豊音「こんなオカルトちょーありえないよー」

―豊音の村―

「大変だ！豊音が連れてきた友達が神隠しにあった!!」

「青年会の奴ら総動員しろ！熊に喰われてたらただ事じゃねえぞ！」

「他の嬢ちゃん達は豊音の家から出すんじゃねえぞ!!」


……

塞「大丈夫？豊音……」

豊音「わたしの……わたしのせいでシロが……！シロがぁ……！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

胡桃「大丈夫、絶対大丈夫だから！」

エイスリン「シ、シロハ……ゼッタイ、ヘイキ……！」ｸﾞｽｯ

豊音「私が……私がこの村に……この村に連れてきたからぁ……！」

豊音「シロ……うあああああああん!!」

塞「豊音……」

塞（……シロ……アンタ……どこに行っちゃったの……？）

……………

―宮守―

ﾊﾞｻｯ

豊音『あーもー！ちょーむずかしいよー！』

胡桃『うるさいよトヨネ！』

塞『そんな事言って……勉強はちゃんとやりなよ？』

豊音『うー……でもあんまり楽しくない』

胡桃『そんな事言ってると進学できないよ！』

塞『皆一緒の大学行くんでしょ？頑張らないと……判定も怪しいんだから』

豊音『う……それは、そうだけどー』

エイスリン『トヨネ！メッ！』

豊音『ううう、四面楚歌だよシロー』

白望『……うん』

塞『シロからも何か言ってやってよ』

白望『…………えー』

白望『あー……えっと……』

白望『……気分転換でもしたら』

豊音『気分転換？』

白望『うん…………だらだらしたり……いろいろしたり』

胡桃『色々ってなに』

白望『…………友達とどっか行ったり遊んだりとか』

塞『またざっくりときたな！』

豊音『……』

白望『まあ、気分が乗らないなら別の事を……』

豊音『そうだー！』ﾊﾞﾝｯ！

エイスリン『ワア!?』

塞『ちょっと、いきなりどうしたの豊音!?』

豊音『みんな！うちにおいでよー！』

胡桃『え？うち？』

豊音『うん！皆で軽くお泊りしようよー！』

再放送か

今度はしっかりしてくれよ

……

―宮守女子校・放課後―

ｽﾀｽﾀ

塞「……あそこで皆を誘っちゃったから……責任感じちゃってるんだね……トヨネ」

胡桃「うん……ずっと家の自分の部屋で泣いてるって……」

塞「…………シロが豊音の村で行方不明になって……もう3日経つのか」

胡桃「……う」ｼﾞﾜ

塞「……だ、大丈夫だって！胡桃まで弱気でどうすんのさ！」

胡桃「だ、だって」

塞「だ、大丈夫……大丈夫だよっ」

塞「そのうち……そのうち、『ダルい』とか言って……ひょっこり戻って来るよ……！」

胡桃「うん……うん……！」

塞「とにかく、早く部室に行って……携帯とか、書置きとか……シロの手がかりか何か無いか探そう」

胡桃「うん……そうだね」

貴音に見えた

ふんふむ

ｻﾞｯ

胡桃「塞、鍵開けて！」

塞「はいはい、ちょっと待ってね」

ｶﾞﾁｬｯ

ｽﾀｽﾀ

塞「それじゃ、胡桃は雀卓の方探して」

胡桃「うん！」

塞「私はこたつの方を――……」ﾋﾟﾀｯ

胡桃「？……塞？どうし……たの……」ﾋﾟﾀｯ


「ぐぅ……ぐぅ……」


胡桃「……！」

塞「…………ま、まさか……」

ﾀﾞｯ!!

塞「シロ!!」

ﾊﾞｻｯ


「ん……寒い……だる……」


塞「シロ……!!シロ!!」

「…………え……？」

胡桃「ばかぁっ!!どこ行ってたの!!」

「……？」

塞「ほんと大馬鹿!!みんなどれだけ心配したと――……」ﾋﾟﾀｯ

胡桃「……」

「…………」

胡桃「…………お」

塞「…………おと、こ…………？」


白望（♂）「…………誰……？」

……

白望「……」

胡桃「……で」

塞「あんたは……宮守男子校からやって来た小瀬川白望だと」

白望「……おやすみ」ﾓｿﾞｯ

胡桃「寝るなそこ!!」

白望「……夢でしょこれ……塞と胡桃が女になってるとか……」

胡桃「ちょっと！私達をからかって遊んでるんだったら許さないよっ！」

塞「でも胡桃……これは他人にしては似すぎじゃない？」

白望「…………ダルい」

胡桃「た、確かに……でも」

ｶﾞﾁｬｯ

エイスリン「サエ、クルミ…………シロ!!!!!?」ｶﾞﾀﾝｯ!!

