)まで待っていただきたい。
現状水晶使うとパレードが消滅します。

禿wwwwwwwww一時間なら間に合うwwwwwwwww
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:39:57.56 ID:sWMpBnPj0
>>204
うにゃ、了解っすー
それが可能かどうかで、一部キャラの行動がガラっと変わるんすよ

具体的には、黒いパレードの正体が飲み込まれた子供だとわかっていて、尚且つ子供相手を攻撃できない奴とかが
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:40:37.97 ID:DtfjZhAm0
>>203
そして恨まれる人間が着実に増えてる件wwwww
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:40:54.63 ID:SunfWKaFO
それと・・・

学校町全体にも結界を張って
『夢の国』を街の外に出さない設定も考えていたんですが・・・
これ、通して大丈夫ですか?
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:41:35.12 ID:J87tRk190
あ〜、パレードになってる住人は臓器抜かれてもう助かりません。残念ですが
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:42:05.37 ID:sWMpBnPj0
>>208
何!?


…あ、じゃあ問題ないや
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:42:16.13 ID:J87tRk190
>>207
現在は問題ありません。
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:42:39.69 ID:DtfjZhAm0
>>207
結界と聞いて参上しました

じゃあイベント後まで待機しておきますね?
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:45:41.58 ID:gSdSCi+dO
パレード来たのは日付変更直後なのか……?

213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:47:00.27 ID:J87tRk190
>>212
 >>秋祭り二日目、午後一時少し過ぎ、突然、という言葉の通りに唐突に、学校町に異変が発生した。
 それは祭り、という場においてはささいな異変であった。それはまるで町の全てが祭りに浮かれでもしたかのような、
そんな不思議な、どこか夢の中にいるような雰囲気の変化であり、町のそこかしこから感じる誰かに見られるような気配も、賑やかな気配も、やはり祭りの雰囲気にまぎれて多くの者は気付くことはなかった。
 しかし、その気付きにくいが、確かに町を侵食する気配に気付く者たちがいた。
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:47:37.59 ID:SunfWKaFO
>>210
了解ですー
じゃあ近いうちに投下します、たぶん
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:49:10.56 ID:gSdSCi+dO
>>213

書いてあった…orz

よし、一気に書いて来る
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:49:13.09 ID:eUg30wSrO
おお、ついに動いたか。
>>210
現状という言葉にひどく不安を覚えたり
217まとめ:2009/09/17(木) 21:54:24.50 ID:J87tRk190
  ――waening!――warning!――
≪夢の国≫が学校町に侵攻を開始しました。
侵攻にあたって、
・ミッ○ー(首なし)は契約者と共にいます。
・マスコットは住人とパレードを率いて学校町各所にて行進中(主に黒服と邪魔者狙い)
・≪夢の国の黒服≫は個々人で行動、路地裏などで学校町の人々を狙う。
・≪夢の国≫は基本的に人避けの電波の活用を使用して迫っているため一般人にはその場にいるだけなら認知されづらい状況です。
 この状態で≪夢の国≫に取り込まれた場合、気がついたら≪夢の国≫にいた……。状態になります。
 パレード程の規模で暴れられると一般人にも普通に認知される恐れもあります。気をつけましょう。
・墓地、結界等への避難誘導は祭りに参加している人々の多さからして難しいものと思ってください。
・町全体にパレードは出現します。が、北の神社には本会場ということもあり、相当数の住人がお邪魔いたします。
・≪夢の国≫の契約者は戦場で見かけてもすぐにパレードにまかせて逃亡します。

・ネットに広がっている≪夢の国≫に関する噂は現在効果を発揮しません。
・墓場等の結界は現在有効です。
・『学校町北区秋祭り仮装(コスプレ)大会』が二日目にあるため大抵の格好は容認されるでしょう
・パレードになってる住人は臓器抜かれてもう助かりません。残念ですが
・学校町全体にも結界を張って
『夢の国』を街の外に出さない――――by怪奇同盟
・侵攻は午後一時ちょい過ぎから

※住人、及びマスコット共に不死性がありますが、展開範囲が広いためかマスコットキャラで強力な再生レベル、住人も再生能力有りですが粉々にされたり燃えカスになったりすると消滅します。
 が、常に住人は補充されますのでお気を付けください。
※≪夢の国≫は戦況いかんで作者が多少戦法を変えます。
218『かごめかごめ』:2009/09/17(木) 21:56:07.82 ID:jCFQiP5r0
東地区 午後1時10分
・・・一旦家に戻るつもりだったが、そうも行かないらしい
青年「さて・・・・・・」
刀を手に取り、前方を睨みつける・・・
現れるのは黒いパレードを引き連れた黄色い犬のマスコット
ハク「あれですか・・・」
コン「この様子だと、町のあっちこっちにいるっぽいな・・・」
確かに、あちらこちらからアレと同じ気配を感じる・・・町全体に散らばったのか
一般人を巻き込みたくは無いが、そうも言ってられない、コイツ等はここで止める!
青年「じゃ、いっちょやりますか」
コン・ハク「「変身!!」」
刀を抜きパレードへ突撃、それと同時に彼女達も姿を変える・・・ブレイドと555に
これはもし、一般人に目撃されても特撮の撮影とでも言えば言い訳できるだろうという打算と二人の趣味だ
ハク「クリムゾン・スマッシュ!!」
コン「ラァァァァッ!!」
555の蹴りが、ブレイドの持つスリーピー・ホロウの剣が、僕の刀が黒いパレードを貫き、切り裂く
青年「意外と効いてますね・・・」
ハク「本隊から離れた所為で再生能力が落ちてるのかもしれませんね・・・」
コン「これは、いけるか?」
青年「無茶はしないように、僕等の仕事はあくまで彼等のサポートですから」
以前共に戦ったTさんと黒服さん、彼等は何か考えている
今、僕たちがやるべき事は彼等が上手く行くように、彼等の負担を少しでも軽くする事だ
屋外で能力は使えないが、そんなの関係ない
今は全力で、コレと戦うだけだ!
青年「うぉらぁぁぁぁぁぁァッ!!」
219首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 21:57:28.52 ID:sWMpBnPj0
 −−−−ざんっ!!
 キャリアウーマンに手を伸ばしていた「夢の国の黒服」が、将門の一閃で切り裂かれた
 真っ二つにされた「夢の国の黒服」は、即座にその存在を抹消させる

「ふん、雑魚めが…」
「将門様、つよぉい」

 くすくすくす
 キャリアウーマンが将門の傍で笑う
 …ぷるぷるぷる
 ハンガーの生首は、そのキャリアウーマンの傍でぷるぷる震えているが

「さて……出てくるが良い。歪められし化け物よ。生まれ出た目的を忘れた、愚か者」

 …ひたり
 それは、静かに姿を現した
 それは…リス、の着ぐるみのようだった
 真っ赤な鼻が、どこか道化じみている
 そして、そのリスの背後には…黒い、黒い、パレードがひしめいていた

 狂気のパレードが、将門たちに迫ってくる!

「………」

 将門は、周囲を窺った
 辺りには、自分たちの他に人影なし
 …すなわち
 本気になっても、なんら問題はない、という事だ
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 21:57:43.61 ID:jCFQiP5r0
こんな感じで良いのかと不安になりつつ
かごめかごめ組とプ○ートのパレード、東地区で交戦開始
一般人に目撃される可能盛大ですが、そこら辺を深く考える連中じゃありません
全力でパレードと戦闘しております

禿の到着まで後30分ほど・・・
221首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 21:58:34.19 ID:sWMpBnPj0
「我の後ろから、離れるでないぞ」
「はぁい」

 わっ、と
 黒いパレードが、二人に襲い掛かる
 しかし……ざんっ!!と
 将門の刀の一薙ぎで、それらは真っ二つに切り裂かれた
 ざんっ、ざんっ!!と
 さらに、細切れに切り裂かれ…静かに、消滅し
 将門が刀を振るうたび、パレードは数を減らしていく

「くかか…どうしたぁ?この程度なのか?」

 黒いパレードは…元々、「夢の国」に攫われた、子供
 しかし、それを知っていても、将門は手加減しない

 …将門には、わかっていた
 これは、もはや元には戻れない
 既に臓器を抜き取られ…最早、生きて人間に戻ることなど、不可能

 ならば、ここで楽にしてやろう
 これは、祟り神なりの、慈悲
 攫われ、臓器を抜かれ、その憎むべき相手に使役されている憐れな者たちへの、慈悲なのだ

「………」

 リスの着ぐるみが、サーベルを手に迫る
 しかし、将門は笑みを浮かべたままだ
 その振りかざされる攻撃を、避けようともしない
 受け止めすら、しようとしない
222首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 22:00:28.52 ID:sWMpBnPj0
 −−−っぎん!!!と
 サーベルが、将門の首にぶつかり…鈍い音を、立てる
 サーベルは、将門の首を…切り落とす事が、できない

「!?」
「くかかかかかかかかか……!!」

 さぁ、悪夢に囚われた愚かな者よ
 お前に、悪夢を見せてやろう

 …はらり
 将門の髪が、乱れ出す
 その肉体が、消えうせていっている

 危険を感じたのだろう
 リスの着ぐるみは距離をとった
 その背後から、もう一体、少々毛色の違うリスの着ぐるみが新たなパレードを率いて、迫ってくる

「くかかかかかかか!!!!いくら増えようとも無駄無駄無駄ぁああああ!!!!」

 「首塚」平将門が本性を現す
 首だけの姿となり、けたけたと笑って、迫り来るパレードたちを睨み付けた
 ごきり、ごきり
 パレードたちの首が、折れはじめる
 しかし、それでもパレードたちは向かってくる
 不死性を持つパレードたちは、この程度では止まらない

 …直後
 一瞬、天が、光った
223首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 22:03:36.58 ID:sWMpBnPj0
 「首塚」の祟りによる雷が降り注ぎ
 その雷が、パレードたちに直撃する
 雷の高温は、首が折れて不恰好な状態で動くパレードたちに直撃し…真黒焦げに焼きつくし、静かな眠りへとつかせていく

 …すぅ、と
 再び、将門に胴体が戻った
 くすくすくす
 キャリアウーマンは、その後ろで将門の力を目の当たりにし、嬉しそうに微笑んでいた

「さぁ、後はお前たちだけぞ?」

 ニタリ、将門は二体のリスの着ぐるみ相手に笑う
 リスの着ぐるみたちは、互いにサーベルを持ち、将門に飛び掛る

「…将門様ぁ、たまには、私にもやらせてくださいませ」

 ひらり
 キャリアウーマンが、もっていた鞄から、それを取り出す
 薄っぺらい、安っぽいコートのかかったハンガーだ
 ば!!と、それを二体のリスに見せ付ける
 その、襟口の部分に…ハンガーの生首は、出現した

「!?」

 咄嗟に、黒い鼻のリスが警戒するように動きを止めた
 しかし、赤い鼻のリスはそのまま突進し…
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:05:37.01 ID:J87tRk190
しえん
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:06:16.57 ID:Ppi4WNrNP
げ、もう始まったかー
一日前の最後の話思いついて投下しようと思ったけど、もう二日目に突入したほうがいいのかな
226首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 22:06:20.55 ID:sWMpBnPj0
「えいっ!!」
「!」

 っば!!と
 キャリアウーマンは、そのコートを…赤い鼻のリスに、羽織らせた

「…さぁ、あなたは「着た」わね?この子が着た……コートを」
「……!!」

 ぎ
 ぎぎぎぎ
 赤い鼻のリスの動きが、目に見えて鈍る
 その首が…ぎりぎりと
 万力で締め付けられているかのように、傾いてくる

 ハンガーの生首
 その、呪いじみた力が発動しているのだ

「あなたたちは、簡単には死なないんでしょぉ?だからぁ……何度も、何度も、何度も
 何度も何度も、首を折られて死んじゃえばぁ??」

 ごきんっ!!!!
 赤い鼻のリスが、ハンガーの生首の力で、首の骨を折られた
 そのまま、ごりごりと…アスファルトの地面に、埋められていこうとしている

「…っ!」

 相方を助けようとしているのだろうか
 黒い鼻のリスが、キャリアウーマンにサーベルを振りかざした
 だが
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:07:31.13 ID:0w+Oy9C0O
>>222
>>一瞬、天が、光った

これで軌道衛星レーザーが来たと思った僕は少し落ち着いたほうがいいな
228首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 22:08:52.61 ID:sWMpBnPj0
「くかかかかかかかか!!貴様の相手は我がしてやろう!!」

 そのサーベルは、将門の刀に受け止められた
 楽しげに、楽しげに、将門は笑う
 一度切った程度では、死なぬ敵
 ならば……その心壊れ尽くすまで、何度でも殺してやろう


 学校町 西区の一角にて
 将門は、キャリアウーマンと共に…マスコット二体と黒いパレードとの、戦闘状態へと突入したのだった


 …地面が揺れる事こそないものの、天は数回、光り続け…将門の呪いは、着実に、「夢の国」の戦力を、削りにかかるのだった




to be …?
229東京さん:2009/09/17(木) 22:09:52.99 ID:DtfjZhAm0
そういえば、俺が使った時に因縁をつけたような記憶が…

そういう意味では今夢子嬢に近づいてもおk?
230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:10:14.23 ID:eUg30wSrO
>>225
午前中は普通に祭りやってるみたいだし
普通に過ごしてる→昼、夢の国襲来

とかどうよ?
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:11:42.63 ID:sWMpBnPj0
かごめかごめの人乙ーーー!!
狐たちwwwそれに変身して戦うかwwwww


さて、将門様&キャリアウーマン、西区にてチッ○と○ールのパレードと戦闘開始しました
この二体は!!一緒に動いてなきゃ駄目だろう、元ネタ的に!!

なお、将門様、目撃されても「まぁ、「組織」がどうにかするだろ」と超他力本願体勢です
そもそも、都市伝説のことバレてもこの人さほど困らないしー

それと、キャリアウーマンの攻撃ですが、持ち歩いているコートの予備がないので、この相手を倒してコート剥ぎ取るまで、他の対象に攻撃不可能となります
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:15:33.79 ID:J87tRk190
うをを、みなさん早いww

>>229
近づくのは構いませんが倒さないでいただきたい
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:19:06.68 ID:hmxBpqpt0
俺も書いてイイカナ?
赤マントじゃないけど

とりあえずドナルドあぼんしちゃうけど
おk?
234『かごめかごめ』 こちらの事情で時間を繰り上げてお送りします:2009/09/17(木) 22:20:28.18 ID:jCFQiP5r0
>>218
から数十分後
青年「ハァ・・・ハァ・・・」
ハク「きついですね・・・」
コン「倒しても倒しても増えたり再生したり・・・本当にチートだな!」

何とか、一般の方々には目撃されずに済んでる・・・皆祭りに行ってるからか?
その辺りはまだ良かったが、正直キツい
再生する大群を相手にたった三人では分が悪すぎた
刀も刃こぼれが酷く、武器としては期待できず、敵には囲まれている

青年「どうしましょうか・・・」
ハク「都合よく誰か助けに来ませんかね・・・」
コン「そんな都合良いことが――――ありそうだな」

え?
彼女に釣られ上を向くと、青空に一つの光
それが徐々にこちらに向って落ちてきて――――――

「流星 滅 鉄 雄 !!」
空から飛来した金色の隕石によって、夢の国パレードが粉々に砕け散る・・・まさか!?
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:22:15.45 ID:J87tRk190
>>233
ミッ○ーは契約者と共にいるのでだめですがそれ以外のマスコットはヤッチャってもおkです
復活しますが
236以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:22:48.93 ID:QBXF1IRR0
【みんな投下速いなあ、俺も行くか】

【上田明也の協奏曲\〜Tomorrow never die もしくは宴は永遠に〜】
南区のビル街。
「まずは子供達の安全確保、ビルの屋上に子供達を呼んだか?」
「完了です、マスター!他の人達にもハーメルンの笛吹きが出ると噂を流して出来る限り退去して貰ってます。
 まだ逃げてない大人も居ますが見捨てても良いですよね?」
ずいぶんこいつも冷酷になったものだ。
前までは全員逃がすまでは戦おうとしなかっただろう。
「十全だ、これで俺たちの本気が出せる。」
悪魔の旋律が真昼のビル街を蹂躙していた。
目の焦点が定まらない子供達がゾクゾクとビルの頂上に集まってくる。
大人達は正直守りきれないがこれだけで大分被害者を減らせるはずだ。
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:23:39.53 ID:hmxBpqpt0
>>235
んじゃ今書いてる主人公であぼんするわw
238「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 22:23:48.78 ID:DtfjZhAm0
>>232
倒そうなんて気は毛頭ないぜ!まだこれからだっていうのにね!じゃあ投下ね。
うまい具合に自キャラ同士をクロスさせたんだぜ?

―第49章 秋の夜長に響く夢―
 正直言って、≪夢の国≫が来る事は分かっていた。だから俺は本拠地である南区のとある雑居ビルの貯水槽の上で黄昏ながら気長に待っていた。
 「そろそろ、かな…」
 もうすぐ日が沈む夕刻、そう言って俺はビルの上から飛び降りる。地面に―
 激突せず、何事も無かったかのように神社の方へ歩き出す。
 その途中で着ぐるみたちを見たが、あえて無視し、一直線に本丸を目指す。
 無視した着ぐるみたちが襲ってくるが、まずはジョーカーのカードで間抜け面の犬を軽く達磨にする。
 そして双子であろう栗鼠の着ぐるみ達は足を寸断させる。
 そして先を急ぐ。雑魚とやってもしょうがない。早く大将がお出ましになるといいのだが…
 山に近づきかけた時、意外にもその願いは早く叶ってしまった。
 「久しぶりだね、あと二人は何処に行ったの?」
 …大将のお出ましだ。こうあっさりと大将が出てきていいのだろうか。
 「…できれば、未来永劫会いたくは無かったけどな。あの2人ならあの中においてきた。人的被害を最小限に抑えるためにな。」
 「ふーん、あなた一人でどうにかするって事?」
 「いや、どうやら一人って訳じゃなさそうだ。居るんだろ、出て来いよ!」
 そう言うと、陰から一人の少年が姿を現した。

 「なんだ…気付いてたのか。何処からだ?」
 「何処ってそりゃ此処に来るちょっと手前でな。カラオケ大会では俺の次点でよく頑張ったな。」
 「次点とか言うなっ!」
 「無駄話はこれくらいにして…」「ああ、そうだな…」
 俺と少年は≪夢の国≫と相対するように見つめあった。
 「そっちの子は初めてだね?あなたも≪夢の国≫の住人になりに来たの?」
 「俺は≪夢の国≫に住民票を移す気は毛頭ない。残念だったな。」
 「なぁんだ、つまんないの。じゃああなたも一緒に≪夢の国≫の仲間にしてあげるね?」
 こちらが声をそろえて「ちょっと待て!」と突っ込みを入れようとしたその矢先―
239「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 22:27:05.08 ID:DtfjZhAm0
あらま、将門さん所と栗鼠被せちゃったぜさーせんorz

 周りには多数の着ぐるみ達と奇形達が一斉に攻撃を仕掛ける所だった。
 「おっと!先に攻撃を仕掛けられちゃ結構不味いんだぜ!」そう言いながら奇形たちの攻撃をかわし、トランプ1箱をばら撒いた。
 瞬間、山が白い何かに囲まれた。どうやら完全に山との交信は寸断されたようだ。
 同じようにまたトランプをばら撒いた。今度は四方に散らばり―
 南・西・東各区の人口密集地が山と同じように囲われる。
 「「町の人を取り込むなら、まずは俺達を倒しな。」」
 すかさず攻撃態勢に入る。とりあえず上着に仕込んでおいたトランプを2箱取り出し、それをばら撒いた。
 ばら撒かれたカードは、まるで意思を持ったかのように奇形に、着ぐるみに襲い掛かる。
 「さてと、こっちもぼちぼち行きますか。おっとそこの兄ちゃん、まずは俺の番だ。ここでおとなしく見てろ。」
 そう言って俺は愚痴る少年のことをカードの結界で囲った。

『東京』side
 「天照、お前さんのほうの『結界』を学校町全体に頼むぜ?」
 「了解です!」
 瞬間、世界が反転する。
 こっちの『結界』は元来戦闘空間を形成するために使用されるもので、結界の外は時が止まる。でも実際にはゆっくりとだが時は流れ続けている。
 それに対してトランプの結界は『囲った場所の時の流れと空間を掌握する』ために『時空を切り取って隔離する』ものなのだ。つまり時の流れは任意に変えられるのだ。
 すなわち、このように使い分けをしなければ市街地広域戦闘は出来ないのだ。
 「…これがあなたの能力?」
 「これで驚いて貰っちゃあ困るぜ?まだまだあるんだからな!建速、「いつもの2倍」だ!」
 「ようやっと出番か!待ちくたびれたぜ!!!」
 そう言って俺は2本の刀を携えた。
 「あとこれもお見せしようか!」
 俺は重力と斥力、引力を弄って空を飛んで着ぐるみたちを沈黙させる!
 「すごーい!ピーt(大人の事情により削除されました)みたーい!!!」
 この子空飛ぶのに食い付いてるよ…
 空を飛んでいては着ぐるみたちも迂闊に手を出せまい!そう思った矢先―
240笛の人:2009/09/17(木) 22:27:34.95 ID:QBXF1IRR0
「夢の国、夢の国の王、王といえども今日を懸命に生きる命から夢を奪うことはできない。
 なにより俺が許さない。メル、子供達の安全を確保したら総攻撃に移る。
 今からここが要塞だ。俺たちの力の限りを尽くして奴らを呼び込み、叩きつぶす!
 南区一帯はこのハーメルンの笛吹き男の戦場にしよう!」

拳をぐっとにぎり近くのフェンスを殴りつける。
丁度良く黒いパレードが俺たちの居るビルの下を囲んだ。

――――――ピィィィィィィイイイイイ!!!

自らの存在を示すように、町中に響くような音で笛を吹き鳴らす。
町全体に叫ぶんだ。
かかってこい、化け物共。
上田明也は此処にいる。
241「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 22:28:02.41 ID:DtfjZhAm0
 後ろから耳のデカイ象の乗り物がこっちに向かってきた!そういえば本物の「夢の国」にはそういうアトラクションがあったんだった!
 俺はそれをすんでのところで避け、引力と斥力のベクトルを≪夢の国≫の契約者に向け、重力・引力・斥力を通常の三倍かけた!
 超スピードで少女に向かう俺。その時―
 目の前の少女が姿を消した。そして後ろから殺気!俺はベクトルの向きを変えて方向を転換させて着地した。
 さっきまで俺がいた場所―すなわち空中―では少女が「あぁん!もう!逃げられたぁ…」とナイフを構え、落ちながら呟いていた。
 そして直ぐにいなくなる。俺は殺気がする方向とは逆方向に斥力と引力を弄った。すると―
 「残念でした♪」少女は俺が移動した先に現れたのだ!堪らず俺は空を飛ぶ。
 「また逃げた…もう一気に決めるよ?」
 少女はあの黒いパレードを繰り出してきた!
 「…しょうがない!"アレ"を使わせてもらおう!」
 そう言うと、手持ちのトランプの箱からすべてのトランプが出てきた!
 「このパレードを…"捕獲"する!"プラズマホールド"っ!」
 そう言うと、舞い上がったトランプは黒いパレードへと向かっていった!しかし―

 俺は絶句した…トランプではこのパレードは捕獲できない。取り込まれた人はもう戻らない!ここはせめて―
 「パレードを…防いでくれ!"プロテクトシェード"っ!」
 そう言いなおし、左手を構えると、左手の前に無数のトランプが壁のように厚く立ちはだかった。だが、トランプを操る俺は―
 「ガハッ!」血を吐いてしまう。気力が限界のため思うようにトランプを制御できない!クソッ!ここまでか…そして―
242笛の人:2009/09/17(木) 22:30:20.43 ID:QBXF1IRR0
「マスター、ビル内部に侵入してきました!」
「パレードの中に子供は?」
「居ます!すでに生きては居ないようです。」
「十全だ。修行の成果、見せてやれ!」

その日、テナントの居ない廃ビルに真っ黒なパレードが殺到し続けるのを一部の人々は見た。
パレードは吸い込まれるように屋内に消えていく。
消えていくが二度と出て来はしない。
完全無欠、上田明也、もしくはハーメルンの笛吹き男の要塞がそこにはあった。

「グヮッ!グワッ!」

ビルの壁を上り、マスコットが一体屋上に辿り着く。
言わずとしれたド●ルドだ。
「着いたか、歪んだ夢の亡霊。貴様に夢の国の住民を名乗る資格はない!」
ド●ルドは左右を見回す。
パレードの人間達が来ていないことを不自然に思っているようだ。

笛を操りながらあのアヒルに宣告する。
「お前の部下か?当分来られないぜ?
 今頃、病にのたうち回って、動けやしない。動けない身体は自然と壁になり貴様らの行軍を阻む。
 夢の国では死人は出ないが……、病人は出るだろ?貴様らが数を集中させればさせるほどこのビルの狭い廊下は一杯になるんだ。
 ハーメルンの笛吹き男が連れて行った子供達は実は簡単に感染する悪性の病だったと言われている。
 一人、子供がいれば病の温床にするのは簡単だったよ。
 それじゃあお前も倒れてろ。
 ただしお前は白雪姫じゃない。
 俺たちの本分、――――――行方不明だ。骨も残さず消化してやる。」

死刑宣告だ。
243「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 22:30:55.40 ID:DtfjZhAm0
 すんでのところでパレードを避けたが、無数のトランプは花びらの様にひらひらと地面に向かって舞い落ち、そして初雪のように消えていった。
 更に、人口密集地を囲っていた白い空間も消え去った。
 そう、この瞬間、「時空掌握と自立稼働のトランプ」なんて都市伝説はもうその存在を失った。消え去ってしまったのだ。
 まあ、俺にとってみれば自らを縛っていた鎖が一つ外れたようなものなので気にしてはいないが。
 しかし、少々動き過ぎたようだ。体にガタが来てる。このままじゃ…
 「おいおい、何のために俺がいるんだよ?」
 ああ、そうだったな。今ここには俺とこいつがいたんだ。後はこいつに任せて俺は高みの見物とでも…
 「じゃあ後はまかせたぞ。…天照、『結界』を解除後速やかに『転移』してくれ。」
 「あの人置いてっていいの?」
 「何とかなるだろ…」
 そして、俺は戦略的な退却を行う。消え行くトランプの中で未だに消える事の無いトランプとは大きさの異なるカードが一枚上下を逆にして道路に刺さっていた。
 それは、タロットカード。そしてカードには「XIII The DEATH」と描かれていた…

さてと、宣言通り万能チートアイテム消失&何かのフラグ立てておきましたよっと

実はこの先が大変な状況になってるんだ…
詳細は教えない
まあ、この状況を見て分かるかな?
244ギザ十:2009/09/17(木) 22:31:42.50 ID:Ppi4WNrNP
〜襲撃一日前〜 最後の夜。

牛スジカレーを食べながら、平将門から手に入れた組織の「情報」が書かれた紙の束を、
「ちょっと、大事な資料がカレーで汚れてもしらないわよ」
などと、半眼で注意してくる幽霊少女をカレーに、いや華麗にスルーしながら捲る。
首塚の隠れ里の一室で、急性アルコール中毒になりかけながら手に入れたその「情報」はその苦労に見合うものであった。
「暗部」。
そう呼ばれる集団が、「組織」の中にあるらしい。
「暗部」は「組織」の中でも一握りの人間しか知らされていないらしく。
その実態も、その活動内容も、謎に包まれているという。
しかし唯一、分かっている事がある、
それは「鮫島事件」という強大な都市伝説を所有し、この学校町全体を対象にそれを発動させようとしている事だ。
「鮫島事件」、俺の敵。
俺がこの世界へと足を踏み出す切っ掛けとなった忌むべき都市伝説。
幼馴染である「   」を俺のもとから奪った憎むべき存在。
こいつを、この都市伝説を葬る事だけが、今の俺の存在理由と言って良い。
それが、明日、この街で、発動される。
発動しすればどうなってしまうのか、その条件は一体何なのか、その全ては謎に包まれているが。
「俺のやるべき事は、変わらない……か」
「情報」の一番最後に書かれた地図。
北区、今居る場所から大体一時間程の場所に、組織の重要施設であった廃ビルが存在した場所がある。
その重要施設の存在理由は今まで不明であったが、地質をスキャンしてみるとどうやら、その下には広大な規模の地下施設が存在し
それこそが、「暗部」の秘密基地である可能性が高いとのこと。
先日、「夢の国」がその施設を奪取したさい、その施設ごと敵対勢力を消滅させたという……そう「鮫島事件」を使って。
245ギザ十:2009/09/17(木) 22:32:23.12 ID:Ppi4WNrNP
そこまでして「敵対勢力」に知られたくない存在が、その地下に存在する巨大空洞にある、という考えは不自然で無いだろう。
現在、「組織の黒服」達が多数警戒しており、その警備を突破する事は限りなく不可能であろう場所。
しかし明日ならば、「夢の国」の大攻勢の混乱で、その警備も緩くなる可能性がある。
ならば、そこに賭け、その秘密の地下施設とやらに潜入する。
秋祭り二日目、「夢の国」がこの街に姿を表すタイミングに合わせて「鮫島事件」を発動する可能性が高いだろうと最後に締め括られた紙の束を丸め。
意味もなく、俺の横で牛スジカレーを食べている太郎さんの頭をポコンと叩く。
いきなり叩かれ、意味が分からずクエスチョンマークを頭上に多数浮かべる太郎さんを無視して、頭上を見上げる。
地上から祭りの熱気と強い人工の光に照らされてもなお、妖しく光り輝き続ける気丈な満月を見上げ、ふと溜息を一つ吐く。
「先日の「鮫島事件」発動の際の実行命令を下した黒服……ね」
手渡された資料にクリップで止められた一枚の写真、見覚えのあるその姿。
「まさか……アンタが?」
俺が「組織」に入た頃から、先日担当から外れるまでの十数年間をずっと俺の担当をしていた「黒服」
その冷静、冷血、無表情な、その顔は思い出すだけでも忌々しいく思う。
しかし、それでも、俺が天涯孤独の身となり、只一人となった俺に、何かと世話を焼いてくれた存在で、
俺は、きっと口に出す程には、あいつのことを嫌っては居なかった、と思う。
そんなあいつが、
「俺の敵だったとはなぁ…」
もう一度溜息を吐く。
しかしそれでも、俺の胸に宿る復讐心は変わらない、揺るぎない我が怨嗟は黒く濁りきっている。
たとえ誰であろうと、我が敵ならば屠るのみ、全ては明日、俺は全てに決着を付けるのだ。
周りから聞こえる祭囃子を聞きながら、俺は頭上に映る月へと向け、鈍く輝く銅貨を指で弾いた。
246ギザ十:2009/09/17(木) 22:33:59.51 ID:Ppi4WNrNP
〜秋祭り二日目〜 パレードの始まり。

そこら彼処から聞こえる戦闘の音を聞きながら、人混みを掻き分け
人外の襲撃者の首を切り落としながら俺たちは走り続ける。
目指すは、「組織」の「暗部」
地下施設へ続くであろうと、予想される、かつて「組織の重要施設」があった場所まで駆ける。
「着いた!」
俺の直ぐそこを走っていた太郎さんが小さく叫んだ。
何一つ無い広大な空き地。
草一つ生えていないその場所は、本当にかつて組織の所有する施設が存在したとは思えない風景で。
しかしそこに存在する、多数の「組織の黒服」達の姿は紛れもなく、その場所こそが俺の目指す場所へと続く道であると言っていた。
「どけええええぇええっ!」
気合いと共に、左手に持った「籠釣瓶」の能力を解放する。
黒く光る凶刃が、その伝説の通りの結果をたった一振りで再現する。
「百人切り」、目の前に居た「黒服」達の首が血しぶきを上げて飛ぶ。
自らが作り出した目の前の凄惨な光景に、半ば目を反らすように後ろを振り返ると俺は叫んだ。
「太郎さん、やれっ!」
その俺の言葉に、目の前の少年が頷く。
「変身!」
その言葉と共に、少年の姿が、謎の仮面ヒーローの姿へと変わる。
「召喚! 日光剣・タロウサンブレード!」
光り輝く刀身を持つビームソードが彼の拳から伸び、頭上に掲げられ。
「はああああぁぁぁっ! 秘剣・外道黒屠瞬獄陣っ!」
ズゴガッ!という、鈍い音と共に、かつて組織の施設が建っていたであろう空き地の中心に、巨大な亀裂が走り。
「砕っ!」
と言う、気合いと共に、寸前まで俺が立っていた地面がものの見事に破砕した。
あとは、只、落ちるのみ。
「って、ちょっとまてこらあああああぁぁぁぁぁぁぁ……」
暗部の地下施設へと続く、深く虚ろで長大な大穴を落ちていきながら、俺はただ頭上に輝く太陽へ向けて叫ぶ事しかできなかった。
247笛の人:2009/09/17(木) 22:38:59.23 ID:QBXF1IRR0
事態を把握したド●ルドは俺に向き直り、メルの操る鼠にも構わずに飛びかかってくる。
「メル、笛の操作は任せた。俺はこいつに応対する。」

俺は懐から拳銃を引き抜いて10m先のド●ルドに向けてしっかりと構えた。
最初の二発を撃ち込む。
やはり素早く回避された。
銃弾を躱す身体能力からいって接近戦は不利だろう。
かなり近い距離まで迫ってくる。
残り3m程か、拳銃の距離ではない。

「グヮッ!」

恐ろしく鋭い突きを俺に向けて撃ってきた。
横っ飛びに飛ぶと背後のコンクリートの壁に翼が突き刺さる。
ガィン!
砕けたコンクリートの欠片がパラパラと俺の頬を引っ掻いていく。
一撃貰えばお仕舞いだろうが、一撃も貰うつもりはない。
槍の柄を短く切ったような小刀を抜き放つ。
「お披露目だ……、村正・蜻蛉切り!」
その瞬間、誰もが解るような呪いの波動が屋上から広がる。
指先に物凄い痛みが走ると同時に爪から赤い血が滴り落ちた。
だがこの刀ならば一撃でも貰うことはあり得ない。
俺が新しく契約した都市伝説「蜻蛉切り」
サンジェルマン伯爵からのもう一つのプレゼント。
ドナ●ドは一度真っ二つに裂けてもう一度再生する。

真昼の廃ビルの屋上で、二つの影はもう一度交差した。
【上田明也の協奏曲\〜Tomorrow never die もしくは宴は永遠に〜 to be continued】
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:39:27.32 ID:x/RZ8ExB0
おぉ、二日目はじまっとる
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:40:14.00 ID:2FD//0Ok0
急いで夕飯&片付けしてきたら交戦始まってるだと・・!?
250笛の人:2009/09/17(木) 22:43:02.86 ID:QBXF1IRR0
二日目開始完了。
ドナル●との戦闘はできるだけ沢山の敵がやってくるように目立つ戦い方をしています。
上田を狙う人間をパレードごとビル内部に蔓延する病原菌で無力化するつもりのようです。
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:43:05.37 ID:sWMpBnPj0
お、俺がトイレで踏ん張っている間に…っ!!

禿来ちゃったwwwwwwwww
東京の人とハーメルンの人乙ー!!
そしてギザ10支援!!!!!
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:45:12.56 ID:8R3D09dBO
質問だけど
夢の国のドナ〇ドとかグー〇ィーは手足無くなった位じゃ死なないよね?
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:49:41.38 ID:hmxBpqpt0
ドナ○ドは何匹かいるということにしてもいいですか?
254ギザ十:2009/09/17(木) 22:52:14.16 ID:Ppi4WNrNP
〜暗部サイド〜

「来ましたか…」
薄暗い、穴蔵の中で、私は一人呟く。
目の前には、大小様々な管に身体を繋がれた、虚ろな眼をした黒衣の女が一人。
「……どうやら、彼、も無事此方へ向かってきているようですよ?」
無表情を崩さない、目の前の女、いや……既に「組織の狗」と言った方がいいだろう
その存在へと声を掛ける。
何も反応を返さない、何も感じない、ただ虚ろに此方を見る「完成された黒服」
かつて、たわいない事で落ち込み、怒り、喜んだ、その姿はもう無い。
「調整」を受け完全に「不要な物」を取り除かれ、ただ「鮫島事件」の部品の一つとして作り替えられた人形。
そんな「彼女」を哀れに思うこの感情もまた、「組織」にとっては不要な物だ。
ギリッと、歯を食いしばり脳裏に蠢く不要物を意図的に押しやると、私は「組織の狗」へと命令を下した。
「さあ、始めましょうか……「鮫島事件」を」
周りを埋め尽くす数十万ものカプセルに、「力」が流れ始める。
そのカプセルの中に入った、人型の「何か」が産声の如き雄叫びを上げるなか、
目の前の人形は無表情に無感情に、ただ、その身に宿る、強大な能力を行使したのだった。
255:2009/09/17(木) 22:52:25.21 ID:QBXF1IRR0
他の人達乙−!
そして禿キタアアアアアアアアアアアアア!!!?
あとドナルドは何匹もいる気がする
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:54:22.38 ID:hmxBpqpt0
んじゃ書き終わったからうpるわ
禿・・・来たか
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:55:27.26 ID:gSdSCi+dO
グー○ィーはまだ誰とも戦ってない…よね?
258東京の人:2009/09/17(木) 22:56:31.97 ID:DtfjZhAm0
続きを投下したいが…

この先、完全シリアス+衝撃展開ありです。

まあ、予想してた人は多いんじゃないかと。

それでもあなたは進みますか?


ニア yes
   .no

もし行くという人がいれば止める権利はないので投下しますが…
259ギザ十:2009/09/17(木) 22:57:02.06 ID:Ppi4WNrNP
てか、禿来てたのかw
太郎さんを早くパワーアップさせないと拙いな…
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 22:57:38.46 ID:2FD//0Ok0
せっかく書いたから一日目夜話投下したいんだが・・もうちょい待つべきか
261壊すものとバイク乗り:2009/09/17(木) 22:57:38.99 ID:hmxBpqpt0
>>258
ともにいこうかはめつのときまで

学校町
午後?:??
高層マンション表道路

一匹のアヒルが人を探していた
夢の国から来たアヒルが・・・パレードの邪魔をする人がいないかを・・・
「なにやってるのかしら?」
一人の少女がアヒルに声をかけていた
するとアヒルは振り向いた・・・
そしてアヒルは攻撃を仕掛けてきた
「今日は戦いに来たんじゃないんだけどね・・・」
そう少女は言うとアヒルの攻撃を華麗によけた
そして少女の手にひびが入った
ビキ・・・ビキィ
「まぁ・・・あんたが戦うっていうなら・・・しょうがないか・・・」
そういった瞬間アヒルの左拳が少女の顔に当たりかけたが
当たらなかった
262首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 22:57:49.39 ID:sWMpBnPj0
 走る
 走る、走る、走る
 人波に逆らうように、青年は走り続けていた
 じゃらじゃらと、その全身に身につけたシルバーアクサセサリーが、音を立てる
 彼の前方に…今、まさに、路地から手を伸ばそうとしている、「夢の国の黒服」の長い手が、見えて

 がしり
 青年は、その腕を無造作に掴んだ

「−−−−っ!!??」

 じゅうううううう
 青年の手に、「夢の国の黒服」は焼かれていく
 ひらり、青年はそのまま路地に入り込み…「夢の国の黒服」の腕を掴んだまま、逆の手を相手の顔へとむけた
 がしり、顔を鷲掴みにされ…「夢の国の黒服」は、高温で焼かれていき
 …その存在は、静かに掻き消える

「っけ……ったく、どれだけいやがるんだ…!」

 もう、けっこうな数を焼いてきたはず
 しかし、「夢の国の黒服」の数は一向に減っていないように思えた
 一体一体がさほど強くないから、先日契約した「厨二病」による進化させた「日焼けマシンで人間ステーキ「」の炎の力を使わないですんでいるだけ、マシとしようか

 「夢の国」が侵攻を開始してから
 青年は、ほぼ休み無く、街中を走り回っていた
 休んでいる暇など、ない
 一体でも多く、「夢の国」の戦力を削らなければ
263壊すものとバイク乗り:2009/09/17(木) 22:59:16.31 ID:hmxBpqpt0
黒くなった少女の右手が受け止めたからだ
ビキッバキ
「!!!!」
そして受け止めたアヒルの左拳が黒くなり砕けた
アヒルは急いで後ろに退避したが
「・・・もう遅いわよ」
そう少女が言った瞬間
少女の右拳がアヒルの胴体にクリーンヒットした
そしてアヒルの胴体が黒ずみ・・・

ピシッ

崩れた

ベキバキバキバキィ

「・・・これが夢の国の力か・・・報告しないと・・・!!!」
その瞬間少女は後ろの犬に気がついた
「しまっ!!!!」
その犬が振り下ろした鉄パイプが少女に近づいていった
264東京の人:2009/09/17(木) 22:59:43.08 ID:DtfjZhAm0
>>261
まあ、破滅って訳じゃないんだけどなぁ…

ヒント:逆位置
265壊すものとバイク乗り:2009/09/17(木) 23:01:42.97 ID:hmxBpqpt0
>>264
適当に言葉考えて言いましたサーセン

えぇい!ヒントなどとまどろっこしいまねはやめるでござる



・・・が



ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥォォォォォォォォォォォォォォォォ


当たらなかった・・・なぜなら

「!!!ギャ!!!!」
グシャァァア!!!!
ドガッゴロゴロゴロ

仮面をつけたライダーが犬をふっ飛ばしていた

「・・・仮面ライダーあんた来てたの・・・」

「・・・」
ライダーは静かにうなずいた
そしてバイクから飛び上がり
「!!!!!!」グシャァ!!!
犬にとどめのキックをかました
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:02:33.78 ID:hmxBpqpt0
「・・・助かった・・・ありがとう」
すると少女ライダーのバイクの後ろに座った
「で、お願いがあるんだけどあのビルの上までお願い」
ライダーは静かにうなずいて
バイクに再び乗り動かし始めた

ブォォォォォォォォオオォォォォォォン

そして夢の国のパレードがよく見える場所に
向かった・・・

もうすぐ・・・パレードの始まりである・・・
267首塚組織の憂鬱:2009/09/17(木) 23:02:47.74 ID:sWMpBnPj0
「…あぁ、畜生」

 毒づく
 あの黒服は、Tさんとやらの手伝いをして、「夢の国」の中枢に殴り込みをかけるらしい
 …そんな危険なことを、手伝わせやがって!!
 しかし、あの黒服は元々、「夢の国」に因縁がある
 もしかしたら、誘われなくても…自ら望んで、そちらを手伝った可能性があるが…

 だとしても、気に食わない
 父のように慕う黒服。彼の戦闘能力は、自分たちと契約し、力を増した状態でも…決して、高くはないのだ
 元々、彼は戦闘向きではないのだから

 …黒服たちに、付いていく事はできない
 作戦を知らされていない自分がついていっても、邪魔になるだけだ
 だから、青年はついていくのを堪える
 ただ、黒服の無事を祈る事しかできない

「Tさんだかなんだか知らねぇが…あいつに何かあったら、ただじゃおかねぇぞ…!」

 毒づきながらも、彼は街中を走る
 …あの黒服は、犠牲者が出ることをを望まないだろう
 ……だから、青年は「夢の国」の戦力を削ぐ
 一人でも多く、犠牲者を減らす為に
 街中を走り続け、目標を見つけ次第、排除する

「さぁ、来やがれ、化け物共…!」

 パレードでもなんでも、かかってきやがれ
 みんな、俺が焼き尽くしてやる……!!
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:03:30.68 ID:2FD//0Ok0
皆全力だな・・俺も参戦するぞ!
書けたらな!
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:05:46.69 ID:sWMpBnPj0
チャラ男、ただいま北区あたりにて、あちこち走り回っております
「夢の国」の勢力を見つけ次第、問答無用で攻撃
出来る限り、住人に犠牲者が出ないよう、先手必勝の構えです
能力を使っているところを他人に見られようと、知った事ではないのですが…黒服Dの負担を減らしたいのか、なるべく路地に入って戦うようにしているみたいです
270「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 23:05:47.76 ID:DtfjZhAm0
>>265
どうなっても知らないよ…?もしも投下して反応が出たら貴方の所為だからね…?
じゃあ投下

 俺が戦略的撤退を行ってから数十分。あいつは上手くやれているのだろうか。…まあ、今の俺が心配するほどの事でもないが。
 そう思って近くの公園で休んでいると、身体の異変に気がついた。
 俺の腕が段々透明かつ、砂のように零れ落ちている。
 …そうか、ついにお迎えの時が来たか。このままだと「鮫島」は愚か、「暗部」ともまともに張り合う事は出来そうにないな…
 俺は携帯を取り出す。無論、二人を呼ぶためだ。
 「…もしもし、俺だ。すぐに来てほしい。場所は俺の家の近くの公園だ。」

―Epilogue 秋の終わりはまだ遠く―

 数分後、二人は来た。
 「どうしたの?急に呼び出して。」
 「お前らしくないな。一体何があったんだ?」
 「…単刀直入に言おう。お前ら、契約を解除しろ。」
 「…あんた何言ってんの!?」「早すぎじゃねぇか!理由を説明しろ!」
 「実は…」そう言って透明化しつつある腕を見せる。
271「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 23:06:58.09 ID:DtfjZhAm0
 「それって…」
 「ああ、そうだ。ついにお迎えが来た。」
 「まさか…死ぬのか?」
 「今のままだとな。だが、1つだけ方法がある。」
 「何?早く教えなさいよ!」
 「そのために邇邇芸と櫛名田を返してほしいんだ。分かってくれ。」
 「…分かったわ。」「しょうがねえな…」
 そう言って二人は契約を解除してくれた。
 邇邇芸と櫛名田は実は俺との契約を完全に解除出来てなかった。そのために俺の能力を少しだけ受け継いだのだ。
 「…ありがとう。」
 こうして俺のもとに邇邇芸と櫛名田は戻ってきた。話はここからだ。
 「助かる方法を教えてやる。と、その前に聞くが、覚悟はあるんだろうな?」
 「「もちろん!!」」
 最後に頼もしい友人に巡り合えて本当によかったよ。だが―

 「これを聞いても同じ事が言えるか?」
 俺はその「助かる方法」というのを教えてやった。内容はこれだけだ。
 2人が持ってる日本刀―天之尾羽張と天羽々斬―で今の状態の俺の事を貫く、という物だ。
 この2本の刀は建速の変化した2本の刀をコピーしたもの。つまり、俺の契約した都市伝説の力だ。
 つまり、俺は俺の契約した都市伝説の力によって攻撃を受ける事になる。
 あとは、≪夢の国≫の攻撃を受けた黒服さんが通った道なので割愛させていただこう。
 「そんなっ…!?」「嘘…だろ……!?」
 「残念ながら真実だ。どちらにした所で俺は死ぬ。それだけだ。」
 そう、俺は2人に教えたのは、契約している都市伝説との同化法。都市伝説として生きるしか道はもうないのだ。
 「黙ってたってどの道身体が消えて死ぬ。だったらいっそ都市伝説化して見守っててやるって言ってんだ!」
 「だけどっ…!」「…こいつの言う通りにしてあげましょ?」
 「…分かったよ。」
 「…ありがとう。そしてさよならだ。」
 そして俺は2本の刀にその身を貫かれた。そして―
272両親に説教食らってたorz:2009/09/17(木) 23:07:04.89 ID:jCFQiP5r0
>>234
の続き
禿「皆さん」ダブルバイセップス・フロント!!
禿「ご無事」アドミナブル・アンド・サイ!!
禿「か!?」サイドチェスト!!
クレーターの中心にそそり立つ逞しい筋肉・・・帰ってきた

青年「黒服さん・・・」
コン「遅いんだ・・・よ?」
禿「すみません」
モストマスキュラー!!で謝る禿さんの格好は・・・全裸・・・で、夢の国の連中も引いてる・・・
コン「何で服着てないんだ!?」
禿「用意する間が無かったので・・・」
ハク「直視しちゃいましたよ・・・ウゲェ」
青年「凄く・・・大きいです」
ナニがかは聞くな
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:07:17.85 ID:hmxBpqpt0
>>270
言い方がいちいちエロいなぁ
俺ホモじゃないけど
274両親に説教食らってたorz:2009/09/17(木) 23:08:20.42 ID:jCFQiP5r0
で、
禿「状況は大体わかりました・・・私が倒します!!」
青年「いや、どうやって・・・?」
禿「見てなさい・・・ハァッ!!」
犬目掛けて禿が走り、拳を突き出す!
禿「 武 炉 手 印 !!」
金色の拳が発する衝撃波が犬の上半身を、夢の国のパレードを、抉り消し飛ばし、そして、パレードの向こうの住宅街を吹っ飛ばす!!
・・・って、おい!
青年「町がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?!」
禿「む!? 夢の国め無関係な住宅を破壊するとは何たる卑劣!!」
ハク・コン「「お前だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」
我々はプルー○を倒す事に成功しました
しかし、その代償は余りにも大きく・・・・・・一般人に怪我人が出ていない事をただただ祈ります
禿「では、他の方の援護に・・・「行くな!」
この禿、どうしましょう・・・
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:08:54.42 ID:2FD//0Ok0
説教とは・・・乙・・・w
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:10:13.73 ID:sWMpBnPj0
禿ぇえええええええええええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
くそ、Tさんの手伝いが差し迫っているから黒服Dに胃痛を起こさせるわけにいかねぇwwwwwwwwwwww
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:10:40.17 ID:hmxBpqpt0
禿やべぇwww
278両親に説教食らってたorz:2009/09/17(木) 23:10:53.54 ID:jCFQiP5r0

禿帰還 プルート殲滅
こっちの事情でちょっと急ぎ足になってしまったorz
禿の能力は学校町では強すぎる為「武炉手印」とか使うと余波で町に被害でます
これはチートな禿を自重させる為だったり
時間を無駄にかけご迷惑をお掛けしましたorz
279ギザ十:2009/09/17(木) 23:11:54.31 ID:Ppi4WNrNP
ちょ禿www町を破壊するなwwww
280東京の人:2009/09/17(木) 23:12:47.92 ID:DtfjZhAm0
まさかしっとりムードを禿にぶち壊されるとは…
でも、ここで続きを投下するとなんか物足りないような…
281壊すものとバイク乗り:2009/09/17(木) 23:13:17.88 ID:hmxBpqpt0
>>274
少女はビルの上でポカーンとしていた
「・・・なんなんだあれ・・・」
それもそうだろう
住宅街が消し飛んだのだから
「・・・まぁいいか・・・メモメモ」
「・・・」
パレードはもうすぐである
282以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:14:41.24 ID:jCFQiP5r0
パワーバランスは大事って事で強くなりすぎた禿は強さゆえに街中で戦いにくくなりました
この後は少し書けそうに無いので禿使いたい物好きな方いたら禿やかごめやはないちもんめをどうぞ使ってやってください
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:15:59.30 ID:J87tRk190
>>253
≪夢の国≫のマスコットは一人のみです
どちらかはメスのほうに脳内変換しておいてください
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:17:22.51 ID:2FD//0Ok0
この戦場の中、空気を読まず一日目夜話を投下するッ……!
285小ネタ:2009/09/17(木) 23:17:35.68 ID:sWMpBnPj0
「…………」

 ぴたり
 少年は、何かを感じたように、足を止めた

 静かに、空を見上げる

「…忠告したのに……馬鹿な奴」

 ぼそり、呟いた声はどこまでも冷酷で
 とても、少年の外見には、似合わない
 まるで、何百年も生き続けた魔女か仙人じみた響きが篭る

 そんな少年を狙い、奇形たちが襲い掛かり…

「……無駄だって、言ってるじゃない」

 …巨大な、髑髏が
 再び現れ、奇形たちを飲み込む
 ぐしゃり、ぐしゃり
 租借する音が、少年の背後から、響いた

 しかし、今度は前方から、「夢の国の黒服」が襲い掛かり…

「………きひひひっ」

 ぱり、と
 少年は、お菓子の蓋を開ける
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:18:16.15 ID:hmxBpqpt0
>>283
んじゃ俺の主人公が倒したやつはメスってことで
287小ネタ:2009/09/17(木) 23:20:16.76 ID:sWMpBnPj0
 その直後
 少年の目前に、巨大な蝦蟇が現れ
 その大口で…「夢の国の黒服」を、飲み込んでしまった
 ごくり、喉を鳴らし
 げごぉっ、と低い声で鳴く

「無駄、無駄なんだよ。駄目駄目、全然駄目。広い範囲に展開しすぎてる。欲張りすぎだよ「夢の国」
 ……きっひひひひひひひひひひひひひ」

 もぐもぐ
 少年は、無気味に笑いながらお菓子を食べ続ける
 もぐもぐもぐもぐ…

「…うーーー!?のっぺらぼーコアラーー!!??」

 ガビビビビン!!
 イラストがプリントされていないお菓子を一個発見し、ショックを受ける
 …髑髏も蝦蟇も、それと同時に消えていて
 うーうー、プリントしそこなわれたお菓子を前に、少年は納得行かない声をあげているのだった



288騎士と姫君 【祭の宵、騎士の憂鬱】:2009/09/17(木) 23:20:49.54 ID:2FD//0Ok0

 秋祭り一日目、夜。

 すでに日没を過ぎ、いつもなら暗闇で満たされる時間。
 しかしこの日己の視界には、いつも見る風景とは全く違った世界が広がっていた。
 道の脇には様々な飲食物や商品を扱う出店が並び、提灯とその明かりで通りはまるで昼の様に明るい。
 都市伝説がうごめく夜の時間にはほとんど姿を見ない子供達も、皆色とりどりの服(「ユカタ」というらしい)を身に纏い、己の足元を賑やかに駆け抜けてゆく。
 大人たちも皆思い思いに着飾り、騒ぎ、楽しんでいる様だ

 しかしたまにその中に紛れて、小さな悪魔やらユカタに似た服を着た男やら、明らかに人ではない者も紛れているのが嫌でも視界に入る。
 己を意識している気配も感じられるが、いずれも見ているだけで手を出す気はないらしい。
 しかし時折、不穏な目をしている連中がいたのもまた事実。
 右手が剣の柄に伸びそうになるのをぐっと堪え、その代わりに彼女を彼の者の目の届かない遠い位置へと誘う。
 だがそれも数える程であり、ほとんどは興味と好奇心の視線ばかりである。
 どうやらこのイベントを楽しんでいるのは人だけに限らない様だ。

「ね、ホロウさんホロウさん」

 ふと己を呼ぶ声に視線を下げると、眉を寄せて何やら悩んでいる様子の彼の人……己の主が傍らにいた。 
 何か困った事でも起きたのかと立ち止まれば、ついと何かを指差す。

「あっちの牛スジカレーもおいしそうなんですけど、今そこにハンバーグの屋台も見つけちゃったんですよ。
 どっちがいいと思います?」

 真剣な表情で二つの店を見比べる彼女に、思わず脱力しそうになる。
 よりによって、ここ数百年は何も口にしていない己にそれを尋ねるか。
 それ以前に食べる為の口もないというのに、どう答えろというのだ。
 というか、そもそも「ギュウスジカレー」も、「ハンバーグ」というものも、生まれてこの方食べた事がない。
 試しにすぐそばの「ハンバーグ」とやらの店先をのぞいてみると、男が大きな鉄板で丸く形作られた肉を焼いている様だ。
289厨二病の行く果てに…:2009/09/17(木) 23:22:12.50 ID:ktqcTyag0
「おー、来た来た」
各地に『夢の国』の黒いパレードが出現したようだ。それに夢の国の黒服も。
「……あたりに本体はいない、か」
”鳳凰の千里眼”に反応しないあたり、このへんにはいないのだろうか。
片手に水ヨーヨーをぶら下げて、楽しそうにあたりを調べる厨二病。

そして、その眼に映る、俺の背後。

「あら、久々だなぁ。ティ○ー、だったっけ?」
俺の後ろにいたのは、長いしっぽを持った虎の率いるパレードだった。
そういえばこの間の戦いでコイツフルボッコしたっけなぁ…
「何?俺を恨んでる?…でもさ、三下には興味ないね。とっとと消え失せてくれ。”怨尾の不知火(おんびのしらぬい)”!」

説明し(ry
”怨尾の不知火”とは、相手の持つ負の感情に反応し敵を追尾する炎を出す技であるッ!
たとえ相手が超高速で動こうとも敵を追尾する超高性能ホーミングだッ!

