P「765エンジェル、ですか?」高木「うむ」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
P「なんだこのバッシング記事は!?」

小鳥「すごい数…!なんで突然こんな事に?」

律子「まったく!きっとまた961プロの仕業だわ!」

P「まだそうと決まったわけじゃないが…」

P「うわ、この3つは特に酷いな」
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:07:38.25 ID:oCXj1kv/0
プチエンジェル
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:13:29.74 ID:HJz2EpGq0
代行ありがとうございます



『札束が名刺代わり?セレブアイドル水瀬伊織の買収営業!』

『怪しい副業か?夜の歓楽街に消えた三浦あずさ!』

『超清純派アイドル萩原雪歩に複数の男の噂?』


律子「こんなことあるわけないじゃないですか!」

P「そりゃ俺たちは分かってるさ。でも下手したら信じる人もいるかもしれないよな…」

小鳥「あずささんは普通に迷子になってる所を撮られたんでしょうね」

P「そうですね。というか別に写真なんかなくてもいくらでもでっち上げられるんでしょう」

律子「確かに。当たり前だけど、どれもこれも現場を押さえた写真が載ってるわけじゃないわ」

小鳥「でも、こういう金銭関係とか男女関係はイメージ的にかなり悪いですよね…」
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:18:11.94 ID:HJz2EpGq0
律子「断固抗議しましょう!」

P「もちろんそうするつもりだよ。他の雑誌も一通り確認してからな」

小鳥「じゃあ次、見てみましょう」


『道着に裸足で熊退治?真王子のワイルド過ぎる休日!』ジャーン

P「これは…貶めたいのかどうかもよく分からないな。間違ってもイメージアップにはならないが…」


『我那覇響、実はゴーヤが苦手?』ジャジャーン

律子「そんなのどうだっていいでしょ!」
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:21:24.19 ID:HJz2EpGq0
『有名霊能者が証言!如月千早にかけられた貧乳の呪い!』ペラーン

小鳥「いやいやいやいや」


『星井美希、実はおにぎりよりパン派?新技パンビームに米農家から悲痛な叫び!』モワーン

P「もうわけわかんねえな」
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:24:06.76 ID:HJz2EpGq0
…………………………………………

………………………

…………


律子「ほんっとにもう、くだらない記事ばっかり!バカにしてるわ!」

P「でもなあ、これなんかは本当かもって」ペラ

律子「なんですかプロデューサー殿までそんなこと」


『恐怖の食欲女王、四条貴音が潰してきた食べ放題店の数々!』


小鳥「ああー」

律子「ああー」


P「あとほら、こっちも」
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:27:10.88 ID:HJz2EpGq0
---------------------------------

『小悪魔系双子アイドル亜美真美、男性アイドルAを泣かす?』

…某特別番組の収録後、楽屋前の廊下でばったり出会った際に口論となり、結果Aが泣いて退散する事態になったというのだ。

Aと同じグループに所属するアイドル、Iはそのときの様子をこう語っている。

「最初は廊下通るのに邪魔だとかなんとか、そういう些細な事だったんですよ。ホラ、あの特番、双子ちゃん達結構目立ってたから。

アイツ焦ってたんでしょうね。気が立って『邪魔だ、どけ!』みたいに言っちゃったんですよ。そしたらその反撃がものすごくて。

1分もしないうちに『えーマジ童貞!?』『童貞が許されるのは小学生までだよね!』状態ですよ。冬馬のヤツ、最初は顔赤くして

怒ってたんですけど、そのうち涙目になっちゃって。更にそれを見た翔太が面白がって一緒に囃し立てるもんだから大変ですよ。

いつネタ合わせしたんだっていうくらい完璧なコンビネーションで冬馬を囲んで煽りまくってね。俺ですか?そりゃあそんな

ところを見せられたら辛かったですよ。なんで冬馬ばっかりなんだ、なんで俺を囲んで罵ってくれないんだって。

自分が冬馬だったらと想像しただけで股間のAliceがギンギンGuiltyでしたね」

----------------------------------
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:28:52.98 ID:egTcLjMZ0
Aって言ったのに名前出てね
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:28:59.86 ID:41Mb8IEP0
つづけたまえ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:30:12.27 ID:HJz2EpGq0
律子「変態か!」

