「ゆ」と「ゆ」式

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
百合SS
立ったら書く
代行thx
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:32:11.45 ID:wP51hPv50
>>1
死ね
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:32:24.79 ID:NyyiNzOv0
ダンゴムシーダンゴムシー
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:33:54.29 ID:APg9IRAY0
ゆい〜ラムレーズンちょーだい
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:49:51.18 ID:7EdI7TxZ0
立ったから書く、ちょっと待っててね
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:53:09.71 ID:7EdI7TxZ0
「暑いよー、暑くて死ぬよー・・・」
「だぁっ!なら引っ付くな!こっちも暑くなる!」
いつも通りの光景、いつも通りの三人。
でも何故だろう、ときどき私は違和感を覚える。
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:54:16.97 ID:7EdI7TxZ0
「というわけで今日は唯ちゃん家に行きます!いぇい!!」
びしっ、と天井を指差し、次に唯ちゃんを指差す。何となく強引にでも行かなきゃ嫌だ。
「あー、私はいいが・・・」
ちらりと唯ちゃんが縁ちゃんを見る。
「ごめんねゆずちゃんー・・・、私今日用事あるんだ」
あ・・・。
「えー?!そうなんだー」
「ごめんね?」
まただ。視線を送るとどうやら唯ちゃんはこの事を知っていたらしい。
「じゃあ今日は唯ちゃん一人占めだね!」
表情にこそ出していないつもりだが、私はどうやら寂しいらしい、やっぱり三人揃ってないと嫌、なのかな?
「一人占めだねー」
縁ちゃんが私の言った事を繰り返す。
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:56:00.00 ID:7EdI7TxZ0
放課後、縁ちゃんと別れた私たちは唯ちゃんの家に遊びに来ていた。
「暑いね・・・、予想以上に暑いね・・・」
「まあ、閉め切ってたからな。ちょっと待ってろ今クーラー入れるから」
いつも片付いてる唯ちゃんの部屋。でも今日は突然来たからだろうか、読みさしの雑誌が床に一冊落ちていた。
「じき涼しくなるから・・・ってオイ!布団入ってどうする!クーラーの意味は!!」
「唯ちゃんの匂いにつつまれてれば暑さ忘れるっていう・・・あるでしょ?」
「ねえよ!でろ!」
唯ちゃんに隠れてスーッと息をするとシャンプーの匂いと、唯ちゃんの匂いが重なった独特の唯ちゃんの甘い匂いが身体の中に染み渡ってくる。
「・・・ったく、ちょっと着替えてあと何か飲み物取って来るからその辺漁るなよ」
「ふぁーい」
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:57:08.19 ID:7EdI7TxZ0
「おいゆずこ、オレンジでよかったか?」
数分後制服を着替えた唯ちゃんが帰ってくる。
「ゆずこ?」
「・・・・・・」
「まあいいか、机の上、置いとくぞ」
何で寝たフリなんかしちゃったんだろう。
なんだろう凄いドキドキする。
何かのフリだと思ってるかな、背中越しだと唯ちゃんが何をしてるかわかんないや。
ん、何かのフリ・・・。ねたふりだけに。これは使える!次に縁ちゃんと来たときに言おう!
ただ唯ちゃんのベッドで寝たフリをしてるだけなのになんでこんなにドキドキが止まらないんだろう。凄い心臓が飛び出しそうなくらいバクバク言ってる。唯ちゃんに聞こえないかな
あれ、でも何でだろう。三人揃ってないのに何故か寂しさは消えている。
相変わらずドキドキは止まらないがコトリと心に何かがはまったような、そんな感覚。
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:58:46.57 ID:FAulEEBv0
vipではageたほうたいいと思うぞ。人が集まらん。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 22:59:28.79 ID:7EdI7TxZ0
かち・・・こち・・・
無機質な時計の音、それとたまに聞こえる紙のすれる音。唯ちゃんは本を読んでいるのかな。さっきの雑誌かな?
