都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここは
都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり
そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり
まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです

今までのお話は↓でゆっくり読んでいってね!
ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 06:42:35.99 ID:KQTt9y5U0
意味が分からん
蛇口から抹茶と契約して蛇口からポンジュースと戦うのか?
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 06:42:50.52 ID:auyDfNhmO
>>1乙!

4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 07:19:37.53 ID:nmhfop+U0
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 07:59:00.96 ID:dEUyi6JB0
>>1乙!
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 08:06:26.47 ID:92AFiCar0

7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 08:26:05.21 ID:ODrIL6Xf0
おつ
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 08:28:15.73 ID:tnDT9ced0
おはよう
久々に1000いけなかったか…まとめ読んでくりゅー
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 08:28:27.29 ID:SELjWOPIO
まさか15才以上でこのスレの常連なんていないよな?
そんなんだから道程なんじゃねえの?
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 08:29:25.37 ID:I+3OrnxMO

久々に落ちたか
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 08:33:41.30 ID:tnDT9ced0
おぉっと、大切な事を言い忘れていた
>>1>>4のまとめの人乙なんだぜ!!
12小ネタ:2009/09/13(日) 08:55:37.16 ID:tnDT9ced0
「うん……うん、わかった。ありがとうね。そうしてくれれば、兄さんもちゃんと戦える」

 買い物の帰り道
 青年は、黒服と電話で話しながら歩いていた
 秋祭りの決戦に向けての、話し合い
 恐らくは、青年の兄も戦いの場に出ようとするだろうから…その準備を、頼んでおいたのだ
 ただでさえ忙しそうな黒服がさらに忙しくなったようだが、その辺りはスルーする

「…うん、僕は平気。お祭なら、コーラもあちこちで扱うでしょ?……君こそ、気をつけてよ?」

 それじゃあ、と通話を切る
 …あの黒服が、生きようが死のうが、彼にとってはわとどうでもいい 
 が、できれば生きていてくれないと困る
 あの黒服を通じて、自分は「組織」を利用しているのだから
 兄を護るため、ただ、それだけに…生きていてくれないと、面倒なのである

「いつ、刺客差し向けられてもおかしくないしね、あいつは」

 呟く、青年が持つエコバック
 …その中に入っていた、コーラのペットボトルの蓋が…ひとりでに、開いた
 ごぽぽぽぽぽ、中から飛び出したコーラは激流となって、青年の後方、そこの電信柱の影へと、一気に襲い掛かった!

 じゅううううう………
 コンクリートが溶ける音がする

「…ううん」

 くるりっ
 青年は、振り返った
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 08:57:29.25 ID:dEUyi6JB0
前スレで自重するよう言われたんでちょっと自重するぜ…

まあ確かにぶっ飛び過ぎたからな…

「鮫島」の能力伝達も無理のない程度に直すよ…
14小ネタ:2009/09/13(日) 09:01:26.89 ID:tnDT9ced0
「おかしいな。何かの気配を感じたような気がしたんだけど…?」

 何となく、嫌な気配を感じたから
 とりあえず、さくっと攻撃してみたのだが…手ごたえ、なし
 気のせいだったのだろうか?
 青年は首を傾げつつ、帰路についた

 …溶けたコンクリートは、さっくりと無視をして



「…何なんだ、あいつは」

 危なかった
 大変と、危なかった
 D-No.962の居場所がいつまでたっても端末で検索できない為、業を煮やしたB-No.004はD-No.962の担当している契約者との接触を試みようとしたのだ
 ちょうど、契約者がD-No.962と携帯で会話している最中だった為、チャンスかと思ったのだが…
 ……声をかける前から、問答無用で攻撃されるとは思わなかった
 視認できない相手にも攻撃できるなど、チートもいいところだろう
 なんでも、液状の体を持つ相手と幽体の相手には効果がないという弱点があるらしいが、それでも充分にチートだ
 ふざけているのか

 …とまれ、アレに接触するのは、不味い
 というか、人間的に関わりたくない気配がする
 B-No.004は別の方法で、D-No.962を探す事にしたのだった



15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:04:56.42 ID:tnDT9ced0
朝から勢いで書いた
B-No.004さんがおかしい事になってきつつあってギザ10の人に土下座!!orz

>>13
クロスは互いを尊重して、って事を忘れないようにしていけば、自然と自重できるさ
これから気をつけていけば大丈夫
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:15:20.52 ID:dEUyi6JB0
>>15
ありがとう!…そうだよね、互いを尊重する事が出来れば自然と自重もできるよね?

でも夜のテンションが…

という訳でちょっくら書き上げてくる
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:16:45.87 ID:tnDT9ced0
>>16
夜の…特に、深夜のテンションってやつはな…非常に危険なんだ
寝不足のテンションも同じくらい危険だが、やはり深夜のテンションは危険だ
厨2な電波がビュンビュン飛んできてヤバイ
姉にも忠告されているくらい危険なことだぜ…!
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:20:33.69 ID:dEUyi6JB0
>>17
そーだよね?前スレでもその深夜のテンションに侵されまくってたんだ!




と軽く自己弁護してみるorz

どうしようもない俺を救ってくれ!

ちょっくらレインボーブリッジからロープレスバンジーして頭冷やしてくる
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:21:18.63 ID:tnDT9ced0
さて、ネタを固めつつ買出しに出かけてくる
帰ってくるまでにスレが残っていたら幸せだな
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:32:06.34 ID:ODrIL6Xf0
以前びびりながら一つ投下したものですが
またビビりながら続きてきなものを投下していいですか
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:34:32.16 ID:VkLaRRDDO
>>20
カモン!
22厨二病コンビ:2009/09/13(日) 09:40:01.08 ID:ODrIL6Xf0
「トイレの花子さん?」
「そう、出るらしいぜ。うちにも。」
「へぇ」
「あんま信じてないな?」
「っていうかどうでもいい。」
「相変わらずつまんねぇやつだな…。」

じゃ、と言って友人と別れる。
信じてないわけではない。むしろ、存在を知っている。
ただ、できればこれ以上かかわりたくない。
そう思いながらも鞄にいつものペットボトルが入っていることを確認する。

「クククッ。聞こえたぞ、同志よ」

左腕に包帯を巻いている男が近づいて来る。
友人と認めたくないところである。相方ってところか
23厨二病コンビ:2009/09/13(日) 09:42:28.43 ID:ODrIL6Xf0
「言っとくが、やらないからな。」
「ククッ。悪を倒すことは選ばれし能力者のさだめだ…。」

…これだから厨二病は困る。え、僕は厨病二なんかじゃないはず…。

「能力者じゃなくて契約者だ。それに選ばれたんじゃなくて自分の意思。」
「ふっ…細かいことは気にするな…。」
「そもそもまだ悪かどうか分かんないんだが。」
「なら、確かめに行くだけでも。」
「断る、めんどくさい仕事は嫌いでね。」
「こわいの?」
「こ、怖くないよ!別に言ってもいいよ!!」
「くくっ…では後で。」

簡単な挑発に乗ってしまう自分が嫌になる。
どんなにかっこつけても結局、自分はへたれなのだ。
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:42:49.38 ID:I+3OrnxMO
>>18
出来ないことがあるのも面白いことだと思えるようになれば、大丈夫だと思うんだぜ
万能キャラはだんだんつまらなくなってくるからな…

>>20
wktk
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:46:37.36 ID:lVSn3rIMP
あー、落ちたか・・・
26厨二病コンビ:2009/09/13(日) 09:46:44.79 ID:ODrIL6Xf0
しかし困った。
花子さんと闘うことになったらどうすればいいのだろうか。
いつもの戦い方が通用するか…。

そもそも花子さんがいるのが悪いんだ。
なんでいるんだよ。
ここ中学だぞ。普通そういうのは小学校って決まってるだろ。
っていうかなんで僕が倒さなきゃいけないんだよ。
誰か倒してくれよ。もうたおされてるんじゃないの。
そうか、有名だからいけないのか。
有名だから倒しても倒しても生まれてくるのか…。
噂してるの誰だ。そいつのせいだ。噂がなきゃ都市伝説は生まれない…。
いやもういっそ都市伝説って言葉を作ったやつが悪いんだ。
そうだ。そうにきまっている。
花子さんよりも先にそいつを倒し…


クールを気取っている少年は、内心でこれでもかというくらいに卑屈だった。


もちろん彼がこんなにも花子さんを恐れるのは理由がある。
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 09:49:59.34 ID:I+3OrnxMO
厨二病支援!
28厨二病コンビ:2009/09/13(日) 09:50:19.02 ID:ODrIL6Xf0
日がくれた放課後。女子トイレに男子二人がたたずむ姿はなんか変なんじゃないか…。

「え?」
「だから、やっぱりやめよう…。」
「どうした少年!?こわいのか!?大丈夫だ!俺がついてる!!」
「ま、まさか。ただ…そう、あんたみたいな足手まといなと一緒なのが気に食わないだけだ。
 そ、そうだ、それだけだ!筋肉バカ!!」

ごまかせただろうか?

「はっはっは、筋肉バカか。まぁ、いい。呼ぶぞ!!」
「お、おう。」

大丈夫、ちゃんと準備してきた。大丈夫…大丈夫…。

「はーなこさーん!!」


包帯を外した相方の素っ頓狂な大声につられるように
ごぉ…と盛大な水音を立てて女子トイレからその子は出てきた。

「何よ、うるさいわね!!」

イメージと違った。
そこには確かにおかっぱではあるが、気の強そうな女の子が立っていた。
もっと幼い子かと思っていたが、自分と同じ年くらいだった。
よく考えたら中学のトイレに出てくるのだから当たり前かもしれない。
29厨二病コンビ:2009/09/13(日) 09:53:05.64 ID:ODrIL6Xf0
「なんなの!?わざわざ呼んどいて用件も言わないの!?」
「はっはっは!おじょーちゃん!!おまえを倒しに来たぞ!!」

あぁ、もうなんで宣戦布告するんだよ、平和的な話し合いで解決できたかもしれないのに…。
こうなったらやるしかない。

「先手必勝、いけ」

精一杯冷静を装った声で相方に支持をだす。
同時に普段の厨二病とはかけ離れた性格のあいつが動く。

「女に手を挙げるのはあんまり好きじゃないんだがな。うおりゃーー!!」

盛大に花子さんに殴りかかる。

スカッ

…そしてすり抜ける。


そりゃそうだよね、当たり前だよね。ちょっとでも期待した俺がバカだったよ。
花子さんは幽霊だもんね、殴れるわけないよね。
でも困ったな、傷口がないと僕の能力は使えないよ。
よく考えれば傷口あっても幽霊だったら海水かけられないじゃん。
もう勝ち目ないよ、土下座すれば許してくれるかな。

「いきなり何すんの!!」

うわぁ。怒ってるよ、やばいよ死にたくないよ…。
30厨二病コンビ:2009/09/13(日) 09:56:59.37 ID:ODrIL6Xf0
花子さんを怒らせてしまった僕たちは、花子さんの操る水流に翻弄されていた。

一生懸命逃げるも、狭い室内。
逃げ道は限られていた。
しかも僕は相方と違ってそんなに素早く動けない。

仕方ない、あれをやるときか。
あわててペットボトルを取り出す。

「そんなのでこの私に対抗する気?聖水?悪霊じゃないんだからきかないわよ。」
「はっはっは!悪霊みたいなもんだろう。悪さをする霊なんだからよ!」
「何よ!悪さなんかしてないわよ!私はあんたたち…」

って何、火に油注いでるの!これ以上怒らせてどうすんの、今ピンチなんだから。

「で?なに?その水を私にかけるつもりかしら?」
「違います!こ、これは、ちょっとのど乾いただけで…でも捨てちゃいますね。」

どぼどぼどぼ…。
ペットボトルのふたをあけて中身をトイレの床にぶちまける。
これは僕の能力の発動条件。
いわば唯一の武器を捨てた…わけではない。
31厨二病コンビ:2009/09/13(日) 09:59:53.91 ID:ODrIL6Xf0
「へらへらしちゃって!いらいらするわね!」

花子さんが再び水流攻撃を仕掛けようとする。
いまだ。

パチン。

指を鳴らすと床から大量のフジツボが生えてきて花子さんと僕たちの間に壁を作った。
直後、襲ってきた花子さんの水流攻撃をフジツボの壁が防いだ。。

フジツボの能力は無生物でも応用が利いた。
昼のうちに床に傷をつけておいてよかった。

間に合った…。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:02:56.93 ID:CpccsvP0O
この人のイマイチ
33厨二病コンビ:2009/09/13(日) 10:04:02.46 ID:ODrIL6Xf0
>>32 知ってる



「危なかった…だからやめようって…あれ?」

ふと隣を見るとすでに相方は気絶していた。
間に合わなかったらしい。まさかしんでないよね…。

「何よ、この壁。」

目の前には花子さん。
…そうか、幽霊はフジツボの壁もすり抜けられるんだね。
僕にはもう何も残ってないよ。

勝ち目ないよ。僕は花子さんに殺されちゃうんだね。
どうせならもっと強い都市伝説と闘ってしにたかっ…


「殺さないわよ。人殺しなんてしたくもない。私はただ静かにのんびり過ごしたいだけなのに…。
 あんたみたいなのが邪魔するから!でてって!!」


おびえている僕にそう怒鳴ると、花子さんは僕たちを水流でトイレの外に追い出した。
そして内側から鍵でもかけたのか、トイレのドアは開かなくなった。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:05:48.86 ID:lVSn3rIMP
無生物でも効果あるのか・・・なかなか便利だな
35厨二病コンビ:2009/09/13(日) 10:07:39.05 ID:ODrIL6Xf0
「くくっ、それで?どうなった?」
「あぁ、問題なくやったさ。あんたが気絶している間にな。」
「そうか…さすがは選ばれし者だ」
「実力だ。俺を見くびるなよ。」

翌日。昨日の失態を取り返すべく、いつも以上にクールな俺に
学校に行くと、相方が話しかけてきた。
とりあえず、気絶したまま放置して帰ったことには怒っていないようだ。

花子さんのことは倒したことにしておいた。
そうすればそのうちみんなが忘れていくだろうから。
花子さんも静かに暮らせるに違いない。


僕だけは、覚えておこう。
都市伝説は忘れられれば消えてしまうから。



忘れられない。

ドアを閉める直前に花子さんに涙が浮かんでいるのが見えたから。
36厨二病コンビ:2009/09/13(日) 10:10:17.20 ID:ODrIL6Xf0
なんかもうgdgですんません

>>34
問題は実態がないものにきかないことと
本人がへたれすぎることかな
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:13:23.25 ID:lVSn3rIMP
なんかそろそろ三人目とか出てきそう
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:14:17.51 ID:I+3OrnxMO
乙!
俺は好きだよこのコンビ。
ヘタレだっていいじゃないか!
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:15:34.24 ID:dEUyi6JB0
>>36
厨二病コンビの人乙だぜ!

それを言ったら俺m(ry

秋祭りって山の神社でいいんだよね?
40厨二病コンビ:2009/09/13(日) 10:24:01.57 ID:ODrIL6Xf0
>>38
そう言っていただけるともう本当にありがたい

書くのが遅くて夢の国戦までに
その存在すら知ることができなそうだ…
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:27:45.37 ID:I+3OrnxMO
>>40
秋祭り参加中に巻き込まれるという手もあるんだぜ
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:36:03.56 ID:QiPJIcw10
̃͋̓͟͠誰か͇̦̭̯͍̱͖̾助けて̛̼͔̣̲͙͋ͪͣͦ͑̍ͅ誰か̧͇̼͈̃͊͟
く̧̛͇̦̭̯͍̱͖̼͔̣̲͙͇̼͈̃͋̓̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟͟͠ͅ
͇̦̭̯͍̱͖̃͋̓̾͋ͪͣͦ͟͠なま̛̼͔̣̲͙͑̍̃ͅ助けて̧͇̼͈͊͟
̃͋̓͟͠しぬ͇̦̭̯͍̱͖苦しい̧̛̼͔̣̲͙͇̼͈̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟ͅ
͇̦̭̯͍̱͖̃͋̓̾͋ͪͣͦ͟͠ぎゃ̛̼͔̣̲͙ͅください̧͇̼͈͑̍̃͊͟
̃死͇͋̓͟͠助けて̦̭̯͍̱ずぬ̧̛͖̼͔̣̲͙͇̼͈̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟ͅ
̛͇̦̭̯͍̱͖̼̃͋̓̾͋ͪͣͦ͟͠助けて̧͔̣̲͙͇̼͈͑̍̃͊͟ͅ
̃͋しぬ̓͟助けて͇̦̭̯͍̱͖̾͠うぐ̧̛̼͔̣̲͙͇̼͈͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟ͅ
̧̛͇̦̭̯͍̱͖̼͔̣̲͙͇̃͋̓̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟͟͠ͅくるしい̼͈
͇̃͋̓͟͠しぬ̛̦̭̯͍̱͖̼̾͋ͪͣͦ寒い̧͔̣̲͙͇̼͈͑̍̃͊͟ͅ
̃闇͇̦̭̯͍̱͋̓͟͠あ̛͖̼͔̣̲͙̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊ͅかなしい̧͇̼͈͟
̧̛͇̦̭̯͍̱͖̼͔̣̲͙͇̼͈̃͋̓̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟͟͠ͅ
̃だれか͇̦͋̓͟͠くるしい̭̯͍̱͖̾͋暗い̛ͪͣͦ狭い̧̼͔̣̲͙͇̼͈͑̍̃͊͟ͅ
̧̛͇̦̭̯͍̱͖̼͔̣̲͙͇̼͈̃͋̓̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟͟͠ͅ
̛͇̦̭̯͍̱͖̼͔̣̲͙̃͋̓̾͋ͪͣͦ͑͟͠ͅこわい̧͇̼͈̍̃͊͟
そそそ̃͋だれか̓͟だれか͇̦̭̯͍̱͖͠救い̧̛̼͔̣̲͙͇̼͈̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟ͅ
̧̛͇̦̭̯͍̱͖̼͔̣̲͙͇̼͈̃͋̓̾͋ͪͣͦ͑̍̃͊͟͟͠ͅ
̃͋̓͟͠ぐ、ぐ、̛͇̦̭̯͍̱͖̼͔̣̲͙̾͋ͪͣͦ͑̍ͅたすけ̧͇̼͈̃͊͟
̃͋ああああああああああ͇̦̭̯͍̱͖̓̾͋͟͠たすけて̛̼͔ͪͣͦやめて̧̣̲͙͇̼͈͑̍̃͊͟ͅ
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:46:05.54 ID:dEUyi6JB0
>>40
その辺は書き方次第でどうにでもなるんだぜ?

まずはトライだ!

上から見てるように聞こえたらごめんね?
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 10:55:36.68 ID:ODrIL6Xf0
>>43
いえいえ
アドバイスありがとうございます

頑張ってみます
45「結界都市『東京』」:2009/09/13(日) 11:01:10.18 ID:dEUyi6JB0
おはようございます。ほんじゃまあ行きますかね

―第46章 新たなる推論―
 2人が帰った後も俺は月読と自前の端末を使って「鮫島」のあらゆる可能性を模索していた。そして―
 「どうやらこれが推論の上に成り立つ真実か…」
 ―鮫島事件。その本質は「嘘で成り立っている」ということ。すなわち、架空の事件を作り上げ、あたかもそれが実在したかのように振る舞うのだろう。そしてそれを全ての人間に信じさせる。
 つまり、発動者―大方契約者なのだろう―が嘘を言い、その嘘を信じさせるという能力である。
 どうやら俺は着眼点を見誤ったようだ。消失ではない、いわば某巨大掲示板や某チャットなんかでよく見かける「釣り」と言われる行為…
 それに俺も釣られてしまったようだ。
 『組織の黒服』とやらは入れ食い状態で喜んでいるのだろうか。
 …という事は、学校町全体が範囲に指定されてしまえば、学校町自体そのものが無くなってしまう可能性だってある。
 『組織』による都市伝説のバランス管理のために町一つを消すなんて、本末転倒もいいところだ。
 幸いにも先程渡したトランプは守護という意味で使えば結界の中の時間は保存されるため、「鮫島」の虚構で町が消え去ったとしても、カードの結界で囲った空間はそのままだ。
 さてと、あの二人を呼び出して俺も下準備だ。
 という訳で、俺達3人は祭りが開催されるであろう北区の山を囲うようにして目立たぬように1枚ずつトランプをばらまいた。
 設置するだけで一箱使ってしまったようだ。ちなみにこの結界、下を囲ったからと言ってすぐに発動する訳ではない。
 あくまで発動タイミングは契約者だが、守護結界としては上の点がなければ完成はしない。
 そして、決戦当日にもう一箱をばらまけば、事前にばらまいたカードに対応するようにカードが動き出し、カード一枚一枚が頂点となって守護結界は完成する。
 外の攻撃は防御し、中の「時間」を切り取って隔離しているため、外で何が起ころうとも中には一切影響を及ぼさない。
 俺に敵意無し、そして人間性有りとみなせばこの結界は誰でもウェルカムっ…!
 黒服はデフォではじき返すが、結界の操作には天照と月読が協力しているため、元人間の黒服たちは敵意さえなければ出入りは自由になっている。
 契約者も敵意さえなければ基本出入り自由だ。ただし≪夢の国≫、てめーは駄目だ。「時間」を隔離するため、外と中では時間の進み方が違う。だから結界の「入口」を通らなければ内部には侵入できない。
 そして「入口」は一ヶ所のみ…
 それでも弱点はある。面に攻撃を受ければ内部に被害は出ないが、元がカードのため頂点に攻撃を受けたりするとカードは無くなる。
 そして無くなったカードの隙間を埋めようと結界の範囲は狭まる。上の頂点52枚が無くなってしまったその時、結界は消滅する。
 それを見越して俺は通学用のトートバッグに大量のトランプを仕込んである。故に消滅する事は総攻撃されたりしない限りほとんどない。
 なお、事前にジョーカーは抜き取ってあるため、自動追尾の遠距離攻撃も可能だ。ただし、カードなのでダメージはちょっと切り傷が出来る程度である。
 …どうやら互いに総力戦になるようだ。俺は果たしてどこまで善戦できるかな?

とりあえずギザ十の人にもう一度焼き土下座っ…!「カードの結界」について聞きたい事があったらどんどん聞いてね
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 11:26:51.99 ID:lVSn3rIMP
・・・っと、あと30分かそこらで正午かな?
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 11:32:57.01 ID:jIaVOSshO
散歩中の近所の爺さん「全くけしからん。こんなとこにゴミ(トランプ)捨ておって」
48「結界都市『東京』」:2009/09/13(日) 11:39:46.74 ID:dEUyi6JB0
>>47
やめてぇー!おじいさん超やめてぇー!!!


という訳でトランプについては触れないでいただきたいです…

って言うか、目立たないようにばら撒いたのになぜ?
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 11:43:33.83 ID:7mVH0npS0
初めまして

似たような漫画のネタを考えてた俺は絶望するしかなかった
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 11:48:08.14 ID:I+3OrnxMO
案外意外な存在が見つけちゃったりするんだぜ
動物とかなw
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 11:51:28.06 ID:jIaVOSshO
>>48
きっと昔、猟師かなにかやって
たんだよ
それで視力と足腰と直感力がすごいんだよ
爺さん「まだまだ若いもんに負けはせんよ」
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 12:25:58.16 ID:jIaVOSshO
むぅ
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 12:37:28.38 ID:hRubQ9lo0
たっだいまー!麻婆豆腐美味しかったです


厨2病コンビの人と東京の人乙!!

さて、俺も妄想頑張るぜ!
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 12:40:47.19 ID:lVSn3rIMP
麻婆豆腐とかお腹すいた
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 12:43:41.55 ID:hRubQ9lo0
いつか、食事シーンを読んでるとおなかがすいてくるといわれるくらいの描写力を身につけたいもんだぜ
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 12:45:01.95 ID:lVSn3rIMP
そういう人がグロ描写に入ると泣きたくなる。


あー、もう今日中に『消えるカラス』の能力考えておこう・・・
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 12:45:55.90 ID:hRubQ9lo0
グロ描写か……グロ描写も、自分が気持ち悪くならない程度に頑張りたいんだぜ
まぁ、ぬるいもんしか書けんがな!!


どの程度からの描写をグロと呼ぶかの線引きって曖昧だから、グロ描写って難しい
58ギザ十:2009/09/13(日) 12:46:47.81 ID:m1Cyw3sXP
厨二病コンビの人、東京の人乙です!

しかし、結局「鮫島事件」の能力はばれてしまったか
まあ、発動条件と要である黒服2の事はばれてないし大丈夫かな。
特に動きは無さそうなので「暗部」は取りあえず静観。
ていうか、動きがないうちは、まだ騙されてると思ってるだろうなぁ
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 12:48:20.88 ID:hRubQ9lo0
お、ギザ10の人様いらっしゃった!

ちょいと質問っすー
ギザ10の契約者が前スレで籠釣瓶ゲトした後の描写って、構想あります?
ないんだったら、籠釣瓶ゲトおめでとー、と言う感じで将門様がギザ10の契約者に酒の一杯でも勧めるシーン書いてみたい
60ギザ十:2009/09/13(日) 13:02:47.89 ID:m1Cyw3sXP
>>59
えーと、取りあえず。
籠釣瓶の部屋から出る時に試し切りで扉を斬り開けて
「さすが籠釣瓶と言うだけはあって、鉄の扉がまるで豆腐のようにだな」
みたいな事言わせてみようかなぁ、とか考えていたくらいで、まだ大筋は考えてません。

将門様とお酒ですかw、書いてくださるのなら嬉しいです。
まあ、ギザ十は将門様に対してはツンツンなので喜んで応じるかどうかは微妙ですがw
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 13:06:03.76 ID:hRubQ9lo0
>>60
>籠釣瓶の部屋から出る時に試し切りで扉を斬り開けて
>「さすが籠釣瓶と言うだけはあって、鉄の扉がまるで豆腐のようにだな」

それは是非見たいシーンだww

よーし、酒シーンぱぱぱっと構想固めてみやす
まぁ、たいしたシーンでもありませんが
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 13:29:07.41 ID:hRubQ9lo0
もふもふ
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 13:38:03.45 ID:hRubQ9lo0
ってな訳で書いてみたよ、酒のシーンのみ

 とぷり
 杯に、赤い液体が注がれていく
 遠目に見て、それは人の血なのではないか?と言う錯覚を抱かせる、液体

「………」

 青年からの視線など、お構いなしに
 将門はスーツの女性に、同じようにもう一つの杯に酒を注がせている
 女性は、す……と、青年に杯を差し出した
 杯の中で、真紅の液体が揺れる

「どうした?さぁ、飲むが良い。籠釣瓶を手にして飲み込まれなかった人間など久々に見た。その祝いだ」
「…祝い、ねぇ」

 赤い液体
 血のように見えるが…この匂いは

「趣味が悪くないか?」
「…んん?何のことか?」

 くっくっく、と
 将門が、楽しげに笑っている
 …まったく、この祟り神は
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 13:39:02.69 ID:hRubQ9lo0
 こんな所で、オチャメ心なんぞ、いらん

「赤ワインをこう言う注ぎ方、は紛らわしいだろ」
「…くかかかか!そう思うか?」

 ぐい、と将門は、その杯に注がれていた赤い液体……赤ワインを、一気に飲み干した
 つい、と女性に杯を向け、次の酒を注がせようとしている
 女性はくすり、妖艶に微笑むと、今度は日本酒のボトルを手に、杯に注いでいる

「もう、将門様ったらぁ。この悪戯の為だけに、ワインをお飲みになるんだからぁ」
「くかかっ!その赤い酒を血と間違うて恐れをなす程度の者など、器が知れるであろ?
 たとえ、血であると間違えたとしても…それを飲み干す程の者でなければ、つまらん」

 しれっ、と言い切る祟り神
 くすくすと、女性は笑う
 …日本史上、最凶クラスの祟り神
 それを前に、「首塚」の組織の人間は、恐れをなしていないと言うのか
 ……それとも、ただ単に「慣れた」だけなのか
 何とも、判断に困る

「…くく、まぁ、そんな顔をするでない……「力」の他にも、「情報」をやると言っただろう?」

 楽しげに笑いながら、将門は何やら女性に指示を出す
 すると、女性は鞄から、何やら紙の束を出した
 ぱさり、将門はそれを見せ付けてくる

「…そちらの「組織」内部より、もたらされた情報だ。このように裏切り者が出るようでは、あの「組織」も長くはないやかもしれんなぁ?」

65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 13:39:59.29 ID:hRubQ9lo0
 くくくくくくっ、と将門は笑う
 …ただ、その情報が書かれているであろう紙の束を、渡してはこず
 ……まずは、この杯の酒を飲み干せとでも言うのだろうか
 赤い液体が注がれた杯は、青年の前に放置されたままなのだった







改行めっ!改行多杉めっ!!
中途半端なシーンでスマソ
いつもこう言うほかの作者様に土下座なシーンの断片ばっかり妄想してる
66ギザ十:2009/09/13(日) 13:47:02.05 ID:m1Cyw3sXP
書くの早っ!?
遅筆の身としては羨ましい限りですw
早速書いてくださって、ありがとうございました。orz

しかし、将門様案外お茶目だったのか。
ギザ十としては、そう言う性格は嫌いじゃないけど、あの威圧感がなぁ…とか思ってます。
あと、ご先祖様と籠釣瓶が、将門様の事を毛虫のように嫌ってるから、
あまり、自分からは歩み寄れない、みたいなw
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 13:53:53.33 ID:hRubQ9lo0
>>66
シーンの構想だけは昨日辺りから思い浮かべてたんで、あとは文章にするだけだったから

将門様、変な所でお茶目さんで。ただし、威圧姦はそのままだけどな!
ご先祖様、そこまで将門が嫌いかwwwww

あ、そう言えば将門と籠釣瓶のやり取りも書こうとして忘れてた
こんな感じかな↓


『将門ぉおおおおお!!!貴様っ、よくも我が身を閉じ込めてなどくれたなぁああああ!!??』

 カタカタカタっ!!
 籠釣瓶が音をたて、将門に怨念を放つ
 しかし、将門はそんな怨念など、意に介した様子もなく…将門の傍らにいる女性も、さほど着になっていないようだ

「あの黒服に頼まれたからなぁ?まぁ、我としても、「首塚」を血で汚した貴様が気にくわんかったからな
 なぁに、何百年と閉じ込めた訳じゃないからよかろうて」

 くくくくくっ、と将門は楽しげに笑っている
 向けられる怨念など、むしろ心地いいと言うように
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 13:56:53.00 ID:hRubQ9lo0
おぉっと、威圧感ってやるつもりだったのに威圧姦になってたとか
どんな変換間違いだよ
ってか、姦って何だよ何かいやらしい雰囲気しかしねぇよ、俺の脳味噌が腐ってるからそう思えるのかっ!?
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 14:03:33.58 ID:I+3OrnxMO
おつー
将門かっけえ…!
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 14:12:40.44 ID:jIaVOSshO
>>68
獣姦が獣とやることだから
威圧姦は気迫だけでやるってことだろ

将門様すげーな
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 14:15:34.79 ID:hRubQ9lo0
>>70
何という新ジャンルwwwwww

「こんな気迫だけで……体が言う事を効かないなんて…っ!悔しい!でも感じちゃう!」

ですね、わかります
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 14:32:23.16 ID:hRubQ9lo0
73単発:2009/09/13(日) 14:37:46.66 ID:jIaVOSshO
74保守ネタ:2009/09/13(日) 14:48:49.45 ID:hRubQ9lo0
 御免なさい
 私のせいで
 私のせいで、あなたはこんな事に

 御免なさい
 御免なさい
 御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさい御免なさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ





                             ???????
75保守ネタ:2009/09/13(日) 14:52:13.88 ID:hRubQ9lo0
 これは、昔の話
 「夢の国」が暴走をはじめて、恐らく、すぐの頃の話…



 …そこで
 彼は、静かに死に行こうとしているようだった
 彼の傍らでは、少女が泣いている
 返り血に塗れた少女
 彼と、少女の周りには
 小人と、「夢の国」のアニメーション作品の姫君たちが、悲しそうな顔で二人を囲んでいた

 彼は、「夢の国」と戦った
 …否
 「夢の国」の目を、さまさせようとした
 歪んでしまった「夢の国」
 その契約者を正気に戻そうとした
 「夢の国」を、本来の「魔法の国」に戻そうとした

 …しかし、失敗してしまった
 一瞬
 ほんの、一瞬…「夢の国」の契約者が正気に戻った、ように見えた
 その瞬間、彼に致命的な隙が生まれてしまって

 直後、「夢の国」からの攻撃を、彼はまともに受けてしまった

 それだけならば、彼は自身が契約している都市伝説の力を使って逃げれば良かったのだ
 それなら、きっと、まだ助かったかもしれない
76単発:2009/09/13(日) 14:54:20.68 ID:jIaVOSshO
しえん
77保守ネタ:2009/09/13(日) 14:54:44.13 ID:hRubQ9lo0
 しかし、そこに…この少女が現れた
 現れて、しまった
 少女を護ろうとして、助けようとして
 彼は、再び攻撃を受けて

 …そして、瀕死の状態で、ここに逃げ込んだ

 どろり
 出血は、止まらない
 ここまで体を抉られて…はたして、人間は生き延びられるものか?
 それは、最早絶望的であった

「………っ」

 …その時
 少女が、異変に気付いた
 彼の体に起こり始めた…異変に

「これは…っ!?」
「どう言う事!?」

 小人と、姫君たちも気付く
 彼の体が…揺らぎ始めている事に
 まるで、初めから存在しなかったかのように、消えていっているような…
 …いや、違う
 まるで、「別物」に生まれ変わっていっているような…

「…っいけない、「同化」が始まってるわ!」

 姫君の一人が叫ぶ
78保守ネタ:2009/09/13(日) 14:59:45.62 ID:hRubQ9lo0
 同化
 死にゆく彼は、都市伝説に飲み込まれ…同化しようとしていっている

「そんなっ!?彼は確かに、多重契約をしてはいるけれど…でも、器に余裕があったはずじゃあ!?」
「……「夢の国」の攻撃を受けた事で…我々、「夢の国」関連と契約している彼の身に、異変が起きたのかもしれません」

 深刻な顔で、小人が呟く
 …そうだ
 彼は、「夢の国」に関連した都市伝説、二つと契約していた
 その一つが、自分たち「夢の国の地下カジノ」
 彼と契約していたお陰で…自分たちは「夢の国」に取り込まれずにすみ、狂わずにすんでいる
 しかし、このままでは…

「…ねぇっ、それじゃあ、彼は…私たちと一緒に、「夢の国」に取り込まれちゃうんじゃあ…っ」
「その、可能性はあります…まずい、ですね」

 小人や姫君の会話に、少女が怯えた表情を浮かべた
 …自分に襲い掛かってきた、あのおぞましい黒服と、その中から現れた奇形たち
 彼が…あんな化け物に、なってしまう?

 自分を庇って、死にいこうとしているせいで?

 恐怖に囚われつつある少女
 その少女を、安心させるように…毒リンゴで眠るはずの姫君が、微笑む

「…大丈夫。そんな事は、させないから」
「…だい、じょうぶ、なの?」
「……一つ、試してみましょう」
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:01:38.62 ID:jIaVOSshO
しえ
80保守ネタ:2009/09/13(日) 15:02:36.56 ID:hRubQ9lo0
 小人たちが、姫君たちが
 存在が揺らぎつつある彼を見る

 …もう、時間がない

「…我々「夢の国の地下カジノ」は、彼のとの契約を…解除します」

 ……どくんっ
 鼓動が、辺りを揺らしたような錯覚
 二つの都市伝説と契約していた彼
 その重荷が一つ、外れた

 …これで一つ
 彼の、「夢の国」とのかかわりが、消える

「…あなたは、彼と契約したままのつもり?」

 ……どくんっ、と
 その地下通路が、かすかに鼓動したような錯覚
 魔法使いから送られたドレスを着た姫君が苦笑する

「そうね…これは、賭け。うまくいってくれればいいんだけど…」

 …彼の存在は、揺らぎ続けている
 ……しかし
 先ほどまでとは、また、様子が違う

 かすかに感じていた、あの狂ってしまった「夢の国」の気配
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:05:14.37 ID:hFeVJxd/0
まとめサイト更新されてねー
都市伝説設定思いついたんで一応書く

地震雲

地震の前兆として色や形が特異な雲が現れるという話。
元々地震を前もって知らせてくれるありがたい存在だったが、コレが実体化した都市伝説の中で数名が人を襲う存在になってしまった
普通の地震雲の能力は「災害など不幸を前もって知らせる」能力。
制約は
・あくまで知らせるだけなのでよけるのは自力で頑張らなければいけない
凶暴化した地震雲の能力は「地震雲を作り出し、数分後地震を発生させる」能力
地震の規模は調節できる
30km以内なら場所も調節できる
制約は
・地震が起きる前に風などで雲の形が崩れてしまったらアウト
・自分も地震に巻き込まれる可能性がある
両方とも契約条件は「地震雲」を目撃すること
82保守ネタ:2009/09/13(日) 15:05:36.81 ID:hRubQ9lo0
 それが……急激に、遠ざかる

「…これで…彼は、都市伝説化したとしても…「夢の国」の一部には、なりません」

 ざわり、ざわり
 揺らぐ、彼の姿が変化していく
 抉られた体の穴が少しずつ修復していく
 服装も、髪も、顔だちも…何もかもが、変わっていく

「都市伝説化は、もう止められない……でも、それで、いい。生きていてくれるなら」
「せめて…あの「組織」の黒服になってしまうとしても。心を失わないでくれれば、いい」

 生きて
 生き延びて、ほしい
 それが、ここにいる全員の、共通の思い

 ……ぎゅう、と
 少女は、「黒服」に変わりつつある彼の手を、そっととって
 …そして、しゃっくりあげながら、呟く

「ゴメンナサイ……わたし、の、せいで……ッゴメンナサイ……っ」
「…………」

 …ピクリ
 彼の体が…一瞬、反応を示した
 閉じられていた瞳が、開き…少女を、見やって
 …そして、ゆっくりと、その唇が言葉を紡ぐ
83保守ネタ:2009/09/13(日) 15:09:43.09 ID:hRubQ9lo0
「…大丈夫、ですか……?もう……怖く、ないです、からね…」
「………っ!!」

 −−−−−あぁ
 今、己は都市伝説に変わっていこうとしているのに
 それでも、彼は少女の心配をしている
 少女を、安心させようとしている

 彼は、どこまでも子供の味方なのだ 
 だからこそ、「夢の国」に関連した都市伝説たちと契約して
 …そして
 今の「夢の国」のあり方を否定し、正気に戻そうとしたのだ

 それは失敗してしまった
 彼は、今、都市伝説となろうとしている
 「黒服」と言う都市伝説に
 …「夢の国の黒服」になってしまうよりはマシだ
 あの狂った「夢の国」に使われるよりは…「組織」とやらの一部になってしまう方が、まだ救いがある
 それならば、まだ…彼の心は、失われずにすむかもしれないから

 少女と、小人と、姫君たちが見ている前で
 彼は、「黒服」へと変貌した

 この瞬間より
 彼は、今までの記憶を、全て消失した
 辛うじて、心だけは保ったまま
 しかし、今までの事を…彼は、全て忘れてしまった
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:12:59.41 ID:auyDfNhmO
支援
85保守ネタ:2009/09/13(日) 15:13:15.10 ID:hRubQ9lo0
 ーーーーーーーそうだ

 もう、彼は覚えていない
 思い出すこともできないだろう

 かつて、私を助けてくれた事も
 そのせいで、命を落とし…「組織」の黒服へと変わり果てた、事も
 彼は、きっと覚えていないし、永遠に思い出すことはできない

「……それでも」

 いえ
 だから、こそ
 私は彼の力になりたい
 これが、私のせめてもの、罪滅ぼし


 目の前にある「死神」のカードの逆位置を前に
 彼女は一人…静かに、過去の記憶に囚われるのだった



 「夢の国の黒服」になりかけた「組織」の「黒服」
 …彼は、本当に「組織」の「黒服」であるだけか?

 かすかに混じっている、それに
 まだ、誰も気付かない
86保守ネタ:2009/09/13(日) 15:14:07.67 ID:hRubQ9lo0
 思い出さないで 気付かないで
 思い出してしまったら 気付いてしまったら


 …今度こそ、取りこまれてしまうかもしれないから





                         ?????????
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:16:35.64 ID:hRubQ9lo0
保守代わりのつもりだったが無駄に長くなった
誰かと誰かの「夢の国」との因縁な過去ネタでした
全てはカっとなって書いた
冷静に読み直すと意味不明だった
己の文才のなさに泣いた
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:25:00.09 ID:ODrIL6Xf0
乙でした

何やら深くなってきたなぁ
89単発:2009/09/13(日) 15:36:35.62 ID:jIaVOSshO
まるで沼のように
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:39:07.63 ID:hRubQ9lo0
>>81
まとめサイトが更新される気配がないんで、>>4のまとめを落としてチェックするんだ

>>89
志村ー、名前欄名前欄

はまったらぬけられない底なし沼なんですね、よくわかります
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:39:38.06 ID:ZPeZ14pdO
地震雲は都市伝説なんかじゃなく、実際に起こる現象だけどな。
細長い雲がほぼ平行に数本並んで、なかなか面白かった。

と、言ってみる。
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:52:43.17 ID:hRubQ9lo0
夜帰ってくるまでにスレが残っていたら幸せだな
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 15:57:27.36 ID:hFeVJxd/0
>>91
まじか
いや、ウィキペディアの都市伝説一覧にあったからさぁ
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 16:08:55.37 ID:ZPeZ14pdO
>>93 たしか、地盤のズレで磁場がおかしくなってナントカカントカってやつだった気がする。
震災の時に見たし、多分そうかと。
でもまあ、都市伝説にカテゴライズされてるなら都市伝説なんだろう。
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 16:36:39.50 ID:jIaVOSshO
むむむ……
96保守単発:2009/09/13(日) 16:50:02.13 ID:jIaVOSshO


祭に向けての準備が進んでいく

「これはどこに持って行きますか?」

「あ〜それはそこの隅に重ねて置いといて」

指示をだす黒服の男はめんどくさそうに作業をこなしてゆく





.
97単発:2009/09/13(日) 16:52:45.32 ID:jIaVOSshO

こうなることは分かっていた
夢の国のせいで黒服の数が減っているのだから

黒服「せっかく上手く立ち回って仕事避けてたのに……何で祭の準備を僕が……」

とは言っても人手が足りないのだから仕方がない
ただでさえ過労死しそうなやつもいるし
修行とか言って海外行った奴もいるし
98単単発:2009/09/13(日) 16:57:29.63 ID:jIaVOSshO

黒服「まだ他の黒服けっこう残ってたと思うんだけどなぁ……」

夢の国による事件が起こったときには
もう少し黒服が居たような気がしたのだが
考えていてもしかたがない

黒服「まぁ戦うよりはいいか……銃は撃ちたくないし」

一応持ってはいるのだが、なるべく使うのは避けたい
人を、撃ちたくはない

黒服「まぁいいか。早く準備終わらせるか」

これ以上仕事を避けてるとあの真面目な黒服が倒れかねない
そうなれば皺寄せがこちらに来てしまう
それだけは避けたい
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 16:59:18.41 ID:r/My4Nuu0
黒服頑張れ支援
100単発:2009/09/13(日) 17:01:35.33 ID:jIaVOSshO

顔をあげてまわりを見てみる
文句を言いながらも
それなりに仕事をこなしているつもりだったが

自分の回りは若干遅れているようだ
少しペースをあげなければ

黒服「……あぁ、めんどくさいな」





黒服「休めるように勝手に休憩所でも作ろうかな……」


ぶつぶつ文句を言いながらも祭の準備は進んでゆく
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 17:04:22.96 ID:jIaVOSshO
おわり



文章が分かりにくいとか
何を考えてるか分からんとか
場所が分からないとか言われても
僕も分からない
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 17:21:52.33 ID:g4jvQ5fIO
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 17:32:41.28 ID:dEUyi6JB0
乙!
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 17:34:08.88 ID:g4jvQ5fIO
そういえば、口裂け女や花子さんは何体も存在してるけど、
黒服みたいな組織的都市伝説はどうなっているのだろうか。
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 17:59:23.32 ID:g4jvQ5fIO
保守
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 18:07:29.12 ID:dEUyi6JB0
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 18:25:01.40 ID:auyDfNhmO
保守
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 18:43:21.26 ID:r/My4Nuu0
保守!
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 18:44:45.29 ID:lVSn3rIMP
カラスはそれ自体を都市伝説とするべきか自然のカラスを利用するのか悩むなぁ・・・
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 18:59:24.89 ID:r/My4Nuu0
夕飯前ほ
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:02:02.35 ID:92AFiCar0
ガーディの厳選作業終了、おだやかな奴が手に入った。
夕飯終了、腹ん中パンパンで動けない。
今こそ投下する!
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:08:43.99 ID:92AFiCar0
【上田明也の協奏曲Z〜貴人サンジェルマンの祝福〜】
「貴人サンジェルマン、それが俺の求める不老不死の都市伝説だ。」
「へえ……、まったく知りませんね。」
「かぁっくいぃぜぇ〜?」

学校町を一時的に離れた俺たちは飛行機に乗っていた。
行き先はドイツ。
目的はサンジェルマン伯爵の研究室の捜索。
及び、サンジェルマン伯爵との契約、せめて遭遇。

「なんでマスターは不老不死に憧れるんですか?」
「別に俺は死ぬことは怖くない。」
新聞を何気なく開く。
ドイツ語で「北極にて謎の全裸筋肉男!?」と見出しが書かれている。
これもまた都市伝説なんだろうが……こんな強力なのとはやりあいたくないものだ。
「ただ……、保険はかけておきたい。相手は夢の国だけじゃない。」
「まあマスターは死ねばお仕舞いですからねえ。」
「そうだよ、俺は只の人間だ。だがやるべきことがある。俺はサンジェルマンに会わねばならない。」
「ああ、そういえばマスター。ドイツに着いたらあれやりません?ハーメルン訪問。故郷が懐かしいなあ!」
「故郷に帰ったら……マルゲリータでも食うのかい?」
「イタリアじゃないんですから!」
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:09:51.01 ID:dEUyi6JB0
>>111
wktk


明日何書こうか全然決まらないよ!!!

まあ、いつもの事だし大丈夫か…
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:12:45.04 ID:92AFiCar0
【とりあえず我がチームは三体だとメガニウム・ギャラドス・ウィンディで決定】
それは俺とメルにとって久しぶりの平和な時間だった。
とある漫画を思い出す偽死亡フラグなんぞ立てなければ、
次のアナウンスが来るまでは、
それは間違いなく鉄の檻に囲われた空の上での平穏だったのだ。

ポォン!
シートベルトのサインだ。
「当機は、太平洋上を飛行しております。」
は?太平洋?なんで?
「まもなくバミューダトライアングルの地帯に突入いたしますのでシートベルトをお閉めください。」
「それでは良い、死への航空を……。」
何事だ?
ガバリ、と席を立ち、辺りを見回すと他の乗客全員が眠っていた。
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:15:34.28 ID:92AFiCar0
「くそ……新手の都市伝説か!」
「マスター!どうするんですか?」
「相手はすでに解っている!まずは操縦席に向かうぞ!」

俺たちは走り出した。
正体は確実にバミューダトライアングル、もしくは魔のサルガッソー海域。
内部に入った飛行機や船舶が消滅、乗組員は白骨またはミイラ化した状態で数十年後に発見される。
時間操作系のかなり大型な都市伝説。
野生のそれなのか?
組織のそれなのか?
組織はあり得ない、俺の行方も掴んでいない筈。
それに俺一人にこんな巨大な戦力を裂いている時間など……。
違う。
俺を確実に仕留めに来た、という可能性もある。
学校町の戦闘では使いようのない戦力の有効活用と考えれば有りうる話だ。
ミイラ化した死体を蹴飛ばしながらファーストクラスの広い部屋に到達した。
誰の気配も存在しない。正しく死の国、死の世界、プライヴェートスクエア、私世界。
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:16:02.16 ID:dEUyi6JB0
ちょwwwww
バミューダっすかwwwwwww
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:17:17.26 ID:VkLaRRDDO
バミューダwwww
強大な敵ktkr
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:18:08.69 ID:92AFiCar0
【とにかく、組織の中の人に絶対零度下座】
「俺の能力の中でまだ動ける……、ハーメルンの笛吹きとやらは貴様だろう?」

唐突な声。
背後から俺に問いかける男。
黒い服を着ている男。
声に人間くささを感じない。違和感。
今までの黒服とは……違う!?
迷うことなく爺さんから貰ったナイフで斬りつける。
いつもより自分の動きをゆっくりに感じる。
ナイフはいとも簡単に男の手で止められてしまう。
そもそも大の男が振り抜いたナイフを簡単に止める?馬鹿な……。

そうおもって俺が思考の渦をかきまぜていると黒服がゆっくり手をあげる。
俺が先程感じた違和感。
しかし違和感の原因はこの男じゃない。
もっと根っこ、根本的な問題。
敵はバミューダトライアングル、……そうだしまった。
『この空間こそが何かおかしい』んだ!
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:19:38.07 ID:dEUyi6JB0
そしてプライベートスクエアと聞くと某完全で瀟洒なメイドが出てくる超少数派は俺だけでいい








ちょっとすっきりしてくる

さあ、禿よこっちに戻ってくるがいいor2
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:23:47.32 ID:92AFiCar0
【安心して欲しい、筆者もである】
「バミューダ……トライアングル。」
黒服が呟く。
俺は部屋の外、ナイフを犠牲にしてできるだけ遠くへ飛び退いた。
だが、メルが邪魔になって一瞬遅れる。
「しまっ……!!」

右脚だけがファーストクラスの部屋に取り残される。

「がああああああああっぁぁあぁあああああああああああああ!!!」
俺の右脚は急速に水分を失い、ミイラのように変化していく。

「マスター!!」
俺に突き飛ばされる形で難を逃れたメルが俺と黒服の間に立ちふさがる。
立ちふさがっても駄目だ。
恐らく、奴の能力は一定空間の時間掌握。
範囲に入れば即アウト。
馬鹿野郎、すぐに離れろ!
柄にもなくそんなことを思っているが痛みで上手くしゃべれない。
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:26:49.19 ID:m1Cyw3sXP
この黒服は「暗部」なのか「表」の黒服なのか…
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:28:32.58 ID:92AFiCar0
【暗部のイメージかなぁ?どちらかはっきり言うと迷惑かけかねないからあれだけど】

「やはり……、直は強烈だな。パワーが違う。」
黒服の男は満足げにほくそ笑む。
俺が打ち捨てたナイフは男の手の中でボロボロに錆びて、砕け散ってしまっていた。

完全に不意を突かれた、油断していたといって良い。
だが、こちらにだって備えはある。
誘拐した子供を透明にすることが俺たちには可能だ。
さっきも数人攫ってきたばかり、相手が油断している今こそ使い時。
俺とのやりとりの間に男の背後に配置しておいた数名の子供を一気に襲いかからせてやる。
すばやく笛を取り出し、悪魔の旋律を奏でた。

黒服の隙をついて、何人かの子供が襲いかかる。
男の動きが鈍ったのを見計らって俺の拳銃の弾丸もいくらかお見舞いしてやろう。
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:28:47.19 ID:dEUyi6JB0
>>120
俺の場合は今某人形劇ゲームやってるからなおさらなんだぜ?

おっと、無駄話はこの辺にして支援保守
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:32:43.89 ID:92AFiCar0
>>123
【安心して欲しい、筆者もつい最近クリアしたばかりである】
【ゆうかりんに超世話になった】

そう、そのつもりだった。

「子供が……、操れない?」
なんど笛を吹いても手応えがなかった。
「ハーメルンの笛吹き、能力は操作系、対象は鼠・子供。
 契約者の戦闘能力も高く、一人でも規模の小さい都市伝説なら殲滅可能。
 武装は組織から奪った拳銃に加えてナイフを所持。」
動揺の為に俺の動きが止まる。
「マスター……、逃げますよ!」
メルが俺を抱えて走り始める。
確かに直接戦闘には向かない都市伝説だがメルは数人分に増えて俺を運んで逃げ始めた。
子供でも数人がかりなら俺を運べるというわけである。
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:35:49.31 ID:DMVyWYAw0
ただいま〜、単発の人乙!!
うん、そろそろ黒服Dは秋祭り当日倒れるんじゃね?って感じになってると思う

そしてハーメルンの人支援!
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:36:25.88 ID:92AFiCar0
コツ、コツ、コツ

後ろからゆっくりと死が足音を立てて近づいてくる。
「問おう、上田明也。
 操作系都市伝説ならば……操作する物が無いときはどうやって戦うのだ?」

“大人”になった子供達はすでに廊下に倒れている。
時間を制御して俺が操れないようにした?
だとしたら……、くそ!

足止め程度に銃撃を行う。
しかし駄目だ。
弾速が時間制御で極限にまでゆっくりになってしまう。
相手の動きは止まらない。

ついに俺たちは貨物室の前まで追い詰められる。
どうする?
こんな簡単に手詰まりなのか?
俺は此処で終わるのか?
俺は小声でメルに行動を指示する。
チャンスは一瞬。
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:38:36.39 ID:dEUyi6JB0
>>124
おや、同志がいましたか。
俺は瀟洒なメイドさんだな随分苦労かけたぜw

そして無駄話カットで支援保守
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:40:07.14 ID:92AFiCar0
「ハーメルンの笛吹き、お前は派手にやり過ぎた。ここで死んでおけ。」
奴の能力の範囲まで近づいてくる。
「バミューダ……」
「マスターだけはやらせません!!」
メルによる玉砕覚悟での突貫。
だがこの程度で倒せるなら俺は苦労していない。
「ふん、契約者をかばう都市伝説か?珍しい物だな。」

結論から行こう。俺はここで終わりか?
いや、違う。
銃弾を防いだということは当たればダメージがあるということ。
ダメージがあるということは俺に勝ち目はあると言うこと。

俺はメルを犠牲にして貨物室の中に逃げる振りを始めた。
賭になるがやるしかない。
貨物室の中に逃げ込めば完全に袋の鼠。
どのみちやるしかないのだ。
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:43:56.15 ID:DMVyWYAw0
上田のピンチにドキドキしつつ支援
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:44:23.74 ID:m1Cyw3sXP
もし「暗部」とするならB-No.003辺りをどうぞ、まだ出してないですしw
基本、「暗部」で都市伝説を使用できる「黒服」はBナンバーだけなので。

「暗部」以外だと、Dや禿みたいな突然変異的な黒服になるんですかねぇ
他の「元人間の黒服」とはちょっと雰囲気が違うし。
もしくは未だ見ぬ「首領」直属の黒服とかw
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:46:19.79 ID:lVSn3rIMP
バミューダトライアングルか・・・支援
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:48:09.33 ID:92AFiCar0
【首領直属黒服との一騎打ちとか夢がヒロガリングw、できればそれでorz】
俺は増えていたメル達に貨物室に投げ込まれながら黒服の男の腹部に銃弾を撃ち込んだ。


メルが『バミューダトライアングルの加速能力を受けるその瞬間』とタイミングを合わせて、撃ち込んだ。

「トライアングル!」
目の前でかさかさと風化していくメル達。
伝説そのものの時間が急速に加速させられている為に分身達もその影響を受けるのだろう。
時間の経過は都市伝説をも容易く風化させるのか?
だが……


それと同時に『加速された時』の中を弾丸は突き進んだ。
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:49:39.42 ID:DMVyWYAw0
切るか溶かすか悩みながら支援
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:51:23.15 ID:92AFiCar0
ズギュゥゥゥゥゥウウウウウン!!

