1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
モバマスSSです
初投稿なのでいたらぬ点も多いと思いますが
何かあればご指摘お願いします
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 02:51:21.96 ID:KuCjHAot0
モバP「うー・・・ん」ノビー・・・
モバP「(肩、凝ってるなー・・・)」ゴキゴキ
モバP「(最近、事務作業が増えてるからなー・・・)」ゴリゴリ
モバP「(これも嬉しい悲鳴と思えば・・・!)」ゴリゴリゴリゴリ
モバP「・・・・・・」
蘭子「煩わしい――(おはよ――)」
モバP「・・・はぁ」
蘭子「(プロデューサーさんがため息?!)」
モバP「うーん・・・」
蘭子「(体調が悪いのかな・・・?)」
蘭子「プロ、プロヴァンスの風よ。悪の波動を受けたか?(プロデューサー、風邪ですか?)」
モバP「んぉ? えーっと・・・」
モバP「(蘭子の言葉、まだよく解んないんだよな・・・)」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 02:54:45.55 ID:KuCjHAot0
モバP「(えーっと・・・。悪の波動、悪の波動・・・・・・!)」ティン!
モバP「ああ、違う違う。風邪じゃないよ。ちょっと肩こりが酷いだけだから」
蘭子「ふむ、そうか(そうなんですか?)」
蘭子「汝の不調は我が不調。養生するのだぞ?(プロデューサーさんがつらそうにしていると、私もつらいです・・・。しっかり休んでくださいね?)」
モバP「えーっと・・・・・・」
モバP「(拓海風に言えば『シケた面下げてんじゃねー!』ってことかな・・・)」
モバP「うん、気をつけるよ・・・」ショボン
蘭子「(あれ? うまく伝わってない・・・?)」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 02:55:29.68 ID:V+YTRVYZ0
ふむ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 02:58:42.95 ID:KuCjHAot0
蘭子「プロヴァンスよ。汝は我が言の葉の真意を読み取ることはできているのか?(プロデューサー、私の言葉、分かり難いでしょうか?)」
モバP「え、あー・・・・・・」
モバP「(今のはたぶん『私の言葉、わかってないですよね?』ってことだよな)」
モバP「うん、ごめん」
蘭子「なんと(そんなぁ・・・)」ガーン
モバP「ごめんな・・・、比奈から教わって少しはわかるようになってきたんだけど・・・」
蘭子「・・・?」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 03:00:01.88 ID:g5BZ7doG0
しえん
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 03:05:33.93 ID:KuCjHAot0
蘭子「(あれから少し話をしてみた結果、プロデューサーは私の『あの言葉』を正しく理解できていないみたいでした)」
蘭子「(けど私は『あの喋り方』じゃないと上手にコミュニケーションができない・・・)」
蘭子「(でも『あの喋り方』じゃプロデューサーとうまくコミュニケーションができない・・・)」
蘭子「(今日も労いの言葉のつもりだったのに、プロデューサーを落ち込ませちゃったし・・・)」
蘭子「どうしよう・・・」
蘭子「(こうなったら言葉を使わずに気持ちを伝えるしか・・・)」
蘭子「(そうだ!)」ティン!
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 03:23:36.95 ID:KuCjHAot0
―――次の日―――
モバP「」カタカタカタカタ・・・ッターン!
蘭子「(あの動きは・・・!!)」
蘭子「(あの動きは、プロデューサーが一日の事務作業を終わらせた時にだけ見せる『エンターキー「ッターン!」』!!)」
モバP「ふぃー」
蘭子「(今がチャンス・・・!)」トテトテ
蘭子「プロヴァンスよ、暫しよいか?(プロデューサー、ちょっといいですか?)」
モバP「ちょうど一区切りついたところだからいいぞ。何か用かな?」
蘭子「彼方を向くのだ(後ろを向いてください)」
モバP「こうでいいかな?」イスゴト クルーン
蘭子「うむ!(はい!)」
蘭子「汝の縛めを、我が手によりて解き放たん!(肩をもみますよ!)」
モバP「(戒め? 俺なにかしたっけ・・・)」ビクビク
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 03:35:13.78 ID:KuCjHAot0
蘭子「」モミモミ
モバP「あふぅ」
蘭子「」トントン
モバP「うっうー」
蘭子「」グニグニ
モバP「面妖な・・・」
モバP「(そうか、さっきのは『肩もみします』って意味だったのか・・・)」
モバP「(蘭子は物々しい話し方をするけど、本当はすごく優しい娘なんだよな・・・)」
モバP「(昨日の俺の言葉を覚えてて、こうして肩もみをしてくれるし・・・)」
モバP「(言葉の壁があったから、少し警戒してたところがあるかもしれないけど、これからはもっと、蘭子と仲良くなれるように頑張ろう・・・)」
蘭子「(プロデューサーの肩、すっごい凝ってる・・・)」グニグニ
モバP「(きっと昨日の言葉も本当は『体は大事にしてくださいね』的な意味だったに違いない)」ウンウン
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 03:41:38.03 ID:KuCjHAot0
蘭子「我が手の魔力は汝に届いているか?(肩もみ、気持ちいいですか?)」
モバP「ああ、ありがとう。すごく気持ちいいよ」
蘭子「ふふ、礼には及ばぬ。其方には我が身を委ねておるのだからな!(お礼なんていいんですよ。プロデューサーにはいつもお世話になってるんですから)」
モバP「お世話って言えるほど、何かができてる訳じゃないけどね」ハハハ・・・
蘭子「否(そんなことありませんよ)」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 03:53:07.35 ID:KuCjHAot0
蘭子
「其方は拠点にて、常に我らを迎えてくれる(プロデューサーは毎朝、誰よりも早くきてますよね)」
「そして我らを戦場へと送り、帰還させ(仕事場への送り迎えもしてくれますし)」
「我らの戦果を誰よりも褒め称える(「がんばったなー」って、いっぱい言ってくれます)」
モバP「それが当たり前なんだよ。だって、俺はプロデューサーなんだから」
蘭子
「それが其方に定められし宿命だとしても、我は大いに救われているのだ(それがプロデューサーの仕事かもしれないけど、私はとっても感謝してるんですよ?)」
「プロヴァ――」フルフル
「プロデューサーがいなかったら、私は・・・、私たちはここまで頑張れなかったと思います」
「少なくとも、私はそう」ゴニョゴニョ・・・
モバP「蘭子・・・」ジーン・・・
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 03:54:48.02 ID:LObdeC58O
支援するよー!!