俺の手から放たれた炎は一直線にマスコットに向けて進む――――が、それは止められた。

そのマスコットの率いる、住人によって。
「…盾にしやがったか…」
住人達についた炎は、すぐに消え去る。まったくもってダメージを与えてない…
そして、マスコットがこちらへと飛んで向かってくると、それに率いられるように、住人達もこちらへと迫ってくる!
「チッ…とっとと倒してーのに…!”虚空の弾丸拳”!グォレンダァ!」
290騎士と姫君 【祭の宵、騎士の憂鬱】:2009/09/17(木) 23:22:46.84 ID:2FD//0Ok0

「あ、ホロウさんもやっぱりハンバーグだと思います? おいしそうな匂いですもんねえ……」

 店の方を向いていたからか、どうやら己はハンバーグに興味があると思われたらしい。

「よっし、ハンバーグにします! ホロウさん、ちょっと待っててくださいね!」

 言うや否や、止める間もなくたちまち彼女は店へと走り出してしまった。
 本当は共に行くつもりだったが、己の巨体ではこの人混みの障害物になってしまうからと今日何度も彼女に言い聞かされた事が思い出される。
 揺れる髪飾りが遠ざかっていくのを見送ると、結局己は道の端へと身を落ち着ける事にした。 

 初め、己は彼女がここへ来る事には反対であった。
 ≪夢の国≫の襲来の報がもたらされた今、いつ何時≪夢の国≫が現れてもおかしくはないのだ。
 その上、祭りともなれば≪夢の国≫の標的である子供が大勢集まる。
 それを狙って≪夢の国≫が現れる確立は非常に高いだろう。
 しかし肝心の主といえば、己の意に反して「絶対に行く」の一点張り。
 普段は少し強く言えば納得される彼女が、なぜかこの祭りに関しては一切引く事がなかったのだ。

『もーいいです!
 どうしてもダメって言うんなら一人で行きますから、ホロウさんはついて来なくてもいいですよ!』

 最後はそう己に叩きつけてそっぽを向いてしまった光景が、鮮やかに蘇る。
 それから一言も口をきかなくなった彼女に、ついに己が折れる事となったのだった。

 先程の店先を見れば、どうやら少々混んでいるらしく二、三人の後に続いて並んでいる彼女の姿が確認できた。
 長い髪を結い上げ、この国の祭りの服装なのだという「ユカタ」を着た主はそれだけで普段とはまた違った雰囲気である。
 いつもはほとんどしないという化粧がほんのりと施された彼女の顔は、普段の子供っぽさは影を潜め、代わりに明かりに照らし出されたのは、大人の女性らしさを感じさせる美しい横顔だった。

291厨二病の行く果てに…:2009/09/17(木) 23:24:40.61 ID:ktqcTyag0
………


「しぶてー野郎だ…まぁ不死だしな…」
さっきから、燃やしたり殴ったり蹴ったりしているのだが、マスコットはおろか、住人達も減っている気がしない。

…このままだと俺の体力がもたねぇ…

「一気に決めるしかねぇ!”岩漿n」ザクッ!


技を叫ぼうとした厨二病の体を、短剣が貫いた。

「何…だと…?」
後ろを向くと、この前ティ○ーと共にフルボッコにしたピーター○ンのようなものが短剣を突き刺していた。
「新手…とはな…しかし、また刺されたか」

前回は、本体に刺されたか。前回とは違って跪いたりはしない。なんというか、慣れちまった。
しかし、それもやせ我慢に近い。正直立ってるのがやっとの状態。
「…この状態で、二体一はさすがに…な」
だが、そんな厨二病の言葉も聞かず、二人のマスコットとそれに率いられる住人たちが挟み撃ち状態で厨二病に近寄る。

…何度も…問うな…!
俺は奴の…仇を討つんだ…!

「…あの技、使わしてもらうぜ…」
前方から迫る虎と後方から迫る青年の両方に手のひらを向けて、あいつの使っていた、懐かしき技を…封印されし技を、叫ぶ。

292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:24:54.45 ID:sWMpBnPj0
コアラ少年、うーうー言ったりきひひひになったりしつつはいかい中


騎士と姫君の人と厨二病支援!!
293騎士と姫君 【祭の宵、騎士の憂鬱】:2009/09/17(木) 23:25:04.59 ID:2FD//0Ok0

「ねえねえ」

 ふと聞こえた声に我に返れば、目の前に並ぶのは己の腰ほどしかないかという子供達。

「わ、こっち向いた」

「すっげー! かっこいー!」

「おれ、首なし騎士のカード持ってるけどそっくりだ!」

 きゃいきゃいと騒ぎながら、子供達はたちまち己の周りを取り囲んでくる。
 今日は変わった格好をするイベントがあるから目立たない、と主は言ってはいたのだが……どうもその通りにはいかなかったらしい。
 歩いている時はもちろんこうやって立ち止まっている時ですら、どこからともなく興味津々の子供達やら大人達がやって来てたちまち周りに人垣が築かれていた。
 これが敵意を抱く者であれば問答無用で叩きのめしている所なのだが、たちの悪いことに、どうやら彼らの胸に満ちているのは好奇心らしい。
 なぜこんなにも彼らがきらきらと輝く目で己見つめるのだろう、と彼女に尋ねてみれば、それはこの姿にあるらしかった。

 普段であればいつ何時戦う事になってもいいように、防具は軽くて動きやすいチェーンメイル(鎖かたびら)しか身に着けていない。
 端から見ても、「騎士」とは名ばかりの地味な装いである。
 しかしこの日は己が着けていたのは、仰々しい正装用のフルプレートの鎧一式であった。
 今まできちんと身に着けた事など数えるぐらいしかない形式的な鎧。
 しかし「どうせならたまには袖を通すのも悪くないだろう」という彼女の言葉に半ば説得され、こうして現れてみたのだが……。

「すげー! これヘビかな?」

「ちがうよ、ドラゴンだよ」

 いつの間に足元にいた少年達から守る様に、剣の柄を握りなおす。
 こういったものが子供達の憧れなのは今も昔も変わらないらしい。
294騎士と姫君 【祭の宵、騎士の憂鬱】:2009/09/17(木) 23:26:37.43 ID:2FD//0Ok0
【支援ありがとん!】

「えー、おねがい見せてよお」

「おれも持ってみたい!」

「ぼ、ぼくも……」

 キラキラと期待に輝かせた三対の瞳が、己を見上げている。

「………………………………」

 このやりとりも何度目だろう。
 いい加減好機の目にさらされる事にも疲れてしまった。
 彼女は、まだ帰ってこないのだろうか。

「お待たせしましたホロウさん!」

 噂をすれば影、救世主は現れた。
 見れば湯気の上がる紙包みを抱え、なんとも嬉しそうな笑みを浮かべて彼女はたたずんでいる。

「ハンバーグ、結構人気みたいで待たされちゃって……ん、どうしたの?」

 声をかけられ、己を見上げていた小さな瞳がいっせいに彼女を捉えた。

「おねえさん、この騎士の知り合いなの?」

「うん、そうだよ?」

 にこりと彼女がうなずいてみせると、途端にわあと少女が声を上げた。
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:27:37.41 ID:sWMpBnPj0
しえーん!
296騎士と姫君 【祭の宵、騎士の憂鬱】:2009/09/17(木) 23:28:47.36 ID:2FD//0Ok0

「じゃあ、おねえさんはお姫さまなんだね!」

「へっ?」

 「すてき!」と嬉しそうに頬を染める少女の言葉に、呆気に取られた表情の彼女。

 と、どこからかそれぞれ名前を呼ぶ声が聞こえてくる。
 どうやらそれは子供達のものであったらしく、「じゃあね!」と一言、子供達はたちまち駆け去って行ってしまったのだった。
 しかし子供達がいなくなってからも、彼女はかがみこんだままの姿勢を戻そうとはしない。
 何か具合でも悪いのかとそばに膝をつけば、「うひゃっ」とひっくり返った声を上げられた。

「ななななな何でもないですよ! い、行きましょうかホロウさん!」

 赤らんだ顔をそむけてなかばまくし立てる様に告げると、彼女は紙包みを抱えたままぎくしゃくと歩き出す。
 なぜか足早に急ぐ様子の彼女の後姿に内心首をかしげ、己もまた彼女の後を追いかけるのだった。




 空には満月が浮かび、喧騒は未だ覚めやらず。
 その日明かりは遅くまで落ちる事はなかった。


<Fin>


いろんな方が目撃ネタ書いてくださったのが嬉しすぎてかっとなった。
反省はしてない。

というわけで、二日目交戦中の話の中浮きまくりですが、一日目夜、ホロウさん視点でした。
今回ちょびちょびと祭り参加者の人々を混ぜさせていただきました。
本当はもっと混ぜたかったんだが……これが限界でしたorz
そしてやっぱ騎士って言うと鎧だよね、というわけでフル装備してもらってみた。
確かにかっこいいんだよね、鎧。いっそ正式装備にしてしまおうか。
さてなんか皆続々交戦に入ってるんで俺も書くぜー!
ネタよ降りて来い!


ここまで読んでくれた方々、ありがとん!
皆負けるなあああ!! ファイトいっぱあああああつ!!!
298厨二病の行く果てに…:2009/09/17(木) 23:30:47.74 ID:ktqcTyag0
「 エターナル ・ フォース ・ ブリザァァァァァド !」


エターナルフォースブリザード

一瞬で相手の周囲の大気ごと氷結させる
相手は死ぬ。



俺の手から猛烈な冷気が出て、両者を周囲ごと凍らして行く。


冷気が出終わった時、二体とその住人達は、氷柱と化していた。

「ありがとな、相棒…助かったぜ」

彼の言う、相棒。
過去に『夢の国』と戦い、取り込まれてしまった技の『厨二病』のもう一人の契約者。
漢字の多い現在の厨二病とは違い、横文字の必殺技だらけだった。そして、強力だった。
彼の技は、とにかく意味不明に強いものだらけだった。料理してるだけで相手が死んだり、156pがどーのこーので死んだり。
その中の一つ、目に見えて強い技がこの「エターナルフォースブリザード」だ。
299厨二病の行く果てに…:2009/09/17(木) 23:32:24.15 ID:ktqcTyag0
「とりあえず…この傷の治療だな。”疾風の風走り”!」

空ならば、追手も来ないだろう。
途中、パレードがすごく集まってるビルや、路地で髑髏の戦う様子を見たが、今の彼にはどうでもいいことだった。

彼の去った後は、ただただ冷たい氷柱が立ち並ぶだけだった。
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:33:13.72 ID:sWMpBnPj0
騎士と姫君の人と厨2病の人乙!!!
みんなの戦いが始まっている……!!
301「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 23:34:41.59 ID:DtfjZhAm0
いい加減幕を下ろすか…これが最後になるかもね
心残りは「暗部」の黒服達と絡んでみたかったな…
いや、この先どうにでもなるさ!投下だ!

 ここは沢山の都市伝説が蠢く街、通称学校町。そしてある物語は今終結する。
 しかし、終結は新たなる物語の始まりを意味する。大アルカナ「死神」の逆位置の暗示だ。
 その学校町に一人の男が存在していた。
 彼は常時黒いスーツに黒いサングラスという少し変わった姿をしていた。しかし、誰もその姿を気に留める者はいない。
 何故なら彼は「都市伝説」だからだ。都市伝説は普通の人には見えない。だから格好がおかしくても気に留める者はいないのだ。
 黒服だからといって彼は俗に言う『組織』の黒服ではない。かといって≪夢の国≫の黒服でもない。
 ただの、フリーの都市伝説。霊体と実体のシフトは可能だ。
 彼は好き好んでこの格好をしているのだ。
 彼の名前は「東 京都」(あずま きよと)。人呼んで「空間掌握のスペシャリスト」。
 元「結界都市『東京』」の契約者だ。
 あの時、刀に貫かれた事によって「結界都市『東京』」との完全な融合を果たしたのだった。
 勿論、東の傍らにはいつもの3人がちゃんとついていた。
 「しかし…本当によかったんですか、あれで?」
 「ああ、そうしなければ俺もお前らもこの世から消えていただろう。」
 「それは確かにそうですが…」
 「皆助かったんだ、それでいいじゃねえか。さあ、喫茶店に行くか。」
 「…そうですね。」
 彼の名は「東 京都」。今日も陰ながらこの街を見守っている。



 ―True End―


                             ―fin―
302「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 23:35:26.28 ID:DtfjZhAm0
作者:俺こと中の人
キャスト:「東 京都」こと俺
     委員長
     クリスチーヌ剛田(ほしゅ・A・スゲナスゲ)
     天照
     月読
     建速
     邇邇芸
     櫛名田
     一発敵キャラの皆
友情出演の皆様:
     「花子さんと契約した男の話」作者様より黒服No.D-962、パワーストーンの契約者、赤いはんてん・赤マント、赤い靴とその契約者、眉毛コアラの契約者とその父親、「首塚」組織の設定
     「Tさん」作者様よりTさん、≪夢の国≫の契約者
     喫茶「ルーモア」作者様よりマスター、輪少年、碓氷サチ、隻腕のカシマさん、童貞魔術師
     「はないちもんめ」の作者様より禿の黒服No.K-711&兄貴四人組
     「わが町のハンバーグ」作者様より「レストランうわさの産物」店長、『いいおとこ』
     一発敵キャラとして死刑に失敗して生還すると釈放される死刑囚さん
     「教授とテケ子」作者様よりホストさん、教授さん
     「ギザ十と幽霊少女とご先祖様と組織の狗」作者様よりノートの太郎君、『暗部』の黒服達と「鮫島事件」の設定
     「トイレの花子様」作者様より花子様とその契約者、菊裂き女、「機関」の設定
     「鏡合わせのアクマ」作者様より「怪奇同盟」の設定
     And so on.
サンクス:この作品のキャラを使ってくれた作者の皆さま
     この作品でコラボさせていただいた作品の出演者の皆様とその作者様
     投下の場を与えていただいた「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」初代スレ>>1
     クリスチーヌ剛田・ほしゅ・A・スゲナスゲの名前をつけてくださった皆様
スペシャルサンクス:この文章を最後まで読んでくれたあなただ!

分かるよね?まだまだ終わる事は無いんだよ…?何故なら、タロットの暗示はまだ続いているのだから…
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:35:47.87 ID:BSXG2+kc0
作者さん方、乙ですー
す、すげぇ 戦争だぁ
304「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 23:38:44.12 ID:DtfjZhAm0
とりあえずここでこの物語は終了です。


でも、「死神」の逆位置。その意味は「死からの再生」…
さて、まずは一度秋祭りからは身を引こうか。
そのうち続編でも何でもやるから!

まだあっちも残ってるしね!
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:38:57.92 ID:ktqcTyag0
というわけでティ○ーとピーター○ンは現在どこかで凍結中です。
ただ単に厨二病→エタブリだろ、という安直な考えで使わせてみた。
ファイナル・タクティクス・ハイドとか出るかは知らない。

皆様乙です!屋台は結構に繁盛してるようだ…!
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:39:53.78 ID:sWMpBnPj0
東京の人乙っしたー!
そうか…黒服になったか…

とりあえず、貴殿には少年に「馬鹿な奴」なんて言わせちゃってすまんと土下座っ!!orz




さて、俺は力尽きる
俺…明日もスレが残っていて、なおかつコアラ少年に憑いてるもう一つの何かを完璧に見抜いた人が居たら、その人の話とクロスしてVS「夢の国」の一幕を書くんだ…
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:40:05.74 ID:QBXF1IRR0
東京の人、一段落乙!
かなり後半の方から読み始めたけど面白かったぜ!
そのうち一番最初から読み直すんだ!
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:40:20.09 ID:BSXG2+kc0
と、東京の人ー 東京の人じゃないか!
乙です!!

まだ見てたら伺っておきたいんですけど、
過去に櫛名田様に滅破された「ひきこさん」を
こちらのキャラとして復活・活用したいのですが、宜しいでしょうか!?
309ギザ十:2009/09/17(木) 23:42:33.73 ID:Ppi4WNrNP
そろそろ遅くなってきたので取りあえず、今日はこの投下で終わります。
続きはまた明日、帰ってきてから投下させていただきますので、では。

〜ノートの太郎さんサイド〜

「くふふ……来たか、小童」
その声に、僕は振り返る。
「暗部」の地下施設へと突入して行った彼が何かを叫んでいたけれどそれを聞く余裕も、既に僕には無かった。
「……B-No.006」
「くふふ……覚えていてくれたか、確か怪談仮面TAROVと名乗っておったな小僧、さてここへ来たという事は、あの時の続きをする…と言う事で良いのかな?」
ニヤリと嗤う目の前の黒衣の老人へ、僕は静かに頷く。
そんな僕の様子に、くふふ…と、笑みを浮かべると、敵は無言で構えを取った。
右手から放出するビームソード、「日光剣・タロウサンブレード」を消し、僕も構えを取る。
僕のその行為に、方眉を上げる老人、「その剣は使わなくても良いのか?」そう眼で問いかけてくる老人に
無言で返す、もとより、この老人を相手に武器を使う気は無い。
先日の戦いの、記憶が蘇る。
たった、人撫で、それだけで行動不能にさせられた僕。
悪に屈し膝をつく、正義のヒーローとしてあってはならない事だ、許す事は出来ない事だ!
だから雪辱を果たす、僕はこの強大な敵を、この拳だけで打ち倒す!
ズドンッ!という、大きな爆発が祭り会場の方角から聞こえる。
その瞬間、僕と老人は同時に動き出した。
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:42:39.39 ID:jCFQiP5r0
東京の人乙ー!!
すこし余裕できたし何か書くかな
311ギザ十:2009/09/17(木) 23:43:15.12 ID:Ppi4WNrNP
――瞬転。
強烈な気迫を込めた左拳を相手へ向けて打ち出す、それを当たり前のように軽く避け、お返しとばかりに、繰り出された裂帛の肘打ちを、右掌で受け止める。
ズンッと重い衝撃が僕の身体を揺らし強烈な破裂音が鳴り響く、僕の背後、数十メートル先に立っていたはずの廃ビルが彼の技の残滓によって倒壊していくのを肌に感じる。
「くっ……」
小さく呻き、不意打ちの膝蹴りを老人の顎へと向けて放つ、だがそれすらも予想していたかのように自然な動きで避けきると。
次の瞬間にはどうやったのか僕の背後へと回った老人の掌が、僕の背中を打ち貫いた。
まるで対戦車用のロケットランチャーを至近距離から直撃されたような衝撃に、僕の身体が仰向けに宙を舞う。
そんな、僕の身体に平行するように飛びかかり、かかと落としを僕の腹へと叩き込む老人。
上空へと舞上げられた瞬間に、直下へと突き落とされた僕の身体は、轟音を巻き起こしながら無人のビル街のど真ん中にクレーターを一つ作りだした。
「なんじゃ、もう終わりか、意外とあっけないもんじゃのう……」
心底、呆れ果てたように呟く老人の言葉に、僕は何も言えない。
たったアレだけの攻防で、僕の力が相手に微塵も適わない事を痛感させられてしまった。
ジャリジャリと、粉砕されたアスファルトを踏みしめる足音が聞こえる、立ち上がらなければ、次こそはとどめを刺される。
だが、身体が動かない、力が出ない、戦う事も、逃げる事すら出来ず。
ただ僕は、直ぐ側に立つ死神の気配だけを感じていた。

―続くー。
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:44:33.24 ID:hmxBpqpt0
乙ー
313「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 23:45:02.99 ID:DtfjZhAm0
>>306
ただしあくまでも「フリー」なんだぜ?

この先は分からないけど

さてと、誰かこの展開を予想してた人はいたかな?

>「馬鹿な奴」
だって住んでるうちに愛着がわいて正義感にあふれる熱血バカになっちゃったんだもんw
それだからあえて動きとかも自重させなk


どうやらまだ昨日の厨二病の影響が残ってるようで

じゃあ秋祭りが終わったらまたこっちを再開させるんでそれまではあっちで我慢してね?
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:45:03.63 ID:jCFQiP5r0
>>311
B-No.006も戦う旅に周りに被害出すタイプか・・・
この戦争が終わったら学校町の地図が書き換えられるかも知れんね
315「結界都市『東京』」:2009/09/17(木) 23:46:54.49 ID:DtfjZhAm0
>>308
な、なんだってー!!

外伝で使った奴だったよね?

別に構わんぜ!

なんせ敵キャラなんて一発使い捨てになっちゃうからリサイクルは嬉しい限りなんだぜ!
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:48:46.73 ID:BSXG2+kc0
>>315

ありがとうございます!!

ひきこさんは、強い神様に一回ボコられてなきゃ、駄目! なんですよ!!
本当にありがとうございます!!
317首なしライダー:2009/09/17(木) 23:49:31.79 ID:gSdSCi+dO
「………ん?」
……
 何かいやな予感がする。

 口では言えない不思議な、そして嫌な感覚

 俺は携帯電話を取出し
 即座に朝野に電話をかけた。

「朝野さん、たぶん来たよ」

『わかりました。こっちには来ない事を願いますけど…頑張ってくださいね?』

 了解と一言言って電話を切って俺はバイクを発進させる。

「夢の国か…一人でどこまで出来るかな……まあ、前よりけっこう強くなったと思うし、なんとかなるだろう」

一人呟き、俺は気持ちを高めた。
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:50:38.07 ID:hmxBpqpt0
学校町
報告
夢の国と言われる巨大都市伝説との
戦闘を観察、記録していましたが
夢の国の戦闘能力は以上であり
淀元町に帰還いたしました

あと、私の壊す能力で結界の一部を破壊し
結界外に逃げたあと
破壊した部分はすぐにふさがり
もう一度進入を試みてみましたが不可能でありました
ですので後の中の状況などは不明です

報告終了
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:50:39.79 ID:Ppi4WNrNP
>>314
まあ、TAROVからして、山をぶった斬ったりするので、これ位じゃないと…と思いましてw
流石に、一般人の居る場所ではこんな事出来ないので、
廃ビルが立ち並ぶ無人のオフィス街(どんなだそれは)で戦わせています。

さて…この後は、どうしよ……禿をお借りして助けさせるとか…
でも、今の禿ならB-No.006くらいならアッサリ粉砕しそうだからなぁ…悩む。
320東京の人※秋祭り終わるまでROMるか別の奴で投下する。:2009/09/17(木) 23:52:21.02 ID:DtfjZhAm0
>>316
更生ってやつですか。

まあ、一発キャラに関しては消した後はもう使わないと決めてるからね。

せめてちゃんとした人格にしてあげてね?
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:53:33.75 ID:hmxBpqpt0
さて・・・ROMったりしよっと
322首なしライダー:2009/09/17(木) 23:53:36.10 ID:gSdSCi+dO
 北区のとある場所にある人気のない道
 俺はバイクに乗ったまま夢の国の集団を探していた。
 と、数メートル先に現れたやけに背の高いマスコット
 グー○ィーだ

「…あれも夢の国の一員なのかな?」

 バイクの速度を一気に上げ、おれはグー○ィーに向かって一気に突っ込む!
 しかし、グー○ィーはバイクを避けようともしない

ガガン!!

 正面からぶつかり合ったグー○ィーとバイク

 だが、グー○ィーは俺のバイクをあっさりと受け止めやがった!
 至近距離で見るグー○ィーはなかなか恐ろしい顔をしている
そして、いつの間にか……俺を中心にして黒い服を着た集団が周りを取り囲んでいた。

……夢の国ってマスコットだけじゃなかったのかよ……

凄く、嫌な予感がした。
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:55:06.38 ID:jCFQiP5r0
>>319
いや、寧ろ禿はB-No.006を崇拝してそうな気がしてきたよ
イメージ的にだけど師匠とか言って尊敬してそうな・・・・・・
禿お使いになるならご自由にどうぞー
ただし全裸である
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:56:04.40 ID:Ppi4WNrNP
>ただし全裸である
了解ですー
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 23:56:39.48 ID:8R3D09dBO
携帯は何か書いて投下するのが難しいから死ねる
326「はないちもんめ」で小ネタ:2009/09/18(金) 00:00:53.54 ID:eESdpDI90
東地区
祭に行こうとしたら家の前にパレードを発見
金で半数を奪い今に至る
少女「買って 嬉しい はないちもんめ♪」
黒いパレードの一部がこちらの支配下に移る
以前奪った分を合わせると十分すぎる戦力だ
その分負担も少し大きいけど・・・・・・
少女「やっちゃぇぇぇっ!!」
カウボーイの様なマスコット率いるパレード対私の奪い取ったパレード
数で勝るこっちが優勢だ
あれ?そう言えばト○ストーリーは厳密にはディ○ニーじゃ無い様な・・・・・・
まぁ、良っか
327「はないちもんめ」で小ネタ:2009/09/18(金) 00:01:42.57 ID:eESdpDI90
パレードにバラバラに解体されるウッ○ィを尻目に少し考える
あのTさんと一緒に『夢の国』に殴り込みをかけに行った黒服の事を・・・
少女「帰ってこなかったら・・・許さないんだから・・・」
頭に付けてた狐の面を顔に移す
さて、このまま他のパレードでも狩りに ドォォォォォンッ 何!?
後ろから轟音と衝撃
振り返ると綺麗さっぱり吹き飛んだ我が家が・・・え?
少女「えぇぇぇぇぇぇっぇえっぇぇぇぇええ!?」
この日、『夢の国』との決戦があったこの日、私は家を失った


その頃少し離れた地点
青年「町がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?!?!」
禿「む!? 夢の国め無関係な住宅を破壊するとは何たる卑劣!!」
ハク・コン「「お前だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」」
328首なしライダー:2009/09/18(金) 00:01:46.38 ID:4Xy6Ppk7O
 敵を蹴っても殴ってもワイヤーで首をしめてもまだ終わらない。 そして横から突然の衝撃によってふっとばされ転がる俺

 身体中が痛い
 ……腕が片方折れてるかもしれない
 グー○ィーと黒い服の集団と戦闘を開始してしばらく経った気がする
 目の前には一向に数が減らない黒い服の集団と、その中心にどんと構えるグー○ィー
頼みの綱のバイクは黒い服の集団に破壊されてしまった。
 くそっ、グー○ィーが強すぎる…いや、俺が弱すぎるのか…

329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:02:38.16 ID:meZCyWLo0
>>326
ト○ストーリーのアトラクションはシーにできるけどね
330首なしライダー:2009/09/18(金) 00:04:29.33 ID:4Xy6Ppk7O

 突っ込んで来た黒い服集団の一人に思い切り蹴りをたたき込んだ瞬間

 何故か巨大な鉄板を盾のように構えたグー○ィーの突進によって吹っ飛ばされる俺

 二、三会地面をバウンドして、それでもなんとか立ち上がる

 今の俺の体はボロボロなんてレベルじゃ表現出来ない気がする…

………あぁ、まずいぞ…グー○ィーがサーベルみたいなの取り出した……
……やばい、視界がぼやけてる…
……くそっ…
…調子に乗って[なんとかなる]なんて思うんじゃなかった…


「…くそっ」

俺が呟くいた瞬間

グー○ィーのサーベルが振り下ろされ

飛び散る鮮血と体に走った激痛と共に

俺は倒れた。

以上?
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:04:48.37 ID:tfGzBR100
皆様早い
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:05:31.95 ID:eESdpDI90
>>了解ですー
いいのかい?ホイホイ了解しちまって、アイツは町の被害とか気にせずに暴れる変態なんだぜ?
>>328
流石ぐ○ーフィー
ドナル○達と同格なだけはあるな
>>329
なら、ディ○ニーだな
うん、問題ない
333首なしライダー:2009/09/18(金) 00:09:22.52 ID:4Xy6Ppk7O


都市伝説全員が強いとは限らないんだよ
とか考えながら書いていたら
いつの間にかボコボコにやられた描写になってしまった


首なしライダーはたぶんピンチですが
ぶっちゃけ、彼が弱いだけです

グー○ィーを倒して彼を助けるもよし
そのまま放っておくのもよし、みたいな感じで……
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:11:24.53 ID:aKwfOK47O
KH仕様のグー〇ィーだと…
335「結界都市『東京』」改め「恵みと裁きの八本足」:2009/09/18(金) 00:12:01.48 ID:t5LfZp1G0
じゃあおやすみ

秋祭り終わってから続編投下準備にかかるからそれまでは蜘蛛で我慢してね!!!

今まで蜘蛛で隠してたけど実はこれが本当のタイトルなんだぜ…
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:12:22.30 ID:5uELPau70
>>333
よし、
いま俺の仮面ライダーがそちらえ向かった

まぁ嘘だけど
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:13:42.60 ID:+WZ1dkWa0
そういやKHの主人公達もディズニーが版権持ってたよな
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:15:01.60 ID:4Xy6Ppk7O
>>337
あの主人公が出てきたら一体誰が勝てるんだろうな…
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:16:45.07 ID:5uELPau70
>>338
そんなに強いのか?
理由を産業で
340喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/18(金) 00:18:58.85 ID:qT1BHvVW0
昼過ぎ
3人が西区から北区に向かう途中にソレらはいた

「早いな」
「まだ昼なのに……本当に全てを飲み込むつもりで……」
「どうするの?カシマさん」

相手は黄色い着ぐるみが1体に住人が11人
彼らには不死性・再生能力がある
正面から当たれば勝ち目は無い

「あばばばばばばば、あばば、あば、あば、あばばばばば」
黄色い着ぐるみの様子がおかしい
間違いなく狂っている

「あれって……プ○さんですか?」
顔をしかめるサチ
「まぁ、そうなんだろうね」
肩をすくめる輪
「何だか知らんが、クマなのだろうな」
目を細めて注視するカシマ

三者三様に相手を観察する
こちらには気付いていない
341喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/18(金) 00:21:27.04 ID:qT1BHvVW0
「ここで食い止める……例の策で行くぞ」
「「うん」」
「では、気をつけたまえ」

この策は、サチの動きに掛かっている
どれだけ上手くマスコット達を誘導できるか……

「あば?……あばばばばばばば!」

どうやらこちらに気付いた様だった

「行こう!」
「うん!」

黄色いクマが二人を追う
それほど速くは無い
このクマは獲物をゆっくり追い詰めるつもりなのか……
それとも単純に遅いのか……パレードの形を気にしているのか……

だが、好都合だ
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:21:29.07 ID:aa9HnPv30
>>339
繋がる
心が
奴の力だ
343喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/18(金) 00:23:19.70 ID:qT1BHvVW0
「ここで、右に」
二人が角を曲がる
パレードが楽しげに追いかける
「次は左」
追いつかれれば、輪が相手をしなくてはならない
それはサチにとって避けなければならないことだ

正確に、相手の気を引きながら、素早く

曲がり角の手前までは追いつけそうで
「あばば」

曲がると距離が開く
「あば?」

クマは追う
何度も角を曲がり、追う
そして、二十数度目の曲がり角

「よし、ここまでだな」

クマの背後からカシマの声が響く
「あばッ?!」

11人いたはずの夢の国の住人は一人もいない
何故?
クマは狂った頭で、考える
「あばばッ?」
分からない
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:24:51.79 ID:aa9HnPv30
真夜中の紫煙だ
345喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/18(金) 00:24:56.36 ID:qT1BHvVW0
「全く、次から次へと補充されるとはな」

角を曲がる度、最後尾の住人を消す
補充されながらも消し続ける
少しづつ、だが確実に、知られること無く
二十数体消し、ようやくプ○さんのみになっていた

「ここからは頼むぞ、輪!」
「分かってる!」

補充されるよりも早く斬り捨て
常にクマと住人の二人の状態を保たねばならない

黄色いクマと対峙するカシマ
「いくぞッ!」

補充される住人
「ハッ!」

斬り刻まれる、住人とクマ
斬り刻む、輪とカシマ
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:25:30.02 ID:5uELPau70
>>342
どんだけ強いんだよ
やべぇよ
347喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/18(金) 00:26:40.57 ID:qT1BHvVW0
「「袈裟ッ!」」

シンクロする大小の体捌き

「「浮舟ッ!」」

斬り裂かれるクマ・血しぶきを上げる住人

「「続飯太刀ッ!」」

視線を交わすことなく、型が続く

「「巻太刀追込ッ!」」

再生するクマ・補充される住人

「「燕返ッ!」」

美しく、演舞する様に二人は動く
348喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/18(金) 00:28:35.29 ID:qT1BHvVW0
「「虚太刀籠手斬ッ!」」

終わりが無いかの様な剣舞
だが、二人は
いや、三人は信じている

血糊を振り払い
刃を鞘に収め、距離を取る
一拍置き───息をつく

「「祓太刀ッ!!」」

ィ゛───────────────ン
高速の抜刀により鳴り響く刃・鞘

「「無二剣ッ!」」

確信───知っているのだ
彼らがこの戦いの元を断ち切ってくれると
終わりのある剣舞であると
だからそれまでの間だ

終わりがあるのを知っていれば乗り越えられる

サチが道を押さえ、誰も来ないであろう細い路地の奥

二人は斬り続ける

確実に来るであろう終わりを待ちながら
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:28:52.83 ID:tfGzBR100
しえんた
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:29:42.75 ID:+WZ1dkWa0
ドキドキ支援
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:31:35.21 ID:qT1BHvVW0
今夜は、というか今回の話に関われるのはここまでかも

連休に入ると参加できないから……

あとは皆に任せるぞッ!
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:32:22.38 ID:5uELPau70
なん・・・だと・・・?
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:35:30.71 ID:+WZ1dkWa0
おつ!
きっと・・きっと皆がなんとかしてくれるはず・・!
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:37:39.82 ID:g2XKgUAx0
ルーモアさん乙です!
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:38:00.54 ID:5uELPau70
乙ー
356Tさん:2009/09/18(金) 00:39:02.83 ID:g2XKgUAx0

「破ぁ!!」

 なんか知らんが飛んできた破壊の波動っぽいモノがTさんの手から出てきた謎のバリヤーに相殺された。
「っぶねぇ!?」
 住宅街の一部が倒壊している。≪夢の国≫か!?
 Tさんがすぐ横にいる黒服さんに視線を向ける、黒服さんはかぶりを振り、
「いえ、≪夢の国≫にあのような直接的な破壊系の力はないはずです」
「だったらなんなんだ!?」
「あ、かみなりなの」
 顔をリカちゃんが指差す方に向ける、
 ……空はものすっごく晴天なんだが……雷が降っていた。
「≪組織≫か?」
「暗部のことですか? だとしたら情報不足ですし否定はできませんが」
「まさか町守ってる人間のせいじゃないよな? これ」
「それはないでしょう……きっと。守ってるものを壊す馬鹿なんて……なんて…………」
 断言しないのか、黒服さん。
 心あたりでもあるのだろうか?
「何と言うか、生きの良い餌だな」
 Tさんも呆れ顔だ。
「≪組織≫としては表に都市伝説、というか異常を知られたくはないんだよな?」
 曲がり角から現れた首が異常に長い片腕の夢の国の黒服をぶちのめしながらTさん。
「ええ、そのはずなんですが……」
「≪首塚≫か≪怪奇同盟≫か、フリーのせいか?」
「きっとそうでしょう」
「まあ、町が無事に済むならいいが」
 
 彼等は走る、夢の国の契約者を探して、
 発見の報はまだ入らない――――
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 00:40:58.05 ID:g2XKgUAx0
 そんなわけでうちの子たちはしばし捜査中ですかね
 うん、投下の嵐でビビった。超ビビった。
 後あんま町を壊すのは、め
358喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/18(金) 01:05:24.54 ID:qT1BHvVW0
Tさん乙

保守がてら

カシマさん達の剣技(カシマ流)についてですが

鹿島神流ってのがありまして
「音無の勝負」、先の太刀も後の太刀も相手の太刀に触れずして
先から先と技を遣って勝つ技を理想とする。
従って鹿島神流では、実戦に於いては、一太刀を以て勝負を決するのを常とする。
というわけで
ここのリストから適当に使ってます
ttp://www.bab.co.jp/hiden/video/kasima/kasima-index.html#Anchor-49575

明日の夜はまだ参加できると思うんだけどね
では、おやすみなさい
359>>328の首無しライダーを助けてみる:2009/09/18(金) 01:14:30.99 ID:FdmPiQvX0
昼過ぎ、突然目の前に現れた「良く分からないモノ」を

殴る、殴る、殴る。

少女は武器を持って走っていた。
眼中にあるのは、同じく「良く分からないモノ」に圧倒されている首無しライダー。
少女の直感は告げていた。あのライダーさんは悪い人じゃない、と。
少女は、首無しライダーに「イイヒトおーら」を感じていた。そして確信していた。

行く手を阻もうとするポッと出の黒い連中を殴り倒し、
遂に、少女は、首無しライダーの元へ、辿り着いた。

「危ないッ!」
何処かで見た事のあるような犬のマスコットが、サーベルをライダーに叩きつけ
地に伏したライダーに、止めの一撃を振るおうとした、その瞬間を――

ブン回した武器で、殴り飛ばした。
360つづき:2009/09/18(金) 01:15:45.30 ID:FdmPiQvX0
俺がまだ死んでない(都市伝説に死なんてモノがあるのか、そもそも知らないが)事に気付いた時、傍らには小さな少女が立っていた。
身長150cmと小柄。見た事の無い制服に身を包んでいる。そしてオデコには、何故か絆創膏。

少女は肩で大きく息をしている。目がヤバい。てか、何やら禍々しいオーラを放ってやがる。
「大丈夫、理屈じゃないんです……」
大きく見開いた目でコッチを見てる。そこはかとない恐怖を感じる。
何? ひょっとして、この子が俺を助けてくれたワケ?
「大丈夫です、武器を使いこなすのは、理屈じゃないんです……」
少女はいきなりしゃがみこんできた。

「あの、首無しライダーさん。お願いがあるんです!」
「え、あの、ちょっと俺状況が良く飲み込めなくて混乱してるんだけど」
「私を妊娠させて下さい!!」
「あのねお嬢さん、大体首の無い俺が怖くない訳、  って、へ? ええええええええええッ!?」
唐突に、何やら場違い、且つ、ブッ飛んだ事を口にした少女は
俺の手を取って、目をうるうるさせ始めた。
「こんな事お願いできるの、いいひとっぽい人じゃないと……。
 お願いです! 10分、いえ、5分で良いんです!! 私を妊娠させて下さい!!!」

その時、俺の視界に、何かが動くのが入ってきた。
そうだった、戦闘はまだ、続いてるんだ。

その場を立ち上がった俺に、やや遅れて従ってきた少女は、いきなり俺の腕を引っ張りだした。
「ライダーさん! まずはこの場から逃げましょう!!」
「え、いや、俺のバイク……」
「ブッ壊れてるじゃないですか!? また後でそこらへんから調達すれば済むじゃないですか!! 今は逃げるが勝ちです!!!」
少女は一方的に言い捨てると、俺の手をぐいぐい引っ張りだして、その場を走り出した。
少女は、手にした武器――バールを振って、立ちはだかる黒服共を殴り倒してゆく。 つ、強えぇ……。
これが、「バールのようなもの」を持つ少女と、俺の馴れ初めだった。                 続く、かも
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 01:22:07.15 ID:g2XKgUAx0
しえん
そして
おやすみ
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 01:23:06.81 ID:FdmPiQvX0
うわああああああああ

首無しライダーの人! 色々とスマン!!
この通りだ <( _ _ )>
363逢魔ヶ刻は静かに暮らしたい:2009/09/18(金) 01:23:17.66 ID:3cPHMPzbO
くかぁー
 すぴぃー
くかぁー
 すぴぃー

壁紙は色褪せ、ところによっては剥げ、天井も床板もボロボロ。ここは一足の途絶えた、かつての集合住宅の一室。
周囲の無惨な有り様にそぐわぬ、上等なソファが一つ。
そして雑誌を枕に寝息を立てる、スーツ姿の男が一人。

ズ……ゥ……ゥウン

んぁ?
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 01:25:35.67 ID:+WZ1dkWa0
なんという出会いwww
乙www
365逢魔ヶ刻は静かに暮らしたい:2009/09/18(金) 01:26:16.62 ID:3cPHMPzbO
遠く響いた、巨大な何かが倒壊するような音が、男の意識を呼び戻す。
ノソノソと起き上がった彼は、ガラスの嵌まっていない窓から外の様子を伺う。

来たか……

床に転がっていたミネラルウォーターのボトルを掴み上げ、頭から水を被る。
タオルで乱雑に水気を拭い、壁に立て掛けていたバールを懐に仕舞い、男は部屋を後にした。



>>360
ブルータス、お前もかwwww<バールのようなもの
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 01:31:00.38 ID:FdmPiQvX0
あわわわわわ
逢魔ヶ刻の人まで出てきてしまttった

許して下さい この通しです <(____)>

申し訳程度だが 支援
367逢魔ヶ刻の人:2009/09/18(金) 01:35:35.74 ID:3cPHMPzbO
>>366
そんなに畏まらないでくださいな。
まだ昼間ですので、彼は派手に動けませんから。
ついでに言うなら、身体能力は一般人に毛が生えた程度だから、此度は大人しく暴れさせていただきますよ。

んで、今回は出発シーンだけ。
夕刻までは適当に行方を眩ましますよん。
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 02:12:58.15 ID:tfGzBR100
ねるほ
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 02:29:16.46 ID:5uELPau70
おやほ
370エンジェルさん:2009/09/18(金) 03:45:57.81 ID:2pTGGfO6O

「っ……ぶねっ!」

 夢の国が本格的に侵攻してきたらしい。目立つ行動はしてないはずなのに……敵もなかなかの遣り手。

「ってか着ぐるみのくせにはえええっ!!」

 全速力で走ってる俺に遅れずついてくる。バランス悪いくせに……

「墓場までどれぐらいだ?!」
「あと少しだな」
「あと少しだ契約者! 契約者!」

 飛んでるおっさんとアンサーに少し殺意を覚えた。楽しやがって……

「うおっ?!」

 おもいっきり転んだ。けっこうな勢いで。
 俺が痛みに唸っている間に距離を詰められてしまった。
 上から見下ろされると迫力があって、正直怖い。

「っ……アンサー!」
371エンジェル:2009/09/18(金) 03:47:31.27 ID:2pTGGfO6O

 一瞬でもいい、足留めさえできれば……!