白望「……エイスリンまで女に…………ダルい」

塞「……それに、ちゃんと皆の名前まで知ってるみたい」

白望「……なにこれ……ほんと、ダルい……」

塞「……」

ｸﾞｲｯ

白望「……？何？」

塞「ねえ……ちょっと試しに麻雀やろうよ」

白望「麻雀？」

胡桃「ああ、それだったら打ち筋で本人かどうかわかる！」

塞「それに、これが夢じゃないって事を教えてあげる」

エイスリン「っ？……？？」

白望「……うん……いいけど……」


……


白望「……ありがとうございました」ｼﾞｬﾗｯ

塞「…………もっと強くなってたけど……こりゃ本物だわ」

胡桃「『ちょっとタンマ』のくだりまで完璧に本人だったね……」

ペース少し早くないか

白望「……え、なにこれ……夢じゃないの？」

塞「うん……どうやら」

胡桃「性別が全く逆の世界からやって来た……とか？」

エイスリン「？？？？」

白望「…………マジで」

塞「マジで」

胡桃「ねえ、ここに来るまでの記憶ってわかる？」

白望「えっと…………皆で豊音の家に遊びに行ってて」

塞・胡桃「「!!」」

白望「……皆で山に散歩をしに行った時……迷って」

白望「山の中ずっと迷ってたら……いつの間にか学校に辿り着いて」

白望「それで……疲れてたから部室に行って仮眠とってたら……」

塞「……気付いたら、ここに居たって事か」

白望「……うん」

この前は寝ちゃってごめなさい
がんばるよー

つまんね
死んだら？

支援

塞「……」

胡桃「……」

白望「……」

エイスリン「？？、？」

白望「……とりあえず、おやすみなさい」

塞「待てっつの」

白望「いや……もしかしたら、何か変わるかもしんないじゃん」

胡桃「単に寝たいだけでしょ！」

白望「いや……」

ｸﾞｲ

白望「え」

エイスリン「…………」

胡桃「エイちゃん……？」

塞「どうしたの？」

白望「……」

エイスリン「……シロ？」

白望「……」

エイスリン「シロ……ジャ……ナイノ……？」ﾎﾟﾛ

白望「！」

塞・胡桃「「!!」」

エイスリン「……シロ、ハ……ドコ……？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

白望「……」

エイスリン「グスッ……ヒグｯ……！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

胡桃「エ、エイちゃん……」

塞「それは」

ﾅﾃﾞ

エイスリン「！」

白望「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

胡桃「……！」

塞「……シロ……」

エイスリン「ウ……」ｸﾞｽｯ

白望「……えっと……」

白望「…………泣かれると、ダルいから……」

白望「……シロなら……心配しなくていいから……泣かないで……エイスリン」

エイスリン「……！」

胡桃「……」

塞「……」

白望「……なに」

胡桃「……ううん」

塞「うん……本物のシロなんだね」

白望「そうだけど……」

塞「……よし」

ﾓｿﾞﾓｿﾞ

塞「それじゃ、落ち着いて話を整理していきましょうか」

白望「……だる……」

支援

しえん

……

塞「うーん……結局、ろくな事はわかんないかぁ……」

白望「うん……」

胡桃「でも、男のシロがいてくれただけでも十分な手がかりだよ！」

塞「うん、そうだね」

白望「これ……ドッキリとかじゃないよね」

胡桃「そんなわけないでしょ！」

塞「現にエイスリンだって泣くほど心配してたんだよ？」

白望「……」ﾁﾗ

エイスリン「スゥ……スゥ……」zzz

白望「……うん」

胡桃「でもどうしよっか……もう時間も遅くなってきたよ」

塞「あ……ほんとだ。もうこんな時間……でもシロを放っておけないし」

胡桃「家に泊めてあげたいけど……」

塞「…………男、だしね」

４

白望「……」

胡桃「ねえ、シロの知り合いの男の人っていたっけ……？」

塞「いや……全然知らない」

エイスリン「……ン……スゥ……」zzz

白望「……」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

塞「あ、そうだ！シロの家……」

胡桃「シロが男になって戻ってきましたーとか言うの？」

塞「う……」

白望「……ねえ」

胡桃「え？なに？」

塞「あ、そうだシロ。シロって知り合いの異性とか」

白望「……いや、ここ借りていいかな」

塞「え？」

白望「行き場所の心当たりないから……部室に泊まってもいいかな」

\4

結局止まってんじゃないか

せめていなくなる時はなんか言ってくれよ……

ほ

ほしゅ

ほしゅ

ほ

保守

保守

SS書いてる途中で寝るってどういう事なのよほしゅ

ほしゅ

保守

ほ

ほ

ほ

またホモがスレ立てたのかよ
いい加減飽きたわ
センスないから人間やめろ

またかよ…
さるさんっぽいな
ペース早すぎ
いい加減学習しろ

保守

ほ

さる