藤原「今日はお前らにはプリキュアとして働いてもらうで」
1 :
◆TCFkbJoJoI :
浜田「なんやねんプリキュアて」
松本「あー、プリキュアね」
山崎「知ってはるんですか?」
松本「まぁこんなこと自分で言うとちょっとアレやけどね、もうそこそこ稼いでますからね」
田中「高いんですか?」
松本「まあ高い言うても、ええもんは高いですから。このTシャツもプリキュアやしね」
浜田「え? ブランドなん?」
松本「その高いイコールブランドみたいな考え方があかんわ。このシャツ1枚作るのに何人のプリキュア職人がたずさわ」
浜田「ええからもう。藤原、はよせえ」
松本「ンフフフフフwww」
2 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:26:31.72 ID:NxXEOwsI0
藤原「なるほどな。ところで浜田、お前ここがどこかわかるか?」
松本「なにが『なるほどな』やねん」
浜田「いや、どこて……東京からそんな離れてへんねやろ? 埼玉か栃木ちゃうん?」
藤原「そうそうそうそうそう、って、ちゃうやろ! 七色ヶ丘や!」
松本「いやだから、どこやねんそれ」
遠藤「聞いたことないですね」
藤原「ほんならここからはバスで移動してもらうで。ちょっと待っててくれるか」
浜田「だからどこやねん、七色ヶ丘て」
松本「こいつほんまアドリブ放棄やな」
田中「あ、バスってあれじゃないですか?」
(ブロロロロォォォ……)
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:27:53.08 ID:QVADgTRD0
ちょっと期待
4 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:29:11.42 ID:NxXEOwsI0
松本「えー……なにあのバス……」
(キィッ……)
藤原「あれが伝説の戦士プリキュア専用移動バス、通称『ガースー七色光りバス』や」
浜田「黒光りちゃうんかい」
田中「いつものバスの菅さんの顔んとこを、虹色に塗っただけですけどね」
松本「どういうボケやねん、原型なさすぎやろ」
藤原「ほんならお前ら、乗り込んでくれるか? バスが発車したらスタートや」
山崎「えー!? 早いってー!」
遠藤「確かに心の準備はもうちょっとしときたいですもんね」
(ゾロゾロ……)
藤原「みんな席についたな。ほんなら今から七色ヶ丘中学校に向かうで」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:30:04.37 ID:QVADgTRD0
蝶野はいったいどうなるんだ
6 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:30:41.69 ID:NxXEOwsI0
浜田「中学校? なんでそんなとこ行くねん?」
藤原「七色ヶ丘周辺、特にその中学校にいろんなバケモンがたくさん出て、それを伝説の戦士プリキュアが退治してるみたいなんや」
(ブロロロロロォ……)
田中「うわっ、もう発車しましたよ」
松本「ていうか、ほんまもんのプリキュアがおるとこ行くんかいな?」
藤原「なかなか鋭いやないか。さすが松本やな。アホの浜田もそれくらい気ぃついたらええのになぁ?」
浜田「…………」
藤原「ほんなら出発すんで」
遠藤「もうしてますよwww」
デデーン! 『遠藤 田中 アウトー!』
田中「もぉー! 何なんすか!」
(バシッ! バシッ!)
サニー不発枠
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:31:03.15 ID:zVu6reUs0
藤原「フ゛リ゛キ゛ュ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛」゛
9 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:31:50.63 ID:NxXEOwsI0
(ブロロロロロォ……)
山崎「で、ほんまにプリキュアとかバケモンがおるとこ行くんですか?」
藤原「そうや。年末のスペシャルも絵的に変わりばえせえへんからな」
浜田「ほんでなんでプリキュアやねんな?」
藤原「プリキュアはチビっ子はもちろん、子育て世代からも支持されとるんや。年末特番やねんから家族で楽しめた方がええやろ。浜田、お前テレビ何年やっとんねん」
浜田「ンフwあぁ、はい」
松本「…………おい、こいつ笑てるやんけ」
浜田「いらんこと言わんでええねん」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:33:24.09 ID:KpQcabmk0
笑った笑ってないは定番だな
11 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:33:42.34 ID:NxXEOwsI0
(ブロロロロロォ……キィッ…………)
藤原「おい、お前たち。七色ヶ丘中学校に着いたで、ほんなら降りてくれるか?」
遠藤「えらい早いですね」
山崎「ほんまやな、今回バス乗ってる間の仕込みなかったやん」
藤原「そうそうそう、昔からのファンが離れて視聴率下がっとるから番組予算も減ってきとんねん……って何言わせとんねん!」
浜田「チッ……急に変なん挟むな」
松本「さりげなくシビアなこと言うとるしな」
田中「で、でも、ていうことは、ゲストの仕込みの穴を埋める為にプリキュアと共演なんですか?」
12 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:35:06.68 ID:NxXEOwsI0
藤原「そうや、プリキュアの活躍をメインにしたら豪華ゲストは出さんでええけど、バケモン出えへんかったらプリキュアも出えへんからな、行き当たりばったりになるんや。まぁそこは上方お笑いの最高峰の芸人の腕前で何とかしてくれるか」
松本「それお前、プリキュアとかバケモン出てけえへんかったらどうすんねん」
藤原「そんときは『山崎VSモリマン、11本勝負』で埋めるから安心せえ」
山崎「ちょっとぉぉぉぉ! 勘弁してくださいよぉぉぉ!!」
松本「ンフフフフフw本数めっちゃ多いなw」
デデーン! 『松本 アウトー!』
松本「えー!? もー!(バシッ!)いった!」
藤原「ほんなら、ついてきてくれるか」
(ゾロゾロ…………)
13 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:36:43.33 ID:NxXEOwsI0
(ゾロゾロ…………)
生徒1「!? お! おい! あれ!」
生徒2「ダ、ダ、ダウンタウンだー!!」
生徒3「おい! 見ろよ! ココリコもいるぞ!」
生徒4「キャー! ほんとだー! 遠藤さん超カッコいい〜!!」
生徒5「すげぇぇ! ホンモノじゃん!」
(ワーワー! キャーキャー!)
浜田「なんやねん、えらい騒ぎになってもうてるやん」
遠藤「藤原さん、これどうするんですか?」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:37:11.90 ID:QVADgTRD0
ちゃんと終わらせてくれよ
プリキュアも笑ったらケツ叩かれるのか
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:37:22.87 ID:Nal9tzGD0
17 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:38:08.99 ID:NxXEOwsI0
藤原「番組の評判上げる為にも、とりあえずええ顔しといてくれるか。握手でも写真でもサインでも文句言わずにやれよ」
松本「えぇぇー!? もー! はよ次行こうや」
田中「ていうかこういうロケって、生徒に見つからんように授業中狙って行きません?」
山崎「ほんまやなぁ」
浜田「まぁでも、ここの学生さんに非はないねんから、腹立ててもしゃあないやろ」
(ワーワー! キャーキャー!)
ウルフルン「あぁん? バッドエナジーの狩り場を上空から探してみりゃ……何だあの騒ぎは?」
18 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:39:44.05 ID:NxXEOwsI0
(ワーワー! キャーキャー!)
ウルフルン「ガキどもが何かにたかってやがるな……へっ! まぁいい、有名人かなんかだろ……何にしろ純真なガキほどバッドエナジーはたくさん出すんだ、これを逃す手はないぜ!」
(ワーワー! キャーキャー!)
ウルフルン「(バッ)世界よ! 最悪の結末!」
アカオーニ「バッドエンドに染まるオニ!」
マジョリーナ「白紙の未来を黒く塗りつぶすだわさ!」
(ドギュゥゥゥゥゥゥンッ)
19 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:40:49.70 ID:NxXEOwsI0
ウルフルン「な、なんでお前らまでいるんだよ!?」
アカオーニ「ん? 人間界の楽しそうな声に引かれてきたんだオニ!」
マジョリーナ「細かいことを気にするんじゃないだわさ! 別に三人一度にバッドエンド空間を広げちゃいけないって決まりもないだわさ」
ウルフルン「チッ、そりゃそうだが、まぁいい……とにかく!」
(ズズズズズッ)
生徒1「うぅ……有名人に会えたからなんだって言うんだ……」
生徒2「僕の人生と何の関係もないじゃないか……」
20 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:42:01.72 ID:NxXEOwsI0
生徒4「そうよ……別に私が優れた人間になったわけじゃないのに……浮かれちゃって、バカみたい……」
生徒6「……死のう」
ウルフルン「ウルッフッフッフッ……ちょろいもんだな」
アカオーニ「ん〜、でもちょっと効き過ぎてる気もするオニ……」
マジョリーナ「そんなこと気にしてどうするだわさ! 見るだわさ! ガキどもの発したバッドエナジーが……って……ん?」
松本「なんやねんこいつら、急に落ち込みよったで?」
遠藤「どうしたんでしょうね、急に」
浜田「急に辺りが暗くなったことと関係あんのか?」
ウルフルン「あぁん? 効いてねえ奴らがいるな」
21 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:43:55.10 ID:NxXEOwsI0
アカオーニ「またプリキュアたちオニ!?」
マジョリーナ「違うだわさ! どう見ても場違いなオッサンたちだわさ!」
ウルフルン「だがバッドエンド空間で絶望しないってのは厄介だぜ。片付けといた方がいいだろ」
(スタッ!スタッ!スタッ!)
浜田「? なんやこいつら」
山崎「狼に赤鬼に、魔法使いのおばあさん?……これはさすがに仕込みですよね? 藤原さん?」
藤原「俺はほんま、ええ年してこんな仕事しててどうすんねん……出世も見込まれへんいうのに……」
松本「ンフフフフフwwwお前も落ち込むんかいwwwなんやねんこれwww」
遠藤「でも確かに変ですね、僕ら以外、全員暗〜くなってますよ」
田中「松本さんが笑ってもアウトにならへんってことは、裏のスタッフもおんなじようなことになってるってことですよね?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:45:07.89 ID:zQlrlFewO
ほう
23 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:45:19.57 ID:NxXEOwsI0
アカオーニ「だぁー!! うるさいオニ! 何を冷静に分析してるオニ!」
マジョリーナ「だいたいあたしらの姿を見たら普通少しは驚くだわさ!」
松本「いや、驚け言うてもなぁ」
浜田「自分ら仕込みか? それか、ホンマもんのバケモン?」
ウルフルン「ハッ! バケモンかどうかはその目で確かめろ!」
アカオーニ「出でよ!」
マジョリーナ「スーパーアカンベェ!(デカっ鼻)」
アカンベェ「スーパーアカンベェェェ!!」
山崎「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:46:03.31 ID:h5iTQ7r40
意外と面白い。評価
25 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:46:30.14 ID:NxXEOwsI0
浜田「うるさいなぁ! 乗ってきたバスがバケモンに変わっただけやろ!」
遠藤「いやいや! 十分怖いですよ!」
ウルフルン「へっ! バッドエンド空間で自由に動ける理由は知らねえが、浮かれた挙句に絶望してるガキどもと一緒に、ここで消してやるよ!」
???「待ちなさい!!」
アカオーニ「この声は?!」
マジョリーナ「まぁた来ただわさ!」
(ザッ)
れいか「著名な方との思いがけない出逢い……はしゃいでしまう気持ちは分かります」
やよい「アニメじゃなくても、テレビで見てる人だもん! 目の前にいたら、誰だってはしゃいじゃうよ!」
26 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:48:21.08 ID:NxXEOwsI0
あかね「しかもガキのメンバーやで? はしゃぐのが礼儀っちゅーもんや」
なお「え? そ、そうなの? あ、次あたしか、ゴ、ゴホンッ……と、とにかく、そんな純真な気持ちを踏みにじるなんて」
みゆき「絶対に許せない!」
ウルフルン「来たな! プリキュアども!」
みゆき「みんな! 行くよ!」
「「「「うん!」」」」
浜田「なんや、あの子らも自由に動けるんかいな」
田中「あ、もしかして、あの子らが伝説の戦士、プリキュアとちゃいますか!?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:49:47.04 ID:pTrAWZVl0
ええやないか
期待するで
28 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:52:13.27 ID:NxXEOwsI0
「「「「「プリキュア! スマイルチャージ!」」」」」
(ギューンッ! キラキラ! パァッ!)
