1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
後輩ポニ「だ、だめですよぅ。先輩っ、そ、そ、そんな」
先輩「うりうりぃ♪ 後輩ポニちゃんかわいいなぁ♪」
後輩短髪「先輩は容赦、ないです」
先輩「ふふぅん。部活の女の子はみんなわたしの愛人なの♪
短髪ちゃんもおいで? いい子いい子したげる」
後輩単髪「……えっと。……はい」ぽっ
後輩ポニ「先輩〜。むにむにしすぎですよぅ〜」
先輩「ははは。苦しうない。もうねっ! 二人とも
可愛いなぁっ。お姉さんたまりませんっ!!
男くんもそう思うよねっ!」
男「ですね」
先輩「愛ぃなぁ♪ すべすべふにぃ〜ん♪」
後輩ポニ「ではでは、先輩。またっ!」
後輩単髪「来週もよろしくお願いします」
先輩「はいな! 来週も可愛がっちゃうよ〜♪」
男「また来週の火曜日。課題図書、忘れないでね」
後輩ポニ「はぁい! 男もまたねっ! 先輩困らせちゃ
だめだよ!」
後輩単髪「男くん、またね」
先輩「二人ともお風呂で磨きこむんだぞ〜!」
後輩ポニ「あはははっ! 了解であります! 先輩」
後輩単髪「……はいです」ぺこりっ
……がちゃ。とととと。
先輩「……ふぅ」
男「……」
男「どうしました」
先輩「いや。えへへ」
先輩「二人とも可愛いよねっ」
男「ですね」
先輩「……ポニ子ってば、こんな胸してさぁ。こりこりで
反応良くて真っ赤になってさぁ」
男「はぁ」
先輩「短髪ちゃんってば、耳元でこっそりささやくだけで
身体中緊張しちゃって可愛いのよ、もうっ!!」
男「親父ですか」
先輩「わたし、親父?」
男「ええ」
先輩「いいのだ♪ 後輩を可愛がるとエナジーが溢れるの」
男「エナジーですか」
先輩「頭の先の玉が破裂しそう」
男「そんな権利は要りません」
先輩「そか」
男「はい」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 00:22:31.65 ID:y40zkFt2O
ポニータ
進化するとギャロップ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 00:23:40.06 ID:VaEStp/DP
先輩「文化祭の申請とかどうしようか」
男「手配しておきました。視聴覚室及び放送設備使用です。
機材の配分については別途会議で争奪戦になりますが」
先輩「おっ。相変わらず手回しいいなぁ」
男「はいはい」
先輩「よし、君も来たまえっ。いい子いい子したげよう♪」
男「遠慮します」
先輩「むぅ。男くんは固いな」
男「関係有りません」
先輩「こんなにカチカチになって。お兄ちゃんわたしの
子宮を突き刺すの?」うるっ
男「女子がいないとシモネタ全開ですね」
先輩「わたしが気に入らないのかっ」
男「とんでもない」
先輩「こまったなぁ。ご褒美上げられない」
男「気にしないで下さい」
先輩「じゃぁ、他の手配か。申請書類は?」
男「ここに記入してあります。あとは部長の署名、捺印を」
先輩「代行のわたしで良いよね。よいしょっと」
男「はい」
先輩「企画案とかはどうしたもんかねぇ。みんな何か言ってた?」
男「一年のものはヒアリングをして、こちらにレポートして
あります。軽い声劇と、音楽っぽい希望もありますね」
先輩「ふむ。妥当性は?」
男「設備、機材面での問題はほぼないと思います。
モチベーションがある人間を中心に編成すれば、
進行は可能だと思います。脚本選定等のすりあわせが
一番のネックになるかと」
先輩「どゆ事?」
男「声劇をやるにしても、何を題材にするかということです。
会議というのは時間がかかります。譲り合いや意見の
言い合いになると選定だけで時間が潰れて準備時間が
減りますし、過程で人間関係がこじれると厄介です」
先輩「あー。あるねー。そんなことも」
男「はい」
先輩「ふむ。わたしが決めちゃおう」
男「それが良いと思います」
先輩「先輩風を吹かせよう!」
男「是非」
先輩「そして権力者気分を味わおう」
男「どうぞどうぞ」
先輩「栄冠はセクハラ三昧っ」
男「それはどうかと思います」
先輩「文句あるの?」
男「いえまったく」
先輩「男くん可愛いなぁ」
男「――」
先輩「お。照れたのか。怒った? ごめんね」
男「問題ないですから、そういうはやめましょう」
先輩「うー。怒られた」
先輩「よっし、んじゃわたしたちも退散しようか」
男「はい」
先輩「……」
男「……」
先輩「えーっと」
男「はい?」
先輩「今日も、駅前の本屋いく?」
男「はい」
先輩「じゃ、帰り道一緒だ!」
男「はい」
先輩「後輩、荷物もってけ!」
男「判りました」
先輩「や。うそうそ。マジにしないで。
そんな理不尽なこと云いません」
男「こっちも嘘です」
先輩「え?」
男「先輩の荷物なんて持つと思ったんですか?