ものすごい暴風が巻き起こる。
一瞬で黒服の男は肉片に変わり機内に飛び散る。
しかしその直後、時間制御領域を抜けた弾丸は普通の速度で航空機の天井と床に幾度か跳ね返って転がった。

「時を加速させる、時を停滞させる。
 バミューダトライアングルの能力はこの二つ。
 何かしらの限定条件はあるがそれはこの際無視して良いだろう。
 だが、『二つの正反対な作用を同時に発動すること』はできない!」

どんなに都市伝説を使いこなしていたとしても、相反する作用は互いにそれを打ち消し合ってしまう。
つまりあいつを倒すチャンスはあいつの技が発動する瞬間であり、
自分じゃない誰かが『加速』させられている必要があったのだ。
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:54:07.21 ID:92AFiCar0
「マスター……無事、ですか?」
黒服の完全な死亡を確認してから、殆ど崩れかけた身体を引きずってメルがこちらに寄ってくる。
「ああ、……お前のおかげだよ。」
その崩れそうな身体をここに引き留めるように俺はそっと彼女を抱いた。
飛行機がコントロールを失い、徐々に落下していくのが解る。
都市伝説は突破したが……、残念だ。
もう俺に飛行機を操縦する体力はない、技術もない。
我ながらうかつな真似をしたものだ……。
先程損傷した脚から血液が流れ落ちるのが解る。
メルの身体もいよいよ手応えが薄れてきた。
自分みたいな人間が……最低限誰かに愛されて死ねるんなら……。

「悪くないよな?そうだろメル?」

「…………………………。」

返事はない。
返事が聞こえない。
予想より相手の能力が強力だったらしい。
消えるな、消えるな、消えないでくれ、お前が俺にとって最後の……。

ポタリ

まだ一部がミイラ化した俺の身体には水分が残っていたらしい、視界が霞む。
始めて知ったよ、これが悲しいってことか……。
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:56:23.98 ID:92AFiCar0

絶望の中、ふと顔を上げると霞んだ視界の中に白衣の老人が立っていた。

「悪くない、と言ったね。しかしまだ最良ではないようだな、少年。
 お節介焼きの老人から一つプレゼントをくれてやろう。」

そして朗らかに厳かに響く声。

「私の名前はサンジェルマン、君に興味を惹かれた男だよ。」

【上田明也の協奏曲Z〜貴人サンジェルマンの祝福〜 fin】
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:57:03.27 ID:DMVyWYAw0
上田ーーーーっ!!??
って、思ったらサンジェルマン伯爵キターーーーーっ!!!

乙っした!!
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:58:34.59 ID:m1Cyw3sXP
一瞬本当に死ぬのかと思ってドキドキしたw 乙でした!
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:58:51.46 ID:dEUyi6JB0
サンジェルマン伯爵キター!
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:59:46.66 ID:lVSn3rIMP
サンジェルマン伯爵キター!
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 19:59:51.69 ID:ODrIL6Xf0
乙!!
今後がwktkだ
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:00:55.50 ID:92AFiCar0
この後、なんか修行だのなんだのあってから格好良く秋祭りに登場するんだ……。
という夢を見た。
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:02:30.97 ID:92AFiCar0
そして最後に冷凍土下座アゲイン!
色々作業終わらせたらまた来るぜ!
144ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/13(日) 20:12:36.48 ID:DMVyWYAw0
「はい、中の作りはこうして……はい、人体模型と骨格標本は、前日に運ばれますので…」

 秋祭り用のお化け屋敷の設置会場で、テキパキと指示を出す、少々線の細い黒服一人
 元々、そんな少々ひょろりとした体格なせいもあるのかもしれないが…ここ数日、さらに若干痩せていた
 顔色もあまり芳しくなく、このところ、食事も休息もまともにとっていないであろう事が窺える
 それでも、彼はまだ休む訳にはいかなかった
 「夢の国」との対決、「組織」の暗部の闇
 とるべき対策は、全てとっておくべきなのだ
 お化け屋敷の設置場所から離れ、他の場所も見回る

「そちらの準備は、問題ありませんか?」
「あぁ、はい。問題ありませんよ」

 やや、ヤル気なさげな印象の黒服に声をかける
 ………?
 ここは、休憩所ではなかったような…?
 …まぁ、いいか
 休息場所も、必要だ

「あの、頭頂部が若干寂しい人は、まだ帰ってきてないの?」
「…はい。どころか、連絡も取れません」

 …本当、彼がいてくれれば、もう少し助かるのだが…
 以前はヒマラヤにいたらしい事をテレビで確認したが…どうやら、今度は北極での目撃談があるようで
 ……そして、そこで何かとんでもない事をやらかしたような予感がして、胃が痛い
 つい最近、誰か都市伝説契約者を狙ったのか…一般人すら巻き込むように、それを消しにかかり、しかも失敗した黒服もいるようで
 ………胃が痛いどころの話ではない
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:14:05.79 ID:z3Kpbxzr0
昨日は寝落ちだったんだぜ皆乙

>>人体模型と骨格標本
あいつ等が参戦するのか!?
146ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/13(日) 20:17:08.50 ID:DMVyWYAw0
「…何か、今にも倒れそうに見えるけど。休んだら?」
「いえ、そう言う訳には」

 軽く頭を振って、ぼんやりしかけた意識をはっきりとさせる
 休む訳には、いかないのだ

 …正直、いい機会なのである
 「夢の国」の侵攻にあわせ、「組織」の暗部が、動く
 これは……チャンスなのだ

 「組織」の暗部に打撃を与える、決定的な、チャンス

 この黒服は、「組織」の暗部にあまりいい感情を持っていない
 一枚岩ではない「組織」
 その中でも……その機能に、打撃を与えれば
 もしかしたら…「組織」は、ほんの少しでも、人々の為になる「組織」になってくれるかもしれない
 そんな、かすかな希望
 彼は、その希望を捨てる事ができない

「それでは、そちらはお任せしますね」

 他の黒服にこの場は任せ、少し離れる
 …自分に出来る事は、もっとないか?
 もっと、準備すべき事はないか?

 どんなに、自分の体力、気力が限界になろうとも
 ……彼は、目的の為ならば、自分のことなど平気で犠牲にできるのだ
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:18:49.34 ID:DMVyWYAw0
カっとなって書いた
単発ネタの人とハーメルンの人に熱した剣山に貫かれながら焼き土下座っ!orz

>>145
>>12のネタで、ヤンデレ弟が不良教師が秋祭りに会場で戦えるようにしてもらったような事を言ってるんで
参戦できるように会場準備
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:23:46.63 ID:DMVyWYAw0
おっと、俺とした事が、ギザ10の人への土下座を忘れていたとは…っ
剣山焼き土下座に鞭打ち刑プラスで土下座っ!!!orz

「暗部」への打撃とか大それた発言申し訳ない
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:31:48.15 ID:auyDfNhmO
働きすぎでお疲れの黒服さんと是非ともクロスしたいんだが…大丈夫かな?

黒服ってスーツみたいな服装だったよな…
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:33:13.98 ID:DMVyWYAw0
>>149
問題ありませんよー

はい、常に黒いスーツ姿+サングラス
髪形はオールバックにしているイメージです
中肉中背の目立たない黒服が多い中、黒服Dは若干ひょろりとした体格なイメージ
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:36:26.24 ID:jIaVOSshO
やったありがとー
やる気のない黒服出たー
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:41:32.60 ID:DMVyWYAw0
>>151
使わせていただきました
口調とかキャラ間違ってたら申し訳ない
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:46:08.23 ID:lVSn3rIMP
よーし、能力が決まってきた・・・カラスは都市伝説そのものでいいな、うん


街に来るシーン書いてみるか・・・何故か駅前で『赤い靴』たちに襲われてる描写が浮かんだ。
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:47:26.08 ID:DMVyWYAw0
>>153
つまりロリなんですね、わかります
155禿の武者修行日記 北極編 とある研究員視点:2009/09/13(日) 20:47:26.94 ID:z3Kpbxzr0
何と言うことだ・・・やっと最終日だったというのに・・・今日日本に帰る筈だったのに・・・
「嘘だ・・・」
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!
「何してる!?早く逃げろ!!」
「久しぶりだなァこの感じ」
「最近は日常の一部でしたからね・・・流石に今回はヤヴァいですが・・・」
視線の先には雪原で対峙する2つピンクの光と雪男
北極最後の日、我々は遂に、ヒトガタ同士の戦闘に遭遇してしまったのだ
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:48:53.17 ID:DMVyWYAw0
研究員逃げてぇえええ!!!!!!!!!!!!!!
支援
157禿の武者修行日記 北極編:2009/09/13(日) 20:49:37.06 ID:z3Kpbxzr0
禿「ハァ・・・ハァ・・・まさか・・・兄気まで使えるとは・・・」
雪男「ウゥ・・・!」
ヒトガタ「フンヌッ!!」
ピンクに輝く兄気の熱で脆くなった氷の大地は突き出される拳から発された衝撃で簡単に割れる
禿「貴方が何者かは知りませんが・・・調子に乗るんじゃない!」
サイドトライセップス!!
強調される上腕三頭筋が衝撃を受け止めその隙に雪男が猛攻をしかける!
雪男「ウォォォォオッ!!」
その手に握られるは骨の束
この地で美味しくいただいた(生だったが)アザラシや白熊達だ
左から右から自分同様・・・腹が立つほどにそっくりな寂しい頭部を手中的に叩き続ける
禿「ハァァァァァッ!!」
更に隙だらけとなった胴体へ拳を叩き込み続ける
やはり、コイツは恐らく私を元に生まれた都市伝説(何故噂になったのかは少々理解に苦しむが)
そして、私と同じ外見、同じ筋肉、同じ兄気を持ってはいるが、筋肉の使い方まではコピーしていない
ならば・・・
禿「力押しで勝てる!!」
全力を込めた拳を突き出そうとした瞬間・・・ボキンッ と敵から音がする・・・まさかッ!?
禿「イエさん下がれ!!」
雪男「ウ バァンッ ・・・?」
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:51:36.31 ID:m1Cyw3sXP
>>148
大丈夫ですよw
「暗部」は最初から倒されるべき敵として作ったのでw
寧ろ、悪役冥利に尽きるというものですw
159禿の武者修行日記 北極編:2009/09/13(日) 20:51:46.32 ID:z3Kpbxzr0
降り注ぐ赤い雨
突き出された奴の腕
そして、貫かれた雪男
禿「イエさァァァァァァァァァァァァン!!!」
ヒトガタ「フンッ!」
勢い良く振られる腕
抜け落ち、転がって行く雪男の体
禿「貴様ァァァァァァァァァッ!!!」ゴキッベキッボキンッ
かつて怪談仮面と戦った際に使った全力全開の姿
ヒトガタ「!?」
禿「許さん!!」
兄 気 全 力 解 放 !!
金色に輝く光が右拳に集中するッ!!
真・奥義・・・・・・ッ
禿「 武 炉 手 印 !!」
金色の拳がヒトガタの肌に触れるか触れないかと言う所で
ヒトガタは弾け飛び、南極の大地が真っ二つに割れた


禿「イエさん・・・・・・」
横たわる白い遺体・・・
禿「行きましょう・・・私が連れて行きますから」
彼の体を担ぎ、イカダに向う
彼の遺体を埋葬するなら、あの山の頂が良いだろう
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:53:32.79 ID:DMVyWYAw0
>>158
そう言っていただけるとほっとする



>何故噂になったのかは少々理解に苦しむが
めったくそ目撃されまくってんじゃねぇかwwwwww

って、イエさぁあああああああああんん!!!!!!!!??????
支援
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:53:41.32 ID:ywD7Bdcv0
武 炉 手 印wwwwww
支援
162禿の武者修行日記 北極編 とある研究員視点:2009/09/13(日) 20:54:18.52 ID:z3Kpbxzr0
「勝った・・・?」
「今プロテインつったぞ?」
「本格的に対話の可能性が・・・無いな」
勝った あのヒトガタが勝った
雪男はやられてしまったが、あのヒトガタが勝ったのだ・・・
奴は・・・一体、何なんだ?

この日を境に、北極から『全裸筋肉男』通称『ヒトガタ』は姿を消した
しかし、この数日後、私は再び彼と出会う事になる
その事をこの時私は知る由も無かった
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:54:42.39 ID:nmhfop+U0
支援
>>74からのを書いたのは黒服Dさんの人かな?
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:55:10.83 ID:DMVyWYAw0
>>163
あ、うん、俺
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:56:07.66 ID:nmhfop+U0
え・・…?イエ……さん?
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:56:30.97 ID:m1Cyw3sXP
何かね。
もう、ノートの太郎さんが禿と戦ったとしても、負ける未来しか見えない。
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 20:57:42.72 ID:ZPeZ14pdO
この禿、北極にいながらにして南極まで割りやがったwww
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:00:02.73 ID:DMVyWYAw0
まさか禿編がシリアスになるとは
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:00:05.17 ID:z3Kpbxzr0
>>165
イエさん、今回で退場でございます
もう少し掘り下げても良かった気はせんでも無い

>>166
大丈夫 バニシングブラックライトニング は完全対黒服用だから禿にも効きます
普通に効きます
そしてあの再生力ならまだ戦えるはずです
多分

>>167
アッー!?!?
ミスッた・・・が、これはこれで有りかもしれん


そして次から再びヒマラヤへ
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:01:54.46 ID:DMVyWYAw0
乙っしたー!

多分、北極もしくは南極の大地が真っ二つに割れた瞬間、黒服Dは再び同僚がやらかしt何かを胃痛で感じ取ったwww
171禿の武者修行日記 ヒマラヤ編第二部 とある研究員視点:2009/09/13(日) 21:05:29.96 ID:z3Kpbxzr0

我々は北極からの帰国後、エベレストに来ていた
無論、あの『ヒトガタ』との類似点が多い『エベレストの全裸筋肉男』について調べる為である
そして、私はまた信じ難い経験をする
ソレは後少しで山頂と言う時の事だった
「あと少しで山頂だぞ!」
「長かったなぁ・・・」
「何言ってんだ、奴が目撃されたのは山頂、むしろ山頂についてからが本番だろうが」
違いないと笑う仲間を尻目に私は空を見上げる
あぁ、空が近・・・アレは何だ?
山頂の上空でくるくる回転しながら浮かぶ円盤状の物体は・・・まさかっ!?
「UFO・・・・・・?」
「オイ、アレUFOじゃねぇか!?」
「カメラ回せカメラ!!」
周りが慌しくなるが、私はそんな事気にしていられない
何故なら、円盤の下部から一筋の光が山頂に伸びており・・・・・・
その光の中をもがきながらUFOに向って飛んで行く『エベレストの全裸筋肉男』を・・・『ヒトガタ』を見つけてしまったのだから・・・

禿「ウォォォォッ!!止めろショッ○―!!」
172ギザ十:2009/09/13(日) 21:05:42.14 ID:m1Cyw3sXP
乙でしたーw
さて、では自分も投下させてもらいますよ、と

深い闇の中、一人、最後のB-No.002の調整に勤しむ私へと声を掛ける者が居た。
「ねえ、イッちゃん、イッちゃん」
「なんですか、そのイッちゃんと言う呼び方は」
「えー、No.001だからイッちゃんだけど…?」
顔を顰め、問いかける私に、当たり前の事を言うように答える目の前の人物。
他の「黒服」と同じく、漆黒のダークスーツを着込みサングラスを掛けてはいるが
その容姿は、十代前半と言っても通じる程に幼い。
「まあ、良いでしょう……で、どうしました、B-No.005」
「うんー、なんかねー、変な黒服がねー、ハーメルンの契約者を襲って返り討ちにあったみたい」
報告するのなら、もう少し具体的に報告して欲しい。
「変な黒服とは何です、K-No.711の事ですか?」
もっとも彼は、既に「変な」という言葉では言い表せれない領域にまで到達しようとしていますが…。
「違うよー、何か変なの、この端末に登録されてないの」
そう言いながら、私の眼前へと携帯端末を突き付けてくる、しかし…端末に登録されていない?
Bナンバーに渡した端末には、「組織」が所有する全ての「黒服」の情報が登録されているはず。
それに、登録されていないと言う事は…
「「夢の国」の者でしょうか…?」
「違うとおもうよー、自意識は有ったみたいだし何か「組織」の黒服ぽかった」
とすると……。
「なら、それは、上の連中でしょうね」
「……うえー?」
私の言葉に天井を見上げ首を傾げる少女に、苦笑を漏らす。
「違いますよNo.005、上の連中とは「首領」直下の者たち、我が「組織」の上層部、幹部連の者たちの事です、流石に彼らもこの混沌とした状況に業を煮やし動き出したのでしょうね」
「……ふーん」
どうでも良さそうに、相づちを打つB-No.005の頭を、報告のご褒美とばかりに優しく撫でる。
そして嬉しそうに眼を細める少女へ、更なる命令を言い渡し、この場を下がらせると、
私はもう一度、自らの使命の為の作業へと戻るのだった。
173ギザ十:2009/09/13(日) 21:07:09.34 ID:m1Cyw3sXP
あれ、まだ続いてた!?
割り込み申し訳ない!orz
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:07:45.96 ID:DMVyWYAw0
>>171
さらわれたーーーーっ!?wwwwwwwwww


そしてギザ10の人支援!
ここは割り込み着にしないスレだぜぜぜ
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:07:51.93 ID:z3Kpbxzr0
ヒマラヤ編第二部 完

>>多分、北極もしくは南極の大地が真っ二つに割れた瞬間、黒服Dは再び同僚がやらかしt何かを胃痛で感じ取ったwww
Dさん、ウチのバカが本当にスマンorz
遂に奴は宇宙へ行ったよ・・・

ギザ十の人支援

176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:08:40.34 ID:lVSn3rIMP
>>154
ロリのつもりじゃないんだ・・・というかこいつら普通にロリ以外にも戦い挑むはずじゃ・・・



イエさん退場か・・・そして舞台は宇宙へ
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:11:46.62 ID:z3Kpbxzr0
>>173
>>174
の言うように気にしないで下さいな
支援

>>さらわれたーーーーっ!?wwwwwwwwww
遂に宇宙への挑戦が・・・コイツ今度学校町に戻ってきたらどうなるんだろう・・・

>>イエさん退場か・・・そして舞台は宇宙へ
イエさん退場は禿日記当初から予定に入ってた内容
しかし、宇宙はもうその場のノリとしか・・・
178ギザ十:2009/09/13(日) 21:13:35.02 ID:m1Cyw3sXP
と言っても、今のところ書上がってるのは>>172だけなんですがw

取りあえず、黒服(幼女)を新規投入。
そして、勝手に「組織」の「幹部連」とか作ってしまいましたーすいません!orz
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:14:05.82 ID:DMVyWYAw0
>>176
うん、弱そうな相手なら勝負挑む
でも、ついロリと思ってしまった
赤い靴と聞くと連想的にロリと言う単語が浮かぶ自分が憎い
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:18:57.27 ID:lVSn3rIMP
>>179
いや・・・俺も「『赤い靴』といえばロリ」が定着しつつあるし・・・



そういえば、深く考えたことなんてなかったけど都市伝説が具現化する原理ってなんなんだろう?
そういう話題って過去に出てたっけ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:24:06.56 ID:DMVyWYAw0
>>180
出てたような出てなかったような…


俺は個人的に、「誰かがそれは都市伝説である、と感じたならば、それはその瞬間、命を得る」って感じで考えてた
「骨を溶かすコーラ」や「日焼けマシンで人間ステーキ」みたいなのも、自我こそないものの命っぽいものを得て誰かと契約、みたいな
182禿の武者修行日記 宇宙編:2009/09/13(日) 21:34:36.23 ID:z3Kpbxzr0
気がつくと、何か手術台様な物の上に乗せられていた・・・
禿「ここは・・・?」
「agaihfao;hahoahg」
「gasgnlganlabgoshgoa」
手術台を取り囲むのは銀色の肌に黒い大きな目の異人・・・グレイか!?
訳のわからない言葉を話すやつ等の手にはメスの様な刃物・・・
禿「クッ!?」
手足は拘束されている・・・こんな時イエさんが居てくれれば・・・いや、彼はもう居ない
あの山の山頂で静かに眠っている・・・今ここには私一人しかいないのだ
禿「何とかせねば・・・」
あまり時間は無い
体内時計の感覚からまださらわれて1時間と立っていないだろう・・・
今ならまだ地球に戻れるかもしれない
禿「ならば・・・フン!」ボキッ  バンッ!
盛り上がる筋肉によって拘束具がはじけ跳ぶ
「ahoadhaf!?」
「aghighasguha!!」
禿「人語を話せ!!人語を!!」
兄気解放!!
そして、宇宙船の中は地獄絵図と化す
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:35:23.04 ID:ODrIL6Xf0
はwwwwwwwwwwwげwwwwwwwwwww
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:35:28.11 ID:DMVyWYAw0
禿ぇええええwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
宇宙人相手にそのセリフはどうかと思うぜ支援wwwwwwww
185禿の武者修行日記 宇宙編:2009/09/13(日) 21:36:40.97 ID:z3Kpbxzr0
手術台の周りに居た奴を殴り掘り殴り
銃を構えていた連中をモスト・マスキュラーで弾き
分厚い壁を兄気で貫き
私は、宇宙へ身を投げた
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:40:46.70 ID:DMVyWYAw0
>私は、宇宙へ身を投げた
っちょ、禿、それは流石に死んじゃ……
…いや…禿なら……禿なら、きっと、大丈夫だ支援
187禿の武者修行日記 その頃の日本:2009/09/13(日) 21:44:21.03 ID:z3Kpbxzr0
ハク「あ、流れ星」
コン「おー」
夜空を一筋の光が駆ける
青年「そう言えば、流れ星に3回願い事を言えば叶うって言いますけど、あれも一種の都市伝説ですよね」
コン「流れ星に願い事三回いえたらソレが実現されるってか?発動条件キビシーなぁ」
ハク「まぁ、あの流れ星くらい長い間見えてれば可能かもしれませんね」
青年「アレ、燃え尽きずに何処かに落ちるかもしれませんね」
コン「なら、それで怪我人が出ない事を願うかな」

その日、南極に一つの隕石が墜落した
しかし、その後にはクレーター以外何も残っていなかったと言う・・・
まるで、隕石が移動したかのように・・・・・・









禿「流石に生身で大気圏突入は堪えますね・・・・・・」
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:46:05.57 ID:ZPeZ14pdO
筋肉宇宙服ですね
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:47:25.97 ID:DMVyWYAw0
少年「うー、流れ星ー!お星様に願い事するー!うーうー!」
チャラ男「おー、かなり長い間見えてんなー……って、どうした!?また顔色悪くなってんぞ!?」
黒服D「いえ……あの流れ星を見ていたら、何故かとある同僚の事を思い出して、胃痛が……」

禿、大気圏突破生還おめでとうwwwwwwww
190以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:47:34.84 ID:lVSn3rIMP
>>181
それにしたって、その力の源はどこからきたんだろう・・・って疑問が残るわけで。

個人的にそこは色々考えているんだけど、
他の人に大きな影響でそうで深くは踏み込まなかったんだよね。『学校町』という前例があるし。



さーて、『消えるカラス』と契約者の設定ができあがってきたから暇な時に来訪シーン書くか。
敵は『赤い靴』たちになりそう・・・その時はあらためて土下座させていただきます




>>187 すげぇ・・・さすが禿
191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:48:25.11 ID:PK1k/efP0
 これを見た貴方は、童貞を卒業することができるのじゃー
〈((リノ )))i iヽ   これをそのまま5分以内に他のスレにコピペすれば、運命の人に出会えるのじゃー
l从・∀・ノ!リ人   貼らなかったり、虐待したりしたら、結婚した相手との間に
⊂)丕⊂))ヽ)     奇形児が生まれるのじゃー。
 〈/_|j_ゝ
192以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:50:27.40 ID:z3Kpbxzr0
日本→エベレスト→北極→エベレスト→宇宙→南極
禿が辿った道
次は何処だ

>>180
他所はわからんけど取り合えず学校町なら
噂になりさえすれば具現化するんじゃ無いだろうか

>>188
落ちてる間ずっとモスト・マスキュラーのポーズで固まっていました
>>189
遂にここまで来たぞあの筋肉
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:52:15.76 ID:DMVyWYAw0
>>192
>次は何処だ
いっそ深海とか
どこぞの潜水艦が目撃するんだよ、きっと
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:55:07.46 ID:DMVyWYAw0
>>191を見るたび思うんだが、これって女性が見た場合も同じ結果になるのかね?
いや、女だったら「童貞」じゃなくて「処女」だよなぁ、って思って
195以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 21:58:33.01 ID:dEUyi6JB0
はwwwwwwwwwwwwげwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ついに宇宙も制覇したかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
196首なしライダー:2009/09/13(日) 21:58:48.79 ID:auyDfNhmO

【首なしライダーの日常2?】

「やれやれ…今日も収穫なしか…」

 俺はバイクに乗ったまま、歩いている人達を眺め呟いた。

 いつものように情報収集を兼ねて都市伝説探しをしようと学校町を朝からバイクで走り回ったのだが
いつものように何も収穫がないまま、夕方になってしまった。
 近くにあったコンビニの駐車場にバイクを停め、道を歩く人と秋祭りの準備をしている人を眺める

ん?

準備をしている人達の中にやけにフラフラしている人がいるな……
ひょろりとした体格でスーツ姿の人はフラフラと二、三歩歩くと

ドシャッ

顔面から地面に倒れた。
197以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:00:49.78 ID:lVSn3rIMP
>>192
外国の都市伝説とかあるじゃない、古くから存在するものも。
そういうものにも働いていた力が・・・噂に命を与える不思議な力があると思う・・・
『学校町』は確かに特殊で、たぶんその力が特別強くなってるんだよ。だからささいな噂にも命が宿る。

・・・まぁ、最初のスレが立った当初、こういう展開を求めていたとは限らないから考えすぎはよくないか。
198首なしライダー:2009/09/13(日) 22:00:53.53 ID:auyDfNhmO

「え…ちょっと、大丈夫ですか!」
 俺は慌ててスーツ姿の人に駆け寄る

「……大丈夫です…」

帰ってきたのは弱々しい返事
とりあえず仰向けにしてみたが顔色が悪い、とっても青白い

「えーっと、こういう場合は病院だっけ?!」

目の前で人が倒れたという非常事態に、俺はパニック状態だった。
「……いつもの事なので…少し休めば大丈夫ですから」

そんな事を言われても、はいそうですかと言って放っておくわけにはいかない。

 俺は、バイクのサイドカーに黒いスーツの人をなんとか座らせて携帯を取り出した。
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:01:49.84 ID:z3Kpbxzr0
>>どこぞの潜水艦が目撃するんだよ、きっと
ありえそうで困る
>>195
日本に帰還するのは何時になるやら

首なしさん支援
200首なしライダー:2009/09/13(日) 22:02:33.46 ID:auyDfNhmO
「……で、わざわざ私の家にその倒れた人を運んできましたと?」「そうそう、人助けは大事だよ朝野さん」

さっきの騒動から数分後

 俺は黒いスーツ姿の人を近くにあった朝野の家まで運んだ。
 今そのスーツの人は朝野の家にあるソファーに横になっている状態だ。

「とりあえず横になってれば大丈夫みたいですね、この人」

 そう言いながら朝野は冷蔵庫からバナナと栄養剤を持ってきた。
「眠ってるみたいだな」

 黒いスーツ姿の人はすやすやと眠っている
よほど疲れていたのだろうか

「きっと秋祭りの準備でろくに睡眠とれていないんじゃないんですか?」
「成る程、そうかもな……」



 その後、スーツ姿の人が目を覚ますまで
 俺と朝野は夢の国とどう戦うかを話し合っていた。


201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:02:39.64 ID:DMVyWYAw0
俺は、信じる思いに力が宿る、的なイメージで考えてた
たとえがライトノベルで悪いんだが、「妖魔夜行」とか「百鬼夜翔」の妖怪が生まれる理由と似たような感じで考えてた

そして、首なしライダーの人支援
とうとう倒れたかwwwwwww
202首なしライダー:2009/09/13(日) 22:04:08.30 ID:auyDfNhmO

「………ここは…?」

お、黒いスーツの人が目を覚ましたようだ。

「具合、どうですか?」

 俺は立ち上がるとソファーから起き上がった黒いスーツの人に水を差し出した。

「……………………」

ん、何故か俺を見て動きが止まっているぞこの人

「あ、先輩、頭!頭!」

 やばい、ヘルメットを被るのを忘れていた。
しかし、首のない俺を見ても黒いスーツの人は顔色を変えない。

「すいません…休ませていただいて」

 俺と朝野に挨拶するとすぐに立ち上がり玄関に向かって歩きだした黒いスーツの人。


「あ、あの…さっきの場所まで送りますよ?」

 慌てて呼び止め、朝野から預かった栄養剤とバナナなどが入った袋を黒いスーツの人に手渡した。
203首なしライダー:2009/09/13(日) 22:07:44.21 ID:auyDfNhmO
来たときと同じように
サイドカーに黒いスーツの人を乗せて
俺はバイクを走らせる。

「………」
「………」

 俺も黒いスーツの人も何も話さない

 首のない姿を見て、もしかしたら驚かしてしまったかもしれない。

「……首、ないんですか?」

 黒いスーツの人が呟く

「ちょっと、色々とありまして…っと、到着です」
 精一杯の返答をしてバイクを停める
「すいません、こんな物までいただいて…」

「いえいえ、こっちこそ何も出来なくてすいません」

 お互いに頭を下げる

「では、私はこれで…ありがとうございました、首なしライダーさん」

そう言って、黒いスーツの人は人混みに紛れた。


以上?
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:08:53.19 ID:lVSn3rIMP
倒れたか・・・まぁ、倒れるだろうな・・・そりゃ・・・


いや、そもそもなんでこんなに気にしているのかというと
『夢の国』と戦った後にでもネタとして外国の都市伝説というかバケモノを作ろうと考えていたら
そいつが「君は我々がどうやってこの世に生を受けたのかを知っているかね?」という台詞を脳内で呟きやがったのさ

つまり、このキャラを出さなければこの問題は浮上しない!画期的!!
元々無理のありそうなキャラだから出さなくても不都合ないし!!


・・・あ、サーカス来訪ってそういえば予定にあったな



首なしライダーの方、お疲れ様です
205首なしライダー:2009/09/13(日) 22:10:15.02 ID:auyDfNhmO
さてと……

黒服の方にまずはとてつもないスピードで土下座を! 

勝手に黒服Dを倒れさせてしまいすいませんでしたぁぁぁ!
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:10:53.52 ID:DMVyWYAw0
首なしライダーの人乙っしたー!!



「…首なしライダー、ですか」

 …恐らく、あれは元・人間
 なんらかの理由でバイク事故で首を失い、都市伝説と化してしまったか
 あれならば、首を見つければ元に戻れるだろうが…

「…難しいでしょうね…」

 人間が首なしライダーと化した場合、事故現場付近を捜せば見つかるはずのその首は、不思議と見つからないのだ
 代わりに、どんなに時間が経って絡み付けても腐敗はしてないが
 はたして、彼は首を見つけて、人間に戻る事ができるだろうか?
 親切な首なしライダーにその幸運が訪れるよう祈りつつ…黒服は、おのれの仕事へと戻ったのだった


207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:12:12.06 ID:z3Kpbxzr0
>>204
そもそも今まで倒れなかったのが不思議な位だからな・・・

首なしライダー乙!!
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:12:57.26 ID:dEUyi6JB0
寝るぜおやすみ
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:14:28.30 ID:DMVyWYAw0
>>204
 …彼は、そうやって自分たちが生まれたと、そう信じている
 しかし、それは科学的に証明された事実ではない
 否、それを科学的に証明するなど、人間には「不可能」であり

 都市伝説が、どうやって生まれるか?
 その永遠の謎に答えを出せる者など、この世に存在などしないのだ


って感じの文章を入れれば無問題!

>>205
いえいえ、お気になさらず
むしろ、クロスしてくださって感謝!!
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:29:20.67 ID:DMVyWYAw0
みんな寝た予感
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:30:19.43 ID:ODrIL6Xf0
ここにいるぜ!
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:30:20.86 ID:ywD7Bdcv0
>>210
俺は起きてるぞ
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:30:25.02 ID:nmhfop+U0
俺がいるぜ!
文がまとまったらのんびり投下する!
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:32:14.13 ID:z3Kpbxzr0
いるぜ!!
215以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:32:19.30 ID:auyDfNhmO
もう少し早く話を作れるようになりたいとか考えながら起きている

>>213
wktk
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:33:23.94 ID:r/My4Nuu0
\ ここにいるぞー /
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:33:41.16 ID:ywD7Bdcv0
結構いるんだなww
218以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:33:42.62 ID:mZI2CHReO
設定考えてるうちに都市伝説とその他の区別が分からなくなってきた…
219以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:34:38.30 ID:r/My4Nuu0
>>218
あるある
妖怪との線引きとかな・・送り狼もwikiだと都市伝説一覧にのってるがあれも妖怪の一種だよな・・?
220以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:35:20.04 ID:ZPeZ14pdO
皆がクロス用にパーッと設定投下しまくった時に乗り遅れたんだが、まだセーフ?
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:36:03.75 ID:DMVyWYAw0
結構いたwwwww

>>219
妖怪ってのも、昔は「都市伝説」的な存在だったと思うんだよな
花子さんや口裂け女、赤マントに人面犬なんかは「現代妖怪」とも呼ばれるし
都市伝説と妖怪の境界線って、限りなく曖昧なんだよな
222以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:37:12.67 ID:DMVyWYAw0
>>220
設定投下はいつでもカモーーーーン!なんだぜ
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:37:56.06 ID:mZI2CHReO
>>220
俺もまだだから安心していってね!
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:39:55.71 ID:BhDtNo9TO
投下しちゃう
225以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:40:47.38 ID:92AFiCar0
作業終わって復活、家に引きこもって此処用のSSまとめちゃいたい……
あとちょいなんだよなあ……
226以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:41:47.36 ID:BhDtNo9TO
「さて、いよいよですね」

スーツを着た男は神社の前に来ていた。
真っ黒なスーツだった。

「ふふっ、お祭のビール楽しみ」

その隣には大きなマスクをした女がいた。

「あ、あのぉ…」

そんな二人に声をかけたのは巫女装束を着た女。
この神社の巫女さんであろう。
垂れ気味の眉からは気の弱さを感じとれる。

「…今回はなんですか?私、お祭りの準備もあって忙しいんですけど」
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:42:41.87 ID:ZPeZ14pdO
>>222 >>223
おk、確認と修正作業したら投下しる
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:42:55.40 ID:BhDtNo9TO
「いえ、今回仕事はありませんよ」

黒いスーツの男がそう言うと、安心したのか巫女姿の女は胸を撫で下ろす。

「はぁ、よかったぁ……流石にに今は忙しくて無理ですから」

この町では、毎年秋に祭が行われている。
今年は、丁度満月の夜に行われるらしい。

「さて、今年はもう一つの祭もありますからね」
229以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:44:33.42 ID:BhDtNo9TO
もう一つの祭。
夢の国との決戦。

その予定日は奇しくも、この町の祭と同じ日にちである。

「祭…とはよく言ったものですね」

スーツの男はその皮肉を笑った。

今現在、組織の内部も「祭」の準備で大忙しだろう。

「流石に今回は現れるでしょうね」

「だれがですか?」
巫女姿の女が尋ねる。

「我々のトップですよ」


スーツの男は再び笑う。
何かを含んだ笑いを……


230以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:48:01.84 ID:DMVyWYAw0
スーツと口裂けさんの人乙っしたー!
こちらはこちらで、何か考えているヨカーン
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:49:36.58 ID:z3Kpbxzr0
乙ー!!
トップか・・・どんなのが待ち構えているのかwktk
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:58:05.89 ID:dEUyi6JB0
おっと俺も忘れてもらっちゃ困るぜ!

この為だけに来た。おやすみーノシ
233以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 22:59:34.35 ID:lVSn3rIMP
遅いけど俺もいるぜ


>>209
おk、じゃあ登場の機会は残しておくよ。



と、『消えるカラス』の契約者来訪シーン書けた。
わずか2レス+設定1レス・・・なのになんか展開が気に入らない。
『赤い靴』が必要以上に弱く仕上がっているような・・・やっぱクロスは難しいな。


さて、その駄文を投下して寝てしまおうかな。
234ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/13(日) 22:59:44.53 ID:DMVyWYAw0
 …金髪の、シルバーアクセサリーをじゃらじゃらと身につけた青年が、じと目で黒服を睨んでいる
 どうやら、この黒服がついに過労で倒れ、それを見知らぬライダーが連れて行った場面を、目撃したらしかったのだ
 秋祭り会場に戻って早々、黒服はこの青年に捕まって、責められていた

「だから、あの時休めって言ったろ?」
「…流石に、あの場所はどうかと思います」

 あの時、連れて行かれた若干いかがわしいホテルを、「首塚」組織で一部拠点として使っていることを知らない黒服としては、こう答えるしかない
 青年の善意はありがたいのだが、あれは、ちょっと

「そうか?んじゃあ、将門様んとこで…」
「…それこそ、勘弁してください」

 平将門のお膝元でゆっくり休むなど…どんな度胸、自分にはない
 そこまで、図太い神経は持ち合わせていないのだ
 休むどころか、神経が磨り減る事は間違いない

「でも、休めよ?絶対、休めよ?お前が休む気ないんだったら、ベッドに縛り付けてでも寝かせるからな」

 じろり
 青年は、強い意思を込めて、そう言って来た
 …その気迫が、周囲にも伝わったのだろうか
 若干、周囲がざわついたような

「祭当日に倒れたら、元も子もないだろ?……それに」
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:01:49.96 ID:z3Kpbxzr0
>>…その気迫が、周囲にも伝わったのだろうか
>>若干、周囲がざわついたような
チャラ男、テメェはまたwwwwwwwwwwww
支援
236ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/13(日) 23:04:07.07 ID:DMVyWYAw0
 …ふ、と
 青年の視線が、優しげな、そして、心配そうなものに、変わる

「…お前の事、心配なんだからな」
「……すみません」

 申し訳なく、思う
 この青年を、自分が煩わせて閉まっている事実に
 自分には、そんな価値などないのだ
 …所詮、「組織」の歯車でしかないのだから
 そこまで、心配しないでくれ

「今夜は、流石に少し休みます…当日に、備えなければなりませんから」
「そうか?…俺が見ている前で休めよ。ちゃんと見張ってるからな」

 …それはそれで、休めないような…
 ……まぁ、そうでもしないと、この青年は休んだ事を信じてくれないかもしれない
 妙な所で、心配性だから

「わかりました…秋祭りの事について、将門公に伝えなければならない事もありますしね」
「あぁ、そうだな……あ、その事だけどよ。「怪奇同盟」が、力貸してくれるってよ。
 やばくなったら、墓に逃げ込めば「夢の国」から護ってくれるってよ」
「…「怪奇同盟」が、ですか?」

 …まさか、アレが手を貸してくれるとは
 「怪奇同盟」にとっても、「夢の国」は敵だ、という事なのだろうか
 ……「夢の国」との戦いで、「怪奇同盟」も手を貸してくれるというのなら、心強い
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:07:00.75 ID:lVSn3rIMP
『怪奇同盟』ktkr
墓場の敷地内に入ればよほどのことがない限り
敵の攻撃・進入を防ぐ守りがチートの設定です


と、言いつつ支援
238ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/13(日) 23:08:14.49 ID:DMVyWYAw0
 「怪奇同盟」は、強い結界を扱う能力の者がいると、聞いた事があるから

「伝えていただき、ありがとうございます…後で、Tさんにも伝えておきます」
「……あんな奴に、伝えなくてもいいだろ」

 Tさんの名前を出すと、青年はムっとした表情を浮かべた
 …どうにも、この黒服がいつも以上に過労を背負い込む原因となったTさんが、気に食わないようである
 子供っぽい、その嫌い方に、黒服は苦笑する

「そんな事を言ってはいけませんよ。あの人は、「夢の国」と真剣に戦おうとしているのですから」
「……でもよぉ」

 納得行かない様子の青年
 黒服は、困ったように青年を見つめた

「…とにかく。今の作業が終わりましたら、少し休みます……場所を、提供してくださるのですか?」
「ん、あぁ。「首塚」の拠点が一箇所、傍に在るから、そこに連れて行ってやるよ」

 ありがとうございます、と
 青年の好意に、黒服は小さく、頭を下げた



 …なお
 二人のやり取りを聞いていた周囲の中に、多大な誤解を与えた子とを
 二人は、ほんの少しも、自覚していないし気付いてもいないのだった


239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:10:38.79 ID:DMVyWYAw0
毎度毎度勢いだけで書いた
相変わらず酷い誤解ワード連発ですまん

>>233
>『赤い靴』が必要以上に弱く仕上がっているような
元々ヤラれ役として出したんで、対して強くないから問題ないですー
契約者がピンチとなれば本気出しますが、普段はさほど本気出してないイメージだし
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:10:51.60 ID:z3Kpbxzr0
乙!!
この二人の誤解はどこまで行くんだwww
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:13:25.72 ID:lVSn3rIMP
お疲れ様です
ちなみに『怪奇同盟』の墓地の結界は、『死者からの電話』の自衛能力です。


>>239
でも、やっぱ強そうなイメージあるからなぁ・・・よし、投下するか
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:15:29.00 ID:lVSn3rIMP
某日夜 駅の南区側

「ここが××市・・・通称、『学校町』・・・」
駅から出てきたその女性は、ポツリと独り言を洩らした。
今回は運が良かった、「依頼」と同じ街で仕事の予定ができるなんて。
これで昼間は仕事・・・夕方からは「依頼」を済ませることができる。
以前、同じようなことが別々の街で起こったけど・・・うん、あれは思い出したくないわね。
「とりあえずホテルホテル・・・」
仕事の連絡が取れるよう、泊まる場所は指定されている。近くの交番で道を聞くと、案外近そうだ。
(問題は、いつ都市伝説と遭遇してもおかしくない・・・だっけ?)
「依頼」をしてきたこの街の都市伝説からの忠告だ。
しかし、都市伝説と遭遇するなんて滅多なことではない。気にする必要は・・・

「ちょっとそこのアンタ!あなた契約者ね!!」

・・・甘かった。うん、私甘かったわ。
振り返ると、小学生くらいの女の子が立っていた。真っ赤な靴を履いて、傍らには大男を従えている。
たぶん男の方が都市伝説ね・・・、などと私が考えながら歩き出すと
「コラ、無視するんじゃないわよ!」
怒られた。でも、私別にあなたに用なんてないんだけど・・・
「私達はあるのよ!」
理不尽だ。
「さぁ、やっちゃいなさい」 「ちっ、ババア相手は遠慮したいんだがな」
女性に向かってババアとは失礼な!と怒る私に構わず、女の子は息を吸った。
「赤い靴履いてた女の子♪」
少女が聞き覚えのあるフレーズを歌いだす・・・が、
「歌謡曲系の都市伝説?でも、させないわよ」
瞬時、空から黒い影が女の子を襲う
「きゃあっ!」
驚いた女の子は歌を中断した。よし、チャンスだ!!
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:16:58.93 ID:lVSn3rIMP
「さようならっ!!」
「あ、コラ待てー!!」
踵が高い靴では確かに走りにくいが、そんな状況にはもう何度も遭っている。
「しつこいなぁ・・・行って」
契約する都市伝説へ呼びかけると、彼等はすぐに応えてくれた。
「うわ、ちょっと何!?」
「これは・・・カラスか!」
大男が自身と契約者(?)にまとわりつくカラスを殴りつけると、数羽が叩き落された。
「うわー、力強いわね・・・でもまだ終わりじゃないわよ」
カラスが起き上がって飛び上がる・・・と、そのカラスが突然燃え上がった。
「熱っ!」 「ぬおぉ!?」
いきなりの発火に驚いている間に走り出す。
上空のカラスの視界を借りて曲がりくねった路地を迷いなくと走り抜ける。
・・・と、もう二人は私を追うのを諦めたようだ。でも、しばらくは会わないように監視しておこう。
「あー、もう・・・なんなのこの街」
どうやらあの忠告は誇張ではなく、本当にこの街は都市伝説が多いらしい。
「・・・嫌な「依頼」受けちゃったかなー」
しかし、受けてしまったものはしょうがない。仕事はしっかりこなさないと。
「早くホテル行って休もう・・・あ、連絡しとかなきゃ」
懐から携帯電話を取り出して、教えられた番号にかける。
「・・・あ、もしもし?・・・・・・あ、私は「依頼」をされた・・・はい、『消えるカラス』の契約者です」
滞在予定日数や、ホテルの名前なども伝えて通話を切る。
「ふぅー・・・ま、頑張りましょ」
自分を励ますと、ホテルを目指して彼女は路地を歩いていった・・・


『・・・そうですか、来ましたか。では、後は見つかることを祈るばかりですね』
同盟員である『理解者』から『消えるカラス』の契約者到着の連絡を聞いた『声』は、
『・・・このまま、順調に進めばいいのですが・・・ね』
誰にともなく、呟いた。                                         〜了〜
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:18:02.64 ID:lVSn3rIMP
と、いうわけでサクッと終了。
そしてこれが設定だ!


『消えるカラス』

街でカラスの死骸を見かけないのは、特別な方法で死体を消しているからだ・・・という都市伝説。
対消滅や異空間に消えるなど色々なパターンがあるが、今回は「自然発火」説を元にしている。
カラスの群れの姿をしており、数は30〜50羽ほど。契約者の体力を削ったり、時間をかけることで数を増やす。
能力は【傷ついている時のみ体を発火させる】。発火したカラスはじきに体が燃え尽きて消滅する。
契約者と視界を共有することができ、探査などにも役立つ能力だがカラス一体一体の力は通常のカラスと同じである。


契約者

ファッションモデルをしている女性、そこそこ有名(らしい)。
契約の経緯は詳しくは分からないが、かなり昔から契約していたらしい。
おとなしい性格で、基本的に戦わない。もし戦いに巻き込まれたら?カラスで目くらましして逃げます。
探査能力を見込まれて色々なところに協力を求められている、都市伝説関係者でもなかなか有名な人物。
・・・しかし、『学校町』ではあまり認知度がないようだ。その事実も本人に「落ち着く」の一言で片付けられている。
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:18:38.26 ID:jIaVOSshO
黒服Dが離脱したので
やる気のない黒服の仕事の量が跳ね上がりました
自業自得ですね
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:19:36.10 ID:DMVyWYAw0
乙っしたー!
ファッションモデル、だと…!?素晴らしい

失礼な事を聞きますが、ボインですか?
あえて言うならDカップ以上?

>でも、やっぱ強そうなイメージあるからなぁ・・
むしろ、そんなイメージ抱かれてた事にびっくりだwwww
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:25:27.34 ID:z3Kpbxzr0
>でも、やっぱ強そうなイメージあるからなぁ・・
>むしろ、そんなイメージ抱かれてた事にびっくりだwwww
でも俺も赤い靴は強いってイメージあるな
本気出せれば、だけど
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:25:50.19 ID:lVSn3rIMP
ちなみにモデルの仕事ってそんなんだっけ?というツッコミは勘弁してくれ。
深く考えずに付け加えた設定なんだ・・・・・・


>>246
細身で身長の高いスレンダータイプだと思う。しかし、あえて着痩せするギリDカップ。
「キレイなお姉さん」のイメージで考えたから、パッと考えた外見はこんな感じです。

きっと、強い信念を持ってるからそんなイメージを抱いたんだと思う。
249以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:28:17.78 ID:DMVyWYAw0
>>247
異空間にさえ引っ張り込めば、赤い靴のテリトリーのはずだから強くてもおかしくないはずではあるんだがねwww
なぜかそのテリトリー内で負けてるからww

>>248
了解ー!
チャラ男がモデルとしての彼女を記憶してそうだww
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:30:38.57 ID:lVSn3rIMP
着痩せするから、見かけはB〜Cですよ?


