種「くたばれ駄作!」00「ガンダムの恥!」AGE「…」

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139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
こんだけ推されて結果はどうだったんだ?

7月6日の日本経済新聞は、バンダイナムコホールディングスが2008年3月期の「ガンダム」シリーズ関連事業の売上高目標を600億円に内定したと報道している。
これは過去最高であった前期からさらに10%増加し、10月からの新シリーズ『機動戦士ガンダムOO』のフィギュアに加えて、ゲームソフト、
またアミューズメント施設でもガンダム関連アトラクションを拡大する方針と同紙は伝えている。

『ガンダム』シリーズが、バンダイナムコグループの収益基盤の大きな部分を支えていることはよく知られている。
最初のシリーズ・ファーストガンダム誕生から28年が経つが、ビジネスは衰えるどころか2000年以降はむしろ拡大基調にある。
これは従来の『機動戦士ガンダム』や『機動戦士Zガンダム』のファンに加えて、『機動戦士ガンダムSEED』シリーズで若い世代のファンを獲得したためだとされている。
また、市場の拡大はこれまでの玩具、映像パッケージ加えて、ゲーム、モバイル、ネットといったコンテンツの利用範囲が大きく拡大していることも背景にあるだろう。

過去最高であったとされる07年3月期で興味深いのは、この期には商品売上と連動するとされるテレビでの『ガンダム』シリーズの放映がなかったことである。
07年の売上高は映像事業で『機動戦士ガンダム』のDVD‐BOX、ゲームソフトで『ガンダム無双』、アミューズメント機器で『戦場の絆』といった各事業部門でのそれぞれの大ヒット商品が支えている。
バンダイナムコHDは、短期的にはテレビ放映なしでもビジネスを支えられるぐらいガンダムビジネスを高度化させているとも言えるだろう。

それでもテレビ放映の影響は無視できない。
10月からの放映開始される新シリーズ『機動戦士ガンダムOO』は、土曜日の18時放映というゴールデンタイムに加えて、『鋼の錬金術師』で評価の高い水島精二氏が監督など精鋭スタッフが終結している。
それだけにこの新シリーズにかける期待も大きく、実際にこの新シリーズの人気がバンダイナムコHDの今期と来期の業績の行方を左右することは間違いない。