みゆき「キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!」
あかね「太陽サンサン! 熱血パワー! キュアサニー!」
やよい「ピカピカピカリン! ジャンケンポン! キュアピース!」
なお「勇気リンリン! 直球勝負! キュアマーチ! 」
れいか「しんしんと降り積もる清き心! キュアビューティー!」
「「「「「五つの光が導く未来! 輝け! スマイルプリキュア!」」」」」
松本「なんやえらい派手なカッコになったなぁ」
遠藤「まぁでも、あの子らがプリキュアってことでしょうね、自分で言うてるし」
29 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:53:32.51 ID:NxXEOwsI0
ウルフルン「へっ! そうそう何度もやられねえぜ!」
アカオーニ「今回のスーパーアカンベェはひと味違うオニ!」
マジョリーナ「行くだわさ!」
アカンベェ「スーパーアカンベェェェ!!(ブルブルッ)」
みゆき「?」
アカンベェ『デデーン!』
山崎「え!? この音……」
アカンベェ『れいか アウトー!』
れいか「え! わ、わたくし!?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:54:23.34 ID:h5iTQ7r40
お仕置きタイムキター?
31 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:54:38.76 ID:NxXEOwsI0
(バババババッ!)
みゆき「!? バスから飛び出した……黒い服の人!?」
やよい「な、なんかみんなバット持ってるよぉ!」
(バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ!)
れいか「キャァァァァァ!! い、痛い痛い!」
アカンベェ『デデーン! あかね アウトー!』
あかね「こ、今度はうちかいな!」
(バシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシバシ!)
あかね「いたたたた!! いったぁぁ〜……ちょっとは加減せえアホ!」
遠藤「は、浜田さん、あれって」
浜田「おお、お仕置き隊ごと、バスと一緒にバケモンになってしもうたんやな」
尻キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
33 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:55:57.53 ID:NxXEOwsI0
ウルフルン「どうだぁぁ!? 三幹部同時展開のバッドエンド空間では、アカンベェもひと味違うだろ!」
なお「くっ! みんな! 長引くと不利だ! 一気に決めよう!」
みゆき「う、うん! (バッ!)ペガサスよ……」
アカンベェ『デデーン! 全員 アウトー!』
(バババババッ!)
やよい「私たちに……キャァッ!」
あかね「ひ、卑怯やぞ! 変身のときは邪魔すんなや!」
アカオーニ「ワハハハハハ! プリキュアどもが手も足も出ないオニ!」
れいか「くっ! プリンセスフォームに……」
みゆき「変身できない!」
おっさんたちの変身くるか?
35 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:57:15.00 ID:NxXEOwsI0
みゆき「デカっ鼻のスーパーアカンベェは、レインボーバーストでしか倒せないから、プリンセスフォームに変身しなきゃいけないのに……」
あかね「こんなん……勝たれへんやん……」
なお「サニー! ダメだよ! 弱音なんか吐いたら!」
やよい「あのサニーが弱気になるなんて……」
マジョリーナ「今だわさ!」
(ズズズズッ)
みゆき「!? ピース! サニー!」
松本「なんや? オレンジと黄色が灰色になってもうたで?」
なお「プリキュアに変身してるのに、バッドエナジーを発してしまうなんて」
れいか「おそらくふたりは、心の隙を突かれたんです……」
36 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:58:26.30 ID:NxXEOwsI0
マジョリーナ「ひっひっひっひっ……これが三幹部同時展開のバッドエンド空間の威力だわさ!
みゆき「いつも弱気なピースだけじゃなく、あんなに勝気なサニーまで……これじゃ、勝てないよ……(ズズズズッ)」
れいか「ハッピー! ダメです!」
山崎「うわ! 今度はピンクの子も!」
ウルフルン「さぁて……残りふたりで、どうする?」
アカンベェ『デデーン! なお れいか アウトー!』
(バババババッ!)
なお「くっ! 連携をとらせないつもりね!」
アカンベェ「アカンベェェェ!!(ブンッ!……ドッゴォォォォォンッ!)」
れいか「キャァァァァァ!!」
なお「ビューティー!」
37 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 10:59:34.44 ID:NxXEOwsI0
れいか「(バタッ……)うぅ……」
なお「あ、あたしひとりになっちゃった……もう……ダメなの?……(ズズズズッ)」
田中「み、緑の子も……灰色に……」
マジョリーナ「ふんっ、随分とあっけないだわさ」
アカオーニ「不本意ながら、力を合わせればこんなもんオニ!」
山崎「こ、これ、どうしましょう?」
浜田「いや、どうする言うてもやなぁ……」
キャンディ「み、みんなぁぁぁぁ! しっかりするクルゥゥゥ!」
38 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:00:36.90 ID:NxXEOwsI0
れいか「キ、キャンディ……来ては……ダメです……」
松本「? なんやあのちっこいのは」
ウルフルン「ケッ! 今さらお前なんかが出てきてどうすんだよ!」
キャンディ「う……うぅ……」
ジョーカー「三幹部の皆さん! 油断しないでください」
ウルフルン「おわっ! 今度はてめぇかよ! ジョーカー」
ジョーカー「あの妖精こそ、プリキュアの力の鍵です……また妙な力に目覚める前に片付けましょう」
浜田「おい、ちっこいの」
39 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:01:54.04 ID:NxXEOwsI0
キャンディ「!?(ビクッ) な、何クル?」
浜田「そないビビらんでも、取って食うたりせえへんわ……それより、困ってんねやったら手ぇ貸すで」
山崎「ち、ちょっと浜田さん! ほ、ホンマですか!?」
浜田「いやお前、このままプリキュアがやられてもうたら、番組にならへんがな」
松本「まぁこの空間で自由に動けるんも、俺らだけみたいやしなぁ」
遠藤「ほんならやりましょか!」
田中「で、でもどうしたら?」
キャンディ「そう言えば、この人たちはバッドエンド空間でも絶望してないクル! 力を貸してほしいクル!」
ジョーカー「無駄なあがきを……と侮るわけには行きませんねぇ」
40 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:02:53.71 ID:NxXEOwsI0
浜田「だからどうしたらええねん! はよせえ!」
キャンディ「皆で心を合わせて叫んでほしいクル!」
松本「叫ぶって、最初にあの子らがやったみたいにかいな!?」
山崎「めっちゃ恥ずかしいわぁ!」
浜田「ええから! とにかくやるぞ! どうせ俺ら以外見てへんわ!」
田中「あの子らは、スマイル言うてましたね」
遠藤「ほんなら僕らは……」
ジョーカー「させません!(ビュンッ)」
キャンディ「い、急ぐクルー!」
「「「「「プリキュア! お笑いチャージ!」」」」」
41 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:03:44.61 ID:NxXEOwsI0
(ギューンッ! キラキラ! パァッ!)
松本「キラキラ輝く! センスの光! キュアシャクレ!」
(パァッ!)
浜田「大脳ガンガン! ツッコミパワー! キュアヤクザ!」
(パァッ!)
山崎「やまやまやまちゃん!ドン!ドン! うわぁぁぁぁぁぁぁ! キュアへタレ!」
(パァッ!)
遠藤「性器ビンビン!情欲勝負! キュア遠藤!」
(パァッ!)
田中「しんしんと降り積もるフケ! キュアフケツ!」
(パァッ!)
(スタッ!)
「「「「「五つの笑いが導く未来! 笑かせ! ガキ使プリキュア!!」」」」」
ウルフルン「なっ!? 別の、新たなプリキュアだと!?」
ジョーカー「チッ……(フゥッ)」
42 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:05:22.64 ID:NxXEOwsI0
山崎「う、うわぁぁぁ! ホンマに変身できたぁぁぁ!」
キャンディ「やっぱり! うまくいったクルー!」
田中「へ、変身できましたよ!」
浜田「なに喜んでんねん、お前キュアフケツやで? ええんかそれで?」
松本「お前はお前でキュアヤクザやんけ。変身した意味あんのか? そのまんまやんけ」
浜田「お前はどやねん? キラキラ輝くセンスの光て、恥ずかしくないんか。だいたいなんやねん、あのセリフは」
遠藤「それに、そのまんま言うたら僕でしょ。キュア遠藤ですよ?」
松本「山ちゃんは、まぁ、ええか」
山崎「いや待ってくださいよぉ! なんで僕へタレなんですかぁ!」
田中「で、でも、変身できたってことは、戦えるんですよね!?」
山崎だけが脳内再生された
44 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:06:45.95 ID:NxXEOwsI0
浜田「まぁそういうことやろうけどさぁ……おい、ちっこいの。お前さっき、やっぱりうまくいったって言うてたな? これどうなってんねん」
キャンディ「バッドエンド空間で絶望しない強い心を持ってる人は、
誰でもプリキュアになれる可能性を秘めているクル!」
マジョリーナ「ふ、ふざけるなだわさ! そんな強い心の持ち主が五人も揃ってるなんて、都合が良すぎるだわさ!」
遠藤「まぁ確かにそうですよね。だいたい僕ら、そんな強い心持ってるとは思えないですもん」
アカオーニ「そうオニ! 人より痛い目に遭ったり、辛い思いをして人から笑いを浴びたり、そんなバッドエンドに絶望しない奴なんて、そうそういないオニ!」
田中「えっ」
アカオーニ「えっ」
変身後の姿はどうなってるんですかねぇ
46 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:07:48.75 ID:NxXEOwsI0
田中「い、今なんて?」
アカオーニ「だから! 人より痛い目に遭ったり、辛い思いをして人から笑いを浴びたり、そんなバッドエンドに絶望」
浜田「そんなもん、芸人からしたら、願ったり叶ったりやがな」
ウルフルン「えっ」
遠藤「体張ったり、いじられて笑いになったりね。バッドエンドって、そんなもんやったんすね」
松本「むしろそのバッドエンドがハッピーエンドやな」
山崎「え、ほんなら僕らが絶望せんで済んだんは、僕らが芸人やったから、ってことですか」
松本「そういうことやろな。まぁ何にしても、これであのバケモンと戦えるんかいな?」
キャンディ「そうクル!」
遠藤「え、でも、どうやって戦いましょう?」
アカンベェ「アカンベェェェェ!」
田中「!?」
アカンベェ「(ブンッ……ドッゴォォォォォォォォォンッ!)」
47 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:09:15.07 ID:NxXEOwsI0
(スタッスタッスタッスタッスタッ)
田中「あ、危なかったぁ……でもみんな避けられましたねぇ……」
松本「これ身体能力めっちゃ上がってるやん」
遠藤「すごいですね! これ!」
浜田「これやったら普通にどつくだけで倒せるんちゃうか?」
キャンディ「そ、それじゃダメクル! プリキュアにはそれぞれ属性があるクル! それぞれの必殺技で浄化しないとアカンベェは倒せないクル!」
松本「属性? なんかゲームみたいやな」
浜田「お前そんなん得意そうやな。どうしたらええんや?」
遠藤「そういえば、あの子らにも属性があるってことですよね?」
松本「まぁあの子らのセリフと色と変身エフェクトから考えたら、ピンクが光、オレンジが火、黄色は雷か? 緑は風で、青は水やろうな……うーん、でもなぁ」
浜田「なんやねん」
松本「ゲームとかで出てくる代表的な属性は、あの子らの五つやねん。ほかに俺らの属性が五つあるって言うても、見当つかへんわ」
遠藤「僕らの色も、あの子らと一緒ですもんねぇ。変身の時のセリフから考えるしかないんかな?」
マジョリーナ「何をゴチャゴチャ話してるだわさ! アカンベェ! やるだわさ! 」
アカンベェ「アカンベェェェェ!(ブルブルッ)」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:09:54.82 ID:CqueVofy0
敢えてスマプリで来るとは出来る
>>1 これはキュアゴリラくるで
49 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:10:24.13 ID:NxXEOwsI0
田中「!? あれ! もしかして!」
アカンベェ『デデーン! 山崎 アウトー!』
(バババババッ)
アカオーニ「ガハハハハハハハ! 集中攻撃オニ!」
山崎「いやぁぁ! こっち来たぁぁぁぁぁ!!」
(キィィィィィィンッ)
キャンディ「!? パクトに力が溜まってるクル! 山崎! そのまま思いっきり力を放つクルー!」
山崎「そんなんいきなり言うなってぇぇぇ!! こうしたらええんか!?」
(キィィィィィィンッ)
山崎「プリキュア! へタレスクリーム!! うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
(ドォォォォォォォォンッ!)