さて、月曜日が来るのでそろそろ寝ます。
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:31:29.90 ID:r/My4Nuu0
おつ!
チャラ男よ・・・もう何も言うまいwww

カラスの人もなんかかっこいいな・・!
これからの活躍にwktk
252以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:32:49.10 ID:z3Kpbxzr0
>>なぜかそのテリトリー内で負けてるからww
相手が悪いって気がせんでもない
『はないちもんめ』は支配権取られてたし
輪君はまだ赤い靴ロリだった頃だし
女装太郎君は戦闘能力規格外だし
『白面金毛』はアレで結構なチートだし
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:33:53.61 ID:6NFvAFH10
カラスを捕まえて足を縛って吊るしておく。騒ごうが死のうが吊るしておく。
これを畑でやると、カラスによる農作物被害が減る。
あとカラスは黄色を認識できないらしい(多分、人間が赤外線を肉眼で見れない感じ)。
飛んでるのが見つかって追い払われると、それを教訓に次は畑から少し離れた所に着陸し、歩いて野菜に近づくことも。
ネタに役立たないと思うが、経験を含めてカラスのことを語ってみた。

カラスの契約者は黒いドレスが似合うに違いない。ってか似合わなきゃ許さん。
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:35:05.12 ID:DMVyWYAw0
>>250
きっと、あんまり着やせしてない状態での写真を見たことあるんだよ


「あぁ、もう…逃げられた!」

 ぷりぷりと、契約者が怒っている
 まぁ、逃げられたものは仕方あるまい
 あきらかにこの学校町に来たばかりの雰囲気で、いいカモだと思ったのだが…

「また今度見つけた時は、不意打ちでもするか?」
「…そうね、それもいいわね」

 ニヤリ、契約者は笑う
 少しは機嫌が直ったのか、すたすたと歩き出した
 赤い靴は、その後ろをついていき

 …そして、目に入った「夢の国」の注意を促すポスターに、やや憂鬱なものを覚える

 あのTさんとやらは、秋祭りに近づかない方がいい、と言った
 赤い靴としては、その忠告を受けて、契約者を秋祭りに近づけさせたくない
 …しかし
 この契約者は、秋祭りに行くつもり満々なのだ
 なんでも、父がお金を出資するのだから、娘として視察しなければいけないのだとか

 …何とか、彼女を護りきらなければ
 契約者に気付かれないよう、赤い靴は決意を固めるのだった


255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:35:36.35 ID:z3Kpbxzr0
>>カラスの契約者は黒いドレスが似合うに違いない。ってか似合わなきゃ許さん。
黒スーツとかもに合いそうなイメージだ
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:37:41.21 ID:DMVyWYAw0
ちなみに

>>245
多分、黒服Dは自分の仕事は全部やって、あとは元々他の黒服に任せる仕事しか残ってないから大丈夫
自分の仕事を全部終えないと休めないタイプです、黒服Dは

…あれ、それって過労死しやすいタイプじゃ(ry
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:38:52.90 ID:6NFvAFH10
スーツはスカートもいいが、パンツ(下着じゃないぞ)も似合いそうだ。
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:39:16.20 ID:lVSn3rIMP
>>253
ですよね、私も許しません。

>>254 
早い・・・早いぜ!
ちなみに裏設定として『赤い靴』の契約者が目をつけた理由のひとつに
「強い気配を感じなかった」という理由があって、
実際はカラスが上空にいて契約者から離れていたためそのような勘違いが起こった・・・
というものもあったりしました、おやすみなさい。
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:40:28.26 ID:DMVyWYAw0
>>258
なるほど、そんな感じだったのか


んでわ、俺もおやすみー
明日もスレが残っていたら幸せで何か書くんだぜ!
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:41:27.14 ID:hFeVJxd/0
保守
261「はないちもんめ」:2009/09/13(日) 23:43:35.80 ID:z3Kpbxzr0
少女「秋祭り・・・か」
秋祭りの会場では多数の業者と黒服が忙しそうに歩き回っている
友人「んー?あぁ、もうそんな時期か・・・」
少女「どうしたの?何時もなら大はしゃぎしてるのに」
友人「何か、こう、嫌な感じがするんだよ・・・」
少女「多分、当たりね・・・・・・秋祭りの日に大規模な決戦があるらしいから・・・」
友人「決戦?」
少女「『夢の国』と『この町の都市伝説関係者のほぼ全て』の決戦、かな?」
この前久々に黒服から連絡があった
内容を要約すると秋祭りの間は学校町から離れておけという物
しかし、何かが引っ掛かる
友人「それってヤバくない?」
少女「ヤバい・・・わね、瞬間移動と不死身の軍団を併せ持つ化け物相手って事だから・・・・・・」
だとしてもこの町を離れろと言うのは言い過ぎではないだろうか?
あの黒服は確かに子供が傷付くのを嫌うがそれなら「祭に近づくな」で済む筈だ
なのに、「町を離れろ」と言う事は・・・・・・この町全体が危険と言う事か
町全体を巻き込みかねない何かがある
262「はないちもんめ」:2009/09/13(日) 23:45:43.30 ID:z3Kpbxzr0
友人「行き成り黙り込んで、どうした?」
少女「今のうちに、この町を離れた方が良いかもしれないわよ」
友人「へ?」
少女「町全体が巻き込まれる可能性があるわ」
友人「ふぅん・・・アンタは?」
少女「本当は逃げ出したいけど・・・・・・心配なのが一人いるから残るわ、私に何が出来るとも思わないけど」
そう、私に逃げる様に言った癖にあの人は多分逃げないだろう
それどころか、最前線に居そうな気がする
少女「本当に、バカ」
もう少し自分に関心を持てと言いたくなる
自分のことを大事にしなさ過ぎだ
友人「あ、アレ!」
少女「へ?」
友人が指差した先には黒服と・・・チャラ男
また、追い詰められて何か言われてる・・・
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 23:48:31.64 ID:jIaVOSshO
あぁ、またチャラ男と黒服Dの現場をwww
264「はないちもんめ」:2009/09/13(日) 23:49:26.42 ID:z3Kpbxzr0
チャラ男「ベッドに縛り付けてでも寝かせるからな」

友人「束縛プレイ!?男同士で!?でも、それもまたプツン プツン?」
少女「抜け駆けするなと言ったのは何処のドイツだ!?」
両手に限界まで小銭を握る
もう、キレた!!
この周りにいる連中皆使って袋にしちゃる!!
少女「勝って嬉しいはないち「ちょい待て」フガッ!?」
友人「まぁ、もう少し様子を見ようよ、流石に騒ぎ起こしちゃマズい、黒服さんにも迷惑かかるでしょ?」
少女「うっ・・・」
確かに正論だ・・・黒服に迷惑をかけるわけには行かない
265「はないちもんめ」:2009/09/13(日) 23:53:03.18 ID:z3Kpbxzr0
黒服D「今夜は、流石に少し休みます…当日に、備えなければなりませんから」
チャラ男「そうか?…俺が見ている前で休めよ。ちゃんと見張ってるからな」

オゥイ!!
友人「だから落ち着けって」
少女「でも!でも!!」
友人「今ここで問題起こしてみ?あの人以外の黒服に見つかったらアンタヤバいでしょ?」
少女「うッ・・・・・・」
確かに、基本的に私と組織は敵対してる
あの黒服以外は敵だし、流石に何の準備も無しに戦える相手じゃない
少女「わかった、早く離れましょう・・・ここに居たらアイツに攻撃しかねないわ」
266「はないちもんめ」:2009/09/13(日) 23:56:05.94 ID:z3Kpbxzr0
黒服「…とにかく。今の作業が終わりましたら、少し休みます……場所を、提供してくださるのですか?」
チャラ男「ん、あぁ。「首塚」の拠点が一箇所、傍に在るから、そこに連れて行ってやるよ」

ちょっ
少女「やっぱりダメ!!勝って嬉しい「落ち着け」フグッ!?」
友人「まぁ、その何・・・・・・恋愛は個人の自由だし良いんじゃない?馬に蹴られて死にたくないでしょ?」
少女「流石に同姓はダメでしょ!?」
友人「いや、私は良いと思うよ?」
少女「アンタはね!」
そうこうしてる内に黒服Dは会場の奥の方へ向っていき、チャラ男もそれについて行く
少女「あー!HA☆NA☆SE!!」
友人「ダメだってば、ほら、日も暮れてきたし帰るよ〜」
体格的に負けてる私は、友人に担がれそのまま家に連行されました
その夜、黒服に電話しようとしたものの、恐くて出来なかったのは秘密です
267「はないちもんめ」:2009/09/14(月) 00:02:34.12 ID:01kLI2cH0
何となく『はないちもんめ』で書きたくなった
花子さんと契約した男の話作者様に土下座!orz
チャラ男への敵対心と誤解は深まるばかりです

少女の体格小1並
友人の体格小6並
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 00:19:12.38 ID:LEFnd2VH0
「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」
スレまとめwiki計画進行中

http://www29.atwiki.jp/legends/

・このスレがいつまで続くのか知らないけど……取り敢えず、大まかな枠組みだけ造っといたよ

・編集できる人は、自由に弄ってください

・使い方が分からない人は練習ページで練習してね

・自分の設定掲載を他人に任せたい人は、宣言してくれると
 誰かがやってくれるかもしれないし……やってくれないかもしれないよ

・要望があったら言ってね
 誰かがやってくれるかもしれないし……やってくれないかもしれないよ



え?俺がやんの?
無理!これでも結構、忙しいんだよ!
しかも最近じゃあ、全然スレに付いて行けて無いんだよ!
ここまで頑張ったんだから許してくれよ!
な?誰か頼む!
269花子様:2009/09/14(月) 00:25:05.17 ID:Pg45n4wS0
遅れたが、宣言どおり設定晒す

花子様
一応機関に組する。
元はとある小学校の「花子さん」だったが、その小学校が廃校になる。
新たにリフォームし、中高一貫校としてリニューアルした際に突然変異を起こした。
それにより、大人びた容姿と女王様気質を手に入れ、「花子様」となる。
胸は大きめで、身長は高めのスレンダー系美人。黒髪セミロングで一応17歳らしい。
上が白ブラウス、下が赤スカートという「花子さん」の基本形だが、フリル付きだったり、ニーソやガーター装備だったりバリエーション多数。
生息する女子トイレで昼休みに漫画を読むヲタ女「通称:トイレの腐女子(ふじょこ)さん」の影響でアニメ・漫画好きになった。腐女子の漫画を読んだり、PC学習室でアニメを見たりしている。
そして、その漫画の技やエフェクトを努力と根性でモノにしてしまう(トイレ用具等で再現)。
努力だけで有名女性声優数十人の声真似(役柄も全て)をモノにした。
基本的にトイレットペーパーを変化させたムチを使って戦うことが多い。
契約者の男を最初は愛玩動物・下僕として見ていたが、今では恋愛感情的成分が増えて、半ば嫁である。
最近病み始めたらしく、2人の恋路を邪魔するものには一般人、都市伝説、契約者を問わず著しく排他的である。
契約した男こと駄犬への感情によって回復力がやたら強くなったりしちゃう。


花子様のいる学校に通う高校二年生。高めの身長に平均的な肉付きのフツメン。いわゆる草食系ドM。
運動神経は良いが帰宅部で運動不足なので持久力がない。頭は割りと回る方。
【ピアス開けた時の白い糸】と戦う際に、囮になるため、花子様により純銀製マケドニウムと法儀式済み水銀から作られたピアスをつけさせられる。
萌とアニメ・漫画が好きで花子様と盛り上がることもしばしば。
もとはノーマルだったが、調教の成果で、今では花子様からは下僕呼ばわりされ、椅子にされたり足蹴にされたりするのも幸せ。
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 00:25:58.68 ID:5MOVY1pO0
>>268
おおついに・・GJ
271花子様の人:2009/09/14(月) 00:25:59.69 ID:Pg45n4wS0
機関のメイド
長いおさげ黒髪(非三つ編み)で中背で中乳。恐らく10代後半から20代前半。
とにかく万能なマルチファイター。しかし今のところ契約はしていない。
特に射撃が得意らしく、リップバーンの魔弾の能力を跳弾で再現する。
花子様同様、声マネがハンパない。
性格は「しっとり」って感じで、淡々とした口調でとんでも無いことを言ったりしちゃう。
腐女子上がりの経歴を持ち、友達がいなかった。
(ルックスは良いし、虐められてたワケでもないが、滅茶苦茶シャイだったのと、自分の趣味をカミングアウトして引かれるのを恐れ、友達を作る機会を失っていた。)
仕事で知り合った花子様と契約者の男と打ち解け、友人になる。
【機関】が学校町の【組織】と同一なのかなんなのかはイマイチ謎だが、
どうでも良い事に力を発揮してしまうフリーダムな組織らしい。

ハジケるひき子さん
無所属
幼女やショタを拉致し、様々な店に引きずり回す(連れ歩く的な意味で)。
そして購入した衣装を着せ、更に様々なロケーションに引きずり回して撮影しまくる。
撮影が全て終わると、衣装と写真の複製を持たせて家に帰す。
誘拐の度に対象に一番マッチした衣装を買いまくるので出費がヤバイのだが、
その金は機関や徳川埋蔵金からパクっているらしい。
幼女・ショタの事となると無敵状態に陥る。
日本中の幼女・ショタのコスプレ写真を撮ろうと旅していたが、都市伝説幼女・ショタをコンプするため学校町に滞在している。
本人はコスプレしても充分似合うスペックを持っているが、コスプレ「させる」ことが好きであって「する」のは避ける。
272花子様の人:2009/09/14(月) 00:31:14.68 ID:Pg45n4wS0
>>68 この時が来たのですね。
そういえば「花子様と契約した男」の声劇って今どうなってんだろ?二話までは聞いたが。

菊裂き女

可憐で無垢な美しさがあって、滅茶苦茶に可愛らしくて愛らしい。
そりゃあもう神業で作られたアンティーク人形のようだと言っても過言じゃないくらい。
長くて軽〜くウェーブしたサラサラのブロンドヘア(自毛)。
小柄で微乳。
肌は陶器のごとき美しさを誇る。

フリフリフリルやゴスロリな服装がほとんど。
とにかくもう飾っておきたいくらいに無垢で愛らしい。

しかしその実態は男の娘(ほぼノーメイク)であり、フタナリとも美少女とも違う。
そしてその股間には凶悪で強大な肉棒が潜んでいる。
その奇跡の可愛らしさから、変質者に襲われて犯された事の恨み、トラウマ、復讐のために男を犯すようになる。
一人称は【ボク】であり
「ボク、綺麗?」と声をかけ、(外見的な意味だけでなく、変態に汚されたことにもかけている。)
【可愛い・綺麗】など、肯定的に答えると
「これでも?」と言ってスカートをめくり、巨大な肉棒で犯してくる。
【可愛くない・綺麗じゃない】という否定的な答えを伝えると
「やっぱりボクは汚れてるんだね。でもボクだけなんて嫌だよ。」などと言って同じく掘られる。
そのあまりに強大な欲棒を菊の門にぶち込んでくるので、当然菊の門が裂けてしまう。これが「菊裂き女」たる由縁なのだ。
ケツの破壊具合は使用不能になるレベルかつ死なない程度が基本。ついでに無邪気なドSで病み気味である。
外見上完全な女の子なので菊裂き【女】であり、三人称は彼女を使われる。

273花子様の人:2009/09/14(月) 00:32:03.94 ID:Pg45n4wS0
間違った >>268 だったorz
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 00:33:51.48 ID:d4p6rAaNO
よく考えたら法儀式済み水銀入りのピアスって人体に有害じゃね?
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 00:35:21.87 ID:01kLI2cH0
>>268
遂に来たか・・・乙!
そしてGJ!!

菊裂き女www
どっちにしろ掘られるんだなww
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 00:36:10.22 ID:qiO8tTnAO
ああ、だから男は倒錯的な嗜好に目覚めてきたのか
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 00:36:56.52 ID:mxwm1D470
>>268GJ
皆さま乙
よし、投下行くか
278Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:38:25.79 ID:mxwm1D470
 Tさんがあの会社のおっちゃんになにやら電話をかけている。
「ああ、そうだ。…………、いや、学校町のなるべく全域に仮設トイレを用意していただきたい。
……ん、一か所に固めるよりも全域にまんべんなく…………、それは秘密ということで。ええ、では」
 そう言って電話を切って一息つくTさんを見てとりあえず問いかける。
「何でまた仮設トイレなのさ」
 Tさんはああ、とうなずくと説明してくれた。
「都市伝説には特殊なテリトリー内でその能力を最大限に引き出すタイプの存在がいる。そういうことだ」
「ってーと、」
 トイレ……ああ、
「花子さんとかか?」
「正解」
 花子さんね〜、やっぱり本当にいるの? と訊いてみたらTさんは割と居るとか答えた。いいな〜、会ってみたいな〜。
「ああ、そうだ。契約者よ」
「? なんだ?」
 Tさんは片手をこっちに差し出してくる。
「携帯を貸してくれ」
「はい?」
 とりあえずわけがわからなかったので理由を訊いてみると、
「サチ、ルーモアのバイトの子の番号、知ってるだろう?」
 と言ってきた。
279Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:39:26.50 ID:mxwm1D470
「あ、ああ」
 やはりわけがわからないがとりあえずTさんに俺の携帯を渡す。
「どうも」
 Tさんはそう言うとアドレス帳を見ていく、
「何でまたサッちゃんに?」
「いや、用があるのは別の人」
「?」
 やはりわけがわからない。サッちゃんの電話番号で他の誰と連絡をとろうというのだろうか?
 悩んでいるうちに電話は繋がったらしい。会話が始まる。
「……どうも、寺生まれのTさん、です。軍人さん――カシマさんに代わってくれる?」
 Tさんはそう電話の向こうに言う。 
 カシマさん? はて? だれだ?
「どうも、張り紙は見てくれたか? …………そう、そろそろ決戦かな、と」
 なにやらまじめな話をしてるな。
「……ええ、以前お願いしていた件で、……ん。それじゃあ、……そうだな、酒、そう、酒でも飲みますか」
 酒だぁ? なんだなんだ? 真剣な話かと思ったら違うのか?
「ん、じゃあ待ってる。住所は――」
 住所を伝え終わるとTさんは携帯を俺に返した。
「で、いったいなんなんだ? あの電話の内容は」
 俺が疑問顔で訊くとTさんは、
「あ〜、と」
 微妙に気まずそうな顔になる。 
 コレは問い詰めるべきかな?
 そう思った瞬間、そこでまたタイミング悪く電話がかかってきた。
280Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:41:25.80 ID:mxwm1D470
 Tさんは鳴っている自分の携帯を取る。
「もしもし、……ああ、黒服さんですか」
 どうも相手はあの黒服さんらしい。
「はい、…………あー、ちょっと待ってくれ」
 無言で睨みつけているとTさんがスピーカーモードにしてくれた。
「オーケーです」
 Tさんがそう言うと、携帯からあの黒服さんの声が聞こえた。
『――そうですか。では、この前話した≪鮫島事件≫等を考慮に入れたうえで、何かこちらに対して用意してもらいたい物などは発生しませんでしたか?』
 黒服さんはついこの前会った時に話題になっていた≪鮫島事件≫が何かTさんの作戦に影響を与えなかったか訊ねるつもりのようだ。
 Tさんは、
「問題ないよ。どちらにしろ≪夢の国≫の大元の位置は誰にもわからないんだ。
≪鮫島事件≫の効果範囲外にある可能性だってあるし、正直俺は≪夢の国≫で手いっぱいで≪鮫島事件≫にまで手を回せない」
 不快だがね。っと言い、また一息吸い、
「まあ、こちらも≪組織≫、いや、学校町を利用させてもらうのだし、こっちが多少利用されてもしょうがないくらいには考えているよ。皆でいくつもの掌の上で楽しく踊ろうじゃないか」
 と言って皮肉げに笑った。
 Tさんはそこで思い出したようにあ、と言うと、
「そうだ、黒服さん、貴方には≪夢の国≫の大元に殴り込む時に是非とも御力をお貸しいただきたいのだが、かまわない?」
 Tさんが思い出したように言う。
『ええ……いえ、少し時間をください。スケジュールを確認しますので』
「ん、分かった」
 黒服さんも大変なんだろうな〜、主にTさんのせいで……
 そんな感慨に浸っていると、今度は黒服さんがTさんに問いかけていた。
281Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:43:06.28 ID:mxwm1D470
『ところで、首塚をご存じですか?』
 なんだそりゃ? 俺は知らないぞ?
「≪平将門の首塚≫だな」
 Tさんはさも当たり前のように答える。
『ええ、ご存じでしたか』
「≪組織≫と不仲なことも、ルーモアの件についてもな」
 不穏当な言葉が聞こえた。
『まったく、頭が下がりますね。……彼等も今回の件、祭りには参加してくれるそうですよ≪鮫島事件≫についても彼等も阻むスタンスのようです』
前会った時に私と共にいた金髪の青年も首塚のメンバーなんですよ。と黒服さん。
 ん? 首塚は組織と敵対しているんだよな? ……二重に禁断?
『それと≪怪奇同盟≫という集団が墓場に逃げ込めば結界で護ってくれるという話も入りました』
 また知らん名前が……。
「≪怪奇同盟≫が?」
『ご存じで?』
「組織に居た時に少し、都市伝説の風化で都市伝説の均衡を保とうとするこの町の自警団みたいなものだろ?」
『おおむねそんな感じです』
「そうか」
 いい感じに役者がそろってきたのかな? とTさん。
282Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:43:50.88 ID:mxwm1D470
 Tさんはそれから一拍、二泊と置いて、窺うように電話の向こうに声をかける。
「……なぁ」
『はい?』
「相当に危険な橋を渡っていないか? ≪組織≫と敵対する≪首塚≫との知り合いもそうだし、
≪組織≫とは違う理念で動いている≪怪奇同盟≫も、それに俺の今回の作戦に関わらせてしまったこともそうだが」
『いえいえ、気にしないでください』
 黒服さんは明るく返す。が、声に隠しきれない疲れが滲んでるな〜これ。
 Tさんはあー、とかうー、とか言った後に、
「もし何かあったら俺は貴方に全力で力を貸す。遠慮なく言ってくれ」
 一拍の間、
『ええ、こき使わせていただきます』
 黒服さんの声は何か、笑っているような声だった。
「ん」
 安心したように一つうなずくと、Tさんは電話を切った。
283Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:46:25.98 ID:mxwm1D470
 心配なら心配とはっきり言やぁいいのに、この人は変なところで……、いや、それはともかく、
「で、怪奇同盟と首塚って?」
「ん、あぁ――」
 俺はとりあえず疑問をぶつけてやった。Tさんは時折俺の発する質問に答えつつ説明してくれる。
 怪奇同盟についてはよく知らないらしい、墓場ネットワークとやらを通じて情報を交換して、各々が都市伝説に対処する。みたいな個人活動が主な集団らしい。
 そして、首塚だが、基本は怪奇同盟同様、個人が基本的な活動単位、だけどこっちには明確なお偉いさんがいて、
 曰く、それは古い祟り神、≪平将門の首塚≫だという。
 そして、
 曰く、彼等と黒服さんの所属する組織は仲が悪いという。
 曰く、彼等も一応祭りでは協調する気はあるようだという。
 曰く、彼等のうちの一人がルーモアのマスターを殺したという。
「よしわかった」
 そう、とてもわかりやすい説明だった。
 じゃあ、
「なんで俺にすぐに教えてくれなかった?」
 Tさんも最近首塚という集団の存在を知ったらしい。よく実態を知らないという≪怪奇同盟≫についてはまあ、いい。
だけど、なぜ知った時に≪首塚≫について教えてくれなかったのだろうか? 少なくともルーモアの件については俺にも知らせてくれてもよかったんじゃないか?
 そんな俺の質問にTさんは、
「さっきも説明した通り、首塚はどちらかと言うと≪組織≫以外には潔癖な集団だ。少なくとも将門公の周囲はな。
ルーモアのマスターを殺害したのは確かに首塚の人間だがそれは将門公の意思ではない。だが契約者よ。
貴女は最近までルーモアのマスターの死を酷く悼んでいた。そこに首塚の者がマスターを殺害したなどと言えば首塚そのものに敵対意思を向けかねん。だから今まで黙っていた」
284Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:47:14.14 ID:mxwm1D470
 こんなことをのたまった。
 正論だね、くそ! 俺もそれがわかって認められるくらいには落ち着いたさ。
「そうかい」
 溜め息を吐き、文句の一つでも言ってやろうとすると、部屋のベランダの方から声が聞こえた。
「そのように悼んでくれているというのは嬉しいものだな。なぁ、青年」
「!?」
 ベランダを見てギョッとする、そこには片腕の軍服姿の男がいた。
「軍人さん、よく来てくれた」
 Tさんはそう言うとガラリとベランダに通じる窓を開ける、軍服の男は腰に吊った刀――軍刀とやらだろう。をかすかに鳴らしながら部屋に入ってくると、丁寧に挨拶してきた。
「さて、この御仁には初めてお会いすることになるのかな」
「お、おお」
 若干引き気味になる俺、
「ワタシはカシマ、サチ殿を契約者に頂く都市伝説だ」
 そして軍服の男は――カシマさんは名乗った。
 Tさんはカシマさんとこの前葬式の時に初めて顔を合わせたらしい。今は輪君の稽古をつけているとか。
「輪少年はその後、どうだ?」
 Tさんが一番気になるところを訊いてくれた。俺はあれから少し行きづらくてルーモアには足を運んでないのだ。
「うむ、少年は強くなる。その強さがまっすぐに伸ばすのが師としてのワタシの役目だろうか」
 カシマさんは重々しく語る。何と言うか、この人になら、任せて大丈夫な気がする。そんな雰囲気を醸し出している。どこかTさんに似ているような気がする……。
「そうか」
 Tさんは頷く。そして二人とも多くを語らない。そのくせこの二人は何かを解り合っているようだった。
285Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:48:59.73 ID:mxwm1D470

「さて、本題に入らせてもらうが」
 突然、Tさんは無理やり空気を変えるように切りだす。
「≪夢の国≫関連のことだな?」
「そうだ」
 カシマさんも一瞬で察して話を合わせる。
「そう言えば、あの張り紙、あれは青年が張ったのか」
 そうだ。と答えるTさん。
 正確には張ったのはTさんと俺とリカちゃんと黒服さんだがな。
「それで、時期的に見て明日からの秋祭り、その日程のどこかで≪夢の国≫が仕掛けてくる可能性が高い。だから、」

 俺の契約者をルーモアに匿ってくれ。出来れば町からも出た方がいい。

 は?
 何を言っているのかいまいち理解しがたい。
 Tさんは続ける。
「≪夢の国≫の侵攻と合わせて≪組織≫の暗部も何やら企てているらしい。出来るならこの町から離れた方ガハッ――!」
 とりあえず回し蹴りを入れた。
「何をす――」
 続いて殴り、踏みつける。野郎は床を転がり即座に立ち上がる。
「何をするんだ」
 驚き顔だがダメージがあまり入ってなさそうだな、クソッ!
「何勝手に蚊帳の外に俺を追い出そうとしてるんだ? ふざけんなよ!」
 さっきの情報隠匿のことといい、俺は不満をぶちまけてみる。
286花子様の人:2009/09/14(月) 00:50:26.40 ID:Pg45n4wS0
>>274 そこまで考えてなかったぜ。まあ、多分大丈夫だよ。
他に元最強の不良の鈴木と、鈴木と契約した二ノ宮金次郎がいるが、あまりに空気すぎるのでスルー。
最初なにも考えなかったが、機関のメイドさんの「機関」をどう扱うか悩む。

男の母
花子様が都市伝説であると気づかず、単に息子の彼女として接する。
わりと軽いノリの人で、花子様には自分のことを「お義母さん」と呼ばせる。


失言で母に殺されかけることがしばしば

けーたいに移行する
287Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 00:50:31.76 ID:mxwm1D470
「危険だからな」
 案の定取り付く島もない。だけど、
「ああそうだろうさ危険だろうさ、この町の皆が危険だね! なのにその危険を察知しているくせに碌に皆に危険を広めずに利用するような真似をしてやがるTさんに何で俺が守られにゃならん!」
 譲るつもりは無い。
「俺も人形の嬢ちゃんも能力を契約者に付与するタイプの都市伝説じゃない。契約者よ、貴女は一般人と変わらないんだ」
「一般人だぁ!? 身贔屓なんてしてくれるなよ!? 俺は≪寺生まれで霊感の強いTさん≫と≪電話をかけてくるリカちゃん人形≫の契約者だ! 
俺にはTさんの町を餌にしたとかいうばかげた作戦の顛末を見届ける義務がある! 俺には町の皆と同じかそれ以上の危険に身を晒す義務があんだよ!」
 どてっ腹に蹴りを入れてやる。
「だから知ってること丸ごと全部俺に喋っちまえ! 俺とTさんとリカちゃんはもう共犯なんだからよ!」
「――っ!」
 咳きこんでいたTさんが口を開く。何か言うつもりか? 来るならきやがれ!
 そんなふうに身構える俺だが、不意にTさんの肩に手が置かれる。
 カシマさんだった。
「いい御仁だな」
「…………あぁ」
 Tさんは頷くと、いや、と否定の言葉を入れる。
 馬鹿なんだよ、これは……と。
288Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 01:05:03.38 ID:mxwm1D470

            ●

 Tさんは頭冷やすついでに酒飲んでくるとかなんか微妙にちぐはぐなことを言ってカシマさんと出ていってしまった。
 俺が黙っているとリカちゃんが気を使って声をかけてくれた。俺もそれに乗ることにする。
「ハハッ! どうだリカちゃん! Tさんに言ってやったぜ!」
「お姉ちゃんすごいの!」
「そうだろうそうだろう! 俺はいざとなったらルーモアのマスター張りの死に様を見せてやるぜぇっ!」
 そこで空気が止まってしまうのを感じる。
「…………っち、あーくそ、いかんな」
「どうしたの?」
「いや、うん。Tさんにゃ悪いことしたかもしれんな、と」
「?」
 一応全部俺のことを考えた上でだったんだよな、まあ気に食わんけど。でもやっぱり、
「殴る蹴るはやばかったか」
 ちょっと反省しちまうぜ。そんなことを思っていると、
「お姉ちゃん」
「ん?」
「わるいとおもうなら、ごめんなさいすればいいの」
「…………」
 リカちゃんは簡単な、あまりに簡単で、だからこそやりづらい解決策を示してきた。
「……はは」
「どうしたの?」
「いや、そうだな。うん。そうだ、ごめんなさいすればいいんだよな」
 笑いながら言うが、いかん、そんなこと言うと想像しただけでこっぱずかしいっ!!
「ありがとうリカちゃん、Tさんにとっととごめんなさいして≪夢の国≫を一緒にぶっつぶそうぜ!」
「そうなの! みんなでいっしょなの!」
 なんというか、みんないい人だねぇ、まったく。あーあ、らしくもなく怒鳴ったせいかもう疲れたな。うん。早くTさん帰って来ないものか。

289Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 01:12:43.77 ID:mxwm1D470

            ●

 彼の契約者の住むマンションから出てすぐの公園に彼はカシマと共に来ていた。
「すまない、わざわざ御足労願ったのに」
「気にすることはない。いいものを見せてもらったからな」
「……面目ない」
 彼は渋い顔をして手に持ったグラスを呷る。
「先程も言ったが、秋祭りの間中はなるべくこの町から離れていた方がいい」
 月を見上げながらぼんやりと言った言葉にカシマは答える。
「さて、ワタシの一存では決めれないのでな」
「そうか」
 それから少しの無言の間、それを破ってカシマが訊ねる。
「作戦とやらだが、」
 彼はそれに率直に答えた。
「町の人間を餌にして≪夢の国≫を釣るんだよ。見てくれ」
 そう言ってゆび指す先、そこには仮設トイレや祭りの出店用のテント、更には【Pied Piper appears!Magus accepts the rat exterminating!】の文字も遊具に見受けられる。
「もう準備は整っている。後はどう皆が動くのかだな」
 まあそこまでは知らん、餌は餌で自由にしてくれればいい。と彼は言う。
「ふむ、ワタシも青年に積極的に協力したいのだがな」
「無理は言えないさ」
「祭りの間、町を出ろと皆に言って回ったりはしないのかね?」
 カシマの言葉に彼は首を横に振る。
「そんなことをしても一般人は信じちゃくれないだろうし、よしんば信じたとしても民族大移動なんぞ起こした日にゃそれこそ大混乱が起きてそこを狙った≪夢の国≫に喰われる」
 危険についてを冷静に対処できない一般人にまで触れまわるのは逆に危険なんだ。
 それに、
「祭りの日に契約者たちだけが皆町から離れたら、≪夢の国≫が攻めてきたときに町や人を守る者が居なくなってしまうしな」

290Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 01:13:26.35 ID:mxwm1D470
「フフッ」
 愉快そうに笑ってカシマがグラスを傾ける。
「なんだ?」
「いや、悪役ができん人間だなと思ってな」
 しばし無言、その末彼は、
「ほっといてくれ」
 そう言う。それに対してもカシマはまた愉快そうに笑い、
「そうだ」
 一つ、かねてからの頼みごとをしようと思った。
「?」
「手が空いたらでいいので探して欲しい者がいる」
 そう言って彼は画像を差し出す。防犯カメラの映像データから出した画像を。
「……マスター殺害の犯人か」
「ああ」
 できれば皆には内密に、とカシマが言い、彼は頷く。と、そこで彼に苦笑が浮かぶ。
「どうした?」
 カシマが訊くと、
 契約者に隠しごとがまたできてしまったなぁ。と彼は笑った。
 すまんな。と割合真面目に謝るカシマに冗談だ、かまわないよ。と返し、画像をもう一度見て、返答する。
291Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 01:18:27.59 ID:mxwm1D470
「ん、分かった。今回無事に生き残れたら必ず探し出しましょう」
「それではなんとしても生き残ってもらわねばな」
 違いない。と二人して笑い、どちらともなく月を見上げる。
 視界にはほぼ真円になっている月と、舞い散る桜の花弁がある。
「もう秋に突入しようというのに花見酒ができるとはな」
「おつだろう?」
「ああ、秋の月と桜とはまた贅沢なことだ」
 そう言って彼はまたグラスを呷る。
「明日、明後日頃には満月かね」
 カシマが呟く。
「そんなところだろう」
 彼は返答を期待していないそれに答えを返す。
 しばし、無言――
「次は、祝い酒でも飲みたいものだな」
 ややあってそう言ったカシマは彼にグラスを差し出す。
「必ず」
 彼も答えるようにグラスを差し出す。
 チンッ、と、グラスが合わせられた。
 
 秋祭り前夜、とある公園の出来事である。

292Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 01:21:24.09 ID:mxwm1D470

            ●

 学校町のとある場所、そこに彼女は居た。
「見つけた」
 それはそれは嬉しそうな声で彼女は言う。
「ここなら町を≪夢の国≫にした後もまだまだいっぱい人を招けるね!」
 それそれは妙案だという風に彼女ははしゃぐ。
「じゃあみんな、準備をしよう」
 それはそれは当然だとでも言うように彼女は虚空に声をかける。
「王様を皆で讃えよう!」
 それはそれは当たり前だとでも言うようにいつの間にか住人が並んでいる。
「この町の祭りもみんな私たちを祝福してくれるよ!」

 その瞬間から、ちらほらあった≪夢の国≫の目撃情報が、一切消えた。



 秋祭り開始まであと、数時間。
293Tさん・夢の国:2009/09/14(月) 01:40:01.73 ID:mxwm1D470
いろいろな人とか関係各所に土下座ああああああああああああああああっ!
だがしかしいろんな伏線を突っ込めたから満足!

あ、あと質問を一つ↓
・黒服Dさんを≪夢の国≫中枢への殴り込み時にお借りしてよろしいでしょうか?
ぶっちゃけると≪夢の国≫侵攻は二日目なのでその日の侵食本格化以降の黒服Dの操作権を一時譲っていただけるのならありがたいです。
無理ならまた他の手で殴り込みに行くのでそちらにシナリオがあるのなら問題なく断ってください。

「さて、いろいろと整ったな」
『なぜこんなに長くなった……?』
「町の状況の把握をかねて文章化してたらあら不思議」
『なんてこった orz』
「そういや↑で侵攻が二日目ってさらりと言ってるけど……」

『ええ、そう言うことなんです。≪夢の国≫は一日目はまったく、ぜんぜん、これっぽっちも姿を学校町内に現わしません。
皆様は取りあえず、精神的に焦ってみるかのほほんと祭りを楽しむとかしていていただけると嬉しいです。』

・祭りの本会場は北区の山の上の神社、しかし今年はどういうわけか学校町に縁のある大企業の社長が自ら資金提供等することによって町全体がお祭りになっています。
不思議なことに今回の突然の祭りの規模拡大にどこも何も文句を言いませんでした。
フリーメーソンの名前ってすごいですねっ!
黒服の出店も町中にあったりするのでぜひ立ち寄って売上に貢献して上げてくださいね!
(あ、あとフリーメーソンの紋章はコンパスと直角定規に挟まれたGの文字です。前回は契約者視点で見ていたため正確な描写を避けてました。)
・秋祭り期間中は満月です
・夢の国の所在は完全に不明です
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 02:13:44.57 ID:5MOVY1pO0
Tさんの人乙!
いよいよ秋祭り本番なんだぜ・・!
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 02:26:09.57 ID:mxwm1D470
ねるほ
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 03:02:48.79 ID:5MOVY1pO0
ほしゅ
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 03:32:05.62 ID:5MOVY1pO0
保守
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 03:44:17.83 ID:5MOVY1pO0
ねるほ
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 04:10:55.23 ID:LEFnd2VH0
やっべぇ……ねなきゃ……
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 05:47:35.91 ID:l+HUzQSNO
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 06:30:35.54 ID:l+HUzQSNO
あげ
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 06:37:34.08 ID:fxPKFSpKO
やべえwww
急がないと祭りに遅れるwww
303東京の人:2009/09/14(月) 07:04:58.69 ID:JuUs1T/I0
おはよう

ついに本番か…

俺も頑張って書きあげるぜ!!!

設定とかって今ここで晒しちゃってもおk?
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 07:21:37.58 ID:/rmKzDGqO
祭りが始まるのか…

という事は、夢の国と戦うのは祭り二日目の夜?
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 07:24:12.42 ID:JuUs1T/I0
>>304
パレードあるし多分そうだろう

設定投下したいがこれからバイト行かにゃならんから夕方に設定投下するぜ
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 08:13:09.04 ID:/rmKzDGqO
保守
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 08:30:53.78 ID:/8UF1sZ4O
祭終わりの神輿にパレードが紛れてそうでこわい
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 08:58:35.03 ID:wMDYudx30
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 09:30:31.26 ID:l+HUzQSNO
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 09:36:36.72 ID:YcowHRhS0
家に隣接する神社が秋祭りの準備をしている
なんか襲ってくるんじゃないかと思うと怖い
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 09:47:11.88 ID:I8iBDesW0
おはよー、皆様乙!!

っちょ、はないちもんめwwwwwwwwwww
誰かが目撃してくれたら楽しいなーとは思ってたが見事にwwwwwwww

おぉう、wikiktkr
wikiの使い方よくわからんので、練習とかしつつ頑張ってみよう

花子様の人設定乙ー
あぁ…花子様は順調にヤンデレの道を歩んでいるのかww
声劇だが、3話まで出てるっぽいよー骨格標本の声メチャクチャ可愛いぜ

Tさんの人乙ー!
黒服Dは遠慮なくこき使ってやってくださいwww
黒服Dが刺客に襲われるのを、侵食本格化直前にしちゃえば大丈夫なんで
……と、なりますと、恐らく黒服Dがはないちもんめ&チャラ男と多重契約後になりそうですが
…と、なるとさらに…黒服Dの「組織」の黒服として以外に混じっている都市伝説、かなりヒントだしたつもりだけどもっとはっきり公開した方がいいかな?
多重契約後だと、そちらの能力が使用可能になっている可能性が
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 10:07:00.78 ID:wMDYudx30
wikiできてたのかwwwww
なんかダークな感じがいいね

ちょっと小ネタ程度のができたけど投下してもいいかね?
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 10:11:14.57 ID:I8iBDesW0
>>312
カモン!!
314魔法の銃弾と狼少女 小ネタ?:2009/09/14(月) 10:12:58.28 ID:wMDYudx30
これまでのあらすじ!
夢の国と遭遇して逃げてきたよ! 以上

夢の国との遭遇後いろいろあった。黒服の本拠地がどうのこうので今黒服は自宅に居候しているというか・・・
自宅の押し入れの中にブティックつなげてドラ○もん状態である
黒服と生活するようになってから黒服はどんどんテンションというか人間らしさを取り戻しつつあるが・・・
「いや、お前・・・くつろぎすぎだろ・・・」
「ん?なんか言った?」
「・・・何でもない」

祭りまで残り数日というのにこの緊張感に欠けている空気はもはや我が家では常識となっていた
さらに黒服の提案で一か所に集まっていた方が何かあった時安心だからということで
「ただいまー」
玄関から少女の声が聞こえる。そう、少女も一段落つくまで我が家で暮らすことになった
我が家には自分の両親はいない 両親は海外を拠点とする仕事をしているため、日本にいるなんてことは数年に一度である
故に一軒家で三人で暮らすことになるこの状況は寂しさを紛らわすのにはとても良い状況である
315魔法の銃弾と狼少女 小ネタ?:2009/09/14(月) 10:16:10.86 ID:wMDYudx30
ふいに黒服が思い出したかのように話す
「あ、そうそうこれ渡そうとしてたのを忘れてたわ」
「お前それ人に物渡す姿勢じゃねえだろjk」
黒服は寝っ転がりながらテレビを見ている。その姿勢のままスーツの中から紙切れを差し出した
「ん?都市伝説・・・契約書・・・・?」
「そう、その契約書に書いた都市伝説と契約できるとか、原理はしらん。google先生でも知らん」
「これで契約しろと?」
「もし、『魔法の銃弾』でもきついと思ったらの話ね。使わないに越したことなないし』
「ふぅん 一応もらっとくわ」
そんなやる気のない会話の中、ドラマの再放送のOPを2人で見ていたある日の出来事でした

終わりだよ!単発もいいところです。本当に(ry
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 10:18:02.17 ID:I8iBDesW0
乙っしたー
なんと言うのびのびとした黒服www
だが、それがいいwwwwww
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 10:18:33.41 ID:LbC9cpZm0
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 10:34:03.45 ID:kOalfNJvO
祭もいよいよ始まるのか・・・
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 10:47:40.29 ID:I8iBDesW0
wiki、とりあえずワールド設定の俺の作品設定と学校町のラブホの説明だけ編集してきた
あんな感じでいいのかな?
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 11:07:16.59 ID:I8iBDesW0
昼過ぎにスレが残っている事を祈りつつ買出しに出る
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 11:31:51.22 ID:kOalfNJvO
帰宅したら編集してみようかな・・・保守
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 12:01:46.41 ID:qiO8tTnAO
いよいよ祭りか〜
wiki GJ!
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 12:43:50.25 ID:qiO8tTnAO
おっと
324エンジェルさん:2009/09/14(月) 13:06:29.43 ID:y4l44DrcO
誰も居ない隙に……


 秋祭りの会場である神社では、多くの人が準備のためにあわただしく走り回っていた。
 かくいう俺も一応準備のためにやって来たのだが。

「すみません、場所を用意してもらっちゃって」
「いえ、これも仕事ですから」

 祭りに参加するために、黒服さんに場所を用意してもらったのだ。
 というかこの人はいつ休んでいるんだろう。

「ではこれで失礼します」
「あ、たまには休んだ方が良いですよ。他の人も心配してるみたいですから」

 この黒服さんは他の契約者からも人気が高い。この人柄があってこそだろうが。

「……大丈夫ですよ、倒れるわけにはいきませんから」
「……そうですか」

 まだ心配だが、これ以上引き留めても迷惑だろう。
 そのあとすぐに黒服さんは雑踏の中に戻っていった。
325エンジェルさん:2009/09/14(月) 13:08:44.82 ID:y4l44DrcO
「……パレードは2日目か……」

 2日目が決戦になるだろう。おそらく俺は役に立てないが。

「おっさん、1つ聞かせろ」
「……なんだ?」
「夢の国から逃げるにはどこに行けば良いですか」
『墓地』
「……また物騒な」
「墓地に居る都市伝説、聞いたことある! ある! 怪奇同盟! 怪奇同盟!」
「怪奇同盟?」

 初耳だ。組織のようなものだろうか。

「都市伝説たくさん居る! 居る!」
「……他に知ってることは?」
「ない! ない!」
「……ないのかよ!」

 駄目だこいつ、早くなんとかしないと。

「まあ、そう出たってことは安全なんだろう。いざとなったら逃げ込めよ、青年」
「『いざ』となったらな」

 なるべく逃げたくはないが、相手が相手だ。逃げる必要もある。

「さて、準備を続けるか」

 なんにせよ、祭りの日は忙しくなりそうだ。
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 13:18:46.53 ID:oaRGM7nR0
エンジェルさんの人乙!!
さぁ、決戦が近づいてきてるぜぇ…!!
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 13:46:08.16 ID:oaRGM7nR0
みー
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 13:48:29.39 ID:vAPiM3xUO
いつからこのスレはシェアワールド前提のSSを書くスレになったのか……

街や建物をみんなで共通して使うのは、楽しい人は賑やかに感じて楽しいけれど、
みんながそうしてしまうと、個別の世界観を書く人には投下しづらくなる枷にしかならないという……

329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 13:59:06.96 ID:oaRGM7nR0
>>328
シェアワールド前提の話限定、じゃなくてもいいんじゃないかな、と思ったり
みんなが好きなように書いていけばいいんだよ

ただし、シェアードワールド内にてクロスするつもりなら、クロスは互いの設定を尊重していってね!
330小ネタ:2009/09/14(月) 14:08:35.98 ID:oaRGM7nR0
 …カタンっ
 秋祭り、前日
 今年の秋祭りは、特別にお化け屋敷も設置される事になった
 テーマは……「学校」
 そのお化け屋敷内の、理科室ゾーンにて
 そいつらを設置する

「…これでいいな」

 俺は、タバコを取り出そうとして…
 …流石に、ここで吸うのは問題だろう、と流石に自重した
 換気があまりよろしくないから、タバコの匂いが篭りそうだ

「どうだ?……テリトリーとして認識できるか?」
『はい、問題なさそうです』
『ここでなら、本領発揮できそうやでー」

 カタカタっ
 骨格標本がゆれ、人体模型も答える
 …そうか、それなら、いい
 それならば、ここで戦えるだろう

「…まぁ、問題は、ここまで「夢の国」が入り込んでくるかどうかだがな」
『はっはっは、それを言うのはヤボでっせー』

 …それもそうなのだが
 とりあえず踊るな人体模型、鬱陶しい
 今日のダンスは何だ。邪神への祈りの踊りか、それとも悪魔召喚のダンスか?
 内臓を必要以上に揺らすな、グロい
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 14:09:20.39 ID:kOalfNJvO
>>328
そこは訂正すべき内容だと思う


自分の設定が他者への大きな足枷になるというのは、
作った人間としても悲しいことだ・・・
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 14:10:48.66 ID:mxwm1D470
夢の国に関しては張り紙の意味が分からない人には「その日は例年より盛大な祭りでした」
位にしか感じない結果になっている。(はず)だし、祭りの時に町にいなけりゃ問題ない。(たぶん)
おヒマなら是非御参加くださいな。ってかんじのイベントだと思ってる。
333小ネタ:2009/09/14(月) 14:12:46.55 ID:oaRGM7nR0
『あ、でも、でも。万が一、ここに入ったお客さんが襲われた時は、助けられますから!』
「……そうだな」

 骨格標本の言葉に、頷く
 祭当日は一日目二日目続けて、俺もここに待機しているつもりだ
 …公務員はバイト禁止だから、ボランティアとして参加、という扱いだが
 バイト代は出ないが、仕方あるまい

「………」

 首筋をさする
 「夢の国」が、一体この町で何をしようとしているのか?
 俺は、そんな事は知らない
 ただ、流石に教え子が巻き込まれるのは気分が悪い
 ……それに、だ
 弟から聞いた話だが…もしかしたら、学校町そのものを、消滅させかねない動きもあるという
 ……ふざけるな

「……学校町には、親父たちの墓もあるからな…」

 弟は逃げろ、と言ってきたが、逃げる訳にはいかない
 両親の墓がこの町にある事と…唯一の家族の弟を置いて逃げるなど、できるものか

 俺ができるのは、己の身を護る事と、せめて生徒を少しでも助けてやる事くらい
 ……それだけでも、やらせてもらうとしようか


334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 14:16:02.47 ID:oaRGM7nR0
秋祭り前日な準備を書いてみた
前々からの宣言通り、不良教師と人体模型骨格標本、秋祭り参戦
お化け屋敷内・理科室ゾーンにて待機しております


>>332
>>328が言いたいのは、世界観的な設定が固定されてると書きにくいって事なんじゃないかな、と思った

335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 14:32:20.89 ID:01kLI2cH0
エンジェルさんと不良教師乙!

>>311
何か電波が飛んできたんだ・・・・・・
この誤解は永遠に解けない気がしてきた

>声劇だが、3話まで出てるっぽいよー
マジか 早く落とさないと・・・
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 14:53:33.95 ID:oaRGM7nR0
電波は飛んでくるとネタをすらすら書けるが、時として恐ろしい方向に暴走する諸刃の刃…っ!!
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 15:02:12.01 ID:5MOVY1pO0
>>328
たぶんwikiトップページの説明の事も含んでるんじゃまいか
とりあえず件の説明文は修正してみた

もっといい表現あったら修正頼む
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 15:08:16.03 ID:kOalfNJvO
>>337
おつ
あんな感じでいいと思うよ
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 15:14:03.81 ID:LEFnd2VH0
>>328
シェアード・ワールドという用語そのものに対する誤解があるんだと思うよ

「都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……」という設定をシェアしているのであって
学校町とかは全然関係ないんだ
他のシェアード・ワールドのゲームやノベルなんかでは、時代や国も全然違うのが当たり前なんだよ
どマイナーな用語を使ってしまったのがいけなかった様だね

すみませんでした!
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 15:14:33.01 ID:oaRGM7nR0
さて、前日ネタを書いたばかりだが祭り当日・一日目のネタの構想に入っておこう

>>337
乙であります
俺も、あんな感じでいいと思う
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 15:18:23.23 ID:5MOVY1pO0
>>339
ああー、なるほどそんな感じなのか
確かにシェアードワールドって単語は知ってたんだが思い違いしてたみたいだ・・
それも含めて修正してくる
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 15:41:28.83 ID:oaRGM7nR0
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 16:09:59.15 ID:oaRGM7nR0
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 16:11:07.11 ID:UvfSpirvO
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 16:33:23.16 ID:mxwm1D470
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 16:54:39.95 ID:vAPiM3xUO
>>339
 そう言う意味なのだろうな、とは思ったのですが、
 もしかしたら、すでにみんなの中では「世界観の統一」みたいな物が固定されているのでは、と変な恐怖心を感じてしまいまして……。

 Wikiの方、御疲れ様です。
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 16:55:00.15 ID:kOalfNJvO
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 16:58:23.10 ID:oaRGM7nR0
そう言えば…wikiを見ていて、今更ながら、気付いたんだ
花子さんと契約した男の話関連と、黒服D関連のネタはどっちも俺が作者なんだが、二つに分けていただいてはたしてよろしいのだろうか?
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:07:11.78 ID:5MOVY1pO0
>>348
仮で書いた一覧だからなあ・・思いついた端からとりあえずまとめてったもんで、作者さんの一致とかかなり無視されてるかも。
サーセンorz

自分のまとめるだけでも結構疲れる・・あとは頼んだ・・・
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:09:57.37 ID:mxwm1D470
俺のも夢の国とTさんを同時に書いたりしてるからな〜、リンク繋げればいいかな?

あと遅れましたが黒服Dさんの貸与ありがとうございます。
では、彼はどうも夢の国と因縁が強そうなのでちょっと深い所まで付きあっていただきます。
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:16:02.55 ID:oaRGM7nR0
>>349
あいあいさ、了解っす
ページの編集はできるんだが新しいページの作り方とかがよくわからんままだが色々頑張って話まとめていったりしていってみる

>>350
こちらこそ、黒服Dを使っていただき感謝です
今日か明日にでも、黒服D襲撃される&多重契約ネタ書きますんで、その際に因縁に関してもはっきりと書いて見ますね
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:17:21.36 ID:kniy5l2T0
帰ったら
wikiが出来てて
驚いた
353小ネタ:2009/09/14(月) 17:18:22.30 ID:01kLI2cH0
少女「遂に今日か・・・・・・」
今日の服装は季節外れな気もするけど、お祭なので一応黒の浴衣
スカートとかドレスよりは動き安いし、中に色々仕込めるからコレを選んだ
こんな時間に来たのは下見だ
今の内に地理を確認しておきたいし・・・って、アレは・・・
目の前にはおどろおどろしい建物
お化け屋敷の文字
浴衣着てる私が言えることじゃないけど季節を間違えてる気がする・・・・・・
そして、ここに限った話じゃ無いけど都市伝説の気配が中からプンプンする・・・
少女「よし」
まだ、開店はしてないお化け屋敷に私は足を踏み入れた
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:22:56.79 ID:oaRGM7nR0
おぉっと支援!
355小ネタ:2009/09/14(月) 17:23:00.92 ID:01kLI2cH0
少女「な、中々ふいんき あるわね・・・」
まだ、開店前だからか中は暗くお化けに扮した職員も居なければ装置の類も動いていないが、それでも不気味な事は不気味だ
少女「一通り見てさっさと出よう、うん」
暗いが全く見えないほどでも無いので道くらいはわかるし、何と言うか余り長時間ここに留まりたくない
少女「あら?」
暗い中歩いていると一箇所だけ小さく灯りがついている部屋がある
標識には『理科室』
少女「なんで、ここだけ?」
戸を開けて中に入る
が、中は普通の理科室だ
この薄暗い灯りは誰かが消し忘れたんだろう・・・もったいない
少女「特に、何もないわね・・・『あのぉ、まだ開店前ですよ?』 へ?」
後ろから肩を叩かれて注意された、女の声
少女「そうなんだ?ごめんなさい、私間違えて入っちゃ・・・・・・」
『どうかしましたかぁ?』カタカタカタ
白い 固い 白骨標本
少女「ふぇ?」
『あかん、アンタじゃ恐すぎた見たいやな・・・よし!ワイに任し!!ほら、嬢ちゃん、内臓お手玉ぁ 良い色しるやろぉ?』
白骨標本を押しのけて私の目の前で踊りながら自分の内臓でお手玉を始める人体模型・・・
『あ』 
ベチャッ って音と一緒に私の頭の上に落ちる何か
少女「へ?」
ソレは生暖かく・・・何かもぞもぞと動き・・・
『スマンセン、ワイの心臓落としてもうたぁ、ハッハッハッハ』
手にとって見ると、ドクドクと鼓動する心臓が・・・・・・
少女「んにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっっ!?!??!!」
私の意識はそこで途切れた
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:27:40.14 ID:kniy5l2T0
支援!
357Wiki”管理”者(仮):2009/09/14(月) 17:29:55.59 ID:LEFnd2VH0
>>346
なるほど、確かにそれはあるかもしれないですね。
でもきっと大丈夫です。

クロスする為にワザワザ引っ越してきたり
最初から学校町に住んでいたことになったり
実は昔から店の常連だったりと
後付けで同じ世界にいることになるひとが多いわけですから
先がどうであれ、自由に書き始めているひとが大多数なのではないでしょうかね?

とはいうものの
今後、参加したくなるひとの為のWikiでもあるわけですから
分かりやすい表現を採用するべきでした。


というワケで、今後も度々改定されていきますので……
皆さんのご意見をお待ちしております!


Wiki編集してくれている方にも感謝!

Wikiのメンバー登録も募集中です!
(登録するとちょっとだけ編集が楽になります)

http://www29.atwiki.jp/legends/
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:30:18.21 ID:oaRGM7nR0
っちょ、人体模型何やってやがるwwwww
支援
359小ネタ:2009/09/14(月) 17:35:20.77 ID:01kLI2cH0
悪いが続きは書いてないんだ
スマナイ

ってな訳で『はないちもんめ』と理科室の模型コンビを遭遇させてみたかった
反省はしている
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:37:42.91 ID:oaRGM7nR0
はないちもんめの人乙!!wwww

…よろしければ、気絶した後のはないちもんめ、こちらで使わせて頂いてよろしいでしょうか?
黒服D襲撃され事件ではないちもんめも登場させたいのですよ
そのまま多重契約シーンまで繋げたいんで
361小ネタ:2009/09/14(月) 17:38:23.15 ID:01kLI2cH0
>>360
何ら問題無いです
こっちこの後と明日手が空いてない可能性あるので
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 17:40:30.76 ID:oaRGM7nR0
>>361
感謝!