「さて問題! 『テーマパークの着ぐるみの中の人は?』」
「……」

 目の前に居る着ぐるみは首を傾げるばかりである。

「……質問放棄とみなし、不正解!」

 答えを言わないのなら不正解。これが俺のルールだ。

「アンサー、足奪え! 今回だけ許す!」
「不正解者には痛い目を! 痛い目を!」

 そのすきに逃げ出す。すぐに復活するだろうがとりあえず今逃げられればいい。

「あれか!」

 道の先には墓場らしきものが見える。

「セエエエフっ!」

 逃げ切れたようだ。自分の脚力を褒め称えたい。
 戦えないのでここでできることを探そうと思う。雑用とか雑用とか。
372エンジェルさん:2009/09/18(金) 03:54:09.78 ID:2pTGGfO6O

「契約者! 契約者! これ、どうすればいい? どうすればいい?」
「これ……って足じゃねえか!」

 さっきの着ぐるみの足だ。足だけが浮かんでいるというのはけっこう不気味だ。

「……集めて体作れば?」
「こんな足いらない。いらない」

 きっぱり言いやがった。正直俺もこんなんいらない。

「……とりあえず鞄の中に入れとくか……」

 その辺に捨てるのも不安なので、鞄に入れておいた。
 誰かこれもらってくれねえかな……。



ということで、エンジェルさんの契約者祭会場脱出
墓場に居るので、こきつかうなり情報聞くなり好きにしてやって下さい
そして着ぐるみの足……話の進行に不都合が生じる場合や、単純に欲しいなと言う方は持っていって下さい
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 04:08:10.37 ID:+WZ1dkWa0
エンジェルさんの人乙!
アンサーww 足wwww

そして深夜のテンションのまま書き上げたものを投下するんだぜ!
374騎士と姫君 【宴の幕開け】:2009/09/18(金) 04:11:54.49 ID:+WZ1dkWa0

 走る、走る。
 影を探して、ひた走る。

「はっ、くっ……!」

 すでに息は上がり、普段使われない足の筋肉が悲鳴をあげている。
 浴衣の裾を翻し、ただ彼女は走り続けていた
 後ろを振り返る余裕など当の昔に失せている。
 しかし背後に迫る足音が、振り返らずとも何かが彼女を追って来ている事を明確に告げていた。

 太陽は頂点を過ぎたばかり、まだ陽はさんさんと降り注いでいる時刻。
 そしてこんな時にこそ現れるはずの騎士の姿は未だなく、彼女はたった一人で走り続けていた。
 それもそのはず、今まで彼女のパートナーである首無し騎士が姿を現すのは陽が落ちた闇の中でのみでしかなかった。
 元が死んだ身である騎士にとって、清浄な日差しはその身を焦がす危険な光でしかないのだ。
 その上いかに騎士が強力な都市伝説とは言え、その契約者たる彼女もまた力を手に入れられるわけではなかった。

 都市伝説の性質によっては、確かに契約者本人もまたその都市伝説に由来する力を手にできる事もある。
 しかし首無しの騎士はそういった都市伝説とは全く違う系統のもの――その筋では≪使役系≫、あるいは≪操作系≫などと呼ばれる部類に入る都市伝説であった。
 つまり、彼女が契約によって得られる恩恵は全くないのだ。

 そんな所以で、彼女は陽の光の差し込まない場所を探して走り続けていた。
 以前昼間にそういった都市伝説に襲われた時も、運よく陽が差さない場所にいたおかげで間一髪騎士の助けを得る事ができたのだ。
 ならば今回も影に覆われた場所さえ見つけられれば……それだけを一心に、彼女は足を動かし続ける。

「……あっ!」

 そんな矢先、下駄が段差か何かに引っかかったのか、とたんに膝ががくりと落ちる。
 その拍子に身体は前方へと投げ出され、次の瞬間彼女の身体はアスファルトの地面に叩きつけられていた。
 圧迫された胸から一気に空気が押し出され、一瞬息が詰まる。
375騎士と姫君 【宴の幕開け】:2009/09/18(金) 04:13:18.74 ID:+WZ1dkWa0

 こんなところでつまづいているわけにはいかない、でないと――でないと!

 なんとか震える手をついて身体を起こすが、同時にこちらに駆けて来る足音が耳に入ってくる。
 きっと顔を上げれば、目に飛び込んでくるのは幾人もの黒服の男達。
 確かに祭りの間中にも黒服は目にしていたが、それらとはまったく違う、異質なオーラを纏う彼らを目の前にして彼女はびくりと身をすくませた。
 せめて近くに日陰は……そう願って辺りを見回すが、運悪く彼女が倒れたのは高い建物のない路地の真ん中。
 いつしか彼らはカツカツと靴音を響かせ、ついに男達は彼女を取り囲んだ。

「一体……いったい、なんなんですかあなたたちは!」

 静かに己を見下ろす彼らをにらみつけ、彼女は叫ぶ。
 さっきまでは、確かに町は祭りで賑わっていた。
 それが一瞬空気がざわめいたかと思った次の瞬間、空気は徐々にゆがみ始めたのだ。
 そしてそれと時を同じくして、彼ら黒服たちは次々と現れたのだった。

 しかし黒服達は彼女の叫びを、うっすらと涙を浮かべて睨みつける彼女の瞳にも一切気にも留めないのか、いずれも口を開こうしない。
 無表情に、ただ自らの落とした影に埋もれた彼女を見つめている。
 しかしそれもつかの間の事、遅れて現われた最後の一人が取り囲む輪に加わった次の瞬間、彼らは彼女を捕らえようと一斉に手を伸ばした。

「…………っ」

 己の運命もついにここまでかと、彼女はぎゅっと目を瞑る。
 きっとあの数多の手は、私を掴んでどこかへ引きずり込んでしまうのだ。
 そう思って、身をこわばらせた次の瞬間。

「………………!」

 一陣の風が、吹きぬけた。
376騎士と姫君 【宴の幕開け】:2009/09/18(金) 04:15:58.35 ID:+WZ1dkWa0

「――!」

 ざくりと肉を切る音、そしてばたばたと何かが倒れる音。
 思いもよらぬ音にたまらず目を開けば、飛び込んできたのはたなびくマントと大きな背中。
 そして、抜き放たれた見事な両刃の剣を持つのは。

「――――ホロウさん!」

「………………」

 首無しの騎士は彼女に答えるでもなく、ただ剣を振るう。
 その一振りで目の前に立っていた黒服の首が飛び、翻す刃でもう一人の胸を貫く。
 空気が重い。
 張り詰めた、それでいて肌があわ立つ様な感覚を覚えて彼女はぞくりと身を震わせた。

 ああ、まずい。
 首無しの騎士が、首狩りの騎士に変わる証が解き放たれてしまった。

 首無しの騎士、その姿は見るもの全てに明確な「死」のビジョンを抱かせる。
 明らかな「死」の姿に人々は恐れを覚え、そして不完全な姿の彼は、やがて自らの首を探すだろうという文末を付け加えさせた。
 それが今、首狩りの騎士が撒き散らす≪恐怖≫の正体。
 己に仇なす者の首を狩り尽くすまで、騎士の剣は振るわれ続けるのみ。

 久々に目にした首狩りの騎士の姿を、ただ彼女は眺めるしかできなかった。

 怒りのままに振るわれる剣は次々と彼らの首をとらえ、いつしかそこに立つのは首無しの騎士のみであった。
 やがて黒服たちが完全に塵となったのを確認すると、彼は静かに剣を納めて振り返る。

377騎士と姫君 【宴の幕開け】:2009/09/18(金) 04:17:12.88 ID:+WZ1dkWa0

「よ、よかったあ……でもホロウさん、一体どうやって……」

 重い空気が緩んだのと同時にほっと安堵の息をついた彼女は、そこではたと思い出す。
 もうだめだと目をつむる瞬間、己に落ちていたのは……。

「ま、まさかあの影から?」

「…………」

 その通り、と言うかの様に騎士はぽんと彼女の頭に手を置く。
 たったそれだけの動作に、彼女はようやく心からほっとする事ができたのだった。

「……って、ホロウさん! ここ、今は影が……!」

 そう、黒服たちがいなくなった今、ここは完全に日が照りつける屋外である。
 慌てて彼女が騎士の身体に目をやれば、そこかしこにまるで焦げた様な黒ずみの後がぽつぽつと見受けられる。
 それはゆっくりと、しかし確実に広がり続けている。

「だ、ダメですよホロウさん! 戻ってください、でないと……!」

「…………………………」

 そう彼女が口にすると、途端に空気が重くなる。
 いつもならばここで彼女が折れているのだが、今ばかりはそういうわけには行かない。
 騎士としてはなんとしても彼女のそばにいたいのだろうが、それを望めば彼が消えてしまうのは明白だった。

378騎士と姫君 【宴の幕開け】:2009/09/18(金) 04:20:01.67 ID:+WZ1dkWa0

「この辺りにいた連中はあらかたホロウさんがやっつけてくれました、だから大丈夫です! 戻ってください!」

「………………………………」

 きっぱりとそう告げても、騎士は動こうとしない。
 その間にも、黒い焦げがまた一つ、鎧の上に現われて。

「お願いです、ホロウさん……ホロウさんが消えてしまったら元も子もないんです。あれを倒せるのは私じゃ無理です、だから、戻ってください。
 私……ホロウさんに消えて欲しくないんです…………」

 己を優しく撫でてくれる手にすがり、心からの願いを口にする。
 騎士がいなければ、今のこの町で生き残ることはおそらく……いや、確実に無理だ。
 その為には、今は何としても騎士に戻ってもらわねばなかった。
 それと同時に、騎士が消失するという事を思い浮かべると途端に胸がざわついた。

 彼には消えて欲しくない、それもまた紛れもない彼女の願いだった。

「…………」

 ぽん、と再び頭をなでる感覚を覚えた次の瞬間、目の前がぱっと明るくなった。
 さっきまで己に影を落としていた存在、騎士はようやく説得に応じてくれたのだと気づき、彼女は先程よりさらに深いため息をついたのだった。


<To be...?>

深夜のノリで書いた。
初の戦闘シーンめっちゃ楽しい。

というわけで、遅ればせながらホロウさん参戦なんだぜ!
文章中書くの忘れたけど、この時点で彼女がいるのは北区と南区の間ぐらい・・・つまりは真ん中?
この後の予定としては自宅のある東区へ目指すつもり。
しかし黒服がいる地点を避けながらなのでおそらくかなり回り道を強いられることになりそう。

ホロウさん、無茶させてみた。
そして撒き散らす恐怖、解禁。
でも実際奇形たちに自我と言うか、精神がなさそうなので利いてなさげっていう・・・まあこれが放出されると、ホロウさんは完全戦闘モードです。
でも前に設定で出した「半径500m」はやりすぎた。桁違うだろうっていう。
なので今回「半径50m」に修正するんだぜ。
詳しくはwikiの「騎士と姫君」設定をチェックだ!

さて、なんか変なテンションになってきたのでここらで退散します。
最後に、こんな文章読んでくれてありがとん!
皆、夢の国に負けずにがんばれええええ!!
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 05:53:58.35 ID:g2XKgUAx0
皆さま乙!
各キャラい場所
・チャラ男:ただいま北区あたりにて、あちこち走り回っております
・かごめかごめ:東地区
・ハーメルン:南区のビル街
・将門・キャリアウーマン:西区の一角
・はないちもんめ:東地区
・エンジェルさんの契約者:祭会場脱出、墓場に居る
・騎士と姫君:北区と南区の間ぐらい・・・つまりは真ん中?この後の予定としては自宅のある東区へ目指すつもり。
しかし黒服がいる地点を避けながらなのでおそらくかなり回り道を強いられることになりそう。
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 06:28:58.59 ID:g2XKgUAx0
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 06:55:24.67 ID:g2XKgUAx0
行ってくるほ
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 06:58:04.61 ID:4Xy6Ppk7O
おはよう
>>362

クロス感謝!
何だか面白い事になってるなwww
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:08:26.89 ID:p5pWa54LO
保守がてら投下しようと書いてみたが初めてなので勝手がわからん

とりあえず保守
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:16:13.66 ID:t5LfZp1G0
おはよう
早速だけど
うちの子が人間やめちゃったんでこちら誰かにプレゼントしますね?

つ「数量限定"伝説大帝レジェンダーR"等身大フィギュア(プレミア品)」
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:17:01.28 ID:vaM1vGYX0
キャラ設定だけとかダメ?
保守
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:23:41.81 ID:t5LfZp1G0
>>386
それだけでも全然おkだぜ!

設定だけでも投下すれば誰か使ってくれるしね!

俺?俺は…ごめん無理うちの子が人間やめたから
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:25:11.03 ID:9UcJP7ToO
>>384
某遊園地の都市伝説が町を襲撃中。この期に契約者になるのもありかも?
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:29:02.61 ID:NUBiaKj1O
もう開戦しちゃったのかよ・・・
前スレもまだ見れてないし、参戦しそこねそうだぜ
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:57:48.21 ID:9UcJP7ToO
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 07:58:20.55 ID:vaM1vGYX0
都市伝説を殺す為に『切り裂きジャック』と契約した少女

名前:虎野華憐(とらの かれん)
出身:不明
年齢:19
容姿:クセっ毛で金髪、黒のタンクトップ、ジーンズに革の長靴
身長:178cm
スリーサイズ:B78 W52 H71
体重:49kg
性格:クールで口数は少ない、無駄な事を嫌う



切り裂きジャックのナイフについて

そのナイフを持った者はジャックの怨霊に憑かれ、やがては死に至るというモノ
華憐もそのナイフを手にし、憑かれそうになったが、持ち前の精神力と気迫で怨霊を平伏させる。
ナイフは完全に華憐のモノになり、実質『契約完了』となる。

生前のジャックと同じ状況下で出くわした時、『虎野華憐』の意思は一時的に死亡し
血も凍る殺人鬼『切り裂きジャック』となる。(容姿の変化は一切無い)
ジャックとなった時の言動は著しく変化し、視界に入った動植物を殺すまでは元に戻らない。



拙稚な文章でごめん、とりあえずこんなん
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 08:12:03.01 ID:p5pWa54LO
>>388
なるほろ把握

393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 08:38:13.18 ID:N9oCvMSwO
>>391
文章うんぬんの前に
びっくりするくらい気持ち悪い設定だな
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 09:48:44.28 ID:p5pWa54LO
保守
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 10:10:55.44 ID:Jod0DcTW0
おはよー!!皆様乙ーーーー!!!


っちょ、はないちもんめの家がwwwww
…が、これは、もしや…受電したものの、使うかどうか悩んでいた電波を使ってもいいと言う神のお告げか…!?
396小ネタ:2009/09/18(金) 10:35:22.70 ID:Jod0DcTW0
「………」

 彼女は、タロットカードの店であるテントの中で、静かに佇んでいた
 目を閉じ、集中する

「…あぁ、「夢の国」。悪夢に囚われた子…どうか、目を覚まして…」

 祈るように、そう呟く
 愛しい人は、その中枢へと向かっているようだ
 …あの人と契約した人間2人は、大丈夫だろうか?
 しかし、自分はここを動けない
 …動くわけにはいかない

 四角錘の形のテント
 それぞれの角と、占いをするための台の下には、少し大きめのパワーストーン

 右上にオニキス…災いさけるお守り石
 右下にオブシディアン…魔よけの効果を持つ石
 左下にセレスタイト…平和の象徴・お守り石
 左上にターコイズ…これも、災い避ける石
 そして、中央にモルダバイト……他の石のパワーを最高値まで高める石

 五つのパワーストーンが、テントに結界を張る
 悪夢に囚われた「夢の国」を拒む結界を

「…えぇ、わかっています。逃げてきた方がいらしたら、あなたたちのところへ誘導しますね」

 ここにはいない誰かたち
 その声を、彼女は確かに聞いて…小さく、頷いたのだった
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 10:36:38.89 ID:Jod0DcTW0
パワーストーン契約者、テントなお店に結界張って待機中
「夢の国」から逃げてきた人がテントに入り込んだら、そのまま「夢の国の地下カジノ」まで逃がす心意気です

もし、万が一、「夢の国」に結界を破られて中に入り込まれたら…
彼女は、自分の力は所詮そこまでだったのだと、自分の人生を静かに諦め、死を受け入れるでしょう
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 10:57:26.21 ID:+WZ1dkWa0
乙!
占いテントは前回北区寄りで出した気がするから、ピンチな人は逃げ込むんだ!
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 11:17:21.99 ID:Msv1Lc20O
やる気なさげな黒服も戦わせたいけど戦闘描写なんて分からない!
武器はハンドガンってことしか決まってない!
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 11:19:30.54 ID:Jod0DcTW0
>>399
そのハンドガンの性能は決まってる?
黒服Dが持ってる奴みたく光線が出るとか
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 11:23:17.85 ID:Msv1Lc20O
>>400
サイレンさー付きの普通の拳銃のつもりだったけど特にきまってない

でも射撃なら何でも上手い設定だから問題無い
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 11:30:09.12 ID:Jod0DcTW0
>>401
あいあい、了解っす!



「……来ちゃったね」

 面倒だなぁ、と青年は呟く
 …ごぽり
 青年が、足元に置いてあったコーラのペットボトル。それらの蓋は全て開いていて
 …そこから溢れ出すコーラが、青年にゆっくりと近づいてきていた「夢の国の黒服」たちを飲み込んだ
 たまたま、周りに一般人がいないのをいい事に容赦なしである
 …しかし

「っ!?」

 背後に迫る、気配
 −−そちらからも来たか!?
 青年は、コーラをそちらに向けようとして…

 −−−−−どさっ

「あれ?」

 青年が、攻撃するよりも先に
 彼の背後から近づいてきていた「夢の国の黒服」は、倒れた
 頭には、何かで撃ち抜かれた痕があり……その死体は、初めから何もなかったかのように、消えていく
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 11:33:23.55 ID:Jod0DcTW0
「とうとう、「夢の国」が動いたみたいだね」
「そうみたい」

 銃を持ったその黒服に、青年は笑いかけた
 どうやら、この「夢の国の黒服」は、このどこかやる気のなさそうな黒服が仕留めたようである

「…君は、ここから移動しないの?」
「だって、兄さんからあんまり離れる訳には行かないから」

 やる気のなさそうな黒服の言葉に、青年はそう答えた
 …そうだ
 お化け屋敷には、自分の兄がいる
 ……だから、これ以上離れる訳にはいかない

「助けてくれて、ありがとうね。もし、僕の目の前でピンチになってたら加勢するから。
 兄さんから離れすぎない程度に」
「…うん、あの真面目な黒服から聞いていた通りの、兄以外はどうでもいいと言う救いようのないブラコンヤンデレだね」

 やる気のない黒服のその言葉に、青年は首をかしげる
 ……兄の事以外どうでもいいことが、何かおかしいのだろうか?
 青年には、それがわからない

「それじゃあ、死なない程度に頑張ってね」
「まぁ、お互いにね」

 青年の言葉に、やる気のない黒服は肩をすくめて、ここから離れていく
 青年は、その姿を見送って…新たにコーラのペットボトルの蓋を開けると、足元にそっと設置したのだった


fin
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 11:35:48.25 ID:Jod0DcTW0
戦闘描写なんてわからないとの事で、カっとなって軽く戦闘させた
が、対して参考にならないものしか書けなかった
やる気のない黒服の人、申し訳ないorz


とまれ、ヤンデレ弟、「夢の国」の侵攻が開始しても、北区お化け屋敷近くから動きません
目の前に敵がきたら迎撃態勢
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 11:38:41.65 ID:Msv1Lc20O
ちょwww作るの早えwww
ありがとうwww
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 12:00:59.03 ID:Jod0DcTW0
>>405
あんなもんでも喜んでいただけたなら幸い
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 12:52:27.39 ID:3cPHMPzbO
人魚姫ってマスコットありましたっけねぃ?
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 12:56:18.17 ID:JCZ5WiHoO
昨日夜は早く寝てスレを見なかった結果がこれか!

連休一日目も予定あるし参加できなきゃ運が悪かったと諦めよう
ただ、これは言いたい



もうやめて学校町のライブは0よ!

さて、夜に暇ができればいいが・・・
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 13:21:50.19 ID:2pTGGfO6O
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 13:22:38.45 ID:Jod0DcTW0
>>407
人魚姫は、マスコットと言うより女性が演じてなかったっけ?白雪姫とかシンデレラと一緒で
とりあえず、その手のプリンセス陣は「夢の国の地下カジノ」の方に居て、「夢の国」の方に飲み込まれていないイメージだったが…
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 13:30:42.51 ID:Jod0DcTW0
>>407
あ、ちなみに
人魚姫ってかリトルマーメイドって言う作品のマスコットは、って意味でいえば…
セバスチャン(ザリガニ)って、マスコットで着ぐるみになってたっけ??

ディ○ニーランドに行ったのなんて幼稚園に入る前の話だから古い着ぐるみしか覚えてないし資料もない
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 13:32:27.22 ID:Msv1Lc20O
人魚姫って聞いてなんか人魚が地面でピチピチしてる絵が頭にうかんだ
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 13:51:08.56 ID:Jod0DcTW0
ピチピチしてるのはかぁいいな
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 13:58:49.29 ID:3cPHMPzbO
>>410
なんてこった……
貴重なおっぱいが。
くそぅ、やむを得ないか。

>>411
ザリガニかぁ……
ありがとう、書き直してみるよ。

>>412
低空を泳いでる描写を入れてたけど、よく考えたら所詮マスコットなんだよね。
大地を蛇のように這い進む人魚姫。なにそれ怖い。
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 14:01:27.75 ID:Jod0DcTW0
>>414
>貴重なおっぱいが。
何…だと…
まさか、人魚姫におっぱいポロリをさせようと


…あれ?
こんな真昼間にお客さんなんて誰かな
416花子さんと契約した男の話:2009/09/18(金) 14:19:22.90 ID:Jod0DcTW0
 ……空気が
 会場の空気が…どこか、変わったのを
 俺は、確かに感じた
 花子さんもそわそわしだし、妹と、妹がポケットに入れている手鏡にいる鏡婆も、落ち着かないようだ

(どうする…!?)

 夢の国が動き出した
 俺も、花子さんと一緒に行動すべきか?
 だが…俺達に、何ができる

「どうしたの?」
「あ、いや…」

 お袋に声をかけられて、誤魔化す
 …両親には、この事態を知ってほしくない
 知られるべきではない
 ……都市伝説が実在する事なんて、知らない方がいいに決まっている
 俺の様子に、お袋は小さく首をかしげて
 そして、微笑みながら、こう言ってきた

「気になる事があるのなら、行ってきなさい?」
「あ、でも…ここ、手伝ってた方がいいだろ?」
「大丈夫よ。今日は、組の人がもう少し、手伝いにきてくれるから」

 やんわり、微笑んでいるお袋
 俺を、真っ直ぐに見つめてくる
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 14:20:58.21 ID:G3So5JAoO
便所飯とも戦うの?
418花子さんと契約した男の話:2009/09/18(金) 14:22:16.05 ID:Jod0DcTW0
「私たちは大丈夫。だから………行って来なさいな」
「………」

 …お袋が大丈夫、と言っているのは、家で出している屋台の話の事、の、はず
 けれど、気のせいだろうか
 −「夢の国」がやってきても大丈夫、と
 そうとでも、言っているように聞こえた

「…わかった」

 俺は、頷く
 家族の事も心配だけど…祭に来ているであろう、クラスメイトたちも、心配だ

「…悪い、ここは任せたぞ?」
「わかった」

 こくり、妹は頷いてくる
 家族の事は妹に任せ、俺は花子さんと共に、祭の会場へと飛び出す

「…花子さん」
「うん、いるの。一杯一杯いるの」

  「夢の国」
 その勢力が、街中に広がっていると言う
 …くそ、クラスメイトが巻き込まれていない事を祈るしかない!

 人波を掻き分け、俺は花子さんと一緒に走り続けた
419花子さんと契約した男の話:2009/09/18(金) 14:24:41.34 ID:Jod0DcTW0

「はぁ………っ!!」

 何?
 これは、何なの?
 私は、お祭の会場に来ていたはず
 でも、みんなとはぐれてしまって…
 ……気が、ついたら
 周囲に、黒い影がたくさんいた
 たくさん、たくさん、たくさん
 その奥に……まるで、夢の国にいるような、マスコットの姿が見えて 
 何故……この街に、そんなものが!?
 異様なその光景に、私は逃げ出す
 けれど、それらは追いかけてきて

 ……追いつかれる!!

 ぬぅ、と、死神のような、その真黒な手が
 私に伸びてきたのを…確かに、自覚した



「………え?」

 …あれ?
 気がつくと…黒い影も、マスコットも、消えていた
 …どう言う事、だろう?
420花子さんと契約した男の話:2009/09/18(金) 14:26:38.98 ID:Jod0DcTW0
「逃げ……られた……?」

 ぺたり、座り込む
 アレは、一体何だったのだろう
 わからない、わからない
 ……ただ

「−−−−−君?」

 …クラスメイトの
 最近、少し気になる彼に……助けられたような
 そんな錯覚を、私は確かに、感じた



「……よし」

 俺は、ほっと息を吐いた
 何とか、委員長を逃がす事はできたようだ

「けーやくしゃ…」
「あぁ…」

 「夢の国」、そのマスコットと黒いパレード
 不良教師から聞いたとおりだ
 こいつらが…敵か
 大きな耳に大きな目の愛らしいマスコットが、真黒なパレードを率いている
421花子さんと契約した男の話:2009/09/18(金) 14:29:33.28 ID:Jod0DcTW0
 …幸い、仮設トイレ近くまで、相手を引き寄せる事ができた
 あたりに人目なし
 ……戦える!

「花子さん!」
「うんっ!!」

 ばんっ!!
 仮設トイレの扉が開く
 そこから、ごう!!と水が溢れ出した
 激流が、パレードを飲み込んでいく

 しかし、飲み込まれても、飲み込まれても
 再び、どこからかパレードは現れてくる
 一体、どこから現れるのか 
 わらわらわらわらわらわらわらわら
 一向に、減る様子がない
 花子さんの攻撃だけじゃ…駄目なのか?

「…せめて、こいつらをここに引きとめ続ける事だけでもできればいいんだが…」
「みー!他の人達を襲わせないの!!」

 さぁ、「夢の国」
 お前たちの好きになどさせるものか
 俺達は、お前らなんかに屈っしはしないからな……!!


422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 14:31:49.78 ID:Jod0DcTW0
花子さんの契約者、北区のどこかにて、仮設トイレの近くでス○ィッチのパレードと遭遇
しかし、完全なテリトリーとも違うし、勝つ事ができずよくてこう着状態が続くでしょう

誰かが加勢に来てくれたら喜ぶが、来なかったら作者責任で自キャラの誰かを向かわせるんだぜ
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 14:50:17.92 ID:Jod0DcTW0
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 14:51:27.03 ID:+WZ1dkWa0
花子さんの人乙!
思った以上に侵攻激しいなあ・・
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 15:14:16.51 ID:Jod0DcTW0
>>424
マスコット(着ぐるみ)の数だけパレードがいると思うと、えらい数になるしなぁ
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 15:20:20.83 ID:NUBiaKj1O
>>422 今晩あたりまで誰も行かなければ、女王様を向かわせるかも
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 15:23:42.52 ID:+WZ1dkWa0
そういやヴィランズ(悪役)って出てないよな・・あれも着ぐるみあった気がする
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 15:41:38.36 ID:Jod0DcTW0
>>426
wktkしてる
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 15:46:43.75 ID:ty6KERLHO
夜まで
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:00:54.82 ID:+WZ1dkWa0
投下するんだぜー
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:04:17.72 ID:Jod0DcTW0
支援を開始する!!
432騎士と姫君 【ラビリンス】:2009/09/18(金) 16:05:14.11 ID:+WZ1dkWa0
 学校町、どこかの路地。
 陽は依然として高く、さんさんと輝いている。
 時折遠くから雷鳴が轟くのが聞こえるものの、それを除けば素晴らしい秋晴れ。
 いつもであればとても気持ちのよいはずの日和なのに、今日ばかりはそれがどうしてもうらめしく思えてしまう。

「はぁっ、はぁっ……ふう」

 騎士が黒服を一掃してからというもの、幸いにも再びあの男達に出くわす事はない。
 立ち止まって息を整える程度の余裕も出てきた。
 そうしてひとまずは東区の自宅へと急いでいるはず、だったのだが。

「北区、二丁目……」

 ふと目に入った電柱に貼られた住所の青い札を読み上げた途端、思わずがくりと膝をつきたくなる。
 おかしい、確かに自分は東区への道を進んでいたはず。
 初めこそ黒服に散々追い掛け回されはしたものの、あの時はまだ現在位置がわかっていた。
 この道を曲がれば自宅への通りに出られると思い家路を急いでみれば、目の前に広がるのはまったく見覚えのない路地ばかり。
 一瞬戻ろうかとも迷ったのだが、また後ろに黒い集団が迫っているかもしれないと思うとそれもためらわれた。
 そうして半ば意地になって進み続けた結果、気づけば景色はどんどん自分の知らぬものばかりになっていた。

「こ、これは……まさか……」

 ぐっと手にした巾着の紐を握り締め、深呼吸一つ。
 信じられない、決して信じたくはないけれど、この状況を表すならそう。

「私、迷子……?」

 どこともわからぬ路地に、冷たい秋風が吹き込んだのだった。

<To be...?>

契約者、迷子になるの巻。

というわけでうちに帰るつもりが、なぜか激戦区に来てしまった模様。
今まで散々気をつけていたのに、ここに来て完全に現在地を見失いました。
誰か、拾ってやってくださいw

ここまで読んでくれてありがとん!
この先の展開にwktkが止まらないんだぜ・・・!
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:08:04.71 ID:Jod0DcTW0
迷子かwwwww
頑張れプリンセス!!
435小ネタ:2009/09/18(金) 16:11:18.62 ID:Jod0DcTW0
「……?うー?」

 てちてちてち
 一人、歩いていた少年
 前方に…見覚えのある、女性が一人
 てちてちてち
 少年は、恐れずに近づいていく

「……うー!お姫様のおねーちゃん!」
「え?」

 きょとん、と
 声をかけられた女性は、少年を見つめてきた
 そう、以前、少年が日焼けマシンの契約者とはぐれた時、助けてくれた女性だ
 てちてち、てちち
 少年は駆け寄っていく

「うー!また会えた!うーうー!」
「あ、あの時の…」

 女性も、少年のことを思い出したらしかった
 うーうー、無邪気に駆け寄ってくる少年を見つめ…はっ!としたように、慌てて言ってくる

「あ、あなたは、黒い人達と会っていないの?」
「くろいひと?……うー??」

 かくん
 少年は、首をかしげる
436小ネタ:2009/09/18(金) 16:14:24.62 ID:Jod0DcTW0
 黒い人って、どっちの事だろう?
 「組織」の黒服?それとも、「夢の国」の黒服??
 少年が首をかしげた様子を見て、女性は、少年が「夢の国の黒服」と遭遇していないのだ、と判断したようだ
 ほっとしたような表情を浮かべて…が、すぐに慌て出す

「あ、ど、どうして、また一人で…もしかして、迷子?」
「うー。違うよ。今日は僕一人だよ」

 そう、今日は一人で歩いていた
 道は…何となく、だけど覚えているし
 迷子じゃない

「おねーちゃんは?」
「え?」
「おねーちゃん、きょろきょろしてた。うー」

 …少年に、言われて
 う、と女性は困ったような表情を浮かべてきた
 ……どうやら、女性も道に迷っているらしい

「……と、とにかく。一人じゃ危ないですよ」
「あぶない?うー??僕、危なくないよ」

 危なくなんかない
 きっと、自分は大丈夫なのだ
 少年は、それを確信している
 怖いものなんて、何もないのだ
437小ネタ:2009/09/18(金) 16:17:15.77 ID:Jod0DcTW0
 もし、万が一、どうしようもない事態に陥ったとしても
 きっと、将門様が助けてくれる
 将門様じゃなくても、「首塚」の誰かが、きっと助けてくれる
 少年は、そう信じて疑っていない
 どこまでも純真に、少年は「首塚」組織の、家族のような仲間たちを信じている

 …しかし
 少年のそれは、事情を知らぬ者から見れば、無知ゆえの怖いもの知らずにしか見えないだろう
 事実、目の前の女性も、そんな風に感じたようだ

「と、とにかく…一緒に、行きましょう。怖い人に見付かったら、大変ですから…」
「うー?怖い人くる?うーうー」

 きゅ、と
 少年は、女性と手を繋いだ
 二人一緒に、歩き出す

「………大丈夫。怖くなんかないよ……きひひっ」
「え?」
「うー??」

 かくん
 無気味な笑いは、すぐに消えて
 不思議そうに見つめてきた女性に、少年は首をかしげて見せるのだった


to be …?
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:18:34.93 ID:Jod0DcTW0
えー…早速ですが、騎士と姫君の人に焼き土下座っ!!orz
拾ってやってください、との事で早速遭遇させてみました……が、どう見てもダブル迷子です、ありがとうございました
少年、気まぐれにてちてち移動してたんで、実は現在位置ちっとも把握できてません
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:21:13.03 ID:+WZ1dkWa0
ぬお、すばやい反応ありがとん!
大丈夫、一人より二人の方が心強いんだぜwww
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:30:08.94 ID:Jod0DcTW0
>>439
実は、秋祭り二日目にコアラ少年を姫君と再会させたいなーってもくろんでいたのでちょうど良かったりww
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:38:50.33 ID:3cPHMPzbO
早く来い来い夕暮れ時。
今はおやつ時ぐらいかしら。
ザリガニが誰かにブチのめされてませんように。
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:48:52.60 ID:aKwfOK47O
PCさえ使えればすぐにでも魔弾がかけるのに悔しいです!
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:53:24.05 ID:Msv1Lc20O
迷子は迷子を呼ぶ法則
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:59:19.80 ID:JCZ5WiHoO
迷子ふたりとか助けにいきてぇ・・・
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 16:59:56.92 ID:Jod0DcTW0
>>444
さぁ、助けに行くんだ!
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 17:21:40.80 ID:Jod0DcTW0
みゅ
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 17:28:22.51 ID:JCZ5WiHoO
携帯からじゃ書きにくいからなぁ


パソコン使えたら拾いたい
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 17:47:26.93 ID:Jod0DcTW0
もやもやと色んな想像だけが浮かぶ
夜にもうちょっと形に出来ればいいんだが…
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 18:07:04.40 ID:Jod0DcTW0
終わらない更新作業に絶望しつつ夕飯作ってくる
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 18:07:16.33 ID:Msv1Lc20O

 前へと進み続ける迷子

 立ち尽くす迷子

 後ろへ引き返す迷子


   迷子達は惹かれ合う
     The Lost
451魔弾と狼少女:2009/09/18(金) 18:09:28.22 ID:ocnl9a9g0
【タイトル省略しました      秋祭り初日のほのぼのは今は省略します 後々ゆっくり書くつもりです】

ちょいと幼児あるので1レスのみ or2
秋祭りですよ
「ついに夢の国が動いたよ!死ぬか夢の国倒すまでゆっくりしていってね!」
なんて連れの黒服がさらっと縁起でもないことを言ったので高熱をもった銃身を黒服に押し付ける
「あっつ!熱いってレベルじゃねーぞ!!」
「やかましいわ!無駄口叩く暇あるなら少しでも手伝え!」
「俺もう銃の弾ないっすよサーセンwwww」
「こいつ弾丸にして飛ばしたらどのくらい飛ぶと思う?」
「さぁ?・・・10m飛んだらいいほうだと思いますけど」
「ちょwwww俺の扱いテラヒドスwwww 女子にも嫌われたwwwww」
現在この俺&狼少女&足手まといは夢の国を相手に少しずつ進軍中である。
L4D並の夢の国の黒服のラッシュにブティックで少しずつ目的地を目指しているのである。
「支援ください!」
敵との最前線で戦う少女の支援要請に自分は対物ライフルの引き金をためらうことなく何度も引いた
打ち出された弾丸は少女に当たることなく回りの敵を抉る
もはや感謝の言葉を言うほどの隙もない
ただ支援を要請し、弾丸を撃ち、黒服をいじめる、この動作しかしていない気がする
目的地は学校町に描く五芒星の中心にあるという学校
まずはここに着いてから他のことを考えよう・・・・

同時刻 魔弾の少年の家にある自室の机の上にある一枚の紙が少しばかり光り、そして何事もなかったかのように消えた

to be continue・・・
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 18:14:12.52 ID:Msv1Lc20O
>>451
その省略のしかたは死亡フラグのにおいがする
453東京の(ry:2009/09/18(金) 18:27:33.72 ID:t5LfZp1G0
こんばんは

えっと、秋祭り終了後にこっちのタイトルで投下するんだけど

今までに俺が書いた文章欲しいなぁーって物好きな人どれくらいいる?
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 18:28:51.66 ID:ocnl9a9g0
>>452
まじっすか
今のところ誰か死ぬ予定はないけどw
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 18:29:41.93 ID:p+2Hz3AHO
俺よりアホなやつは


かかってこい!!!
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 18:55:49.70 ID:5C7l+BugO
はーなーこさ〜ん、あーそびーましょー
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 19:12:09.22 ID:2pTGGfO6O
だが断る
458東京(ry:2009/09/18(金) 19:26:17.06 ID:t5LfZp1G0
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 19:30:58.98 ID:lOP1oVjCP
そういえば学校町の総人口って大体、何人ぐらい?
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 19:31:45.15 ID:8Bq/SfSk0
ごちそうさまっしたーただいまー
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 19:39:03.70 ID:8Bq/SfSk0
>>451
魔弾の人乙ー!
ノリのいい黒服だな、本当wwww
462小ネタ:2009/09/18(金) 19:42:39.76 ID:8Bq/SfSk0
『えいっ!!』
『内臓ボンバーっ!!』

 お化け屋敷の一室
 そこにて、「夢の国の黒服」との戦闘が開始されていた
 骨格標本と人体模型が、奇形の黒服たち相手に応戦する

「………」

 彼は、タバコを咥えたまま、少し下がって、その様子を眺めていた
 …このお化け屋敷の傍には、弟がいる
 どこから入り込んだか知らないが、このお化け屋敷の中にも入ってくるくらいだ
 恐らく…弟も、応戦していることだろう

「……死ぬなよ」

 ぼそり、呟く
 そんな彼の背後から、奇形の黒服が手を伸ばし…

 −−−−−−ざんっ!!と

 その手が、何者かに切り落とされる
 続けて首も切り落とされ…奇形の黒服は、掻き消えた

「………」

 …首筋をさする
 今日は、あの気配が随分と濃い
 これは、つまり…
463小ネタ:2009/09/18(金) 19:45:59.87 ID:8Bq/SfSk0
「…俺は、いつ殺されてもおかしくない、ってか?」

 …まぁ、そうだろう
 この混沌とした状況の中、人体模型と骨格標本がいるとは言え、ほぼノーガードで突っ立っているのだ
 いつ、殺されてもおかしくないのだ

 ……だが
 それをわかっていながら、彼はこうして、敵をひきつける
 彼を殺そうとする者たちを、何者かが切り捨てていく

 今は、ここにいないはずの何者か
 それが、彼を死なせないために迎撃する

「…獲物は他の奴に渡さない、ってか」

 小さく、舌打ちする
 まったく、執念深い事だ
 首筋をさすりながら、彼は呟く

「……まぁ、いい、そっちがその気なら……その日が来るまで、俺はお前を利用するだけだ」

 その日が、そう遠くない事はわかっている
 …だから、こそ
 俺を殺しにお前が来る、その時まで…俺は、お前を利用し尽くしてやろう
 そして、俺を殺しにきたお前に、俺は殺されはしない

 短くなったタバコを握り潰し、彼は新たなタバコを取り出し、火をつけるのだった
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 19:47:10.95 ID:8Bq/SfSk0
北区お化け屋敷内にて、「夢の国の黒服」数名進入中、人体模型と骨格標本が撃退しています
不良教師はただ突っ立っているだけですが、何者かがオートガードしているようです

お化け屋敷にお立ち寄りのお客様は、内臓ボンバーに巻き込まれたり、それを見て気絶なさらないよう、お気をつけ下さいませ
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 19:48:40.90 ID:t5LfZp1G0
不良教師乙っしたー!

はあ…、投下しなくなってから結構暇なんだぜ…
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:02:30.75 ID:8Bq/SfSk0
>>465

1 蜘蛛の人で何か書く
2 いっそ新キャラを展開してみる
3 単発で何かババンと書いてみる

選択肢はいくらでもあるんだぜ!
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:10:29.33 ID:eESdpDI90
皆乙ー!!

>>後あんま町を壊すのは、め
正直スマンカッタ
反省はしている

>>…が、これは、もしや…受電したものの、使うかどうか悩んでいた電波を使ってもいいと言う神のお告げか…!?
神のお告げですね
存分に使ってください
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:15:09.92 ID:8Bq/SfSk0
>>467
>神のお告げですね
>存分に使ってください
いいのかww
よし…この電波に忠実に生きよう
だが、まずは全ては祭が終わってから…!
469ギザ十:2009/09/18(金) 20:34:41.17 ID:lOP1oVjCP
昨日の続き、投下させていただきます。


暗い暗い、暗黒の空間をまるで漂うように浮かんでいる僕。
死んでしまったのだろうか?
あの悪夢のような老人に止めを刺され、僕は消えてしまったのだろうか?
まだ死にたくない、まだ消えたくない。
僕を助けてくれた恩人の、僕に力をくれた友人に、まだまだ恩を返せていないというのに。
それに…
「まだ会えてもいないのに……死にたくないよ、花子さん……」
そう呟いた、僕の前に突然、小さく儚げな光が舞い降りる。
暖かい、まるで傷ついた僕を癒してくれるような、その光。
心が繋がるように、魂が惹かれるように感じる、まるで今まで失っていた半身と
ようやく再会出来たような、そんな不思議な感覚。
まさか、これって……
「……花子、さん?」
その僕の問いかけに、目の前の光から頷いたような気配を感じる。
ああ、やっと、やっと会えた……
でも、やっと会えたというのに、僕はもう……
ごめんなさい、全然適わなかった、僕がどれだけ頑張っても、敵に全く歯が立たなかった。
万全の体制で迎え撃った相手は、僕の実力なんて軽く凌駕する化け物だった。
あんな相手には勝てない、負けて当たり前だ、どれだけ努力しても、今の僕には勝てない。
せめて、僕にも、あれほどの強大な力を手に入れる事ができ…「あまったれるな、このウジ虫」
暗闇の中、項垂れて後悔と自虐に押しつぶされそうになっていた僕の耳に、
僕を元気づけようとする幼い少女の可憐な声が聞こえ…あれ、何か僕、台詞を聞き間違えた?
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:35:31.61 ID:8Bq/SfSk0
ギザ10の人支援!!
471ギザ十:2009/09/18(金) 20:35:54.83 ID:lOP1oVjCP
「聞き間違えてなんかいないわ、この豚野郎、初めて会えたっていうのにグチグチグチグチ、言い訳がましいったらありゃしないわね」
おかしい、僕の耳が死にかけた事によって変になってしまったのだろうか、と言うかそうであって欲しいです、あそうかきっと夢だこれ。
あまりにも、僕の想像をかけ離れた花子さんに、僕は現実逃避を始めるが、目の前の、次第に輪郭がハッキリし出した花子さんがそれを許さない。
「夢じゃないわよ、事実は事実と受け止めなさいカス、ああ、でも、この空間が現実という訳でもないの、ここは私と貴方の精神世界、
 気を失った無様な貴方に何とか干渉出来ないかと四苦八苦した結果が此よ、まったくまだ産まれてもいない私にこんな無茶させないで欲しい物だわね、この宿六」
「まだ、産まれていない……」
「そ、残念だけど、まだまだ都市伝説として知名度が低いから、それでもこうして自意識を手に入れられたのは貴方のお友達が、私の噂をインターネットでばら蒔いてくれたお陰ね」
僕の友達……インターネット……その言葉を聞き、脳裏に思い出す「携帯で某大手掲示板サイトに何かを書き込む彼の姿」
僕の為に? 彼は「僕の花子さん」の噂話を根気よく広め続けてくれていたということ?
不意に、涙が出る、何度彼に救われればいいのだ、まだ一度だって恩を返せていないというのに。
彼を助けたい、彼の成すことの手助けがしたい。
あの偽悪的な僕の友人を、でも本当はとても優しい彼のことを僕は助けたい。
その為にも、その為にも、もっと力が欲しい!
「力なら、とっくに持ってるでしょ」
力を求め慟哭する僕に、花子さんが静かな声音で言う。
「貴方は既に力を持っているはずよとても強い力を、自分の心の中をよく見て、私はいつでも貴方と繋がってる」
その言葉が、何故か僕の心の中にストンと自然に入り込んでくる。
いつでも花子さんと繋がっている、僕の側にいてくれている、それだけで僕は、どれだけでも無限に力を出すことが出来る!
「花子さん、ありがとう! 君のお陰で、僕はもう一度戦えるような気がするよ!」
そう、叫ぶ僕に、目の前の花子さんは、「正解」と言うようにニコリと笑ってくれた気がした。

暗転。

視界の前に砕けたアスファルトの破片が見える、倒れた僕と敵である黒服の老人の間に立ちふさがるように立つ人影が見える。
「む、気がつきましたか…」
頭上から掛けられる声に、ズキズキと痛む頭を振り立ち上がる。
そこには何故か、頭頂部を太陽の光に爛々と反射させて全裸で仁王立ちする漢の姿が存在した。


続く
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:36:57.33 ID:8Bq/SfSk0
乙ー!!
っちょwwww素敵な性格の花子さんだなwwwww

そして………き や が っ た wwwwwwwwwwwww
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:38:27.06 ID:iprC5YrP0
禿ぇぇぇぇぇぇぇwwwww
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:39:08.64 ID:9UcJP7ToO
禿wwwww
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:39:42.43 ID:g2XKgUAx0
禿がご降臨なされたああああああああああwwwww
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:39:46.39 ID:Msv1Lc20O
しえん
477ギザ十:2009/09/18(金) 20:51:28.39 ID:lOP1oVjCP
と言う訳で宣言通りに禿をお借りしました、心より土下座させて頂きます!orz
しかし、今から晩ご飯を食べに行くので続きは、まだ暫く後になりそうです、申し訳ない!orz
あとついでに、先に今後の内容についての謝罪の土下座もさせていただきます、ご免なさい地球!orz
そんな訳で、ではちょいと、いってきます。
478首塚組織の憂鬱:2009/09/18(金) 20:52:57.73 ID:8Bq/SfSk0
「酷い事するんだね」
「うん?」

 …ぽたり
 刀の切っ先から、血が垂れている
 鎧武者の前には、あちこち切り裂かれ…しかし、それでもなお、再生し続けているリスの着ぐるみ
 そのすぐ傍には、アスファルトに首だけを出した状態で埋められて、何度も何度も首を折られる赤鼻のリス

 首のない鼠の着ぐるみを従え、そんな事を言ってきた少女に
 鎧武者は、何やら楽しそうに笑った

「くくく……貴様のような外道に、そのような事を言われようとはなぁ…」
「げどう?」
「幼子を捕らえ、ハラワタを引きずり出す事が、外道の行いでなくて何と言うか?」

 すらり
 鎧武者は、少女に刀を向ける

「私の邪魔をするの?」
「貴様の部下が、我、同胞を襲った。ならば、貴様は敵だ」

 あの少年を、この少女の部下が襲った時点で
 完全に、「夢の国」は「首塚」の敵なのだ
 鎧武者の言葉に、少女はむー、と困ったような表情を浮かべる

「もう、どうしてみんな、邪魔するんだろうね?」

 わからない、とでも言うように
 少女は、首なし鼠の着ぐるみを連れ、この場を立ち去ろうとする
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:53:36.06 ID:eESdpDI90
wktkしてきた
>>ご免なさい地球!orz
何する気だwww
480首塚組織の憂鬱:2009/09/18(金) 20:57:16.89 ID:8Bq/SfSk0
「…力に飲まれた、愚か女子よ。力に利用されし憐れな女子よ。
 ……貴様のしている事は、決して誰にも認められぬ
 貴様自身が納得していない事など……己の心に反している事を続けている限り
 貴様は誰にも認められはしない」

 ……ぴくりっ
 鎧武者の言葉に、一瞬、少女は立ち止まった
 しかし、首を振り、何かを振り払うと…また、走り出す

 鎧武者は、少女を追わない
 …あれを倒すのは、自分ではない
 相応しい者がいる事を、鎧武者は知っている

 −−−−ば!と
 再生を終えたリスが、鎧武者に切りかかり…

「…では、ここは終わりにするか」

 …にたり
 そんな、リスを見上げて
 鎧武者は……残酷に、残酷に、笑った



 ……数分後
 その道には、鎧武者とスーツ姿の女の姿はなく
 徹底的に切りかかれ、黒焦げたリスの着ぐるみと
 首から下がアスファルトに埋まり、首がおかしな方向に曲がった赤鼻のリスの着ぐるみだけが、残されていたのだった
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 20:59:07.32 ID:8Bq/SfSk0
将門様、「夢の国」本体と遭遇
ただ、黒服Dからの連絡があったせいか、本体は叩きません

将門様&キャリアウーマン、○ップと○ールに勝利し、西区から激戦区っぽい北区辺りに向かってのんびりと移動開始
482東(ry:2009/09/18(金) 21:00:36.78 ID:t5LfZp1G0
>>466
蜘蛛さんは今≪夢の国≫のイベントが過ぎるまで別室待機なのさ!

新キャラは…これ以上ややこしくなりそうだ

単発は…なんか…うん…


っていうか、『東京』第二弾のオープニングなら出来たんだが

あれ?なんか順番が違うような…

首塚支援

そして
来た!メイン禿来た!
これで勝つる!!!
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:00:40.17 ID:4Xy6Ppk7O
>>481

乙!

さて、俺も昨日のクロスの続きを更新するよ
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:02:41.33 ID:g2XKgUAx0
将門さん乙です!
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:02:43.42 ID:8Bq/SfSk0
禿はまた地球に何かダメージを与える気かwwwwwwwww

なお、多分この戦いでの街の破損とかは、「組織」が頑張って直すんだと思う
……あれ…?「夢の国」戦終わっても、黒服Dしばらく忙しい?
過労死フラグいつまで立っても消えないwwwwwwww

>>483
wktk
486首なしライダー:2009/09/18(金) 21:06:28.37 ID:4Xy6Ppk7O
 グー○ィーにやられた傷が一歩走るたびに痛む

 骨の折れた片腕が振動で揺れてさらに痛む

 でも、止まれない

 俺のもう片方の腕は、前を走っている少女の手に握られていた。

 前を走る少女は襲い掛かる黒い服の集団を空いている手で持ったバールのような物で片っ端から殴り飛ばしている

 …この少女は何者なんだろう

 と、いうか女子高生がこんなに強いとは……

「っ…!」
グー○ィーに斬られた傷が痛む

「もう少し走ってください!後少しですから!」

バールのような物を片手で扱い、黒い服集団を吹っ飛ばしながら進む少女と俺

進む先には廃墟になったビルがそびえ立っていた。

487首なしライダー:2009/09/18(金) 21:09:44.07 ID:4Xy6Ppk7O
 ガッシャーン!!

