都市伝説と戦う為に、都市伝説と契約した能力者達……

このエントリーをはてなブックマークに追加
1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
ここは
都市伝説と契約して他の都市伝説と戦ってみたり
そんな事は気にせず都市伝説とまったりしたりきゃっうふふしたり
まぁそんな感じで色々やってるSSを書いてみたり妄想してみたりアイディア出してみたりするスレです

今までのお話は↓でゆっくり読んでいってね!
ttp://nanabatu.web.fc2.com/new_genre/urban_folklore_contractor.html


…と、言っても、最近のスレはまとめられてないので
大事件があった前々々々スレはこれだよ!!↓
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1250984048/

そして、その大事件の決着がついた前スレはこれだよ!↓
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1252150989/
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:23:16.00 ID:1wiezlHq0
よし、>>1乙だ!
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:26:16.17 ID:JYW0G3BfP
さて、投下していきましょう

誤字確認してなかったなー、まぁ修正前誤爆しなければ・・・
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:26:44.31 ID:3V+hppbz0
>>1
そしてwktk
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:26:48.34 ID:z2ys08Lj0
寝る前にwktk支援!
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:27:09.79 ID:VZ+qRgtTO
盛大に>>1乙!
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:27:12.74 ID:1wiezlHq0
前スレ>>999
でも死神は逆位置が「死からの再生」って意味だから一番悪いのは塔なんだって byWikipedia
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:27:20.25 ID:V2v92UKGO
とりあえず支援
9鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:27:29.70 ID:JYW0G3BfP
私達はまず、××や子供達が消えた辺りへ行こうと山に入った。
山道を登っていくと、妹ちゃんがピクリと震えて動きを止めた。
「どうしたの?」「・・・・・・・・・」
妹ちゃんは黙ったまま、道から外れた木々の中を睨んでいた。
「・・・こっちから兄さんの気配がします!」
言うが早いか妹ちゃんは道から外れて走り出して行ってしまった。
「ちょ、ちょっと待ってってば!!」


「・・・・・・ハァ・・・・・・ハァ・・・」
「おかしいですね、確かにこっちにいるはずなんですけど」
妹ちゃんはキョロキョロ辺りを見渡し始めた。
「・・・お願い、ちょっと休ませ「こっちです!」
・・・・・・あぁもう!
「兄さーん!兄さーん!!」
「・・・ぜぇ、××ー!どこなのよー!!・・・・・・うわっと!?」
危ない危ない、また木の根っこにつまづいた。これで何回目だろうか
息もあがってきている。木の間、道無き道を全力疾走しているのだから当然といえば当然なんだけど。
そんな私に比べて妹ちゃんは木の間をスルスルと流れるように進んでいく。
無駄のない動きをすることで余計な体力の消費を抑えている結果なのだが・・・
あまりにキレイな動きだったので思わず足を止めそうになってしまったほどだ。
「兄さーん!どこに・・・・・・今度はこっち!」
急に方向を変える時でさえ、強引に身体を捻るわけではなく・・・
まるで最初からそっちへ進んでいたかのように見えるくらい自然な動きなのだ。
とても普通の小学生のできる動きではない。
おそらく『座敷童』だった頃に覚えた技術なのだろう。
しかし、どれだけ技術が凄かろうとその身体はまだ小学生の女の子だ。
疲れが見え始めたのか、ようやく妹ちゃんは止まってくれた。
「ハァーッ・・・・・・ハァーッ・・・・・・やすま・・・ぜぇ・・・して・・・・・・」
妹ちゃんは答えず、周りを見渡し続けていた。
10鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:28:24.84 ID:JYW0G3BfP
「・・・おかしいですね、山に隠されたにしては兄さんの気配が強いです」
「つま・・・り・・・?ふう・・・」
「兄さんは完全に隠されたわけではないかも、つまり呼びかければ戻ってくるかもしれません!」
「・・・本当?」
「山に隠されかけているから、気配を追っても捕まえられないんでしょう
  ですが完全に隠されていないならば、兄さんの意識に訴えかければ応えてくれるはずです」
妹ちゃんはスッと人差し指を立てた手を前に突き出した。
「この方向から、兄さんの気配を強く感じます。鬼ごっこができないなら立ち止まって呼ぶしかありません」
妹ちゃんと目が合う。その真剣な眼差しに射抜かれると、まるでその黒い瞳に吸い込まれるような錯覚を感じる。
「お願いします・・・これしか、方法がないんです」
「・・・私だって助けたいって言ったでしょ?断る理由なんかないわ」


「兄さーん!帰ってきてください、兄さーん!」
「××ー!お願い戻ってきて!!」
・・・かれこれもう30分は経つだろうか。
日も段々と落ちてきたし・・・なかなか成果は上がらない。
「兄さんの気配は確実に強くなっています・・・・・・でも、あと一押し足りないッ!」
横の木をドン、と拳で叩いた妹ちゃんの表情にも焦りが見え始めている。
「山の気配も・・・強くなっています、早く兄さんを連れ戻さないと・・・」
「連れ戻さないと、どうなるの?」
「ミイラ取りが、ミイラに」
・・・遭難者の捜索隊が、遭難すると。いや相手は都市伝説、遭難より怖ろしい。
「あのさ、妹ちゃん危ないんだったら一度引き返した方が「ダメです!」
妹ちゃんは目を吊り上げながら怒っている。
「こうしている間にも兄さんが危険にさらされているのに・・・私達だけ安全な場所になんて行けません!」
「でも、××なら『俺なんかに構わず、早く逃げろ!』って言うよね」
「でしょうね。でも、今この場に兄さんはいません」
「・・・そうね」
妹ちゃんは優しく微笑むと、口に手を添えてまた叫びだした。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:29:39.77 ID:z2ys08Lj0
支援!
12鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:29:40.65 ID:JYW0G3BfP
「兄さーん!」
・・・段々苛立ってきた。こんなに私や妹ちゃんが呼んでもちっとも姿を現さないなんて。
答えが帰ってこないことへの怒りと、寂しさ・・・それに任せて私は思いっきり叫んだ。

「戻ってきなさいよバカァー!私をまた一人にするつもりかーっ!!」

溢れる想いを叫びに込める。これで駄目なら・・・と、諦観し始めた。
と、木々の間を突風が吹き抜けた。
「わっ」 「きゃっ」
思わず目を閉じたが、ゆっくりと目を開ける。

目の前に男の子が立っていた。

・・・誰?
「兄さん!」
「え、ほんとう?これが・・・××?」
年のころ3,4歳・・・おそらく彼が『神隠し』に始めて遭ったときの年齢なのだろう。
男の子が私に近寄ってきて、手を差し出してきた。
妹ちゃんを見ると、黙ってうなづかれた。いや、だからどうしろっていうのよ。
「えーっと・・・・・・・・・おかえり、××」
他に言葉が思いつかなかったが、それで十分だろう。私は男の子の手を取った。
私の手をそっと握り返して男の子はニッコリと笑ったかと思うと、
その姿が急にぼやけて光の粒みたいなものが暗くなり始めた空へ飛び出していった。
「なに、これ・・・」
「たぶんこれで解決です。少なくとも兄さんの方は・・・」
周りでは、風も吹いていないのに木々がざわめいていた。
「おでましです」
「ははは・・・逃げられると思う?」
「大丈夫です、私に考えがありますから」
信じてるからね。と呟いて、私は何も見逃さないように木々の暗がりに目を凝らし始めた・・・
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:29:48.14 ID:1wiezlHq0
アクマの人支援

おやすみ保守はまか…せた……バタッ
14鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:30:22.20 ID:JYW0G3BfP
・・・彼が目を覚ますと、そこには見慣れた自分の部屋の天井があった。
「契約者!」 「契約者様!?」
「アクマ・・・ザクロ・・・あれ?俺は確か山で・・・」
喉が渇いて声が上手く出せない、いったい俺になにが・・・
「契約者、お水だよ!」
「契約者様が倒れてしまわれた後のことを、これから順を追って説明させていただきますわ・・・」
まだ夢の余韻に浸ってボーっとしている頭で、ザクロの言葉に反応し首でうなずく。
それを確認すると、ザクロはゆっくりと山に入ってからのことから説明し始めた。
それを聞いていた俺は、布団からゆっくりと立ち上がった。
「だから二人が山へ・・・って、契約者様?」
「二人を追うぞ」
もうすぐ日が暮れる、今からならまだ間に合うはずだ。
「ちょ、ちょっと待ってくださいまし!契約者様はまだ体が本調子じゃ」
「そんなこと言ってる場合か!妹と友達の命が懸かっているんだぞ!」
折りたたみ式の鏡をふたつ持ち、靴を履き始める。
「ザクロ、俺を乗せて全力で山まで飛ばせ。そこからはにおいで辿れるはずだ」
「は、はい・・・」
靴を履き終わると、俺は転げるようにドアから外へ飛び出していった。

「・・・それで、倒すアテはありますの?」
俺達は一直線に山へ向かっていた。家の屋根や電信柱は、ザクロの障害にはならない。
「まぁな・・・・・・『神隠し』に遭っている間、夢をみたんだ」
「夢?」
「昔の夢だ。確か俺が山で迷子になってた間の思い出・・・なんで今まで忘れていたんだか」
脳裏に蘇るのはあの頃の山の光景。
ざわめく葉っぱ 吹き抜けた風 隣には自分と同じくらいの・・・
「着きましたわ」
いつの間にか、山へ着いていたようで。ザクロはにおいを嗅ぎつけたらしく山を登り始める。
「ま・・・説明するよりやった方が早い。急いでくれ」
・・・木々は、怪しくざわざわと揺らめいていた。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:30:25.19 ID:a6JmbNqy0
>>1
毎度のまとめ
ttp://77c.org/d.php?f=nk10072.zip
16鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:31:44.24 ID:JYW0G3BfP
「おーい!二人ともどこだー!!」
ザクロに振り落とされないようにしっかる捕まりながら二人を呼ぶ。
「姫さーん!あと我が愚昧よ!」
「誰が愚昧ですか誰が!」
ザクロが気付き、慌てて向きを変える。妹の声に驚いた俺は、そのまま落ちて転がった。
「ああっ!契約者様!?」 「ちょっと大丈夫××!?」 「契約者ー!!」
「だ、大丈夫だ・・・ほら、鏡も割れてないだろ?」
「あの、兄さん。それって鏡をかばって体から落ちたってことですよね・・・?」
「いいか、妹よ。そこは気にしてはいけないところだ・・・・・・いってぇ・・・」
「やっぱり思いっきり打ってるじゃないですか!」
うるさい、今はそれどころじゃないだろうが。
その時ヒュッと、なにかが木の間からこちらへ飛んできた。
「せいっ!」
妹が声を上げつつ腕を振ると、飛んできたもの・・・尖った木の枝はなにかに弾かれて落ちた。
それがなにかなど、気にしている場合ではなかった。妹と姫さんに声をかける。
「二人ともザクロに乗れ!ザクロ、いけるか?」
「三人はちょっとつらいですが・・・大丈夫です」
「よし、二人とも急いでくれ!」
「ちょ、ちょっと!いったいなにを・・・」
「なにってそりゃあ」
山の上の方を指差す。
「『神隠し』と話をつけにいくのさ」


「ザクロ!もう少し右だ!」
「妹ちゃん、左から」
「分かってます、ていっ!」
・・・ザクロが走っている間、何度も石やら木の枝やらが飛んできた。
しかし、それは全て光の膜によって弾き落とされていた。走るザクロの周りを覆って淡く光るそれは・・・
「・・・バリアー?」 「く、詳しいことは後で・・・」
17鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:32:35.36 ID:JYW0G3BfP
たしかに、今は悠長に話を聞いている場合ではない。
「・・・!左だザクロ!」
「はい!」
「ねぇ、さっきからどこに向かってるわけ?」
姫さんが話しかけてきたので、簡潔に答える。
「『神隠し』の本体だ、そこにいけばたぶん・・・なんとかなる」
「なんでその場所がわかるの、調べたわけ?」
「いや・・・分かる」
「「!」」
俺の言葉に姫さんと妹が動揺していた。まぁそりゃ驚くだろうけど・・・
「なんつーかな・・・感じるんだ。こっちの方だ、ってな」
「そう・・・なんだ」
「ああ、そろそろだ」


突然、森を抜けた・・・違う、ここは木が生えていないだけの空き地だ。
空き地の中央には、石でできた社が小ぢんまりと建っていた。
しかし、社は土で汚れ空き地も草が伸び放題になっている。長いこと人が来ていなかったようだ。
空き地の外でざわざわと木が揺れる音が次第に大きくなってきた気がする。
ピリピリと張り詰めた空気に、アクマとザクロが周囲を警戒し始めた。
・・・だが、今は戦う時じゃない。
社に近づくと、妹が後ろに寄ってきた。チラリ、とその姿を見てから社に手を当てて話し始める。
「山の神様、山の神様、どうか隠した子供をお返しください」
ざわざわと木々は揺らめいたままだ。
「彼等の親が悲しんでいるんです。どうか、お返しください。寂しがりな、山の神様」
ざわざわ、ざわざわと木々が揺らめく中で

『その頼み、聞き届けよう』

どこか威厳に満ちた、しかし幼い子供の声が・・・聞こえた気がした。
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:33:16.48 ID:z2ys08Lj0
支援!!

>>15
まとめ乙!!
19鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:33:28.17 ID:JYW0G3BfP
「・・・と、これでいいかな」
社についた土を軽く手で払い、呟く。
「ねぇ、さっきなにやったの?」
「簡単なことだ。『神隠し』っつーだけあるからそれを起こすのは山の神とか・・・それに近いやつだ」
社をポンポンと叩きながら姫さんの問いに答える。
「『神隠し』伝承がある山なら、そういうのを祀った場所があると思ったのさ。それがこれ」
「ふーん・・・でも、なんで頼むだけで子供達を返してくれるなんて思ったわけ?」
「なんとなく」
「・・・もし、そのまま攻撃してくるような相手だったらどうするつもりだったのよ」
「・・・・・・・・・うん」  「考えてなかったんかい!!」
「しかたねーだろ!俺の中で山の神様っつったら優しいってイメージがあるんだからよ!」
二人が言い合っている近くで、都市伝説達もまた言葉を交わしていた。
「・・・これからも、兄さんをよろしくお願いします」
「当たり前ですわ」
「うんうん、僕も契約者がいなくなったら寂しい・・・し、あと力が弱くなって困るからね!」
アクマがサラッともらした本音に二人(正確には一人と一匹)は笑いあった。

「よーし、山を降りるぞー。そろそろ子供たちも気がついて帰り始めてるだろう」
「そうね、暗くなってきたし急がなきゃ」
皆が歩き出してしばらくは沈黙が続いたが、それを「兄さん」という声が破った。
「・・・なんだ」
「あの・・・話したいことが、たくさん・・・あるんです」
「ああ、俺もだ」
笑顔でうなずくと、妹も笑い返して続けた。
「それじゃあ今晩、泊まっていいですよね。あ、荷物は持ってきてありますから」
・・・・・・は?
「そういうことで、先に帰ってますからねー・・・ザクロさんお願いします」
「あ、ちょっと待て!!」 「・・・いいなー、私も押しかけようかな」
不穏な言葉を発した姫さんを置いて、ザクロに乗って山を駆け下りる妹を走って追いかけながら
どこか懐かしい、小さかった頃に戻ったような気分を感じる俺であった・・・     〜了〜
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:35:37.88 ID:V2v92UKGO


続いて投下したい
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:36:55.94 ID:z2ys08Lj0
乙っしたー!
アクマツンデレwwww
みんな無事でほっとしたんだぜ
今まで隠された人も戻るようでますますほっとした
ハッピーエンドが一番だよな


って、妹、押しかける気満々wwwww
22勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:37:21.08 ID:V2v92UKGO
「夢の国を打ち破る方法ですか?」

居酒屋に似つかわしくない格好の男。
まるでSPのような黒いスーツを見事に着こなしている。

「ほうよ、あんらのにろうやっらら勝れるよろ」

その向かいに座っているのは大きなマスクをした女。
既にかなり酔っているようだ。呂律が回っていない。

「…あ…あの、私、神社の仕事がまだ残ってるんですけど」

そして、これまた居酒屋には似つかわしくない格好の女。
何故か巫女装束を着ていた。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:38:34.78 ID:z2ys08Lj0
まだ寝られない!支援!!!
24勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:38:42.76 ID:V2v92UKGO
スーツの男はビールを一口飲み、ジョッキを置く。

「そうですねぇ…完全に消滅しても復活する再生能力。
触れただけで全てを取り込む侵食能力。
そして、機動性の高い瞬間移動能力。
難しい問題ですね」

スーツの男の表情は険しいものだった。

「この前みたいに契約者を不意打ちすれば……その…いいんじゃないですか?」

巫女装束の女が控えめに意見を出す。

「無理ですね」

スーツの男はその意見に対しキッパリと否定の意を示した。
25鏡合わせのアクマ〜神隠し編・後編〜:2009/09/08(火) 23:39:03.61 ID:JYW0G3BfP
・・・と、いうわけでパパッと投下した後編です。間が空いてほんとすみませんでしたぁー!
前・中編はまとめサイトのほうに載っているようなのでお手数ですが探してみてください



これに時間がかかったせいでキャラの口調が変化している気がするんですが、特に意味はありません
間が空きすぎたせいだと思ってください。
・・・にしても、このオチが気に入らないんだよなぁ。なんだこれ
不満はあるけど、元々『神隠し』出してみたくて簡単に作ったものだからしかたないというか。
どうみても言い訳です、ほんとうに(ry



こんな私ですが暇があればまた書くつもりです。
そん時は生温かい目で見るとか辛口評価するとかしてね!
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:41:14.05 ID:z2ys08Lj0
支援!

>>25
間が開きすぎると口調が変化するとかあるあるorz


いつでも待ってるんだぜ!!
27勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:42:37.10 ID:V2v92UKGO
「あの瞬間移動というのは、もうひとつの自分を出現させ、そのうえで自身を消しさるものだと私は考えてます」

瞬間移動、その能力の元となる噂は、とあるテーマパークのとある逸話だろう。

子供の夢を壊さないために、同じ視界内に同一のキャラクターが二人現れない。
例えば、近くで触れ合っていたキャラクターが、パレードが始まった途端に消え去り、
まるで瞬間移動をしたかのように見える。

といった感じの
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:43:01.52 ID:JYW0G3BfP
と、いうことでそろそろ私は寝ます。
支援等、ありがとうございました。おやすみなさい
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:43:10.27 ID:3V+hppbz0
アクマの人乙でした!
焦らず自分のペースでいければいいと思うよ!

そして支援!
30勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:44:21.91 ID:V2v92UKGO
「だからですよ。もし瞬間移動の直前に攻撃を加えられたとしても、新たに現れたものとは、ある意味別物なわけです」

実際、夢の国の契約者に口裂け女は手応えのある攻撃をしたはずなのに、
次に現れたときには傷ひとつ無かったという報告をスーツの男は聞いていた。

「別ものになってるわけですから、転移の際に何らかの影響をうけているかもしれません。
それなら契約者へ対する都市伝説の侵食スピードの速さも頷けます。
もしかしたら、既にほとんど取り込まれているのかもしれませんよ」

夢の国の能力者は、だいぶ前からその言動におかしな点が見られていた。

まるで都市伝説の意思の通りに動いてるかのような言動。
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:44:43.28 ID:z2ys08Lj0
支援!
32勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:45:25.14 ID:V2v92UKGO
完全に取り込まれているとしたら、打つ手はない。
都市伝説の能力が発動し、契約者すらも不死の存在へとなるのだから。

「らぁ、ろうやっれらおすろおー」

「…なんて言ってるんですか?」

ほぼ、ら行で発言するマスクの女の言葉を巫女装束の女は理解できていないようだ。

「倒し方…私の仮説があっているのならあるはずです」

スーツの男は理解していた。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:45:47.48 ID:LBnP6qeJO
>>1>>15とアクマの人乙!

久方ぶりに投下するかな
34勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:46:15.45 ID:V2v92UKGO
「それは、純粋な子供たちの思いの力です」

場の空気が凍った。

巫女装束の女は口を半分空けた状態で固まっている。
マスクの女は寝ていた。

「いえいえ、真面目な話ですよ。
本来、夢の国は子供たちに夢を与える存在でした、
それが変質したのですよ」

スーツの男はそんな空気をものともせず話を進める。

「ちなみに、変質させた原因は何かわかりますか?」

「…い…いえ?」

巫女装束の女はなんとな持ち直したようだ。

「大人達ですよ。子供の夢を壊さないための処置を不気味だと面白がり、夢の国を異質なものへと変えてしまったのです」
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:46:40.14 ID:z2ys08Lj0
すまん…支援途中だが…力尽きる…


明日の朝、スレが残っていたら…明日も、また何か投下するんだ…
36勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:48:13.39 ID:V2v92UKGO
スーツの男はいつになく饒舌だった。

「しかし、それならその逆も可能なはずです。
純粋な子供たちの純粋な思いが集まれば……」

「元の……本来の夢の国に戻るということですか…?」

スーツの男はジョッキに残ったビールを飲み干す。
そしてビールジョッキを勢いよくテーブルに置く。

「まぁ…私の勝手な憶測なんですがね……」

組織に属さない契約者と首塚に属する契約者が、
夢の国と対峙した際。
首塚の契約者が発した言動により、夢の国を困惑させたとの報告はあった。

だが、実際にスーツの男が言うような仮説があっているかはわからない。
37勝手に夢の国考察:2009/09/08(火) 23:49:50.99 ID:V2v92UKGO
「…そんないい加減でいいんですか?」

巫女装束の女は怪訝な目をしてあた。

「それが都市伝説です。噂なんていい加減なものですよ。何より夢があっていいじゃないですか」

そのとき、寝ていたマスクの女が飛び起きる。

「ビール!おかわりぃ…むにゃむにゃ…」

寝言だった。



38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:51:34.24 ID:a6JmbNqy0
アクマの人、黒服口裂けさん巫女!!さんの人も乙っしたー!
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:53:25.85 ID:V2v92UKGO
以上、「自分勝手」な考察でした

ではおやすみなさい
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/08(火) 23:58:32.42 ID:a6JmbNqy0
あれ、俺以外いなくなった?
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 00:07:19.73 ID:dphjohRp0
         < ̄ ̄ ̄>
.         ,.  ̄>/
           / /、_________
         //<.,,_,,.>-t
        //   /|・・ツ^|‐-、    __
    ==fニニニニP===━_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄__l~|
   {]ニ{ヽi!~i!~i!~l~〕~(_))~( ̄l~ ̄l ̄ ̄=l|                   
   ~`' ̄ ̄~~ ∩(_))~ ふ∩-‐ソフー--=ll 
         //     | |〈i!i!/    
        //Λ_Λ  | |  ~
        | |( ´Д`)// <こ、これは>>1乙じゃなくてポロリ温泉伝統製品初の支援型モルスァ試合専用ガンなんだから
        \      |   変な勘違いしないでよね!
          |   /
         /   /
     __  |   |  __
     \   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   \
     ||\            \
     ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
     ||  || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 00:14:55.99 ID:XBRCcGok0
俺もいるぜ!
43花子様の人:2009/09/09(水) 00:19:17.59 ID:vOT0f7H30
あのポロリ(ryが出たことだし、中途半端だったぶん、しっかり終わらせて貰おうかな。
44トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:23:42.81 ID:vOT0f7H30
前のはちょうど>>1のまとめにあるけども、テキトーにあらすじ

男と花子様は祭りにきてました。で、途中で投下やめちゃったんだ。
45トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:25:25.51 ID:vOT0f7H30
りんご飴を買い、花子様を探してウロウロする。
それっぽいところは全部回ったが、いない。
ひとまず祭りの雑踏の中を探してみて、それからもう一周回ってみよう。
こんな人ごみの中でも花子様は圧倒的に目立つだろう。簡単に見つかるさ。
そう考え、人ごみの中、花子様と回った出店を再度見て回る。
タコヤキ屋のおっちゃんが俺を見つけ、親指を立てている。やはりワザとだったか。
めんどくさいのでシカトするまた店に行った時の話のネタにとっておこう。

しばらく探して、さっき見かけた【花子さん】とその【契約者】の事を思い出す。
男(なにもこの祭りに来ている都市伝説及び契約者は俺と花子様だけではない…。
  ましてトイレではないここで遭遇したら、花子様といえど、そう時間をかけずにやられる)
男「まさか!」
ハッとして顔を上げる。同時に視界が闇に包まれる。

???「だぁ〜れだ?」
46トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:27:34.95 ID:vOT0f7H30
男「この声は、花子様の声優真似レパートリー7番、能登○美子(var.1)!」

花「正解。まったく、遅いから探しに来たのよ。私に心配させるなんてどういうつもり?」

よかった、。ざっくりした。
単に無事だった安心だけじゃない気がする。

花「どうしたの?私の犬らしく尻尾振って喜びなさいよ。」
男「あ、いや、あんまり花子様が見つからなくて…他の都市伝説や悪い男に襲われたんじゃ!?
  って思ってたんで、安心してつい。あ、これリンゴ飴ドゾー。」
花「ん、お疲れ様。」

俺の手から受け取ったリンゴ飴をとりあえず五回ほど舐める花子様。
その舌使いは、ただ普通に飴を舐めてるだけなのに、なんか、そこはかとなくエロイ。
花子様の仕草はいちいち色っぽい。その舌で俺のムスコを舐めてくれ…ないよな。
花「なんかイヤらしいこと考えたでしょ?」
男「Yes。下劣な雄犬って罵ってくださいよ。」
花「頼まれると罵る楽しみ半減なのくらい分かるでしょ?まあ良いわ帰ったら御仕置きしてあげる。」
男「他にやり残しはありませんか?」
花「んー、ないわね。お前は?」
男「ないですよ。」
花「じゃあ帰るわよ。さすがにちょっと疲れたわ。」

すっかり暗くなった帰り道、夜風に吹かれながら家に向かった。
47トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:28:24.01 ID:vOT0f7H30
夏とは言え、暗くなると涼しくて気持ちがいい。
花子様の着物に合わせた下駄がカラコロと音を立てる。
本当なら幸せこの上ないのだが…何故か落ち着かない。

見れば見るほど、俺と花子様は不釣合いだ。
俺は花子様といて良いのか?
縁日を歩く時の周りの反応なんかから、改めてそう思わされた。
ずっとそんなことを考えながら歩いていた。
だから花子様も同じように物思いにふけりながら歩き、楽しい祭の帰り道なのに無口という不自然さに気づけなかった。

48トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:29:58.43 ID:vOT0f7H30
家に着き、俺は花子様が金魚すくいでゲットした鯉の子供のための水槽を準備する。
以前熱帯魚を飼っていた60センチ水槽を引っ張り出す。
15センチ程の鯉の子供ならひとまずコレで良いだろう。餌や水草等々の小物は、そのうち花子様と買いに行こう。
花子様が型抜きで荒稼ぎしたお金で。
水槽を準備し終えた俺は、自室に戻り、録画していたフレッシュプリキュアを見る。

男(パッションと白せつなも良いけど、イース様と黒せつなも良かったからなあ。複雑な心境だぜ。)

俺がそんなことをしている間に着物を脱ぎシャワーを浴びに行っていた花子様が部屋に入ってくる。
うん、それは分かるが…どうしよう。
理性を押し倒しそうです。
49トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:32:17.13 ID:vOT0f7H30
部屋に入ってきた花子様は透けそうで透けない生地の赤いセクシーなネグリジェを着ていた。

花「見るだけよ?見るだけ。」
男「うぐぅ。」
花「ほーら、見えるかしら?」
男「うっぐぅうううう!!!」
挑発的に近寄ってきた花子様。
前かがみの姿勢で、ネグリジェが重力に引かれて出来上がった胸と布の間のスペースが見える。
谷間は見えるけど乳首が見えそうで見えないこの究極のエロス。

抑えきれない本能的な情熱に加熱される俺に花子様がかけた声は若干温度が低かった。

花「ねえ、何か隠してるでしょ?悩み事してるって丸分かりよ。」

男「いや、イース様かパッションかって」
花「そういうことじゃないの。
  祭の帰り、ずっと元気なかったじゃない。遊び疲れって感じでも無かったし。」
男「・・・やっぱり分かっちゃいますか。」
花「当然よ。私を誰だと思っているの?
  他の人のはともかく、お前の異変を見逃すハズないでしょ。さ、言いなさい。」

威圧的で、でもどこか優しさを秘めた表情と声色でそう言われる。
胸につかえてたコトをスムーズに吐き出させる力が、たしかに有った。

男「祭は楽しかったです。花子様といっぱい遊んで。でも、まわりの目が痛いというか、
  実際そう言われたのも聞こえたんですけど・・・
  俺って、客観的に見て花子様と釣り合いませんよね。」
50トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:33:33.81 ID:vOT0f7H30
そこまで言って花子様に強烈に張り倒される。
仰向けに倒れ、とっさに起き上がろうとする俺の胸部をドスッと踏みつけて花子様は言う。
花「赦せないわ!」
男「ごふっ!」
花「良いこと?お前は今私の意志に思いっきり背いたの、分かる?
  釣り合いなんて者は周りの人間の感想でしかないのよ。
  釣り合いを気にするって事は、私より他人の意思を重んじたって事でしょ?
  私を気遣ってくれるのは有難いけど、これは全っ然嬉しくないわ!!
  お前が気にすべきなのは、その他大勢の客観的な感想じゃなくて
  私とお前の主観的な感情なのよ!!」
どっす!と、みぞおちを踏みつけられる。

花「あんなアニメ化したら谷口や国木田ほどの扱いも受けれぬ奴らのために
  私への忠誠心をガタつかせるなんて…
  私は男にとってその程度にしか思われてないのかしら!?」
どむっ、と二発目。

花「いい?お前は私だけを見て…」
ごっぐ、と三発目。

花「私のことだけを想って…」
ずごっく、と四発目。

花「私だけを好きでいれば良いのよ!!」
男「ぎゃんっ!!!」
五発目が入る。
51トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:35:14.09 ID:vOT0f7H30
花「私はお前だけを見て、お前だけを想って、お前だけを愛しているの。
  お前が私の全てなのよ!それをこんな風に傷つけられるのはもうゴメンなの。だから…。」
花「だから、今からお前の骨の髄まで、脳ミソの芯まで私で染めてあげる。
  私だけを見てくれるようにね。念には念を入れて…ね。」

そういった花子様は、いまだにみぞおちの痛みにうずくまる俺を蹴り転がして仰向けにする。
そしてロングドレスのお姫様の軽いあいさつの時のように(これで伝わるかな?)
ネグリジェのスカート部分を上げ、俺をまたぐように立つ花子様。
そのネグリジェの下は…
男(ののののの、ノーパン!?)
そして俺をまたいだまま、俺の下腹部に花子様は腰を下ろす。いわゆる馬乗りになる。
そこから覆いかぶさるように前屈し、俺の唇にその唇を重ねる花子様。
俺の口に舌をねじ込み、俺の舌を吸う。ちゅるちゅるとイヤラシイ音を立てる口元。
いままでにキスは何度もしているが、こんなに激しいのは初めてだ。
ひとしきり接吻をした花子様が糸を引かせながら唇を放す。
そして硬くなったムスコを触る。
花「こんなに硬くしちゃって…良いわぁ、そうやって私を求めなさい。」
男「で、では子作りを
花「ダメよ。」

馬乗りになったまま俺の目を見つめてピシャリと言い放つ花子様。
俺を見るその目つきはいつもの様に挑発的な表情だが、瞳は違った。
狂気と焦りの入り混じったような焦点の合わない瞳。
初めて俺に花子様を【怖い】と思わせるには充分なほど。
52トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:36:32.01 ID:vOT0f7H30
花「目の前に餌を置かれた犬がいるとして。よし、と言って餌を食べた犬は食後はしばらく餌を求めないでしょ?。
  でもオアズケを食らわせて、じーっと餌を見詰めるしかできない犬は餌を求め続けるのよ。
  その匂いが美味しそうであるほど犬はその場を動けない。
  もし私が全部を与えたら、お前から私を求めなくなるもの。だからまだダメ。」

この状態で目をそらせるハズが無い。
ズボンの上から我が愚息をさすり、俺が絶頂に達しそうになると止めるを繰り返す花子様。
先ほど感じた狂気を気にする余裕もなくなっていく。
寸止めを連発され、なんかもうわけがわからなくなる。あたまのなかがまっしろになる。
そして股間に血液が集まり過ぎて、貧血で気を失ってしまう。
そのまま睡眠モードに移り、朝までグッスリだった。

翌朝、強烈な朝勃ちで眼が覚める。
花子様は先に起きたようだったのが救いだ。ムスコが落ち着くのを待ち、リビングに向かう。
ちなみに、互いに処女・童貞なのだが、俺の自家発電は花子様の前以外では禁止という変態な状態なのだ。
53トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:37:27.94 ID:vOT0f7H30
リビングに向かうと、親父は新聞を広げている。

男「おはよー」

父「ん、おはよう。」

親父はそう良いながら台所を指差す。そこには母ちゃんと花子様が朝飯を作る姿があった。
制服にエプロンで料理を作る花子様はとっても輝いていた。通い妻みたいでジーンと来ちゃう。
昨晩の狂気なんて微塵も感じさせないし。
邪魔しないように、こっそりとリビングに戻るが・・・
ん?制服?今日は日曜、ってか花子様は制服は持ってないんじゃ

父「良い眺めだったろ。母さんが学生時代の遺産を引っ張り出した時は焦ったぜ。
  朝っぱらから珍獣ショーかってな。まあ、花たんに着せるって目的で良かったよ。」

あ、そういうことか。

この発言は聞かれてたらしく、親父の味噌汁だけ沸騰して、マグマのようにコポコポ泡だっていた。
54トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:38:24.12 ID:vOT0f7H30
朝食を済ませ。休日出勤の親父を玄関で見送る。
男・花・母「「「いってらっしゃーい」」」

親父は、いまだ制服にエプロンの花子様と自分の妻を見比べて、ため息混じりに漏らす。
父「男は良いなー。それに引き換え俺の嫁は・・・」

母「テメエの脳味噌で味噌汁作ってやろうか?犬の餌にもならねえがな!!」

父「しーましぇーん!!」

かくして、スリリングな朝を終える。
55トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:39:50.31 ID:vOT0f7H30
母「男、花ちゃん。ちょっと」

男「なに?」  花「なんですか、お義母さん。」

母「昨日お祭に行ったばかりだけど、またデートイベントのお知らせよ。」

そう言って新聞の折込チラシの中から一枚よこす。

男「夢の国・・・。浦安あたりの具体的に名前を出すのはちょっと危ないアレ?」

花「ありがとうお義母さん。さあ男、早速計画を練るわよ!」

チラシを握り締めた花子様に手を引かれ、自室に戻る。
56トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:43:46.43 ID:vOT0f7H30
バタン、とドアを閉めると同時に花子様は真剣な顔になる。
そこには、焦りが見えた。

花「大変な事になったわね。よりにもよって夢の国だなんて…」

夢の国の逸話は聞いている。その話だけでも、夢の国はとても大きいモノだと分かる。
それは規模としての大きさと、力の大きさ両方の意味だ。

男「戦うんですか?」
花「まさか、勝ち目が無いのは駄犬にも分かるでしょう?」
男「じゃあみすみす・・・」
花「誰もそんなコト言って無いわ!絶対に負けられないもの。
  負ければ取り込まれるし、噂から考えられる可能性として、
  うまーくゴマ擦れば永遠の若さと命、苦痛無き時間を与えられるかもしれない。
  でもそんなのいらないわ。私はずっとお前を虐げて年をとっって、一緒に死にたいの。
  都市伝説化で既に半不老不死だけど、ホントはそれもいらないのよ。それに・・・」
男「それに?」
花「苦痛が存在しないって、女王様にとって死活問題よ?
  苦痛を与えるのがある意味仕事だもの。」
男「それは同時に駄犬にも死活問題ですね。痛みがないと・・・ね。
  でもどうやってそれを防ぐおつもりで?」
花「私達だけでは戦わないわ。ただ、絶対にこの界隈の、他の都市伝説達が動く。
  それも少なくない数で、夢の国に立ち向かう形で。
  その時を待って便乗する。基本的には自衛程度にね。これに賭けるわ。
  他力本願っぽくてちょっとイヤだけど、共同戦線も燃えるでしょ?」
男「スト魔女の世界みたいですね。」
花「そうね、ネウロイのポジションよね、夢の国が。
  じゃあ、無事に終わったら、ミーナ隊長のコスしてあげるわ。パンツ(のようなモノ)も再現で。」
男「っしゃあああああああああ!!!夢の国なんざ消し去ってやるぜえええええええ!!!!!」
57トイレの花子様:2009/09/09(水) 00:47:42.13 ID:vOT0f7H30
とりあえず急ぎ足で夢の国の情報伝達までやってみた。

マスター追悼にも乗れず、ちょっと寂しい。マスター復活したから万事オッケーだけどもさ。

お目汚し失礼いたしやした。
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 00:49:50.61 ID:kn2LW9Qo0
俺、父ちゃん好きだ……支援
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 00:52:12.01 ID:XBRCcGok0
>>57
花子様の人乙です
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 00:58:02.66 ID:kn2LW9Qo0
終わってたぁぁぁぁ!
花子様の人乙でしたー!
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 01:08:41.23 ID:lvat5oavO
ノリが良すぎる父母に敬礼w

んじゃ、私も就寝前に一本落としていくかしら。
62逢魔ヶ刻は静かに暮らしたい:2009/09/09(水) 01:09:58.54 ID:lvat5oavO
母の背中で聞いた歌を道連れに……っと。

某県某市の郊外に、大きなバッグを抱えた男が一人。
カメラを提げているが、バードウォッチングだろうか。
そのわりには周辺に注意を払うでもなく、どんどん山奥に分け入っていく。

……ふん。ここらへんでいいか。

登山道はおろか、獣道すらないような、そんな藪の中。
濃すぎる草いきれに顔をしかめながら、バッグの中身をブチまける。
転がりだしたのは頭。続き、腕、腰。人体のパーツ。いや、それはマネキンだった。

さぁて、お仕事お仕事……

鼻唄混じりに慣れた手付きで人の形を組みあげる。程なくして完成する、一体のマネキン。
上から押さえつけ、左右に揺する。倒れないことを確認し、さっさと山を下りはじめた。
63逢魔ヶ刻は静かに暮らしたい:2009/09/09(水) 01:11:36.18 ID:lvat5oavO
山間を下る涼やかな風。男にとっては青臭いだけで、心地好いものではないらしい。
折角自然の只中にいるというのに、紫煙を燻らせている。
眺める先には小さな滝。
カモフラージュのために持ち込んだカメラだったが、ふと気が向いてレンズを向けた。そこで気付く。

なんだありゃ? 山伏……?

滝壺に人の姿。滝に打たれているようだった。
契約により強化された視力をもってしても、ようやく気付ける距離である。

んぅ……? うぉ、眩しッ!?

細めた目で酔狂な真似をしている輩を見つめていると、突然何かが煌めいた。
些細なことながら気を悪くした彼は、届くわけもないのに吸殻を投げつけ、下山を再開するのだった。



逢魔ヶ刻の地味な仕込みの景色。
どうやら禿が修行中だったようです。
『修行 = 滝に打たれる』の、浅はかな私の脳を笑え。
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 01:15:23.31 ID:eYL9UU+LO
あげ
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 01:51:51.73 ID:jfIV9Qhf0
作者さん方乙!
まさかの禿に吹いたwwww
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 02:17:53.56 ID:jfIV9Qhf0
保守
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 02:35:16.49 ID:GNrMjxLGO
保守





腐「クッ……チャラ男がサブでボインとショタとロリもいけるマルチキャラだったなんて……」
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 03:02:03.25 ID:kn2LW9Qo0
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 03:31:26.22 ID:jfIV9Qhf0
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 03:39:56.07 ID:jfIV9Qhf0
ねるほ
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 05:24:31.48 ID:kn2LW9Qo0
ねるほ〜
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 06:30:00.47 ID:vtEeGecd0
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 06:42:42.78 ID:+vgYHLUB0
>>63
乙!
何処に行ったのかと思ってたらそんな所に言ってたのか禿w
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 06:44:19.57 ID:kK9/5cfC0
おはよう
遅ればせながら花子様の人、逢魔ヶ刻の人乙!
着々と戻ってきつつあるな…
75『はないちもんめ』 閑話:2009/09/09(水) 06:44:43.48 ID:+vgYHLUB0
複数の人間と一つの都市伝説の契約が可能なんて話は始めて聞いた
まぁ、確かに一人の人間が複数の都市伝説と契約するパターンは危険だが無いわけじゃない
そう考えればその逆があっても不思議じゃない
少女「悪くは無いわね」
黒服を助ける事が出来るなら多少のリスクは問題無い
少し前の私なら拒否してたかもしれないけど・・・私も変わったわね
少女「惚れた弱み・・・ってのはちょっと違うか」
あのチャラ男は気に食わないけど、黒服を助けたいのは本心だろう、多分信用して良い
それにあの男の力は黒服を守る為にも利用できる筈だ
抜け駆けすんなよ、他の奴を割り込ませるなよ
他の奴を割り込ませるつもりなんて最初から無いし、抜け駆けもこの前の借りがあるからしないで置いてやる
だけど・・・・・・
少女「アンタには渡さないんだから・・・」
まずは、チャラ男に返事をしよう、後のことはそれからだ
私は携帯を取り出し、チャラ男に連絡を取るのでした
76『はないちもんめ』 閑話:2009/09/09(水) 06:46:28.02 ID:+vgYHLUB0
と、言うわけでチャラ男の持ちかけていただいた黒服Dとの多重契約に対する話
取り合えず話には乗るけど大人しく渡すつもりは無いようです
お目汚し失礼
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 07:24:59.87 ID:xHQz1W2HO
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 08:15:28.64 ID:WQnkNK3DO
保守
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 08:16:38.09 ID:7tww5QKtO
なにこれアンタレス?
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 09:29:49.37 ID:u97IasP/0
おはよう、皆様乙!!
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 09:34:49.66 ID:u97IasP/0
夢の国は子供たちの純真パワーで悪夢から目覚めるんだよ、と夢見ている今日この頃

>>41
久々に見て噴いたwww

いやっほーーーぅ!花子様だ!!!
相変わらず素敵な女王様と犬カップルだぜー!好きなんだ、女王様と犬!!
男すげぇやる気だwwwwwwww

はwwwwwwwげwwwwwwwwwwwwwwwww
駄目だ、輝きが5割増な様子が脳内で再現されて噴かざるをえないwwwwwww


はないちもんめ、話に乗ってくださり本当感謝!
…そして、はないちもんめのチャラ男への誤解は延々と解ける気配がなさそうだなwww
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 10:05:49.43 ID:jfIV9Qhf0
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 10:13:17.77 ID:u97IasP/0
仕事開始前保守
昼過ぎにスレが残っていたら幸せだな
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 10:30:37.97 ID:Bw7I/ntR0
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 10:46:59.01 ID:GNrMjxLGO
あ、
86首なしライダーの日常?:2009/09/09(水) 10:57:38.06 ID:WQnkNK3DO
首なしライダーのとある一日

 今日も朝から、学校町をバイクで走り回ったが…夕方になっても都市伝説を見つける事はできず
俺の首の手がかりも発見する事は出来なかった。
 やれやれ、そろそろ家に帰ろうかな…とか考えてた時

「君の〜悲しみを〜因数分解して〜みようか〜」

 突如鳴り響いた俺の携帯電話
 俺は携帯を取り出して電話に出た。

「もしもし?」
「あ、先輩!今暇ですよね?」

 ……朝野からだった…そして嫌な予感

「命令です、学校に迎えに来てください!」

 ……………
 俺は携帯を閉じると泣く泣く母校に向かってバイクを走らせた。
 いいように使われているだけじゃないか俺…
87首なしライダーの日常:2009/09/09(水) 11:00:55.09 ID:WQnkNK3DO
 バイクを走らせて約10分
 俺は朝野が待っている高校の正門にいた。
 辺りは夕暮れで薄暗く、所々で街灯が灯っている

「遅いです先輩」
「いや、呼んどいてそれはないんじゃない?」

 たった10分ぐらいしか待たせてないのにどうして遅いと言われなければならないんだ。

「契約者の命令は絶対ですよ?次からは呼んだらもっと早く来て下さいね?」

 笑いながら朝野が言う
「……はいはい」
 若干呆れながら俺は返事をする 結局、なんだかんだで素直に命令を聞く俺もどうかと思うが…
 朝野は俺が乗っているバイクに近づく
 すると、俺のバイクは朝野のためにフルフェイスのヘルメットを作り出した。
 しかし…色がショッキングピンクってのはさすがに…派手すぎないか?
「わかってますねーこのバイク、さすがです」

どうやら俺のバイクは乗る人が好きな色のヘルメットを出すらしい
朝野は俺の後ろに乗る
「じゃ〜命令です先輩、私の家まで安全運転でお願いします!」
「…了解いたしました、契約者様」
皮肉たっぷりに答えてやる
俺は朝野の家に向かって安全運転でバイクを走らせた。

首なしライダーの日常?
終わり?
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 11:33:14.26 ID:kdGflR2eO
お疲れ様です
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 11:51:23.10 ID:gkLXBUih0
どこかで誰かがトイレに入る。花子さんと会うために。

どこかで誰かが歌い出す。異能の力を使うために。

どこかで誰かが飛び降りる。笛の音につられて。

どこかで誰かが歩き回る。黒服をその身にまとい。

どこかで誰かが走り出す。自分の首を探して。

どこかで誰かが店に入る。そこは怪異が集う店。

どこかで誰かが何かを渡す。あなたに幸あれと。

今日も誰かが怪異と出合う。ここは都市伝説の町、学校町。

仲間をお探しの方、敵をお求めの方、
異国の都市伝説と交流したい方はぜひ、一度行ってみてはいかが?

            〜お隣さんの風呂場から異界の果てまで〜
             フリーメーソンリートラベル
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 12:24:38.11 ID:qfTrszJyO
お昼ご飯ほ
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 12:47:23.40 ID:GNrMjxLGO
むむ
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 12:52:37.20 ID:kdGflR2eO
>>89
こんだけ色々起こっているのに表面上は大した騒ぎになっていない
そんな学校町が恐ろしいぜ

有力者に契約者がいたり組織が情報操作したりとか事情があるんだろうけど
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 13:14:31.98 ID:W80sEjzoO
昼休み保守

そいや現在、出てる黒服キャラて何人くらい居るんだろ
黒服D、黒服禿、黒服1、黒服女、くらい?
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 13:20:33.01 ID:eBd0bN4K0
首なしライダーの人乙ー!
つかいぱしられてんなぁwwwww
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 13:21:31.85 ID:eBd0bN4K0
>>93
かつて、1ペニー硬貨の人の話でも黒服が出てたような(電話ごしだけど)
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 13:41:25.40 ID:eBd0bN4K0
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 13:50:19.88 ID:W80sEjzoO
>>95
あー、そういえば出てましたね
あの黒服も、確か感情的な感じの黒服だった気がするし
上で出した四人の黒服もしかり

この辺の「人間くさい黒服」と「一般的な黒服」の差は何なんだろう
元人間だった頃の力量の差だったりするんだろうか?
それとも案外、「首領」の戯れでたまに感情を残されたまま黒服になる人間が居るんだったりしてw
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 13:52:56.88 ID:eBd0bN4K0
>>97
っととと、さらに黒服追加
魔弾の人の話でも、元人間っぽい黒服が出てた
結構見逃してるもんだなぁ…反省


個人的な考えだが、そもそも「黒服の組織」自体が都市伝説であり、その都市伝説から生まれたのが「一般的な黒服」
元・人間の黒服は全員「人間くさい黒服」だと思ってた
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:00:27.01 ID:GNrMjxLGO

魔弾って魔法の銃弾の人のことか?
魔弾って言うとまぎらわしいじゃないか
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:03:34.34 ID:eBd0bN4K0
>>99
おっととと、すまない、魔法の銃弾の人だ
なんで魔弾といってしまったんだ俺は
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:08:34.52 ID:W80sEjzoO
魔法の銃弾の人の話、自分見逃してますわ、帰ってから確認してみます

なるほど、なら一般的な黒服は、人間くさい黒服のように元契約者だった頃の能力が使えない分、戦闘力は低そうかな
なんか、悪の組織の怪人と戦闘員の差、みたいな感じでw
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:11:11.70 ID:eBd0bN4K0
>>101
>悪の組織の怪人と戦闘員の差、みたいな感じ
そんな感じなのかもなぁww

元・人間の黒服も、どんな都市伝説と契約していたか&人間だった頃の経験及び身体能力によっても戦闘能力はガラリと変わると思うんだぜ
黒服Dの戦闘力の低さと、黒服禿の戦闘力の高さを見比べればよくわかるかと
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:19:28.22 ID:qfTrszJyO
禿はなぜ黒服になってしまったのかがむしろ謎だ
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:26:40.96 ID:lvat5oavO
禿 = チートという、数々の契約者の深層心理が反映された結果じゃなかろうか。
夢の国や魔改造太郎君に近いというか。
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:33:15.85 ID:O46WX7+dO
というか、人間くさくない黒服がほぼ出てきていない件

あれか、夢の国にもってかれたのか?
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:36:22.50 ID:eBd0bN4K0
>>105
人間臭くない黒服は書くのが難しいor書いててツマンネって事でほぼ出てないんじゃないかな
そして、今回の夢の国騒動でその手の人間臭くない黒服は大半が持ってかれたうえに倒されたりしたのでますます出てこなくなりそうww
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 14:54:24.15 ID:GNrMjxLGO
人間ぽくない黒服はもともと都市伝説なんだと思ってた
それでたまに契約者が取り込まれて黒服Dとか黒服はげーとかみたいになるんだと思ってた
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 15:02:30.04 ID:eBd0bN4K0
>>107
そうそう、俺はそう言うイメージだった
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 15:14:41.86 ID:dCMM2CBpO
まだ見つかるわけに
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 15:30:35.87 ID:kn2LW9Qo0
>>107
俺もだ
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 15:43:30.52 ID:eBd0bN4K0
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 16:05:52.25 ID:JR5nmj/P0
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 16:19:29.48 ID:eBd0bN4K0
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 16:30:52.95 ID:xHQz1W2HO
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 16:44:25.34 ID:eBd0bN4K0
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 16:48:55.37 ID:GNrMjxLGO
だった
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 17:02:36.82 ID:xHQz1W2HO
何故過去形
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 17:22:23.31 ID:JR5nmj/P0
一気に悲しい話にwww
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 17:24:09.96 ID:O46WX7+dO
みんな友達だった……
あの事件があるまでは……

鮫島事件
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 17:29:09.25 ID:kdGflR2eO
1人は事件をきっかけに組織へ
1人は事件の後、行方知れずに
1人はそんな彼を探し続け
最後の1人は力がないことを嘆きながら日常に留まる



なに書いてるんだ俺・・・
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 18:11:34.24 ID:X6i+hoXzO
122ギザ十:2009/09/09(水) 18:14:38.19 ID:Hz08jzFZP
>>120
うちのキャラがまさにそんな感じの設定な件w
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 18:15:49.34 ID:kK9/5cfC0
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 18:21:20.53 ID:zBNP0SZT0
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 18:38:59.84 ID:xHQz1W2HO
13
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 18:46:31.11 ID:O46WX7+dO
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 18:54:36.11 ID:JR5nmj/P0
128「結界都市『東京』」:2009/09/09(水) 18:59:45.23 ID:kK9/5cfC0
こんばんは。じゃ早速始めるよ!!