さて、晩御飯の準備してくる
夜までにスレが残っている事を祈る
363Wikiのひと:2009/09/14(月) 17:51:15.70 ID:LEFnd2VH0
管理ってかってに " " が付くのか……初めて知った……

>>348
二つでも三つにでも別けて良いし、統合しても良いです。
やりやすい方法でやって下さい。

中には、同じ書き手だけど密かに複数の話を書いているひとがいるかもしれません。
でもって、後になって強烈に話を一つにまとめあげて行く……なんてのもあるかも?
wktk
364「結界都市『東京』」:2009/09/14(月) 18:09:28.35 ID:JuUs1T/I0
ただいま。バイトから帰って来たよ。じゃあ宣言通り投下するよ

―第47章 夢の国、襲来前夜―
 約束の日はすぐそこまで迫っている。秋祭り、それに合わせて≪夢の国≫が侵攻する。更にそれを狙ったかのように『組織』、その他の契約者が動く。
 そして「鮫島」による壮大な「釣り」。これだけは止めなければならない。何しろ学校町の存亡にかかわる自体なのだから…
 しかし、『組織』の一部といっても、詳しく知っている訳ではない。「鮫島」の契約者は黒服という名の都市伝説なのは分かるが、それがどの黒服なのかまでは分からない。
 とにかく、最終準備に取り掛かろう。
 俺は東区にスペードスート13枚、南区にダイヤスート13枚、西区にクローバースート13枚、北区にハートスート13枚をそれぞれ市役所の屋上の隅、雑居ビルの屋上、廃工場の煙突の上、そして神社の境内に目立つ事の無いように置いた。
 あとは任意のタイミングで結界を発動させれば『時を切り取る結界』が出来上がる。
 これで準備は完了だ。あとは祭り本番まで気長に待つ・・・!
 ≪夢の国≫の侵攻、そして「鮫島」の虚構を打ち砕く確証はない。ただ、人の心を知らぬモノの暴走だけは食い止めなければならない。そして強大なる力に取り込まれし少女の暴走も―
 「…せめて、町の人を護れれば―」
 少し無理をしてしまったのだろう。倒れるように俺は眠りに落ちた。
 ≪夢の国≫はすぐ其処まで来ている。果たして俺は街を護れるだろうか―

極僅かだけどね!
その代わりにトランプの設定が結構出来上がっちゃったぜw
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 18:18:12.70 ID:kniy5l2T0
乙!
366「結界都市『東京』」:2009/09/14(月) 18:38:17.96 ID:JuUs1T/I0
風呂入ってすっきりしたからトランプの設定でも
需要あるか分からないけどね!!
でもその前に主人公サイドの設定からだ!
 主人公:男、高校生
  成績:中の上
 その他:スポーツ万能(特に武道の心得あり)、結界内では重力・引力・斥力・その他摩擦力以外の力を調節可能、その気になれば空飛べる
都市伝説:「結界都市『東京』」(っていうか完全に日本神話の側面が強いかもw)
  構成:三人組(男1:女2)
男(建速):モデルはご存じ建速須佐之男命
    外見年齢は30ちょい前。ガチムチ。天照に殴られたり主人公に十七分割されたりと忙しい人w
    剣のモデルは勿論「草薙剣」でも見た感じは日本刀w因みにハイパーモードになると全身が金ピカになるぞ!
    剣の時は更に力を開放して「ゴルディオンセイバー」となる!ゴルディオンセイバーに光に出来ないものは(殆ど)無い!
    普段は愛すべきへタレだが棒状の物を持つと途端に勇敢になる不思議な人。
    最近姿が見えるようになってきて「速水建流」と名乗っている。
    禿や『いいおとこ』達に掘られまくってる可哀想なノンケw
女(天照):これもご存じ天照大御神
    外見年齢は20前後
    今ではすっかり面倒見の良いお姉さん的存在にw
    見えるようになって「天野照子」と名乗っている。
    最近若干影が薄くなりつつある。でも居ないと困る縁の下の力持ち的存在
女(月読):これまたご存じ月読命
    外見年齢は13〜14ぐらい。なのでいくらロリババアでも赤マントの対象外なので無問題。
    なぜ弓なのかは「日本書紀」において月読と書かれたり月弓と書かれたりするから
    最近主人公との距離が一番近い。ロリめ。
    肌の色は白いかもしれないがw
    見えるようになって「月夜美奈子」と名乗っている。
    最近色々な電子機器やネットワークに瞬時に干渉できるようになってきた。
    もう「電子の妖精」とか言ってもいいかもしれないw
この4人が「メガフュージョン!」することで精神融合体ゴッドシルバーとなる!え?黄金勇者のパクりだって?全然違うんだっゼ!
367「結界都市『東京』」:2009/09/14(月) 18:39:05.14 ID:JuUs1T/I0
 外伝その1
 主人公(ほしゅ・A・スゲナスゲまたはクリスチーヌ剛田):本編主人公と同じ高校に通う高校生。成績は本編主人公の次に頭が良い。
             スポーツだって何でもこなすが本編主j(ry程ではない。
  いつも上位にいる本p(ryを自分のライバルと位置付けている。といっても向こうからしてみたら只の良い迷惑だが。
  無駄遣いは極力しない方だが、UFOキャッチャーには手を焼いている様子。
  皆のお陰で「ほしゅ・A・スゲナスゲ」or「クリスチーヌ剛田」という名前を手に入れたw
  勿論男である。愛称はもちろん「剛田」w
 邇邇芸:言わずと知れたヤンデレシスコンな弟君。今回初めて姉のもとを離れはしたが、剛田を通じて姉の行動を逐一監視しているらしい。
 離れていてもヤンデレは炸裂するらしい。
 新たな契約者のお陰で姉である天照が使えなかった本来の太陽神としての力を持つ事が出来た。
 また、その力の延長線として、自在に炎を操る事が出来るようになった。破壊と再生を操るなんて…まさに神だ。
この二人が「シンメトリカル・ドッキング!」する事で精神融合体『朴念仁』となる。名前はアレだが結構強いぞ!
 外伝その2
 主人公(委員長):この子もまた本編主人公と一緒の高校に通う。成績は本編主人公の上である。だから成績順に並べれば委員長>主人公>剛田である。
 クラス委員長ではあるが委員長キャラではない。また自分が委員長である事にすごい不満を持っている。
 スポーツの方もこれといって苦手なものはない。更に上から75:60:70と誰もが羨むボディラインの持ち主である。尤も、本人からすれば「邪魔なモノ」扱いだが。
   勿論女性である。委員長キャラは昔から女って決まってんの!
 櫛名田:言わずと知れた素直クールなお姉さま。阿呆でヘタレな旦那に愛想を尽かして出て行ってしまった。
 力の方はこちらの方が上である。水で八岐大蛇を作って使役したり雷落として感電させたりつっこむ手段には事欠かない。
 実際は邇邇芸と対になるようにして出来た「水を自在に操る能力」によるもの。
 しかし旦那が嵐の神であることから電気エネルギーも自在に操れるようになった。2人して恐ろしい子っ…
 この二人が「シンメトリカル・ドッキング!」する事で精神融合体『凍竜神』となる。名前の通りかなり強いぞ!
 そして、本編主人公と天照・月読・建速・邇邇芸・櫛名田が「ファイナル・フュージョン!」することで超精神融合体イザナギマスターとなる!
 ただし、変身すると、本体である主人公に負担がかかり、主人公自身が都市伝説に取り込まれかねないため普段は滅多に変身しない。

前と若干変わってるけど気にすんなw
368「結界都市『東京』」:2009/09/14(月) 18:41:18.88 ID:JuUs1T/I0
さて、今度はトランプの方の設定を

1年を表すトランプ→時空掌握と自律稼動のトランプ
 能力:トランプ8枚(同じ数字のカード4枚×2セット)を消費して周囲と時の流れを隔離して保存する結界を作り出す。
    結界を解除すればカードは消えてなくなる。
    ちなみに頑丈さでいえば下記の通りである。
    A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2
    Aのカードだったら核爆発でも防げるが、2のカードでも9mmパラベラム弾を200発受けただけでは壊れない。
    ちなみにトランプ2箱使って神社周辺に設置した守護結界は核弾頭数十発受けても壊れない。
    結界の中と外では時の流れが違うため、外でどれだけ攻撃を受けようと中にいる人・物は影響を受けない。
    契約者に対して敵意がある人、若しくは人間味が全くない人は結界内から排除される。それ以外なら誰でもウェルカムっ…!
    条件分布によって弾き出される人を選択する事も出来る。
    ちなみに敵と判断した相手を逆に結界の中に閉じ込める事も可能。その際、結界内の相手は内部の時を完全に止められているため動く事が出来ない。
    上記の能力は某伊達じゃないガ○ダムのフィ○ファ○ネルバ○ヤーと某ナイフ投げ吸血鬼の「時止め」を合成させたもの。
    そして、このトランプは54枚全てが自律稼動でき、まるで○ァンネルとかド○グーンとかミー○ィア搭載のミサイルとかGNファ○グとかのようにオールレンジで攻撃できる。
    ちなみに、移動パターンは殆どランダムなので避けるなら気合で何とかするべし。
    でも極稀に自機外し5way×3だったり自機狙い3way→逆方向3wayに分裂→自機狙い5wayに分裂したり3way自機ホーミングだったりとパターンが若干あったりする。
    カードが分裂する訳無いだろって?その時だけ54枚のうち45枚が15枚×3に分かれて1枚×3に見えるようにぴったりくっついてるんだよ!
    パターン展開中は残りのカードは相変わらずランダム移動。
    ちなみにカードなので当たると物理的にスパッと切れる。回転スピードが速いと達磨になってしまう程度の切れ味。
    主人公の声「避けようにも空飛べねぇぞって?俺が重力とかその辺の力弄って空飛べるようにするから心配すんな。ただし坊さん、あんたは気合でトランプ消しそうだから却下な?
          黒いパレードが来たら問答無用で攻撃用のトランプ仕舞うわ。着ぐるみには容赦はしないが取り込まれた契約者・子供達の場合は時止め結界で捕獲する。
          トランプなら20箱ぐらい買ってるから心配ない。そのうち15箱は捕獲・防御・守護結界用、4箱は攻撃用、1箱は遊戯用で確保してる」
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:06:57.11 ID:qiO8tTnAO
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:09:42.24 ID:/8UF1sZ4O
投下といこうか
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:11:00.30 ID:/8UF1sZ4O
祭ってのは、どうもウキウキとした気分になる。
これは、ガキだったころからずっと変わらない。

だが、今年はこれまでのそんなチンケなウキウキなんかとは比べものにならないほどの、
高揚とした気分だ。

なぜかって?それは………

「いぃ……いっぱい怖いのがいますぅうぅぅ……」

俺の腕にしがみつく色白の可愛いらしい彼女、
そう、うさぎちゃんと祭をまわっているからだ。
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:12:23.44 ID:/8UF1sZ4O
夏祭は一緒にまわれなかった。
それも、うさぎちゃんの、怖がりな性格のためだ。

このような賑やかな場には、色々なものが集まってくるため、
うさぎちゃんは、このような場所には来たくない…ということらしい。

だが、今回は仕事なのだ。
仕事である以上うさぎちゃんも嫌とは言えないのだろう。
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:13:37.95 ID:/8UF1sZ4O
「あわわわわ……アレも……アレも……アレも……全部そうです…」

うさぎちゃんはキョロキョロと世話しなく首を動かす。
多分、組織の総力戦ということもあり、そのへんには都市伝説がゴロゴロと転がっているのだろう。


はぁ…でも残念だ。
どうせなら浴衣姿を見たかったなぁ……

374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:24:48.04 ID:iqEmPmKe0
ごちそうさまっしたー

東京の人とうさぎちゃんの人乙!!
うさぎちゃん…頑張れ、この二日間を、頑張って乗り切るんだ…!!
375「結界都市『東京』」※蜘蛛:2009/09/14(月) 19:26:23.79 ID:JuUs1T/I0
うさぎちゃんの人乙っしたー!

じゃ、こんどはこっちね

 他の契約者が対≪夢の国≫に向けて臨戦態勢を取っている中、俺は色々な小細工に追われていた。
 「…ああ忙しい。でも情報弱者だけは嫌なんだよねっ!"スパイダーネットワーク"っ!!」
 ―スパイダーネットワーク。本来なら相手の周囲に蜘蛛の糸を張り巡らせて身動きを取れなくする"スパイダーネットホールド"を応用して指定した範囲内に蜘蛛の糸を張り巡らせて契約者に範囲内で起きた事をダイレクトに伝える便利な代物だ。
 俺だって情報は欲しい。だがどこかの「電子の妖精」よろしくハッキングと演算処理には自信がない。だから街じゅうに蜘蛛の糸を張って最近起こった情報ぐらいは自分も手に入れたいのだ。
 こうして学校町の全ての情報が俺にダイレクトに入ってくるのだが…
 エー、タダイマヨリタイムセールヲオコナイマース。コチラノコーナーデハ、ナマタマゴガ1パック15エン、15エンデオモトメイタダケマス。マタ…
 こういう若干必要のない情報まで入ってくるのが玉にキズだ。
 インターネットの"ネット"だってWWW(WorldWideWeb)の"Web"だって元々は"蜘蛛の網"を指す言葉だったんだからこのぐらい使えて当然だ。
 日常の中に存在する非日常。慣れきってしまった俺が恐ろしい…
 ≪夢の国≫の目的が割れない以上、油断は出来ない。だが、偶然にも俺は≪夢の国≫への対抗手段を見つけた。
 とある掲示板で見たのだが、「夢の国」は、本来子供達に夢を与える存在だった。しかし、そのための配慮を大人達が歪めてしまった。更にそれを多数の人が信じてしまったために歪んだ≪夢の国≫となってしまった。
 とはいえ、元々子供達あっての≪夢の国≫なのだから、その子供達からその存在を否定されてしまったらどうなる?それは即ち≪夢の国≫の存在理由が否定される事になる。
 勘の良い諸君(って一体誰に諸君って言ってんだろう?)ならもうお分かりだろう。"逢魔ヶ刻"の反転結界若しくは時間経過で朝日が昇った頃に蜘蛛を放ち、着ぐるみ達が蜘蛛を潰したらどうなるかが。
 朝に蜘蛛を潰せば救われない不幸が押し寄せる。≪夢の国≫にとっての不幸は"子供達から自らの存在を否定される事"。更にその不幸は"丑の刻参り"で増幅される。
 つまり、≪夢の国≫はジレンマによって自滅する可能性は十分にある、ということだ。
 だが、これはあくまで可能性の話だ。それに潰してくれるかは分からない。これは一種の"賭け"のようなものだからだ。
 ところで、最近『組織』とやらが怪しい動きを見せている。こちらもどうやら秋祭りで何か謀を起こすらしい。
 残念ながら内容までは分からないので何とも言えないが、少なくともいい事ではなさそうだ。
 とにかく、『組織』と≪夢の国≫には気をつけるべきだな。

さてと、いつぞやに書いてあった眉毛コアラのショタッ子の書きこみをお借りしました。
この場を借りて焼き土下座っ…!
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:44:16.08 ID:/8UF1sZ4O
乙とともに、もひとつ投下
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:45:33.49 ID:/8UF1sZ4O
夜の境内というのは人気がない。
が、今日と明日は別である。

この神社の前にも出店がズラリと並んでいる。


「って……だから、なんで私たちがこんなことしなくちゃならないのよ!
しかも、こんな格好で!」

そんな神社の境内に二人の子供がいた。
一人は女の子。子供用の巫女装束を纏っている。
少しキツメの目つきが印象的だ。

「仕方ないよ闇子さん。うん、仕方ない」

もう一人は男の子。秋の夜ということもあり、長ズボンに長袖のTシャツを着ていた。

「仕方ないって何よ。私たちが戦力にならないっていうの?
だから、こんなしけた神社の仕事手伝わなくちゃいけないっていうの!」

闇子さんと呼ばれた少女はかなり気が立ってるらしく、その場で地面を何度も踏み付けていた。
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:47:36.10 ID:/8UF1sZ4O
「しけた神社ですいません……」

そんな二人の前に現れたのは一人の女。
歳は20代半ばくらいだろうか、
こちらも巫女装束姿である。
おそらくは、この神社の巫女さんだろう。
少し垂れぎみの眉。そして気の弱そうな喋り方であった。
ちなみに、生まれてこのかた男性経験は無い。

「闇子さん謝りなよ」

「いやよ」

闇子さんはプイッと顔を背ける。

「第一……なんで、なんで私が雑用で、あの花子さんが……
組織にすら所属してない花子さんが……なんで……」

そしてプルプルと震えていた。
怒りによるものであった。


379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:50:01.32 ID:VgZ62Hcw0
お二方とも乙!!

闇子さん……が、頑張れ!!
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 19:55:50.10 ID:mxwm1D470
お二人とも乙!
あれ? 坊さん弾かれてるwwwww
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 20:04:01.60 ID:JuUs1T/I0
闇子さん乙!

さて…俺もwikiに追加するかな
>>380
だってトランプ飛んできても「破ぁ!!」で消し去っちゃうでしょwwwww

でも別に弾いた訳じゃないんだぜ?空飛びたかったらいつでもどうぞwww
382暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:18:33.88 ID:VgZ62Hcw0

 −−−−−あなたは、だぁれ?

 あなたは、その問いかけを誰にしているのか
 それを、理解していますか?



            Red Cape
383暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:20:44.93 ID:VgZ62Hcw0
「う……うぅん…」
「あ、起きた?…ねぇ、この子、目を覚ましたよー」


 自分が担当している契約者からそう声をかけられ、彼は休憩所に入り込んだ
 仮設ベッドに寝かされている少女は、確かに意識を取り戻したようだ
 …良かった、とほっと胸を撫で下ろす

「それじゃあ、僕、兄さんの所に戻ってるね」
「はい……どうか、お気をつけください」
「うん、大丈夫。兄さんだけを護るから」
「……お願いですから、ちゃんと仕事をしてください」

 まったく、このヤンデレは…
 ため息をつき、黒い浴衣を着た少女に駆け寄る

「大丈夫ですか?」
「あ……え、えぇ」

 こくこく、頷いてきた少女
 どうやら、かなりショッキングな体験をしたようである
 …大体、想像できるのが嫌だ

「えぇと、私…」
「準備中のお化け屋敷に入り込んで、気を失った、と聞いています」

 黒服の言葉に…何か、思い出したのか
 びくり、少女は体をすくませた
 …トラウマになりかけている、もしくは既にトラウマになっているようなので、あまり触れるべきではなさそうだ
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 20:22:47.42 ID:d4p6rAaNO
しえん
385暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:23:53.91 ID:VgZ62Hcw0
「あのお化け屋敷には…とある都市伝説の契約者が、都市伝説と共に待機しているんです。その都市伝説と遭遇したようですね」
「……そう、みたいね」

 思い出したようで、ぐったりしている少女
 黒服は小さく苦笑し、そっと、少女の頭を撫でた

「落ち着くまで、この休憩所で休んでいてください……一応、ここは安全地点ですし」
「安全地点、ね……あなたは、どうするの?」

 じ、と少女に見つめられる

 …何故、彼女はこの町から、逃げてくれなかったのか
 もしも…万が一の時に、備えて
 できれば、逃げていて欲しかった

「…私は、まだ、仕事がありますので」

 すくり、立ち上がる
 …まだ、やらなければならない事がある
 明日は、Tさんの作戦を手伝う必要もあるのだ
 今日のうちにできる事は、全てやっておかなければ
 日焼けマシンの契約者によって、半ば無理矢理休まされているから…体力は、少し余裕がある
 少女が、何か引き止めるようなことを言った気もしたが…聞こえなかったふりをして、休憩所を出た

「………」

 …この気配
 気のせいだと、いいのだが

「…恐らく、違うのでしょうね」
386暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:27:17.16 ID:VgZ62Hcw0
 小さく、苦笑する
 …とうとう来たか、というのが、正直な感想だ
 自分は、確実に「組織」の暗部に敵対している形だ
 ……そもそも、今まで、こんな事態にならなかった方が、おかしい

 黒服は、祭でにぎわう通りを避けるように歩き出し…人気のない場所へ、人気のない場所へ、と進んでいく
 誰かを巻き込んではいけない
 誰にも見られてはいけない

 さぁ、喰らい付け
 そちらとて、目撃される事は好まないだろう?

 人気のない路地を、ゆっくりと進んでいると…

「………っ!?」

 っが!!と
 地面に、押し倒される

「やぁっと、見つけたぜ……!」

 黒服を、押し倒し
 …同じく、真黒なスーツを着た男が、笑った


 少女は、慌てて休憩所を飛び出していた
 あの黒服の姿は……駄目だ、見つからない
 秋祭り初日、人通りは多く…あっと言う間に、その中に紛れてしまった
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 20:28:27.56 ID:JuUs1T/I0
支援

…ゴクリ
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 20:30:33.09 ID:d4p6rAaNO
暗闇で男同士で……
389暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:31:32.67 ID:VgZ62Hcw0
 何故だろう 
 どうして、そう思ったのだろう
 …黒服を、一人で行かせてはいけない
 そんな気が、したのだ

 人波に逆らうように歩きながら進む
 黒い服を着た人物は何人か見かけるのだが…あの黒服が、見付かってくれない
 早く、早く見つけなければ
 何か、取り返しのつかないことになってしまうような、嫌な予感
 必死に、黒服の姿を探す中…
 …見つけた別の人物に、少女はやや嫌な思いを抱えつつも…背に腹は変えられず、そちらに向かって駆けていった


 やっと
 やっと、見つけた
 まったく、苦労させやがって
 あの端末め、壊れてんじゃないのか、こら
 不良品を渡しやがって…!

 だが、まぁいい
 やっと、見つけたのだ
 これで、ターゲットを始末できる

「…暗部の者、ですね」

 地面に押し付けられながら…D-No.962が、そう、口を開いた
 あぁそうさ、とB-No.004は笑ってやる

「何故、俺が差し向けられたか、わかるか?」
「……やはり、暗部は私が、邪魔ですか」
390暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:34:32.86 ID:VgZ62Hcw0
 D-No.962が、小さくため息をつく
 なんだ、わかっているのか
 わかっていて、あんな行動をとっていたと言うのなら…こいつは、とんでもない馬鹿だ

「「組織」を裏切る行動をとったんだ、当然だろう?」
「…「組織」を裏切るつもりはありませんよ」

 っは!!
 何を、今更そんな事を!
 そんな言い訳が通じるとでも思っているのか
 B-No.004は、ナイフを構える

「……「組織」がこのままでいいとは、思えませんよ」

 裏切り者が、何を言う?
 さて、どこを切り裂いてやろうか
 喉元か、それとも、心臓を一突きしてやろうか…

「…わかりませんか?」

 じ、とD-No.962が見上げてくる
 何が、わからないと言うのか?
 裏切り者の言い訳など…

「…都市伝説やその契約者が公の存在になる事を防ぐ…それが、「組織」の役目」
「あぁ、そうだな」

 そうだ
 そんな、世の為の活動をしている俺達を、こいつは裏切って…
391暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:39:02.24 ID:VgZ62Hcw0
「…わかりませんか?今、暗部が行おうとしている事こそが…その「組織」の役目に、背いている事に」

 −−−ピタリ
 思わず、ナイフを、止める
 D-No.962は、静かに、静かに
 …まるで、憐れむように、B-No.004を見上げてきていた

「「鮫島事件」の発動…むしろ、都市伝説の存在を公にしかねない、そうは、思いませんか?」

 酷く、静かで、悲しそうな声だった
 −−何を言っているのだ、こいつは
 そんな訳がない
 「鮫島事件」が発動すれば、都市伝説の存在は隠される
 これは、正しい事なのだ
 間違っているはずがない!!

 何故、ナイフを止めたのか
 何故、こいつの何の根拠もない言い訳を聞いてしまったのか
 B-No.004はやや、後悔しながら…今度こそ、D-No.962にナイフを振り下ろそうと…

 −−−−ッガ!!

「っ!?」

 手に、何か当たった
 その衝撃に、思わずナイフを落とす
 手に当たり、ちゃりん、と地面に落ちたのは…百円硬貨?
 誰が、そんな物を投げつけて、邪魔をしてきたのか
 B-No.004がそちらに顔を向けると…そこには、黒い浴衣を着た、少女の姿と
 …こちらに向かってかけてくる、金髪の青年の姿が、見えた
392暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:42:31.79 ID:VgZ62Hcw0
 どちらも「組織」の人間ではない
 何者だ?
 とにかく、百円硬貨を投げつけてきたのは、恐らく体制的に少女
 この二人を「敵」であると認識し、B-No.004は落としたナイフを拾おうとして

 その手を、金髪の青年に、捕まれた

 じゅううううううううううううっ

「−−−っぐ!?」

 手が……焼けている!?
 激しい高温で、焼かれている感触
 このまま、接触され続けるのは不味い!?

 B-No.004は青年の手を振り払うと、彼らから距離を取った
 少女と青年が、D-No.962を庇うように、間に割り込んでくる…!


 …一緒に黒服と契約しようと同盟っぽいものを組んでいたガキが、何やら慌てていた
 黒服を、探しているようだった
 嫌な予感がするのだ、とそう言ってきて
 こちらとしても、いい加減、黒服に契約の話を持ちかけようと思っていたところだったから
 こいつと一緒に、あいつを説得しようと思って探した

 俺達が、見つけたのは
 同じ、黒いスーツを着た男に押し倒されている黒服の、姿と
 …あの黒服を押し倒している男が、ナイフを振り上げていた、姿
393暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:45:20.92 ID:VgZ62Hcw0
 敵だ
 俺達は、同時にそう理解した

 少女が百円硬貨を、敵に投げつける
 何らかの都市伝説と契約して、その能力を使おうとしているのだろうが…その攻撃が上手く決まるか、わからない
 だからこそ、俺もそいつに接近する
 今から能力を発動しても、間に合わない
 だが、接近すれば……!

 落としたナイフを拾おうとした敵の手を、掴む
 じゅうっ、と
 体温が急上昇した俺の体が、そいつの手を焼いていく
 激痛を感じたのだろう、そいつは急いで俺の手を振り払って、距離をとった
 よし、黒服から引き剥がせた!

「大丈夫!?」
「はい…」

 けほ、と小さく咳き込んでいる黒服
 良かった、まだ、どこも怪我していない

「てめぇ…っ」

 ギロリ、俺は敵を睨みつけた
 …この黒服と、似たような格好
 「組織」か!?

「何だよ、こいつは」
「…「組織」の…暗部の、者です。私を裏切り者と認識して、消しに来たようですね…」
394暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 20:48:02.65 ID:VgZ62Hcw0
 自嘲するように笑っている黒服
 こいつは、「組織」から消されるのを覚悟で、ここ数日、ずっと動いていた
 …もしかしたら、覚悟していたのかもしれない
 自分が、消されるだろうと
 そして、その時が来たら…もしかしたら、受け入れるつもりだったのかもしれない

 …ふざけるな!
 そんな事をさせるか!

「っ気をつけてください。彼は、「組織」の暗部の中でも、暗殺を専門としている者です」
「…っは…暗部の情報を、どれだけ把握していやがるんだか…」

 敵は、忌々しそうに黒服を睨んだ
 −−そっちの事情など、知るか
 こちらは、何があろうと、こいつを「組織」から解放したいのだ
 てめぇらなんかに、こいつを殺させて溜まるか!

 俺は、そいつを睨み続ける
 敵の肌は、徐々に…日焼けしていていっている
 あと、もう少しで攻撃が出来る

 …その、瞬間
 敵の姿は、俺たちの目の前から……消えた


「…っ」

 まずい
 相手の能力が何であったのか
 そこまでは、知らなかったのだが…この瞬間、理解する
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 20:56:47.87 ID:d4p6rAaNO
支援
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 20:58:11.42 ID:/8UF1sZ4O
なんだサルか
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 20:59:48.62 ID:JuUs1T/I0
さるっても支援
398暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:00:50.91 ID:VgZ62Hcw0
「…「透明人間」ですか…!」

 何という事だろう
 相性が、悪すぎる

 相手は単体
 「はないちもんめ」の能力は、通じない

 そして、相手がこうやって姿を消す、となると
 …「日焼けマシンで人間ステーキ」の能力も、通じない
 この青年が契約している、「日焼けマシンで人間ステーキ」には、攻撃発動までに時間がかかると言う弱点の他に、もう一つ
 …目視できない相手には攻撃できない、と言う弱点もあるのだ
 この青年が視認できない相手は、攻撃できない
 相手が姿を消していては、攻撃が届かない

 どうする?
 どうすれば、この二人を逃がす事ができる?
 彼は必死に考えるが…その間にも、その気配は、確実に、彼らに迫ってきていた


 −−−−畜生!
 透明人間、なんて、そんなの有りかよ!?
 それも都市伝説なのかよ!!??
 どこぞの国で、透明人間を作り出す薬ー、って都市伝説でもありやがるのか
 誰だ、んな都市伝説生み出しやがったのは!?

 苛立っても、どうにもならない
 青年は、黒服と少女を護るように、敵の気配を探ろうとする
 自分の契約している都市伝説の欠点が、弱点が、嫌になってくる
399暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:02:25.84 ID:VgZ62Hcw0
 決まれば強いが、発動まで時間がかかるし、見えなければ攻撃できない
 不意打ちには最適なのだが、そうじゃなければどうしても不利になる

 畜生
 どんなに強い力でも、今、こいつを護れないんじゃ、意味がない
 今、こいつを護れない力じゃあ、意味がない!!

 力が
 力が、必要なんだよ
 今!こいつを護れる、力が!!
 今のこの力だkじゃあ、それが足りない!!

 青年は、拳を握り緊める
 どうすれば、今、戦っている相手を攻撃できるか?
 必死にそれを考える


 −−−−−力が、欲しいか?


 ざわり
 そんな声が、頭に響いた気がした


 −−−−もっと、強い力が、欲しいか?

400暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:04:00.87 ID:VgZ62Hcw0
 あぁ、欲しいよ
 こいつを護れるだけの力が、欲しい!!
 かつれ、俺を護ってくれたこいつを、今度は俺が護るのだ
 それだけの力が、欲しい!!!


 −−−−−そうか、なら………くれてやろう!!


 そんな声が、はっきりと、頭の中に響いた気がして
 どくんっ、と
 体中で、何かの力が脈打ったのを…俺は、確かに感じた







途中サルって御免orz
ここで一旦中断
続きはもうちょっとお待ちください
…あるぇー?どうしてこんなに長くなってんだろ?だろ??
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:08:03.92 ID:d4p6rAaNO
乙ですー

続きwktk
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:10:26.46 ID:WNU42GIn0
なんというARMS
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:10:36.81 ID:kniy5l2T0
紫煙!
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:14:34.48 ID:VgZ62Hcw0
>>403
続き投下できる状態になるまでまだ時間かかるから…支援は再び投下開始したときにお願いしますだぜ


…ここ用のSSと同時に、今、別のSSも同時進行で執筆してるんだ…無謀もいいとこだろ?
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:21:21.97 ID:01kLI2cH0
もの凄くwktkだぜ
支援
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:21:41.26 ID:fxPKFSpKO
無茶しやがって…
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:21:46.33 ID:kOalfNJvO
>>404
どんだけ強行軍なんだよ・・・
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:24:47.46 ID:VgZ62Hcw0
>>407
以前は、三本同時執筆でも平気だったんだ…
歳はとりたくないもんだよね…
409暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:31:24.84 ID:VgZ62Hcw0
 あぁ、畜生
 邪魔なんだよ、お前ら!!
 なんで、そんな奴を庇うんだ
 そしつは「組織」の裏切り者の黒服なのだ
 もはや、「組織」に不必要な存在なのだ
 「組織」に不要とされた黒服に、最早存在している意味などない
 それを、どうして庇うというのだ
 お前らにとって、D-No.962にはどんな価値があるというのだ?
 「組織」以外にとって価値がある黒服なんて、この世に存在するはずが……

(…そう、言えば)

 …そもそも、D-No.962は「組織」に対して裏切り行為を働いたのだ
 「組織」にとって、最早不要なはずなのだ

 ……おかしい
 「組織」にとって、不要な存在となった時点で…そもそも、自分が差し向けられなくても…
 …その存在は、消えるはずでは、ないのか?

(………いや)

 余計な事など、考えるな
 自分がすべき事は、D-No.962を殺す事
 そして、D-No.962を護ろうとしている、この人間二人も消す事だ

 「透明人間」の力を発動したまま、B-No.004に近づいていく
 まずは、目標であるこいつから、消す
410暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:34:36.98 ID:VgZ62Hcw0
 静かに、静かに、ゆっくりと、近づいていく
 人間二人も都市伝説契約者のようだが…どうやら、視認識できない相手は、攻撃できないようだ
 警戒する必要も、ない
 再び、ナイフを振り上げる
 さぁ、今度こそ……!


 この時
 B-No.004と呼ばれる、この黒服は…最早、自分の仕事は完了したと、そう感じた
 そう信じて…疑いは、しなかった


 ナイフを振り下ろす
 その、瞬間
 自分に襲い掛かってきた、紅蓮の炎に気づく事ができなかったと、しても
 それは、B-No.004には…何の落ち度も、無い事だったのだ


 …炎、が
 襲い掛かってきた暗部の黒服が…業火に焼かれていく様子を
 彼は、呆然と眺めていた
 はないちもんめの契約者の少女も、驚いたように目を見開いている

 めらめらと
 紅蓮の炎は揺れている
 …日焼けマシンの契約者の、その右手が
 暗闇の中、美しいほどに揺らめく炎に包み込まれていた
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:36:01.95 ID:JuUs1T/I0
支援

チャラ男かっけぇw
412暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:37:25.31 ID:VgZ62Hcw0
「−−−−−−っ!!??」

 悲鳴をあげることすら、できないのだろうか
 暗部の黒服は、炎に包まれ、燃やされ続けている

「…っの、野郎が…こいつに、手ぇ出すんじゃねよ…!」

 青年が、燃え行く暗部の黒服を、睨みつけている
 青年が向けるはっきりとした怒気が、暗部の黒服をますます強く焼いていく

 …何が、起きたのか?
 正確には、理解できない
 ただ、はっきりとしているのは
 突然、青年の右手から炎が出現し…その炎が、姿を消してこちらに襲い掛かろうとしていた暗部の黒服を包み込んだ事

 見えなければ、発動しないはずの「日焼けマシンで人間ステーキ」の能力
 …それを越えた能力が、発動している

「…まさか…厨2病との、多重契約、ですか…っ」

 −−何という事か
 多重契約など…そんな、リスクの高い事を!!

 多重契約は、基本的にリスクが高い
 似たような系統の都市伝説ならば、そのリスクは低いものの…基本的に、危険である事に変わりはない
 …辛うじて幸いと言えるのは、その多重契約した都市伝説が「厨2病」である事くらいだろうか
 「厨2病」は、きわめて特殊な都市伝説である
 先に、別の都市伝説と契約していた場合…元から契約していた都市伝説を、進化させる可能性がある
 その場合の多重契約のリスクは………その、多重契約する瞬間が、一番危ない
 場合によっては、そのまま、一気に都市伝説に飲み込まれてしまうのだ
413暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:40:24.09 ID:VgZ62Hcw0
 その事実を、知っていたのか、否か
 …この青年は、一か八かの賭けをして…それに、勝ってみせたのだ
 「日焼けマシンで人間ステーキ」…その、高温によって相手を焼く、という力をさらに拡大解釈させて、炎を生み出したのだ

 暗部の黒服が、燃え続けている
 メラメラ、メラメラと
 炎を振り払おうと、必死に地面を転がるが
 しかし、青年がそれを許さない
 青年の右手から生まれる炎が、暗部の黒服を追撃した
 さらに、さらに、高温で焼かれ続け……暗部の黒服は、やがて動かなくなる

「……舐めるなよ」

 ぼそり
 青年は、低く呟いた

「俺は、こいつの為だったら……命の一つや二つ、惜しくはないんだからな」

 その言葉が、暗部の黒服に、届いたかどうか
 灼熱の炎に包まれて…暗部の黒服は黒く焼け焦げ、灰になっていこうとしているのだった


「……っと?」

 ぐらり
 一瞬、体が揺らいだ
 …酷く、体力を消耗したような気がする
 よくわからないが、自分は炎を出せるようになったようだ
 しかも、相手が見えなくても使える!
 これは、何とも便利だ
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:41:00.23 ID:qR+rdsFJ0
厨二…病…!
支援
415暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:42:05.04 ID:VgZ62Hcw0
「大丈夫か?」
「…あなたこそ、大丈夫ですか?」

 黒服が、ゆっくりと立ち上がる
 少女は、そんな黒服のスーツのすそをしっかりと握りながら…こちらを、やや警戒するように見上げてきている
 なんだよ
 どうして、こんな警戒されなきゃなんねぇんだよ、俺が

「俺はどこも怪我なんてしてないぜ?」

 ぼしゅ、と炎を消す
 炎で包まれていたはずの右手は、火傷一つしていない

「…怪我、ではなくて……「厨2病」との多重契約など、無茶なリスクを…」
「お前の為だから」

 きっぱり、堂々と、悪びれもなく、言い切ってやる
 そうだ、こいつを護る為なのだ
 その為なら…

「……っとと?」

 ぐらり
 なんだ?
 なんで、こんなに疲れてんだ?

「…急に多重契約なんて、したからですよ」

 ため息をつかれた
 …どうやら、炎を出す力、随分と俺の体力を消耗しやがるらしい
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:54:20.29 ID:JuUs1T/I0
厨二…病…だと……?

支援
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:55:27.64 ID:d4p6rAaNO
火を出すときは指パッチンしながらで
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 21:59:09.91 ID:JuUs1T/I0
>>417
そして雨の日は無能になるんですね、わかります
419暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 21:59:57.97 ID:VgZ62Hcw0
 ……便利なんだけどなぁ
 連発は、無理そうか

「…それより。場所を移動しましょう。派手な事したから、人が来るわよ」

 少女が、ぼそ、とそう言ってきた
 …あ、やべ
 確かに、派手に炎を出したから、ヤバイかも…?

「…傍に、墓場がありましたね?あそこに移動しましょう…
 …あそこなら「組織」の目も届きませんし、万が一「夢の国」が出現しても、大丈夫でしょう」
「あぁ、そうだな」

 …まずは、そこに移動しよう
 そして、そこで、こいつに契約の話を持ちかけるのだ
 大丈夫
 二人がかりで説得すれば…きっと、こいつは受け入れてくれると思う

 絶対に、こいつを救い出して見せるのだ
 その決意を胸に、青年は黒服と少女と共に、足早に路地から離れていった



 …あとには
 黒く焼け焦げた、暗部の黒服…B-No.004の死体だけが、残されて
 しかし、その死体も、やがてはじめからそこに存在などしていなかったかのように…急激に風化して、風にふかれて、消えてしまったのだった


420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:00:07.59 ID:qR+rdsFJ0
>>418
そして無能と言われてヘコむんですねわかります
421暗闇に浮かぶは……:2009/09/14(月) 22:00:49.45 ID:VgZ62Hcw0
 さぁ 時は来た
 全ての準備は整った


 …全ては、己が望みの、為に





                   Red Cape
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:01:00.57 ID:WNU42GIn0
湿気たマッチとか言うな!
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:02:59.93 ID:VgZ62Hcw0
以上、黒服D襲撃事件でした
はないちもんめの人とギザ10の人に紐なしバンジー焼き土下座っ!!orz
二人との多重契約シーンも今夜中に書き上げるぜ!!

はっはっは、ってか、やっちまったよ!!
厨2病との多重契約による、都市伝説能力の進化
いやー、やってみたかったんだよ
大好きなんだよ、こういうの!
……本当にすまんかったorz


>>417>>418>>420
それなんて姉が大好きな炎の大佐wwwwwwww
424東京の人:2009/09/14(月) 22:06:36.35 ID:JuUs1T/I0
乙でしたー!

さてと、とりあえずwikiに設定は晒したよ

後は煮るなり(ry
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:09:16.60 ID:JuUs1T/I0
じゃあおやすみ

保守
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:21:27.03 ID:VgZ62Hcw0
>>425
おやすみー
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:25:38.19 ID:d4p6rAaNO
どうでもいいような
単発に出て来たやる気のなさげな黒服の簡易設定

・めんどくさがりに見える。言う程めんどくさがってない。ただの口癖
・仕事を避けるためならちょっと頑張る
・仕事が来てしまったらけっこう頑張る
・射撃の腕前は上級、体力はあるほう
・今まで内勤(?)とかの仕事してたけど人手が足りなくなって駆り出された
・一人称はだいたい僕。私の時もあるかもしれない
・人を、撃つのが怖い
・特技:射撃、様子を見る

普通は黒服は契約してないみたいなこと言ってたからここから下はなくてもいいけど
・(都市伝説と違うけど)元【魔弾】の所持者
・射撃時、持ち主の狙い通り、もしくはそれ以上の最高の結果をもたらす
  しかし時として[最悪の結果]をもたらすことがある
  [最悪の結果] によって人を死なせてしまった
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:35:41.48 ID:VgZ62Hcw0
>>427
設定乙ー!
元人間の黒服の場合、人間時代に契約していた都市伝説とそのまま契約してる、ってのがよくあるパターンなんだぜ
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:46:25.11 ID:VgZ62Hcw0
みんな寝た予感
今のうちにまた投下するぜ
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:48:48.74 ID:VgZ62Hcw0
 ……さて
 どう、答えたらいいものやら
 「怪奇同盟」より、避難場所として使ってもいい、と言われていた墓場
 そこに入り込み、休憩をしていたのはいいのだが…
 …まさか、こんな話を持ちかけられるとは

「…私と契約、ですか?」
「あぁ」
「そうよ」

 青年と少女が、同時に頷いてきた
 …確かに、自分も都市伝説である
 人との契約は、可能だ
 だが…

「…二人とも、多重契約になるのですよ?危険すぎます」

 多重契約
 しかも、二人とも、属性が違いすぎる
 そのリスクは高い

「だから、俺たち二人が、お前と契約するんだよ。それなら、リスクを分散できるしな」
「……まさか、その前に。この馬鹿が他の都市伝説と多重契約してリスクを高めるとは思わなかったけど」

 じろり
 少女に睨まれて、青年はそっぽを向いている
 …まぁ、あの場は、そうしなければ危なかったとは言え…
 ……確かに、多重契約のリスクは高まっている
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:49:23.83 ID:bKX/eu1qP
PCに移行

>>429
wktk
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:49:45.05 ID:5MOVY1pO0
ついにプロポーズか支援
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 22:50:35.56 ID:01kLI2cH0
wktk支援
434多重契約:2009/09/14(月) 22:50:55.05 ID:VgZ62Hcw0
「…大丈夫だよ。俺は都市伝説に飲み込まれたりしない」

 く、と
 青年は、黒服をじっと、見つめてきた
 少女もまた、黒服を見つめてくる

「……私だって、そうよ。そう簡単に、飲み込まれるもんですか」
「…ですが」

 …二人が、そう言ったとしても
 黒服は、契約を躊躇してしまう
 ……自分にとっても、それは悪い話ではない
 だが、しかし
 それによって、この二人に、都市伝説に飲み込まれるリスクを背負わせるのが、嫌だった

 しかし
 少女も、青年も、決して引き下がろうとしてくれない
 強い強い意思を持って、黒服と契約しようとしているのだ

「あなたの力になりたいのよ……あなた、今のまま「組織」にいたんじゃ危ないわ
 今回の件で嫌というほどわかったでしょ?」
「俺達と契約すれば、「組織」を離れても、お前は消滅しないかもしれない
 あんな「組織」とっとと見限って、俺たちと契約した方がいい」

 決して引かない、強い意志
 …これを前に、自分はどうすればいいのだろうか

「………」

 黒服は、静かに考える
435支援代わりに 出店のハンバーグ:2009/09/14(月) 22:51:11.42 ID:qR+rdsFJ0
「いらっしゃ〜い、元祖ハンバーグいかがですか〜?」

ついに、秋祭りの日となった。
いろいろと聞いた話だと、『夢の国』だけじゃなくて他のところもいろいろとヤバイことを企てているらしい。
「…とはいっても、あまり他の者たちとの親交が無いからのぅ…」
爺さんの言うとおり、俺は他の契約者とあまり親交が無いので、そういった情報が入って来づらいのだ。
だが、情報が無いからといって、何もしないわけにはいかない。

そのために、店長たちにこの出店を作ってもらった。

「素朴な味わい 元祖!ハンバーグ」

…祭りにハンバーグって正直浮いてない…?
「まぁ目立てば、その分人が来るから情報収集にはもってこい、じゃないかな?」
クーさんの声がしたので、顔を上げる…と…

「…おぉぅ…」


そこにいたのは、俺が見てるのが勿体ないくらいの女神様であった。

あぁ、浴衣というものは女の人の魅力を一段と上昇させるものなのだなぁ…
言葉では表現しきれない美しさ…いや、元々美人だけど。いつもと違う感覚を覚える。
「…あまり見ないでくれ、恥ずかしいのだけれど…」
いかんいかん、あまりの綺麗さに見とれていたようだ。
「友君は新聞部のほうの取材で東奔西走しているよ。さっき会ってここを聞いたんだ」
「あぁ、そうか。あいつはあいつで忙しいんだな」
436多重契約:2009/09/14(月) 22:53:14.89 ID:VgZ62Hcw0
 …自分は、明日、Tさんの手伝いをすることになっている
 …「夢の国」の大元へと、殴りこむ手伝いを
 二人と契約すれば、自分も何かしら、能力が付属、もしくは強化される可能性がある
 そうすれば…「夢の国」の大元との戦いに、自分も、少しは助力できるだろうか…?

「…わかりました」

 はたして
 自分などが、未来あるこの二人に、そんなリスクを背負わせてもいいものかどうか…
 悩みながらも…彼は、決断した
 サングラスを外し…直接、二人を見つめる

「…私などと、契約して、くださいますか?」

 真っ直ぐに、真っ直ぐに、青年と少女を見詰める
 黒服を見つめ返したまま…青年も、少女も、同時にはっきりと頷いて

 その瞬間に、黒服と二人との契約は、成立した

「−−−−っ!?」

 二人に、多重契約のリスクがのしかかった事を、黒服は理解する
 特に……やはり、青年の方が、その重圧に押しつぶされかけている
 一つが「厨2病」と言う多重契約が成功さえすればリスクが少ない都市伝説とは言え…やはり、三つ同時は、危険すぎたか
 しかし、もはや契約は始まっている
 止める事は、できない

 …契約が、終了した
 少女も……青年も
437出店のハンバーグ:2009/09/14(月) 22:53:48.78 ID:qR+rdsFJ0
「と、ところで、だ…その、二日目は何か予定のほうはあるかい?」
「んぁ?いや、ここは今夜だけだから明日は特に何も…何かあるのか?」
「僕の聞いた話だとね、どうやら『夢の国』は二日目に大々的に行動を起こすらしい。
  だから、個々で戦うよりはまとまってたほうがいいかな、と思ってね」
「なるほどな…確かにそれなら一緒にいたほうがいいな」

「ふぇっふぇ、だったらわしはベートーヴェンとかと別行動でもしとるかの」
「え、爺さん話聞いてた?別行動は危険だと」
「あぁ?歳と思って馬鹿にするでないわ!
  なぁに、若いもんたちの邪魔はするもんじゃなかろうと思っての」
言ってる意味はよく分からないが、なぜかクーさんが赤面してる。


「案ずるでない。いざとなったらすぐ駆けつけるでの。それに、嬢ちゃんの契約した力もあることだしの」

「あなたには、見えているのかい…?」「ふぇっふぇ、年の功という奴じゃよ…」
おぉ、何かものすごいハイレベルなやり取りをしている…気がする…!
438出店のハンバーグ:2009/09/14(月) 22:55:16.25 ID:qR+rdsFJ0
「まぁお主は戦いまでの間、嬢ちゃんとのでぇとを楽しんでおればよい」「デ、デート!?」

う、このジジイ…意識させるようなこと言いやがって…
絶対楽しんでやがる…自称少年ハートの俺の反応を見て完全に楽しんでやがる…

「ま、まぁそういうことだから明日はここで待ち合わせということで」

ちくしょう、クーさんの顔まともに見れねぇじゃねえか…
とりあえず、俺は手元の熱された鉄板の上で踊る肉塊に集中するしかなかった。


NEXT 絵の魂
439多重契約:2009/09/14(月) 22:55:30.74 ID:VgZ62Hcw0
 人間の、ままだ
 …都市伝説に、呑み込まれてはいない
 その事実に、黒服はほっとした

 そして
 同時に理解する
 自分が、何者だったのか
 同時に、青年と少女も理解する
 この黒服が、何者なのか

「…お前」
「…「組織」の黒服なだけじゃ、なかったのね…」
「……そのようです」

 苦笑する
 何故、今まで気づかなかったのか?
 …いや、きっと、気付くべきではなかったのだろう
 もし、気付いていたら、自覚していたら…自分は、「夢の国」に飲み込まれていただろうから


 三人は、理解した
 この黒服は、「組織」の黒服であると同時に…「夢の国」の黒服であるのだと

 かつて、人間であった頃
 彼は「夢の国の地下トンネル」と「夢の国の地下カジノ」と契約していた
 そんな彼の前に、正気を失った「夢の国」が現れる

 彼は、「夢の国」を正気に戻そうとした
 元の「夢の国」に戻そうとした
440多重契約:2009/09/14(月) 22:58:26.46 ID:VgZ62Hcw0
 「夢の国」に飲み込まれようとしていた少女を、助けようとして
 …そして、失敗してしまった

 二つの「夢の国」関連の都市伝説と契約していた彼
 そのまま死亡しては、「夢の国」に飲み込まれる危険性があった
 …「夢の国の黒服」になってしまうところだった
 しかし、「夢の国の地下カジノ」が彼との契約を解除した事により、「夢の国」とのつながりが一つ、なくなって
 …彼は、「夢の国の黒服」にはならずにすんだ
 代わりに、彼は「組織」の黒服へと変わり果てたのだ

 だが、一度は「夢の国の黒服」になりかけた
 そのせいで、彼は完全な「組織」の黒服ではなかった
 「夢の国の黒服」が、半分混じっている
 だから、「組織」の端末で行方を終えない
 「組織」の完全な管理下におかれていなかったのだ
 だからこそ…今まで、裏切り行為に近い行為を行っても、消されずにすみ続けた

 もし
 契約前に、その事実を自覚しては…彼は、「夢の国の黒服」へと、完全に変化してしまっただろう 
 それほどまでに、かつての彼は、「夢の国」との関わりが深かったから

 しかし
 彼は、契約してその事実に気付いた
 だから、「夢の国」に飲み込まれはしない
 今の彼は、二つの都市伝説が混ざり合った、非常に奇妙で、稀有な存在
 「組織」の黒服であると同時に、「夢の国の黒服」と言う…非常に特殊な存在になっていた

441石川五○門の中の人…?:2009/09/14(月) 22:58:54.34 ID:qR+rdsFJ0
「……」
契約者の話だと、お前の格好でもコスプレ程度にしか見られないから堂々としてていい、ということだった。
まぁ目立ってはいるが、まさか本人だとは思うまい。おなじみ五○門の格好のベートーヴェンである。
契約者に言われて祭りの中をパトロールしてはいるのだが…

「…騒がしい…」
正直、人混みは好きではない。
しかも、こういう外見だからもちろん目立ってはいる。

「うわー!お侍さんだー!」「あ、あれ五○門じゃね?」「ほんとだ、やっぱり大規模な祭りなだけあるな!」
「次○とかル○ンとかは一緒じゃないのか!?」「アレ単体でいいから写メ撮っとこ!」

歓声やら驚きやら「けーたい」なるものから出る光やら音やらで正直落ち着いていられない。
もっと静かなところで落ち着きたいものだ。

「……そういえば、墓地があったな」
この辺りには墓地があると聞いた。
こんな大きな祭りの中でまさか墓地まで騒がしい、ということはないだろう。
あそこなら、ちょうどいい精神統一の場所になるはずだ。

そういうわけで、五○門は墓場へと足を向けるのであった。


NEXT 厨二病 店長たち
442多重契約:2009/09/14(月) 23:00:40.20 ID:VgZ62Hcw0
「二人とも、大丈夫ですか?」
「問題ないわよ」
「あぁ、俺もだ」

 …若干、青年の方は顔色が悪いが…
 どうやら、大丈夫そうである
 改めて、ほっとした

「すみません…私のせいで、あなたたちに、危険なリスクを背負わせてしまって」
「謝る必要なんてないわよ。私たちがしたくて、あなたと契約したんだから」

 照れ隠しするようにそっぽを向きながら、少女はそう言う
 あぁ、と青年も頷く

「これで、お前を少しでも危険から遠ざけられるなら、問題ねぇよ」

 にんまりと
 嬉しそうに、青年は笑ってきた

「これで、俺たちは運命共同体だろ?」
「…そう、言うのでしょうかね?」

 苦笑する
 これも、契約の効果なのだろうか
 幾分か残っていた疲労が、少し消えている
 …これならば、明日、Tさんの力になれそうだ

「…ありがとうございます」

 サングラスを外した状態のまま…黒服はやんわり笑って、二人に礼を述べたのだった
443祭りの王様?厨二病&店長特性最終兵器:2009/09/14(月) 23:02:06.69 ID:qR+rdsFJ0
「へーい!祭りだぞぉー!」
やべぇwwww俺テンション超やべぇwwwwwwwwwwwwww
『首塚』でまとまって行動しろとか言われてないから超自由だZE☆
「よっしゃー!とりあえず射的でもやるぜ!西のシャテキングと呼ばれたような気がする俺の実力、とくとみやがれー!」
なんか、無駄にテンションが高い厨二病でありました。
その後、「金魚が掬われに来る男」とか「世界一水ヨーヨーを使いこなす男」とかいろいろな通り名が彼から聞けたそうな。



「店長、メインエンジンOKです」「りょーかーい、じゃあ起動部分の点検を頼む」

着実に準備は進んでいる…
この日のための、「対強大な都市伝説用 ××」。まだ公開はできないが…

危険が迫ったら、是非「レストラン うわさの産物」までお電話を。
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:07:00.70 ID:VgZ62Hcw0
…って訳で、多重契約話完了!!!
はないちもんめの人に焼き土下座っ!!orz

黒服Dは、「はないちもんめ」の少女とチャラ男と契約いたしました
それをキッカケに、「組織」の黒服の標準能力以外に「夢の国の黒服」としての能力を使用可能になりました
「夢の国の黒服」としての能力は以下のものとなります

・「夢の国の地下トンネル」発動に、今までは若干の集中が必要でしたが、その必要がなくなりました
 ほぼタイムラグなしで発動可能となります
・「夢の国の地下カジノ」に「夢の国の地下トンネル」を経由する事なく、直接出入りできるようになりました
・「夢の国」の攻撃を、ほんの一瞬だけ無効化できるようになりました(約10秒ほどのみ・「夢の国の関係者」だから、という感じで)
・「夢の国」の所持能力を、ほぼ把握できるようになりました

また、「組織」の管理下から完全に独立して動けるようになりました
一応、まだ「組織」を抜けては居ませんが…


…では、以降の黒服Dの動きは、秋祭り終了ってかVS「夢の国」終了時まで、Tさんの人におまかせします!
過労も大分とれたので、スムーズに動けるはずです!
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:08:48.35 ID:5MOVY1pO0
おつ! 黒服がついに・・!

さあ明日は決戦だなwktk
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:10:42.10 ID:VgZ62Hcw0
そしてハンバーグの人乙ー!!
畜生、甘酸っぱいじゃねぇか、爺の契約者wwwww
厨2病テンション高ぇwwwwwwww
店長…一体、何をしようとしているんだ…wktk
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:11:40.93 ID:qR+rdsFJ0
下準備は完了した…はず…!

とにかく乙!しかし多重契約ってそんなに重いものだったのか…
俺のやつ平気で五重契約しちゃってるけど大丈夫なのか…
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:14:02.33 ID:bKX/eu1qP
二重契約で既に身体へ影響が現れている主人公を使っている俺に隙はなかった
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:14:29.12 ID:mxwm1D470
ま、まさか……黒服DのDはディ○ニーラ○ドの【ディ】の部分のD……っ!
何たる策士……っ!

それでは有りがたく畏れ多くもお借りいたします
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:19:51.92 ID:VgZ62Hcw0
>>447
>しかし多重契約ってそんなに重いものだったのか…
俺の勝手な解釈だけど、都市伝説の「属性」が違いすぎると危険なイメージ
例えば「トイレの花子さん」と契約している場合、「トイレの太郎君」や「赤いはんてん」など、トイレ系都市伝説となら多重契約のリスクが低いけど
「こっくりさん」や「コーラの原液」など、タイプの違いすぎる都市伝説だと危険
さらに、同じトイレ系都市伝説でも「トイレの花子さん」のように呼び出すタイプの都市伝説は、同じく呼び出すタイプの「トイレの太郎君」の方が、突然声をかけてくるタイプの「赤いはんてん」より安全、みたいな

さらに、ギザ10の人の設定の解釈を取りいれると、都市伝説自身の強さも影響する感じ
チャラ男の「日焼けマシンで人間ステーキ」は弱点も多いけど、発動するとほぼ防御無視で焼き殺せる力なんで、かなり強い
よって、多重契約すると器の限界が近い、みたいな

>>449
うん、それ
とっくに見破られてると思ったんだが…

とりあえず、あれでよければ使ってやってくれいww
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:21:17.70 ID:qR+rdsFJ0
>>450
なるほどなー
まぁ一応全部虫系統だから大丈夫なのかな、こっちは
452ギザ十:2009/09/14(月) 23:23:54.75 ID:u0SUfKP3P
皆さん乙。 やはり決戦前日となると、流れが速い。
No.004もやられたし、そろそろ組織も準備が終わる頃かな?
まあ、それは兎も角>>63の直前のシーンが書けたので、さっそく投下させて貰います。


目が覚める、石畳みの上を転がる自身の体を確認し、辛うじて自分が、未だ人間だという事を確認する。
目の前には、右手に握られた妖刀「籠釣瓶」、その妖刀からカタカタという音と共に声が聞こえる。
《身体の調子はどうだ小僧》
その言葉に苦笑する、倒れている間に俺の身体を乗っ取る事も出来ただろうに、律儀にもこの妖刀は俺の意識が戻るまで待っていたようだ。
「上々、とは行かないようだなぁ、あーくそ、右手に力が入らねえ…」
右手の甲から手首に掛けて黒く変色したような痣が出来ている、これが自らの器異常の力を望んだ代償なのか?
「だとしたら意外とペナルティは軽いんだな」
《馬鹿者が、我が寸での所で力を押さえてやったからその程度なのだ、本来なら既に貴様は人外の存在へととっくに変貌しておるわ!》
そう怒鳴りつけてくる手の中の妖刀、意外と説教臭い奴だ、女で身を崩した男とは思えん。
《何か言ったか》
「なんでも?」
苦笑で答えながら、俺は立ち上がる。
動かなくなったのが右手で寧ろ良かったかもしれない、刀を振る分には右手は添える事が出来さえすれば何とかなる。
最も、抜き打ちなどは出来そうにないが……まあ、居合いの訓練を受けた事がない俺にはそもそも技術的に無理なのだが。
そんな事を考えながら、巨大な鋼鉄の扉が聳える部屋の出口へと向かう。
さて、これどうやって開けるんだ?
453小ネタ:2009/09/14(月) 23:25:25.55 ID:VgZ62Hcw0
《多重契約・チャラ男視点》

「−−−−っ!?」

 …俺の、中で
 何かが壊れていくような、錯覚
 人間には、都市伝説を受け入れる器みたいなもんがある、と聞いた事がラウ
 …まさか、それが壊れかけている?

 やっと
 やっと、こいつを助けられるかもしれない、っていうのに…?

(…ふざけんな!!!)

 確かに、俺は厨2病とも多重契約している
 こいつと契約すれば、三つの都市伝説と多重契約していることになる

 …だが
 だから、どうした
 全ては、こいつを救うためだ
 この黒服のためなのだ

 …この程度で、限界を超えて溜まるか!!


 …刹那
 俺の中で壊れかけていた、それが……膨張したような、気がして
454小ネタ:2009/09/14(月) 23:26:37.41 ID:VgZ62Hcw0
 ……俺の体が、この黒服との契約を、受け入れたことを
 俺は、確かに理解したのだった



fin






こっそりと、チャラ男、器の限界突破
黒服Dとの契約でオーバーロードするはずが、気合と根性で耐えました
人間ってはの!!限界を超えることが出来る生き物なんだぜ!!!