50 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:13:07.15 ID:NxXEOwsI0
(ドッゴォォォォォォォォォンッ!)
遠藤「!? さ、叫び声が!」
田中「衝撃波に!?」
アカオーニ「あぁぁぁぁぁぁ! な、なにするオニ!」
浜田「やるやん! お仕置き隊のバケモン全員ふっ飛ばしてもうたで!」
松本「ほんなら山ちゃんの属性って、音か?」
田中「変身の時のセリフも、なんか、叫び声みたいでしたもんね!」
山崎「ハァ……ハァ……いや、属性どーこーより……ハァ……ハァ……これ、めっちゃしんどいっすよ!」
キャンディ「そうクル! パクトに溜めた力を一気に放出したんだから当然クル! しばらくは同じ技は使えないから注意するクル!」
松本「いや、先言うとけや。ほんなら倒せるチャンスは残りの四人であと四回しかないっちゅーことやんけ」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:13:44.60 ID:UotobdL10
期待
52 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:14:02.73 ID:NxXEOwsI0
アカンベェ「アカンベェェェェ!(ブルブルッ)」
田中「!? ま、また!」
アカンベェ『デデーン! 全員 アウトー!』
(ババババババババババババババババババババッ)
山崎「う、うわぁぁぁぁぁぁ! めっちゃ出たぁ!!」
浜田「お仕置き隊が、何十人おんねん……こいつら全員相手にしてたらキリないで!」
松本「おい! キュアフケツ! お前、必殺技使ってみいや!」
田中「ぼ、僕ですか!? 」
浜田「あんまり頼りになりそうにないけどなぁ……まぁ、しんしんとフケを降り積もらせてみいなwww」
田中「いや、そんな、セリフそのまんまの技とちゃうでしょ!?」
遠藤「いや、だからやってみいな」
田中「……ほんなら、んんんっ!(キィィィィィィンッ)」
山崎「おー、パクトに力集まってるやん」
田中「プリキュア! ポイズンブリザァァァァド!!(ドォォォォォォォンッ!)」
松本「ポイズンて、毒かいな」
53 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:14:54.41 ID:NxXEOwsI0
(ドォォォォォォォンッ…………パァァンッ!)
遠藤「ん? 敵に当たる前に、弾けて消えてまいましたよ?」
(キラキラ……キラキラ……)
松本「……なんか……降ってるし……」
浜田「なんやねん、あいつらに攻撃当たってないやんけ。ほんまにフケ降らせてどうすんねん」
田中「ッハァ……ハァ……あ、あれ? 失敗……ですか?」
山崎「でも雪みたいできれいやで」
松本「そんなんええねん」
(ぐっ……ぅぅ……バタバタ)
浜田「? なんやあいつら。急に倒れたで」
(ん……んん……バタバタ……スヤスヤ)
遠藤「!? あっちのやつらは寝てますよ!」
松本「もしかして田中の必殺技って……状態異常攻撃か?」
浜田「なんやねん状態異常て」
松本「麻痺とか眠りとかで、普通に行動できへんようになるんや。実際に倒すわけやないけど、あの数を全部倒すんもしんどいし、今はこれで十分や。先に本体から倒した方がええやろ」
54 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:16:25.42 ID:NxXEOwsI0
田中「ハァ……ハァ……そ、そうすね、でも、どうしましょ? まだアカンベェとかいう奴の、本体の方は無傷ですよ!」
松本「いや、どうするもなにも、やるしかないやんけ。ほんなら、次はキュア遠藤やれや」
浜田「ムダ撃ちできへんからな、ちゃんとやれよ」
遠藤「えっ!? うそやん! マジで? えーっと、こうかな?(キィィィィィィンッ)」
松本「おー、山ちゃんとか田中の時と一緒やな」
浜田「遠藤はマーチとかいう子と一緒の緑色やけど、どんな攻撃なんやろな」
遠藤「プリキュア! ハレンチシュートォォォ!!(ッドォォォォォォンッ!!)」
松本「ンフフフフwwwwww股間から変なもん出すなwwwwww」
(ギュゥゥゥゥンッ!)
浜田「おー、アカンベェの方に飛んでったな。山ちゃんの時みたいなエネルギー波かな?」
松本「まぁ、まっすぐ行ってるし、
これでええやろ」
(ギュゥゥゥゥンッ…………ググググググッ……)
田中「!? ま、曲がった!?」
山崎「アカンベェに当たらんと……上に逸れて……こ、こっちに落ちてきますよぉぉ!!」
(ドォォォォォォォォォォンッ…………)
55 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:17:36.17 ID:NxXEOwsI0
(キラキラ……パァァァァッ)
田中「え? な、なにこれ?」
山崎「遠藤の攻撃受けたと思ったら、なんか、ち、力が」
アカンベェ「? ア、アカンベェェェェ!(ダンッ!)」
遠藤「う、うわっ! こっち来た!」
浜田「考える暇なしかいな!」
松本「速いぞ!」
アカンベェ「アカンベェェェェ!(ブンッ! ドッゴォォォォォンッ!)」
「「「「「(ババババッ!……スタッスタッスタッスタッ)」」」」」
山崎「え? 避けれた? こ、これ、すごい! めっちゃ動けるようになってますよ!」
田中「ぼ、僕も必殺技使った後やのに、回復してますわ!」
56 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:18:25.15 ID:NxXEOwsI0
松本「……遠藤のセリフは、性器ビンビンとかやったなぁ……男性ホルモン活性化させて基礎能力を一時的に上げるようなもんか?」
田中「ドラクエとかで言う補助魔法みたいなもんですね。攻撃力守備力素早さ全部上がってる感じですよ」
浜田「なんでもええけど、死ぬほど気分悪いな。遠藤のチ○コから出た光浴びて元気になりたないわ」
山崎「で、でも、結局意味ないでしょ!? 普通の攻撃ではあいつ倒せへんねんから!」
松本「まぁでも、弱らせることはできるやろ」
アカンベェ「アカンベェェェェ!!(ダダダダダッ)」
浜田「来たで! やるぞ!」
(ダンッ!)
57 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:19:47.05 ID:NxXEOwsI0
(ガガガガガッ! バシィィッ! ビュンッビュンッ!)
ウルフルン「クッソォっ! なんだっつーんだよ! いつものプリキュアよりよっぽど手強いぜ!」
(ドォォォォォォォン! ガンガンガンガンガンッ!)
マジョリーナ「……プリキュアの力……まだ隠された秘密があるのかもしれないだわさ……」
「「「「「オラァァァァァァァァァァァ!!」」」」」
(ズガァァァァンッ!)