 窓ガラスを割って廃墟のビルに避難する俺と少女

 着地の衝撃で一段と体に激痛が走る

 闇雲にビル内を走り回ってたどり着いたのはとある部屋
 どうやらグー○ィー率いるパレードの集団を撒くことが出来たようだ。

「し、死ぬかと思った…ありがとう助かった」
「いえいえ…………えーっと、さっきの事なんですけどー……」

『私を妊娠させてください』

 さっきの言葉が耳から離れない

 本気なのかこの少女?
と、いうか

 何故こんな状況でそんな言葉が出てくるんだ…

まったく、最近の高校生は…

 変な勘違いをした俺だった。
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:10:35.32 ID:8Bq/SfSk0
しえーん
489首なしライダー:2009/09/18(金) 21:10:51.05 ID:4Xy6Ppk7O

 …いや、誘惑に負けるな俺
 俺には彼女がいるではないか


「ってか、お嬢さん…何で俺の姿を見ても驚かないんだ? 朝野さんの友人か?」

「あさの……?」
 しかし、彼女は首をかしげる
 どうやら朝野の事は知らないみたいだ。

 ………やばい、どうしようこの状況

「と、とにかく、女性が軽々しく妊娠させてくださいなんて言わない事 どんな理由があろうと軽々しく男を誘っちゃだめだって」

 ……誘惑に負けるな、俺


 俺は隠れている部屋からこっそりと外の様子を確認する

物音はしない
黒服もグー○ィーもいない

「とにかく、ここを離れるぞ」

俺と少女はビルの裏からこっそりと脱出した。


続く?
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:11:34.97 ID:VC+1vdz80
なんかまとめwiki見てたら俺も書きたくなってきた
でも山場を迎えてるこの時期に俺みたいな新参が入るとややこしくなりそうだから、もう少し経ってから書く

そういえば結構前、ジャンプの読み切りに赤マフラーと契約した少年が都市伝説と戦うみたいな話が掲載されてたが、アレはこのスレに影響されたのか?アレにこのスレが影響されたのか?それとも偶然かぶっただけ?
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:15:03.74 ID:8Bq/SfSk0
首なしライダーの人乙ー!
KH仕様のグー○ィーを無事まいたか
492東(ry:2009/09/18(金) 21:16:54.34 ID:t5LfZp1G0
いい方法を思いついた!

これから蜘蛛さん弄ってくる
493首なしライダー:2009/09/18(金) 21:17:15.96 ID:4Xy6Ppk7O

もういっそこのまま迷っている内に
首なし騎士達と合流…なんてのも面白そうだな


バールのような物を持った少女に土下座っ……!
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:20:52.66 ID:aa9HnPv30
>>490
たまたまじゃね
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:25:04.80 ID:g2XKgUAx0
>>490
いっそこの期に参加してみるとかいいと思う!
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:27:47.69 ID:iprC5YrP0
無駄に大きなものを参戦させることになっちまったぜ…!
さぁ、ついに「レストラン うわさの産物」の秘密兵器が明かされるとき…!
497店長の秘密兵器…!:2009/09/18(金) 21:30:12.54 ID:iprC5YrP0
「夢の国、進行を開始した模様です」
その声に、とりあえず閉店している店の窓から外を見る。あたりには数名の黒服と、数名の黒い影。
「…ここは南区だからな、大分少ないっぽいが…神社らへんはどうだろう」
そう言って携帯を取り出し、爺さんの契約者へと電話をかける。たしかデート中とか言ってたっけ…?


(♪光るryピッ「へい、もしもし!?」「こちら店長。本会場の様子はどうだ?」
「…電話なんかしてる暇ねーよ!」バコォン!
携帯片手に夢の国の住人の攻撃を避ける。

本当に、電話なんかしてる暇ない。祭りの会場では、夢の国のマスコットたちが住人を引き連れて大暴れしているのだ。
何名かの契約者たちと思われる人たちが戦ってはいるものの、如何せん数が多い。

そして、爺さんベートーヴェンともに行方不明。

「くそっあいつらどこ行ってやがんだ…!」
俺の能力は所詮ハンバーグを生み出すだけだし、クーさんの能力も戦闘向きではないらしく、二人とも逃げるので精一杯である。
「あー、じゃあ簡潔に言う。今すぐこっちまで来い。秘密兵器がある」プツッ

…一方的すぎるだろ…
498店長の秘密兵器…!:2009/09/18(金) 21:32:42.69 ID:iprC5YrP0
「誰からの連絡だい…ッ!」ガッ! 住人の攻撃を受けとめながらクーさんが尋ねる。
「店長から!今すぐ店に来いって!」

深く考えてほしい。今俺たちがいるのは北区。そしてレストランは南区。
かなりの距離がある。

仮にここを抜け出したとして、南区までたどりつけるかもわからない。

「…一体どうしろと……!」
隙さえできれば逃げ出すのは容易だろう。そこからが問題だ。
走るのは俺は大丈夫だが、クーさんは浴衣かつ下駄なので厳しいだろう。
おんぶやらお姫様だっこやら要らん妄想が浮かんでは消え、浮かんでは消え…

何か…何かないか…!

「…!あれだ!」
俺の目に留まったのは、入口付近に止めてある自転車。
クーさんと二人乗りとかいう時点での変な妄想を振り切る。誰のかは知らんが、許せっ!
「クーさん、あっち!」「…分かった…!」
俺たちの進行方向に、住人たちが立ちふさがる。
「どけぇぇ!」ベシャベシャ!
住人たちの顔に出来立てほやほやハンバーグを直撃させる。そして怯んだすきに、住人たちの間を縫ってなんとか入口の自転車まで到達する。
「後ろに乗って!超特急でレストランに行く!」「…あぁ…!サポートなら、任せてくれ!」
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:33:27.61 ID:8Bq/SfSk0
しえーん!
500店長の秘密兵器…!:2009/09/18(金) 21:35:22.95 ID:iprC5YrP0
数十分後…


「!お二人の姿を確認!すぐさま転移します!」

「あ、着いた…ね…」「あ、おなじみ転移魔法か…」
「おなじみって…結構魔力使うんですよ、コレ」「ノミ沢、御苦労。後は配置についてくれ」
店長に言われて、ノミ沢さんは厨房へと入って行った。

「しかしまぁごくろーさん、わざわざすまんね」「ほんと、御苦労さんだぜ」
「…友?何でここにいるんだ?」「いやぁ、取材してたらたまたま」
「どういうたまたまだよ…で、店長、何をする気なんだ?」
「まぁみてりゃわかるさ。クーちゃん、この店を一般人から見えなくすることは可能か?」
「…学校町全体の一般人が対象、ならば…三時間が限界、かな」

ここでクーさんの力をおさらいしておこう。
クーさんの能力は「事象を嘘に変える」というものである。実際は、対象を一時的な催眠状態に陥れるようなもの。
つまり、「学校町にいる都市伝説及びその関係者以外の人はこのレストランを認識できる」
という事象を嘘に変えれば、一般人からこのレストランは見えなくなるのである。

「というわけで、このレストランは一般人から見えなくなった。よし、稼働開始だ!」「…了解」ポチッ!
カウンターから突如現れた謎のスイッチを、こっちゃんが押す。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ………

「な、なんだ!?何が始まるんだ!?」
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:36:10.73 ID:8Bq/SfSk0
wktk支援
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:38:17.60 ID:t5LfZp1G0
ロボットか!?ロボットなのか!?

支援
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:38:21.97 ID:aa9HnPv30
紫煙
504店長の秘密兵器…!:2009/09/18(金) 21:38:41.21 ID:iprC5YrP0
「………!?」
窓の外を見ると、ただ、空だけが見えていた。


「…飛んで…る…?」クーさんが呟く。


「これが、俺たちの秘密兵器『対強大な都市伝説用巨大ロボ アナザーモアー』だ」



恐ろしいほどの超展開なので説明を加えておこう!
強大な都市伝説の襲来に備え、店長はレストラン自体を巨大なロボットに変形できるように改造してたのだ!
店の部分は胴体部分となり、大分横長なロボットになっているぞ!


「よーし!これで夢の国なんぞ蹴散らしたるぜー!北区へ向けて、発進じゃー!」店長がえらくハイテンションに叫ぶ。

飛行中に、爺さんと五○門をみかけたので、ノミ沢さんに転移してもらった。「…この魔法は、消費が激しいのであまり使いたくはないのですがね」
これで、総員そろったぜ!…これなら、勝てる!
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:39:44.25 ID:8Bq/SfSk0
ロボットキターーーーーッ!!!!!
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:40:42.83 ID:t5LfZp1G0
来た!巨大ロボット来た!
これで勝つる!!!


あれ?同じ事を二回ぐらい言ったような気が…
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:42:11.71 ID:iprC5YrP0
とりあえずロボのスペックあたり

右手(倉庫っぽいところ):剣撃・超高温パンチ・薪型爆弾(搭乗者:金さん)

左手(チョコレート室):魔法防御壁・肉塊防御壁(搭乗者:ノミ沢&ハンバーグジジイ)

頭部(厨房):結界展開による防御(搭乗者:店長&こっちゃん)

胴体(店部分):いろいろと射出するカタパルト(搭乗者:爺の契約者&友&クーさん&ベートーヴェン五○門フォーム)

射出されるもの見本(他にも色々とあるよ!)
普通のハンバーグ ミミズ肉ハンバーグ G入り巨大カプセル 金さん 石川五○門


ということで秘密兵器「巨大ロボ」の登場です!
使用はご自由にどうぞ!煮るなり焼くなり蒸すなりなんでもしてあげてください!
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:43:26.41 ID:8Bq/SfSk0
ハンバーグの人様乙!!
こいつぁ…すげぇ兵器がでちまったぜwwww
って、射出されるものに金さんと五○門入ってるwwwwwwww
509小ネタ:2009/09/18(金) 21:45:32.46 ID:8Bq/SfSk0
「…?うー…?」

 …ぴたり
 ふと、少年は足を止めた
 手を繋いでいた女性は、小さく首をかしげる

「どうしたの?」
「うー…?……うー!ロボット、うー!」

 …?
 ろぼっと???
 空を見て、何やら楽しそうにうーうー言っている少年の姿に
 女性は、小さく首をかしげたのだった








早速目撃させてみた
何?北区と南区じゃ離れすぎてて見える訳がないって?
こう考えるんだ
あんまりにも大きいから、北区からも見えたんだよ
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:46:32.54 ID:t5LfZp1G0
>>507
ちょwwwwwww

金さん射出したら右手どうすんのwwwwwww

「右手の攻撃が収まったぞ!今のうちに右手を壊せー!」

ごめんこんな妄想が出てきたor2
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:47:44.85 ID:iprC5YrP0
>>510
操縦は全部分店長とこっちゃんがやってるから大丈夫なんだぜ
ただ薪爆弾が出せなくなるだけなんだぜ!
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 21:49:43.42 ID:t5LfZp1G0
>>511
そうか、それなら安心だなwwww
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:00:50.50 ID:8Bq/SfSk0
にゃーん
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:02:39.64 ID:t5LfZp1G0
嗤ってくれよ…書きあげるべき本編を書きあげず、まだ投下予定のない方を先に書いてしまう俺を……
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:08:35.41 ID:8Bq/SfSk0
>>514
きひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:11:40.11 ID:t5LfZp1G0
>>515
まさかそっちで来るとは思わなかったぜ

コアラの子に嗤われたし

質問
この中に最新話まで更新済みちゃんと読みたい人向け用の俺の話入ったzip欲しい物好きはいる?
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:17:31.84 ID:Msv1Lc20O
なんかもう夢の国との闘いよりも
一般人への対応とか器物破損とか後始末のほうが気になってきた
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:21:20.83 ID:8Bq/SfSk0
>>516
くひゃっはっはっはっはっはぁ!!
の方が良かっただろうか

>>517
>一般人への対応とか器物破損とか後始末のほうが気になってきた
「組織」の皆さんが、秋祭り終了後過労死一歩寸前まで働いてなんとかするんだよ、きっと!
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:24:10.28 ID:g2XKgUAx0
>>518
一般人に知られないように戦うという状況設定も明言しないとなかなか伝わらないのです。
520「恵みと裁きの八本足」:2009/09/18(金) 22:25:04.72 ID:t5LfZp1G0
>>518
いや、別にいいんだ…さて、若干の手直しを済ませたから投下するか

「結界都市『東京』」
―第49章 秋の夜長に響く夢―より
 蜘蛛side
 あいつから戦局を引き継いだはいいが、今の戦局は正直言って芳しくない。一体どうする?
 今の時刻はP.M.19:30。"逢魔ヶ刻"で反転させたところであまり意味が無いだろうし、日が昇る前に決着はつける事は出来ない!
 どうする…?俺はあいつみたいに空は飛べないぜ?
 …ん?空を飛ぶ?そうだ!
 俺は咄嗟に糸を近くの家の屋根に伸ばし、迫ってきた奇形と着ぐるみから逃げる。
 くそっ!俺は戦闘向けじゃねぇってのに!
 逃げ続けながら心の中でそう悪態をつく。
 1〜2時間は過ぎただろうか。そろそろ逃げるのにも飽きてきたな。あと1時間ぐらいは時間を稼ぎたいが、ちょっとしたトラップを仕掛けてみるか。
 俺はわざと逃げるのを止めた。そしてあっという間に囲まれた。
 「ようやく観念したのかな?じゃあ、さようなら。そしてこちら側へようこそ。」
 着ぐるみと奇形が俺に襲い掛かる!
521「恵みと裁きの八本足」:2009/09/18(金) 22:28:15.04 ID:t5LfZp1G0
 「残念だが、俺は≪夢の国≫に住民票は移さない、といったはずだ!"スパイダーネットホールド"っ!」
 その瞬間、着ぐるみと奇形の動きは完全に停止した。よく見ると、動作していた筈の腕や足が全て細い細い蜘蛛の糸で遮られていた。
 「…これが俺の第一の能力だ。」
 「あなた、U○Jに行ったほうがいいんじゃない?」
 U○J、ね…ぶっちゃけて言えば行きたいとは思わない。だって俺は地獄からの使者でもキノコ狩りの男でも、ましてやマッ!なんかではないからだ。
 というか、≪夢の国≫の契約者であるあんたが言う事かそれ。
 それにしても、日が出るまでは極力時間を稼ぎたいが…そう思って時計を見る。P.M.20:30か…まだ足りない!
 しょうがないか…一度退くとしよう。
 「悪いな、ちょっと用事が出来た。決着はいずれまたつけよう。」
 「だーめ。貴方は今ここで≪夢の国≫の住人になるの。」
 「これでも、か?」
 「だーめ。」
 「…なら仕方ねぇな。"スパイダーネットキャプチャー"っ!」
 その瞬間、少女と着ぐるみと住人達は全て蜘蛛の糸にぐるぐる巻きになった!
 「続きはいずれまた…この言葉に嘘偽りはないからな?」
 そう言って俺は姿をくらました。


さてと、本当は若干アレな要素もあったんだがなんせあの噂が使えないからなぁ…

なんか物足りない感じに仕上がったぜ
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:30:11.51 ID:8Bq/SfSk0
>>519
一部はちゃんと気を使ってるけど、気を使ってないのが目立つからなwwww
…多分、戦いが終わった後、盛大に胃痛と頭痛を覚えている奴がいるよ
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:31:07.24 ID:g2XKgUAx0
東京さん乙
申し訳ないです。とその元の一つが申しております。
さて、投下
524Tさん・夢の国:2009/09/18(金) 22:35:37.36 ID:g2XKgUAx0
 日も落ちてき始めた学校町をパレードを引き連れて見て回る影が一つ。
「フン」
 彼女は時折響く雷鳴に眉をしかめる。
「あの祟り神め、せっかく≪組織≫とやらの戦力を削る祟りに乗ってやったというのに、静観していればいいものを、私に刃向うか」
 何度も何度も切り裂かれていた己の手駒のことを思い出し、彼女は憎々しげに呟く。
「まあ、この小娘が私の支配下に完全に入る最後のひと押しとして祟りを利用させてもらったがなぁ」
 直後、彼女は陰鬱で老獪な嗤いをその顔に浮かべる。
「まあいい、アレも明日には私の国の住人だ」
 嗤う嗤う、彼女の顔が浮かべることができるとは思えないほどの醜悪な笑みを。
 彼女、いや――彼は、ただただ嗤っていた。
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:35:40.37 ID:8Bq/SfSk0
東京の人、蜘蛛さん乙!

そして支援体制に入るんだぜ
526Tさん・夢の国:2009/09/18(金) 22:36:28.70 ID:g2XKgUAx0

「さて、」
 直後、彼女から陰鬱で醜悪で老獪な気配が消え失せる。
「――あれ?」
 彼女はハッと気づいたように辺りをキョロキョロと見まわす。
「私、何か言ってた?」
 彼女の問いにパレードは答えることはない。
「んー?」
 彼女は数瞬考え、しかし――
「まあいいや」
 そう呟くと辺りを見まわす。
 彼女の視界に映るのは町全体を囲むような結界、他にもいくつかの結界といくつかの戦火。
 今も彼女の居るビルの隣からは笛の音が聞こえるし、なにか大きな人型の建造物も動いている。
「結界かぁ」
 再び辺りを見回し、
「結界は、邪魔、だよね」
 両手を手を大きく広げ、
 詠う
「ねぇ、みんな。知ってる? ≪夢の国≫はね?」

 ――常にその領土を拡げているんだよ?――

527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:37:05.48 ID:8Bq/SfSk0
おぉっと、将門様が最後の一押ししちまったか
支援
528Tさん・夢の国:2009/09/18(金) 22:39:07.79 ID:g2XKgUAx0


            ●


 町に≪夢の国≫の契約者の姿を探し始めてもう何時間経っただろうか、未だに黒服や住人しか発見できない。
「ちっ」
 本命を見つけられないまま、俺たちはいつの間にやらパレードに囲まれていた。
「やっかいですね」
「まったくだ」
「みんなわるいひとなの?」
「悪い奴だな」
 Tさんは手を突き出して構えを取る。そこへ、
「寺生まれの御仁とやらはお前か?」
 声が聞こえ、霧が周囲を包み込んだ。
 そしてパレードをなんなく切り裂いて女が現れた。
「なんだ?」
 暗色のスーツに黒い外套を羽織った女だった。
 髪は短めの金髪、瞳の色はきれいな緑色、顔立ちはなんというか、美人。宝塚にでもいたらスター確定じゃないかという風貌。
「お姉ちゃんすごいの」
 確かにすげえ、とんでもない強さだ、あの姉ちゃん。
「寺生まれというのなら俺のことだろうな。誰?」
「私は、ジャック、ジャック・ザ・リッパー。カシマの知人だ」
「カシマさんの?」
 頭にあの軍人さんの姿が浮かぶ。姉ちゃん――ジャックはうなずくと、
「邪魔だな」
 メスを投擲し、更にジャック自身が刃を振るう。
 近づく住人の手を斬り落とし足首を切断し首を刎ねる。
 次々と刃を振るい、程なくパレードは全滅する。
529Tさん・夢の国:2009/09/18(金) 22:40:00.89 ID:g2XKgUAx0
「ふん、どうせどこからか甦るのだろうがな」
 つまらなそうに吐き捨て、姉ちゃんは振り向く。
「カシマから聞いた。≪夢の国≫を倒そうとする馬鹿がいるとか」
「いやぁ、照れるね」
「助言だ」
 Tさんの軽口を聞き流し、姉ちゃんは用向きを伝える。
「パレードの櫓、アレを攻撃すれば彼等は一度修理に人員を割く、基本弱い黒服には有用な情報だろう、広めておけ」
 聞いたTさんはすぐに黒服さんに視線を向ける、黒服さんは携帯端末を取り出し、
「わかりました、広げておきます」
 言うと、すぐさまどこかに連絡を入れる。
「それと」
「?」
 こっちの様子を見ていたジャックはその言葉を発すると数秒躊躇するように口ごもると、
「カシマの……その、好きな……ものとか……弱点とか、知らないか?」
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:40:05.16 ID:t5LfZp1G0
何…だと…?

まさかあのウォルt

あれ?こんな時間に誰だy支援…っとハハッ♪
531Tさん・夢の国:2009/09/18(金) 22:41:41.52 ID:g2XKgUAx0
 そんなことをのたまった。
 ガラリと雰囲気を変える人だ。流石切り裂きジャック。
 アイコンタクトが開始される。

(どう思う?)
(それは、きっと彼女は好いているのでしょう。カシマさんを)
(お姉ちゃんあのひとのこいびと?)
(いや、まだ違うと思うぞ)
(きっと外堀から埋めていく作戦なのだろう)

 この間一秒。
「ああ、契約者と彼の弟子になっている輪少年、ルーモアやマスターのことは……好きだろうな」
「あと酒も好きそうだぜ」
「そうか」
 ジャックは少し満足そうな、それでいて不満そうなとても複雑な顔をすると霧を濃く濃く展開させる。
「では、勝てることを祈っている」
「情報からなにから助かる。ありがとう」
 どこかに立ち去ろうとするかのように背を向けたジャックにTさんが礼を言う。
「気にするな、≪夢の国≫の臓器の奪い方には気に喰わないところがあったのだ」
 霧をまとった麗人はその言葉を残して、消えた。
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:43:07.76 ID:8Bq/SfSk0
しえーん
…にしても、結界が破られそうだな…
533Tさん・夢の国:2009/09/18(金) 22:43:09.93 ID:g2XKgUAx0
   ――warning!――warning!――
 学校町秋祭り二日目午後四時半頃をもって≪夢の国≫の勢力に結界侵食、領土上書きの能力が付加されました。
 ・一発で破壊みたいなことはできませんがガリガリ削って行きます。
 ・各種結界内の安全性が絶対ではなくなりました。
 ・一種の空間、異郷を作り出す能力もその力が激減します。

 ・櫓への攻撃による一時的な≪夢の国≫の戦力減少の情報が黒服を通じてほぼ町全体にもたらされました
【契約者たちの現在地】
・チャラ男:ただいま北区あたりにて、あちこち走り回っております

・かごめかごめ:東地区

・ハーメルン:南区のビル街

・将門・キャリアウーマン:○ップと○ールに勝利し、西区から激戦区っぽい北区辺りに向かってのんびりと移動開始

・はないちもんめ:東地区

・エンジェルさんの契約者:祭会場脱出、墓場に居る

・騎士と姫君:北区と南区の間ぐらい・・・いつの間にか迷子→首塚のコアラの少年と同行(両方迷子)

・パワーストーン契約者、テントなお店に結界張って待機中

・ヤンデレ弟、「夢の国」の侵攻が開始しても、北区お化け屋敷近くから動きません

・花子さんの契約者:北区のどこかにて、仮設トイレの近くでス○ィッチのパレードと遭遇完全なテリトリーとも違うため、勝つ事ができずよくてこう着状態が続くでしょう。

・北区お化け屋敷内にて、「夢の国の黒服」数名進入中、人体模型と骨格標本が撃退しています
不良教師はただ突っ立っているだけですが、何者かがオートガードしているようです
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:44:32.83 ID:Msv1Lc20O
こいつらテレパシーかwww
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:47:39.07 ID:t5LfZp1G0
侵食される前に撤退→退場した俺に隙はなかった


ブワッ(´;ω;`)


いいもん!≪夢の国≫イベントが過ぎたら存分に暴れさせるからいいもん!!!
536Tさん・夢の国:2009/09/18(金) 22:47:41.81 ID:g2XKgUAx0
さて、まあこんな感じで、時間軸的には夕方以降の≪夢の国≫の行動です。
明日たぶん書けないので今書きましたが皆さんの物語上での時間軸はのんびりやっていただきたい。
個人的にはのんびりした時間で皆がどう戦うのかが見たくてしょうがないとかそんなことないんだからね!?
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:48:13.87 ID:8Bq/SfSk0
現在の状況まとめ乙ー!
そして領土上書きか……なら、こうなるな…



「………」

 …彼女は、静かに目を閉じていた
 ……感じる
 じわり、じわりと
 自分が張っている結界が、侵食されていくのを感じる

 ………あぁ
 結局、自分はこの程度だったのだ
 テントも、既に「夢の国の黒服」か、パレードか…どちらかに、囲まれている
 テントの中に入り込まれるのも、時間の問題だ

『…早く、こちらに!!』

 聞こえてくる
 「夢の国の地下カジノ」たちの、声が

『早く!早くこっちに避難して!!』
『こちらまでは、夢の国も浸食しきれません!早くこちらに!!』

「…そちらに移ったとしても…本体を止めない限り、時間の問題でしょう」

 静かに、彼女は答える
538小ネタ:2009/09/18(金) 22:51:58.60 ID:8Bq/SfSk0
 「夢の国」が、結界を浸食している
 学校町内の全ての結界が侵食されきったならば…
 きっと、次の矛先は、「夢の国の地下カジノ」に向かうはずだ
 「夢の国」の一部であるはずなのに、「夢の国」に反抗し続ける彼ら
 そちらが、標的にならないはずがない

「それに……私は、もう決めていましたから…」

 ………そうだ
 初めから、決めていた
 「夢の国」に、この結界を破られ、内部に侵入されたならば
 …その時が、自分の最後
 自分の命の灯火が、消える瞬間だ

「…私は、あの時、死ぬはずでした。「夢の国」に囚われ、臓器を抜かれて…パレードとして、使役されるはずだった」

 けれど
 彼に、助けられた
 そのせいで、彼は黒服になってしまった
 その後悔は、彼女を苦しめ続けていた
 彼が、人間と契約し、解放されたとしても
 ……彼を死なせてしまった罪は、消えないままなのだ

「あの時、死ぬはずだった……今度こそ、私は死ぬ。それだけ」
『−−駄目です!そんな事、誰も……』
「…私が望むから。それだけ」

 小さく、彼女は自嘲するように微笑んで
 結界を破り、入り込もうとする気配から…逃げようとは、しないのだった
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:55:49.38 ID:8Bq/SfSk0
夕方以降、「夢の国」の結界浸食により、パワーストーン契約者のテントが危険な状態に陥りました
以降、パワーストーン契約者のテントから「夢の国の地下カジノ」へ逃亡する事は不可能となります
…何故なら、テントは「夢の国の黒服」もしくは、どれかマスコットが率いるパレードに囲まれているからです!!
テントを囲む戦力を誰かが何とかしない限り、パワーストーン契約者は彼らの毒牙にかかり、死亡します



…いやぁ、良かった、結界即破壊じゃなくて
破壊だったら、すぐに死亡宣告になるとこだった
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:56:06.31 ID:t5LfZp1G0
支援

おやすみ保守
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:56:41.71 ID:g2XKgUAx0
ルーモアさんと将門公と他、複数のちらみした方々に盛大に土下座ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

重ねて言いますが、俺が明日忙しいので時間軸を急きょ進めただけなので皆さまはのんびりと時間軸を進めていただきたい。
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 22:58:22.66 ID:g2XKgUAx0
>>539
あっぶねええええええええええええええ

あ、黒服さんイケメンフラグが俺の中で立った。かも
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:00:21.07 ID:8Bq/SfSk0
>>542
パワーストーン契約者は>>397
>もし、万が一、「夢の国」に結界を破られて中に入り込まれたら…
>彼女は、自分の力は所詮そこまでだったのだと、自分の人生を静かに諦め、死を受け入れるでしょう
と書いた時点で、結界が破られる→誰かに助けられない限り 死亡、と決まっていたのは秘密なんだぜ!!
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:04:09.60 ID:4Xy6Ppk7O
パワーストーン契約者がピンチか…
祭り会場周辺に首なしライダーの契約者がうろついていたから向かわせてみる?
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:06:04.29 ID:9UcJP7ToO
東京さんTさん乙

そういえば皆さんどういう風に話を書いてるんだ?
その場でひらめいて書く? 話の流れを事前に決める?
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:09:11.12 ID:8Bq/SfSk0
>>544
向かってくださるなら、是非
彼女は、誰かに無理矢理動かされない限り、その場を離れようとはしません
今回の戦いで自分が殺されると言うのなら、その運命を受け入れる気なので

>>545
脳内に、アニメーションなりマンガのコマ割りなり文章やらでシーンが思い浮ぶ

それらを全て文章に直す

そんな感じかな?
パっと思いついたシーンに向かってパパパっと書いて行くことも多いが
547ギザ十:2009/09/18(金) 23:09:11.63 ID:lOP1oVjCP
続きが書けたので投下

「何故、貴漢がここに…」
呆然と呟く僕に、頭頂をキラリと輝かせ目の前の漢が言う。
「嫌な予感を、感じたので」
予感……きっと「夢の国」と「鮫島事件」の事だろう。
彼の瞳はとても真剣で、それは自分の信念を貫く為に戦う戦士の眼をしている
そう言えば、さっきの爆発は、彼の仕業だったのかもしれない、
ここに来るまでに、自らの大切な者たちを守る為に彼もまた戦っていたのだろうか。
ふと、砂利を踏みしめる足音が聞こえ、慌てて僕は戦闘姿勢をとる。
目の前には、黒服を纏う、化け物じみた実力を持つ老人、その口元が何故か笑みを浮かべている。
「お久しぶりですね、お師匠」
「貴様のような者を弟子にとった覚えは無いが……久しぶりじゃの、K-No.711」
向かい合う二人は、どうやら知り合いのようだった、お互い見知った相手に向ける気さくな空気を醸し出している。
だが、それでも、この空間を占める殺気だけは本物で、まるで場違いのようにただ、緩やかな会話だけが続く。
「お師匠、どうやら貴方は変わってしまわれたようだ、昔の貴方は人の事を記号で呼ぶなどと言うことはしなかったはずです」
「くふふ……貴様は相も変わらずのようだの、しかし、K-No.711お主は「組織」の黒服の筈、何故「そちら側」にいるのかの?」
僕に視線を向けながら問いかける老人、確かに……彼は、「組織」の「黒服」で、そしてかつては僕と敵対し、死闘を繰広げた間柄である
それが何故、僕を助けようとするのか……。
「愚問ですね、私は私の持つ兄気の導きを信じる、私の兄気はお師匠、貴方こそが私の敵だと叫んでいるのです!」
意味は分からないが、凄い説得力を感じる、彼はその言葉通り、嘗ての師であったらしい老人を本気で敵として認識しているようだった。
「ふぅむ……やはり、お主の思考は良く分からんのぅ……だが、お主の出した結論は、正解じゃ」
次の瞬間、老人の姿がぶれる程の速度で、強襲を仕掛けてくる。
それにギリギリ反応するように、左右に回避行動を取る僕と禿の黒服、しかし。
「イェァッ!」
老人が、発した「力」の籠もった掛声と共に、地面を踏みしめる。
次の瞬間、まるで直下型の大地震でも起こったかのように地面が上下に揺れ動き、僕たちの動きを束縛する。
その、まるで嵐の海のように波打つ地面に気を取られる僕たちに、飛びかかる一陣の影。
―瞬転。
548ギザ十:2009/09/18(金) 23:09:55.68 ID:lOP1oVjCP
まるでジェット飛行機が音速を突破した時のような爆音を発しながら繰出された老人の回し蹴りを側頭部に受け、廃ビルへと突っ込んでいく僕。
強烈な衝撃に崩壊していく廃ビルを飛び出し、反撃の跳び蹴りを老人の背に放つがあっさりと腕で受け止められ、四回転程振り回された後地面へと叩きつけられる。
コンクリートの地面がまるで豆腐のように陥没させながら僕は、更なる反撃の機会を探す為に後ろへと跳躍する。
直ぐ横に僕と同じように後退してきた、禿の黒服もまた僕と似たような攻防を繰広げたのだろう。
服を一切纏わないその身体には所々傷を受けており、息を大きく乱している。
「くふぅ…ふんはぁ……やはり、この姿では相手になりませんか……」
言いながら、此方をチラリと横目で見てくる、僕はその視線に力強く頷いた。
「……どうした、お主等の力はその程度かの?」
ニヤニヤと口を歪める、目の前の老人を僕たちは無言で睨み付ける。
「くふふ……どうやら、まだ力を隠しているようじゃの、ならば貴様等の全力を今こそ見せてみよ、見事その力で儂という壁を越えてみせるが良い!」
雄大に構えを取る敵に、隣に立っていた禿の黒服が一歩前へと踏み出し叫んだ。
「師よ、今こそ貴方を越えてみせる、我が兄気の全力、とくと御覧あれ! ふうぅうぅうんはあぁあぁっ!!!」
凄い……いきり立つように聳える彼の男根が自らの力の本流にビリビリと震えている。
彼の周りの空間がまるで彼の体から噴出するピンク色の不可思議なオーラをから逃げだすかのように歪みはじめる。
前回、彼と戦った時とは大違いのその実力に、僕は自然と拳を強く握っていた。
ふと、僕より一歩前へと踏み進んだ「漢」が肩越しに振り返る。
その視線が、その表情が、その大きな背中が、僕に問いかけている。
「お前は、前へ、踏み出さないのか」と
――否、断じて否だ。
僕は、正義のヒーローは、こんな場所で、こんな所で足踏みなどしない。
前へ、前へ、とにかく前へ!
戦友(ライバル)の背をただ眺めるのではなく、戦友(トモ)と肩を並べて戦うのだ!
「B-No.006! 僕の真の力、見せてやる! はあああああぁぁぁぁっっ! 発動せよエタァーナルラブハアアァァトッ!!!!」
その魂の叫びを挙げた瞬間、僕の体内で何かがドクンと動きだす。
キリキリとゼンマイ細工のように回りだした、僕の胸に埋め込まれたパーワーコアに強大な力が注ぎ込まれる。
僕の最後の設定、花子さんへの無限の愛を力に変えて無敵の愛☆戦士へと二段階変身する。
その能力の名は「花子さん専用エターナルラブハート」

「愛☆戦士・怪談仮面TAROVファイナルL、ここに推参っ!」
549以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:10:07.43 ID:t5LfZp1G0
おおっと乙でした!

需要ないと知りながら物好きな人の為にうpしたよー

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org156130.zip.html

パスは分かるよね?
550東(ry:2009/09/18(金) 23:11:48.21 ID:t5LfZp1G0
>>545
俺は割とひらめきで書いてる

実質書いてるのはバイト中の昼間だったりするけどねwwwwww
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:12:56.26 ID:8Bq/SfSk0
っちょ、禿ぇええええええwwwwwwwwwww!!!!!!!???????
畜生、熱くなればいいのか笑えばいいのかどっちなんだよwwwwwwwwwwwwww
552ギザ十:2009/09/18(金) 23:14:34.55 ID:lOP1oVjCP
さて、「夢の国」とか「鮫島事件」とか、もう何処に行ったのか分からなくなってきましたよ…
どうしてこうなった…orz

そして、禿にB-No.006の事を師匠と呼ばせてしまいすいません!
上の方で「師匠とか言って尊敬してそう」と言ってらしたのでついノリで……申し訳ありません、ジャンピング剣山土下座!orz
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:15:11.16 ID:ty6KERLHO
>>507
悪いけどそれ都市伝説じゃないだろ
それやってたらなんでもありだな
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:18:25.91 ID:aKwfOK47O
ロボットはロマンだから大丈夫だよきっと!
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:18:53.34 ID:8Bq/SfSk0
ギザ10の人乙!
真夜中なのに笑って腹痛いwwwwwwwwwwwwwwwwww
熱い展開のはずなのに笑っちまうwwwwwwwwwwwwwwwww
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:22:30.14 ID:t5LfZp1G0
まさか禿と仙人が師弟関係だったとは…

乙っしたー!
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:22:39.19 ID:Msv1Lc20O
花子さん専用エターナルラブハートが
花子さんに使うものではなく
自身に働きかける技だと言う
読みが当たっていた
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:25:01.63 ID:x2MDFSO20
バールもつ少女の人ですー

首無しライダーの人、クロスありがとう!
幾つか説明しなきゃなんない事があるんですが
もう書き始めちゃってますか?
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:27:25.51 ID:qT1BHvVW0
>>541
Tさん乙!
ジャックさんktkr、勝手に作った設定使ってくれてありがと
自分の中では、日が落ちてきてエレクトリカルなパレードも出始める感じでイメージしてみた

>>545
主役の能力決める⇒主役が勝てる様な敵役の能力決める⇒結末決める⇒結末に至るのに必要な条件を作る
⇒条件を満たす為のアイテム・仲間等を作る⇒適当に話の間を埋める

漠然とした人物像で最後のシーンだけを、こうなったらカッコイイんじゃね?みたいに妄想して
そこに辿り着く様にと、常に逆説的に話を書いていってますです

しっかし、皆書くの速いなぁ……ウラヤマシス
560東(ry:2009/09/18(金) 23:31:02.07 ID:t5LfZp1G0
>>559
ンナコターナイ
俺は朝バイトいって夕方まで仕事しつつ書きすすめ、夜に投下してるんだぜ!

もうそろそろうちの学校始まるよ…orz
ただでさえ5年とかちょっとだるいっていうのに休み明けてすぐテストとか…orz
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:35:09.44 ID:t5LfZp1G0
どれだけ物好きな人がいたか分からないけどもう消したぜー

再うpは明日以降受け付けるぜ

じゃあおやすみ
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:37:16.03 ID:4Xy6Ppk7O
>>558

今日載せた分でとりあえずそっちの反応待ち状態だな
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:37:49.43 ID:qT1BHvVW0
おっと
>>559に大事な部分書いてなかった
事前に結末だけ用意しておいて、残りは状況にあわせて埋めるって感じです
ひらめき的要素はゼロに近い気がします

>>561
おやすみ〜
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:45:06.97 ID:ISh1wtHc0
>>562

すみません!
これからパワーストーンの契約者を救助に向かうんですね?
バールの子もご一緒させていいですか?
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:47:32.34 ID:2pTGGfO6O
皆さん乙ー

>>545
俺の場合
大筋(セリフのみとか)→感情・描写挿入→見直し・修正
てな感じです


さて、俺はそろそろ眠る
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:48:59.37 ID:g2XKgUAx0
>>545
最初と最後を考える→結末に至る条件、必要な人間・モノを考える→会話文と簡単な状況描写を羅列→清書

あとはその時にお借りしてるキャラクターの状況変化に合わせていろいろ変えたり。
夢の国は大まかな流れと自キャラの流れだけ決めてあとはその場その場で流れに合うように書いてるかんじですかね。

>>559
あぁ! ジャックさんお借りしました。エレクトリカルなパレードも出始める時間ですww
567以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:49:16.33 ID:8Bq/SfSk0
さて、そろそろ寝るぜ、おやすみー
明日もスレを確認し次第、VS夢の国を書いていくぜ!!!
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:52:16.77 ID:k1TuzO+y0
うちの子たちは運よく巻き込まれないってことにして
書かないつもりだったが
これだけ派手な戦いだと巻き込ませたくなるな…
569以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:55:23.28 ID:+WZ1dkWa0
>>545
「ここ書きたい!」ってワンシーンが浮かぶ → そこに至るまでの流れを大体考えてみる → 大まかに書きたいことをメモる →
資料がいる場合は資料探し → 書き始める → つまづいたら、別のシーンに飛んで書く → 全体が書けたら見直し、別々に書いたシーンの前後を繋げる → 投下

って感じだろうか。
一番初めが結構肝心。
これが浮かばないといつまでたっても始められない。

寝る人たちお休みー!
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/18(金) 23:58:56.48 ID:lOP1oVjCP
>>545
自分は最後のシーンだけ考えて、後は気の向くまま筆の向くままにです……その所為で本筋を盛大に外れてこんな事に。orz


さて取りあえず明日には「仙人VS変身ヒーロー&全裸の漢」を終わらせて「鮫島事件」の続き書かないと。
それでまだ先になりそうですが「鮫島事件」の発動条件の妨害に他の方々にも手伝って頂けたらと思うのですが、迷惑かなやっぱり…

まあ、とにかく今日は眠気が限界なので、そろそろ寝ます、皆さんお休みなさい。






願わくば、禿達の戦いが夢に出てきませんように…
571以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:02:18.31 ID:QJm72vzcO
>>545
このシーンが書きたいorこの設定、能力使いたい→俺の悪ノリにまかせて書いてます。
572首なしライダー 小ネタ:2009/09/19(土) 00:03:24.98 ID:tjUfN7e8O
『君の〜悲し〜み〜を〜バ「もしもし?」

 突然鳴り響いた携帯電話に急いで出る

「先輩、無事ですか!?」
 電話から聞こえて来たのは朝野の声

 どうやら向こうも無事のようだ。
「なんとか……無事だよ」
「先輩、今ちょっとこっち来れます!?なんか黒い服の集団が占いのお店を囲んでるみたいなんですよ!」

 ここから朝野がいる場所まではそんなに遠くないはず

「……了解、すぐに行く」

電話を切って隣にいる少女を見る
「……えーっと、知り合いに会うため祭りやってる場所に行くけど……着いてくる?」

さすがに、こんな状況の町中に女性一人でいさせるわけにはいかない

……いや、この女性なら大丈夫かな?


少女は黙ってうなずくと
俺の後をゆっくりと、そして周りに注意しながら着いてきた。


以上?
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:07:24.94 ID:AbYWSXj+0
それなり満足のいく出来に仕上がった一本。
最後に見直していて、気になる誤字があった。
修正のためにBSを押す。

前ページに戻る

ちぃくしょぉぉおおお!?
574首なしライダー:2009/09/19(土) 00:08:19.19 ID:tjUfN7e8O
>>564

と、いう事で
・バールのような物を持った少女
・ボロボロの首なしライダー

は首なしライダーの契約者と合流後、パワーストーンの契約者の救出に向かうようです

と、いうわけで…
バールを持った少女と
パワーストーンの契約者の方に
それぞれ土下座っ!
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:27:40.66 ID:5AxkxQORO
くぁーむずいー
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:44:17.75 ID:p3U1OHYv0
どうしてこうなった?!

おかしい……何もかもがおかしい

この町は一体どうなってしまっているんだ?!

あの着ぐるみと黒いヤツラはなんだ?!

秋祭りに来ただけなのに……

人ごみにまぎれて女の子にちょっとだけ触れたり

匂いを胸いっぱいに吸い込んでいただけなのに……

どうしてこうなった?!

走る!

ひたすら、走って逃げる!

あそこまで行けばどうにかなるはずだ!

あの入口の……すぐそこに置いてあるはずのアレに向かって走る!
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:47:33.63 ID:p3U1OHYv0
?!!

驚愕する

な……ん……だと?!

無い?!

場所はあっているはずだ

だが、あるはずのモノがそこには無い?!

「どうしたんです?」

突如、すぐ近くにある電柱と壁の隙間から声が聞こえる

「いや……俺の……自転車が無い」

ひょろりと、隙間からペラペラの男──隙間男──が出てくる

「警察に電話すればいいんじゃないですか?」

「そうか!あいつら意外と仕事早いしな!」
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:49:04.58 ID:p3U1OHYv0
携帯を取り出し電話する

「あ〜、もしもし……で……はい……なんですよ」

電話を切る

「どうでした?」

まずは盗難の届出ださないといけないわ

戻って来る可能性低いだとか言われて

諦めろ的な雰囲気だしてやがったぞ

そして、背後から迫るパレード

「クソッたれ〜〜〜〜!!」


その後の彼らの行方は誰も知らない
579以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:49:32.93 ID:dK+aSdPvO
花子さん、いまだにこう着状態なの?

闇子さんが、喜々としてアップを始めたんだけど
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:50:58.41 ID:p3U1OHYv0
すみませ〜ん
懲りずに、隙間男と契約者借りました〜

当然、彼らはしぶとく生き残ってますんでご安心を〜

>>498
自転車の持ち主、決まってたりしたのだろうか
もし決まってたら、すみません

違う自転車の話だったことにして下さい!

じゃ、おやすみ〜
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 00:57:40.32 ID:C/uVa2So0
隙間男久し振りwwwwww

>>579
北区のどこかにて、仮設トイレの近くでス○ィッチのパレードと遭遇完全なテリトリーとも違うため、勝つ事ができずよくてこう着状態が続くでしょう。

から状況は動いてない、はず
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:20:19.18 ID:o2ElAd/p0
隙間男かwwおつwww
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 01:41:13.11 ID:5AxkxQORO
ぐおー
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:06:51.65 ID:5AxkxQORO
むむむ……
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:13:23.77 ID:o2ElAd/p0
>>584
お茶でも飲んで一息つくといいよ

つ 旦~
586>>545:2009/09/19(土) 02:24:56.46 ID:B/u+CNkwO
皆さん答えていただき感謝です。
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 02:41:46.93 ID:B/u+CNkwO
ねるほ
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 03:08:28.72 ID:o2ElAd/p0
ねるほ
589クロス 首なしライダー:2009/09/19(土) 04:45:06.06 ID:5pq6JjxZ0
>>574
ありがとうです

ちょっくら妄想を投下しておきますよ
590クロス 首なしライダー:2009/09/19(土) 04:46:14.21 ID:5pq6JjxZ0
「あ、ちょ、ちょっと、待って下さい!」
少女に呼び止められる。俺は足を止めて振り向いた。
「今、この町は危ない状況ですよね」
「知ってるのか?」
俺の問いに、女のカンです、と答える。
「詳しい事はよく分かりませんけど」
少女は俯いた。俺は一瞬、『夢の国』の事を話そうかと考えた。話すべきか、止めておくべきか……。

「あの、さっきの話なんですけど」
「? さっきの話?」
「その、妊娠の、話、です」
少女はそう言って顔をあげた。顔が真っ赤になっている。
「今は少し待ってもらえますか? この状況が落ち着いたら、私の話を聞いて欲しいんです」
「……状況がよく分からんが、分かった。後で聞かせてくれ」
彼女は小さく頷いた。
「今から、人を助けに行くんですよね」
「……分かるのか?」
これからの予定については何も話してない。俺の問いに、少女は再び答えた。女のカンです、と。
「私にも、手伝わせてもらえませんか。もう、誰も死ぬ所、見たくないんです」
じわり、と。少女の目には、確かに涙が浮かび始める。
「誰にも死んで欲しくないんです。だから」
俺は言葉を失った。一体どういう事だ?
確かに『夢の国』を放っておけば確実に犠牲者が出る。彼女の言う「女のカン」というヤツで、察している、という事か?

いや、何よりも重要なのは。犠牲者を出してはいけないという事――。

彼女をここに置いていくという選択肢はとうに捨ててある。
それに、あのグー○ィーを殴り飛ばしたのはこの少女だ。共に闘えば、打ち勝てるかもだ。
俺は少女の肩に手を置いた。少女の目からは、既に、大粒の涙が零れている。
「だから、私は……」
591クロス 首なしライダー:2009/09/19(土) 04:47:08.00 ID:5pq6JjxZ0
「お嬢さん、俺が君を守る。だから、手伝って欲しい」
朝野に、このお嬢さん。守らなければならないモノが増えたが。
やるしかないだろう。もう腹は括ってある。
「よろしくお願いします」
そう、少女は告げた。小さいが、決然とした声で。

「じゃ、じゃあ、ちょっと、準備させて下さい」
彼女は片手に持っていた「バールのようなもの」を両手で構えると、後退りして俺から距離を取った。
「準備って、何をするんだ?」
彼女は目を瞑り、大きく深呼吸をする。

「バールさん!
 貴方のチカラが必要なんです!
 私に貴方のチカラを貸して下さい!」

少女はそう叫び、勢いよく「バールのようなもの」を地面へと振り下ろす。
地を揺るがすような震動と一緒に、重い金属音が大きく響いた。
そして、その音は徐々にフェードアウトして――いない。いや、むしろ、その音は大きくなり始めている。
「く、ふぅ」
彼女の口から呻き声が漏れた。バールを持ったまま中腰の姿勢になって、何だかふらついているようだ。どうにも様子がおかしい。
592クロス 首なしライダー:2009/09/19(土) 04:48:13.19 ID:5pq6JjxZ0
俺は少女の元へ歩み寄って肩を支えると、彼女の持つバールを掴んだ。
「な、なんだこれ?」
バールそのものが震動している。それは唸るような独特の音を発していた。まるで音叉じゃないか。
俺がバールを握ってる事もあってか、少女はバールから手を離した。
こっちを見上げて微笑んでいる。その目と頬は、涙で濡れてはいたが。
「ありがとうございます。震えるのが物凄いから、持ってるのがやっとでした」

「お嬢さんは、契約者、なのか?」
俺は、とりあえず、今一番気になる事を聞いてみた。
「契約者って、『都市伝説』の、ですか? えっと、多分、今『契約』した事になるから、契約者って事ですよね」
は? 俺はまたも絶句した。
今のが、契約? て事は、何? 今まで、契約無しでバール振り回してたって、そーゆー事なワケ?
「大丈夫、理屈じゃないんです」
混乱している俺をよそに、涙で濡れた笑顔でそんな事を言う。
「あ、そう言えば、まだ自己紹介してませんでしたね。私、早川小塚って言います。コズカって呼んで下さい」
「は、はあ」
「ライダーさん、これからどうしましょうか?」
一方的に、少女――コズカちゃんは話を進め出した。
「えーっと、ライダーさんのバイクが今無いんですよね。どうしましょうか」
言われて思い出す。バイクは先程の戦闘で黒い服の集団に破壊されてしまった。
どうしましょうかって、こっちが聞きたいくらいだ。本当にどうしようか……。いや、待てよ。
俺の手の中で震え続けるバールを握りしめたまま、俺は考えた。『理屈じゃない』、か。
心の中で、ある事を念じてみる。ただ、その事のみを一点集中で思い描いてみた。

聞き慣れた駆動音が近づいてきたのは、その時だった。
593クロス 首なしライダー:2009/09/19(土) 04:53:43.19 ID:5pq6JjxZ0
と、まあ、色々アレな感じな妄想ですが、活用してやってくだせぇ
加筆訂正するのも、いっそのこと全無視するのも、お任せしますー

とにもかくにも、首なしライダーの人 スマン! <(___)>
現段階でまとまった設定も置いときますー



人物:「早川小塚」
高校1年。隣町からやって来る。
彼女は、この期間が秋祭りである事を知らなかった。
助けを求めており、「イイヒトおーら」を感知した首なしライダーに対し
「妊娠させて」とエキセントリックな発言をかます。だがしかし、シャイガールである。

都市伝説:「バールのようなもの」
鈍器の婉曲表現として用いられる「バールのようなもの」が起源となっている。
外見は70cm程度のバールで、鈍器としての性能はなかなかな部類である。
契約者は早川小塚(ハヤカワコズカ)。

能力:「音叉」
「バールのようなもの」を核とし、半径数m程度の球形の「結界」を展開する。
通常は地面等の基盤となるものに刺し込んで使用するが、
持ち歩く事により、実質上「移動する結界」となる。
使用方法次第では、対象を「結界」により圧撃する事も可能。
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 06:00:57.34 ID:4/2eXt/QO
保守
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 06:35:32.90 ID:zZ4I447Z0
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 07:54:46.02 ID:tjUfN7e8O
保守
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 08:25:00.92 ID:qPgNCWCYO
夕方から結界が効きにくくなるのか・・・
まぁせいぜい怪奇同盟に慌ててもらおう



さて、夕方に投下できるようにネタでも考えるか
迷子2人を拾ってみたいし
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 09:01:27.73 ID:C/uVa2So0
599以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 09:26:51.37 ID:C/uVa2So0
600以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 09:27:56.69 ID:PvSSz46NO
昨日膠着状態の花子さんに花子様を送るかもと言ったが・・・

それ書いてたハズだが、気づいたら朝になってたorz
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 09:32:41.71 ID:juGnhjVFO
結界が効きにくくなる→エンジェルさんあぼん

さてどうやって逃げようか……
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 09:50:16.84 ID:uAH1JZsp0
おはよう、皆様乙!!

