1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 18:35:52.93 ID:/pEyNBBE0
前スレはすぐに落ちたかwwwww
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 18:38:58.33 ID:qSib1vUDO
続きがあると言ってた人の続きって来てた?
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 18:45:23.93 ID:/pEyNBBE0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 18:51:25.39 ID:qSib1vUDO
Tさん書いてる人
あと少し前になるけど鏡合わせのアクマの人も
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 18:58:03.70 ID:/pEyNBBE0
パソコンから離れている間にスレ落ちられると確認できんからなぁ…
少なくとも、俺はどっちも未確認だ、続き
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 19:11:27.91 ID:/pEyNBBE0
トイレに篭る前に保守
ここに来る人ってどんな話を望むんだろうか
バトル?
萌え?
ほのぼの?
ラブきゃっきゃっ??
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 19:19:43.07 ID:/6GHqBEC0
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 19:21:15.82 ID:+/vhDw7+O
あれ
前スレ落ちたのかorz
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 19:22:09.67 ID:qSib1vUDO
>>7 バトルを基調にしつつ
ほのぼのでへへへとなり
ラブきゃっきゃっ、でうへぇへへへへぇwwwwwwww
ってなって
全ての話から萌えを得る!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 19:41:54.31 ID:trITQfkw0
>>8>>10 欲張りさん共めwwwwwwww
>>9 珍しく普通に変態じゃないバトルしてる赤い靴なんてもん書いたから落ちたんだろうかorz
アドナイ! アドナイ!
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 19:55:22.88 ID:trITQfkw0
書き手さんたち帰ってこないかな…
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:02:02.57 ID:trITQfkw0
さて、トイレのドアがぶっ壊れて開かなくてトイレに入れないわけで
助けてトイレの都市伝説!!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:04:26.05 ID:/6GHqBEC0
都市伝説を倒す為の組織とか機関とかはあるけど、そういうのに連中に対抗する都市伝説の集まりってまだ無いよね?
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:07:49.62 ID:trITQfkw0
>>15 そう言えば対抗組織っぽいのはない、かな?
都市伝説らしく振舞おうぜって感じの都市伝説たちの集まりは匂わせたことある
匂わせただけで放置プレイだけど
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:12:24.97 ID:1pUsovdI0
久しぶりに来てみた。
もう少しで書き終わるからもうちょっと待ってて
・・・あれ?どこまで投下したか忘れちゃったwww
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:13:41.99 ID:/6GHqBEC0
>>16 組織に対して良い感情を持ってない都市伝説や契約者はそこそこ居そうなのに真正面から組織に反逆してる奴はあんまり居ないよね
>>17 wktk
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:14:20.47 ID:trITQfkw0
>>17 ど、どどどどど、どちらさまで!?
い、急いで確認できる範囲でどこまでお書きになっていらっしゃったか確認してくりゅ!!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:19:58.28 ID:1pUsovdI0
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:24:32.78 ID:trITQfkw0
>>20 わかった!!
さっそく、まとめサイトで確認し………
安西先生、なんでか知らないけどリンク切れ起こしてて確認できんとですよ
他のは無しは大丈夫なのになんでー?
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:34:21.82 ID:1pUsovdI0
俺はまとめサイトに関しては何もいじくってないからさっぱりわからんのですよ
実際最新のだけじゃなくちょっと前のもリンク切れ起こしてるのさ
まあ、今までに書き溜めた分は全部保管してるから大丈夫だけどw
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:37:31.40 ID:trITQfkw0
サイトのレンタルサーバーの規約にでもひっかかるNGワードでもあったんだろうか
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:56:47.81 ID:trITQfkw0
みー
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:57:04.95 ID:qSib1vUDO
>>11 待て、俺は真面目に戦う赤い靴なんてしらないぞ!?
dat! dat!
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 20:59:02.88 ID:7R+USoa90
ええい、早く上げたいのに妄想が浮かばん!
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:00:49.22 ID:trITQfkw0
28 :
>>25の為にもっかいうpるぜ!:2009/08/22(土) 21:04:28.91 ID:trITQfkw0
さぁさ、思い出して御覧なさい
貴方たちは、どうして出会ったのか
さぁさ、思い出して御覧なさい
貴方たちは、どうして共に在る事を選んだのか
さぁさ、思い出して御覧なさい
貴方たちは、だぁれ?
Red Cape
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:05:08.15 ID:1pUsovdI0
>>23 引っ掛かりそうな言葉は見当たらないと思うが…
やらせた事といえば生身でラッシュの速さ比べとか「禁則事項」ぐらいしかないぞ?