ぷぎゃー。あるわけないじゃないですか」
先輩「〜っ。むかーっ。怒ったぞぅ」
男「はい」
先輩「男くんは、時たますごく可愛くないぞぅ」
男「男子ですから一向にかまいません」
先輩「反抗期なの? 反抗期なのかしら、この子」
男「正論を言うだけで反抗期扱いされる。
そんな日本に誰がしたんでしょうか」
先輩「オザワじゃない?」
男「何でも政治のせいにするのは良くないと思いますよ」
先輩「えー。私のわがままが聞けないのかっ!」
男「参りました」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 00:43:48.26 ID:VaEStp/DP
――海岸の道路
……ぴらりら♪ がちゃこん、がちゃこんっ。
男「はい」
先輩「およ。アイスティーだ」
男「お詫びの印です」
先輩「気が効くなぁ。あんがとね。男くんは良い子♪」
男「いえ。標準的な賄賂ですから」
先輩「ぷはっ。……ん〜。夏の気配だねぇ」
男「夕日が強くなりましたね」
先輩「暑くなってきたね。うー」
男「先輩は、夏好きですか」
先輩「ううん。気温変化ですぐ死ぬ」
男「死ぬんですか」
先輩「“センパインはきしょうがはげしく、こうはいの
おんなのこと スキンシップ をとるのが、だいすき。
あつささむさによわいので、ほうっておくと、しぬ”」
男「いやなポケモン図鑑ですね」
――神社坂
先輩「なんて話をしているうちに、わたしはこっちだ。
知ってるか。すぐそこだもんね」
男「はい」
先輩「男くんは本屋でしょ? また明日!」
男「はい」
先輩「あはははっ。躊躇いないね」
男「作業がありますから、部室で事務します」
先輩「毎日来るのは、真面目な男くんと、わたしくらいか」
男「先輩は部室の主ですから」
先輩「なんか妖怪みたいだなぁ。あはははっ」
男「では、また明日」
先輩「うん、またねっ! 紅茶ありがとうね」
男「いえいえ、ただの賄賂です」
先輩「怖っ!」
男「また明日」
先輩「おっけぇ! じゃぁねーっ!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 00:49:10.50 ID:2ldA38sJ0
かまわん、続けろ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 00:51:19.46 ID:VaEStp/DP
――教室
男子1「なぁなぁ。さっきのフク担、傑作じゃなかった?」
女「関与しない」
男子2「ねーねー。女さん? あのさ。
その……来週の委員会なんだけどさ
一緒に行かないかな」
女「一人で行く」
友女「女ー。お昼いこー?」
女「お気遣いには及ばない」
とことことこ
女 くいっ
男「……で、なんだ? メシ食うのか?」
女 こくり
――食堂
男子3「あの、女さん。ババロア買ってきたんだけど」
女「遠慮する」
女子1「なんだー。女。また男泣かせてるのかー?」
女「泣かせてない」
男「いや、泣いてるだろ。男子」
女「勝手に泣いてるだけ」
女子1「あんたも罪作りだねぇ。そんなにそいつが良いの?」
男「なんなら女子に引き渡すぞ。もってくか?」
女「やめろ」
男「そんなに睨むなよ」
――食堂の隅
男「何で隣なんだよ」
女「お弁当」
男「お前、本当に弁当目当てなんだな〜」
女 じぃっ
男「ほれ。……お前のはこっちだ」
女 じゅる
男「今日のはタケノコのサラダ。和風ハンバーグ。紫蘇ご飯。
大根の味噌田楽と、香の物だ」
女「……」じぃっ
男「なんだかんだで義理堅いな。お前」
女「早く」
男「よし、いいぞ。頂きます」
女「いただきますっ」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:02:21.46 ID:VaEStp/DP
――食事中
女 がっふがっふがっふ!
男「……おい」
女「けふん。こふんっ」
男「ほれ、お茶」
女「んきゅ……。んきゅぅ……」
男「焦るなよ。ほら」つぃ
女 さっ!
男「取らないよ。お前のは。俺は自分の弁当あるよ」
女「なんだ」
男「あごのところにご飯付いてるんだよ。勝手に取れ」
女 がっふがっふがっふ!