―第42章 占いなんて信じたくない訳じゃない―
 占い師から不吉な内容の結果を聞いてしまった…当たらずとも遠からずって言ったところか。中途半端なままの悩み、か…。
 確かに無い訳じゃない。だが、今の俺は若干揺れている。ここで決めなければ後悔する事になる…。
 常軌を逸脱した力を持ちながらヒトで存在る事に拘るか、それに見合うだけの存在―都市伝説―となるべきかを―
 俺はこの力を捨てようと思う事は決してない。なぜなら、少なくとも戦うことが今の俺に出来る事だからだ。
 未だに悩んでしまう…。
 その時目に付いたのが、変な格好のおっさんを連れた若者―少なくとも俺よりは年上だ―だった。
 無視して通り過ぎようとした時―
 「そこのお兄さん、ちょっといいですか?」
 「俺の事ですか?一体何なんです?新手のキャッチだったらお断りですよ?」
 「いやいやいや、とんでもない!俺達はただの情報屋兼占い師ですよ!?」
 …見るからに胡散臭い。
 「あなたの情報もいろいろと入ってますよ?何でも契約した都市伝説と融合して更に力を得る事が出来るとか。そしてそのお陰で今や都市伝説一歩手前まで来てるって事も。」
 「………」
 何故俺の事をここまで詳しく知ってるんだ!?都市伝説一歩手前って言うのはまだ親しい間柄にしか打ち明けてないんだぞ!?
 咄嗟に警戒態勢をとる俺。
 「……何処で、いやどうやって俺の事を?」ゴゴゴゴゴ……
 「そんなに警戒しないで下さいよ!?全部このおっさんの能力ですから。」
 聞くとこのおっさんは都市伝説、名を「エンジェルさん」だという。…エンジェルさんのイメージぶち壊しじゃねえか。
 そうか、「エンジェルさん」は「こっくりさん」の親戚のようなもの。つまり予知能力のようなものがあるってことか。じゃあ俺の情報の出所は?
 「その辺はトップシークレットなんで明かせません。」
 「…まあいいや、占いっていう位なら早速俺の事占ってくれますか?」
 「内容は?」
 「これから何に気をつければいいか、ですかね。」
 「……分かりました。じゃあペンを持って下さいね。」
 すると、ペンが勝手に動き出した。
129「結界都市『東京』」:2009/09/09(水) 19:02:35.45 ID:kK9/5cfC0
 「 セ ン タ ク ト セ イ ギ ョ 」
 選択と制御、タロット占いでも言われたな。結局は一緒って訳か。
 「…ありがとうございます。お代はこれで、お釣りは結構です。」
 俺はまた貴重な諭吉を手放した。
 やはり俺は占いなんか似合う性質じゃないようだ。
 実際タロットの館でも若干居心地が悪くて逃げ出すようにして諭吉さんを置いていったのだ。
 結局、どう足掻いても行きつく答えは一緒ってやつか。
 覚悟は出来てるさ。存在が無くなろうがどうなろうが、≪夢の国≫の侵攻を阻止しよう。この命を賭しても!


エンジェルさんの人に全力で焼き土下座っ…!
どう足掻こうが結局は同じことなのです。どう選択するかは主人公次第で変わっていく…


なんか格好良く言ってみたけどまだ完結してないから言える愚痴的なもんなんだぜ!
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 19:26:48.77 ID:xHQz1W2HO
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 19:29:05.90 ID:LOz/wDCH0
東京の人乙ー!!


ちなみに、ギザ10の人、いらっしゃるかな?
ギザ10の主人公が「首塚」組織と接触を望んでいるそうですが、その辺りのネタ、構想決まってる、かな?
決まってなかったら。「首塚」側視点だけど書いちゃって大丈夫かな?
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 19:37:22.96 ID:kn2LW9Qo0
東京の人乙でしたー
133小ネタ:2009/09/09(水) 19:46:28.07 ID:LOz/wDCH0
 −−−恐らく、彼女自身、どうしようもないとわかっていて
 しかし、微かな希望を諦めずにはいられない


「………あの」
「はい?」

 彼女は、その青年の前に立った
 彼のそばには、天使のような扮装をした男性の姿が見える

「占って、いただけますか?」

 やんわり微笑み、そう言ってみる
 はぁ、と青年は、ペンを彼女に渡してくる

「占いたい事は?」
「……私、昔、大切な人が「いた」んです」

 大切な人だった
 けれど、あの人は、今も「い」るけれど、「いない」

「その人が、帰ってきてくださるか、どうか…それを、占ってくださるかしら?」
「はい」

 …渡されたペンが、紙の上でひとりでに動き出す

 たとえ、どんな結果が出ようとも
 彼女は、それを受け入れようと思っていた
134小ネタ:2009/09/09(水) 19:50:19.43 ID:LOz/wDCH0
 半ば、既に諦めていて
 しかし、希望を捨てられない
 そんな、中途半端な思いを抱え続けていた
 ……占ってもらおうと思ったのも、半ば、気まぐれのようなものだった
 この所、都市伝説に関わっている人達を占う事が多かったから……同じように、都市伝説に関わっているこの人に、自分を占ってもらいたかったのかもしれない

 自分も、占い師ではあるが
 ……占い師が、自らのことを占うのは、タブーなのだ


 さらさらさらさら
 ペンは、それを書き記していく


『彼 は ヒトには 戻らず』


「−−−−−っ」

 ………あぁ
 きっと、私はわかっていた
 いや……とっくに、わかりきっていたのに
 彼女は、小さく苦笑した
 ペンは動き続け、一部は文字にすらならない

「……あー……」

 青年は、対応に困っているようだった
135小ネタ:2009/09/09(水) 19:53:36.67 ID:LOz/wDCH0
 彼女は、小さく苦笑する

「…ありがとうございます」

 迷いが断てそうですわ、と笑う


 …嘘だ
 きっと、私はこれからも迷い続けて
 ずっと、ずっと、未練を持ち続けるのだろう
 ………きっと、私はそう言う運命の下に、生まれているのだ


 青年に、占いの代金を払う
 …同時に、水晶を一つ、手渡した
 不思議そうに水晶を見つめてきた青年に、微笑んでみせる

「水晶は、全てを浄化する力を持つと言われていますわ。お守り代わりにどうぞ」
「あ、その…」
「……妹さん、助かるといいですね」

 こちらの、この言葉に
 ぴくり、青年が反応したような気がした
 しかし、彼女はそれ以上何も言わずに…この場を立ち去ったのだった


 私の未練は終わらない
 あの人か、私が、消えるか死ぬかする、その日まで
 …私の未練は、永遠に終わりはしないのだ
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 19:55:00.50 ID:LOz/wDCH0
エンジェルさんのヒトに焼き土下座っ!!!orz
占い師同士ってことで対面させたかった
カっとなって書いた
毎度毎度勢いだけで、後の事は考えてない
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 19:58:34.12 ID:zBNP0SZT0
乙!
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 19:59:15.51 ID:X6i+hoXzO
東京の方もパワーストーンの方も乙!!
エンジェルさんが使われてることに激しく感謝!
皆さん色々フラグ立ちまくりだなwwwww
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:04:48.24 ID:LOz/wDCH0
>>138
おぉっと、ご本人様いらっしゃった
エンジェルさんの契約者の話し方とか間違ってたら申し訳ない


そして、アンサーが好きなのに喋らせれなかったので、アンサーに土下座してくるぜ!!orz
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:05:21.89 ID:kK9/5cfC0
パワーストーンの人乙!

>>138
フラグ?何の事だい?ハハハッ♪
141ひき子:2009/09/09(水) 20:08:19.07 ID:owQOw8WVO
都市伝説幼女やショタを拉致しコスプレさせまくる間に聞いた話。

ひ「夢の国ねぇ・・・。」

子供をさらい、バラして売ったり、夢の国内に閉じ込めるということらしいのだ。

ひ「そんなこと許せないわ。
ロリやショタを傷つけるなんて!!
優秀な狩人は必要以上に獲物を殺さない。それは狩り過ぎると獲物の子孫が少なくなり、やがて狩人の獲物が無くなるから。
ロリやショタも同じ。殺さなければロリとショタは大人になり、子を作る。
そして新たなロリとショタが産まれる!
こうして可愛いロリとショタは永遠に続く。
そのために私はコスプレさせても監禁せず、写真を撮って、また家に帰す、いわばキャッチ&リリースを実行してるのに。
この落とし前にプリンセスのドレスは貰うわよ!」
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:09:19.74 ID:LOz/wDCH0
っちょ、ひきこさんwwwwwwww
なんと言う清々しい変態
そこに痺れて憧れるぅ!!!
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:13:31.57 ID:X6i+hoXzO
ひきこさんwwww
自分に素直な人だなwwww
144小ネタ:2009/09/09(水) 20:20:55.36 ID:LOz/wDCH0
 ぶぅぅぅん
 黒こげた蝿たちが、飛びまわる
 ぶぅぅん、ぶぅぅん
 えぇい、いつの間にどれだけ増えやがったんだ、スパニッシュフライ
 集まりすぎて蝿団子で気持ち悪っ!?

「おばーちゃん!」
『はいよっ!』

 妹が、鏡婆に合図を出した声が聞こえてきた
 ぱっ、と
 公衆トイレの洗面台前の鏡に、鏡婆が姿を現す

 ぶぅぅ………ぅぅぅぅん!!??

 スパニッシュフライたちが、鏡に吸い寄せられる
 その群れごと、鏡婆が鏡に引き寄せているのだ
 …が、鏡の中に吸い込ませる訳じゃない
 あんなのに大量に入ってこられても、鏡婆も困るだろう

「しっかり狙えよ、花子さん」
「うんっ!」

 女子トイレの中で
 花子さんは、それが視界に入ってくるのを待つ

 ぶぅぅぅぅん……っ

「………今だ!!」
145小ネタ:2009/09/09(水) 20:25:04.02 ID:LOz/wDCH0
 俺の合図で、激流を放つ花子さん
 水は轟音をたててスパニッシュフライたちに襲い掛かり、その群れを飲み込んだ
 ぶぶぶぶぶぶぶ!?と、スパニッシュフライたちが、パニックを起こしているような羽音をたてる
 ごぽぽぽぽぽん
 スパニッシュフライたちは、花子さんによって…あっと言う間に、トイレに吸い込まれていったのだった


「…花子さん、大丈夫か?疲れてないか?」
「うんっ!」

 ぴ!と、こちらの言葉に、花子さんは元気に答えてくる

「おばーちゃん、大丈夫?平気」
『あぁ、平気さね』

 妹も、コンパクトミラーに映る鏡婆に、声をかけていた
 …不良教師から、『夢の国』とやらが、この町で何かやらかそうとしているらしい、と言う話を聞いて以来
 俺達は連日、街中で都市伝説と戦っていた
 今まで通り、契約者のいない、野良都市伝説ばかりだ
 その中でも…今回のスパニッシュフライの群れのような、動物的な連中ばかりと

「やっぱ、気が立ってんのかね…」

 …何か、大きな災害が起こる前触れなどに
 動物が、奇妙な集団行動を取る事が多いという
 その法則に、当て嵌まるのか、否か
 動物レベルや昆虫レベルの頭脳の都市伝説たちが、最近、妙に暴れているような気がする
146小ネタ:2009/09/09(水) 20:28:00.17 ID:LOz/wDCH0
 今回だって、公園で変な蝿の群れに囲まれた、と言う話を聞いて、やってきたのだ
 …うん、まさか、スパニッシュフライの群れだとは思わなかったけどな
 まさか、あの時うっかり逃がしたのがここまで増えた訳じゃないよな
 違う個体から増えたんだよな!?

「ねー、兄貴」
「うん?」
「兄貴はさぁ……その、夢の国って言うのと。戦うの?」

 じ、と
 妹が、こっちを見つめてきた
 ちらり、花子さんに視線をやると、花子さんは「み?」と首をかしげている

「……できりゃあ、そんな物騒なもんとやりあいたくないけどな。火の粉を振り払う程度だな」
「…そう…」

 …妹が、心配そうな顔をしてくる
 まったく、心配性なんだよ、お前は

「みー!だいじょーぶ!けーやくしゃは私が護るから!」

 ぴぴ!!
 元気に、花子さんが宣言してくれた
 …嬉しいのだが、若干、自分が情けなく感じる

「あはは、そうだね。花子さん。バカ兄貴をお願いね?」
「うん!」

 くぉら、妹
147小ネタ:2009/09/09(水) 20:30:16.74 ID:LOz/wDCH0
 そこまで、俺は信用ないか、こら

「お前こそ。できれば、関わるなよ?……鏡婆、こいつを頼んだ」
『はいな、わかってますよ』
「何よー!バカ兄貴の癖に生意気な!!」

 ぎゃんぎゃん言ってくる妹の言葉を適当に聞き流し、俺は花子さんの頭を撫でた
 頭を撫でられて、花子さんは嬉しそうに笑う


 …夢の国
 そんな大それた都市伝説に、俺なんかが何を出来るか、わからない
 花子さんは強いけれど、女子トイレ以外では、その力は弱まってしまう
 …夢の国は女子トイレに出没してはくれないだろう、常識で考えて


 だから、俺に出来る事は
 「夢の国」の気配に反応するように暴れ回る都市伝説たちを、少しでも何とかする
 ……それくらいなのだ



148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:32:22.99 ID:LOz/wDCH0
これまた勢いで書いた
…よく、ファンタジーとかで、強い奴が現れる時とか、雑魚が暴れ回るとかあるよね?
そんなイメージ
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:40:53.58 ID:owQOw8WVO
>>148 鏡婆がエロくなるのかと思ったらのに

俺も媚薬蝿ネタ書くか…
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:43:12.55 ID:LOz/wDCH0
>>149
婆エロは未知の分野すぎて書けないwwww
それに、今はエロ神様が降臨してくれてないからますます無理wwwww

そして媚薬蝿ネタwktk
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:45:37.61 ID:+vgYHLUB0
やっぱり増えてたかww
乙だぜ

そして俺も蠅ネタ投下
152小ネタ:2009/09/09(水) 20:46:22.68 ID:+vgYHLUB0
皆さん、私の事を覚えていらっしゃるだろうか?
友人にイタズラ半分でスパニッシュフライ渡して偉い目に合いました
『はないちもんめ』の能力は相変わらず鬼畜過ぎる
体の自由奪って川に飛び込ませるとかマジ外道
それが友人にする事かと以下略
まぁ、そんな友人Aの私ですが、いま少し困ってます
友「どうすっかなあ・・・」
面白そうだから捕まえた3匹のスパニッシュフライ
大事にビンに保存して、内一匹は『はないちもんめ』のところに行き、後の二匹は手元に置いてたんです



そして、そのまま忘れ去ってたんです
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:47:20.33 ID:LOz/wDCH0
酷い目にあってたんだな、友人Awwwwwww
支援
154小ネタ:2009/09/09(水) 20:49:16.52 ID:+vgYHLUB0
目の前にはしっかり封したガラス瓶
中には大量のうごめく蠅
畜生、まさかこんなに増えるなんて・・・
友「どうしたもんか・・・」
案その1 『はないちもんめ』にやる
却下、次こそ殺されかねん
案その2 そのまま放置
却下、このまま増え続けてビンが割れたら大惨事 主に私が
友「う〜ん・・・・・・もう、メンドくさいや」
窓を開ける
ビンを掴む
振りかぶって
友「そぉいっ!」
投げた
夜空を飛んでいくガラス瓶
即座に窓を閉める
友「よし」
そして私はこの件を綺麗さっぱり忘れる事にした

その翌日から、街中で焦げた蠅を見たって話を良く聞くようになったけど・・・
うん、私の知ったこっちゃねぇ
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:50:38.12 ID:LOz/wDCH0
っちょ、友人wwwwwwwwww
友人のとこでどんだけ増えたんだよwwwwwwww
156小ネタ:2009/09/09(水) 20:50:43.13 ID:+vgYHLUB0
久々に登場の『はないちもんめ』の友人
どうやって『スパニッシュフライ』捕まえたかとか聞いちゃいけない
多分その辺飛んでるのを箸か何かでつまんだんですよ
花子さん達が苦労して退治したばかりですがまた増えました
スパニッシュフライが学校町から消える日は来るんだろうか・・・
157トイレの花子様:2009/09/09(水) 20:53:35.37 ID:owQOw8WVO
ある日、自室で独り、ガンプラを作っていた。

男「うっはwガンダムセブンドライブできたwww最強過ぎるwww」

それもスクラッチ&ミキシングビルドで作った『さいきょうのがんだむ』。
エクシアのセブンソードに対抗してみちゃった☆かっこよす♪
近所の模型店の店長すら絶賛する俺の工作力によって作られたそれは、発想の安直さを分からなくするかっこよさだ。
完成の興奮がやや冷め、賢者タイムを迎えた時、勢い良くドアが開いた。
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:53:40.30 ID:kn2LW9Qo0
なんという……www
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 20:57:10.15 ID:+vgYHLUB0
>>ガンダムセブンドライブ
タケノコ7つ同時搭載なんてまた無茶な
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:00:07.01 ID:LOz/wDCH0
乙ー!!
問題ない、どうせ蝿だからいくら増えても脅威度はそんな高くないはずだから問題ないさ!


そして花子様支援!!!
161トイレの花子様:2009/09/09(水) 21:06:34.14 ID:owQOw8WVO
花「男ぉ〜、みーつけた。」
男「あ、花子様。見てくださいよ俺の最強のガンダmぶはぁああ」

待て待て落ち着け。なんだこの光景は!?
後ろ手にドアを閉めてこちらに歩みよる花子様。
その姿は・・・

白いワイシャツをはだけさせ、その下はノーブラ。下半身はガーターと黒いパンティー。ガーターに組み合わされるのはレース付きの黒ストッキング。しかもなぜかハイヒールのセクシーなサンダルを履いてるだと!?

162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:18:45.01 ID:LOz/wDCH0
セクシー花子様支援
163トイレの花子様:2009/09/09(水) 21:22:06.52 ID:owQOw8WVO
花「そんなのどうでも良いのよ。今は、アナタを見ていたいの。」

目の前まで来た花子様は、呆然としている俺の頬に手を添えて言う。
そして強引に、かつ丁寧で念入りで情熱的に唇を重ねた後、押し倒してくる。

息がかかる程に顔を近づけ、じっと目を見つめてイロっぽく囁く。

花「ねぇ、私もう我慢できないの。アナタが欲しくて欲しくてたまらないのよ。だから・・・

アナタの童貞、私によこしなさい。」
男「えっ?ちょ、おまむぐgg」

発言を赦さないかのように唇を塞がれる。
俺の胸に花子様のおっぱいの感触が、花子様が絡めつけてくる四肢の感触が伝わり、理性を溶かしていく。
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:31:45.99 ID:LOz/wDCH0
レストランの人に土下座なネタを書きつつ支援
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:38:27.07 ID:zBNP0SZT0
大規模なバトル前にイベントだと!?
エロゲ支援
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:40:01.83 ID:LOz/wDCH0
>>165
そんな事言うと死亡フラグに聞こえちゃうかららめぇ
167トイレの花子様:2009/09/09(水) 21:41:00.14 ID:owQOw8WVO
長く深いキスの途中、何か異物が口に入ってくる。
吐き出したいが花子様に口を塞がれそれができない・・・飲み込む。
少しの間の後、体が熱くなる。
そして雌が、目の前の花子様が欲しくてたまらなくなる。
犯したくて仕方なくなる。
男「そおい!!」
花「え?きゃっ!?」

力づくで上下のポジションを入れ替え、花子様の上に乗る。

花「な、なんなのよ!?なんで私はこんな格好で駄犬に押し倒されてんのよ!?」
男「今さらそんな事言っても無駄さー。誘って来たのはそっちなんだからな。
メチャクチャに犯してやんよー」
花「い、いい加減に・・・止めなさい!は、放しなさいよ!!」

逃れようともがくが、俺に手足を抑えられてそれは叶わない。

男「いっただきまーす」

ワイシャツのボタンを外し、胸に顔をうずめる。
168小ネタ:2009/09/09(水) 21:41:23.21 ID:LOz/wDCH0
「ん、お前か…………そうか、乗ってくれるか!……あぁ、わかってるって。今度、あいつに話、持ちかけようぜ……あぁ、それじゃあな」

 ……よし!
 交渉は成立した!
 これで…あとは、あの黒服に、話を持ちかけるだけだ
 黒服が、俺たちの出す案に乗ってくれるかどうかは、わからない
 だが、必ず説得してみせる
 二人がかりなら、きっとどうにかなるだろう

「何だぁ?彼女から電話か?」
「いや、そうじゃねぇよ」

 傍にいた厨2病に、そう返す
 なんだよ、聞いてやがったのかよ、こっちの話…

「あぁ、彼女な訳ないか。お前ホモだしな」
「誰がホモだっ!?」

 うぉい!?
 この厨2病め、何でか知らねぇが、人のことをホモ呼ばわりしやがって!!
 俺の守備範囲はボインの姉ちゃんだと言ってるだろうが!
 Dカップ以上は認めねぇ!!

「ほほぅ?そんな事を言ってもいいのか?…つい最近、女体化していた男にトキメキまくってただろ?」
「う……!?」

 …っこ、こいつ!?
 どこでそれを知りやがった!?
 思わず、俺がたじろぐと、ニヤニヤ笑ってきやがった
 くそ、むかつく!!!
169小ネタ:2009/09/09(水) 21:42:14.14 ID:LOz/wDCH0
 いつか、隙を見て勝手に黒く日焼けさせてやる!!

「あ、あれは……その、俺の好み直球ストライクな胸になってたから………って、違う違う!!!
 あいつは元々男だし!それに、今日辺り元に戻ってるはずだから違うからな!!」
「なんだ、戻ったのか。勿体無いな」

 あぁ、それは俺も同感だよ、畜生
 あの、神々が作りたもう、柔らかな双山が消えてしまうとは…
 まったくもって、嘆かわしい

「そりゃ、一瞬、禁断の扉開けかけたりもしたが…あいつは男なんだから。男に戻るってわかってたから
 禁断の扉は開けなかったんだからな。だから、ホモじゃねぇ!」
「それ、色々とギリギリだったんじゃないか……ってか、ふと、思ったんだが」
「何だよ」
「……その、女体化。案外、一回ヤったりしてたら、そのまんまだったかもな」

 …………
 は??

「ど、どういう事だよ?」
「だから。女になった状態で、一回ヤってたら、案外、ずっと女のままだったんじゃないか?」

 よくあるだと、マンガとか小説で、と言ってくる厨2病
 ………
 …………

 …そ、その手があったか!?
 って、悩むな、悩むな俺!!
 たとえ、それでずっと女の体のままだったとしても!!
 あいつの精神は男のままなんだぞ!!
170小ネタ:2009/09/09(水) 21:43:50.69 ID:LOz/wDCH0
 それだったら、間接的にホモじゃねぇか畜生!!
 それに、んな事実行しようとしたら、あいつ絶対嫌がるだろ!
 無理矢理は駄目だろ!!!
 駄目だろ俺!
 そこは禁断の扉だから!
 新世界への禁断の扉だから!!
 そこに手をかけるな!かけるな俺ぇええええ!!!!!!!!


「うー!ステーキのおにーちゃん、僕の探検隊を救助してー!
 ……うー?ちゅーにびょー、ステーキのおにーちゃん、どうしたの?」
「さぁ?」

 orzの体勢のまま、悩むように固まっているチャラけた青年を前に
 少年は首をかしげ、厨二病の青年はさも面白いものを見るように笑っているのだった








カっとなって書いた
技の厨2病の人に土下座!!orz
…いやね、当初は、むしろヤったらってか体内にピーを摂取したら早く元に戻る…て考えてたんだけどね
流石にアレなんで公開すらせずボツにしてた罠
そして、今暴露したら隠してた意味ないんじゃんと気付いたがもういいや、俺は変態って事で
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:45:14.62 ID:h8DZHjZrO
チャラ男www
そこで悩むなwwww
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:45:48.97 ID:kK9/5cfC0
花子様の人とチャラ男の人支援

そしておやすみ保守

今日ばかりは真面目に寝るぜ
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:46:12.19 ID:qfTrszJyO
花子様エロイヤッホゥ!

禁断wwww
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:49:38.28 ID:LOz/wDCH0
さて、おのれの変態さを暴露してばっかりいないで、花子様エロ支援!!

>>172
おやすみなさい
「夢の中の田中君」に会わないよう、ご注意を
175ギザ十:2009/09/09(水) 21:51:10.85 ID:Hz08jzFZP
>>131
レスが遅くなってすいません
首塚組織との接触辺りは未だ決まっていないので
書いてくださるのなら凄くありがたいです。
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:53:04.00 ID:kdGflR2eO
あー、昨晩の話の補足書こうと思ってたけど明日でいいや


ドスあんこう倒して寝る
みんながんばー
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:54:48.14 ID:LOz/wDCH0
>>175
お気になさらずなんだぜ
そして了解です!

今日か明日あたりにちまちま投下してみるんだぜ!!
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:57:09.00 ID:n0Iz2zJl0
お前ら厨二でもやってろwwwww
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1252445598/l50
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 21:57:38.67 ID:kK9/5cfC0
じゃあ俺も突貫工事で日常パート書くわ

明日にだけどな!!!

じゃ、おやすみー

皆さん良い猿夢を見るなよ!
180トイレの花子様:2009/09/09(水) 22:07:52.54 ID:owQOw8WVO
男「やわらけー・・・柔軟剤使ったのか!?」

花「いや洗剤だけっスよ・・・ってそうじゃなくて、止めなさいよ!!んはぁあっ!!」

男「やわらけEEEEE」
とにかくもみしだく。
花子様がやや髪を振り乱し気味にもがき、いい香りが鼻をくすぐり・・・

男「ハックショーン大魔王ー」
盛大にくしゃみをする
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:09:16.94 ID:kK9/5cfC0
エロ支援


…畜生、俺にもエロが書ければっ!
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:10:45.87 ID:LOz/wDCH0
>>180
エロいシーンのはずなのにその会話wwwwwww
支援!

>>181
エロを書くのに必要なのはっ!!
とにもかくにも、書いたそのエロ文章を恥ずかしがらずに公開できる「勇気」なんだぜ!!
…と、今リアルタイムにエロ文章書いてる俺が言ってみる
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:11:44.25 ID:P7ez2h80O
184トイレの花子様:2009/09/09(水) 22:15:47.56 ID:owQOw8WVO
なにやら黒く小さい物体が飛び出す。

男「あれは何d・・・は、花子様!?なんでこんなプゲラッ!?」
美しいハイキックを頂く。

花「なんて事してくれるのよ!?」

男「ちがっ、俺もよく分からないんですよ。」


メイド「これはスパニッシュフライの仕業です。」

花・男「!?」
185以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:20:54.50 ID:kK9/5cfC0
>>182
……悪い、俺には元々エロを書くような回路は存在しない。

故に熱血に走るのだぁっ!!!

……バタン

『次は〜池袋〜活け造りで〜す』




やっぱあの黒焦げの蝿かwwwww
186以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:21:42.13 ID:LOz/wDCH0
メイド、どこから見ていたのかkwsk話してもらおうかwwww支援
187トイレの花子様:2009/09/09(水) 22:25:49.94 ID:owQOw8WVO
男「あ、貴女は!」
花「機関のメイド!!久しぶりね。」
メ「お久しぶりです。最近出番がありませんでしたからね。さて、」

メ「このような美味しい展開になったのはあそこにいるハエの仕業です。
あれはいわば、生ける媚薬。花子様、失礼ですがハエを食べませんでしたか?」
さっきのくしゃみで飛び出した物体を指して言う。

花「ハエなんて食べるわけな・・・あっ!」
メ「心当たりがおありなのですね?」
188以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:38:04.49 ID:LOz/wDCH0
しえーん
189以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:38:26.89 ID:kn2LW9Qo0
しえん
あとメイドの視点でねっとりと語っていただきt(ry
190トイレの花子様:2009/09/09(水) 22:42:32.73 ID:owQOw8WVO
花「お義母さんとチョコチップクッキーを作って味見をしたんだけど・・・」

メ「そこに混入してたんですね。」

花「うえ、ハエを・・・」

当分チョコチップ食えなくなるだろうなぁ・・・。
そう言えば母さんが「最近ハエが多いのよ」って言ってたな。
と、ここで、一つ気になる事が。

男「メイドさん、いつから見てたんですか?」

191以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:48:24.29 ID:LOz/wDCH0
チョコチップかwww
支援
192トイレの花子様:2009/09/09(水) 22:54:15.73 ID:owQOw8WVO
メ「ワリと最初から。花子様入室の所から見させて戴きました。
更に機関が開発した高性能Blu-rayハンディカムで撮影させて戴きました。」

花・男「〜〜〜〜〜〜!!」
花子様の顔が真っ赤になる。そして俺も顔が熱くなるのを感じる。

花「なんで止めてくれなかったのよ!」
メ「面白そうだったのでつい。
挿入前にスパニッシュフライを吐き出す男様には失望しました。」

花「とりあえずその録画データ消しなさいよ!!」

メ「データを消してもムダですよ。私が完璧に映像として記憶したので動画で脳内再生余裕です。
1日あれば京アニ以上のクオリティでアニメ化して差し上げますよ?一人で。」
193以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:55:45.61 ID:LOz/wDCH0
メイド!!その映像をコピーして俺にくれ!!頼む!!!支援!!!!
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 22:57:15.76 ID:jcNBZqcW0
冥土が完璧すぎるwwwwww
195将門は夜彷徨う:2009/09/09(水) 22:58:05.34 ID:LOz/wDCH0
 …それは、静かに街中を進んでいた
 学校町
 他に類を見ないほど、都市伝説が集まる街
 こんな場所だからこそ、同胞を探すには相応しい街である
 事実、この街にて、多数の都市伝説契約者を誘い込む事に成功した
 あの「組織」を嫌う者は、この街にそう少なくないのだ

「…まったく、自業自得よのう…」

 くっくっく、と彼は笑う
 これは、あの「組織」の自業自得なのだ
 自分を敵に回したのも
 多数の契約者に恨まれているのも、全ては自業自得
 なんと愉快で、憐れな事であろうか
 世界の都市伝説のバランスを保つなどと、大層で正義的な事を言っておきながら…むしろ、自分たちが、バランスを崩している
 その正義は、認められていない
 こんなにも、哀れで愚かで、愉快な事はあるだろうか?

「我の呪いも、効いたようだしな…」

 「首塚」の呪いは、既に発動している
 …そして、最早、その効力は発揮された
 「夢の国」
 その都市伝説によって、「組織」は弱体化している
 「首塚」の呪いが、「組織」に影響したと言っていい

 …そう
 呪いは最早発動した
 だから、最早「首塚」が「組織」に対抗し続ける理由は消えてしまっている
196将門は夜彷徨う:2009/09/09(水) 22:59:09.90 ID:LOz/wDCH0
 しかし、と彼は考える
 あの「組織」は、随分と自分を管理したがっていた
 管理できないならば、こちらを消そうとすら考えているようだ

 …それこそ、愚かである


 我は将門
 首塚に祭られし祟り神 平将門なのだ
 この国の歴史上に名を残す、最悪クラスの祟り神
 …それを、管理下におく、だと?
 消す、だと?

 …なんと、愚かな考えよ!!


 だが、あの「組織」は諦めないだろう
 しぶとく、こちらを手中に収めるか、消すかしようとしてくるはずである

 だから、彼は部下を集める、同胞を集める
 あの「組織」と、いつでも戦う事が出来るように
 あの「組織」に、対抗する為に
 こうして自ら、街を歩くのだ

「……おや」

 そして
 この日も…相応しき者を、見つけた

197将門は夜彷徨う:2009/09/09(水) 23:00:32.92 ID:LOz/wDCH0
 …おぉ、感じる
 感じるぞ
 お前から、ドス黒い感情を
 あの「組織」への恨みを!復讐心を!!
 お前からだけじゃない
 お前の背後にいる女子からも!!
 …おぉ、もう一人の女子は、どこかで見た事があると思ったら…あの荒神か!
 くっかかかかかかかかかかか!!
 近頃大人しいと思ったら、あんな若造の傍にいたか!

 面白い
 面白いではないか!!
 この若造、気にいったぞ
 ぜひとも、我の配下に加えたい!!


「…そこな青年よ」

 声をかける
 青年は、こちらに気付き…やや、警戒しているような視線を向けてきた

 いいぞ、それでいい
 いざとなれば、こちらにすら牙を剥くほどの気迫が無ければ困る
 こちらを利用してやる、と言うほどの復讐心がなければ困る
 それほどの執念がなければ困る
 そうでなくては、この「首塚」平将門の部下に相応しくない!!

「お前たちは、「組織」が憎くはないか?
 我は、将門。「首塚」に奉られし祟り神、平将門である。
 …どうだ?我の下で、働いてみる気はないか?」
198将門は夜彷徨う:2009/09/09(水) 23:02:08.06 ID:LOz/wDCH0
 くっくっく、と
 青年を値踏みするように見つめながら、将門は笑って

 暗い、暗い、闇の中……「組織」への恨みを持つ二人は、出会ってしまったのだった




to be …?




ギザ10の人、お約束通り、「首塚」とギザ10契約者遭遇させてみました
こ、こんなんでよろしい…でしょうか?
将門が自分勝手すぎて御免なさい

そして、「夢の国」の人にも土下座!!orz
勝手に首塚の呪いの影響にしちまったよorz
199トイレの花子様:2009/09/09(水) 23:06:11.53 ID:owQOw8WVO
メ「私に言わせれば、私に気づかずにおっ始める御二人が悪いんですよ?」

花「それはあの蝿のせいで・・・」
男「不可抗力で・・・」

ハンディカム『アナタの童貞よこしなさい』

花「な・・・!?」
スッとハンディカムを差し出し、音量MAXで再生し、にやにやするメイド。

メ「アナタの童貞よこしなさい」
花「嫌!やめなさい!!」


この後しばらくメイドさん、に虐められました。
そしてその日母ちゃんが作った夕飯は何故か赤飯で、花子様は震えながら小豆をよけて食べておりました。
蝿?花子様が祭りですくった鯉の餌になった。
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 23:13:28.44 ID:LOz/wDCH0
メイドさんいじめっこwwwwww
201ギザ十:2009/09/09(水) 23:21:24.73 ID:Hz08jzFZP
>>198
おお、まさかこんなに早く書いていただけるとは、ありがとうございます!
早速、それを元に自分もギザ十サイドを書かせていただく事にします、感謝!

しかし、「夢の国」の大進行すらも将門様の掌の上の出来事?とは恐るべしw
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 23:22:38.84 ID:LOz/wDCH0
そろそろ力尽きて寝るんだぜー…おやすみー
明日もスレが残っていたら幸せなんだぜ
まだまだ書いていくんだぜ

>>201
少なくとも、将門様は自分の呪いの効果が出たんだと信じて疑ってませんwww
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 23:23:44.63 ID:GNrMjxLGO
蝿がたまに縄に見えてこまる
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 23:30:03.60 ID:kn2LW9Qo0
さて、ちと投下します
205トイレの花子様:2009/09/09(水) 23:31:06.36 ID:owQOw8WVO
メ「媚薬蝿に憑かれた花子様は、入室と同時に物凄くエロいフェロモンをムンムンさせておりました。
実に通常の三倍。ただし赤くなってしまわれたのは廊下にいたお母様ですが。
そして酒で淫らになった方のように目を細め、ぬちょぬちょと、それはイヤラシイ音をたてて糸引ベロチュー。
押し倒した後の二度目のキスも情熱的で、マーキングする獣のようにそのエロ美しい身体を男様に絡ませ、すり付けておりました。
媚薬蝿が男様に移動した後の花子様は普段の女王様キャラではなく、ただ下劣な雄になすがままにされる少女でした。
もがく度にイヤラシイ匂いを発散させ、
その豊満な乳房は男様に揉みしだかれ、これまたイヤラシく変形し、花子様に耐え難い快楽を与え、ご飯三杯余裕な喘ぎ声を引き出しました。」

花「私が、こんな駄犬に感じさせられるワケが・・・」
メ「現実と向き合いましょう?花子様。」
206Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:38:57.60 ID:kn2LW9Qo0
 とある金持ち私立学校の前でのんびり待っているとTさんの携帯に連絡が来た。
「…………ああ、じゃあ適当に急いで来てくれ」
 2,3言喋るとTさんは電話を切る。
「黒服さん?」
「ん」
 電話の相手は昨日来てくれるように頼んだ黒服さんらしい。しばらく待つと黒服さんがやってきた。
 残念ながら男に戻っていたが。
「ここは?」
「金持ちの御息女が通ってらっしゃる学校だ」
 黒服さんが訊ねるとTさんは缶コーヒーを差し出しつつ答えた。
「でてくるのをまってるの〜」
「いったい誰を?」
「秘密」
 黒服さんにも待っている人物を教えない。どうも秘密主義っぽいな、Tさんは。
「あなたも知らないのですか?」
 黒服さんが俺に話を振ってくる。
「そうなんだよ黒服さ〜ん。この秘密主義野郎になんか言ってやってくれよ。男一人じゃ怪しすぎるが女性もいればきっと怪しくない。
とか言われて駆り出されて、俺午後の授業サボりなんだぜ?」
「いえ、私は……」
 待てば答えは自ずと分かるだろうからいいです。と黒服さん。
「せっかく男に戻ったんだから気合入れようよ」
「こういう性格なので」
 む、乗ってこないじゃないか……。
「もう少し待ってくれ」
 学校の時計を確認しながらTさん。そろそろ二時か。
 
 キーンコーンカーンコーン――……

 チャイムの音が響く。
207Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:39:59.44 ID:kn2LW9Qo0
「もうすぐだ」
 Tさんがそう言うのでとりあえず待つ。
やっぱり学校前で来るということはアレか? 出待ちしてんのは先生とかか?
「来たな」
 更にしばらく待っているとTさんが自分の飲んでいたコーヒーの空き缶をゴミ箱に放り込み、学校に向かって歩き出す。
「お、おい」
 俺もついて行く。俺の鞄の中のリカちゃんも必然ひっついて来るし、黒服さんも付いてくる。
 そして、
「失礼」
「お邪魔しまーす」
「おじゃましますなの」
「失礼しますよ」
「はあああああああああああ!?」
 学校の前に止まっていた高そうな車に割と自然な流れで乗り込んだ。
208Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:41:18.05 ID:kn2LW9Qo0
「じゃあ運転手、やってくれ」
 なぜかTさんが言う。
「ちょっと待ちなさいよっ!」
 反対側のドアから乗り込んでいた女の子がさっきからなにやら叫んでいる。
 ってかこの子――
「よう、久しぶり! 赤い靴の嬢ちゃん!」
 ≪猿夢≫や≪ドナドナ≫の時にあった嬢ちゃんがいた。なんだ、Tさんが待っていたのはこの嬢ちゃんなのか。
 ん? ってことは……
「あの変態も居やがるな?」
「呼んだかな?」
 変態が現れやがった。…………変態なのは自覚してるということなのか?
 変態はTさんを見るとなにやら頭を下げて、
「あ、いつぞやのお人、あの写真はありがたく――」
「なにをもらったのよあんた」
「いや、そんなことはどうでもいいか」
 変態は赤い靴の嬢ちゃんの追求から逃れるように言うと、Tさんに話しかける。
「いったい何をしに来た? いや、どうやってこの場所を突き止めた?」
「ああ、お嬢さんのお父上にお会いしたくてな。ここを突き止めるのは嬢ちゃんの顔さえ分かっていれば簡単だったぞ」
 あ、だからTさん俺から嬢ちゃんの寝顔写真を借りていったのか。
「……なんで会いに行きたいの?」
 嬢ちゃんが鋭い目で問うてくる。
「いやいや」
 秘密だ。っとTさん。
「それで連れて行くわけないでしょ?」
「そこをなんとか」
 両手を合わせて拝んでいる。
「せめて目的を言いなさいよ!」
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 23:42:35.80 ID:qfTrszJyO
Tさんきたー!
が、寝ます。落ちるなよ〜スレ
210Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:43:27.31 ID:kn2LW9Qo0
「んー」
 ハイテンションな嬢ちゃんの言葉にTさんはしばし考え、
「金儲けの話を持ってきた」
 言った。
 その言葉に嬢ちゃんは、
「ふ、うふふふふ、あっはははは!」
 爆笑した。
「へぇ〜? あんたみたいのが?」
 そう言うとこっちの服装やらなんやらを舐め回すように見る嬢ちゃん。
 は、はずかしいじゃないか……
「とても信じられないわねぇ」
 嬢ちゃんはうろん気に見てくる。
「そこの男、組織とやらの黒服だな?」
 変態もこっちを疑わしげ見てくる。
「フレンドリーに行ってみたんだが駄目だったか」
「おしかったな」
「どこがフレンドリーなのよ! なにがおしいのよっ!」
 やはりハイテンションな嬢ちゃんを見つつ、どうしたもんかね〜とTさんと顔を見合わせる。
「はぁ、……まあいいわ」
 溜め息と共に嬢ちゃんが言う。
211Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:44:31.65 ID:kn2LW9Qo0
「え?」
 つい反応する俺たち。
「連れて行ってあげるわ」
 おお、マジっすか!?
「ほんとなの?」
 リカちゃんも嬉しそうにしてい……
「ハハハ、どうよ? 俺の腹話術! 幼女声だってバッチリだぜ?」
 車の運ちゃんはこっちのことは知らないっぽいな。突然喋る人形見てビビってた。
ってことはあの変態も、まあ当然視えてないわな〜。
視えてたら嬢ちゃんに対してボディーガードが――身内からの被害を防ぐために――付いてそうだしな。
「ええ、別に構わないわ」
「おい」
「うるさい、黙ってなさい」
 反対意見っぽい変態、しかし嬢ちゃんは黙らせると、
「ほら、運転手、会社にやってちょうだい」
 と言った。
 運転手は釈然としないような困惑顔のまま車を発進させた。
212Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:45:32.99 ID:kn2LW9Qo0
 学校町の隣の隣、それなりの大きさを誇る学校町より更に大きな都市にその会社はあった。
「ここよ」
 嬢ちゃんが言う。
「ありがとう」
「ありがとうございます」
 大人なTさんと黒服さんはお礼を言っているが俺とリカちゃんはそれどころではない。
「でっけえ」
「おっきいの」
 ばかでかい会社だ。なんというか、勝ち組の香りがする……。
「社長室か?」
 Tさんが嬢ちゃんに訊ねる。
「ええ、たぶん今日はそこにいるわ」
 どうでもよさげに答える嬢ちゃん。
「よし、じゃあ行くか」
 やったら豪華な入口を抜け、受付を嬢ちゃんの顔パスで通り抜けてエレベーターに乗る。
 エレベーターで最上階まで昇り、出てすぐ、目の前にはこれまた豪華な拵えの扉があった。
「ここよ」
「よし、じゃあ行くか」
 そう言って特に気負いなく扉を開ける。
「失礼」
「お邪魔しまーす」
「しまーすなの」
「失礼します」
「……」
 室内には厳つい作りの机を我がものとしている机と同じような厳つい顔したおっちゃんとその秘書っぽい姉ちゃんがいた。
213以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 23:49:38.02 ID:WQnkNK3DO
支援
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/09(水) 23:50:07.98 ID:GNrMjxLGO
しえん
215Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:50:12.82 ID:kn2LW9Qo0
「誰だ?」
 おっちゃんが突然の侵入者に誰何の声を上げる。
娘さんと一緒にいるくらいでは友好的にはなってくれないようだ。
「≪寺生まれで霊感の強いTさん≫。長いからTさんとでも呼んでくれ」
 Tさんが無駄に爽やかに自己紹介する。
 おっちゃんは無言で睨んでいる。
 まあ、まともな自己紹介に聞こえないよな。
とリカちゃんにこの部屋にいる間は喋らないようにと言い含めながら思う。
「じゃあ、私は出て行くわね」
 あの時の借りは返したわよ。と俺に言って、嬢ちゃんはとっとと出ていってしまった。
かわいいとこあるじゃねえか……。
「さて」
 Tさんは机の前まで歩いて行くと、
「ちょっとばかし、そう、小遣い程度の儲け話を持ってきたよ」
 言った。
216Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:51:43.85 ID:kn2LW9Qo0
「儲け話ぃ?」
 超胡散臭そうにおっちゃんが言う。
「ん」
 Tさんはまたやたらと自信満々っぽい。
「二日後、学校町と通称される町で秋祭りが催されるのをご存じか?」
 そしてなんか切り出し始めた。確かに二日後、三日間かけて秋祭りをするが……、黒服さんと顔を見合わせる。
 わけわからん。
「それがどうした?」
「貴方から祭りの実行委員や町に働きかけてもらい人事権を掌握してもらいたい」
 ってか主導権を握ってもらいたい。とTさん。
「なぜそんなことをせねばならん」
 おっちゃんの言葉に多少間を置き、
「その祭りでは大量の人が参加する」
 金が動くぞ。とTさんは言う。
「大量の金が動く証拠はあるのか? あったとしても何故この私が働きかけねばならん?」
「証拠……か」
 Tさん考え、

「俺の不思議パワーで見抜いたんだっ!」

 輝く笑顔で髪をかきあげ、歯までキラーンとか光らせてなんかフカシやがった!!
217Tさん・夢の国:2009/09/09(水) 23:53:59.48 ID:kn2LW9Qo0
「話にならんな」
 そりゃそうだろう。
「まあそう言ってくれるな」
 そう言ってTさんはおもむろに空中に浮遊し始めた。足を組んで空中にある見えない椅子に座っているかのような状態になる。
 おっちゃんと姉ちゃんは目を剥いている。
 どうでもいいが偉そうだなぁ、Tさん。
「この通り、不思議パワーに関しては本当のことだ」
 そして、と言って黒服さんを手で示す。
「大量の人が動きますね? 貴方がたのところが」
 突然話を振られた黒服さんがギョッとしながらも答える。
「え、ええ。間違いなく、祭りなんて開かれればこのタイミングです。アレを警戒して皆して出張らないわけにはいかないでしょう」
 満足そうにうなずくTさん。
「人が動けば金も動く、これで金が動く証拠にでもしてくれ、そしてあなたが働きかけなきゃならん理由だが、
こちらとしてはこの地域での貴方の会社のネームバリューでできるだけ穏当に祭りの掌握をしてもらいたいんだ。
地域貢献の事業とかなんとかいってな。貴方の利益的には単純に金だな。後は地域の行事への貢献における好感度アップか?」
 とTさん。
218Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:00:33.19 ID:0SewKwpt0
 さて、と一息入れ、
「驚いたことにこの黒服さん家、たくさんの黒服さんがいらっしゃいます」
 通販番組みたいな語り口が始まりやがった。
「そしてその黒服さんたち、今なら祭りの実行係として無償で3日間働きますよ! 更に出店ではそれなりに彼等も買い物してくれることでしょう!」
「え"!?」
 あ、黒服さんがなんかカエルが踏みつぶされるかのような悲鳴を上げた。
 Tさんはスルーして話を続ける。
「そのくせこの黒服さんたち、儲けもプレゼントしちゃうそうです」
「え、や――むぐっ!?」
 あれ、黒服さんの様子がおかしいな? いや、まあちょっと前からおかしかったけど……あ、Tさんの手が光ってる、
「――――っ!――――っ!」
 どうも黒服さんはなぜか喋ることができないようだ。