「禁則事項」だって「アーン」とか「ピー」で伏せてるから問題無いと思うんだが…
30 :
>>25の為にもっかいうpるぜ!:2009/08/22(土) 21:05:19.12 ID:trITQfkw0
あぁ、もう
イライラする、イライラする、イライラする!!
少女は苛立ちを隠すことをなく、ずんずんと歩いていた
子供用のブランド物の服に身を包み、しかし、その服とはどこかアンバランスな、赤い靴を履いた少女
ずんずん、ずんずん
あぁ、もう、イライラする!!
どうして、自分は勝てないのだろう
どうして、いつも負けてしまうのだろう
今まで、そんな事はなかった
勝てる相手にだけ、勝負を挑むようにしてきたはずだった
今はまだ、レベルアップの最中なのだから
格下の相手だけと戦い、経験を積む最中
…そのはず、だったのに
いつからか、自分たちは負け続けている
…あの、赤マントと赤いはんてんに負けてから、ずっと……
「あまり苛立つと体によくないぞ?」
「うっさいわね!」
あぁ、もう、誰のせいだと思っているのだ、このロリコンショタコン変態どマゾ!!
自分と契約している都市伝説に、心の中でありったけの罵倒をぶつける
直接、口には出してやらない
そうしたら、喜びやがるから、このどマゾは
…とにかく、自分たちよりも、弱い相手を探そう
そして、そいつらと戦い、強くなるのだ
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:05:59.46 ID:trITQfkw0
この辺りで、一度、それを何とかしなければ
…だからこそ、この暗くなってきた時間帯、迎えの車も呼ばずに外を歩いているのだ
そうじゃなければ、こんな時間に外を出歩くものか
ずんずん、ずんずん、ずんずんずん
歩き、歩き続けていると
「……いるぞ」
「えぇ」
わかる
赤い靴が感じとったのならば、それは自分にもわかる
一体どう言う能力なのかよくわからないが、この赤い靴は他の都市伝説の気配を感じ取りやすい
噂に聞く、赤い目をした女性ほど高度な感知能力ではないものの、微弱ながらも都市伝説の気配を感じ取れる、と言う能力は有利である
だからこそ、今まで順調に弱い都市伝説と戦い、強くなってきたのだから
…ひたひたと
背後から、誰かが近づいてきている
狙いは……自分か
子供狙いの都市伝説か?
(…まぁ、何だっていいわ)
さぁ、かかってこい
返り討ちにしてやる……!
ずんずんずん
少女は、振り返る事なく歩き続ける
気付いていないふりをして
徐々に、徐々に
気配は、近づいてきて……
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:06:48.11 ID:qSib1vUDO
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:07:01.40 ID:trITQfkw0
………刹那
感じ取る殺意
何かが……自分の、肩の付け根辺りを狙って、向かってくる
「っ!!」
っば!と
少女は身を翻し、その攻撃をかわした
一瞬前まで少女がいたそこを、鋭い刃物が通り過ぎた
東南系の顔立ちをした男が、舌打ちする
「ちょっと!避けられてんじゃないわよ!」
いらだったように、その男に声をかける、女の声
男の後方に、ジャラジャラとした装飾品に身を包んだ、けばけばしい化粧と服装の女が立っていた
俗に言う、お水系と言うかそんな感じの服装だ
「何よ、おばさん。いたいけな小学生襲うなんて、犯罪なんじゃない?」
…うん、弱そうだ
少女は、そう判断した
逃げるのではなく、戦おうと決める
少女のおばさん発言に、ピキ、と女は怒りを隠そうとしない
「きぃいいいい!!ちょっと、こんな生意気なガキ、さっさと片付けちゃいなさによ!」
「ワカッタ」
片言の日本語で、男は答えた
手に持つ獲物はナイフ
それで、少女に襲い掛かる!