女「むー」
男「どうした?」
女 じぃーっ
男「食べ終わったか?」
女 こくり
男「……和風ハンバーグもう一口食うか」
女「食べたい」
男「ほれ」
女 ぱくっ。もきゅっ。
男「美味いか?」
女「美味い。すごく美味い」
男「そうか。――もぐもぐ。うん、美味いな」
女「!?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:06:35.61 ID:jWufCaJUO
>>1 またお前か
まさか俺にだけなつクールを混ぜてくるとは
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:09:05.45 ID:VaEStp/DP
>>18 まいど(´∇`)これはサービスだから食ってけ
>>ホニャララサンド
今日は暇つぶしに後ろ向きなモノを書く
ここから後ろ向きになんのかよw
あと柑橘系苦手だけどなんかくれ
男「何でショック受けてるんだ?」
女「なんでもない」
男「……竹の子サラダももう一口食うか?」
女「食う」
男「ほれ」
女 ぱくっ。もきゅっもっきゅ♪
男「美味いか?」
女「美味い。すごく美味い」
男「……足りなかったのか?」
女「そんなことはない」
男「明日から増やすか?」
女「ちょうど良い分量」
男「そうなのか」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:16:28.74 ID:VaEStp/DP
男「ごちそうさまでした」ぺこり
女「ごちそうさまでした」ぺこり
男「美味かったか?」
女 こくり
男「んじゃ、部室行くか」
女「麦茶飲む」
男「そっか」
女「……」
男「だんだん熱くなってくるし、そろそろ夏野菜の季節だな」
女「夏野菜とは?」
男「かぼちゃ、トマト、茄子、きゅうり、とうもろこし
みょうが、にんにく、枝豆」
女「みんな美味そうだ」
男「作れって云うことか?」
女 こくり
男「他には、ししとう、いんげん、おくら、紫蘇、ピーマン……」
女「ピーマンはダメだ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:21:12.07 ID:VaEStp/DP
――昼休み、部室
がちゃ。ととん。
先輩「うはぁ……。じゅる」
男「……」
先輩「アイス。んま〜」
男「……」
先輩「なによぅ、その沈黙」
男「もしかして、午前中ずっとサボりですか」
先輩「うんっ。こんな暑いのに、マラソンとか死ぬ」
男「――付き合います」
先輩「よしよし。それでこそ男くんだ」
男「奢りませんよ」
先輩「うぇっへっへ。あ。ジャンプ読ませて」
男「はい」
つまらん
あと、きもい
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:24:48.00 ID:VaEStp/DP
……りん……ごーん……
先輩「ジャガー最高っす〜」
男「やっぱジャガーですね」
先輩「判ってるねぇ。君は」
ペラッ
男「……」
先輩「……ハマーさん来た。うへへへっ」
パラッ
先輩「……」
男「……」
ペラリ
先輩「ねー男くん」
男「なんです?」
先輩「暑いっす」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:28:11.65 ID:VaEStp/DP
男「もう夏の陽気ですからね」
先輩「うむ。切実だね」
男「で、どうしろと」
先輩「エクソダスしよう」
男「どこへ?」
先輩「ヤーパンへ」
男「ここはヤーパンの高校ですよ」
先輩「む」
男「真剣に悩まんで下さい」
先輩「だって暑い。どうにかしてー」
男「商店街に移動しますか。
どうせこのままサボり決め込む予定だったのでしょ?
放課後のミーティングは出てくださいよ」
先輩「大儀である」
男「はいはい」
――商店街
先輩「むぅ。外は暑いなぁ」
男「先輩温度変化に弱いとかいって、冬でも薄着じゃないですか」
先輩「わたしみたいに性格ががさつだと、
肉体を誇示しなければ男がよって来ないのだ」
男「人気で不自由して無いでしょ」
先輩「人気なんて移ろいやすいんだよ。あたしが
欲しいのは真実の愛なのです」
男「薄着程度で手に入るのは真実ではありません」
先輩「男くん云うようになったね」
男「一年で鍛えられました」
先輩「でもさー。やっぱ夏になると、何てぇの?
