オーク「くっ、殺せ!」女学者「だめですよお」

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74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:34:26.58 ID:Rqd1S+u80
騎士「最初は過去の事件から魔獣に狂ったのかと思いもした」

騎士「しかし色に溺れていたのではとてもではないが生み出せない功績と」

騎士「何よりそのオークの君を見る眼差し」

騎士「少なくとも、村人の言う黒魔女ではないことは直ぐに明らかになった」

オーク「そちらさん、専門職だからな」

オーク「素人が表面上を繕ったところで隠し遂せる訳もなく、か」

女学者「やだ……私、自分でなんでもできると思い上がってた」

女学者「恥ずかしい」

オーク「つくづく幸運だよ俺たちは」

騎士「確かに私も過去の負い目から手心を加えたと言えば嘘ではない」

騎士「だが君たちを信頼したから上には報告をしなかったのだ」

女学者「ありがとうございます」

騎士「なに、上司に愚直なだけが騎士の取り柄ではないからな」
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:35:57.27 ID:Rqd1S+u80
騎士「そして魔獣の生体理化学の権威である君に招聘がかかったのだ」

騎士「人間と魔物とが入り混じる今後の世界において、君は重要な存在になるとね」

騎士「分かり易い変化として、まずは王都に引っ越して貰うことになるだろう」

女学者「ええっと……」

オーク「ここは、彼女の母親が残した思い出の家だぞ」

騎士「ではそのまま移築させましょう」

女学者「いやそこまでは流石に」

オーク「いいのか?」

女学者「思い出といっても、すでに母も弱り切ってましたしね」

女学者「ここを引き払うことにはそこまで躊躇いはありませんよ」
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:37:21.32 ID:Rqd1S+u80
女学者「それよりオークさんですが……」

騎士「王都にも魔獣飼育条例はありますから」

騎士「好事家の魔獣蒐集家もいますし、わざわざ特例にするまでもありません」

女学者「そうですか」ホッ

騎士「ただし、魔族の人権関連の法整備には時間がかかりますから」

騎士「どうしてもそれが終わるまではオーク殿は家畜扱いです」

オーク「構わん、どうせ今までと何も変わらんのだ」

女学者「そろそろ物騒な首輪は外したいんですけどねえ」

騎士「ではそこだけ私から上に掛け合ってみよう」

女学者「本当ですか?」

騎士「ああ、本来なら君は魔獣を憎んでいても仕方が無い」

騎士「そんな君を変えてくれた彼への私なりの感謝の気持ちだよ」
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:38:52.43 ID:2xARyFNV0
支援
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:39:02.62 ID:Rqd1S+u80
オーク「こいつは最初から魔獣を恨んじゃいなかったぜ」

オーク「だからすんなり俺のことも受け入れられたんだと思うぞ」

騎士「それでもオーク殿が彼女の大切な者であることには変わりない」

騎士「やはりここは私が骨を折ろう」

騎士「一度見逃したのだ、その責任ぐらいは最後まで背負わせてくれ」

女学者「ありがとうございます」

騎士「さてと、話は一通り済んだな」

騎士「最後に再確認するが、招聘に応えてくれるのだな?」

女学者「ええ」

騎士「了解した、ではそのように伝えよう」

騎士「研究施設の移築や新居についての打ち合わせはまたの機会に」

騎士「それでは失礼する」

女学者「はい、またのお越しをお待ちしております」
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:39:42.77 ID:e9L9wZEa0
支援
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:40:47.06 ID:WceVTj9U0
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:42:10.18 ID:Rqd1S+u80
女学者「そういうワケで引っ越しの準備を始める訳ですが」

オーク「ああ」

女学者「その前にですね……」

女学者「研究、完成しました」

オーク「このタイミングでか」

女学者「いや、実際にはもっと早く試せたんですけどね」

女学者「ちょっと怖くて、完成度を上げる方向で引き延ばしてました」

オーク「それがどうして今?」

女学者「だって王都に引っ越したらきっと激務激務で出産子育てなんて無理ですよお」

女学者「だから今が最後のチャンスかなって」

オーク「なるほど、分かった」

女学者「オークさん、いいんですか?」

オーク「俺はいつでも、お前がいいというのなら」
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:44:19.30 ID:Nt08SJy00
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83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:45:02.67 ID:Rqd1S+u80
女学者「渡したお薬、飲んでくれましたか?」

オーク「ああ」

女学者「初めて……ではないんですけど」

女学者「まあ、慣れてるワケではないので優しくお願いします」

オーク「俺も初めてだが上手くやるよう努力しよう」

女学者「ええッ!!オークさん初めてなんですかッ!?」

オーク「そ、そんなに驚くことか……?」

女学者「いえ、包容力とかすごいし場馴れした感じが」

オーク「戦場では捕虜ぐらいしか相手がいなかったからな」

オーク「俺は戦いに命を賭けた者を辱めるなど、どうも出来んかった」

オーク「命乞いの末に色に狂った女騎士など正視に耐えんかったしな」

女学者「そうでしたか……」

オーク「すまん、キナ臭い話をした」

女学者「いいですよ、これからですから」
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:46:20.03 ID:VdoZZT2M0
女騎士「んほおおおおおおおおおお」
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:47:22.18 ID:Rqd1S+u80
女学者「改めて見るとやっぱり大きいですねえ」