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:07:50.45 ID:trITQfkw0
「赤い靴履いてた女の子 異人さんに連れていかれちゃった」
慌てずに、少女は歌う
その男に対抗するために
己が契約する都市伝説を呼び出す歌を
己が契約する都市伝説の力を、解放する歌を
「!?」
が!と
具現化した赤い靴が、目にも止まらぬスピードで襲い掛かってきていた男の攻撃を受け止めた
ぐぐぐぐ……と、力で相手を押さえ込む
「……っち、相手はババアか」
「だからって、ヤル気なくさないでよ」
赤い靴が本領を発揮できるのは、幼女相手のみ(ただし、ある意味暴走確立もあがる)
だが…純粋な腕力とて、充分、人間離れしているのである
この程度の相手を押さえつけるくらいは、簡単だ
「キサマ……っ!?」
「『手首ごと盗んでいく泥棒』みたいだな。肩ごとバックを奪うつもりだったのか」
赤い靴が呟いた言葉に、少女はなるほど、と思った
自分が肩から下げる、この鞄
これを狙った訳か
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:08:58.81 ID:trITQfkw0
『手首ごと盗んでいく泥棒』
東南アジアだかのどこぞの国で、手首を切って、手首ごと高級時計を盗んでいく泥棒の話がある
アメリカでも、手首を切ってそれごと指輪を盗むマフィアの話があったような
…その能力の応用で、肩ごとバックを盗むつもりだったのだろう
……まぁ、気配を察知された時点で、既に落第だが
「なぁに?オバサン、このバックが欲しいわけ?」
ひらひらと、少女はバックを相手の女に見せびらかすようにして見せた
女は、怒りを隠そうともせずに睨みつけてくる
「そうよ、そんな高級ブランドバック、がきんちょには勿体無いわ!」
「っは!この程度の物も手に入れる事ができない貧乏人の、負け犬の遠吠えね」
ふふん、と鼻で笑ってみせる
ますます、女は激昂したようだった
赤く靴に押さえ込まれている手首泥棒に怒鳴る
「ちょっと!さっさとそんな奴、やっつけちゃいなさいよ!」
「無駄よ。赤い靴は、一応仮にも時として、結構強いんだから」
すたすたと
少女は、女に近寄っていく
恐れなど、ない
相手は、自分たちよりも格下だ
恐れを抱く必要などない
そんなもの、抱いてしまったら…その時点で、負けだ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:09:53.42 ID:trITQfkw0
すたすたと、少女は赤い靴と手首泥棒の横を通り抜け、女に近づいてく
手首泥棒は少女を止めようとするが…赤い靴に押さえ込まれ、それを実行できない
「…糞餓鬼が!舐めるんじゃないわよ!」
すらり
女は持っていたブランドバック(もっとも、少女が遠目から見てもわかるようなニセブランド物だが)からナイフを取り出した
……しかし
「遅いのよ」
「−−−−−−−!?」
次の瞬間には
少女が、そのナイフを蹴り上げていた
ぽ〜ん、と宙に放り出されたナイフ
カランっ!と落ちて音を立てる
「な…」
「あたしが契約したのは、『赤い靴』。その主な能力は、相手をどこかに連れ去る事」
でもね、と
少女は、意地悪く意地悪く……笑って見せた
「それだけじゃあないのよっ!!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:10:58.82 ID:trITQfkw0
っが!!と
少女の蹴りが、女の脇腹に命中した
みし、と嫌な音が響く
「−−−っが!?」
予想外の衝撃に、女は倒れこんだ
…馬鹿な!?
こんな、小学校低学年にしか見えない餓鬼の……どこに、こんな力が…!?
「もう一つ、単純で……でも、とっても便利な力」
にやぁり、少女は笑って
とんとん、っと履いている赤い靴で、アルファルトを叩く
「あたしも、赤い靴の力を使えるって事、わかるぅ?」
そう、それはとっても単純で
漫画やらライトノベルやらでよくありそうな、陳腐な力
「あたしの今の身体能力は、『赤い靴』と同等なのよ。わかるぅ?頭悪そうなオバサン」
「………!!??」
…そう
外見は、少女そのもののまま
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:11:00.31 ID:7R+USoa90
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:11:52.28 ID:trITQfkw0
しかし、その身体能力は
…そこで、手首泥棒を押さえつけている『赤い靴』の身体能力、そのもの
その、身体能力から繰り出す攻撃を
ただの人間に過ぎない女が、受け止めきれるものか?
「じゃあねぇ。ばいばい」
っが!!と
少女は、倒れこんだ女に容赦なく蹴りを繰り出す
がぼ、と口から胃液を吐き出す女
少女は、何度も何度も、蹴りを入れて
「お〜い、もう終わったぞ」
「……あら、そう?」
と、契約主が気絶したために、力を失った手首泥棒を倒した赤い靴に声をかけられるまで
その攻撃を、止めようとはしなかったのだった
「…あぁ、すっきりした」
ぐぐぅ、と車の後部座席で背伸びする少女
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:12:41.59 ID:trITQfkw0
運動して疲れたので、家に迎えの車を用意させた
そこで、のんびりと体を休める
赤い靴も、傍にいるが…運転手には、見えていない
(そうよ、やっぱり、私たちはやればできるんだわ)
このところの連敗で、自信を失いかけていた
…しかし
自分たちだって、やればできるのだ
他の都市伝説に、負けてばかりではない
自分たちは、こんなにも強いではないか!!