そして、ギザ10の人支援!!
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:26:49.62 ID:YcowHRhS0
契約者で祭に出店してる人って誰がいますかー?
456ギザ十:2009/09/14(月) 23:27:11.81 ID:u0SUfKP3P
少し考え、全身を使いながら全力で押し開けようとするが、びくともしない。
ドンドンと拳で叩き、外に居るであろう平将門へと大声で呼びかけるも、どうやら聞こえていないようだ…。
「よ、はっ、ぬうぅんっ……うぎぎぎぎぎっ! ……だぁっ駄目だ開かねえ!」
《貴様、もしや謀られ、閉じ込められたのではないか?》
俺もそんな気がしてきた……。
何度も、挑戦しては失敗し、いい加減、苛立ちの限界に達した俺は、腰に履いた妖刀を片手で(若干苦労しながら)抜くと、その妖しげに光る凶刃を目の前の扉へと振り下ろす。
一閃、二閃、三閃。
まるで虚空を凪いだだけのように、全くと言って良い程に抵抗を感じずに、切り裂かれる鋼鉄の扉。
鋼鉄の扉の中心に開いた、歪な三角形の穴を潜りつつ、俺は驚嘆の声をだす。
「流石、籠釣瓶と名付けられただけの事はあるな……まるで、籠で出来た釣瓶に水を注いだが如く、切った時に抵抗を感じなかった」
《当たり前だ、かの妖刀村正、その中でも随一の一品だぞ……最も、貴様が未熟な所為で全ての力を出し切れていないがな》
そんな、籠釣瓶の嫌味をはいはいと軽く受け流しながら、俺は部屋の外に全身を出し、周囲を見渡す。
案の定、愉快そうに嗤う平将門と、少し驚いた様な顔をしているチャラい男、そしてスーツ姿の妙齢の女性の姿があった。
……あれ?
「ご先祖様と、太郎さんと、幽霊少女は何処行った?」
そんな俺に、何故か哀れみの視線を向けるチャラ男。
不審の視線を平将門へと向けると、目の前の祟り神はカカカと嗤いながら俺に向けて言った。
「貴様の仲間なら五郎左衛門に引き連れられて先に帰ったぞ、何でも、もうすぐ見たいてれびじょん番組が始まると言ってな」と。
畜生……あいつら戻ったら色々変なことしてやる……。
そんな風に小さな暗い決意を胸に宿す俺の前で、平将門は心底愉快そうに嗤うのだった。
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:29:09.40 ID:bKX/eu1qP
・・・あれ、そういえば祭ってもう始まってるの?

1日目がもう終わりそう・・・?
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:31:30.37 ID:VgZ62Hcw0
>>455
エンジェルさんの占いの店
ハンバーグ爺の契約者のハンバーグ屋台


それと、出店とちょいと違うが、お化け屋敷に不良教師と人体模型・骨格標本が出張中
さらに、すっかり描写を忘れていたんだが、パワーストーンの契約者がタロット占いの店をテントでだしてます
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:34:28.97 ID:VgZ62Hcw0
ギザ10の人を支援しつつおやすみ!!

明日もスレ残ってたら…明日も秋祭りの光景を書いてみるんだ…
460ギザ十:2009/09/14(月) 23:35:11.89 ID:u0SUfKP3P
という感じで
この後、将門様にお酒を誘われ>>63に繋がるという事でどうでしょう。

>多重契約について
うちのギザ十、「属性」まったく考えないで節操なく契約してるなぁw
そのせいで、只でさえ器が小さいのに、リスクもかなり高いw
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:37:12.98 ID:YcowHRhS0
>>458
dクス
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/14(月) 23:52:16.24 ID:bKX/eu1qP
そういえば、2日目に本格侵攻って情報はどこから・・・?
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:06:13.65 ID:G0diiXJSP
・・・おっけー、みんな寝たらしいな。
ここは潔く俺も寝てしまおうじゃないか、おやすみ。
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:06:38.07 ID:IRAJeRZi0
俺がいるぜ!
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:11:04.02 ID:kqt0jbia0
俺もいるぞ!
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:15:25.83 ID:7QW88hjd0
祭りについてはこちらで夢の国侵攻のサインを出すのでそっちに乗ってくだされば。
現在の時間軸では前日〜一日目というところでしょうか。

侵攻については他の作者さん用にとりあえず祭りの大まかな説明を描写ついでに夢の国の戦闘準備用に一日目を空けたんで
侵攻に備えられた皆さまにはとりあえず肩透かしを食らうなり漠然とした不安なりを感じていただこうと思っておりましたが、
どうも占い師やらエンジェルさんやらがいると繋がりある人々は察知してしまうようですね。

あと一日、二日は(作者の筆の速度的に)普通に祭りをやることになるかと……
467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:24:25.39 ID:G0diiXJSP
>>466 
了解

それくらいなら・・・ま、こっちもなんとかなるかな
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:29:47.47 ID:T1vdvxQQO
>>466
こっくりさん、エンジェルさん、パワーストーンの契約者、おお、死角なし。
夢の国の人情報出すタイミングとか大変そうだなwwwwww
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:32:17.92 ID:IRAJeRZi0
祭り一日目はまだ続くんだね?

なら何とか祭に参加できるかも試練
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:39:09.74 ID:7QW88hjd0
>>468
それも含めて楽しいですよww

>>469
祭りの一日目は(現実時間で)もう数日続きます。
鮫島事件がもし一日目に起こるのならその件が収束するかそっちの時間軸が二日目に移行するまでこちらの時間軸も進めません。


祭りは三日間あります。
ちょっと書いてやるぜ! という人は情報をどこかから得て夢の国防衛戦に加わるもよし、
何も知らない契約者として三日間を絶妙に乗り切るもよし
何も知らないけどいつの間にか防衛戦してた……だと? というのもまたよし!

楽しんでいただければ幸せです。
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:44:21.58 ID:MvkDgLf3O
>>470
ちょっと夢の国戦の事で質問なんだが

都市伝説と契約者達対、夢の国の場合
こっちはグー○ィーとかのマスコットと勝手に戦っていいのかな?
472単発の人:2009/09/15(火) 00:47:26.50 ID:Q3lrZw2rO
やる気なさげな黒服が準備中のこと

黒服「……なんだこれ」


 店舗名:麺 イン ブラック
 出資 :組織
 内容 :炭を練り込んだ特製麺の焼きそば

黒服「誰だよこのパクり企画出した奴……」

黒服「店番は他の人にまかせて……僕は見回りに行くか」
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 00:48:29.12 ID:7QW88hjd0
ん、侵攻時にまた説明しますが
基本的にミッ○ー(首なし)以外はそれぞれにパレードを率いて町を攻めに行きます。
住人<マスコット<王様
↑が夢の国の序列です。

ですから世界一有名なネズミ以外となら戦闘おkです。
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 01:08:22.04 ID:IRAJeRZi0
475ギザ十:2009/09/15(火) 01:11:41.43 ID:PYEnDDB0P
眠気がMAXだぜ! と言う訳で、眠る前に投下、たぶん、この話は秋祭りの一日前になるのかな…。
因みに「鮫島事件」は、「夢の国」のパレードと同タイミングで発動開始する事になると思います。
だから、仮に「鮫島事件」を止める為に地下施設に進入する場合は、「夢の国」とは戦えなくなると思います。


「良いのかなぁ置いて帰って来ちゃって……」
そう呟く僕の言葉に気付かないのか、僕の掛け替えのない友人のご先祖様は早足で先を進む。
自分の子孫を放って置いてまで、急ぐ事なのかと首を傾げる僕。
そんな僕に、さっきから隣にプカプカ浮かび苦笑している幽霊のお姉ちゃんが口を開く。
「まぁ、あのドラマ、今日が最終回だからねー、まあ、あいつなら大丈夫でしょ、あいつだし」
そう言う彼女の言葉に、僕も頷く、確かにあの人の事だ、何だかんだ良いながら何とかなるのだろう。
むしろ、後に予想される「彼からの報復」の方を考えるべきなのかもしれない、あの人はちょっとした事でも根に持ちすぎる。
この前も、ご先祖様に格闘ゲームでハメ技を喰らった事に腹を立てて、その報復にその日のご先祖様の夕飯の内容が凄い事になっていた。
そんな事を思い出しながら歩いていると、ふっと目の前を歩いていたご先祖様の姿が薄れ半透明になる。
どうしたんだろう、急に実体化を消した?
先日、仲間である幽霊のお姉ちゃんと、ご先祖様の姿を視認する為に新たに付け加えた新たな設定。
「アストラル・アイ」を使用する僕の目にはうっすらと彼女の姿を見る事が出来るが。
霊感を持たない人間や、物質的な存在の都市伝説には今の姿は見えないだろう。
それはつまり、彼女が自分の姿を見られたくない存在が近くにいるという事であり……つまりは。
「敵が現れた見たいね……」
幽霊のお姉ちゃんが、そう呟くと共に僕の目の前に現れる、「組織」の黒服。
身に纏うダークスーツに、表情を隠すように付けた黒いサングラス、後ろに束ねた白髪と立派な白い顎髭が風に靡いている。
既に、自らの意志で戦っている為に、強制的に「組織」へと敵対する設定は消えているが、そんな事は関係ない。
友人の敵、そして僕の敵、相手から痛い程に向けられる殺気に、反射的に構えをとる。
くふふ……と、何か押し殺した様な笑い声を洩らし突如、僕へと向け駆てくる黒服に、直感のまま真横へ跳躍する。
――瞬転。
ただ掠っただけの、その拳に、まるで強風に翻弄される木の葉の様に、吹き飛ばされる僕の身体。
慌てて身体を捻り足から着地、轟音と共に、先ほどまで僕が立っていた筈の地面に大きなクレーターが出来るのが見える。
本気でやらないと殺られる、覚悟を決めた僕は拳を振り抜いたままの相手の体制が整う僅かな時間を使い、虚空へ向けて腕を翳し叫んだ。
「変身っ!」
476ギザ十:2009/09/15(火) 01:12:53.97 ID:PYEnDDB0P
その声と共に、僕の幼い姿が、立派な正義のヒーロのものへと瞬時に変わる。
「正義の使者、怪談仮面TAROV、ここに参上!」
僕のその変身した姿に、ニヤリと口元を歪める黒服。
「くふふ……会いたかったぞ、単体で「組織」を震撼させうる程の都市伝説、お主と戦える日をのぅ」
そう言いながら、一層邪悪な殺気を此方に叩きつけてくる黒服の老人、その構えはいつかみんなと見た映画に出てきた拳法家ににている。
「きさま、我が打つべき巨悪、「組織」の者だなっ!」
「……然り、儂の名はB-No.006、貴様を屠る者よ覚えておけい」
「ふっ、我が正義に燃える心の炎、貴様のような悪逆な輩に消せると思うな!」
「くふふふ……威勢の良い小僧だの……その大言を吐く口、我が功夫にて完膚なまでに砕いて見せよう!」
爆ぜる裂帛の気合いと共に両者の足が地面を蹴る、ズンッという鈍い轟音と共に目の前の空気を掻き分け、拳を敵へと叩きつける。
しかし、僕の放つ改心の拳は相手の肩口を掠る事しかできず、その一瞬で僕の懐へと潜り込んだ黒服の掌は僕の水月を軽々と打ち貫いた。
驚愕、激痛、空を舞う僕の身体、血のように赤い世界を、僕はまるで漫画の様に吹き飛んでいく。
五十メートル程を、バウンドしながら突き進み、強い衝撃と共に背後の巨木へめり込まされて僕の身体はやっと止まった。
一瞬の、思考の停止、だが直ぐに敵が来ると、慌てて立ち上がろうとしてしかし膝をつく。
何故、僕の能力の一つである超再生が働かない……まるで身体の内側から抉られたような引かない痛みに困惑する。
そんな僕を嘲笑うかのように、悠然と近づいてくる足音。
「ふむ、No.001に重傷を負わせたかの怪人もこの程度か? いや、先ほどの歪な感触、小僧、貴様自らの魂魄を弄っておるな?」
動かない身体に苛立ちながら、目の前の敵を睨み付ける。
「くふふ……なるほど、強引な魂の改定に綻びが広がっているようだ、どれ…その、歪み我が能力で直してやろう」
「な、何を……」
困惑する僕の胸に、黒服が手を翳す。
その瞬間、ジワジワと日に焼かれるような熱さが胸に広がり、僕の歪み、巨大化した能力の断片が最適化されていく。
器から漏れ出しそうな程に膨張していた僕の「力」は、目の前の黒服の謎の能力により見事に圧縮され僕の身を傷つけることなく、ものの見事に治まっていた。
「何故、この様な、敵に塩を送るような真似を…」
「くふふ……弱い敵を嬲っても、つまらぬから、只それだけよ」
ニヤリと笑うと、その黒服は、未だ立ち上がる事の出来ない僕から背を向け歩き出す。
待て、と言う言葉すら出ずに、唖然とする僕に振り返りもせずに、その老人は僕へ向け言葉を放る。
「後の宴で、また会おうか若いの、その時には……くふふ…その正義の力とやらでこの儂を打ち倒せると良いのぅ?」
その去りゆく背を睨み拳を握りしめる、ただ悔しさに涙を滲ませて
心配する幽霊のお姉さんの声を聞きながら、僕は闇の中へと意識を手放した。
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 01:18:09.63 ID:OaZvFglM0
噂が生まれるとき怪異は生まれる
それを存在承認とも言う
信じる者が多い程に強大になっていく
信仰を集め力にする
それはまるで
478ギザ十:2009/09/15(火) 01:28:28.07 ID:PYEnDDB0P
と、いう感じで、取りあえず今動かせる「暗部」のBナンバーは全部出しました。
因みに、No.006は、修行の末、内丹術の神髄へと至り「仙人」という都市伝説と化した爺さんを「組織」が取り込んだと言う設定。
たぶん、純粋な白兵戦闘力ではBナンバー最強の黒服、たぶん禿とも互角に戦えま……いや、無理かな?w

まあ取りあえず、決戦前にしたかった事はだいたい終わったので後は当日を待つのみです。
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 01:35:18.51 ID:npYRZrKLO
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 02:02:29.61 ID:8kR9pPB0O
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 02:03:49.12 ID:U/lPnCVz0
           ,ィラ火、 `((ど迄;;;少゙_ノ‐'゙ //_人.ハ_,、   _/\/\/\/\/\/\_
         ┌(《炎(べj!  `''゙゙´  じ'で,('ー-‐'"     `ヽ \                 く
       ___/ ゝ`‐h忙,ッリへ_(^ヽc‐'⌒´`7,イ'´(ハ(^ヘ、   ヽ< このときをまっていたっ!/
      ,/rく/*/`′`'~~´ //// ,ノイ‐-、   ''" }   { /                \
    /|<./゙Y ) // ////  `7| へ、:! ',ニ、〉ミ、  〉 ̄|/\/\/\/\/\/ ̄
  ,∠ イ_/人.///__/∠/ ト、_/∠_| ´ei川ィeヽ !{;レヘ ゝ   _|\/\/\/\/\/|_
//\/`く./// // / ̄ ,,メ ̄王〈{ヽニノ;;,,、.ご_u jリイノ!i レ!   \             /
{ / /!\/ / // / / / / /    '++++' ,.イ'",.,.、,、,、,-、゙'";Y!i:{!; j} _/ くらえ!        \
゙\_j/ // // / / / / /    <ゝ /ノィ( ̄,二ニ)j゙ 、iトlトj!ジ'´ /\ ポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガン
    / / // // / / / / /〃//〃,  ノ {イリ!`ニ二´ i ;!川ト/ ,;: イ/               \
  '// // // / / / /  |/   ゙〃〃/   ノ ! ル 川 jハ ジ'´ ""   ̄\/\/\/\/\/ ̄
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 02:30:27.51 ID:kqt0jbia0
ほしゅ
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 03:06:43.60 ID:T1vdvxQQO
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 03:15:24.00 ID:kqt0jbia0
保守
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 03:39:53.20 ID:kqt0jbia0
ねるほ
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 04:03:01.99 ID:7QW88hjd0
ねるほ
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 04:19:50.51 ID:T1vdvxQQO
おやすみ
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 05:49:02.65 ID:fB02SQFIO
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 06:34:53.93 ID:8eBc5UJw0
おはよう

ついに決戦の時が来て…ない?

まあいいやw祭りでも楽しませるかな

多分楽しめないだろうけどw
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 07:19:02.73 ID:fB02SQFIO
干し
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 07:19:44.81 ID:8eBc5UJw0
葡萄
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 07:34:12.54 ID:7L+9NSCMO
ミッ〇ーがKH仕様だったら勝てる気がしない
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 07:55:41.03 ID:s5VkQxy4O
携帯からじゃ編集できませんのね……。


教授が…。
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 07:55:44.73 ID:MvkDgLf3O
>>492
ド○ルドが魔法使って
グー○ィーが頑丈な盾持ってるとか…

もしそうだったら勝てないだろ……
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 08:22:57.82 ID:r6mYF+1yO
おはよ


祭ネタを一本くらい書きたいもんだ・・・
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 08:49:00.82 ID:T1vdvxQQO
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 09:18:52.51 ID:zhszRxy00
おはよう
ギザ10の人と単発の人乙!!

>>494
それなんてキ○グダムハーツwwwwww
498以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 09:31:12.16 ID:VII8rmq60
おはよ
499以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 09:48:07.06 ID:Q3lrZw2rO
>>494
>>ド〇ルドが魔法使って

ハンバーガーマジックでもするの!?

とか思ったけどドナ〇ド違いだった
500以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 10:16:13.75 ID:zhszRxy00
そう言えば、「夢の国の地下カジノ」の設定を晒し忘れていたので今設定

・「夢の国の地下カジノ」

 夢の国の地下奥深くに、夢の国と同じ規模で「カジノ」が建設されており、ルーレット、バカラ、ブラックジャックなどのギャンブルが超高額レートで行われている
 ドリンクを運んでくれる女性はバニーガールではなくミ○ーやお伽話のプリンセスたち
 白雪姫の小人に扮したディーラーも居るという
 システムは当然会員制。政治家や一流企業の重役、あるいは有名芸能人が上客である
 一日で動く金額は半端ではなく、数十億に達する事もあると言う…

 以上が、この都市伝説である
 そこから生まれた「夢の国の地下カジノ」は、生まれ出るキッカケとなった噂に大体忠実でありながらも、「人々を楽しませる」と言う点に重点をおいている
 金をかけての高額レートゲームも楽しめるが、純粋にゲームだけを楽しむことも可能となっている
 また、カジノ内には軽食を楽しめる店やお洒落なカクテルバーも設置
 都市伝説を知らない人でも気軽に楽しめる場所にしたいと目下計画中のようである
 「夢の国の地下カジノ」という空間及び、そこの住人たち(小人やプリンセスたち)がひとまとめとなった大型都市伝説である

 「夢の国の地下カジノ」に入り込む条件は、「夢の国」の関係者である事(「夢の国」関連の都市伝説と契約している事)と、その関係者によって招かれる事
 もしくは、「夢の国の地下カジノ」自身に招かれる事が条件となる
 が、まれに地下関連の都市伝説を通じて、入り口を見つけることも可能である

 …ただし、「夢の国」関係者なら無条件で入れる、とはなっているが、現在は「夢の国」の今のあり方に反抗し、彼女が入り込む事を拒絶している
 「会員制」の拡大解釈により、入り込むことを拒絶する結界じみた力は相当なものである

 黒服Dが人間だった頃に契約していたが、彼が死亡した際に「夢の国」に取り込まれることを恐れて契約を解除した
 今はフリーの身である

 住人の性格としては、小人はどことなく大人っぽく冷静(ただし、ディ○ニーアニメーション「白雪姫」に出てきた7人の小人に忠実に、単体毎に性格の違いあり)
 プリンセスたちは、どこかおせっかいな世話焼きな感じである。女三人以上よればかしましい
501以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 10:18:25.11 ID:zhszRxy00
「夢の国の地下カジノ」設定追記

「夢の国の地中には地下都市があり、選ばれた人々だけがそこで楽しめる」と言う都市伝説が若干、混じっている
よって、「地下カジノ」と言っても軽食の店やカクテルバーも付属して問題ないイメージとなっています
要望があれば…と言うか、住人たち自身がどんどんお客さんを招きたい体制なので、他にも施設が増加される可能性あり
ってか、無理ない程度に、ご自由に施設は追加してやってください
502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 10:32:49.34 ID:r6mYF+1yO
まず入るまでが大変そうなんだが
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 11:06:33.04 ID:kqt0jbia0
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 11:35:30.34 ID:r6mYF+1yO
保守
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 12:12:14.00 ID:T1vdvxQQO
お昼
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 12:44:22.24 ID:r6mYF+1yO
眠い・・・
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 13:03:24.09 ID:T1vdvxQQO
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 13:31:48.43 ID:4gXVjWIH0
>>502
少なくとも、秋祭り期間中は「夢の国」と戦う意思のある人を全身「招いている」状態なんだぜぜ
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 13:44:25.77 ID:4gXVjWIH0
全身、じゃねぇ、全員だよっ!?
どうして毎度毎度打ち間違いや変換間違いに気付かず書きこんじゃうんだ俺はっ!?
510保守ネタ:2009/09/15(火) 13:50:32.68 ID:4gXVjWIH0
〜 秋祭り 一日目 〜

「はい、焼きたてお待ちどうさまっ!」
「うー!ハンバーグー!うーうー」

 出店のハンバーグを、嬉しそうに受け取る少年
 焼きたての暖かなハンバーグが、紙に包まれている
 ふぅふぅ、冷ましながらもぐもぐ食べて、少年は人通りの多い道を歩いていた

「………」

 少年の視界の隅に映る、トランプのカード
 誰か、他の契約者が設置したものだろう
 それに、少年はあえて触れない 
 誰が、何をしようとしているのか?
 ……それに、少年はさほど興味がない

 今回の「夢の国」の侵攻、それ事態にすら、この少年はあまり興味を抱いていないのだ
 問題ない、とあまり気にしていない
 だからこそ、こうやってのんびりと出店巡りなどしているのだ

「…うー?」

 …と、そんな少年の前方に、高校生くらいの少年の姿が見えた
 ……少なくとも、少年の知らない人物である
 「首塚」の組織の仲間ではない

「………」
511保守ネタ:2009/09/15(火) 13:52:53.24 ID:4gXVjWIH0
 …しかし
 少年は、その高校生を、じっと見つめていた
 ……見えていた
 少年には、はっきりと見えていた
 高校生の周囲にいる、それらの姿が
 …と、あちらも、少年の視線に気付いたようだ
 やや怪訝そうな、そして、警戒を含んだ眼差しを、少年に向けてくる

「うー?」

 かくん、と
 少年はその警戒の視線に、首をかしげる
 どうして、自分が警戒されなければいけないのか
 少年には、イマイチわからない
 てちてちてち
 少年は、高校生に対して警戒などせず歩み寄っていく

「…迷子か?」

 そう、高校生から声をかけられた
 ぷるぷるっ、と少年は首を左右にふる

「うー、違うよ。迷子のなのはパパだよ」

 そう、少年は、父親と一緒に、秋祭りに来ていた
 が、はぐれてしまったのだ
 しかし、あくまでも、迷子なのは自分ではない、と主張する
512保守ネタ:2009/09/15(火) 13:56:04.51 ID:4gXVjWIH0
 …でないと、心細くて仕方ないのである
 だから、自分にそう言い聞かせる

「おにーちゃんこそ、迷子じゃないの?」
「迷子なんかじゃないぞ」

 はっきりと、そう高校生は言ってきた
 …しかし

「……きひひっ、違うよ。お兄ちゃんは、迷子だよ」

 にたり
 少年は、どこか不気味に笑って、そう断言した
 高校生を、じっと見上げる

「知ってる?万能の力なんて、そんなものはありえない。万能に見えても、必ず弱点があるんだよ?……きひひっ」
「…!?」

 ば、と
 警戒したように、距離をとってきた高校生
 しかし、少年は構わずに続ける

「万能に近い力があったとしても。だとしたら、それは人間の身に余る力だ。必ず代償が発生する。
 お兄ちゃん…人間じゃなくて、都市伝説に近くなってるよ?……きひひひひっ
 駄目じゃない?黒服にも、とっくに注意されてるでしょ?」
「…何者だ、お前は」
「………きひひひひひっ、僕のことなんて、構ってる暇、ないんでしょ?」
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 13:59:26.46 ID:kqt0jbia0
うーうー支援

相手はもしかして東京契約者か・・?
514保守ネタ:2009/09/15(火) 14:00:06.50 ID:4gXVjWIH0
 あむ、とハンバーグに食いついて、もぐもぐ、ごくん、飲み込む
 まるで、当たり前の事のように、少年はすらすらと続ける

「僕の正体なんて、お兄ちゃんには関係ないし、知っても意味がない。
 お兄ちゃんは、それよりも、自分が迷子になってるのをどうにかした方がいいんじゃないの?」

 そう
 少年から見たら…この高校生は、迷子でしかないのだ
 人間と、都市伝説の狭間
 そこで迷う、迷子

「強い強い、万能ともいえる都市伝説。それに加えて、トランプの結界…お兄ちゃんの身には、重すぎるんじゃない?
 お兄ちゃんは人間なんだから、そんなに重たい物を背負っても、いつか潰れちゃうだけだよ?」

 きひひひひひっ、と少年は笑い続ける
 あむ、とまたハンバーグに食いつき……もぐもぐもぐ
 ごっくん
 ハンバーグは、あと一口で、なくなりそう

「そんなに、警戒しなくてもいいんだよ…この学校町は、将門様が護ってくれるから」
「−−っ、お前、「首塚」の…」

 あむ
 もぐもぐもぐもぐ……ごっくん
 残念、ハンバーグはこれでなくなってしまった

 少年が、やや残念に思った、直後
515保守ネタ:2009/09/15(火) 14:03:25.84 ID:4gXVjWIH0
「○○ちゃーん!?どこー!!??」
「……うー!パパー!」

 父親の呼んでいる声に、ぱぁ、と少年は表情を輝かせた
 あぁ、良かった
 ちゃんと、父親が見付かった
 少年にとっての、唯一の肉親
 その父親に向かって、少年はてちてちと駆け寄っていく
 …先ほどまで話していた相手である高校生の事など、すでに眼中にない

「パパー!うー!」
「あぁ、もう、この子は……少し目を放すと、どこかに行ってしまうんだから…!」

 駄目でしょう、と父親に怒られて、うー、と少し落ち込む少年
 しかし、少年の父親は、何よりも息子が見付かった事をほっとしているようで
 少年としっかりと手を繋ぎ、人波の中に消えていったのだった



「………パパ?」

 その少年と、少年の父親らしき人物の姿を見送り
 呆然と、高校生は呟いた

 少年が、パパと呼んだ相手
 その、相手は
 どう見ても、銀座のクラブにでもいるのが似合いそうな、水っぽい格好の女性にしか見えなかったのだった


516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:06:18.26 ID:4gXVjWIH0
ハンバーグの人と東京の人にハンバーグの具になりながら焼き土下座っ!!orz
いやね、ハンバーグの屋台なんて祭にあったら、俺、間違いなく食いますよ
そりゃ、登場人物に食わせたくなるよ!!
俺が食事シーン書く時は、大抵、俺が食いたい物食わせるもん!!

つか、東京の人にはマジで土下座です
東京シリーズの主人公見てると「ヤバくね?人間やめそうでヤバくね?」といつもハラハラなもんで
少年なら、これくらい言うかな〜と
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:12:20.96 ID:kqt0jbia0
おつ!
パ・・パ・・・・?
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:22:12.80 ID:4gXVjWIH0
>>517
パパですよ、ちゃんと毎朝髭そってるし
髭の剃り跡が濃いから、化粧で隠すのが大変らしい
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:25:33.40 ID:fB02SQFIO
よく迷子になる子だな
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:31:41.87 ID:Q3lrZw2rO
>>508
>>戦う意思のある人を全身「招いている」状態

…………





姫1「早く来て、逞しい大胸筋」

姫2「おいで、勇ましい大腿筋」

姫3「さぁこっちへ、頼れる後背筋」


ハゲしか来ない予感
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:35:29.92 ID:4gXVjWIH0
>>519
ちみっこ+祭=迷子の法則

>>520
想像して噴いたじゃないかwwwww
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:39:45.13 ID:4gXVjWIH0
ぎゃあ雷
一旦終了する
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:49:04.96 ID:T1vdvxQQO
そういや各契約者出店の店は町のどこにあるんだ?
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 14:51:25.82 ID:4gXVjWIH0
雷一回落ちたきり大丈夫そうなんで復帰

>>523
お化け屋敷は北区神社のすぐ傍なイメージですた
パワーストーン契約者のタロット占いの出店は、場所決めてなかったんでどなたかの話で最初に登場した時点で、その場所に決定になります
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 15:12:00.03 ID:4gXVjWIH0
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 15:32:38.03 ID:4gXVjWIH0
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 15:36:52.45 ID:kqt0jbia0
528首なしライダー:2009/09/15(火) 15:41:45.06 ID:MvkDgLf3O

秋祭り初日

暗くなった夜道をバイクで走る

秋祭りをやっている場所から少し離れた道は人気がなく
バイクに乗った自分以外誰もいない


『夢の国』
俺は直接夢の国を見たことはないが
情報によるととんでもなく強い相手のようだ。

「どうなるかねぇ…」
一応色々と準備はしてきたが
どこまで通用するのか正直分からない

と、いうか
夢の国ってどこにいつ出現するのだろうか?


やはり俺には情報が圧倒的に足りないようだ。
529首なしライダー:2009/09/15(火) 15:43:02.98 ID:MvkDgLf3O
朝野の話によると首塚と組織という都市伝説の集団が学校町に存在するらしい
どっちかの集団に参加すれば
俺の首の情報も少しは手に入るのだろうか?

「あーもうミッ○ーでもグー○ィーでも何でもいいから何でも来い!こっちは暇なんだよー!」

秋祭りに参加出来ない俺にとってこの時間は暇すぎる

もういっそこのままの格好で祭りに参加してやろうか

いやでも目立つよな……

そんな事を考えながらその辺をバイクで走り回る俺だった。

以上?
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 15:43:26.96 ID:4gXVjWIH0
首なしライダーの人しえーん!
531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 15:48:41.12 ID:kqt0jbia0
仮装イベントがあるとか、あとは石川五ェ衛門が闊歩してるんだし、それぐらい目立たないんじゃまいか?w
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 15:49:09.93 ID:4gXVjWIH0
おっと支援のつもりが遅かったか
乙でしたー!
頑張れ首なしライダー、集団に接触するか占い師たちに接触するか、はたまたランダムにパレードと遭遇してしまうか
wktkしてるぜ!
533小ネタ:2009/09/15(火) 16:00:34.20 ID:4gXVjWIH0
〜 秋祭り 一日目 日没後 〜

「賑やかなものよの」

 くくくっ、と将門は笑う
 かしゃり、甲冑を鳴らして
 キャリアウーマンを引き連れて、将門は街中を歩いていた
 どうやら、仮装行列なるものがでるらしい…すなわち、自分も霊気なりなんなりを抑えていれば、問題あるまいと判断したのである
 …だとしても、流石に鎧武者姿は目立つようで
 先ほどから、携帯カメラでばしゃばしゃと通行人に撮影されているのだが
 ……恐らく、将門を映した画像は、高確率で人魂なり怨霊なりが映りこんだ心霊写真になりそうだが

「将門様、大人気ねぇ」

 くすくすと、キャリアウーマンが笑う
 将門はそれに関してはよくわからないが…とりあえず、祭の気配と言うものは楽しいものである

「……「夢の国」とやらが動くのは、明日か?」
「えぇ。「組織」の「鮫島事件」とやらを使った計画は、「夢の国」のパレードに合わせるらしいですわ」

 キャリアウーマンのその答えに、ふん、と将門は鼻を鳴らす
 無粋な連中め
 祭とは、神への奉納、神への感謝
 それを邪魔しようとは

「…まぁ、良い。祭を汚すならば、それ相応の罰が下ろうぞ……くくくっ、我も、その手伝いでもしてやるかのう?」

 秋祭りを捧げられる神とて、己への奉納を邪魔されては気分が悪かろう
534小ネタ:2009/09/15(火) 16:03:59.71 ID:4gXVjWIH0
 怒りを示すというのなら、自分も手伝ってやろうではないか
 「夢の国」は「首塚」にとっても敵だ
 「組織」の暗部とやらも、「首塚」の敵だ

 さぁ、己に向かってくるが良い
 その牙を、こちらに差し向けてくるが良い
 我が呪いの餌食にしてやろう

「明日は、お前は墓地にでも避難しておけ」
「…いいえ、私は、将門様のお傍にいますわぁ」

 くすり
 キャリアウーマンが、微笑む
 彼女に付き従う生首も、こくり、頷いた

「私でも、盾になるくらいはできますのよぅ?」
「そうか……だが、お前を死なせなどせんぞ?」

 くっくっく、と将門は笑う
 「夢の国」などに、「組織」などに……己の部下を、一人でも生贄になど捧げない
 己が同胞に手を出したならば、その時点で呪いを授けよう

「…さぁさ、将門様。本番は明日なんですもの、今日はお祭を楽しみましょう?」
「そうだな。楽しませてもらうとするか」

 かしゃり、かしゃり
 甲冑を鳴らしながら、将門はキャリアウーマンと共に、人波の中へと消えていくのだった


fin
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 16:05:04.81 ID:4gXVjWIH0
秋祭り中の日没後は、将門様堂々と街中移動しちゃうよ宣言
石川五ェ衛門が闊歩しても大丈夫なんだ、将門様だって!!

さぁ、首なしライダーも堂々と街中を闊歩だ!!
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 16:06:05.93 ID:kqt0jbia0
おつww
まさかの将門様出陣に吹いたwww
・・そろそろうちのも出現させるか・・
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 16:14:50.61 ID:4gXVjWIH0
因みに将門様、一日目はキャリアウーマン引きつれ祭楽しむ気満々
二日目は街中を移動しつつ、パレードを発見し次第攻撃。周りに人目が少なければ、生首状態で本気で攻撃する事も辞さない構え
「首塚」関係者を襲ったパレードが居たら、そっちに優先的に向かうつもり
538首なしライダー:2009/09/15(火) 16:26:55.29 ID:MvkDgLf3O
首なしライダー小ネタ

「お祭りお祭り〜」
朝野は純粋にお祭りを楽しんでいた。
彼女にとっては夢の国との戦いよりも、目の前にあるハンバーグの屋台の方がよっぽど大切のようだ。

「はい、おまちどう様」

店の人からハンバーグを受け取り、歩きながら食べる。

「どうせ、先輩が走り回ってるし、私はのんびりと待ちますかね…」

朝野は次どの店を見て回るかで頭が一杯のようだった。

「ん?これは…」
そんな中、朝野は町の中に貼られていたあるイベントのチラシを見つける。

チラシには
『学校町北区秋祭り仮装(コスプレ)大会』と書かれていた。

「コスプレ……!」

その瞬間、朝野の頭の中である作戦が閃いた。
仮装大会日常を確認すると、仮装大会は二日目の夕方にあるようだ。
「ふふふ、これは先輩の出番のようですね…」
怪しい笑みを浮かべながら朝野は携帯を取り出した。

以上?
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 16:28:25.27 ID:4gXVjWIH0
首なしライダーの人乙ー!
祭をエンジョイしてるな朝野さんwww
っちょ、出場させる気かwwwwww
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 16:30:13.67 ID:MvkDgLf3O
首なしライダーを祭りに参加させるために、急遽
勝手ながらイベント作ってしまった…

仮装なら皆出られる……はず?


まぁ、首なしライダーが出来るコスプレなんて
とある小説のネタしかないんだけどね

そして皆の参加しちゃえよ的な声援ありがとうございます!
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 16:32:14.87 ID:4gXVjWIH0
よーし、チャーシュー作ってくるんだぜ

>>540
いいんじゃないかな、イベント
「夢の国」のパレードの存在を誤魔化す為にも、計画されてそうだし
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 17:23:18.19 ID:WDPh2uaj0
保守
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 17:55:32.49 ID:kqt0jbia0
祭保守
544東京の人:2009/09/15(火) 18:11:21.47 ID:8eBc5UJw0
ただいまー

バイトから帰って来てみたらちょw眉毛コアラの少年に釘刺されたwww

ぶっちゃけて言えば疲れて倒れたのだって都市伝説に近くなっている証拠だしねwww

じゃあ風呂入ったりして落ち着いたらこっち視点書かせてもらうわw

使っていただいて感謝ですー

そしてパwwwパwwwwwっwwwwwwてwwwwwwww
545以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 18:37:30.30 ID:fB02SQFIO
546以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:05:39.03 ID:npYRZrKLO
ほし
547以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:24:09.56 ID:Q3lrZw2rO
ほしに
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:32:15.59 ID:KPBHtXWE0
ごちそうさまー

>>544
本当、貴殿には土下座なんだぜorz
えー、パパだよ?ちょっとお化粧濃いけどパパだよ?
549禿の武者修行日記 帰還編:2009/09/15(火) 19:44:40.77 ID:It818BgM0
南極 海岸
思えば何と遠くに来たものか・・・
怪談仮面との戦いに敗れ、黒服としての責務を放棄し修行の旅に出て早幾日
イエさんとの出会いと別れを経て得た金色の兄気
エベレスト、北極の先にたどり着いた宇宙
恐らく宇宙まで行った黒服等後にも先にもいまい
禿「しかし、そろそろ限界だな・・・・・・」
これ以上黒服の仕事を放棄するわけには行かない・・・・・・そろそろ一旦帰らねばなるまい・・・・・・
禿「では、行きますか」
服を失った以上、船や飛行機は使えない・・・かと行って泳ぐと一週間はかかる
ならば、道は一つしかあるまい
550禿の武者修行日記 帰還編:2009/09/15(火) 19:48:59.16 ID:It818BgM0
海に向け構える
兄 気 全 力 解 放 !!
金色に輝く光が右拳に集中するッ!!
真・奥義・・・・・・ッ
禿「 武 炉 手 印 !!」
拳を海に向けて突き出し


海が、割れた


禿「さて・・・と、日本はどうなってる事やら」
こうして、私は日本に向う
泳げば一週間はかかるが走ればまぁ、2日で着くだろう
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:49:29.05 ID:KPBHtXWE0
禿ぇええええ!!!!!!!!!???????????wwwwwwwwwww
何モーセの奇跡を再現してんだよwwwwwwwwwwwwww
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:52:17.16 ID:It818BgM0
皆乙!
祭は中々良い感じに進んでるなww
2日目が楽しみだ

『花子さんと契約した男の話』作者様
はないちもんめを使っていただきありがとうございます!
いや、本当に半分とは言え黒服Dと契約するのがコイツで良いのか・・・

そして
禿の帰還
大気圏突破できたし、海を割りたくなった
それだけである
帰還と言っても祭には間に合うか間に合わないか微妙ですが
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:54:31.78 ID:It818BgM0
>>551
北極で放った拳で南極が割れたんだからできんじゃね?
でやってみた感じ
深海はどうか?って意見をいただいたので
ただ深海に行くよりは海を割って歩かせたかった
それだけ
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:54:41.18 ID:KPBHtXWE0
>>552
いえいえ、こちらこそ…はないちもんめに多重契約のリスク負わせていいのかって感じで土下座ですorz
だが、正直…チャラ男一人に多重契約させたら、はないちもんめの誤解がさらに進みそうなヨカーンもしましたのでww

禿は最早神の奇跡すら体現するのかwwww
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 19:55:49.25 ID:7QW88hjd0
禿えええええええええええええええええええwwwwwwwwwwwwww
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:01:15.58 ID:WDPh2uaj0
禿えええええええええええええええええええええええ!!!!!!!
557:2009/09/15(火) 20:06:43.47 ID:WDPh2uaj0
投下……行くぜ
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:07:28.80 ID:kqt0jbia0
はげえええええwwww

そして>>557支援!
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:07:42.51 ID:KPBHtXWE0
これより支援体制に入るんだぜ!!
560:2009/09/15(火) 20:10:24.84 ID:WDPh2uaj0
【上田明也の協奏曲[〜メルの夜想曲U・秋祭り一日目〜】

私が目を覚ますとそこは柔らかなベッドの上だった。
私の記憶は飛行機の上で途切れている。
バミューダトライアングル?とか言う都市伝説だった。
マスターに指示されるまま私は奴に突っ込んでそして………

そうだ。
思い出した。
私は消滅してしまったんじゃなかったのか!?

ガバ!

ベッドから身を起こす。
部屋には誰もいなかった。
「マスター!どこですかマスター!」
まず最初に契約主を捜した。
彼が居なくてはどうにもならない。
561東京の人:2009/09/15(火) 20:10:26.59 ID:8eBc5UJw0
書き終わったけど…

とりあえず支援だぜ!
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:12:26.90 ID:It818BgM0
>>チャラ男一人に多重契約させたら、はないちもんめの誤解がさらに進みそうなヨカーン
十中八九進んだだろうな・・・・

しえ〜ん
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:13:11.13 ID:KPBHtXWE0
メルちゃんかぁいいなぁ支援

>>562
やはりなwww
564:2009/09/15(火) 20:17:38.37 ID:WDPh2uaj0
コンコンコンコン

ノックが4回鳴る。
……とりあえず入って貰うか。
「入ってください。」
そういうと入ってきたのはメイドさんであった。
「誰ですか?あとこの部屋は……」
誰かというとメイドである。
「メル様、お目覚めになられたようですね、私はサンジェルマン様の使いの者です。」
「サンジェルマン?マスターの言っていた方ですか?」
飛行機でのマスターとの会話を思い出す。
あの後、マスターはどうにかしてサンジェルマンとやらの居る所に辿り着いたのか?
「今は貴方の御主人である上田明也様とお部屋でご歓談なさっております。
 先程は日本刀の話で盛り上がっておりましたね。」
「マスターは何処にいるんですか?そのサンジェルマンという人の所に連れて行ってください!」

ベッドからばっと起き上がる。
そこで気づいたのだ。
自分の服がボロボロだということに。
こんな服ではとてもじゃないが人前には出られない。

「あの〜……。」
「着替えならそちらのクローゼットにございます。
 手伝いましょうか?」
「………お願いします。」
残念ながら私は和服の着付けなどできないのだ。
565以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:19:22.89 ID:8HweTaVF0
こんな面白そうなスレを今しがた見つけた
下水道に棲息してた鰐と契約した小学生とかもアリなのか!?
566以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:19:52.00 ID:KPBHtXWE0
>>565
都市伝説ならばオールオッケーなんだぜ!
567:2009/09/15(火) 20:20:25.22 ID:WDPh2uaj0
>>565 楽しみにしてるぜ!】
十数分後

苦労したが手伝って貰ってなんとか着ることに成功した。
「それではこちらです。」
え、あ……、はい。
ついて行くのだが割と歩きづらい。
案内されたのは巨大な琥珀で出来た扉の部屋だった。

「ご主人様、メル様を連れて参りました。」
「はっはっは、来たか?」
「やっと起きたか、メル。」

小さなテーブルでは二人の男がハンバーグを食っていた。
どちらも背が高いせいか4〜500g位ありそうなハンバーグが普通に見える。
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:21:21.72 ID:KPBHtXWE0
デカイハンバーグだな…羨ましいんだぜ支援
569:2009/09/15(火) 20:24:43.68 ID:WDPh2uaj0
「私の手料理だよ!久しぶりの客人だからゆっくり召し上がってくれ!」
「いや、すまねえなあ、Mr.サンジェルマン。寝てたら腹減っちまってたんだ。」
普通に会話しちゃってる。
かたやくしゃっとした黒髪で切れ長の瞳をした和風な青年。
かたや美しい金髪を綺麗にセットした大人の男。
……ありじゃね?
何がって、いやほら……うん。
「ありだわ。」
私の隣に居るメイドさんも同類だったらしい。

「メル、こっちに来い。伯爵からお話があるそうだ。」
私もマスターに呼ばれて席に着いた。
しかし何故マスターは和服にはつっこまないんだ!?
いくらなんでもいきなり服装が変わったというレベルじゃないぞ!
ていうか服が和服ばっかりっておかしいだろ!
……ちょっと褒めてくれるかな、とか期待してないんだからね。
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:25:58.79 ID:KPBHtXWE0
>……ありじゃね?
遠き日本の地にて、何かを感じ取った貴腐人が大きく頷きました

そしてツンデレメルちゃんかぁいい支援
571新しいAA出来たよ〜:2009/09/15(火) 20:27:00.35 ID:2wpf5fQJ0
(火)ノ <ヨロシクネ
 ノ日
  人
572:2009/09/15(火) 20:27:05.72 ID:WDPh2uaj0
【ツンデレといえばポケモン金銀が萌追求しすぎててワロタ】
席に着くとサンジェルマン伯爵が私に話しかけてきた。
「お嬢さん、私は日本が好きでねえ。
 日本の伝統的な衣服や、伝統的な食事、その他諸々の日本文化を学んでいるんだよ。
 スシ、フジヤマ、ゲイシャ、どれも素晴らしいね!
 この日本語もなかなか決まっているだろう?」
どうやらこの人の趣味らしい。
「え……、はい。すごく上手だと思います。」
確かに上手だった。
今でもマスターに日本語の発音が下手と言われる私も見習いたい。

「Mr.サンジェルマン、そろそろ本題を。」
「おお、そうだったね。不死の私と違って君らの時間はあまりにも少ない。」
「マスター、本題ってなんですか?」
「ああ、飛行機の時点で話しただろ?Mr.サンジェルマンとの契約だ。」
とんでもないこと言うなあ……。
まあマスターなら……、この人とでも契約できるような……。
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:27:58.61 ID:8eBc5UJw0
メルちゃん可愛いよ支援
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:28:36.65 ID:KPBHtXWE0
>ポケモン金銀が萌追求しすぎてて
何…だと…!?
畜生DSリメイクサガ2のネコミミっぽいメカも気になると言うのに…っ!
ゲーム業界は、今年も俺の財布に大打撃を食らわそうというのか…っ!?
575:2009/09/15(火) 20:31:49.44 ID:WDPh2uaj0
【しんそくミニリュウの厳選作業中】

「そのお願いだがね、無理だよ、上田君。私は誰とも契約する気は無い。」
はっきりと断られた。
「頼む、確実に夢の国や組織に勝てる力が欲しい。」
「そもそもすでに君の器が限界だ。解っているだろう?」
器?器ってなんなのだろう?素直に聞いてみることにした。
「すまない、Mr……。」
「あの……、マスターの器ってなんなんですか?」
マスターも器について知らないらしい。

「ああ……、そこの説明から必要だったか。
 そもそも二つ以上の都市伝説との契約には人間ごとの許容量みたいな物があるんだ。
 その許容量を超える都市伝説とは当然契約できない。」

「へぇ……。」
マスターもその辺りは知らなかったらしい。

「上田君、君の器は私が見てきた人間の中でも一番ではないが、かなりだね。」
「一番って誰なんだい?」
「アレキサンダー大王、軽く見積もって君の十倍以上ある。」
「…………。」
マスターの心が折れる音がした。
かわいそうなので頭を撫でてやる。
576565:2009/09/15(火) 20:33:10.83 ID:8HweTaVF0
契約の方法とか各種設定とかよく分らんから
>>1>>4をよく読んでくるわ
>>566>>567、ありがと
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:34:05.19 ID:kqt0jbia0
>>576
wikiも最近できたからゆっくり読んでってね!
http://www29.atwiki.jp/legends/pages/1.html
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:34:37.54 ID:KPBHtXWE0
よりによってそのお方と比べるとかwww
支援

>>576
新たな作者様誕生のヨカーン
今宵は宴じゃ
579:2009/09/15(火) 20:34:54.93 ID:WDPh2uaj0
【面倒な契約、簡単な契約、契約の方法は人それぞれ
 でも本当の契約者なら自分の好きな契約方法をえらぶべき】

コホン、とサンジェルマン伯爵が咳払いする。
「二人とも、話を戻すよ?
 上田君の器は大きいが、それ以上にハーメルンの笛吹きが容量を食っている。
 メルちゃんが悪い訳じゃない。
 元々、ハーメルンの笛吹きというのはそれだけ巨大な物なのだ。
 大抵の人間が契約と共に心を食われてしまう筈なんだ。
 上田君から今まで都市伝説として行った事についてはもう聞いているが、
 本来ならば普通の人間はもうそろそろ正気を完全に失って
 子供を攫って殺すだけの存在に成り下がっている筈だよ。
 相性もあるのだろうがこれはわりと珍しいことだ。」

私ってそんなに扱いづらいの?
新事実である。
「うーん、ifの話だから気を悪くしないでくれよ。Mr.サンジェルマン。
 無理矢理あんたと契約を成立させたら俺はどうなるんだ?」
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:35:07.25 ID:8eBc5UJw0
>>575
そりゃあ勝てねぇわwwwwww
581:2009/09/15(火) 20:39:59.06 ID:WDPh2uaj0
【今のチーム ウィンディ&ギャラドス&メガニウム】
【Q、サンジェルマンはミスターじゃなくてサーとかじゃねえの?】
【A、なんか仲良くなってたから別にいいんじゃね】
悩む私を無視して話は続く。
ていうかマスターよ、私一人じゃ駄目なのか?
それ程頼りないのか私……。
鬱だ!鬱だぞヤッホォ〜イ!

「少なくとも、君は君じゃなくなる。そこの彼女ごと私に飲み込まれるだろうね。」

その言葉に冗談などといった物は感じられない。
訥々と述べられる単純な事実。
「そうか、すまない。」
「君が謝る事じゃないよ、私は少々生きすぎた。だから暇なんだ。
 暇だからこそ君を助けようとも思ったしね。」
「となると、仕方がないか。Mr.サンジェルマン。
 俺はさっき話したとおり学校町で大きな戦いを控えている。
 そいつが終わったらまたここに来るよ。もうしばらくしたら此処を発つ。
 あんたから先程貰った二つのプレゼントは大事に使わせて貰うぜ?」
プレゼント?私が来る前に二人で何をしていたのだろうか?
立ち上がるマスター。
「まぁ待て、確かに私は君と契約はできない。それは間違いない。
 だがまだ君の力になることは出来る。」
引き留めるサンジェルマン。
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:41:07.13 ID:KPBHtXWE0
畜生…っ金銀買うメドが立ってない俺は、一人でパールにてラブリーチームを育ててやるっ

支援
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:42:39.00 ID:8eBc5UJw0
どういう事なのかwktk支援!
584:2009/09/15(火) 20:42:57.04 ID:WDPh2uaj0
「私と契約が出来ないのはもう一つ理由が有るんだ。
 ハーメルンの笛吹きと私では都市伝説としての属性が違いすぎる。
 疫病と厄災を運ぶ鼠を操る能力と幸福をもたらす子供を連れ去る能力。
 この二つの能力と私の不老長寿は相性が悪いんだ。」
解説キャラとして定着するであろうサンジェルマン伯爵。
再び語り出す。
「相性が……悪い?」
「ああ、能力がかけ離れているせいで同時に契約することが出来ない。
 互いに拒否し合ってしまうからね。能力が近くてもリスキーには違いないんだ。」
「成る程……、相性が良くて、それ程大きくない奴ならば俺も契約できるというのか?
 でも俺はこいつ以外と下手に契約してそのリスクとやらを増やす気は無いぞ?」
それならそうと言えば良い物の……、素直に私に言えない辺りが愛い奴よのう。
「そういうと思ったよ。
 まず君との相性が良い都市伝説は操作系であることが解っている。
 更に、メルちゃんの能力は本来もっと大きな物だ。
 ここから導き出される答えは一つ。
 メルちゃんの本来の力を少し引き出してやれば良い。
 得意な操作系以外の都市伝説での戦闘に習熟する必要は無いだろう?」

私の本来の力……、病を運び、人々を消し去った力。
いつの間にか消えてしまった力。
失われた力………。
それのことだろうか?
585:2009/09/15(火) 20:47:43.45 ID:WDPh2uaj0
「あれを復活させるには知名度も何もかも足りないのでは?」
「そうですよ、大体私の力ってなんなんですか?」
「メルちゃん、いやハーメルンの笛吹き、もしくはペイルライダー。
 君がハーメルンで何をしたか、もう一度思い出させてやるよ。
 私はサンジェルマン伯爵、不老不死の存在にして時の旅人だ。
 君が町一つ消し去った所も……見ていたさ。

「そして上田君よ。一週間、時間をくれ。
 君たちのことを鍛える時間が必要だ。」

「待ってくれ、俺たちは本来明日にでも戦わなくちゃいけないんだぞ?」
 
「任せてくれ、君たちは一週間後、明日に届けてやろう。
 時間旅行なんて貴重な経験だゾ☆一週間全力で頑張ってくれよな!

「「ハアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!?」」

「それと上田君の修行はさっき渡したあれだけで十分だ。メインはメルちゃんの修行。
 だから上田君は彼女を全力で支えてやってくれ。」
「あ、ああ……。」

かくして私とマスターの一週間の修行が始まるのであった。
しかしこの修行が後に私達の生死を分けることなどまだ誰も、それこそ時の旅人しか知らないのである。
【上田明也の協奏曲[〜メルの夜想曲U・秋祭り一日目〜 fin】
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:47:45.49 ID:KPBHtXWE0
上田もツンデレ…だと…!?
支援
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:48:33.37 ID:KPBHtXWE0
おぉーっと、支援のつもりがまた遅かった
ハーメルンの人乙!!