「無駄なことを喋らないでいてくれると、俺は幸せだな」

 ぼそりと、なにか声が聞こえた気がした。
「……………………」
 いやぁ、何が起こっているのかわっかんねぇなー!!
 それはそれとして、Tさんとおっちゃんの話は続く。
「私がそのトリックや無茶苦茶な話を信じるとでも?」
 おっちゃんはとりあえず目の前の超常現象はトリックと割り切ることにしたらしい。
ついでに儲けの無償プレゼントも信用する気はないらしい。
219Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:02:22.20 ID:0SewKwpt0
「んん……」
 Tさんが悩んでいる。
 なんかもう実力行使とかしたらどうだろうとか思う。難しい話わかんねえし。
「――――」
 さて、これからどうなるんだろうと思いながらぼーっとしてると黒服さんが俺に熱い視線を向けているのに気づいた。
なんだ? 俺はちょっとあなたみたいな人とは残念ながら付き合え……え? 違う? 
「――――!」
 Tさんを指差している。
 いや、別にそっちの世界を否定はしないけどでもいきなりここで薔薇の花を咲かせられても……え? 違うの?
「――――!!」 
「……」
 ……なるほど!
「Tさん」
 良く分からんかったので結局Tさんを呼んで黒服さんを指差してやる。
 Tさんはそれを見て頷き、指を鳴らす。すると黒服さんがしゃべりだす。
「――そ、それでしたら」
 黒服さんはいつも持ち歩いているジェラルミン製の鞄を開けた。
220Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:03:24.05 ID:0SewKwpt0
「これでどうでしょうか?」
 そう言って直角定規? とホッチキス? にGの文字が挟まれた文様が描かれた紙を一枚取り出した。
「む」
 その紙を覗き込んだおっちゃんの表情が変わる。
「な……に!?」
 どうもたいそう驚いているようだ。
「あなたが協力していただけるのならば、うちのモノがそちらの会社の優遇をここに約束いたしましょう」
「まさか、お前が……?」
 なにやら展開が素敵なことになっているな。
「ええ、『会員相互の特性と人格の向上をはかり、よき人々をさらに良くしようとする団体』の一人、ですよ。ではここにサインを」
 黒服さんがどうも押してるっぽい?
「……ふん」
 おっちゃんが黒服さんの紙に見た感じしぶしぶとサインした。
「これでいいのか?」
 おっちゃんの言葉に黒服さんがTさんに振り向く。
「要求は通りましたよ」
 Tさんは、
「完璧です。あとの細かい打ち合わせも追々連絡するということで、とりあえずは祭りの実行委員と町にすぐに掛け合っておいてください」
 愉快な祭りになるといいな。
 そう、冗談めかして言った。
 う〜ん、どうもこれで話が済んだっぽい? 俺すっかり観客だなおい。
 とまれ、何か言いたそうなおっちゃんと姉ちゃんを無視して俺たちはその部屋を退室することにした。
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 00:05:33.78 ID:ESOvrhUgO
Tさんは一体何をするつもりなんだ…
支援
222Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:06:17.42 ID:0SewKwpt0
「いったいどういうことなんだ」
「わけわかんないの」
 全く状況を理解できない俺とリカちゃん。
「や、助かった。ああいう人間に対抗するための権力的な力がない身としてはマジで、助かった」
 Tさんは黒服さんに感謝することしきりだ。
「それはかまいませんが」
 続けて、
「どうしてまた祭りの人事権などを?」
「正直なところ≪組織≫が表だって動いてくれるのなら今回ここに来ることもなかったんだが、流石に町の行事に表だって動くわけにもいかんだろ?
一応≪組織≫の存在は公にしたくないはずだよな?」
 とTさん。
 黒服さんは都市伝説の存在自体を伏せておきたいのですよ。と答える。
「で、祭りの主導権を握ると具体的にはどうなるんだ? それに、黒服さんの謎の紙であのおっちゃんはこっちに付いたってことでいいのか?」
「ええ、我々の表用の顔の一つを晒しましたからね」
 あの名前は強力ですよ。と疲労感たっぷりに黒服さん。
 Tさんが缶コーヒーをどこからともなく取り出して黒服さんに渡す。
「ご苦労様です」
「ありがとうございます」
「で、あのおっちゃんがこっちに協力してくれるのは良いとして、秋祭りの人事権だか何だかを握ったりするとどうなるんだ?」
「そうですよ、祭りなんて開かれれば大量の人を≪夢の国≫が喜んで喰らいに来ますよ?」
「ああ、だろうな」
「だろうなって」
 それなら祭りの中止を頼めよ。
223以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 00:08:49.29 ID:8bWT0mkDO
紫煙
224以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 00:09:27.02 ID:1Un3YjNe0
フリーメイソンktkr!
支援です
225Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:09:32.47 ID:0SewKwpt0
「いつかは喰いに来るのはもう分かっていること。侵攻してきた時期的に考えて≪夢の国≫も祭りの期間を狙っているとみてもいいと思う。
そこまで分かれば防衛しやすいようにこっちも準備をしておけばいい。
その方が祭りを下手に中止して祭りの時期以外に攻め込まれるよりもまだ事が露見しづらいだろう」
 そうか! と黒服さん。
「≪夢の国≫は数を喰らえば喰らうほど強大になる。だからこそ町を取りこもうとしていて、そして、それなら人が集まる祭りの時期を逃すわけがない」
 これが祭りを狙いに来る理由だな。とTさん。
 それに、
「警備員や祭りの出店、その他町の見回りに黒服が大量にうろついていたり各地でパレードがひた走っていても、祭りならばそんなに怪しい光景にはならんだろう」
 奴にとってもこっちにとっても祭りの期間は町中で動きやすいんだ。と続ける。
「ということは」
 ということは?
「すまんがこう、分かりやすく頼む」
 俺には何が何だか……
 Tさんは頷き、
「表向きはあのしゃっちょさんが地域への慈善事業なり何なり理由つけて祭りを事実上掌握。
で、そこから完全に祭りの指揮権をとって祭り――町に≪組織≫の皆さまを堂々と投入。≪夢の国≫が現れたら結界なり気合いなりで一般人から距離をとらせつつ排除。
もともと一般人には視えない、赤い靴みたいなのもいるし、まあ公にはなかなかならんだろ」
 当面の作戦はこんなところか。と説明してくれた。
226Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:12:22.56 ID:0SewKwpt0
「あの、その黒服の投入の指揮は……」
「俺は≪組織≫の中じゃもう鬼籍入りしてるし目をつけられたくないんです」
 つまり……
「頼みます」
「……………」 
 あ、なんか過労死するサラリーマンって末期にはこんな感じなんじゃないだろうか? って表情してる。
「わ、わかりました。ところであなたは作戦中どうするんです?」
「この作戦で学校町の人間を餌にして≪夢の国≫を釣る。で、そこから大元を辿って潰しに行く」
 餌と言ういい方に黒服さんは不快そうな顔をした。まあ、あまりよくない言い方だよな。
 なんというか、わざとそんな言葉を選んでいる気がするが……
 ……ん?
「大元?」
 俺の疑問。Tさんはうなずき、
「≪夢の国≫関連の都市伝説をまとめていて、更に契約者を操ってる大元だ」
「それは」
 黒服さんが反応する。
「知ってるか?」
 Tさんは俺たち三人を振り返る。

  夢の国の創始者は地下で冷凍睡眠してまだ生きている。
227Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:16:48.48 ID:0SewKwpt0

            ●

 夕刻、学校町北区にある山、その付近に≪夢の国≫は居た。
「山の隠し神様は私たちのこと嫌いみたいだね」
 彼女は誰ともなく言う。
 その後ろからマスコットたちが何人かやって来る。しかし、
「あれ? どうしたの?」
 彼女は疑問の声をかける。
 彼等の内幾人かは腕を斬り落とされたり身体に半ばまで切り込みが入っているようだった。
「ん?」
 そんな中、首のないネズミのマスコットキャラクターが紙切れを持ってきており、彼女に手渡した。
「これは……?」
  
 ――近日中、学校町にて≪夢の国≫が大きなパレードを開催する。
   各々方注意されたし。――

 彼女は紙きれを見たまま首をかしげている。
「何でばれちゃってるんだろうね?」
 マスコットたちからの答えない。
「んー」
 彼女が悩んでいるとマスコットたちは、
「あーあーこら、喧嘩しないの」
 腕のない犬のマスコットと二匹のシマリスのマスコットが首の無いネズミのマスコットとなにやら争いだした。
「もう」
 彼女が見ている前で犬のマスコットとシマリスのマスコットたちがネズミに解体されていく。
 そして数秒後――
「きれいになったね」
 犬とシマリスは完全に復活して満面の笑顔をしていた。まあもともとそういう顔なのだが。
228以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 00:25:16.78 ID:8bWT0mkDO
理解、分解、再構築の流れで着ぐるみがきれいになった
229Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:26:13.18 ID:0SewKwpt0
「キミたちはまだそれでいいの?」
 彼女が訊ねるとネズミとアヒルは妙にコミカルにうなずく。
「へんなの」
 くすくす笑うと彼女は山に背を向ける。
「もともとここは場所にふさわしくないからいいけど、町を夢の国にするときに苦労しそうだね」
 彼女は紙切れと山とを見つつ呟く。そして、
「っ!」
 突然襲ってきた痛みに腕を押さえる。
「この呪いも面倒だなぁ」
 やがて引いていく痛みに耐えながら彼女は歩く。
「次に行ってみよう? 祭りが始まるまでには準備を整えなきゃね」



 彼女は歩く
 彼女は探す

 王様はね?

 地下で眠っているんだよ?
230Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 00:36:16.37 ID:0SewKwpt0

            ●


「つまりTさんはその大元が全部悪いって思ってるってこと?」
「ん」
「へぇー」
 なんともめんどくさい話だね。後ろにいるやつが本命でいつも出張ってきてる契約者は部下に過ぎないってことか。
「それは、あの契約者は操られているだけ、ということですか?」
「ああ、一年前アレに刺されたナイフを投擲して突っ返してやったんだが、そのときに一瞬だけ契約者の方の意思が出た」
 アレは操られてるか何かだなとTさん。
「かわいそうなの」
 たしかに。
「だとしたら、契約者は救いだせますか?」
 黒服さんの質問にややTさんは考え、
「大元をどうにかできればおそらくは」
 そこまで言ったところでエレベーターが一階に到着し、扉が開いた眼前に変態が居た。
 なんだなんだ?
「あの子を危険に巻き込むような相談事はしていないだろうな?」
 変態が低い声で言ってくる。
「大丈夫だ。少し、しゃっちょさんの御力を貸していただいただけだ」
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 00:43:52.97 ID:8bWT0mkDO
し え ん し
232以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 00:55:24.12 ID:5gMjDv3GO
233Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 01:06:23.70 ID:0SewKwpt0

「あの子には」
「何も害はないさ」
 ただ、
「秋祭りには参加しない方がいい」
 ≪夢の国≫を釣る餌だからな。と変態の横を通りながら言う。
 変態は振り向き、
「なあ、あんた」
「なんだ?」
 低い声のまま問いかける
「本心で餌なんて言っているのか?」
「作戦における役割では、どんなにきれいに言葉を飾っても祭りは、人は餌だ。いや、囮でもいいか」
 さ、行こう。
 そう言ってTさんは嬢ちゃんが待っているだろう車へと歩いて行く。
 変態は微妙な表情をしている。あれは、悲しんでいるのだろうか?
 黒服さんも複雑そうな表情だ。
 好感度下がってるんじゃないか〜? Tさん。もっと口八丁にいけばいいのに。
「なあ、Tさん」
「どうした?」
「俺は、俺とリカちゃんは、Tさんを信じてるぜ?」
「しんじてるの」
 Tさんは驚いたような顔をして、息を緩く吐き、
「……ありがとう」
 珍しく感謝の言葉何ぞのたまった。
 大元を叩くってことは一番危険を冒すのはTさんなんじゃないかね? どうせいつも通りあっさり解決するんだろうがな。
 まったく、秘密主義で困った奴だが、うん。俺は信じるよ。

234Tさん・夢の国:2009/09/10(木) 01:11:00.16 ID:0SewKwpt0
黒服Dさん過労死しないでくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!
赤い靴の父ちゃん勝手に出しちゃってごめんなさあああああああああああああああいい!!
あと勝手に秋祭りとか(ry
≪組織≫の表の顔とk(ry
orz


「あそこで作者が土下座しているな」
「こんかいどうなったの?」
『はい、今回は戦場と戦闘時期の確定ですかね』
「詳しく説明しとけよ?」
『了解です』

  ≪夢の国≫は相変わらずもう少し放浪。マスコットはグー○ィー・チッ○と○ールが復活
  ショタっ子が広げたネットの噂は今のところ効果を発していません。
  
  ≪組織≫がなにやら学校町にて出店を出したり警備網を作ったりするそうです。
  ≪組織≫には地域の有力会社が"快く協力"してくれたという風に伝わったためそこら辺に関わった人間の個
  人名は一切≪組織≫には知られていません。
  北区の神社が祭りの本会場っぽいですね〜でも北区いっぱいに出店が出るかも知れませんね。
  祭り効果で少々派手に暴れても「祭りだし」できっと一般人の方々は流してくれるでしょう。

『ふぅ……こんなところか』
「なんかいやに壮大になってないか?」
『俺もびっくりした』
「しっかり話締めろよ?」
『が……がんばる』
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 01:14:37.90 ID:Mvk3Uj3p0
sien
236ギザ十:2009/09/10(木) 01:15:00.86 ID:9DFLhl2SP
Tさんと夢の国の人おつです!

そして、どうもギザ十と首塚組織との接触が思いの外長くなりそうです。
完成まで時間掛かりそうなので、先に書いておいたうちの黒服の小話を投下させてもらおうかと思います。


学校町直下、深度約五百メートルほどの場所に存在する「組織」の秘密要塞。
その中でも、さらに一握りしか知る事のない秘密の施設が存在する。
見回さんばかりの広大な広場に、ひしめき合うように並べられたカプセル状の装置
その中には、淡く青く光る半透明の謎の液体と共に、
一見して自我の持たないとわかる、虚ろな瞳で虚空を見つめる人間の出来損ないが詰め込まれている。
まるで「組織」の限りなく暗い部分を濃縮したかのような禍々しい謎の施設。
その広大な施設の真ん中で、一人黄昏れる女性が居るのが見えた。
「何をしているんですかB-No.002、てっきり今頃、動物園で彼とキャッキャウフフと楽しんでいるものだと思っていましたが?」
「B-No.001……ふふ、笑ってください、決戦前に勇気を出して彼と逢瀬を重ねようとして盛大に失敗した哀れな人形を……」
今にも死にそうな顔で項垂れる彼女に溜息を吐く。
「おおかた、二人きりになった事で舞い上がり、つい地が出てしまいそれをからからかわれた為に羞恥のあまり全力のボディーブローでも喰らわせた挙げ句、苦しむ彼を放置して逃げてきたんでしょう」
「何故その事を、まさか見ていたんですか!?」
「そんな訳無いでしょう、私はそんなに無粋でも暇でもありません」
というか元気づける為に言った冗談だったのですがね……むしろ当たっていた事に私の方がびっくりです。
しかし、決戦前のこの忙しい時期、せっかく無理して時間をとったというのに何をしているのだか……。
次の作戦、我々「組織」の敵対集団を纏めて一掃する為の作戦、その要である彼女の精神状態を考慮して
何故か休日の真っ昼間に動物園へ男独り寂しく向かう彼へと付けてやったのだが、逆効果だったかもしれませんね。
「もう、次の機会はありませんよ、特A級特殊型都市伝説「鮫島事件」を町全体に発動させる為に、これから貴女は調整作業を受けねばなりませんからね」
「わかって……います……」
今にも泣きそうな表情で頷く彼女に、大きく溜息を吐く。
全く、何だというのだ……愛情、友情、憐情、慕情……半端に元人間だった頃の記憶の断片が残っている所為で
我々はそのような下らない感情を持てあます事になっている。
237ギザ十:2009/09/10(木) 01:15:56.06 ID:9DFLhl2SP
元から黒服として作られ、生み出されると同時に組織の駒として動く、大多数の組織の構成員たちを見てみるがいい
感情を持つ我々とは違う、組織に全幅の忠誠を誓い、組織の命令が全てで、それ以外の事には見向きもしない。
完成された完璧なる人形、例え力で我々に劣るとしても、あれこそがまさしく理想的な「組織」の「黒服」であるはずだ。
だというのに何故、何故「首領」は我々をこの様な半端物として作り出したのか……いや、この様な疑問を持ってはいけない
「首領」に対し疑惑を持つなど、それこそ「感情に支配される欠陥品」ではないか……。
「……No.001?」
気がつけば表情を硬くし強く拳を握りしめていた私の姿に、不審そうにB-No.002が話しかけてくる。
何でもありません、と首を振りながら皺の寄った眉間を指で軽く揉みながら、施設の奥へと歩きだす。
「付いてきなさい、パレードまでの時間はもう長くありません、今から貴女の調整を始めます」
慌てたように付いてくる彼女の返事を、無視するように早足で暗い通路を進んでいく。
「首領」の考えが何であろうとも、私のやるべき事は変わらないのだ。
「夢の国」、「首塚」、我々に刃向かう有象無象の都市伝説たち、全てまとめて消し去る事が我が勤め。
無情に、冷徹に、全ての感情を凍らせて、「組織」の敵を屠りさる。
その為にも……チラリと、背後を見やる。
唐突に振り向いた私に、キョトンと首をかしげる黒衣の女。
この半端な人形を、この半端な人間を、完全に完璧に完膚なきまでに完成させるのだ。


そう、「組織の狗」へと。
238以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 01:19:57.43 ID:0SewKwpt0
しえーん
なんか組織の暗部だな
239ギザ十:2009/09/10(木) 01:23:13.46 ID:9DFLhl2SP
という感じで、何か地下に変な秘密基地を勝手に作ってしまいましたすいません!orz

パレード開催中を狙って、一網打尽を狙う「組織の一部勢力」が地下で怪しい動きをしています。
ギザ十はその要である「鮫島事件」を潰す為に動きますが、別に他の方は無視してくださって良いし介入しても良いですので。
っていうか介入してくれる奇特な方がいらっしゃたら狂喜乱舞しますw
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 01:26:39.61 ID:Mvk3Uj3p0
秋祭りということは……
ルーモアのマスターはまだ戻って来てない頃になるのかな

でも、学校町の時間軸についてはあまり触れてはいけない気もするんだよな
同じ年齢の一年間をエンドレスで繰り返す様なイメージがあるし……ま、どっちでもいいか
241以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 01:33:08.46 ID:0SewKwpt0
>>240
うちのはとりあえず一年前からの夢の国との決着って点では一応時間軸有りです。
他の方々との時間軸合わせだとマスター殺害→黒服女体化→男に戻った
                                         ↑
                                        今ここ
→秋祭り(期間中に対夢の国)→→〜→マスター復活

ですかね
242以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 01:44:39.68 ID:Mvk3Uj3p0
>>241
回答ありがとうございやした!

自分の中では勝手にリアルの季節に同期させていたので、読み進めるとたまに冬だったりして
「おっとぉ〜!イメージ間違ってたぁ〜〜!!」
みたいな事があって、一人で悶絶してます
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 02:05:05.16 ID:vjiRib4AO
保守!
秋祭りとは面白そうな…!
そういえば夢の国って昼夜問わず出現してたっけ?
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 02:34:50.71 ID:0SewKwpt0
>>243
≪夢の国≫に昼夜の設定は特にありません。
昼現れようと夜現れようとどっちにしろ不自然で不気味ですしね。
 白昼夢のようにそれは現れた。気づけば周囲を楽しげな気配が包んでおり、しかしその気配の主は見つからない。
とか地の文では書かれるんじゃないかな?
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 03:32:56.73 ID:0SewKwpt0
おっと
246ギザ十と幽霊少女とご先祖様と祟り神の皇:2009/09/10(木) 04:02:47.70 ID:9DFLhl2SP
やっとこさ書けたので早速投下させていただきます。

太郎さんの学校からの帰り道、ふと右手に小さな寒けを感じて立ち止まる。
不甲斐ない俺を、またご先祖様が慰めようとでもしているのだろうか。
苦笑しながらも、反対の手で「幽霊の映る鏡」を取り出すと右手を映し覗き込む。
そこには、予想通り俺の右手の指をまるで壊れ物を扱うように優しく
しかし、予想外の人物の小さな手によってチョコンと握られていた。
「おま……何してんの?」
呆然と問いかける俺の横に、顔を赤く染めてそっぽを向く少女が見える。
「あんたが、その……なんか落ち込んでるみたいだから…」
まるで拗ねるように口を尖らせ、ポソポソと小声で呟く幽霊少女。
「まさか、お前から、そんな言葉が聞けるなんてな……明日は空から槍でも降るか?」
くっくっ…と笑いながら横に立つ少女の頭を乱暴に撫でる、ように手を虚空に翳し動かす。
軽口を叩く俺に真っ赤になって怒る少女の姿、いつもの光景を思い浮かべる俺に
だが、目の前の幽霊少女は、黙ったまま上目遣いで此方を心配そうに見ているだけだった。
そうか、こいつに心配されるほどに、今の俺は酷い面をしているのか……。
大きく溜息を吐く。
「そうだな、お前の言う通り、俺は今、心底落ち込んで、心底迷ってる」
その言葉に、少女はギュッと俺の指先を掴む力を強めたようだ、同時に右手の寒けも強まる。
「でも、まあ…そんなに心配するほどのもんでもねえよ、俺には、まだやる事がある、迷っても落ち込んでも、やるべき事がある」
「やるべき事……」
「俺は何に変えても果たすべき目標がある、俺から大切なものを奪った「鮫島事件」を解き明かし、俺から大切なものを奪った「組織」を潰す!」
「大切な、もの……?」
「そう、大切なものだ、大事なものだ、何ものにも代え難い俺の宝物を奴らから取り戻す、その為ならどんなに汚い事だってやるし、「組織」に尻尾を振る事だって躊躇しない、誰を犠牲にしてでも、何を犠牲にしてでも、俺は最後までやり遂げる」
「その為に、あの子を、太郎さんを使い潰してでも?」
「……ああ、そうだ」
「その為に、どこかの誰かが不幸になっても?」
「ああ、もちろんだ」
「自分自身が傷ついても? ご先祖ちゃんが悲しんでも? 私が……私の事も、その「大切な人」の為なら使い捨てるの?」
「あ……? お前、何を言って……」
247ギザ十と幽霊少女とご先祖様と祟り神の皇:2009/09/10(木) 04:04:38.00 ID:9DFLhl2SP
「ごめん、冗談……」
沈黙、暗い夜道を照らす街灯から聞こえる微かな可動音だけが俺の耳に届く。
項垂れるように地面を見つめる少女、その後ろには暇そうに大きな欠伸をし、その拍子に近くを飛んでた蠅が口に入って嫌そう顔を顰めるご先祖様が見える。
どれだけの時間、無言で立ち尽くしていただろうか、目の前の少女は突然顔を上げると、何時もの調子で声を上げた。
「私も「組織」は気にくわない、念願の復讐を邪魔した挙げ句、私を殺したあいつらは許さない」
「実際に、手にかけたのは俺だが…」
「でも、命令したのは「組織」でしょ、それにアンタは私を殺すのは嫌だったでしょ」
「あー、別に、躊躇の欠片もしませんでしたが?」
だんだん、何時もの俺たちの調子に戻ってくる。
「はっ、そんな事言って、墓場に行けば直ぐに殺せる筈なのに迷って迷って、グルグルグルグル同じ道を逃げ回って結局夜が明ける直前まで決心付かなかった癖にさぁ」
「うぐ……何故、その事を……」
「ご先祖ちゃんから、聞いたもん」
未だ、口の中の蠅を吐き出そうとしている、ご先祖様を睨むと、キョトンとして円らな瞳を向けてくる。
「まあね、あんたには一宿一飯の恩義もあるし、それに一応、例の「約束」もあるしね、私も最後まであんたに付き合ってあげるわ」
一宿一飯どころじゃねーだろ、お前の所為でどれだけ食費が嵩んでると……。
そう思いながらも、完全に何時もの調子に戻った少女に、安堵を覚える。
「そうだな期待してるよ、何せお前は「組織」に対する俺の切り札の一つだからな」
そう言って笑う俺の心には、既にそれまでの迷いは消えていた。
ただ、組織への恨みだけを胸に、進む。
太郎さんを、ご先祖様を、目前の少女を、俺自身の命さえも、利用し尽くし組織を潰す。
それは目の前のこいつも同じだろう、組織に復讐する為に俺を利用する幽霊少女。
暗い決心を新たに誓い歩き出す俺たちへと、唐突に声を掛ける者が居た。

「…そこな青年よ」
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 04:07:09.04 ID:0SewKwpt0
支援したいが……やばい、寝ます
249ギザ十と幽霊少女とご先祖様と祟り神の皇:2009/09/10(木) 04:07:28.87 ID:9DFLhl2SP
どす黒い、まるで夜の闇すら塗り潰さんとするかのような真黒の気配。
背後からのし掛かる悪寒を振り払うように、振り返りいつの間にか直ぐそばまで近づいていた異形の存在を睨む。
まるで歴史ドラマの合戦場から抜け出してきたような武者姿の男。
だが、TVで見るような安っぽい役者とはレベルの桁違う、幾千もの血を浴び、幾万もの怨嗟を背負う、まさしく真の鬼武者と呼び得る存在がそこにいた。
「お前たちは、「組織」が憎くはないか? 我は、将門。「首塚」に奉られし祟り神、平将門である。……どうだ?我の下で、働いてみる気はないか?」
その投げ掛けられた言葉と共に、ぞわり、と首筋に刀の切っ先を突きつけられるような恐怖が走る。
「平将門……あの、有名な首塚の平将門か?」
止まらぬ冷や汗を拭う事もなく目の前の男、平将門を睨み付ける。
まさか、こんな大物がこの町に入り込んでいるとは……
目線だけで手の中の鏡を見ると、幽霊少女は震え俺の服の裾を握りながらも果敢に目の前の伝説的な大怨霊を俺と同じく警戒しながら睨み付けている。
「くかかっ……その通り、我こそが世に名高き祟り神、平新皇こと平将門よ」
嗤う平将門の周りの空間が、その言葉の前にひれ伏すかのように歪むのが見えた。
その姿、その存在感、その底の見えぬ程暗く深く暗い力は、正しく祟り神の皇として相応しい。
まるで、この前こっそり内緒でプリンを食べた際に見る羽目となった、本性を現したご先祖様の姿に劣らない……。
いや、それ以上に禍々しい、目の前の武者の死線に膝を折りそうになるのを必死に堪える。
「くくっ……なかなか骨があるようだな青年……それにそこな女子も」
ガクガクと震えながらも必死で俺の横に立つ少女が、目の前の悪夢のような男の声にビクリと硬直する。
「かかかっ……そして、何とも懐かしい顔だ、ざっと300年程ぶりか? のう、山本五郎左衛門よ」
いつの間にか、俺と平将門の間を遮るように立つご先祖様。
山本五郎左衛門……悪霊の中の悪霊、日の本に蠢く魑魅魍魎の半分を統べる魔神の名。
自らが死した後、死と怨嗟を撒散らす存在と化した荒ぶる御霊に付けられた悪神としての名の中の一つである。
もっとも、聞いて分かる通りのその名は男性名の為、花も恥じらう乙女(本人談)のご先祖様には頗る不評であったりする。
例に漏れず、機嫌が悪くなるご先祖様。
いつもの笑顔が消え、絶対零度の無表情がとても怖い。
あ、なんか小声で呟いた……ていうか、今の絶対「擦り潰すぞこの糞爺…」って言ったよな? え、言ってない?
一触即発の緊張感、正直このまま回れ右して帰りたい、きっと横で涙目になってる少女もそう思っているに違いない。
だが、そんな俺たちを逃さぬかのように平将門の視線は俺たちへと標準を定めている。
「くかかかっ…良い殺気だ、とても心地よい、しかし300年ぶりに貴様とやり合うのも心躍る話だが、今回は貴様自身には用はないのだよ、我が今用があるのは貴様の背後のその男だ」
そう言いながらご先祖様越しに俺に鋭い視線を向ける平将門、こんな化け物に目を付けられるような事をしただろうか……。
「さっき、「組織」が憎いかと聞いたな、配下になれと言ったな、俺はその「組織」の人間だぞ、何故そんな話を持ちかける?」
250ギザ十と幽霊少女とご先祖様と祟り神の皇:2009/09/10(木) 04:08:38.62 ID:9DFLhl2SP
「くくっ……何を言う、貴様のその魂に刻まれた暗く心地よい感情、「組織」に恨みがあるのだろう? 「組織」に復讐したいと考えているのだろう?
 そして、そこな女子も同じく……くかか…若干、別の感情も圧し隠しているようだが、貴様らのその黒く歪な復讐心を我が下で成就させてやろうというのだ」
まるで、至高の玩具を目の前にした子供のような無邪気な目で、まるで生贄を前にした悪魔のような邪悪な目で、俺に嗤いかける祟り神の皇。
その言の葉は魅力的で、未だ準備が万全とは言えないままに、「組織」との決戦に赴かんとする俺にとっては僥倖とも言える展開。
「ふ、ん……流石は平将門、何でもお見通しか? それで、あんたの配下に下れば一体俺に何の利があるんだ?」
「くかか…良い目だ、我が圧倒的な力を前にして尚、その微弱な身でありながら我を利用し飲み下してみせよう画策する、
 その卑しくも勇ましい性根は何とも我が部下として望ましい…よかろう、我に下った暁には「組織」の情報と、微弱な貴様にも扱え得る「力」を与えよう!」
とても愉快そうに、そう宣言する平将門の言葉に、俺は目を瞑り考える。
力、情報、どちらも今の俺に、必要なものだ。
数瞬後、目を開き、俺の側に立つご先祖様を見る、先ほどの平将門の言には一片の偽りもないのだろう、真剣な表情で俺を静かに見つめ返す表情は俺の好きにしろと言っている。
鏡の中に映る、俺の手を握り傍らに立つ少女を見る、不安そうな表情は既に形を潜め、俺と目が合うと小さく、だが力強く頷いてくる。
溜息、俺は何時ものように空を見上げ、既に答えの決まっている自身の心に問いかける。
伸るか、反るか……。
黒い雲海から覗く満月の光に、俺の弾いた十円玉が反射する。
緩やかに回転しながら落ちてくる硬貨を空中で掴み取る。
その決心と共に強く握った拳を、平将門へと向けて突き出す。
「忠誠は誓わない、場合によってはあんたの命令に逆らう事もあるだろう、それでも良いのなら……」
絶望的なまでに無謀な状況で掴み取った一抹の希望を開く。
「新しき仮初めの主よ、今この時より俺は貴方の配下となろう」
怪しく照らす月光の下、開かれた掌の上では平等院鳳凰堂がまるで歓喜に蠢くかのように鈍く輝いていた。
251ギザ十と幽霊少女とご先祖様と祟り神の皇:2009/09/10(木) 04:21:04.98 ID:9DFLhl2SP
という訳で、ギザ十と将門様の対面でした。
何かギザ十の奴がやけに偉そうで、すいません!
内心はガクブルでそれを表に出さないように虚勢を張ってるだけなので!
そして、将門様のキャラはこんな感じになってしまいましたが
力足りず将門様のすばらしい魅力を書ききれなく申し訳ありません、
お詫びに、猛省と共に剣山土下座させていただきます!orz




ああ、しかし、予想以上に長かった……気がつけばあと、二時間くらいしか寝られとか…orz
252ギザ十:2009/09/10(木) 04:38:19.91 ID:9DFLhl2SP
あ、ちなみに、将門様から貰う「組織の情報」は、組織の暗部、地下秘密施設の場所。
「力」は、まだ思いついてないけど、力の強くない「俺」でも一般の黒服程度なら
倒せるようになるような武器かなんか、御札とかその辺かな?を考えてます。
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 05:56:37.71 ID:WIg8mX7BO
将門様みたいな大物系みてると
あっさり寝首をかかれそうな感じがしてくる
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 06:33:42.48 ID:tFYbhRt70
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 07:10:47.55 ID:u2rZDB170
おはよう
保守
256以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 08:04:29.51 ID:iEfDZVX0O
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 08:45:54.14 ID:ESOvrhUgO
保守
秋祭りまで下手に動けないな…
スパニッシュフライネタでものんびりと書こうかな
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 09:31:45.91 ID:iEfDZVX0O
259以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 09:56:17.83 ID:9mBXhJH+0
おはよう!
Tさん乙ー!!
黒服Dと赤い靴たちを使っていただき感謝
赤い靴の契約者のパパンは大体あんな感じなんで問題ないっす
娘の前では……うん、その…全然違う感じだけどね!!

ギザ10の人も乙でありますー!
見ていたかの如くwwww
何か企んでる様子にwktkだぜ

ふぉおおおおおお!!!???
将門様が俺が書くよりもかっこぇえええええええ!!!???
そうか、ご先祖様、花も恥らう乙女として、その呼び名は嫌だよなぁwwwww
将門様、夜のお散歩で新たな部下ゲットだぜ!!
「力」か…実は、一個、将門がちょっと洒落にならん野良都市伝説を一個確保してる事にしているんだが…
それが欲しいかい?ギザ10の契約者よ
一歩間違うとエラい事になりそうなんで責任はとらんがな!!
260以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 10:23:27.19 ID:9mBXhJH+0
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 10:35:48.39 ID:8bWT0mkDO
ご先祖さまにはスパニッシュフライが効かないのか
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 10:49:52.50 ID:9mBXhJH+0
私は何も覚えていない
人であった頃の記憶など、私にはない


…ただ、その時の心だけが、残っている





                       Black Suit D
263以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 10:52:40.39 ID:9mBXhJH+0
「はい……はい、そうです……非道である、と言わざるを得ません」

 …その日、寺生まれのTさんたちと別れた後
 黒服は、携帯で連絡を取っていた
 …「首塚」の、組織に
 伝えたのは、Tさんの提案した作戦と、あとは…

「はい。「組織」の一部が、「鮫島事件」を発動しようとしています………えぇ、そうです
 この学校町を、そのまま巻き込むつもりのようです……私は、そちらには関わる権利を持っていません
 その件に関する情報を手に入れる事ができたのが、奇跡のようなものです…」

 …「組織」の一部勢力が、「夢の国」の侵攻にあわせ、行おうとしている作戦
 その情報を手に入れる事が出来たのは、奇跡のようなものだ
 その奇跡のお陰で、自分は彼らにこうやって、注意を促す事ができる

『ふん…っ相変わらず、己らが絶対に正しいと思っておるようだのう』

 電話の相手は将門だ
 …いや、最初は日焼けマシンの青年と話していたはずだったのだが、途中で将門が、携帯を青年から取り上げて会話に割り込んできた
 正直、彼相手に話すのはプレッシャーがかかって仕方ないのだが…

「…お恥ずかしい事です」
『お前は、むしろ謙虚すぎるくらいだ。少しは我を出したらどうだ?』
「……私は、「組織」の歯車に過ぎません。自己を主張する権利は…私には、ありませんから」

 …自分は、「組織」の歯車だ
 こんな行動を取っている以上、いつ消されてもおかしくない存在
 一応…今回の、Tさんが提案してきた作戦を提出すれば、少しは相殺されるかもしれないが
264以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 10:56:29.78 ID:9mBXhJH+0
 ……それでも、自分の命は、この存在は……いつだって、綱渡り状態なのだ

『くっくくくくくく!お前らしいな。昔、我が褒美をやると言った時も、そう言って辞退したなぁ?』
「…あれは、ただ、あなたのお膝元で暴れていた都市伝説を制圧しただけ……こちらの、「組織」としての仕事でしたから」

 くくくく、と将門は、楽しげに笑っている
 …そう言えば、あの時のあの都市伝説はどうなっただろうか
 正直、あれは「組織」では制御しきれないと判断し、将門に任せたのだが…
 ……今のところ、あれが再び出現したと言う情報もないから、大丈夫…なの、だろうか?
 とりあえず、将門を信じるとしよう

「……とにかく、お気をつけください。「鮫島事件」が発動したら…」
『うむ、わが同胞も、確実に消されるであろうな。それは避けたい
 我らとしても…それの発動は、「夢の国」の浸食同様、阻止していくとしようではないか』

 ……その答えに、ほっとする
 「首塚」がそれに警戒するならば、少しは事態が変わってくれるかもしれない

『…それにしても』
「………?」
『良いのか?我らに塩を送り続けて……お前は、「組織」の歯車であるというのならば
 この行動を続ける限り、お前の命は風前の灯火ぞ?』
「…私としては…貴方たち「首塚」の組織が存在し続けることは、「組織」にとって有益であると考えます」

 …ほぅ?と
 電話の向こうで、将門が興味深げな声をだす

「…「組織」は、唯一にして強大な都市伝説。これに敵対できる勢力は、長く生まれてはきませんでした…
 ……だから、「組織」は増長してしまった。私は、そう考えています」
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 10:57:41.88 ID:9mBXhJH+0
 …そうだ
 天敵がいなかったから
 だから、「組織」は今のような状態になってしまった
 対等に渡り合える敵対勢力が存在していれば、今のような状態にはならなかっただろう
 「夢の国」に付け入られる隙とて、生まれなかったかもしれない

『…くくく、なるほど…!常に対等の敵対勢力がある事で、「組織」に緊張感を持たせるという事か』
「…………そう言う、事です」
『くくく…………くかかかかかかかかかか!!』

 何が楽しいのか、将門が高らかに笑い出す
 携帯ごしであると言うのに…ざわり、悪寒を感じた

『良いぞ…!我を利用したければ、いくらでも利用するが良い。我を恐れながらも、必要と在らば利用する…
 ……お前のその考え、気にいった!「組織」に見捨てられたならば、いつでも我元に来るがよい!
 お前がこちらに来るのを待っている者もいるでなぁ……くくくっ』
「…勿体無いお言葉です」

 笑っている、将門の声が続く
 と、ようやく携帯を取り返したのか、日焼けマシンの青年が、慌てて声をかけてきた

『お、おい、本当に大丈夫なのかよ、お前!?「組織」に目ぇつけられてんじゃ…』
「……問題ありません……「組織」に不良品の歯車であると認識されれば、私は消される。それだけです」

 そう、それだけ
 …ただ、それだけなのだ
 かつては人であったとしても…今の自分は、「組織」の歯車でしかない
 …それ以外では、ありえないのだから
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 10:59:55.70 ID:9mBXhJH+0
青年が、まだ何か言ってくるのを振り払うように
 黒服は、ぶつり、通話を切ったのだった



「おいっ!?……くそ、切られた」

 携帯を手に、不服そうな青年
 それを前に、将門は思案していた

 ……何か、引っかかる
 あの黒服は、昔、己の膝元で愚かにも暴れていたとある都市伝説を捕縛するのに、協力させた事がある
 あの時、その都市伝説を「組織」に持ち帰らず、こちらに預けてきた時から…疑問であったのだが

「……歯車、か」

 自分は組織の歯車だと
 あの黒服は、口癖のように言う

 それは、誰かに言い聞かせているというよりは……まるで、「自分自身に言い聞かせている」かのようで

 だから、将門は疑問に思う
 あの黒服は、本当に、「組織」の黒服であるだけなのか

「…調べてみる価値は、あるかもしれんな…」

 将門は、誰にも聞こえぬ声量で呟くと
 黒服を心配するように携帯を見つめ続ける青年に、視線を戻し、己の部下に優しい言葉でもかけてやるか、と考えるのだった
267以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 11:00:41.10 ID:9mBXhJH+0
 ねぇ、覚えてるわ
 私たちは、貴方のことを覚えてる
 貴方が何者だったのか
 ちゃんと、全部覚えているわ

 …そして、何故、あなたがこうなってしまったのか
 それも、全部覚えてる

 だから、これは私たちの罪滅ぼし
 貴方に手を貸すのは、私たちの罪滅ぼし





                          ????????????
268以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 11:02:55.18 ID:9mBXhJH+0
色んな人に紐なしバンジーしながら焼き土下座っ!!orz

「鮫島事件」計画、こっそりと「首塚」に伝わりました
黒服Dが過労死フラグどころか「組織」に消されるフラグまでばっちり立てちまってるぜひゃっはーーーぁ!!
だが…っまだ死亡させる訳にはいかねぇ…こいつを使うネタがまだいくつか構想あるんだ…!
Tさんの計画も連絡。「首塚」の皆さんもお祭に参戦だよ!

んじゃあ、昼飯作ってくるぜ!
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 11:20:42.50 ID:iEfDZVX0O
270以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 11:37:01.16 ID:0RvXMmlyO
乙!!
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 11:44:04.77 ID:8bWT0mkDO
乙!!!!
272以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 11:51:06.30 ID:0SewKwpt0
乙でした!
なにを首塚は手に入れたんだろうか?
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 12:37:26.96 ID:axYKXcLnO
寝てる間に情勢が動いてたwww
死ぬなよ〜
274以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 12:39:38.93 ID:QUg4OX8q0
ごちそうさま

>>272
ぶっちゃけ、「アレ」を都市伝説のカゴテリに入れていいものかどうかは悩むんだぜ!!
でも、まぁいっか!の精神で突っ走る事にしたんだぜ!!
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 12:55:51.92 ID:QUg4OX8q0
もしこのノーヒント状態で「アレ」の正体わかった人いたらびっくりだなぁと思った
当てた人がいたらもれなく「お前はエスパーか」と言う突っ込みもしくはボツにしたネタの原稿でも公開するか
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 12:57:43.75 ID:AeNPjvkI0
ここは何のスレなの?
俺がマスターで
超絶美人の口裂け女がサーヴァント的な?
277以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 12:58:21.88 ID:cmNaTKAyO
なんか色々進んでたw

とりあえずTさんの人、山の神様出してくれてありがとうございます。
夢の国との決戦は秋祭りか・・・

そういえば怪奇同盟が町をめぐる抗争に関して空気w
一応今後出番をつくるつもりはあったり。将門様と接触させてみようかな・・・
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 13:01:43.23 ID:QUg4OX8q0
>>276
それでもなんら構わない
全ては己の赴くままに

>>277
そう言えば今の所空気w
うまく絡むことが出来なくて御免なんだぜ

将門様は、夜の学校町を配下候補探して一人でお散歩している事も多いんで、接触大歓迎なんだぜ!
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 13:06:31.98 ID:AeNPjvkI0
わくわくしてきた
280以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 13:06:58.36 ID:cmNaTKAyO
>>278
怪奇同盟があんまり表立って抗争に参加しないようなスタンスだからしかたないw

じゃあ墓地の前に黒電話置いておくわ
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 13:09:10.43 ID:QUg4OX8q0
>>280
黒電話かww

…うん、大丈夫、将門様、多分黒電話の使い方はわかる……と、思いたい
将門様は横文字とか電化製品とかは苦手です
だって普通に考えて縁ないもん!
282保守ネタ:2009/09/10(木) 13:30:19.30 ID:QUg4OX8q0
 カタカタカタ
 それは、静かに音をたてる
 カタカタカタカタ
 束縛された状態で、それは解放を願っていた


 おぉ、憎し
 憎しや、○○○
 憎しや、×××


 どこにおる
 貴様らはどこにおるか!?
 憎しや憎し

 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ
 憎いぃいいいいいい!!!!!!


 おのれ、祟り神めが
 俺を、解放しろ!!
 あいつらを切らせろぉおおおおおおおおおお!!!!!!!!!