(赤い靴、あたしはこのゲーム、まだ降りないわよ)
「わかってる。まぁ、素敵な幼女にめぐり合えるチャンスがある限り、付き合うさ」
めぐり合えても、想いが通じる事は絶対無い
心の中でそう思いつつも、とりあえず突っ込む事はせず
少女は、後部座席に身を沈めたまま、静かに眠りについたのだった
41 :
これより、加筆シーンに入る!:2009/08/22(土) 21:16:00.21 ID:trITQfkw0
「……ヤレヤレ」
眠ってしまった己の契約者の姿に、赤い靴は小さくため息をついた
眠っている様子は、可愛げがあるのだが
普段のあのワガママ態度ときたら
普段の生活を見るに、親も周囲も甘やかし放題、あの恵まれきった環境では仕方ないかもしれないが…
「ま、ゲームから降りる気が起きるまで、こっちは付き合うまでか」
契約者を護る
それが、ロリであればなおさらのこと
いつか、この契約者は成長し、ロリではなくなるだろうが、まぁ仕方ない
ババアに興味はないが…ババアがいないと、新たなロリが生まれないのだから
赤い靴は、もふもふと、眠っている己の契約者の頭を、静かに撫でてやったのだった
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:16:51.28 ID:1pUsovdI0
こ・・・こんなの、僕の知ってる赤い靴じゃないやい!
・・・・・・スイマセンゴメンナサイモウユルシテダカラチョットグーダケハヤメギャー
43 :
つってもこれでラストだがな!:2009/08/22(土) 21:17:23.28 ID:trITQfkw0
それがどんな出会いだったか
貴方は覚えていますか?
それがどんな出会いだったか
私は、覚えています
貴方にとっては、覚えておくに越したことないであったとしても
それは、私にとっては宝石のような輝きを持っていたのです
Red Cape
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:18:27.85 ID:trITQfkw0
以上、「超珍しく変態じゃない、真面目に戦ってしかも勝っちゃう赤い靴」でしたー
前スレに投下した奴にちょっぴり加筆修正してみた
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:19:02.99 ID:7R+USoa90
いい赤い靴ですね
やはり変態ほど普段は紳士だという理論は間違っていなかったんだな
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:21:06.44 ID:Lp4t2X5J0
なんかこんな感じの漫画なかったっけ 赤マントが主人公に取り付いて云々ってやつ
俺はわかってたぜ!
わかってたぜ!!
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:23:18.04 ID:7R+USoa90
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:23:26.80 ID:qSib1vUDO
赤い靴が、カッコいい!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:23:59.27 ID:trITQfkw0
51 :
「結界都市『東京』」:2009/08/22(土) 21:25:43.70 ID:1pUsovdI0
さて、久しぶりの復活ですよ、っと
まとめサイトと自分のネタを照らし合わせてどこから投下すればいいかだいたい分かったよ。
ほんじゃまぁ、準備はいいかな?
―第18章 原因究明―
妹が来た。そして妹は3人の事が「視え」た。しかし、今まで他の人にも視えてなかったのに何故?
―夜。妹が寝静まり、俺は3人に問いかけた。
「なあ、何故妹にお前らの姿が視えたんだ?まさか妹も「契約」を・・・?」
「・・・それは有り得ません。何故なら妹さんはこっちに「始発で来た」と仰ってましたよね?幸いにもここは駅から徒歩5分の好立地。」
「ほうほう。」
「更にもし妹さんが公共交通機関若しくはタクシーを使用したならば外に出る確率はぐっと狭まります。つまり…」
「つまり?」
「妹さんは「契約者」じゃない可能性が十分に高いです。それに…」
「それに?」
「たぶん原因は貴方です。」
「お、俺?」
「ええ、貴方自身の「力」が以前より増しています。恐らく場数をたくさん踏んできた結果でしょう。」
そうか…。って、
「月読、「力」って何だ?」
「所謂精神力の事です。最初のころは私達の行動には若干の制約がありました。例えば…」
「繁華街から離れれば離れるほど弱体化する、ってやつだな?」
「そうです。しかも、契約した人数が多ければ多いほど多量の精神力を必要とし、足りなくなると行動に制約を受ける人が出てくるんです。」
「例えば、海に行った時の建速と邇邇芸だな?・・・そうか、あいつらが来なかったのはそれが理由だったのか。」
「でも実際俺は簀巻きn「黙れっ!」ぶべらっ!!」
「でも海に行った日を境に貴方の精神力は飛躍的に増大している。まるで人数の多さをカバーするかのように。」
52 :
「結界都市『東京』」:2009/08/22(土) 21:27:49.35 ID:1pUsovdI0
「だけど邇邇芸と櫛名田は俺から離れて行ってしまった。つまりは俺の精神力はこれからはほぼ横這いなのか?」
「いえ、それ以前にすでに最大限まで力が引き出されているので上がる事はもうないでしょう。」
「つまりカンストってやつか。」
「でも過信してはいけない。ココロの力が上昇してもそれを支えるカラダが弱いと暴走する。」
「暴走?まさか、雄叫び上げたり、折れた腕が一瞬で治ったりとかそんなんになっちまうのか?」
「そうじゃなくて、私達が使う力の反動を受けてしまう、ということ。」
「どういう事だ?詳しく説明してくれ。」
「例えば、何もしていないのにいきなり全身傷だらけになったり、良くても全身青痣だらけの上全身複雑骨折っていう感じです。」
「そりゃまずいな・・・何か方法はないのか?」
「マスター、最近稽古してますか?」
「いや、最近してないな。・・・!まさか!」
「ええ、その通りです。いつもの生活を普通にやり続けること。それが今できる最善の方法です。」
「そうか・・・よし、早速始めるか!皆、ちょっと付き合ってくれないか?」
「じゃあ俺は剣道の稽古をつけてやろう。何てったってパートナーだからな。」
「後の事は私が・・・」
「じゃあ私は『結界』張って時間を引き延ばすね。後『転移』で稽古に最適な場所に連れて行くから。」
「・・・ありがとう。じゃあ早速始めよう!天照、『転移』を!」
「せーのっ!」
―待て、次回!!