P「イニシャルトークもっと頑張れよ!どっちかといえばジュピターのほうがダメージでかいだろこれ」

小鳥(この雑誌は保存版ね。妄想が捗るわ)

律子「とにかく!早速行動に移りましょう。まずは出版社に電話、それから記者を確認して…」

P「小鳥さんは電話番お願いします。相当大変かもしれませんけど…」

小鳥「はい!大丈夫です。うちは実働部隊が少ないですし、頑張らなきゃですね!」

P「そうですね。こういうとき、社長が言ってた765エンジェルとかいうのが本当にいてくれたらって思いますよ」

律子「この間言ってたあれですか…」
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:33:35.92 ID:HJz2EpGq0
----------------------------------

P「765エンジェル、ですか?」

高木「うむ。私が勝手にそう呼んでいるのだがね」

律子「それが代わりに仕事をやってくれるっていうんですか?」

高木「いやそうではないんだ。ただ、困った時に人知れず助けてくれるというか」

律子「はあ」

高木「私が765プロを立ち上げてこれまで…まあ苦労話はいくらでもあるんだが、その中でも特にもうおしまいかと思うほどの」

高木「ピンチも何度かあったんだ。しかしそんな時は不思議と私の知らないところで上手く事が進んでいたり、なぜかトラブルが」

高木「解消されていたりして、ここまで続けてこられたんだよ。そういうことがあって、いつか私は思うようになったんだ」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:34:54.30 ID:AMvYch460
面白そうだな
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:36:10.41 ID:HJz2EpGq0
高木「何と言うか、特別な存在が私を…いや、我々765プロを守ってくれているんじゃないかとね」

P「その特別な存在というのが765エンジェル、と」

高木「その通りだよキミィ。恐らくは特殊エージェントのような3人くらいの女の子たちだと思うよ」

律子「なぜ女の子だと?」

高木「うむ。そのほうがなんだか守られていて嬉しいじゃないか」

律子「はあ…」

----------------------------------
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:39:10.16 ID:HJz2EpGq0
律子「あんなのは社長の世迷い言です」

P「手厳しいな。まあ俺も本気にしてるわけじゃないけどさ」

律子「経営者って信心深い人が多いって言いますから、それと似たような感じかもしれませんけど」

小鳥「あの前日、日曜洋画劇場でチャーリーズエンジェルやってましたからね」

律子「え?」

P「え?」

小鳥「あれ?知りませんでした?」

P「…一気に信憑性を失ったな」

律子「元から信じてませんでしたけどね!もう!さあ仕事しますよ!」



千早「…………………………」リ-_-川
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:39:57.89 ID:Cszv/Ezg0
やはりチャーリーズエンジェル

……千早、隠れてたんだよな? 壁に同化してたわけじゃないよな?
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:42:19.84 ID:HJz2EpGq0
黒井「ンナハハハハ!なかなか上出来ではないか!」

黒井「よし、この調子でしばらく書かせ続けてやろう。765のアホどものアホ面が目に浮かぶわ!ンナーッハッハ!」

千早「これが黒井社長が動かしてる悪徳記者の連絡先ね」

黒井「!誰だッ!」

千早「…………………………」リ-_-川

黒井「…………………………」

黒井「なんだ壁があるだけではないか。声が聞こえたと思ったが…気のせいか」



ポパピプペ

千早「私よ。やっぱり糸を引いていたのは黒井社長だったわ。子飼いの記者が3人。詳細はメールするわね」
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:45:35.63 ID:HJz2EpGq0
……………………