首なしライダーの人来てくれるか!
朝野さんが近くで見ているだと…朝野さんの身の安全も心配だぜ

ちょwwwwwwwwwwwwww
隙間男と契約者wwwwwwwwwwww
っつか、祭で何やってやがる契約者wwwwwwwwwwwwwwwww

バールのようなもののお嬢さんも乙!
何でいきなり妊娠させてなんだよwwwwww
まずは交換日記からだろう、常識で考えてwwwwwwww

>>600
wktkして全裸で正座してる
603以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 09:59:37.87 ID:uAH1JZsp0
>>601
誰か強そうな契約者を見つけて一緒に行動するんだ!
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 10:25:41.79 ID:uAH1JZsp0
富士額の鼠は黄色い電気鼠の夢を見るか
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 10:38:10.95 ID:C/uVa2So0
>>601
むしろ籠城戦とか。割と墓場の結界強力そうだし
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 10:53:50.12 ID:uAH1JZsp0
怪奇同盟の結界は、最後までもってくれるだろうしな
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 11:21:47.50 ID:uAH1JZsp0
ほしゅーーん
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:00:28.53 ID:B/u+CNkwO
首なしライダーに二股フラグか?
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:34:39.76 ID:B/u+CNkwO
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 12:50:32.23 ID:o2ElAd/p0
wikiって編集すればするほど先が見えなくなるよな・・

そろそろ続き書いてくる
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:28:10.78 ID:RjtaDoVo0
hosh
612以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 13:45:19.23 ID:B/u+CNkwO
wktk
613以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:05:15.74 ID:P7VZRsFEO
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:20:05.30 ID:5AxkxQORO
にょ
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 14:56:15.35 ID:B/u+CNkwO
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:13:46.31 ID:OLo6uWpB0
ただいま

>>610
その気持ちはよくわかる
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:15:23.75 ID:5AxkxQORO
文章を見直してるときはいくら見直しても気付かないけど
投稿したら変なとこがあるのにすぐ気付く不思議
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:16:34.51 ID:OLo6uWpB0
>>617
あるある


wiki編集の際、誤字脱字に気付いて直したり
いつも勢いで書いてるもんだから設定の矛盾が見付かって直したり
口調が定まってない頃のキャラの口調を直したり

…あれ?そんな事してるからますます更新が終わらないんじゃね??
619小ネタ:2009/09/19(土) 15:36:17.59 ID:OLo6uWpB0
〜秋祭り 二日目 夕方 〜

「はい……りょーかいっす。あいつも気にしてたんで、これから東区の方、様子見に行こうかと」

 ……じゅうううううう
 「夢の国の黒服」の顔を鷲掴みにしたまま、彼は電話に応じていた
 顔を焼かれ…否、顔を中心として全身をじわじわと焼かれていき、「夢の国の黒服」はもがき苦しんでいる

「…俺は問題ないっす。今んとこ、パレードに遭遇してないし………」

 …幸い、と言うべきあ何と言うべきか
 彼は、まだ「夢の国」のマスコット率いるパレードには遭遇していない
 今のところ、「夢の国の黒服」を見つけ次第、手当たり次第に焼いているだけだ
 …少しでも、相手の戦力を削ぐ
 そうしていけば、きっと、助けになれるから

「…あ、そうそう。さっきから、西区の方向に見えてた雷………あ、やっぱ将門様っすか
 ……その、いや、いいんすけどね。できれば、街はあんまし壊さない方向でお願いできます?
 …あんまし壊すと、戦い終わった後、あいつがまた過労死しかねないんで」

 はいはい、と頷いて、彼は通話を切った
 直後、苦しんでいた「夢の国の黒服」は力尽き……その存在が、消えていく

「…将門様、やっぱ、最後派手に地震起こす気だったか…」

 良かった!
 先に止めておいて本当に良かった!
 地震とか起きたら流石にヤバイだろ、どんだけ街壊す気だ
 妙な所で派手好きな主に苦笑しながら、青年は東区に向かって走り始めたのだった
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:37:46.75 ID:OLo6uWpB0
夕方くらいになってから、チャラ男、北区から東区に向かって移動開始
禿の派手な攻撃に気付いた将門様より何があったか様子見て来いの命令が下ったらしい
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:42:30.55 ID:o2ElAd/p0
じしんwww
チャラ男もいまや苦労人ポジションだなwww
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:48:36.45 ID:o2ElAd/p0
うし、投下するよ!
623騎士と姫君 【守る者、守られる者】:2009/09/19(土) 15:49:41.96 ID:o2ElAd/p0

 学校町北区、どこかの路上にて。
 端から見れば仲のよい姉弟と思える様な二人が、てくてくと手を繋いで歩いていた。

「うー、それでね、昨日はパパといっしょにお祭りまわったんだよ」

「へえ、それはよかったですねえ」

「うー!」

 かたわらの少年はなんとも嬉しそうな笑みを浮かべる。
 その笑顔を見るだけで歩き詰めの疲れなんてどこかに吹っ飛ぶような、なんとも幸せな気分にさせられる……のだが。

「それにしても……田んぼ、ばっかりですねえ」

 辺りを見回してみれば、そこには一面黄金色の草原とも見まがう光景が広がっている。
 さほど遠くないところには山すらそびえ、本当にここは一つの地名の中なのかと疑いたくなってきてしまう。

「うー! バッタ! 緑のバッター!」

 そんな思いなどお構いなし、稲穂の森から飛び出してきた虫に目を輝かせる少年を見つめ、彼女はなんとも深いため息をついた。

 あれから運よく一人きりでいた少年と再会し、あの黒い集団から逃れる場所を求めて二人はさ迷い続けていた。
 いつまたあの黒服たちに襲われかねない状態の今、一人ぼっちの少年を発見できたのまでは良かった。
 しかしよくよく話を聞いてみれば、少年もまた気の向くままに歩いていただけだと言う。
 ならば家はどこかと訪ねてみても「うー?」と少年はかわいらしく首をかしげるのみ。

 つまり、事態は全く好転してはいなかった。
624騎士と姫君 【守る者、守られる者】:2009/09/19(土) 15:50:57.81 ID:o2ElAd/p0

「うーうー! おねーちゃん、バッタ!」

「ああ……あれはバッタじゃなくて『イナゴ』って言うんですよ」

「いなご? うー、イナゴ!」

 早速教わった名前を口にしながら、少年は食い入る様に虫を見つめている。
 しばらく前には、確か遠くにロボットが見えると言ってはしゃいでいた。
 そんな光景を眺めていると、本当に今は逃避行の真っ最中なのかと疑いの気持ちが生まれてくる。
 しかし数時間前に味わったあの恐怖感が、「これは現実の出来事なのだ」と強く彼女に思い知らしめていてのだった。

 思えば影を探して歩いてきたはずなのに、気づいてみれば日差しを遮るものなど何もない場所にやって来てしまっていた。
 もしこの状態でまたあの集団に襲われたら?
 さっきは自分一人だったからまだよかったものの、今度はこの幼い少年もいるのだ。
 逃げ切る事はまず、不可能に近いだろう。いや、ほぼ逃げ切れまい。
 あの騎士を呼び出せばその可能性はぐっと高くなるだろうが、それは今の状況ではとても難しい。
 空を見上げれば、先程よりいくらか傾いたものの未ださんさんと輝く太陽がそこにはある。
 闇の領域の存在である騎士を日の元に呼び出すのは、まず無理だ。
 例外として、日差しの差し込まない影の中であれば、幾分力は抑えられてしまうものの騎士の助けを得ることもできる。
 しかし今いる場所は遮るものすら何もない平原の真ん中、影など見込めるはずもなかった。

 もし、今ここであの黒いモノたちに襲われたら……その時は私がこの子の盾となろう。
 かつての私を守ってくれた、あの騎士の様に。せめて一瞬だけだったとしも。
 どんな形であれ、今この子を守ってあげられるのは私しかいないのだから――。
  
「うー……おねーちゃん、こわいの?」

 ふと耳に飛び込んできた声に我に返れば、眉を寄せて心配そうに見上げる少年の顔がかたわらにあった。
625騎士と姫君 【守る者、守られる者】:2009/09/19(土) 15:52:00.90 ID:o2ElAd/p0

「ちがう? うーうー、あたまいたい? おなかすいた?」

 ぎゅっと両手で彼女の手を握り、少年はなおもそう問いかけてくる。
 こんな小さな子でさえ気づく様な顔をしていたのだろうか、自分は。

「まだまだ、だなあ」

「う?」

 そう首をかしげる少年のそばにそっとかがみこむ。
 そしてきょとんとした表情の少年の頭を、優しくぽんぽんと撫でてあげた。

「大丈夫です、私は何ともないですよ」

「ほんと?」

「ええ」

 そう頷いてやれば、ようやく少年は笑顔を取り戻す。

「うーうー、だいじょうぶ! こわいの来たら、みんな将門さまがやっつけてくれるから!」

「まさかどさま?」

 不意に少年の口から飛び出した「まさかど」という言葉に、ふと内心引っかかりを覚える。
 「まさかど」と言えば、かの有名な「平将門」が浮かぶが、なぜこの少年の口から彼の人物の名前が出たのだろう。
 もう少し話を聞こうと口を開きかけるが、その時少年の頭のはるか向こうに何か動くものが目に入った。
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:52:25.12 ID:OLo6uWpB0
支援!!

>>621
俺が出した首塚メンバーで、突っ込みポジに回ってくれそうなのがチャラ男しかいなかった現実
627騎士と姫君 【守る者、守られる者】:2009/09/19(土) 15:53:07.10 ID:o2ElAd/p0

「っ……!」

 ついにあの黒服がやって来たのかと、すぐさま立ち上がり目を凝らす。
 そしてだんだん近づいてくる彼らの姿がはっきりとわかると、その姿に思わず息を呑んだ。
 まず先程追われていたのよりも、明らかに数が多い。
 その姿はいずれも歪な奇形のものばかり、そして先頭に立つのは、紫のマントを纏った獣人の……着ぐるみ、だろうか。

「……うー! 不吉!」

 少年の目にもあれはよからぬものだと映ったのだろう。
 ぎゅっと握る手に力がこもり、「不吉」と繰り返し続けている。

「確かに……あれは不幸しか招きそうにありませんね」

 再び己の背中を冷たい汗が伝うのを感じる。
 今度はさっきの様に幸運が起きるとは限らないのだ。
 それでも、動ける内にせめて悪あがきぐらいはしなければ。

「……よし、逃げましょう!」

「うー!」

 そう二人は声を合わせ、黒い集団とは反対の方角へと駆け出した。


 黒が黄金色を食いつぶす。
 それはまるで、蝗(いなご)の大群が押し寄せるかの様な光景だった。

<To be...?>
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 15:59:51.36 ID:OLo6uWpB0
騎士と姫君の人乙!!
2人にもパレードが襲い掛かるか…!?
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 16:11:01.67 ID:FL4dqrxA0
騎士と姫君の人、乙!

ロボットで思い出したが、天高く聳えるロボットを見て
ぱったり倒れた黒服さんを妄想してしまつた
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 16:18:21.34 ID:OLo6uWpB0
おぉっとまた出かけねば
9時前後までにスレが残っていたら幸せだ!!
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 16:41:44.67 ID:zZ4I447Z0
皆乙!!
巨大ロボは浪漫

>>552
何ら問題有りませんwww
全力で続きwktkしてる
(親に呼び出しくらったんだぜ・・orz)

パレード、襲来。

と言うわけで、コアラ少年と戯れつつついに遭遇させてしまいました。
ほら、激戦区だし。
むしろ襲われなかったのが奇跡だったんだよ。
そしてコアラ少年の人に土下座っ!orz

wikiで改めて北区の説明読んだら、田んぼとか山ってなってて焦った。
思いっきり住宅街だと思ってた・・!
そんなわけで田んぼの中に出てみたら・・・野獣に遭遇した模様です。
助けは来るの・・か・・!?

そんなこんなで、読んでくれた皆ありがとん!
ちなみに時間軸は午後二時〜三時?ぐらいだと思われるよ!
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 16:56:44.78 ID:5AxkxQORO
やる気のない黒服かいて見たんだけど
何かもの足りない
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 17:27:20.19 ID:5AxkxQORO
もういいや
推敲なんてもともと出来ないし
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 17:52:41.17 ID:5AxkxQORO
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 17:55:48.82 ID:/54mQord0
ただいま

全く書き進めらんねぇ…orz

唯一進んでるのが現在の時間軸より若干未来の『東京』第2部とかorz

こうなったら一発でも何でも考えてみるか…
637単発:やる気なさげな黒服:2009/09/19(土) 17:59:08.24 ID:5AxkxQORO

祭の本会場から少し離れた路地を歩いていた
口にはりんご飴をくわえ
手にはジュラルミンケースを持っている
スーツの懐も若干膨らませている

何かに気付いたのか突然立ち止まる
そしてりんご飴を噛み砕いて呟いた

黒服「来たか」
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:03:16.35 ID:5AxkxQORO

道の向こうから【夢の国の住人】が1体歩いてくる
懐からハンドガンを取り出し構える
指はトリガーにかけずに伸ばしたままだ

黒服「……あれは人じゃない……もう戻らない」

自分に言い聞かせるように囁く

狙いが定まる
トリガーに指をかける

黒服「これしか、僕ができることはない」

トリガーを引く

弾丸が空気を切り裂き【夢の国の住人】の頭部に突き刺さる
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:08:15.46 ID:nEhZxoySO
支援!
640単発:2009/09/19(土) 18:09:27.67 ID:5AxkxQORO

銃弾の衝撃にのけ反るが【夢の国の住人】は倒れない

立て続けに3発、頭部に撃ち込む
【夢の国の住人】は衝撃に身体を震わせ、そのまま後ろに倒れ込んだ
数秒間ビクビクと痙攣していたがすぐに止まった
動かなくなった黒い身体は塵となって崩れていった
641単発:2009/09/19(土) 18:14:12.58 ID:5AxkxQORO

ポケットからべっこう飴を取り出し、口にくわえて一息ついた

黒服「……誰も死なないのが1番楽だよね」

べっこう飴を揺らしつつ言葉を漏らし
ハンドガンに弾を装填する

進もうとした道の先には【夢の国の住人】が数体迫ってきていた
まだ距離が離れている【夢の国の住人】に向けて銃撃を開始

のけ反り、あるいは倒れ込む黒い影
素早く弾を装填、銃撃の途切れる時間を無くし
黒い影を殲滅してゆく



影が全て消えたのを確認して装備を整えた
べっこう飴をくわえ直し先へと歩を進めていく


続く   かもしれない

いま神社から離れていってるぽい
この黒服やる気ないように見えてもやるときはやるよ多分
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:17:59.01 ID:nEhZxoySO

この回の黒服、なんかかっこいいぞ…?!
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:44:17.43 ID:QJm72vzcO
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:44:37.69 ID:7dQXOSVrO
やーみーこさーん、あーそびーましょー
645以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:47:18.33 ID:xUcAco4U0
よし!もうそろそろ
俺の
やつ投票しようかな!

うそだけど!
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 18:57:32.98 ID:5AxkxQORO
>>642
やるときはやるタイプなんだよきっと!
べっこう飴はまだいっぱい持ってるよたぶん!
647ギザ十:2009/09/19(土) 18:59:26.45 ID:gsoW+hG2P
前の続きです。 もうどうにでもなーれ


アレからどれ程の時間が経ったのか
数時間? それともまだ数秒しか経っていない?
幾度も拳を交え、蹴りの応酬を繰広げた目の前の老人と、僕たちの姿は満身創痍と言った有様だ。
周りを見渡すと、廃ビルの立ち並んでいた筈の、打ち棄てられた旧オフィス街の姿はすでに無く
瓦礫だけがただ転がる、だだっ広い荒野のような有様と化していた。
「くふふ……面白い、この儂を此ほど追い詰めるとはのぅ」
体中から血を流し、折れた片腕をダラリと垂らしながら、しかし未だに闘志は衰えずにいる目の前の老人に、僕とその隣にいる禿の黒服は
油断することなく、構えを取る。
「師よ、ここまでです、拳を卸し、降伏なさってくれませんか?」
全裸を自らの血で染め上げ、まるでボディーペイントの如く有様となった、禿の黒服が言う。
「僕からもお願いします、拳を交えて分かりました、貴方は「暗部」のような悪に心から手を貸すような方ではないと」
そんな僕の言葉に、目の前の老人はいつものように押し殺した様な笑い声を洩らす。
「全てを賭して外道に身を堕としながら、それでも、自らの使命の為に突き進もうとする若者が居る、それを、ただ自らの保身の為に、どうして裏切ることが出来ようか…」
「それで、多くの人々が不幸になるとしてもですか!」
「くふふ……人は誰しも赤の他人なんぞよりも、自らが大切に思う「家族」を優先するものじゃよ…」
静かに言う彼、既に自らの最後を心に定めた漢の眼に、僕たちは覚悟を決めた。
「ならば、せめて我が最高の技で送ってさし上げましょう、師匠!」
「貴方が自らの「家族」の為に死ぬというのなら、僕は自らの「家族」の為に生きます!」
648ギザ十:2009/09/19(土) 19:00:27.66 ID:gsoW+hG2P
二人、同時に叫ぶ。
禿の黒服が、体中の筋肉をビクビクと痙攣させ、強大なオーラを纏いポーズを取る。
僕が、胸のパワーコアから溢れ出す全ての力を拳へと凝縮させて大きく掲げる。
「来るがいい、我が生涯を賭して磨き上げし心意六合八法、その全てを貴様等の力で打ち砕いて見せよ!」
老人が吠え、満身創痍の体で構えを取る。
それに、合わせるように僕が、そして禿の黒服が、力を解放する。
「ふんんんんんんぬうぅぅぅうおぉぉおぉぉはああぁぁっっ! 兄 気 全 力 解 放 !!!」
「うおぉぉおおぉおぉおおおぉおぉぉおっっ! 外 道 黒 屠 瞬 獄 拳 奥 義 !!!」

「「 魔  棲  羅  皇  ! ! 」」

奇しくも同じ名称で呼ばれた、しかし全く異なる技が放つ、力の奔流が森羅万象を消し飛ばしながら黒衣を纏いし老人の元へと殺到する。
「くふはははっ…素晴らしい、儂の全てを凌駕するこの力、此こそが儂の待ち望んだもの……B-No.001、どうやら此で儂は終わりのようじゃ……すまぬなぁ」
僕と、禿の黒服の拳から放たれる白銀と黄金の光の大瀑布に飲み込まれながら、何故か彼はとても満足そうに笑い最後を迎えたのだった。

その後、二人の化け物から放ったれた二条の光の奔流は、まるで老人を天へと送るかのように空を掛ける。
空を覆う灰色の雲をかき散らすように消滅させ大気圏を軽く突破すると、燃えさかるプロメテンスを貫き屠りながら太陽を掠めるように突き進み、
太陽系圏内を抜け、宇宙を駆け抜け、地球より遙か800万光年も先に存在する、とある銀河の中心に存在する巨大恒星を貫き爆砕させて
なんやかんやありながら、風が吹けば桶屋が儲かる理論で、その銀河の片隅にひっそりと存在する、ある惑星の海に原始の生物を発生させたのだが、それはまた別のお話。
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:03:05.17 ID:FL4dqrxA0
やる気ない黒服の人
ギザ十の人、乙!!

ヤバいよ、戦闘規模がハンパないよ
黒服ズの後処理の問題を考えると、うわああああああああ
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:04:22.71 ID:u5P356Tz0
戦闘の規模がヤバすぎるwwwwww
651以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:08:20.92 ID:5AxkxQORO
生物の創造主になったwww
652ギザ十:2009/09/19(土) 19:13:23.40 ID:gsoW+hG2P
というわけで、B-No.006との激闘編なんとか無理矢理終了。
上の方で、街に被害が無いようにとさんざん言われていたのに
どうにもこの三人の化け物達が、被害を押さえて戦う姿が欠片も想像できず
被害甚大な有様に申し訳ありません!特にこの後、後処理を任される黒服達に超土下座!orz

あとまたもや誤字がぁ、プロメテンスてなんだよ、プロミネンスだよ俺…orz
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:14:39.20 ID:HZHGw6gV0
うちの裏の神社の秋祭りも始まったよ
夢の国が現れないことをいのる
654以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:30:56.14 ID:C/uVa2So0
ギザ十さん乙www
神になったwwwww
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:35:47.10 ID:uDySJjOm0
しばらく本スレ見ない間にまとめwiki出来たり凄いな
今なんか秋祭りって企画(?)やってるみたいだけど、どんな感じ?
夢の国との決戦イベント? 途中参加できるかな
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:40:57.31 ID:mOz4+POk0
>>655
今までの流れを俺的にまとめるとだな…

@ロボットとか筋肉さんとか、色々大変な事になってる
A《夢の国》の能力に「領土拡大・結界侵食」がプラスされた
B学校町には事情知らない一般人もワンサカ

ところで、秋祭り期間中って各学校は休校になってるんだっけ?
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:46:21.85 ID:C/uVa2So0
>>655
秋祭りを舞台にして対夢の国戦と対鮫島事件が同時進行中
只今三日間の期間中の二日目、途中参加歓迎。
現状の町に出てる夢の国の状況と各契約者たちの動向
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:48:01.99 ID:C/uVa2So0
  ――waening!――warning!――
≪夢の国≫が学校町に侵攻を開始しました。
侵攻にあたって、
・ミッ○ー(首なし)は契約者と共にいます。
・マスコットは住人とパレードを率いて学校町各所にて行進中(主に黒服と邪魔者狙い)
・≪夢の国の黒服≫は個々人で行動、路地裏などで学校町の人々を狙う。
・≪夢の国≫は基本的に人避けの電波の活用を使用して迫っているため一般人にはその場にいるだけなら認知されづらい状況です。
 この状態で≪夢の国≫に取り込まれた場合、気がついたら≪夢の国≫にいた……。状態になります。
 パレード程の規模で暴れられると一般人にも普通に認知される恐れもあります。気をつけましょう。
・墓地、結界等への避難誘導は祭りに参加している人々の多さからして難しいものと思ってください。
・町全体にパレードは出現します。が、北の神社には本会場ということもあり、相当数の住人がお邪魔いたします。
・≪夢の国≫の契約者は戦場で見かけてもすぐにパレードにまかせて逃亡します。

・ネットに広がっている≪夢の国≫に関する噂は現在効果を発揮しません。
・墓場等の結界は現在有効です。
・『学校町北区秋祭り仮装(コスプレ)大会』が二日目にあるため大抵の格好は容認されるでしょう
・パレードになってる住人は臓器抜かれてもう助かりません。残念ですが
・学校町全体にも結界を張って
『夢の国』を街の外に出さない――――by怪奇同盟
・侵攻は午後一時ちょい過ぎから
※住人、及びマスコット共に不死性がありますが、展開範囲が広いためかマスコットキャラで強力な再生レベル、住人も再生能力有りですが粉々にされたり燃えカスになったりすると消滅します。
 が、常に住人は補充されますのでお気を付けください。

―――― 時間軸的に夕方以降の動き
 学校町秋祭り二日目午後四時半頃をもって≪夢の国≫の勢力に結界侵食、領土上書きの能力が付加されました。
 ・一発で破壊みたいなことはできませんがガリガリ削って行きます。
 ・各種結界内の安全性が絶対ではなくなりました。
 ・一種の空間、異郷を作り出す能力もその力が激減します。

 ・櫓への攻撃による一時的な≪夢の国≫の戦力減少の情報が黒服を通じてほぼ町全体にもたらされました。
659以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:48:57.49 ID:C/uVa2So0
・チャラ男:夕方くらいになってから、北区から東区に向かって移動開始禿の派手な攻撃に気付いた将門様より何があったか様子見て来いとの命令が下ったらしい

・かごめかごめ:東地区

・ハーメルン:南区のビル街

・将門・キャリアウーマン:○ップと○ールに勝利し、西区から激戦区っぽい北区辺りに向かってのんびりと移動開始

・はないちもんめ:東地区

・エンジェルさんの契約者:祭会場脱出、墓場に居る

・騎士と姫君:北区と南区の間ぐらい・・・いつの間にか迷子→首塚のコアラの少年と同行(両方迷子)
午後二時〜三時ぐらいに北区の田んぼにてパレードと遭遇→逃走

・パワーストーン契約者:夕方以降、「夢の国」の結界浸食により、パワーストーン契約者のテントが危険な状態に陥りました。パワーストーン契約者のテントから「夢の国の地下カジノ」へ逃亡する事は不可能となります
…何故なら、テントは「夢の国の黒服」もしくは、どれかマスコットが率いるパレードに囲まれているからです!!
テントを囲む戦力を誰かが何とかしない限り、パワーストーン契約者は彼らの毒牙にかかり、死亡します→首なしライダー

・ヤンデレ弟、「夢の国」の侵攻が開始しても、北区お化け屋敷近くから動きません

・花子さんの契約者:北区のどこかにて、仮設トイレの近くでス○ィッチのパレードと遭遇完全なテリトリーとも違うため、勝つ事ができずよくてこう着状態が続くでしょう。

・北区お化け屋敷内にて、「夢の国の黒服」数名進入中、人体模型と骨格標本が撃退しています
不良教師はただ突っ立っているだけですが、何者かがオートガードしているようです

・首なしライダー:パワーストーンの契約者の救出に向かうようです

・やる気のない黒服:いま神社から離れていってるぽい
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:54:04.68 ID:uDySJjOm0
おおっ、>>656-659サンクス!
まさかこんな参加しやすい感じになってるなんて・・・これは楽しそうだ、助かりました
661以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:54:51.43 ID:C/uVa2So0
あと学校町はきっと今シルバーウイークです!
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:57:50.83 ID:gsoW+hG2P
「夢の国」だけじゃなく「鮫島事件」の方にも誰かアタック仕掛けて欲しい今日この頃。
現状、地下秘密施設に突入してるの、ギザ十一人なんですよね…

設定としては。

1.「暗部地下秘密施設は
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:59:01.84 ID:B/u+CNkwO
>>662が当局に消された件
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 19:59:47.56 ID:5AxkxQORO
>>662
鮫島事件に消されたか
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:05:16.42 ID:5AxkxQORO
あれ? もしかしてみんな消え
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:08:36.70 ID:gsoW+hG2P
すいません、途中で送信してしまいました…orz

1.「暗部」の地下秘密施設は地下500mの場所に存在、その広さは、学校町全域とほぼ一緒。
2.地上からは、東区西区南区北区に一つずつ存在する「組織」の所有施設に隠されたエレベーターからいける。
3.その一つ、北区のエレベーターは、ノートの太郎さんの所為で、只の垂直の巨大穴と化してる。
4.秘密施設内には、カプセル状の謎の機械に入れられた、人間の形をした何かで埋め尽くされている、その数は学校町の総人口の10倍くらい。
5.その中心部には、「鮫島事件」の能力を持つ「黒服」、B-No.002と、「暗部」のリーダーであるB-No.001が居る。
6.まだ「鮫島事件」は条件を満たしきっていないので、完全発動はしていない。
7.施設内には「感情を持たない組織の黒服」が多数存在している、装備は近代兵器を所持、個々人の能力は低い。
8.残りの幹部は、「トゲアリトゲアリトゲトゲ」の能力を持つ黒服(幼女)のB-No.005と、まだ設定出してないB-No.003だけ。

因みに現在、うちのギザ十は、元エレベーター穴を紐無しバンジージャンプ中。
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:10:56.34 ID:AXPpVTPn0
たっだいまーーー!
みんなおーーーーつ!!


鮫島事件にアタックか…
地下秘密施設に入る必要が必須かな?かな??
668東(ry:2009/09/19(土) 20:11:54.82 ID:/54mQord0
>>662
別なエンドを採用してたら一緒に向かってたんだけどなぁ…

という訳で空気を読まず一発ネタ投下するよ!

 俺はどこにでもいる普通のくたびれたサラリーマン。趣味は刀剣蒐集。
 俺は自分が住むこの街、通称"学校町"で嫌な雰囲気を感じ取っていた。そして―
 この趣味が俺をとんでもない方向へ進ませるのであった…。
 
 ―Prologue 類稀な業物―

 俺はいつものように刀剣専門の古物商に通っていた。
 そして俺は偶然にも見つけてしまった!
 この店に足繁く通いつめて早ン十年。今までもそれなりにいいもの(堀川国広とか長船元重など大業物や最上大業物など)を手に入れてきたつもりだ。
 しかし、今回は違った。見た感じ今まで手に入れた刀よりも素晴らしい出来だった。そして普通の刀より…長かったのだ。
 気になった俺はすぐさま店員に声をかける。
 「すみません…あの刀、銘を見せてもらえますか?」
 そう言って店員はすぐに目釘を抜く。そこには―
 何も書いてなかった。神秘性が高まって購入意欲がますます高まった。
 「これ下さい!いくらでも払います!」
 そう言ったが、店員の口から意外な言葉が出てきた。
 「いいですよ、それ。差し上げます。」
 …え?差し上げる、そう言ったか?
 「お代は…」
 「結構です。お得意様ですし。」
 やった!すんなり手に入ってしまった!
 早速俺は自宅地下の保管庫に持ち帰る。ここには今までに蒐集した刀が集められている。勿論公安の許可は取ってある。
 そして、この―銘がよく分からないが業物に違いない―野太刀も我がコレクションの一つに加わるのだ!
 そう思ってこの野太刀をしげしげと見ていると、どこからか声がする。
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:12:12.44 ID:90b/72Q30
ハーメルン組で騎士と子供の迷子を迎えに行っても良いかしら
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:13:31.53 ID:GDp1oYmw0
なるほど
上はパレード、下は鮫島と
こいつは、かなりキてる状態だな

あれだ、パレードから逃げてる内に
地下秘密施設に入っちゃいそうな
契約者が出てきそうで怖い、もといハラハラ
671東(ry:2009/09/19(土) 20:14:04.08 ID:/54mQord0
>>666
設定あざーっす!

いや、『東京』第2部で思いっきり「暗部」と絡ませようと思いましてね?

 ―時は来た…我を求めしものよ…貴様に戦うだけの力はあるか…?
 何だ?男の声が聞こえると思ったらいきなり変な空間に連れて来られたぞ?
 ―今一度問うぞ…汝、我が「長光」で汝が敵を屠りし者か…?
 …長光?ってまさか―
 ―答えてみよ…我を求めるものよ…!
 「敵が何なのかは知らないが、嫌な予感を感じる事は出来る。その大元を断ち切りたいっていう気持ちもある。だから俺はお前を求める!」
 ―ぬかしおるわ。お主はこの「長光」をふるう覚悟はあるか?
 「そっちこそよく言うぜ。俺は普段はしがないサラリーマンだが、刀剣の扱いには結構詳しいんだぜ?何故なら―」
 ―………。
 「俺はこう見えても失われし流派、巌流を極めし者。だからお前との相性は抜群だぜ?佐々木小次郎!」
 ―ふん、ばれてしまっては仕方がないな。如何にも、我が名は佐々木小次郎。巌流が創始者だ。さて、お前には我が「長光」にてこの街に降りかかる怪異を払う事は出来るか?
 「上等だ。やってやろう!」
 「契約成立、だな」
 突然、刀を携え、陣羽織を着た若い男が現れた。
 「佐々木小次郎、か。伝承の通りだな。」
 「知っての通り、我が名は佐々木小次郎、齢は十八だ。」
 「つまり、巌流を創設させた年齢か。」
 「左様。即ち全盛期の我という事だ。」
 …お前はイチローか。まあいい。だが―
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:14:57.69 ID:xUcAco4U0
あれ・・・俺この前のSSで手どっちを黒くしてたっけ・・・
右だったっけ・・・左だったっけ・・・

支援ー
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:15:14.12 ID:AXPpVTPn0
>>669
ハーメルン組って南区だよな、離れてるけど大丈夫か?
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:15:24.72 ID:u5P356Tz0
>>669
むー、私ももうちょいで迷子二人のところに人送るネタ書きあがるんだけどどうしましょう?
二人同時に到着してパレードと戦うとか。
こちらは戦闘とは別に二人を逃がす手段考えているのですが。
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:16:10.88 ID:AXPpVTPn0
>>672
志村ー、確か右、右ー
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:17:25.13 ID:xUcAco4U0
>>675
おぅマジかサンキュー
677東(ry:2009/09/19(土) 20:17:32.76 ID:/54mQord0
 「とりあえずその「長光」をどうするかだが…」
 「武士であるならば常に帯刀せよ!」
 「…あのなぁ、今この国ではおおっぴらに刀を持ち歩けないんだ。」
 「…ぬう。しかしこれがなければ襲い来る怪異には立ち向かえんぞ?」
 「……そうだ、刀が持てなくとも現代にはこういう物があるんだ。」
 そう言って俺はカッターナイフを小次郎に見せる。
 「これは…脇差、いや、短刀か?」
 「こいつはカッターナイフ、現代の刀(の様な刃物)の一つだ。薄い物なら力を入れずに切る事が出来る。勿論、人も斬れる。」
 「かったーないふ、か。憶えておこう。それで、このかったーないふとやらで何をせよと?」
 「これを「長光」に変えられるか?」
 「いくら我でもそれは…」ボンッ!「あ、できた。」
 「なら話は早い。このサイズなら持ち歩いてても何ら怪しまれない。そして戦闘域に入ったら…」
 「我がかったーないふを「長光」に変える、と。なかなかに面白い事を考えるな、お主。」
 「出来ればお前さんにも戦ってほしいんだが…」
 「創始者と現代の伝承者のこらぼれーしょん、とやらか。面白い。お主が何処まで出来るのかを期待しておるぞ…」
 こうして何やら横文字を多用する小次郎とのタッグマッチとなった。

という訳で続くか続かないかは中の人次第でさぁ

今回もまた碌に設定は作ってないぜ!
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:18:21.87 ID:GDp1oYmw0
東京の人じゃないか! 支援するぜ!

>>672
ひょっとして、前スレで淀元町の怪人赤マントを
撃破した人?
だとしたら、こんなんだったぜ

>「どうした?そんなもの?」
>さっきの女の子・・・!!??なんだあの左腕・・・黒い・・・
>「まさか・・・あれは・・・」
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:19:36.36 ID:AXPpVTPn0
うぉぉう、しまった人違いだったっぽい!?
←だったと見た、スマン
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:20:37.78 ID:gsoW+hG2P
あ、一応、地下施設には、エレベーター以外からは侵入できない方向で。
それ以外の場所には大規模な対都市伝説結界と、十メートル程度の厚さの謎の超々硬度の合金によって遮られています。
それすら突破する能力を持つ方や、侵入せずに「暗部」に介入できる方々は、
「「鮫島事件」を問答無用に無力化」的な事以外ならご自由にどうぞw
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:20:38.04 ID:AXPpVTPn0
っと、東京の人乙ー!
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:22:54.08 ID:gsoW+hG2P
おっと、東京の人乙です
683花子様の人:2009/09/19(土) 20:23:13.19 ID:PvSSz46NO
花子さんの加勢ネタを書いたのに・・・規制orz
684東(ry:2009/09/19(土) 20:23:55.75 ID:/54mQord0
決まってる設定とすれば

・契約者は20〜25の刀剣マニア
・刀剣の所持についてちゃんと公安の許可をもらっている事
・地下に保管庫を設けてる事より、実はかなり金持ってる事
・その癖現代では失われし流派「巌流」を独学で復興させる辺り只者ではない身体能力


ぐらい。もう少し煮詰まったら改めて設定書く
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:24:28.04 ID:xUcAco4U0
>>678
そうそうその人
あり?そうだったけ?
まぁいいやありがと
>>679
きさまぁぁぁぁぁぁぁぁ

俺はゆるすぞぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ

東京のん乙
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:24:43.79 ID:90b/72Q30
>>673
いや、そろそろグーフィー突破して学校町縦断作戦に出る予定だったんだ。
急に言ってごめんなさい
>>674
うっひょう、迷惑かけかねないな。考え直した方が良いかしら。
687東(ry:2009/09/19(土) 20:26:48.27 ID:/54mQord0
>>680
使うに当たってその辺は大丈夫っす!

ちゃんと「お迎え」を向かわせますのでw

誰だって?それは投下するまでのお楽しみだぜ!

しかし昼ごろ第2部書いてたんだが、エレベーター使うの当たっててワロタwwwwwww
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:28:27.75 ID:AXPpVTPn0
>>685
申し訳ないんだぜor2


さて、俺は誰の状態を書くかな…
もし、姫君とコアラショタのところに誰も救助に行かないんだったら、コアラショタのパパンが散弾銃でももってビーストパレード相手に無双するネタでも書くかなと思ってたが









嘘です、御免
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:30:42.75 ID:u5P356Tz0
>>686
んにゃ、こっちの方が位置は近く設定してあるから早くつくことになるだろうけど
さばききれないと思うのでできればきてほしい・・・というか、戦闘シーンが書けない。
紫のきぐるみ誰?って感じなので。


あと、前日編が一切書き終わっていないのでそっちを優先したいのです。お願いします共闘させてください。
キャラの能力は一緒に書いておきますから・・・
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:32:03.46 ID:AXPpVTPn0
>>689
紫のマントの獣人、ってなってたんで「美女と野獣」のビーストだと思ってた
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:32:53.06 ID:90b/72Q30
>>689
おkおk、あとは姫の人とウーの人から許可貰えれば良いのかしら
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:37:25.04 ID:AXPpVTPn0
>>691
少なくとも、折れは問題ないんだぜ
うーうーうーうーうー
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:41:29.63 ID:90b/72Q30
>>692
ありがとうございます!
694小ネタ:2009/09/19(土) 20:44:26.80 ID:AXPpVTPn0
 背後から、黒い群れが襲ってくる

 …可愛そうな「夢の国」
 歪んだ形に気付かない
 歪められ、本来の在り方を忘れた存在

 なんて可愛そうで、憐れで、愚かで、憎らしい

 憐れで愚かな「夢の国」
 わからないのだろうか?
 今、自分たちが成し遂げようとしている事を成功させたら

 もう、自分たちは二度と、本来のあり方に戻る事はできず
 もう、二度と……自分達を受け入れてくれるはずの存在から、拒絶され続けるであろう事が

 わからないのだろう、気付いていないのだろう
 なんて可哀想で、愚かなのだろう

「……きひひひっ、でも、大丈夫…何もかもわからなくなったのなら……
 ………きっと、将門様が、哀れんで滅ぼしてくれるよ?きひひひひひ………っ」

 ぼそり、一緒に逃げている女性には気付かれぬ程度の、小さな声で
 少年は呟き、無気味に笑ったのだった



695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:45:10.00 ID:AXPpVTPn0
折角なんで、追いつかれそうな緊迫感を出そうとした
対して緊迫感が出なくて泣いた

さて、他の視点を妄想するか
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:48:39.07 ID:AXPpVTPn0
ところで
>>683
花子様の人、ちょいと考えがある
wikiにその書いたネタをうpして、誰かが代理投下、と言う作戦はいかがだろうか?
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:52:43.13 ID:PvSSz46NO
>>696 その手があったか!
wikiの編集ってやったことないけど、やってみるよ。さんくす
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:54:05.76 ID:zZ4I447Z0
皆乙!!
>>652
本当の神になるとはwwwwwwwwwwwww
もし、今後太郎さんと禿が戦う事になったら学校町から移動させんとヤバイなwwwwwww

地上の夢の国
地下の鮫島事件か・・・
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:57:16.27 ID:5AxkxQORO
>>698
いや、地球から離れてくれないと両者の激突で天変地異が起こる
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 20:57:46.27 ID:u5P356Tz0
うぃー、一応迷子の下へ人を向かわせるネタが書けた!

・・・が、ちょっとその前に動かしておきたい人が色々いるのでそれも一緒に投下しちゃいます。
701鏡合わせのアクマ:『夢の国』襲来直後〜迷子救出ネタ:2009/09/19(土) 21:00:08.27 ID:u5P356Tz0
午後1時過ぎ、『学校町』に訪れた変化を感じ取った者達はすぐさま行動を開始した。


『侵攻を確認しました!総員戦闘態勢!』
『一般人や建物に被害を出すんじゃねーぞ!分かったか!!』
『結界守衛役はすぐさま配置につくのじゃ!』
『怪奇同盟』の同盟員達にすぐさま連絡がなされ、主要墓地では空気が張り詰めていた。


北区、山中

『・・・よろしいですか?』 「いつでも」
携帯電話から聞こえる問いにすぐさま答える。
『・・・では、お願いします』
木々が怪しくざわめく中、彼女は静かに集中する。それと同時に山の気が彼女の体へ流れ込んできた。
頭の中で五つの頂点をもつ星と、街を覆う光のドームを思い浮かべ・・・声を発してそれを発現させる。
「『夢の国』は内へ!!」 『大結界、発動!』
そして街を覆うようにして光の障壁・・・・・・結界が張られた。
『夢の国』を街へ閉じ込めると同時に外から侵入する都市伝説を防ぐ、『怪奇同盟』の切り札。
これで『夢の国』が逃げようと思っても逃げることはできず、また外から別の災厄が訪れる機会も封じられる。
『・・・それでは、引き続き維持をお願いします。大変だとは思いますが・・・』
「心配しないでください。兄さんが戦って傷ついているかもしれないのに、どうして休めるというのですか」
『・・・・・・体を壊さない程度にお願いしますね』 「はい」

『座敷童』と連絡を切り、数分。やはり街の各所で戦闘が始まっている。
(・・・誰も、死なせません。街の人々も、契約者も・・・この街の全てを守りきりましょう)
『怪奇同盟』の盟主は、決意を新たに皆へ呼びかける
『我らが命尽きようとも、我らの意思は決して消えない!『怪奇同盟』と街に勝利の栄光あれ!』
『『『『栄光あれ!!』』』』
戦いは、始まったばかりである・・・・・・
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:00:22.27 ID:nEhZxoySO
出先から覗きに来たらめっちゃ進んでてびびったんだぜ…

>>690
そうそうビーストだよ!
説明不足ですまんorz

>>691
こっちもおkだよ!
703鏡合わせのアクマ:『夢の国』襲来直後〜迷子救出ネタ:2009/09/19(土) 21:00:49.10 ID:u5P356Tz0
西区、工業高校付近

「・・・また光ったな」
「雷怖い雷怖い・・・」
「だらしなさすぎだ!お前モヤシとはいえ男だろ、気合で耐えろ!」
「に、苦手なものはどうしようもないよ・・・」
学校の校門付近で、一人の男が女子中学生にベシベシ叩かれていた。
「・・・つーか、俺一人でも十分だろ。なんでお前がいんだよ」
「まーた俺なんて言ってかっこつけて・・・」
「うるせぇ、私なんて言ってたらぜってぇ違和感感じるだろ」
「・・・・・・うん、そうだねごmゴハァ!?」ドサッ
「いいか、そこは嘘でも『そんなことはない』って言うべき場面だ」
今回、『死の行軍』の契約者は人口の多い東区ではなく西区の守りを担っていた。
彼女の能力は強いが、ネズミが大量に現れればさすがに誰かが気づくだろうという
男・・・『相対性理論の理解者』の契約者の意見に従ってである。
「・・・だって、君が能力使いすぎて倒れたら運ぶ人が必要だろう?」
「モヤシのくせに俺を運ぶだぁ?・・・ハァ、まぁせいぜい後ろで俺の勇姿でも眺めてな。おでましだ」
黒いパレード・・・だが、率いているはずのマスコットがいない。
「雷に惹かれて散ったやつらが集まってきたとみた!」
「言われなくてもそれくらいわからぁ!『死の行軍』!!」
襲いかかる黒い影達の攻撃が、なぜか急に隣の影を襲い始める。
「さぁ・・・始めるぜ!出てこい死を恐れないネズミ達!そして『夢の国』を、蹂躙せよ蹂躙せよ蹂躙せよ!!」
発せられた言葉のとおりに虚空からネズミが呼び出されて、黒い影を呑み込もうとし始めた。
「・・・なぁモヤシ、俺は勝つからな」 「うん、知ってるよ」 「そうか・・・じゃあ絶対勝つ」
信頼しあう二人は、平穏な日々を守る為に戦う。それを最善と信じて・・・・・・


『死の行軍』・・・能力【多数の敵を自滅へ誘導する】、【死にゆくネズミの群れの使役】

『相対性理論の理解者』・・・能力【聞いた会話の内容に関する事柄を連鎖的に知る】
704鏡合わせのアクマ:『夢の国』襲来直後〜迷子救出ネタ:2009/09/19(土) 21:01:30.60 ID:u5P356Tz0
南区、商業高校付近

「・・・笛の音?」
思わず振り向くが、すぐに横へ飛びのく。
攻撃を外した『夢の国』の黒服がすぐさまこちらへ手を伸ば・・・せない。
「たぁ!」
黒服の背後に立った少女が手刀で黒服の腕を叩き斬る。
少女の手も指がおかしな方向へ曲がっていたが、すぐに「修理」されていく。
「あ、ごめんごめん油断しちゃった・・・わ、っと!」
女性が指をパチンと鳴らすと黒服がどこからか現れたタルに首だけ出して閉じ込められた。
「ハァアアアア!!」
その間にビルの壁を蹴って高く昇っていった少女が、今度は自由落下を始める。
そしてタルにぶつかる前に彼女は体を回転させ、黒服の脳天に踵落としを決める。
そのまま勢い余って地面へ叩きつけられるが、少女にとっては些細なことである。
「・・・大丈夫?」
「まぁ、痛いですけど・・・慣れました。感覚が麻痺したと言ってもいいかもしれません」
女性・・・『ダルマ女』の契約者の問いに少女・・・『サンチアゴ航空513便事件』の契約者は答えた。
「さて、次の相手を探しましょうか」
「えー、もう少し休ませてくれてもいいじゃないの。この子も疲れてるし」
そう言って女性は自身の契約した『ダルマ女』・・・かつての友人を指差す。
「別に疲れてないけど?」 「裏切ったな貴様ァ!」バシン 「いたっ!頭叩くな!」
「・・・あー、ちょっとだけですよ?」 「やったぁ!」
本当にこの人は自分より年上なのだろうかと、少女はため息をつく。
それを見ていた『ダルマ女』は、静かに笑った。つかの間の安らぎを、楽しむ為に・・・・・・


『ダルマ女』・・・能力【自分と契約者が認識している対象をタルで拘束する】

『サンチアゴ航空513便事件』・・・能力【対象の一時的な空間からの消失】
契約者は『ソニータイマー』・・・能力【対象は与えた期間中壊れない】の効果を受けている。
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:01:32.11 ID:AXPpVTPn0
アクマさまの支援体制に入るんだぜ

>>702
姉の推理は間違っていなかった!
706鏡合わせのアクマ:『夢の国』襲来直後〜迷子救出ネタ:2009/09/19(土) 21:02:11.22 ID:u5P356Tz0
北区、山の付近

「とうとう、現れたか」
「・・・そうみたいだね」
初老の男性とメガネをかけ耳かけヘッドホンをつけた少年の周りを、黒い影が取り囲む。
「で、勝てると思うかね少年」
「・・・勝てる勝てないじゃなくて、勝つ。そうじゃないの?おじさん」
「ははは、これは一本取られたな」
古い携帯ゲーム機で遊ぶ少年と和やかに話す男性の背後を一体の影が襲う。
「無駄だ、君達の攻撃は私に届かん」
と、影はまったくあらぬ方向へ手を伸ばして攻撃する。
それを境に影達は一斉に攻撃を始める・・・が、どれも二人へは届かない。
スッと男性がポケットに入っていた片手を出す。
その手にあるものは・・・方位磁針。壊れているのかクルクルと針が回っている。
・・・そう、自然ではありえない速さで。
「・・・『けつばん』」
ボソッと少年がつぶやくと、携帯ゲーム機の画面がチカッと光る。
そして、画面からニュッ・・・と巨大な何かが出てくる。
『・・・ギギ、ガー・・・グォオオン・・・ガガガ・・・』
何かから発せられる声は、まるで壊れたゲーム機から流れるようなノイズが走っており・・・
不定形な姿の、おそらく口と思われる部分が開いたかと思うと・・・バキバキィ!と影達を噛み砕き始めた。
「・・・さて、何分待てばよいやら」 「先に言っておくけど、僕もわかんないから」
怪物が影達を咀嚼する音を聞きながら、男性と少年は男性の持ってきた水筒の水を飲む。
いつ訪れるか分からない、次の戦いに備えるために・・・


『富士の樹海は方位磁針が使えない』・・・能力【相手の方向感覚を狂わせる】 木が多いほど効果は大きい

『けつばん』・・・能力【特定のゲーム機から『けつばん』を呼び出す】
過去の設定より、お借りしました。けつばんの作者に土下座ッ!!
707鏡合わせのアクマ:『夢の国』襲来直後〜迷子救出ネタ:2009/09/19(土) 21:02:52.12 ID:u5P356Tz0
東区、北区寄りの某所。時刻は2時を回ってしばらくして。

「・・・・・・」
駅近くのビルの屋上で、一人の男子が街の喧騒を眺めていた。
彼が耳に当てている携帯から若い女性の声が聞こえてくる。
『・・・さて、もう回復したでしょう』
「もうとっくに回復してると思うぞ・・・なぁ、なんですぐに戦わせてくれなかったんだ?」
男子の声には、若干怒りが混じっている。
「俺はもう人が傷つくのは見たくない・・・なのに、なんで侵攻されるのを眺めなきゃならねぇんだ!!」
『・・・その意見もごもっとも。ですが、あなたがやろうとしていることはそれだけ危険なことなのです』
電話の相手は、彼に優しく諭す。
『万全の状態で・・・それでも、まだ足りないくらい。だから必要以上に時間を取らなければならないのです』
「でも、もういいんだな?」
『ええ、待ちの時間は終わりです。ここからは・・・あなたの思うように、行動してください』
「わかりました。では・・・」
『あ、ちょっと待ってください!』
携帯電話を切ろうとしたところで呼び止められる。
『・・・緊急事態です。北区で迷子が発生しました』
「・・・は?」
『だから、迷子です。女性と小さな男の子・・・いずれも契約者です。ただ、確か戦闘向きではない方達で・・・』
「いや、だからそれがなんで緊急事態なんですか?」
『近辺でパレードが発生確認されました』 「!?」
契約者は、都市伝説を引き寄せやすい・・・もし戦闘向きの能力なら撃退もできなくはないが・・・
『彼らの場所は現在〜〜〜の辺りです。田んぼが多いのですぐに見つかるかと思われます』
「分かりました、すぐに向かいます!」
電話を切ると、懐から小さなフェルトで出来た袋を取り出し握り締める。
「・・・俺はもう、誰かを傷つけさせるわけにはいかない・・・・・・絶対に!!」
握った袋からパキン、と音がすると同時に彼は腕を突き出し叫ぶ。

「―――変身ッ!!」
708鏡合わせのアクマ:『夢の国』襲来直後〜迷子救出ネタ:2009/09/19(土) 21:03:32.55 ID:u5P356Tz0
あぜ道を一人の女性が男の子を連れて走っていた。
既に二人とも呼吸は荒く、今にも転びそうだった。
しかし二人は休めない、後ろから黒い集団が迫るから。
黄金色の野を塗りつぶすように迫る、黒。
その先頭にいたモノが異常に長い腕を男の子の方へ伸ばす・・・
と、その腕が横合いから砲弾のように飛んできた何かによって千切れる。
前進をやめる黒い集団と、異変に気づき振り向く二人。
その間に立っていたのは、集団とは違う黒の体毛を持つ・・・・・・大きな犬であった。
二人からは見えていない真っ赤な目が集団を睨むと、一斉に腕が伸びて襲いかかってくる。
だが、彼らは気づいていなかった。
「ライダァ・・・」
自分達に、何者かの影が落ちていることを。
「キィイイイイイック!!」
直後、なにかが先頭集団の真ん中に流星のごとく落下してきた。
下にいた黒いモノはまたも片腕を失いつつも体を動か・・・せない。
ドォン!と、集団の中で爆発が起こる。それに巻き込まれた黒いモノ達の体が燃え上がる。
そんな地獄絵図の中心で立っているのは、特撮ヒーローにでも出てくるような深緑のスーツを纏った怪人。
「そこのお二人さん、怪我はないか?」
突然の展開にびっくりしていた女性が、話しかけられたことで若干平静を取り戻す。
「え、その・・・・・・」
「腰が抜けてるってことはないよな?そんな漫画みたいな展開。
 あんたはその子供と一緒にザクロ・・・その犬に乗って逃げてくれ。ここは俺が抑えるから・・・」
「あ、あの!あなたは・・・そのぉ誰、ですか?」
「ん?ああ、そうだな。俺は・・・そう、俺は」
一拍おいて、怪人は答える。
「通りすがりの仮面ライダー・・・だ」


『仮面ライダー』・・・能力【???】【必殺:ライダーキック】【???】
【必殺:ライダーキック】について・・・当たった相手が爆発したりする殺人キック、爆発の余波が周りに及ぶことも。
709>>706が修正前だったので修正後を投下しなおし:2009/09/19(土) 21:05:20.90 ID:u5P356Tz0
北区、山の付近

「とうとう、現れたか」
「・・・そうみたいだね」
初老の男性とメガネをかけ耳かけヘッドホンをつけた少年の周りを、黒い影が取り囲む。
「で、勝てると思うかね少年」
「・・・勝てる勝てないじゃなくて、勝つ。そうじゃないの?おじさん」
「ははは、これは一本取られたな」
古い携帯ゲーム機で遊ぶ少年と和やかに話す男性の背後を一体の影が襲う。
「無駄だ、君達の攻撃は私に届かん」
と、影はまったくあらぬ方向へ手を伸ばして攻撃する。
それを境に影達は一斉に攻撃を始める・・・が、どれも二人へは届かない。
スッと男性がポケットに入っていた片手を出す。
その手にあるものは・・・方位磁針。壊れているのかクルクルと針が回っている。
・・・そう、自然ではありえない速さで。
「・・・『けつばん』」
ボソッと少年がつぶやくと、携帯ゲーム機の画面がチカッと光る。
そして、画面からニュッ・・・と巨大な何かが出てくる。
『・・・ギギ、ガー・・・グォオオン・・・ガガガ・・・』
何かから発せられる声は、まるで壊れたゲーム機から流れるようなノイズが走っており・・・
不定形な姿の、おそらく口と思われる部分が開いたかと思うと・・・バキバキィ!と影達を噛み砕き始めた。
「・・・さて、何分待てばよいやら」 「先に言っておくけど、僕もわかんないから」
怪物が影達を咀嚼する音を聞きながら、男性と少年は男性の持ってきた水筒の水を飲む。
いつ訪れるか分からない、次の戦いに備えるために・・・


『富士の樹海は方位磁針が使えない』・・・能力【相手の方向感覚を狂わせる】 周囲に木が多いほど効果は大きい

『けつばん』・・・能力【特定のゲーム機から『けつばん』を呼び出す】
投下ミスってごめんよ!けつばんの作者に焼き土下座ッ!
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:06:36.00 ID:AXPpVTPn0
仮面ライダー……だと!?
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:12:30.16 ID:C/uVa2So0
しえん
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:12:53.11 ID:u5P356Tz0
以上で投下は終了!
あとはハーメルンの人に任せた!
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:13:31.60 ID:90b/72Q30
>>702
やった!
それじゃあ今から完成させてくるわ
>>712
全速力で完成させてくるぜ!
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:13:42.53 ID:cRAZ64Em0
sien

同盟が本格的に始動しやがった……!
しかし、落ち着け。二日目で禿だの縦断作戦だのロボットだの禿だの仮面ライダーだの……。
てことは、三 日 目 は ど う な る ん だ ! ?
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:14:48.14 ID:AXPpVTPn0
鏡のアクマの人乙!!
同盟が本格的に動いたか…!!