アカオーニ「あ! あぁぁぁぁぁぁぁ!! ま、負けそうオニ!」
アカンベェ「……ァ……アカン……ベェェ……(ガクッ……ピクピク……)」
松本「びっくりしたぁ急に関西弁しゃべりだしたかと思ったわ」
田中「ハァ……ハァ……ほんま、なんぼシバいても……ハァ……元に戻せないっすね」
キャンディ「だからそう言ったクル! バスをアカンベェに変えたバッドエナジーを、プリキュアの力で浄化しなきゃ元に戻らないクル!」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:20:01.02 ID:0Aoqfk+S0
つまんね
全然似てないからやめろ
59 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:20:40.34 ID:NxXEOwsI0
遠藤「あ、なるほど。だからなんぼどついてもダメなんすね」
松本「ほんなら次は浜田いこかー」
浜田「なんでやねん! お前やれや!」
松本「いや、なんかえらい疲れてきてん。もしかしたら俺の技は常時発動型かもしれんで」
田中「そんなん、あるんですか?」
松本「まぁ君たちとはプリキュアとしての心構えが違うわ。基本的に僕とプリキュアは切っても切」
アカンベェ「ァ……アカンベェ……」
田中「!? ちょっと! また動き出しますよ! なんでもいいですから! 回復する前にトドメ刺してくださいよ!」
遠藤「どついて弱らせるだけじゃ、回復も早いんやな」
60 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:21:33.81 ID:NxXEOwsI0
松本「だから浜田、はよやれって」
浜田「チッ……次はお前もちゃんとやれや? んんんっ!(キィィィィィィンッ)」
山崎「浜田さん、どんな技やろな?」
遠藤「僕ら全員バラバラやから、想像つかないっすね」
田中「遠藤みたいに、攻撃技じゃない可能性もありますよね?」
松本「まぁでも、普通にどつくだけよりは倒せる可能性高いやろ」
浜田「ふぅ…………っしゃぁ!(ダンッ!)」
田中「!? 突っ込みましたよ!」
浜田「プリキュア! ツッコミアタァァァァァァァック!!(バシィィィィィィィィッッ!)」
松本「ンフフフフフwww結局どつくだけかいwwwwww」
61 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:22:33.00 ID:NxXEOwsI0
アカンベェ「ア……アカンベェェ……(シュゥゥゥゥン)」
田中「!? バ、バケモンが!」
遠藤「バスに戻りましたよ!」
キャンディ「やったクルー! みんなすごいクルー!」
浜田「ハァ……ハァ……まあ浄化できたんはええけど、ほんで、俺の属性ってなんやねん」
松本「ん〜、見たとこ、物理ダメージだけやし、無属性って奴ちゃうか」
浜田「なんやねん、それ。無属性って属性もあるんかいな」
松本「無属性は結構使い勝手ええねんぞ。相手がどんな属性でもオールマイティに戦えるねんから」
(パァァァァァァァァァ……)
浜田「ハァ……ハァ……お? なんや、周り暗いのも元に戻ったやんけ」
藤原「ふー。えらい目におうたで。お前らようやったな」
松本「ンフフフフフwww切り替え早すぎるわwww」
デデーン! 『松本 遠藤 アウトー!』
松本「えー!? もうちょっとさー、一旦時間置こうやー。イッタ!」
62 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:23:50.89 ID:NxXEOwsI0
浜田「もうケツバット復活すんのかいな」
田中「確かに、ちょっと時間置きたいですね。命懸けで戦ったあとですもんね」
遠藤「? あ、あれ!? 僕ら全員、服が元に戻ってますよ!」
浜田「おぉ、ほんまやな。不思議やなぁ」
(カチャ……)
松本「ん? なんやこれ?」
キャンディ「あ! それはキュアデコルクル! さっきのスーパーアカンベェを浄化したから、デコルをふたつ取り戻せたクル!」
浜田「まぁ、そらそんでええけどやな、これ、なんやねんな。めっちゃちっちゃくて、ようわからんで」
キャンディ「(カチャ……カチャ)金ダライデコルとローションデコルクル〜☆」
松本「……………………ンフフw」
デデーン! 『松本 山崎 アウトー!』
山崎「イッタwwwフフッwww妖精がローション言うたよ?www」
浜田「山ちゃんもうええから。黙って」
63 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:24:44.09 ID:NxXEOwsI0
生徒「……ん……あ、あれ? 僕、どうしてたんだろ」
田中「あ! 生徒達も元に戻ってますよ!」
遠藤「てことは、あの子らも」
(……ぅ……ぅぅん……)
松本「お、目ぇ覚ましそうやな」
みゆき「……ん……んん……っは!?」
れいか「 ア、アカンベェは!?」
浜田「俺らが殺しといたで」
松本「ンフフフフフwww」
デデーン! 『松本 アウトー!』
松本「殺す言うな言うねんwww浄化や言うてるやろwwwイッタ!」
64 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:25:32.40 ID:NxXEOwsI0
キャンディ「この5人のおじさん達が浄化してくれたクルー!」
やよい「ほ、ほんと? す、すごい……」
あかね「やっぱりガキのメンバーは、ほんますごいんやなぁ! 」
浜田「なんや君、さっきから気になってたけど、関西の子かいな?」
あかね「!? はっ、はははっ、はい!」
浜田「そない緊張せんでええよ」
みゆき「それにしても、あのスーパーアカンベェを浄化するなんて、ほんとにすごいね!」
遠藤「まぁ勝手がわからんかったけど、なんとかなったわ」
なお「くっ! それより私は……自分が情けないよ! あんなことで絶望しちゃうなんて……」
れいか「……三幹部が同時に展開した、強力なバッドエンド空間のせいです……自分を責めないで。なお」
やよい「そ、そっか……それでみんなすぐに絶望しちゃったんだね。アカンベェもすごく強かったし」
65 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:27:27.87 ID:NxXEOwsI0
浜田「まぁみんな無事で良かったがな。ほんで、藤原。今からどうすんねん?」
藤原「ええとこに気づいたな、浜田。年末スペシャルは6時間以上あるからな、まだまだ撮らなあかんねん。今からは七色ヶ丘中学校の中で、またバケモンが出てくるまで待機や」
松本「なんやねんそれ。ほんまにノープランやな」
山崎「えー!? また戦うん!?」
浜田「もうしゃあないやろ。諦めろ」
遠藤「まぁでも、ほんまに気ぃつけんと、死ぬ危険もありますよね」
藤原「ほんなら行くで。着いてきてくれるか」
あかね「あ! うちもついてっていいですか? 邪魔はしませんから!」
みゆき「ち、ちょっと! あかねちゃん!」
なお「邪魔になるに決まってるでしょ? ほら! あんたはこっちよ!」
あかね「えー!? ええやんかぁ! ねぇ浜田さん? ダメですかぁ?」
浜田「いや、ダメも何も……ええに決まってるやん」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:27:29.38 ID:h5iTQ7r40
松本「そんなことよりうちの娘がむっちゃプリキュアに夢中やねん。あとで自分らちょっとウチきてくれへん?」
67 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:28:20.94 ID:NxXEOwsI0
あかね「ほ、ほんまにっ!?」
やよい「!? あ、あの、じゃあ…………私も……いいですか?」
遠藤「まぁ、今回の特番は君らの力借りてんねんから。せっかくやからみんなで行こうや。」
山崎「どうせ全員が揃っとるところも撮らなあかんやろうしね」
なお「え!? じゃあ私たちもテレビに出るの!?」
みゆき「すっごぉぉぉぉぉい!」
あかね「わ、笑いの神様とも言えるダウンタウンさんと……共演かいな……あ、あかん……緊張してきた」
キャンディ「キャンディもテレビに出られるクルー!?」
れいか「はぁ……どうなることやら……」
田中「ほんなら、行きましょか」
遠藤「怪我だけはせんようにしときましょうね」
浜田「遠藤、お前さっきの戦闘中にどさくさでタメ口きいたやろ」
(ゾロゾロ……)
68 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:29:04.15 ID:NxXEOwsI0
ウルフルン「ハァ……ハァ……チィッ! なんだってんだ、あの連中は!」
アカオーニ「ど、どうするオニ!? あいつら、めちゃくちゃ強かったオニ!」
マジョリーナ「こ、皇帝ピエーロ様の復活を、なおさら急がなくてはならなくなっただわさ」
アカオーニ「……ハァ……で、でもなんかめちゃめちゃ疲れたオニ」
マジョリーナ「ほ、ほんと、だわさ……アカンベェが強力になってるぶん、私たちの力もたくさん使ってるみたいだわさ……」
ジョーカー「……新たなプリキュアの誕生により……あの場には10人ものプリキュアがいる……この状況を上手く利用すれば……どんな願いでもひとつだけ叶えてくれるというミラクルジュエルを、手に入れることもできる……」
ウルフルン「あぁ? なんか言ったか? ジョーカー」
ジョーカー「いえいえ☆なんでもありませんよ☆それより、偉大なる三幹部の皆さん☆皆さんの同時展開バッドエンド空間のおかげで、ピエーロ様復活の為のバッドエナジーが大量に溜まりましたよ☆」
マジョリーナ「一般人100人より、プリキュアを絶望させた方が早いってことだわさ」
ジョーカー「ええ☆ですから一旦、本拠地に戻り、今度こそピエーロ様を復活させる準備にかかりましょう☆(フゥッ)」
アカオーニ「それより、まずは腹ごしらえオニ!(フゥッ)」
マジョリーナ「ふんっ! プリキュアなど、あたしのマジョリーナタイムで全員片付けてやるだわさ!(フゥッ)」
ウルフルン「…………チッ……ジョーカー……食えねえ奴だぜ(フゥッ)」
69 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:29:45.14 ID:NxXEOwsI0
(ゾロゾロ……)
キャンディ「……というわけで、プリキュアの力に目覚めたおじさんたちにも、ロイヤルクイーン様の復活を手伝ってほしいクル!」
田中「メルヘンランドにバッドエンド王国……そして人間界……なんか、ただの収録のはずが、とんでもないものに巻き込まれてませんか?」
浜田「まぁでも、ほっといたら世界中バッドエンドになんねやろ? ほっとかれへんがな」
あかね「いやぁ! ガキのメンバーの皆さんも一緒にプリキュアになってくれたら、こらもう、怖いもんなしやで!」
遠藤「それにしても、なんかややこしいですね」
れいか「? ややこしい……と言いますと?」
遠藤「いや、ロイヤルクイーンも皇帝ピエーロも、お互い封印したりされたり。もっとこう、バーっとやっつけてもうた方が、お互い後々、ややこしくないと思うけど」
山崎「ほんまやなぁ」
70 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:30:19.48 ID:NxXEOwsI0
なお「そんなこと、考えたこともなかった……」
松本「まぁ子どもも見てる番組やからなぁ」
藤原「おい、お前らはこっちや。部屋を用意しとるから、しばらくはそこで待機や」
みゆき「えー!? もうここでお別れ!?」
あかね「そや! せっかくやから、クラスのみんなに会ってあげてくださいよ!」
やよい「あ、あかねちゃん……ワガママ言い過ぎじゃない?」
れいか「そうですよ。この方々はお仕事でこちらにいらしているんです。撮影スケジュールに差し支えますよ」
あかね「えー!? ええやん! ねぇ浜田さん! どうせしばらく待機やったら、かまへんでしょ?」
浜田「んー、れいかちゃんの言う通り、こっちもスケジュール組んでるやろうしなぁ。とりあえず俺らは一旦、待機部屋に向かうわ」
ここからが本番か
72 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:31:41.59 ID:NxXEOwsI0
あかね「えぇー!? …………まぁ……そっかぁ……ワガママ言うたら、あかんよな……」
なお「よっぽど好きなんだねぇ、あかねは」
浜田「まぁでも、一旦部屋に行って、空いた時間ができたら行くように計らってみるわ」
あかね「!? ほ、ほんまですか!?」
浜田「おお、ほんまや。だから君らも一旦教室に戻りぃ。授業始まるで。れいかちゃん、気遣いありがとうな。助かったわ」
れいか「…………いえ、こちらこそ、ありがとうございます(ペコリ)」
あかね「? ほんなら皆さん! また後で!」
(ゾロゾロ……)
てっきりさっきの戦いでおわりだと思ってたわ
74 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:32:28.66 ID:NxXEOwsI0
松本「はぁ……行ったか。若い子っちゅーんは元気やなぁ」
山崎「でも、なんで最後にれいかちゃん、浜田さんにお礼言うたんやろ」
松本「浜田がれいかちゃんの顔を立てたのに気づいたんやろ」
山崎「え?」
遠藤「まぁ、今すぐ教室の方にちょっと寄るくらい、どうってことないですもんね」
田中「あっこであかねちゃんの頼みを聞いちゃったら、気遣ってくれたれいかちゃんの立場ないっすもんねぇ。そら断らなしゃあないですよね」
山崎「え、ほんなられいかちゃんは、それに気づいたから『こちらこそ、ありがとうございます』って? できた子ですねぇ……そんなん大人でも」
浜田「今ごろ気づいてんのはお前だけや」
松本「あかねちゃん言う子も、ちゃっかりしとったなぁ。頼みごとは全部浜田に言うなんて、力関係わかっとるがな」
(ゾロゾロ……)
75 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:33:47.80 ID:NxXEOwsI0
(ゾロゾロ……)
ウルフルン「それにしてもよぉ、プリキュアを絶望させる準備ってのは、どうするんだ?」
アカオーニ「さっきみたいに、三人同時にバッドエンド空間を広げるのはどうオニ?」
マジョリーナ「それだとまたさっきみたいになるだわさ! あの新しいプリキュア……全然絶望しなかっただわさ……だてに年くってないだわさ」
ウルフルン「へっ! 婆さんに言われちゃ、あの連中も嬉しいだろうねぇ」
マジョリーナ「うるさいだわさ! あたしゃ婆さんじゃないだわさ!」
アカオーニ「ジョーカー! 何か考えがあるオニ?!」
ジョーカー「ええ☆良い考えがありますよ☆」
マジョリーナ「ほんとだわさ?」
アカオーニ「やっぱりさっきみたいにやるのがいいオニ!?」
ジョーカー「いえいえ、あの同時展開は、皆さんの体にかなりの負担がかかるので、それは使いません☆」
76 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:34:36.29 ID:NxXEOwsI0
アカオーニ「でも、そうでもしないと、あいつらを倒せそうにないオニ!」
ジョーカー「ンフフフフフ☆では、発想を変えてみましょう☆『我々はプリキュアを倒さなければならない』という考えを、変えてみるのです☆」
ウルフルン「バカ言うんじゃねぇ! そこを否定したら」
ジョーカー「いえいえ、否定するのではなく、考え方を変えるのです☆」
ウルフルン「あぁ?」
ジョーカー「ご安心ください☆今回の作戦では、皆さんに大きな負担をおかけすることはありませんよ☆」
マジョリーナ「あんたひとりでやるだわさ?」
ジョーカー「いえいえ、無論ピエーロ様復活の為には、偉大なる三幹部の皆さんのお力添えが不可欠です☆そこで、プリキュアを絶望させてバッドエナジーを溜めるところまでは、私がやりますので、私の至らぬところを皆さんに助けていただきたいのです☆」
アカオーニ「ふんっ! まぁそれならそれでいいオニ!」
ジョーカー「それでは私は、準備に取りかかります☆準備が終わり次第、お声かけさせていただきます☆」
マジョリーナ「ま、何をするかは楽しみにしとくだわさ(スタスタ……)」
アカオーニ「とりあえず腹ごしらえオニ!(スタスタ……)」
ウルフルン「…………おいジョーカー……お前、わかってんだろうな?」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:34:40.89 ID:elSMWsmR0
変身後はやっぱりスカートにスパッツなの?
