絶対に抜ける官能小説の書き方教えたるwwwwwwww

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
累計355回のおなにー情報分析の結果導き出された、確実に興奮できる官能小説の書き方を紹介


※諸注意
前提として、このスレは「自分のみが興奮するための小説を書く」というスタンスを採用しているので、
フランス書院などの官能小説レーベルで新人賞をとりたい人の役にはたてない
また、根本的な問題として妄想あるいは空想を利用して興奮することが好きでない人にもこの方法は向かない
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:18:14.45 ID:4F/Ve2Kw0
フランス書院などの官能小説レーベルで新人賞をとりたかったのに
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:18:41.58 ID:TGBlsqWB0
◆01 妄想は記号である
私自身の355回のおなにーの中で、妄想によって気を遣った回数は258回であった。その258回のデータを分析してみたところ、私はある事実に気がついた。
妄想上で繰り広げられるストーリー(あるいはストーリーとも呼べないような荒唐無稽の空想)は、最終的にはいくつかの記号に還元されるのである
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:19:36.39 ID:TGBlsqWB0
ここで試しにNo.257の妄想を例に上げてみよう
この妄想の大まかな筋書きは
「アニメ、漫画風の2次元的手法で描写された薄幸な、強気な性格の20代の女性が、ロープで吊るしあげられて殴る蹴るなどの暴行を受ける。」
というものである
これを記号に還元するとこうなる
「2次元 薄幸 サディズム 腋 20代女性 強気」
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:20:22.28 ID:PYQAnqzUP
こわい
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:20:57.95 ID:TGBlsqWB0
無論、性癖の守備範囲は各人によって違いがあるので一概には言えないが、おなにーの記録を20回もつけてみれば、そこには必ずある種のパターン……繰り返し現れる記号を発見することが出来るはずだ
その頻発する記号がいわゆる性的嗜好(性癖)であり、「ロリ」「ケモノ」「強姦」などと言った一般的に認知されている性癖のジャンルは、ある種のポピュラーな記号の代表であると言える
しかし、それは同時に大雑把な区分だ。「ロリ」属性をウリにしているポルノ雑誌が、全てのロリ属性を持つ人間を満足せしめることができないのは周知の通りである
もちろん、他人が作り出したものが文字通り「自分の想像(妄想)を超える」ほどに素晴らしい、ということは十分にありえるが、それは非常に低い確率でしかない
その点、自作の作品を首尾よく作り出すことが出来たのならば、その安打率は他人の制作物より遥かに高いといえるだろう。
自分の性癖を誰よりも理解しているのは自分なのだから、それは当然のことと言える
双方の利点不利点を理解した上で上手に活用して貰いたい
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:21:33.48 ID:JwwAoW8R0
なにこここわい
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:21:51.53 ID:TGBlsqWB0
◆02 記号は妄想のガイドラインになる
性的な妄想がいくつかの記号に還元されるのならば、その逆も可能なはずである
つまり、性的な欲求を刺激する記号は、それが集合すると必然的にある種のストーリーを作り上げることが出来るということだ

前述の例を再び持ってこよう
「2次元 薄幸 サディズム 腋 20代女性 強気」
これらの記号は、その一つ一つが私にとって性的興奮を刺激せしめるものである。故に、これらの記号を全て取り込んだストーリーは、必然的に(私にとっての)性的な作品となりえる
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:22:37.64 ID:DO1pwphw0
産業
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:23:04.43 ID:TGBlsqWB0
では、記号を元にストーリーを展開するのに最もふさわしいメディアはなんであろうか?
それは官能小説である
実際に売りだされている官能小説のタイトルを見ればわかることだが、あの手の小説にはそのタイトルに意図的に「記号」が含まれている
実在の官能小説を例に上げてみよう

・ 暴君毒舌『メイド』を『マゾマゾ』にしてみた
・『ツンツン』『お嬢様』の『デレ嫁』修業
・『ヤンデレ』学園『ハーレム』天国

『 』で囲んだ部分が記号だ
コレはつまりどういうことかと言うと、読者が自分好みの「記号(萌え要素)」を探しやすいように配慮した出版社側のサービスなのである
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:24:29.80 ID:TGBlsqWB0
◆03 記号で書く官能小説
具体的な書き方を解説する前に、理屈について説明しておこう
まず理解していただきたい前提事項は、(自分専用の)官能小説の書き方は一般的な小説の書き方とは真逆であるということだ

つまり、自分専用の官能小説は、
・どれほど文章が下手(簡素)でも構わない
・どれほど荒唐無稽なストーリーでも構わない
のである
むしろ、そのほうが自分にとっては都合が良いのだ