雪歩「ごめんなさい、待ちましたか?」

男「いいや僕も今来たところさ。今夜は何を食べに行こうか?」

雪歩「えへへ、実は近くに今月オープンしたばかりの焼肉屋があるんだぁ」

男「ははは、雪歩ちゃんは本当に焼肉が好きだね。じゃあそこにしよう」


悪徳A「なんてこった。適当な写真でも撮ってまた記事でっち上げてやろうと思って張ってたら、本物のデート現場ってか」

悪徳A「モテそうな優男だな。業界関係者か?こいつは運が向いて来やがった。大スクープとボーナスいただきだぜ!」パシャパシャ
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:48:21.49 ID:HJz2EpGq0
雪歩「それでね、今日も春香ちゃんがお菓子作ってきてくれたの」

男「へえ、羨ましいね。今日は何を持ってきてたんだい?」

雪歩「今日はね、フォンダンショコラ。中のチョコがとろけて、とっても美味しかったよ」

男「フォンダンショコラか。食べたことないなあ」


悪徳A「しかし男性恐怖症と聞いてたが、随分と仲良さそうじゃねえか。こいつはオトコと見て間違いねえよな」パシャパシャ

悪徳A「…けっこう歩くねえ。その焼肉屋、こんな人気のない場所でやっていけんのかよ…痛てっ」ドン

強面「おっとォ、気をつけなオッサン」

悪徳A「ああ、悪いな」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:51:23.57 ID:HJz2EpGq0
強面「ちょっと待ちな。人にぶつかっといて、ちょっと誠意が足りないんじゃねえかい」

悪徳A「だから謝ったじゃないか。俺は急いでるんだ。どいてくれ」

強面「ふーん、オッサン、カメラマンか何かかい?ごついカメラ持って、こんな裏通りで何を撮るつもりなんだろうなぁ?」

悪徳A「アンタには関係ないだろう。くそっ、見失っちまう!」

強面「それが関係ないわけじゃないんだよ。それに、見失うって心配はしなくていいと思うぜ」

悪徳A「はあ?何言ってんだ?いいからどいてくれ!」


雪歩「…ネズミが引っかかったようだねェ」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:54:08.38 ID:HJz2EpGq0
悪徳A「げっ、萩原雪歩?畜生、見つかっちまったじゃねえか!」

悪徳A「仕方ねえ。ちと物足りねえが写真は押さえたんだ。ここは退散させてもらうぜ」ダッ

男「おっとこっちは通行止めだよ」

悪徳A「さっきの優男か。こっちは伊達に何年も悪徳記者やってねえんだ。多少の修羅場は目じゃねえぞ。どきな!」

男「随分とナメた口聞いてくれるなァ。素人モンが、舐めとったらあかんぞゴルァ!」

悪徳A「えっ」ビクッ
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:54:40.66 ID:YTJtiIjV0
はよ
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 15:57:09.47 ID:HJz2EpGq0
強面「ちょっとお痛が過ぎたみてえだな、オッサン」

雪歩「アンタ、随分と面白い真似してくれたじゃないか。えぇ?」

男「お嬢、周りに仲間はいませんでした。コイツ単独です」

雪歩「そうかい。二人とも、御苦労さん」

悪徳A「えっ?なんかキャラ違くない…ですか?」

雪歩「アンタは黙ってなッ!」

悪徳A「うぅ、ひどい」
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:00:03.14 ID:HJz2EpGq0
雪歩「それじゃア行こうか。765プロに手ェ出したらどうなるか、キッチリ身体で覚えて貰わないとねえ」

悪徳A「ひぃ」ガクガク

雪歩「そんなに怯えるんじゃないよ。情けないねェ。安心しな。命まで奪りゃしないからサ」

雪歩「写真のデータと、ここ2〜3ヶ月の記憶を失くすくらいで勘弁してやるよ」

雪歩「それとも………」



雪歩「穴掘って埋まってますゥゥウ?」


悪徳A「ヒイイィィィ………」



ポパピプペ

雪歩「あ、もしもし?うん、任務完了だよ。え?私が一番だったの?…エヘヘ。…うん。じゃあ残りはよろしくね」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:03:12.84 ID:HJz2EpGq0
……………………