オーク「お前の負担にならねばいいが……」

女学者「大きいのがコンプレックスなんて、世の中の男性から恨まれちゃいますよお?」

オーク「はははっ、そうだな」

女学者「オークさん……」

オーク「女学者……」チュッ

女学者「んんっ」チュウウウ

オーク「んふっ」もみもみ

女学者「あんっ……そんな……」

オーク「胸……柔らかいな」もみもみ

女学者「オークさんはおっぱい好きですか?」

オーク「ま、まあな」もみもみ
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:49:03.67 ID:Rqd1S+u80
女学者「こっちもお願いします……」クチュッ

オーク「加減が分からんから、痛かったら素直に言ってくれよ」クチュクチュ

女学者「あ……なにこれ……」クチュクチュ

オーク「大丈夫か?」スッ

女学者「や、やめないで下さい!」

女学者「気持ち良すぎ……っていうか今まで弄ったことなかったんで」

オーク「そ、そういうものか?」

女学者「どうせ子供なんて産めないと心の底では諦めてましたし」

女学者「性欲のやりどころより過去の恐怖心が勝ってたんでしょうね」

女学者「一人でしたことなんて無かったですから」

オーク「……本当に辛くないのか?」

女学者「ええ、今はオークさんがいてくれますから」
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:51:20.85 ID:Rqd1S+u80
女学者「んあ……ひっ……んん!」クチュクチュ

オーク「だいぶ濡れてきたな」

女学者「そろそろ大丈夫だと思いますよお」

オーク「そうか」

オーク「この前は決め損ねたから、今度こそ言わせてもらおう」

オーク「教えてやる、お前は何も後悔する必要などないと」

オーク「俺がそれを確かめてやる」

女学者「はい……よろこんで」
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:51:54.24 ID:N1Y6C3630
C
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:53:44.48 ID:Rqd1S+u80
オーク「辛かったら直ぐに止めるからな」

女学者「はい、その時はちゃんといいますから」

オーク「じゃあ入れるぞ」グッ

女学者「あ……入って……ますよね?」

オーク「ああ、少しずつだが進んでいるぞ」ヌプッ

オーク「痛くないのか?」ヌプッ

女学者「意外と大丈夫みたいです」

女学者「まあ、私初めてじゃないですし」

オーク「……自分を傷つけることは言うな」ヌプッ

女学者「ち、違いますよお!」

女学者「オークさんが初めてだっていうから、経験者の余裕をですねえ……」

オーク「先っぽ、全部挿入ったぞ」ズプッ
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:56:22.15 ID:Rqd1S+u80
オーク「大丈夫そうならこのまま全部埋めていくが、いいか?」

女学者「いいですよお……」

オーク「んっ」ズププッ

女学者「あ、オークさんのを中ですごく感じます」

オーク「何度もいうが辛い様なら」

女学者「私から言うまではそういう心配いいですってば」

オーク「そ、そうか」

女学者「壊れ物みたいに扱わないで下さいよお」

女学者「もっと乱暴にしてもいいんですよお……?」

オーク「い、いやな」

オーク「あまり激しくして俺の方が先に果ててもな……」
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 02:58:41.48 ID:Rqd1S+u80
女学者「えーっと、やっぱりオークさんは」

オーク「初めてで自分の体の加減も分からんだけだ!!」

オーク「ただ、不甲斐ない結果だけにはしないよう努力しよう」

女学者「……オークさん、3発目までなら」

オーク「大きなお世話だ!!」

オーク「ほら、奥まで挿入ったぞ」

女学者「あ、もうですか……?」

オーク「本当に痛みとかはないんだな」

オーク「安心した、じゃあ動かしていくぞ?」

女学者「オークさんに任せますよお……」
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:00:24.40 ID:ktH32sk20
オークさんの奥さんになっちゃうのか
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:01:09.73 ID:RVhjJZHT0
>>92
異端はここに居たんだな
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:01:14.47 ID:Rqd1S+u80
オーク「んふっ……くっ……!」ヌプッヌプッ

女学者「あんっ……オークさん……」

女学者「好きならまたおっぱい揉んでもいいですよお……?」

オーク「ああ……」もみもみ

女学者「ううんっ……もっと強くてもいいですよお……」

オーク「分かった……ふんっ!」パアン

女学者「いやそっちじゃなくて……ひゃん!」

オーク「いいぞ、いいぞ女学者!!」パンパンパン

女学者「すご……オークさんのが……ひあっ!」

オーク「駄目だ、そろそろ……」パンパンパン

女学者「もうちょっとだけ!私も……くうんっ……」

オーク「うっ、出る……!!」ドクドクドク

女学者「お、オークさああん……!!」ビクンッ
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:01:22.30 ID:QKDmISQP0
>>92
いいと思う
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:03:09.48 ID:2xARyFNV0
>>92
シンプルでいい
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:03:25.41 ID:Rqd1S+u80
オーク「はあ……はあ……」ぬぽん