メルちゃんパワーアップか…wktkなんだぜ
588:2009/09/15(火) 20:50:42.94 ID:WDPh2uaj0
メルパワーアップ案
・鼠に即効性の高い病気を付与する能力GET
・ていうかむしろ病気そのものを操る能力GET
・いっそのことグリーンディ的なあれでよくね?鼠媒介にしてさ
・Lv99(笑)で進化させようぜ

って感じである。
上田はあれだ……、天然。
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:52:47.20 ID:Q3lrZw2rO
メルがありとあらゆる格闘技をマスターすれば最強じゃね
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:53:29.19 ID:r6mYF+1yO
サンジェルマン伯爵は時間旅行さえ可能なのか

いやアリだと思うけどね
591ギザ十:2009/09/15(火) 20:54:47.66 ID:PYEnDDB0P
秋祭り、一日だけでもうちのキャラたちにも楽しんで貰う事にしました。
決戦では、どうなるか分からないしね、と言う訳で今から短いけれど投下させていただきます。

秋祭り一日目。
太郎さん、ご先祖様、幽霊少女、引き連れながら、祭囃子の流れる町中を歩いていく。
腰のベルトには籠釣瓶を履いている俺は、明らかに銃刀法違反であるのだが、
秋祭りを仮装しながら歩く人々の群れに埋没しており気付く者は居ない。
辺りを見回すと、俺のように一般人に紛れている契約者や都市伝説の姿がちらほら見えた。
どうやら、秋祭りのイベントにコスプレ関係のイベントがあるようで、それに便乗するように
皆、堂々と武装したり、姿を現したりしているようだ。
ふと、前方の屋台の前に、何やら禍々しい武者姿をした男が見えた。
何やら愉しそうに「くかか」と嗤う姿を、周りの一般人たちが携帯のカメラで撮っている。
チッ……という、妙に響く舌打ちが耳に届き、その方向を見ると、先ほどまで嬉しそうにチョコバナナを
舐めて恍惚とした表情を浮かべていた筈の、しかし今は心底忌々しそうな表情をしたご先祖様の姿があった。
俺の視線に気付き、取り繕うように笑顔を浮かべると、鎧武者とは反対方向に位置する屋台へと突撃していく
どうやら彼らと接触する気は無いらしい、そこまで嫌わんでも……と、思うが
俺自身も、あの威圧感の前に率先して自らを曝したいとは思わない。
一つ溜息を吐きながら、ご先祖様の向かった屋台へと俺も足を向けることにした。

大盛りの焼きそばを前にご満悦のご先祖様の横で、何やら思案顔をしている太郎さんの姿に気付く。
どうやら先日、「組織」の黒服に、ケチョンケチョンに負けたという、その少年はあれからずっと何かを考えているようだった。
B-No.006と名乗った黒服、その戦闘力は黒服キラーとも言える能力を持つ太郎さんをそこまで完膚無きまでに倒しただけあり
かなり強い、どころか完全に化物の類の存在であると言って過言でもあるまい。
「大丈夫、次は絶対に負けないよ」そう言った少年の言葉は、しかし、言った自分自身ですら、その言葉を信じる事が出来ていないように感じられた。
大きく溜息を吐く、最近溜息の回数が多くなった気がする。
そういえば「溜息を吐くと幸せが逃げる」などという不吉な都市伝説があったなと思い当たり、その様な都市伝説とだけは契約すまいと無言で頷く俺の肩に冷たい悪寒が走る。
592ギザ十:2009/09/15(火) 20:55:39.68 ID:PYEnDDB0P
きっと、業を煮やした幽霊少女が、早く太郎さんを元気づけてやれと催促しているのだろう、半眼で此方を睨むその表情も簡単に想像できてしまう。
苦笑しながら、先ほどから秋祭りの雰囲気を堪能する片手間、携帯で2chに書き込みをし続けていた左手の動きを止める。
とはいえ、そういった他人を慰める、元気づけるといった行為は、正直俺は苦手なのだ。
落ち込む人間を前にすれば何を話せば良いのか分からなくなり頭の中が真っ白になる、確かに目の前で落ち込む弟分のような少年を元気づけてやりたいとは思う。
だが、どうすれば良い?
そんな風に途方に暮れるつつある俺の目の前に、大きな看板が見えた。
「秋祭り恒例カラオケ大会、優勝商品は……なん、……だと…?」
愕然と呟く俺に不審に思ったのか太郎さんが振り返る。
そんな彼の肩をガシッと掴むと、俺は高らかに宣言した。
「太郎さん、アレに一緒に出るぞ!」
「えっ……ちょ、いきなり何……?」
困惑する太郎さんの首を強引に180度振り向かせ、先ほど俺が見ていた看板に書かれたある言葉を見せる。
「優勝賞品は、数量限定”伝説大帝レジェンダーR”等身大フィギュア(プレミア品)」
そう書かれた一文に、太郎さんの瞳が輝き出す。
「ま、まさか、これはあの幻のっ!?」
「そうだ、あの伝説と言われる程の造形師が作り出した一品、ヒーローマニアには手から喉が出る程手に入れたい至宝だ!」
寸前まで、脳裏を占めていた悩みなどすっかり忘れ、周りが引く程にテンションが上がっていく二人。
「逝くか太郎さん、いや……戦友(とも)よ……悪鬼羅刹が犇めきあうあの戦場へ!」
「もちろんさ戦友(とも)よ、地獄の底まで付き合うよ!」
がっしと強く握手を交わし、カラオケ大会の出場受付へと肩で風を切りながら向かう俺たち。
いつの間にかたこ焼きとお好み焼きとリンゴ飴とイカ焼きと綿菓子を抱えて、此方を不思議な生き物を見るような表情を向けてくるご先祖様や。
ポケットの奥に仕舞った鏡の向こうから微かに聞こえてくる幽霊少女の盛大な溜息を、スルーしながら。
俺と太郎さんは、戦場へと旅立っていった。
「「俺(僕)たちの歌を聞けーーー!」」


――決戦まで、残りわずか。
593「結界都市『東京』」:2009/09/15(火) 20:56:26.34 ID:8eBc5UJw0
ハーメルンの人乙っしたー!
さてと、こっちもぼちぼち行きますか…上の方でやってた眉毛コアラのこちら側視点行くぜ!

―第48章 嵐の前の静けさ―
 秋祭り期間中、しかもたった1日だけで俺のPDAにはたくさんの情報が溢れていた。
 仮面○イダーっぽいのが現れただの色々あるが、その中で一際目立っていたものがあった。

 「結界都新聞」と名付けられ、スポーツ新聞のようにレイアウトされたその情報の見出しには「「黒服」の一人、ついに『組織』を離脱か?」と書かれていた。
 内容を噛み砕いて咀嚼すると「とある黒服が契約者2人と契約を果たし、『組織』からほぼ独立した存在となった。」と書かれている。
 更に読み進めると、「その黒服は契約の際に全ての記憶を取り戻す事に成功、なんとあの≪夢の国≫の黒服と『組織』の黒服のハーフだったことも判明した。」とある。
 「なお、この黒服はたびたび『組織』に反目していた事もあり、周囲からは「いつか消されるだろう」と言われていたらしい。」…ん?まさか、あの黒服さんか?
 「また、先日お伝えした流れ星の件だが、正体は体長2mでピンク色のオーラをまとった全裸の筋肉ダルマだったようだ。既に行方をくらましており、国連では宇宙人とみて行方を追っている。記者:月読」

 ……祭りは楽しむものだが、≪夢の国≫の侵攻を明日に控え、更に『組織』による「鮫島事件」の発動がいつ起こるか分からない現状では楽しめという方が無理である。
 「嵐の前の静けさ」っていうのはまさにこの事を言うんだろうな。…余計にトランプを買い込む必要がありそうだ。
 俺はとりあえずトランプを11箱買う事にした。買ったトランプを全部攻撃用に回す事にしよう。全く我ながら数の暴力って素晴らしいね。

 そう思ってると、不意に後ろから視線を感じる。振り向いてみると、そこにはハンバーグを持った少年がこちらを見ていた。
 …明らかに怪しい。俺を見ているようで後ろの月読・天照・建速を見ているようにも見えた。
 少し警戒して見つめ返すと、少年がこちらに近づいてきた。
 「…迷子か?」
 そう言うと、少年は首を振って
 「うー、違うよ。迷子なのはパパだよ」
 5,6歳くらいの少年だ。流石に保護者がついてないと不味いような気がするが、少年曰くあくまでも「自分は迷子じゃない」の一点張りだ。
 「おにーちゃんこそ、迷子じゃないの?」
 この子は一体何を言ってるのだ?少なくとも俺は迷子になるような歳じゃない。だから俺ははっきりと言った。
 「迷子なんかじゃないぞ」
594:2009/09/15(火) 20:56:52.33 ID:WDPh2uaj0
メル「覇王翔吼拳!」
こうですね、わかります。
不老不死は時間旅行に伴う能力と考えても良いかもわかんね
そしてギザ十の人紫煙!
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 20:57:16.18 ID:KPBHtXWE0
ギザ10の人乙ーーー!!
ご先祖様wwwwwwそこまで将門が嫌いかwwwwwwwwww将門はご先祖様を気に入ってんのにwwwwwwwwwww
カラオケ大会…だと…
やべぇ、二人の歌声聞きたいwwwwwww
596「結界都市『東京』」:2009/09/15(火) 20:58:07.45 ID:8eBc5UJw0
 だが、少年はいきなり態度を一変させ、
 「……きひひっ、違うよ。お兄ちゃんは、迷子だよ」
 !?何なんだ、この少年は?
 「知ってる?万能の力なんて、そんなものはありえない。万能に見えても、必ず弱点があるんだよ?……きひひっ」
 この少年、何故俺の事を…?
 怖くなった俺は距離をとってポケットに忍ばせていたジョーカーのカードを掴んだ。
 だが…、相手は子供だ。未来ある子供に傷をつけるのは趣味じゃない。

 「万能に近い力があったとしても。だとしたら、それは人間の身に余る力だ。必ず代償が発生する。
  お兄ちゃん…人間じゃなくて、都市伝説に近くなってるよ?……きひひひひっ
  駄目じゃない?黒服にも、とっくに注意されてるでしょ?」
 そして何故その事を知っている?近い間柄の奴らにしか話をしてないはずだ!
 「…何者だ、お前は」
 「………きひひひひひっ、僕のことなんて、構ってる暇、ないんでしょ?」
 少年は手に持ったハンバーグをほおばりながら話を続けた。
 「僕の正体なんて、お兄ちゃんには関係ないし、知っても意味がない。
  お兄ちゃんは、それよりも、自分が迷子になってるのをどうにかした方がいいんじゃないの?」

 …確かに俺は迷子なのかもしれない。人間と都市伝説の間で彷徨い続ける迷子。
 「強い強い、万能ともいえる都市伝説。それに加えて、トランプの結界…お兄ちゃんの身には、重すぎるんじゃない?
  お兄ちゃんは人間なんだから、そんなに重たい物を背負っても、いつか潰れちゃうだけだよ?」
 確かにこいつらは万能かもしれない。しかし、元々は5人一組だったのだ。5人のうち2人をあいつ等に任せ、最初は3人だったから平気だろうとは思っていたが…
 どうやら融合の影響で徐々に都市伝説に引き込まれていくのを薄々と感じている。
 いつの間にか少年のハンバーグはなくなりかけていた。
 「そんなに、警戒しなくてもいいんだよ…この学校町は、将門様が護ってくれるから」
 将門だと?じゃあこの少年は―
 「−−っ、お前、「首塚」の…」
 そう言いかけた矢先、
597「結界都市『東京』」:2009/09/15(火) 21:01:04.24 ID:8eBc5UJw0
 「○○ちゃーん!?どこー!!??」
 「……うー!パパー!」
 …どうやら少年の探し人が来たようだ。
 「パパー!うー!」
 「あぁ、もう、この子は……少し目を放すと、どこかに行ってしまうんだから…!」
 どうやら俺の事は既にアウト・オブ・眼中って奴らしい。
 俺は親子仲睦まじく手を繋いで人波の中に消えるのをただ黙って見ていた。とりあえず言わせていただきたい。
 「………パパ?」
 あれはどう見てもパパじゃないだろ?どこかのスナックのママって格好だったぞ!?
 いや、顔は男だから「パパ」でいいのだろう。それよりも…
 あの少年、一体なぜ俺の事を…
 「…分かってるさ、今俺が人間と都市伝説の瀬戸際にいることぐらいな。」
 一人呟く。そう、このまま融合を続けるといつか自分が都市伝説になり果てる事くらいは。
 でも俺はここで退く訳にはいかない。護るべきものがあるから。例えばこの町。町は護れなくとも人々は護りたい。
 その果てに何が待っていようと―決して退く訳にはいかないのだ。
 例え俺の存在が消え去ったとしても―

さてと、改めて焼き土下座だぜ!

言われてるにも拘らず使い続けるんだぜw

まあ、こいつが都市伝説になったとしてもそう言うエンドは用意してるから無問題だぜ!
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:02:38.88 ID:KPBHtXWE0
東京の人乙ーー!!
だが…残念だったな…
コアラ眉毛少年のパパは、顔もちゃんとレディなんだぜ!
綺麗なニューハーフなんだぜ!

とまれ、こちらこそ貴殿には改めて土下座だorz
少年的には、一応親切心で言ったつもりらしい
599:2009/09/15(火) 21:02:53.37 ID:WDPh2uaj0
結界都市の人乙!
600『はないちもんめ』で小ネタ:2009/09/15(火) 21:06:30.36 ID:It818BgM0
休憩所にて
黒服との契約が無事完了した
半分だけと言うのが若干不満だけど・・・まぁ、あの負荷を考えると私一人じゃ不可能だったかもしれないから、結果オーライって奴だろう
あの黒服が『組織』だけじゃなく『夢の国』の黒服でもあったとか、色々驚く事もあったが、彼は彼だ、何の問題も無い
少女「・・・さて、と」
これ以上ここに居たら黒服の邪魔になるし、一旦休憩所を離れて祭りでも回るとしよう
と、思い部屋を出ようとして戸を開けると
『あ』
『お』
少女「へ?」
白骨と人体模型が居た
少女「ヒャァァぁぁああああああ?!!?!」
蘇る悪夢
頭の上に落ちてきたアレ
手の上でドクドク脈打ってたアレ
思わず逃げようとする、が
『待ってくださ〜い!!』
『逃がさんでぇ〜胃腸ロープ発射!』
ビュルルルルル クルクルクルクル バシッ
と、腸に絡まれ、躓き、こける
601『はないちもんめ』で小ネタ:2009/09/15(火) 21:08:08.79 ID:It818BgM0
少女「離してぇえぇぇぇぇ!ヌルヌルするぅっ!?」
『話を聞いてくださいぃ!』
『行き成り逃げ出すなんて失礼なやっちゃな』
私の足に抱きつく白骨標本
体に絡みつく腸を腹から垂らしている人体模型
まさに地獄絵図
気を失ってない自分をほめてやりたい
「そぉいっ!!」
『『あだぁっ!?』』
後ろから殴られ倒れる二体、人体模型から外れる腸、現れたのは
タバコを咥えたオジサン
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:08:45.37 ID:KPBHtXWE0
何やってんだ主に人体模型wwww支援
603『はないちもんめ』で小ネタ:2009/09/15(火) 21:09:11.93 ID:It818BgM0
「お前等自分の外見が恐い事理解してるか?」
『でも、お詫びはしないといけないとおもったんですよぉ』
『アダダダ、そうやで、なのにこの嬢ちゃん逃げるからこうやって捕獲を』
「お前は黙ってろ、まったく・・・・・・悪いな、ウチのバカ二体が迷惑かけて、子供好きなんだが如何せん外見がな・・・」
少女「貴方は・・・?」
「コイツ等の契約者だ、高校で教師やってる」
契約者はまだ、マトモそうだ、この二体と比べて
少女「そう、私は『はないちもんめ』の契約者・・・気にしてないわけじゃないけど、貴方が謝る事でもないし、もう良いわ」
「悪いな・・・じゃ、お前等仕事に戻るぞ」
『あ、はい』
『はいな〜』
休憩所を出て行こうとする2体とおじさん・・・あ
少女「待って!!」
「ん?」
少女「その・・・・・・これ、解いて貰える?」
まだ、腸が絡まったままだった


こんな調子で、私はこのお祭を無事に切り抜ける事ができるんだろうか・・・・・・
604ギザ十:2009/09/15(火) 21:10:28.07 ID:PYEnDDB0P
笛の人、東京の人も乙です。

>>595
たぶん過去に将門様と色々あったんでしょう
昔実行しようとした黒い企てを将門様に軽ーく潰されたとかw

因みに、ギザ十と太郎さんがカラオケ大会で歌った曲は
仮面ライ○ーブラックRXのOPテーマとかそのへん。
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:11:21.86 ID:8eBc5UJw0
>>598
な、なんだってー!!(AA略)

まあいいや、別に某たった2人の刑事ドラマのオカマバーを想像した訳じゃないんだからね!
606以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:13:35.17 ID:WDPh2uaj0
ギザ十の人紫煙とか書いていたらすでに乙のタイミングだった……
決して超スピードとか(ry
そしてはないちもんめの人乙
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:13:45.73 ID:KPBHtXWE0
はないちもんめの人乙ー!
腸がwwwwこれは確実にトラウマものwwwwww

>>604
そんな感じかww
「くっかかか、我としては、あ奴を嫁に迎えてやってもいいと思っているのだがのう?」


>>605
あれか、相棒のバーバラと髭だったかのママかwwwww
608『はないちもんめ』で小ネタ:2009/09/15(火) 21:14:53.99 ID:It818BgM0
ギザ十の人、結界の人乙!
カラオケ大会までやってるのかww
花子様とか出たら勝てる気がしないww

コアラのパパは一体何者なんだとwww

>>602
ぶっちゃけ人体模型と少女を絡ませたかった
反省はしている
腸で縛るとか何か、こう、なぁ?
操ったワニで契約者食い殺させたり、ショッピングセンターレイプの契約者モップで串刺しにしたり
してる割にスプラッターは苦手なのかもしれない『はないちもんめ』
見るのと触るのは別ってことか

>>仮面ライ○ーブラックRXのOPテーマとかそのへん。
RXか・・・ディケイドに登場した時は吹いたな
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:18:20.25 ID:8eBc5UJw0
>>607
一応ノベライズ本は持ってるんだがそこでは「髭と薔薇」だったような
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:20:38.59 ID:KPBHtXWE0
>>608
コアラ少年のパパは綺麗どころからそうじゃないのまでそろえたニューハーフバーのママです
男手…いや、女手?とりあえず一人で少年を育てています

人体模型たちをクロスしていただいて感謝!
あー、わかるわかる
俺もグロとかスプラッターは書くのは平気なんだが、見るのが苦手でなぁ…

>>609
あー、そっちが正解かも
いっつも間違えちまう
あの店にはるな愛が登場した時は吹いたなぁwww
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:23:46.81 ID:WDPh2uaj0
上田は……「シャンゼリオン〜光の未来」とか歌い出す。
絶対歌い出す。
もしくはガオガイガーのあれ
612『かごめかごめ』 小ネタ:2009/09/15(火) 21:28:18.77 ID:It818BgM0
ハク「ほほふへば」
コン「口ん中からにしてからはなせ」
ハク「んクッ、そう言えば・・・彼着てるみたいですね」
青年「彼??」
コン「彼?・・・・・・あ、まさかアイツか!?」
青年「誰ですか?彼って」
コン「平将門・・・首塚のトップだよ・・・あのオッサン来てんのか・・・顔合わせたくねぇなぁ・・・」
青年「知り合いなんですか?将門と?」
コン「顔は見た事ある程度かな、会話らしい会話はしたことない」
ハク「ほら、私達って三体に分かれる前から考えると凄い長生きしてますから」
コン「そうそう、行方不明ってか殺生石になった一体とか後鳥羽上皇と寝たりしてたし」
青年「はぁ・・・で?」
ハク「いや、悪い人じゃないんですが・・・」
コン「濃いんだよなぁ・・・色々と、ほら、自分で自分のこと新皇とか名乗る人だから・・・」
青年「はぁ・・・」
秋祭一日目
外見が外見だから忘れたたが、この二匹が物凄い若作りの婆であることを再認識した日になりました
613ギザ十:2009/09/15(火) 21:28:25.68 ID:PYEnDDB0P
はないちもんめの人乙でしたー

>>606
こまけぇことは(ry

>>607
>嫁に迎えてやっても
「おいおい、天下の平将門様が何を馬鹿な事を……て、ちょ、ご先祖様、何で本性だしてんの、ばっ、第三の眼が開いてるっ開いてるっ!?
 え、何、今日こそあの爺を殺す?いやいやいや既に死んでるからあの人死んでるから……って、まてまて、何、その背後に立つ凶悪な化物!?
 って、うぉぃ、何してんの!? ここ町中、ここ町中だから!? ちょ、何か溶けた、地面が溶けた!? 死ぬ!マジ死ぬから!
 まずいって、マジまずいって、あ、ちょ、化け物同士の戦いに他人を巻き込……って、あーーーそこの人、超逃げてーーーっ!?」
614以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:36:20.77 ID:KPBHtXWE0
>>612
かごめかごめ乙
この二体なら、知っててもおかしくないなww

>>613
っちょ、ご先祖様第三の目wwwwwwwwww

将門「くっかかかかかか!これだから面白い!!」
キャリアウーマン「んもぅ、将門様ったらぁ。私という者がありながらイケズぅ…
            …でも…ロリから青年までそろえた将門様のハーレム…
            ………あり!!ありだわっ!!!」
ハンガー生首「……!」(契約者の貴腐人オーラとかご先祖様の第三の目に怯えて涙目)
615以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:39:11.86 ID:8eBc5UJw0
うちは哀・戦士かWhite Forestかな

もしくは最強勇者ロボ軍団(ただ単に中の人が歌いたいだけw)

最近勇者王の完璧絶叫聞きまくってるからCV真似出来るまでになってしまったwwwww
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:40:08.16 ID:It818BgM0
>この二体なら、知っててもおかしくないなww
前11世紀頃から居るとか今何歳なんかとry

>>613
>>614
あぁ、地獄絵図が見える
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:44:29.71 ID:It818BgM0
カラオケなぁ
『はないちもんめ』なら『結ンデ開イテ羅刹ト骸』とか?
カラオケあるかは判らんけど

後は九尾ニ匹でNARUTOの曲のドレか辺り

それ以外はカラオケで歌う様なキャラでもないしなぁ
あぁ、禿でベリーメロンも可
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:46:03.21 ID:KPBHtXWE0
カラオケ、か…

花子さんの契約者が「科捜研の女」のEDテーマでスタンバイしています
「相棒」のEDテーマ、確か歌詞ついてないんだよ
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 21:57:03.23 ID:KPBHtXWE0
にゃーん
620禿の武者修行日記 移動編:2009/09/15(火) 22:00:18.10 ID:It818BgM0
禿「む?・・・フン!!」
武 炉 手 印 !!
定期的に打たねば海が雪崩れ込んでくる
それでどうにかなる様な貧弱な身では無いが今は時間が惜しい
嫌な予感がするのだ・・・・・・そう、学校町で何かあったのか・・・?
禿「急がねば・・・!!」
走る 走る 走る
禿は走る
日本目指し
海を割り
地球に多大なダメージを与えていることや近隣を行く船乗り達に目撃されている事など気にもせず
走る
日本まで、後32時間
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:01:30.50 ID:KPBHtXWE0
>地球に多大なダメージを与えていることや近隣を行く船乗り達に目撃されている事など気にもせず
禿、お前ってやつはもうwwwwwwwwwwww
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:02:13.47 ID:8eBc5UJw0
もはや禿に勝てるのは怪談仮面だけか?
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:03:22.05 ID:8eBc5UJw0
おやすみ

保守
624ギザ十:2009/09/15(火) 22:03:57.20 ID:oVwt8zDn0
禿きたwwww
というか、そろそろ、この惑星の残りライフポイントもヤバイんじゃね?
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:04:05.40 ID:G0diiXJSP
>>592
カラオケ大会とな

ちょっと自キャラ参加させてくるか。
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:04:12.23 ID:It818BgM0
>>621
禿が人類の敵になる日はそう遠くないな
本人にその気は無くても

>>622
実体が無い相手には無力・・・で有って欲しい
一応『組織』の黒服なんだから『組織』なら・・・『組織』ならやってくれる!
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:06:49.13 ID:KPBHtXWE0
>>626
だが、「組織」は最近黒服Dの始末に失敗したばかりだ…
はたして、禿相手に相性のいい能力を持った者が存在してくれるのか…www
628ギザ十:2009/09/15(火) 22:07:33.02 ID:oVwt8zDn0
>>622
もう、あの禿の相手は、今の怪談仮面には無理な気がするw
怪談仮面を一撃で吹き飛ばしたB-No.006なら或いは…
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:11:31.60 ID:It818BgM0
>>627
よし、筋肉が弱点になりえる都市伝説を探すんだ

>怪談仮面を一撃で吹き飛ばしたB-No.006なら或いは…
GガンかDB並の戦いを繰り広げている姿を幻視した


もしくはアレだけ目立ってんだから禿をベースにした都市伝説は大量に発生してるはず
そいつ等を契約者付きにして集団で挑めば・・・あるいは!
630『はないちもんめ』で小ネタ:2009/09/15(火) 22:17:39.92 ID:It818BgM0
酷い目に有った・・・・・・
あの人体模型め・・・二度と会いたくないわ
少女「さて・・・何か・・・アレは!?」
優勝賞品は、数量限定”伝説大帝レジェンダーR”等身大フィギュア(プレミア品)
・・・・・・欲しい
普通に欲しい
いや、何としても手に入れたい・・・!!
秋祭り恒例カラオケ大会?
人前で歌うのは趣味じゃない・・・けど!
少女「行くわよ・・・」
私にも童謡系都市伝説の契約者としての、歌を武器にする者としての意地がある・・・負けられない!
少女「かって嬉しい花いちもんめ 次々と売られる可愛子ちゃん 最後に残るは下品なぶす 誰にも知られずに泣いている♪」
試しに歌ってみる・・・よし、いける!
そうして、私はカラオケ大会向けて走り出す

結果は惨敗だったと言っておこう・・・
631以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:18:10.77 ID:KPBHtXWE0
>禿をベースにした都市伝説は大量に発生してるはず
>そいつ等を契約者付きにして集団で挑めば・・・あるいは!

何という…スーパー筋肉大戦…っ!!
やばい、地球が生死判定を-99くらいのペナルティ付きで判定しなきゃ駄目になるwwww
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:20:03.59 ID:It818BgM0
>やばい、地球が生死判定を-99くらいのペナルティ付きで判定しなきゃ駄目になるwwww
皆「もう止めて!地球のライフはもう0よ!!」
禿「HA☆NA☆SE!!」
って事か

信じられるか?
この禿、まだ強化案残ってるんだぜ?
633以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:21:41.27 ID:KPBHtXWE0
>>630>>632
そうか、はないちもんめにとってもねらい目の商品かwww
って、何だその歌wwww

何…だと…!?
まだ強化すると言うのか…禿の進化は止まらないwwwwwwwwwww
634以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:24:23.89 ID:HlMaK+F00
なんか書いてみたいけど
設定とかはオリジナルの考えて使っていいの?
淀元町とか
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:25:54.37 ID:It818BgM0
>そうか、はないちもんめにとってもねらい目の商品かwww
見た目は少女!中身は(若干やさぐれてるが)乙女!趣味は漢な『はないちもんめ』
>って、何だその歌wwww
ttp://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/5817.html
ってな感じで
>まだ強化すると言うのか…禿の進化は止まらないwwwwwwwwwww
本当なら大気圏突入の際に・・・
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:28:31.19 ID:G0diiXJSP
>>634
全然おk

むしろ皆が『学校町』を使っているのが不思議でならないくらい。



さて、こんなもんか・・・
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:29:38.94 ID:It818BgM0
>>634
自由なんだぜ!
>むしろ皆が『学校町』を使っているのが不思議でならないくらい。
クロスする時とか地理考える時に楽だからかなぁ
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:30:47.34 ID:G0diiXJSP
「・・・現れないわね、『夢の国』。今日は襲撃はないと思っていいのかな?」
秋祭りの喧騒の中を歩く少女は、傍らの二人に声をかける。
「私は大丈夫だと思いますけど」 「油断は禁物」
二人の返答にうなづくと、思い出したように少女は続ける。
「ってことは・・・妹ちゃんは明日から山篭り?」
「山篭りというわけではありませんけど、やはり結界の準備に時間がかかるので・・・」
「そっか、じゃあ私も家にいようかな・・・それとも、ミカゲちゃんが守ってくれる?」
「私を頼らないでくれ」 「つれないねぇ・・・」
そんなやりとりをしていると、ふと少女が足を止めた。
「・・・どうしました?」
「何か見つけたか?」
「・・・・・・・・・」ニヤッ
「・・・!」ビクン
「あの、姫さん?」
「これは・・・出るしかないわ!!」
「あ、待ってくださーい!」
人混みをかきわけて走り出す少女・・・姫さんを、妹ちゃんと呼ばれた少女が追いかける。
残された少女・・・ミカゲは姫さんが見ていた看板を眺める。
「秋祭り恒例カラオケ大会。優勝商品は数量限定”伝説大帝レジェンダーR”等身大フィギュア」
一通り内容を声に出してから、呟く。
「フィギュア・・・スケート?」
『姫』さんがスケートをやれば、それはそれは絵になる光景だろうと考えながらミカゲは二人を追って歩き出した。

「すいません!カラオケ大会出場します!!」
受付を済ませた姫さんが、後を追ってきた女の子をつかみ上げる。
「あ、妹ちゃんの受付は済ませたからね」 「え゛!?」
「さぁ・・・行くわよ、戦場へ!!」
「いやぁあああああ!!」
「私の歌を聴けぇえええええええええ!!!」
この日から「カラオケ大会で演歌を歌う女子高生」が代々の参加者達の間で噂話となるのは、また別のお話・・・
639ギザ十:2009/09/15(火) 22:31:25.76 ID:PYEnDDB0P
>>630
ちょwwまさかその怪しいフィギュアを欲しがるとはw
そう言えば、はないちもんめの少女も特撮が好きでしたっけw
因みに、うちの二人も速攻で失格の鐘鳴らして、二人してこんな風になってます→ sro orz
まあ、優勝者が現れれば、直ぐに復活しますけどね、つまるところ
にア ころしてでもうばいとる

>>632
>この禿、まだ強化案残って
なん……だと…?
流石にそれ以上は、太郎さんの設定に存在する「怪談仮面TAROVファイナルL(最終形態)」でも勝てる気がしないww
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:34:51.03 ID:It818BgM0
>>638
姫さんwwwwwwwwww
演歌と来たかwwwwwwwwwww

>>639
成る程・・・あぁ、夢の国を前にフィギュアの争奪戦が・・・フィギュアが壊れる気しかしない

>流石にそれ以上は、太郎さんの設定に存在する「怪談仮面TAROVファイナルL(最終形態)」でも勝てる気がしないww
とりあえず巨大ロボを呼ぼうか
大丈夫さ、身体能力的な強化ではなく外見的な強化案でry
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:36:59.78 ID:G0diiXJSP
というわけで、サクッと投下。
近日投下予定の「秋祭り前日編」のネタバレすら含んだ即興作品。
というわけで、次回は新キャラ出るよ!!


ちなみに姫さんが歌った曲は「三十路岬」。妹ちゃんが歌ったのは「NEXT LEVEL」
姫さんの曲がどういうチョイスとかそういうつっこみはナシの方向で、俺の趣味です。
妹ちゃんにどうやら仮面ライダーをそこそこ好きな設定が追加されたようです。
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:40:32.92 ID:KPBHtXWE0
アクマの人乙っしたー
新キャラwktk
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:41:32.86 ID:It818BgM0
アクマの人乙!
しかし、ライダーと言うか特撮好きなキャラ結構居るんだな
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:44:44.36 ID:HlMaK+F00
そうか・・・使っていいのか

とりあえず赤マントだけど前に書いたやつうpしてみるか
645ギザ十:2009/09/15(火) 22:47:51.38 ID:PYEnDDB0P
何か、適当に考えた賞品が何故か大人気で吹いたw

>>640
>巨大ロボを呼ぼうか
伝説巨人ラバトリーZですねわかります
つか、あれで全力出すと下手したら町全体にノアの大洪水の如き被害が出ると予想されるのですがw
646花子さんと契約した男の話:2009/09/15(火) 22:49:17.58 ID:KPBHtXWE0
「…まったく」

 俺は、小さくため息をついた
 …いつ、「夢の国」とやらの侵攻が始まるのかわからない、この時期に
 どうして、カラオケ大会に出なければならないのか
 まさか、お袋が何時の間にか特撮好きになっていたとは
 いや、今まで表沙汰になっていなかっただけで、元々好きだったのか?
 …に、しても
 息子の俺を出場させるなよなぁ
 まぁ、家で出店してる店の方が忙しいのはわかるけど…

「けーやくしゃ、がんばってね!」

 あぁ…花子さんや
 応援してくれるのは、嬉しいんだけどな
 …俺、こう言うの苦手なんだよ
 しかも、最近の流行の歌なんざ知らねぇよ!
 勝てるか!こんなんで!!
 半ば、ヤケになって
 俺は、何とか歌える歌を歌う事にしたが…


 …まぁ、あれだ
 某曜日の二時間サスペンスドラマの共通EDテーマを歌ってみた訳だが
 女性歌手の歌を男の俺が歌っても優勝などできる訳もなく
 早々失格して、俺は花子さんに慰められる結果になってしまったのだった

 …二度と出ないぞ、カラオケ大会なんて…

fin
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:49:34.31 ID:G0diiXJSP
ちなみに姫さんの狙いはフィギュアではない、歌いたかっただけなんだ。
なるべく早めに書き上げるよ!ちなみに今の投下で「名前:ミカゲ サバサバした性格?」が決まった。
後は・・・これから考えよう、うん!


ところで姫さんと禿を脳内で戦わせてみたら、謎の自キャラつえー補正で姫さんが勝ったんだが。
主人公は何度シュミレートしても勝てないのに・・・何故だ。
648以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:50:24.42 ID:7QW88hjd0
皆さま乙!
皆カラオケの選曲が特殊だなwww
カラオケ大会の賞品は個人的に欲しい

っと、投下しますよ〜
649以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:51:16.04 ID:kqt0jbia0
しばらく目を離した隙に投下祭とか・・!
そして支援
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:52:35.02 ID:KPBHtXWE0
花子さんの契約者をこっそりとカラオケ大会参戦させてみた
毎度毎度、勢いだけである


とりあえず、北区神社近くにて、花子さんの契約者の家「○○組」が牛スジカレーの屋台をやっております
和服で広い和室にでも居れば極道の親分として迫力満点な親父が、可愛い牛のイラスト付きエプロンつけて接客してます
契約者の母も、和服姿で調理と接客担当

契約者本人は、店を手伝いつつ、花子さんと一緒に祭を見回ったりしてます
651Tさん・夢の国:2009/09/15(火) 22:52:48.42 ID:7QW88hjd0
 秋祭り一日目、祭りの本会場である北区の神社に来ていた。

「そう気を張るな、いざという時までに疲れてしまうぞ」
 契約者はあちらこちらに目をやってはアレが怪しいとかコレが怪しいとか呟いている。
 正直危険人物にしか見えん。
「つってもさ〜」
 契約者はこっちを振り返ると、
「黒服いっぱいだぜ? なんか怪しくね? 祭りなんだからせめてそういう格好しようぜ! とか思わね!?」
 とはいっても彼等の仕事は一応対≪夢の国≫であって祭りの運営はついでに過ぎないんだがな。
「あ、からおけたいかいなの」
 人形の嬢ちゃんがイベント開催のポスターを指差す。どうも仮装大会やらカラオケ大会やらで契約者たちや都市伝説たちが多少暴れても祭りのノリということで大丈夫なようにしているらしい。
「うをおおおっし! 見に行くぞおぉぉぉぉぉ!」
 契約者はなぜかハイテンションでその会場を見に行ってしまった。まあ、しょうがない。元来あれは祭り好きだしな。
 周りを見まわしてみると、ものの見事な祭り会場だった。神社に来るまでの間も黒服や一般人が運営している出店をちらほら見たが、
「いい仕事だな。本当に」
 それが感想だった。
「あ、そうだ」
 一応この舞台の出資者にねぎらいと注意をしておかねば。と思い、携帯を取り出す。
 3コールで相手が出る。
652以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:53:28.87 ID:HlMaK+F00
ここら辺には有名な都市伝説が二つある
一つは黒マント売りの都市伝説
もう一つは・・・



俺は今ものすごく焦っている
それもそのはず!今にも死にそうなんだからな!っはっはっはっはっは・・・うわぁぁぁぁぁぁ
目の前には黒いマントの男がいる・・・その男は俺を殺そうとしている・・・
もういやだぁぁぁぁぁぁ
なんでこうなっちまったんだ・・・
時は少しさかのぼる・・・
653以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:53:59.35 ID:KPBHtXWE0
寝る前に支援体制に入る!!
654Tさん・夢の国:2009/09/15(火) 22:54:18.81 ID:7QW88hjd0
「もしもし」
『なんだね?』
 電話の相手は赤い靴の契約者の父上だった。
「俺だよ俺俺、一応大丈夫だろうがあまり今回の裏事情については話してくれるなよ? 危ない目に遭いたくないだろ?」
 とりあえず脅し口調で注意から入る。
『わ、分かっている。それとその名乗り方はやめたまえ』
 意外にユーモアが分かる奴なのかも知れない。そう思いつつ今度はねぎらいの言葉をかける。
「ん、では。今回は無理を言って悪かったな」
『ふん、別にかまわん。娘も喜んでいるしな』
「そうなのか」
『ああ、なんでも視察に行くのだそうだ』
 若干うれしそうな声で言っている。将来自分を継ぐ人間にふさわしい言葉とでも思っているのだろうか。それとも単に娘好きなのだろうか。
『では私は忙しいので失礼する』
 ちょっと考え込んでいたら声をかけられた。
「ああ」
 じゃあ、と言って通話を切る。
「あの子も来るのか……」
 赤い靴には一応言っておいたんだが、大方契約者にごり押しされたのだろう。無事に三日間過ごしてくれればいいのだが、
 携帯をポケットにしまっていると人ごみの中から契約者と人形の嬢ちゃんが出てきた。
655以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:54:27.17 ID:HlMaK+F00
「あっちぃ・・・死ぬ・・・これは死ねる・・・」
そんなこといいながら俺は自転車で見慣れた道を走っていた
とりあえずコンビニにでもよってアイスでも買おうかと思ってたんだ・・・

だが俺はなにを血迷ったのか
自動販売機を見つけてジュースを買おうと思ったんだ・・・
自動販売機に近寄った瞬間



「黒いマントはいらないかい?」



後ろからそんな声が聞こえた・・・そしてさっきの暑さが嘘のようになくなり
逆に肌寒くなった

俺は振り向いたそこには黒いマントに身を包んだ男がいた・・・
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:54:53.64 ID:It818BgM0
>>644
wktk

>つか、あれで全力出すと下手したら町全体にノアの大洪水の如き被害が出ると予想されるのですがw
取り合えず、被害を抑えるためにも街中で先頭始めたのに気付くと森とか海岸とかに舞台が移ってるパターンでry
禿って強すぎる存在は(ギャグ以外での)扱いに困る典型的なパターンだよなぁ

>まさか、お袋が何時の間にか特撮好きになっていたとは
何・・・だと?

>ところで姫さんと禿を脳内で戦わせてみたら、謎の自キャラつえー補正で姫さんが勝ったんだが。
>主人公は何度シュミレートしても勝てないのに・・・何故だ。
女性には本気は・・・アレはそんなん気にするキャラではなかった
姫さんはきっとアレだ兄気並の何かを身につけてるんだ
657以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:55:11.28 ID:HlMaK+F00
その男はもう一度言う
「黒いマントはいらないかい?」と
俺は「い・・・いらないです」と答えてしまった
というかどっちみちこれに解決策はない
いりますといっても黒いダガーナイフでさされるらしいし
無視して帰ろうとしたらマントが胸を刺すらしい
マントが胸に刺さるのかよ・・・っと思ってたのだがどうも刺さるらしい
なんぜ今は信じているんだって?
そりゃ黒いマントがいきなり尖って向かっきてよけたら

自動販売機に刺さったんだぜ?信じるしかねぇだろ・・・
そしてその黒マント男は「しねしねしねしね・・・」
と連呼してたその本体だと思っていた男は白目をむいていて
本体は黒いマントに見えた・・・

とここで回想終わり
658以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:56:26.46 ID:KPBHtXWE0
しえしえーん
659Tさん・夢の国:2009/09/15(火) 22:57:16.24 ID:7QW88hjd0
「なんというか、濃かったな……」
「うぇいくあっぷ、ざひーろー♪」
 二人とも少し上機嫌だ。
「どうだったんだ?」
「うん、なんかこの前会ったはないちもんめの嬢ちゃんとか日本刀っぽいもの下げた兄ちゃんとその弟? っぽい男の子が歌ってたりしたよ」
 このまえのかごめかごめと契約してた兄ちゃんといい、日本刀が今年のトレンドなのかね? と契約者。
 違うと思うがまあ、日本刀はいいと思う。
 二人が言うにははないちもんめの契約者は妖しげな暗い歌、兄ちゃんと男の子は某特撮モノのオープニングを歌っていたらしい。感想としては、
 濃かった……
 らしい。
「む、それは見たかったな」
「うぉ〜い」
 残念に思っていると横手から知ってる声に呼ばれた。
 振り向くと、そこには
「あ、情報屋さん」
 情報屋さんがいた。
「誰?」
「あー、」
 契約者の質問についついどうはぐらかすか考えようとする。あまり情報屋の存在などは知られたくはなかったのだが、昨日帰った時に隠し事はあまりするなと約束させられたばかりだ。正直に話しておく。
「懇意にしている情報屋さんだ」
 契約者は驚いた顔をすると情報屋に寄って行く。
「おー、Tさんがいつも世話になってたりする?」
「いやいや、上客でうれしいかぎりだよ。Tさんの契約者さん」
 祭りの雰囲気故なのかいきなり仲良くなっている。
「出店したのか」
 俺はそう声をかける、彼は祭りの出店の一つとして占い屋をやっているらしい。
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:57:34.04 ID:HlMaK+F00
そして黒マントは俺に迫ってきてこういった

「買ってくれないんなら・・・死ねぇぇぇぇぇぇぇえ!!!!ひゃはぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

何それ怖いていうか何故いきなりハイテェンショォン???
とか考えてた

その瞬間後ろから赤いマントが現れて黒マント男に突進してきた

黒マントは「きさまぁぁぁぁぁぁぁぁ赤マントォォォォォォォ」
と叫んでいた何これ恐い
その赤いマントはどこから喋っているのかわからないが黒マント男を抑えて俺に
「にげろ!!!!」と言っていた

だが情けないことに俺の腰は抜けていて動けなかった
「どけぇぇぇぇぇぇ!!!」と黒マントが叫び赤マントをこちら側に投げ飛ばした

そして俺の顔に直撃した
「ぐわっ!!!」そんなな避けない声を出したと思う・・・
すると赤マントは俺にこういった「おい!人間!死にたいか!?」
俺はまだ彼女もいないし童貞なのにこのまま死ねると思うか?答えは
「死にたくない!!!!」だ
そう叫んだかと思うと赤マントは「なら協力しろ!!!じゃないと死ぬぞ!!!」と叫んだ

そんな会話をしてると黒マントが攻撃してきた
661ギザ十:2009/09/15(火) 22:57:42.33 ID:PYEnDDB0P
Tさんの人と&マントの人、私怨
662Tさん・夢の国:2009/09/15(火) 22:58:22.30 ID:7QW88hjd0
 どうやってスペースを確保したのやら。情報屋さんは、
「儲かるし、情報提供もできるからな!」
 といい感じの儲けなのか上機嫌に語る。彼はそうそう、それでな?
 と言って手に持っていたペンを軽く掲げる。
「エンジェルさん」
 その声と共にオッサンが現れる。
「! なんだ? このおっさん」
 契約者が驚いている。
「エンジェルさんである」
 その彼の名乗りに、
「えー…………」
「なぜ不満そうなのだ」
「いや、別に」
 気持は分かるので何も言わない。それは情報屋さんも同じなようで深くうなずいている。
 彼はしばしそうした後、
「さて、それでさっきエンジェルさんが占ってくれてな? ≪夢の国≫は明日辺り動くらしいぞ」
 ずいぶんあっさりと重要情報をもたらしてくれた。
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:58:47.82 ID:HlMaK+F00
すると



赤いマントが俺に巻きつき顔に仮面のようなものが張り付いた
いつのまにか口が「よっしゃぁぁぁぁ勝負だまっくろくろすけ!!」と言っていた
黒マントは「・・・ぶちころしてやる・・・ころすころす」と連呼していた
「うらぁぁぁぁぁ」と赤マント・・・に取り付かれた俺の体が黒マントに向かっていく
赤マントが尖り黒マントに攻撃したあと取り付かれているであろう人物に蹴りを入れてしまった・・・
いや・・・決して俺のせいじゃない俺に取り付いた赤マントのせいだ!
と考えていたら「うらうらぁぁぁぁぁぁ」と叫びながら黒マントに連続攻撃をしていた
黒マントは「ぬぐぅぬぁぁぁ」と攻撃を一方的に受けていた
それでも赤マントの攻撃は続く「うりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」人の体をそんなに乱暴に使わないでほしい
そして黒マントが後ろに倒れたと思うと

赤マント=俺は飛んだ・・・こんなに飛べるのかと思うぐらい

そして赤マントは俺の全身を包み込み回転しながら黒マントに攻撃をしていた
一言で言うなら必殺キックだな正直アレは吐きそうになる
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 22:59:27.87 ID:HlMaK+F00
そして開放されたかと思うと黒マント男の黒マントがビリビリになり消えかけていた
「ぅ・・・ぐぁ・・・くそぅ・・・赤マントぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!」と叫び
そして消えた

と同時にまた暑さが戻ってきた
・・・マントのせいで余計暑い・・・
とりあえずマントにお礼を言う
「た、助かったありがとう・・・で俺を解放してくれないか?」
顔に張り付いていたものは消えたがマントは張り付いていた
「いや無理だ」「・・・は?」・・・こいつはなにを言っているんだ?
「まだ貴様には協力してもらう。もう契約は結んだんだ最後まで協力してもらうぞガハハハハハ」
「そ、そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ」と叫んだ・・・

これからこいつと仲良くしないといけなさそうだな・・・
まぁいい楽しそうだしな・・・
俺はそう思った・・・

ここには二つの都市伝説がある
一つは黒マント売り
もう一つは・・・

赤いマントのヒーローだ

終わり
665Tさん・夢の国:2009/09/15(火) 23:00:20.76 ID:7QW88hjd0
「そうか、分かった」
 明日か……
「だ、そうだ」
「つまり?」
 どうも要領を得ないような契約者にわかりやすく言ってやる。
「一日目は普通に遊べるんじゃないのか? ということだな」
 情報屋さんがすかさず注意を入れる。
「こんなオッサンの占いだからあまり信じるなよ〜」
「何を言うか!」
「……なあ、Tさん」
「お兄ちゃん」
 ケンカを始めた情報屋をほっといて契約者も人形の嬢ちゃんもこちらを見てくる。何か期待しているような視線。
 俺はため息を一つ吐き、
「そうだな。二日目はたぶん潰れるだろうし、三日目まで戦いがもつれこんだりしたらせっかくの秋祭りを楽しめないしな」
 それを聞くと契約者は満面の笑みになり、
「よし、まずはチョコバナナからだ!」
「はんばーぐうってるの」
「落ち着け、まずはイカ焼きからだ」
 屋台に突っ込んでいった。

 秋祭り一日目、太陽は南天に達しようとしていた。
666小ネタ:2009/09/15(火) 23:02:06.20 ID:KPBHtXWE0
「はい、まいどあり〜」

 ちゃりんっ
 ラムネを買い上げた客に、おつりを渡す青年
 …思ったよりも店が繁盛してしまい、忙しい

「…でも、兄さんから離れたくないしなぁ」

 ちらり
 すぐ隣のお化け屋敷に目を向ける
 どうやら、あちらも繁盛しているようで
 時折、客が腰を抜かしながら中から出てきている

「まぁ、頑張るかな」

 …ここでなら、いつでも兄を助けにいける
 商品には、コーラも大量にある
 ……武器は、いくらでもあるのだ

 きゅう、とかすかに口元に笑みを浮かべながら
 青年はいつでも、兄を助けられる体制を整ええながら
 お化け屋敷の隣で、ラムネとコーラをはじめとした飲料の販売にいそしんでいるのだった



fin
667Tさん・夢の国:2009/09/15(火) 23:02:33.12 ID:7QW88hjd0
            
            ●

 彼女は、≪夢の国≫の契約者は、薄暗闇の中にいた。
 そこを照らす光源は彼女の周囲にある物々しい機械群のみ。
 その機械群は周囲にもともと設置してあったであろう物に対して明らかに浮いていたが、その場に満ちる空気にはひどく似合っていた。
 満ちる空気は――何かを待ちわびる気配。
「もうすぐだね」
 機械に向けて彼女は言う。
「もうすぐだよ」
 今度は背後に振り返って嬉しそうに言う。
 その声に反応したように薄暗闇の奥の方から歓声じみた気配が漂ってきた。
「だけど、まだ、だめ」
 漂う気配にはやる意思を察したのか、彼女は立てた人差し指を唇に当て、シー、とジェスチャーする。
 歓声じみた気配はなりを潜め、再び周囲には何かを待ちわびるかのような気配が満ちる。
 それを見て彼女は彼等に説明する。
「今日は様子見なんだよ」
 だって、
「なんかいっぱい邪魔な人たちがいるんだもん」
 不満そうに言うと、彼女はでも、と表情を明るいものに変えた。
「大丈夫、明日こそ皆でお祭りに行こう? 王様もすぐに目覚めるよ」
 

 来るよ、来るよ、パレードが
 楽しい宴を、楽しい祭りを
 あなた方を≪夢の国≫へとご招待いたしましょう
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:03:54.82 ID:KPBHtXWE0
赤マントの人乙!!!

そしてTさんの人しえーん


さて、ヤンデレ弟はお化け屋敷のすぐ隣にて、ラムネとかの飲料を販売する店の店番をしてます
多分、隣接して焼き鳥とかの店が並んでんじゃないかな、イメージ的に
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:05:21.46 ID:G0diiXJSP
>>656
「体の使い方がなってないわね」
眼前の少女は突然姿を消したかと思うと、いつの間にか懐へ潜り込んでおり・・・
少女が黒服の顎に拳を打ち込むと、その巨体がグラリと傾いた。


いやなんだコレ、姫さんの武術は独学でしょうと書いてる自分でツッコミを入れた。
きっと姫さんにはなにか天賦の才があるんだね・・・




ヒーロー赤マントか!懐かしいものを見た・・・
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:06:48.34 ID:It818BgM0
赤マント乙ー!

>違うと思うがまあ、日本刀はいいと思う。
ちなみに『かごめかごめ』の刀は趣味で能力自体はカッターナイフやハサミでも発動可能

各契約者達は結構店出してるなぁ
うちの連中は遊んでばかりだ、何かさせればよかったか
671Tさん・夢の国:2009/09/15(火) 23:07:56.91 ID:7QW88hjd0
エンジェルさん、赤い靴の父ちゃん、カラオケ大会の関係各所に土下座ぁぁぁぁぁぁぁ!

秋祭り一日目と夢の国の動向でした。

さて、赤マントのひと支援
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:09:24.49 ID:7QW88hjd0
と思ったら赤マントの人終わっていた乙です!
ヤンデレ弟の人もおつです!

>>670
それでも日本刀を選ぶのが漢なんですね
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:10:12.67 ID:PYEnDDB0P
Tさん&マントの人乙でした!
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:10:35.73 ID:G0diiXJSP
姫さん自キャラ最強説とか暴走気味の頭を冷やさなきゃ・・・
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:12:32.08 ID:It818BgM0
>>669
体の使い方はなって無くても筋肉の使い方でry
禿の懐入ってる時点で姫さん確実に天才ってか一般人じゃないなww

>>672
困ってる人を見つけてもギリギリまで助けに入るなとか、ナイフの方が効率よくてもあえて日本刀使えとかは
孤児だった『かごめかごめ』が少年時代に『白面金毛九尾の狐』に教え込まれた内容
『かごめかごめ』が中途半端にダメなのはあいつ等の所為だよ
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:12:36.10 ID:KPBHtXWE0
Tさんの人乙っしたー!
決戦の時が…近づいている…!!!

さて、寝るぜ、おやすみー
明日もスレが残っていたら…まだまだ、祭一日目のネタを書いていくんだ…
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:15:23.27 ID:It818BgM0
っとTさん乙!!
>はないちもんめの契約者は妖しげな暗い歌
確かに妖しげで暗いなww
近づく決戦にwktk
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:20:37.62 ID:G0diiXJSP
おっと、遅くなったけどTさん&赤マントの人お疲れ様です。


>>675
例えるならたぶん、禿が「剛」のチートキャラなら姫さんは「柔」のチートキャラ。
懐に入って顎を打ち抜いたり、拳を避けて腕を掴み地面へ叩きつけても、
禿が最終的に体力で勝つはず・・・なんだ、というかその程度で負けるはずがねぇ。
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:24:42.42 ID:G0diiXJSP
これ以上、姫さんをチートにしないためにも今から少しずつ書き溜め始めますわ。

・・・ほんと、どうしてこうなった。
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:27:38.39 ID:PYEnDDB0P
一度、禿、姫さん、将門様、うちのご先祖様、辺りのチートキャラ達にガチのバトルロイヤルして欲しいと思うのは俺だけか…
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:29:00.37 ID:It818BgM0
>禿が最終的に体力で勝つはず・・・なんだ、というかその程度で負けるはずがねぇ。
大気圏すら突破する筋肉越しにダメージ与えるとなるとなぁ・・・

>・・・ほんと、どうしてこうなった。
チートキャラが出来上がったときは皆一回はそう思うんだって
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:29:46.64 ID:It818BgM0
>>680
それやると学校町所か地球がヤバい事にwwwww
後、コーラと太郎さんも混ぜようか
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:32:37.44 ID:G0diiXJSP
さりげなく姫さん入れちゃだめぇええ!彼女はただの契約者のはずなんだから!!


顎の辺りは筋肉つきにくい気がする。あと、顎を揺らすと脳が揺れるとも聞いた。
投げ技は確かに効かないかもしれないが
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:36:53.04 ID:fB02SQFIO
コーラは、将門とご先祖様相手に無力
685以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:36:58.67 ID:PYEnDDB0P
>>682
たぶん数千年に一度、似たような事が都市伝説達の手で起きていて
それが、かの有名な、ハルマゲドンやラグナロクといった
超神話級の最終戦争として伝わっているのである…って、ねーよw
686「結界都市『東京』」:2009/09/15(火) 23:37:48.95 ID:8eBc5UJw0
カラオケ大会に便乗して

 「ん?カラオケ大会か…」
 カラオケなんて久しぶりにやる。喉が大丈夫なのか心配なのだが…
 正直言って優勝賞品なんていらないが、まあ楽しむのもいいだろう。
 そう思ってエントリーしてみた。
 何歌おうか決めてはいなかったが何とかなるだろう。
 年齢層、そしてこれは町のお祭りであることを考慮して決めたのがこれだ。
 つ「チャンピオン」
 ♪〜You're king of kings
 どうしよう、予選を通ってしまった…あ、なんか向こうの方で女の子が悔しがってた。
 通ってしまったからには次の曲を決めなければいけないが…
 もう面倒だったので適当に決める事にした。
 つ「浪漫飛行」
 ♪〜トランク一つだけで 浪漫飛行へIn your sky
 偶然とはいえ、まさか優勝してしまうとは…
 ぶっちゃけこれ欲しいとは思わないんだよな…
 とりあえずさっき悔しがってた女の子にでもあげようかな。
 なんか本気で欲しそうだったし。

なんか勝手に優勝かっさらっちゃってごめんね?
あと『はないちもんめ』の人に盛大に焼き土下座っ…!
もしあれだったら勝手に無かった事にしていただいても…
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:40:50.74 ID:8eBc5UJw0
じゃあ改めておやすみ
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:42:58.89 ID:PYEnDDB0P
>>686
ギザ十&太郎さん「ころしてでも(ry」
幽霊少女「二人とも、いい加減しなさい!」
ご先祖様「………(もぐもぐもぐ)」←立ち食いワンコそば666杯目突入中
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/15(火) 23:58:37.69 ID:8eBc5UJw0
>>688
とりあえずこれで機嫌を…

つ「ガンバライドカード全種類+平成ライダーの全映画Blu-rayディスク」

ガンバライドには勿論Wも入ってるよ?
690東京の人:2009/09/16(水) 00:06:41.85 ID:edRC74lr0
日付変わっても保守
691エンジェルさん:2009/09/16(水) 00:08:35.06 ID:NCKLHTT4O
Tさんと共演させていただいてる……!
ありがとうございます!