>>714
こう考えるんだ
二日目で、全てを終わらせる…!
そして、三日目はまた平和な祭に戻るんだ
そう、赤トンボが飛ぶころに…
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:23:41.71 ID:PvSSz46NO
>>696 とりあえずwikiにやってみた。
なんか俺がまだ編集してないのに、まとめられてあってビックリしたんだぜ。
誰かは分からないけどめちゃくちゃ感謝する。
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:24:04.94 ID:u5P356Tz0
>>713
おう、その意気だぜ!

>>714
Tさんの人が2日目中に終わらせるかどうかが鍵。

>>715
それフラグ立つってば!
いや待て・・・・・・このフラグもアリだな・・・




プロットは大体決まったけど今日は疲れているのでこれ以上は書きません!
※ただし、唐突な電波除く
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:24:18.88 ID:AXPpVTPn0
>>716
んじゃ、俺が代理投下やってみてもいいかな?かな??
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:28:05.34 ID:AXPpVTPn0
>>717
ふらぐ?
なにのことー?うーうーうー
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:30:36.90 ID:PvSSz46NO
>>718 お願いします。

なんか酷くgdgdな出来なんだぜ・・・
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:33:42.16 ID:AXPpVTPn0
>>720
いえっさー!!
了解なんだぜ!これより代理投下開始するんだぜ!!
722トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 21:35:37.26 ID:AXPpVTPn0
カッカッカッカッカ
たったったったった

秋祭りの二日目、俺と花子様は町を奔走する。
一日目に何をしていたかはまだナイショ☆

花「よりにもよって秋祭りの日にこんな・・・
  なんて空気の読めないお馬鹿さんなの!!!これじゃ遊べないじゃない!!!!
  しかも急すぎるわ!!絶対お仕置きしてあげないとね・・・」

男「いや、急なのは連絡が急なだけなんじゃ・・・」

[秋祭りに夢の国がくる]これを知らされたのは秋祭り一日目の昼頃、メイドからだった。


  〜回想〜


男「それは」 花「急すぎるわ!!」
メ「すみません。同人誌の締め切りが近かったもので・・・四作品同時で。
  一人で全作業をこなすのは大変なんですよ。」

なんでも、メイドの同人はその世界じゃちょいと有名で、機関の収入の過半数を占めるんだそうだ。
二次創作も手がけるが、ひぐ○しみたいなオリジナルもやってるらしい。

メ「てっきりDBで言う[気]かなんかで察知しているかと思ったんですが、
  飲酒で以前の媚薬蝿状態に陥ってハッスルしてるようじゃ気づきませんよね。」

723トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 21:37:48.08 ID:AXPpVTPn0
花・男「「なぜそれを!?」」

メ「テキトーに言っただけなのですが・・・図星でしたか。」

  〜回想終わり〜



というわけで出陣したのだが・・・

花「数が多いわね・・・出没範囲も広いし。」

町のいろんな所に出没する夢の国の脅威。
路地裏で遭遇する黒服、行進するマスコット。
それを倒してまわる。
幸いにして、町中に仮説トイレが設置されており、致命的な戦力低下は免れている。

男「花子様、うしろ!!」
花「わかってるわ!」

花子様は俺の言った方向、敵を見ずに鞭を振るう。
鞭がしなり、少し遅れて「ぼひゅっ」と音をたてる。
ついさっきまでそこに立っていたマスコットがはじけ飛ぶ。

花「はあ・・・ここは”ひとまず”終わりね。」
男「次はどうします?」
花「そうねぇ、次は・・・」

724トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 21:38:56.46 ID:AXPpVTPn0
やや遠くの方で小さくごうっと、聞こえた気がした。

花「あそこにしましょう。」



再び走る。
日ごろから花子様の椅子にされたりしてたお陰で、筋力が多少向上し、
まだ体力の限界は来ないから良いのだが・・・

男「なんでトイレ間移動でいかないんですか?せっかく【それ】を作ったワケだし、そのほうが速くてラクなのに。」
花「もしもあそこで戦ってるのがトイレ系都市伝説で、そのコに力を供給しているトイレに私達が移動したら・・・
  そのコがどうなっちゃうか、足りない頭で考えなさい!」

トイレ間移動の瞬間だけ、そのトイレの占有権が花子様に移る。
ということは・・・
男「少なくともその瞬間、そのコは戦闘力を削がれる恐れがある。」
花「意外と早く分かったわね。その通りよ。それに」

さっきよりも大きく轟音が聞こえる。

花「どの道、もうすぐそこよ。」

目の前に、こちらに向かう黒い群れと、こちらに背を向ける2人の影が見えてくる。
圧倒的劣勢には見えないけど、単純に無限に湧き出す敵が相手。
時間が経つごとに振りになる展開だ。放っておけばやられかねない。
725トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 21:39:43.19 ID:AXPpVTPn0
男「間に合ったっぽいですね。」
花「当然よ。さて、お助けしましょうか。」

まだ2人の顔も声の分からないような距離からムチを振るう。




花子様のムチは黒い群れに向かって伸び、その一部を打ち砕く。
新たに沸いたマスコットも間髪入れずに撃破しつつ、2人に近づく。

花「助太刀するわよ・・・ってアナタ!?」
男「あの時の?」

先に戦っていた二人には見覚えがあった。

は「みー!ピアスのけーやくしゃと」
契「大きな花子さん!!」

いつだったか共闘した、本家【花子さん】とその契約者だった。
かつて共闘し、べつに敵対しているわけでは無いのだが、花子様はウンザリ顔だ。

花「私のことは【花子様】と言ったでしょう?次間違えたら敵扱いよ!」

怒ったふうだが、内心、再開を喜んでるようだった。敵扱い発言も本気じゃない。
罵られ慣れた俺の耳にはそれが分かった。

花「じゃあ改めて。加勢するから、喜びなさい。」
は「うん!ありがとうなのー!!」
契「よ、よろしくおねがいします。」
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:55:34.76 ID:p3U1OHYv0
む?サルってるのか
これだと、三レスくらいで解除できるかな?
わかんないけど支援
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:56:56.97 ID:p3U1OHYv0
でもまぁ、素直に22時待てばいいかなっと
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 21:57:01.34 ID:u5P356Tz0
そろそろ寝ようかな・・・今日は疲れた・・・しえん
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:00:50.13 ID:zZ4I447Z0
Wikiの編集完了・・・疲れたorz
支援
730トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 22:02:18.08 ID:AXPpVTPn0
にぱっと素直に喜ぶ花子さんと、花子様のせいで過剰にかしこまった契約者。
花子様は女王様キャラと言えど、気に入った奴には割と慣用だから、
そこまで丁寧にならなくても大丈夫だ。「花子様」と呼ぶことさえ忘れなければ。
むしろ、あまりかしこまられると距離を感じて嫌な気分になるタイプですらある。
隙を見て、コッソリと教えてあげる。
男(ボソボソ・・・というワケだから。よろしく。)
契(ヒソヒソ・・・わかった。こちらこそよろしく。)


打ち合わせのため、戦いながら花子さんの契約者に話しかける。
契「でも、加勢して貰っても連中はいくらでも再生や、登場する。
  二組になっても結局倒し切れないんじゃないか?」
花「その認識が違うのよ。たしかに倒し方が不十分だと復活するし、
  復活不能なレベルで倒してもどんどん新しいマスコットが生まれ、追加されるから全体の数は減らないわ。」
花「そこで、復活不能なレベルで倒したにもかかわらず数が減らないのは何故かってのを考えてみなさい。」

契「倒した数だけ生産・配備するから・・・。」
花「それよ。あくまで補充されてるだけ。不死ではないわ。
  そして補充にしろ完璧じゃないわ。何をするにしても時間はかかる。
  問題なのはそのスピード。それが速いから数が減らなく感じるだけ。」

契「そうか!つまり」

花「補充のスピードより速く、再生不能なレベルで倒せば、敵の数は減る。」

契「さっきまで一組で戦って数が変わらなかったけど、
  二組でやれば単純に倒すスピードは二倍。補充スピードを上回る。」
731トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 22:04:05.55 ID:AXPpVTPn0
花「そういうこと。
  あ、あと、とりあえず私はこっちのトイレを使うから、アナタはこっちを使ってね。」
は「わかったのー!」
互いの占有権の干渉をさけるため、花子さんにも声をかける。

この考え方って合ってんのかな?


花「話が済んだトコロで、本気出すわよ。スイッチ・オーバー!!」
握りこぶしをニジニジと合わせると、花子様の服装が黒を基調にした
露出が多いゴスロリメイド風になる。
花「男!」

男「はい!!ウエポンコンテナ、オープン!!!」
ずっと背負っていたリュックを開ける。中から4ロールのトイレットペーパーが飛び出す。

花「行きなさい!ファング!!」
なぜファンネルじゃないのか。
それは花子様がダブルオー二期の【アニュー リターン】の回を見て号泣したばかりだからであり、 ファンネルやビットを知らないわけではないことを補足しよう。

とび出したトイレットペーパーは芯を軸に回転し、切り取り線ごとに切り分けられた無数の紙が敵めがけ飛んで行く。
超高速で飛ぶ紙は、マスコット集団をみじん切りにする。
花「今よ!WC粒子全面開放、WCバズーカ、ハイパーバースト!!」
男「あー、アレだ。ハイドロポンプみたいな!!」
契「花子さん!」
は「う、うん!」
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:05:17.07 ID:u5P356Tz0
支援
733トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 22:05:34.72 ID:AXPpVTPn0
花子様がダブルオーかぶれな支持を出すせいで、花子さんも困惑気味だったが、理解してくれたらしい。
花子さんの水撃が放たれ、花子様が粉々にしたマスコットを飲み込み、その奥にいるまだ倒していない集団にブチ当たる。
マスコットの残骸を含んだ水流は、普通のそれより威力を増し、マスコット達を打ち砕く。
また、再生可能なレベルにしか切れなかった敵も、水撃のショックで砕かれたり、
流れの中で他のマスコットとぶつかり細かくなる。
川の石が流れの中で互いにぶつかり、下流ほど小さくなるように。

花「ただの液体よりも固体や異物を含むほうが強いわ。
  ただ水が溢れるだけの洪水より土砂崩れの方が破壊力が大きいでしょ?それよ。」
は「おねーちゃんすごいのー」
花子さんのハイドロポンプ中、紙ファングと2本のムチで敵を撃破させていた花子様が言う。


いくらか数を減らしたころ、花子様が提案する。

花「こんどは挟み撃ちにしない?後ろから叩いた方が良いかもしれないし、それに・・・」
ちらりと花子さんを見る。
は「み?」
花「いい加減戦ったから、そのコもいくらか力を消耗してるはず。
  私が使ってた方のトイレも使いなさい。多少はラクになるハズよ。」
は「う、うん。でも」
契「あんた達はどうするんだ?」
男「あー、多分平気だと思う。」
花「私達はこのパレードの後ろまで”跳ぶ”から。」
花子様には、花子さん同様、トイレ間移動ができる。トイレがあればだが。
734トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 22:06:20.64 ID:AXPpVTPn0
契「花子さんみたいに移動できるとしても、パレードの後ろにトイレがあるかわからn」
花「あるのよ。」
そういって一枚の紙を見せる。


紙に書かれていたのは赤、青、黒の点が書かれた地図。
花「男、その紙の説明して頂戴。」
ムチを振るいながらではキツイので俺が代わりを務める。
男「はい」
男「この地図に書いてあるのはトイレの位置です。
  黒は公衆トイレ、赤は祭の主催者側が設置した架設トイレ。
  んで青はサポートのメイドが置いてくれたトイレです。
  そして現在地がここ。でパレードの後ろ辺りにもホラ」
秋祭り一日目はこのトイレマップをつくっていたのだ。
二組で数を減らし、いくらかパレードが短くなった。
そのおかげで、これから移動するトイレと現在地の間にパレードがおさまり、
移動だけで後ろを取れる。

花「説明が終わったようね。納得してくれた?」
契「ああ、なんとか分かった。」
花「じゃあ、早速私達は跳ぶから。
  あ、その前に・・・これ、渡しておくわね。」
トイレマップにトイレットペーパーを合わせ、コピーすると、それを渡す。

花「これが有ったほうがラクでしょう。攻めるにも守るにも。」
契「ありがとう。有効に使わせて貰うよ。」
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:06:45.81 ID:p3U1OHYv0
支援
736トイレの花子様 ※代理投下:2009/09/19(土) 22:07:50.15 ID:AXPpVTPn0
花「じゃ、こんどこそ行くから。
  ひとまずバイバイ。無理しちゃダメよ?危なくなったら逃げなさい。
  あと、これが終わったら赤外線通信して頂戴。」
は「ばいばいなのー」
契「赤外線?」
男「アドレス交換のやつ。アレが楽しくて仕方ないみたいで。ほいじゃ」
俺は花子様の方に駆け、トイレ間移動で花子様と共にパレードの後ろに跳ぶ。


737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:08:59.03 ID:90b/72Q30
書き終わったので紫煙
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:09:04.42 ID:OkrjTnRi0
花ちゃんと花様だ!

sosite sien
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:09:46.93 ID:/54mQord0
トイレットペーパー万能すぎるw

支援
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:10:19.75 ID:AXPpVTPn0
以上で、代理投下終了っす
途中サルくらってしまって申し訳ないorz


そして、花子様の人乙ーー!
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:12:34.31 ID:ouGEtZfX0
代理投下の人と花子様の人、乙!

そっちは遂に合流したわけか
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:15:32.69 ID:u5P356Tz0
代理投下お疲れ様ー

いやぁ・・・さすが花子さん(様)コンビ
743業物一閃←これタイトルね:2009/09/19(土) 22:20:44.02 ID:/54mQord0
花子さんと花子様乙でしたー!
そして代理の方も乙でしたー!

さて、早速第2話出来上がったよ。俺って単発で書いたつもりがいつの間にか連載になってたりするんだよなw

 ―Episode2 黒服を屠る業物―
 とにかく小次郎とタッグを組むことになった俺。このまま引きこもっても埒が明かないので外に出る。
 外は何と言うか…有象無象どもで多少やばい事になって来ていた。
 「とにかく、一旦動き回って情報を得るとするか…」
 俺は家を出て歩き回った。すると―
 速攻でなんか訳のわからない黒服に囲まれた。それも多数。
 ったく、こんなところで早速使う事になるとはね。俺は懐からカッターナイフを取り出した。
 「…切り裂け、"備前長船"。」
 某オサレ死神漫画の様な戯言を言ってはいるが、言った瞬間に手に持っていたカッターナイフが長さ約1尺9寸(約73p)の太刀―国宝大般若長光―に変わった。
 一度これやってみたかったんだよなw
 そして、傍らには同じく太刀を持った小次郎。なお、小次郎の場合は代名詞とも言える「物干し竿」こと野太刀「備前長船長光」を持っている。
 「さて、行きますか!」
 言うと同時に変な黒服に斬りかかる。
 ―どの位斬っただろう。それでも一向に数が減る気配はない。このままじゃジリ貧だ。
 「小次郎、何か策はあるか?」
 「我の代名詞、お主には使いこなせるかな?」
 …アレか!
 「いいだろう、やって見せるぜ!」
 そう言って2人同時に構えた。そして―
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:22:38.95 ID:90b/72Q30
花子の人乙
そして小次郎紫煙
745業物一閃:2009/09/19(土) 22:23:47.11 ID:/54mQord0
 「「我らが剣術"巌流"奥義!!!」」
 そして俺達は太刀を横に薙いだ!
 「「秘剣!!!"燕返し"っ!!!!!」」
 その瞬間、周りを囲っていた黒服は全て姿を消した。後に残ったのは俺達だけである。
 「…急ごう、また変なのが現れるかもしれない。」
 そう言って俺は大般若をカッターに戻してその場を去る。途中、張り紙を拾った。
 ――近日中、学校町にて≪夢の国≫が大きなパレードを開催する。
 各々方注意されたし。――
 …よし、大方の素性は割れた。さっきの黒服も≪夢の国≫とやらの差し金だろう。
 そして俺達はその場を後にした。
 最後に残ったのは、いつから道路に刺さっているのか分からない、「XIII The DEATH」と描かれた上下逆の長いカードだけとなった。


さてと、いつぞやのタロットカードがまだ残ってましたよっと

おやすみ保守
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:27:56.66 ID:PvSSz46NO
>>740 代理投下ありがとうございやした。

キャラを崩さないでできたか不安だったりするけと、とりあえず花子さんの(ryの作者さんに土下寝
747小ネタ:2009/09/19(土) 22:30:56.91 ID:AXPpVTPn0
「大丈夫か?」
「えぇ……」

 やや、顔色の悪い契約者
 …この契約者、どうにも虫は苦手なのである
 特に、あの黒い悪魔……物体Gなど、持っての他
 まぁ、ロリらしくてよろしい弱点だが

 何だったのだろう、あの巨大ロボットは
 まぁ、あれのお陰で、黒いパレードに囲まれたところをどうにかなったのだが
 何故、物体G爆弾
 契約者が気絶しかけたではないか

「…赤い靴。「移動」できる?」
「………」

 …契約者に言われ、そこを認識しようとする
 ……が、うまく認識できない

「…駄目だな。「夢の国」の力の影響かもしれん」
「そう……」

 っち、と忌々しげに契約者は舌打ちする
 むむむ、その仕草、あんまりロリっぽくないぞ

「…勝手な事をしてくれるじゃない。「夢の国」………!」

 契約者の声には、怒りが滲んでいる
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:32:02.93 ID:u5P356Tz0
あー、そうか物体G苦手なのかww
749笛の人:2009/09/19(土) 22:32:18.73 ID:90b/72Q30
よし、人が寝静まった頃を狙って投下するのがマイジャスティス
始めるぜ。

【上田明也の協奏曲\〜Tomorrow never die U〜】

「グヮッグワワ!!」
ドナル●は真っ直ぐに翼を繰り出す。
躱すような身体能力は俺にはない。

ドスン!

翼は柔らかい肉を切り裂いて深々と突き刺さる。
ただし俺にではない。
メル(分身)の身体にだ。先程からこれの繰り返しが行われていた。
「黒服の勢いが緩くなっています。
 廃ビル内部に居る黒服やパレードの構成員も病気で死に始めました。
 そろそろ次の作戦に移っても宜しいかと思います。」
「残ったパレードの死体は鼠に食わせて病気を持たせておけ、復活対策にもなる。」
「了解です、作業が終わり次第連絡します。」

ドナルドの手刀を躱して逃げながら俺は考える。
はっきり言って俺は運動神経に自信はない。
中学校の間に剣道をやっていたが恐ろしいほど才能が無かった。
だからこそドナルドやその他のマスコットとのタイマンの為に策を練った。


750小ネタ:2009/09/19(土) 22:33:57.27 ID:AXPpVTPn0
 自分の父親も出資している、秋祭り
 それを邪魔されているのが、腹が立っているのだろう
 …それと、同時に
 自分達では、「夢の国」とまともにやりあっても敵わない
 その事実を認識し、自分の力不足にも、腹が立っている

 …自分たちが出来る事は
 せいぜい、自分たちの身を護る事くらいだ
 いざとなれば、自分が異空間を作りだし、そこから遠くへ逃亡するのだが…
 …「夢の国」が、何かしたのだろう
 その能力が、うまく発動しない
 と、なると、この二本の脚で逃げるしかないのだ

「…とにかく、行くぞ」
「えぇ」

 ひょい、と
 契約者の小さな体を抱き上げる
 脚の長さの分、自分が走った方がいい

 安全地点がどこなのか?
 自分達は、それすら知らない
 だからこそ、逃げ続けるしかない
 運悪く、またあのパレードと遭遇したら…死ぬ気で戦い抜くまでだ

 …たとえ、自分が命を落とす事になろうとも
 契約者だけは、死なせてなるものか


to be …?
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:34:55.75 ID:AXPpVTPn0
赤い靴&契約者、ただいま南地区を逃亡中
彼女たちは、どこが安全地点であるかすら知りません
パレードから逃亡しつつ、「夢の国の黒服」レベルだったら薙ぎ払いつつ走り続けます

っそいてハーメルン支援!
752笛の人:2009/09/19(土) 22:35:20.39 ID:90b/72Q30
【うっひょい人居たぜ、とにかく小次郎の人乙と赤い靴の人紫煙】
そもそもメルは群体なので一体二体やられたところで痛くもかゆくもない。
だから予め分身させておいて攻撃の度に盾になって貰う。
本来なら大量の分身を使って数で倒してしまいたいが、
メルに子供や鼠や病気の操作をさせている以上出せる分身は一体か二体が限界である。
それに通常の攻撃ではこのドナル●は死なない。

俺の隣に常に立たせておいて俺が後ろに下がると同時に俺の前に出る。
ヤバイとおもったらすぐ後ろに走りながらちょろちょろと屋上を逃げ回っていた。
だが、普通に逃げ回っているだけならば俺はもうとっくにドナルドに殺されているだろう。
そこでこの蜻蛉切りだ。
俺が新たに手に入れた都市伝説「村正・蜻蛉切り」、振り回しづらいので槍だったものを切り詰めたらしい。
都市伝説「村正・蜻蛉切り」は「止まった蜻蛉を切れる上に持ち主が戦闘で傷つかない」という効能を持った都市伝説。
契約の器は表面張力でぎりぎり収まったという所だ。
ポタリ、指先から激痛と共に血が滴り落ちる。
そうだ、表面張力だから使えば中身は零れる。

「グワッ!」

痺れを切らしたドナル●が手刀でメルを狙おうとする。
今だ。

「おラあぁアッ!」

思い切り蜻蛉切りを振るう。
ドナル●の伸ばした腕を両断した。
流石、村正は良く切れる。
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:36:58.71 ID:ouGEtZfX0
こ、これは!
支援するぞハーメルンの人!
754笛の人:2009/09/19(土) 22:38:11.20 ID:90b/72Q30
【スパニッシュフライの人に土下座だZE】
「――――――!?」

みずからの身体が二回も容易く切り裂かれたことに驚くドナル●。
驚いた隙に一気にたたみかける。
腰の鞘に蜻蛉切りをしまう。手の痛みが一気に引いていく。

「行くぜ!」

今度は拳銃を抜き放つ。
この隙に動きを封じてしまわなければ勝機はない。
こいつの再生力は異常なのだ。
パァン!パァン!
残っていた弾丸を撃ち込めるだけ撃ち込む。
「夢の国で人が死なない?」
パァン!
「そんなこと有って堪るかよ。」
パァン!
「そんな巫山戯た幻想。」
パァン!
「俺が」
腰からもう一度村正を抜く。
この分だとあと3回も振るえば腕が使い物にならなくなるだろう。
「ぶち壊す!」

次の瞬間、そこには頭から真っ二つにされたドナル●が転がっていた。
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:39:13.59 ID:AXPpVTPn0
>>748
いいとこのお嬢様なんで、Gへの耐性なんてないからなwww
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:40:59.16 ID:u5P356Tz0
名台詞だと思うんだよね上条さんのあれ。

>>755
ネズミはどうなんだろう?
757笛の人:2009/09/19(土) 22:41:31.44 ID:90b/72Q30
「マスター、ビル内部、というかここに集中していたパレードはほぼ全滅しました。」
それと同時に籠城作戦の成功が告げられる。
「よし、鼠のキープは十分だな?」
「スパニッシュフライだかを食わせて存分に増やしておきました。」
「十全だ、このまま町を縦断する!」

今回の籠城作戦の第二段階、学校町縦断作戦。
開始。

廃ビルの駐車場に止めてあった俺の白い軽トラで一気にビルを駆け下りる。
運動神経は良くないが乗り物の運転はちょっと自信があったりする。
大量の鼠を搭載して廃ビルを出発。

ドン!ドン!ドン!

邪魔をしにかかるパレードを跳ねる。
ディズニーキャラを跳ねるトラック、かなりシュール。
妙な活気に満ちている町を急いで駆け抜ける。
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:42:52.23 ID:AXPpVTPn0
スパニッシュフライが役に立っただと!?wwwwwwwwwwwww
支援

>>756
ハムスターとかなら平気だけど、溝鼠はアウト
759笛の人:2009/09/19(土) 22:44:28.98 ID:90b/72Q30
【すごいだろ?スパニッシュフライってギャグ以外にも使えるんだぜ?】
【ああ、ついでにいっておくとインデックスは今俺の隣で寝ている】

しばらく行くとあぜ道を一人の女性が男の子を連れて走っていた。
既に二人とも呼吸は荒く、今にも転びそうだった。
しかし二人は休めない、後ろから黒い集団が迫るから。
黄金色の野を塗りつぶすように迫る、黒。
その先頭にいたモノが異常に長い腕を男の子の方へ伸ばす・・・
と、その腕が横合いから砲弾のように飛んできた何かによって千切れる。
前進をやめる黒い集団と、異変に気づき振り向く二人。
その間に立っていたのは、集団とは違う黒の体毛を持つ・・・・・・大きな犬であった。
二人からは見えていない真っ赤な目が集団を睨むと、一斉に腕が伸びて襲いかかってくる。
だが、彼らは気づいていなかった。
「ライダァ・・・」
自分達に、何者かの影が落ちていることを。
「キィイイイイイック!!」
直後、なにかが先頭集団の真ん中に流星のごとく落下してきた。
下にいた黒いモノはまたも片腕を失いつつも体を動か・・・せない。
ドォン!と、集団の中で爆発が起こる。それに巻き込まれた黒いモノ達の体が燃え上がる。
そんな地獄絵図の中心で立っているのは、特撮ヒーローにでも出てくるような深緑のスーツを纏った怪人。
「そこのお二人さん、怪我はないか?」
突然の展開にびっくりしていた女性が、話しかけられたことで若干平静を取り戻す。
「え、その・・・・・・」
「腰が抜けてるってことはないよな?そんな漫画みたいな展開。
 あんたはその子供と一緒にザクロ・・・その犬に乗って逃げてくれ。ここは俺が抑えるから・・・」
「あ、あの!あなたは・・・そのぉ誰、ですか?」
「ん?ああ、そうだな。俺は・・・そう、俺は」
一拍おいて、怪人は答える。
「通りすがりの仮面ライダー・・・だ」
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:45:43.24 ID:ouGEtZfX0
遂に来たwww
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:45:56.02 ID:AXPpVTPn0
>>759
>ああ、ついでにいっておくとインデックスは今俺の隣で寝ている
おっと、君の隣にいるのはマッスル禿だ支援
762笛の人:2009/09/19(土) 22:49:08.30 ID:90b/72Q30
>>761はっはっは、そんな訳……、らめえええええええええええ!!ひぎぃ!!】

仮面ライダーがそういっている間に、ムクリムクリとパレードが再び起き上がろうとし始める。
危ない!僕らの仮面ライダー!
だがその時だった。
ドォン!
パレードを車ではね飛ばす轟音が鳴り響く。
犯人は勿論俺である。車のフロントはもうベコベコに凹んでしまった。

「よぉ、そこな三人組、乗っていくかい?」

軽いノリで声をかける。
「怪しい奴!」仮面ライダー、初見である。
「うわ、殺気飛ばしまくりの人!」騎士の契約者、大学に入る前の俺を覚えているだろうか?
「うー、ハーメルンの笛吹き。」うー☆ウー☆少年、首塚に繋がるらしい。
「「えっ!?」」

あまりの扱いに全俺が涙した。
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:49:09.10 ID:u5P356Tz0
>>758
やっぱダメか

>>759
じゃあ神裂さんはちょっと借りていきますね




ついに来たかww
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:51:19.63 ID:zZ4I447Z0
>>762
禿に挿されたら死ぬぜ?
支援
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:52:02.81 ID:AXPpVTPn0
>>762
>>>761はっはっは、そんな訳……、らめえええええええええええ!!ひぎぃ!!
うー、ハーメルンの人お尻可哀想、うーうーうー
支援
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:52:06.97 ID:u5P356Tz0
仮面ライダーてめぇwwww
767笛の人:2009/09/19(土) 22:53:14.02 ID:90b/72Q30
【最後の方の「首塚に繋がるらしい。」→「首塚に繋がる人間らしい。」です】

「マスター、駄目駄目じゃないすか。」
「あとで優しく慰めてくれ。」
無論性的な意味で。
「了解です。」
了解だった。

ていうか、うー☆うー☆少年には顔が割れてるしさ。
町で鎧武者の隣を歩いていた少年。
おそらく首塚とやらの人間なのだろう。
だから俺の情報を入手したに違いない。

「今回、俺は敵じゃない。人手が足りないだろうから手伝いに来たんだぜ?」
「しかしお前がハーメルンの笛吹きと解った今、簡単には信用できないぞ!」
仮面ライダーに言われてしまった。
「うー、不吉な感じはしない。」
ウー☆ウー☆少年に擁護された。
まあ論より証拠だ。
「言っても解って貰えない、かな。じゃあ良い。今から敵じゃないことを見せてやる。
 騎士の契約者とうー☆うー☆少年はその犬に乗ってもう逃げてくれ。
 ちなみにここからだと南東にある林を抜けると組織の眼を躱しやすいだろう。」
俺が今まで跳ねてきたパレードが追ってきている。
見せ場の制作には丁度良い。
768業物一閃:2009/09/19(土) 22:53:36.97 ID:/54mQord0
さて、ごたごたの間にものの数分で書き上げた設定をば

設定
 主人公:男。年齢は20〜25。無類の刀剣マニア。
     その事が幸いしてか災いしてか独学で佐々木小次郎が創設し、今では失われた剣の流派"巌流"を極めた。
     自宅の地下には今までに買い集めた自慢の刀が沢山ある。ちゃんと公安の許可をとってある。
     仕事の方は完璧超人かつすこぶる順調で、「赤い靴」の契約者の父親が社長を務める会社で、年齢の差をはねのけて見事に専務に就任。
     お陰で趣味の刀剣蒐集にも力が注がれるようになった。しつこいようだが公安の許可は取ってある。
     一人称は俺。
 小次郎:主人公が古物商で買った(というか貰った)野太刀に憑いてきた幽霊(の様なもの)。
     その刀はもちろん「物干し竿」改め野太刀"備前長船長光"である。
     言わなくても分かるが勿論佐々木小次郎その人である。
     霊体と実体のシフトはいつでも可能。
     一人称は我(と書いて"おれ")。
     どっかの英雄王ではない。どちらかというとお寺の門番である。
  能力:刃物を"長光"と名のつく太刀・小太刀・短刀・薙刀・剣に変化させる。
     そして実体化した小次郎とタッグで戦う。
     ただし、霊体が相手だとはっきり言って無理です。だって刀だもん。物体だもん。
     いくら業物といえど無理なものは無理。
     ちなみに、秘剣"燕返し"は能力ではなく技能なのでチートとか言うな。
     また、主人公の場合は、変化した刀によって"燕返し"の威力が変わる。
     最強なのが野太刀"備前長船長光"である。(小次郎本人が使用していたため)
     次いで"大般若長光"(国宝クラスの業物のため)…となる。
     ちなみに、主人公の意向で普段は太刀にしか変更されない。
     よく変化させてるのがカッターナイフ。とりあえず銃刀法違反にならない程度まで短くしてる。
     違反でとっ捕まったら自分のコレクションが没収されてしまう為である。

刀剣マニアなんだぜ…?こいつ。といっても辻斬りなんかは起こしたりはしないけどね。
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:55:56.57 ID:ouGEtZfX0
笛の人、業物の人、乙!
770『かごめかごめ』:2009/09/19(土) 22:57:25.38 ID:zZ4I447Z0
青年「あんの!禿はぁ!!」
東地区にて『夢の国の黒服』との交戦中
何を思ったのか禿は
『宿敵(と書いてともと読む)の危機を感じる!』
等とほざいて跳んで(寧ろ飛んで)行った
しかもその後空へ向って飛んでいく光を確認
まさかとは、思うが、まさかな・・・
ハク「クリムゾン・スマッシュ!!」
コン「数が多いな!」
確かに異常に数が多い
そして、一般人が異様に少ない・・・まさかとは思うが
青年「取り込まれたのか」
腕の長い黒服を切って蹴飛ばし、その背後に居た首の長い黒服を斬る
能力を使わずに斬り続けた所為で刀はもうボロボロで何時折れてもおかしくない
青年「この!!」
神社へ向えば向うほど敵が増えているような気がする
角を曲がるとパレードを引き連れて現れた水色の魔人的な奴を発見
ハク「ジー○―!?」
コン「アラ○ンのか!!」
771笛の人:2009/09/19(土) 22:57:44.08 ID:90b/72Q30
「騎士の契約者、俺の正体は調べてくれるなよ。
 うー☆うー☆少年、お前のボスによろしく。
 そして仮面ライダー、しばらく手伝ってくれ。」
犬に乗っけられていく二人に呼びかける。

笛が高らかに鳴り響く。
山に、森に、林に、反響して交響して残響する。
仮面ライダーの前に立って悪魔の旋律を奏で続ける。

遠くには大量のディズニ●軍団。
しかしこちらには大量の鼠が居る。
「それじゃあ行くぜ、仮面ライダー!悪の二枚目怪人とヒーローの共演だ!
 劇場版並に豪華だぜ!」
「お、おう!行くぞ!」
「マスター、自分で二枚目とか言うと残念すぎます。」
「うっせぇ。」

朝八時のヒーローvs夢の国のヒーロー
悪魔の鼠の軍勢vs夢の国の鼠の軍勢
それぞれの戦いが今、始まる。
【上田明也の協奏曲\〜Tomorrow never die U〜 fin】
772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 22:58:55.56 ID:AXPpVTPn0
かごめかごめの人を支援しつつ、ハーメルンの人乙!!
773『かごめかごめ』と『はないちもんめ』 合流:2009/09/19(土) 22:59:01.42 ID:zZ4I447Z0
>>771
ごめんなさい 割り込み失礼しましたorz

しかし、様子が変だ
パレードとパレードが戦ってる様な・・・
少女「あ!!」
青年「『はないちもんめ』の!」
『はないちもんめ』の少女
えらく久しぶりだ
少女「手伝いなさい!押されてるの・・・きゃッ!」
ジー○ーのパレードの一体が少女に切りかかる
青年「危ない!! パキィンッ げッ」
刀でサーベルを受け止め・・・折れた
青年「ヤバ!?」
コン「予備は?!」
青年「無いですよ!!」
少女「あんた武器無いと役立たずでしょう!?」
確かにその通り
いや、更に言うと屋外では然程役に立てませんよ僕
少女「私のパレードはやられたし、お金はもう殆ど無いし、家は吹っ飛ぶし最悪ね」
青年「吹っ飛ぶ?」
少女「どこからか飛んで来た衝撃波で綺麗さっぱり吹っ飛んだのよ」
どう考えても禿の仕業です本当にry
コン「どうすんだ?!囲まれてんぞ?!」
ハク「本格的にヤバいですね・・・」
青年「・・・・・・どうしましょう」
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:00:16.09 ID:u5P356Tz0
あ、ちなみに仮面ライダーは普段のアクマ契約者よりヒーローっぽい発言させますよ俺も。
なんというか、たぶん耳元でどっこ・・・げふげふん!まぁ勇気のでる音楽が流れているんだよ!


あ、それと仮面ライダーの姿について補足・・・ちょっと遅かったかな?

頭の上にあるのは触覚・・・ではなく二枚の小さな板が平行してついてる。
これは内側が鏡になっていて、アクマの能力も使えますよーってことにするための設定。
え、アクマがどこにいるのか?まだ実体化してないけど、乱戦になったらたぶん戦うよ。
775笛の人:2009/09/19(土) 23:00:27.58 ID:90b/72Q30
俺が掘られたのは!禿じゃなかった!!インデックスに掘られたんですね、わかります。
>>773
こまけえこたぁ(ry
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:00:59.71 ID:/54mQord0
>>773
刀剣マニアの青年が激しく参加したいようです
777『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/19(土) 23:01:04.69 ID:zZ4I447Z0
パレードに囲まれた
一応少女を庇うようにはしているが、時間の問題と言うか絶体絶命だろう・・・
少女「ねぇ・・・さっきから気になってたんだけど、その二人のライダーは何?」
青年「こんな時に何を 「良いから」 僕のもう一つの都市伝説『白面金毛九尾の狐』です、能力は変身です「成る程ね」・・・はい?」
それがどうかしましたか?と続けようとして遮られ、突き出されたのは二枚の100円玉
少女「受け取って、道を開くわよ」
何を思いついたのかは判らないけど・・・他に手段は無い
青年「わかりました」
金を受け取る
少女「買って 嬉しい はないちもんめ♪ ちょっとくすぐったいわよ」
ハク「え!?」
778笛の人:2009/09/19(土) 23:02:35.96 ID:90b/72Q30
>>774
げげぇ、すいませんでした……
779『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/19(土) 23:03:23.69 ID:zZ4I447Z0
ハクが変身していた555が更に姿を変え、巨大な銃になった
少女「ファイナル・フォーム・ライドってね」
青年「・・・・・・はい?」
コン「いや、まぁ、人型以外にも変身は可能だな・・・理論上は」
少女「ほら!!さっさと!」
青年「は、はい!!」
少女に急かされはクが変身した巨大な銃を手に取り、引き金を引く!
ハク『ファイナル・アタック・ライド ファファファファイズ!!』
少女「わかってんじゃないの」
何がわかってんのかはわかりませんが、銃から放たれた光によってパレードが薙ぎ払われる
少女「次!ちょっとくすぐったいわよ!」
コン「応!!」
ハクが元の555へ戻り、そのままコンがブレイドから巨大な剣に変化する
コン『ファイナル・フォーム・ライド ブブブブレイド!!』
青年「うらぁぁぁぁぁぁっ!!」
コン『ファイナル・アタック・ライド ブブブブレイド!!』
刃に光が集まり、それを横薙ぎに振るい、パレードとジー○ーは真っ二つとなった
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:03:39.77 ID:HZHGw6gV0
ところでまだ誰とも遭遇してないマスコットって何が残ってる?
ディ○ニー詳しくないんだ…
781小ネタ:2009/09/19(土) 23:03:54.56 ID:AXPpVTPn0
「うー…ハーメルンの笛吹き。うーうー…」

 漆黒の大きな犬の背中に乗せられている少年と女性
 少年は、うーうー、呟いている

「大丈夫でしょうか、あの人たち…」

 女性は、あの仮面ライダーとハーメルンの笛吹きが心配なのだろうか
 そう、呟いた

「マスターでしたら、大丈夫ですわ」

 2人を乗せる犬が、そう呟く
 すると、少年もうー!と続ける

「うー!ブラックドックの言うとおりー!だいじょーぶ!」
「そ、そうですか……え?」

 ブラックドック
 少年は確かに、自分たちを乗せているこの犬を、そう呼んだ

「だいじょーぶ。ハーメルンの笛吹き、今だけ不吉じゃない」

 うーうーうー
 無邪気にそう言いきって
 少年は、にこり笑った

「……もし、不吉だったなら……きひひっ」

 直後の、無気味な笑いと呟きは、女性の耳には届かなかった
782『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/19(土) 23:04:42.92 ID:zZ4I447Z0
どの道再生するがその一瞬は動きが止まる
その隙に狐に姿を戻した二体に乗ってその場を離れる
青年「まさか武器にも変身できたんですね」
コン「無生物は試した事無かったしなぁ・・・しかし、こうなるとお前がディケイドの格好してなかったのが残念でならない」
ハク「確かに」
青年「何が確かになんですか」
少女「あんた達話せるわね、次オートバジンに化けてよ」
コン「お、やってみっか?」
青年「貴方達今一応戦闘中・・・何でライダーネタ?」
少女「ライダーの良さが判らないなんてダメな人」
コン「お前は昔からアニメ派だったからなぁ」
ハク「特撮は良いものです」
青年「あれ?何か扱い酷くない?」
神社へ向う道中ずっとライダーについて語られる事となりました
僕なんか悪いことしたか?
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:05:32.23 ID:AXPpVTPn0
カっとなって書いた。反省はしてない

>>780
えーと…ピ○レットもマスコットなかったっけ?(くまの○ーさんに出てくるピンクの子豚)
くまのプ○さんのキャラは結構マスコットいたはず。ねらい目
あと、フック船長もマスコットいなかったっけ?俺の勘違いか?
784『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/19(土) 23:06:36.86 ID:zZ4I447Z0
ってな訳で『かごめかごめ』と『はないちもんめ』が合流
そして『白面金毛九尾の狐』がFFR習得
元々『はないちもんめ』の操作能力って単純に操るだけじゃなく、操った対象の能力の拡張とかも可能な筈だったのに使う機会が無かったので
しかし、学校町は都市伝説に限らず首なしディケイドとかライダーも結構多いのですね

>>780
ほら、アリスのハートの女王とか
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:07:00.22 ID:QJm72vzcO
その内夢の国の様々な作品のヒロインが襲ってくる展開ですかわかりません
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:07:21.83 ID:AXPpVTPn0
>ほら、アリスのハートの女王とか
そう言えば、トランプの兵隊とかチャシャ猫辺りも!
アリスキャラも狙い目だな
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:08:17.36 ID:AXPpVTPn0
>>785
ヒロインズは「夢の国の地下カジノ」にて、7人の小人と一緒に逃亡してくる方々を迎え入れ助ける体勢です

今の所、誰も逃げ込んでないがな!!
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:08:48.66 ID:HZHGw6gV0
明日余裕があったら書いてみよう

今日はもう寝る、お休み
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:09:08.73 ID:zZ4I447Z0
>>786
しかもあのキャラは原作でも首刎ねろとか言ってくる人だからね
ねらい目でしょう

後はトイストーリー、バグズライフ、ニモもマスコット有ったよな
足生えてた気するけど
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:09:21.61 ID:u5P356Tz0
>>778
いやぁ、登場シーンで説明加えなかった俺が悪かった。
ちなみに仮面ライダーは身体強化とライダーキックのほかにまだ二つの厨二能力を秘めているぞ!