なぜなら、官能小説とは結局のところ妄想のためのガイドラインだからである
そして、自作の場合、細部の描写は自身の脳が十分に補完してくれるので、小説内の描写は必要最低限の記号さえあれば事足りるのだ
世の官能小説家が細部まで描写を書きたがるのは、そうしないと読者に伝わらないからだ。つまり、プロの書いた官能小説を読む場合、それは他人の空想の文章化であるので、自身の脳の補完機能は役に立たない
故にプロは、小説内の言葉によって細部を補完する必要があるのである
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:24:30.10 ID:v/bNLPMf0
支援
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:25:21.47 ID:TGBlsqWB0
私が中学生時代に執筆した官能小説は、まさしく荒唐無稽でとても小説と呼べるような代物ではなかったが、それを現在読み返した時、性的な刺激を自身に与えるという目的だけは十分に達せられていた
この小説は異様に記号的で、ともすればムチャクチャなのだが、全編にわたって性的刺激に満ちていたのだ

反対に、大学生時に執筆した官能小説は、ストーリーの整合性や描写の上手さという点では中学生時の小説より遥かにレベルアップしていたが、実際にこちらの小説を読んだ回数は、中学生時の小説より少なかった
つまり、官能小説としての質は中学時代の小説に劣っていたのである
また、性的な事柄と直接関係のないシーンや、無駄に装飾的な描写は、おなにーをする場合には邪魔にしかならない無用な産物であることがわかった。
それらのシーンや描写は、結局のところ読み飛ばされる運命にあるのである


要するに(自分専用の)官能小説にとって、全体の整合性とか、美しい文章とか、細やかな情景描写とか、そういうものは完全に不要なのである
官能小説には、ひとえに洗練された官能的記号のみがあれば良いのであり、後のことは自身の脳に委ねることを推奨する
おぼろげな妄想にハッキリとした筋道を与えるためのガイドライン、それが官能小説の役割なのだ
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:26:31.06 ID:TGBlsqWB0
◆04 言葉の魔力
具体的な官能小説の書き方をレクチャーする前に言葉の持つ記号的魔力について説明を加えておこう
言葉は、例えそれが記号単位の単語だとしても見るものに一定の性的刺激を与える力がある
具体例を出せば、例えばクラフト・エヴィング著「変態性欲心理」の中には以下の様な記述がある

――「毛皮」という言葉そのもの、その字面が、強い魔力を持って私を誘惑するのです

これはつまりどういうことかと言えば、要するに
とある毛皮フェチの男は「毛皮」という単語にすら性的興奮を感じる、ということを言っているのである
これほど極端でなくても、我々は自らの性的嗜好と結びつく単語に一定の性的刺激を感じることは確かだ
中学生の時、広辞苑からエロい単語を探して興奮していたことを思い出して頂きたい

故に、記号的な官能小説は、それ自体が(少なくともその著者に対しては)十分に性的刺激を与える書物として機能するのである
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:27:06.69 ID:TGBlsqWB0
◆05 記号を洗い出せ!


官能小説を書き出す前に、自身の持つ性的嗜好の記号化をしよう
ここが最も大事なプロセスだ
勘違いしないでほしいのは、ここで記号化する性的嗜好はあくまでひとつのジャンル……ひとつの妄想に限るということである

つまり、ロリ、腋、ケモノ、陵辱という4つの性癖を持つ人間がいたとして、当人の中でひとつの妄想の中に出てくる性癖はどれとどれだろうか?
全部出てくる!というのならそれでも良い
ただし、「ロリと陵辱の記号は同一の妄想では現れない(ロリを陵辱はしない)」というのであれば、ロリか陵辱、どちらかは外すべきである
このようにして、一度、大雑把に自分の妄想を記号化してほしい
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:27:40.36 ID:TGBlsqWB0
さて、ここでみたび、私のとある妄想を記号化したものをお見せしよう
「2次元 薄幸 サディズム 腋 20代女性 強気」


実はこれらの記号はさらに細かく分類することが出来るのだ
するとそうなる

次元の設定:2次元
メイン設定:薄幸 サディズム 腋
対象の設定:強気 20代女性


・次元の設定は、アニメやマンガのような2次元的空間をイメージする妄想か、ドラマや実写のような三次元的空間をイメージする妄想かを設定する

・メイン設定は、その妄想(小説内)でメインとなる性的要素、性癖を設定する

・対象の設定は、その妄想(小説内)で性の対象となる人物の設定をする


この3つの設定をきっちり決めておけば、物語は自然に動き出す
なぜなら、これらの設定(記号)は、貴方が普段から慣れ親しんだ妄想から生み出されたものだからである
ストーリーの整合性や文章の上手さなど全く気にすることはない
思うままに書こう
妄想を文章化しよう
それが貴方の官能小説だ
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:28:21.24 ID:TGBlsqWB0
◆06 記号で書くコツ