 カタカタカタカタカタカカタカタ
 暗い、暗い、その部屋で
 それは、解放の日を、待ち望み続けている
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 13:44:31.57 ID:ESOvrhUgO
>>282
妖刀とかその類なのかな…?
284以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 13:47:29.36 ID:QUg4OX8q0
>>283
どう見ても妖刀です、本当にありがとうございました

憎い相手は最初ちゃんと名前書いたんだが、正体一発バレしそうだから伏字にしてみた
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:04:51.59 ID:QUg4OX8q0
286以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:19:19.80 ID:QUg4OX8q0
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:27:06.30 ID:WIg8mX7BO
IDからして首塚なわけだが
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:39:34.60 ID:QUg4OX8q0
相変わらず連日腹痛が続くぜぇ…
289以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:40:17.35 ID:gzQceOkxO
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:43:15.58 ID:QUg4OX8q0
アドレスだけ貼られていると怖くて踏めないのは俺だけでいい
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:57:30.71 ID:8bWT0mkDO
>>290
携帯からじゃないと見れないみたいだけど
特に変なのじゃなかったよ
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 14:59:05.48 ID:QUg4OX8q0
>>291
OK、どちらにせよ携帯持ってない人間は踏むことができないようだww
教えてくれてありがとう
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 15:11:31.71 ID:3lUpNxu6O
勝手に動く妖刀と聞くとエペタムか髭切り文寿しか思い浮かばない
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 15:14:47.24 ID:r8BbCcMkO
妖刀というとやっぱアレか
蛤で有名な所の刀匠の…
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 15:15:47.48 ID:QUg4OX8q0
>>293
 きひひひひひひっ
 「勝手に動く」に限定しなければ、妖刀はたくさんあると思うよ?
 「アレ」は今日もカタカタ煩いみたいだけど、ひとりでに飛び回って人間を切りつけるほどまではいかないさ


 …「アレ」は、ね、手に持った相手に取り憑くのさ
 契約?
 きひひひひひひっ!
 そんなの、関係ないね
 「アレ」は握った相手に強制的にとり憑こうとする
 精神力で負けたら、あっと言う間に乗っ取られるのさ


 だから、「アレ」を使いたいのなら
 「アレ」と契約したいのなら
 絶対に捻じ曲げられない、侵食されない、強い精神が必要なのさ
 それこそ、鋼の精神がね
 きひひひひひひひひっ


>>294

 ……!
 うー…わかったのかな?うーうー
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 15:31:02.20 ID:QUg4OX8q0
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 15:36:22.72 ID:r8BbCcMkO
>>295
確信はないけど…
もし予想が外れてなければその「憎い相手」も妖刀の名前も日本人なら多分知らない人は殆どいないんじゃないかな
少なくとも俺は「妖刀」と聞けばまずそれを思い浮べる
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 15:40:46.16 ID:QUg4OX8q0
>>297
うん、多分そうだと思う
憎い相手…までは知らずとも、その刀の名前は、日本人なら誰でも知っていておかしくないだろう
呪われた刀としての知名度は、恐らく日本ではトップクラスだからな


その中でも、わりと有名エピソードがあるものをチョイス
都市伝説にしていいものかどうか微妙だが…だが、今でも、ある意味で「似たような事件」が起きるから、ハーメルンの笛吹きのように力を失わずに今も元気!という妄想
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 15:55:47.36 ID:r8BbCcMkO
>>298
俺もつい最近まで無差別に呪いを撒き散らすはた迷惑な刀かと思ってたよwww
人によっちゃ妖刀ってわけでもないんだな、これ
ここの住人になってから随分と都市伝説にも詳しくなったなぁ
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 16:11:37.55 ID:QUg4OX8q0
>>299
そうそう、単に時の権力者がその刀で大変な目にあったせいだったり
実際にあった事件でその刀が使われて、それが元で歌舞伎の演目が作られたりして
そこら辺の関係で、「呪われた妖刀」ってイメージが強いんだと思う
ゲームに登場すると、大体問答無用で呪いの妖刀扱いだしwww

俺も、ここの住人になってから都市伝説の知識は増えたなぁ
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 16:19:58.59 ID:QUg4OX8q0
さて、夜までスレが残っていてくれたら幸せだな
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 16:27:14.18 ID:2CjuT3Em0
うーうーの子のプロフについてくわしく
303以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 16:55:53.12 ID:cmNaTKAyO
今一瞬でも吸血鬼とドラゴンを登場させたいと考えた自分を疑う

それは既に都市伝説とは違うものだ・・・冷静になれ俺
304以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 17:01:02.13 ID:iEfDZVX0O
都市伝説「ドラゴンは実在する」
305以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 17:10:54.26 ID:tBIaH0VBO
ゲームで登場して、かつ妖刀といったらアレしかないな。

吸血鬼なら、ほら、アレだ。西瓜。
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 17:25:58.41 ID:0SewKwpt0
私、メリーさん
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 17:32:57.40 ID:ESOvrhUgO
スパニッシュフライって一般人にも存在が知れ渡ってるんだっけ?
それによっては色々と話の内容変えなきゃならないんだが…
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 17:41:32.50 ID:8bWT0mkDO
スパニッシュフライの都市伝説が? それとも実在することが?
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 17:54:44.06 ID:ESOvrhUgO
>>308
実在するのがって事
都市伝説と関係ない一般人がスパニッシュフライを探すってのはアリなのか?
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:08:36.18 ID:8bWT0mkDO
都市伝説が実在することを知っていて
スパニがその辺飛んでるという情報を知ってれば問題ないと思うけど

はないちもんめの友人は
はないちもんめの契約のことある程度知っていて
一般人っぽいけどスパニッシュ捕まえてたな
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:19:24.03 ID:cmNaTKAyO
>>304
ビッグフットとかと同じいるかもしれない存在という扱いにしろと
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:22:30.03 ID:5gMjDv3GO
あのハエに関しては深く考えなくて良いような気もするがな
誤解しまくってる腐女子も捕まえようとしてたし
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:27:35.99 ID:WIg8mX7BO
ネッシーレベルならいんじゃね?
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:27:43.70 ID:r8BbCcMkO
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:28:39.57 ID:iEfDZVX0O
>>311
「ドラゴンのホルマリン浸け」(作り物)や、中国の龍(っぽいモノ)が写った写真から発生した都市伝説
マイナーとかいうレベルじゃないし、都市伝説紹介本にも載っていないと思うけど、
ドラゴンを信じる人はいる
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:34:33.22 ID:jW4FIrDd0
都市伝説じゃないけど河童のミイラとか人魚のミイラってあるよね
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 18:43:19.67 ID:u2rZDB170
飯食ったら投下するから首長くせずに待ってて
318ギザ十:2009/09/10(木) 19:00:50.70 ID:9DFLhl2SP
>>259
>それが欲しいかい?ギザ10の契約者よ
ギザ十「ああ欲しい、くれ」
太郎さん「え…もっと、よく考えて答えた方が…」
ギザ十「いや、ちゃんと考えた、じーーっくり考えてこの結論、マジで」
幽霊少女「うそつけーー!今、何も考えずに条件反射で答えたでしょこの馬鹿!」
ご先祖様(べしべしべしべし…!)←無言でギザ十の後頭部に連続チョップ繰り出し続ける

という訳で、レス遅くなりましてすいません
本当に宜しいのなら、その都市伝説、お借りさせていただきたいと思います。
確かに、エライ事になりそうなっていうか、べらぼうな勢いで死亡フラグ立ってしまう気がしますが、まあ大丈夫…かな?w
しかし、今考えると、うちのキャラってご先祖様以外全員死亡フラグが立ってるような……いや気のせい気のせい。
319「結界都市『東京』」:2009/09/10(木) 19:14:14.30 ID:u2rZDB170
こんばんは。じゃあ早速

―第43章 平穏への道標―
 未だ≪夢の国≫侵攻開始、それに伴う戦闘開始の報せがない。だからといって油断は出来ない。なぜなら俺は知っている。近いうちに祭りが開催される事を。そしてそれを狙って≪夢の国≫が出現するかもしれない、という事を。
 ソースは先ほど手に入れたとある大企業の監視カメラだ。そこで社長らしき男と話をする坊さんと黒服の男。どうやらあの黒服さんのようだ。元に戻ったのか畜生。
 まあそれは置いといて、監視カメラの映像は音声が伴わないが、月読にかかれば音声のないビデオにその場に流れていたであろう音声を復元させたり一方向しか撮れない監視カメラだろうといろんな方向から見る事も出来る。
 社長視点で映像を解析すると、黒服さんがいつも持ち歩いている鞄の中から1枚の紙が出てきた。
 よく見るとその紙にはなにやらマークが描かれていた。
 直角定規とホッチキス、それにGという文字は識別できた。これは…!
 「……フリーメーソン、か。つくづく何でもありだな黒服ってのは。」
 フリーメーソン、その筋ではかなり有名な秘密結社だ。何でも世界の歴史を牛耳ってきたという噂がある。そう言われるだけの事実もある。アメリカの大統領の多くはフリーメーソン出身者が多いのだ。
 内容までは読み取れなかったが、社長さんは坊さんの提案を了承したようだ。フリーメーソンから慈善事業にも手を出している大企業、というお墨付きをもらえばネームバリューが飛躍的に向上する、そう考えたのだろう。
 決戦は秋、祭りの日となるのだろう。俺は考えた。
 もしヒトとしての俺が消えたらどうなってしまうのか?そんな事を考えただけでも嫌な気分になる。
 俺の事を知っている人が一人も居なくなってしまったら?そう考えてしまうためか、覚悟は出来ているのになかなか一歩が踏み出せない。
 だが、≪夢の国≫の暴走を止める、取り込まれた契約者と子供達を救出する。詭弁に聞こえるかもしれないが、護るべきものがある限り立ち止まる事は許されない。
 俺にはまだ最後の手段が残っているのだから………自らを犠牲に出来さえすれば可能な「アレ」が………
 ともかく、秋祭りには参加しなければ。そうだ、あいつらにもメールを入れとこう。
 「宛先:剛田
     委員長
  件名:なし
  本文:パレードの日程が分かった。
     学校町の秋祭りの日だ。詳しい日程は追って連絡する。
     なお、参加者が多数居る事が予想されるため、くれぐれも気をつけられよ。
     秋祭り前日に俺の家に来られたし、以上。             by俺」
 「送信…っと!」
 人間として最後の戦いになるのならば、悔いはない!

どっから覗いてるのかって?決まってるじゃないか、監視カメラだよ!!
320「結界都市『東京』」※今度は蜘蛛:2009/09/10(木) 19:16:07.46 ID:u2rZDB170
じゃ、こっちも

 いきなりの三重契約に体が悲鳴をあげたのか、正直俺は2〜3日体が重たかった。まあ、単純に動きたくなかっただけだが。
 でも俺は学生だ、生徒だ。高校に行かなければなるまいが―
 うん、学校サボるわ、俺。なんたって体動かねぇもん。
 立つのもやっとな体で何とか立ち上がり、飯の準備だ。といっても今朝はカップ麺で済ますけど。
 嗚呼、体の節々が痛ぇ…やっとの思いでポットまでたどり着いたが―
 「お湯…無くなってるじゃん」
 まさかとは思ったがそのまさかだとは思わなかったぜ。
 とりあえず何か食えるものは無いか冷蔵庫の中を漁ってみる。
 ……中にはマシな物が入ってなかった。エネルギー源になるような物はおろかタンパク源になるようなもの、ひいてはビタミン・ミネラル源になるような物すら入ってなかった。
 残っていたのは調味料ぐらいしかなかった。コンビニに行こうにも体がまともに動いてくれない。
 財布にはそこそこ入ってはいるが2〜3日過ごせるだけのお金はない。
 思い切って寝ようとも考えたが、腹が減っているためそれどころではない。
 しょうがないので買い溜めてあったスナック菓子に手を伸ばす。
 手にとったのは皆大好きポテチ。俺の好みはコンソメ○ンチだ。コ○ケ君のポテトチップスも良いがやっぱりカル○ーのポテトチップスだろ。
 最近種類が色々あるらしい。最近はコンソメ○ンチも良いがわさ○ーフも捨てがたい。
 ポテチ談義はこのくらいにしておいてここからは誰でも簡単かつ手軽に出来る手抜き…ゲフンゲフン時短料理を作ってしまおう。
 体が言う事を聞かなくても作れるから安心しようぜ?
 まずは、ポテチの口をあける。次に一枚取り出す。そして口に入れる。最後においしいです。
 これで料理は完成だ。名づけてコンソメパンチ!…え?料理になってない?
 これはただの悪ふざけという名のジョークだ。
321「結界都市『東京』」※今度は蜘蛛:2009/09/10(木) 19:18:09.67 ID:u2rZDB170
 まずはポテチを別な袋に移します。次に袋に移したポテチをよく砕きます。このときにポテチを粉にしてはダメなんだとか。
 そして形が判別できるぐらいの細かさになったら袋の中にマヨネーズを投入する。このときに間違ってもマヨネーゼとかマヨネヰズとかマヨネヱズとかましてやオヨネーズとか言ってはいけない。
 言った瞬間にマヨネイ伯爵がどこからともなくやって来て「自主規制」な事や「自主規制」な事をしまくるので気をつけろ!マヨネイ伯爵について詳しい事が知りたい奴はキュー「ピー」マヨネーズ部兼木工用ボンド部部長に聞いてみろ。
 マヨネーズを投入したらあとは適当に満遍なくポテチにマヨが行き渡るまで混ぜろ。
 そうすれば適当に作った男の手抜き料理「ポテチサラダ」の完成だ。
 美味いのかって?美味いんじゃないか?俺は普通にわさ○ーフを食うけどな。
 まあこの料理もどっかのテレビでやってた奴をそっくりそのままパクっただけの手間暇かかってない企画段階でもう手抜きの料理だけどな。
 ……とりあえず湿布はろう。痛くてしょうがねぇや。
 そして俺は向こう1週間の食材を買うために、スーパーに向かう。幸い夕方だったため、らk…ゲフンゲフン体の調子も考えて"逢魔ヶ刻"で時間を止めて蜘蛛の糸を自分に少し巻きつけて筋肉と腱の役割をさせて買い物に出た。
 たくさん食い物を買い込んだ俺は、家に帰ってからまずはポットに水を入れて電源を入れる。
 そしてたくさん食料を買い込んだはいいが料理を作る気がしないため、ゆで卵を作る事にした。
 まずは卵をラップでくるむ。次に電子レンジの中に茶碗を逆さに入れて、その上に卵を置く。あとはレンジでチンするだけだ。
 食べた瞬間に黄身が爆発すれば成功だ。
 ※食べ物を粗末に扱ってはいけません。爆発した後の卵はスタッフが美味しく頂きました。
 ともかく、遊びはこのくらいにして夕食を作ろうじゃないか。
 こうして日常はいつもと変わらずに過ぎていくのだった…


こっちで日常パート書いてみたぜ!一発で書いたネタがここまで発展したぜ!
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 19:33:58.85 ID:gec9mZp40
東京の人乙っしたー
なんと言うポテチ談義wwww
俺はカ○ビーのコンソメパンチが好きです

>>318
将門「くっくっく……くっかかかかかかかかかかかかかかか!!!
    良かろう!気に入った!お前にアレを貸し与えてやろうではないか!!」
少年「うー!今夜中に、「アレ」のネタを書くー!それまでちょっと待っててねー!」

>>302
うーうー少年は「幸運の眉毛コアラ」と契約している少年
設定に関しては、前スレにて暴露した事以外はまだ詳しく決まってないんだぜ!
323禿の武者修行日記 ヒマラヤ編:2009/09/10(木) 19:46:59.54 ID:tFYbhRt70
東京の人乙! さて、小ネタ投下

天候は猛吹雪
余りの雪に前も後ろも碌に見えない・・・が、確かに目の前に敵が居る
禿「さて・・・」
平時なら楽に勝てる相手だが、日本から泳いで海を渡り、下着一枚でエベレスト登山に挑み疲れきっている今の肉体では少々分が悪い
目の前に居るのは自分と変わらない背丈の白い毛皮に覆われた人
かなり有名な未確認生命体の一体
雪男・・・別名イエティ
禿「熊殺し、虎殺しは聞きますが、これはどうなるんでしょうか・・・」
過酷なエベレスト登山で唯一の衣類だった下着も破れ去り、文字通り身一つで闘わなければならないとは自分も運が悪い
禿「まぁ、少なくとも怪談仮面を相手にするよりはマシですか・・・・・・来い!!」
雪男「ウォォォォォォォッ!」



この翌日から、猛吹雪のエベレストで殴り合っている雪男と全裸の筋肉男を見たと言う報告が登山家から相次いだと言う
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 19:48:57.98 ID:rPOlM8kyO
呪技・口裂き
相手の口に一瞬にして刃物を差し込み口を裂く、相手は死ぬ


口裂け女「…っていうのを考えたんだけど(ry」
男「はいはい厨二病厨二病」
メリー「………」


奥義・バック・トゥ・コール
相手の耳に電話のベルの音を流し、振り向いた相手の背後を取る、相手は死ぬ


メリー「こんなのはどうデース?」
男「影響されてんじゃねーよ!」
トンカラトン「…………」


秘奥義・煉獄滅 男「さ、そろそろ飯食うか」
口裂け女「わーい!」
トンカラトン「えぇ!?ちょっ!!まっ!えぇ!?」
325小ネタ:2009/09/10(木) 19:50:44.05 ID:gec9mZp40
 …それは、その暗い部屋に封印されていた
 暗い、暗い、窓もないその部屋の置くに、封印されている

 恭しく台座に乗せられてはいるが…それには、びっしりと禍々しい文字が描かれた札が貼られており
 さらに、何十にも真黒な縄で縛られ、その縄の先は部屋中のあちらこちらに固定されている
 さらさらに、その上から鎖によって幾重にも縛り付けられ、その鎖の先もまた、部屋中あちらこちらにちりばめられて固定されている

 ……カタカタ
 カタカタカタカタカタ
 そんな状態で、それは音を立てる
 解放せよ、と訴えるように、カタカタと音を立て続ける

 部屋中に、怨念が染み出しているようだった
 暗い部屋を、さらにどす黒い怨念が染め上げているような
 …恐らく、常人であれば、この部屋に一歩足を踏み入れただけで、気が狂いかねない


 …しかし
 そんな部屋に、足を踏み入れた男がいた
 その男…将門は、部屋の奥のそれを見て、くっくと笑う

「…退屈そうよの、籠釣瓶」

 ……カタカタカタカタ!!
 将門の言葉に、それは……籠釣瓶は、激しく反応した
 どす黒い怨念が、将門に真っ直ぐに向けられる
 しかし、将門はそれをものともしない
 籠釣瓶の怨念は、「首塚」平将門には、届かない
326小ネタ:2009/09/10(木) 19:54:50.28 ID:gec9mZp40
「っく、くくくくく、くかかかかかかかかかかかか!!!
 そうか、切りたいか!憎き女を!男を切りたいか!!
 だが、そう簡単には解放してやらぬぞ!!あの黒服との義理もあるし…
 何よりも、貴様は「首塚」を血で汚した!!そう簡単に解放などしてやるものか!!!」

 カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ!!!!
 籠釣瓶は、激しく音を鳴らす
 解放せよ、と訴える


 おぉ、憎し
 憎しや、八ツ橋
 憎しや、栄之丞

 どこにおる
 貴様らはどこにおるか!?
 憎しや憎し

 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいにくいニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ
 憎いぃいいいいいい!!!!!!


「くっかかかかかかかかかかか!!良いぞ!良い怨念だ。まだしばし、その恨みを溜め込むが良い
 貴様の怨念は、我ほどではないが、強すぎるでなぁ……並大抵の人間では、貴様に体をとられるだけであろう
 ……だが、しかし…貴様を扱いこなせる人間が現れたならば…解放してやってもいいがなぁ?
 くかかかかかかかかかかかかか!!!」

 将門は、無慈悲に笑う
 妖刀を前に、からかうように、残酷に笑う
327小ネタ:2009/09/10(木) 20:01:03.03 ID:gec9mZp40
 …籠釣瓶
 妖刀 村正と呼ばれる刀の、その一本

 その昔、田舎の大金持ちが、遊郭にてその刀を手に大暴れした
 その事件は歌舞伎の演目にもなり、人々に広く知られる事となる

 女に手痛く振られた男が、妖刀を手に女を、周りの人々をも切り伏せた
 俗に言う、「吉原百人切り」と呼ばれる事件であると……


 実際に切られたのは、男をふった遊女だけである
 しかし、歌舞伎の演目が有名になりすぎ、「百人切り」と言う誇張された噂が一人歩きした

 歌舞伎の演目にて、花魁・八ツ橋を切り殺した後、灯かりを取替えにきた店の人間すら切り伏せた籠釣瓶の持ち主は、こう呟いたそうだ

「…ハテ、籠釣瓶は良く斬れるなァ……」

 …と




 これを、都市伝説と呼んでよいのか?
 評価は分かれるであろうが、それは「都市伝説」として生まれてしまっていた

 …この話は、ようは振られた男が自暴自棄となり、女を殺した事件である
 昔から、このようなモテない男、振られた男による女殺しや無差別殺人はよくあったのだ
 …ゆえに、籠釣瓶は、類似した似たような話を吸収し続け、存在し続けているのである
328小ネタ:2009/09/10(木) 20:03:25.76 ID:gec9mZp40
 今、籠釣瓶は「首塚」によって封印されている

 ……これが、解放される日は来るのか?
 それは、まだ…誰にも、わからない



to be …?







>>318
欲しい、との事なので、公開してみました「妖刀 村正 籠釣瓶」です
手にした者の体を乗っ取り、無差別殺人を起こす迷惑極まりない都市伝説ですが、制して契約できれば強いイメージで
これが過去に起こした事件も書きたいが、今はとりあえずこれだけで!!
使えそうでしたら、ご自由にどうぞ!!
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:09:29.92 ID:gec9mZp40
>>323
乙ー!
っちょ、禿wwwww全裸wwwwwwww
なんと言う新たな都市伝説wwwwwwwwwwww
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:10:38.33 ID:gec9mZp40
>>324
なんと言う厨2wwwwトンカラトン可哀想wwwwww
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:13:45.32 ID:tFYbhRt70
>>328

成る程、村正か・・・ギザ十の人にコレが渡ったらどうなるんだ・・・

>>329
修行の旅に出る→山篭り→滝に打たれる→逢魔ヶ刻の人に見られる→やっぱ日本の山じゃ物足りん→海を泳いで国外へ渡る
→手始めにエベレストでも登るか→イエティ遭遇←今ここ
禿は果たして何処へ行く
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:18:24.62 ID:vjiRib4AO
泳いでwwww
しかもそのあとにエベレストかwwwww
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:20:03.19 ID:gec9mZp40
>>331
渡ったらどうなるのか、ぶっちゃけ責任は持たないんだぜ!
待てって突っ込まれても気にしない精神なんだぜ!


っつか、禿www手始めがエベレストって、確かそこって世界一厳しい山じゃwwwwww
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:20:31.26 ID:u2rZDB170
首塚の人乙!
>>322
俺はわさビーフだね
いや、○ルビーのしょうゆマヨも捨てがたい…

そして禿wwwwww
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:25:23.86 ID:tFYbhRt70
>>332
>>333
>>334
手始めにエベレスト、つまりこの先には更に過酷なry
いや、実際どっちがキツいのかは知らんけどね
取り合えず禿は『夢の国』には間に合いませんね
よしんば、良いタイミングで助けに入っても全裸でしょう

そういや、ポテチなんて長い事食ってないなぁ
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:27:21.16 ID:gec9mZp40
>>335
>よしんば、良いタイミングで助けに入っても全裸でしょう
っちょwwwwwwwwwwwwwwww
一瞬で脳内にそんな光景が想像できたのが嫌だwwwwwwwwwwwww
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:30:17.32 ID:r8BbCcMkO
禿には是非ギアナ高地でも修行していただきたい
そして明鏡止s(ry
338禿の武者修行日記 ヒマラヤ編:2009/09/10(木) 20:32:23.13 ID:tFYbhRt70
>>323
の数日後

あの吹雪の日に出会ってから、一体どれ程拳を交わしたか、一体どれ程の苦難を共にしたか
戦いの果てに通じ合う物を得た私達は手をとり合う事で、遂に、遂に、ここにたどり着いた・・・!!
禿「ウォォォォォォォォォォォォッ!!!」
雪男「ウォォォォォォォォォォォォォォォッ!!」
眼下に広がる絶景
遂に、遂に私達は世界一の山を攻略したのだ!
禿「やりましたね・・・」
雪男「・・・・・・」
無言で頷く雪男
もう一度景色に目をやる
うむ、怪談仮面に勝つ為の修行の旅だったがここに来て良かった・・・
禿「・・・イエさんや」
雪男「・・・」
再び無言の肯定
禿「行きましょう」
新たな修行の地へ


この日、とある写真家の手によってエベレスト山頂で雄たけびを上げる妖怪・全裸筋肉男と雪男の写真が取られたとか取られなかったとか言う話があるが、真実は定かではない
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:33:56.58 ID:gec9mZp40
っちょwwwwww禿すげぇwwwwwwwwwwwwwwwwwww
って、え!?雪男も一緒に行くのかよwwwwwwwww


そして、これは間違いなく新たな都市伝説wwwwwwwwwww
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:34:49.03 ID:5gMjDv3GO
ハゲは全裸で宇宙に放り出されても余裕で活動しそうだなwwww
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:35:41.34 ID:tFYbhRt70
ヒマラヤ編 完
早いとか言っちゃいけない
禿とイエティの旅はこれからだ!
と、元々勢いで書いてるので空白の数日間に何があったかは脳内保管でお願いします
ついでにあくまで小ネタなので何時打ち切り同然に終わるか判りません
取り合えずエベレストの次の行き先は決まってるもののそこ行っちゃうとそれ以上に過酷な地って何処があるかなァ・・・
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:36:53.65 ID:gec9mZp40
>>341
アマゾンの奥地とか?
まだまだ、地球上には人類未開の地が残されていると思うんだぜ!!
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:38:29.87 ID:tFYbhRt70
>>339
一緒に行きます
ディケイドにおけるクウガポジ
それって空気ry
>>そして、これは間違いなく新たな都市伝説wwwwwwwwwww
こうしてヒマラヤ山脈に大量の禿が・・・

>>340
しそうで困る
本当にコイツは『組織』の黒服なんだろうか・・・?
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:40:44.00 ID:5gMjDv3GO
このハゲはアームストロング少佐みたいな奴なのかFF7のルードみたいなやつか、どっちのタイプのハゲか気になる
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:42:50.23 ID:gec9mZp40
>>343
「うー!新しい都市伝説ー!ヒマラヤ山脈には、雪男と一緒に全裸マッチョが住んでるー!」
「どうして雪山で全裸なんだよ。どうして毛皮に覆われてないどころか頭頂部も全裸なんだよ。
 どんだけ斬新すぎる都市伝説なんだよそれ。どんな見間違いが元で生まれてんだよ!!??」
「全裸マッチョねぇ……っち、全裸美青年か全裸美少年なら、ネタにできたものを……!」(後半小声)
「くくくくく!面白いではないか!人間とは、常に想像力に富んだ愉快な生き物よ!」

某少年が都市伝説情報を探すのが大好きな為、真っ先にこの情報を手に入れて某組織内にてこんな会話が繰り広げられたとか繰り広げられなかったとか
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:43:14.08 ID:tFYbhRt70
>>344
FF7やったこと無いからググって確認
外見的には普段はルードみたいな感じ
戦闘時になるとアームストロング以上の筋肉ダルマ
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:43:35.58 ID:8bWT0mkDO
>>340
単独による月面制圧とかできるな
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:43:47.32 ID:jW4FIrDd0
>>344
イメージ的にはロシアの赤いパンツのがぴったり来るんだが
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:47:20.20 ID:u2rZDB170
>>348
I am red cyclone!!!ですね、わかr(ry


次回のネタの構想が全く浮かばないから某人形劇ゲームやってるよ!!
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:48:07.01 ID:5gMjDv3GO
>>346わざわざググったのか、なんかごめん

>>348 すとーりーとふぁいたー?
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:49:41.39 ID:gec9mZp40
そう言えば、俺、自分の想像力の限界に挑戦しようと思って、もし黒服禿がマッドガッサーの女体化ガス喰らったらどうなるか、想像しようと思ったんだ
某錬金術マンガのあれっくす・るい子しか想像できなかった
俺の想像力は、まだまだその程度のようだ
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:50:54.10 ID:jW4FIrDd0
>>351
そこはアームストロング姉にしようぜ
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:52:21.44 ID:tFYbhRt70
>>350
いやいや、自分のイメージにぴったりの出てきて吹いた
寧ろ感謝だぜ

>>351
俺も想像して見たんだ・・・
女物の水着ってかビキニ着た禿の筋肉ダルマだった
俺の想像力もその程度らしい
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:53:00.87 ID:u2rZDB170
俺は筋肉禿→華奢な金髪ロングと幻視したぜ


ちょっとヒマラヤ行ってくる
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:53:50.37 ID:gec9mZp40
>>352
…待て、アームストロングの姉は3人いる
カバー下マンガによれば、あの突然変異な姉を除けば、他はあれっくす・るい子的な姿だったはずだ
どの姉を指しているんだ!?
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:57:08.48 ID:jW4FIrDd0
そうなのか……妹も突然変異ってのは読んだ気がするから一応1/2の確率なんだな
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:58:50.69 ID:gec9mZp40
>>356
確か、彼には姉3人と妹一人がいる
内、姉一人と妹が突然変異万歳
残りの姉二人に関しては、突然変異の妹が登場した話でアームストロングの口から語られているのと、どの巻だったか忘れたが、カバー下で描かれていた程度
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 20:59:02.54 ID:WIg8mX7BO
>>354
禿って名前からして髪の毛の存在を幻視すらできない

禿は世界各国飛び回っていろいろなUMAと闘って仲間を率いて戻ってきそうだな

チュパカブラとか
359禿の武者修行日記 その頃の日本:2009/09/10(木) 20:59:03.69 ID:tFYbhRt70
>>356
オリヴィエ姉さんマジ美人 そこは譲れない

日本 昼時
ハク「ホント、日本の政治家ってか人間は馬鹿ですねぇ・・・」
ポテチ片手にワイドショーを見ていた、内容は政権交代
『かごめかごめ』は仕事にコンは『夢の国』関連の情報収集に出歩いてる
『では、次のニュースです 最近エベレストのほうで目撃された新たなUMAが話題を呼んでいます』
・・・UMA?エベレスト?雪男の亜種?
『これがその写真ですが・・・』
ハク「ブッ!?」
コーラ吹いた
TVのモニターにデカデカと映るのは大事な所はモザイクで隠れているが全裸の筋肉ダルマと雪男
『これはエベレストの山頂を撮影したものらしいんですが・・・』
キャスターも何と言って良いのか判断に困ってる
私も困る
ハク「・・・・・・私は何も見なかった、うん」
それだけ呟くと、私はテレビを消して昼寝にふけるのでした
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 21:03:11.58 ID:gec9mZp40
>>359
見なかった事にするなwwwwwww


「うー!ほら、テレビでも出てるー!全裸筋肉ダルマのUMA−!うーうーうー!」
「お茶の間に流していい映像じゃねぇだろ、これっ!?」
「……っく、駄目だわ…私は筋肉系じゃ妄想が働かない…っ」
「む…強者の気配がするな……面白そうではないか」
 お茶の間(「首塚」組織・将門の隠れ里と言う名の屋敷)からお送りいたしました
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 21:03:34.68 ID:u2rZDB170
>>358
逆に考え(ry

つまり禿→髪がない→女体化→長髪になったんだ。
362花子様(小ネタ):2009/09/10(木) 21:07:25.14 ID:5gMjDv3GO
男「夢の国と戦う可能性出てきましたけど、トイレ外の戦闘は危険じゃないですか?
本来の力を出しても危なそうなのに・・・」

花子さん系都市伝説はトイレ外では能力が下がる。
これは致命的な弱点と言える。

花「それは私も悩んでるのよ。」

今まで四つん這いだったが、最近では空気椅子で花子様の椅子になる男と相談する。。

メ「それでしたら名案がございます。
花子様が男様の肉便器・精●便所になるのです。 ご自身がトイレとなれば、いつでもテリトリー内にいるのと同じ。能力低下を防げます。」

花「断固拒否するわ。駄犬、実行したら[潰す]わよ?」

男「大丈夫です。
むしろ花子様に潰されそうになる方が興奮します。」

メ「高飛車な女性が肉便器として墜ちていく様は、良いものですよ?
だいたい男様の自家発電を足●キと言葉責めで手伝う癖に本番未体験ってのもおかしな話です。」

男・花「なんで知って
メ「本当だったんですか?テキトーに言っただけですよ。」

そんな作戦会議。
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 21:09:26.33 ID:tFYbhRt70
>>禿は世界各国飛び回っていろいろなUMAと闘って仲間を率いて戻ってきそうだな
そうして只でさえ大変な学校町の都市伝説数が爆発的に増加するんですね
わかります

>>見なかった事にするなwwwwwww
『白面金毛』の片方ハクさんは『夢の国』の話になった時もそうだったように
基本、戦いとか厄介ごとは避けるタイプ
むしろ面倒が嫌いな人
だから働かないし滅多に戦いもしない
俗に言うニート

>>「お茶の間に流していい映像じゃねぇだろ、これっ!?」
大事な部分はモザイクがry

>>つまり禿→髪がない→女体化→長髪になったんだ。
成る程、しかし現実は非情である
多分女体化しても禿の筋肉ダルマだぜ

うちの人たちバスト比較
禿>『白面金毛』>中年>青年>友人>子供>少女
『白面金毛』は自前の変化で3サイズ変更し放題だけどね
『はないちもんめ』は多分万年最下位
大人になってもそこは変わらん

364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 21:13:29.94 ID:gec9mZp40
>>362
メイドさん何凄い事言ってんですかwwwwwwwwwww

>>363
>大事な部分はモザイクがry
チャラ男「いや、それでもどうよ!?」
 …なお、彼らはキャリアウーマンのワンセグ携帯でその映像を見ていました

っちょ、バスト比較wwwwwww
俺のキャラで言うと(女性キャラのみ)

黒服D(女体化中)>青いはんてん>パワーストーン契約者=キャリアウーマン(下着装着中)>ツンデレ妹>鏡婆>キャリアウーマン(本物乳)>赤いはんてん>花子さん>白骨標本だな
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 21:14:50.13 ID:0SewKwpt0
「人事大変なのですが……」
「? 確か学校町の担当に突然変異の禿頭の黒服がいなかったか? 俺がまだ組織の人間の時に戦っている姿を見たことあるが、
かなり理不尽なタイプの強さを持っていたぞ? あれがいればかなり楽になると思っていたんだが」
「ああ、彼ですか、彼は今、ヒマラヤです」
「は?」
「なんでも修行の旅に出るとかなんとか。これを見てください」
「新聞? ……これは!?」
「これが彼です」
「世界は広いな……」

こんな感じに対夢の国準備は進む……?


366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 21:29:10.95 ID:gec9mZp40
にー
367花子様(禿ネタ):2009/09/10(木) 21:32:21.91 ID:5gMjDv3GO
なんというか、機関のメイドさんがメチャクチャ家に馴染んでしまった。
母ちゃんも受け入れちゃうし。
まあ、一緒に暮らしても花子様が「トイレの花子さん」系都市伝説と気づかないし、
特に何も言わないのに流れでなんとなく花子様を住まわせちゃう家だもんな。

TV『ヒマラヤで全裸の筋肉(ry』

メ「これは凄いですね。」
メイドさん、花子様と母ちゃんと一緒に普通にテレビ見てます。

男「チャンネル変えて良い?」

この一言に反応した花子様とメイドがこちらを向き、俺を見てから言う。

花・メ「「貧相。」」
花「さすがにあれは行き過ぎだけど」
メ「もう少しなんとかなりませんか?」

母ちゃんも肘で小突いて、小声で言ってくる。

母「なに?三人でシたの?修羅場なの?」

あーもう、なんなんだよこのハゲ・・・
テレビ越しに無関係な人間を疲れさせるなよ・・・

そんな一日
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 21:39:42.73 ID:gec9mZp40
>>367
あの禿と比べたら、ありとあらゆる男が貧相になっちゃうwwwwww
369小ネタ:2009/09/10(木) 21:51:39.55 ID:gec9mZp40
禿ネタ便乗

「……ふぅ」

 …秋祭りに向けた人事は、大体落ち着いた
 念のため、自分のような元・人間の黒服と、彼らが受け持っている契約者たちを中心に、警備にあたってもらう事になった
 ……このところ、相変わらず休めていないが、仕方ない
 あのTさんは、これ以上「組織」に目はつけられたくないだろう
 彼の気持ちはわからないでもないから…出来る限り、彼の存在と行動は、「組織」に伏せておいてやりたい
 …彼には、あのドナドナ・猿夢契約者から、「はないちもんめ」の少女を助けた時の借りが、あるのだから

 …それにしても

「…困りましたね」

 …「かごめかごめ」の契約者の担当の、黒服
 よりによって、彼が今、学校町に…どころか、日本にすら、いないとは
 これが一番の打撃である
 彼がいてくれれば、素晴らしい戦力になってくれたと思うのだが…

『では、次のニュースです 最近エベレストのほうで目撃された新たなUMAが話題を呼んでいます』

 ……おや?
 街灯の巨大スクリーンが流す、そのニュース
 新たな都市伝説の生まれる気配か?と彼は条件反射的に、そちらに目を向けて

「……………」

 そこに、はっきりと映る、彼が知る限り最強クラスの実力を持つ同僚のモザイク付きの姿に
 しばし、頭痛と胃痛を覚えたのだった
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:03:37.47 ID:tFYbhRt70
私用で席を外してる間に何という禿ネタwww
禿使ってもらってありがとうございますorz
禿よ早く帰って来い
>>突然変異の禿頭の黒服
やっぱり突然変異なのかww
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:04:37.19 ID:gec9mZp40
>>370
こんな美味しいネタ、使わずにいられるかwwwww
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:05:33.56 ID:u2rZDB170
みんなおやすみだぜ!

保守頼むぜ!
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:06:54.14 ID:0SewKwpt0
みんな変t……禿が好きなんですw
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:08:43.07 ID:gec9mZp40
このスレにおける変態系キャラの人気の高さは異常wwwwwwww
みんな変態大好きだな!!!
どこら辺からが変態に入るかは曖昧だがwwww
375禿の武者修行日記 移動編:2009/09/10(木) 22:16:17.07 ID:tFYbhRt70
>>371
>>373
畜生w
そう言って貰えると嬉しい反面なんか複雑なんだぜwww


海に浮かぶイカダが一つ
その上には僅かな食料と一体の雪男
それを引いて泳ぐは全裸の筋肉
時折海中から出てくる頭が眩しい
禿「なかなか・・・遠いですね」
雪男「・・・・・・」
雪男の無言の問いかけ
禿「えぇ、大丈夫ですよ・・・そうです、次の行き先は・・・」
エベレストに続き再び極寒の地へ
禿「北極です」
禿は行く
一体の雪男をお供に
海を渡り、次に向うは北極へ


その姿を漁船に見られ、再び新たな都市伝説の元になった事なんてこの二人は知らない
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:17:58.94 ID:WIg8mX7BO
海ぼうずか
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:20:16.93 ID:tFYbhRt70
>>どこら辺からが変態に入るかは曖昧だがwwww
変態キャラが多すぎてどれが変態かもわからなくなってきたぜww

>>376
多分そんなん
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:22:58.36 ID:gec9mZp40
こwwwwwwいwwwwwwwwつwwwwwwwwwらwwwwwwwwwwwwwww
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:34:34.35 ID:gec9mZp40
>>377
>変態キャラが多すぎてどれが変態かもわからなくなってきたぜww
まず、変態の定義とは何か
そこからが問題だな
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:37:55.87 ID:tFYbhRt70
>>変態の定義
究極的には 変 の一言なんだろうけど
こう、何だ・・・不条理?
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:39:51.20 ID:P9rGtt7s0
寝る前にちょっぴり投下するぜ
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:41:09.36 ID:gec9mZp40
>>380
少なくとも、俺が出した中では人体模型、赤マント、赤い靴、隙間男と契約者、キャリアウーマン(貴腐人)が間違いなしの変態だな

>>381
wktk支援
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:41:16.94 ID:tFYbhRt70
>>381
wktk
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:41:59.25 ID:P9rGtt7s0
【上田明也の協奏曲Y〜笛吹き達の宴の準備〜】
マンションの部屋の中。
俺とメルは夏に冷凍庫に入れっぱなしだった爽やか味なアイスを食べていた。
超シャリシャリ
H&K USP
弾は十五発、準備完了。
爺さんから貰ったナイフ。
良く切れるように自分で研いで置いた、準備完了。
夢の国に備えて、俺たちに出来る準備は殆ど終わっていた。
最後の一つを残して……。
「多分だけどさ。」
「なんですか?マスター。」
「この機会に乗じて俺たち以外にも他の都市伝説の一網打尽を狙う輩が居る、気がする。」
「なんでですか?マスター。」
「だって俺が思いついたんだから同じ人間である誰かがそれを思いついていても良いだろう?」
「それを言うにはマスターは人間離れしすぎだと思います。
 俺は銃弾を躱せる、とか言ったらマスターを知る人はみんなそれを信じる筈です。」
「うむ、それは否定しない。」
「それでも一網打尽があり得ると?」
「うむ、だって相手も人外だったらなおのこと人間の発想しないもの。」
「へぇ………。」
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:42:57.66 ID:5gMjDv3GO
俺のはブッ飛びひき子さんとメイドと男くらいだな
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:44:13.16 ID:tFYbhRt70
俺のは・・・あれ?禿以外マトモじゃね?

>>384
笛吹きの人じゃないか
支援
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:45:15.78 ID:gec9mZp40
あれ?冷静に考えて俺一人で変態だしすぎ?www

ハーメルン支援
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:45:38.05 ID:P9rGtt7s0
「だが、それに気づいて動く奴らも居ると見た。」
「ほうほう。」
「だからどう動くか、俺は考えた。」
「どうするんです?」
「夢の国とガチ合う。」
「今までの会話の意味を平気でアルプスの山の上に無酸素登頂で置き去りにしましたね。」
「……ああ。だが冷静に考えて欲しい。俺以外の誰かがそれは阻止しようと動いているはずだ。」
「というと?」
「俺の考えること位、他の奴らだって考える。」
「またそれか……。」
「だから俺たちが頑張って夢の国を倒す、倒して誰かの一網打尽作戦の意味を奪う。
 俺たちは幸いにも直接戦闘型ではない。
 つまり安全な場所にいち早く退避できるということだ。
 それに………。」
「それに?」
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:46:53.03 ID:P9rGtt7s0
【ポケモン金銀再版を前に今までのシリーズクリアタイムアタックしていた、反省している】
「一網打尽作戦の内容自体が解らない以上は
 それに対応できるであろう組織にお願いするしか有るまい。」
「まあ……個人の能力には限界がありますからね。ていうか意外と普通の発想だなおい。」
「気にするな、どんな英雄でも所詮は一人。
 ましてや俺は普通の人間だ。
 だから一番前で一番派手に戦う。
 やぁやぁ私こそがハーメルンの笛吹きだと名乗って回るくらいの気分で行こうじゃないか。」
「後ろから撃たれませんか?」
「アレキサンダーが常に先陣を切ったのは後ろから狙われない為だよ。
 前方の敵は俺が始末しよう、これでも戦闘力は50だ。」
「初期クリリンより強い!?」
「ただし銃を持った場合のみ。」
「飛び道具は無しです!」
「それはそうとして……俺だって無為無策な訳じゃない。
 今頃は俺の可愛い下僕達が仕事を終えているだろう。」
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:48:29.06 ID:gec9mZp40
>>389
金銀リメイク、買うか買わないか悩んでいる俺がいるぜ
俺の嫁のヒノアラシが後ろからちょこちょことついて来る姿は普通に見たい…っ
が、ポケモンスタープラチナも気になってるけどまだ買ってないし…!


とまれ、支援
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:51:01.60 ID:P9rGtt7s0
【プラチナはガブリアスにげきりん覚えさせる為だけに買った】
一方その頃、町中の公園にて

シュー!!
スプレーの吹き付けられる音
公園の遊具にはスプレーアートで
「Pied Piper appears!Magus accepts the rat exterminating! 」
とポップに描かれていた。
スプレーを吹き付けているのは町でスプレーアートってたお兄ちゃん達である。


舞台はマンションの一室に戻る。
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:52:20.73 ID:gec9mZp40
>>391
プラチナ、ジムリーダーと再戦できるらしいから気になるんだよなぁ…
あと別荘とか、あぁ言うシステムってかイベントが好きだから気になるぜ

支援
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:53:41.57 ID:P9rGtt7s0
【ジムリーダーと再戦した後はなんか謝りたくなった】
「とまあそういうわけだから。」
「ほほーう……、英語の下りだけ日本語で説明してください。」
「要約するとハーメルンの笛吹き男参上!悪魔のような魔法使いがネズミ退治も受付チュー!って感じ。
 これでまた知名度稼ぎ+今回は敵じゃないよ宣言完了。
 少なくとも夢の国が止まるまでは俺たちを狙おうとしに来るのは一網打尽計画だけだ。」
まあ確証はない。
弟の仇とか妹の仇とか言われたらどうしようもない。
やられてやる気は無いけどさ。
「おおおぉぉ!!そこに私の真の姿が加われば完璧って訳ですね!」
「と、言いたいが、それは無理だ。」
「え?」
「マグスの力を呼び戻すことは俺の命を使っても無理。
 ポケ●ンでいうとLv99位でようやく進化だな。」
「…………やれやれだわ。」

今宵もこうして夜は明ける。
これは決戦の一週間前の出来事である。
【上田明也の協奏曲Y〜笛吹き達の宴の準備〜 fin】
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:57:09.57 ID:tFYbhRt70
>>387
確かに多いな

乙!
99で進化って果てしないな
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:57:17.31 ID:gec9mZp40
乙っしたー!
頑張れメルちゃんwwww
上田は頭脳派だぜ
頭脳派キャラ書けるのが羨ましい
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 22:58:59.61 ID:WIg8mX7BO
じゃあ投下
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:00:01.75 ID:gec9mZp40
おぉっとまだまだ眠れない支援
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:00:07.71 ID:P9rGtt7s0
>>394
だって調べてみたら物凄くチートだったんだもの……
上田の必要性が怪しくなるぜ
>>395
上田が頭脳派キャラだなんて照れるぜ。
ただの冷静なエゴイストだぜ。
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:01:20.11 ID:WIg8mX7BO
ここはとある居酒屋。
もはや常連となりつつある奇妙な出で立ちの二人が、いつものように飲んでいる。

一人は黒いスーツ姿の男。
一人は耳付近まである大きなマスクをした女。

「決戦前だというのに、悩みの種だらけですねぇ」

黒いスーツの男は軽くため息をはく。

夢の国との戦いは、組織総力をもってしても危ういものとなるだろう。
だというのに、組織には多くの問題が抱えられている。

夢の国に呼応したのか活発化する野良の都市伝説。
組織に敵対する契約者たち。

問題は組織の内側にも存在する。

外部の何者かと密約をかわしている黒服。
突如仕事を放棄し、行方をくらました黒服。
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:01:58.98 ID:5gMjDv3GO
頭脳戦は伏線とかちゃんと張るのが面倒だからな
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:02:17.44 ID:P9rGtt7s0
しかし風呂だぜ、支援支援
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:02:18.40 ID:WIg8mX7BO
「いけませんね……
歯車が自ら動きだしては、これでは上手く噛み合いませんよ。
やはり、元人間の彼らを入れたのは失敗だったんでしょうかね」

とは言っても、現状の組織は元人間の黒服たちで、なんとかもっている状況だ。
いまさら彼らを切り捨てることもできないのだろう。

「はげー!はげー!」

突然、マスクをかけた女が叫びだした。
どうやらテレビに向かって叫んでいるらしい。
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:03:48.10 ID:WIg8mX7BO
スーツの男はため息をはいた。

「本当に……やれやれです。これからどうなっていくんでしょうかね?」

そんな男を尻目に、マスクの女は笑っていた。
よほど面白いテレビ番組でもやっているのだろうか。

「自ら動く歯車………もはやそれは動力源。
自ら他のものへと力を伝えるもの……ですかね…ふふっ」

スーツの男は控えめに笑う。

新たな歯車の組み合わせ。
それはこの町にどのような影響を与えるのか?

それは現段階では誰にもわからないことである。

404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:05:33.99 ID:gec9mZp40
乙っしたー
口裂け女が見ているのはもしやwwwww


さて、俺も寝る前にもう一個くらい…!!
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:06:13.21 ID:tFYbhRt70
乙!!
>>突如仕事を放棄し、行方をくらました黒服。
取り合えず口裂けさんの見てるテレビを見て下さいww
406『一年生になったら』 閑話:2009/09/10(木) 23:10:48.80 ID:tFYbhRt70
少年「うー」
子供「むー」
ゲーム機を手ににらみ合う子供たち・・・
チャラ男「何だ・・・あれ?」
キャリア「『死人部隊』のオジサンが暫く動けないから預かってくれ、だそうよ」
子供「行け!コイキング!」
チャラ男「コイキング!?」
少年「う!?レベル100!?」
子供「でも、はねるしか覚えてない」
チャラ男「何・・・だと?・・・つか、ソフトは?」
少年「金」
子供「銀」
チャラ男「また古いな、オイ」
407小ネタ:2009/09/10(木) 23:12:52.46 ID:gec9mZp40
【♪〜 Il giudizio finale sta per essere emesso 〜♪】

「…ん、あれ……電話での連絡なんて、久しぶりだなぁ」

 アルバイトの休憩時間中
 かかってきた電話の相手を液晶画面で確認し、彼はそう呟いた
 …ここ一週間メールばかりだったくせに、どうしたのだろう?

【♪〜 Nessuno puo emendarsi dal peccato che scorre nelle vene 〜♪】

 …まぁ、いつまでも着信メロディを聞いていても仕方ない
 彼は、面倒だな、と思いながら電話を受信する

「はい、どうしたの?」
『…街中に張られているポスターは、確認しましたか?』
「夢の国の?うん、知ってるよ。兄さんからも話聞いたし」

 夢の国が何かしようと、自分には関係ない
 …ただ、今まで通り、兄を護るだけだ

『…今度、秋祭りが行われることはご存知で?』
「あぁ、毎年やってるやつでしょ?それが?」
『恐らく、「夢の国」はそれに合わせて、本格的に動き出すでしょう。「組織」としても、それに対抗します』
「……ふぅん?」

 …「組織」の作戦に、自分も組み込まれるのだろうか?
 面倒だな、と彼は考える
408『一年生になったら』 閑話:2009/09/10(木) 23:13:55.84 ID:tFYbhRt70
>>407
被った!? すんませんorz

少年「うー!かったー!!」
子供「負けた・・・」
チャラ男「そりゃあな・・・」
やれやれと言った風に部屋を出て行くキャリアウーマンとチャラ男
少年「うー?」
子供「むー?」
少年「やっぱり不吉、不吉・・・うーうー」
子供「僕・・・不吉?」
少年「死人のオジサンも不吉、うーうー」
子供「『死人』のオジサンも?・・・・・・詳しく聞かせなさい」
少年「う!?」
突然豹変した『一年生になったら』に反応できず、首を物凄い力で捕まれる
409『一年生になったら』 閑話:2009/09/10(木) 23:15:23.07 ID:tFYbhRt70
子供「教えて、ねぇ・・・あの人と『私』に何が起こるの?」
少年「不吉、不吉、うー!」
子供「・・・わからないのね?」
パッと首を離す
少年「うー・・・」
子供「まぁ、気をつける様にするわ・・・あの人はまだ必要だもん・・・・・・それと、『私』の事は皆にもこの子にも内緒ね・・・でないと、食べちゃうよ?」
少年「うー・・・」
少年を尻目に『一年生になったら』は笑う
子供「じゃあね、コアラの男の子・・・・・・む?」
少年「うー・・・戻った?」
子供「?・・・おなかすいた・・・」
おおよそ何時もどおりの子供に少年は首を傾げる
少年「不吉・・・不吉・・・うー・・・」

子供は気付かない・・・自身の内に潜む者に
中年は知らない、自らの行く末に救いなど無いことを
『一年生になったら』は知らない・・・二人を破滅に追いやるのは自分だという事を・・・
410『一年生になったら』 閑話:2009/09/10(木) 23:17:17.87 ID:tFYbhRt70
コアラの少年、キャリアウーマン、チャラ男お借りしました
それと被ってしまい申し訳ありません!
ちょっと、かごめかごめに首切られてくる
o...rz
411小ネタ:2009/09/10(木) 23:18:01.73 ID:gec9mZp40
 自分は、兄を護るので精一杯なのに
 まぁ、「組織」に力を貸すことも、兄を護る為になるから仕方ないが…
 さて、どんな文句を言ってやろうか

 …そう考えていた青年の予想を、電話の向こうの黒服は裏切ってくる

『ですから……いざとなったら。秋祭りの時期の前に、お兄さんを連れて学校町を離れなさい』
「……え?」

 きょとん、とする青年
 考えていた文句も、全て吹き飛ぶ

「…どう言う風の吹き回し?」
『「組織」の一部が、これを機会に「組織」の反抗勢力を一網打尽にしようとしています
 その計画が実行されれば…学校町事態が、地図上から消されかねません』

 …電話の向こうの黒服の声は、つらそうだった
 自分の無力さに嘆いているような
 ……そんな、声

『出来る限り、その作戦を実行させないようにするつもりではありますが……どうなるか、わかりませんから』
「…じゃあ、それが実行されたら。君はどうなるのかな?」
『…………』

 …返事がない
 やれやれ、と彼はため息をついた
 わかりやすい奴め、と思う
 黒服の癖に、考えを読まれるようでは駄目だろうに
412小ネタ:2009/09/10(木) 23:21:10.97 ID:gec9mZp40
 …だが、だからこそ、扱いやすい

「僕、逃げないよ?兄さんが、生徒を置いて町から逃げると思えないからね…だから、僕は逃げられないの」
『…そうですか』
「それとさぁ、死のうとなんて、考えちゃ駄目だよ?」

 こちらの、言葉に
 今度は、あちらが言葉に困っているようだった
 くすくす、彼は笑う

「君がいなくなったら、「組織」を利用しにくいじゃない。それはだぁめ。生きて、僕の役に立ってよ」
『…まったく、あなたという人は…』

 善処します、と答えてきた黒服
 秋祭りに向けた詳しい作戦については、後日改めて連絡する、といって電話を切ってきた

 ……携帯電話を握り緊め、彼は呟く

「…逃げられる訳がないじゃない。兄さんが逃げないのに」

 ……ぎり、と
 強く、強く、携帯電話を握り緊め
 …暗く、呟く

「…父さんと母さんの墓がこの町にあるのに。逃げられる訳ないじゃない」

 その呟きは、あまりにも小さくて、小さくて
 彼自身にすら、届いていなかった
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:24:00.31 ID:gec9mZp40
はないちもんめの人乙ー!!
いえいえ、お気になさらずに
ここでは、投下が被っても気にしない方向なんだぜ!!