・・・なんか色々とやってみたかったけどそこまでうまくまとまんなかったよorz
期待せずに次の話待っててね
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:30:02.56 ID:trITQfkw0
乙ー!
>雄叫び上げたり、折れた腕が一瞬で治ったりとか
それなんて邪気が(ry
って、それとは違うかww
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:34:44.74 ID:4pMzLmhDO
エヴァ初号機ww
おつ!!
55 :
「結界都市『東京』」:2009/08/22(土) 21:36:54.23 ID:1pUsovdI0
―第19章 心身疲労―
「でえぇぇいっ!!!」俺は今、人気のない道場で建速に稽古をつけてもらっていた。勿論剣道の。
ただいまの時間は天辺を越えてはいるがその時計の針は動く事はない。何故なら、学校町全体に『結界』を張って時間を止めているからだ。
勿論窓から外を見ようとしても窓は開かないし、開いたとしても世界が反転したように色を失っている。時間が止まっているため、人の目を気にすることなく思う存分稽古を行える。しかし―
「ハァハァ…くそっ!」
「この位でへばっていてはまだまだだぞマスター!」
それでも体感時間は2〜3時間位ぶっ通しで打ち合っている。でも実際は時計は動かないので定かではないが。
「お前、こんなに強かったのか?」
「これでも八岐大蛇を倒したのでね!さあ、どんどん行くぞ!!」
―それから何時間過ぎただろうか。それでも一向に時計の針が動く気配はない。
「・・・ハァハァ、さすがにぶっ続けっていうのは結構きついな。」
「この位でへばるとは・・・まだまだだな、マスター!!」
・・・こいつ、人格変わってないか?今までのヘタレっぷりは一体なんだったんだ?
「お前一体どうしたんだ?いつものお前じゃないぞ?」
「実は俺は剣とかそういった棒状の物を持つと性格が変わる性質でね、こっちが本来の俺なのさ。」
ついに多重人格者まで出しやがった!作sy(メタ発言は削除されました。
「・・・ったく!それだったら毎回お前に任せときゃよかった・・・よっ!」スパーン!
「遅いですね!これでどうです!」バチコーン!
「まだまだぁ!行くぞ!」スパーン!
「ふんっ!これならいかがです?」バチコーン!
「なんのぉ!これでとどめだぁっ!」
「ならばこれで・・・お別れですっ!」
―それから俺達は長い事打ち合い続けた。・・・やはり常人離れした体力を身につけてしまったようだ。ヤレヤレ・・・
「しかし…お前やっぱ強いな。」
「・・・だ、だからって竹刀吹っ飛ばして十七分割する必要ねぇだろ?」
「それとこれとは話が別だ。」
「おいおい、冗談きついぜ…」
宣言通り間髪いれずにつぎいってみたよ!!!
真面目な赤い靴ってアイデンティティー喪失の危機だな
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 21:47:19.52 ID:qSib1vUDO
乙っした!