1 文体は脚本を意識すること
**は**した。
のように、できるだけ簡素な文章で書こう
繰り返しになるが、細かな描写や情景、空気感などは脳内の妄想に任せること
文章はあくまで妄想のガイドラインである
自作の官能小説を読むという行為は、ともすれば自由すぎる故に不安定な妄想のビジョンを、しっかりと大地に繋ぎ止めておく行為だ
主役は妄想、頭に浮かぶイメージであることを忘れないように


2 フェチ的な記号は意識して使うこと
腋、毛皮、胸などフェチ的な要素が含まれる場合は、それらの単語を意識的に多様しよう
言葉の魔力の力で妄想にブーストがかけられるはずだ
・彼女は腕を真っ直ぐに上げた
   ↓
・彼女が腕を真っ直ぐに上げると、彼女の腋がはっきりと見えた
このように……


3 支離滅裂になるのを恐れないこと
この小説を他人に見せたり官能小説レーベルの新人賞に送ることを想定してはいけない
完全に自分専用の作品であることを忘れずに
自分が興奮できればそれで良いのである
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:28:54.49 ID:TGBlsqWB0
4 記号は最小限にすること
例えば、
対象の設定、の項目で私は「二十代」「強気」という2つの記号しか設定しなかった
これは、性的な妄想に必要な記号が、たまたまこれだけだったからである
実際に小説(妄想)の中に登場したこの女性は、緑の服を着ていて黒髪のロングヘアだったのだが、そのあたりの事象は自由に変更が可能なポイントなので、記号に還元する必要がないのである
つまり、私はこの時の妄想においては、
・赤い服のショートカットの二十代の強気の女性
であっても、
・青い服のセミロングの二十代の強気の女性
であっても、特に問題なかったのである
この時の妄想で重要な、変更不可能な性的興奮要素を伴う記号は、つまり「二十代」と「強気」の2つだけだったのだ
つまり、ある程度変更可能な余地を残しておくことも空想の翼を羽ばたかせることにおいては有効なのである
もし貴方が「緑の服」に対して興奮するなら、それを記号に設定すれば良い
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:29:34.71 ID:TGBlsqWB0
◆07 おまけ。読んでみよう、記号的官能小説
記号的官能小説は原則的には読者を意識せず自分専用に書かれるものなので、それを目にできる機会はほぼないのだが、歴史上、何を間違ったがその手の小説が出版されてしまった例がある
今回はその二編を紹介しよう

・沼正三「家畜人ヤプー」
沼正三曰く、
「書物は読者に選ばれるものであるが、読者もまた書物に選ばれている。
この小説は元来厳しく読者を選んだ・・・・・・というより、前記のように、初めからごく少数の、イース世界を逆ユートピアではなく真ユートピアと観ずるような同好者のために書かれたものである。
それが、刷を重ねて万を越える読者に選ばれたという、その事実に、正直のところ、私は当惑している」
……とのこと
戦後最大の奇書としてそこそこ有名であり、一時期は渋沢や三島も支持していたとか
マゾ文学の金字塔などと言われているが、実際には官能描写よりも奇怪な設定解説ばかりが目立ち、ストーリーの進行は超鈍足


・サド「ソドム120日」
フランス最高の変態ことサド侯爵が、牢獄での退屈を紛らわすために書き散らした官能小説
サド作品は基本的には文学的なものとして扱われており、「悪徳の栄え」が猥褻文書として起訴された例の裁判の時にも被告側はサドの思想性等々を取り上げてこれは崇高なものなんだと論じていたが、
正直、本書だけは言い逃れできないと思う
描写的には特別エロくはないのだが、エロゲの設定集としてもそのまま流用が可能であり、なによりサドのエロティシズム的執念がひしひしと伝わってくる逸品
もし購入する場合は、必ず佐藤晴夫版を買うこと





おわり
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:31:47.33 ID:4IozQWfX0
俺は「爆乳」でイケる
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:31:50.90 ID:qTZKRn660
面白かった
なるほど記号化か
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:31:54.19 ID:o8C8R+TO0
長すぎる
六行で
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:32:27.12 ID:xC41q7vB0
面白かった
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:34:18.16 ID:nxcvwMIC0
なんかわからんが感服した
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:36:39.25 ID:wDCTFPAX0
・エロい単語書き出せ
・エロい単語で大切なの選べ
・それつかって妄想に任せて書け
おわり
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/12/28(土) 00:38:50.48 ID:v/bNLPMf0
よく分からんがお前の熱意は伝わった
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
佐藤晴夫乙