78 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:35:45.97 ID:NxXEOwsI0
ジョーカー「……何をでしょう?」
ウルフルン「ピエーロ様の復活は、俺たち悪役の希望だ。ハッピーエンドの陰で、辛酸を舐め続ける悪役たち……幸せになることは許されず、ただひたすら負けの見えた戦いを、主役に挑み続けなくちゃならねえ。
ピエーロ様が復活すれば、あらゆる物語の主役と悪役を入れ替えることができる。ピエーロ様の復活は、全ての悪役たちの、魂の救済なんだ。それだけは、裏切らせねぇぞ」
ジョーカー「……ピエーロ様の復活は、何に替えても実現させてみせます……私にとっても、ピエーロ様は最後の希望です」
ウルフルン「…………」
ジョーカー「…………」
ウルフルン「…………俺はお前を信用してねえ。お前ほど信用できねえ奴もそうそういねえよ」
ジョーカー「…………」
ウルフルン「だが男同士、今の言葉の重みだけは、今回は信じるぜ(スタスタ……)」
ジョーカー「……ピエーロ様の復活……願いを叶えるミラクルジュエル……間もなく、会えますよ……間もなく、ね」
ミント 千葉県松戸市六高台2-78-3 長谷川亮太 東方輝針城 唐澤貴洋
80 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:36:44.43 ID:NxXEOwsI0
(ガチャ……ゾロゾロ)
藤原「ほんならこの部屋で待機しといてくれるか」
松本「もー! 机とか用意せんでええねん!」
遠藤「これ、また引き出しネタありますよね」
キャンディ「引き出しネタってなにクル?」
浜田「お、なんやお前、ついて来てたんか」
キャンディ「お前じゃないクル! キャンディにはキャンディって名前があるクル!」
松本「そらそんでええけどやな、さっきの子らと一緒におった方がええんちゃうんか?」
キャンディ「キャンディは学校の人目につくところでは、おとなしくしておかないといけないクル……だからつまんないクル! ここだったら一緒に遊んでもらえるクル!」
松本「いや、テレビ映るやんけ。それはええんかい」
キャンディ「キャンディはメルヘンランドの案内役クル! わからないことはなんでも聞くクル!」
81 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:37:33.63 ID:NxXEOwsI0
遠藤「その割には知らんこと多いで、君」
田中「そもそもなんでメルヘンランドとバッドエンド王国は人間界でドンパチしてるんですか?」
キャンディ「……ク、クル……」
山崎「さっきも話に出たけど、直接攻め込んだらええんちゃうの?」
キャンディ「あ! カップケーキニャ!」
浜田「キャラ変えてごまかすな」
遠藤「この子、人間界でプリキュア誕生させただけですね」
田中「その後は基本プリキュア任せなんですね」
山崎「その割には話題の中心になりたがるしね」
松本「お前ほんまに何しに来たんや。帰れや」
キャンディ「ぐぬぬ」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:38:43.62 ID:h5iTQ7r40
なんかいいぞ。こういうやりとり面白い
83 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:38:44.15 ID:NxXEOwsI0
遠藤「ま、とりあえずお茶でも飲みますか。引き出しに行く前に一服しましょ。僕淹れますよ」
田中「あ、俺もやるわ」
山崎「スガ茶ないん? 飲もうや」
遠藤「いや、いいですよもう、そういうのは。ないですし」
キャンディ「? 引き出しには何が入ってるクル?(ガラッ)」
浜田「あ! もー、開けんのもうちょい後にせえや!」
キャンディ「クル?」
遠藤「引き出しネタは結構心にきますからねぇ」
松本「まぁもう開けてもうたんやし、浜田から行こか」
浜田「なんやねんほんまに! お前あんまウロチョロすな!」
キャンディ「ご、ごめんクル……」
山崎「浜田さん、妖精にキレすぎですって」
84 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:39:44.58 ID:NxXEOwsI0
(キーンコーンカーンコーン)
田中「チャイムですね、1時限目終わったんかな?」
(ガチャ)
藤原「おいお前たち。チャイム鳴ったし引き出しネタもひと段落したから、次の授業の頭であの子らのクラスに顔出すことになったから、準備してくれるか」
松本「ほんまに行くんかいな?」
田中「さっきみたいに、騒ぎにならんかったらいいんですけどね」
浜田「もうちょっと若い芸人の方が人気あるやろうしなぁ……まぁ、あかねちゃんいう子は喜んでくれるやろうし、ほんなら、行こか」
(ガチャ……ゾロゾロ……)
(フワフワ……)
ウルフルン「で? どうすんだ、ジョーカー」
85 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:40:31.95 ID:NxXEOwsI0
ジョーカー「ンフフフフフ☆お楽しみは、もう少し後ですよ☆」
マジョリーナ「結局、あんただけがコソコソ準備して、あたしらはほとんど何の準備もせずに来ちまっただわさ」
アカオーニ「まぁ楽でいいオニ!」
ジョーカー「アカオーニさんのおっしゃる通りですよ☆皆さんには、もう少し楽をしていただかないと☆」
ウルフルン「なんでもいい。さっさとやれよ」
ジョーカー「ンフフフフフ☆ですから、タイミングというものがあるんですよ☆今度はプリキュアが10人揃うところを、狙います☆」
マジョリーナ「なんでだわさ!? あいつらは力を合わせたら厄介だわさ!」
アカオーニ「バラバラに倒す方がやりやすいに決まってるオニ!」
ジョーカー「ご安心ください☆10人が集まるところを狙いますが、10人同時に相手にするというわけではありませんので☆」
ウルフルン「……何を企んでやがる……」
ジョーカー「ですから☆お楽しみは後ほど、ということで☆」
87 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 11:42:45.02 ID:NxXEOwsI0
(ゾロゾロ……)
藤原「ここが教室や。ほんなら入るで」
(ガラガラッ)
浜田「失礼しまー…………」
(ワァァァァァァァァァァァ!!!)
生徒1「すっげぇぇぇぇぇ!!」
生徒2「マ、マジでダウンタウンだぁぁぁぁぁぁぁ!!」
れいか「! あの方々!」
みゆき「わぁぁぁぁぁ!! すっごぉぉぉい! 本当に来てくれたんだぁぁぁ!」
やよい「優しい人たちなんだね!」
(ウォォォォォォォォォォォ!!!)
生徒3「日野が言ってたのはマジだったのかよぉぉ!」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:49:23.56 ID:zQlrlFewO
はよう
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 11:57:20.29 ID:h5iTQ7r40
昼飯かいな
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 12:02:05.83 ID:T9DdZB1K0
はよ
ラストはロイヤルクイーンに扮したガースーが登場か
92 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 12:12:27.13 ID:NxXEOwsI0
連投エラーです
お昼食べます
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 12:19:11.62 ID:h5iTQ7r40
さっきやってたDTDXの再放送に、三ツ矢雄二が出ててワロタ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 12:19:44.11 ID:1MbWfw0QP
竜也かと思た
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 12:24:30.47 ID:YlAnd8CL0
C
96 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:03:03.87 ID:NxXEOwsI0
支援大感謝致します
再開します
規制などでスレ落ちした場合、需要あればビップラでやります
97 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:05:02.67 ID:NxXEOwsI0
あかね「あったりまえやぁぁぁぁ! 浜田さんはスジを通すに決まってるやろぉぉ! ホンマの大物はカタギの人にも優しいんや!」
松本「…………フフッw」
デデーン! 『浜田 松本 アウトー!』
松本「ンフフフwwwイッタ! ンフフフwwwwww」
生徒4「キャァァー! 遠藤さん超カッコいいぃぃー!! ねぇ? 緑川さん?」
なお「へ? あ、あはははは、そ、そうだね……あ、あたしはよくわかんないけど」
…………………………
ウルフルン「!? お、おい! あそこ!」
マジョリーナ「ん? あぁ! ホントだわさ! あそこの教室の中!」
アカオーニ「プリキュアもおっさん達も揃ってるオニ!!」
ジョーカー「ほんとですねぇ☆この機会は逃せませんね☆それでは早速、使ってみましょうかねぇ☆(スッ)」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 13:06:43.99 ID:zQlrlFewO
ヘヘッ……待たせやがって……
99 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:07:44.86 ID:NxXEOwsI0
ウルフルン「あ? おい、そりゃお前、普通の闇の黒い絵の具じゃねぇか」
アカオーニ「もったいぶった割りにいつも通りで行くオニ?」
ジョーカー「ンフフフ☆そうではありませんよ☆まずはこの黒い絵の具で……そして第二段階では、いよいよ皇帝ピエーロ様復活へ……予言しておきます、ピエーロ様は今日復活しますよ☆」
マジョリーナ「ほ、ほんとだわさ!?」
ウルフルン「……」
ジョーカー「それでは! 世界よ! 最悪の結末、バッドエンドに染まるのです!(ブチュゥッ)白紙の未来を黒く塗り潰すのです!(ベチャァッ!)」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……)
………………………………
松本「!? おい! これ!」
100 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:09:59.06 ID:NxXEOwsI0
山崎「ま、また急に暗くなったぁぁぁ!!」
浜田「ちょお、山ちゃんほんま静かにせえて!」
生徒1「……ぅぅ……」
生徒2「……有名人に会えたからなんだって言うんだ……」
みゆき「み、みんな!」
あかね「あ、あんたらなぁ! せっかく来てくれはったんやで!? 失礼なこと言うなや!」
やよい「あ、あかねちゃん! これはバッドエンド空間のせいなんだから……」
松本「ん〜、やっぱり普通の人はみんな絶望して、バッドエナジーを発してまうんやなぁ」
生徒3「……ダウンタウンなんて、つまんねーよ……」
生徒4「……どうせならCOWCOWとかの方が良かったわ……」
生徒6「……死のう」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 13:10:30.13 ID:f/kLvuPq0
俺もプリキュアになりたい
102 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:12:07.73 ID:NxXEOwsI0
浜田「絶望の仕方がちょいちょい腹立つ奴おるな」
あかね「浜田さん……ヤキ入れるんやったら手伝いますよ(ポキポキッ……ポキポキッ……)」
みゆき「ち、ちょっと! あかねちゃんってば!」
なお「ふざけてないで、敵の幹部を探しに行くよ! 近くにはいるんだから!」
れいか「!……その必要は、ないみたいですよ」
田中「えっ!? な、なんで?」
れいか「……あちらに(スッ)」
山崎「う、うわぁぁぁぁぁぁぁ! う、浮いてるぅぅぅぅ!」
松本「山ちゃん、ほんまうるさいわ」
やよい「……4人、揃ってる……ぅぅ……」
なお「やよいちゃん、大丈夫だよ。みんなついてる! やよいちゃんだって、戦いの中で強くなってる!」
みゆき「そうだよ! 特に今日は頼もしい味方がいるんだから!」
103 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:14:20.83 ID:NxXEOwsI0
山崎「え? それ、俺ら?」
れいか「むしろ決着をつけるなら、今日が都合がいいのかもしれません」
遠藤「邦正さん、腹くくりましょ」
あかね「おし! ほんなら決まりやな! みんなで行こ!」
(ダダダダダダダダダダッ! ザッ!)
