1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
J( 'ー`)し もしもし、たけし?お母さんです。元気ですか?
( `Д) ウルセーな、なんの用だよ。
J( 'ー`)し 今度仮退院できることになったの。その日はね‥‥‥。
( `Д) その先は親父に聞く。んなことでイチイチ電話してくんなよ!
切るぞ!
J( '-`)し たけし‥‥‥。
仮退院の日
‥‥。( '-`)J( 'ー`)し タダイマ、タケシ。 ( `Д) イマカラデカケルンダヨ!
( ) ( ) ( )
| | | | | |
‥‥。( '-`)J( 'ー`)し コンバン、アナタノスキナ ( `Д) ウルセー!
( ) ( ) カレーツクルカラ。 (( ( ) ガキジャネーンダヨ!
| | | | | |
俺は(見舞いにも行っていない後ろめたさもあって)どう接していいかわからず逃げ出した。
父は何故か何も言わなかった。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:30:18.12 ID:nQj1XIXY0
久しぶりの母の味はとても嬉しかったが、それを言葉にはできなかった。
フツーダヨ オイシイ?
(*`,_) ∬ . ∬J('ヮ`)し
(, ⊃( ) ロ[] ( )⊂ \
⊂゙_)| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|,_,,) ∬
━┳━..||~~~~~~~~||~~~~~~~~~~||━┳━ ( )
┃ || .|| || ┃ | ̄ ̄|
,.._,/ /〉___o ○( 退院したら少しは親孝行しようかな。)
./// //── ─::ァ /|
/// //~~'~~('-` ,)~ ~/ / .|
.///_// "'''"'''"'" / / |
//_《_》′─────‐ ' / ./ _,,,, ,,,_
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| / i(,,_//_,, )
| | ./ | U ::::|
|__________|/ | (゚Д゚,,):::|
`ーU‐Uー '
Mint 2-78-3,Rokkoudai,Matsudo,Chiba Ryouta Hasegawa 東方輝針城 唐澤貴洋
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:30:42.87 ID:BDA5bFcP0
やめろォ!
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:31:48.38 ID:iYyJcSth0
やめて…やめてくれ…
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:32:08.08 ID:IY6V3oYp0
母ちゃん・・・
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:32:47.60 ID:g9Rp/whs0
おいやめろ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:33:04.11 ID:nQj1XIXY0
その夜
______
/______/|
|Ll__=__| :| __________ イッショニネテモイイ?
|Ll__=__| :| / カ、カーチャン /|| J('ー`)し
|Ll__=__| :|_/ (;´Д) / ||______ _l:《i`ヽ______
/|L|__=__|/( ̄/´ ̄ ̄⌒ヽ ̄.ヽ /|| |二(ノ
ノ ノ/ l___,|
/ ) / / (__)
l ヽ l ,/
ノ ー ヽ/
'ー─'´ー───-´´/
| |______| |/
|_| |_|
______
/______/|
|Ll__=__| :| o(カァチャン‥。)
|Ll__=__| :| / 。 タケシ、ゴメンネ。
|Ll__=__| :|_/ (д`*)J( '-`)し / ||_________
/|L|__=__|/( ̄/´ ̄ ̄⌒ヽ ̄.ヽ /||
ノ ノ/
/ ) / /
l ヽ l ,/
ノ ー ヽ/
'ー─'´ー───-´´/
| |______| |/
|_| |_|
。
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:34:17.86 ID:nQj1XIXY0
母の「ごめんね」の一言でこみあげた涙を必死に堪えながら背を向けたまま何も言えなかった。
そして、その言葉の意味がその時の俺には分からなかった。
翌日、俺がバイトに行っている間に母は病院に戻った。
そして二週間後、母 は 死 ん だ 。
容態が急変したということだったが、実は家に帰ってきたとき既に余命僅かと宣告されていたらしい。
しかし、母の「同情や哀れみではなく、本当の意味でたけしと仲直りがしたい」という願いで
俺にだけ知らされていなかったのだ。それを知って、俺は後悔の涙が止まらなかった。
△
J( 'ー`)し .。oO(いいのよ、たけし。
/ヘヘ お母さんは全部分かってるわ。)
__ )ノ
毒 |
家 | カァチャン‥ゴメンヨ、カァチャン
墓 | ∴ 。・゚・。゚(Д` )゜・゚・。
──┐ ∀ ノノZ乙
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:36:05.15 ID:nQj1XIXY0
母が俺の部屋にきて今日のごはんについて聞いてきた
タケシキョウノゴハンナニニスル?
カタカタ__,
J( 'ー`)し ナンデモイイヨ! | |
ノ( )丶 (ジツハカラアゲ ( `Д)_| |
|| タベタイ・・・)( つ | ̄ ̄ ̄|
から揚げが食べたかったが、素直に「から揚げが食べたい」
とはいえなかったので「なんでもいい」と答えた
ナンデモイイガイチバンコマルノヨ
カタカタ__,
J( 'д`)し ウルセー | |
( ) ナンデモイイッテ ( `Д) _| |
|| イッテンダロ!( つ | ̄ ̄ ̄|
(カラアゲ・・・)
(´;ω;)ブワッ
12 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) :2013/06/29(土) 09:48:24.09 ID:KXZ7+FgO0
____
/ \
/ ─ ― ヽ
/ ( ●) ( ●)'
| __´ _ | ___________
/\  ̄ , ( ::)| | |
__/ ー‐ ヽ ( ::) .| | |
| | / /^ー r ̄ ̄ ̄i | | |
| | | i / ノ、___ノ | | |
| | | l / r‐´  ̄ | ..|_|___________|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ l二二l二二 _|_|__|_
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:50:47.93 ID:HyhzK4qv0
やめろや
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 09:52:35.87 ID:ccq+t54o0
泣いた
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:10:35.33 ID:5IjFll5n0
こんなお母さんほしかった
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:18:49.10 ID:wwkXtr+Z0
やめろ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/29(土) 10:34:11.96 ID:dLgBN3bE0