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 04:02:11.76 ID:KuCjHAot0
モバP
「(なんかすごく嬉しい・・・)」
「(黄緑色のドリンク販売悪魔は、どんなに頑張ってもスタエナの購入を促すだけだし・・・)」
「(社長なんか何時もいないし・・・)」
「(そんなこんなで仕事を褒められたのってこれが初めてなんだなぁ・・・」
「(あ、涙が・・・)」ツゥー・・・
蘭子「ぷ、プロデューサー?! なんで泣いてるんですか? お腹痛いんですか?!」
モバP「違うよ。蘭子の言葉がすっごい嬉しかったから、つい・・・」
蘭子「左様か・・・(びっくりしました・・・)」ホッ・・・
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 04:08:51.25 ID:KuCjHAot0
モバP「それにしても・・・」クスッ
蘭子「?」
モバP「真っ先に心配するのが腹痛って」クスクス
蘭子「〜〜〜〜ッ////」
蘭子「忘却せよ忘却せよっ!(忘れてくーだーさーいー!)」
モバP「あはは、当分は忘れられそうもないよ」ケラケラ
蘭子「紅蓮の焔に焼かれよ!(プロデューサーのばかぁ!)」ポカポカ!
モバP「あっはっは」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 04:11:31.51 ID:Vz/NmJHG0
蘭子かわゆす
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 04:18:46.49 ID:KuCjHAot0
モバP「肩もみ、本当にありがとう。元気出た」
蘭子「ふっ。我が魔力の底はこの程度ではないのだぞ?(まだまだ揉みますよ?)」
モバP「それも魅力的なんだけど・・・」
モバP「疲れが取れたら眠気が・・・」アフゥ・・・
蘭子「・・・・・・・・・・・・!」ティン!
モバP「(何かを閃いたらしい)」
蘭子「」トテトテ
モバP「(歩いて行って)」
蘭子「」ポス・・・
モバP「(ソファに座って・・・)」
蘭子「」ポンポン
モバP「(太ももを、叩いただと?!)」
モバP「あの、蘭子さん? その動きの意味は・・・?」
蘭子「聖母の慈愛!(膝枕です!)」
モバP「」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 04:35:39.17 ID:KuCjHAot0
蘭子「望まぬ好意だったか・・・?(私じゃ嫌でしょうか?)」
モバP「いやいやそうじゃないんだけど、嬉しいんだけど!」
モバP「・・・・・・・・・・・・いいのか?」
蘭子「うむ。(もちろんです)」
モバP
「」キョロキョロ
「(計ったように誰もいない・・・)」
「それじゃあ・・・、おじゃまします?」ゴロン
「・・・・・・・・・・・・・・」
「(うわー、やわらけー、いい匂いするー、なんかやべー)」
蘭子「うっ・・・んっ」モジモジ
モバP「(なんかエロい声がした・・・)」
蘭子「(髪の毛がチクチクしてくすぐったい・・・)」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 04:41:10.54 ID:V+TYEUYx0
疾風より速き報せを届ける舞台にて躍るべし!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/02/11(火) 04:48:25.54 ID:KuCjHAot0
p「」ムクムク
モバP「(鎮まれ我が息子!)」
モバP「(2、3、5、7、11・・・)」
p「」シュン・・・
モバP「(よし!)」
蘭子「(プロデューサーの頭・・・)」ジー・・・
蘭子「(撫でてみようかな・・・)」ソー・・・
蘭子「」ナデリ
モバP「」ピクッ
蘭子「不協和音を奏でたか?(嫌でしたか?)」シューン・・・
モバP「び、びっくりしただけだヨ・・・?」
蘭子「ならば良いのだ!(よかったー!)」ニコッ
蘭子「」♪〜
蘭子「」ナデリナデリ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
フハハハハッ