ではカラオケ小ネタ投下


男「カラオケ大会……だと?! くそっ、もっと早く気付けば……!」

エ「ちなみになに歌うんだ?」

男「パンチラオブジョイトイ」

エ「……悪いこと言わないから止めとけ」

男「……冗談だよ。本気なら『へっくしゅん』を歌う」

エ「冗談に聞こえないんだが……」
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 00:26:55.29 ID:NCKLHTT4O
☆ゆ
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 00:28:32.46 ID:jCp8XSl9P
寝るほ
694565:2009/09/16(水) 00:53:59.12 ID:mu+pVuHQ0
駄目だ、読んでる内に頭が爆発しそうになった
とりあえず、今から書いてみる

ほ、保守だ…
695以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 00:58:54.84 ID:7SVR5LWR0
赤マントと契約して6ヶ月・・・
いろいろな都市伝説と戦った・・・

メリーさんとか(なにあれ怖い)
花子さんとか(なにあれ恐い)
Tさんとか(なにあれ強い)
怪人とか(なにあれやばい)
まぁいろいろと戦ってきたわけだ・・・(Tさんのみは和解だが)

でも、次の敵がこんなやばいのになるとは・・・

その日は寒かった
淀元町はいつも夏はあほみたいに暑いけど
冬はバカみたいに寒い・・・
でも・・・その日は特に寒かった・・・

ちょっと赤マントを折りたたんで
鞄に入れて移動してたときだ・・・(途中で都市伝説に遭遇したらヤバイからね!)
そしたら赤マントが都市伝説を感じ取ったらしい
赤マントはマント系の都市伝説なら感じ取れるらしい
で、そこに向かったわけだが・・・
そこにいたのは意外な物だった・・・
696以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:00:18.56 ID:7SVR5LWR0
〜怪人赤マント〜
「そっちだ!そっちにいるぞ!」
こいつは赤マント黒いマントから助けてくれたやつだが
うるさい・・・
「あっちか!?右か?右だな!?」
こんなこといってるのが俺
バカ、すげぇバカ
で、こんなアホなやり取りしながら
マント系都市伝説のところにいったんだ・・・

そしてついた・・・だが雰囲気が違う・・・
すごく寒い・・・いや・・・寒いじゃないな・・・
血の気が引いてそこから逃げろ!!!
そんな反応を体がしているのだろうな・・・
そして都市伝説には強気な赤マントも・・・


そのときだけは・・・脅えていた・・・


いや、震えていただけだが・・・
そんな感じがしたんだ・・・

で、奴は現れたんだよ
怪人赤マントが
697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:00:46.53 ID:NCKLHTT4O
>>694
気楽に書けばいいと思うよ

>>695
支援
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:02:17.33 ID:7SVR5LWR0
「どうもこんにチは
わたしの名前はマント売り
あなたには赤いマントが似合いますよ
赤いマントを差し上げましょう」
「おあいにくですがもう赤マントはもってます!」
バキィ
「グハァッ!!!!」
その瞬間赤マント(仲間)が俺を殴り飛ばした
そしてそこにいた怪人を見ることができた
赤いマントを着た赤いシルクハットを被った
人間が立っていた・・・
だが・・・そのあたりだけ・・・空気が違っていた・・・
「おい!赤マント!早く合体を!」
「・・・」
「おい!」
「わたしを無視しないでくださいよ」
赤マント(怪人)がそういったかと思うと
もう俺の目の前にいた・・・

「!!!!糞っ!!!!」シュル!!!!
赤マント(怪人)に襲われる直前に赤マント(仲間)が俺と合体した
「オラァ!!!!」ドガァン
マントで包んで強化した拳を赤マントに向けて放った
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:04:12.65 ID:7SVR5LWR0
直撃はした・・・だが・・・相手にはダメージがなかった・・・
「くっ!!!」
「だめですよ、そんなんじゃ」
ピン
俺兼赤マントはデコピンを食らった

壁にめり込んだ・・・何これ痛い・・・
そんなことを思っていると

赤マントが殴ってきた・・・かなり本気で・・・
メギャァァァア!!!!
「グハァ!!!」
内臓がつぶれたかのようなダメージを負った・・・
たぶん赤マントがギリギリで防いでくれたみたいだ・・・
じゃなきゃ俺の腹に穴が開いてる・・・
俺にはわかる・・・
さらに赤マントは攻撃をしてくる・・・
俺は赤マント(仲間)に包まれてダメージは少なかったが
それでもダメージは大きかった・・・

「グァ・・・」ドサ
そしてついに倒れてしまった・・・
「やっとですか・・・ふふふ・・・では、遠慮なく食事させていただきましょうか」
そういうと俺から赤マント(仲間)を引き剥がし
口から牙を見せた・・・吸血鬼のような牙を・・・

「いただきます」

そう言った瞬間
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:04:55.42 ID:7SVR5LWR0
赤マント(仲間)が赤マントの顔に覆いかぶさった

「残念だがこいつは俺の大事な契約者なんでねぇ!!!
おめぇに食わせるわけには行かないぜ!元祖赤マント!!!」
元祖赤マント・・・
そもそもヒーロー赤マントは怪人赤マントから分布した
もののひとつであり怪人赤マントも存在するのだ

その赤マントのことを元祖赤マントと呼ぶ
「うざいですね消えなさい」
そういうと赤マント(仲間)は簡単にひっぺはがされて
無造作に投げ捨てられた
「グガッ」ドシャ
「赤マント!!」
「さて、いただきましょうか」
「う・・ぁ・・・」
「く・・・そぉ・・・」
もぉ・・・俺も・・・終わりか・・・
・・・
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:06:01.11 ID:7SVR5LWR0
ポン
「さて、そこまでにしてもらいましょうか」
「「「!?」」」
後ろには・・・背の低い女の子が立っていた

「なんですかあなたは・・・!!!ギギッ!!!!」
ブン
「うわぁぁぁぁあ!!!ゲフッ」ドガァン
い、痛い・・・
「なんデスかアなたハ・・・?」
「わたし?わたしは」
ズイ
「おい!逃げるぞ!」
「うぉ!赤マント!」
俺の顔の前に現れやがった

「ここは危険だ!はやく逃げろ!」
「く、わかったよ!!!」
タッタッタ
「ッチ セッカクのショくじのジャまをしてただデすむトオモワナいでくだサイヨ?」
「きなさいよ」

ドカァン!!!バキャァン!!!ドシャ!!!

すごくいやな音がする・・・
「さっきの子・・・大丈夫かな・・・」
「バカか!今は自分の命のことだけ考えろ!」
「・・・わかってる」
くそ・・・体が痛いぜ・・・
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:10:21.23 ID:7SVR5LWR0

ドカァァァァァァァァァァァン
「「・・・」」
建物倒壊しながら人型のものが飛んでくるとか
なにこれこわい
飛んできたのは・・・!!!赤マント!?
「ヤバイヤバイヤバイヤバイギギギギギギギギ」
なんだ?・・・焦ってる・・・?
「どうした?そんなもの?」
さっきの女の子・・・!!??なんだあの左腕・・・黒い・・・
「まさか・・・あれは・・・」
「クソガァァァァァァア1!!!!!11!11!????????・?」
ビュン
「・・・もうあんたはだめみたいね」ガシ
!?あのパンチを受け止めた!?
「もう終わり・・・死になさい」
「アァァァアァァアァァァァァァアァァァァァァ..                        ァ」
バキベキィベリベリベリベリ・・・
・・・なんだあれは・・・
崩れている・・・?
「・・・そうか奴は・・・帰るぞ」
「え・・・でも・・・」
「いいから、帰るぞ」
「・・・わかった」

そして怪人赤マントとの戦いは終わったが・・・
いったいあの女の子はなんだったんだろうか・・・
この淀元町にはまだ謎が多い・・・

まぁ俺が謎に出会ったのはこいつと会ったころからだけどな・・・
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:11:04.34 ID:7SVR5LWR0














淀元町門真ビル裏道路に怪人赤マントと寄生固体と思われる
劣化赤マントを発見しました

怪人赤マントは殲滅しましたが
劣化赤マントは特に被害も出てないので
野放しにしましたがよろしいでしょうか・・・?

・・・はい、わかりました・・・放置ですね・・・はい、はい

了解

ピッ

〜通信終了〜
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:16:36.96 ID:7SVR5LWR0
さて、俺もほしゅするか
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:20:08.63 ID:NCKLHTT4O
すまん、ねるほorz

朝までこのスレが残っていたら幸せだな
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:21:20.70 ID:7SVR5LWR0
おやす
よし!俺にまかせるな!
俺はこれでも学生だ!
707以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 01:29:55.86 ID:7SVR5LWR0
708以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 02:00:45.93 ID:7SVR5LWR0
ほうほう
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 02:11:41.79 ID:mu+pVuHQ0
>>695
なかなか書けないんで読みました
かなりツボにヒットする内容です
アレか、複数の赤マントは類話的なナニか、ってワケか
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 02:13:38.47 ID:nc2lNuJU0
>>691
こちらこそたびたびすみません

次は、黒服さんと連絡とらなきゃ

保守
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 02:41:40.84 ID:7SVR5LWR0
>>709
俺たちにも祖先はいるわけジャン?
そのさらに昔の祖先は細胞みたいなものだったジャン?
その細胞からさまざまな生物が分布したジャン?
つまりそういうことだ
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 02:54:40.02 ID:7SVR5LWR0
寝るわ・・・あとよろしく
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 03:19:28.91 ID:9mxLhHGN0
ちょwwwwwwwwww
wikiにポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガン が…
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 03:55:57.67 ID:9mxLhHGN0
ねる
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 05:51:48.40 ID:edRC74lr0
おはよう
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 06:30:18.68 ID:iP4vrIkKO
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 07:02:18.48 ID:nc2lNuJU0
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 07:36:52.08 ID:nc2lNuJU0
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 08:08:00.26 ID:M4h/XewAO
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 08:22:28.36 ID:NCKLHTT4O
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 08:39:04.86 ID:aGURggQhO
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 08:40:58.47 ID:Ao6KQl7/O
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 09:28:32.72 ID:4be1r2whO
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 09:36:49.83 ID:ev5MUM+M0
おはよう、皆様乙!!
っく…カラオケ大会便乗でも一個ネタを書こうとしたら既に優勝を掻っ攫われた…だと…!?

い、いいもん、優勝される前に出場してたことにするもん!
どうせ優勝するネタじゃなかったからいいもん!!
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 10:08:18.11 ID:ev5MUM+M0
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 10:38:09.38 ID:ev5MUM+M0
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 10:44:50.36 ID:ev5MUM+M0
あれ…?
wiki更新してると、なんでか知らんが途中で誰かと更新被って、その直後に更新したはずの内容が消されてるな…?
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 10:50:45.88 ID:ev5MUM+M0
…あ、違った、原因判明
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 11:25:08.98 ID:VVXe/ZD/0
おはよ
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 11:56:17.22 ID:5s/e8b0HO
気付けば秋祭りが終わっているだと!?
く、くそぅ……デスマめッ

しかし最近、これ「シル○ーレ○ンじゃね?」とか思い出してきた俺がいる
まぁいい。次の騒動には、どうにか乗ってやるんだ……
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 11:59:48.95 ID:Gjlq5qrN0
>>730
まだ終わってないぞ! ギリギリ一日目中だッ!
俺も書けてない!orz
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 12:04:58.94 ID:aGURggQhO
>>730
落ち着け!まだ夢の国も鮫島事件も動いてない!
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 12:30:16.01 ID:nyxiFAm00
真昼の保守
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 12:35:22.74 ID:nNtFC3rD0
ちょっち質問なんすけど
「契約者の命令無しに、契約済みの都市伝説が
他人を助ける」って行為はアリなんですかね?
……過去ログ、最初から読みなおしてこないと
735以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 12:52:25.91 ID:nyxiFAm00
契約してても自由意志はあるんでないの?
その辺りは人によると思うけど
736以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 12:52:45.30 ID:aGURggQhO
都市伝説自体に意思があれば問題ないんじゃないか?
737以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 13:01:13.02 ID:NCKLHTT4O
Tさんがいるぜ
738以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 13:04:13.12 ID:npwP3Ryf0
>>730
事件はまだまだこれからなんだぜっぜっぜ!!

>>734
アリなんじゃね?
契約された都市伝説にもよると思うけど
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 13:04:31.99 ID:b+8g++M0O
ついでに首なしライダーももともとは人間だから
勝手に行動して人を助けても問題はない
740小ネタ:2009/09/16(水) 13:24:00.29 ID:npwP3Ryf0
〜秋祭り 一日目 日没後 〜

「…何やら、歌声が聞こえてくるな」

 かしゃり
 甲冑を鳴らしながら歩いていた将門が、ふと、足を止めた
 あらぁ、とキャリアウーマンは目を輝かせる

「カラオケ大会がありましたのねぇ」
「…からおけ?」
「歌唱力を競う大会ですわぁ」

 じ、と、キャリアウーマンは、そちらの会場に目を向けている
 「飛び入り自由」との看板が立っていた
 どうやら、興味があるようだ

「くくっ。参加したくば、してくれば良いのではないか?我はここで待っていよう」
「あらぁ、待っていてくださりますのぉ?…それじゃあ、参加してみますわぁ」

 鼻歌など歌いつつ、会場に向かうキャリアウーマン
 …と、将門は、ハンガーの生首が彼女に付いて行っていない事に気付いた
 生首だけの存在の少女
 ぼやけたその姿は、一般の人間には見えない
 しかし、同じく死した存在である将門には、その姿がはっきりと見えるのだ
 いつも、キャリアウーマンに、彼女は付きっ切りのはずなのだが…

「どうしたのだ?付いていかないのか?」
『……の、あの……』
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 13:27:35.29 ID:5s/e8b0HO
終わってなかったか!
そんじゃ一日目の祭り中を想定して小話を一本。
742小ネタ:2009/09/16(水) 13:27:50.96 ID:npwP3Ryf0
 おろおろ、そわそわ
 何か、伝えようとして…しかし、うまく口にできないでいる
 一体、どうしたと言うのか?
 将門が疑問に思っていると…大会のステージ上に、飛び入り参加のキャリアウーマンが立ち
 …マイクを、手にした

 その直後
 最早破壊音波の域に達した歌声が、会場内に響き渡ったのだった







「…違うもん。音痴じゃないもん。ちょっと音程間違えただけだもん」

 めそめそめそ
 審査員を気絶させ、ものの見事に失格となったキャリアウーマン
 おろおろと、ハンガーの生首がその傍で浮遊している
 めそめそ、落ち込んで座り込む彼女の傍に将門は立ち
 その頭をそっとなで、慰めてやっているのだった



終わってしまえ
743以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 13:31:07.00 ID:Gjlq5qrN0
貴腐人www
まさかのジャイアンボイスかwww
744以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 13:32:31.56 ID:npwP3Ryf0
昨夜書き損ねたカラオケネタ便乗でした

>>743
多分、ジャイアンボイス+カービィボイスなんだぜ!!
745逢魔ヶ刻は静かに暮らしたい:2009/09/16(水) 13:38:24.26 ID:5s/e8b0HO
「おぅおぅ、盛況じゃねぇか」

暴れるつもりで早出してきた秋祭り。しかし、どこで騒ぎが起きるでもない。
組織に目ぇ付けられてるくさいから、人混みを避けて高台から祭を眺めているのだが。

「……もしかしなくても、俺、凄ぇ寂しい人じゃね?」

既に日が沈んで数時間が経過している。今更騒ぎが起きても逢魔ヶ刻は使えない。
懐に忍ばせた愛刀……もとい愛鈍器だけで、有象無象の化け物じみた都市伝説共とやりあえるとも思えない。

「ふぅー……」

丁度煙草も尽きたことだ。今日は諦めよう。
明日も来るだけ来てみるが……こりゃ望み薄だなぁ……



な、泣いてなんかないんだからねっ!?
よくよく考えれば夕暮れ時でなければ満足に戦えない能力な以上、
秋祭りが一番盛り上がるタイミングに乱入出来ないことに気付いた。
く、くそぅっ!!
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 13:41:51.40 ID:npwP3Ryf0
逢魔ヶ刻www
時刻指定のある能力は戦える時間が限られてきついなww
747以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 14:02:30.04 ID:npwP3Ryf0
にょろーん
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 14:26:16.56 ID:npwP3Ryf0
せんせー、こーしんしてもこーしんしてもwikiのこーしんさぎょーがおわりません!
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 14:41:37.86 ID:Gjlq5qrN0
>>748
それだけ君の作り上げたものは膨大だということだッ!

ようやく書き始めたら乗ってきた・・・夕方までには書き上げる・・・!
750以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 14:47:09.38 ID:npwP3Ryf0
>>749
終わらない作業にちょっぴり泣きながらwktkして待機してるぜっ!
751以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 15:11:07.51 ID:npwP3Ryf0
752以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 15:36:55.99 ID:M4h/XewAO
753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:00:21.44 ID:npwP3Ryf0
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:10:01.12 ID:M4h/XewAO
タイトルに単発って付けると書きたくなる不思議
755以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:19:07.70 ID:Gjlq5qrN0
>>754
よし筆を取るんだ
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:19:48.98 ID:npwP3Ryf0
>>754
あるある
757以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:22:21.24 ID:npwP3Ryf0
ってか、まだ「夢の国」との大戦も終わってないのに、大型都市伝説襲来ネタが二つも思い浮んでいるこの馬鹿を見てくれ、どう思う?
OK、落ち着け、俺
まずは目の前の問題から一個一個解決していくんだ…!!
758以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:27:08.61 ID:M4h/XewAO
>>755
タイトルに単発と付けた結果出来たのが
やる気なさげな黒服

もうなんか全然黒服に見えないっていう
命令違反ですでに消えててもおかしくない
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:42:50.05 ID:Gjlq5qrN0
>>758
禿の事を考えると、むしろそれぐらい何も問題ないような気がしてくるんだ・・・

さて、書きあがったんで投下するよ!
760騎士と姫君 祭、そして札が示すもの:2009/09/16(水) 16:47:20.78 ID:Gjlq5qrN0

 学校町北区、秋祭り一日目の夕刻。

 神社の参道は多くの屋台が立ち並び、それを目当てにやってくる人々でいつも以上に路地は賑わっていた。
 すでに辺りは暗くなり始めているものの、それも祭の空気の為か人の波は絶えない。

 そんな喧騒から少し遠ざかった場所にそのテントはあった。

 蝋燭のほの暗い明かりの中、二人の女性がテーブルを挟んで向かい合っていた。
 片方は明るい色合いの茶髪を結い上げ、黒地の浴衣に身を包んだ若い女性。
 もう片方は微笑みを湛えた、なんともミステリアスな美女――このテントの主、「タロット占いの館」の占い師であった。

「では、占わせていただきますね」

「は、はい」

 浴衣の女性が緊張の面持ちで頷くと、占い師はおもむろに傍らに置いてあったカードの束を手に取った。
 世の占い師達の御用達、看板にも掲げられているタロットカードである。

 タロットカード。
 起源については諸説あるらしいが、それでも歴史上確認できるものはすでに15世紀から存在していたものだという。
 もとはゲームの為に生み出されたというそれは、年月を経るうちにやがて神秘的な魔術用具として認識され、現代でもなお未来を垣間見る為の道具として用いられているのだ。

 テーブル上にばら撒かれ伏せられたカードの上を、ほっそりとした手がひらりと舞う。
 かと思えば、瞬く間にばらばらのカードは一つの束に纏め上げられる。
 それを今度は片手に持った束の内の半分を抜き出しては上に積み、また抜いては積み、を繰り返す。
 これだけですでに一つのイリュージョンを見せられているかの様な気分になり、浴衣の女性はほうとため息をついた。
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:47:49.62 ID:npwP3Ryf0
作業の手を止めて支援体制に入る!!


やっと他の纏めサイトにもまとめられてた分の更新終わったんだぜ
さて…次は、それ以降の分だ…!!
762騎士と姫君 祭、そして札が示すもの:2009/09/16(水) 16:49:46.25 ID:Gjlq5qrN0

 そうして出来上がったのは、綺麗に揃えられたカードの山。
 占い師はそれらを一枚、また一枚とめくり、規則的に並べていく。
 あるカードは女性から見て逆さまに、またあるカードは正位置に。
 そうして最終的にテーブル上に出来上がったのは、V字の様に並べられた色とりどりのカードの配列だった。

「さて……」

 ふむ、とつぶやいた占い師の視線がカードの上を滑っていく。
 対する浴衣の女性もほんの少しばかり身を乗り出し、テーブル上に現れた己の運命の一編をじっと見つめた。

「貴方は今……何も知らない、まっさらな状態ですね」

「何も……って、何をですか?」

 "The Fool"と銘打たれたカードを指差す占い師に、困惑の表情で女性が問いかける。
 すると、占い師は別のカード――"The Devil"を指し示す。

「何も……というのは間違いでしょうか。貴方もそれについて、少しは知っている。
 でも、それは本当に表面だけでしかない。
 深い泉の浅いところを離れたところから見ているだけで、まだ水底を覗き込んではいない」

 醜悪な悪魔の絵柄を見つめていた女性は、その言葉に僅かに表情を強張らせた。
 弾かれた様に顔を上げれば、こちらをじっと見つめる占い師の深い瞳にぴたりと吸い寄せられる。

「もしその深淵の淵に立つ機会があれば、貴方はそれを覗き込む勇気はありますか?」

「覗き込む、勇気……」

 ぽつりとつぶやく女性から、占い師は再び視線を落とす。
763騎士と姫君 祭、そして札が示すもの:2009/09/16(水) 16:51:26.52 ID:Gjlq5qrN0

「でも貴方をそれに近づかせまいと、引きとめようとする存在がいるのでしょうか」
 
 そう言って占い師が新たに示したのは、"The Empress"。
 女性もまたつられてそれに視線を落とせば、それは彼女から見て正位置になっている。

「それはとても力ある存在……貴方をずっと見守ってきた。
 でも、その思いは貴方には少しばかり重いみたいですね」

 そう言って微笑む占い師に、思い当たる節が有るのか、女性もまた苦笑を浮かべる。

「でもそう遠くない日、きっと貴方は淵のそばに立つ事になるでしょう。
 さらに底を覗き込むか、それとも引き止められるままにまた離れてしまうかは、貴方次第」

「そ、それは確実な事なんですか?」

 そう問いかける女性に、占い師はまた次なるカードを指し示す。

「なぜなら、貴方は「出会って」しまいました。すでにそこから「変化」は始まっていたんです」

 示されたのは二人の人物が描かれた"The Lovers"、そして不思議な模様の描かれた輪の絵柄の"Wheel of Fortune"の二枚のカード。
 真剣な面持ちでじっとそれらを見つめる彼女に、占い師は口を開く。

「どちらを選ぶにせよ、貴方はまた新たに出発地点に立つ事になります。
 それが以前と変わらぬ日々の始まりか、新たな始まりかは……先程の選択次第ということになるでしょうか」

 "The Magician"のカードを示しながら微笑む占い師に、女性は「はい」と不安げな面持ちで返事を返す。
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 16:51:33.97 ID:npwP3Ryf0
おぉっと彼女を使っていただけるとは
支援
765騎士と姫君 祭、そして札が示すもの:2009/09/16(水) 16:54:36.44 ID:Gjlq5qrN0

「これはあくまで占いですから、あまり深く考えすぎず」

「とは言われましても……けどすごいですねえ」

 占い師の語る事柄の一つ一つに始終圧倒されていた様子の彼女だったが、一つ息をつけばいくらか緊張は薄らいだのか、すとんと肩から力が抜ける。

「こういう本格的な占いって初めてなんですけど、びしばし当たるんでびっくりしました」

「まあ、それは何よりです」

 嬉しそうに微笑む占い師の表情に残りの緊張も緩んだのか、自らもまた僅かに笑みを浮かべて椅子にもたれかかった。

「では、これをどうぞ」

「え?」

 いつの間にか占い師がテーブルに出したのは、小さな革の小袋。

「お守り……ですか?」

「そんなところですね。開けてもかまいませんよ」

 では、と女性が小袋を開けてみると、手のひらにころりと落ちたのは親指ほどの濃い青みがかった石。
 独特な光をたたえたその石は光の加減で模様もまた変化する様で、それは何かの眼の様にも思えた。

766騎士と姫君 祭、そして札が示すもの:2009/09/16(水) 16:56:42.83 ID:Gjlq5qrN0

「ホークスアイ、決断と前進を意味する石として古くからお守りに使われてきた石です。
 邪悪なものから身を守ってくれる効果もありますから、よかったらどうぞ」

「へえ……ありがとうございます、こんな綺麗な石を」

 その石、ホークスアイを一目で気に入ったのか、このテントに入ってから初めて満面の笑みを浮かべた。
 それを見ると、また占い師も嬉しそうに微笑んでみせる。

「貴方が悔いのない選択をできる様、私も祈っています」

「はい……!」

 占い師の激励の言葉に答える様、女性は石を強く握り締めた。
767騎士と姫君 祭、そして札が示すもの:2009/09/16(水) 16:58:47.11 ID:Gjlq5qrN0

「お待たせしましたーホロウさん!」

 気分爽快といった様子で下駄を突っかけ飛び出してきたのは、いつもと違う装いの文系女大生の彼女である。
 いつもは下ろしたままの長い茶髪を淡く黄色に染められた花飾りのついたかんざしで結い上げ、それと同じ花柄の模様がちりばめられた黒の浴衣を身に纏い、まさしく祭モードそのものの装い。
 ちなみに着付けは本を見ながらどうにか頑張った結果、それなりにぴしりとなった改心の出来である。

「なかなかよかったですよ、占い! お土産までもらっちゃって……」

 ご機嫌な様子で外で待っていた連れに報告をしようとする彼女だったが、ふと視線を上げた瞬間飛び込んできた光景に、思わず足を止めた。


「すいませーん、もう一枚お願いします!」

「かっけえー! あれ鎧ムシャだろ!?」

「凄ぇ、あの映画からそのまま飛び出してきたみたいだ……気合入ってるなあ」

 ある者はカメラ片手に、ある者はしげしげと彼の服装を見つめ、かたわらの小さな子は素晴らしいこしらえの剣の柄に手を伸ばそうとして。

「……………………………………………………」

 幾人にも囲まれ、まるで彫像の様に立ち尽くす己のパートナーの姿だった。




 秋祭り一日目の夜、まだまだ祭りは始まったばかり。

<Fin>

遅ればせながら祭参戦! ついでに占ってもらったよ! そのついでにパワーストーンまでもらっちゃったよ!

というわけで……ようやくホロウさん&彼女も祭り入りです。
今回パワーストーンの契約者をお借りしました! 
読み返してみれば自分の中の占い師のイメージがかなり反映されていた……土下座orz
タロット占いについても多少調べたものの、結局理解し切れなかったのでいい様にカードの意味を引用してきました。
適当すぎてサーセンorz
アルファベット表記にするとそれっぽく見える罠。

ちなみに占い内容は首塚参入への布石その2……だったり。
暗示を忍ばせるのが楽しすぎる。

そして、日没後なのでホロウさんが出現しました。
しかし身長2mの巨体の上この格好、祭とはいえ、浮きまくり……下手すると将門様並に目立ってそうだ。
いずれも己や契約主に敵対心を抱いている相手ではないので、どうあしらったらいいのかわからずに困惑している模様。
お願いすれば記念写真ぐらい撮ってもらえるかも。

最後に、ここまで読んでいただきありがとん!
夢の国や他の参加者の方々の動向に目が離せないんだぜ……!
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 17:01:46.28 ID:npwP3Ryf0
騎士と姫君の人乙ー!!


ホロウさんww囲まれてるwwwww
将門様並に目立つと来たかwww
パワーストーン契約者を使っていただき感謝
大丈夫っす、俺の中のパワーストーン契約者のイメージにどんぴしゃです
さて、姫君はどんな決断をするのかwktk
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 17:04:16.83 ID:M4h/XewAO
乙ですー


祭客1「すげぇ! 仮装大会って本格的なんだな!!」
祭客2「直前まで告知とか無かったと思うけど、いつ準備したんだろうね」
771小ネタ:2009/09/16(水) 17:09:42.55 ID:npwP3Ryf0
「……・・・きひひひひっ」

 少年は笑う
 やっぱり、あのお姫様は、きっとこっちに来てくれる
 自分たちの、仲間になってくれるのだ

 あぁ、今から楽しみだな
 仲間が増えるのは、嬉しいな

 少年には、本当の家族がいるけれど
 でも、「首塚」組織も、少年にとっては家族のようなもの
 だから、家族が増えるのは、嬉しいに決まっているのだ

「…?○○ちゃん?どうしたの?」
「うー?なんでもないよ」
「そう?」

 父の言葉に、少年はにぱ、と笑った
 先ほどのような、どこか薄気味悪い笑顔は消えうせている

「あら、凄いわねぇ…仮想大会って本格的なのね」
「うー!ほんかくてきー!」

 うーうー!と無邪気に首なし騎士の姿に見とれる少年
 その様子に、少年の父親は和んだ笑みを浮かべているのだった


772以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 17:15:59.89 ID:Gjlq5qrN0
 ま さ か の ク ロ ス に 全 俺 が 泣 い た

ぬわああああ毎度毎度ありがとん!!
コアラ少年とパパン再びwww
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 17:34:57.30 ID:npwP3Ryf0
コアラ少年は、一日目はパパンと一緒に祭徘徊中です
うーうー
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 17:46:53.27 ID:M4h/XewAO
やる気なさげ黒服の続き作ったら
文の下手さとか関係なく
ベクトルがおかしくなった
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 17:51:39.83 ID:7SVR5LWR0
そういや俺の単発
赤マント乗ってないな

・・・まぁいいか
776以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 18:07:47.34 ID:xLP0fd36O
何方様か、教授とテケ子を編集してくれませんか…。
777ギザ十:2009/09/16(水) 18:08:38.20 ID:UXDK5W50P
祭りの二日目っていうか「夢の国」の侵攻がいつ始まるのかと戦々恐々している今日この頃w
まあ取りあえず、暗部サイドの小話が書けたので投下させてもらいますー。

秘密施設の通路を歩く私の元へ駆けてくる者がいた。
聞こえてくる足音で、それがB-No.005であると気付き足を止める。
それと同時に訪れた鳩尾への鈍い衝撃に軽く咽せながら、
突如私に抱きついてきた、涙で顔を濡らした幼い少女の姿の黒服に問いかけた。
「どうしました、B-No.005」
そう聞きながらも、何となく彼女の泣いている理由は分かっていた。
「シーちゃんが、シーちゃんが……」
グスグスと泣きながら全身を使って悲しみを表現しようとする彼女に怒りを覚える。
彼女の言うシーちゃんとは、B-No.004の事だろう、裏切り者のD-No.962いや、
既に一介の都市伝説へと堕ちた者へこの呼称は相応しくない。
黒服D、かつて「夢の国」の黒服でありながら「組織」の黒服でもあったらしい、
イレギュラーを消す為に向かわせた彼は、やはり失敗してしまったようだった、
しかし、失敗するにしても、まさかここまで簡単に消されるとは……これも全ては私の落ち度か。
思い出す、いつも自分に軽口を叩き、しかし忠実に我が命を守ってきた彼。
「組織」の「黒服」として唾棄すべき筈の「何か」が私の胸を締め付ける様に駆け巡るのを
無理矢理押し込めて、目の前の少女に私は声をかける。
「そうですか、B-No.004が死にましたか、それで他の者たちの動きはどうですか?」
何でもない事のように彼女の悲しみの言葉を流し、報告を促す私にB-No.005は困惑した表情を向けてくる。
「イッちゃんは悲しくないの?」
「その様な感情、私は持ち合わせていません…」
そんな私の言葉に、縋り付く少女が腰に回した腕の力を少し強めた気がした。
778ギザ十:2009/09/16(水) 18:09:20.69 ID:UXDK5W50P
「あのね黒服Dさんは、チャラいお兄ちゃんとはないちんめの女の子が契約して組織から抜けちゃった」
複数人による並列契約、確かにそれをすれば契約者の負担は減るが……なかなか無茶をする。
「首塚さん達はね、十円玉のお兄ちゃんに変な刀をあげてボクたちを邪魔させようとしてるみたい、たぶん「夢の国」対策のせいで人手が足りないんだねー」
なるほど、あの化け物が、こちらに直接干渉してこないだけでもありがたい事です、しかし……彼が来ますか……。
「あとの人はー、ボクたちの事を知らなかったり、知ってても「夢の国」相手のことでいっぱいいっぱいで、あまりこっちを見てる人は少ないみたいだよー」
良い事です、我々の手札は少ない……物量でこられない分、この状況は私たちにとって最良と言って良いでしょう。
「あー、それとね、神さまのお兄ちゃんが、「鮫島事件」の力に気がついたみたい」
「どういう事です? 彼らは、神代の者たちは「鮫島事件」の能力を「消滅」だと考えていたはずなのでは?」
「わかんなーい、でも今は本当の「鮫島事件」を知ってるみたいだよー、当日にも何かする気みたいなのー」
ふむ、どういった経緯で、真の「鮫島事件」にたどり着いたのかは分かりませんが、彼らの力は強大……少し警戒しておくべきですね。
「B-No.005、彼に貴女の虫を付けておきなさい、もし、仮に彼がこの場所へと来ようとするようなら、アレの使用も認めます」
私のその命令に「はーい」と元気よく返事をする。
彼女が腕を一振りすると、その袖口からポロポロとこぼれ落ちた多数の「虫」が何処かへと向かう。
都市伝説「トゲアリトゲナシトゲトゲ」
その何とも自己矛盾し尽くした名称を持つ架空の昆虫はB-No.005の持つ能力であり、この学校町に幾数万匹も解き放たれ、数々の情報を我らへ運ぶ貴重な情報源である。
「そうだ、ねー、イッちゃん、今日は神社の方でお祭りがあるんだってー」
「トゲアリトゲナシトゲトゲ」を放ち終え、一仕事終えたとばかりに此方に笑顔を向けてくる少女。
「そうらしいですね」
「そのお祭りにボクも行ってもいい?」
可愛らしくこちらを上目遣いで問いかけてくる少女に苦笑しながら頷いてやると、B-No.005はその眼をキラキラと輝かせる。
「イッちゃんも、一緒に行こーよー」
「いえ、私はまだ仕事があるのでね、それにB-No.002を放っておく訳にもいけませんし」
そう言った、私の言葉に少し肩を落とす目の前の少女の頭を優しく撫でる。
「だから我々の分も貴女が楽しんできてください、お土産、楽しみにしていますよ」
私の言葉に笑顔で大きく頷き、施設の外へと駆けていくB-No.005を眺めて大きく溜息を吐く。
「楽しむ、というその感情も作戦が終われば無くなるのだから、せめて最後だけでも存分に楽しんできてください」
そんな私の呟きだけが、ただただ暗い静寂に満ちたこの地下施設の中で小さく消えていった。
779以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 18:23:19.66 ID:b+8g++M0O
支援

780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 18:36:57.99 ID:XnzzoeKO0
悪夢のメルヘンカルタ
近代ヨーロッパの呪術師がこの世の悪を封じ込めたカルタが存在する、というもの。その絵柄は白雪姫、人魚姫、赤ずきん、不思議の国のアリス、ピノキオ、ヘンゼルとグレーテルの六枚で構成されており、
邪悪な心の持ち主に取り憑き、その人物が六つの体になり体以外すべてを支配する、と続く。

能力はカルタのキャラを凶悪化させ、出現させる
あれだ、月光条例だ月光条例。それの月打状態みたいなノリだ。
781東京の人:2009/09/16(水) 18:37:47.83 ID:edRC74lr0
ただいまー

ってちょw

ギザ十さん、使っていただいて超感謝っス!

もう既にvs.≪夢の国≫戦を書き始めてる俺って気が早すぎるよな?

でもまだ出来上がってないんだぜ?

それまでは小ネタを書き連ねるぜ!

という訳で風呂入って色々終わったら小ネタだけでも投下するぜ
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 18:54:41.48 ID:nc2lNuJU0
さて、明日辺りから時系列を二日目に移行しようと思うのですが不都合の有る方はいらっしゃいますか?
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:14:38.58 ID:M4h/XewAO
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:19:28.74 ID:oGaj7+YU0
>>782 
間に合わなかったら1日目として前置き入れて投下するとかしようと考えているのでおk
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:30:29.65 ID:DfPSzQqO0
ごちそうさまー、ギザ10の人様乙!!

…が、すまん
黒服Dは、「組織」から独立した存在になり、「組織」管理下からは外れているが、まだ「組織」から抜けた訳じゃないんだ

…なんでそんなややこやしい事にしたのかって?
……うん、その…「組織」において、ヤンデレ弟の担当を他の人に任せるのが、作者的に気が引けるんだ…

>>782
俺はなんら問題ないです
786「結界都市『東京』」※蜘蛛さん:2009/09/16(水) 19:32:03.97 ID:edRC74lr0
明日から2日目なら別に構わないぜ!
さてと、こっちの方1日目行くぜ

 今は町全体がお祭り騒ぎで盛り上がってるが、いつここが戦場に変わるか分からない。
 力が足りない分こっちは頭、即ち戦略でそれを補うしか方法は無い。
 それは十分に理解している。戦闘離脱能力もある。空間掌握能力もある。
 これを活かさずにどう戦えというのか?
 そして俺の頭脳ならその能力を活かしきる戦法をとれる。
 ただし、切り札は半ば賭けのようなもので、そのお陰で切り札を活かせずもどかしい思いをした。
 だが切り札を使わずとも勝利を収める事は可能だった。でも、今度の相手は途轍もなく強大な力を持つ≪夢の国≫なのだ。
 是非とも切り札を使いたいが賭けが成功するか不安なのだ。
 ふと地面に目を向けると、1枚のトランプが落ちていた。そういえば、数百m間隔で落ちてたっけな。
 まあ、どうせ何かのアレだろうと思って気にも留めなかった。
 そういえばネットワーク内でも「トランプを設置している男」がいる、という報告も受けている。
 トランプに何らかの策があるのだろう。
 下手に手を出してやばい事になるよりかは手を出さずに放置しておく方がいいだろう。
 俺は秋祭りを1日だけ楽しむことにした。
 その途中で大体俺と同い年ぐらいの男が少年と何やら話をしているのが見えた。
 まあ、他人の話を聞くほど暇じゃないので放って置いたが。
 その後は屋台巡りをしたりした。
 タロット占いのブースでは…うん、ズタボロに言われたぜorz
 「多大な知識を活かして勝利を収めるが、軽率な行動で自分自身が不安定な状態に陥り、更に不運も重なって破滅に追いやられるだろう」だってさ…orz
 まあ、お守りとしてラピスラズリっていう石もらったからいいけどね。
 そういえば向こうでカラオケ大会やるって言ってたな。
 さて、俺も出てみるか。
 とりあえず歌う曲を決めなければ。…よし、俺のレパートリーを見せてやるぜ!
787「結界都市『東京』」※蜘蛛さん:2009/09/16(水) 19:35:02.61 ID:edRC74lr0
 つ「明日晴れるかな」
 ♪〜Oh,baby No,maybe 愛無くして情も無い
 とりあえず予選は勝ちあがった。さて次は…これで行こう!
 つ「Number Wonda Girl 〜恋するワンダ〜」
 ♪〜魔性のPower 女 Magic Number Wonda Girl
 …結局優勝は出来なかった。優勝したのはさっき子供と話してた高校生だ。ま、まあ俺よりかは若干上手かったな。べ、別に俺の方がちょっと下手だったとかそんなんじゃないからな!
 選曲ミスだったんだ!2曲目をもうちょっとマシな奴、例えば「ダーリン」とかにしておけば絶対勝ってたと思うんだ!
 まあ、Number Wonda Girlを持ってきた時点でちょっと失敗したとは思っていたが。

さて、パワーストーンの契約者借りたんで尋常に焼き土下座っ…!

ちなみに、こっちの主人公とあっちの主人公が歌った歌は実は中の人のレパートリーだったりするというw
788小ネタ:2009/09/16(水) 19:39:48.90 ID:DfPSzQqO0
〜 秋祭り 一日目 日没後 〜

「……ううん」
「うー?パパ、どうしたのー?」
「気のせいかしら…随分、あちこちに蜘蛛の糸みたいなのが、ちらついて見えるわねぇ…」

 うっとうしそうに、少年の父親はそれをはらっていた
 ちらちら、ちらちらと
 それは、少年の目にも見えていた

「なんだか、トランプもあちこちに落ちてるし…駄目よねぇ。ゴミを散らかしちゃ」
「うー、ゴミ散らかす駄目ー!街は綺麗にするー!うーうー!」
「そうよね、綺麗にしなきゃねぇ」

 よしよしと、父親に頭を撫でられて、少年はご機嫌だ
 父は、秋祭りの二日目と三日目は仕事がある 
 今日とて、無理をして仕事を休んでくれたのだ
 だから……今日は、父と子でゆっくりしたい

「うー!カレーライスー!」
「あら、美味しそうねぇ。一緒に食べましょうか?」
「食べるー!うー!」

 少年にせがまれ、父親は牛スジカレーの屋台に向かう
 …その父親を、見送りながら
 きひひっ、と少年は笑った

「…駄目だね。全然駄目。神様のお兄ちゃんも蜘蛛のお兄ちゃんも無理しすぎだよ」
789小ネタ:2009/09/16(水) 19:41:43.08 ID:DfPSzQqO0
 そうだ
 少年からして見れば、あの二人は随分と無理をしている
 何故、あんなに無理をするのだろう?
 少年には、理解できない

「そんなリスク背負わなくても……将門様が、この街を護ってくれるからだ大丈夫なのにさ」

 きひひひひひっ、と
 少年は一人、不気味な笑いを浮かべる

 そう、この学校町は、大丈夫
 少年はそう確信していた
 将門だけではない
 他にも、「夢の国」と因縁のある者、「組織」と因縁のある者…
 それらが、動いているのだから

「ロクにつながりのない奴がでしゃばっても……バッドエンドにしかなりゃしないよ
 きっひひひひひひひひひ!」

 不気味に、不気味に、少年は笑う
 その顔に、いつもの無邪気さは……微塵も、ない
 しかし

「はい、お待たせー」
「うー!牛さんカレー!うーうー!」

 父親が戻ってくると
 少年はまた、無邪気な子供へと戻ったのだった
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:43:06.21 ID:DfPSzQqO0
東京の人に乙しつつ土下座なんだぜ

少年的には、何故東京の契約者や蜘蛛の契約者がそこまで頑張っているのか理解できないようです
ってか、コアラ眉毛少年の考えは俺にも理解しがたいから困る
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:43:16.21 ID:UXDK5W50P
>>785
>まだ「組織」から抜けた訳じゃない
なんと、何という渾身のミス、大変申し訳ない!orz
ええと、あれです、たぶん「組織」絶対主義な「暗部」の人間にとっては
「組織」という集団に属していても、「組織」という都市伝説の管理下から外れた時点で
「自分たちの元から離れ、外部の存在と化したモノ」という考えなんだよ!という苦しい訳を言ってみるテスト

>782
自分もOKです
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:44:22.44 ID:edRC74lr0
>>788
まさか蜘蛛の方も使っていただけるとはマジで感謝だぜ!

若干こいつも無理してるんだぜ?なんたって属性もへったくれもない都市伝説3種と契約済みだからなwww

支援
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:44:27.09 ID:DfPSzQqO0
>>775>>776
編集は作者がやるか、作者が無理だったら他の気付いた人がする方針でいいんじゃないかな、と思った

教授とテケ子、俺の分が全部更新終わった時まだ誰もやってなかったら更新しよう
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:47:16.50 ID:DfPSzQqO0
>>791
お気になさらずー
ややこやしい表現した俺が悪いんで

>>792
貴殿に何よりも土下座しなければならないのは…コアラパパンのセリフ的に、東京主人公がばら撒いたトラップを、何枚かゴミ箱行きにしたかもしれない事実…っ!

…え?
何故、コアラパパンがトランプに気付いたのかって?
今回のネタで、蜘蛛の人が情報収集の為に張り巡らせている糸に気付いているあたりで察してくれい
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:50:25.43 ID:edRC74lr0
>>790
何故無理をするのかって?
渦中の人物に聞いてみた

「「何故そこまで無理するのかって?決まってるだろう?
 自分もこの街にお世話になってるんだ。他人任せになんてできないのさ!!!」」

おお、熱い熱い

まあ、俺の中ではどっちも2種類のエンドを設けてるから無問題なんだけどねw
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:53:56.60 ID:M4h/XewAO
>>794
わかった
視力が両目とも10.0なんだな
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:56:53.52 ID:oGaj7+YU0
・・・お、規制解除されてた。


んー、今日中に前日編完成させれば明日にでもノリで1日目が書けるんだがなぁ・・・
798以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 19:59:41.85 ID:DfPSzQqO0
>>797
規制解除おめ!!
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:02:36.78 ID:oGaj7+YU0
やべぇ、前日編1レス分書いただけですっげぇ疲れてる俺がいる。
これは・・・意地だな・・・
800以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:04:08.84 ID:edRC74lr0
>>794
ちょwwwパwwwwパwwwwwンwwwwww

つまりパパンは山を囲うようにしておいた52枚だけでなく
市役所の屋上の隅っこに置いてある13枚と雑居ビルの屋上に置いてある13枚と廃工場の煙突の天辺に置いてある13枚と神社の境内に置いてある13枚の
いずれかを何枚かゴミ箱行きにしたって解釈でおk?

トランプは誰かに捨てられる。こんな時のために保険をかけておいてよかったよ

…え?言ったら保険じゃなくなるって?無問題、無問題。
誰も好き好んで屋上の隅っことか行かないでしょw
そもそも煙突の天辺とかどうやって(ry
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:06:11.48 ID:DfPSzQqO0
>>800
>神社の境内に置いてある13枚
この辺りが一番ヤバイなwww

煙突の天辺か……


「夢の国」探して巡回中の烏さん「カー?(何これー?)」

なノリでカラスが咥えて持っていった様子を幻視したwww
鳥系都市伝説に気をつけるんだ!!
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:09:32.24 ID:edRC74lr0
>>801
鳥さん故致し方なし…ですかw

まあ、トランプだったら31箱も買い込んであるから無問題www

買い過ぎっていうクレームは受け付けないw
803小ネタ:2009/09/16(水) 20:18:14.83 ID:DfPSzQqO0
 …思うのだ
 万能の力に、はたしてどんな意味があるのか?と
 万能の力など、神の領域だ
 人間がそれを手にする事に、何の意味があるのか?

 万能でないからこそ、人間なのだ
 万能になってしまったら、それは最早「神」である
 「神」となってしまったら、それは既に人間ではない
 それが人間の世界に居続ける事が、世界に何をもたらすのか

 それは、酷く不幸な事でしかないだろう
 死者すらを蘇らせたギリシャの医者は、神の領域に踏み込んだその技術ゆえに雷に撃たれて死んだ
 空を飛ぶという力を得た若者は、父の言葉に背いて神の座に近づいた為に、太陽に翼を焼かれて落ちて死んだ
 すなわち…人間が「神」の領域に踏み込む事は、死への片道キップでしか有り得ない

 何故、好んで死へ近づくのか?
 それが、まったく理解できない

 でも、それを止めてやるほど、僕は親切ではない
 死にたければ、勝手に死ねばいいのだ
 一応、忠告だけはしてやるけれど…それ以上は、知らない

 死にたければ勝手に死ねばいい
 僕は死にたくないから、万能なんて興味ない


 ……僕はただ、祟り神に従うのみだ


fin
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:22:55.51 ID:edRC74lr0
す、すまん。いきなりこのスレが灰色になったもんだから立てちまったんだぜ

どーすんべ…
805以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:23:16.40 ID:M4h/XewAO
なんだ
806以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:24:03.61 ID:DfPSzQqO0
カっとなって書いた
人生全ては勢い

>>804
ありゃま
まぁ、今夜中に1000行きそうだし……つっても、その前にそのスレが落ちかねないな
807以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:25:33.25 ID:edRC74lr0
更新したらここのタブがいきなり灰色にっ…!
あわてて立てた、そして改めて更新したら
さっきまで灰色だったタブが元気な水色に!!!
808以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:26:54.32 ID:DfPSzQqO0
>>807
向こうのスレでも書いたが、このスレが1000行くまでにあちらが生きていたらあちらを次に使えばいいんじゃね?
809以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:28:37.08 ID:oGaj7+YU0
ありゃりゃ・・・これはこれは・・・



というかカラスのことすっかり忘れてた
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:28:50.05 ID:edRC74lr0
>>808
さっきそっち見てきたんだぜ

ただし…一晩で1000行く…よな?
811『白面金毛九尾の狐』 小ネタ:2009/09/16(水) 20:30:07.88 ID:t3DvvZcQ0
コン「そうだよ!!仮装!!」
青年「仮装がどうかしましたか?」
コン「仮装って私等の独壇場じゃね?じゃね?」
ハク「いわれてみれば・・・」
確かにこの二人の能力は化ける事、契約によって強化された今では化けると言うより変身に近い
確かに仮装には持って来いの能力だろう
青年「なる程、有事の際に問題無く動ける範囲でなら好きにしてくれて構いませんよ?」
コン「よっしゃ!!行くぞハク!!」
ハク「私も?」
コン「私、左やるからアンタ右な」
ハク「え〜、良いですよ」
わいわいわいわい言って離れていく二人・・・しかし・・・
青年「右?左?」
左やるから右って何だ?
812『白面金毛九尾の狐』 小ネタ:2009/09/16(水) 20:31:17.42 ID:t3DvvZcQ0
数分後
たくさんの小さな子供達がどこかへ向けて走っていく
走っていく先に視線をやると・・・
「さあ、お前の罪を数えろ!」
右半身が緑で、左半身が黒い・・・マフラー巻いた如何にもな特撮ヒーローが・・・ちょっと待てい
「こっち変えよう」「お暑いのかましてやる」
『ヒィトォ』『メタルッ』
ベルトに刺さっているメモリを変更し右が赤に、左が銀に変色する
『ヒィトォ』『メタルッ』
子供「すごぉい!」
子供「本物だァ!」
無駄なことに能力応用しすぎだろう・・・いや、子供達が喜んでいるから良いのか?
子供達を前にノリノリで色を変色させる半分こ怪人に、軽い頭痛を覚えつつ祭の夜は更けていくのでした
813以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:32:33.81 ID:edRC74lr0
>>811
左右合体!ですか?それともシンメトリカルドッキング!!ですか?
814小ネタ:2009/09/16(水) 20:33:04.64 ID:DfPSzQqO0
〜 秋祭り 一日目 〜

 …まぁ、あれだ
 俺、目立つの苦手なんだけど…

「すげぇ…射的の景品が次々となくなっていくぜ…!」
「あとは、あの巨大なヌイグルミだけだ…!」

 でんっ!と
 射的の景品の中、一際目立っていた巨大な招き猫型ぬいぐるみ
 …残っている景品はこれだけだ

 何故か?
 それは、今、俺の隣にいるやけに射撃が上手い兄ちゃんと
 ……俺が、全部撃ち落したからである

「けーやくしゃすごいのー!」

 キラキラキラキラキラキラ
 あぁ、花子さんの尊敬の眼差しが痛いっ!?
 ってか、この眼差しを前に本気になったのが不味かった!?

 うん、その、あれだ
 両親ってか組でやってる屋台の手伝いの休憩時間に、花子さん連れて屋台見て回ってたんだよ
 そしたら、射的があった訳だよ
 何か、メチャクチャ上手い奴がいて、凄いなー、って見てたんだよ
815『白面金毛九尾の狐』 小ネタ:2009/09/16(水) 20:33:48.56 ID:t3DvvZcQ0
戦闘らしい戦闘も無く能力を使う機会がほとんど無かったので『白面金毛』の変身能力が使いたくて書いた
反省はしている
多分マダオドライバーだけは自前じゃなくて玩具を買ってきたんでしょう

>>813
残念二人で一人な探偵ライダーだ
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:33:49.35 ID:edRC74lr0
>>812
と思ったらまさかのWwwwww

勇者しか出てこなくてサーセンwwwwwww
817小ネタ:2009/09/16(水) 20:36:50.15 ID:DfPSzQqO0
 すげぇー、って思って見てたら、花子さんが何やら、景品の方をじーっと見ててさ
 何か、欲しい物があったらしいんだよ
 確かに、可愛い人形とかもあったから、あれが欲しいんだろう、って思って
 いつも世話になってるお礼に、とってやろうかと思ったんだよ

 で、射的の弾は、一回三発
 ちょうど一発で花子さんが欲しがってた人形は落とせたから、後は適当にやろうかな〜って思ったんだよ
 …思ってたんだよ

 そうしたらさ、ギャラリーが騒ぎ出してさ
 何か、やけに射的の上手いにーちゃんと俺とで、対決みたいなノリになってしまったんだよ
 思えば、その時点で逃げるべきだったんだよ
 …なのに
 花子さんが、キラキラ尊敬の眼差しで見てくるもんだから
 つい、のっちまったんだよ!!
 畜生、何このギャラリーの数
 いつの間にこんなに人集まってんだよ!!

「さて…残りはアレだけか…」

 射的のうまいにーちゃんが、大きなヌイグルミを見つめて呟く
 俺も、唯一残ったそのヌイグルミを、じっと見つめた
 キラキラキラキラキラキラキラ
 花子さんは、アレが欲しい!とでも言いたそうな視線を向けている
818小ネタ:2009/09/16(水) 20:39:16.09 ID:DfPSzQqO0
 …だが、あえて言おう
 あれを一人で落とすのは…難しい
 たとえ、射的の弾散発をフルに使っても、難しいだろう
 アレだけ大きいと、バランスを崩すのが難しい

 …しかし
 既に、なぜかこれは勝負になってしまっていて
 俺の手にも、射的の上手いにーちゃんの手にも、銃と弾がある訳で

「……っふ」

 と
 射的のうまいにーちゃんが、笑った

「お前に、花を持たせてやるか」
「……?」

 どう言う意味だ?
 疑問に思っていると、射的の上手いにーちゃんが、銃を構えた
 パンッパンッパンッ
 三連発で放たれる弾
 大きなヌイグルミが、バランスを崩して揺れる
 だが……まだ、足りない!

「今だっ!やれ!」
「ーーーーー!!」

 そうか!!
 気付いた俺は、すぐに銃を構える
819小ネタ:2009/09/16(水) 20:41:11.78 ID:DfPSzQqO0
 ぐらぐら揺れる、巨大招き猫
 それに向かって、三連発で発射する
 ぐらっ、ぐらっ、と
 ヌイグルミは、さらにさらに揺れて…


 ………とすんっ


 おぉおおおおおおお!!!!!
 ギャラリーが、どっと沸く
 落とした
 …とうとう、一番の大物…巨大なヌイグルミを、落とした!!

「…あの、どーも」

 俺は、小さく、射的の上手いにーちゃんに頭を下げた
 …この人が、絶妙にバランスを崩してくれたから
 俺は、あのヌイグルミを落とせたのだ

「気にするな少年よ。そこの嬢ちゃんにでも、ヌイグルミをプレゼントしておけ」

 あぁ、そうだ
 花子さんに、ヌイグルミを…

「……っ!?」

 ………うん?
820小ネタ:2009/09/16(水) 20:42:26.38 ID:DfPSzQqO0
 あのにーちゃん、花子さんの姿が見えて…っ!?

「けーやくしゃ、すごいすごーい!」

 キラリラリーン!!
 両目を輝かせている花子さん
 巨大なヌイグルミが手に入るのが、嬉しいようだ
 そちらに視線を奪われているうちに…射的のうまいにーちゃんは、すでにどこかに行ってしまっていて

 …まぁ、いいか
 深く気にしない事にして、俺は景品をもって、花子さんと一緒にこの場を離れる事にしたのだった




fin
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:44:08.32 ID:DfPSzQqO0
技の厨2病の人に焼き土下座っ!!!!orz
勝手に射的勝負させちまいました

祭一日目が続く限り、俺は一日目のネタを書き続けるんだぜっぜ
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:45:19.75 ID:DfPSzQqO0
そして『白面金毛九尾の狐』の人乙!!
子供たちに大人気だwwwwwwww
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:45:51.03 ID:t3DvvZcQ0
花子さんの人乙!!
射的のうまいにーちゃん・・・?