わき上がるじゃない? リビドーが」
男「意味がわかりません」
先輩「わたしさ」きりっ 「夏シャツの背中にすける
ブラのラインって女子高校生の銀十字勲章だと
思うんだよね」
男「まだ5月なんだからそんなに馬鹿にならないでくださいよ」
――ファーストフード
先輩「涼しいなぁ。生き返るぅ」
男「ですね。店内がらがらですね」
先輩「そりゃ。ほら。まだ授業中の時間だし。ここは
うちらのガッコの縄張りみたいなものじゃん」
男「そですね」
先輩「……」ずるずる
男「……もぐ」
先輩「それ、美味しい?」
男「一口たりともあげませんよ」
先輩「そこはあれでしょ。
先輩が小さくかじったハンバーガー。
その食べくちに唇をつけるのを想像して赤くなって
うつむいて、でも震える声で“一口食べませんか?”でしょ」
男「……もぐもぐ」
先輩「スルーされたっ」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:36:34.93 ID:y2bGc3AvO
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:39:28.22 ID:VaEStp/DP
男「……もぐもぐ」
先輩「うー」
男「……」こくん
先輩「……」ずるずる
男「先輩?」
先輩「なんですか。冷酷後輩」
男「はいっ。残り全部どうぞ」
先輩「え? 半分くらい残ってるよ
男「いいんですよ。中々美味しかったですよ。焦がし醤油と
一味のバーガー」
先輩「おおっ! やっぱ男くんだぁ♪」
男「全部食べていいですからね。だから卑猥な妄想で
小芝居を勝手に上演しないで下さいね」
先輩「これ美味しい♪」
男「スルーですよ。まったく」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:43:29.97 ID:VaEStp/DP
先輩「やっぱ、偽ドナルド落ち着くわー」ぐてん
男「ですね」
先輩「ん。なに、それ?」
男「簡単なレポートです。
昨日云っていた、部員の希望を取りまとめました。
作品はいろいろありますが」
先輩「何個くらい?」
男「十個くらいですね」
先輩「選ぶにしても全部読むのは手間だね」
男「あらすじもレポートに添付してあります」
先輩「うわっ。マメだっ」
男「暇でしたから」
先輩「で。今出してきたって事は、今日中にケリをつけるのが
お勧めであると?」
男「はい」
先輩「了解。どれがいい?」
男「三番あたりを。古い原作ですが」
先輩「じゃぁ、それにしようっ」
先輩「あらすじ読みもしないんですか」
男「では、お膳立てはしますので」
先輩「ほいほい、で、モノはなんなの?」
男「『赤毛のアン』です」
先輩「おー。あれかー。ってか欲そんな色気のないモノが
候補に入ってたねー」
男「文化祭ですから。対外的にみておとなしめの
タイトルが多く入りました。
みんなもその辺は気にしたようです」
先輩「ほほう。偉いな」
男「BLのドラマCD作るのは日常活動だそうです」
先輩「ん〜。その行動力は素晴らしいな」
男「先輩のハーレムなんだから、責任持ってください」
先輩「あははは。可愛いモノじゃない。そんなのさ」
男「――」
先輩「一時のことなんだから。すぐになくなっちゃう、
夜明け前の夢みたいなもんだよ。熱の病ってさ」
男「熱が下がらないまま人生棒に振っちゃう
勢いの人も何人かいるんですけどね〜」
先輩「んじゃ、私はさりげなく『赤毛のアン』を
お勧めすれば良い訳ね」
男「そうすれば、会議も荒れずにさっくりきまるでしょうね」
先輩「平和が一番ねー」くってり
男「やけにだれてますね」
先輩「やー」ぶるっ「ここ、ちょっとクーラー強い」
男「ストール使います?」
先輩「なにそれ」
男「ストール。膝掛けや肩掛けに使う薄手の布ですよ。
女性が使ったりするでしょう?」ちらっ
先輩「うっわ、男君。なに、いまの。
『全く先輩も女なんだからそれくらい知っとけよポンコツ』
っていう視線でしたよ。まったく、君はねっ」
男「知らないんですか?」
先輩「知ってますよ、そんなの。んじゃなくてっ。
なんで男くんがそんなモノを持ってるのかって質問です」
男「こういう時のために」ひょい
先輩「はぁー!? う、うん。もらうけどさ」
男「先輩が寒がるときのために。温度変化に弱くてすぐ死ぬから」
先輩「――」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 01:55:31.22 ID:VaEStp/DP
先輩「えーっと」
男「はい」
先輩「ううん。別に。……ありがとね」
男「いえべつに」
先輩「……ぬくいね」
男「そうですか」かきかき
先輩「何してるの」
男「サボった分、勉強を」
先輩「真面目だね」
男「ほかに能がありません」かきかき
先輩「男くんさ」
男「はい?」
先輩「――頭撫でたいな」
男「……」
先輩「少しだけ」
男「……」すっ
先輩「ん」なでなで
男「そこまでで」
先輩「おっと。はい」
男「……先輩はだれておいてください」
先輩「んー。だれる。レモンジュース美味ぁ〜い」
男「はい」かきかき
先輩「――男くんはさ」
男「……」
先輩「忠犬みたいなヤツだね」
男「……」
先輩「……私なんかにさ」
男「……」
男「部活を上手く回転させるためには、
先輩の近くで雑用係をやるのが一番効率が良いんですよ。
あそこ、先輩のハーレムですから」
先輩「仕方ないなぁ。今度ポニ子ちゃんの胸もんで良いよ」
男「結構です」
先輩「じゃ短髪子ちゃんのパンツもらってきてあげよう」
男「遠慮します」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 02:03:30.10 ID:hg792KTNO
俺がほしい!