58 :
結界都市の人乙:2009/08/22(土) 21:57:52.64 ID:7R+USoa90
よーし、書きあげちゃったから投下しちゃうぞー
こんにちは、ハンバーグジジイの契約者です。
今日は夏、ってことで友と結構遠くの海まで泳ぎに来ました。泳ぎに、来たのですが……
「…何でこんなところにまでこんなでかいのがいんだよ…」
今、俺たちはとんでもなくでかい、像のような毛むくじゃらの生き物と戦っている。
まぁ、それだけならなんとかなったかもね。ただ、何かほかにも小さいのが…
「ヒュー!やっぱりグロちゃんはいい波を起こしてくれるねぃ!」
…河童。河童が海でサーフィンをしているのだ。
さっきクーさんに電話で確認したところ、でかいのはどうやら『グロブスター』という未確認生命体らしい。
そして河童は『江戸時代に河童が海で波に乗っていた』というサーフィン発祥の都市伝説らしい。
んでもっていろいろと状況を説明すると「今度僕も連れて行って」とか言われた。
クーさんの水着…いかん、考えただけで頭の中がウェルダンだ。…っと、そんなことを言ってる場合じゃないな…
「ヘーイ!そこの4人のメンズ!ユーたちも波に乗るかい〜!」
「お断りじゃ!こちとら泳ぎに来とるのに、そんなに大波おこされたら泳げんじゃろ!」珍しく爺さんが怒ってます。
「オゥ、ソイツはソーリー、ゴメンちゃ〜い。だったらユーたちを波に飲み込んじゃおう!それがグッドアイデアネ!」
59 :
我が町のハンバーグ:2009/08/22(土) 22:00:15.69 ID:7R+USoa90
「…こいつ、どういう思考回路してんだ…」「これが俗に言うDQNとかいう奴だな。俺こういう奴嫌いなのよね」
そう言って友は、どこからか取り出したクッションを河童に向かって投げつける。
「ヘイヘイ、ずいぶんファンシーなアタックだね!でもそんなんで沈むのはいたいけな幼女だけだよ!グロちゃん、ウェーーッブ!」
グオオォォォォォ!
ドッパァァァァーン!!
グロブスターが起こした大波は、友の投げたクッションを飲み込み、こちらへと近づいてくる!
「やっぱ届かねーか…っと、しかしでけー波だな」「おま、そんなこと言ってる場合じゃねーよ!俺の肉じゃあれを防げるだけの物が作れん!」
「ホントでけー波だなー。あんなのかぶっちまったら、オラ溶けちまうぞ。元々絵だし」…そんな設定あったのな…
「まぁ慌てなさんなって。この虫は結構応用がきくんだから」
そういって友は足元にクッションを落とす。「みんなしゃがめー。虫さんに飲み込まれっぞ」
顔をあげると、あたりは暗闇に…いや、黒い、蠢く何かに覆われていた。
……蛆虫たちが、俺たちの周りを、ドームのごとく覆っているのだ。
60 :
我が町のハンバーグ:2009/08/22(土) 22:01:41.02 ID:7R+USoa90
とりあえず、あの波は回避できたようだ。しかしこの光景はだいぶ目に悪い。だから出来る限り覆われているものを意識しないようにした。
「ひゅー!なかなかにユニークなアビリティだねー!でも攻撃が届かないんじゃミーは倒せないよー!ウェイウェイ!」
…ムカツク。とりあえずむかついたから、爺さんに頼んで肉を奴の前に飛ばしてみた。
「ぶべらっ!」あ、普通に当たった。
ボードから落とされた河童は荒波が舞う海に沈む。
「ユー!いきなりアタックなんてひどいじゃないか!」海面に上がってきたDQN河童が叫ぶ。
「こちとらグロちゃんの波で攻撃と防御まかなって、巻き込まれないように波に乗ってるのに…」
「…聞いた?今の」「あぁ。じゃああのデカブツの気をそらせばいいってことだよな」
そこからは、簡単だった。グロブスターをハンバーグとかで引き付けてる間に、河童にクッションをぶつけた。
河童が大量の蛆虫に侵食され、覆い尽くされ…そして、消えた。…なんかリア充的な発言をしてた気がするが聞き流しておいた。
「しかし…このデカブツどうしよう…倒せそうにないんだけど」「よし、波が起こってねぇならオラがいけるぞ!かーーめーーはーーめーー…」
「…あ?ちょっと待ってくれ。あいつ、何か言ってるみたいだ」「お?そうか…」ための体制を解く現在悟○のヴェートさん。
「シャクトリ様が言ってるんだ。あいつが、何か伝えようとしてるって…」
どうやらそのシャクトリ様なるものが、俺とかの都市伝説の存在を伝えたようだ。てかついてきてたんだな…
61 :
我が町のハンバーグ:2009/08/22(土) 22:03:44.11 ID:7R+USoa90
「で、あの糞DQN河童にいろいろされて、従うしかなかったらしい。んであんな大波を起こしていたそうな」「はぁ…」
河童に命令されることもなくなったグロブスターは海へと帰っていった。元々ひっそりと暮らしていたらしい…
「しかし…」「ん?」
「どの世界でもDQNって嫌な存在だな」「…あぁ、全くだな」
「よぅし、一件落着したところで、泳ぐぞ!若者たちよ!」「「おー!」」
「…じゃあオラは昼寝でもすっか!」
わーい、また無駄な設定付け足しちゃったよー!