春香「それじゃ、お疲れ様でしたー!」ペコリ

春香「今日はプロデューサーのお迎えは無し。このまま一人で直帰、と。寂しいなあ〜」テクテク


悪徳B「へへへ、次はどんな記事を書いてやろうか。とりあえずしばらくつけ回して、何か適当にネタを頂戴しようかね」コッソリ


春香「そうだっ、ちょっと寄り道していこうかな」


悪徳B「お、どっか行くみたいだな。いい画を撮らせてくださいよっと」


???「待ちなさい!」

悪徳B「ん?誰だ!」
25>>24「さん」付け忘れた:2013/06/02(日) 16:06:01.75 ID:HJz2EpGq0
まこりん「この世を闇が包もうと!正義を貫くこのこぶし!弱きを助け、強きをくじく!非道を許さぬこの血潮!」

まこりん「愛と正義の使者、プリンセス・まこりん!今宵も華麗にぃー、参上ナリぃ!」キュピィーン

悪徳B「…………………」(なんかひらひらした服着たお嬢ちゃんが出た)

まこりん「…………………」(あれ?なんかリアクション薄い)


まこりん「…………えっと」

まこりん「この世を闇が包もうと!」

悪徳B「いやいやいや!聞こえなかったわけじゃねえから!」

まこりん「あ、そうですか」

悪徳B「なんか面倒くさいのに捕まっちまったなあ」
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:08:28.22 ID:Tdt6uGv70
プリキュア初代の黒い方に合わせればあるいは…
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:09:09.94 ID:HJz2EpGq0
悪徳B「……あのな、お嬢ちゃん。おじさん今忙しいから。遊び相手なら他を当たってくんな」

※まこりんは顔を隠しているわけではありませんが、魔法少女モノのお約束で正体が菊池真だとは気づかれない仕様になっています。

悪徳B「俺は大事な仕事中なんだよ」

まこりん「黒井社長の命令で765プロのバッシング記事を書くのが、あなたの言う大事なお仕事ですか?」

悪徳B「お前、なぜそれを!」

まこりん「世界中の少年少女の夢を壊そうとする悪徳記者め!魔法少女プリンセス・まこりんが成敗しちゃうぞっ☆」キャルーン

悪徳B「なにが魔法だ、そんなもんあるか!」
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:12:09.74 ID:HJz2EpGq0
まこりん「行きますよお! もっと!高めて果てなく心の奥まで!まこりん☆マジカルプレリュード!」ゴッ

悪徳B「おごォ!」

まこりん「とどめだ! もっと!染めてよ激しく世界の色まで!まこりん☆マジカルレクイエム!」ズバッ

悪徳B「ぐえ゛っ!」

まこりん「金輪際、765プロには手を出さないと誓いなさい!」

悪徳B「わ゛…分がっ……た」ブクブク

まこりん「ふぅ…」スクッ

まこりん「奇跡も…魔法も…あるんだよ…」ジャーン
29 忍法帖【Lv=6,xxxP】(1+0:15) :2013/06/02(日) 16:13:24.68 ID:wi9BFMavP
魔法(物理)だな
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:15:05.17 ID:HJz2EpGq0
まこりん(ちょっと締めすぎた……)

※まこりん☆マジカルプレリュード:腰を深く落とし真っ直ぐに相手を突く、まこりんマジックの基本技。

※まこりん☆マジカルレクイエム:仰向けに倒れた相手の両襟を取って頸部を締める、まこりんマジックの必殺技。



ポパピプペ

真「もしもし、任務完了したよ!…うん。じゃああと一人だね!」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:18:12.88 ID:HJz2EpGq0
……………………