マジョリーナ「! 来ただわさ!」
アカオーニ「今日こそお前たちの最期オニ!」
ウルフルン「……皇帝ピエーロ様の復活の為に、今日で終わらせるぜ……」
れいか「? な、なにか、様子が……」
みゆき「ほ、ほんとだよね……特にウルフルン」
あかね「ほんまや、いつもやったら『ウルッフッフッフッ……てめぇらの不味い肉をはらわたごと食い尽くして、骨までしゃぶってデザートは脳ミソシャーベットで決める日が遂に来たぜぇ!』とか言うのに」
ウルフルン「言ったことねぇだろうが!!……ったく、今日はなぁ……つまんねーんだよ」
104 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:16:29.06 ID:NxXEOwsI0
やよい「つ、つまんない?」
アカオーニ「まぁ、確かにそうオニ! 熱くなるバトルの予感が今日は全然しないオニ!」
マジョリーナ「ふん! 男の考えることは分からんだわさ! あたしゃピエーロ様が復活すれば、なんでもいいだわさ!」
なお「ふ、ふざけんじゃないよ! あんたらがしてんのは、人の希望を、夢を、喜びを踏みにじることなんだぞ! つまるとかつまんないとか、そういう問題じゃないだろ!」
浜田「なぁ、もうええからはよやろうや。話しててもしゃあないし、君みたいな可愛らしい女の子が啖呵切るんは、あんまりええもんちゃうで」
あかね「確かに、浜田さんの言う通りや! ほんなら! …………なお?」
なお「ななななななに?///」
あかね「……いや、ええわ」
みゆき「?」
れいか「……みゆきさん……始めてしまいましょう」
やよい「……そうだね……始まっちゃえば、なおちゃんも大丈夫だろうし」
105 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:18:43.96 ID:NxXEOwsI0
みゆき「え、う、うん……い、いいのかな? ……えーっと、それじゃ、みんな! 行くよ!」
「「「「うん!」」」」
キャンディ「みんな! がんばるクルー!」
田中「ほんなら、僕らも行きましょか!」
松本「まぁ怪我だけはせんように、頑張っていきましょー」
浜田「やる気あんのかお前」
松本「ある言うねん! 俺がプリキュア何年やってる思てんねん!」
遠藤「いや、みんな今日からですよ」
「「「「「プリキュア! スマイルチャージ!」」」」」
浜田「ほらもう! あの子ら始めてしもたで!」
松本「よっしゃ! 君たち続きたまえ!」
浜田「チッ」
「「「「「プリキュア! お笑いチャージ!」」」」」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 13:20:22.16 ID:zQlrlFewO
しえん
107 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:21:04.99 ID:NxXEOwsI0
「「「「「五つの光が導く未来! 輝け! スマイルプリキュア!」」」」」
「「「「「五つの笑いが導く未来! 笑かせ! ガキ使プリキュア!」」」」」
ウルフルン「……おら、変身しちまったぞ。ジョーカー、どうすんだ?」
マジョリーナ「5人ってだけでも目障りなのに、今日は倍もいるだわさ!」
アカオーニ「ぅぅぅ……圧倒的な力で踏みにじりたいオニ!」
あかね「こらぁぁぁ! さっさと降りてこんかぁぁぁぁい!」
ジョーカー「アカオーニさん、こらえてください☆今日はこれを使うのですから☆(スッ)」
ウルフルン「あぁ? なんだそりゃ?」
アカオーニ「? 白い……絵の具が、五つ、オニ?」
浜田「? あいつら何をゴチャゴチャ言うとんねん」
キャンディ「ここからだと何にも聞こえないクル」
108 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 13:23:21.77 ID:NxXEOwsI0
ジョーカー「そう☆白紙の未来を黒く塗りつぶす、闇の黒い絵の具とは、少し違いますよ☆」
マジョリーナ「まったく、つくづくあんたはいろんなものを作るのが得意だわさ」
ウルフルン「ケッ! 作るだけ作って、使うのは人任せだから楽だよなぁ?」
あかね「なにしてんねぇぇん! けえへんねやったらこっちから行くでぇ!!」
ジョーカー「いやぁ☆照れますね☆」
ウルフルン「褒めてねーよ、さっさとやれ。今回は使うのもお前なんだろ?」
ジョーカー「コホンッ……それでは……世界よ! 最悪の結末、バッドエンドに染まるのです!(ブチュゥッ)色めく今を白く塗り替えるのです!(バババババッ!)」
遠藤「え、絵の具を、飛ばした!?」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 13:33:11.25 ID:T9DdZB1K0
うん
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 13:40:59.97 ID:9dRQaZB8O
ぶっかけ…
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 13:47:51.80 ID:y9++Fr9m0
ほ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 13:58:18.18 ID:/1lvpq0L0
ほしゅ
113 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:01:15.38 ID:NxXEOwsI0
(パタタタタタッ!)
みゆき「う、うわっ!」
あかね「な、なんや!? 白い絵の具が!」
やよい「キャッ! な、なに? 絵の具を、かけられた?」
山崎「あ、あの子らだけを狙ったみたいですね」
(…………ズズズズズズッ)
田中「ち、ちょっと! あの子ら、白い絵の具を付けられたところから、服や髪の色がどんどん抜けてってますよ!」
山崎「ほ、ほんまや、どんどん白く……」
なお「これがどうしたって言…………うの……(ガクンッ)あ、あれ?」
れいか「(ガクンッ)こ、この絵……の具……何……ですの……」
キャンディ「!? み、みんな、どうしたクル!」
114 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:03:28.00 ID:NxXEOwsI0
みゆき「(ガクンッ)な、なにこれ……ち、力が……」
あかね「(ガクンッ)……は、入らへん……」
やよい「(ガクンッ)……ち……から……だけ……じゃ……くて……い……しき…………も…………」
なお「…………こ……んな………………………………」
れいか「………………………………」
みゆき「………………………………」
あかね「………………………………」
やよい「………………………………」
キャンディ「み、みんなぁぁ……どうしちゃったクルゥ……」
115 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:05:32.62 ID:NxXEOwsI0
浜田「? なんや? あの子ら、髪と服の色が完全に抜けたら、気ぃ失ってもうたやん」
田中「ほんまですね……? 息はしてるみたいですけど……」
ジョーカー「ウフフフフフフフ☆彼女たちには今、ステキな夢を見てもらっています☆」
山崎「ステキな夢?」
ジョーカー「そうです☆彼女たちが夢から覚めたとき、あなた方の勝ちはなくなりますよ☆」
松本「なんでそんなこと言えるんや?」
ジョーカー「……絶望は……人の心を壊し、狂わせます……彼女たちには酷かも知れませんが、皇帝ピエーロ様復活の為には……避けて通ることはできません……」
浜田「?」
ウルフルン「…………」
116 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:09:34.39 ID:NxXEOwsI0
今で半分くらいなので、連投規制のため、終わらせることができないかもしれません。
スレ落ちしたら後日VIP+でやります。
117 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:12:55.84 ID:NxXEOwsI0
みゆき『……ん……んんっ……はっ! ……こ、ここは? この景色……バッドエンド王国……なの?』
あかね『んん……!? な、なんやこれ!?』
やよい『5人全員……石の柱に、はりつけにされてるなんて……』
なお『しかも、下は溶岩の海だ……いつの間にこんなところに……』
れいか『!? 皆さん! 私たち全員の柱の根元に……あれは……爆弾!?』
みゆき『そ、それに、私、手の中に、何かあるよ……』
ジョーカー『ンフフフフフ☆』
みゆき『!? ジョーカー!』
ジョーカー『さぁて、あっけなく捕らえられた皆さんに、最後のチャンスを与えましょう☆』
なお『……チャンス?』
118 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:16:45.42 ID:NxXEOwsI0
ジョーカー『そう、チャンスです☆そもそも私たちとしては、皇帝ピエーロ様さえ復活させることができれば、それで良いのですよ☆
無論あなた方は5人でそれを阻止していたわけですが、プリキュアの力は5人揃って初めて脅威となります☆まぁ、言ってしまえば、5人揃わなければ敵ではない、ということです☆』
あかね『相変わらず回りくどい言い方が好きやなぁ……何が言いたいんや!』
ジョーカー『あなた方の手の中にあるスイッチは、あなた方がはりつけにされている柱につけられた爆弾の起爆スイッチです☆おひとりおひとりの足元の爆弾だけに対する、ね☆』
れいか『!? まさか……』
ジョーカー『おや? 気付いてしまいましたか? そうです☆『誰かひとりが自分の爆弾のスイッチを押せば、他の4人は助かる』ということです☆もちろん押した人は、柱が崩れて溶岩の海にポチャン☆ですよ☆』
やよい『そ、そんな……』
なお『バカなこと言わないで! 自分を犠牲にしたことだとしても、この中で誰かひとりでも欠けるのは、それは正しい決断じゃないよ!』
ジョーカー『んん〜☆模範的な反論ですねぇ☆型通りとも言えますが……まぁ、ともあれ、あなた方の中のひとりが死ぬしかないんですよ? 問題は、誰が死ぬか……選択肢の中に正解がないと分かっていても、決断しなければならない時があるのですよ☆』
みゆき『そんなの……おかしいよ!』
ジョーカー『……そうですね……世の中というのは、須らくおかしいのかも知れません……中学生にはまだ早いかも知れませんが……あ、ちなみにタイムリミットはあと1分です☆1分経っても誰も押さない場合、全員の柱の爆弾が爆発しますので、悪しからず☆』
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 14:18:24.55 ID:T9DdZB1K0
うん
120 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:21:03.77 ID:NxXEOwsI0
みゆき『こ、このままだと……みんな死んじゃう』
やよい『で、でも、誰かひとりが……押せば……わ、わたし……』
ジョーカー『さぁ! どうしますか? 全員死ぬか……誰かひとりが死ぬか……決断の時は刻一刻と迫ってきていますよ! あと30秒☆』
あかね『くっ! なんとか……できへんのか……誰かが……死ななあかんのか!』
ジョーカー『20秒☆』
なお『絶対……なんとかしなきゃいけないのにぃ! このままじゃ…………ッ』
ジョーカー『10秒前☆』
れいか『全員助かるには、時間が……なさすぎる! でも、ひとりが……』
ジョーカー『7、6、5、4、3、2……1』
みゆき『ッ…………!』
ジョーカー『ゼロォッ☆』
121 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:25:38.20 ID:NxXEOwsI0
みゆき『ッ……………………?』
やよい『ひっ……………………?』
なお『……………………え』
あかね『……………………ど、どういうことや』
れいか『爆発…………は?』
ジョーカー『……………………ンフッ☆』
みゆき『え? なに?』
ジョーカー『ンフフフフフヒヒヒヒヒャハハハハハハハハ!!!』
れいか『な、なんですの?!』
ジョーカー『なにと言われても……ヒヒヒヒヒヒヒ……だぁぁ〜れも押さなかったんですよ☆あなた方、全員! ほかの4人の為に命を投げ出そうとはしなかったんですよぉ!! 『自分以外の誰かが死ねばいい』と考えていたんですよ!!』
やよい『そ、そんな!? だって、爆発は!?』
ジョーカー『すみませんね、最後だけ嘘だったんです☆誰も押さなければ何も爆発しないんですよ☆良かったですねぇ、5人全員無事で☆でも、だぁれも押さなかった、というのは……いただけませんよねぇ?』
(フゥッ)
みゆき『!? え?』
なお『溶岩も、柱も、爆弾も……全部……消えた……』
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 14:25:49.90 ID:4WFAEC5YO
C
123 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:27:54.08 ID:NxXEOwsI0
ジョーカー『そう、全て私の作り出した幻ですよ☆あなた方の互いの不信以外はね!』
やよい『ふ、不信……』
ジョーカー『ええ、不信です☆皆さんは普段から5人みんながハッピーでなければならないと言っていますが、それは『自分だけがバカをみないこと』が前提となっているんですよ☆心の底では、誰ひとり互いのことを信用していなかった☆』
れいか『バ、バカなことを言わないでください!』
ジョーカー『先ほどの沈黙が何よりの証拠でしょう? あなた方全員! 『誰かが死ねば自分は助かる』と考えてた証拠ですよ!』
あかね『や、やかましい!!』
ジョーカー『んん〜? 黙りましょうか? でも私を黙らせたって同じことですよぉ?! 皆さん自身が実証されたのですからねぇ!』
なお『ち、違う!』
ジョーカー『ンフフフフ☆まぁ、違うと言うのならそれで良いでしょう……それでは皆さん、自由になったことですし、私と戦いますか?』
みゆき『の、望むところよ!』
ジョーカー『もちろん、皆さん5人全員で協力していただいて結構ですよ…………仲間を犠牲にしてでも自分だけは助かろうとした人に背中を任せられるなら、ですがねぇ!』
やよい『ぅ……』
あかね『や、やめてや……』
124 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 14:30:50.54 ID:NxXEOwsI0
れいか『サニー?』
あかね『やめてや……みんな、うちの大事な友だちなんや……そんなん言うの……やめ』
ジョーカー『相手が死んでも自分だけは助かりたいと思い合う関係が友だちですか☆』
あかね『うっ…………ひっく……うちは……うちは……』
やよい『お…………押せなかった…………うぅ……押せなかったよお……』
みゆき『サニー! ピース! 自分を責めないで! 私もだよ! わた……しも……う……うぅ……』
なお『私も…………押してない……』
ジョーカー『ンフフフフフ☆』
れいか『くっ! 卑劣な! 心を揺さぶり挫くなんて、悪にも劣る外道です!』
ジョーカー『外道?』
れいか『あなたは、人として進むべき道を外れた、外道です!』
ジョーカー『…………………………………………押さなかったくせに☆』
れいか『っ!? ………………ぅ……』
ジョーカー『アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ…………………………』
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 14:43:27.07 ID:4WFAEC5YO
さるくらったのか…
はよ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 14:58:03.18 ID:/1lvpq0L0
ほしゅっしゅ
128 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:00:55.87 ID:NxXEOwsI0
(ズズズズッ)
山崎「!? ちょっと! あれ! 見てくださいよぉ!」
浜田「眠ってる5人から……バッドエナジーが……出はじめたやんけ」
松本「いや、あれは単に出てるんやなくて、包み込まれとるみたいやで」
(ムクッ……)
田中「あ! みんな起きました……よ?」
キャンディ「! み、みんな……」
浜田「なんや、全員えらい虚ろな目になってもうてるやん」
ジョーカー「言ったでしょう? 彼女たちが目覚めた時に、あなた方の勝利は消える、と……ンフフフフフ……彼女たちはもう、バッドエナジーを自ら放ち撒き散らす、傀儡となったのですよ」
みゆき「……もう……私なんかじゃ……どうにもならない……」
あかね「うちなんか……いっそ……おらん方がええわ……」
やよい「もう……自分のことが……信じられないよ……」
なお「結局あたしも……自分が一番大事なんだ……」
れいか「人の道を外れた外道は……わたくしだったのですわ……」
129 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:02:36.27 ID:NxXEOwsI0
浜田「なんや、えらい深刻そうやな」
遠藤「いやいや! そんな気楽に片付けんといてくださいよ! 見るからにものすっごいトラウマ刻まれてますやん!」
ジョーカー「そうですよ〜☆彼女たちは自分自身を許せなくなっています☆バッドエナジーに囚われた伝説の戦士は、破壊と終末を望む究極の戦士となるのです! さぁ! ご覧なさい!」
(ドドドドドドドドドッ……)
遠藤「バ、バッドエナジーが、5人の服と髪を、黒く染めていく……」
キャンディ「ダ、ダメクルー!!」
「「「「「私は私を……絶対に許せない……プリキュア……バッドエナジーチャージ……」」」」」
(ドドドドドドドドド……キンッ…………)
田中「……真っ黒に……染まりきった……」
みゆき「……ドロドロ蠢く不安の影…… 裏ハッピー……」
山崎「う、裏?」
130 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:03:47.20 ID:NxXEOwsI0
あかね「……湿気ジメジメ陰湿パワー……裏サニー……」
やよい「……ニヤニヤニヤリ……ジャンケンポン(後出し)……裏ピース……」
なお「……殺気ビンビン……不意打ち勝負……裏マーチ……」
れいか「……しんしんと降り積もる暗き恨み……裏ビューティー……」
遠藤「あんな純真そうな子らが……」
松本「どんな目に遭わされたんや……」
キャンディ「み、みんなが、ダークサイドに堕ちちゃったクル……」
「「「「「……五つの悪意が導く破滅……スマイルプリキュア・ダークサイド……」」」」」
田中「ダ、ダークサイド……」
131 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:05:00.23 ID:NxXEOwsI0
山崎「みんな……真っ黒になってもうたで……」
浜田「…………見たら分かるわ……」
松本「……! そうか、お前らの狙いは……」
浜田「? なんや、分かったんか?」
ジョーカー「ンフフフフフフフ☆」
松本「……潰し合いさせるつもりやろ」
田中「!? つ、潰し合いって、プリキュア同士で、ですか?」
ウルフルン「そうか、ジョーカー、お前があの時言っていたのは……」
………………………………
ジョーカー「ンフフフフフ☆では、発想を変えてみましょう☆『我々はプリキュアを倒さなければならない』という考えを、変えてみるのです☆」
………………………………
ジョーカー「ええ☆プリキュアを倒すのは我々ではなく…………プリキュアです☆」
132 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:06:14.21 ID:NxXEOwsI0
みゆき「……全部……壊す……最初から……ない方が……いい……」
浜田「!? 来るで!!」
(((((ダンッ!)))))
山崎「き、来たぁぁぁぁぁ!!」
(ガガガガガガガガガッ! ダンッ! ビュン! ビュン!)
キャンディ「みんなぁぁぁ!! やめるクルゥゥ!!」
…………………………
(ドンドンドォォォォォンッ! ズガァァァァァァァンッ! バババババババババッ!)
ジョーカー「ん〜☆基礎的な戦闘能力で言えば、ガキ使の5人の方が遥かに上ですねぇ☆まぁ、女子中学生では、体格などは圧倒的に不利でしょうしね☆」
マジョリーナ「なにを悠長に構えてるだわさ! あんたの狙いは同士討ちだわさ!?」
ジョーカー「ンフフフフフフフ☆悠長にもなりますよ☆ご覧ください! ピエーロ様復活への時計の針が! 見る間に進んでいるでしょう!?」
アカオーニ「ほ、ほんとオニ! プリキュアがバッドエナジーを放ちながら戦ってるからオニ!?」
ウルフルン「プリキュアを潰せて、バッドエナジーも一気に溜められる……一石二鳥ってわけか」
マジョリーナ「だけどこのまま不利な戦いが続けば、せっかくダークサイドに堕としたプリキュアが、あっけなく負けちまうだわさ!」
133 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:07:31.20 ID:NxXEOwsI0
浜田「オラァァァ!(ズガァァァァァンッ)」
れいか「ぐっ!……はっ……」
松本「死ねっ!(ドガァァァッ!)」
やよい「キャッ! くっ!」
(ガガガガガガガガガッ! ドォォォォォォォンッ! ガシィィィィィンッ!)
キャンディ「も、もうちょっと加減するクル〜!」
アカオーニ「ガ、ガキ使の方は、結構容赦ないオニ……」
遠藤「フゥ……とりあえず、さっさと眠らせた方が良さそうですもんね!」
マジョリーナ「精神的に揺るぎないだわさ! だてに年くってないだわさ!」
ウルフルン「……どうすんだ? こんなに早く決着がついちまえば、ガキ使の方も潰せない、スマイルプリキュアの方もダメージ最小でノックダウン、ピエーロ様も復活できないぜ」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 15:07:41.78 ID:9dRQaZB8O
スレタイからは想像できない熱い展開だな
135 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:08:32.90 ID:NxXEOwsI0
ジョーカー「ご安心ください☆プリキュアの皆さんをただ絶望させたのではなく、わざわざ幻を見せたのには、理由があります☆」
ウルフルン「あぁ?」
みゆき「プリキュア……ダーク……シャワァァァー!!(ドォォォォォォォンッ!)」
遠藤「ぐっ!(ズカァァァァァンッ!)」
やよい「プリキュア……ダーク……ファイヤァァァー!!(ドォォォォォォォンッ!)」
田中「くっ!(ビュン!)あ、危なかった……」
やよい「プリキュア……ダーク……サンダァァァー!!(バリバリバリバリッ!!)」
山崎「あだだだだだだだだ! いっっっったいわぁぁぁ!」
松本「こいつら、必殺技で一気に決めるつもりや!」
浜田「避けるか耐えるかしたら、しまいや! なおちゃんとれいかちゃんの分、あと2発、できるだけ避けろよ!」
みゆき「ダークシャワー!(ドォォォォォォォンッ!)」
浜田「!? ぐっ!(ズガァァァァァァァァンッ!)」
136 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:09:39.15 ID:NxXEOwsI0
みゆき「……ハァ……ハァ……」
田中「え、2発目!?」
キャンディ「み、みゆきぃぃ!」
松本「お前なぁ、完全にノーマークやからって直撃はないやろ」
やよい「ダークサンダー!!(バリバリバリバリバリッ!!)」
松本「いたたたたたたた! いったぁ!」
やよい「ゼェッ……ゼェッ……ッハァ……」
なお「プリキュア! ダークシュートォォォ!(ドドドドドドドドドドドドドドォォォォォォォンッ!!)」
山崎「うわぁぁぁぁぁぁぁ! めっちゃきたぁぁぁぁぁぁ!!」
(ズドドドドドドドドオオォォォォォォォンッ!!)