次回は店長の話が書ければ幸せだなー
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:04:50.51 ID:trITQfkw0
なんというDGN合羽ww
支援
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:07:13.79 ID:trITQfkw0
支援しようとしたら遅かった上に河童と合羽の変換間違いをやらかしたこの馬鹿を見てくれ、どう思う?orz
今夜中にもう一本書いて見るかなぁ
ってか、書き溜めせずにその場のノリで毎回書いてるのは俺だけなのかww
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:11:18.96 ID:7R+USoa90
>>63 書き溜めしようと努力はするが、スレがたってないと書く気力がなくなるのが俺だ
あとネタは思いつくが戦闘が単調になっちゃうっていうのも…
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:13:22.98 ID:trITQfkw0
>>64 確かに、戦闘が単調になっちゃうのがなぁ
それでも気にせず投下することもあるが
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:16:21.32 ID:1pUsovdI0
俺は毎回という訳ではないが書き溜めてはいる。
・・・といっても、ネタが尽きればどうしようもないけどね
俺なんかミスが無いかちゃんとチェックしててもミスがあるんだぜorz
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:17:19.60 ID:trITQfkw0
>>66 >ミスが無いかちゃんとチェックしててもミスがある
あるあるorz
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:20:41.71 ID:1pUsovdI0
もうこうなりゃ自棄になっていろんな意味でキャラぶっ壊そうかwwwww
・・・ハッ!さっきまで感じなかった死線が今はっきりとかんjギャー
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:21:44.29 ID:trITQfkw0
私たちを手なずけたつもりですか
それは、間違いです
私たちを支配したつもりですか
それは、間違いです
私たちは、どんな事があろうとも
決して、何者にも支配される存在ではないのです
Red Cape
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:25:17.85 ID:trITQfkw0
「はい……はい、わかりました。
やはり、あの件には手出しすべきではないかと……
……あぁ、いえ、わかっていますよ。どうにかすべきであると。
しかし、明らかに、彼に対して我々は力不足です。
絶対に有効な対抗手段が見付かるまでは、手を出すべきではありません。
無駄に犠牲者を増やすだけでしょう」
…やれやれと、ため息をつきながら、彼は電話切った
まったく…あの件は、ヘタに手を出しては危ないのでは、と前にも言ったはずなのだが
確かに、早く何とかしたくなる気持ちはわからないでもないが…
「どうかしたの?」
黒服の様子に、青年は小さく首を傾げてきた
どろり、どろり
青年によって、口からコーラを流し込まれた存在が、どろどろと溶けていっている
…毎度毎度思うが、何ともグロテスクである
間違っても、子供には見せるべきではない
「…いえ、こちらの話ですので」
「何か、厄介な相手でもいるの?」
…厄介な相手
確かにそうだろう
はっきり言って…あれは、伝説級なのだから
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:27:48.45 ID:1pUsovdI0
じゃあ他の皆さん頑張ってください。
俺は寝ますw保守
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:29:06.54 ID:trITQfkw0
……まぁ、話すだけなら、いいか
「…決して、手を出そうと考えてはいけませんよ」
「うん」
にっこり、青年は微笑んでくる
信用できるか?
……微妙である
が、青年の兄がそれに関わらない限りは、大丈夫だろう
そう、判断しておく
「…はるか昔。時の権力者たちにはむかい、謀反を起こした者たちがいました。
その中でも、彼は権力者たちにとって、非常に脅威となりうる存在でした。
……しかし、裏切りによって、彼は敗北し、切られた首は晒し首となりました」
よくある伝説
はっきり言って、これを都市伝説に含んでいいものかどうか、判断に迷うところではある
…しかし
それは、確かに現代において、都市伝説となってしまったのだ
間違いなく…己が所属する組織の管轄に、入ってしまったのだ
「しかし、その首は己の体を求めて飛び上がりました。
決して腐敗する事無く、目を見開いたまま、飛び上がったのです」
「…あ、もしかして」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:35:05.67 ID:trITQfkw0
あぁ、気付いたか
有名な伝説だから、当たり前か
「…平将門、だね?」
「えぇ、そうです…その、首塚ですね。問題となっているのは」
首塚
関東大震災の直後、時の大蔵省はそれを取り壊して仮の庁舎を建てようとした
しかし、その直後より、職員や工事関係者たちは次々と謎の死を遂げ、犠牲者は14人にも登った
それよって、仮庁舎を建てる計画は中止されたものの、将門没後1000年目に当たる年、大蔵省を含む官庁街は大火事に見舞われ、全焼した…
日本史上、最強クラスの呪いの力を誇る都市伝説である
戦後のGHQですら、その呪いを前に工事を断念した事がある
首塚を見下ろす位置にあった某銀行すらも、破綻の憂き目にあい…それも、呪いでは、と言われる
…呪いは今でも続いている
そう、皆が噂する
だから、平将門の呪い、首塚は力を増し続ける
前のスレのドナドナドーナーは最後までで出た?