女学者「ははは……結構体力使いますね、これ」

オーク「女学者……」

女学者「オークさん、最後まで頑張ったじゃないですか」

女学者「褒めてあげます」ナデナデ

オーク「お、お前なあ……」

オーク「まあ、いいか」

女学者「へへ……オーク……さぁん……」ガクッ

オーク「女学者!?」

女学者「……すぴい」Zzzz

オーク「……なんだ、眠っただけか」

オーク「俺も疲れたな」

オーク「おやすみ、女学者……」
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:05:56.95 ID:Rqd1S+u80
―1年後―


騎士「女学者さん、迎えに来ましたよ」

女学者「いつもありがとうございます、騎士様」

騎士「いえいえ、これも何かの縁ですから」

オーク「いってらっしゃい、女学者」

娘「だあ!まんま!!」

息子「ぷぎぃ!まんま!!」

女学者「はいはい、今日は早めに帰れると思うからねえ」

騎士「いやはや、両親に似た立派なお子様だ」

女学者「実験としては失敗例ですけどねえ」

オーク「母体の遺伝子が優位になる確率が50%では、不妊治療としては実用化できんな」

騎士「そんな、ご子息を失敗例扱いだなどと……」

女学者「あら、実験体に愛情を注げないとでも思って?」

騎士「……そうでしたな」
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:08:07.83 ID:Rqd1S+u80
オーク「晩飯、用意しとくからな」

騎士「オーク殿もすっかり主夫が板につきましたな」

オーク「ははは、傭兵稼業よりこっちの方がよほど性に合っている」

女学者「そうそう、魔族の人権についてだけど、魔獣の一部については早々に認められそうよ」

騎士「貴女の論文があったからこそですよ」

オーク「交配可能な魔獣は元は人間だった……というやつだな」

女学者「生物学的な分類と魔術的な分類では基準が大きくかけ離れていたんですもの」

女学者「そもそも、魔族側との和平が無ければ拒絶反応で受け入れられなかったでしょうけどね」

騎士「もちろん、その中にはオーク殿も含まれていますよ」

オーク「ああ、早く挙げたいもんだな、正式な結婚式」

女学者「ふふふ、そのためにも稼ぎ頭は頑張らないとね」

オーク「家庭のことは任せておけ」

娘「まかしぇとけー!」

息子「ぶいっ!!」
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:10:14.39 ID:cZJxVa1b0
なかなか面白かったぞ
次も期待
101ビチグソ-ゼットン=花太郎 ◆YiKMPNClXbva :2014/01/01(水) 03:10:51.42 ID:Tjxv2Wdc0
支援ぶひぃ
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:11:56.33 ID:N2YrX5TGi
オークさんかわいいよぉ
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:16:12.16 ID:VdoZZT2M0
オーク系のSSはハズレが少ないな
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:19:41.34 ID:pJh+pysr0
完結するまで村人に襲われてバッドエンドになる展開予想してた……
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:22:12.71 ID:b93dtO6DI
オークですら家庭を作っているのに…
俺もおーくれを取るわけにはいかんな
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:24:22.08 ID:Rqd1S+u80
――人界歴2014年

  この年、魔族と人間の調和という、1世紀前では想像もできなかった変革があった

  まだ多くの課題が残されているものの、それによって生まれた幸福は数知れない

  自由を謳歌する中で、人々はまた歴史の物語を織りなしてゆく

  これはそんな中の、ほんの小さな1ページ




                    〜完〜
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:25:30.09 ID:v8wUKZmI0
>>105
まぁものすごい自信
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:26:04.71 ID:tMfeSjIe0
おつ
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:26:36.08 ID:oUDZtQNz0
乙〜
良かったよ〜
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:26:56.75 ID:VdoZZT2M0
ふぅ
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:27:18.16 ID:FlExikaPI
まだだ.....耐えろ....!俺の姫始めはニャル子でするんだ.....!
一乙
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:27:34.15 ID:Rqd1S+u80
スマン、なぜか一時投稿できなくなって最後のレスだけ投下遅れた
これにて女学者とオークの物語は終了です
命乞いの末に色に狂った正視に耐えない女騎士とかはまたの機会に
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:28:43.34 ID:2xARyFNV0

おもしろかった
114大義私 ◆F/22Iel6q. :2014/01/01(水) 03:30:25.94 ID:n/ZDEpwB0
乙だよ^
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:30:49.54 ID:JFkQuD/N0
良かった
乙!
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:34:55.92 ID:w2lo5QQ40
乙乙
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 03:36:06.71 ID:4zJB/xrC0

よかったよ
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 04:01:30.57 ID:r0Lft7wc0
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 04:02:18.54 ID:EQ21O/BI0
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120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 04:14:27.39 ID:G2fw1bBp0

よかった
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 04:19:18.97 ID:iplhoY0w0
乙!ありがとう
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2014/01/01(水) 04:21:18.51 ID:/YK5XpXu0
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします