高岡さんがフジ韓流ゴリ押し批判したら干されたのでウジテレビ凸

先行機のドアが着陸と同時に開き、島の職員が父を機体のそばまで運ぶ。隊員は慌てた様子もなく何の特別事でもないと云う風情で、しかし素早く父の担架を収容する。
ドアが閉まると一層爆音を響かせふたたび宙に。中空に居たもう１機も踵を返すようにふたたび風雨の闇の向こうに姿勢を変える。
赤と青の飛行灯が雨ににじんで遠ざかる。俺は姿勢を正して光がまた闇の中に消えるまで黙礼していた。

父は無事に病院に搬送され緊急事態を免れる事ができた。
その後も１０年以上も元気に生きて８２歳の天寿を全うさせてもらった。

あとで聞けば１機が遭難した場合の予備に２機で飛んで来たとの事。
自らの危険を顧みず、たった一人の老いぼれに精鋭の若者が恐らく２機で１０人以上。
なんという・・・。
もしも何か有っていたらと今でも申し訳ない気持ちになる事がある。
己が責務と感じた事とは云え、彼らは黙々と義務をはたし、淡々として偉ぶらない。
以来、俺は彼らに感謝と敬意を持ち続けている。
辛某もそうなるに違いない。あの経験をしてそうならぬ者が居れば、そいつは人間のクズに違いない。