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:39:52.19 ID:trITQfkw0
「君たち組織としては、どうしても手に入れたい力なんだね?」
「…らしい、ですね。私としては、触らぬ神に祟りなしで、関わるべきではないと思うのですが」
だが、組織の中には、そう考えない者もいた
平将門の呪いを、組織に組み込もうとした者たちがいた
…しかし
首塚が、人間などに…自分たちのような存在の下に、ついてくれる訳がない
結果として、組織は首塚を敵に回した
「現在、首塚は部下を集めている最中だそうで。
どうやら、我々組織と敵対関係を貫くつもりのようです」
「へぇ、嫌な敵を作ったんだね」
「はい、全く」
あぁ、胃がいたい
今現在、首塚という存在があまりにも大きすぎ、恐ろしすぎるせいか、部下はさほど集まっていないようだが
…もし、部下が充分な数に達したら
その時は、首塚と組織が全面戦争にでもなるのだろうか
…正直、関わりあいたくない
「首塚の呪いは、組織にも向けられたのかな?」
…ぐしゃり
溶け切ったそれの残骸を踏みにじり、青年は小さく首をかしげる
…相変わらずの、鬼畜どSめ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:42:07.00 ID:trITQfkw0
「幸い、今のところはまだ…だと、思いますがね」
「あぁ、良かった」
にっこり
青年は、心のそこからほっとしたように、微笑む
「だって、僕、その呪いのとばっちりなんて受けたくないしね。
兄さんにも、何かあったら大変だよ」
「…一瞬でも、何かを期待した私が馬鹿だったようです」
そうだ、こいつに何かを期待するな
…互いに、利用しあっている身だ
期待など、するだけ無駄なのである
「それじゃあ、仕事も終わったし、僕、帰っていい?」
そろそろアルバイトの時間なんだ、と青年は笑う
そう言えばこの青年、最近、アルバイトをはじめたのだった
確か、あの店は………
……忘れよう
何か、ふっと、嫌なものを思い出したような思いださなかったような
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:44:47.83 ID:trITQfkw0
背を向ける青年を見送る
…首塚
それと、戦う事になったら
あの青年も、巻き込むのか?
その日がこなければいいと思う
あんな存在と戦って…無事でいられる人間がいるとは、彼には思えなかったから
いや、都市伝説とて…どれだけの存在が、あの伝説相手に無事でいられる?
「…触らぬ神に祟りなし。組織の標語にでもしてほしいところですよ」
小さく、小さく、ため息をついて
彼は、青年が溶かしすぎた道路の補修などを行うべく、ジェラルミンの鞄を開け始めたのだった
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:45:41.28 ID:trITQfkw0
私たちは、ただ在り続けるだけです
私たちは、ただ生まれた本能のまま在るだけです
それが、あなたたちにとって何らかの不利益をこうむろうと
私たちは、ただ自分の身を護っているだけなのです
Red Cape
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:47:36.97 ID:trITQfkw0
>>16で言ってた対抗組織っぽいのをイメージして書いてみた
が、まだ組織の形にすらなっちゃいないうえ、トップが首塚とかチートもいいところだと思った
正直反省している
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:50:36.49 ID:/6GHqBEC0
>>79 全然アリかと
首塚は『夢の国』並に危険視されてそうだ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 22:56:00.45 ID:trITQfkw0
>>80 そう言ってもらえるとほっとした
なお、首塚組織は、黒服組織を嫌う都市伝説を随時募集しております
平将門様と一緒に黒服組織を潰したい都市伝説のみなさん!
首塚で平将門様と握手!!!!
…ゴメン、眠気MAXのハイテンションで書いた
正直、首塚関連で続き書く予定はない
そしておやすみー
明日もスレ残ってたら何か書く
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 23:02:12.51 ID:mGWSEOpvO
乙乙
首だけなのにどう握手するんだろう?と素で考えちまった
しかしキャラ設定は考えてあるのに
>>64とほぼ同じ心境でなかなか話が作れない俺ガイル
もしもしだから尚更なぁ
とうとう太郎君の活躍が見れるのか
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/22(土) 23:25:13.13 ID:/6GHqBEC0
>>82 基本都市伝説の能力は一撃必殺系が多いからかな〜