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 02:04:19.52 ID:VaEStp/DP
先輩「むー。それじゃご褒美あげられないよ」
男「いいんですよ。そういうのじゃないですから」
先輩「じゃ、もませてあげるよ。割とボリュームあるよ、私」
男「結構です」
先輩「あははは。遠慮しないで。大丈夫大丈夫。
お姉さんに任せておきなよ。後ろからだったらシャツの
中に手を入れちゃってもいいんだよ? 少年♪」
男「お断りします」
先輩「――怒った?」
男「いえ」かきかき
先輩「それじゃご褒美あげられないね」
男「褒美目当てじゃないですからね」
先輩「――」
男「先代部長、今年は帰るんですか?」
先輩「……うん。夏には帰るって」
男「久しぶりに会えるんでしょ?」
先輩「うん」
男「そういうサービスは、先代部長に。
――自分の彼氏にしてあげてくださいね」
――授業中
教師「〜で、あるからして。そこは3番となる訳だー。
おーい、女。聞いてるか?」
女「聞いてません」
教師「聞いてないとダメだぞー。わかんないだろー。
判ったら次の説明してみろー」
女「AQの中点がP。x=(s+4)÷2、y=(t+6)÷2。s=2x-4、t=2y-6」
教師「――判ったからって聞いてなきゃダメだぞー」
女「……くぅ。……くぅ」
教師「寝てるよ、全く――」
女「すぅー……」
教師「おい。男〜」
男「はい?」
教師「お前、女係なんだからちゃんと面倒見ろぉ」
男「女係じゃありません」
女「すぅ……」
男「おい、起きろ」ゆさゆさ
女「メシか……」
男「違うよ」
女「すぅ……」
男「起きろよ」げしっ
女 ぎろりっ
男「起きてないとメシをやらないぞ」
女「!?」
男「今お前舌打ちしたな」
女「してない」
男「……むぅ。とりあえず真面目に授業を受けろ」
女「起きて前方を注視していればいいのか」
男「そうだ」
女「どんな拷問だ」
男「教育ってのは洗脳拷問のソフティケイトされた形態なんだ」
女「ふむ」
――休み時間
男「……」かきかき
女「何をしている」
男「部活で使う資料作ってる」
女「……」
男「なんだ?」
女「空腹だ」
男「あと1時間我慢しろよ」
女「大人はみんなそう云う。我慢しろ、我慢しろ。
我慢をすれば幸せがやってくるとでも?」
男「じゃぁ、食えばいいじゃないか」
女「では弁当をくれ」
男「昼前に食いたいならば自前のにしろ。
こっちは昼間で食うつもりはないんだ」
女「!?」
男「びっくりするなよ」
女「……くぅ」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 02:34:24.53 ID:VaEStp/DP
男「……」じぃっ
女「――」
男「ん。まぁ、あと1時間だけ待てよ」
女「何をみていた?」
男「ああ。……部活の先輩だよ。下を歩いてたから」
女「そうか」
男「今日はえびとブロッコリーのマヨネーズ炒めだぞ」
女 じゅる
男「我慢する気になったか?」
女 こくり
男「素直にしてれば良いんだ。女は頭も良いしもてるんだから」
女「価値が理解できない」
男「社会欲の薄いヤツだな」
女「食欲でよい」
男「それもそうか」
女「昼を待つ」つかつかつか ZZzzzz……
男「シンプルなヤツだなぁ……。
……ん。もうちょい進めておくか」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 02:35:30.27 ID:vPxA1CgbO
ちゃんと見てるからね
おー。さんきゅw
末姫ばりに閑古鳥だよなw
他にも見ている人はいるんだぜ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 02:41:03.64 ID:IrIgzQVP0
おれもれも
――部室
後輩ポニ「先輩っ、先輩っ。これ、どうですか?」
先輩「おわぁ♪ いいよ、いいよ! 後輩ポニちゃん
そのブラ、お姉さん的には160点ですよっ♪」
後輩短髪「そ、そんなぁ! だっダメですよ!」
先輩「短髪ちゃんはどんなブラしてるのっかなぁ?