キャンディ「やよい……なお……」
浜田「くっ、あいつらほんま、めちゃめちゃやな!」
137 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 15:10:42.42 ID:NxXEOwsI0
れいか「プリキュア……ダークブリザード!!(ビュワァァァァァァァァァッ!!)」
あかね「ハァ……ハァ……ダークファイヤァー!(ドォォォォォォォンッ!!)」
遠藤「! ったぁぁ……な、なんか、ものすごいヤケな戦い方してませんか?」
ジョーカー「ンフフフフフフフ☆彼女たちは誰より、自分自身を許せなくなっているんです☆己の体を顧みることなどしませんよ☆望むのは、ただ、破滅のみです☆」
みゆき「ハァ……ハァ……ダ、ダーク……シャワァァァー!(ドォォォォォォォンッ!!)」
遠藤「このままやと、あの子ら、
ほんまに死んでまいますよ!」
ジョーカー「ンフフフフフフフ☆ほら! プリキュアがバッドエナジーで戦えば戦うほど、ピエーロ様復活の為のバッドエナジーが、どんどん溜まっていってますよぉぉ!」
やよい「ッハァ……ダーク……サンダー!!(バリバリバリバリッ!!)」
138 :
南国的な:2013/06/29(土) 15:11:52.97 ID:NxXEOwsI0
(バリバリバリバリッ!)
田中「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(バタッ)」
なお「……ハァ……ダークシュートォォォ!!(ドォォォォォォォンッ!!)」
(ズガァァァァァァァンッ!)
浜田「おわぁぁぁぁぁ!! くっ……(バタッ)」
やよい「っ…………(ドサッ)」
れいか「ゴホッゴホッ……くっ! ダークブリザード!!(ビュワァァァァァァァァァッ!)」
遠藤「ぐあぁぁぁぁぁ!! あ、あかん……(バタッ)」
山崎「田中! 遠藤! 浜田さん!」
なお「ハァ……ハァ……(ドサッ)」
れいか「ぅっ…………(ドサッ)」
松本「このままやったら、全滅やがな……」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 15:12:00.05 ID:9dRQaZB8O
支援
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 15:30:27.74 ID:9dRQaZB8O
保守
141 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:03:18.90 ID:NxXEOwsI0
キャンディ「み、みんなぁ……」
ジョーカー「ンフフフ☆ひとり、またひとりと減っていきますね……しかし、そんなことでは、ピエーロ様の復活は止まりませんよ☆たとえプリキュアが傷つき倒れても、プリキュアの心が絶望に……バッドエナジーに囚われている限り、バッドエナジーを放ち続けるのですから!」
あかね「ダーク…………ファイ……ヤー!(ドォォォォォォォンッ!!)」
松本「あづぅぅぅぅぅっ!!(バタッ)」
山崎「うわぁぁぁぁぁぁぁ! ま、松本さぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
あかね「ぅっ…………(ドサッ)」
キャンディ「あ、あかね」
みゆき「ダ、ダーク…………っ……(ドサッ)」
キャンディ「み、みゆきぃぃ……みんなぁ……」
ジョーカー「フッ☆フフフフフッ☆ンフフフフフフフ☆ついに! この時が来ました!」
ウルフルン「……いいのかよ? まだちっこいのとやかましいのが残ってるぜ」
ジョーカー「ンフフフ☆構いませんよ……ご覧ください! 復活の時計を!」
142 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:07:44.25 ID:NxXEOwsI0
アカオーニ「? お! おお!」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……)
マジョリーナ「バッドエナジーが……完全に溜まっただわさ!」
山崎「え!? ちょお! あかんやん!」
松本「ち、ちょお、山ちゃん……」
山崎「ま、松本さん! 動けるんですか!?」
松本「いや、体は全っ然動かへん……だから、お前とあのちっこいので、なんとかせえ……」
山崎「いや! 無理ですってぇぇ!」
みゆき「……こ……れで……いい……のよ……わた……し」
あかね「……うち……な……んか……おらん……ほ……うが……」
やよい「じ……ぶんが……かわいく……て……なかま……を……みすて……るような……わた……し」
キャンディ「!? へ、変クル……」
143 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:11:14.80 ID:NxXEOwsI0
ジョーカー「さぁ! 今こそ! 皇帝ピエーロ様、完全復活の時です!」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……)
山崎「へ、変って、何がやねんな?」
なお「さい……てい……だよ……こんな……あ……たし」
キャンディ「! やっぱり……そうクル!」
山崎「だから何がやねん!!」
れいか「みな……さんを……うら……ぎった……わたくしなど……き……ちく」
キャンディ「みんなは……どんなに辛くても……どんなに怖くても、お互いのことを思いやっていたクル! 考えていたクル! でも今は……自分のことしか見えてないクル!」
山崎「それがどないしてん!? この子らの絶望の理由が分からんと、どないもできへんやろ!」
キャンディ「そうクル! これはみんなの問題クル! だから、みんなで乗り越えなきゃいけないクル!」
山崎「でも、みんなお互いのことが見えてへん……」
みゆき「わたし……なんか……」
キャンディ「みんな! それじゃダメクル! みんな! みんなぁぁぁぁぁぁ!(キィィィィィンッ)」
144 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:13:50.61 ID:NxXEOwsI0
アカオーニ「!? な、なんか光ってるオニ!」
ウルフルン「おい! やらせといていいのか!?」
ジョーカー「構いませんよ☆ンフフフ☆完全復活を果たすピエーロ様の前では、何者も無力です!」
キャンディ「みんなぁぁぁぁぁぁ!(キィィィィィンッ)」
山崎「ひ、光が、強く……」
キャンディ「みんなの心を……ひとつにするクルゥゥゥゥゥゥ!!!」
(パァァァァァァァァァッ)
みゆき「…………ん……み、みんな?」
あかね「……みんな……無事……とちゃうなぁ……」
山崎「!? や、やった! 気づいた!」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 16:14:13.03 ID:/1lvpq0L0
プリキュア一切見たことないけどのめりこんでるわ・・・
146 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:15:40.80 ID:NxXEOwsI0
今回終えるのは無理だと思います
読んでくださった方、申し訳ない
後日というかいつかビップラでひっそりとやります
147 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:16:55.06 ID:NxXEOwsI0
やよい「みんな……生きてた……でも、よかった……なんて……言えないよぉ……うっ……ぅうっ」
キャンディ「! ダメクル! みんながいることには気づいても、心が絶望したままクル!」
なお「あたしは……誰かが死ぬことで、生き延びようとしたんだ……」
れいか「みなさんを友と呼ぶ資格など……私にはありません……」
山崎「いや、ちゅーかさ、この絶望がなんとかなっても、この子らもう立たれへんくらい、しんどそうやで!」
キャンディ「大丈夫クル! プリキュアの強さは心の強さクル! たとえ体が傷ついて、疲れ果てても……心が一度は絶望しても……心が強さを取り戻せば、何度でも立ち上がることができるクル!」
ジョーカー「何度立ち上がろうが、全ての希望を踏みにじるピエーロ様が……今ここに復活するのですよぉぉぉ!」
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ……)
148 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:19:46.01 ID:NxXEOwsI0
みゆき「みんな……」
あかね「ごめん……」
やよい「わたしは……」
なお「みんなを……」
れいか「裏切った……」
山崎「もぉぉぉぉぉぉ! ややこしいなぁ!! これでどうや!(キィィィィィンッ)」
キャンディ「!? キュアへタレの……パ、パクトが光ってるクル!」
山崎「プリキュア! ヘタレサウンドリプレイ!!(キィィィィィンッ)」
みゆき『……もう……私なんかじゃ……どうにもならない……』
みゆき「……これ、私の……声?」
れいか「……こ、これは?」
山崎「お前らが絶望する直前の声や! よう聞いとけ!」
キャンディ「ッ! そうクル! キュアヘタレは……音の戦士だったクル!」
149 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:22:23.00 ID:NxXEOwsI0
ウルフルン「ケッ! 何かと思えば、さっきの声を再生してるだけか。んなもんが何の役に立つんだよ!」
あかね『うちなんか……いっそ……おらん方がええわ……』
みゆき「!? あ、あかねちゃん! そんなこと……言わないで!」
やよい『もう……自分のことが……信じられないよ……』
なお「ダ……ダメだよ……やよちちゃん……自分のことは、誰よりも自分が信じないと……」
なお『結局あたしも……自分が一番大事なんだ……』
あかね「なおっ! そんなことっ……ない! なおは誰よりも……友だち想いやんか!」
れいか『人の道を外れた外道は……わたくしだったのですわ……』
やよい「違うよ……れいかちゃんは……れいかちゃんは……すっごく、優しいんだからぁ!」
150 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:25:44.46 ID:NxXEOwsI0
『『『『『私は私を……絶対に許せない……プリキュア……バッドエナジーチャージ……』』』』』
山崎「……分かったか!?」
みゆき「……え?」
山崎「お前らの内の、誰がほかの誰かを責めてるんや!? お前らが責めてんのは、お前ら自身や! そんでお前ら全員、仲間にはそんなことしてほしくないって、思ってるやんけ!」
みゆき「!!」
キャンディ「自分自身を傷つける心の闇は……とっても深いクル……でも……どれだけ闇が深くても……自分を! 仲間を! 周りにいてくれる人を! 見失っちゃいけないクル!!!!」
みゆき「……そ、そうだよ」
ジョーカー「!?」
みゆき「……確かに……私たちは、みんなの為に……死ぬことを選べなかった……」
(パリンッ……)
マジョリーナ「!? な、なんだわさ!?」
あかね「でも……うちらは、みんなの為に……命懸けで戦うことはできる!」
(パリンッ……)
ウルフルン「プリキュアどもを絶望で覆っていた、黒い絵の具が……」
151 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 16:28:15.10 ID:NxXEOwsI0
やよい「……みんなの内の誰かが死ぬことで生かされるのは……多分、死ぬより辛いよ!」
(パリンッ……)
なお「違う人間同士が一緒にいるんだもん……誤解やすれ違いで傷つくことは、避けられないよ!」
(パリンッ……パリンッ……)
アカオーニ「え、絵の具が……は、剥がれ落ちていってるオニ!」
れいか「……ですが、たとえ言い逃れようのない過ちを突き付けられようとも! 『今』から目を背けることはできません!」
(パリンッ……パリンッ……パリンッ……)
ジョーカー「チッ!…………ンフフフフフフフ☆欺瞞ってやつですね☆仲間の為に犠牲になれなかった人を、自分を、友情を、信じられますかぁ?」
みゆき「わたしは……わたしたちの友情を信じたりしない!」
ジョーカー「!?」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 16:32:26.10 ID:x7DE/+yoO
スレタイ見て、とっさにうかんだのは
「藤原豆腐店〜プリキュアはじめたした〜」
と、書いてあるクルマが峠を攻めるシーンだった
さるっぽ
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 17:05:47.39 ID:/1lvpq0L0
立てるとしたらいつごろになるかだけ教えてほしい
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 17:17:05.36 ID:9dRQaZB8O
支援
156 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 18:00:19.48 ID:NxXEOwsI0
>>154 すみません、いつごろかわかりません
家に書き込めるネット環境がないので
あれば一晩でもかけてのんびりやりたいですが
スレタイは同じもので行く予定なので、まとめにでも載ればそれを見つけていただければと思います
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 18:01:15.39 ID:/1lvpq0L0
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 18:02:44.10 ID:wdr4DY+9O
VIP+でやってくれるんだっけか
159 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 18:08:40.05 ID:NxXEOwsI0
160 :
◆TCFkbJoJoI :2013/06/29(土) 18:09:55.53 ID:NxXEOwsI0
>>158 はい。そこなら規制ゆるかったんじゃないかと。
違いました?
れいかさんがここぞとばかりになおちゃんのお尻を叩きまくるSSかと思ってた
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
>>160 規制についてはよく分からないんだけど、長くスレが残っているなーっていう認識がある