『学校町』が仮面ライダー祭り状態だぜ・・・


とりあえず、今交戦中ののパレードなんとかしないとなぁ・・・
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:11:46.00 ID:zZ4I447Z0
>>『学校町』が仮面ライダー祭り状態だぜ・・・
ライダー大戦の幕開けですね

>>今の所、誰も逃げ込んでないがな!!
地下カジノの存在を知ってる人たちは皆割りと戦える人たちだったりするからなぁ
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:13:23.38 ID:AXPpVTPn0
>>791
>地下カジノの存在を知ってる人たちは皆割りと戦える人たちだったりするからなぁ
まったくだwwwwww
Tさんたちが張ったポスターの傍に「夢の国の地下カジノ」の存在を報せる落書きが書かれた描写はしたが、誰にも気付かれて無さそうだしなwwwww
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:13:35.85 ID:apuJap7m0
>>776
もう刀剣の人は
各地のパレードの櫓を徹底的に潰して廻ったらどうだろうか?
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:15:22.42 ID:zZ4I447Z0
>Tさんたちが張ったポスターの傍に「夢の国の地下カジノ」の存在を報せる落書きが書かれた描写はしたが、誰にも気付かれて無さそうだしなwwwww
学校町の住人は何処か皆好戦的な面を持ってるに違いねぇ
自覚して無いだけで心のそこでは「戦う前から逃げ場なんて考えてられるか!」みたいな
795笛の人:2009/09/19(土) 23:15:39.41 ID:90b/72Q30
>>790
ここは「俺に構うな、先に行け!」じゃないかしら。
屋内とか閉所や対人戦には弱いから笛では地下に入り込めないし。
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:16:26.14 ID:o2ElAd/p0
ようやく帰ってこれたと思ったらあちこちで急展開過ぎるwww
もう一回頭から読んでこよう・・

そして迷子救出班の皆ありがとんー!
面白い事になってきたwwうはwww
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:16:38.72 ID:C/uVa2So0
赤い靴の好感度回復のために赤い靴を救出に向かわせてもよろしいでしょうか?
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:17:13.21 ID:apuJap7m0
カジノで思い出したが占いの人はどうなったんだ?
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:17:14.27 ID:AXPpVTPn0
>>797
まったくもって構いませんよー!
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:17:18.10 ID:tjUfN7e8O
さて、今日の分を投下して寝るぜ
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:17:33.64 ID:/54mQord0
>>793
じゃあそうするわw

今からまた書き始めるところだったんだw
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:18:59.08 ID:AXPpVTPn0
>>798
結界がじわりと侵食され、周りを「夢の国の黒服」もしくはどれかのパレードに囲まれ、死亡へのカウントダウン開始
首なしライダーの人が救出に向かってくれている
間に合わなかったら死ぬ
803首なしライダー:2009/09/19(土) 23:21:13.34 ID:tjUfN7e8O
 聞きなれた音を出しながら俺に近づいてくる一台の青いバイク

 バイクは俺の目の前で止まった。

 ミラーは割れ
 バイクも所々へこんでいたり傷がついているが、どうやらまだ走れそうだ。

 サイドカーには真っ青なヘルメットと真っ白なヘルメットが置いてある


 俺は白いフルフェイスのヘルメットをコヅカと名乗った少女に投げる

「このバイク…乗れるんですか……?」
「たぶん、長くは走れないと思うけど歩くよりはマシだよ…乗ってコヅカちゃん」

 片腕が使えないのでバイクに念じながら操縦すれば上手くいくはずだ。

 コヅカちゃんがサイドカーに乗り込んだ事を確認して、首の上に新しい青色のヘルメットを固定し、俺はバイクに[真っ直ぐ道なりに走れ]と念じる

するとバイクは動きだす

目標は祭りの会場

急がなければ……

朝野…無事だといいが…
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:22:18.74 ID:AXPpVTPn0
寝る前に支援
ヘタしたら今夜十二スレ使いきるか?wwwww
805喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/19(土) 23:23:18.63 ID:p3U1OHYv0
夕暮れに町が染まり始める中
暗色の外套を翻し走るひとつの影

「まったく……カシマときたら……」

口をついて出るのは愚痴ばかり

例の廃ビル──今はジャックの住処となっている──へと
あの男、カシマが訪ねて来た
私に頼みがあるらしい……

「かッ、借りがありますからッ……しッ、仕方ありませんねッ!」

借りなどどうでも良かった
私を頼ってくれるのは内心、嬉しくもあった
しかし、あの言い方は無いだろう

何が『パレードへ行かないか?』だ

デートの誘いかと思ってしまったではないか
まぁ、今の学校町の状況を考えれば夢の国のことを言っているとしか思えない
でも、そんなこと……今の私に正常な判断など出来ようハズが無いではないか
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:23:20.03 ID:u5P356Tz0
>>795
すまん、俺の読解力が足りないようだ。
上田が言うのか?というか今屋外だからさっさとこの場でケリつけたほうが・・・

とりあえず、獣人と仮面ライダーで戦ってよろしいでしょうかね?
ネズミで残りの黒い集団を抑えていてくれればなんとか勝てそうなので。
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:23:52.19 ID:AXPpVTPn0
支援!!!!!!!!
808喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/19(土) 23:24:12.68 ID:p3U1OHYv0
そんなことを考えながらも、町中を周り
北区の祭り会場へと着く

テントが見える
タロット占いをしている店の様だった
また、占いか
先程助けた面妖な三人組みも占いをやっていたが……
……時間があれば……こ、恋占いなどを……
いや、そんな場合ではない

夢の国の黒服たちがワラワラと詰め寄るが、テントへは入れずにいる

「少し……苛立っているのでね……」

外套を翻しながら、黒服たちの中へと疾駆する
切り刻まれ、肉塊へと変わり、消滅する
容赦など無い

「生きているか?」
「はい、助けて下さってありがとうございました」

テントへと入り声を掛けると、落ち着きある返答があった
その落ち着きは相応の年齢を要するはずだが、予想に反して若く美しい女性がいた

「逃げるならば、付き合うが?」
「……いえ、私はここを動くつもりはありません」

全てを受け入れようとでも言うのか
それとも、占い師らしく運命を試そうとでも言うのか
809喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/19(土) 23:25:15.20 ID:p3U1OHYv0
「分かった……好きにするがいい」

こういう人間には、私などが何を言っても無駄だ
そして、説得している時間はない

さっさと町を周り、早く彼の元へと行きたい
テント出て、カシマがいるであろう西区と北区の境辺りへ視線をやる
そこから程近い方角
西区では、自然現象とは思えぬ雷光が昼から走っていた
無事であって欲しい
いや、そう易々と倒れたりはしないだろう
だが、傷など負わせた者がいようものなら……簡単には始末しない
この世に生を受けたことを後悔させてやる

「……?!」

バサりと外套を翻し、身を包み込む
そのまま後方へと飛び退く
ジュゥッと溶ける布地
810首なしライダー:2009/09/19(土) 23:25:50.86 ID:tjUfN7e8O
 真っ直ぐな道を走る一台のサイドカー付きのボロボロのバイク
 限界が近づいているのか思ったようにスピードが出ない

 このスピードなら祭りの会場までは残り数分で着くはずだ。

「ライダーさんはどうやって契約者さんと出会ったんですか?」
 サイドカーに座ったコヅカが俺に話し掛ける

コヅカが持つあのバールのような物体
どうやらあれも都市伝説みたいだ
 都市伝説は生き物ばかりじゃないんだな……まったく、理解不能だ。

「えーっと、俺の契約者は朝野さんって言って、高校の時の後輩だよ」

「後輩………ってええっ!?首なしライダーさんって人間だったんですか?」

大声で驚くコヅカちゃん
なんだ?そんなに驚くような事なのか?

………ん?

道の先がやけに暗……いや、黒い

祭り会場に続く道に
なんと夢の国の黒服集団が待ち構えていた。

811喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/19(土) 23:26:41.99 ID:p3U1OHYv0
「あなた、誰?」

美しい容貌の青年が誰何する
手には、暗色の液体で満たされたボトル

「ジャック・ザ・リッパー」
「ふぅん、そう……悪いけどそれ以上近寄らないでね」

青年は背後の小屋を護る様に位置を変える
狂気にも似た気配
そして、その気配はどこか……自分と同じ様なものにも感じる

「こちらは急ぎの身……その小屋に興味は無い」
「そう……なら行けば?」

ここは問題ない
見方ならば、青年は護られる様な性質の者ではない
敵ならば、排除に時間が掛かる
或いは……やられる……か……
だが、こんな所で倒れるわけにはいかない

「ならば、去らせて頂く」

無言で見送る青年

次は南へ向かうか……
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:26:51.65 ID:AXPpVTPn0
支援!
ジャックが黒服一層→パワーストーン契約者が逃げないのでまた囲まれた
の、流れですね、よくわかります
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:27:02.76 ID:B/u+CNkwO
ルーモアさんとライダーしえん!
814首なしライダー:2009/09/19(土) 23:27:06.19 ID:tjUfN7e8O

「なっ…何て多さだ」

思わず率直な感想が口から漏れた。
 これでさすがに直進はできない。
直進した所で待っているのは地獄みたいだし。

「ライダーさん、直進しましょう!!」

しかし、コヅカちゃんはあの集団に突っ込む気満々みたいだ。

 そういうぶっ飛んだ事は俺のいない所で1人でやって下さい、頼むから

「……大丈夫なんだな?コヅカちゃん?」

コヅカちゃんはサイドカーに座ったままバールのような物を構える
するとバールのような物は徐々に震えだす

何をする気だコヅカは?

黒服集団にぶつかるまで残り
3秒
2秒
1
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:28:22.46 ID:AXPpVTPn0
クロスに感謝しつつ支援
816首なしライダー:2009/09/19(土) 23:28:36.01 ID:tjUfN7e8O
…………ん?

バイクは何事もないかのように真っ直ぐ走っている

「上手く…いきましたよ」

な、何がおこっているんだ?

バイクの前にいる黒服集団はまるで見えない壁に当たっているかのように、バイクの少し前で吹っ飛ばされている

「コヅカちゃんの能力……?」

これって…バリア、バリアなのか!
やばい、凄い

バリアもありなのか

コヅカちゃんの持つバールのような物を中心として円形にに広がったバリア…じゃなくて結界

「よし、これなら行ける!」

夢の国の黒服集団を吹っ飛ばしながら俺とコヅカちゃんを乗せたバイクは祭り会場に向かった。


以上?
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:30:41.91 ID:AXPpVTPn0
首なしライダーの人乙!

カシマさんの人を支援したが、すまん、力尽きる
明日の朝まですれ残っててくれよ…!!
818喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/19(土) 23:31:08.48 ID:p3U1OHYv0
立ち並ぶ住宅の屋根を疾駆しながら、全体を見渡す
視界に北へと向かう一台のバイクを捕らえる

「そこのライダー!」
「?!」

屋根の上から声を投げかける
ライダーと少女がこちらへと視線を向けてきた

「どこへ行く!北は危険だ!」

バイクを停め
ふたりは顔を見合わせて、頷き合う
もちろん、ライダーに首があればの話だが……

「危険だから行くんだよ!」
「……」
「助けを待っている人がいるからなッ!」
「……祭りの会場にあるタロット占いのテントに女性がいる」
「?」
「そこから動くつもりは無い様だった」
「……」
「もし、出逢ったなら……助けてやってくれ」
「そうか……分かった!努力しよう!」
819業物一閃:2009/09/19(土) 23:32:17.75 ID:/54mQord0
とりあえず櫓を壊せと言われたので

 ―Epsode3 業物に薙ぎ払われる異形―
 とりあえず≪夢の国≫の黒服から逃れる事が出来たようだ。
 それにしても、夢中で逃げてきたがここは何処だ?そう考えていると今度はなんか煌びやかなものが目に飛び込んできた。
 あれは…パレードの櫓か?
 「…小次郎、あれは叩くべきだよな?」
 「…どうやらお主も同じ事を考えていたようだな。」
 そう言って俺等は櫓へと歩を進める。
 途中、黒服やらなんかピンクのボーダーが入った変な子豚とかいたがとりあえず斬って捨てておいた。
 そして、櫓に着いた。…オレンジと白の縞が入った魚の櫓だ。
 …一発で仕留めよう。
 「…切り捨てろ、"備前長船"!」
 今度は俺の大好き野太刀"備前長船長光"だった。よし!これならいける!そして―
 「一気に決めるぜ、小次郎!」
 「「我らが剣術"巌流"最強奥義!秘剣"真・燕返し"っ!!!」」
 櫓は車体を残して消え去った。だが―
 消え去った櫓に先程斬って捨てた筈のマスコットが歩み寄って修理し始めた!
 「…成程、櫓を攻撃すれば一時的に攻撃の手が緩まるってわけか。」
 そうと分かれば早速櫓を探そう!
 俺は櫓を破壊するために奔走し始めた。
 続く

さてと、おやすみ
820喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/19(土) 23:33:32.41 ID:p3U1OHYv0
少女へ「とばすぞ!」と声を掛けるライダー

自分も霧を展開し、次の区域へと向かおうとする
が……気配を断とうとするも完全ではない
結界が侵食されているのか……

「急げ!……彼女の結界もそう長くは持たない!」

「分かってるさ!」

それぞれ別の方角へと疾走っていく
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:33:37.26 ID:zZ4I447Z0
首無しさんと業物の人乙!!
カシマさん支援!!
822喫茶ルーモア・隻腕のカシマ:2009/09/19(土) 23:34:22.05 ID:p3U1OHYv0
早く、速く、はやく、ハヤク

カシマの元へと行きたい

『自分のところは最後で良い』などと彼は云う

彼らしいとは思う
だが、私はこんなにも胸が苦しい思いをさせられているのだ
不公平というものではないか

逢えば、この苦しさから開放されるのは分かっている
助けを求める者を見捨てて行けば、早く逢える

しかし、それをすれば……カシマに落胆をもって迎えられる事となるだろう
それでは意味が無いのだ

これだけ苦しい思いをしているのだ
笑顔で迎え入れてもらわねば割りに合わない


今、この瞬間も
誰かが何かを護ろうと奔走している

彼らには何が待ち受けているのだろうか……

── Fin. ──
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:35:30.59 ID:zZ4I447Z0
カシマさん乙!!
ジャックが良い感じに乙女してるなぁwww
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:38:59.13 ID:5AxkxQORO
夢の国の戦力って
各種着ぐるみ
  住人を従えてる
  再生力強

夢の国の住人(奇形の黒いパレード?)  再生力弱

黒服(SPみたいな?)
 
だっけ
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:39:12.49 ID:B/u+CNkwO
皆さん乙!
切り裂きジャックが乙女だwwww
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:41:33.57 ID:/54mQord0
カシマさん乙でした!

ジャック可愛いw

さて、そろそろベッドにダイブするぜおやすみー
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:46:05.79 ID:p3U1OHYv0
パワーストーン&ヤンデレ弟、エンジェルさん、首なしライダー&バールの書き手さん
キャラ借りました!
特に、首なしライダーとバールの人には、展開上の不都合があったらホントすみません!
あと、エンジェルさん達の状況あんまり変わってませんwww

そして、全員のところを周りたいが……明日から3日間旅行へ行く!

ジャックは適当に使ってくれて構わないです
つなぎ役としてジャックさん参上!みたいなのが必要なら使ってください
どこにでも行っていますんで
攻撃方法はメスで切り裂き、メス投擲で目潰しとかです


じゃ、後はよろしく!朝早いんで寝ます!
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:48:51.15 ID:zZ4I447Z0
>>824
大体そんな認識で良いと思うんだぜ
>>827
おやすみー
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:49:16.92 ID:jBHObqwK0
ライダーの人、業物の人、ルーモアの人、乙です!
てか今追いついたぜ、ライダーの人、小塚を使ってくれてあざっす!

二日目の夕方か…。朝野さんが心配だぜ

ジャックが何だか、柔らかくなってる…だと…?
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:52:15.03 ID:u5P356Tz0
よーし、俺も寝よう。おやすみー
831業物一閃:2009/09/19(土) 23:52:30.34 ID:/54mQord0
さて、寝る前に設定ちょっといじってみた
不味かったら…後は分かるな?
設定
 主人公:男。年齢は20〜25。無類の刀剣マニア。
     その事が幸いしてか災いしてか独学で佐々木小次郎が創設し、今では失われた剣の流派"巌流"を極めた。
     自宅の地下には今までに買い集めた自慢の刀が沢山ある。ちゃんと公安の許可をとってある。
     仕事の方は完璧超人かつすこぶる順調で、「赤い靴」の契約者の父親が社長を務める会社で、年齢の差をはねのけて見事に専務に就任。
     お陰で趣味の刀剣蒐集にも力が注がれるようになった。しつこいようだが公安の許可は取ってある。
     一人称は俺。
 小次郎:主人公が古物商で買った(というか貰った)野太刀に憑いてきた幽霊(の様なもの)。
     その刀はもちろん「物干し竿」改め野太刀"備前長船長光"である。
     言わなくても分かるが勿論佐々木小次郎その人である。
     霊体と実体のシフトはいつでも可能。
     一人称は我(と書いて"おれ")。
     どっかの英雄王ではない。どちらかというとお寺の門番である。
  能力:刃物を"長光"と名のつく太刀・小太刀・短刀・薙刀・剣に変化させる。
     たまに(10回に1回程度)"備前長船"と名のつく太刀に変化する。
     稀に(100回に1回程度)最上大業物の刀剣に変化する。
     極稀に(1000回に1回程度)天下五剣に変化する。
     そして実体化した小次郎とタッグで戦う。
     ただし、霊体が相手だとはっきり言って無理です。だって刀だもん。物体だもん。
     いくら業物といえど無理なものは無理。
     ちなみに、秘剣"燕返し"は能力ではなく技能なのでチートとか言うな。
     また、主人公の場合は、変化した刀によって"燕返し"の威力が変わる。
     最強なのが野太刀"備前長船長光"である。(小次郎本人が使用していたため)
     次いで天下五剣が来て、"大般若長光"(国宝クラスの業物のため)…となる。
     ちなみに、主人公の意向で普段は太刀にしか変更されない。
     よく変化させてるのがカッターナイフ。とりあえず銃刀法違反にならない程度まで短くしてる。
     違反でとっ捕まったら自分のコレクションが没収されてしまう為である。
流石に長光だけじゃきつくてね…大般若も野太刀もそうそう出る訳じゃないし…そもそも当たったらラッキー的な意味なんだ。
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:56:29.57 ID:90b/72Q30
>>806
おkおk、そっちの方が良いな。
戦闘終わったらトラックで移動できるぜ。
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/19(土) 23:58:12.27 ID:5AxkxQORO
>>831
そのまま強化していくと万能超人になるぞ
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:02:06.80 ID:/54mQord0
>>833
残念ながら強化はこれだけなんだぜ?

だって刀のレパートリーが少なくなったための苦し紛れの強化だもの

刀以外のものには変化させないっていうか、主人公の意向をくみ取って使っても最上大業物だけだから

まあ、その分燕返しの威力がガタ落ちするんだけどねw
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:02:26.50 ID:Q+swM+ZIO
>>827
乙!
何ら問題ないぜ
むしろ使ってもらって大感激だ
836首なしライダー 朝野サイド:2009/09/20(日) 00:05:39.68 ID:Q+swM+ZIO
 首なしライダーが祭り会場に向かって疾走している頃

「先輩…早く来てくださいよっ!!」
 朝野は必死に走っていた。

―――――――

「凄い…あの人…」
 占いの店のテントの周りを取り囲むんでいた黒服集団は
 少し前に来た人が1人で全て倒していた。
 その光景を物陰…と言うよりも、少し離れた茂みの中で、朝野は見ていた。

 そして今、テントの回りにいるのは朝野のみ
 先程の強い人はどこかに行ってしまったようだ。

 しかし、いつまたあの黒服集団が現れるのか分からない

 今のうちに、占いのテントに向かってみるべきか考えていたら




いつの間にか朝野の後ろに夢の国の黒服がいた
837花子様の人:2009/09/20(日) 00:06:27.48 ID:vbjfiA/SO
皆様乙だぜ!
夢の国進攻で投下がやたら増えてるから、読むのも、読みながら自分のを書くのも大変だな。
都市伝説とその契約者と学校町だけでなく、スレの住人にも過酷な闘いになるのか・・・
838首なしライダー 朝野サイド:2009/09/20(日) 00:07:27.03 ID:tjUfN7e8O


「なっ!まだいたんですか!」

 慌てて走りだす朝野

 後ろから結構な早さで朝野を追い掛ける夢の国の黒服

「ちょっと…まって…タイムっ!」

 朝野は本気で走っているが追い付かれる
 ちなみに、朝野は走るのがあまり得意ではない

 夢の国の黒服は朝野を捕まえようと手を伸す。


「っ!」
 間一髪、伸ばされた手を避けると
朝野は占いのテントの中に転がり込んだ。
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:08:06.11 ID:blIiYOEKO
これ今から新しく書いてもいいのか? 他とは絡まない方向で
840首なしライダー 朝野サイド:2009/09/20(日) 00:09:22.63 ID:Q+swM+ZIO


「……大丈夫ですか?」

 突然、転がり込んで来た朝野を心配そうに眺めている女性


「…お邪魔します」
 どうやら助かったようだ。

「夢の国に追われていたのですか?」
 占い師の女性はテントの中にある椅子腰掛けている。


「ここには結界を張っていますから、しばらくは安全ですよ」

 柔らかくほほえむ占い師の女性

「そ…そうですかっ…」

 テントの中はまるで別世界のように静まり返っており
 呼吸を整えようとする朝野の荒い呼吸だけが響いていた。


以上?
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:09:55.53 ID:UyLyYZec0
>>839
無問題
むしろバッチコイ

首無しさん支援!
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:10:53.92 ID:dwpYszZ3O
都市伝説『一般人』

学校町において、
・いかなる都市伝説でもなく
・いかなる都市伝説とも契約せず
・いかなる勢力にも属さず
・いかなるトラブルにも巻き込まれず平穏な生活をおくる。
以上全てを満たした人物である。


ごめん、悪ノリしてしまった。
けど、そう思えてしまったんだ。
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:11:05.66 ID:R2c6DK890
やたー
SS書けたよー
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:12:28.58 ID:UyLyYZec0
支援してたら終わってたか
乙!!

>>837
暇見つけてチクチク書いてる身には結構大変な状況だったりするぜ
誰が何処に居て何してるのかの確認とか地下の状況がどうなってるのかの確認が結構しんどい
まとめてくれてる人本当に乙なんだぜ
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:13:16.64 ID:UyLyYZec0
>>842
学校町そのものが都市伝説かも知れない以上ありえない話じゃないな
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:16:08.37 ID:Q+swM+ZIO
よし、なんとか朝野を占い師に会わせる事が出来た

そして、カシマさんの人に感謝!

さて、俺はねるぜ
847ばーるの少女:2009/09/20(日) 00:16:37.18 ID:SfyvsEXw0
ライダーの人のリアルタイム投稿だったああああ 乙です!
今日で小ネタ書けるかな…

>>839
途中参加を絶賛歓迎中だそうです!
848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:17:02.07 ID:R2c6DK890
>>842
そうか・・・俺はその都市伝説そのものだったのか・・・
>>846
おやす
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:18:16.96 ID:R2c6DK890
もういいもん!誰も反応してくれないんなら
勝手に修正して投下するもん!
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:20:06.20 ID:gxwwqeWF0
>>849
wktk
851夢の国:2009/09/20(日) 00:20:32.71 ID:uZbIcwxj0
皆さま乙ー!! そしてしえん!

>>824だいたいそんな感じ
≪夢の国≫が学校町に向ける戦力・能力
(某遊園地にて語られる都市伝説群の集合体。)

・夢の国著作権侵害の都市伝説の曲解により、『夢の国の能力』を真似する能力(パサラン、ドッペル、化け狐、ムジナなど)は≪夢の国≫に触れると消滅する(解除される)。
・普段はカラスがいないのは、特殊電波を出して寄ってこないようにしているためである。の拡大解釈による人避けを張っている。(あまり契約者、都市伝説には効かないが一般人に対する隠蔽能力として機能。気づかれぬうちに人を取り込む)
・≪夢の国の黒服≫が単独で狭い路地などを徘徊中。この子らは全員異形。
・何件かの死亡事故が発生したが、夢の国での死亡事故は0件である。故に≪夢の国≫の勢力圏において(楽しげな気配のある空間)夢の国の住人は死なない。
 が、現状彼等の不死性は契約者の周囲以外減退している。
・夢の国の住人の中身は奇形の人間である。
・夢の国のマスコットキャラクターは園内の各所で見かける。しかし、あくまで彼等は世界で一人だけである。(契約者の移動能力のための設定なので一応守ってくれると嬉しい)
・夢の国はどんどんその事業を拡大している。故に結界・領域を侵食する能を住人に与える。(一気に破壊はできない。がりがり削る)
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:20:37.75 ID:R2c6DK890
そんなにwktkされるとやりにくくなるお
853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:22:46.19 ID:R2c6DK890
みなさんは都市伝説というものをご存知でしょうか?
あるとき現れ、あるとき消える・・・
そして、人間じゃないものも都市伝説になります
でも、普通はそれらにも元ネタがあり
その元ネタはたいした物じゃないでしょう

ですが・・・この町、淀元町では・・・

都市伝説がそのまま現実になるのです・・・

その現象を我々は・・・

〜Legend becomes reality phenomenon〜
     伝説が現実になる現象

・・・といっています

・・・さぁこれから御見せするのは

その一例・・・正義が力であるのみもかかわらず
正義を見失ったある一人の正義の使者と
破壊をもたらす化け物の争いです・・・
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:23:32.85 ID:R2c6DK890
午後8時27分39秒
淀元町町第6番道路

「さむいねー」
「もう冬だしねー」

ブォン・・・ブォン

「ん?この音・・・バイクかな?」
「どこでなってるんだろ・・・暴走族とかじゃないといいけど・・・」

ブォン・・・ ・・・ブゥゥゥオォォォォン

「あ、走り出したみたいだね」
「・・・なんかこっちにきてない?」

ブゥゥゥゥゥオォォォォォン

「・・・は、走ろうか!」
「そ、そうだね!」

タッタッタッタ・・・
855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:24:13.86 ID:R2c6DK890
ブォンブォンブォォォォォォォォォォォオオオン
「ど、どんどん近づいて・・・」
「はぁはぁ追いつかれちゃう・・・!」

ブォォォォォォ

「「あ、」」

ォォォォォ・・・

「追い抜いていっちゃったね・・・」
「・・・なんか意味のない心配だったみたいだね・・・はずかしくなってきた///」

「帰ろうか・・・」
「うん・・・」

・・・ォォォォオ

「え?」
「あ・・・バイクがこっちに・・・!!!」

ブォォォォォォォオオオオオオオ

「・・・・・・」

「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」」
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:25:23.74 ID:R2c6DK890
ドガァン
「いた・・・!!!実亞!」
「い、いや・・・やめて・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

ガシ、バキ、グシャ、ガキッ、ベキッ



グシャ

「いやぁぁぁぁぁあ!!実亞!実亞ぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

「・・・」

「ひぃ・・・!」

「・・・仮面ライダー・・・」

「え・・・?」

ドガッ

ブォォォォォォォォォ・・・

‐-−―「仮面ライダー」―−-‐
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:26:59.65 ID:PlxJBXXpO
ここでオープニングスタート
858破壊の者:2009/09/20(日) 00:32:36.62 ID:R2c6DK890
午前7時55分
淀元町
私立淀元高校1年3組

今日も体がだるい・・・
すごくだるい・・・
もう眠ってしまいたい・・・
眠ろう・・・眠ってしまおう・・・そうしよう・・・
おやs

「射絵おはよーー!!!」

来たな、私専用人型安眠妨害音声増幅器
SASANO MIE・・・

「射絵はいつも眠そうな顔してるよねー」
「悪かったないつも眠そうな顔をしてて」
「もう、夜更かししちゃだめだよー」

しょうがないだろ、こっちだって夜更かししたくてやってるんじゃないんだから・・・

859破壊の者:2009/09/20(日) 00:33:18.43 ID:R2c6DK890
「はい、はい、わかってますよ・・・」
「もう!射絵はほんとにだらしないなー・・・でもそこもかわいい!」ギュ

ぎゃぁ!!!やめろ!!!その巨乳を押し付けるな!

「ちょ・・・くるし・・・」
「はぅぅ!!!小さくて貧乳な射絵かわいいよぉ!!!」

そんな大声で言うな!はずかしい!馬鹿やろぅ!!!

キーンコーンカーンコーン

「ほ、ほら!!!チャイム鳴ったから!座って!」
「ちぇー・・・」

はぁ・・・死ぬかと思った・・・
さて、唐突だが私の名前を紹介しよう
わたしの名前は琶之 射絵と書いて
はの しゃえと読む
そしてさっきの私専用人型巨乳安眠妨害音声増幅器SASANO MIEは
笹野 美衣と書いて私専用人型巨乳安眠妨害音声増幅器SASANO MIEと読む
860ばーるの:2009/09/20(日) 00:35:18.44 ID:SfyvsEXw0
淀元町……、赤卍斗の人か! 支援!
861フリーダムひき子:2009/09/20(日) 00:36:21.34 ID:dwpYszZ3O
ひ「ロリやショタを拉致してバラすのはテメェらかぁあああ!!」

やや狭い通りで襲って来た黒服に叫ぶ。
その声はまさにデスボイスでらなんともヘビーメタルである。
ひき子さんは野良の独りモノ故に黒服に狙われたんだろう。

ひ「テメェみてぇなロリの敵はなぁああああああ!!!!
ズリズリと[おろして]やるぅぅううあああああ!!!!!!」

ガシッと黒服を掴むとその頭を道路に押し付けてダッシュする。
黒服は大根おろしの様にズリズリとすり減る。
完全に黒服をおろし終わっても足を止めない。

ひ「どぉこぉどぅあああああ!あんの糞ビッチ(プリンセスのようです。)!!!!
ドレスを奪って!犯して!!おろして!!!もう一回犯してやるぅぅうううう!!!(ひき子さんは女です、)」

叫びながらマスコットの群れを突き抜ける(本人は気づいてない)。
群れのド真ん中に大穴を開けて駆け抜けたひき子の目的はただ一つ。
プリンセスのドレス強奪である。


おわり
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:38:53.32 ID:PlxJBXXpO
>>861
どこの吸血鬼だwww

そもそもプリンセス居な
863以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:38:58.89 ID:oaPoNwyg0
>>806
うむ、それで頼むぜ。
回線がおかしくてレス遅れてスマソ
864ばー:2009/09/20(日) 00:42:08.04 ID:SfyvsEXw0
ひきこさんの人、破壊の人、乙です!
じゃあ、小ネタでも投下するか
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:42:32.50 ID:gxwwqeWF0
おつ&支援!
ひきこさんwwこわすぎるww
866夢の国 各キャラ現在地:2009/09/20(日) 00:42:43.36 ID:uZbIcwxj0
・チャラ男:夕方くらいになってから、北区から東区に向かって移動開始禿の派手な攻撃に気付いた将門様より何があったか様子見て来いの命令が下ったらしい

・ハーメルン:鏡合わせのアクマの契約者と共に北区で交戦中

・将門・キャリアウーマン:○ップと○ールに勝利し、西区から激戦区っぽい北区辺りに向かってのんびりと移動開始

・はないちもんめ:東地区『かごめかごめ』と『はないちもんめ』が合流

・エンジェルさんの契約者:祭会場脱出、墓場に居る

・騎士と姫君:鏡合わせのアクマのところのブラックドッグに乗って首塚のショタと共に逃亡中

・パワーストーン契約者:夕方以降、「夢の国」の結界浸食により、パワーストーン契約者のテントが危険な状態に陥りました。パワーストーン契約者のテントから「夢の国の地下カジノ」へ逃亡する事は不可能となります
…何故なら、テントは「夢の国の黒服」もしくは、どれかマスコットが率いるパレードに囲まれているからです!!
テントを囲む戦力を誰かが何とかしない限り、パワーストーン契約者は彼らの毒牙にかかり、死亡します→首なしライダーが救出に向かいました

・ヤンデレ弟、「夢の国」の侵攻が開始しても、北区お化け屋敷近くから動きません

・花子さんの契約者:北区のどこかにて、仮設トイレの近くで花子様と共闘中

・北区お化け屋敷内にて、「夢の国の黒服」数名進入中、人体模型と骨格標本が撃退しています
不良教師はただ突っ立っているだけですが、何者かがオートガードしているようです

・やる気のない黒服:いま神社から離れていってるぽい

・赤い靴&契約者:ただいま南地区を逃亡中彼女たちは、どこが安全地点であるかすら知りません

・ジャック・ザ・リッパー:夕方以降学校町内をあちらこちら回っています。

>>861プリンセスは地下カジノに逃れていてパレードとして出張ってきてはいません
867破壊の者:2009/09/20(日) 00:42:47.73 ID:nD2xZ2bwP
そしてこの町の名前は淀元町と書いて
でんげんちょうと読む

この町は都市伝説・・・そう言われているものが
実体化する・・・〜Legend becomes reality phenomenon〜が頻繁に起こる・・・
実はこれはどこにでも起こりえるらしいが
そのためには条件をそろえなければならないらしい
その条件というのが難しい
都市伝説から恐怖が生まれ
その恐怖がその都市伝説の姿になり
実体化するという仕組みである
だが、そのためには巨大な恐怖が必要らしい
でも、そんなことが起こるほど巨大な恐怖なんてなかなか起きない
だからそんなに頻繁に都市伝説は実体かしないのだが・・・

〜一時限目休み時間〜
キーンコーンカーンコーン
「ねぇねぇ射絵!」
どうした人型巨乳安眠妨害音声増幅器?
「なに?」
「朝のニュース見た?」
そんな余裕あったらこんな眠そうにしてるわけないだろ
868バールの少女 小ネタ:2009/09/20(日) 00:43:45.03 ID:SfyvsEXw0

ヴルヴルヴル――――ヴル、プルプル

(震動が弱くなってる……?)

蛇足だろうが説明しよう!
先刻、外套を纏った"何だか良いヒト"に警告されたように
《夢の国》に付加された能力「結界侵食」の影響で、「バールのようなもの」の結界展開能力も
徐々にではあるが確実に削られているのだ!

(時間との、勝負かも……)

プルプル――!!――プル、ヴルヴルブル、ヴ、ヴィィィィィイイイイイン
「ひ、ひぃッ」
「! どうしたコヅカちゃん!?」
「い、いきなり、バールの震動が、強くなったんです」
(今の何なの? 一瞬、兄気とか、もすとますきゅらーとか、まっしう゛とか、良く分からない単語が聞こえたような……
 ……ハッ! しっかりして私! 今は、しっかり握ってる事に集中しなくちゃ……)



バイクは夕間暮れの中を疾走する。護るべき人々の元に向かって――。
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:43:49.18 ID:nD2xZ2bwP
「・・・わたしが眠そうなのがわからないか?」
「わかるよ!」
ならその話題を振るなよ畜生め
「で、見たの?見てないの?・・・見てないんだね?」
えぇ、見てませんよすいませんねぇ!
「見れるわけないだろう」
「それじゃぁ昨日ここら辺で起こった仮面ライダー事件は知らないんだね?」
・・・なんぞそれ
「なにそれ?」
「昨日二人の女子高生が帰りに第6番裏道路を通ってたら仮面をつけたバイク乗りに襲われたって事件!」
「略して仮面ライダー事件・・・ね」
ていうか略すな!なんだそれは!
「最近似たような事件が続いてるんだよーこの前は中学生、その前は高校生」
多いな・・・
「・・・どうせ仮面をつけた暴走族かなんかに襲われたんでしょう・・・ていうかその人達は大丈夫なの?」
「うん、命に別状はないらしいけど相当ショックを受けたらしいよ」
「命に別状はって・・・そんなにひどいの?」
「まぁ今回の事件の二人のうち一人は意識不明の重態だしねぇ・・・」
意識不明って・・・結構重いじゃないか・・・
870破壊の者:2009/09/20(日) 00:44:38.28 ID:nD2xZ2bwP
「どういう武器を使ったのかわかる?」
「えっとねぇ・・・たしか・・・素手だったかな?」
「・・・」
すで・・・?すでって言うと素手の素手?いやいやまさかそんな・・・
「やっぱりびっくりするよね・・・私もびっくりしたもん素手で意識不明だし・・・」
・・・もしかして・・・
「・・・で、意識を失わなかったもう一人が今回の事件のことを話したんだって」
キーンコーンカーンコーン
「あーぁ・・・鳴っちゃった。んじゃまたあとで話そうね〜」
お前・・・喋るの好きだな・・・
「はいはい・・・」
それにしても・・・仮面ライダー事件・・・気になるな・・・放課後になったら連絡してみよう・・・


〜作者の領域〜
さるさんこわい
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:47:53.52 ID:oaPoNwyg0
今書いてる人達紫煙〜
872ばーるの:2009/09/20(日) 00:50:54.80 ID:SfyvsEXw0
てなワケでジャックさんを借りましたルーモアの人!

そして、破壊の人をしえんだー
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 00:51:10.36 ID:uZbIcwxj0
まさにサルさんに遭ってるよかん
874破壊の者:2009/09/20(日) 00:59:49.19 ID:R2c6DK890
午後4時48分
〜放課後〜
ピッ
プルルルゥープルルルゥープル
『はい?』
「あ、七島さんですか?」
『あぁ、琶之か?・・・電話してきたということは仮面ライダー事件はもう知ったんだな?』
「・・・え、えぇまぁ」
なんだ?なんで七島さんまで仮面ライダーって略すんだ?そういう報道をしているのか?
『あと仮面ライダーというのは被害にあった女子高生が犯人がそう名乗っていたと証言したらしい』
なるほど、だから仮面ライダーか
「そうなんですか・・・まぁそんなことよりも・・・今回私がすることは・・・?」
『今回の事件の犯人特定と報告書だ』
「・・・もう報告書は勘弁してくださいよ・・・」
『だめだ。とりあえず仮面ライダーが現れる時刻になったらまた連絡するからな溜まってる報告書もやっとけよ?じゃぁな』
ツーツーツー
「・・・」
七島さん・・・勘弁してくださいよ・・・マジで・・・
「はぁ・・・下調べ・・・しにいくか・・・」
875破壊の者:2009/09/20(日) 01:04:48.48 ID:R2c6DK890
午後4時58分
淀元町第6番道路
「・・・事件がおきたのはここか」
・・・
ここに仮面をつけたバイク乗り・・・がねぇ・・・
「本当なのかしら・・・」
七島さんは本当みたいなこと言ってたけど・・・
「まぁ信じてみるか・・・」
帰るか・・・
テクテクテクテク・・・



・・・
・・・ ・・・
「・・・」

〜作者の領域〜
5分置きに投下☆
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:06:42.92 ID:PlxJBXXpO
しえ
877以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:07:19.24 ID:gxwwqeWF0
支援!
878破壊の者:2009/09/20(日) 01:09:49.85 ID:R2c6DK890
・・・
〜午後8時26分〜
淀元町第6番道路
「・・・」
テクテク・・・
一人の少女が・・・暗くなった道路を歩いていた・・・
あたりを警戒しながら・・・なおかつ警戒してることを気づかせないように・・・
「・・・」
午後8時27分49秒
「・・・」
50・・・55・・・56・・・57・・・58・・・59・・・
「・・・」
てくてく

・・・ブォォ
「・・・来たか」
そしてその少女のほうへ・・・近づいてゆく・・・一つのバイク乗りが居た・・・
正義が力の・・・なにもわからなくなった人・・・
都市伝説とかしてしまった人・・・
仮面ライダー・・・

ブォォォォォォォォォォォオ!!!!
879破壊の者:2009/09/20(日) 01:14:48.63 ID:R2c6DK890
「・・・」
そして仮面ライダーは近づいてゆく・・・少女に向かって・・・
「・・・」チラ
・・・虫の仮面か・・・

少女がそう思った瞬間・・・

ライダーはバイクから姿を消していた
ブォォォォォォォォォォォォォォォォォオ!!!
「おぉっと!!」ササッ
少女はバイクをよけライダーを探した・・・そして

見つけた

「!?上か!!」
そう、ライダーはバイクから飛び立ったのだ・・・
その脚力はすさまじいものだった・・・

そのライダーの姿・・・
赤いスカーフを首に巻いている・・・
この脚力で虫の仮面・・・まさにバッタだった

「・・・ライダー・・・キック」
そう言った直後・・・ライダーはそのまま少女の真下に落ちていった・・・
880破壊の者:2009/09/20(日) 01:19:47.65 ID:R2c6DK890
「・・・上道じゃない!来なさいよ!」

そういった瞬間・・・

ビキッ

少女の手が割れた

ドガァァァァァァァァァン

・・・ライダーの高い距離からのキックはたしかに手ごたえがあった・・・



・・・だが

「・・・!!!」

少女の手は割れ・・・そして黒くなったその左手でライダーのキックを受け止めていた

「・・・少し痛いわね・・・」

少女はそういいながら
881破壊の者:2009/09/20(日) 01:24:46.19 ID:R2c6DK890
「でも・・・勝てない相手じゃないわね・・・」ニヤ
ニヤリと笑った

その瞬間ライダーの足は左手のところから黒ずんでいた

「!!!・・・」ドガン
「いつぁ!!!」

ライダーは受け止められていた左足の代わりに
右足で少女の胸をけって少女の黒い手から逃れた

「痛いわねぇ・・・もう許さないわよ・・・」
そう少女は言い走ってライダーの側に走った
「お返しよ!!」
そういいながら
少女は黒くなった左手でライダーの腹に
直接攻撃を繰り出した

「!!!!!ガハッ」
そしてその攻撃はライダーに見事に当たり
ライダーは大ダメージを負った・・・
「さて、もう終わりよ」
そういうと仮面ライダーのスカーフを掴み



〜作者の領域〜
ここから長い長い戦闘ターイム!
え?なんでこんなに長くなったのかって?
知るかよwwwwwww
882破壊の者:2009/09/20(日) 01:29:46.67 ID:R2c6DK890
「おりゃ!」

後ろへ投げた

ドガァァァァァン
「グ・・・ガ・・・」

そして少女は

「おりゃぁぁぁぁぁあ!!!」ドガァァァァァン

下に向かって拳を下ろし空高く飛び上がった

ヒュルルルゥ・・・

そして

「くらぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!」

ライダーのほうへ黒い拳を向けて急降下した
883以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:32:26.96 ID:vwMou95a0
きたぞきたぞ
支・援!
884破壊の者:2009/09/20(日) 01:34:47.77 ID:R2c6DK890
「・・・」

ドガァァァァァァァァァァァン

・・・シュゥゥゥゥゥゥ・・・

「・・・な・・・」

急降下の攻撃は加速し威力もさぞかし上がってるだろう
それがたかければなおさらだ
普通の人間なら、殺せる・・・

・・・だが、ライダーは左足で受け止めた
「・・・負ケレナイ」

「え?ッぬぁ!!!」
ドガァ
少女はライダーに右手をつかまれ、
ふっ飛ばされ壁に体を打ち付けてしまった・・・

「・・・ッ」
「負ケレナイ・・・負ケレナイ・・・」
「なんであんたそこまで・・・」
「何故・・・?・・・何故だ・・・?何故ダァァァァァァ」
ヒュンッ
「!?はやっ!!ぐぅ!!!」
ドガァ
885破壊の者:2009/09/20(日) 01:39:38.35 ID:R2c6DK890
「何故何故何故何故何故ダァァァアァァァ!!!???」
ライダーは素早く動き少女の面の前へ
移動し連続攻撃を打ち込んだ
「がっ!!はっ!!ぎぃ!!」
「あぁぁあぁぁああぁあぁぁぁぁあ」
ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!
ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!ダン!!!
左手だけじゃ・・・防ぎきれない・・・!
ピタッ
「え・・・?」
そしてなぜかライダーの攻撃はとまった

「ソウだ・・・正義だ・・・正義が俺ノ・・・俺の目的・・・俺ソノモノ・・・」
「でも・・・デモ・・・正義ってナんだ?わからないわからないわからないわからない・・・
ぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁぁぁぁ」

こいつ・・・違う感情も混じってる・・・不純系か・・・
!!!やば
ドガァ!!!!

「ガッァ!!!」
886破壊の者:2009/09/20(日) 01:46:02.10 ID:R2c6DK890
「ナンダ?なんだ?ナンダ?なんだ?ナンダ?なんだ?ナンダ?なんだ?ナンダ?なんだ?ナンダ?
正義ってなんだ?正義ッテナンダ?正義ってなんだ?正義ッテナンダ?正義ってなんだ?正義ッテナンダ?
わからないワカラナイわかラナい・・・」

ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!
ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!ドガァ!!!!

「くぅぁぁぁあ!!!」

このままじゃ・・・やられる!!!

「ナンだ?正義ってナンダァァァァァァア???????」
ガシ
グイ
「・・・はぁ・・・はぁ・・・く・・・」

「正義はなンなンだァァァァァ!!!!????」
ギギギ・・・
ライダーは細い少女の首を絞めていた・・・

「なんだ?ナンナンダヨォォォォォオ!?????」
ギギギギギ・・・

ライダーは自分の目的・・・自分そのものがわからなかった・・・
正義が自分自身と覚えていてもなにが自分自身か
わからなかった・・・だから回りを壊したなにもわからないから
壊して壊して壊した。
そして聞いた自分の近くにいる少女に聞いた
正義とはなにかを自分の力はなんなのかを・・・
問う・・・答えがこないとわかっても・・・
887破壊の者:2009/09/20(日) 01:52:03.81 ID:R2c6DK890
だが、彼女は答えた

「・・・誰かを・・・守るってことだろ・・・」
ギ・・・
!?・・・力がゆるくなった・・・!!!

正義とは何かを・・・

「誰かを・・・守ル・・・?」

だが、なにを守ればいいのかわからなかった・・・

「でも・・・俺ニハ・・・なにも・・・守るものなど・・・ナイ・・・」

でも、彼女は・・・答えた・・・

「ふざけんなぁぁぁぁ守るものなんてそこらじゅうにいっぱいいるわぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!」

ドガァァァァァァ!!!!!

きつい・・・右手のパンチつきで・・・
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 01:52:57.41 ID:vwMou95a0
寝落ちしかけた
しえんだしえん
889破壊の者:2009/09/20(日) 02:01:43.55 ID:R2c6DK890
「・・・グハッ!!!」

そして・・・ライダーはぶっ飛んだ

ドォォォォォォォォォッン!!!!!!!!!

「・・・痛い・・・右手痛い・・・」

黒くなってないほうの手で殴ったため
右手はすごく痛かった・・・
さらにライダーは気を失っていた・・・
「・・・あちゃー」
〜数時間経過〜
「・・・」
「・・・やっと起きたか・・・最後に言っておこうと思ってな・・・起きるのを待ってた・・・
じゃぁ言わせてもらう・・・仮面ライダーとやら、あんたがいくら暴れようが私には関係ない
でもな、一般人を傷つけるなら・・・私は容赦なくあんたをなぎ倒す
・・・幸いあんたはまだ人を殺してないだろ・・・?
きっとそれは・・・あんたの正義がまだ生きてたからだよ・・・
とにかく、もう人を傷つけるのはやめな。わかったか!」

「・・・」

そういうと少女は去っていった


〜作者の領域〜
寝てもいいのよぉん

さるうたぁぁぁぁぁぁ
890破壊の者:2009/09/20(日) 02:07:14.67 ID:R2c6DK890
午前7時45分
淀元町
私立淀元高校1年3組

やばい・・・眠い・・・
無理じゃんもうなんか無理じゃん・・・
昨日は報告書がんばって終わらしたからいいよね・・・
ねちゃおう・・・おやs


「射絵おはよーー!!!」
・・・おのれ笹野美衣ぇぇぇぇぇぇぇえ!!!
貴様のせいで私の安眠は破壊されてしまったぁぁぁぁぁあ!!!!

・・・なにを心の中で叫んでるんだ私は・・・ていうか安眠妨害機
お前は私がお休みと言いそうになるとくるな?
私の心の中でも読んでるのか?
891以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:07:18.18 ID:gxwwqeWF0
だがしえーん!
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:12:15.64 ID:R2c6DK890
「もう、また夜更かししたのー?だめだよー」
「わかってるよ・・・」

昨日は報告書を終わらせただけでなく
ライダーを野放しにしたことについても聞かれたんだ・・・
もう勘弁してくれよ・・・
「そういえばまた仮面ライダーがでたんだってー」
・・・
なん・・・だと・・・?
「それは・・・本当なのか?」
「うん、昨日また出たらしいよ」

あのヤロー見逃してやったのにまた悪事を働いてるのか
次は容赦なくぶっ殺してやる


〜作者領域〜
ふふ・・・かわいい子・・・


自分でいってて
気持ち悪くなってきたサーセン
あと、ウィキに乗せたりするんだったら
作者領域は消してね!
893破壊の者:2009/09/20(日) 02:18:50.55 ID:R2c6DK890
「・・・で、今度は誰が襲われたんだ・・・?」
「え?違うよ?人を助けたんだよー」
・・・
なんだと・・・?
「え?どういうこと?」
「今日の7時20分ぐらいにね青信号だったのに車が突っ込んできて
小学生が轢かれそうになったんだけどそこを尽かさず仮面をつけてバイクに乗った人が助けたんだって!」
「でもすぐに警察が来て、子供を安全なところに座らせてからバイクで逃げたらしいよー」
「へぇ・・・」
そうか・・・
あいつ・・・
人を助けたのか・・・
ならいいか・・・
「ていうか誰から聞いたんだよ」
「100円で情報を買ったよ!」
「100円の情報なのか・・・ていうかそんなんいたのか・・・」
キーンコーンカーンコーン
894破壊の者:2009/09/20(日) 02:19:50.85 ID:R2c6DK890
「ほら座れ」
「はーい」
はぁ・・・ねむい・・・

〜午前9時45分〜
淀元町第6番道路

「・・・正義は・・・人を助けるもの・・・」
「たしかに・・・そうかもしれないな・・・」

ノシッ

ブォォォォォォォォォォォォォン

・・・そして正義に目覚めた仮面ライダーは
今日も町で走り回っている・・・

終わり
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:21:12.98 ID:gxwwqeWF0
長編作品おつ!
896以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:25:01.47 ID:R2c6DK890
戦闘だな、戦闘が長かったな
ついでに設定も考えたぜ!
中に病再発病だぜ・・・
897以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 02:56:06.81 ID:R2c6DK890
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:34:47.31 ID:vgQdIg59O
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 03:51:07.13 ID:gxwwqeWF0
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 05:54:01.60 ID:pg5BYK7sO
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 06:50:00.79 ID:ulX4jEPRO
投下といこう
902北地区トイレのその後:2009/09/20(日) 06:51:22.76 ID:ulX4jEPRO
今の闇子さんはとても上機嫌だ。

何故かというと、組織からの直々の依頼で、戦闘要請がかかったからなのだ。

「あ、あれね!あのトイレね!」

多少、スキップ気味で駆けてきた闇子さん。
組織からの電話がかかってくる前とはもはや別人ともいえるほど、
明るい表情をしている。

トイレの前に辿りつく。

「待たせたわね………って、どこにいるのよ?」

闇子さんは辺りをキョロキョロと見回す。
念のため、仮設トイレの中も確認していた。

そのとき、僕の携帯電話がなった。

「あ、もしもし」

組織からだった。

「あ…はい……はい……わかりました……」
組織からの電話の内容を闇子さんに伝える。

「闇子さん……あのさ……」
「なによ、今忙しいんだから」
闇子さんはいまだ捜索中だった。便器の中を覗きこんでまでいた。
903北地区トイレのその後:2009/09/20(日) 06:52:21.37 ID:ulX4jEPRO
「言いにくいんだけどさ……終わったんだって」

「何がよ」

「救援は間に合ったから闇子さんはもういいって」

「…………えっ!?」

闇子さんは、物凄い勢いで振り向いた。

「だから、もう帰っていいんだってさ」

「…………」

闇子さんは完全に固まっていた。
現在の状況を受け止めきれないのだろう。
僕は近くのベンチに座り、固まった闇子さんをしばらく眺めていた。

904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 07:05:36.50 ID:pg5BYK7sO

闇子さん……
905花子様の人:2009/09/20(日) 07:14:09.28 ID:dwpYszZ3O
>>903 なんか申し訳ない。
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 07:40:28.91 ID:uZbIcwxj0
乙!
闇子さんに哀愁漂う……
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 08:28:39.85 ID:uZbIcwxj0
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 09:02:50.01 ID:4GdMBNqy0
おはようございまーーーーす!!
皆様おーーーーーーっつ!!!
クロスしてくださった方々には最大限の感謝を!!!