ふふーんっ♪」ぽちっ
後輩単髪「ひゃっ!? へ、あっ。ホックいつのまにっ!?」
先輩「わたしの神の指先にかかればすべてのホックは
蜜を垂らして微笑みかけるのよっ!」
男「なんかもう」
先輩「文句ありますか。えへん」
男「もちろんありませんよ。んじゃ、ポニ子さん、単髪さん。
先輩をよろしくね」
後輩短髪「はーい!」 後輩ポニ「はーい!」
先輩「へ?」
男「文化祭ですよ。客引きの衣装採寸だそうです」
先輩「え!? 私は良いよ、そういうのはっ!」
男「そうなんですか? ここに先輩のサインもありますよ」
先輩「なぬっ!?」
男「確認もせずにほいほいサインするから」
先輩「謀ったな? 謀ったなっ、シャアッ!!」
後輩短髪「先輩。先輩はメイドさんとバニーと
どっちが良いですかっ」
後輩ポニ「違いますよね。巫女ですよねっ!」
男「んじゃ、よろしく」
後輩短髪&後輩ポニ「「お任せください〜っ!」」
先輩「わたしはね。そういう表舞台は、ほらっ。
脚太いから。そういうのはねっ、はかったーなーっ」
がたん。とてて、どたたたん。
………………。
……。
男「……あんまり無防備に信用し過ぎちゃダメ、と。
これで学んでくれると良いんだけどな」
――ファーストフード「偽ドナルド」
先輩「男くんにはすごい裏切られたよっ」
男「はい?」
先輩「ひどいね。あたしは、後輩達に陵辱されたんですよ!?」
男「そうなんです?」
先輩「私の意志を無視する無数の両手が服の上から、
時にはその中に忍び込んで、瑞々しい若い肌を執拗なまでの
妄執で嬲るように舐るように一つ一つのサイズと反応を
計測していくんだよ!?」
男「たかが採寸をそこまで卑猥に描写できるってすごい」
先輩「もうお嫁に行けない」
男「だとすれば、その十倍の人数をお嫁失格にしてるでしょ」
先輩「自分でやるのは良いんだよっ」
男「えっと」
先輩「突っ込みで悩むような無能モノの突っ込みは受けないっ」
男「王様ですね」
先輩「まぁ、ね。へへっ」くすっ
男「そんな笑い方は似合わないですよ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 02:51:13.36 ID:VaEStp/DP
――海岸道路、二人乗り
シャカッシャコッ
先輩「悪いね」
男「バス持ってるより早いでしょ」
先輩「まぁねっ。私は後輩には
容赦なく労働を要求する女だからねっ」
男「特に男には」
先輩「そう、男にはねっ! 陵辱の罰として!」
男「しんどいなー」
シャカッシャコッ
先輩「風、気持ち良いねっ」
男「まだ本番の夏ほどじゃないですからね」
先輩「うん。松林の中は、涼しいなー」
男「先輩は――」
先輩「?」
男「先輩も、卒業したら福岡ですか?」
先輩「やー。どうだろねっ」
男「誘われてるでしょ」
先輩「まぁねー」
シャカッシャコッ
男「――」
先輩「……」
シャカッシャコッ
先輩「うっわぁ」
男「……?」
先輩「笠山に夕日ってさー。何百回もみてるけど、すごくない?」
男「そうですか?」
先輩「うん。なんか、すごい急かされてる気分。
……家に早く帰りなさいって。
マーマレード色に光ってる波の一個一個が、
滑走路のライトみたいで、
こっちに帰れって云われてるような気がする」
男「……」
先輩「帰る場所なんか、もうとっくに判らないのにねーっ」
男「……」
シャカッシャコッ
先輩「どこへ行っても、この夕日の気分とか
思い出しちゃうんだろうなー」
先輩「男くんの自転車の後ろに乗ったこととかね」
――深夜の神社
男「なにやってんだ? こんなところで」
女「涼んでる」
男「そか」
女「男は?」
男「散歩。……女はコーラ飲むか?」
女 こくん
男「ほいっ」
女 ごっきゅん、ごっきゅん
男「相変わらず遠慮がないな」
女「遠慮は時間の無駄だ」
男「……」
女「……」ごっきゅん
男「女はこんな真夜中に、こんなトコで何してた?」
女「涼んでた」
男「寝ないのか?」
女「眠くない」
男「授業中に寝てるからだ」
女「見張ってる」
男「何を?」
女「さぁ?」
男「――」
女「見張ってないといけないような気がする」
男「だから、なにを」
女「何かを」
男「よく判らないなぁ」
女「こっちだって判らない」むっ
男「夜だと多少喋るんだな」
女「そうかな」
男「うん」
女「昼間は、眠い」
男「昼間は見張らなくて良いのか?」
女「昼間はたくさんの人が起きてるから、他の人が気がつくだろう」
男「なんだ? それ」
女「よく判らない」
男「座れば?」
女「うん」すとんっ
リーん……リーん……
男「……静かだなぁ」
女 こくり
男「なんか、初めてな気がしないな」
女「既視感か?」
男「うん」
女 こくり
男「……」
女「何を考えてる?」
男「何にも」
女「先輩のことか」
男「……」
女「告白しないのか?」
男「なんで?」
女「好きなのに」
男「好きじゃないよ」
女 じぃっ
男「一緒にいるのが多いのは部活の必要性だよ」
女 じぃっ
男「先輩は彼氏いる。前の部長なんだ。
いまは福岡の大学に行ってるけどね」
女「男の気持ちとは関係ないだろ」
男「そう言うんじゃない」
女「我慢しろ、我慢しろか?
我慢をすれば幸せがやってくるとでも?」
男「違うよ」
女「どう違うのさ」
男「我慢すれば不幸せを運ばないで済むだろ?」
女「――」
リーん……リーん……
男「静かだなあ」
女「……」
流石に眠い。本日はここまでで敗退(>_<)
寝て参ります!