【2:00AM】

あずさ「〜〜♪」ガチャリ

悪徳C「おっと、外出だ。張ってて正解だったぜ」

悪徳C「さて、こんな深夜にどこに行くのか、ばっちり撮らせて貰おうか」


【3:00AM】

あずさ「〜〜♪」トコトコ

悪徳C「えっちょっと待って。そこ曲がったらまた…」

あずさ「……?」

悪徳C「ほらー!また家に戻ってきたよ」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:19:54.60 ID:TdGz3QIG0
支援
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:21:14.70 ID:HJz2EpGq0
【3:00AM】

あずさ「………」ポケー

悪徳C「急に立ち止まって動かなくなったが…何か見てんのか?」

あずさ「♪」トテテテ

悪徳C「あ!あそこの星井美希の屋上看板を近くで見ようとしてんだな」


【4:00AM】

あずさ「???」ウロウロ

あずさ「………!」タタタ

悪徳C(看板に近づく→ビル影に隠れて見えなくなる→戻る→再発見→看板に近づく……)

悪徳C(このループにはまって6周目です…)
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:24:07.38 ID:HJz2EpGq0
【5:00AM】

あずさ「♪」トコトコ

悪徳C「もう明るくなってきた……」

あずさ「……!」ハッ

悪徳C「ん?何か見つけたのか?」

あずさ「♪」タタタ


【6:00AM】

あずさ「〜♪」チッチッチッ

悪徳C「野良猫の前に座ったままもう1時間も動かねえ…」

猫「…………」

悪徳C「猫もすっげえ迷惑そう…ずっと一定距離保ってるな」
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:27:39.51 ID:HJz2EpGq0
【7:00AM】

あずさ「…!」ヒョイ

あずさ「…………」

あずさ「〜〜〜」ムニャムニャ

悪徳C「なんか棒きれ拾ってムニャムニャやってるけど、あれってまさか…」

あずさ「………!」パタリ

悪徳C「小学生か!リアルで棒倒して進む方向決める大人初めて見たよ!……うわっ、こっち来た!」


……………………
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:30:07.96 ID:HJz2EpGq0
【9:00AM】

あずさ「おはようございま〜す」ガチャリ

<あ、あずささんおはようございます

<早いですね。最近調子いいんじゃないですか?

<うふふ。私だって、いつも迷子になってるわけじゃありませんよ〜


悪徳C(さらっと嘘吐いてんじゃねえよ!電車で2駅の距離に通勤何時間だよ!)

悪徳C「…ハァ…疲れたな………帰ろ…」


???「グルルルル…」


悪徳C「ん、なんだ?」
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:30:47.90 ID:TdGz3QIG0
あずささん、いったいいつ寝てるんだ
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:32:01.65 ID:p/LOMz+C0
イルカは左右の脳を交代で眠らせているため常に泳いでいられる、という話がある
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:33:02.69 ID:HJz2EpGq0
悪徳C「ハアッ、ハアッ、ハアッ………」

悪徳C「クソッ、まだ追ってくるのかよ」

悪徳C「も、もう走れねえ」

悪徳C「こうなったらやってやる。たかが犬っコロ一匹に人間様が舐められてたまるかってんだ」

悪徳C「うおおおおーっ」


イヌ美《絶・天狼抜刀牙!!》ズシャアア
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:33:31.41 ID:Tdt6uGv70
そうかあずささんの可愛さは
イルカと同じ区分だったのか
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:34:17.59 ID:Tdt6uGv70
イヌ美がwwwwwww
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:36:33.53 ID:HJz2EpGq0
……………………



響「おっ、イヌ美、おかえりー。なんだ?今日はずいぶんご機嫌だな」

響「ん?なになに?…千早に任務完了ってメールすればいいの?なんで?……秘密ー?なんだよそれー」

ポパピプペ

響「はい、送ったよ………うわっ!イヌ美、お前爪に血がついてるぞ!大丈夫か!?」

響「………あ、お前の血じゃないの?ならいいや。なんくるないなんくるない」
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:40:03.66 ID:HJz2EpGq0
【メール受信】ピッ

千早「…イヌ美、お疲れ様。記者のほうはこれで終わりね。じゃあ最後は私が…」リ-_-川

黒井(なんだか最近妙に部屋が狭く感じるな…。こんなところに壁があっただろうか…?ううむ)

黒井(時折壁からシャッター音のようなものが聞こえるし、社長室の重要書類があからさまにごっそり持ち出されている気がする…)

黒井(疲れているのかもしれんな…。セレブらしくストレス解消するか。よし、今日はダンススタジオ貸し切りだ)
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:42:07.84 ID:HJz2EpGq0
……………………


P「……………………」ペラ

小鳥「……………………」ペラ

律子「………よし、チェック完了!」

P「今週は一件もなかったな!」

律子「先週の分は出版社に回収させた上、謝罪記事も掲載させました。とりあえず一件落着、ですね!」

真「プロデューサー、音無さん、律子、お疲れ様!」

雪歩「大変だったでしょう?お茶入れましたから、休憩してください」
45>>44真ってピヨちゃんのことなんて呼ぶんだっけ:2013/06/02(日) 16:45:23.41 ID:HJz2EpGq0
P「おっ、ありがとう。雪歩」

律子「大変だったのは確かだけど、びっくりするほどスムーズに事が運んだわね」

小鳥「エンジェルちゃん達のおかげですね、きっと」

P「あはは、そうかもしれませんね」

律子「ふふ、それはないと思いますけど…少しくらいは信じてもいいかな」

千早「楽しそうね。何の話?」

小鳥「うふふ、なんでもないわ。ただの妄想よ」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:46:29.13 ID:LYOiwb5o0
おもしろい
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:48:23.30 ID:HJz2EpGq0
響「みんな、大変だぞ!テレビ見て!」


テレビ「調べによると、東京都の芸能プロダクション、961プロの脱税、贈収賄の証拠となる裏帳簿が、匿名の人物により」

テレビ「警視庁と複数のメディアに郵便で届きました。なお、関係者の話によるとこれらの書類には同社社長である黒井氏の」

テレビ「盗撮無修正ヌード写真が添付されていたとのことです。警視庁は事態を重く見て、961プロに家宅捜索に入るとともに」

テレビ「黒井社長に任意同行を求め、事情を聴く方針です」

P「黒井社長!?」

律子「あらら、あんなことするから。天罰ね」

小鳥「律子さんったら。黒井社長の仕業って決まったわけじゃないのに」
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:49:21.45 ID:YTJtiIjV0
千早が一番怖い
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:50:57.37 ID:Mi6ytJvA0
小鳥さんだっけか
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:51:04.92 ID:HJz2EpGq0
響「………………!!」

P「ん?響、どうかしたのか?」

響「まさかと思って今日事務所に届いてた封筒開けたら、黒井社長が全裸で踊ってる写真が…!」///

律子「す、捨てなさい!」

小鳥「私、気になります!」

P「回収!淫魔の乱舞は回収です!」


ワーワーキャーキャー


千早「ふふ、これにて一件落着、ね」

雪歩「うん!みんな、お疲れ様!」

真「へへへ、やーりぃ!」

イヌ美「バウッ!」


おわり
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:51:49.00 ID:p/LOMz+C0
乙!
ずるいぐらいの勢いだったw
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:52:56.41 ID:LtDroTLp0
面白い
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:54:44.44 ID:Jhj8KXd90
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:54:57.60 ID:HJz2EpGq0
読んでくれたみんな、ありがとう

なお、俺氏は8thアニバーサリーの予約抽選に漏れた模様
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:55:34.62 ID:LYOiwb5o0
おもしろかったぜ!
乙!
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:56:22.82 ID:TdGz3QIG0
テンポがよくて面白かったよ
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/06/02(日) 16:56:34.17 ID:Tdt6uGv70
面白かった乙
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>淫魔の乱舞
おい