しかし、何故コイキングレベル100wwwwwwww
ちなみに、少年は可愛いポケモンを強く育てようとするタイプ。技の覚えさせ方もフルに計画
チャラ男はカッコよさげなポケモンで命中率低い強力な技や一撃必殺に浪漫を覚えるタイプです

子供の中に「一年生になったら」の意識がある感じだな
俺のキャラ使ってくれて感謝でした!!
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:26:43.70 ID:gec9mZp40
とりあえず「夢の国」に対抗する作戦、ヤンデレ弟参戦予告でした

さて、そろそろ寝るんだぜ!
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:27:52.19 ID:tFYbhRt70
乙!
ほんとすいませんでした

>>しかし、何故コイキングレベル100wwwwwwww
中の人が実際に作ったからだぜ
レベル100なのにはねるしか覚えて無いって言う
たいあたりは忘れさせた

>>子供の中に「一年生になったら」の意識がある感じだな
大体そんな感じ
さて、ちゃんと当初の予定通りに進めるんだろうか・・・禿が当初の予定から大きく外れてるからなぁ
まぁ、悪いのは自分ですが
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:32:13.16 ID:gec9mZp40
>>415
本当、お気になさらずなんだぜ!

>中の人が実際に作ったからだぜ
マジかwwwwwwww
俺はせいぜい、101匹ピカピカ軍団を作ろうとしたくらいだな…結局何匹集めたっけなぁ…

禿はむしろ、あの方向で突っ走っていいと思うんだwwwww
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:35:26.85 ID:tFYbhRt70
>>俺はせいぜい、101匹ピカピカ軍団を作ろうとしたくらいだな…結局何匹集めたっけなぁ…
ヘルガーで似たような事やろうとしたわww

>>禿はむしろ、あの方向で突っ走っていいと思うんだwwwww
本当に自分でも禿がどこに行き着くのかわかんないんだぜw
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:38:21.18 ID:gec9mZp40
>>417
>ヘルガーで似たような事やろうとしたわww
やっぱり、やる人いるんだなぁwwwwww

因みに、金銀の頃からずっと、アンノーンを全アルファベット集める計画やってますが、いまだ完成したためしがありません
ポケダンでもやってるけど、A〜Zまでなかなか集まらないんだぜ

禿の終着駅ってどんなところだろうなwwwwww
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:42:06.37 ID:tFYbhRt70
>418
上の方で言われてたように宇宙空間まで行きそうで恐いww
そもそも宇宙に都市伝説が存在するのかとry
既に対異空間攻撃まで持ってる癖にどこまで行く気なんだ禿よ
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:42:41.47 ID:P9rGtt7s0
上田のポケモンチーム
→ミロカロス・ハピナス・ライコウ・カイリキー・ドータクン・クロバット

メルのポケモンチーム
→エビワラ―・ゴーカザル・ラティオス・ルンパッパ・ハネッコ・カイリュー

わりと暇なので二人ともかなり育てた
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:47:56.75 ID:gec9mZp40
>>419
つ 宇宙人系都市伝説

>>420
さらっと伝説混じってやがるwwwww

コラアショタのポケチーム
→テッカニン、ミミロップ、ピカチュウ、シェイミ、トゲキッス(最後一匹はその日の気分)

チャラ男のポケチーム
→リザードン、ムウマージ、ケッキング、ヌケニン、ドサイドン、ガブリアス
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:49:55.53 ID:gec9mZp40
そして、今度こそ寝る!おやすみ!!
スレは任せたんだぜ!

明日もスレが残っていたら…キャリアウーマン(貴腐人)で、真面目なネタ考えてみるんだ…
423逢魔ヶ刻の人:2009/09/10(木) 23:49:56.17 ID:tBIaH0VBO
>>328
バールのようなものがアップを始めたようです。

年期的に勝てる要素なんざないがな!
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:51:26.73 ID:5gMjDv3GO
ブッ飛びひき子さんが闇子さんに目をつけたようです
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/10(木) 23:54:31.99 ID:tFYbhRt70
>>421
あぁ、グレイエーリアンとガチバトルだ

>>424
闇子さんVSぶっ飛びひき子さんだと・・・?
そういや、今このスレってロリとショタはどれ位いるんだ?
426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 00:05:07.05 ID:6m77t575P
本編が一段落する前に書いた小ネタ修正してたらこんな時間に・・・
427カッ飛びひき子さん:2009/09/11(金) 00:18:47.97 ID:Xq6RUYc3O
ここは、この町で一番眺めの良い高台。
この町を一望できるここは、カップルが夜景を見てアオカンするには持って来いだろう。
私は時々この場所にくる。ここは私のお気に入りの場所なのだ。
何をするでもなく、町を見下ろす。

ひ「こうして見ると模型みたい。ホント、オモチャみたい。・・・ん?」

キラリとした輝きを一つ見つける・・・いや二つ?
二つが近すぎて一つに見えたんだ。まるで天体のアルビレオの様に。

ひ「これは、ロリショタの輝き!」
このテの視覚情報には神をも凌駕するであろう鋭敏な目が察知する。

ひ「輝きの出所は・・・あの学校ね!」

行き先を決めた私は高台の柵を飛び越え、林を突っ切り、最短距離で急行する。
ひ「この目でしっかり見定めて 行き先地図上マークして♪
近道、有ればそれが王道 はしょれる翼も有れば上等!!」

目の前に川が有れば水面を走り、谷が有れば飛び越える。

ひ「本能に従順忠実 翻弄も重々承知♪
前途洋々だし だからたまにロリさらっちゃうんです!!」

音を追い越して駆け抜ける。
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 00:28:58.82 ID:mmcLlYHP0
ひき子さんすげえww
429カッ飛びひき子さん:2009/09/11(金) 00:29:35.25 ID:Xq6RUYc3O
もうすぐ目的地、私のアルビレオがすぐそこに!

ひ「消えない灼熱の華 輝き魅せておくれ♪」

目的地の学校が見えてくる。

ひ「あと400メートルってとこね。一気に跳ぶか。」
女子トイレの窓めがけて、400メートルジャンプを決行する。
人間砲弾の様に飛び、窓を・・・のハズが少しズレて窓のすぐ横の壁を突き抜ける。
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 00:31:15.41 ID:wdIoQ/KdO
学校壊したw
431カッ飛びひき子さん:2009/09/11(金) 00:43:03.14 ID:Xq6RUYc3O
ドゴォっと頭から壁をぶち破り侵入に成功する。

ひ「イテテ、私としたことが、地球の自転によるコリオリの力を計算し忘れるとわ・・・。
まあ侵入成功したし、いっか☆」

さて、私のアルビレオはっと・・・

闇「な、なんなのよ!?」

契「何が起きたの?闇子さん大丈夫?」

いた。

ひ「突然ごめんなさい。とりあえず壁は組織の方で直すわ、私野良だけど。
それにしても・・・可愛い!!強気なロリと、それに押され気味でも包容力のあるショタ!!
早速、捕か
闇「ガーコMK.2!!」

目視が困難なスピードでおまる直撃し、派手な音を立てる。
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 00:49:23.48 ID:6m77t575P
ねるほ
433ストロングひき子:2009/09/11(金) 00:54:52.23 ID:Xq6RUYc3O
ガーコがひき子さんの顔面に直撃する。

契「そ、そんないきなり攻撃しなくても…」

闇「いきなりはコイツでしょ!それに何か骨の髄まで冷えるような恐怖を感じたわ。
こんなの敵に決まってるわよ。まあ、ガーコ一発で倒せt」

ひ「危ない危ない・・・まあハイリターンを望めばハイリスクは付き物よね☆」

文字通り、目と鼻の先でガーコは止まっていた。
直撃の瞬間に「ロリ」と囁いた音圧で止めたのだ。

闇「な、効いてない・・・」
闇子さんの次の攻撃より、ひき子さんの方が速く動く。
神速を超えた神速で闇子さんをキャプチャーし、小脇に抱える。

闇「ちょっと!放しなさいよ!!」

契「闇子さんを放して!」

ひ「誤解しないで。」
434ひき子サン:2009/09/11(金) 01:03:26.96 ID:Xq6RUYc3O
ひ「別に貴女のガールフレンドを傷つけるつもりは無いわ。」

契「じゃあなんで、さらおうとするんだ。」

ひ「いろんなコスプレをさせて写真を撮りまくるためよ!!
ほら、ショタ君もガールフレンドのスク水とか、メイド服とか、ブルマとか、巫女とか、浴衣とかミニスカサンタとかボンテージとかバニーとか見たくない?」

契「み、見たくなんか・・・見たくなんか・・・」

ひ「もう、素直じゃないんだから。」

がっし、と契約者らしきショタも捕獲する。

ひ「それにね、見たくないなんてガールフレンドが傷ついちゃうでしょ?」

それ以上二人の言葉に耳を貸さず、衣装を買いに発進する。
435ひき子SUN:2009/09/11(金) 01:11:21.58 ID:Xq6RUYc3O
買った衣装を着せ、様々なロケーションを求めて奔走する。

ひ「強気に恥ずかしさを抑える表情が光るよー闇ちゃん!
そして、女装させられて真っ赤になるショタ君!最高!!」

闇「く、なんでこんな格好・・・」
契「メイドの格好なんて恥ずかしいよ・・・」

カシャッ

闇「この時期にスク水なんて寒いし、最悪。」

契「文句言いつつ、シャッター下ろす瞬間にすっごく良い笑顔だね。」


こんな調子で二人で200枚以上写真に納める。
やはり都市伝説ロリは可愛いわ☆
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 01:13:18.40 ID:wdIoQ/KdO
称号がw
437ひき子さんの人:2009/09/11(金) 01:14:33.83 ID:Xq6RUYc3O
闇子さんの人に土下座。
やっぱり他人様のってキャラをズラしてしまって申し訳なくなるね。
うん、本当に申し訳ない。
438夢の国で小ネタ:2009/09/11(金) 01:17:37.59 ID:mmcLlYHP0
ひき子SAN乙でしたww

「あれ? どうしたの?」
 ≪夢の国≫の契約者は突然歩みを止めた。そしていつも自分の近くに置いているアヒルのマスコットを見る。
 それはなにかを探しているかのようにキョロキョロと辺りを見回している。そのマスコットを見て彼女は「ああ」と気付く。
「どこかにいっちゃったんだ。 あのアヒルさん」
 彼女はつい先程までマスコットに刺さっていたアヒルのおまるのことを思い出す。
 マスコットはなにやら物足りなさそうにしている。
「また見つかるといいね」
 彼女はそうマスコットに言うとまた歩き出した。



 ・アヒルのマスコットのおまるが抜けました
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 01:33:18.86 ID:Xq6RUYc3O
ガーコMK.2気に入ってたのかwww
もしくは「アヒルはアヒル同士仲良くしてれば良い」ってことで恋に落ちたとか・・・
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 02:34:19.82 ID:OmxvQVc60
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 03:16:29.18 ID:mmcLlYHP0
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 04:09:13.23 ID:1Mx+GeAJO
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 05:54:34.15 ID:jViyce6BO
Mark‖が帰ってきたようです

闇子さんを使用していただき(性的な意味で)有り難うございました

きっとそのときはノリノリでも、その後思い出して赤面することでしょう
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 07:05:45.50 ID:7D1IbxH7O
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 07:13:09.11 ID:TFgIWJ5C0



446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 07:54:03.34 ID:6sndp977O
おはよう
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 08:02:30.51 ID:6YyfqxzzO



448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 08:54:35.31 ID:Xq6RUYc3O
おっぱいよー
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 09:18:16.75 ID:sogdxEku0
おはよう
ひきこさんの人乙っしたー!
相変わらず清々しい変態だぜwwwwwwwwwwww
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 09:32:59.70 ID:8/dySIhjO
組織大変だなw
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 09:35:07.98 ID:7D1IbxH7O
都市伝説は変態が多いのか…?

452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 09:38:30.12 ID:sogdxEku0
>>451
異議あり!!一応まともな都市伝説も多いぞ!wwwwwwww
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 09:53:40.33 ID:sogdxEku0
「だからぁ。あの子ってば、女心がわかってないのよねぇ」

 …秋祭りも近くなってきた日の、うららかな昼下がり
 ホテルのケーキバイキング会場にて、女が二人
 一人は、スーツ姿に眼鏡をかけたキャリアウーマン風の女性
 もう一人は、長い黒髪の、二十代前半と思わしき女性

 ぱくぱくぱくぱく
 主に食べているのは、キャリアウーマン風の女性
 ケーキ一つ一つのサイズはさほど大きくないものの、既に10個以上は食べている

「…あら?どうかしたの?フィラちゃん」
「……あなたまで、その呼び方はやめてくれる?」

 キャリアウーマンの言葉に、フィラと呼ばれた女性は嫌そうに顔をゆがめた
 御免なさいねぇ?とキャリアウーマンはくすくすと微笑む
 ふわり、キャリアウーマンの傍に浮いている…他の客には見えていないであろう、頭だけの少女の幽霊が、おろおろと申し訳なさそうな表情で、フィラと呼ばれた女性…「フィラデルフィア計画」の契約者を見つめている

「それよりも、いいの?」
「何がぁ?」
「…決戦が近いって言うのに、こんな事してて」

 …夢の国との決戦は、秋祭り
 それまで、あともう少し
 なのに、この二人はのんびりケーキバイキング中

「大丈夫よぉ。私たちってば、戦闘向きじゃないしぃ」
「…………」
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:00:26.93 ID:sogdxEku0
 じ、と
 どこが?というように、見つめられ、キャリアウーマンはくすくす、笑う

「私とこの子の能力ってば、下準備が必要なのよぅ。それに、お洋服を着てる相手じゃないと駄目だしぃ…
 さらに言うと、洋服をハンガーにかけて壁際にかけてなきゃ駄目だからぁ」

 しゅんとしている生首の幽霊…ハンガーの生首
 それの頭を、キャリアウーマンはよしよし、撫でてやっている
 ……キャリアウーマンの言うとおり、ハンガーの生首の能力には制限が多い
 壁際に、ハンガーにかけられた服…そこに、彼女の生首が出現し、それを見た相手が、彼女が出現した服を着る
 …何とも、制限が多い
 ただし、発動すれば強力なもの
 ある意味で戦闘向きだが、ある意味で制限のせいで戦闘向きではない
 何とも、不便なのである

「ほらぁ、『夢の国』の主戦力って、マスコットとか黒いパレードでしょぉ?…服とか、どうしろってのよぉ」
「さらに言うと、住処が定まっていないのに、服を壁際のハンガーにかけているとは思えない?」
「そう言う事ぉ」

 あむ、と
 キャリアウーマンは、またケーキにぱくつく
 甘さを味わう様子は、幸せそうだ

「だからぁ。同胞への連絡終えちゃったら、ほぼ、やる事がないのよねぇ…
 …あ、あなたは、まだ結構忙しかったかしらぁ?」
「まぁ、私は能力が必要とされたら呼び出されるだろうし…今は呼ばれてないから、いいんだけど」

 …ここのケーキバイキングの代金は、このキャリアウーマンのおごりだし
 それを思い出して、フィラデルフィア計画の女性も、取ってきていたケーキに食いつく
 うん、せめて元は取らないと
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:06:04.94 ID:sogdxEku0
「決戦の時、あなたはどうするの?」
「将門様のお傍にいるわぁ」

 何気なく尋ねたフィラデルフィア計画の質問に、キャリアウーマンはあっさりとそう答えた
 その答えに、フィラデルフィア計画の女性は、小さく首をかしげる

 将門の傍にいる、という事は…すなわち、戦いの場に出るという事
 …戦闘向きではない、と、自分で、そう言っていた癖に
 わざわざ、戦いの場にでる?

 …くすくすくす
 キャリアウーマンは、どこか妖艶に、微笑む

「…せめて、将門様の盾になるくらいは、できるかもしれないでしょぉ?」
「いざとなったら、将門様のために、死ぬと?」
「そう言う事ぉ」

 女二人、ケーキを食べながらの会話にしては、何とも物騒 
 しかし、キャリアウーマンは、まるでそれが当たり前のことのように
 くすくす、笑いながら言うのだ

「私、死ぬ時は将門様のお傍で、って決めてるからぁ」

 それは、強い忠誠心と
 恋慕に似た、思いゆえ
 それゆえに、彼女は将門に全てを捧げている
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:13:24.04 ID:sogdxEku0
 ……自分と同じように、都市伝説と契約していた同僚は、「組織」に消された
 あまりにも目立って人を殺してしまったし…私利私欲で、快楽的に人を殺すようになってしまっていたから、それは仕方ない事だったのだろう
 しかし、彼女はそれを割り切る事ができずに
 「組織」に対し、恨みのような、しかし、どこかぼんやりとした感情を抱いていた
 そんな彼女を拾ったのは、将門だ

『来るが良い。あの「組織」を嫌うならば、我の下に来い……我の復讐を、手伝うがいい』

 その圧倒的な存在感と、力に
 一瞬で、魅了された

 そして、誓ったのだ
 自分は、将門様のために生きよう
 将門様の為に死のう

 …それが、自分の人生の目標なのだ


「私にとって、「首塚」の組織は家族みたいなものだしぃ。少しはお役に立たなきゃねぇ」

 くすくす、キャリアウーマンは笑う
 フィラデルフィア計画は、それにどう答えたらいいのかわからないのか、曖昧な表情を浮かべつつ…ケーキに手を伸ばす


 「首塚」組織の女が二人
 秋祭りの決戦に向けて、ホテルのケーキバイキング会場にて、鋭気を養っているのだった



457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:15:53.58 ID:sogdxEku0
フィラデルフィア計画の人に土下座っ!!orz
女性キャラを魅力的に書くのは難しいんだぜ…
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:16:35.64 ID:1Mx+GeAJO
おっつ!

貴腐人がまとも……だと?
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:27:27.48 ID:sogdxEku0
おまけ


(…そうよ、「首塚」の組織は…私にとって、家族みたいなものよ)

 将門様に、今、目の前にいる「フィラデルフィア計画」
 「幸運の眉毛コアラ」少年、「日焼けマシンで人間ステーキ」のチャラけた青年、技の「厨2病」
 「死人部隊」の中年に、「一年生になったら」の子供
 あとは、え〜と…誰がいたっけ?
 とりあえず、家族なのである

 …そう、それに…

(…毎度毎度、チャラ男は美味しい子だわぁ。子供に優しいからショタとの組み合わせもいけるしぃ
 技の「厨2病」や将門様相手限定だったら、受けでもいいかしらぁ?
 …でも、本命はやっぱり黒服よねぇ。敵味方同士の組織所属というシチュエーションだし、
 明らかにあの子は黒服を意識しまくってるしぃ………
 それにあの黒服さん、美味しい事に最近女体化もしてたみたいだしねぇ…残念ながら元に戻ったみたいだけど…
 ……ふふふふふふふふ、いいわ、萌えだわ!!「首塚」組織は萌えの宝庫!!
 本当素晴らしいわぁ。次のイベントはチャラ男×黒服で、黒服女体化中のネタ!!!)

 ッカ!!!と
 一瞬で、妄想を膨らませたキャリアウーマン…否、貴腐人
 己の契約者の邪で腐な妄想を感じ取り、ハンガーの生首はびびくん!!と怯えたのだった



今度こそ終わっちまえ
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:29:49.88 ID:mmcLlYHP0
乙!
どこか安心した俺がいるwww
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:30:38.66 ID:sogdxEku0
>>458
ご覧の通り、腐な妄想さえなければ貴腐人は割合まともっぽいんだぜ!
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:32:58.45 ID:8/dySIhjO
さすが貴腐人ww
463以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:41:42.38 ID:1Mx+GeAJO
貴腐人……シリアスに締められない子なのね
464以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:46:15.23 ID:jViyce6BO
よし、今だ。ちょちょいと投下
465以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:46:59.35 ID:jViyce6BO
「あーはいはい、了解しましたー」

組織からの電話だ。
なんでも、夢の国だとかいう都市伝説と、近々一戦交えるとかなんとかの、
それで、うさぎちゃんの目の分析能力を是非必要だとかなんとか言ってた。

「はぁ、でもうさぎちゃん怖がりだからなぁ…」

うさぎちゃんは極度の怖がりだ。
なんかデカイ都市伝説相手だって言ってたけど大丈夫かな?

いや、大丈夫。俺が守るんだから。
466以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:49:20.74 ID:jViyce6BO
黒いスーツの男が携帯をパタンと畳む。
「これで全て調いましたよ」

その表情には微かに笑みを感じられる。

「いいの?あの人達は戦い向けの能力じゃないんじゃないの?」

その男に話し掛けたのは大きなマスクが特徴的な女だった。

「ふふふっ、そもそも組織は間違った認識をしてるんですよ。
彼らが都市伝説と契約者って認識をね」

マスクの女は首を傾げた。

「さて、どうでしょう。最後に笑うのは夢の国か組織か首塚か……
はたまた、そのどれでもないのか」

467以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:56:42.88 ID:Nk+f0xiZ0
書いてみたい話が全然進まないうちに
どんどん夢の国が近づいてくる…
468以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 10:59:21.45 ID:sogdxEku0
うさぎちゃんの人乙っしたー!

>>467
焦らず、自分のペースで書いていこうぜ!
469以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 11:04:21.49 ID:1Mx+GeAJO
そうか、うさぎちゃんの所の男は禿みたいな超人武闘するタイプなのかっ!

とか適当なことを言ってみる
470以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 11:08:35.22 ID:6YyfqxzzO
都市伝説を殴って退治するような人だったな
471以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 11:16:53.65 ID:wdIoQ/KdO
それにすごい鈍感だってくらいしかわからない
472以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 11:30:55.70 ID:8/dySIhjO
最強の一般人・・・
473以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 11:35:11.72 ID:Xq6RUYc3O
貴腐人は戦国バサラ的な意味で将門を腐った目で見てそうな気もする。
474以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 11:39:44.91 ID:6YyfqxzzO
そういえば、木刀で倒してた人もいるな。
あれ?実は都市伝説そんなに強くない?
475以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 11:44:45.40 ID:6YyfqxzzO
竹刀だった
476以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 12:36:26.82 ID:8/dySIhjO
勝つ、という強い意志が都市伝説をも打ち負かす・・・


最初は弱いのがたくさんいるだけだったのが、
弱いのにつられて強いのまで集まるという
477以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 12:52:07.60 ID:6YyfqxzzO
外国から来てるのもいるんだよな。
学校町は異文化交流が盛んだな。
478以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 13:02:56.56 ID:6sndp977O
呪いって今でてるほかになにある?
479以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 13:14:40.66 ID:wdIoQ/KdO
今何が出てるんだろう
480以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 13:20:18.14 ID:OLPJ3IqC0
将門の呪い以外、このスレに登場してる呪いは……ない、かな?
見落としがなければだが
481以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 13:28:12.45 ID:1Mx+GeAJO
>>477
そのうち留学生を禿が大量に連れてくる悪寒
482以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 13:44:33.39 ID:6YyfqxzzO
>>481
留学生が地球上のモノであることを祈るよ。
483以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 13:45:05.81 ID:wdIoQ/KdO
>>481
しかし環境の変化に耐えられなくて脱落すると見た
484以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 13:57:56.79 ID:OLPJ3IqC0
>>482
はっはっは、地球外生物的都市伝説だって結構あるんだぜ
某政府と宇宙人の密約とか、某王室は宇宙人に憑依されているとか
それとは少し違うが、某宇宙船は月に行ってない、とかな
485以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 14:09:32.15 ID:8/dySIhjO
もうやめて!学校町の空きスペースは0よ!!


とでも言ってしまいたい
486以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 14:10:23.08 ID:OLPJ3IqC0
それでも、学校町なら…学校町なら、きっと何とかしてくれる…!!
487以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 14:18:38.63 ID:jViyce6BO
まだ、別時代、亜空間が残ってます
488以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 14:21:03.55 ID:wdIoQ/KdO

     増殖する"街" 、通称【学校町】
489以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 14:35:11.77 ID:1Mx+GeAJO
町と呼ばれつつも実は十万都市なんだよ!きっと!
面積も山や田園風景から繁華街まであるしきっと広いんだろう
490以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 14:46:16.59 ID:OLPJ3IqC0
本当は「市」なんだけど、昔からの名残で「学校町」と呼ばれてる、とか
491以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 14:52:12.60 ID:KgQG9Han0
むしろ、”学校町”とかいう都市伝説なんじゃね?
492以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 15:10:21.88 ID:8/dySIhjO
とりあえず市なのは確かなこと
学校町が通称ってことは明言してあったはず・・・



発案者から言わせてもらえばスペースが余ることこそあれ、
足りなくなるとは夢にも思わなかった
493以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 15:14:09.19 ID:6YyfqxzzO
都市伝説界の観光スポット

大西洋の幻想「アトランティス」
大平洋の楽園「ムー大陸」
インド洋の神秘「レムリア大陸」
黄金都市「エル・ドラド」
東方のキリスト国家「プレスター・ジョンの国」
神秘の仏教王国「シャンバラ」
海底の宮殿「竜宮」
地下世界「地球空洞説」
都市伝説の街「学校町」
494以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 15:23:44.95 ID:vs7B+0lGO
ついに都市伝説の仲間入り……
495以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 15:36:15.94 ID:OLPJ3IqC0
>>493
畜生違和感感じないwwwwwww
496以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 15:45:48.76 ID:8/dySIhjO
>>493
なにやってんだwwww
497以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 16:06:29.69 ID:OLPJ3IqC0
本来なら、邪馬台国辺りが入るんだろうなぁwwwww
498小ネタ:2009/09/11(金) 16:14:21.98 ID:OLPJ3IqC0
>>406からの『一年生になったら』 閑話 直後辺り


「…ん?お前ら、どうした?」
「うー!」
「うぉうっ!?」

 ぼすっ!!
 戻ってきた青年に、タックルをかます少年
 青年は一瞬よろけるが、少年を抱きとめる

「どうしたんだよ」
「うー……うーうー!」

 何か、訴えようとしているような
 しかし、それを直接は伝えない
 …伝えられないのだ、念を押されたばかりだから
 青年は首を傾げつつ、少年の頭を撫でてやる

「それより、4階に来いよ。飯できたぞ」
「うー?飯できた?」
「むー?ごはんー?」

 てちてち
 一年生になったらの子供も、駆け寄ってくる

 「首塚」組織が、常に数部屋抑えている管理の甘いラブホテル
 2,3ヶ月に一回くらいしか管理会社の見回りが入らないのをいい事に、色々と持ち込んでいるのだ
 特に色々とおいているのが…4階の部屋
 青年は、少年と子供を連れて、4階へと向かう
499小ネタ:2009/09/11(金) 16:24:32.59 ID:OLPJ3IqC0
 エレベーターに乗った三人
 エレベーターの回数を表すボタンには…「4」のボタンが、ない
 しかし、青年は迷わずに…「3」のボタンと「5」のボタンを同時に押した
 ッピ、ッピ、ッピ……と、エレベーターは動き出し

 …ポーン、と
 「3」階と「5」階の中央付近にて、止まった

 扉が開く
 そこは、確かに彼らがいるラブホテルと同じつくりの通路が続いている
 …しかし、そこはありえない空間
 このホテルにありえない「4」階
 ……ここを建てた人間は「4」は死に繋がり不吉だからと、「4」階を作らなかった

 しかし、ここに「4」階がある
 ないはずの「4」階が、確かにここにある

 ここは、ありえないはずの「4」階
 そう言う都市伝説
 「首塚」組織は、たまたまここを見つけたのだ
 そして、ここを「首塚」組織の拠点のひとつとして使っているのだ
 「首塚」の、将門の傍まで近づく事が許されない者も、ここの利用は許可されている
 ここに、ガスコンロやら何やら持ち込んで…ちょっとした料理も、作れるようにしていたのだ

「むー、カレーの匂い」
「うー!カレーライスー!」
「お前らの好き嫌いは知らねぇが、カレーなら問題ないだろ、多分」

 ふわふわ
 漂ってきたカレーの匂いに、少年と子供ははしゃぐ
500小ネタ:2009/09/11(金) 16:29:56.63 ID:OLPJ3IqC0
 そんな無邪気な様子に、青年は笑う

「うー、ハンガーの生首のおねーちゃんは?」
「あぁ、〆切が近いから、とか言って帰ったぜ」

 皿に白米を盛り付け、カレールーを盛りつけている青年
 「一年生になったら」の子供が、盛り付ける前から…むしろ、鍋ごとカレーを狙っているのを、片手で制しながら器用に盛り付けている
 少年のカレー皿と、子供のカレー皿は……大きさが、全く違う
 子供の分のカレー皿は、大食い選手権で使われそうな大皿である
 …これくらいないと足りないのだ、この子供には

「ほらよ」
「うー!いただきますー!」
「いただきます!」

 あむあむあむ
 元気に食べはじめた少年たち
 青年も、自分の分を盛り付けて食べ始める

「うー、美味しいのー!」
「おかわり」
「おぉ、そうか……って、早っ!?いくら何でも早すぎんだろっ!?」

 少年の言葉に照れつつ、子供があっと言う間にカレーを平らげたのに驚く青年
 すぐに、お代わりを盛り付けてやる

「ったく……あのおっさんから聞いていたが、本当によく食うな」
「むー、まだまだ足りない」
「わかったわかった」
501小ネタ:2009/09/11(金) 16:33:21.47 ID:OLPJ3IqC0
 ……あの中年はどうしたのやら
 子供にカレーのお代わりを渡しつつ、青年はそれが心配になった

 …ハーメルンの笛吹きの話をした際、何か、不吉な事を呟いていたような
 確か…試してみる価値はある、だか、どうだったか
 以来、あの中年の都市伝説の話を、ネット上でよく見かけるようになった

 あの中年が、何を考えているのか
 何故、「首塚」の組織に入ったのか
 青年は、その辺りの事情は全く知らない
 ただ、同じ「首塚」の組織にいる以上、仲間である
 …あの中年が「首塚」の信念に背いて勝手に暴れるような奴なら別だが、そう言う訳でもないし
 一応、心配くらいはする

「むー」
「あ?どうした?」
「おかわり」
「だから早っ!?」

 少年が、まだ半分も食べていないと言うのに
 子供、既に三杯目突入
 …良かった
 ざっと10人前くらい作っておいて本当に良かった!
 っつか、それでも足りなかったらどうしようか!?

 早く帰って来い、中年
 カレーのおかわり三杯目を盛り付けつつ、青年は今度はそう考えるのだった


502以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 16:37:49.36 ID:OLPJ3IqC0
一年生になったらの人に剣山に向かって紐なしバンジーしつつ土下座っ!!orz
何だか和気藹々とさせたくなった。全ては勢いだった
「組織」が規則ギチギチギスギス雰囲気なイメージなのに対して、「首塚」組織は変な所で和気藹々としているイメージだった
一年生になったらの話し方が超自信ない
503以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 16:46:07.01 ID:vs7B+0lGO
カレー食いたくなった
504以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:10:15.32 ID:OLPJ3IqC0
大量に作って美味しい料理といえばカレーだよね、と思った
シチューとか豚汁でも良かったかもしれん
505以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:11:07.50 ID:8/dySIhjO
カレーネタを書くんですね、わかります
506以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:14:36.30 ID:g/yn3XtW0
カレーもいいけどカレイの煮付けも食べたい今日この頃
507以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:19:27.04 ID:8/dySIhjO
夢の国との決戦が無事に終わったら宴会を開こうぜw
508以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:21:49.62 ID:t04V8ShrO
首塚いいなw
所属したくなってきたとk
509以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:36:11.50 ID:OLPJ3IqC0
>>507
VS「夢の国」が終わったら宴会シーン書く気満々な俺がいるぜwwwwwww
510以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:38:04.63 ID:g/yn3XtW0
くそ……、将門マイキャラに村正使わせてみたいぜ
そして投下開始
511以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:40:06.98 ID:g/yn3XtW0
【将門(といえば)マイキャラに、だな、うん】

【上田明也の協奏曲Y〜宴の準備・another one bites the dust〜】
とあるビルの屋上。
また一人死んだ。
俺はあざ笑うように死人に腰掛ける。
首から血を流すこの男の名前など知らない。
だが一つだけ言えるのは趣味で殺したのではない。
知名度狙いでもない。
都市伝説同士、敵として出会ったからだ。

「マスター、どうしてこの場を離れないんですか?」
「ああ、まだ客が居るから。」
マガジンに銃弾が籠められていることを確認する。
「出てこいよ。」
おどけたように呟く。
爺さんから貰ったナイフから血が一滴だけ滴り落ちて血だまりの中で王冠のように跳ねる。
512以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:41:45.03 ID:WWAdZVVrO
対価が必要とかそういう契約者ですか?
513以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:41:47.22 ID:OLPJ3IqC0
>>510
村正 籠釣瓶はギザ10の契約者の予約が入ってるなぁw
…だが、村正は探せば他にもありそうで困る支援
514以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:42:23.88 ID:8/dySIhjO
>>509
よろしい、ならばカレーパーティーだ。

関係者に後日幸福の手紙という名の招待状が(ry
515以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:42:45.31 ID:g/yn3XtW0
【まずは組織の人に冷凍土下座だ】

「ハーメルンの笛吹き……ですか?」
黒いスーツの男だった。
どこかで見たような感じがするけど……多分気のせい。

「今度は組織?そして俺の始末が君の仕事?」
「質問に質問で返さないで頂けませんかね?」

ちょっとした間。
組織の黒服という奴だろう。
俺は黒服にナイフを向けた。

「その通り、俺がハーメルンの笛吹きだ。要件はなんだ?」
雨が横殴りにたたきつけてくる。
月の見えない晩だ。
黒服は絶妙に俺の間合いに踏み入ってこない。
「夢の国との戦いについてです。」

―――――カッ!

一瞬だけ光が走る。
遅れてゴロゴロと重低音が響く。
どこかに雷も落ちてきたようだ。
516以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:43:03.49 ID:wdIoQ/KdO
戦いの後の宴会は新たな戦いへのフラグ
517以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:43:18.42 ID:OLPJ3IqC0
>>512
対価が必要かどうかは都市伝説事に違うんだぜ!

>>514
え?闇鍋パーティーじゃないの?
518以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:44:33.67 ID:g/yn3XtW0
>>513
【さがせば他にってw】

「ああ、上には俺が超やる気満々、夢の国なんて俺一人で倒してやると言ってたと伝えておけ。」
「子供は……使うんですか?」
「さぁ?俺たちは俺たちにとって最良の道を行くよ。」
「そうやって気ままに犯罪を繰り返す、他者を犠牲にして……。
 国中さんの情報によると昔の貴方は善良な法学生だったんじゃないですか?」
「ふふふ、気ままに犯罪を繰り返していても対象さえ間違えなきゃ……
 人はそれを英雄と呼ぶ。」
「ふざけるな!!」
「死んだのは人は自分に出来ないことをやる人間を英雄と呼ぶ。
 他者を英雄と呼ぶのは自分が無能であることの証明。」

しばしの時間があった。
「組織の人間が伝説以上に契約者が厄介であると言った理由が解った気がするよ。
 あんたは確かに異常だ。」
「隠すのに苦労したぜ?国中なんかはしっかり騙されてくれたよ。
 本当に……滑稽だった。」
「……………人の命をなんだと思ってるんだ。」
呆れたようにそれだけ呟く男。
519以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:45:49.99 ID:8/dySIhjO
>>512
契約した都市伝説が強すぎて呑み込まれたり、
度を超えた契約で人間やめたりとかはあるよ
520以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:46:20.24 ID:g/yn3XtW0
「話は終わりか?」
「ええ。最後に一つ聞いて良いですか?其処に倒れている男。」
「こいつ?こいつがどうした。」
生者に腰掛けることは難しい。
しかし死者に腰掛けることはかくも容易い。

「どうやって殺したんですか?これはハーメルンの笛吹きの手口じゃない。」

俺は軽く笑うと人差し指を口に当てて後ろを向いた。
そのまま屋上の手すりに寄りかかり……
「俺から一つだけ、お前らの内部に妙な動きをしている奴らが居たら……。
 夢の国は俺たちに任せてそっちをがんばってくれ。」
メルと一緒に落ちた。
521以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:49:31.69 ID:g/yn3XtW0
「マスター」
空中落下しながらもメルからの質問。
大分こういう流れになれてくれたらしい。
前もって用意したロープを使って立体駐車場の内部に滑り込む。
「なんだ?」
答えながら車に乗り込む。
「なんであの人に自分の読みを伝えたんです?」
「だって……。」
車のエンジンをかける。
キャメルの煙草に火を付けながら走り出す。
「煙たいです。」
「だって、あいつは組織とやらの黒服のくせに人間臭いんだもん。」
「それだけ?」
「それだけ。」

立体駐車場から出た黒い車はそのまま学校町の暗闇の中に消えていった。
この後、夢の国との戦争まで「ハーメルンの笛吹き」は姿をくらますことになるのである。
【上田明也の協奏曲Y〜宴の準備・another one bites the dust〜 fin】
522以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:50:46.56 ID:OLPJ3IqC0
>>518
村正とは、そもそもとある刀鍛冶が作り上げた刀たちの「銘」にすぎない
某美術館にある徳川家康の形見も「村正」だし、半徳川を掲げる者も結構「村正」を使った
某武将愛用の「蜻蛉切」と言う槍も「村正」の一種だ
籠釣瓶は強烈な逸話有りだから都市伝説としてだしたが…他にもあるかもしれないぜぇ


そして乙!!
黒服は黒服Dだったのか、それとも別の人間臭い黒服か
523以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:53:06.55 ID:g/yn3XtW0
>>522
な、なんだって−!!
黒服は……基本的にDがモデルだけれども口調とか台詞とか違ったら別の人間臭い誰かってことで
とにかく組織の人に冷凍土下座orz
524以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:55:02.19 ID:OLPJ3IqC0
>>523
ま、籠釣瓶に関してはあれだ
「吉原百人切り」とか「籠釣瓶花街酔醒」辺りでググってみてくれればよくわかるかもしれない

あいあいさー、了解であります
さて、夕飯作ってくるんだぜ!
…何作ろうかな
525以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 17:59:48.69 ID:g/yn3XtW0
>>534
カレー一択
526以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:00:31.15 ID:1Mx+GeAJO
カレーデスネー
527以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:02:59.00 ID:TFgIWJ5C0
風呂入って飯食って色々やったら投下する

長くなりすぎた首縮めて待っててね
528以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:14:31.27 ID:6m77t575P
PC移行!なんか溜めてあった文章とかあったかな・・・


>>517 闇鍋に何を入れるつもりだ
529以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:18:43.20 ID:wdIoQ/KdO
闇鍋は失敗してもカレーを入れれば何とかなる
530以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:26:33.28 ID:7D1IbxH7O
カレーに誤ってスパニッシュフライ混入

まさかの禿にスパニッシュフライがIN

大騒ぎ

まぁ、首なしライダーは食事できないんで雰囲気を楽しむだけになるけど参加させたいな

531以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:29:45.24 ID:6m77t575P
>>529 その発想はなかった

>>530 修行終わった後だから止められる奴がいなそうで、結果学校町がマジやばい
532以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:29:55.76 ID:TFgIWJ5C0
宴会だったら俺だって考えてたんだぜ!

色んな人に酒飲ましちゃるwwwww

焼酎がいいかな?それとも日本酒?若しくは泡盛?それか濁酒かな?
533花子様(カレー):2009/09/11(金) 18:42:26.83 ID:Xq6RUYc3O
花「私はカレーにとろけるチーズを入れるわ。」

メ「私は制作過程で漢方薬をまぜます。」

花「『華麗なる食卓』でやってたわね。
漢方もスパイスと似たようなモノだからカレーに入れてもおかしくはないって。
まあ、入れた本人は単に食う人間の胃に優しくしようとしただけなのよね。」

メ「あの漫画見るとカレー食べたくなりますよね。」

花「美味しそうに描いてあるしねぇ。比較的簡単なものは作り方も紹介してくれるのも良いわ。
ところで駄犬はカレーには何を入れるのよ?」

男「俺はハヤシライスの方が・・・。」

メ「空気読んで下さい。せっかく花子様が男様の好みを聞き出そうとしてるのですよ?」

花「夕食にカレーを作ったけど、駄犬の分はいらないわね。
ハヤシが良いみたいだから。カレー食べたくないんじゃ仕方ないわね。」
メ「ねぇ〜。」

台所で煮込まれている熱々カレーと対照的に
冷たい花子様でした。
534以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 18:47:48.06 ID:t04V8ShrO
今気付いたら湯呑みにリアルで虫が入っててビビった
スパニッシュフライならアウトなんだろうか
535以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 19:01:44.08 ID:6m77t575P
アウトだな。世間的に
536以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 19:31:10.88 ID:JLosNyj10
>>528
パーティーと言えば闇鍋じゃないかwwwww


VS「夢の国」が終わったら花子さんたち側でのお疲れ様会と
「首塚」組織の宴会の二つを考えているんだぜ!!
537以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 19:34:30.13 ID:JLosNyj10
因みに、夕飯はスキヤキ風鍋でした
豆腐ウマー
538以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 19:36:00.77 ID:TFgIWJ5C0
>>537
うちは秋刀魚の塩焼きと秋刀魚の刺身だったよ

やっぱ秋は秋刀魚だな
539以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 19:47:18.92 ID:JLosNyj10
>>510
 うー!将門様が封印しているのは籠釣瓶ー!
 きっと、それ以外にも村正はあるから探してみよー!うーうー!

 そもそも「村正」とは、戦国時代に伊勢桑名を中心に活動した刀工の名で、初代から三代続いた村正一派の鍛えた刀は全て「村正」と呼ばれるのさ
 この村正は刀身の波紋が大きく波打ち、表裏がそろっているのが特徴だね
 同じく、日本刀の代表ともいえる正宗と比べると華やかさには欠けるけど…代わりに、切れ味は抜群さ
 何せ、村正の刃先を川の上流に向けて立てると、流れてきた木の葉が、流れを止める事なく真っ二つになった…って伝説があるくらいだからね。きひひっ
 籠釣瓶の他に有名なのは、「蜻蛉切」や「妙法村正」辺りかな?

 …ちなみに、こんな話を知ってる?
 ある大学の工学博士が、刃物の切れ味を数字化する測定器を作ったんだ
 それを見た関係者は面白がって、古今の名刀と称される刀を持ち込んで、切れ味を色々と調べた
 ……その中に、一本だけ…測定値が一定せずに、毎回違う数字をはじき出した刀があった
 そう、それが「村正」だったのさ

 これが、何を意味するのかは、わからない
 でも…妖刀らしいエピドードかもね?
 きひひひひひひひっ



「お〜い?どうした?デザートできたぞー」

 うー!ヨーグルトパフェ食べるー!うーうー!!
540以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:07:36.14 ID:JLosNyj10
晩御飯中の予感!
541以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:15:36.03 ID:6YyfqxzzO
皆晩御飯速いな。
542以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:16:51.96 ID:JLosNyj10
>>541
……晩御飯が6時〜6時半の俺ってか我が家は早いほうだったのか!?
543以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:21:20.23 ID:TFgIWJ5C0
>>542
ごめん…うちも同じくらいの時間なんだ…
544以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:24:10.18 ID:6YyfqxzzO
こっちが遅いだけなんだ。
基本10時前〜なんで。
545「結界都市『東京』」:2009/09/11(金) 20:24:38.63 ID:TFgIWJ5C0
宣言通り投下するけどいいよね?答えは(ry

―第44章 避けるべき悪夢―
 祭りの日に≪夢の国≫が乗り込んでくるのは分かった。だが、同時に聞き捨てならないニュースも入ってきた。
 どうやら『組織』の一部勢力が≪夢の国≫ごと『組織』への反抗勢力を一網打尽にする、というらしい。
 『組織』の黒服には二派あって、一つは黒服さんたちのような元人間の黒服。もう一つは純粋に『組織』というバカデカい都市伝説の中で生み出された、それこそ『組織の黒服』と言える黒服達。
 今回行動を起こそうとしている勢力はその純然たる『組織の黒服』達である。ちなみに、その大多数が≪夢の国≫の黒服に取って代わられた為、現時点では少数勢力である。
 しかしそれにも拘らず行動を起こす、という事は何らかの手段があると見て間違いはない。
 これはあくまでも予測だが、先日『組織』の拠点の一つとされていた廃ビルが音もなく姿を消した。まるで元から存在してなかったかのように。普通ならこのような事は起こりえない。
 その廃ビルには多数の『組織の黒服』が居たが、その殆どが≪夢の国≫の黒服に置き換えられていたらしい。そして≪夢の国≫の勢力圏へと姿を変えた。その為に『組織』の粛清を食らった。そう考えるのが妥当だろう。
 つまり、≪夢の国≫の戦力を『組織』の拠点ごと消し去ったという事だ。
 詳しいレコードは残ってないが、この事から導き出される答えはまず、何らかの消し去る能力をもった都市伝説の契約者が『組織』の中に居るという事。
 そしてこれはあくまでも推論だが、その契約者が『組織の黒服』であるという事。
 そう推測を立てなければ、得られた情報の辻褄が合わない。
 しかし…、『消し去る』能力の都市伝説なんて…いったいどんな奴なんだ?
 「月読、この条件で全ての可能性を検索してみてくれ。」
 何の気もなしに月読に計算させてみる。
 「…どうやら一番不味いものが出て来るかも知れません。」
 モニターに映し出されたのは…『鮫島事件』という単語。…マジかよ。
 ―鮫島事件、その昔に起こった事件とされているが、今では事件の真相を知る者は殆ど居ない。何故なら真相を語ろうとする者は皆例外なく何者かに消されてしまうからだ。
 ……随分と強力な切り札を出してきてくれたな。といってもあくまで予測の域を出る事はないが。
 どうやら純然たる『組織の黒服』って奴は取り込まれた契約者、子供達の事も考えない冷血野郎、或いは人の皮を被った冷酷な殺人機械、とでも言える存在なのは確かだ。
 俺は携帯を取った。無論、あいつらを召集するためだ。
 「宛先:剛田
     委員長
  件名:緊急召集
  本文:今すぐ来い、以上。  by俺」
 「送信…っと!早く来いよ…」

ギザ十の人(合ってるよね?ミスってたらサンシャイン60からロープなしバンジーしてくる)に焼き土下座っ…!
546「結界都市『東京』」:2009/09/11(金) 20:26:06.76 ID:TFgIWJ5C0
―第45章 悪夢への対策―
 俺は二人に緊急召集をかけた。嫌な予感が的中する前に対策を…!!
 十分後、二人が来た。
 「一体どうしたの?」
 「俺達を呼び出すなんて…何かあったのか?」
 「ああ、単刀直入に言う。作戦中止かもしれない事態が起こるかもしれない。これを見てくれ。」
 そう言って俺はモニターを見せる。
 「これは…?」
 「一体なんなんだ?」
 「実は、『組織』の一部勢力が≪夢の国≫ごと『組織』への反抗勢力を一網打尽にするらしいんだ。」
 「そんな事、どうやって…?」
 「それなんだが、これはあくまでも推測の域をでない。可能性として考えられるだけだが…」
 「一体なんなんだ?早く教えrぐはぁっ!!!」バキゴキグシャメメタァ!!!
 「少し言葉を慎め。俺はこれと関連があると見ている。」
 そう言ってモニターにあの廃ビルとその跡地の写真を出した。
 「これがどうかしたの?」
 「これはつい先日の事だが、一軒の廃ビルが音もなく消失したんだ。だが倒壊したわけじゃない。瓦礫も見つかってないからな。」 
 「じゃあ一体何が…?」
 「俺はこのビルはとある都市伝説の力によって消滅したと考えている。その名を―」
 「その名を?」
 「『鮫島事件』だ。」
 「鮫…島…事件……?なんなの、それ?」
 「詳しい事は俺にもわからないが、能力としては多分範囲内のものをまるで最初からなかったかのように消去してしまう、途轍もなく恐ろしい能力だ。」
 「イテテテテ…そもそも、何でこのビルが消されたんだ?」
 「それはだな、元々このビルは『組織』の拠点の一つだったんだ。しかし、そこに居た黒服達共々≪夢の国≫に取り込まれた。どういう意味か分かるか?」
 「いや、全く?」
 「だろうな。≪夢の国≫の勢力圏となってしまった拠点など、最早不要と考えたのだろう。そこで≪夢の国≫の工作員を『組織』の拠点ごと抹消した、という所だな。」
547「結界都市『東京』」:2009/09/11(金) 20:27:06.57 ID:TFgIWJ5C0
 「まさか、それに用いられたのが…?」
 「ああ、恐らく『鮫島事件』だろう。ちなみに、これが町内で発動されてしまえば、最悪学校町そのものが地図上から消える事になるかもしれない。」
 「そんなっ…!」
 「だから作戦変更だ。もし『鮫島事件』が発動されそうになったら、俺が単騎で止めに行く。例え、それが原因で『組織』の粛清対象になったとしてもだ。」
 「じゃあ私たちはどうすれば!?」
 「お前らは…純粋に祭りを楽しめ。」
 「お前だけに良い格好h」
 「まだ分からねぇのか!?戦力は分散させた方が良い。お前らには神社の方の護りをお願いしたいんだ。他にも契約者が居るかもしれないしな。」
 「…分かったわ。その代わり、絶対に生きて帰ってきてよ!」
 「ああ、約束しよう。」
 こいつらのためにも、生きて帰らなければ…。


一度ならず二度までもお借りしてすみませんorz
さあ、この後どうなるかな?
548以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:29:31.21 ID:JLosNyj10
東京の人乙!!!
みんな戦いの準備が着々と整っていっているな…!
549騎士と姫君 嵐へのダイブ:2009/09/11(金) 20:33:11.69 ID:t04V8ShrO
ある夜の帰り道

「見てくださいホロウさん! 今度秋祭りがあるらしいですよ!」

「…………!」

「いろいろな出店やイベントがあるらしくって、しかも二日間もあるんですよ! この前のパレードのチラシも、きっとこの事だったんですね」

「………………(そわそわ)」

「仮装イベントもあるみたいですし、これならホロウさんも一緒に行けるんじゃないですか?」

「………………(あせあせ)」

「そうですよね、楽しみですね〜♪」

「………………………………」

終わり?