「まったく、突然遊びに来たくせに突然寝てるとか・・・」
本当は唯ちゃんともっとお喋りしたいし、はしゃぎたいんだけどドキドキが止まらない上にタイミングを完璧に逃してしまった。
「ちょっとコンビニでも行ってくるか」
しばらくした後、そう言い残して唯ちゃんは部屋を出て行った。
寝ている私に声をかけなかったのはやさしさ?それとも・・・。
唯ちゃんは私の事をどう思っているんだろう。
以前アイちゃんが私の事を嫌ってるかもって聞いた時は凄いショックだった。
それは杞憂だったけど、もし、もしも唯ちゃんが私の事を嫌っていたら・・・。
私は・・・、私は唯ちゃんの事が大好き。
好き?
・・・好きなんだと思う。
ああもう、なんだよこの心臓の音!耳元で鳴ってるんじゃないかってくらいうるさすぎる。
私が唯ちゃんの事を好き。
まさか、それは友達としてじゃなく・・・。
「・・・っ」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 23:00:47.89 ID:7EdI7TxZ0
>10
thx

駄目だ、ここから先は考えちゃいけない。考えたら私は、私たちは!
「・・・唯、ちゃん」
さっきからドキドキが止まらないのは唯ちゃんの匂いに包まれているから。駄目だ
唯ちゃんがいつも寝てるところ。駄目だ
ひょっとしたら唯ちゃんが・・・。駄目だ!
考えないように考えないようにしているのに頭がぼうっとして自分が自分の支配権を無くすような感覚。
気付くと私の指は・・・。
「・・・んっ!」
唯ちゃんの事を考えているだけでどうにかなっちゃいそうだった。
ショーツごしに優しくなぞってみる。
「ひぅっっ・・・!」
オリモノごしなので手には伝わってこない。もうすこし強めになぞってみる
「ん・・・ふ・・・っ」
枕に顔をうずめ必死に声を押し殺す。
人の家で何をやっているんだろう私。そんなことを考えても指は私の感覚から切り離されたかのように秘部を弄るのをやめてくれない。
「は・・・ぁっ・・・」
何度目かの愛撫、頭の中は唯ちゃんでいっぱい、だんだん、だんだん真っ白になっていく。
「ゆ・・・いちゃん・・・唯ちゃん・・・」
「ーーーーーーー!!!!!」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 23:02:05.48 ID:7EdI7TxZ0
イってしまった。
友達の家で、友達のベッドで。
何をしているんだろう私、最低だ。
ガチャッ
「っっ!!!」
「ただいまー、ってゆずこ、ようやく起きたのか」
「ゆ、い、ちゃん・・・?」
「?」
最低だ最低だ最低だ最低だ。
「お、おいどうしたゆずこ!悪い夢でも見たのか?」
そう、これは悪い夢だ、悪い夢なんだ。
私の目からは涙が止まらなく、ただただ嗚咽することしか出来なかった
「ご、ごめ、唯ちゃ・・・」
「どうした?!私が何かしたか?」
心配そうに顔を覗き込む唯ちゃん。その優しさは私を苦しくさせるだけだった
「っ!」
「あ、おい!」
居た堪れなくなった私はかばんを取り、その場を逃げ出す事を選んだ。
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 23:03:07.58 ID:7EdI7TxZ0
「ーはぁっ、はぁ・・・」
がむしゃらに走った。目から涙が止まらない、嫌われた、確実に嫌われた。
明日からどんな顔をして唯ちゃんに会えば。ううん、もうそれもかなわないかもしれない。
最低なことをしてしまったという自責の念にかられただがむしゃらに走った。
ドンッ
「きゃっ」
商店街に差し掛かったあたりだろうか、前をよく見てなかった私は勢いよく人とぶつかってしまった。
「ご、ごめ、ごめんなさい!」
尻餅をついた相手に謝罪をする。
「あれ、ゆずちゃんー?」
「ゆか、ゆかりちゃん・・・?」
「?!」
私の異変に気付いた縁ちゃん。きびすを返しその場を立ち去ろうとした私の手をつかむ。
「どうしたの?唯ちゃんとケンカでもしたの?」
「違う、違うの、なんでもないの」
「なんでもなくないっ!じゃあなんでゆずちゃんが泣いてるの?」
「それは・・・」
どうしよう、頭の中がぐしゃぐしゃで咄嗟に言い訳が出てこない。
「とにかく違うの!なんでもないから離して!」
ぶんぶんと縁ちゃんの手を振りほどき、その場を逃げ出した。
説明なんて、出来るわけがない。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 23:04:33.14 ID:7EdI7TxZ0
次の日、私は学校を休んだ。
親には体調不良と言ってあるし、何より唯ちゃんに合わせる顔が無い。
ただ逃げたい一心で携帯の電源は切ってある。
「・・・はあ」
時計は下校時刻を指していた。
「私、最低だ」
今日一日同じ言葉しか繰り返していない気がする。それでも唯ちゃんはきっと許してはくれないだろう。
その時、ドアが控えめにノックされる。
「ゆずこ?入るぞ」
「ゆ、唯ちゃん?!」
ガチャとドアを開けて入ってきたのはまさかの唯ちゃんだった。
「お、元気そうじゃないか」
「唯ちゃん、どうして・・・?」
「どうしてって、友達が病欠して見舞いに来るのは変か?」
唯ちゃんの持ってきたコンビニ袋からプリンやミネラルウォーターなどが取り出される。
「あう・・・あの・・・」
「本当は縁も来たいって言ってたんだけど、ちょっと二人きりで話があってな。今日は私一人で来たんだ」
「・・・!!」
「まったく、アイツを説得するの大変だったんだからなー」
コンビニ袋を三角にまとめると、唯ちゃんの視線がこちらを向く。
「さて、私に何か言うことは?」
「あぅ、やっぱりバレて・・・」
「当たり前だろー、寝るときに・・・その・・・ゆずこの匂い、したから」
「ごめん、なさい」
「・・・・・・・」
「軽蔑したよね?最低だよね、私」
「ちょっと待て、早まるな早まるな」
私の言葉が唯ちゃんによって遮られる。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 23:05:47.34 ID:7EdI7TxZ0
「別に怒ってなんかいないよ。こ、好意を持たれるのは悪いとは思ってないからさ、私も・・・たまに・・・」
「ただ、人ん家でするのはどうかと思うぞー?」
パシンッとでこピンをされる。
「・・・え?」
「私も上手く言えないけど、お前の事、好きだぞ?」
「え、ええ?!」
「だからいつものゆずこに戻ってくれ、な?」
言い終えると唯ちゃんは私にキスをしてきた。優しい、キス。
「ん・・・む・・・」
口の中いっぱいに唯ちゃんが広がって、身体中が唯ちゃんで満たされるような感覚。
「はむ・・・んちゅ・・・」
なんか、私一人で馬鹿みたいだった。
「ぷはっ」
長いようで短いキスが終わるとどちらともなく笑いがこみ上げてくる。
「あははははっ」
「ふふっ、はははははは」
唯ちゃんは私の頭をぐしぐしと撫でると、
「明日はちゃんと学校にこいよ?それとちゃんと縁にも説明すること」
「え、ええ?!説明、するの?」
「いや、その・・・一部誤魔化してもいいから、言ったろ?心配してたって」
「わ、わかった」
ありがとう唯ちゃん。唯ちゃんを好きになって良かった。
ありふれた言葉だけど、優しさ伝わるよ。少し照れちゃうけど、いつもありがとうね。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/10(水) 23:07:22.82 ID:7EdI7TxZ0
終わり
お目汚し失礼
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
改行して小分けにしたら見やすかった