>>816
そう言え超竜神とか左右色違いでしたね
左右色違いとか聞くとキカイダーとかメタルダーが先に出てくる
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:48:55.37 ID:t3DvvZcQ0
>>822
左右に分かれて変身→合体方式なので時間差キックまで再現可能
取り合えず現時点では人型か狐にしか変身してませんが割と何でもありですこの二体
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:50:06.94 ID:edRC74lr0
>>824
ちょwww
クオリティ高ぇwww
826以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:51:10.89 ID:DfPSzQqO0
クオリティ高いwwwwwww
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:51:38.25 ID:oGaj7+YU0
さすがひぐrゴホンゴホン!


射的のにーちゃんwwそういう設定あったなアイツww


おーし、早めに埋まるためにプロローグだけ投下しちゃおうかな
828以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:52:11.37 ID:DfPSzQqO0
>さすがひぐrゴホンゴホン!
ん〜?何の事かな?かな??

そしてwktk支援
829以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:52:55.50 ID:7SVR5LWR0
ん?この合体はあれか
表はWのガイアメモリを差し込む変身の仕方で
裏はフュージョンハァ!!!でいいのか?
830以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:54:17.72 ID:t3DvvZcQ0
>>829
むしろシンメトリカルドッキング
多分ベルト外して左右に引っ張られたら簡単に真っ二つだと思う
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:54:47.94 ID:edRC74lr0
>>829
いや、そこはぜひともシンメトリカルドッキング!をだな
832鏡合わせのアクマ〜秋祭り編・プロローグ〜:2009/09/16(水) 20:55:31.15 ID:oGaj7+YU0
私の名前は倉田ミカゲ、フリーの幽霊さ!・・・つまり、浮遊霊。
昔から衝動に流されやすかった私はある日、「幽霊になりたい」と思い首を吊って死にました。
いやー、我ながらぶっ飛んだ思考回路と行動力だよね!
そして念願の幽霊になれてハッピーな私。なれたと知った時の空でも飛ぶかというくらいの喜び!!
ただ、なって初めて幽霊にも制約が多く存在することを私は知った。
まず私は空を飛べない。浮遊はできるがそれも地面から10センチ程度までだ。
次に物や人に触れるとき、ただ手の感触だけを与えるというものが私にはできない。
幽霊であることに慣れればできるようになるのかもしれないけど・・・
何かに触れる時は全身を「実体化」させなければならない、これはさほど力を使わないけれど人にぶつかる。
あ、でも声は「実体化」せずに届かせることができるらしい。一度、あくびをしたら近くの人がビックリしてたし。
それと・・・当たり前だけど、生前の友人達に会いづらい。死んだ人間が会いに行けば、必ず騒ぎになる。
いっそ友達も全員忘れてしまえば良かったのに・・・私は、死んだ瞬間とその前後以外は記憶がある。
だから、まだ友人達と会っていない・・・いや、通っていた学校にすら行っていない。
それには友人達に再び悲しい思いをさせそうだからとか、色々理由はあるけれど・・・

「今は人を驚かしているのが一番楽しいしね!」

おっと、声が出ちゃった。大丈夫周りには誰もいない・・・
今はまだ友人達と会う気はない。まずはこの幽霊ライフを存分に楽しみたいから!!
「・・・お、私と同じとこの生徒じゃん」
人があまりいない公園を走って通り抜けようとしている一人の少女・・・制服が私のものと同じ、少女。
(なんか見覚えある顔だけど・・・ま、今日の最後のターゲットは彼女で決まり!)
私は幽霊なのに、疲れる。いや幽霊は元々疲れるのかもしれないけれど・・・とにかく、夜は眠らねばならない。
普通は昼間休むのかもしれないけど、私は深夜の怖いニーチャンに声をかける勇気がない。
と に か く !
「実体化」して彼女とは逆方向から歩き出す。
彼女は私に気付き、怪訝な表情をしている・・・よし完璧!
少女とすれ違う瞬間、声をかける。
「あなた、見えtぐぇっ!!」ドスン!
脳天に重い衝撃が伝わり、私の視界は暗転した・・・
833鏡合わせのアクマ〜秋祭り編・プロローグ〜:2009/09/16(水) 20:56:11.25 ID:oGaj7+YU0
・・・・・・しまった。
「わ、私に後ろから話しかけるからそうなるのよ・・・」
まさか都市伝説に突然話しかけられただけで反射的に投げ飛ばしてしまうなんて・・・
「・・・どうしよ、これ。害はなさそうだけど・・・」
地面で目をグルグル巻きにしている都市伝説をしげしげと眺める。
(なんか、この子見覚えがあるような・・・?)
首を捻って考えるが、思い出せない。・・・あ、ロープみっけ。

「ま、こんなもんでしょ」
都市伝説をロープで縛ってベンチの後ろに置く。早く帰って調べないといけないことがあるのだ。
「・・・『夢の国』」
ボソッとその名前を口にする。おそらく史上最悪の部類に入る強大な都市伝説。
それが、秋祭りの最中に攻撃をしかけてくるという・・・おそらく、街を呑み込む規模で。
その情報を教えてくれた『声』との会話を思い出す・・・

『・・・ですから、私達『怪奇同盟』にはあなたの力が必要なのです』
「だってさ、妹ちゃん。手伝うくらいはいいんじゃないの?」
夜の墓地で携帯電話を持つ私と、置いてあった黒電話の受話器を持っている妹ちゃん。
××に『怪奇同盟』という都市伝説と契約者達の集団の話を聞き、直接話を聞くためにやってきたのだ。
代表だという『声』は、現在の『学校町』の状況を大まかに伝えてくれた。
いわく、二大勢力である『組織』と『首塚』組織が協力関係を結んだということ。
それが『夢の国』の大攻勢に備えてのことなのだということ。
また、多くの契約者達が『夢の国』と戦う為に準備を始めているということ。
そして・・・『怪奇同盟』でも、『組織』等の援護のために準備をしているということ。
その中でも重要な作戦を決行するのに・・・妹ちゃんの力が必要だということ。
はっきり言って、一度に色々聞かされても整理がつかない。もっと時間がほしい。
でも、その時間は刻一刻と過ぎ去っている・・・秋祭りまで、もう何日もない。
決断は早ければ早いほどいい。しかし、妹ちゃんは決めかねている。
「・・・あの、私が姫さんから離れたら姫さんが危険に晒されるのでは」
つまり、自分がいないことで私を『夢の国』から守れないかもしれない・・・と。
834鏡合わせのアクマ〜秋祭り編・プロローグ〜:2009/09/16(水) 20:56:51.96 ID:oGaj7+YU0
「そんな細かいこと気にしててどーすんのよ!」
バンッと強めに背中を叩く。
「・・・痛いです」
「そーかいそーかい。あのね、私のことなんて気にしなくていいのよ」
叩いた背中をさすってやる。
「私が家の中で寝ててもだーれにも迷惑かかんないし、『夢の国』の侵攻にも関係ない」
でも、と続ける。
「妹ちゃんの力があれば、人を守れるかもしれないんでしょ?
 だったら私のことなんていっそ忘れてドーンとやっちゃいなさい!」
「姫さん・・・」
妹ちゃんがいない私は、一般人となんら変わりはない。
でも、そんな私でも人の背中を後押しすることはできる。
「というか、やりなさい。契約者としての命令よ!」
「別に私達ってそういう関係じゃないんですが・・・ま、いいです」
妹ちゃんが笑い返す。
「それじゃあ、手を貸しましょう。具体的になにをすればいいんですか?」
『ありがとうございます。まず、あなたには山の隠し神と一緒に山で待機していてください」
「『神隠し』事件の、あの神様とですか?」
『はい。それでなにをやるのかということですが・・・・・・』

そう、妹ちゃんも立派に戦いに役立とうとしている。××も勿論戦うという。
戦闘能力などない私が役に立つには・・・情報戦しかない。
『怪奇同盟』も独自のネットワークで情報を集めているが、それにも穴はできている。
そんな穴を少しでも埋めるため・・・ネットを介しての掲示板や、自らの足で情報を得る。
ほんの少しでもいい・・・彼等の、役に立ちたい。その為には・・・
「遊んでいる暇は無いのよ、それじゃあね」
遅れてしまった分を少しでも取り戻すため、姫さんは走る。
彼女は知らない。この時、縛り上げた都市伝説が何であったかということも、
この後、帰宅した彼女に父親がまとわりついてその頭に見事なハイキックを決めることも。
なにも・・・・・・知らない。                                          秋祭り編:プロローグ 了
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:57:04.23 ID:DfPSzQqO0
なんと言う理由で首吊ってんだよwwwww
支援
836以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 20:58:10.77 ID:DfPSzQqO0
おぉっと、支援のつもりが遅かった
合わせ鏡のアクマの人乙っしたー!

姫さんwww
強いな、さすが姫さんだwwww
そんな姫さんに痺れて憧れるぜ!!
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:01:12.23 ID:edRC74lr0
アクマの人乙っしたー!


それにしても幽霊wwwwwアグレッシブっすねwwwwwww
838禿の武者修行日記 移動編:2009/09/16(水) 21:01:14.83 ID:t3DvvZcQ0
南極から走って、もうどれ位経っただろうか・・・
見えてきたのは陸地
海岸には大量の兵士が銃を構えてこちらを睨んでいる
禿「むぅ・・・邪魔な・・・」
何故私が銃を向けられねばならんのか、ただ海を割って歩いてるだけではないか
正直時間が惜しい
禿「仕方ありませんね・・・」
一々相手にしてる暇は無い、なので
禿「道を開けろぉっ!!」ボキンッ バァンッ
兄 気 全 力 解 放 !!
極限まで膨れ上がった筋肉が金色に輝く
今までのような攻撃用の集中型ではなく全身に纏う金色の兄気
これぞこの修行で得た新たな戦闘形態、名づけて・・・
禿「 裸 刹 !!」
放たれる銃弾
それらを弾く金色の筋肉
超速の走りによる衝撃波で吹き飛ぶ兵士たち
この日から世界地図のオーストラリアに一本の線が書き足される事になるが、割とどうでも良いことである
日本まで16時間
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:02:46.18 ID:DfPSzQqO0
っちょ、こら、禿ぇええええええ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
確実に化け物として認識されてるよそれwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:03:24.63 ID:t3DvvZcQ0
アクマの人乙!
ヤバい、俺ミカゲさんのキャラ好きだわ
姫さん強いなwwwwwwww

禿は順調に日本に近づいております
もはや扱いがゴジラとかと同レベルですが
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:04:13.49 ID:M4h/XewAO
思ったんだけど
ハゲは兄気を足に纏えば海の上も走れるんじゃね
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:04:22.52 ID:edRC74lr0
禿がどんどん化け物にwwww

元から化けm

あれ?こんな時間に誰だろう?とらからの荷物は昨日届いたし…
843以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:04:44.53 ID:oGaj7+YU0
たった数レス、されど数レス・・・作るのってマジ疲れるよな。



幽霊になりたい→そうだ、死んでみれば幽霊になれるかも!
どんだけ短絡的なんでしょうかねこの子、ちょっと反省。

姫さんが強キャラになりすぎてるけど、こういう使い方もできるからなかなかいい。


オーストラリアがwwwww禿wwwwwwwwwwwww
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:05:58.89 ID:t3DvvZcQ0
>>841
海の上を走るより海を割って走ったほうが化け物っぽいじゃない
つまりはそういうry
兄気を足に纏えば多分空中も走るよコイツ

>>842
禿からのプレゼントです
青いツナギの良い男セット
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:08:00.63 ID:oGaj7+YU0
本編を今日中にはたぶん無理だなぁ・・・

風呂入ってあんまんでも食べよ
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:11:31.04 ID:edRC74lr0
>>844
すみませーん、この荷物受け取り拒否したいんですが…

え?出来ない?わ…分かりました…

身替わりの術っ!

建速「あれ?あの段ボール箱なんだろ?酒かな?開けてみるか!」

アッーーーーーー!!!!!!!!
847以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:11:47.12 ID:hAExzGF8O
>>838
ちょwwww禿wwwwwwwwwww

ちょっと保守代わりに今作ったネタを


皆さんは地球の中にある小さな島国のある所で日夜を問わず都市伝説同士が争いを続けてるのを知っているだろうか?


学校町


都市伝説と関わりのある者なら一度は聞いた時があるこの町では今まさに"夢の国" "組織" "首塚" を中心とした都市伝説同士の戦い、いや戦争が始まろうとしている。

でわなぜこの"学校町"にこれほどの都市伝説がそして争いをしている理由を知る者はいるだろうか?


これは学校町とは遠く遠く離れ地の者が、とある日本人に伝えた紛れもないもう一つの真実。

しかしこれは一人を除いては誰も知らない
誰も語る事の出来ない
Another story
848単発ネタ:2009/09/16(水) 21:13:09.71 ID:hAExzGF8O
"呪い"

この言葉を聞いてあなたが真っ先に頭に思い浮かぶのは?

「呪い?まあ丑の刻参り、妖刀、平将門数えきれんほどあるわな」

そうこの世界には小なり大なりの認知出来ないほどの"呪い"が存在しますね。

ではあなたは

"ファラオの呪い"

いう呪いが存在するのはご存知ですか?

「知っているがそれがどうした」


クックク..
まあ大方の人は知ってますよね
ではその呪いが今"学校町"で起きてる事に関係しているとしたら
それわご存知でしたか?

「......」

そう偶然のように都市伝説が集まり、日々争いが起きている"学校町"がツタンカーメン王の暇つぶしの気まぐれによる"学校町"全体に呪いによる偶然だとしたらどうしますか?
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:15:02.94 ID:L1uQTBaH0
とりあえず生きてる前スレ
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1252791555/
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:15:12.72 ID:M4h/XewAO
兄気ウイング展開 


……うん、何でもない
851単発ネタ:2009/09/16(水) 21:15:15.00 ID:hAExzGF8O
「なん....だと..
なぜ、、なぜ!?そんな事をした!!?」
たんに母国の地では噂が少なすぎて退屈でしたんですよ.
それに比べてこの国はいいですね
数え切れないほどの呪い、噂、そして都市伝説が存在する。
...クッ ククククク
でわ私は母国に帰るのでこれでわ。

「まっ待てッ!
なぜ俺にこの事を話す?そしてお前は何者だ?」

フッ
私ですか?
私は遠くの地のしがない王朝の子孫ですよ。
あっこれわ失礼。質問に対して答えが逆になってしまいましたね。なぜ私があなたにこの話をしたかですか...

うーん
どうやら私も先祖様のように気まぐれなんでしょう。
そしてあなたも私の横にいる先祖様が見えてきたでしょ?
それが答えです。
ククッ向こうの世界に行ったら暇つぶしに私に呪いでもかけてください。
でわ私は母国で明日日本で起こるお祭りを見るのでこれで。


そう言うと異国の紳士は足取り軽く口元に微笑みを見せ空港のゲートを抜け母国に向かう飛行機に乗ったのだった。

そうこれはもう一つの真実
日本では誰も知らないAnother story
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:16:27.20 ID:DfPSzQqO0
乙っしたー!
ツタンカーメン王……恐ろしい人……!!
853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:19:36.20 ID:hAExzGF8O
まずは学校町全体に全力で土下座!
そして>>848

そう偶然のように都市伝説が集まり、日々争いが起きている"学校町"がツタンカーメン王の暇つぶしの気まぐれによる"学校町"全体にかけた呪いによる"必然"だとしたらどうしますか?

でしたorz...
やっぱ初めてかくとだめですね。
とりあえず禿にやられてきます
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:21:01.06 ID:7SVR5LWR0
やられてら

さて、この空気をぶっ壊すような
奴書くか!

・・・なんか窓の外にけは
855小ネタ:2009/09/16(水) 21:26:50.79 ID:DfPSzQqO0
〜 秋祭り 一日目 〜

「あぅ、今年は随分と賑やかなのですよ」
「うむ、見事なものだな」

 祭の喧騒の中、一際目立つ、赤
 赤いはんてんと着た少女と、赤いマントを纏い真っ赤なシルクハットを被った男性が並んで歩いていた
 何分、祭である
 しかも、今年は仮装大会まであると着た
 この二人の格好でも、まったく目立たない

「こんな中に…本当に、あいつは来るですか…」
「………」

 …赤いはんてんの表情が、曇っている
 彼女の記憶の傷が、抉られる事実
 「夢の国」が…この町で、何かを起こそうとしている

 いっそ、学校町を離れようかとも思った
 赤いはんてんをつれて、どこかに逃げようか、と
 …しかし、彼女はそれを了承してくれなかった
 だから、彼も学校町を離れる訳にはいかなかった
 彼女を置いていくなど、できるものか

 ………そして
 「夢の国」と赤いはんてんを、あわせてはいけない
 そしたら…赤いはんてんは、復讐に囚われてしまうかもしれない
856小ネタ:2009/09/16(水) 21:30:06.77 ID:DfPSzQqO0
 大切な人を、「夢の国」に殺された記憶
 それは、赤いはんてんにとって、最大の苦痛の記憶
 「夢の国」は、仇なのだ
 自ら向かっていきはしないものの…復讐相手が目の前に、現れたら
 赤いはんてんは、きっと…自分を見失う

「…あぅ?どうしたですか?ぼ〜っとしてるとはぐれるですよ?」

 きょとん、と
 首をかしげてきた赤いはんてん
 その表情は、どこか子供っぽく
 …復讐の気配など、微塵も感じられない

 しかし、付き合いが長い赤マントだからこそ、わかる
 ……彼女が、その瞬間に、どうなってしまうのか

「うむ、はぐれては困るな。手を離すんじゃないぞ?」
「あぅあぅ…子供扱いするななのですよ。赤マントこそ、逸れちゃ駄目なのです」

 そう言いながら、きゅう、と
 赤いはんてんは、赤マントの手を掴んできた

 …この手を離してはいけない
 彼女を、護る為にも
 彼女を護る為ならば


 …私は、かつての残虐な存在にだって、成り果ててやろうではあいか
857以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:30:58.45 ID:M4h/XewAO
おい、赤いはんてんの服装って確か……
858以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:31:02.55 ID:DfPSzQqO0
秋祭り、赤いはんてんと赤マントの様子でした
なんだか赤マントが死亡フラグを立てたような気がするが気にしない方向で
859以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:33:52.77 ID:7SVR5LWR0
なんかあれだな
こんな感じの雰囲気のSSを前にも見たような(ry
860以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:34:30.05 ID:DfPSzQqO0
>>857
え?
はんてんの下はさらしとスパッツだけですが何か??
861『はないちもんめ』で小ネタ:2009/09/16(水) 21:35:42.24 ID:t3DvvZcQ0
カラオケ大会は惨敗だった・・・畜生め
優勝者襲撃して奪おうかとも思ったけど、無駄な体力の消費は抑えたい
少しでも黒服の助けになる為にも体力は温存しておきたい
さて、もうお腹一杯食べたし(黒服から貰ったお金で)次はどうするか
お化け屋敷は論外だし・・・・・・あ、あれは・・・
「嬢ちゃん、何か買ってくかい?」
俗に言うお面屋さん・・・ヒーローやら可愛らしいキャラクターの面がたくさん置いてある
でもその中で一つだけ浮いている狐の面
少女「それ、貰うわ」
狐の面を頭に付ける
特に意味は無いけど、祭らしくて良いじゃない
少女「さて、と・・・」
黒服を、学校町を守るべく私も動こう
他の誰でも無く私自身の為に
少女「結局皆様他人事♪結局皆様他人事♪他人の不幸は知らんぷり♪」
そんなに悪い歌声では無いと思うんだけどねぇ・・・
862以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:36:59.38 ID:DfPSzQqO0
はないちもんめの人支援!

>>859
うん、俺も書き終わってから気付いたんだぜorz
863以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:38:22.94 ID:7SVR5LWR0
俺も狐の仮面ほしいなぁ・・・
支援

>>862
まぁよくある雰囲気だ
気にするな
864以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:40:46.61 ID:edRC74lr0
はないちもんめの人支援!

言ってくれたらあげたのにwww

正直あいつは優勝賞品いらないって言ってるからね
865以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:42:43.08 ID:DfPSzQqO0
>>864
そう言ってるキャラを優勝させちゃらめぇ

遠まわしに言っても通じないようなのであれだが……貴殿はもうちょっと、自重する、と言う事を身につけた方が後々に備えていいかもしれない


そして、その…そのフィギュアを巡って、ころしてでもうばいとるの態勢の二人が居る事を忘れちゃあいけないんだぜ?
866以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:50:47.69 ID:edRC74lr0
>>865
気のせいかな?3人位から恨まれてるような気がするんだが

とりあえず貢ぎ物を

つ「今までに出た平成ライダーのDX変身ベルトシリーズ(レジェンドライダーシリーズじゃない方)」or「ガンバライドカード全種類+平成ライダー全映画Ble-rayディスク&DVDディスク」or「優勝賞品」

さあ、好きな方を選んで下せぇ!

自重か…しているつもりだがいかんせんカラオケ大会ネタ書いたのは天辺越えた辺りなんだぜwww

と自己弁護orz
867以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:50:57.33 ID:oGaj7+YU0
ふー・・・あんまんがなかなか冷めてくれない・・・食べられない・・・


にしてもどうしよう・・・プロローグ投下してから思ったが、
大々的に煽りすぎだ・・・もうちょっと抑えれば良かった・・・ただでさえ文章力ねーのに
868以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:53:44.88 ID:DfPSzQqO0
>>866
おぉっと、花子さんの契約者のママンからも恨まれてると思うから4人の間違いだ

自重はな…主人公は万能最強ヒャッハーーー!を抑えるよう心がけると、少しはいいかも
メインキャラに明確な弱点・欠点を作って行動を制限するのも有効
縛りが強すぎると、それはそれで問題だけどね
「何でもできるキャラ」じゃなくて、何かしらできない事を決めるべきかな、と

>>867
貴殿の文才に全俺が嫉妬中なんだぜ
869以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:55:38.70 ID:t3DvvZcQ0
続きは無いんだ
支援してくれた人スマナイ
時折動かなくなるPCが憎いぜ
870以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:56:10.51 ID:7SVR5LWR0
>>866
なにそれほしい

>>856
の絵を描いてしまったんだが
なんか違う気がする
というかなんか違うと思う
871以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:57:11.50 ID:oGaj7+YU0
・・・主人公の強化にも弱点考えておかなきゃなぁ。
重視すべきはパワーバランスだよ、パワーバランス。万能キャラなら全体的に力を抑えるとかね。


>>868
gdgd長い俺の文章より、軽快で読みやすいお前の文章の方が俺は好きだな
872以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:58:18.66 ID:edRC74lr0
>>868
使い過ぎると(ryっていうのは…まだ足りないか。

主人公万能化してるもんな…

これから何かいい制限ないか考えてくる

そして4人ってマジかwww

とりあえずごめんなさいするかorz
873以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 21:59:10.98 ID:DfPSzQqO0
まぁ、正直チートやら何やらに関しては、俺も人のこと言えないんだけどね
一応、それぞれ明確な弱点・欠点・行動の制限はつけているつもり

>>869
>時折動かなくなるPCが憎いぜ
時折問答無用で嬌声再起動になる俺のウィンドウズMeとどっちがマシかな?

>>870
>の絵を描いてしまったんだが
うp!うp!!
874以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:00:31.65 ID:nc2lNuJU0
読みやすい文章で書きたいもんだなと思いつつ
>>870
さあうpだ!
875以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:01:44.34 ID:7SVR5LWR0
>>873
その前にいったおかないといけないことがある
・ペイントソフトで描いたことと
・人物とかよくわからないので赤はんてんの髪の色は暗い青のロングヘアーなのと
・かなりの身長さがあること
これを踏まえた上で見たい?
876以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:02:21.78 ID:DfPSzQqO0
>>872
>使い過ぎると(ryっていうのは…まだ足りないか。
確かに制限としてアリなんだけど…主人公たちが、まったくそれを躊躇せず行動してるからなぁ
そう言う場合、その手の行動を制御してくれるキャラがいればいいんだけど
でも、その場合一歩間違うとキャラの脚引っ張りまくるウザイキャラになりかねないから、それを気をつけないと駄目だと言う…


>>875
まったくもってかまわん!!!!
むしろ身長差は大好物だ!!!!!!!!
877以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:04:06.10 ID:7SVR5LWR0
>>876
いいんだな?
後姿だぞ?
水彩で描いた奴だぞ?
背景がよくわからんぞ?
いいんだな?

い い ん だ な ?
878以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:04:47.35 ID:t3DvvZcQ0
>時折問答無用で嬌声再起動になる俺のウィンドウズMeとどっちがマシかな?
こっちのがマシですね、うん
>>875
うp!うp!

パワーバランスなぁ
禿と死人部隊以外は気をつけてるがなぁ・・・
879以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:04:53.67 ID:DfPSzQqO0
読みやすい文章、に関しては着を使ってるつもりだが、いつも不安だなぁ
大丈夫かな?読みにくくないかな??っていっつも不安

>>877
構わん
さぁ、うpだ
880以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:05:02.95 ID:nc2lNuJU0
>>877
寒い! 速くうpを! うpを!
881以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:05:27.92 ID:7on+IXfy0
>>873
>時折問答無用で嬌声再起動になる俺のウィンドウズMeとどっちがマシかな?

嬌声だと?!けしからんPCだな、オイ!

>>877
ばっちこ〜い!
882以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:06:30.60 ID:aGURggQhO
>>878
嬌声……
うらやましいな
883以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:07:01.75 ID:DfPSzQqO0
>>881
>嬌声だと?!けしからんPCだな、オイ!
へ?


…………


ッアー!!??
何この卑猥な変換間違いprz
884以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:08:49.62 ID:oGaj7+YU0
痛恨の変換ミス吹いたwww
長々と30行ギリギリに詰めるより、行間を空けてあるほうが見やすいと思うよ!



うーん・・・やっぱ時間制限だけじゃ弱点が足りないかな・・・このままだと素でも強いしなぁ・・・
885以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:09:35.07 ID:7SVR5LWR0
あんまり期待スンナよ・・・

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org149103.png.html
886以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:10:02.84 ID:DfPSzQqO0
>>884
何故だ!?
以前の威圧姦といい、どうして俺のPCは卑猥な変換間違いばかりする!?
そして何故気付かない俺!!??

行間は、俺はむしろ空けすぎてないか不安かなぁ
887以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:12:13.37 ID:edRC74lr0
駄目だ…激しく動き回るからたびたび吐血とか、実体を持たないものとは戦えないとか、50%の確率でカードが暴走するとかそんなんしか出てこない

当たり前過ぎてもう駄目かも…

でも最近は

天照:能力と引き換えに空気化

建速:能力と引き換えにネタキャラ化(特に掘られ役)

月読:能力と引き換えに引きこもり化

って感じなんだけどwwwww

元々は主人公に力を貸す的な感じだったのに…

どうしてこうなった!?
888以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:12:52.05 ID:DfPSzQqO0
>>885
保存したぜ乙!!

惜しむらしくは、赤いはんてんのはんてんは、「斑点模様」ではなく、真っ赤なんだぜ
889以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:14:53.84 ID:7SVR5LWR0
へー今度描きたくなったときはきよつけるよ
890以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:15:08.02 ID:DfPSzQqO0
>>887
>実体を持たないものとは戦えないとか
俺の花子さんと人体模型と骨格標本とヤンデレ弟と赤い靴とチャラ男とキャリアウーマンに謝れwwww
この連中実体がない(幽体な連中)相手だと攻撃手段ないんだぞwwwwww
891以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:17:14.31 ID:edRC74lr0
>>890
そっか!忘れてたぜ!すみませんでしたorz

じゃあ逆に実体ないものとしか戦えない、って事にすると…

まあ、そんな時のトランプですか?
892以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:18:27.85 ID:DfPSzQqO0
>>891
>まあ、そんな時のトランプですか?
むしろ、そのトランプが自重対象かもしれん
893以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:25:09.98 ID:aGURggQhO
どうも理解してないみたいだな
894以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:28:51.26 ID:XnzzoeKO0
>>891
「幽霊を吸い込む掃除機」なんてどーよ?
895以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:28:54.15 ID:edRC74lr0
>>892
じゃあトランプは封印する?

こんな万能アイテム封印したほうがいいかい?

じゃあ封印するぜ
896以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:29:05.12 ID:7on+IXfy0
>>889
保存した

こういうのってWikiに載せてもいいよね?
何枚か保存したのがあるんだけど……もちろん、本人の許可があればだけどさ
項目作れば投下も増えるかなぁ
上手い下手問わずイラスト見るの好きなんだよなぁ
897以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:32:24.74 ID:Gjlq5qrN0
>>889
これはいい背中絵

>>896
挿絵にしたいよな、せっかく描いてもらったんだし
898以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:32:58.57 ID:nyxiFAm00
イラストがwikiに乗っていると確かに良いなあ
899以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:33:13.65 ID:nc2lNuJU0
>>885
保存した!
900以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:34:32.35 ID:DfPSzQqO0
>>895
正直、万能すぎるからなぁ
いざ発動しようとしたら、あまりに強すぎる力に主人公の肉体が拒絶反応・ちゃんと発動しないとか
以降、「これは人の身には余る力だ」とか言って封印が妥当かもしれん
901以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:36:52.64 ID:7SVR5LWR0
保存したとかいってもらえると
泣きたくなるな
ありがとう
902以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:37:06.98 ID:iP4vrIkKO
「結界都市『東京』」なのに、別に結界を作るアイテムは必要なのか?
しかも、本家より強力な。
903以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:37:23.21 ID:edRC74lr0
>>900
≪夢の国≫とぶつけて消滅ってオチでおk?
904以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:38:06.31 ID:edRC74lr0
>>902
それを言われると…反論できないぜorz
905以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:38:13.80 ID:DfPSzQqO0
>>902
うん、一番言いたかったのはそれだったり

>>903
「夢の国」に押し負けて消滅、くらいがちょうどいいと思う
906以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:38:39.23 ID:NCKLHTT4O
>>896
見逃したものもあるから、まとめられてると嬉しいなあ
907以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:39:10.74 ID:aGURggQhO
こうして見ると夢の国のパワーバランスってけっこういいのか
908以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:40:22.05 ID:nc2lNuJU0
でも再うpしないでねって言ってた人もいたからな、そこは汲んでいくべきだと思う
909以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:40:56.98 ID:edRC74lr0
>>905
まあ元々トランプは遊ぶものだしね

…ちくしょう、≪夢の国≫とやるにあたって数の暴力をと思ったが…

よし、ちょっくらトランプ消滅エンド書きあげてくる

ただし、祭り2日目以降になるんだぜ!
910以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:44:31.85 ID:DfPSzQqO0
>>907
多数の都市伝説を相手にする事になるから、「夢の国」はむしろ今くらいの方が丁度いいと言う…ww

>>909
大多数の都市伝説と契約者で相手をする時点で、既に数の暴力だからなぁwwwww

祭り二日目以降か…
ちゃんと自重するんだぜ?
結果の力で無双とか「夢の国」や「鮫島事件」を完全に押さえ込むとか、その辺は駄目だぜ?
911以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:47:18.94 ID:edRC74lr0
>>910
大丈夫、パワーバランスは大事だもんね!


あれ?俺って最初の方は結構自重できてたよな?

って事は初心に帰ればいいのか!!!

いつの間にか俺も自重が出来なくなってしまってたってわけか…

これ都市伝説に出来るんじゃね?
912以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:48:57.84 ID:oGaj7+YU0
・・・そういえば『夢の国』に一人で挑もうとした時期があったなぁ。
さすがに自重したんだけどさ・・・神隠し編書き終わってなかったし。
913以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:49:04.04 ID:nc2lNuJU0
>>907
≪夢の国≫のパワーバランスより戦場を整える方にひどく苦労したぜww
914以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:49:07.09 ID:7SVR5LWR0
こういうSSってさ
最初は自重できてるのに
後になるにつれて脱線して
自重できなくなることってあるよな?
915以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:50:56.17 ID:oGaj7+YU0
>>913
戦場を整えるのは確かに大変だなwなにせ広範囲なわけで


>>914
それもあるけど、最初とキャラの雰囲気とか変わってると「どうしてこうなった」って気持ちになる
916以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:51:44.17 ID:DfPSzQqO0
>>911
 きひひひひひひっ
 やっと気付いたね?お兄ちゃん

 …そうだよ、お兄ちゃんは都市伝説に憑かれていたんだ
 「厨2病」と言う都市伝説にね
 その中でも、かなりタチの悪い部類だよ
 万能キャラが格好良くてたまらなくて、それで物語を書いてしまう
 後々になって読み直すと、顔から火がでるくらい恥ずかしくなる、ってアレさ、きひひひひひっ
 実際、僕らの作者も、それにかかった事があってさぁ
 しかも、姉弟揃って!!
 さらに、その頃に書いた物はWEB上に永久保存されちゃってるんだ
 はっずかしいよねぇ?きひひひひひひひひ

 「厨2病」から回復できても、後々「高2病」なんてのにかかることもあるあkら、気をつけないと駄目だよ
 そうじゃなくても…「厨2病」は一度逃れても、再びとり憑くチャンスを狙っているかもしれない
 再発しないよう、強い心を持つ事が大切さ
 きひひひひひひひひひひっ


「○○ちゃん?さっきからどうしたの?」

 うー!なんでもないよ、パパ
 うーうーうー!!
917以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:51:44.37 ID:t3DvvZcQ0
>>≪夢の国≫のパワーバランスより戦場を整える方にひどく苦労したぜww
夢の国回りは凄く上手い事出来てるなぁって思うよ
敵の規模から戦場から何から

>>自重できなくなることってあるよな?
あぁ、あるある
禿書いてると自重しちゃいけない気になってくるんだよ・・・
前はそんな事無かったのに
918以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:54:36.26 ID:UXDK5W50P
他人様の設定を使ってクロス書く場合は「自キャラは脇役、むしろ負け役」くらいの考えで書けば良いんじゃないかなと思う今日この頃。
しかし、自分がそれ出来ているとは怪しい訳で、やっぱクロスを書くのは難しいですよねぇ…
チート能力自体は別に良いんじゃ無かろうかと、人の事言えないくらいチートキャラまみれの自分が言ってみる。
919以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:56:14.80 ID:edRC74lr0
>>916
厨二、というか俺高三なんだがw

ただいま絶賛進路修正中

いつの間にか一周して更に45°斜めにいってたぜw
920以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:56:37.58 ID:DfPSzQqO0
>>918
>他人様の設定を使ってクロス書く場合は「自キャラは脇役、むしろ負け役」くらいの考えで書けば良いんじゃないかなと思う
そう言う事なんだよなぁ
それが、人の作品とクロスする時は互いに尊重しあって!って事だと思ったり



とりあえず、チートキャラまみれな上自重もうまくできない俺は熱した剣山に向かって紐なしバンジー焼き土下座を決行してくるぜorz
921以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:57:44.26 ID:nc2lNuJU0
>>918
まったくです(正座しながら
922以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:58:59.71 ID:oGaj7+YU0
他者のキャラと戦闘したらどっちが勝つかなー、とか普段から考えている俺はどうしたら・・・

そういえば厨二病は分かるが高二病ってなんだ・・・
こういうとき自分って遅れてるなぁと感じる。
923以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 22:59:47.54 ID:edRC74lr0
>>920
ちょっと前の俺→自重?何それ?おいしいの?

今→冷静になるとやっぱ恥ずかしいな前スレでも自重しろって言われてたのに…
924以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:00:29.52 ID:t3DvvZcQ0
>>他者のキャラと戦闘したらどっちが勝つかなー、とか普段から考えている
あぁ、あるある
どうやって自キャラを負けさせるかなーとか人様のキャラと自キャラの能力組み合わせて何か凄い事できないかなー
とかあるある

925以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:01:15.93 ID:DfPSzQqO0
>>919
甘い!!甘いなぁあああ!!!!
俺の厨2病が治ったのは高校二年の時!!
俺の姉の厨2病が治ったのは、はたちを過ぎた後だぜぇええ!!??
厨2病に、年齢なんてもんは関係ねぇんだよぉおおお!!!!!

>>922
えーと、どっかで見たことあるわかりやすい説明だと…

厨2病…一人の英雄が千人相手に無双ヒャッハー!!
高2病…一人の英雄であろうと、千人と言う数の暴力には無力なのだ…

こんな感じ?だったような??
926以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:01:39.36 ID:7SVR5LWR0
>>924
ありすぎ困る
927以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:02:57.39 ID:7SVR5LWR0
>>925
中ニ病が中ニになる前に治りかけている
なにこれ
928以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:04:22.74 ID:DfPSzQqO0
>他者のキャラと戦闘したらどっちが勝つかなー、とか普段から考えている
俺は戦闘よりも、遭遇したらどんな反応されるかなーって妄想してる

人体模型のグロ踊りで引かれるだろうなー、とか
赤い靴の変態っぷりにどう反応してくれるかなー、とか
赤いはんてんってか青いはんてん時の露出っぷりにどう反応してくれるかなー、とか
チャラ男に誤解してくれるかなー、とか

そんな事ばっかり考えてて御免
929以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:05:48.09 ID:edRC74lr0
>>925
じゃあ俺は複合状態の一番性質が悪い奴ですね、わかります
930以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:06:20.21 ID:t3DvvZcQ0
>>928
それもあるある
黒服Dさんの顔の広さは羨ましい限りだぜ
アレだけ色んな作品に違和感無く絡めるキャラって凄いと思う
931以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:06:41.89 ID:oGaj7+YU0
>>925
厨二病は敵が大勢
高二病は敵が強大な少数
ってことかな?



そんなこと考えているから禿と姫さんが大変なことになるんですよ、ええ。
932以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:06:46.23 ID:UXDK5W50P
>>922
ありまくりますw
しかし、自重せずに自キャラをチートしすぎた所為で
どうやって自キャラの「強さ」を維持しつつ相手に負けるかに何時も頭悩ましてしまうw
933以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:07:26.09 ID:NCKLHTT4O
>>922
ちょいと調べたら『厨二病を極端に嫌悪する』らしいぞ


>他者のキャラと戦闘したらどっちが勝つかなー、とか普段から考えている

確実にやられるなー、仲良くしてくれないかなー、とか甘いこと考えてる
934以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:09:10.44 ID:DfPSzQqO0
>>929
馬鹿な…!?
反目しあうはずの属性が同時に…だと…!?

>>931
いや、ヘタしたら高2病は敵が強大でしかも多数、ってのもありえる
バトルシーンの描写で例えると

厨2…ハデハデできらびやか
高2…ひたすら地味で泥臭い

こんな感じかな?
935以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:09:33.54 ID:t3DvvZcQ0
>>そんなこと考えているから禿と姫さんが大変なことになるんですよ、ええ。
もはや都市伝説ってレベルじゃないってか・・・都市伝説より天災に近い気がする

>>どうやって自キャラの「強さ」を維持しつつ相手に負けるかに何時も頭悩ましてしまうw
あるある
弱点はっきりしてたらともかく弱点らしい弱点が無い奴をどうやって負けさせるかは物凄い考える
936以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:10:54.25 ID:Ao6KQl7/O
とりあえず「夢の国」戦は、本筋に無関係な暴れさせかたするつもりで良いよね?

ガンダムでいうMSIGLOO的なスタンスで
937以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:11:00.65 ID:nc2lNuJU0
本編が始まる前にすでに一度刺し殺されているTさんに隙は無かった!?
938以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:11:06.10 ID:DfPSzQqO0
>ちょいと調べたら『厨二病を極端に嫌悪する』らしいぞ
そ れ だ !!!
はじめっからそう説明すべきだったな
939以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:11:24.64 ID:oGaj7+YU0
>>934
なるほど・・・



ってことは俺は厨二病治ってねぇなぁやっぱ・・・これでも抑えてるつもりなんだが。
940以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:12:26.70 ID:7SVR5LWR0
>>933
なるほど俺は中ニ病を飛ばして
高二病にかかってたのか
941以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:15:41.67 ID:DfPSzQqO0
他の作者様のキャラとはバトルよりも、仲良くしたいなーって思う俺に隙はないようだぜ


ぶっちゃけ、俺は高2病バトル描写よりは厨2病バトル描写の方が好きなんで、まぁ俺も厨2完治はしてないんだよなぁwww
ただし、人様とのクロスでは気をつけるべきところは気をつけようと思っている
942以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:16:34.41 ID:edRC74lr0
だって俺の場合は一人の英雄(万能主人公)が千人という数の暴力(≪夢の国≫と当てて消滅させる予定のトランプ)を使ってるんだぜ?

これを複合状態と言わないで何と言う?wwwwwww
943以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:17:24.97 ID:DfPSzQqO0
>>942
あー、それは完全な厨2病
高2病ってのは、主人公側が数の暴力の前に無残にも散るイメージだ
944以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:20:00.35 ID:7SVR5LWR0
あー・・・よく考えればオリジナル仮面ライダーが切り捨てれない時点で
俺も中二病か・・・
945以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:21:10.68 ID:edRC74lr0
>>943
つまり主人公が「俺TUEEEEEEEEE!!!!」状態なら厨二病、
大軍を前にして己の無力さを痛感するのが高二病なんだな?

じゃあ俺は厨二病か。
946以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:21:14.52 ID:DfPSzQqO0
正直、厨二病はいくらでもどんと来い!!なのが俺
ただし、人様の作品とのクロスでは自重も覚えようぜ!!!

つまりはそう言う事
947以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:21:48.87 ID:oGaj7+YU0
げ、本編1レス分でも書いておかなきゃいけないのに真っ白たぁどういうこった!?


厨二病を捨てきるのは・・・険しい道だぜ・・・
948以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:23:12.90 ID:DfPSzQqO0
>>945
そうそう、アバウトだけどそんな感じ


安心しろ、冷静に考えて俺もまだまだ厨二病だ
949以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:23:39.51 ID:nc2lNuJU0
>>946
同意

いや、じぶんができてるかどうかとか人様の黒服さんをごめんなさいとかいろいろあるんだが
950以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:24:35.23 ID:edRC74lr0
じゃあ頭冷やしてくる


おやすみ
951以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:25:34.27 ID:M4h/XewAO
自分で話書けない僕は
人のキャラの新必殺技考えたり
頭の中で人のキャラをバトルさせるしか出来ない
952以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:26:36.59 ID:7SVR5LWR0
>>950
おやすみ
953以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:27:44.29 ID:oGaj7+YU0
厨二病は度を超すと見てられないよ・・・厨二病全盛期の自分を思い出してな。


そういや最近つくづく思うが、(脳内の)プロット段階で都市伝説離れしている俺の話。
954以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:27:54.04 ID:2jZPaIo90
自分は厨二病なのに厨二病キャラを書くのはなんでこんなに大変なんだ
そして自分のキャラ弱すぎワロタ
955小ネタ:2009/09/16(水) 23:29:16.36 ID:DfPSzQqO0
〜 秋祭り 一日目 〜

 己の契約者の後を、赤い靴はついていく
 …いつ、「夢の国」が現れてもいいよう、万全の注意を払いながら

「……っふん。都市伝説が堂々と出歩いてるわね」
「そうだな」

 契約者の呟きに同意する
 …みな、堂々としすぎだろう
 まぁ、事態が事態なだけに、ここまでしなければならないのかもしれないが

「あんたも、堂々と姿出しとく?」
「あぁ、いや、やめておく。正直、俺の能力は不意打ちが一番な能力だからな」

 …それが、「夢の国」に効くかどうかは知らないが
 それもそうね、と契約者は同意してきた

 二人で、人波をかきわけ、歩く
 契約者は、屋台の様子などをじっくりと視察しているようだ
 …まぁ、ついでに食べ歩きもしている訳だが

「ん〜…あ、あそこにはお化け屋敷があるわね」
「…はっきりとした都市伝説の気配が二つ。片方からグロテスクの気配」
「……んじゃ、やめとくわ」

 焼き烏賊を飲み込み、契約者はそっとお化け屋敷から離れた
 食事の後にグロはやばいだろう、常識で考えて
956以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:31:29.73 ID:NCKLHTT4O
支援
957以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:32:07.90 ID:M4h/XewAO
しえん
958小ネタ:2009/09/16(水) 23:32:44.65 ID:DfPSzQqO0
 と、そうやって、二人で歩いていると

「うー!赤い靴のおねーちゃん!!」
「あら」

 てちてち
 駆け寄ってくる、少年
 その後ろから、母親らしき女性…にしか見えない男性も駆けてくる

「もう、○○ちゃん、またはぐれたら大変でしょ?」
「うー…ゴメンナサイ」
「お久しぶりです」

 ぺこり
 契約者が、頭を下げた
 この少年と、少年の父親は顔見知りだ
 どこの組織にも所属していない契約者に、都市伝説の情報をもたらしているのはこの少年なのだ
 父親譲りで霊感が強いらしい少年
 親子揃って、赤い靴が実体化していない段階でも、存在を把握してくる

「2人も、お祭かしら?」
「はい。父が出資してますので、視察を兼ねて」
「うー?しさつ?刺殺??」

 うーうー
 どうやら、少年には若干、難しい話題のようだ
959以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:33:04.37 ID:7SVR5LWR0
支援
ついでに俺の赤マントも使ってくれ〜
嘘だけど
960以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:34:03.64 ID:2jZPaIo90
しえん
961小ネタ:2009/09/16(水) 23:36:01.05 ID:DfPSzQqO0
 やれやれと、契約者が肩をすくめる

「まぁ、いいわ。面白かった出店とか、あった?」
「うー!ハンバーグ美味しかったー!射的でしょーぶすごかったー!」

 無邪気に、答えてくる少年
 少年の父親が、あらあら、と笑っていて
 契約者は、ふむ、と真剣に少年の話を聞いている

「うー、赤い靴のおねーちゃんも、一緒に屋台見てまわろー?」
「え?いいけど…」

 ちらり
 契約者は、少年の父親を見つめる
 親子2人の様子を邪魔しないか、悩んでいるようだ
 少年の父親は、微笑んでくる

「●●ちゃんがよければ、一緒に回りましょう?大勢の方が楽しいわ」
「…それじゃあ、お言葉に甘えて」

 そう言って、契約者は二人と一緒に歩き出した
 赤い靴も、その後をついていく

 …くるり
 不意に、少年が振り返った
962以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:36:26.21 ID:UXDK5W50P
しえーん
963以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:38:02.37 ID:M4h/XewAO

うあ〜やる気なさげな黒服も出て来ないかなー
僕の頭の中では今りんご飴持ってうろうろしてるんだが
964小ネタ:2009/09/16(水) 23:38:04.51 ID:DfPSzQqO0
「−−きひひっ、そんなに警戒して無くて大丈夫。本番は明日だよ……きひひひひっ」
「−−−−−−−っ!?」

 ぞくり
 背筋を走りぬけた、悪寒

 普段の少年は、無邪気で大変よろしいショタなのだが
 …時折、こうやって豹変する
 その瞬間は、まるで別人のようで、恐ろしい

「どうかしたの?」
「うー?なんでもないよ。うーうー」

 …しかし
 変化はいつも、一瞬で
 だからこそ、赤い靴は、この事実を契約者に伝える事がいつも出来ないのだった



 ……きひひひ、と
 少年は、誰にも気付かれないように
 また、笑った




fin
965以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:38:59.42 ID:DfPSzQqO0
寝る前にぱぱっと赤い靴&契約者を秋祭りに参加

>>959>>963
すまん、明日クロスしたネタを考えてみる!
966以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:40:05.33 ID:Gjlq5qrN0
おつー
最近どうもコアラの子には、コアラ以外にも何か憑いてる気がしてならないんだぜ・・・
967以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:41:16.50 ID:7SVR5LWR0
>>945
968以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:43:00.03 ID:NCKLHTT4O
乙ー
コアラの子怖ええwwww
だがそれがいい
969以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:43:18.22 ID:DfPSzQqO0
んじゃ、おやすみー
くそ…俺が起きている間に1000いかんかったか…

>>966
その方が自然かもしれんwww
が、何が憑いてるかちょっと思いつかん
970以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:47:22.72 ID:M4h/XewAO
>>965
わざわざ考えてくれる……だと……

超ありがとう
自分じゃ上手く話がつなげられないんだ
971以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:47:49.31 ID:UXDK5W50P
>>969
何となく「魔王憑き」とか思い浮かんだw
972以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:52:25.59 ID:M4h/XewAO
>>971魔王
おとうさんおとうさん見えないの? まおーがいるよ?

これしか思い浮かばなかった
973以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:53:10.78 ID:7SVR5LWR0
>>965
あなたが神か
974以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/16(水) 23:53:57.76 ID:7SVR5LWR0
コアラ
・・・
こあら
・・・
孤蛙螺
・・・
975以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:01:35.04 ID:0w+Oy9C0O
眉毛のコアラ

まゆげ

魔湯気

けむり?

えんらえんら?
976以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:02:20.41 ID:J87tRk190
眉毛
珍獣ハンター?
977以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:02:48.15 ID:6fE/emVdO
日付変わったんでねるほ
978以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:05:36.62 ID:hmxBpqpt0
おやぽ
979以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:12:16.21 ID:DQPGKKQr0
さて、祭りが二日目になる前に保守がてら投下してみようかしら
980以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:18:15.96 ID:2FD//0Ok0
しえん!
981厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:20:36.70 ID:DQPGKKQr0
祭りである。

まぁ、俺は興味はないんだが
うるさくされっぱなしなのもむかつくから来てみた。

と、孤独を望むはずの僕が来ていることを
友人に見つかった時のための言い訳も完璧だ。

正直、僕だって素直に祭りを楽しみたいのだ。
出来れば持ち歩くのは海水ではなく綿あめか何かにしたいところだけど
それは我慢しよう。念のため。

どっちにしろ、友人に見つからない方がありがたい。



と、思っていた矢先である。
知り合いに遭遇してしまった。

運がいいのか悪いのか、友人と呼びたくないような厨二病である。

「くくくっ、あまり来たくはなかったのだが、何かが俺をよんでる気がしただけさ。くくく。」

ある意味で同類だったことが唯一の救いだろうか。
982厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:24:55.54 ID:DQPGKKQr0
何かに呼ばれた気がして向かった祭りでは
常にペットボトルを携帯している同士に出会った。
くくくっ、やはり我々はともにたたかう運命なのか…。

「気持ち悪いな、にやにやするもんじゃないぜ。」
「くくくっ、おそらくはここに他の使い手もいるだろうともうとな。」
「ご遠慮願いたいものだな。本当にいるのか?」
「我々がであうということはおそらく何かあるのだ。」

そう、これは選ばれし者たちの宿命。クククッ。

「根拠は薄いわけだ。何もないことを願うがね。」
「ククク、さだめからは逃れられない…。」

同士はあまり本気にしていないようだった。
だが何かが起こるはずだ…。宿命なのだから。

「さて、どうする?」
「決まってるだろう、探すのだ。強力な使い手を。」
「ひとつ言っておくが、使い手じゃなくて契約者だからな。」
983以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:28:28.04 ID:J87tRk190
あながち間違ってない件wwww
そしてすまない。出来ればその話を次スレにはってくれないだろうか。
まとめのzip作る作業をやっていたらもうこのスレ分のは固めてしまって直すのがめんどくs(ry
984以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:30:15.86 ID:/xKyKV51O
支援
985以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:31:13.39 ID:0w+Oy9C0O
かそく
986厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:31:38.86 ID:DQPGKKQr0
>>983
了解
続きから次スレに行きます
987以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:31:48.99 ID:eUg30wSrO
じゃあ埋めでいいかな?
988以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:32:25.68 ID:J87tRk190
すんません!できれば最初からまた貼り直していただくと!
989厨二病コンビ:2009/09/17(木) 00:32:54.36 ID:DQPGKKQr0
>>988
了解
990以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:36:14.39 ID:0w+Oy9C0O
991以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:38:06.08 ID:zBDkWhqp0
992以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:39:00.55 ID:99iklFTBO
993565:2009/09/17(木) 00:39:34.55 ID:1Wkju7LW0
くそぅ
今夜のうちに投下できるかなぁ
994以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:40:02.96 ID:0w+Oy9C0O
995以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:40:48.03 ID:0w+Oy9C0O
>>993
無理せず頑張って
996以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:40:52.32 ID:2FD//0Ok0
>>993
焦らずじっくり作り上げるのも大事なんだぜ
997以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:41:11.58 ID:DtfjZhAm0
998以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:41:50.05 ID:zBDkWhqp0
999以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:42:12.18 ID:r9lVz5V60
>>1000なら人類滅亡
1000以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/17(木) 00:42:29.43 ID:99iklFTBO
おやすみなさい
10011001
16歳♀暇だから全レスします☆     こちらスネーク        1990年生まれ集まれ〜☆       安価でお絵描き
   中学生      遊戯王        新ジャンル    VIPで本格的にRPG作ろうぜ   XBOX360
        全力で釣られるのがVIPPERだろ!w   ポケモン      コテデビューする                  ら
が    カレシと別れそう・・・   初心者   鬱病♀だけど     彼氏/彼女いないVIPPERちょっとこぃ♪       き
っ      唇スレ         mixi招待するお     釣った厨房に安価でメールwwwww               ☆
こ  さみしい・・・誰かかまって       425はどこも変えてなかった              ピカ厨       自    す
う     時代の流れ     デブきめぇんだよ           捨てアド晒してメル友     メンヘラ     殺     た
い  VIPヌクモリティ   顔晒し      馴れ合いスレ  「〜だお」              コテ雑         し
き     今のVIPが嫌ならVIPから出てけww        A雑    大阪VIPPER集まれ!!☆        ま
た 工作員 18歳♀が16歳♂に安価メール   VIPでMMO           ネタにマジレスの嵐         す
く    隠れオタ           skype       パートスレ   Skype         mp3垂れ流し
な  住所ギリギリまで晒して近かったらラーメン               二番煎じ
い       空気読め    リア充          ニコニコ動画   >>1 そっヵ、残念やわ(´・ω・`)
お   付き合ってくだしあ><       今から元カノに痛メする  >>3 ウチは高校生だぉ☆
                                           >>9 うはwwこれがVIPクオリティw
    ∩∩ V I P は ぼ く ら の 時 代 だ !!  V∩     >>2 自重しろwwwww          Be
ハ  (7ヌ)                               (/ /    >>7 ブラウザゲーやらないか?
ル  / /                 ∧_∧         ||                          モリタポ
ヒ / /  ∧_∧     ∧_∧  _( ゚ω゚ ) ∧_∧   || 埼  >>5 2chって有料なんですか?
  \ \( ゚ω゚ )―--( ゚ω゚ ) ̄      ⌒ヽ( ゚ω゚ ) //  玉  >>6 え?俺マジ貧乏なんだけど
    \       /⌒   ⌒ ̄ヽ ゆとり /~⌒    ⌒ /    O  >>8 お母さんに何て言えば
     |      |ー、      / ̄|    //`i構って女/     F   安価で絵描くお
低    | 恋愛 | | 厨房 / (ミ   ミ)  |    |     F   14歳♀中学生処女だけど質問ある?  ハ
年    |    | |     | /      \ |    |                                  ム
齢    |    |  )    /   /\   \|       ヽ   PCに詳しい人ちょっときて!!!   イ      ス
化    /   ノ | /  ヽ ヽ、_/)  (\    ) ゝ  |        電車男              ミ       タ
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