日常パートとか書きたかったけどなかなか書けないので、急遽会話オンリーでお送りしました。

お祭り行く気満々な契約主に対して気が気じゃないホロウさん。
宴会参加したいけどどことも繋がりがないんだぜ…そして作者的には首塚にすごく魅力を感じてるという……
ちなみに契約主は実はお酒好き(ビール以外)。
普段は缶チューハイ、赤ワイン辺りを好みます。しょっちゅうは飲まないが日本酒やウイスキーも行ける口。
酔うと笑い上戸気味&くっつきたがりになります。
550以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:33:42.73 ID:JLosNyj10
乙ー!頑張れホロウさんwwwww
551以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:35:53.08 ID:JLosNyj10
因みに
「首塚」組織本拠地(将門様のお膝元)には、常に色んな酒がストックされてます
一番多いのは日本酒や焼酎ですが、赤ワインやビールもそろえてまっせー

ただし、コップとかワイングラスはなくて、全部杯に注いで飲みます
552以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:37:32.56 ID:jViyce6BO
じゃあ投下
553以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:37:45.34 ID:JLosNyj10
wktk支援
554以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:38:19.68 ID:jViyce6BO
「はやくそれをよこしなさいっ!」

闇子さんが僕にしがみつくきながら叫んでいた。

何がしたいのかと言うと、つい最近撮られた写真を奪いとろうとしているのだ。

「嫌だよ。闇子さんに渡したら捨てちゃうんでしょ」

「当たり前よ!」

怒っているのか恥ずかしいのかわからないが、
闇子さんの顔は茹でダコのように真っ赤だった。
555以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:39:39.91 ID:jViyce6BO
「でも可愛いよ闇子さん」

ちなみに僕のお気に入りは、この真っ黒なドレス姿の写真だ。
闇子さんには黒がよく似合う。

「な…う…な、何言ってんのよ!」

今確信した。これは恥ずかしくて赤くなってるんだ。

「こんないい笑顔の写真捨てるなんてもったいないよ」

そのとき、後方から突如写真が奪われた。

「そうねぇ、こんな可愛い写真を捨てるなんて駄目よ」

振り返ると、そこにいたのは……

「太郎くん……と契約者のお姉さん」

いつの間に現れたのだろうか。
太郎くんは相変わらず笑っている。女の子の格好で
556以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:40:17.88 ID:JLosNyj10
闇子さん可愛いなぁwwww
太郎くんと契約者着ちゃったwwwwww
557以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:40:48.90 ID:jViyce6BO
お姉さんは写真を一枚一枚なめ回すように見ていた。
写真をめくる瞬間ににやけたり、にやけたり、にやけたりしていた。

「あ、これは君ね。やっぱり可愛いなぁ」

それは、たまに紛れている僕が女の子の格好をしている写真。

「あ…それは……」

これは流石に恥ずかしい。
太郎くんこちらを向いて笑っている。

「駄目よ!」

先程からずっとしがみついていた闇子さんだが、抱き着く力が強くなった。

「そっちいっちゃ駄目!」

なんだか必死な感じがした。
558以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:42:04.67 ID:jViyce6BO
「あ………」

突如、にやけていたお姉さんの顔つきが厳しいものへと変わった。

「これと、これと…あー、これも駄目ね……」

何枚かの写真を抜き出しているようだ。

「えと…どうしたんですか?」

「どうしたもこうしたもないわよ。これ見て」

そう言いお姉さんは、抜き出した写真を僕達に見せた。
そこに写っていたのは、スクール水着姿や体操服姿の闇子さん。

「ば、な、何わざわざ見せてるのよ!」

それを見たとたん、闇子さんは慌てた様子で写真に飛びつく。
が、お姉さんは、それを華麗にかわす。
そして一言。

「酷いわね…」

「酷いってなによ!」

闇子さんが叫ぶ。
559以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:42:45.84 ID:WhC+wcz30
皆乙!

ひき子さんマジ強いww
この人も色々規格外っぽいな

>>502
安心しろ、俺だって自信無いから!!

>>537
奇遇だな
ウチも秋刀魚だったぜ
560以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:42:53.23 ID:JLosNyj10
この人はひきこさんとわかりあえそうでわかりあえないのかwwww
支援
561以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:42:53.50 ID:vs7B+0lGO
闇子さんと契約者は可愛いなwwwwwww
支援
562以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:43:27.90 ID:jViyce6BO
「あ、違うのよ。闇子ちゃんが酷いわけじゃないのよ」

「……じゃあ、どういうことよ」

「えっとね、例えるならば……極上のお肉にマヨネーズをかけた感じ?」

…………どういう意味だろうか?

お姉さんは続けざまに説明をいれる。

「だからね。闇子ちゃんっていう最高級の食材を、
こんな下品な調理の仕方をするのが許せないのよ、私は」
563以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:45:21.85 ID:WhC+wcz30
>>562
太郎君の契約者も中々に猛者だな
支援
564以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 20:46:49.59 ID:jViyce6BO
それを聞いた闇子さんは、何だか納得したという感じの顔をしていた。

「なんだ…あなたわかってるじゃないの」

だけど、僕にはイマイチ理解できない。
水着姿や体操服姿の何が駄目なんだろう。
体育の授業があれば皆その格好になるのに……

お姉さんと太郎くんは、その後すぐに帰っていってしまった。
565ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/11(金) 20:48:59.93 ID:JLosNyj10
「…おい、本当に大丈夫なのか?」
「問題ありませんよ。お気になさらず」
「その顔色でそれを言うかよ。いい加減、マジで一回休めって」

 …そうは、言われても
 「夢の国」に対する警戒、「組織」内での「鮫島事件」発動計画に対する警戒
 ……そして、つい先日遭遇した、ハーメルンの笛吹きの真意……
 考慮しなければならない事が多すぎる
 それらに対して、全て対策を練っていかなければ
 犠牲者を、一人でも少なくする為に
 一人でも、たくさんの命を救えるように

 正直、この黒服、ここ数日ほぼ休んでいない、と言っていい
 いや、ある程度眠ってはいる…が、せいぜい一日1,2時間程度
 いくら都市伝説と言えど、その程度で疲れがとれる訳もない
 ほぼ、疲労困憊の状態である。精神状態とてギリギリだ
 ハーメルンの笛吹きを相手に、らしくもなく声を荒げてしまったのもそのせいだろう
 少なくとも、青年から見て…今の黒服の状態は、無理矢理にでも休ませるべき状態だった

「…縛り上げてでも休ませるぞ。しまいには」
「……そこまでする必要はありませんよ」

 青年の言葉に、黒服は苦笑する
 そこまでする必要はない
 黒服としては、秋祭りでの「夢の国」との戦いが終わり、事後処理が全て終わったら、流石にゆっくりと休ませてもらうつもりだ
 それまで、そう易々と休む訳にはいかないのだ
566ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/11(金) 20:53:41.14 ID:JLosNyj10
 が、青年は、それで納得しようとしない
 それこそ、本当に縛り上げてでも休ませるつもりなのか、黒服の後をついて来る

「…あぁ、そうです。頼まれていた情報ですが…将門皇に、お渡しください」
「ん、あぁ」

 ぱさり、紙の束を、青年に渡す
 どうも、将門が力を貸すことにした者が情報を欲したらしく、それをこの黒服が調べたのだ
 「鮫島事件」の発動阻止に助力してくれると言うのなら……そして、これを機会に、「組織」が何とかなるならば
 この黒服は、喜んで力を貸すのだ

 …たとえ、それが己の命を縮める事になろうとも

「…それでは、これで。「鮫島事件」発動計画については、Tさんにも連絡しなければなりませんので…」
「あ、お、おい!」

 足早に離れようとしたが、青年はすぐに追いついてきた
 …まさか、こちらが休むまで、ついて来るつもりか 
 どうしたものか、悩んでいると

「…おや、ちょうどいいところに」
「あ、黒服さん?」

 Tさんと、その契約者の少女だ
 契約者の鞄から、ぴょこり、人形が顔を出す

「どうかしたのか?」
「…少々、お耳に入れておきたい事が」
567ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/11(金) 20:58:44.91 ID:JLosNyj10
 Tさんに、「組織」内の「鮫島事件」計画について、自分がわかっている範囲で伝える
 …「鮫島事件」計画が、彼が「夢の国」との戦いで考えている作戦に、悪影響を与えるかもしれないからだ
 祭に集まる人間を「餌」などと称した彼ではあるが…まるで、自分を悪人のように思わせるその物言いが、若干、引っかかった
 そんな言い方をしてまで、やり遂げようとする作戦
 …少しでも、手助けをしてやりたい

「うむ、わかった……で、それはいいのだが」
「はい?」
「黒服さんの背後で、こっち睨んできてるチャラいの、誰?」

 …おや?
 Tさんとその契約者の言葉で後ろを振りかえると、青年は警戒するように、Tさんたちを睨んでいて
 ……あぁ、しまった
 そう言えば、初対面か

「初対面の相手を、そんな風に睨むものではないでしょう」
「………何だよ、こいつら」
「「組織」の人間ではありません。敵ではありませんよ…「夢の国」との戦いにおいて、力強い味方です」

 そう、青年に伝えると
 なぜか、青年はますますTさんを睨みつける

「…もしかしてだけど、お前が最近休めてないのは、こいつのせいか?」
「彼のせいではありませんよ」

 こっそりと、苦笑する
 …いや、確かに、Tさんに頼まれた仕事もかなりあるが…
 だが、彼のせいだけではない
 自分が休めないのは、むしろ「夢の国」のせいなのだから
568以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:00:52.63 ID:jViyce6BO
太郎くん達が帰った後、闇子さんは写真を一枚一枚眺めていた。

落ち着きを取り戻したようで、写真を捨てる様子はない。

「ふ…ふん、まぁ、よく撮れてるじゃないの」

例の写真以外は、別にまんざらでもないようだ。

「……あらっ?」

突如、慌てた様子で写真をめくる。

「どうかした?」

「無いわよ……さっきの写真……」


さっきの写真………?

「あっ……そういえば、お姉さん、あの写真持ったままだったよね?」

「なんですってぇええええええええええええええ!?」

闇子さん、今日一番の叫び声だった。

569ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/11(金) 21:01:35.51 ID:JLosNyj10
 青年は、じろり、Tさんを睨みながら…
 ぐい、と強引に黒服の腕を掴んだ

「…伝える事は伝えたんだろ?行こうぜ。とにかく、お前は休め」
「あ……」

 …どうしたものか
 これは、大人しく少しは休まないと、解放してもらえそうにないか?
 ……どうして、この青年はここまで自分のことを心配してくるのか 
 黒服には、その理由がわからない


 …彼は知らない
 青年が、彼を父親のように慕っている事を
 青年が、他の少女と協力し、彼を救おうとしている事実を
 彼は、まだ知らないままだ


「…すみません、Tさん、私はこれで…」

 ぐいぐいと、青年に引っ張られ
 黒服は、慌ただしくTさんたちに別れを告げ、そのまま引きずられていったのだった



「……禁断の世界?」

 と、Tさんの契約者が、その様子を見て呟いた事に
 黒服も青年も、気付いていないのだった
570以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:02:49.61 ID:JLosNyj10
さて…ハーメルンの人とTさんの人とギザ10の人に熱した剣山に向かって紐なしバンジー焼き土下座ぁああ!!!orz
いやね、Tさんとチャラ男を対面させたかっただけなんですよ
結局、二人ほとんど会話させられなかったけどね!!


闇子さんの人乙っしたー!
っちょwwww写真がwwwwww
もう、闇子さん可愛いなぁvvv
571エンジェルさん:2009/09/11(金) 21:09:48.55 ID:vs7B+0lGO
闇子さんの方と黒服の方乙ー!!
さて、俺も小ネタ投下


男「Tさんもよくやるなあ……町中にポスター貼るなんて……」

エ「青年も参加するのか?」

男「いや、多分足手まといになるだろうし……情報売るくらいしか……あ」

エ「どうした?」

男「祭り会場で占いをやれば、儲かるし情報提供できるし一石二鳥!」

怪「店って勝手に出して良いのか? 良いのか?」

男「ばれなきゃ問題ない」



秋祭りに情報屋が参戦するようです
572以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:10:04.21 ID:t04V8ShrO
お二方とも乙!
闇子さんかわいいよ闇子さん
そしてチャラ男の誤解がまたひとつwww
573以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:11:13.52 ID:g/yn3XtW0
ついにひも無しバンジーまで……土下座道って深い!
こっちこそ使って貰ってありがとうございました!
574以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:14:54.55 ID:JLosNyj10
エンジェルさんの人乙ー!
お店はあれだよ、黒服Dに言っておけばスペースとっておいてくれるはず

…あれ?黒服Dの仕事ますます増えてね?

>>572
初対面の相手にはとりあえず誤解を抱かせようと思う書き手であった

>>573
正確には、熱された剣山に向かってorzの体勢で紐なしバンジーして焼き土下座なんだぜ!!
575以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:16:29.71 ID:g/yn3XtW0
>>574
よーし、俺……冷凍土下座を極めるよ!
576以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:17:50.70 ID:t04V8ShrO
乙!
出張エンジェルさんの占い…だと…?
577以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:19:30.99 ID:Xq6RUYc3O
チャラ男は誤解が誤解じゃなくなるんじゃないかと思える。
いや、これは俺が誤解してるだけで、誤解が誤解じゃなくなるわけではなくて???

まさかひき子さんネタ使ってもらえるとはwww恥ずかしくてケツがむず痒いぜwww
ただ、酷いの意味がイマイチ分かるようで分からんぬ。
結局ただ盗みたかったのか?
578以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:21:52.63 ID:WhC+wcz30


太郎君の契約者ww
写真持ち逃げすんなww

チャラ男は相変わらず誤解をww
だが、それが良い
579禿の武者修行日記 北極編 とある研究員視点:2009/09/11(金) 21:22:32.01 ID:WhC+wcz30
北極
「何だ・・・あれは・・・」
とある研究の為に北極を訪れていた我々調査団一行は信じ難いものと遭遇した
大量の白熊相手に暴れる雪男
数で劣る雪男が若干押されている様に見える
「早くしろ!奴が来るぞ!!」
「このままじゃ巻き込まれる!!」
先発隊として先に来ていた連中が叫ぶ
奴?巻き込まれる?
「どういうことだ!?何が 「良いから早くしろ!でないと・・・遅かったかっ!」
先発隊の一人が目をやった方へ視線をやる
吹雪で良く見えないが何かが確かにこっちに向ってきている
雪の中を進む巨大なピンクに輝く光・・・ピンク?
「イエさん、下がりなさい!!」
光が何かを叫ぶと同時に雪男が後方へ跳び・・・
「 兄 気 解 放 !!」
その叫びと同時に、大量の白熊が宙を舞った・・・
「何だ・・・あの化け物は・・・」
「我々はこう呼んでる・・・『ヒトガタ』と」
ヒトガタ・・・南極や北極に現れると言うUMAの一種
「アレが、ヒトガタ・・・」
後に、あのヒトガタと呼ばれる存在が当時、世間で話題になっていた『エベレストの全裸筋肉男』、『イカダを引く海坊主』と同一の種と判明し、再び世間を騒がせることになる事をこの時我々は知る由も無かった
580以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:24:59.99 ID:t04V8ShrO
禿wwwwwwwwww
581以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:28:20.40 ID:vs7B+0lGO
禿wwwwww
582以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:30:18.57 ID:JLosNyj10
禿ぇええええwwwwwwwwwwwwww
白熊は絶滅が心配されてるから優しくしてあげなきゃらめぇええええ!!

>>577
一応、チャラ男は黒服Dをを父親のように慕っているだけなんだぜっぜ
ただし、彼は行動及び発動が誤解されやすいんだぜ

…ただし、女体化中の黒服Dの胸には凄い勢いで魅了された
だが、辛うじて男同士と言う禁断の新世界の扉はまだ開けていない
583以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:30:58.95 ID:g/yn3XtW0
禿が止まらねえwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
584以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:32:32.67 ID:Xq6RUYc3O
さあ、次は宇宙だ!
585以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:35:14.14 ID:WhC+wcz30
>>白熊は絶滅が心配されてるから優しくしてあげなきゃらめぇええええ!!
多分そんな事も気にせずに容赦なく食ってるぜコイツら
って言うか『はないちもんめ』とか『死人部隊』進めたいのに『禿』が一番進むってどうよと

>>583
禿ってレベル的にはもう限界のポケモンで言うレベル100なんだ
だから大抵の相手には勝てるんだけど、怪談仮面は対黒服用に調整された都市伝説だから勝てなかった
でも、禿はそんな事知らないから修行を続ける
どこまで行ったら止まるのか?

>>584
まだ、宇宙には行かせんよ、まだな
586以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:36:17.29 ID:g/yn3XtW0
成長の限界突破してるってっwwwwww
587以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:37:27.37 ID:JLosNyj10
>>585
>多分そんな事も気にせずに容赦なく食ってるぜコイツら
らめぇえええwwwwwwwwwwwwwww
本来進めたい話より他のが進むとかあるあるwwww
588以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:38:16.40 ID:TFgIWJ5C0
はwwwwwげwwwwwwwwwwwww

この調子だと本当にギアナ高地に行っちまいそうだなwwwwwwwwww
589以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:39:43.86 ID:6YyfqxzzO
保守
590以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:40:40.41 ID:6YyfqxzzO
誤爆
591以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:41:06.29 ID:WhC+wcz30
>>586
この凄まじいまでの成長が、後に自身の首を絞めることになる等
この時禿は知らなかった・・・

>>587
貴重な食料です 毛皮とか手に入ります
でも全裸

>>588
その内全身金色にはなりそうだ
592以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:43:43.11 ID:JLosNyj10
>>591
毛皮手に入るなら着れよwwwwwwww

全身金色の禿………容易に想像できてしまった自分の想像力が憎いぃいいいいいいwwwwwwwwwww
593以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:44:43.09 ID:TFgIWJ5C0
>>585
食ってるというフレーズで性的な意味が出てきてしまったwww



おや?こんな時間に一体誰dアッー!
594以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:46:30.24 ID:t04V8ShrO
>>593
おwwwwwまwwwwwwwwww
595以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:46:50.76 ID:WhC+wcz30
>>592
禿の修行着=全裸
Gガンにも参戦できそうなry

>>593
思わず吹いたじゃねぇかww
そしてそんな事になってたら確実に北極で都市伝説が増える
596以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:47:22.59 ID:zgc+UG8s0
597以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 21:49:05.14 ID:JLosNyj10
>>593
性的な意味で…だと…!?


エロ神様、ここではエロ書く気なんだから降臨しちゃらめぇえええ!!!
598以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:02:59.22 ID:wdIoQ/KdO
極寒なとこ行ったから次は順当にいけば熱いとこだな
599「はないちもんめ」閑話:2009/09/11(金) 22:03:38.51 ID:WhC+wcz30
少女「黒服が過労?」
チャラ男からの久々の電話
内容はもちろん黒服の事
『あぁ、最近『夢の国』対策で碌に休んでなかったらしくてな、知らなかったのか?』
少女「えぇ、最近顔も見てないから・・・」
何度か見に行きたくはなったけど・・・忙しいのを邪魔しちゃ悪いし、それに・・・
『そうなのか?』
少女「・・・だって、もし二人だけで会ったら抜け駆けしない自信なんて無いもの」
流石に約束を破るわけにはいかないしね
『・・・お前、妙に真面目だな』
少女「基本、約束は守るわよ・・・まぁ、良いわ今度会ったら私からも無茶しないようには言っとく、けど余りアテにはしないでね」
『何で?』
少女「あの人がやろうとしてる事を止める権利なんて私には無いもの・・・精々、『お願い』が限界」
危ない事はして欲しく無いし、もう少し自分を大事にして欲しい気はするけど・・・邪魔はしたくない
少女「だから、あの話、早く進めた方が良いかもね・・・」
『わかってる・・・邪魔したな』
少女「えぇ、それじゃ」
プツッ・・・プープー
正直、あのチャラ男は『そっちの人』疑惑があるから余り黒服には近づけたくない・・・が、黒服を守る上では利用できる・・・筈
だから、しばらくは我慢しないと・・・
少女「精々利用させてもらうわよ・・・」
600「はないちもんめ」閑話:2009/09/11(金) 22:05:00.39 ID:WhC+wcz30
チャラ男お借りしました
花子さんと契約した男の話作者様に土下座!

>>598
熱い所・・・禿はともかく雪男が死ぬる
601以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:06:27.01 ID:JLosNyj10
はないちもんめの人乙っしたー!
誤解が解けてない以上、あんまし近づけたくないだろうなwww
602以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:15:07.28 ID:jd7MUPVsO
なんかこう自分が書いてる黒服をノリノリな感じにしたい
そんな気分です
603ギザ十:2009/09/11(金) 22:18:06.02 ID:jr81HlZXP
やばい、籠釣瓶をギザ十がもらう話を書いてたらいつの間にかギャグ調になってきてる件…
希代の妖刀が、何かヘタレっぽくいキャラになりつつあるのですが…こまま突っ走って良い物でしょうか?
604以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:19:23.08 ID:JLosNyj10
>>603
なぁに、なんら問題はありませんぜwwww
そもそも、籠釣瓶が妖刀と言われるキッカケの事件だって、振られた腹いせな事件なんだし、いいんじゃないかな
605以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:20:41.53 ID:jViyce6BO
常人が取り込まれるレベルだからなぁ

多重契約者には荷が重すぎてすぐ取り込まれてそうな感じがする
606ギザ十:2009/09/11(金) 22:27:31.66 ID:jr81HlZXP
>>604
そうですか? ではそのまま突っ走らせてもらいますw

>>545
おお、遅れましたが、「鮫島事件」の推測ありがとうございます。
しかしながら、若干自分の考える「鮫島事件の能力」とは少々隔たりがあるようで…すみません。
自分の考える「鮫島事件」の能力の根幹は「消し去る」とは違う所にあります。
その辺の事は、パレード当日、「鮫島事件」発動直前にうちの黒服1に語らせようと思っていますので。
せっかく、書いていただけたのに申し訳ありません!
607以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:34:48.06 ID:JLosNyj10
>>606
って言うか、こちらこそ「鮫島事件」を使った計画を黒服Dがあちこちにバラしまくっていて申し訳ないんだぜ
orz
608以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:36:47.68 ID:jViyce6BO
お祭りは満月の夜でよろしいかしら?

月は魔力の象徴とも呼ばれてますし、月にかんする都市伝説も多いですし、

秋ということもあり、満月の夜は最適ではないでしょうか?

ようするに、自分の話の都合上満月だと嬉しいのでお願いします。
609以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:40:58.80 ID:jViyce6BO
>>606
俺的「鮫島事件」考察だと

物事を最初から無かったことにするって感じかと思ってました。
「鮫島事件」自体が元々存在しない事件なので、そんな考えに

組織の黒服が使っている装置も、鮫島事件の簡易縮小なものかと
610以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:41:47.93 ID:t04V8ShrO
夜だと…?
やった! これで勝てる!

つまりは大歓迎です
611以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 22:43:32.70 ID:JLosNyj10
満月の夜だと、雰囲気もでるな!
612小ネタ:2009/09/11(金) 22:54:52.10 ID:JLosNyj10
 小さく、彼女はため息をついた
 彼女の手元には逆位置の「月」のカード
 …過去に、足を引っ張られる
 このカードが、今、伝えようとしているのはそれだけではないのだろう
 秋祭り当日は…きっと、綺麗な満月
 月には様々な逸話がある
 それに関する都市伝説が、今回の件に影響を及ぼさなければいいのだが…

「…どうぞ」
「あ…ありがとう、小人さん」

 カクテルを出してくれた小人に、彼女は微笑む
 ここは、「夢の国の地下カジノ」
 彼女にとって、長居付き合いの友人でもある

「決戦は秋祭り、ですか…」
「えぇ…そのようです」
「「夢の国」が、またひどい事をしようとしてるのね!」

 きゃあきゃあ
 カジノでバニー役をやっているプリンセスたちが、集まってくる
 この地下カジノは、今の「夢の国」のあり方に反抗している
 だから、「夢の国」に吸収されていないのだ
 そう、彼が契約している「夢の国の地下トンネル」のように…

「…大丈夫。今度はきっと、うまくいくわ」

 戦うのは、彼一人じゃない
 たくさんの都市伝説が、その契約者達が
613小ネタ:2009/09/11(金) 22:59:19.43 ID:JLosNyj10
 「夢の国」を止めようと、動いている
 …大丈夫
 また、あの時のように、なったりしない

 そう願いながら、彼女はまた、無造作にカードを一枚引いた
 「世界」の正位置
 意味するのは「成功」「協調」「好ましい環境」
 ……そして
 「世界」とは、タロットの21番目
 「魔術師」で始まるタロットカードの21番目
 これは、目標に達した事を、意味する

 大丈夫だ
 きっと、うまくいく…!

 きゃいきゃい、「夢の国」に関する話をしているプリンセスたちの話をぼんやり聞きながら、小人が入れてくれたカクテルに口をつけた
 じわり、体にアルコールがしみこんでいく

「…美味しい。これは、どう言う名前のカクテル?」
「…”チェックメイト”です」

 今回こそ、王手をかけましょう、と笑ってきた小人に
 彼女もまた、笑い返したのだった



 …翌日より
 「夢の国」に注意を促すチラシの、そのすぐ傍に
 小さく、小さく…こんな落書きが、付け足されるようになった
614小ネタ:2009/09/11(金) 23:00:53.27 ID:JLosNyj10
『「夢の国」に対抗する気持ちのあるあなたへ

   我々「夢の国の地下カジノ」は、全面的にあなた方に協力します!』



 事態は、ぐるり動き出す
 過去の悲しみも、絶望も、怒りも
 現在の願いも、悪夢も、希望も
 何もかも、全て飲み込み混ぜこぜにして



 決戦の日は、ゆるり、近づき続けている






to be …?
615ギザ十:2009/09/11(金) 23:01:07.21 ID:jr81HlZXP
>>609
自分も最初それも良いかな、とも思ったんですが。
少しだけ捻って、別の能力にしてしまいましたすいませんorz。

まさか本当に他の方が、介入してくださるとは思ってなかったので
かなり、自キャラに有利な設定になってしまっていますが。
他キャラさんが、動いてくれている今、
いっその事、先に鮫島事件の設定をばらしてしまった方が良いでしょうか?
616以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:03:35.37 ID:JLosNyj10
そんな訳で「夢の国の地下カジノ」は、「夢の国」と戦う人々を全面的にサポートします!
つっても、戦う力をもたない都市伝説なので、相談場所や休憩場所の提供、夢の国の情報提供くらいでしょうか、できるのは

何か雰囲気ありそうなものが書きたくてカっとなって書いた

>>615
バラした方が、人が絡んできやすいかも
バラさなかったら、それはそれで、話の中で登場した時のビックリ度に関わる
617以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:06:39.36 ID:y0jrM9SP0
遅筆な上にこの前初めての投下をしたばかりの俺は
夢の国戦には参加できそうにないな…

まだ他のかたとからむことができてないぜ
618以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:10:06.30 ID:Xq6RUYc3O
俺もコラボは少ないぜ。
やっぱり他人様の考えたのとズレるのが怖い。

しかし、トイレ無しで夢の国にどう立ち向かえば…
619以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:14:10.26 ID:JLosNyj10
常に勢いだけでクロスさせていただいて、全力で土下座しまくっている馬鹿がここに一人orz
せめて口調だけは気をつけているつもりだけど、常に自信がないんだぜ!
620以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:14:56.63 ID:WhC+wcz30

「夢の国の地下カジノ」が皆の休憩所になるのか・・・

>>618
案1 携帯トイレ
案2 夢の国内部に探せばトイレあるんじゃね?
621以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:15:04.95 ID:Xq6RUYc3O
マスクが風邪対策とかのアレではなく、
タイガーマスク的な覆面口裂け女という電波を受信してしまった。
622以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:17:19.81 ID:7D1IbxH7O
>>618
持ち運び出来るトイレ持参で戦えば
ってのは冗談で

祭りの際に黒服に頼んで
仮設トイレを町中に作ってもらえばいけるんじゃない?
623以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:18:02.87 ID:J70qLU80P
ゆとりがVIPPERバカにしてるぞwwwwwww祭りの始まり
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1252678251/
624以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:18:55.58 ID:JLosNyj10
>>620
ちゃんとノンアルコールの飲み物も用意してるから未成年でも安心だよ!
ただし、カジノ内のゲームは高レートだからうっかり遊ばないよう気をつけてね!

>>621
想像して三つ矢サイダー吹いたwwwwwww

>>622
お祭だから、仮設トイレ一杯あっても不自然じゃないしな
625以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:19:31.76 ID:WhC+wcz30
>>621
新たなヒーロー系都市伝説か・・・

>>622
祭→人集まる→トイレ必要じゃね?→仮説トイレ設置→トイレがテリトリーな都市伝説ウハウハ
ってことですね、わかります
実際トイレがテリトリーの都市伝説ってそこそこ数あるもんなぁ
626以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:24:32.28 ID:Xq6RUYc3O
おk仮説トイレ+αでいくわ

口「私、強い?」

人「ええ、とっても。」

口「これでも?」

彼女はマスクに手をかけ、顔から外す。
すると耳まで裂けた口が・・・
しかし彼女は「orz」状態になって消滅した。

人「覆面レスラーにとって、マスクは命・・・。」

彼女は何がしたかったんだろう。

覆面口裂け女 〜完〜
627以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:27:25.67 ID:JLosNyj10
>>626
意味ねぇwwwwwwwwwww
628以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:29:42.82 ID:WhC+wcz30
>>626
本当に何がしたかったんだwwwwwww
629以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:37:19.47 ID:t04V8ShrO
クロスはやってもらえると超嬉しいから、なるべく絡めたいなと思ってるんだぜ!
多少ずれられてもそれを補って余るぐらい嬉しさが先行するし!
…なかなか状況が作れないけどな!
630以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:39:23.53 ID:6m77t575P
あれ、日付変わりそう?もうかよ・・・グダグダだな内容だけどなんか書き溜めあったから投下する
631某日、夜の墓地にて:2009/09/11(金) 23:40:31.04 ID:6m77t575P
『・・・・・・状況はどうでしょうか?』
電話から聞こえてくるのは若い女性の声。
『南区』
『現在のところ異常はナシ、です。例のポスターが駅前とかに大量に貼られてますけど』
問いに答える小学生くらいの女の子の声が電話から聞こえた。
『西区』
『廃工場で最近、戦闘があったくらいだな。どこのモンかは捜索中だ、たいした奴じゃないだろうけどよ』
『北区』
『秋祭りの準備が始まり、『神隠し』も収束した。ただ、近頃は『黒服』をよく見かけるのぅ』
『東区』
『巡回中、何度か『夢の国』の出没を確認、徐々に北へ向かっています。被害は出ておりません』
続けざまの問いには、口調の荒い青年、古めかしい話し方の老翁、ハキハキとした若い男の声が答えた。
その中で、若い男の声に続けて問いがかかる。
『北へ向かったと言いましたね?ということは狙いは・・・』
『秋祭り、でしょうね。多くの人間が集まるわけですから、』
『やはり機関も動いているということかの?』
『最近は『首塚』達も町を闊歩してますし・・・はぁ、イヤになっちゃいますよ・・・』
『なぁ、やっぱ新参者には一発脅しでもかけた方がよくねぇか?』
『物騒なことを言わない。まぁ、なんとかしておきたいことは事実です』
若い女の声がそこで話をこちらに振ってくる。
『さて、『理解者』さんからなにか情報は?』
「そうですね・・・『黒服』のところで『鮫島事件』って単語が浮かんだんですが、これは?」
『ああ、この間のビル消失の時のあれでしょうね。そういえばそれもありました』
再び会話が電話口の向こうで始まった。
『やはりアレに対抗するには山ノ神の力を借りねばならんと・・・』
『現在、『骨喰い男』が各場所への下準備を・・・』
『やはり組織の一部が過激な動きを?・・・』
『とりあえず『首塚』とは接触を図って、それから『組織』にも・・・』
5人の声が飛び交い、会議は進んでいく。
それを聞きつつ、さすがに眠いのか男はあくびをした。
632以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:40:40.57 ID:JLosNyj10
wktk支援

ちなみに、俺はクロスされるたび嬉しくて転げ回ってる
633某日、夜の墓地にて:2009/09/11(金) 23:41:11.31 ID:6m77t575P
『ところで、『夢の国』の現在地は把握できてんのか?東で見たって言ったがマーキングはしてねぇんだろ?』
『それは大丈夫だ。流れの『人面犬』に、市外から『消えるカラス』の能力者を呼んでもらうことになっている』
『なるほど、カラス避け電波を感知させるんだな?けどよ、人避け電波に変わってて効果があるとは思えねぇ』
『やってみなければ分かりませんよ。それに少なくとも、空から数を使って探すのは有効手段かと』
『そりゃあそうだ!うっかりしてたぜ』
『そういえば『喫茶ルーモア』店主がやられたとか・・・・・・よほど節操のない契約者と見受けられる』
『でも後押ししたのが『首塚』だって情報があるよね?』
『うむ、『首塚』も一枚岩ではないのだろう・・・そういえば、彼等は勧誘を積極的にやっているというが』
『あ、こっちの『ダルマ』ちゃん達が声かけられたって・・・「私達黒服に構う暇ないんで、じゃ!」って言って切り抜けたって』
『それは・・・まぁ、若い娘はそんなものか・・・』
『私ね、よくそれで逃げ切れたね〜って言ったら「世の中は見た目と勢いよ」だって。ちょーっと違う気がするけど・・・』

『では、皆さんお静かに。これより当面の行動方針を改めてお伝えします』

若い女性の声が電話の向こうで凛、と響き渡ると静寂が訪れる。
『万一の時、協調できるよう『黒服』達と波風を立てないように、『首塚』に関しては契約者への情報通達を忘れずに』
若い女性の声がスラスラと今後の方針を説明していく。反対や質問は一切聞こえてこなかった。
そして最後に、彼等へもっとも重要な『計画』が伝えられる。
『目下捜索中の『夢の国』ですが・・・・・・発見、補足しだい、全戦闘参加予定者に通達を』
電話口の向こうから、若干のどよめきがあがり・・・それはすぐに収まった。
『発見後は一般人の安全確保を最優先。第二に自身含む関係者の安全を確保するものとお伝えを』
軽く息を吐いたような音が聞こえ、一拍おいて締めの言葉が発せられた。
『秋祭りが、おそらく『夢の国』契約者との全面抗争となります。気を抜かないように・・・それでは、会議を終了します』


・・・受話器を置いた男は、また眠気を感じて小さく伸びをした。
「あれ、ひょっとしてもう会議終わった?」
後ろからガッカリしたような女の子の声が聞こえ、男は振り向かずに応えた。
「たった今、ね。残念だったね、他の『声』に話を聞けなくて。そのために何度もここへ来るまで練習を・・・」
634某日、夜の墓地にて:2009/09/11(金) 23:41:59.41 ID:6m77t575P
「せいっ!」ガスッ 
「痛゛っ!?」
「恥ずかしい内容まで口走ってるんじゃねーぞ、このモヤシ野郎が」
「す、少しは言葉遣いを気をつけ「モヤシに必要なのは丁寧語じゃなくて暗い部屋だろ」・・・あ、そう」
とりあえず、言葉遣いの改善要求は拒否されたらしい。
いつになったら打ち解けてくれるんだろうこの子、会ってからもう2ヶ月経つのにつっけんどんな態度だし。
「・・・で、どんな内容だった?」
「細かいことを省くと・・・秋祭りで『夢の国』との全面抗争をやるらしい。一般人の安全確保を最優先だと」
「そっか・・・・・・ついにきたんだな」
『夢の国』・・・過去に北区の祭で子供を大量にさらい、『組織』の構成員を返り討ちにして水面下へ隠れた都市伝説。
長いこと姿を見せていなかった彼等が、少し前から活動を再開して『組織』を翻弄している。
アレはこの街を飲み込もうとしているのだ。それを防ぐ術は、ただの人間達にはない。
彼等に対抗できるのは同じ都市伝説・・・そして、都市伝説と契約した者達だけ。
と、男の右横に女の子が座って肩によりかかる。
「なぁモヤシ」
連日の自主哨戒による疲れの混じった声が右耳をくすぐる。
「絶対、生きてこの街を守りぬこうぜ」
・・・男の脳裏に、この間どこかの契約者に襲われて骨すら残らずに死んだという人の話がちらつく。
男は女の子の肩に右手を回すと、強く抱きしめた。
「ああ・・・・・・絶対にな」
夜空には無数の星が瞬いて・・・・・・都市伝説を、契約者を、ただ見下ろし続けている・・・・・・


「・・・って、さりげなく肩に手ぇ回してるんじゃねぇ!」ドスッ
「ぐえ!」
細い左腕から繰り出された渾身の肘打ちに悶絶する男を見ながら、
ハハハハ!、と豪快に女の子は笑う。
「こんな日ばっかりならいいんだけどよ・・・・・・なぁ?」
ニヤリと口元をあげ、女の子は夜空へ語りかけた。
星は男のようには応えず、ただ静かに瞬いていた・・・・・・             〜Fin〜
635以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:42:48.54 ID:Xq6RUYc3O
クロスさせるために、その対象の話は最初から全部見てからってポリシーがあるのだが、
このスレ離れてる間に増えまくった分が多くて消化しきれないし、
かと言って気合いで全部読もうとすると書く時間無くて流れ(例:マスター追悼や夢の国)に置いてかれる罠。
636以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:43:54.29 ID:mmcLlYHP0
Tさん使っていただきありがとうございます。
チャラ男に変な誤解がまた付いたwwww

>>608
満月おkです近いうちにもっと詳しい説明がはいるかと……

あと、仮設トイレですが設置する予定でしたのでぜんぜんおkです

まさか夢の国の話に皆さん食いついてくれるとは思わずに狂喜乱舞してます
637以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:44:19.50 ID:JLosNyj10
乙!
怪奇同盟が動いたか…!
「首塚」組織を接触させたいな
やはり、墓場の前でかかってくる電話辺りと接触させるのがスムーズか…?

さて、おやすみー
俺…明日の朝スレが残っていたら、委員長辺りで何か書くんだ…
638以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:47:54.61 ID:Xq6RUYc3O
もつ
639以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:50:14.84 ID:6m77t575P
というわけで『怪奇同盟』少し動かしてみました。
グダグダな内容なのは、マスター殺害事件直後に書いたものを修正した文章だからです。


基本的に『学校町』の墓場付近なら電話がかかってくるけど、
それぞれの地区で担当する『声』があるのでそこのところが注意点ですね。
唯一、単独の『声』が電話をかけてくるのが星型の頂点のひとつの墓地。ここは東区の南側にあります。
ここの『声』が『学校町』の墓地全体の総括だというプチ情報を覚えておいてくれると嬉しいです。
640以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:51:57.82 ID:mmcLlYHP0
おつでしたー
怪奇同盟が動き出した……
641以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:54:42.10 ID:TFgIWJ5C0
亀ですが
>>606
そうでしたか…まあ違うのかなーなんて内心思ってたりしてたんで構いませんよw

いろんな団体が着々と動きつつあるな…そろそろ決戦の時かな?

バトルなら任せて!日本で(九十)一番(目位に)熱い秋にしてみせるぜ!

じゃあおやすみ
642以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/11(金) 23:59:34.53 ID:wdIoQ/KdO

怪奇同盟と話してるのって誰だったっけ……
643以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 00:04:24.24 ID:93XvelGUP
>>642 設定しか晒してなかったはずなので分からなくてもしかたないですね。

モヤシ野郎が『相対性理論の理解者』の契約者
女の子は『死の行軍』の契約者です。まぁこっちは今の会話じゃ判断できないでしょうけど
644以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 00:07:50.60 ID:Ha8BVhu6O
よし、ちょっと投下するよ
645首なしライダー:2009/09/12(土) 00:09:24.19 ID:Ha8BVhu6O
いつも通りの夜
俺の部屋


 テレビでは都市伝説特集をやっている。
 花子さん、口裂け女、人面犬、エンジェルさん……などなど

「幸せの眉毛のコアラのマーチ…そんな都市伝説まであるのか…」
 俺は呟きながらのんびりとテレビを眺めていた。

「都市伝説が都市伝説の番組見るのもどうかと思いますけどねー」
 そう言いながら朝野が机の上にあったクッキーに手を伸ばす

「そういえば先輩、夢の国がどうやら動くらしいですよ?」

 もぐもぐとクッキーを食べながら話す朝野に俺は恐る恐る言う。

「その事なんだけど朝野さん、俺はさすがに戦…「もちろん、先輩は強制参加ですからね?」
646以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 00:10:02.61 ID:azgTAyz0O
>>643
おぉありがとう

能力は思い出せないけど
その名前は見たことある
647以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 00:13:19.10 ID:nZYqLE04O
>>646
まとめの個別(txt)の設定→設定のみの子のとこに設定あったお
648首なしライダー:2009/09/12(土) 00:13:49.77 ID:Ha8BVhu6O
 い、今何て言った…?
「先輩、夢の国と戦いなさい」

「それは命令?」
「勿論」

 自信満々に朝野が言う。

「拒否権は?」
「そんなの先輩なんかに必要ないでしょ」
…がんばれ、俺

「しょうがない…戦いますか夢の国とやらと」
 俺は覚悟を決める

「とある情報によると、決戦は学校町の北区の秋祭りの夜みたいですね」
いったいそんな情報どこから拾ってきたんだよ…
まぁ、深く考えない事にする

「まぁ、他の都市伝説も戦うみたいですし大丈夫ですよきっと」
「そうだといいんだけど……」
 テレビはいつのまにかエベレストで発見された未確認生物についての番組に変わっていた。

夢の国との戦闘準備編
以上?
649ギザ十:2009/09/12(土) 00:15:50.57 ID:Ra8PK3M5P
やっと書き終えた、今、投下しても大丈夫ですかね?
650以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 00:16:41.32 ID:93XvelGUP
朝野さんは鬼だな、投下乙


>>646 
本編が滞ってた時に考えた設定だけ先に暴露したんですよねぇ・・・
「これが『怪奇同盟』のメンバーだ!」って感じのノリで。それぞれの能力は、
モヤシ男は【聞いた会話の内容に関する事柄を連鎖的に知る】
女の子は【多数の敵を自滅へ誘導する】、【死にゆくネズミの群れの使役】の二つ


おkよー
651首なしライダー:2009/09/12(土) 00:17:10.75 ID:Ha8BVhu6O

首なしライダーを見つけたら適当にバイクに乗せて貰って移動するなりしちゃってください
彼なら乗せてくれます

その事についての小ネタ



「なぁ、朝野さん……」
「何ですか?」

俺の目の前には
サイドカー付きの青いバイクが停まっている

「…俺のバイクが進化したみたいなんだが?」
「よかったじゃないですか、きっと最終的には人形ロボットに変形しますね」

ナンバープレートを確認してみるが、どうやら俺のバイクらしい

「これって…元に戻るの?」


以上

サイドカー付きのバイクなんで
多少無理はあるが数人乗れる………かも

こんなんでクロス出来やすくなった……かな?
652ギザ十:2009/09/12(土) 00:21:17.11 ID:Ra8PK3M5P
それでは、投下させていただきます。

学校町から北区にある神社への道、そこから一時間ほど外れた獣道を進んだ先。
そこに、首塚組織の隠れ里へ続く『門』の一つが存在する、その石碑を前に俺たちは立っていた。
「これが…首塚の隠れ里への入り口?」
「そうらしい、平将門の言う事が本当ならな」
小首を傾げて聞いてくる太郎さんに頷くと、古ぼけた石碑に近づき手を翳す。
「ここに手を当て合い言葉を言えば門が開くらしい…合い言葉、何だっけ『将門様カッコイー』だっけ?」
「どんな合い言葉よそれは! たしか『将門は米かみよりぞ斬られける、俵藤太が謀にて』でしょ」
俺のボケに対し、ポケットの中に入れておいた鏡の中から律儀に突っ込みを入れる声が聞こえる。
鏡を取り出し、目の前に掲げると案の定、ジト目で此方を睨んでる幽霊少女の姿があった。
「はいはい、ちょっとした冗談だろ、ほれどいてろ」
ぷらぷらと片手で少女を追い払うような仕草をしながら、今言われたとおりの言葉を言い放つ。
次の瞬間、目の前に建つ石碑を中心に空間が歪み、虚空にぽっかりと開いた穴が出現した。
「ところで、この合い言葉ってどういう意味なんだろうね」
太郎さんが、不思議そうに此方に問いかけてくる
「何でも昔、藤六右近って歌詠が歌ったとかいう、平将門のお気に入りの歌らしい」
「へえ、そんな事よく知ってるね、すごいなぁ」
「まあな、この前、ご先祖様から聞いた」
俺の言葉に「あ、そうなんだ…」と苦笑しながら太郎さん、ふと先日この逸話を俺に語っていた時のご先祖様の様子を思い出す。
何でも、平将門はこの歌を聞いて大いに受けて爆笑したらしく、その様の事をご先祖様は
まるで「こんな駄洒落に受けてしまう辺り、あの妖怪爺も存外にぎゃぐせんすがないです」と言わんばかりにでせせら笑っていた。
ドンだけ平将門の事が嫌いなんだ、この偽幼女は…と、半ば呆れつつ。
ならば、見せてもらおうかご先祖様のぎゃぐせんすとやらを、と面白い洒落を一つせがんでみると
ご先祖様は自信満々に、無い胸をエヘンと張りながら「ふとんがふっとんだー」と言い放ってきたのだった。
こんな駄洒落が受けると思う辺り、このロリ婆も存外にぎゃぐせんすがないようで。
そんな事を考えながら、俺の右肩の辺りに浮かんで珍しく実体化しているご先祖様の顔を見ていると、何を勘違いしたのかヘラリと照れたように此方に向かってご先祖様が笑いかけてくる。
溜息を一つ吐いたあと、苦笑と共に声を出す。
「さて、そろそろ行くか」
ゆらゆらと陽炎のように揺れる不安定な『門』を四人で潜り、俺たちは首塚組織の拠点の中へと足を踏み出した。
653ギザ十:2009/09/12(土) 00:22:04.74 ID:Ra8PK3M5P
長い板張りの通路を、妙にチャラチャラした格好の男の案内で進み続ける事、数十分。
俺たちは、静謐に包まれた純和室の中心で、一人静かに酒を嗜む武者姿の男の前に居た。
「存外に、来るのが早かったな青年…」
ニヤリと嗤いながら、俺の眼を真っ直ぐに見据えてくる祟り神の皇。
膝が震えるのを必死に堪えながらも、俺は強がるように平将門の視線を睨み返しながら言葉を返す。
「あんたが言う、俺に与える「力」とやらが気になって夜も眠れなくてな、居ても立っても居られなくなって、つい駆け付けてしまったよ」
此は半分本当だ、俺の「組織」への復讐、その為の「力」を俺は、喉から手が出るほどに欲っしている。
「くかか、そう慌てるな若造、焦りは隙を生み、自らの破滅を早めるぞ?」
そう言いながら、グビリと手元の酒を飲む平将門。
ちっ……さっさと、力を頂いて、さっさと帰りたいんだがな、こんな落ち着かない場所には正直長時間居たくない。
「それよりも、そこな童は初めて見る顔だな、名は何という?」
「えっ……あ、えっと……」
急に話を振られて、挙動不審になる太郎さん。
今にも泣きそうな表情の少年を、宥めるように頭を撫でながら苦笑と共に頷いてやる。
「あの、太郎……です、旧北区小学校の、三階トイレの太郎です」
「ふむ……童、なにやら妙な歪みを感じるな、その歪な力……なるほど、ここ最近「組織」と敵対していた謎の怪談仮面とはお前の事か」
「えっ!? な、何でっ……あ…」
くかか、と愉快そうに嗤う平将門。
太郎さんは、カマを掛けられた事に気づき、絶句している。
まあ、別にばれてもかまわないんだけどな、そもそもばれて拙いならわざわざこんな場所に連れてこない。
「くくく……組織を騒がす怪人とやらの割に、中々初い反応だ、しかしその力、その魂の質、面白い……童、貴様も我が配下にならぬか?」
「駄目だ、こいつは俺のモノだ、アンタには絶対にやらん」
既に、予想していた平将門の言葉に間髪入れずに、断りの言葉を言い放つ。
その瞬間、何故か空間が凍り付いたような気がした。
訝しげに周りを見る、隣にいる太郎さんは何故か驚いた様な表情で眼を丸くしている、かと思うと段々顔を赤く染めていき俺と視線が合うと慌てて視線を床へと落とす。
鏡の中を見る、何故か涙目になりながら、少し引くように俺から身体を離し、いやいやをするように首を振りながらブツブツ何事かを小声で呟いてる幽霊少女。
背後を見る、何かやけに生暖かい視線を俺に向けながら、サムズアップを俺に向けてくる。
部屋の入り口の方では何故か、先ほどの案内役のチャラい男がずっこけていた、ていうかまだ居たのか。
周りを見渡しても、余計に訳が分からなくなった俺は、静かに手元の酒に口を付けている平将門に向かって言う。
「もちろん、この何故か涙目になって壊れてる幽霊少女も、意味不明にむかつく笑顔で妙なジェスチャー向けてくるうちのご先祖様もアンタにゃやらん、此奴ら三人は組織に対する俺の大事な切り札だからな」
654ギザ十:2009/09/12(土) 00:22:55.39 ID:Ra8PK3M5P
その俺の言葉と共に、周りから妙に複雑な感じの溜息が聞こえる、なんなんだこいつら……。
「くかか……なるほど、今回、自らの手駒をわざわざ我が前に晒したのは、その忠告の為か」
「まあな、作戦前に気に入ったからって、強引に俺の戦力の要を引き抜かれても困る」
「くかか……我は、その様な無粋な真似はせんよ、来る者を拒む事はなし去る者は追わぬ」
「ふん、その言葉、信用出来るほどにアンタとは深い関係でも無いしな」
それだけだ、と簡潔に述べると、目の前の武者はカカカカと歯を剥き出して嗤う。
この祟り神、何かあれば嗤ってるイメージがあるが、もしかして笑い上戸なのだろうか…。
「くかか、しかし言葉ほどには信用していない訳でもないだろう? わざわざ我との口約束の為に、この場まで来たのだからな」
その言葉には無言で応える。
「くく……答えぬか、まだまだ青いな青年、ああ、それとも貴様のその態度、それこそが、いつか我が配下の一人が言っていた「つんでれ」というものなのか?」
何やら、名高き平将門の口から出てはイケナイ台詞が聞こえたような気がするが突っ込むのも怖いので無難にスルーする、入り口のチャラ男がまたもや盛大にずっ転けていたが無視だ無視。
膨大な労力を掛けて必死に突っ込みを入れそうになる自分を自制している俺を気にせず、目の前の大怨霊が、手に持っていた杯を音を立てて置く。
陶器の杯と漆喰が奏でる澄んだ音が部屋に響くと同時、急速に辺りの空間が歪み。
次の瞬間には、全く別の場所へと俺たちは移動していた。
地肌が剥き出しになった広大な通路、所々に浮遊する妖しげに発光する人魂が揺らめいている。
その俺たちの前方に存在する、何とも重厚な、まるで地獄の門を彷彿とさせる巨大な鉄拵えの扉が存在した。
「この扉の奥に「力」がある、それを手にするも良し、しなくとも良し、貴様自身が判断し決めるが良い」
平将門が尊大に言い放つと、数十トンはあろうかという鉄の扉が、俺の前で左右に開き出す。
一瞬圧倒されるほどの、怖気を扉の奥から感じ、全身に鳥肌が立つ。
頭に手を当て、迷いを振り払うように首を振る。
確かに、この中には力がある、強大な力が、ならば、俺が今出来る事は足を前に踏み出す事のみ!
決意と共に扉の奥へと進み出す、俺が通り抜けるとそれに着いてこようとする他の者たちを遮るように扉が閉じていく。
閉じていく扉の間からは、愉しそうに嗤う平新皇の声が聞こえた。

暗い暗い部屋、光を取り込む窓が一切無く、光源となる物が殆ど存在しない冷たい石造りの部屋。
暗闇に慣れてきた俺の眼が捉えた光景は、そんな石牢のような寂しげな部屋の真ん中に、数々の札や縄や鎖によって雁字搦めに絡め取られた一口の刀だった。
カタカタカタ……。
静寂に包まれた石部屋の中心で刀が震える。
カタカタカタカタ……。
まるで、全身を絡め取る拘束から逃れようとするように。
655ギザ十:2009/09/12(土) 00:25:23.29 ID:Ra8PK3M5P
カタカタカタカタカタカタ……。
まるで万物の全てが憎いと、我が望みの叶わぬ世の理が憎いと。
叫ぶように慟哭するように、ただただ奮え、音を立てる。
「これは……やばい……」
刀を中心に、どす黒い怨念が部屋中を駆け巡りうねりをあげているのを感じる。
足下から立ち上る障気に当てられ、頭がクラクラとする。
此はかなり拙い、この場に長く止まると、下手をすればこの刀に中てられて発狂しかねん……どうする、諦めるか?
しかし、これだけの障気、これだけの怨念、我が物にする事が出来れば……。
ポケットの中で、ギュッと十円玉硬貨を握りしめる。
若干、気持ちが落ち着いたような気がして、刀の下へと足を近づける。
瞬間、俺の存在に気がついたかのように、刀から殺気が迸る。
その向かう先は、この俺自身。
《貴様、何ものぞ!》
頭に響く、声、声、声、
《ああ、憎し、おお、憎しや、栄之丞!》
《貴様か、貴様か、栄之丞!》
栄之丞……?
《動く事すらままならぬ、我が前に、我が姿を嘲いに来たか!》
誰だ、何だこの声は……
《ああ、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いぃいぃぃいっ!》
頭の中に駆け巡る怨嗟の声。
《我が宝、八ツ橋を奪い、我が地位を奪い、我が全てを奪った栄之丞!》
《憎い憎い憎い八つ橋も憎い! 我が心を奪い弄び捨てた八つ橋! 憎き栄之丞へと笑顔を向ける八つ橋が憎い!》
痛い、頭の中に直接投げ掛けられる怨みの飛礫。
《あぁ、憎い、憎い、殺したい、何処に居る、何処だ、憎き者ども何処に居る、今度こそ我が手で殺してくれる!》
《おぉ、おぉ、憎い、とても憎い、憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎っ!》

「うるっせええええええええええええええっ!!!!」

《憎い憎いにくごがばぁっ!!?》
656以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 00:27:27.38 ID:93XvelGUP
そこで暴力かいww
657ギザ十:2009/09/12(土) 00:28:53.05 ID:Ra8PK3M5P
ゴギンッ! という鈍い音と共に、部屋の中央に拘束された古びた刀が大きく揺れる。
地肌を晒したままのその部屋の地面に転がっている岩石、その中でも赤ん坊の頭ほどある大石の直撃を受け。
さすがの、妖刀も妙な悲鳴を上げて絶句した。
カシャリ、カシャリと、強引に揺らされた鎖が音を立てる。
俺は、未だに頭痛の残る頭を片手で押さえながら、手に持った石をドスッと乱暴に、刀の近くに投げ捨てる。
カタリッ、と何か、ビクつくような音を立てる目の前の、推定妖刀。
《き、貴様、何を考えている…この我が障気に中てられながら、空気も読まずにその様な暴挙に出るなど…》
何やら、ブツブツと文句を言う妖刀を無視して、ポケットの中に入れていた鏡を取り出し刀を映す。
鏡の中には妖刀に重なるような形で拘束された、醜い相貌を持つ着物姿の男が映っていた。

「……で?」
《憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎いに…》
問いかけに、まだ主導権を取り返そうとしているのか、どす黒い怨嗟の声を上げようとする男。
しかし、俺が、これ見よがしに地面の岩石の選別を始めると、とたんに静かになる。
溜息、頭上を見るが、何時ものように空は見えず、ただ岩肌の暗い天井だけが見えた。
「お前、もしかして籠釣瓶か?」
《……その通りだ》
「何年か前に「組織」が多大な犠牲の末に捕獲したと昔聞いた事があったが、なぜ平将門が…」
《……貴様、我が身をこの様な場所へと置く、憎き祟り神の手の者か?》
「そうだと、言ったら?」
ぞわり、と、男の身体から怒気と共に怨嗟の念が巻き起こる。
「冗談だよ、いや奴の配下と言えばそうだが、別に忠誠を誓ってる訳じゃない」
《貴様、何ものだ? 何を考えている?》
「何ものかか……まあ、ただの微弱な人間かな、何を考えてるか? 決まっている」
ありったけの、憾みを言の葉に乗せ言う。
「復讐を……ただ、俺の大切な人を奪ったモノへの復讐をだ…」
カタリ……カタリ……と、俺の負の念に同調したのか、目の前の男が憑く刀が音を鳴らす。
《惰弱な身で在りながら、とても暗く底の深い怨念を宿す者、ある意味、我が身に近しき者か……なるほど、あの祟り神が我が前に寄越す訳だ》
そう語る、男に俺は、しかし頭を横に振る。
658ギザ十:2009/09/12(土) 00:30:44.78 ID:Ra8PK3M5P
「お前に近しき者? 違うな……それは違う」
《……何?》
「さっき、お前は、憎き者ども何処に居る、と言ったな」
《…………》
「今度こそ、我が手で殺してくれる、そう言ったな」
「今度こそ? それは少しおかしいんじゃないか?」
カタリ……妖刀が震える。
「「吉原千人斬り」詳しくは知らんが、たしか江戸時代に起こった、復讐に狂った男が自らを裏切った女と男と、そしてその他大勢の人間を切り殺し回ったという事件だったな」
「この話が本当だったら何故お前は、憾みを晴らした筈のお前が、未だにこうして怨嗟を撒散らしているのか、何故、女を奪った男を殺したい男に走った女を殺したい、なんて叫び続けるのか…」
「その答えは、一つ……つまり、お前は、失敗したんだな、復讐を……」
蒼白に歪む、刀に憑かれた男のその表情が、如実に肯定を示していた。
《それが、どうした……一度は確かに失敗した、だが…》
「既に、お前のかつて居た場所は300年も前の遙か遠い時代の事だ、既に貴様の恨む者たちはとっくの昔に死んでいる」
ザワリ……俺の言葉に周囲の空間がさざめく様に揺らぐ。
「お前の復讐は既に、手遅れな程に失敗しているんだ……そんな、お前の様な負け犬と、俺が「近しき者」だと? 笑わせる」
《ならば、ならば、貴様はどうだというのだ、その弱き身で微かな望を託し、卑しくも我が力を手に入れんと我策するする程だ、
 その貴様の言う、「大切な人」とやらを奪った存在は、それこそ絶望的な程に強大なのであろう》
「そうだな、相手は「組織」の暗部「鮫島事件」だ、俺だけでは手に追い切れんだろうな」
《ならば、貴様も我と同じ穴の狢よ、復讐を成すこともなくただ恨みを叫び、世の理を嘆き、周りを害する存在となる》
「いいや、そうはならん、言ったはずだ俺とお前は違う、一緒に戦ってくれる仲間がいる、俺に全てを掛けると言ってくれる友人が居る、俺に力を貸してくれる家族が居る、お前の様に独り狂い、ただ凶刃を振るうだけの狂人とは俺は違う」
《言葉だけでは何とでも言える》
「なら、俺の言葉が信用出来ないのだったら、その自分の眼で見ると良い」
《……なに?》
「俺の言葉を信用出来なくとも自らの眼は信用出来るだろう? だから俺に憑いてこい、お前の束縛は解いてやる、そして我が復讐の完遂を見届けろ」
《くっ、くくく……何とも、使い古された手だ……その様な見え透いた言で、我が力が手に入るとでも?》
「まあ思わんなぁ…だから俺は自らの全てをかける、我が復讐、万が一にも失敗すれば、この命、この体、この魂、全てをお前の好きにすればいいさ」
《貴様、後悔するぞ……》
「後悔? ありえんな、お前の出来なかった事、俺は絶対に成し遂げる。「栄之丞」から「八つ橋」を奪い返す、お前が絶望に狂う程に、お前がこの世を詛う程に渇望し続けたその情景を、特等席で見せてやる!」
《ふ、ふふふ、ふはははははっ! 面白い、そこまで言うのならば良いだろう、貴様の絶望に狂う様を、お前がこの世を詛う様を、特等席で見せてもらおうではないか!》
659ギザ十:2009/09/12(土) 00:32:32.09 ID:Ra8PK3M5P
愉快そうに笑いながら、掌をこちらへと向けて伸ばす、怨嗟に狂いし凶刃。
その彼の手を、躊躇せずに俺は取―――。


―――暗転。


激痛と共に、体の何処かで致命的な何かの破砕音が聞こえた気がする。

まさか、ここで容量不足に陥るとは……。
どうやら弱い物ばかりとはいえ、都市伝説を複数所持する俺の器の容量は。
強大なこの妖刀の全能力を抱え込む事を許さないようであった。

グラリと回る、視界の外で。
呆れたように、呟く妖刀の声が聞こえた。

《本当に、大丈夫なのだろうな……?》
「と、とりあえず……俺の体が保つ範囲まで、…少し手加減を頼む……がくりっ…」

そう言いながら、冷たい石畳の上で俺は意識を手放すのだった。
660以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 00:33:11.55 ID:93XvelGUP
限界きたか・・・
661ギザ十:2009/09/12(土) 00:41:11.72 ID:Ra8PK3M5P
とりあえず、こんな感じになりました、が…。

すいませんすいませんすいません!
折角頂いた妖刀をこんな風に「壊して」しまうとは!
しかも、妖刀の力の全てを使う事も出来ない有様で…
本当に申し訳ありません、と叫びつつ硫酸土下座!orz
662以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 01:03:06.07 ID:azgTAyz0O
ギザ十の契約者は変な誤解を
ギリギリ回避したかw
663以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 01:31:00.85 ID:93XvelGUP
よし、寝るか
664以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 01:52:39.96 ID:93XvelGUP
『怪奇同盟』と将門様の対面シーンか・・・それとも『夢の国』にちょっかいかけてみるか・・・

起きたら決めよう。お昼頃まで残っていると信じておやすみ
665以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 02:32:58.22 ID:ZP5++U2dO
ほしゅ
666以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 03:10:21.39 ID:ZP5++U2dO
ねるほ
667以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 04:03:31.80 ID:8K1wYWUC0
668以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 04:52:55.61 ID:8K1wYWUC0
ねるほ
669以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 06:29:02.00 ID:lTw1VDZ70
670以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 06:55:45.22 ID:JY0CXB01O
671以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 07:42:40.67 ID:Ha8BVhu6O
672以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 08:13:24.17 ID:4/uCNy8+0
おはよう

行ってきます
673以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 08:53:20.25 ID:FzcawY4T0
おはよう

頑張って

俺も頑張るか…
674以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 08:59:46.59 ID:A1i3FcPYO
「死の行軍」と「ハーメルンの笛吹き」が同時に鼠の使役をおこなった場合、
どちらが優先されるのだろうか。
675以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 09:20:29.69 ID:93XvelGUP
>>674

その疑問もごもっとも。
『死の行軍』は周囲のネズミを操るのではなく
まず、まったく別の場所からネズミの群れを呼び出すので支配力は『ハーメルンの笛吹き』が上です。
しかし、『死の行軍』の能力で『ハーメルンの笛吹き』に支配が移ったネズミ達の自害行動が促進され、
それでも後から後からネズミが呼び出されるので膠着状態になりますね。

まぁ、『死の行軍』のネズミの呼び出しは急激に体力を失うので最後には『ハーメルンの笛吹き』が勝ちますね。
676以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 09:34:34.67 ID:93XvelGUP
あ、でもそれは相対している場合の話。

よほど近い場所で『ハーメルンの笛吹き』が能力を使っていない限り
呼び出したネズミの支配は『死の行軍』にあります。
ただ、戦闘が終わって開放されたネズミは『ハーメルンの笛吹き』に支配が移ると思います。
あの能力、確か町全体からネズミ集めてたはずなので。


つまり、『死の行軍』が能力を使うたび『ハーメルンの笛吹き』が使うネズミが補充されていく。


呼び出されたネズミが自害行動をするのも『死の行軍』の支配下にある時だけだしね!
能力の違いはたぶん、こんな感じ
『死の行軍』・・・【呼び出したネズミを錯乱状態にし、ちょっとした行動指針を与えてやる】
『ハーメルンの笛吹き』・・・【強制的な支配でネズミの行動を完全に操る】

能力がけっこう曖昧なのはあんまり設定を煮詰めてないからさ・・・
677以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 09:36:31.71 ID:m8hsMeCR0
おはよーーーーーっす!
ギザ10の人乙ー!
はっはっは、問題ないですよ、籠釣瓶
フラレ男の憎しみ濃縮以外特に決まってなかったんで
…が、大丈夫か、ギザ10の契約者っ!?
まさかここで容量限界突破とは…!?
678以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 09:39:21.25 ID:93XvelGUP
やぁ、おはよう。

ところで将門様は町を巡回している時は鎧武者姿なのかな?
679以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 09:40:48.00 ID:m8hsMeCR0
>>678
はい、バリバリ鎧武者姿です
一人でお散歩の時もあれば、キャリアウーマン辺りを傍に引き連れている事もあり
680以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 09:45:14.86 ID:93XvelGUP
キャリアウーマンのキャラ・口調が未だによくわからないんだよなぁw
まぁしばらくすれば慣れるか。


まだ将門様と『怪奇同盟』のコンタクト書いてないけど
将門様に威圧かけるシーンが脳内でできあがりつつあるから困る。
681以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 09:50:47.89 ID:m8hsMeCR0
>>680
キャリアウーマンは書いてる俺自身口調が定まってないから困るwwww
とりあえず、キャリアウーマンモードでは将門様ラブ、将門様命!な真面目女性、かな?
少し、某剣客浪漫の包帯男の夜伽のおねーさんのイメージ入ってる
ただし、貴腐人モードでは、何かこう、大暴走で

威圧なんてかけられたら、将門様「怪奇同盟」を気に入っちゃうww
自分に対してビビらず、強い意思や信念をぶつけてくる相手が大好きです、将門様
682以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 10:02:21.80 ID:93XvelGUP
あの漫画、一桁台までしか読んでないから困る。今度どっかで立ち読みしてくるか・・・

気に入られるとか他の同盟員がギョッとするww
でも将門様でも、他はともかく統括する『声』の墓場には拒否された場合本気ださないとなかなか入れないと思うんだ。
あそこは防御に関しては鉄壁です。霊力っぽいなにかで結界張ってる。
v.s.生首の時、マネキンが墓場に入れなかったのは結界があったからだし。


ということなので、決戦当日は各墓地が避難所になりうる。
まぁそれも接触した時にそれとなく書けばいいか・・・
683以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 10:06:31.34 ID:m8hsMeCR0
>>682
まぁ、無理して墓場入る気もないしね
「怪奇同盟」が気に入れば、そちらから手を出さない限り、「首塚」組織のメンバーにそちらに無闇に手を出すな、みたいな指示をだすでしょう
…つっても、「首塚」はイマイチ連携がなってなくて連絡がきっちりいかないがな!
将門の意思無視で手ぇ出してきた相手は好きにしていいよ、みたいな事くらいは言ってくるでしょう
本気出さないと入れない結界とか、将門ますます気に入るなwww

「くっかかかかかかか!我を拒むか!!良いだろう、その力……気に入った!!」

みたいな
将門様、普段は「くくく」とか「くっくっく」みたいな笑い方だけど、テンションあがると「くかかかかか」みたいな笑い方になります
684以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 10:07:50.55 ID:93XvelGUP
おーけー、それじゃあ頑張って書いてみるよ・・・
685小ネタ:2009/09/12(土) 10:15:39.34 ID:m8hsMeCR0
「…だいじょーぶっすかねぇ、あいつ」

 籠釣瓶を封印している部屋に入った男
 はたして、籠釣瓶に意識を呑み込まれずにすむだろうか?
 青年の言葉に、キャリアウーマンはあら、と声をあげた

「なぁにぃ?将門様ったら、あのお部屋に誰か入れましたの?」
「くくく…力が欲しい、と言ったでな。ならば、あれは強き力であろ?」

 そうだけどぉ、と言うキャリアウーマンに、将門は空になった杯を差し出す
 キャリアウーマンは、すぐに酒を注ぎ足した

「なぁに、呑み込まれたらそこまでよ。籠釣瓶に体を奪われる程度であれば、斬る」
「……その人、かわいそぉ」

 くすくす笑う、キャリアウーマン
 同情しているのかいないのか、微妙な声音だ

「で、なかなか帰ってこないっすけど。いつ様子見に行きます?」
「まぁ、もうしばし、様子を見ても良かろう。籠釣瓶を屈服させるのに時間がかかっているだけかもしれんからな
 邪魔するのも悪かろ?」

 くくくくっ、と笑いながら、酒を口にする将門
 …あの青年が、籠釣瓶を屈服させられるか、否か
 ……それすらも、この祟り神にとっては、余興

 さぁ、見せてみるが良い
 都市伝説を生み出し続ける人間たちの……その、心の強さとやらを
686以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 10:17:17.60 ID:m8hsMeCR0
ギザ10の人の話を読んでいたら書きたくなって書いた
ついでにキャリアウーマンの口調出そうとしたけどうまくいかなかった
まぁ、世の中そんなもんだ
687以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 10:38:35.75 ID:m8hsMeCR0
みー
688以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 10:55:00.89 ID:A1i3FcPYO
学校町は都市伝説が異様に多くいるけど、
普通は一つの市にどれくらいいるのだろうか。
689以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 11:10:23.61 ID:m8hsMeCR0
どのぐらいなんだろうなぁ
想像つかない
690以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 11:24:20.47 ID:93XvelGUP
街中に潜んでいる弱い都市伝説がいくつか、
あと学校で怪談として語り継がれるようなものもあるから・・・



10〜15とかそこらかな?
691以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 11:48:40.90 ID:m8hsMeCR0
学校の七不思議で語られている、ってのも多いだろうしな
692以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 11:54:26.42 ID:2KIZ0K7CO
大事件を産業で
693以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 11:55:49.56 ID:nZYqLE04O
ルーモア
マスター
死と再生
694花子さんと契約した男の話:2009/09/12(土) 12:16:03.19 ID:m8hsMeCR0
「…秋祭り、かぁ」

 クラスの皆が、きゃいきゃいと騒いでいる
 話題は、秋祭りの事
 北区で行われるそのお祭は、大きなお祭だから、皆、楽しみなんだろう
 私も、その日は塾もないし…
 どうしようかな
 お祭…行こう、かな?

 ちらり、教室の隅で、窓の外を見てぼ〜っとしている彼を見つめる
 …お祭に…誘ってみよう、かな?
 でも、他の人ともう約束しちゃってるかな…?
 ……と、とにかく
 聞いてみるだけ、聞いてみよう

「ねぇ」
「…………ん?」

 どうした?と彼が顔をあげてくる
 …少し、寝不足気味なんだろうか
 なんだか、眠そう

「こ、今度の秋祭りだけど…誰かと一緒に行く予定、ある?」
「………いや、ないぞ」

 ……!
 良かった、まだ誰とも予定はなかった
 …一瞬、ほっとしたけれど
 しかし、私の期待は、すぐに裏切られる
695花子さんと契約した男の話:2009/09/12(土) 12:17:05.37 ID:m8hsMeCR0
「…でも、他に用事がある」
「あ……そ、そう、なんだ」

 ……何を
 何を期待したんだろう、私は
 何を勝手に期待して…勝手に、失望しているんだろう

「そ、それじゃあ、お祭行けないよね…御免なさい」
「…何で委員長が謝るんだ?」

 不思議そうに、首を傾げてきた彼
 なんでもないと、私はごまかし…彼から離れる

「ねぇねぇ!委員長も一緒に行こうよ、秋祭り!今年はお化け屋敷も来るらしいし!」
「あ…そ、そうね。それじゃあ、行きましょうか」

 ……秋祭りの日が近づいている
 クラスの皆は、楽しそう
 一応、私も、クラスメイトにこうやって誘われて…お祭に、行くつもりだけど
 でも、皆が楽しそうな中で……一人だけ
 何か、酷く深刻そうに考え事をしている彼の事が
 私は、酷く気になって…周りの皆のように、楽しめそうにないのだった



「………」

 …秋祭り
 「夢の国」との、決戦の日
 俺たちは、戦えるだろうか?
696花子さんと契約した男の話:2009/09/12(土) 12:18:30.35 ID:m8hsMeCR0
 大きな祭だから、仮設トイレは設置されるだろうし、花子さんが全く戦えない訳じゃない
 だが…

(……いや)

 悩むべきでは、ないのだと思う
 少しでも
 少しでも、力になれるのなら

 都市伝説との契約者たちが、「夢の国」に立ち向かおうとしている
 それに、少しでも…力になる事が、できるだろうか

「………」

 ちらり、秋祭りの事を話しているクラスメイトたちを見やる
 委員長も、祭に行くのか
 …クラスメイトの大半が、あの祭に行くのだろう
 もし、クラスメイトが巻き込まれたら…

「…まぁ、そっち優先だな」

 秋祭りに、自分も花子さんと一緒に向かおう
 だが、「夢の国」と積極的に戦うほどは無謀じゃない


 …せめて、クラスメイトだけは、護り抜きたい
 俺の希望はそれだけだ

697以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 12:25:17.85 ID:m8hsMeCR0
花子さんの契約者、秋祭り本格参戦予告
つっても、背ッ虚汽笛には戦わないけどね
698以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 12:28:57.55 ID:m8hsMeCR0
物凄い酷い誤字をした
書き込む前に気づけよ、と思った
しかし反省はしない
699以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 12:31:09.03 ID:azgTAyz0O
【背ッ虚汽笛】
夜中に草むらや山道などを
歩いていると背後から汽車の汽笛が鳴り響く
慌てて振り向いても何もいない
主に狐などに化かされている場合が多い
パニックを起こしやみくもに逃げ回っていると
車道や崖に飛び出すことがあるため危険
700以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 12:32:41.49 ID:m8hsMeCR0
>>699
っちょwwwwwwwwwwww
701以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 12:34:47.84 ID:8K1wYWUC0
>>699
ありそうwww
702以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 12:36:55.60 ID:m8hsMeCR0
さて、ちょっくら戦場に出かけてくるんだぜ

俺…夜までにスレが残っていたら、相変わらずまた何か書いてみるんだ…
703以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 13:05:46.44 ID:96zWqq9OO
男「そういえば、ポケモンの最新作が発売したな」

メリー「ワオ!男さん!すぐに買ってくるデース!!」

男「今金欠だから駄目だ、俺だって欲しいけど我慢してんだよ」

口裂け女「甘いわね…私は既に両方のバージョンを購入済みよ!!」ババーン

男「なん…だと…?」

メリー「口裂けさん意外とお金持ちデースね」

口裂け女「こつこつお小遣を貯めた甲斐があったわ…」

男「くそっ…片方のバージョン貸してくれよ!いやください!!」

口裂け女「じゃあ結婚 男「あ、ならいいです」」

口裂け女「なんでよ!?」
704以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 13:08:31.22 ID:93XvelGUP
>>699
普通にありそうだなww



クリスマス辺りで安くなってたらポケモン買うわ・・・
705以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 13:12:00.50 ID:96zWqq9OO
男「やりたいけどその為だけに結婚はなぁ…」

口裂け女「…っ!わかったわよ!結婚しなくていいわ!片方貸してあげる!」

男「流石、絶世の美女こと口裂け女だ」

メリー「よっ!大統領!」

口裂け女「な、なによ!褒めたって何も出ないんだからねっ!!////」

男(わかりやすいなぁ)

メリー(扱い易い人デース)

口裂け女「ほ、ほら!好きな方選びなさい!!」

男「よしきた…って、うん…?」

口裂け女「な、なによ!?なんか文句あるの!?」

【ポケットモンスター ワカメッチ・コンブール】

男「これポケモンじゃなくてパチモンじゃねーか!!」
706以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 13:38:58.42 ID:FzcawY4T0
>>705
誰がうまい事言えとwwwwwwww


もう少し待ってすぐ書き終える
707「結界都市『東京』」:2009/09/12(土) 13:49:07.83 ID:FzcawY4T0
よっしゃお待たせじゃあ投下するけどいいよね?答えh(ry

―第46章 新たなるカード―
 あらすじ とりあえず注意喚起
 俺等はまだ地下室で話し合っていた。
 「とりあえず、≪夢の国≫はどうするの?」
 「決まってる。「鮫島事件」が発動する前に決着をつける。それか―」
 「それか?」
 「もし「鮫島」の発動に間に合わなかったら「鮫島」から『彼女』を護る。今のところそれしか方法はない。」
 「≪夢の国≫とは俺がやる。お前らには一般市民の護りをお願いしたい。」
 「……それは分かったわ。」
 「そうだ、お前らに渡したいものがある。」
 俺は傍らにあったトランプ4箱と日本刀二振りを2人に渡した。
 「「これは…一体……?」」
 「見ての通りトランプと刀だが?」
 「そうじゃなくてっ!いきなり渡されても意味分かんないんだけど?」
 「ああ、そうだったな。刀の方は、委員長のは「天之尾羽張」と言って、日本神話より伝わる素晴らしい神剣だ。」
 「じゃあ俺のは?」
 「剛田、お前さんのはな、「天羽々斬」と言うこれまた日本神話より伝わる神剣だ。」
 「「じゃあこのトランプは?」」
 「ああ、それは「トランプの全ての数字とジョーカーの枚数を足すと1年365日ないしは366日を表す」と言われているのを体現させた奴さ。」
 「具体的にはどういう効果なの?」
 「トランプのカード数52は1年の周期を表す。そして1つのスートの枚数は1つの季節が13週で変わることを示す。つまり―」
 「つまり…?」
708「結界都市『東京』」:2009/09/12(土) 13:51:17.08 ID:FzcawY4T0
 「時の流れ、そして空間を掌握する結界を作り出す。ただし、使えるのは13回。そしてジョーカー2枚、それは敵を切り裂く刃となる。」
 「つまり、13回限定の時空掌握の結界を創る。そして、ジョーカーのカードで攻撃できるって事?」
 「要約するとそう言う事だ。ちなみに、外で何が起ころうと結界の中は安全だから万一のための避難策としても有効だ。
 「これをどうして私達に?」
 「一種の保険、ってやつだ。「鮫島」の能力が分からない今、安心して護りを任せられるのはお前らなんだ。」
 「……分かったわ。護りは私達に任せて!」
 保険、とは言ったが俺もトランプは持っている。護りは完璧だ。
 それに、俺はまだ本当の『真の力』を隠しているからな。そしてこれらのアイテムは俺の『真の力』をカムフラージュさせるためのものなのだ……

さてと、色々匂わせてみましたよっと。
709以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 14:00:07.56 ID:93XvelGUP
お疲れ様です
710以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 14:02:21.72 ID:FzcawY4T0
よく見たらミスあったorz

ちょっとランドマークタワーからロープレスバンジーしてくる
711以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 14:04:32.85 ID:EPAGRhV4O
何なのかまったくわからん
712以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 14:16:34.82 ID:azgTAyz0O
なんという便利アイテム
713以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 14:19:16.65 ID:nqMH8dj10
このスレの略称って都市スレ?
714以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 14:29:30.40 ID:FzcawY4T0
保守
715以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 14:51:14.73 ID:A1i3FcPYO
都市伝説の何割ぐらいが契約するのだろうか。
716以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 15:28:04.89 ID:93XvelGUP
>>715
契約しない方が多いはずなんだけどね・・・『学校町』がおかしいのさ・・・
717以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 15:28:04.61 ID:FJa2e27/O
野良の方が多いと思う。
718以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 15:33:11.51 ID:FzcawY4T0
ネタが出てこない…助けて!
719以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 15:58:58.86 ID:93XvelGUP
なぁに・・・なんとかなるさ・・・
720以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 15:59:49.78 ID:FzcawY4T0
というか・・・何とかするさ・・・俺自身がね・・・!
721以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 16:00:30.10 ID:FJa2e27/O
出ない?そういう時は、搾り出すんだよ。
722以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 16:30:59.41 ID:93XvelGUP
やべぇ、将門様との会話シーン上手くいかねぇ・・・あーうー
723以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 16:52:46.12 ID:FzcawY4T0
頑張れ

俺も頑張る
724以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 17:23:49.02 ID:A1i3FcPYO
保守
725以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 17:50:21.15 ID:nZYqLE04O
726以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:14:57.47 ID:nZYqLE04O
727以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:44:43.85 ID:93XvelGUP
人がいない・・・グダグダ駄文投下するなら今のうち・・・!
728以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:45:39.08 ID:93XvelGUP
「・・・ここか?」
姫さんから、ある噂を聞いた。それは最近街で商売しているある占い師の話だったのだが・・・
その話を聞くうちに、もしかしたら今の俺が求めているものが見つかるかもしれないと思い、
こうして夜の繁華街を歩いて探し始めたわけだ。個人的なことなのでアクマだけ連れてきている。
問題の占い師の店は路地裏であっさり見つかった。小さなテントに『タロット占いの館』という看板。
中に入ると甘い匂いが充満しているテントの奥で、紫色のヴェールを被った女性が座っていた。
「・・・何か、お悩み事でも?」
「えーっと俺は・・・噂を聞いてちょっと来てみただけというか・・・じゃあ、未来について占ってもらえませんか?」
「はい、わかりました」
女性はタロットカードを取り出すと、カードをシャッフルし始める。
「・・・俺、この間妹と友達を危険な目に遭わせてしまったんです」
独り言のように呟いた言葉には答えず、女性はタロットをシャッフルし続ける。
「だから・・・強くなりたいんです。馬鹿な考えかもしれません、でももし俺に力があれば・・・
 二人を、危険な目になんて遭わせなかった・・・!だから力が欲しい・・・人を守れる力が・・・」
・・・女性がタロットを並べ始めた。構わずに言葉を続ける。
「そんな・・・自分を強くするような、自分の限界を超えさせてくれる・・・そんな『パワーストーン』はありますか?」
女性がタロットを並べ終わった。並べられたカードに目を向けてみる。
「正義」の正位置、「隠者」の逆位置、「戦車」の正位置・・・

そして、「死神」の正位置。カードの意味合いは・・・

「・・・あなたは、近い未来ひとつの決断を迫られます。それを助けてくれる者は誰もいません」
結果が見えたのか、女性が話し始める。
「その決断によって、あなたは・・・・・・死の運命を迎えることになるでしょう」
「・・・・・・・・・」
「しかし、それが、勝利への道とも出ています・・・・・・おそらく、死といっても本当の死ではないと思いますよ」
「・・・でも、あなたの占いでは死が訪れると出ているんですよね?」
「占いは、当たらないこともありますから・・・」
沈黙がテントを支配する・・・が、しばらくして女性がフェルト製の袋を渡してきた。
「・・・これを、どうぞ」
729以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:46:19.58 ID:93XvelGUP
袋を受け取ると、中に石のようなものが入っているのがわかった。
「開けても?」
「どうぞ、ご自由に」
開けてみると、中から出てきたのは白い石・・・いや、これは見覚えがある。
「これって・・・もしかして、サンゴですか?」
「はい、コーラルと言います・・・自身の潜在能力を、引き出してくれます」
「なるほど・・・」
自分の内にある力を引き出してくれる石か・・・
「ありがとうございました・・・頑張ります」
代金を支払い、テントから出ようとすると「あの・・・」と呼び止められた。
「・・・また、いつでもどうぞ」
「大丈夫ですよ、そんな簡単に死ぬつもりはありませんから」
振り向いてそう答え、出ようとする・・・が、
「ねぇ契約者、僕も占ってもらっていーい?」
・・・アクマ、お前そういうことは先に言え。
「いーじゃん、突然占ってもらいたくなったんだから!お姉さんもいいでしょ?」
「はい」
・・・しかたない。
俺は女性にもう一人分お金を払うと、アクマを残しテントを出た。人の占いなんて見るもんじゃない。

「・・・・・・から、昔を・・・・・・・・・そうすれば、・・・・・・」
「・・・って、・・・・・・・・・だね?じゃあ・・・・・・」
中から声が漏れてくるが、内容はほとんど聞こえない。まぁ、聞く気もないけどな。
テントから出てきたアクマは、複雑な表情をしていた。
「・・・なんか嫌な結果でも出たか?」
「あながち、そうとも言い切れない・・・かな?」
妙に歯切れが悪いが、詳しくは聞かないでおこう。しかし、沈んでるアクマは見てて違和感しかないな・・・
「・・・よし、アイス買ってやる」 「本当っ!?」 「よし、いつものアクマだな」
手の中の袋を弄りつつ、アイスを買うため俺はスーパーへと足を向けるのであった・・・
730以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:47:00.18 ID:93XvelGUP
深夜、東区墓地付近

夜の道をガチャリ、ガチャリと音を立てて鎧姿の武者が歩いていた。
『首塚組織』を束ねる長、首塚に住まう祟り神・・・平将門である。
今日も彼は街を歩き、組織へ勧誘できる都市伝説がいないか探していた。
リリリリリン!リリリリリリリン!
「む?」
将門が音のする方へ振り向くと、そこには多くの墓石。おそらく墓地なのだろう。
近づくと、墓地の敷地の入り口に黒い取っ手のついた物が置いてあった。それが音を出しているらしい。
試しにその取っ手を持つと・・・取れた。なにか細長いものが片側から伸びている。
将門はそこで、これが「電話」なのだということに気がついた。試しに取っ手の片方を耳に当ててみる。
『あ、違います。そっちは口に当てるほうです。耳に当てるのは逆!』
「・・・む?」
口元から聞こえる若い女の声の言うとおりに取っ手を逆にしてみると、細長いものが邪魔にならなくなった。
『はぁ・・・まさかここまで世俗を知らないとは思いませんでした・・・』
「くくく・・・随分と世の中が変わったことよ」
聞こえてきた相手の呆れを将門は笑い飛ばした。
「それで、お主は誰だ?我に用があるのだろう?」
『あ、これは失礼。私は名も無き『怪奇同盟』の代表者。本日は『首塚』組織の長に頼みがありまして』
「頼みとな」
『ええ、近々『夢の国』との大規模な戦いが起きますから。万が一の場合を考えて策の練り合わせを、と』
「必要ない」 『え?』
提案を一蹴した将門は言葉を重ねる。
「『怪奇同盟』だと?ふん、そんなもの聞いたこともない。名が知られないということは、
  実力も大したことないのではないか?そのようなわけのわからんところと協力・・・笑わせてくれるわ」
『え、あの・・・そんなことは・・・』
「どうした?何か言いたいのであれば、はっきり言えばいいであろう」
将門がそう言った途端、周囲の空気がはっきりと変わった。

『・・・調子に乗るなよ、新参風情が』
731以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:47:52.09 ID:93XvelGUP
「なに?」
『我々が大したことない・・・ならば、目の前の墓地に入ってみるがいい』
「なに、その程度のこと・・・」
将門は取っ手を置くと敷地へ足を踏み入れ・・・・・・
「む?これは・・・」
・・・られない。見えない壁のようなものが将門が入ることを阻んでいる。
『わかりましたか?たとえあなたが本来の首だけの姿になろうとも・・・私はあなたを阻む自身があります』
「・・・くっくっく」
再び取っ手を手に取り、将門は笑う。
「くっかかかかか!!面白い、我を阻むとな!!・・・良いだろう、話を聞いてやる」
『ありがとうございます』
周りの張り詰めた空気は、いつしか元に戻っている。
『まぁ、話すことなんてほとんどないんですが・・・
 もし『夢の国』が暴れでもしたら連携が取れるようお仲間に伝えてください』
「くくく・・・よかろう。『怪奇同盟』と言ったな?その頼み聞き届けてやる!」
『ありがとうございます・・・あ、戦いに疲れたなら近くの墓地にお入りください。その間は攻撃を防いでみせましょう』
「ほう、それはなかなか心強い話だな・・・伝えておこう」
『・・・伊達に何十年も町を守ってませんから。それではよろしくお願いします』
「待て」
将門が呼び止める。
「聞き忘れておった・・・貴様ら『怪奇同盟』は、組織の仲間か?」
『なにを言い出すのかと思えば・・・我々は組織に敵対することもありませんが、仲間になることもありません』
「くっくっく、本当に面白い奴よ。今後も話してみたいものだ」
『勘弁してください・・・大昔の偉人と話すなんてどれだけ疲れることか・・・』
「くくく・・・では、な」
『はい、ご武運をお祈りしております』

将門は取っ手を置くと、再び夜の道を歩き始めた。
(・・・・・・武運、ときたか・・・くっくっく)
こうして、将門と『怪奇同盟』初の邂逅は、静かに終わりを迎えたのである・・・    〜了〜
732以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:50:59.03 ID:93XvelGUP
おーけー、花子さんの作者へ紐無しバンジー土下座してくるぜ

クロスって難しい・・・
733以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:53:57.93 ID:A1i3FcPYO
734以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 18:59:46.53 ID:azgTAyz0O
>>本当の死ではない

あぁ、変態であることがばれて社会的に死ぬんだな
735駄文杉沢村伝説:2009/09/12(土) 19:15:46.28 ID:W9AFqVOqO
「……またか。」

そう言うと青年は傍らに置いた手製の槍を手に取ると立ち上がった。

青「間に合ってくれよ…!」

青年は神社の社から出ると夜に溶け込みそうな長い石段を駆け下りた。

青年は鄙びた農村にたどり着くと、家々の扉を片っ端から乱暴に開けた。

青「……遅かったか……」

そこには農村には場違いな今時の服を着た若い男女が倒れていた。
男性は至近距離から散弾銃を食らったらしく、腹部が大きいえぐれ血の海に倒れていた。
何が起きたか理解出来なかったのだろう。驚いた様に目を見開き絶命していた。
女性は逃げようとしたのか。
背後から頭に打ち込まれた斧がそのままになっており、元は綺麗な茶髪も巻き上げた髪も血と脳漿で台無しになっていた。

かたり。

玄関からの物音に、青年は槍を構えつつ素早く振り向いた。
736駄文杉沢村伝説:2009/09/12(土) 19:20:02.46 ID:W9AFqVOqO
黒服「こんにちは。」

そこにはこれまた場違いな黒いスーツにサングラスをかけた、無表情な中年男性が立っていた。

青「…『組織』か。前に来た奴は無事村から出れたか?」
黒「分かりません。連絡は途絶えたままです。」
青「すまない…俺がちゃんと制御出来ていれば、彼も、この子達も死なずに済んだのに…」
黒「こればかりは仕方ありません。『杉沢村伝説』は力を持ちすぎています。
契約者である貴方が村に取り込まれても殺されず、かつ紛れ込んだ人々を助けてくれていたから、
被害は最小に済んでいます。感謝する事はあっても、貴方に謝って頂く必要はありませんよ。」
青「そう言って貰えると少しが楽になる、ありがとう。
それで今日は何の用だ?
命懸けでこんな所に来る程の用か?」

黒服は表情を変える事無く静かに言った。

黒「杉沢村を止めに参りました。」
737駄文杉沢村伝説:2009/09/12(土) 19:22:52.69 ID:W9AFqVOqO
青年と黒服は神社に向かう階段の中腹に立っていた。

黒「…という手筈でお願い致します。」
青「そんな方法があったなんて…」
黒「組織の『エンジェルさん』の契約者のお陰ですね……来ましたよ。」

黒服は階段下に視線を送ると、そこには鉢巻きにライトを差し、日本刀と猟銃を持った男がいた。

男「ウバッシャァァァァァ!!」

男は狂気に満ちた雄叫びを上げると、常人ならざる速度で階段を駆け上がる。
青年と黒服も階段を駆け上がる。

青「来た来た来た来たー!」
黒「もう少しです、頑張って下さい!」

グングンと男は二人に迫る。
男は走りながら刀を振り上げた。
738駄文杉沢村伝説:2009/09/12(土) 19:23:44.47 ID:W9AFqVOqO
黒「今です!飛んで下さい!!」

男が刀を振り下ろすと同時に、青年と黒服は階段外に飛び出す。

黒「『魔の13段階段』!!」

黒服がそう叫ぶと、男の頭上から現れたロープが男の首に絡まると同時に、足元の石段がパカッと開いた。

男は無言の叫びを上げながら暴れていたが、暫くするとぐったりと動きを止めた。

黒「…上手くいきましたね。」
青「……あ。」

青年が空を見上げる。
何時の間にか夜が明けたのか、登りつつある太陽が青年の苦悩の終わりを告げていた。
739以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 19:33:58.21 ID:v+Yg5iET0
皆様おっつー!
ちょ、口裂けさんそれパチモンwwwむしろどうやって手に入れたwwww
トランプの都市伝説ははじめて聞いたぜ…まだまだ知らない都市伝説が一杯だ
コーラルwktk…が、何か不吉なフラーグ
将門様、そんな感じで問題ないっすー

そして杉沢村伝説の人様支援!!
740以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 19:43:41.29 ID:93XvelGUP
不吉なフラグ?それは契約者とアクマどっちのほうだ。
ちなみに個人的にはアクマにまだまだ頑張ってもらいたいところなのですが。
怪力というだけなので空気なんだよね。このままギャグ要員行きなのかな・・・


短めのギャグでも考えるか・・・
741以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 19:45:13.75 ID:ZP5++U2dO
出先から参上!
みんな乙でした!

そして携帯からだから自重しようと思ってたけど、結局出来なかったんで投下するよ!
742以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 19:46:38.29 ID:v+Yg5iET0
>>740
主に契約者から不吉なフラーグ

なぁに、ギャグ要因になっても何かのキッカケにシリアスも可能に!とかはよくある事さ!
…出した当初は赤い面子があんなシリアスムードになるなんて思ってもみなかったんだぜ!

>>741
wktk
743騎士と姫君 迷子どこの子?:2009/09/12(土) 19:50:30.54 ID:ZP5++U2dO

 学校町南区、秋祭り前日。
 北区に通じる路地の道端では早くも屋台の設営が始まり、町は祭りモード一色である。
 浮き立つ人々の様子を眺めていると、こちらまで楽しくなってくるから不思議だ。

「〜♪〜〜♪」

 鼻歌混じりに歩く、そんな彼女も浮き立っている内の一人であった。
楽しいもの好きの彼女にしてみれば、秋祭りはまさにたまらないイベント。
そして祭りは始まる前もまた楽しい。
そんな空気に誘われ、外へと出てきたのだった。

結構大規模な祭りらしく、いつにも増して人混みも多い。
最近ようやくこの辺りにも慣れてきたとはいえ、変わり始めた景色は注意しなければ今いる場所でさえ見失いかねない。
 そんなことにでもなれば、あの騎士からまたお説教を食らうであろう事がたやすく想像できてしまう。
 そんな思いから、この日彼女はいつも以上に周りに気を遣いながら歩く事にしていた。

 それでもたまに気になる屋台に目を奪われたりしていると、ふとそんな設営中の屋台の前でぽつんと一人でいる男の子が目に留まった。
 始めは自分と同じく祭りの準備を見物しに来ているのかと思いきや、時折きょろきょろと辺りを何かを探す様に見回している。
 もしかしたら迷子だろうか。

「あの、こんにちは」

 迷子ならば大変だととりあえず声をかけてみれば、たちまち男の子はびくりと顔をあげた。

 年の頃は幼稚園か小学生低学年ぐらいだろうか、お菓子の箱を大事そうに抱いている様子がなんとも微笑ましくて、思わず笑みが浮かぶ。
744騎士と姫君 迷子どこの子?:2009/09/12(土) 19:53:18.97 ID:ZP5++U2dO

「うー、こんにちは」

 きちんと挨拶が出来る子の様だ。
 しかしその眼差しは少し不安げで、声を掛けた以上なおさら放ってはおけない。

「一人でどうしたんですか?」

「ひとりじゃないよ、おにーちゃんとお買物に来たの」

 ちょっぴりむっとした顔をされてしまった。
 しかしその表情もすぐに沈み、「でも……」と浮かない表情を見せる。

「おにーちゃん、いなくなっちゃった?」

そう尋ねれば「うー」と唸りながらも、男の子はこっくりと頷いてみせる。

「じゃあ、私と一緒に探しませんか?」

そう声をかければ、たちまち男の子の顔がぱあっと明るくなる。
 始めこそ強がっていた様子だったが、やはり心細かったのだろう。

「おねーちゃんと?」

「そう、おねーちゃんと」
 「ね?」と空いた手を差し出せば、元気よく小さな手のひらが重なられて途端に嬉しくなる。
745以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 19:54:06.83 ID:v+Yg5iET0
しえーん!
746以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 19:55:32.41 ID:azgTAyz0O
しぇーん
747騎士と姫君 迷子どこの子?:2009/09/12(土) 19:58:34.26 ID:ZP5++U2dO

「よーし、じゃあおにーちゃん探してレッツゴー!」

「ごー!」

そうやって元気よく声をあげると、嬉しそうに男の子も声をあげた。
 初めて聞いた彼の笑い声に、彼女もまた嬉しそうに笑う。
 そうして小さな手を引き、二人は元気よく歩き始めたのだった。
748以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:02:50.52 ID:ZP5++U2dO

それから男の子のいた地点を中心に、二人は様々な店などを回っていた。
探すべき「おにーちゃん」の特徴を聞いてみれば、「ちゃらちゃら!」というなんとも元気な返事が返ってくる。
もしかしたら結構年の離れた兄弟なのかもしれない。

そうやって歩く内にだんだん男の子とも打ち解け、彼が話す「おにーちゃん」の様々な話を聞いた。
いわく、「カレーを作ってもらった」とか、「ゲームの対戦で勝った」とか、はたまた「好きなひとがいるらしい」とか。
 優しいおにーちゃんですね、と相槌を打つと何とも嬉しそうな笑顔が返ってきた。

「おねーちゃんは、ひとりぼっちでさみしくないの?」

不意の質問とくりっとした瞳に見つめられて、一瞬きょとんと言葉に詰まってしまう。
しかし「うー?」と不思議そうに見上げる視線に我に返ると、気を取り直して笑いかけた。

「確かに今は一人暮らしですけど、全然さびしくないですよ」

傾いた日差しを見上げながらも、脳裏に自然と浮かぶのは大柄で心配性な己のパートナーの姿。
あれから半ば喧嘩腰で「少しぐらい信用してくれ」とあの騎士に直談判したのだが、それは案外すんなりと受け入れられたのだった。
 たじたじとしていた騎士の貴重な様子を思い出すと、今でも笑いがこみあげてくる。
その代わり「危険なところには行かない」、「無理はしない」、「用事が済んだらすぐ帰る」などのいくつもの約束事を設けられたのだったが。
もしかしたら今も影からこちらを見守っているかもしれない。

「うー、そっか、そばにいつでもいるんだね」

「ええそうですね……えっ?」

思わず聞き流しそうになった男の子の発言に視線を戻したその時、彼はつないだ手を振りほどいて走りだしていた。
749以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:05:55.28 ID:v+Yg5iET0
感謝土下座しつつ支援
750騎士と姫君 迷子どこの子?:2009/09/12(土) 20:06:16.81 ID:ZP5++U2dO

「ステーキのおにーちゃん!」

 つられてまた前方へと目をやれば、何とも目立つ頭の青年が目に入った。
 男の子の呼ぶ声に驚いた様子で振り返った彼は紙袋を抱えていたが、直ぐ様ぼふんと飛び込んできた男の子を慌てた様に空いた手で抱き留めた。

「ちゃらちゃら……なるほど」

思わずそう呟かざるをえない外見の青年だった。
一見すれば夜の繁華街によくいそうな感じではあるが、どこか人のよさそうな雰囲気と男の子に抱きつかれている様子は、まさに「おにーちゃん」と言った感じだった。
 しばらく二人は何か話している様子だったが、やがて男の子に連れられて青年がこちらへとやって来た。

「こいつが世話になったみたいで……例を言うよ」

「いえいえ、お役にたてたみたいで何よりです」

軽く頭を下げる青年に、思わずこちらも頭を下げてしまう。
 確かに外見は突っ張っているが、どこか親しみを感じる青年に思える。
 男の子に抱いたのと似た様な微笑ましさを感じ、やはりくすりと笑いが浮かんでくる。
何かお礼を、とも言われたのだが、それは丁重に断った。
 それよりも弟さんを大切にしてあげてください、と言うと逆に戸惑ったような反応をされてしまった。
 自分がやったのは当然の事だし、男の子との話もなかなか楽しませてもらったのだから、それで満足だ。
 それじゃあ、と踵を返そうとすると、ふと小さな手が彼女の服の裾をつかんだ。
751騎士と姫君 迷子どこの子?:2009/09/12(土) 20:09:16.23 ID:ZP5++U2dO

「おねーちゃん、これあげる!」

「うー!」と差し出されたものを見ると、それは彼が抱えていたお菓子のひとつ。

「これで幸せ! うーうー!」

どうやら彼なりのお礼らしい。

「じゃあ、ありがたくいただきますね」

手のひらに乗せてもらった一粒をそっと握ると、今度こそ彼らに別れを告げて歩きだす。
「またねー!」と背中にかけられた声に振りかえれば、青年の横に並んだあの子が元気に手を振っていた。
 自らもまた大きく手を掘り返して、もらった一粒を口の中に放り込んでみせれば、途端に彼の顔いっぱいに笑みが広がった。
 そうして再び歩きだした彼女の足取りは、始めの頃よりさらに軽いものになっていたのだった。



<Fin>





「…………………………」



日常パートと言いつつ、いよいよ決戦前夜?

コアラの男の子とチャラ男お借りしました! ありがとん!
そして土下座!orz
考えてみたら忙しいであろう前日の行動指定だった……かも…………。
サーセンorz

最初の頃は中立、とか言ってたけど、今は首塚勢にだいぶ傾いてます。作者が。
ゆくゆくは目指せ首塚参入!になってきた今日この頃。
今回はその為に首塚メンバーと接触させてみようの回でした。

そして何げにもしもの時のための保険ゲットだぜ!

ここまで読んでくれたみんなありがとん!
次はたぶん秋祭り当日!

753以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:13:11.78 ID:v+Yg5iET0
首なし騎士と姫君の人乙っしたー!
…さて、早速貴殿に土下座なネタを投下させていただくんだぜ!orz
754以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:13:44.21 ID:azgTAyz0O
>>好きな人がいる
755首塚組織の憂鬱:2009/09/12(土) 20:17:41.36 ID:v+Yg5iET0
「うー?ステーキのおにーちゃん、どうしたの?」
「うん?…いや、なんでもねぇよ」

 少年の手を引いて、青年は歩く
 食料の買出しに少年を連れ出して、一応、戦いの場所となるであろう祭会場の下見にきたのだが
 ふと目を放した隙に、少年と逸れてしまっていたのだ
 …自分が、目を放すべきではなかったというのに
 いつ、「夢の国」が現れてもおかしくない状態なのだ、この街は
 狙われるであろう年頃のこの少年から、目を離してしまうだなんて
 たまたま、親切な女性が、先にこの少年を見つけたからいいものを…

「…うー、あのおねーちゃんとは、きっとまた会う。うーうー」
「ん?…なんでそう思うんだ?」

 少年が、ぽそり、呟いた言葉に
 青年は、首をかしげた
 …霊感の強いこの少年、時折、予言めいた事を口にするから
 一応、気にするようにしているのだ

「だって、あのおねーちゃん、お姫様だから」
「お姫様?」
「うー!そう、お姫様ー!」

 …どう言う意味か?
 青年がますます首をかしげると……きひひひっ、と少年は、笑った

「あのお姉さん、一人、かもしれないけど…「一人」じゃないね。いつだって、傍に騎士がいる
 騎士に護られてるお姫様だよ」
756以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:18:20.71 ID:azgTAyz0O
しまった途中送信してた

若干誤解が生まれそうなセリフだ支援
757首塚組織の憂鬱:2009/09/12(土) 20:22:20.51 ID:v+Yg5iET0
 きひひひひひっ、と笑う少年
 時折、少年はこのような笑い方をする
 そんな時は、決まって饒舌なのだ

「騎士…?一人でいたように見えたが………あ、もしかして」
「きひひひっ、そうだよ。あのお姉さんも、都市伝説と契約してる。強い強い騎士と、ね。きひひっ」

 騎士、か
 日本ではともかく、西洋の都市伝説では、騎士と呼ばれるような都市伝説も多い
 なぜか、首なし騎士系が多いような特徴もある
 …その、騎士の気配を、この少年は強い霊感で、感じとったのだろう

「僕らの仲間になってくれるといいね。きひひひひひひひっ」
「そうだな……仲間は、多い方がいいしな」

 …こう、答えつつも
 青年は、少年の言った言葉が若干引っかかる
 −−騎士に護られてるお姫様
 すなわち、あの女性には、戦闘能力はきっと、ないのだろう
 それに、何となく線が細そうな印象を受けたし
 …戦いの場に引っ張り出すべきではないだろうな、と言う考えと
 はたして、将門を前に倒れやしないだろうか、と言う二つの心配を抱える
 別に、仲間になると決まった訳ではないのだが

「うー、ステーキのおにーちゃんは、それよりも黒服を仲間にしたい?うー??」

 …気付けば、少年の口調は元に戻っていた
 あぁ、と青年は頷いてやる

「そうだな。絶対、あいつはこっちのものにする」
758首塚組織の憂鬱:2009/09/12(土) 20:23:46.49 ID:v+Yg5iET0
「うー!こっちのもの!「組織」のものは「首塚」のものー!うーうー!」
「あぁ、そうさ…あいつは、俺のだ」
「うー!ステーキのおにーちゃんのー!」

 うーうー
 すっかり、元の口調に戻った少年
 その様子に、深刻な考えも、どこかに吹き飛んで
 青年は、少年の手を引き、「首塚」の隠れ里へと、足を速めるのだった










首なし騎士と姫君の人に盛大に土下座っ!!!!orz
759以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:30:05.14 ID:ZP5++U2dO
 な ん と い う 早 業  

うわああああ感謝感激いいいいいい
こちらこそからんでくださって超ありがとん!!!
物凄くニヤニヤさせてもらったんだぜwwww
760以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:33:32.55 ID:v+Yg5iET0
>>756
なぁに、誤解なんていつものことだwww

>>759
焼き土下座体勢を保ちつつorz
早く書く事だけがとりえなんだぜ
こちらこそ、コアラ少年とチャラ男を使って頂いてかなりニヤニヤして不審人物になってたんだぜ
761以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:37:45.43 ID:ZP5++U2dO
>好きな人が
もちろん誤解を狙tt

あくまでコアラの子の見解だよ!
762以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:39:59.10 ID:v+Yg5iET0
>>761
では、同じ「首塚」組織内の面子の証言を聞いてみましょう

「うー!ステーキのおにーちゃん黒服好きー!うーうー!」
「チャラ男×黒服……いっそ、これでオンリーイベント組んでも構わない……っ!!」
「くくくっ、強き執念を持って手に入れようとしているようだの」

OK,むしろ、「首塚」組織内の面子すらも、誤解の方向に向かいそうな事を口走るようだ
763以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 20:55:35.12 ID:ZP5++U2dO
超わかりやすいんだぜwwww
チャラ男の誤解はどこまで突っ走るのか期待wwwww
764以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:02:07.04 ID:v+Yg5iET0
>>763
誤解をどこまで広められるか挑戦しようとしてるのはひみちゅ

ちなみに、>>762は上から順番に

・お子様なので、よくわかってない
・彼女には、現実を(腐的に)都合よく解釈する程度の能力がある
・ねぇ、知ってる?昔は衆道って、そんなにおかしい事じゃなかったんだって

という感じで証言しているようです
765以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:05:02.62 ID:93XvelGUP
交差点の向こうに目を走らせる。
(・・・よし、あいつにしよう)
あのサラリーマンのこの後の様子を想像して笑いそうになるが、我慢だ私!
・・・信号が青になった。よーし、あいつはバッチリこっちに気付いてる。
すれ違うまでもう少し・・・・・・今!

「あなた、見えてるんでしょ」

慌てて振り向いても無駄。だって私はもう姿を消してるからね・・・くすくす。
ほーら、あんまりキョロキョロしてると赤になっちゃうぞー。
さて、次は誰を脅かそうかな・・・


幽霊って楽しい!学校もないし、寂しいかと思ったら普通に人と話せたりも出来るし!
まぁ・・・友達は私が死んだって思ってるから会いにいけないけど・・・
それでもこうやって人を驚かすのもっごく楽しいし幽霊ってサイコー!!
・・・お、次はあの人にしよーっと!



都市伝説『???』
能力【???】


次回の鏡合わせのアクマの予告のようなモノ・・・が、何故かできた。
キャラは考えてあるけどストーリーが未構築。
766以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:09:06.19 ID:v+Yg5iET0
>>765
次回予告乙ー!
>キャラは考えてあるけどストーリーが未構築。
あるある
767以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:13:39.34 ID:93XvelGUP
『夢の国』との決戦とどちらが早いかな・・・うーむ。


きっと皆はあのコピペを想像しているんだろうけど・・・
それは半分正解、詳しくはまた今度ストーリーが構築し終わって投下したときにでも。
768以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:26:23.88 ID:FzcawY4T0
亀だが
>>739
トランプ云々はカード使った都市伝説ないかなーと思って探してたらあったんだ。
というか元々は「1〜13とジョーカーの枚数を足したら1年365日ないしは366日になる」っていうのがあったから曲解に曲解を重ねた上で更に濃縮還元して手間暇かけたのがあれだよ!

そして一言いえば時空掌握の結界とか若干チートじゃね?
 ど う し て こ う な っ た ? 
でも枚数の関係上制限掛かってるから大丈夫だよね?

そろそろ決戦だね!俺も頑張ろう!
769以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:31:45.55 ID:v+Yg5iET0
>>768
なるほどーそんな感じなのか

ちなみに、トランプの元になったと言われているのはタロットカードの小アルカナだな
一般的に知られているのは大アルカナのカードだが、小アルカナまで知ってる人って少ないよな
770以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:44:17.02 ID:v+Yg5iET0
思いつくネタの半分くらいが他の作者様に土下座なネタな件
771以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:47:16.43 ID:FzcawY4T0
>>769
ちなみに言えば、結界はトランプの1〜13を4枚ずつ×2セット使って結界を構成する感じです。

さらに言えば、結界の中では相手は動けない、っていう感じにもしようかと。なんせ『時空掌握』なんでw

平たく言えば某ナイフ投げ吸血鬼の「時止め」だと思ってくれればwwwww

制限は回数限定(一回使うごとにトランプが8枚ずつ消滅するって設定にしてるんでw)ぐらいなもんで、時間制限は無しです。

だから一人二箱になるように調整して書いたんだよ

小アルカナも『パワーストーン』の契約者使ったときにちらっと見た。
772禿の武者修行日記 北極編 とある研究員視点:2009/09/12(土) 21:47:31.82 ID:lTw1VDZ70
禿「ウォォォォォォォッ!!」
雪男「ウォォォォォォッ!!」
氷が割れ、海が荒れ、白熊が殴り飛ばされ、アザラシは捕まり、ペンギンが空飛ぶ悪夢のような光景
「今日は一段と派手だなァ」
「俺はこの光景が日常と化してる自分達が恐いよ」
「慣れっていうか人間の適応力って素晴らしいな、寧ろ凄まじいな」
筋肉に飛び掛る白熊
禿「 兄 気 解 放 !!」
白い世界に顕現する桃色のマ神
禿「真・奥義!! 抹死武!!」
突き出される拳から生まれる衝撃が氷の大地を真っ二つに割る
「今マッシヴつったぞ?」
「前々からアニキだの何だの言ってたし人語理解してんのかもしれませんねぇ・・・話したいとは思いませんが」
全く持って同感である
773以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:48:55.07 ID:v+Yg5iET0
>>771
>某ナイフ投げ吸血鬼の「時止め」
超理解したww

>>772
なwwwwwwれwwwwwwwwるwwwwwwwwwwwなwwwwwwwwwwww
774以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:49:37.66 ID:FzcawY4T0
はwwwwwwげwwwwwwwwwwwwww
やっぱ禿半端ねぇwwwwwwwwwwwww
775以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:50:04.13 ID:TmiN5fem0
>>772
全力で吹いたわwwwwwwwww
776禿の武者修行日記 北極編 ???:2009/09/12(土) 21:52:30.67 ID:lTw1VDZ70

その頃、北極の奥地で
ソレは数十メートルはあるかと言う巨体だった
白く滑らかな皮膚をしていた
2本の腕と足を持っていた
まるで巨大な人のような外見だった・・・
ソレが少しずつ姿を変えていく
より小型に、より人に近い姿に、より、マッシブに・・・・・・
この日以降、『北極の全裸筋肉男』通称『ヒトガタ』が同時刻に二箇所で確認される様になったと言う話があるが真相は定かではない
777以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:52:34.19 ID:93XvelGUP
>>772
研究員wwww慣れちゃ駄目だwwwwww
778以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:52:46.78 ID:ZP5++U2dO
>ペンギンが空を飛ぶ
飛ばせちゃらめえええええwwwwwwwwww
779以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:53:12.77 ID:v+Yg5iET0
>>776
っちょwwwwwwwwwwwwwwww
変化しちゃったwwwwwwwwwwwww
780以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:53:16.63 ID:FzcawY4T0
>>773
分かりやすい例えが見つかって幸いだったぜ!

あとは某青狸のストップウォッチぐらいだったんでwww









まあ他にも某完全で瀟洒なパーフェクトメイドとかそういう例えもあったんだがあえて某ナイフ投げ吸血鬼にしたwwwwwww
781以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:53:47.85 ID:93XvelGUP
>>76 
やべぇええええええ!!!噂のせいでホンモノが姿変わってきたぁああああああ!!!!!
782以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:57:16.62 ID:v+Yg5iET0
禿の影響力がすざましすぎるwww

チャラ男「っちょ、どうしたんだよ!?突然激しい胃痛を覚えたように腹を抱えて!?」
黒服D「…よくわかりませんが……同僚が、どこかでとんでもない事をやらかしたような気が…」
783以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 21:59:53.47 ID:lTw1VDZ70
と言うわけで『禿日記』北極編
>>773
>>777
研究員達の適応力は異常
そもそも何の研究に来てるんだろうか
そろそろ研究対象が禿に移ってもおかしくない

>>飛ばせちゃらめえええええwwwwwwwwww
白熊の時と言いそろそろ動物愛護団体から文句言われても良いと思う
禿が聞くとは思えませんが

>>779
>>781
こうして禿モドキがどんどん増えていく
噂が都市伝説を変容させる理論を実践してみた結果がコレだよ!
先に同じ事試してる死人部隊の中年より禿の方が影響早かった

>>782
黒服Dwwww
784以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:02:55.00 ID:ZP5++U2dO
乙wwww
禿が何を目指してるのかそろそろわからなくなってきた件wwwww
785以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:03:33.74 ID:v+Yg5iET0
>>783
>先に同じ事試してる死人部隊の中年より禿の方が影響早かった
禿マジぱねぇwwwwwwwww

黒服Dは天性の貧乏くじ属性か何かで、同僚がやってしまったことを感じ取ったようですww
786以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:09:15.23 ID:lTw1VDZ70
>>禿が何を目指してるのかそろそろわからなくなってきた件wwwww
最初は太郎さんこと怪談仮面に勝つための修行だった
多分今では修行が目的になってて太郎さんのこと忘れてる
日本に戻ってくる頃に思い出すでしょう
戻ってきた時禿がどんな存在でどんな強さになってるかは知りませんが

>>黒服Dは天性の貧乏くじ属性か何かで、同僚がやってしまったことを感じ取ったようですww
チャラ男でも誰でも良いから黒服Dを休ませて上げて!

そして自キャラが誰一人組織の『鮫島事件』の作戦について知らず
『はないちもんめ』にいたっては『夢の国』は知ってても『首塚の組織』については存在も知らない事に
気付いた
787以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:11:30.84 ID:v+Yg5iET0
>>786
>チャラ男でも誰でも良いから黒服Dを休ませて上げて!
つい最近書いたTさんとチャラ男を対面させたネタで、無理矢理休ませようとしたよ!
が、その際に連れて行った先が拠点のひとつのラブホテルだったから、黒服Dはやんわり逃げたよ!!

そう言えば、「はないちもんめ」は「首塚」の組織を知らなかったなw
厄介な事に巻き込んでは…と思って、黒服Dが教えてなさそう
「かごめかごめ」の契約者にも、あとで黒服D経由で教えてみよう………あれ?また仕事増えた??
788以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:13:59.97 ID:ZP5++U2dO
>ラブホテルに
チャラ男wwwwww それは素かwwwwwwww

そろそろ黒服本人にも誤解されてそうだ
789以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:14:38.04 ID:lTw1VDZ70
>>787
チャラ男wwww何処に連れ込む気だwww
絶対貴腐人か腐女子の監視ついてたな

>>「かごめかごめ」の契約者にも、あとで黒服D経由で教えてみよう………あれ?また仕事増えた??
過労死を危ぶまれる黒服ってのも実は珍しい存在よね
790以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:16:26.50 ID:v+Yg5iET0
>>788>>789
家辺りでゆっくり休ませる必要あり→でも、黒服Dの家知らない→そして、チャラ男家ない
→じゃあ、拠点の一箇所で広いベッドがある場所で休ませる!!
という思考に至った結果がそこだよ!!
素だから困る
辛うじて黒服本人はまだ誤解してないよ!
791以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:25:00.12 ID:lTw1VDZ70
>>厄介な事に巻き込んでは…と思って、黒服Dが教えてなさそう
まぁ教えたら教えたで「あれ?『首塚の組織』私好みじゃない?」と参加しかねないので正しい対応だな

>>素だから困る
そして周りにソレをツッコム人があんまり居ないのもチャラ男の誤解を促進させる原因だなww
792以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:25:07.93 ID:FzcawY4T0
黒服D頑張ってぇー!

って過労死するであろう要因の一人が言ってみるwwwww
793以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:32:31.14 ID:v+Yg5iET0
>>791
そのうち、チャラ男経由とかで「首塚」組織の存在知っちゃいそうな予感ムンムンですがw
うん、困った事に、チャラ男の周りには突っ込んでくれる奴がほぼいないwww
794以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:34:22.81 ID:FJa2e27/O
禿だけで夢の国も組織も首塚も倒せそうだなwww
795以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:36:58.42 ID:93XvelGUP
禿・・・どこまでいくのかな・・・


ネタが思いつかな(ry
796以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:38:47.10 ID:lTw1VDZ70
>>793
黒服Dの安全さえ確保できれば心置きなく首塚入りしそうだよ・・・

ツッコむ以前に寧ろ肯定すらしてる節あるからなww
マトモにツッコむのは厨ニ病位か?

>>794
夢の国戦は前ifで書いたなぁ・・・あん時よりは遥かに強くなってるけど
実際三勢力相手にしたらどこまで戦えるのか・・・
797以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:40:59.49 ID:v+Yg5iET0
>>795
なぁに、ネタなんて何か機会があればむしろ書ききれないくらい浮かぶものさ

>>796
今のところ、突っ込みいれたのが厨2病しかないな、そう言えばwww
798ギザ十:2009/09/12(土) 22:48:00.73 ID:Ra8PK3M5P
さて組織の暗部側の話を投下させていただきます。


組織の暗部が潜む、地下の秘密施設。
その最奥の一室で私は一人、目の前のディスプレイに映る情報を見つめていた。
現在、組織は二つの派閥が存在する。
一つは、「鮫島事件」プロジェクトを中核とした私が指揮する集団、「暗部」。
もう一つは、「鮫島事件」を知らされていない、その他の「表層部」の者たち。
「暗部」の構成員の大半は、感情を持たない「組織の黒服」で作られており、
「元人間の黒服」は私を含め数人足らずしか存在しない。
その全てはBナンバーと呼ばれる初期生産型の黒服で、その全ては他の追従を許さないほど強大な能力を隠し持っている。
それに対し、「表層部」には「組織の黒服」の姿は殆ど見られない。
それは大半の黒服が「秘密の国」に奪われてしまったから、という理由を付けて、私がこの施設へと引き上げさせたからなのだが、それに気づく者は少ないだろう。
もっとも、そのお陰である黒服が多大な苦労を背負い込む事になってしまった様ではあるが、私の知った事ではない。
そしてBナンバー以外の「元人間の黒服」が多数を占める「表層部」。
感情などという曖昧な物を持っているが為に、組織に所属する「契約者」だけでなく、組織外の者たちとも心を通わせている者も少なからず存在するようだ。
その中でも特に、D-No.962とK-No.711は要注意か…。
K-No.711……Bナンバー以降の「黒服」で在りながら、それ以上に強大な「力」を持つ「黒服」、「修行に行ってくる」などと意味不明な報告を境に行方を眩ませた彼が何を考えているのかさっぱり分からないですが一応、警戒はしておいた方が良いでしょう。
そしてD-No.962、どうやら独自の情報網を使い、「鮫島事件」の情報の一部を「首塚」他、多数の者たちへとリークした、「組織」の裏切り者、本人に大した力が無いと油断し泳がせ過ぎましたか……仕方がありません。
彼のその行為には全くと言って良い程理解は出来ないですが、人格的にそう嫌いでは無かったのですがね……。
「……B-No.004、居ますか?」
799以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:51:20.70 ID:lTw1VDZ70
>>「修行に行ってくる」などと意味不明な報告を境に行方を眩ませた彼が何を考えているのかさっぱり分からない
多分何も考えてないよ
800小ネタ:2009/09/12(土) 22:51:20.99 ID:v+Yg5iET0
《ある黒服に関する調査報告書》

・外見…20代後半ほどの男性
・経歴…元・人間
・所有都市伝説…「夢の国の地下トンネル」※

※…ただし、「組織」本部より「蝦蟇の油」「河童の妙薬」「征露丸」「ユニコーンの角の粉末」など
   多数の治療系都市伝説を持ち出し、携帯。他にも何らかの都市伝説を携帯している模様

 過去に「首塚」の平将門との接触を確認
 その際、「組織」が捕縛するはずだった「村正 籠釣瓶」を「首塚」に譲渡した可能性有
 その意図は不明

 「組織」に反する行動及び言動を確認
 ただし、「組織」に対する決定的な裏切り感情は確認できず
 本心には、「組織」を寄りよい方向へと変えようとする意思を確認






 時折、「組織」が彼の行動をまったく感知できない事態有
 原因は不明
 「組織」の黒服としてあまりにも例外すぎる
 別の都市伝説が混じっている可能性あり
 至急、確認を急ぐ必要があるかもしれない
801以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:52:17.09 ID:FzcawY4T0
Dさん、逃げて!超逃げてぇー!!!
802以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:52:21.18 ID:v+Yg5iET0
…おぉっと、黒服Dの隠し設定という名の追加設定を一部匂わせようとしたらwwwwww
ま、いっかwwww
ギザ10の人支援!!!
803以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:54:37.73 ID:lTw1VDZ70
本格的に黒服Dが危うくなってきたな
支援
804以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 22:54:46.97 ID:93XvelGUP
追加設定と排除フラグで色々やべぇ、というかDがいなくなったら・・・
8051/3:2009/09/12(土) 22:55:05.40 ID:QeUFKGn60
都市伝説を数個思いついたので設定だけ書こうと思いまして

死の行軍

レミング(タビネズミ)は個体数が一定以上に達すると集団で海や川に飛び込んで死ぬ、というもの。
「現象系」の都市伝説なので力を持つには人との契約が必要
契約による能力は
「契約者が指定した生物と半径10km以内にいる同種族の生物を自殺させる」という能力
指定した生物が人でも契約者に効果は出ない
能力対象の生物達は24時間以内には自殺する
能力対象の人は能力が発動した時点で感情といえる感情は無くなる
制約は
・指定する生物は契約者から5km以内で姿が認識できてないといけない
・自殺方法は指定できない
・24時間以内に拘束されているなど自殺できる状況にならなければ能力は解除される

8062/3:2009/09/12(土) 22:56:19.39 ID:QeUFKGn60
電化製品は叩けば直る

「現象系」の都市伝説
契約で得る能力は
「契約者が叩いたものの破損の回復」
制約は
・無機物はその場で直るが生命体の場合回復速度を速めるのみ
よって回復不可能なダメージを直すことはできない

807ギザ十:2009/09/12(土) 22:57:48.02 ID:Ra8PK3M5P
そう問いかける私の視界に、一人の黒服が出現する。
「どうしたボス、あんたが俺を呼ぶなんて珍しいじゃねぇか……もう、出番かい?」
目の前に突然現れた黒衣の男、Bナンバーの中で最も「暗殺」に特化した能力を持つ「黒服」である。
「ええ、我々の作戦を邪魔しようとする者がいます、それを排除してきてください」
「ふん、ターゲットは……あぁ、あの薄幸の黒服と有名な兄ちゃんかい……デリートすればいいのかい?」
「あなたの好きにして良いですよ」
私の言葉にニヤリと喜色の笑みを口元に作り、現れた時と同じく忽然とその姿を消すB-No.004。
「さて、どうなるでしょうね……」
D-No.962と親睦のある契約者たちが、彼を「組織」から離れさせようとしているらしいという情報も既に掴んでいる。
彼らが、B-No.004を斥ける事が出来るのかどうか、まあ……、どちらにせよ大事を成す前の小事、大した修正も必要ないでしょう。
「さて、次は……神代の者たちですか、しかしどうやら、先日のデモンストレーションのお陰で、此方の意図通り「鮫島事件」の能力を勘違いしてくれているようですね…」
「鮫島事件」の能力、先日の作戦で廃ビルの「消滅」はその本質とは違う。
その力の根幹は「知った者の消失」ではなく「嘘で騙す」という部分である。
そう、「鮫島事件」とは、発動者の定義した「虚構」で世界を騙し、現実を嘘で塗り替える都市伝説なのである。
先日の「消滅」も「発動者を中心に半径数qの範囲の存在が消滅した」という「嘘」を「世界」が信じた為に起こった事象である。
もっとも、その「嘘」を世界に信じさせる為には多大な前準備が必要なのであるが……
腰掛ける回転椅子を回し背後を振り返る、開け放された扉から見える広大な広場に並ぶ人型の入ったカプセルの群れを見る。
「しかし、その前準備も既に整い、後は「発動者」の調整作業の完了のみ……」
さて、この学校町の「皆さん」は、この私を止める事が出来るのでしょうかね?
背後のディスプレイの端に映しだされた、未だ調整中の、眠れる「鮫島事件の発動者」へと私は問いかけるように呟いた。


と、言う訳で、黒服Dへの刺客を差し向けてしまいました、すいません!orz
まあ、「暗部」は黒服1だけじゃないんだぜ!と言う事を知ってもらう為の雑魚キャラですが。
なので、さくっと死んで貰ってもよし、勝手に使って勝手に殺してくれてもかまいません。
ちなみに能力としては、「透明人間」とか「瞬間移動」とかその辺の暗殺特化のキャラになっています。

あと、「鮫島事件」の能力を開示。
発動者が「嘘」を言い「ある特定の条件」が整った際に「世界」を「釣る」ことが出来る能力でした。
8083/3:2009/09/12(土) 22:58:02.73 ID:QeUFKGn60
牛の首

「『牛の首』という恐ろしい話があるが、恐ろしすぎて誰も語らない」というもの。
「知ったものは死んでしまう」という話もあり、これはそこから。
契約により得た能力は
「契約者の話す『牛の首』を最後まで聞いた相手を殺す」というもの
制約は
・耳の聞こえない人には全然効かない
809ギザ十:2009/09/12(土) 23:01:44.01 ID:Ra8PK3M5P
>>802
す、すません、勝手にNo.付けてしまいましたぁ猛省させていただきます!!
一応、うちの黒服1が、Bナンバー以外の出生の分からない黒服に
適当に番号を振っただけの呼び方なので!(ゴリゴリ土下座)orz
810以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:03:22.41 ID:93XvelGUP
実は大結界を張って『夢の国』の拘束と『鮫島事件』を牽制を同時にするってネタがあるんだ・・・

『夢の国』はともかく『鮫島事件』の牽制は発動を遅らせる程度にしかならんと思うけどな。
811以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:03:33.71 ID:v+Yg5iET0
ギザ10の人乙ー!
おぉっと、いつかは来るだろうと思ってた黒服Dへの刺客www
OK、ありがとう…チャラ男にある事をさせようと思っていたんだ……その条件が整いそうだぜぇえええ!!
>>809
っつか、>>800で書いた黒服Dの隠し設定、もっと早く匂わせるべきだったんだよなぁwww
一応、このスレで投下したどれかのネタで、将門様もちょっと気付いてますが…
黒服Dは「組織」と言う都市伝説のみの存在ではありません
別の都市伝説が確実に「混ざって」います
それが影響して、時折、黒腐Dの行動は「組織」に感知されていない…と言う感じにしてました
あからさまに速攻消されそうなのになかなか消されてないのはそこら辺の影響なイメージ
何が混ざってるかは……まぁ、多分すぐバレるなwww


都市伝説設定の人も乙ー!!
812以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:05:15.27 ID:93XvelGUP
誤字ktkr

『鮫島事件』を牽制を → 『鮫島事件』の牽制を



人の単発設定見るのは久々な気がする
813ギザ十:2009/09/12(土) 23:08:36.66 ID:Ra8PK3M5P
>>798
あ、誤字発見、「秘密の国」じゃなく「夢の国」だよ、なにやってんだ俺…orz
814以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:09:16.50 ID:v+Yg5iET0
>>812>>813
なぁに、誤字脱字はよくある事さ、気にしない!
815以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:11:57.65 ID:ZP5++U2dO
お二方とも乙!
暗部が動きだした…だと…?
物凄くwktkだが黒服逃げてー!
816以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:14:07.80 ID:lTw1VDZ70
乙ー!!
『はないちもんめ』で『鮫島事件』止めれるんじゃね?とか思ったけどとても書けないんだぜ
そもそも『鮫島事件』の存在も知らんけど

禿=K-No.711
K=KINNIKU?
817以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:15:39.08 ID:v+Yg5iET0
よーし、お兄ちゃん、秋祭り中のVS夢の国の最中に、黒服Dが刺客に襲われる話書くよって予告しちゃうぞー!
「襲われる」って単語に腐的な意味を感じたあなたへ
貴腐人とか腐女子が「こっちの世界においでよ」って多分手招きしてます

まぁ、とりあえず眠くなってきた頭で刺客の話は俺が書くぜ宣言
妄想は浮かんだ!あとは文章にするまでよぉおおお!!!!
頭の中の妄想がえらい厨2病になってきているんだけどいいよね?よね???
818以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:16:58.03 ID:UEO77vNv0
黒服Dを助けようとする勢力vs暗殺者かしら……
819以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:17:41.19 ID:8K1wYWUC0
皆さまおっつ!
>>807
ターゲットは……あぁ、あの薄幸の黒服と有名な兄ちゃんかい……デリートすればいいのかい?

有名な兄ちゃんって誰ぞ?

>>817
おk!期待してる!
820以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:18:11.99 ID:93XvelGUP
>>805 
これは半径の中心が指定対象なのか契約者本人なのか、
また、その中心が移動した場合は範囲が変わるのかどうか。


『牛の首』はともかく、『死の行軍』は条件のわりに凶悪だな



よーし、俺もそろそろ寝るか・・・落ちないといいが。

>>817 いいと思うよ
821以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:18:39.48 ID:FzcawY4T0
ギザ十の人乙!

なるほど…俺達(中の人と主人公達)は見事に釣られちまった訳ですね?www

実際そう思っちまったんだからしょうがないっす。

という訳で、うちの方にも伝達させておきますね?

え?どっから情報を得てるのかって?決まってるじゃない、うちの「電子の妖精」さんさ!!!
822以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:19:31.37 ID:lTw1VDZ70
>>817
wktkwktk
黒服Dが心配になってきた

>>819
薄幸の黒服と(いう事で)有名な兄ちゃん
ってことじゃね?
823以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:20:39.55 ID:8K1wYWUC0
>>822
なるほど! 有名な兄ちゃん=禿だと思ってたぜ!
824以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:23:25.45 ID:lTw1VDZ70
>>823
それだとB-No.004は学校町→北極まで移動する事になるなw
コイツも過労死しかねないww
825以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:25:05.67 ID:FzcawY4T0
>>824
そして同等の存在+αがいる件

過労死どころの問題じゃない気がするwwwww
826ギザ十:2009/09/12(土) 23:28:19.31 ID:Ra8PK3M5P
>>816
「鮫島事件」も所詮一都市伝説なので
状況次第では結構簡単に止めてしまえると思いますw
その為、黒服1は出来るだけ秘密裏にプロジェクトを進め
本来の「鮫島事件」の能力が外部に漏れないように注意を払っていたり
要である黒服2を作戦直前まで、秘密施設の最奥に厳重に閉まっています。

ナンバーについては
D-No.962で、D(D)No(の)962(くろーにん)
K-No.711で、K(毛)No(の)711(ないひと)
とか、考えて付けてしまいましたw
827以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:29:27.05 ID:lTw1VDZ70
あぁ、見える
禿とヒトガタと雪男相手に戦う黒服が
ソレを取り囲む白熊、アザラシ、ペンギンが
それらを達観する研究員達が
828ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/12(土) 23:31:12.83 ID:v+Yg5iET0
「はい……はい、そうです。「鮫島事件」、それがどんな能力なのか…私は、把握できていません
 しかし、その能力が発動する事は、「組織」にとっても学校町になっても、不利益であると思われます」

 …「かごめかごめ」の契約者への連絡を終え、彼は小さくため息をついた
 そして、携帯を手に、悩む
 「はないちもんめ」の契約者に、どこまで連絡するべきか?
 決戦の日が秋祭りである事
 せめて、それだけは連絡すべきだと思うのだが…
 「鮫島事件」を中心とした、「組織」の暗部
 それについては…駄目だ、話せない
 危険に巻き込んでしまうような気がする
 まだ子供である彼女を、危険に巻き込みたくない

「…「鮫島事件」については、将門公ともしっかりと話し合わなければなりませんね…
 ……「籠釣瓶」を誰かに譲渡した、と言う事の真相を聞きだす意味もこめて」

 …あぁ、もう、あのお人と来たら
 「籠釣瓶」は危険すぎるからこそ、任せたというのに…
 盛大な頭痛と胃痛を覚えながら、黒服はとにかく、「はないちもんめ」の契約者に、秋祭りにあまり近づかない方がいいと、連絡を入れるべく
 彼女の携帯番号をプッシュした

 ……彼の後をつける気配は、今は、いない



「……くそっ」

 それは、小さく舌打ちしていた
829ギザ十:2009/09/12(土) 23:34:14.13 ID:Ra8PK3M5P
>>821
一応、「鮫島事件」の真の能力に関しては、電子媒体にも紙媒体にも記さずに
黒服1の頭の中でのみ、存在する情報なのですがw
上で書いたように、「根幹」を知られると拙いので、鮫島関係の情報は、表面上のもの以外は
表に出さないように細心の注意を払っています、が。

まあ、隠してた設定を公開してしまったし、仕方がないかな?
もしもの時は、Bナンバーの刺客をそちらにも差し向けるので、がんばってくださいwww
830ある組織の構成委員の憂鬱:2009/09/12(土) 23:37:03.09 ID:v+Yg5iET0
 B-No.004と呼ばれる、その黒服
 ターゲットであるD-No.962と呼ばれる黒服の現在位置を確認しようとしたのだが…

「…エラー、だと?」

 おかしい
 組織の端末は、K-No.711のような規格外を除けば、全員の黒服の現在位置を瞬時に検索できるはずなのだ
 それは、たとえ異空間に入り込もうと有効のはず
 「組織」が、黒服を管理する為に、確かにそんな機能があるはずなのだ
 …だと、いうのに
 組織の端末が、D-No.962の位置を検索できない

「ったく、面倒だな、おい…!」

 端末の調子がおかしいのだろう
 B-No.004は、そう判断した
 後で、もう一度検索し直そう
 そうすれば、現在位置はすぐに把握できるはず…!


 しかし、現実にはB-No.004がD-No.962の現在位置を端末で確認する事は、ついにできず
 D-No.962を見つけ出すのは、秋祭り当日となるのだが…
 B-No.004は、そんな未来を知る余地もない


 …だからこそ
 何故、D-No.962の現在位置を、「組織」の端末が検索できないのか?
 ………その事実もまた、彼は知ることは決してないのだ
831以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:37:14.07 ID:93XvelGUP
「ある条件」が分かれば対策打てそうなのに!
結界効果で発動遅くするとかできないかなー・・・そういえば巫女さんっていたよね。

そうだ、『消えるカラス』の契約者をそろそろ呼ばなきゃ・・・うわー、キャラ設定真っ白だった。
と、とりあえず独断と偏見で美人のお姉さんキャラにしようと思うんだけどいいかなっ!?
そして寝たいです!
832以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:39:53.55 ID:v+Yg5iET0
決戦を秋祭り当日にしたいので、それまで何故B-No.004さんが黒服Dを襲わないかの言い訳ネタでした
B-No.004さんがサボってると思われたら大変だしね


そしておやすみ!
明日の朝までにスレ残っててくれよ!
833以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:40:49.02 ID:azgTAyz0O
ところで消えれカラスってどんなの?
834以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:42:13.14 ID:93XvelGUP
よし!設定は布団の中で考えるぜおやすみ!明日の朝までスレが残っていたら嬉しいな
835以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:42:44.62 ID:QeUFKGn60
>>820
>これは半径の中心が指定対象なのか契約者本人なのか、
説明不足でした
「指定対象から半径10km以内にいる同種族の生物を自殺させる」
>また、その中心が移動した場合は範囲が変わるのかどうか。
「指定」した時点で能力は発動しているのでその後の移動は関係ありません
言ってることと意味が違うのでしたら指摘お願いします
>『牛の首』はともかく、『死の行軍』は条件のわりに凶悪だな
DE☆SU☆YO☆NE
書いてて思いました
じゃぁ制約に
・能力発動は1日に1回のみ
を追加することにしますか
これでどこぞのヤンデレ弟のコーラよりはマシになったかと
836ギザ十:2009/09/12(土) 23:44:33.32 ID:Ra8PK3M5P
>>830
早速使ってくださってありがとうございます!
しまった、秋祭りに乗じての抹殺を命令すれば良かった、申し訳ない!orz
しかし案の上、やられ役フラグが立ちまくってるなぁNo.004w
837以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:45:27.74 ID:FzcawY4T0
>>829
電子媒体にも紙にも記録してないって?

彼女は電化製品の中ならどこにでも存在するっ…!

たとえそれが極僅かな電球や電気スタンド、そして連絡手段に用いる携帯電話であってもっ…!



とまあ、若干厄介な特性つけちゃったぜwww

・・・え?心の中までは覗けないだろって?

人間の風貌をしていても所詮は生み出されたもの…つまりは機械のようなもの、だ!

機械ならb(ry


夜のテンションで色々と書いて舞いあがってるぜwww
838以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:46:28.89 ID:93XvelGUP
>>833 
「カラスの死体が街中に無い」ってとこから出た都市伝説。内容はちょっと思い出せない
詳しい能力は布団の中でこれから考えます



>>835
・・・あー、そうか範囲内の生物に死の宣告するのか。ようやく分かった
839以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:48:54.94 ID:FzcawY4T0
じゃあ俺もおやすみ

みんな保守よろしくー

これから寝る人、良い猿夢を見ないようにね?
840以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:49:43.37 ID:azgTAyz0O
>>838
ありがと

それ聞いてなんか漫画思い出した
841以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:52:17.77 ID:A1i3FcPYO
「黒服禿」「結界都市『東京』」「機関」
こいつらに不可能な事はない気がしてきた。
842以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/12(土) 23:54:57.98 ID:nZYqLE04O
東京に関してはいい加減にしろと思うがね。他人の話にまでずかずか入っていくなと
843ギザ十:2009/09/12(土) 23:59:49.70 ID:Ra8PK3M5P
>>837
ちょwwなんというチート能力www
了解です、B-No.005を向かわせることにしますねww


そして今気付いたけど「死の行軍」の能力が、完全に「鮫島事件」の条件殺しな件w
まあ、まだ設定だけの段階の様ですし大丈夫だと思いたいなぁ
844以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 00:05:16.16 ID:92AFiCar0
今度のSSでバミューダトライアングルを黒服に使わせて良いかな?
845以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 00:10:43.13 ID:jIaVOSshO
>>843

No.005「ぐはっ、俺が負けても6と7が……」

6と7「わ、私達が負けたって8達が来るんだからね!」

8達「ばかな!我らが敗れるなど……」


エンドレス
846以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 00:13:51.77 ID:dEUyi6JB0
>>842
夜のテンションだから若干異常なんだよ!!!

と自己弁護してみるorz


これからは少し自重の方向性で行く事にするよ…

でもあんたのおかげで少し目が覚めたぜ!!!感謝するよ!

こっから先も意見問答質疑応答非難暴言罵詈雑言何でも受け付けるよ!!!

でももう限界…寝るよ…

俺に対する意見・質問・疑問・非難・暴言・罵詈雑言多々あったら遠慮なく受け止めるぜ!…明日から……

じゃあおやすみ
847ギザ十:2009/09/13(日) 00:17:52.00 ID:m1Cyw3sXP
>>845
6と7に若干萌えてしまった件w

因みにBナンバーはそんなには人数居ないです。
その所為で慢性的に人手不足で、何時もNo.001は頭を痛めてます。
まあ、黒服Dほどではないですがw
848以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 00:19:26.06 ID:auyDfNhmO
学校町では都市伝説が二十四時間出現してるのか…

クロスさせる妄想膨らませながら寝る
849以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 00:29:40.37 ID:dEUyi6JB0
保守
850以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 00:53:22.17 ID:hFeVJxd/0
>>833
>>838さんが答えてるけど一応
ウィキペディア 都市伝説一覧より
消えるカラス
都会に数多く生息するにもかかわらず、死骸をほとんど見かけないのは、特別な方法で自らの死骸を消すからだ、というもの。
対消滅、異次元へ消え去る、自然発火して燃焼するなどの理由付けが試みられる。矢追純一が著書で扱ったため、注目されるようになった。
実際は、カラスはあまり人が立ち入らないねぐらの森で死ぬことが多く(弱ったカラスはねぐらから元気よく飛び立つことができないため)、そうした死骸もハエの幼虫やシデムシ、他のカラスなどに食べられ速やかに処理されてしまう。
また、稀に街中で死ぬことはあっても人に片付けられてしまうため、一般の目にとまる機会が少ないというのが真相。
851以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 01:24:45.68 ID:hFeVJxd/0
age
852以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 01:27:25.44 ID:jIaVOSshO
>>850
詳しいのありがとう

ちなみに思い出した漫画は
藤子ふじおの短編集の中の【ユメカゲロウ】の
「だいたいこの蝶がこの森にいるってんなら死骸が見つからないとおかしいじゃないか!」
『……例えば死ぬと同時に強力な蛋白質分解酵素が働きだして、ものの数分で死骸は消えてしまう、とか』
みたいな話のとこ
853以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 01:48:48.08 ID:I+3OrnxMO
ねるほ
854以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 01:53:42.64 ID:hFeVJxd/0
Gは死なない

能力は「契約者に不死を与える」

禁断の生物兵器

能力は「強化&巨大化させられたイモガイ、ホオジロザメ、コブラ、ハブなどの生物を味方として召還できる」

てるてるぼうず

能力は「歌につれて発動する雨水の剣による首切り」

いや唐突に思いついたからさ
855以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/09/13(日) 02:37:19.19 ID:jIaVOSshO
うわー
856以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
バミューダトライアングル

3角形になるように「絶対に動かない物」を指定することで能力発動
それでできた3角形の中に入り込んだものを異空間に飛ばすことができる
制約
・指定するものは他の指定されたものから10km以内でないと効果が出ない
・指定されたものが破壊されると能力が消える
・使えるのは三日に一度のみ

うわっチートだな・・・
小説にするわけじゃないからいいけど