くそ、書きたいが九時半には出かける上に、昼間一旦帰ってくるとは言えまた出かけるから魔共にパソコン触れるのは夜か…!?
909小ネタ:2009/09/20(日) 09:15:34.17 ID:4GdMBNqy0
 …彼女は、じっと、テントの中に入り込んできた女性を見つめていた
 人間だ
 ……都市伝説、ではない

 先ほどからずっと、彼女には「逃げて、逃げて」と、「夢の国の地下トンネル」たちが呼びかけている声が聞こえてくる
 …しかし、彼女はそれには答えず
 テントに入り込んできた女性に、静かに声をかける

「…ここの結界は、そのうち……侵食され、破られます」
「へ?」

 ぜぇ、と
 ようやく呼吸が整ったらしい女性が、顔をあげた
 …彼女の言葉が真実である事を、表すように
 ミシ、ミシ……と、かすかに、テントが押されている音が聞こえてくる

「……ですから。ここから、ここよりも安全な位置へ逃げる方法を…私は、知っています
 …そちらへと、お逃げください」
「……あなたは?」

 彼女のその言葉に
 女性は、じ、と彼女を見つめてきた
 彼女は、静かに…自嘲するように微笑み、答える

「…私は…ここの結界を保つのが、役目ですから」

 …結界を破られれば、そのまま殺されるのみ
910小ネタ:2009/09/20(日) 09:19:35.05 ID:4GdMBNqy0
 「夢の国」とのこの戦いに参加する時点で、決めていた事
 はらり、はらり
 タロットカードを気まぐれに弄ぶ

「…どうぞ、一枚選んでください」
「あ、は、はい」

 す、と女性がカードを一枚選び出す
 彼女がそれをめくると…それは、「太陽」の正位置
 「光明」「どんな状態になっても、最後は必ず勝利」…

「…あなたには、未来があります……私には、初めから未来なんて、ない。
 未来あるあなたは…ここで、たとえ逃げてでも、生き延びるべきです」

 …そうだ
 私には、あの時から、未来なんてないのだ
 あの時死ぬはずだった私
 私はあそこで、亡者になるはずだった
 ……亡者に、未来などない
 しかし、未来なき私でも、未来ある人を、ほんの少しでも助けられるなら…

「…どうか、結界が破られる前に。「夢の国の地下カジノ」へと…逃げてください」

 女性を、じっと見つめて 
 テントが押されていく音を聞きながら…彼女は、そう告げたのだった


to be …?
911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 09:20:32.47 ID:4GdMBNqy0
朝野さんがテントに入ってきてくれたので、出かける前に書いてみた
朝野さんの話し方とか間違ってたら申し訳ない!

では、出かけてくるんだぜ!
お昼に一旦帰ってくるまでにスレが残っていたら幸せだ!
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 10:07:35.04 ID:PlxJBXXpO
思ったんだが
組織の黒服と夢子の黒服って通常の見た目で区別つくのだろうか
913ジェットばばあ:2009/09/20(日) 10:08:19.58 ID:blIiYOEKO
 一人の老婆が山道を走っていた。
 着古した着物に剥き出しの素足、頭の白髪を振り乱して白眼剥きながら通りがかる自動車を次々とブチ抜いていく腰の曲がった老婆。

 ジェットばばあ。呼び名に多少の違いはあれど老婆はそのように呼ばれる都市伝説であった。

「ヒョーヒョッヒョッヒョッ!」

 風を切りながらさも楽しそうに笑う老婆。
 抜かれた車のドライバーは仰天しているだろう。
914ジェットばばあ:2009/09/20(日) 10:11:27.04 ID:blIiYOEKO
 その時、何者かの影が老婆を抜き去った。

「ヒャアッ!」

 それを見て更にスピードを上げて影に追いつく老婆。
 この影の主こそジェットばばあの契約者である。
 スピードを何より愛する老婆は自分と張り合える速度を出せる者を契約者に選び、毎日のように共に山道を走っているのであった。


 しばらくすると老婆は足を止め、契約者もそれに習った。

「お主もまだまだワシの老いぼれ足には適わんようじゃのお」

 笑いながら老婆は契約者であるハヤブサの頭を撫でる。
 ハヤブサは高い一声鳴くと再び空へと舞い上がった。
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 10:15:17.40 ID:blIiYOEKO
おわり

ジェットばばあ好きだったから書いてみた 契約者が鳥になったけどまぁいいや
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 10:19:15.05 ID:dwpYszZ3O
ハヤブサってスズキのあのバイクかと
917以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 10:25:46.45 ID:L+AaU5+D0

ジェットばばあと競争できる契約者すげえええと思ってたら正体知って納得
降下速度時速300kmとかやばいな
918以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 10:46:53.41 ID:gxwwqeWF0
皆おつ!

http://www29.atwiki.jp/legends/pages/101.html#dream-06

とりあえずがーっと現在進行中の話&今出現してる着ぐるみ一覧まとめてみた
もっとも自分が追い切れてるところのみなんで穴だらけorz
気づいた人は順次編集してくれ・・!
919以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 11:20:21.39 ID:fWysZvoB0
おはよ・・・
920以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 11:20:57.53 ID:vgQdIg59O
ジェットババアwwww熱いハートを持ってるwww
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 11:50:42.49 ID:uZbIcwxj0
>>918
超乙!
にしてもwiki編集難しいぜ
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:19:14.30 ID:gxwwqeWF0
wiki一覧更新!
昼飯食ったら続き書くんだ・・
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:19:20.41 ID:vgQdIg59O
お昼休みほ
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:19:31.50 ID:m7g/A8PNO
ほし
925以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:21:24.03 ID:RM3kp0ea0
ジェットババアの人と秋祭りまとめ乙!!

そうか、人間以外…動物と契約ってのもありだな…!!
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:23:06.40 ID:UNS5DpwBO
約一週間前、深夜にいきなりアニメが放映されたそうです
本来なら砂嵐が流れてる時間なのに、そのときは国民的アニメの「クレヨンしんちゃん」が流れてました……

あとはわかるな、「オラ、もういかなくちゃ」
927小ネタ:2009/09/20(日) 12:40:42.17 ID:RM3kp0ea0
 ーーーードスっ!!
 放たれた矢が、トランプの兵隊に突き刺さる
 だんっ!!と、トラプンの兵隊の体は、壁に矢が突き刺さった事により、縫い付けられてしまった
 ドスっ!ドスっ!ドスっ!!
 続けざま、無造作に放たれる矢
 夢の国のパレードたちが、次々と矢によって打ち抜かれ、消滅していく

「…ふむ、たまには弓も良いものだな」
「将門様、素敵ぃ」

 刀で切るのは飽きた
 そんな理由で、将門は弓を手にしていた
 遠くからパレードを見つけ、狙い撃ちにしていく

 …ここは、西区と北区の、ちょうど中間辺りだ
 どうやら、北区が一番の激戦地
 どうせならば、その激戦地にて…敵の首を、取っていってやろうではないか
 あの黒服に、借りを作ってやろう

「…そこな、赤き衣纏いし者共よ。貴様らも「夢の国」か?」
「……あぅあぅ!あんなのと一緒にしてほしくないのです!」

 将門の呼びかけに…物陰に隠れていた二人が、顔を出した
 赤いマントとシルクハットの男性と、赤いはんてんの少女…赤マントと、赤いはんてんだ
 この2人は、赤マントの「人攫いはどこにでもいる」と言う解釈ゆえの空間転移を使い、パレードから逃げ続けていたのだ
 しかし……「夢の国」の能力により、赤マントのその力が、発動しにくくなってきていた
 「どこにでもいる」が故の空間転移能力…それが、「夢の国」によって封じられてきている
928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:42:20.43 ID:UyLyYZec0
将門様と赤い二人支援!
929小ネタ:2009/09/20(日) 12:45:35.64 ID:RM3kp0ea0
「…太古の祟り神よ。我々は戦いに向いていなくてね。安全地点求めてひたすら逃亡中なのだよ。
 どこか、安全な場所を知らないだろうか?」
「ふむ?」

 赤マントの言葉に、将門は2人を見つめた
 …戦闘向きでは、ない?
 赤いはんてんの方からは、戦える気配を感じるし……赤マントの方からも、古い古い、血の匂いを感じた
 この2人は、意図して戦いを避けている
 主に、赤マントの方が
 …何かを、恐れているかのように

「「怪奇同盟」とやらが、墓場に結界を張っている。そこにでも逃げ込めばよかろう」
「北区の結界が、一番強いみたいよぉ?」

 キャリアウーマンが、将門の言葉に続く
 ふむ、と赤マントは頷くと…ひょい、と赤いはんてんを抱き上げた

「情報、感謝する。これから北区に向かうというのなら、北区は激戦地だ。気をつけてくれたまえ
 ……行こう、赤いはんてん」
「あぅあぅあぅ!せめて!せめて一発、「夢の国」のやろーに一撃食らわせたいのですよ!」
「…「夢の国」に近づきすぎては逃亡が困難になる、勘弁してくれ」

 じたばた暴れる赤いはんてんの言葉に、赤マントは苦笑して……ひらりっ、赤いはんてんを包み込むように、マントを翻した
 直後、赤マントと赤いはんてんの姿は、掻き消える

「将門様、いいんですの?」
「構わん。何か理由があって戦いを避けるというのなら、無理に戦いに引きずり込む理由もなかろう」

 …戦力は、今は貴重だ
 だが、無理をして引きずり出すつもりもない
930小ネタ:2009/09/20(日) 12:49:26.26 ID:RM3kp0ea0
 じたばた、じたばた
 トランプの兵隊は、矢を引き抜くことができずに苦戦している
 わらわらわらわらわらわらわらわらわら
 トランプの兵隊の周りには、再び、黒いパレードが出現し始めていた

「…愚か者に命奪われた、憐れな童たちよ。せめて、我がかつて落ちた地獄ではなく…極楽へと、送ってやろう」

 呟き、将門は再び弓を構える
 「夢の国」に臓器を奪われた子供たちのなれの果て
 …せめて、全員、死という名の解放を
 再び、矢が放たれ始め、パレードが次々と散り始めた…




「………」

 …たいした距離を移動できていない事を、赤マントは自覚していた
 やはり…空間転移が、難しくなってきている
 「夢の国」のテリトリーが、どんどん広がっている…!

「…急がねばな」
「あぅぅぅ!赤マント!放せなのです!!」
「放したら、君は「夢の国」本体を叩きに行きかねんだろう…頼むから、それはやめてくれ」

 …かつての彼女の契約者は、そんな事は望んではいないから
 赤マントは赤いはんてんを抱えたまま、墓場を探し走り始めたのだった
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:50:54.10 ID:RM3kp0ea0
チャラ男が北区から東区へ移動している最中…まだ、夕方頃ですね
○ップと○ールを撃退した将門、北区と西区の中間辺りにて、トランプの兵隊のパレードと交戦開始
赤マントと赤いはんてんは傍にいましたが、即座に逃亡
西区辺りにて、墓場目掛けて逃亡中です
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 12:53:03.03 ID:UyLyYZec0
乙!!
相変わらず将門様強いなwww

ふと、思い出したんだがディズ○ーにスターウォー○のアトラクション有ったよね?
スターウォー○のマスコットと言うかきぐるみも居なかったっけ?
ダース○イダーとか
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:00:02.98 ID:RM3kp0ea0
>>932
将門は性能がチートだからなぁ
その分

・「首塚」から長時間離れられない(…二日目、昼間っから出張ってるせいで多分夜にパワーダウンの恐れ)
・相手から先に危害を加えられない限り攻撃できない(今回は、秋祭り前にコアラショタが「夢の国」に襲われたので戦える)
・普段は自ら動かず、「首塚」本体で酒かっくらってる事が多い

という行動制限的なものをつけてはいるけど…バランスって難しいぜ
とりあえず、「夢の国」騒動が終わったら、しばらく「首塚」本体に引っ込んでてもらおう
しばし酒三昧だ
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:08:15.13 ID:PlxJBXXpO
>>648

ヴー!! ヴー!!
「高エネルギー体接近! 緊急回避します!」

バシュウウゥゥゥン

「何だ今のは……我が艦の主砲より遥かに強力だぞ」

「我々の使うエネルギーとは異質なもののようです」

「高エネルギー体、恒星に衝突しました。恒星は消滅した模様」
「軌道計算の結果、太陽系地球から発射されたものと思われます」
「あんな辺境の星からだと?」

「これは調査の必要があるな」


ってなったりしない?
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:09:50.76 ID:YVckUc9o0
>>932
スターウォー○のアトラクションは確かにあったけど、いまは無い。
それより○イケルをだな・・・
936以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:15:38.63 ID:fWysZvoB0
おー、どうやら戦闘許可が下りていたみたい。
というわけで無遠慮だけど書きあがった文章投下するよ!
937以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:16:35.43 ID:RM3kp0ea0
く、またそろそろ出かける…!
夜に帰ってきて時にスレが残っていたらor次スレに行ってこのスレのまとめがうpされてたら幸せだなと思いつつ戦地に赴いてくるんだぜ!!

>>934
どこの宇宙船だwwwwww
938鏡合わせのアクマ 〜獣人と戦闘中〜:2009/09/20(日) 13:17:32.40 ID:fWysZvoB0
「・・・さて、どうするか」
獣人の攻撃をバックステップで避け、ひとりごちる。
『ハーメルンの笛吹き』・・・情報は聞いていた。なんでも、子供をさらって盾にするとかなんとか。
本来であればそんな悪党と共闘などしたくはない・・・ましてや自分を二枚目などと言う男と。
(まぁしかし、この人数を一人で相手にするのは確かに無謀だからな・・・)
他の黒い集団は彼がネズミを使って抑えてくれている、ならばコイツをさっさと倒し・・・ッ!
獣人が拳を振るう、振るう振るう振るう振るう振るう振るう振るう振るう振るう振るう振るう振るう。
その拳を避けていく、左へ後ろへ右へ右へ前転して前へ左へ後ろへ右へ後ろへ左へ後ろへ右へ。
拳の嵐は中々止んではくれない。だが、それならば拳を振るう対象を増やしてみよう。
「・・・アクマ」 「合点承知!」
気配を感じたのか、獣人が後ろへ拳を振るう。だが、相手が悪いな。
獣人の見た目以上に重い一撃・・・それを子供にしか見えないアクマの腕で止められる。
「っとと・・・随分力があるんだね。けどさ・・・」
ぐっ・・・とアクマが獣人の腕をつかむ。
「・・・こちとら、伊達に怪力自慢で通してるってわけじゃあないんだよねぇえええ!!」
獣人の体躯が一瞬浮き、ズゥンと地面に叩きつけられる。
だが、それも大したダメージではないらしくすぐに起き上がろうとする・・・
「ライダァ・・・」
上からの攻撃に気づかないままに。
「キィイイイック!!」
直撃、蹴りの反動を利用して再度跳躍し地面に降り立つ。後ろから爆発の音が聞こえてきた。
・・・が、都市伝説となって鋭敏になった感覚がわずかな風をとらえる。
真上へ跳躍、瞬間立っていた場所を太い腕が突き抜ける。
獣人は、焦げてブスブスと煙をあげてこそいるがピンピンしている。しかも、再生も始まっていた。
「・・・単純に、威力が足りないな」
体をひねって獣人の真後ろへ着地、すぐさま後ろへ跳ぶと獣人の裏拳による風が顔をなでる。
「それじゃあ、見せてやるよ・・・最近の仮面ライダーの真骨頂をな。アクマ!」 「ほいほーい」
アクマが横に立ったのを確認し、切り札を発動する。
「出し惜しみしてる場合じゃない、一気にケリをつけてやる・・・『都市伝説同化』!」
キーワードを叫ぶ・・・と、アクマと仮面ライダーが光につつまれていく。
939鏡合わせのアクマ 〜獣人と戦闘中〜:2009/09/20(日) 13:19:06.60 ID:fWysZvoB0
二人を覆っていた光が消える・・・が、そこに立っていたのは一人だけ。
姿はさっきの仮面ライダーと似ている。だが胸や足などに装甲がつき、頭の板が大きくなっている。
そして装甲の表面は、まるで鏡のように磨き上げられ獣人の姿を映し出していた。
「・・・これが俺の切り札、【フォームチェンジ】だ」
「最近の仮面ライダーって、複数の姿を持っているのが多いよねぇ・・・」
二つの声は、両方とも仮面ライダーから聞こえてくる。
「頭の板が大きくなってるから、さしずめツインミラーフォームとでもいえばいいのかな?」
「そんなこたぁどうでもいい・・・つかこの板重いぞ」
のんきに一人で会話している仮面ライダーに向かって獣人が拳を振るう。
だが、仮面ライダーは片手でそれを受け止めた。
「同化、って言ったでしょ?僕の怪力も契約者に引き継がれるんだ」
「まぁ無理に同化している分、負荷も大きいんだがな」
「契約した都市伝説とだからかなり負荷は抑えられてるけどね。この力、もって10分」
「まぁ10分ありゃあ十分だ・・・っと」
もう片方の拳で殴りかかってきた獣人から跳躍して距離をとる。
腕を離されたことで再び自由になった獣人が殴りかかる。
だが、その攻撃を体に受けても仮面ライダーはびくともしない。
「怪力と、この装甲による防御・・・これがこのフォームの特性か」
「それじゃ、さっさとケリつけちゃおう!・・・んー、とうっ!!」
仮面ライダーが高く跳躍すると、獣人は腕を上に向け防御の体勢をとる。
「その程度じゃあ防ぎきれないよっ!」
チカッ・・・と仮面ライダーの体が光ったかと思うと、仮面ライダーの体は二つに増えていた。
「これが必殺の分身キックさ!ダブル・・・」「ライダァ・・・」
二つの体が空中で体勢を整えて落下する。
「「キィイイイック!!!」」
左右対称、二つのキックを同時に受けた獣人の腕はひしゃげて頭にも蹴りが当たる。
二人の仮面ライダーは反動で同時に跳ぶと、またもや空中で体を光らせ一人に戻る。
そして二人が着地すると、背後からドォオンと一際大きな爆発音が響いた。
「いっちょあがりっ!」 「よし、次は『ハーメルンの笛吹き』に加勢するぞ!」           つづく
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:27:27.06 ID:fWysZvoB0
ほいっと、終わり。
後のことはハーメルンの方に任せますw



二つ目の能力【フォームチェンジ】に関する補足。
『仮面ライダー』を基にして他の都市伝説・・・まぁ、主に契約している都市伝説と同化する能力です。
姿が変わり、能力が変動します。まぁ某時間列車のライダーみたいな感じだとでも思えば。
体にかかる負担も大きいので、長時間の使用はできません。そこらへんが一応、制約です。

ちなみに今回の「ツインミラーフォーム」について
パワーがあがり防御も強くなりますが、装甲ゆえにスピードが落ちます。素早い相手との戦闘は苦手。
それと【必殺:ライダーキック】が、鏡にちなんで強化されることにより
【必殺:ダブルライダーキック】に変化します。モーションは長いですが、二人分の蹴りは強力。
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:28:12.56 ID:uZbIcwxj0
支援しようと思ったら終わってた乙!
942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:28:40.87 ID:fWysZvoB0
その他、質問や「こうすればいいんじゃない?」という意見がありましたらどうぞ遠慮なく。
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:45:54.30 ID:UyLyYZec0
アクマの人乙ー!!
そうか、頭重いのかwwww
しかし10分ってのはこういう乱戦だと微妙だけどタイマンだと十分すぎる時間だな

>>935
無くなったか
残念だな・・・

>>937
禿が壊したUFOの知人辺りとか
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:49:00.86 ID:fWysZvoB0
>>939にミス発見

1人に戻った後、二人で着地しているのは誤りです。
本当は着地後に同化を解いて二人になるはずでした、すみません。
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:49:45.22 ID:dwpYszZ3O
アクマの人乙!

ちびびっと投下する。
946花子様のメイド:2009/09/20(日) 13:52:25.05 ID:dwpYszZ3O
メ「よもや私が、契約者になろうとは・・・」

空高く飛ぶヘリの中、その使用人は銃を組み立てていた。
いや、【銃】というより【砲】というのが正しいだろう。
全長は2メートルを超え、使用する弾も500mlの三ツ矢サイダーのボトルほどの大きさ。
武骨で堅牢そうな超大型ライフル。
組み立てたライフルにマガジンを装着する。

メ「完成ですね。ホームセンターの商品だけでも、案外良いモノが作れますね。」

出来上がったそれには、スコープが付いていなかった。そしてメイドがコ●リやムサ●の商品で手作りしたモノだ。

現在飛行する高度は、地上の車すら米粒ほどの大きさにも見えない位置だ。
ここから狙うには、スコープがあっても難しいというのに、それが無い。

メ「運転手さん、私が合図したら、テキトーな速さで町をテキトーに飛び回ってください。」
947花子様のメイド:2009/09/20(日) 13:53:35.56 ID:dwpYszZ3O
そこまで言うとメイドはライフルを持ち、機体のドアを開ける。
すると次の瞬間そこから飛び出す。
すぐに身体をひねり、ヘリ下部の足っぽいヤツ(着陸時に地面につくアレ)に
鉄棒の技の「コウモリ」の形で頭を下にしてぶら下がる。
そしてライフルを地上に向ける。

メ「見える!私にも敵が見える!!」

スコープ無しライフルで地上のマスコットに狙いを着け、引き金を引く。
ズドンと轟き、発射された銃弾はマスコットを頭から貫通し、貫通し終わると同時にマスコットを爆散させる。

メ「運転手さん、お願いします。」

メイドを「コウモリ」状態でぶら下げたヘリは移動する。
そして移動するヘリから、一切の躊躇なく、正確無比な射撃を地上に叩き込むメイド。

メ「スコープでは不可能なレベルでさえ余裕で望遠可能で、しかもいくらズームしてもクリアで鮮明な視界を提供する能力。
たとえ暗くとも、しっかり見える暗視能力。
【ブルーベリーを食べると眼が良くなる】の能力、悪くは無いですね。」

948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:56:34.60 ID:UyLyYZec0
>【ブルーベリーを食べると眼が良くなる】の能力、悪くは無いですね。」
そ れ か !!
似た様なんで【星を見ると目が良くなる】なんてのもあるよね
949花子様のメイド:2009/09/20(日) 13:58:24.55 ID:dwpYszZ3O
メ「どうせならもっと、カワイイのと契約したかったですが。」

通販で買ったカプセルを飲んでいたら、こうなってしまった。
仕方ないと諦めるメイドだった。

メ「まあ、良いです。今日は・・・
ね ら い 撃 つ ぜ ぇ !! 」

バラララララと音を立てて飛ぶヘリにぶら下がるメイドの闘いは始まった。


おわり
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 13:59:55.63 ID:PlxJBXXpO
なにこの覗きし放題のちから欲しい
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:01:33.96 ID:UyLyYZec0
乙!!
メイドの視力大幅強化でスナイパー化か
>>ね ら い 撃 つ ぜ ぇ !!
こんな世界で満足か?
な結末にならん事を祈るぜ
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:02:57.63 ID:dwpYszZ3O
>>948 それ知らないぞ・・・。
ただ、昔、軍隊の兵士の視力検査でそんなのが有ったと、じっちゃに聞いた。
あるわりと小さく薄暗い星が見えるかどうかで視力の良し悪しを判断するんだそうだ。
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:05:41.20 ID:UyLyYZec0
>>952
爺さん祖母さんから良く聞いた
何でも昔から星を見続けてると目が良くなると言うらしく、ウチの叔母はそれを続けて視力が回復したらしい

そちらの視力検査の話が元になってるのかもしれんね
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:08:00.65 ID:vgQdIg59O
どなたか!透視能力の都市伝説を知りませんか?
955以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:11:21.93 ID:UyLyYZec0
>>954
ちょいと違うような気もするが『壁男』なら覗き放題じゃね?
956以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:14:59.40 ID:rzAKe1Bs0
>>954
つ透視メガネ
957『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/20(日) 14:27:20.65 ID:UyLyYZec0
二体の狐に乗ってパレードから逃走中
少女「しつこいわね!!」
追いかけて来るのは、ジー○ーとウッ○ィ、そして何時の間にか増えたバズ・ライトイ○―とそのパレード
コン「何つー再生能力・・・真っ二つになっても復活するか」
青年「でも、ジー○―のパレードさっきより大分数減ってますよね?パレードの再生能力はたいしたこと無いのか?」
ハク「恐らくは、ファイズブラスターで焼いた分は追いかけて来てないみたいですし・・・」
少女「パレードを倒せたとしてもマスコットを無力化しないと・・・・・・あ」
そうだ
少女「マスコットを無力化する方法、思いついたんだけど乗る?」
青年「乗った」
958『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/20(日) 14:28:55.65 ID:UyLyYZec0
作戦の為にもまずは移動
東地区には幸いにも大きな中学校がある・・・コレを利用しない手は無い
二匹の狐に頑張ってもらい、パレードとの距離を詰めすぎず、離れすぎない程度の速度で中学校に向い、門を破壊し中に突入 そのまま体育館に向う
少女「上手く食いついてくれたわね」
青年「こっからが正念場でしょう?二人共!!」
コン「おう!」
ハク「はい!!」
「「変身!!」」
次はクウガとカブトに姿を変えた二人がパレードへ突っ込んでいく
青年「てぇい!!」
その隙に体育館の戸のガラスを蹴り破り仕込を終える
後は・・・!!
959『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/20(日) 14:29:38.17 ID:UyLyYZec0
少女「良いわよ!!」
その合図に合わせ、二体が飛び、再び姿を変える
コン『ファイナルフォームライドゥ ククククウガッ!』
ハク『ファイナルフォームライドゥ カカカカブトッ!』
巨大なクワガタとカブトを模した機械に変化した二体はパレードに体当たりをかますとそのまま方向を変え、マスコットたちに突撃!
マスコットを角で貫き、あるいは挟み、戸に開いた穴から体育館の奥へ放り込み離脱!
少女「今!」
青年「かごめ かごめ 篭の中の鳥は」
青年が握っているのは蹴破ったガラスの破片
腕に刺さってるんだろうか、血が垂れてるが青年はそれを気にせずに歌う
青年「何時何時出やる 夜明けの晩にっと」
歌が止まる
これ以上歌えば二つ目の効果が発動するから
960『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/20(日) 14:30:38.69 ID:UyLyYZec0
青年「よし!」
少女「成功、みたいね」
作戦は簡単
マスコットを殺せないのなら、動けなくすれば良い
『かごめかごめ』の一つ目の力『四方を囲まれた空間(密室等)に相手を拘束する』
これで不死のマスコットを拘束できた
少女「この拘束は何時まで続くの?」
青年「僕が解除するか、死ぬか気を失うか、後は離れるかですが、離れる場合でも東地区から出ない限りは大丈夫でしょう」
なら、問題無い
パレードはもう、あの狐たちがノリノリで潰して行ってるし、マスコットの無力化には成功した
後は・・・
少女「どうする?」
青年「取り合えず学校の中を物色して使えそうな武器を集めましょう・・・今のままじゃ僕と貴方は戦力外だ」
少女「なら、早く行きましょう、時間が惜しいわ」
私達は使える武器(お金とか刃物とか)を探す為校舎の中へ向かう
後日、この学校に泥棒が入ったなんて話を聞いたが、今は関係ないだろう
続く・・・のか?
961『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/20(日) 14:32:50.10 ID:UyLyYZec0
『かごめかごめ』の余り目立たない能力『密室への拘束』
これで、マスコット三体は外へ出れません
拘束は領域や結界系の能力でもないのでがりがり削られることも(恐らく無い)でしょう
しかし、『夢の国』本体の力で転移させられたり、体育館が吹っ飛んだり等外的要因があった場合は別です

ウチの現状確認
はないちもんめ 校舎の中で物色中 所持金0 家無き子
かごめかごめ 校舎の中で物色中 武器無し 体育館にマスコット三体拘束中
白面金毛九尾の狐 校庭辺りでパレードと交戦中
禿 太郎さんと一緒にいる
962以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:33:20.53 ID:gxwwqeWF0
おつ!
今出てる着ぐるみたちはだいぶ無力化したっぽいな
963以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:33:20.81 ID:vgQdIg59O
支援
964『かごめかごめ』と『はないちもんめ』:2009/09/20(日) 14:36:38.89 ID:UyLyYZec0
>>961
追記
情報伝達の手段がありませんが、他のマスコット達も体育館に放り込めば追加で拘束可能です
しかし、あくまで拘束してるだけであって、『かごめかごめ』が能力を解除した瞬間厄介なマスコット達が一気に開放されることになります

さて、禿で何か書くかな・・・思いつかんけどさ
965以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 14:54:39.60 ID:fWysZvoB0
・・・ん?ひょっとしてこの大きな中学校って頂点作ってるあそこか?
966以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:00:34.56 ID:UyLyYZec0
>>965
そうかも知んない
あーそういや東区にでかい中学校有ったよな程度の認識で使ったから

あれ・・・もしかしてマズかったか?
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:02:34.80 ID:vgQdIg59O
確か頂点の学校には怪奇同盟の結界があったはず
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:04:59.95 ID:UyLyYZec0
>>967
アッー
そう言えばそうだった!orz
どうするべ・・・
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:07:53.39 ID:fWysZvoB0
>>968
『怪奇同盟』は能力把握してるだろうから一時的に結界の性質変えるとかして対処しました。
ということにしましょう。そうすると万が一能力が解けても結界が邪魔で外に出にくくなります。
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:08:19.55 ID:L+AaU5+D0
もう一つ学校があったとかで良いんじゃない?
971以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:09:06.30 ID:vgQdIg59O
1、別の学校さ
2、結界?狐さんが突き破りますた
3、結界?夢の国に削られました
4、未知の何か

ただ怪奇同盟製の結界は座敷童が維持に頑張ってたから簡単には壊れないんじゃないかね
972古きもの 秋祭り編:2009/09/20(日) 15:10:11.25 ID:L+AaU5+D0
おっと、>>970はなかったことに
投下します

 本土決戦。
 かつて、そんな言葉がささやかれた時代があった。
 だが、それはすでに幻想の如く消え去った――はずだった。
「気にいらんな」
 老人は町に溢れるパレードを見据え、鼻を鳴らした。
 日常を侵す非日常。日常に住まう者誰もが望まないその惨劇が、今、具現化している。
 ここは北区。老人の自宅の近所だ。それだけに、なおのこと許せない。
 近所の食堂の店主がよく眺めていた木々に黒い人影が蠢き、毎朝通学する学生たちで騒がしかった砂利道を
着ぐるみが闊歩する。
「……まあ、祭りじゃからな。ハレということならば多少は大目に見るが――」
 老人とパレードとの間には距離があるが、夢の国の住人たちが気付いてしまえば、瞬く間に
詰められてしまう程度のものだ。
「――貴様らは限度を知らん」
 見境なく跳梁し、人を襲う徒。軍勢。
 それを睨み、がぶりと、屋台で買ったみたらし団子を食らう。
 一口で、串に刺さっていた団子3つが無くなった。
 だが、それだけでは物足りないとでもいうように、老人はがりがりと木串を噛む。
「……傷つけぬための配慮、結構なことじゃ」
 老人の口から串が取り出された時、安全のため潰されたはずの先端は歯で削られて鋭く尖っていた。
「今回は、余計な節介だったがの」
 老人はそれを、無造作に投擲した。
 ダーツのように宙を駆けた木串は、黒い異形に突き刺さる。
 電流が走ったように一瞬震え、異形は地面に倒れた。
「……トラトラトラ」
 老人は、にやりと笑う。
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:11:05.43 ID:UyLyYZec0
>>969
ありがとうございますorz
マジ感謝全力感謝
いくら土下座してもしたりねぇよ
本当にありがとうございます
974古きもの 秋祭り編:2009/09/20(日) 15:11:18.55 ID:L+AaU5+D0
 その異変に、他の異形たちが気付いた。彼らは瞬く間に老人を発見し、気味の悪い動きで接近してくる。
 悠然とそれを眺め、老人は片手を出す。
 その手には、みたらし団子が3本握られていた。
「お主らも食うか、団子」
 無論パレードからの返答はなく、彼らはただただ老人を目指し近づいてくる。
「ふん、じゃからメリケンは好かん。団子の良さもわからん奴らめ」
 不満げに眉をひそめた老人は、手に持っただんご3本を、まとめて口に含んだ。一度に大量の物を
詰め込んだことにより、ひび割れた頬がリスのように膨らみもごもごと動く。
 刹那、パレードより少し前にいた小集団が老人に到達する。その数、4人。
「ふん」
 まだ口をもごもごとさせながら、口に加えた3本の串の一つを引き抜いた。それはすでに団子が無く、先端も
尖っている。
 殴りかかってくる1人目の拳を上半身の動きだけで避わし、カウンターで串を叩き込んだ。
 胸部を貫かれた異形は動きを止めてビクビクと震えだす。だがその間にも、左右から2人目3人目が
襲いかかってくる。
 痙攣している1人目の体を2人目にぶつけて動きを押さえ、反対の手で新たな串を引き抜き3人目に突き刺す。
 そこへ割り込むように入ってくる4人目の蹴りを低姿勢で避け、3本目の串で軸足を穿つ。
 バランスを崩した4人目を全体重で踏みつければ、アスファルトに鈍い音を立てて潰れた。
 これで仕留めたのは3人。仲間をぶつけて動きを止めただけの2人目は、すでに老人目がけ迫っている。
 串は使い果たしている。今更敵から引き抜く時間もない。
 だが老人は、正面から敵に向かい合う。
「ぶッ!!」
 そして今まで口を膨らませていた原因たる――団子の塊を吐きだした。
 野球ボール大のそれは、黒い異形の顔面部に衝突し張り付く。
 視野を失ったらしい異形は慌ててそれをはがそうとするが、さんざん咀嚼された団子塊は、元々の粘性も相まって
中々離れない。
「まったく……勿体ないことをさせおって」
 それは、異形にとって致命的な隙だった。
 刹那、その首元へ、鋭い刃が突きこまれる。老人の懐から取り出された、鉄扇の骨組みの先端。
 これで、4人。
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:12:41.65 ID:vgQdIg59O
しえ
976古きもの 秋祭り編:2009/09/20(日) 15:13:03.42 ID:L+AaU5+D0
「少ないのぉ……」
 鉄扇を引き抜き、懐にしまう。生身で都市伝説の下僕4体を倒しておきながら、老人は己の戦果に不満げだった。
すでにその何倍もの数が目前に迫っているのだし、何より――
「ほっ!」
 老人が両腕を上げた瞬間、そこ目がけ蹴りと突きが放たれた。
 今倒したはずの4人が、すでに復活していた。
「この程度では殺せんか」
 怜悧な瞳で、起き上がってきた異形を見る。
 彼らは、夢の国に取り込まれた人間だという。しかしそれを、老人は「殺す」つもりである。
 すでに彼らを救う事はできない。こうして異形のまま、夢の国に操られ続けるだけだ。
 だから。
「夢の国から解放する……などとは言わん。ただ、わしが我慢できん」
 老人は、攻撃を受けた両腕を大きく回した。
 異形達の攻撃部位が、竜巻に呑まれるように巻き込まれ、彼らの体勢が崩れる。
「はッ!」
 気合とともに老人が両手を突き出した瞬間、彼らは突き飛ばされるように宙を舞い、もう間近に
迫っていたパレード本体に激突した。
 突然の障害に動きを止めるパレード。集団になればなるほど、小回りは利かなくなり、一度崩れれば脆い。
 しかし、のんびりと一人ずつ倒している余裕はない。夢の国の圧倒的な能力は聞き及んでいる。長引けば
こちらが不利だ。
 かといって、この辺りは民家ばかり。田んぼも遠く、水場はない。契約した都市伝説を呼びだすことはできない。
 ならば。
「これの出番という訳じゃな、相棒」
 老人はにやりと笑って、<今までずっと座っていた>スーパーカブの荷台に置かれていた黒い塊を手に取った。
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:13:57.73 ID:UyLyYZec0
爺さんカッケェw
支援
978古きもの 秋祭り編:2009/09/20(日) 15:14:27.81 ID:L+AaU5+D0
「ふん!」
 そして、パレードの上空へ向け、投げる。
 よほど重量があるのか、風切り音とともに塊は宙を舞い、空気抵抗でその身を広げていく。
 ちょうどパレードの真上に至ったところで、その全貌が露わになった。
 数十人規模のパレード全体を覆うほどの、巨大な投網。
 まるで巨人の手のように、夢の国の住人たち目がけ降りかかる。
 今だ体勢を立て直せていない彼らに、避ける術はなかった。
「かんらかんら、大量大量」
 重しのついた網は、抱きしめるように住人達を包み込む。恐ろしく頑丈に作られたこの特注品は、彼らが少し
暴れた程度ではびくともしない。どころか、ますます複雑に絡まっていく。
「さて……」
 そうしている間に、老人はカブのエンジンに火を入れ、車体をパレードとは反対の道へ向ける。
 だが、その瞳は行く先ではなくハンドルを見据えていた。正確にはその中央に取り付けられた、赤いボタンを。
「ぽちっとな」
 指がボタンに伸び、押す。
 瞬間、カブが絶叫した。
 爆音にも近い轟音。暴走族の騒音すら小鳥のさえずりに聞こえるほどの、ジェット音。
 それが、ただ一台のスーパーカブから発せられている。
 音源たるカブは暴れ牛のように震え、黒い煙を吐き散らす。まるで今にも分解しそうだ。
 だが、それほど自分の愛車はやわではない。そう、この程度で壊れるほど。
「では行くぞ」
 不敵に笑った老人は、カブを発進させた。
 響き渡るホイール音を残し、一瞬でカブは凄まじい速度に上がる。
 だが、不意にその動きが止まった。
 住人たちを捕らえた投網から伸びた綱が、カブに結ばれているからだ。当然、数十の異形を引きずって
走れるほどの馬力は、スーパーカブには――
「ほほっ、軽いのぉ」
 動いた。
979古きもの 秋祭り編:2009/09/20(日) 15:15:38.51 ID:L+AaU5+D0
 ずずずと、綱引きするカブトムシのように、カブがゆっくりと全身する。
 10cm、50cm、1m、3m……徐々にその動きは早まる。ギチギチと苦しそうな音を立てる綱も
どこ吹く風、老人は鼻歌でも歌いそうな顔で、カブの速度を上げていく。
「………………」
 と、民家の二階からこちらを見ていた少女と目が合う。その後ろには母親らしき女性もいる。
 この轟音を聞きつけて、顔を出したのだろう。
 老人は彼女らの方を向き、指を二本立てて敬礼のように額近くに合わせた。
 二人はしばらくぽかーんとしていたが、やがて少女の方が、恐る恐る老人のマネをするように、二本指を
額に合わせる。
 老人は満足げな顔で、結構とつぶやくと、さらにカブの勢いを上げ、悠々と走り去って行った。
 後ろに、数十の異形を引きずりながら。

 ガタガタと揺れる車体。
 無論道が舗装されていないせいもあるが、それ以上に違法改造されたスーパーカブの馬鹿げた馬力のせいである。
「ほほっ」
 石ころを踏み、カブが宙に浮いた。圧倒的な力から生まれる飛行は、数秒間にも達した。
 激しい震動とともに、車輪が接地。悲鳴のような唸りを上げて、再び疾走する。
 風を切る感覚は心地よい。永遠に身を浸していたいくらいだ。
「じゃが、そういう訳にもいかんからな」
 皮肉げに笑う老人の耳に、携帯電話の着信音が響いた。懐からだ。
「うーむ……このまま出るのは法律違反じゃが……まあ、ええか」
 そもそもカブ自体が違法改造の代物だし、後ろでは投網で異形たちを引きずっている。今更法律違反も何もない。
「わしじゃ」
 荒馬よりも酷いカブを片手で御しながら、老人は電話に出た。
 組織の黒服からの連絡。
 櫓を攻撃することにより、敵の戦力を一時的に減少させられるらしい。
「所詮時間稼ぎじゃが……こちらの戦力を整えるためにも、やる価値はあるか」
 独り言ちて、切った携帯を懐にしまい、
「……となれば、いつまでもお主ら相手に遊んではおれんの」
 網の擦過音を聞きながら、振りかえらずに笑う。
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:17:02.54 ID:5TvbiFUQ0
しえ

爺さん大好きだ
981以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:17:07.19 ID:fWysZvoB0
>>973
これくらいなんてこたぁない。
『学校町』なんて設定作ったわけだから地理に関する調整はむしろ俺の仕事。
幸い、結界関係で影響が出るのは『怪奇同盟』だけだしね。
982古きもの 秋祭り編:2009/09/20(日) 15:17:51.43 ID:L+AaU5+D0
 刹那、老人は凄まじい勢いで体を倒した。
 目の前はT字路、行き止まりはガードレールだ。
 同時にブレーキ。車輪とともに改造されたものとはいえ、いきなりの急減速に火花があがり、
甲高い音が鳴り渡った。
 スピードが若干緩まり、80度は傾いた車体がカーブを曲がって行く。
 激しく流転する視界を確認しながら、老人はカブについたもう一つのボタンを押す。
 渇いた音が響き、カブが大きく揺れて加速した。
 投網の綱をはずしたのだ。当然、拘束を失った投網は宙を舞う。
 重しから解き放たれたカブはバランスを崩し、高速を保ちながらバッタのように飛び跳ねた。
 それを全身のバネと空気抵抗を利用して押さえつけながら、老人は分離された投網の末路を見る。
 カーブ途中で離れた網は、慣性のまま行き止まりへ吹き飛び、ガードレールを飛び越える。
 その先にあるのは――川。
 薄汚れた、どぶ川。
 無論、底は、見えない。
983古きもの 秋祭り編:2009/09/20(日) 15:20:18.64 ID:L+AaU5+D0
"――置いてけ"
 恐ろしげな言葉とともに、川の中から巨大な手が伸びあがる。
 それは、網でまとめられた異形たちを、無造作に掴んだ。
「"ないすきゃっち"じゃ」
 ようやく動きの収まってきたカブの上で、老人は親指を立てた。
 手は応えることもなく、網を掴んだまま水中に沈んでいく。
 跳ね上がる水しぶき。そして、泡の音。
 それっきりの静寂。
 カブもようやく唸りを止め、アイドリング状態となった。辺りにはブレーキ痕と焼けたゴムの匂いが漂う。
 一息ついた老人は、肩の骨を鳴らす。
 その時、再び水音。
 川底から、何かが老人めがけ放られた。
 無造作に、それを受け取る。
 びしょびしょに濡れた投網だった。カブに引きずられた跡が残っているが、それ以外、綺麗に畳まれて。
 老人はそれを満足げに眺め、再び荷台の後ろに接続する。
「……さあて、次は櫓か」
 愉快そうな呟きと排気音を残し、彼を乗せたカブは何処かを目指して川から離れて行った。

以上
支援してくれた人に感謝。ありがとう。

老人:都市伝説「置行堀(おいてけぼり)」の契約者。和服。猿顔で小柄。契約した都市伝説が
   場所を選ぶので、基本的に生身で戦う。
   現在北区、櫓を探してスーパーカブで走りまわっている。
置行堀の都市伝説:「底の見えない水場」からのみ召喚可能。"置いてけ"の言葉とともに現れ、巨大な手が対象を
             水中へ引きずり込む。
スーパーカブ:老人の愛車。とんでもない改造が施されたらしく、秘密のボタンを押すと爆音とともに
       馬力を大幅に上昇させる。ただし車体に負荷がかかる&目立つので、滅多に使わない。
       今回一番チート。
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:21:02.17 ID:UyLyYZec0
いや、本当に助かりました
こちらのミスなのに御手を煩わせて申し訳ない
本当に感謝してます


爺さん支援
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:23:21.94 ID:5TvbiFUQ0
爺さん乙です

スーパーカブ・・・なんてチートな性能なんだwww
986以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:23:52.05 ID:UyLyYZec0
爺さん乙
スーパーカブヤベェwww
987以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:27:29.71 ID:vgQdIg59O
カブがマッハGOになったwwwww

988以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:36:07.57 ID:kPeq6F2M0
アクマの人
かごめの人
爺さん、乙です!
爺さん単身でパレード潰しそうで怖いw
989以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:37:12.06 ID:zHlu512jO
ふと思ったんだが都市伝説と都市伝説が契約するのは可能なのか
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:39:42.69 ID:UyLyYZec0
>>989
可能
黒服Dさんと夢の国の地下トンネルとか
小さいおじさんと30過ぎて童貞なら魔法使いとか
991以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:40:49.58 ID:kPeq6F2M0
>>989
今までの話の設定に従うならば

(1)
契約者→都市伝説、と変貌を遂げてしまった場合、
契約者の契約していた都市伝説は
 @融合するか(例はTさんとケセランパサラン)
 A今まで通り従属するか(結界都市東京の第一部終盤)

問題は、(2)フリーの都市伝説が都市伝説と契約できるか、なんだが……。
992以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:46:15.48 ID:L+AaU5+D0
作者次第で良いとは思うけど、都市伝説同士で契約できるなら人間と契約する意味が薄くなるからなぁ・・・
993以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:48:16.40 ID:UyLyYZec0
>>992
そもそも何故人間と契約すれば能力が強化されるのか?
の原理ってハッキリしてたっけ?
個人的にそこが気になってきたよ

現状は元人間の都市伝説となら契約可能って所かな?
994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:49:12.23 ID:PlxJBXXpO
>>990
黒服Dは契約した人間が都市伝説になったものだけど
状態としては変わらない?かな
995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:50:00.04 ID:uZbIcwxj0
個人的には確実に自分を覚えてくれる(都市伝説を語り継ぐ)人間ができるから存在が強くなる。
くらいに思ってた。
996以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:50:09.76 ID:kPeq6F2M0
確か、都市伝説が都市伝説と契約すると
相殺作用で互いの能力が上手く機能しなくなる上に
境界線が揺らいで消滅する可能性が高くなるって
設定がなかったっけ
997以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:50:33.59 ID:fWysZvoB0
人間としての側面が強い都市伝説なら契約できることもある・・・
という設定とかこの前考えてた。
『小さいおじさん』とかそんな感じっで大丈夫な気がするし。


次立ててくるー
998以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:53:02.19 ID:UyLyYZec0
>>995
おーありえそうだ
気にはなるけどその辺の理由はっきりさせちゃうと逆に自由度減っちゃうか

>>996
マジで?
999以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:53:04.69 ID:3mRzQhjb0
契約せずに行使できるんじゃない?
人間と契約したときほど、能力発揮出来ないと思うけど

>>997 よろしくー
1000以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/20(日) 15:53:32.78 ID:kJKmsxzF0
10011001
16歳♀暇だから全レスします☆     こちらスネーク        1990年生まれ集まれ〜☆       安価でお絵描き
   中学生      遊戯王        新ジャンル    VIPで本格的にRPG作ろうぜ   XBOX360
        全力で釣られるのがVIPPERだろ!w   ポケモン      コテデビューする                  ら
が    カレシと別れそう・・・   初心者   鬱病♀だけど     彼氏/彼女いないVIPPERちょっとこぃ♪       き
っ      唇スレ         mixi招待するお     釣った厨房に安価でメールwwwww               ☆
こ  さみしい・・・誰かかまって       425はどこも変えてなかった              ピカ厨       自    す
う     時代の流れ     デブきめぇんだよ           捨てアド晒してメル友     メンヘラ     殺     た
い  VIPヌクモリティ   顔晒し      馴れ合いスレ  「〜だお」              コテ雑         し
き     今のVIPが嫌ならVIPから出てけww        A雑    大阪VIPPER集まれ!!☆        ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール   VIPでMMO           ネタにマジレスの嵐         す
く    隠れオタ           skype       パートスレ   Skype         mp3垂れ流し
な  住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン               二番煎じ
い       空気読め    リア充          ニコニコ動画   >>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お   付き合ってくだしあ><       今から元カノに痛メする  >>3 ウチは高校生だぉ☆
                                           >>9 うはwwこれがVIPクオリティw
    ∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !!  V∩     >>2 自重しろwwwww          Be
ハ  (7ヌ)                               (/ /    >>7 ブラウザゲーやらないか?
ル  / /                 ∧_∧         ||                          モリタポ
ヒ / /  ∧_∧     ∧_∧  _( ゚ω゚ ) ∧_∧   || 埼  >>5 2chって有料なんですか?
  \ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄      ⌒ヽ( ゚ω゚ ) //  玉  >>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
    \       /⌒   ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒    ⌒ /    O  >>8 お母さんに何て言えば
     |      |ー、      / ̄|    //`i構って女/     F   安価で絵描くお
低    | 恋愛 | | 厨房 / (ミ   ミ)  |    |     F   14歳♀中学生処女だけど質問ある?  ハ
年    |    | |     | /      \ |    |                                  ム
齢    |    |  )    /   /\   \|       ヽ   PCに詳しい人ちょっときて!!!   イ      ス
化    /   ノ | /  ヽ ヽ、_/)  (\    ) ゝ  |        電車男              ミ       タ
     |  |  | /   /|   / レ   \`ー ' |  |  /  サーセンwwwwwwwwwwwwwww   フ      |


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