(゚д゚ )乙 これは乙じゃなくてポニーテールなんたらかんたら
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 03:43:55.57 ID:KHIQI8ioP
寝る前捕手
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 03:52:36.18 ID:M86rtw7S0
保守してやんよ
報酬はハッピーエンドでな!
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 04:40:03.83 ID:hg792KTNO
ほっしゅほし
VIPは久々なんだけど保守間隔はかわってないんだろうか まぁもう寝そうだけど
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 05:13:19.46 ID:hg792KTNO
ほっしゅほし
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 05:33:52.99 ID:ZyC6/G51O
なぜかガンパレ思い出す…
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 06:33:20.92 ID:g9BDH5S4P
面白いけどこの力量なら地の文書いたほうがいいんじゃないか?
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 06:49:05.11 ID:5ph+QzGbO
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 07:44:17.12 ID:6OYuv1QIO
保守
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 08:16:39.66 ID:wx7oxXR3O
ほす
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 08:35:10.81 ID:vPxA1CgbO
干す
洗濯物を
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 09:37:14.09 ID:vPxA1CgbO
なんかごめん
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 10:22:38.95 ID:RW+bpRWQO
何だただのビッチか
お。残ってた。お昼ご飯食べるまで少し
書きます−。
>>68 そうそう、ビッチなのだ。
根暗な気分の時は根暗なものを書くんだぜ。
――朝、学校
先輩「お。男くん」
男「相変わらずマイペースですね。どこ行くんですか」
先輩「ホタルイカ食べに」
男「いきなりですか」
先輩「急に食べたくなったんだもん。浜屋いく」
男「……」
先輩「お土産買ってきてあげよか?」
男「あー。もうっ」
先輩「?」
男「付き合います。ちょっとまって。友〜。男友」
男友「なんだ?」
男「これ女に渡しといて」
男友「へ? 判ったけど」
先輩「たーべちゃうぞー!」
男「先輩。ふらふら。教師にばれるでしょ!
裏から自転車だしますからっ」
男友「……見てて気がもめるよ」
――自転車の上
シャカッシャコッ
先輩「急げ急げ〜!」べしべし
男「はいはい」
先輩「なんか学校きて教室を見上げたら、
急にホタルイカ食べたくなっちゃってさ」
男「どんなの?」
先輩「今日は唐揚げかな。筏揚げのカレー風味も良いな♪」
男「フリーダムですね」
先輩「こんなド田舎の高校だもん。アナーキーに
ならないと遊びも出来ないよ」
男「そですか?」
先輩「どこも行く場所ないんだもん」
男「毎日楽しく遊んでるくせに」
先輩「むぅ、可愛くないぞぅ」
男「ごめんなさい」
先輩「よし。さぁ、急ぐんだ! 揚げイカが僕らを待ってる!」
男「はいはい」
――浜屋
先輩「おじさ〜ん。おじさんっ」
おじさん「はいはい」
先輩「ホタルイカ唐揚げと筏揚げ、カレー味のふたつずつ」
おじさん「ほいきた。すぐ揚げるから」
先輩「はぁい♪」
おじさん「麦茶でも飲むかい?」
先輩「いや、ビー」
男「麦茶頂きます」
先輩「ちっ」
男「それはフリーダム過ぎます」
先輩「毒くわば皿までだよ」
男「おなか壊した先輩の世話をするのは面倒すぎます」
先輩「そんなこと云っておなか痛くなってたら
世話してくれちゃうんだもんね。男くんはさっ」
男「しませんよ」
先輩「してくれるって云ったら今日のところビール飲まない」
男「……」
先輩「よい子にラムネで我慢する」
男「はいはい。します、します。世話します」
先輩「やったー! 言質取った!!」
男「――」
先輩「やったね」しゅっしゅ
男「その動き、何です?」
先輩「喜びを表現するダンス?」
男「何で無駄にゆらすんです?」
先輩「無駄じゃない! 無駄じゃないよっ。この揺れ1つで
DVDの売れ行きが変わってくるんだよっ」
男「――」
先輩「それにこのダンスは、背後からコッソリと
ブラのホックを外すための素振りにもなっている」わきわき
男「指先の動きがえろいです」
先輩「なめらかにっ誘うようにっ」わきわき
男「ノリノリですね、先輩」
先輩「まぁねー」
男「――」
先輩「夏前だよ」
男「はい」
先輩「なんか、泣きそうな気分になるよ、私は」
男「そうですか」
先輩「何だろね。何かやりたくてやりたくて仕方ないのに
何をやればいいのか判らないし、何が出来るかも判らないし」
男「――」
先輩「海と山と城跡しかないような街でさ。
こんな温泉旅館しかないようなへんぴなところでさ
嫌いじゃないんだよ?
ここは大好き。
でも、時々うわーって叫んで、どっか行っちゃいたくなる」
男「――」
先輩「男くんは賢いね」
男「――」
先輩「こういう話に、返事をしないでいてくれるところが好き」
こういうの大好きです。
試演
おじさん「出来たよーっ」
先輩「ほいきたっ。あ、おじさん? ラムネ二本っ」
おじさん「あいよーっ」
先輩「こいつは俺の奢りだぜ」
男「イカは俺の奢りじゃないですか」
先輩「まぁまぁ。飲みなさい」ニコッ
男「頂きますけど」
先輩「先輩の云うことは、素直に聞くものですよ」
男「美味いですね、ラムネ」
先輩「でしょ。熱っ」
男「そりゃ揚げたてなんだから」
先輩「こくん。こくんっ――でも美味しい」
サァァアアッ
先輩「お、良い風」
男「5月ですね」
先輩「イカが美味い訳だー」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 11:53:12.63 ID:VaEStp/DP
――放課後
男「……もう誰もいないか」
女 すぅーっすぅーっ
男「……おい」
女 すぅーっ……すぅーっ
男「おい、女−。起きろ」
女「んぅ……。くぁ……。ぁああぁ」
男「起きたか?」
女「起きた」こしこし
男「爆眠だな」
女「来たのか」
男「説教されにね」
女「今何時?」
男「もう、17時」
女「おなかがすいた」
男「何でだよ」
女「食べてない」
男「男友、弁当渡さなかったのか?」
女「弁当はもらった」
男「何で食わないんだよ」
女 ふいっ
男「食えば良いのに。アジフライと大根のおひたしとゆで卵だぞ」
女「いただきます」かたり
男「?」
女 がっふがっふ
男「もうちょっと上品に食べようよ」
女 がっふがっふ。ごきゅん
男「ポカリ飲む?」
女 こくん
男「――」
女「味が落ちてる」
男「そりゃ、もう夕方だしな」
女「でも美味しい」
男「そうか」
女 がっふがっふ。
男「……美味いか?」
女 さっ!
男「取らないよ。失礼なヤツだな」
女 がっふがっふ。
男「……」
女「ポカリ」
男「ほい」
女 こきゅん、こきゅん
男「動物のようなひとだな」
女「人間は動物だ」
女「ごちそうさま」
男「お粗末様」
女 つめ、つめ
男「あー。いいよ。後は俺が持って帰る」
女 じぃっ
男「何だ、もっと食いたいのか?」
女「ちょうど良い量」
男「そうか」
女 じぃっ
男「なんだ?」
女 ぷいっ 「帰る」
男「本当に弁当目当てなんだなぁ」
女「当たり前」
男「んじゃ、また明日な」
よし、お昼ご飯食べてくるあるよ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 12:42:42.25 ID:wx7oxXR3O
乙
帰りを待ってるよ〜
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 13:39:25.63 ID:6ZxeaMEVO
ほ
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 14:22:11.96 ID:KHIQI8ioP
し
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 14:23:34.07 ID:OZKExEZTO
ほしゅえん
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 14:45:55.44 ID:Dk5GeggSO
ほ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 15:14:48.23 ID:a2d3pCC2O
ほほ
こういうのいいな
支援
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 16:34:59.09 ID:q8owYUxiO
試演
保守
保守
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 18:04:15.30 ID:1Q1Bl8ZQO
最近気付けばあなたの文章を探している
支援
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 18:20:18.23 ID:39OCAmNqO
飯食って寝たのか?
なんかどっかのブラック企業の関西弁な先輩を思い出した。
同じ人?
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 19:02:11.92 ID:KHIQI8ioP
保守
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 19:15:08.57 ID:R708KrflO
ほす
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 19:29:52.55 ID:Vl0AELFtO
ほ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 19:48:13.11 ID:KHIQI8ioP
し
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 20:07:21.80 ID:KHIQI8ioP
い
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 20:32:02.82 ID:elnMhqUOO
も
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 20:48:32.79 ID:7bIEnbkyO
長い昼飯だな
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 21:03:11.03 ID:rmGGljeQO
ほ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 21:14:22.66 ID:gnwZyIuoO
ホース
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 21:35:05.70 ID:KHIQI8ioP
スーホ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 21:52:00.97 ID:5fWe2LcG0
来ないなあ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 22:07:28.02 ID:5fWe2LcG0
シュークリームうまうま
ほしゅ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 22:14:59.96 ID:HIi5JZUAO
追いついた
保守
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 22:24:39.11 ID:lMekTlOtO
生きていたくなくなるな
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 22:42:15.33 ID:6OYuv1QIO
ほ
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 22:45:09.35 ID:5fWe2LcG0
青春時代を思い出させるせつない日常っていいよね
淡々としてるけど引き込まれる
ほしゅ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 22:59:26.71 ID:6OYuv1QIO
保守
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/05/19(火) 23:09:08.39 ID:dO34pIeOO
おっとっと
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほ