大松「浦安にやってきたぞ」　【浦安鉄筋家族×なんJネタ】

――大沢木家

順子「今日の晩ご飯は唐揚げよー」

小鉄「よっしゃあああ！！！うまいんだよなこれ！」
晴郎「ママンの料理の中で上から4番目に美味しいなりー」

大鉄「うっせーぞ。さっさと食っちまえ」
小鉄「よし、いただきまあす！！」ﾊﾟｸｯ

小鉄「ホワアアアアァァ！！」ﾌﾞｩｰ
順子「セルウウゥゥゥ！？」ﾍﾞﾁｬｯ←小鉄の吐いた料理が顔にかかる

なんＪでやったらいいんじゃないかな……

じいちゃん・・・

うわあ…

なんＪでやれチンカス野郎

順子「何吐いてんじゃボケェ！！」ｺﾞﾘｯ
小鉄「ニシムッ」ｸﾞﾊｯ

大鉄「うえっ…こんな酸っぺぇ唐揚げ食えるかァ！！」
桜「うわ酸っぱ…お母さんこれ調味料間違えたんじゃ…」ﾌﾟｼｭｯ←何かを絞る音

大松「……」←ビチャビチャの唐揚げの皿の上でレモンを握っている謎の大男
一同「」

大松「唐揚げにレモンをかけておいたぞ」
順子「誰よアンタァァァァ！！」
大松「ダダノッ！」ｺﾞﾊｯ←順子に飛び膝蹴りをかまされ壁を突き破って吹っ飛んでいく男

浦安は漫画じゃねーと表現しきれんな

――学校
小鉄「…って事が昨日あったんだよなー」

のり子「突然現れてレモンをかけていく男なんて聞いたことあらへんわ」
仁「レモン……もったいない……」ｶﾞﾗｯ

あかね「ちょっと皆聞いてー。さっき痴漢に遭っちゃってさ」

小鉄「ちちちちち痴漢！！！？？？」ﾊｧﾊｧ

あかね「キモイ！」ｶﾞﾝｯ
小鉄「ガッス！」←あかねにヘッドバッドをかまされ血しぶきを上げる小鉄

花子「痴漢は乙女の敵ね、全く」
のり子「怖いわぁ…。でもその割には落ち着いとるやんあかね」

あかね「うん…。実はその痴漢から助けてくれた人が格好良くてさ〜」ﾎﾜﾜﾝ
のり子「あかねが恋する乙女みたいな表情になっとるで…」

――回想

あかね「……」ﾃｸﾃｸ
あかね(何か後ろから気配がする…。もしかして付けられてる？)ｶﾞﾊﾞｯ

痴漢「おはよう、あかねちゃん…」ﾆﾏｧ←太った男の悪魔のような気持ち悪い笑顔

ネタでも寒い

あかね「きゃあああああ！！」ｶﾞﾁｮｰﾝ
痴漢「今日はあかねとデートやでぇ」ｼﾞﾜｼﾞﾜ←どんどん近づいてくる豚のような男

あかね「や、やめ…キャッ！」ﾄﾞﾝｯ←慌てて転んでしまうあかね

痴漢「捕まえたでぇ…グフフフフ」ｿﾞﾜｧｧｱ

あかね(誰か助けて…！)ﾌﾟｼｭｯ←遠くの方から何かを絞る音


痴漢「いやぁああ！！目が痛いでぇ！」←目を抑えながら逃げていく小太りの男
あかね「…えっ？」

大松「悪いものにレモンをかけておいたぞ。そこの君、大丈夫だろ？」←爽やかな笑顔で手を差し伸べるマッツ

あかね「た、助けてくれてありがとうございます…」
大松「お嬢ちゃんは可愛いからこういう輩には気をつけるんだぞ」ｽﾀｽﾀ←その場を去ろうとするマッツ

あかね「あ、あのせめて名前だけでも教えてくださいっ…！」ﾄﾞｷﾄﾞｷ



大松「大松尚逸です」

――回想終了

あかね「大松尚逸さん、格好良かったわぁ…」ﾎﾟｰ
のり子「それは惚れてまう気持ちも分かるわぁ。…でも何でレモンなんや？」

小鉄「もしかしたら昨日唐揚げにレモンをかけてきた男と同一人物かもしれねーな」
仁「レモン……食べたい……」


春巻「みんなおはチョー」
あかね「とっくにもう1時間目が始まる時間よ！」

春巻「今日は転校生が来るチョリソー。仲良くするんだホーイ」

小鉄「転校生！？」ﾋﾞｸｯ
のり子「どんなやつやろー」

春巻「じゃ、入るリャオ」ｶﾞﾗｯ


大松「初めましてだぞ」

小鉄「」
のり子「」

大松「誕生日は6月16日。好きな食べ物は唐揚げとレモン、嫌いな食べ物は竜田揚げとメロン、大松尚逸だぞ」

のり子「何やこのオッサン！？」
小鉄「て、テメェはレモン男！！あの時はなんでいきなり…」ｽｯ←小鉄の方に誰かの手が乗っかる

小鉄「オリオンッ！」←あかねの手に押しのけられ床にたたきつけられる小鉄

あかね「大松さん！先程は助けて頂いてありがとうございました」ﾍﾟｺﾘ
大松「どういたしましてだろ」ｶﾞﾗｯ


涙「寝坊して遅刻しましたー」

春巻「気をつけるホーイ」
あかね「アンタも遅刻したじゃないの！」

ノブ「涙が遅刻なんて珍しいじゃん」
涙「昨日の試合が長引いて…ん？ああああああっ！！あなたはっ！！！」

小鉄「涙、いきなり叫んでどうしたんだ？」


涙「この人ロッテが誇る和製大砲、大松選手だよ！」
のり子「や、野球選手だったんか…」

涙ｗｗｗいいねｗｗｗ

涙「でもずっと調子悪いねー。もっと活躍してよ」
大松「ごめんだぞ」

のり子「てか何でちゃっかり席についてるんやあああ！！」
中田「椅子が小さい…」

大松「だから言っただろ。大松は今日から、このクラスに仲間入りするぞ」

小鉄・のり子「ええええええええええ！？」
あかね「一緒にいられるんですね、嬉しいです」ﾆｺｯ

涙「よっしゃああ！！じゃあ大松選手、野球！野球やろうよ！」

大松「……」ｻｯ←手に丸いものを構える大松
涙「おぉ！野球やってくれるの！？」


大松「野球小僧にレモンかけておいたぞ」ﾌﾟｼｭｯ

涙「…ええぇ！？……うわっ酸っぱい！目に染みる！」←頭からレモンを浴びせられる涙

のり子「な、何するんやああああ！？」
小鉄「やっぱり昨日のレモン男はコイツじゃねぇかぁ！」ﾋﾞｼｯ

あかね「お、大松さん！」
のり子「あかねからも言ったれや」


あかね「私にも…レモンをかけてください」///

小鉄「」
のり子「」
涙「」


―――

（アカン）

涙「あああぁ！髪の毛や顔がまだベタベタするー！」

大松「そこの里崎、この唐揚げあげるぞ」ｽｯ
フグオ「どうもプー」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

あかね「大松さんからレモンをかけられた…嬉しい…嬉しい…！」///
のり子「あかねがおかしくなっとる…」

春巻「というわけで１時間目は算数ちょー。菊池、頼むホイ」
あかね「はい！」 ←大松に惚れて気分が良くなっているあかね

大松「教師が授業を放棄するのはマズイだろ」

――


あかね「はい、じゃあこの帯分数を仮分数に直すと…大松さん、答えて」

大松「33/4だぞ」

菊池「正解です！」

のり子「あかねさっきから大松しか指しとらんで」
中田「これはもう完全にそういう事なんでしょうかね…」

ちょｗｗ大松がMANGANIARAWARETA！？？？？ｗｗｗｗｗｗｗｗｖ

ｷﾝｺﾝｶﾝｺｰﾝ
あかね「じゃあ今日の授業はここまでにしまーす」

のり子(よっしゃ、あかねこの前宿題だしたの忘れてるやん！)ﾁﾗｯ
小鉄「何だジロジロ見…ハッ！」(そうだ、あかねちゃん宿題を忘れてるんだ！これはラッキー！)ｸﾞｯ

仁「……」ｺｸｯ
クラスの皆(……)ｳﾝｯ


大松「先生」ｽｯ
あかね「はい大松さん」


大松「宿題は回収しないんですか？」

小鉄「」
のり子「な、何で今日転入したお前がわかるんや！？」

あかね「あ、すっかり忘れてたわ〜。はい皆宿題回収してー。大松さん、ありがと☆」

クラスの皆「……」

(マジで痛い)

――


小鉄「4時間目の体育は校庭で無限マラソンだー！！」

のり子「腹減ってる時にコレは中々キツイで〜」ﾍﾛｯ
あかね「ハァハァ…もう駄目…限界…」ﾊﾞﾀｯ

涙「大松さん、こっちで野球やろうよ！」
大松「…いいぞ」



涙「俺が投げるから大松さんは打ってくれ！」
大松「わかったぞ」

大松ンゴｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

あかね「何やら野球の勝負が始まってるみたいね」
ノブ「そういえばあのオッチャンはプロ野球選手って涙が言ってたな」

涙「本物のロッテの選手と野球ができるなんて感激イイイイ！！
　　うおおおおお！！梅星球！！」ﾋﾞｼｭｯ

小鉄「おぉ！これは早い！」
のり子「プロなんやから野球少年には力を抜くやろ」



大松「フンッ！」ｶｷｰﾝ

涙「えっ」

仁「校庭超えて…団地を抜けて…見えなくなった…」

のり子「オッサンプロのくせに子供に本気出すなやー！」


――

大鉄「フゥー、仕事中の一服は染みるぜ…ん？何だこの音は」ﾋｭｩｩｩｩｩﾝ

大鉄「ヅドムッ！！」ﾊﾞｺｰﾝ←顔にボールが激突してタバコを吹っ飛ばす大鉄

――

涙「梅星球が…打たれた…」ｶﾞｸｯ

大松「いくら二軍落ちしてこんな千葉県の外れでブラブラしてる俺でも、小学生には負けないぞ」

ノブ「まあまあ相手は大人でしかもプロなんだし、涙のボールも物凄い球速が出てたよ」
中田「そうですよ、涙さんも将来は…」

大松「その程度でプロ入りなんか夢のまた夢だぞ」


ノブ「」
中田「」
涙「」


大松「……涙くん」

涙「は、はい！」(初めて名前を呼んでもらえた！)

大松「変な名前だな。『涙』なんて名前付けた親の顔を見てみたいぞ」

涙「」


大松「…次はお前が打つ番だろ。大松が投げるぞ」

涙「…は、はい！！」

涙(早い…！早いが大松選手は野手。恐らく変化はしてこないだろう…。
　 後はタイミングさえ合えば…！)


涙「いっけええええええええ！！！！」ﾌﾞﾝｯ

小鉄「タイミングはいいぞー！！」
仁「ボール……よく見て……」


ｸﾈｯ


涙(えっ！？変化した？直球勝負じゃないのかよ！！)

大松「守備練習に飽きた時に、投手陣に混ざってカーブの投げ方を練習しておいたぞ」

涙(そんな…そんな暇あったらもっと野手の練習しろよ大松…。
　 でも変化が少ないから取りあえず当てれそうだッ…！)


涙「うおおおおおおお！！！」ｶｰﾝ　ﾌﾟｼｭｯ


ｸﾞｫｫｫﾝ


のり子「ああっ、ファールや」
小鉄「右後ろに行ったああ！！」

案外面白い

涙「…大松さんの投げたこれ…ボールじゃないよ！」

仁「……！？」
ノブ「ボールの向かう先には…あかねちゃん！？」


あかね「えっ」ﾋｭｰﾝ



あかね「ボビッ！！」←口の中にレモンが突っ込み目を細めて変顔をするあかね

あかね「すっぺえええええ！！！」ﾍﾟｯﾍﾟｯﾍﾟｯ

小鉄・仁・のり子ら「………」ﾎﾟｶｰﾝ


涙「うわあああバットや服がレモン汁だらけにー！」

大松「間違えてレモン投げちゃったぞ」←手に唐揚げを持ちながら呟く大松

フグオ「この唐揚げは貰うキャプー」



おわり

初芝君出てきたらうれしいな

おわりか、乙乙
おもしろかった

Jでしね

Ｊでもこんなカス要らんわ

作品評

イマイチ。中盤マンネリ感が否めない。オチも弱い。
生粋のロッテファンである涙とロッテ選手でネタが豊富な大松を絡ませたかっただけのSS。
(実は)

文章だけじゃ浦鉄の独特の雰囲気は出せなかった。

――

なんJネタの大松主体なため、SSに向かないなんJで無理やりやった結果8回dat落ちし、VIPへ投下。

何巻か忘れたけど涙の父親が着てる服の背番号の話で大松の名前が出たことがあるんだよなぁ…。

オヤジがサッカーファンに転向する回だな