ハルヒ「有希ってば裏でみくるちゃんの話ばかりしてるのよ」

みくる「……へ？」

ハルヒ「最初は驚いたけど、今じゃ少し聞き飽きたくらいよ」

みくる「す、涼宮さん、それ、どういうことですかぁ？」

ハルヒ「どうもこうもそのまんまよ。有希ったら、みくるちゃんが居ない時は、ずっとみくるちゃんのことばっかり話してるの」

ハルヒ「やれお茶が美味しいだ、されどお茶が美味しいだ、何かとあれば話に出してくるの」

ハルヒ「好きなんじゃないかしら」

みくる「えっ、えええっ！？」

それみくるじゃなくてお茶が好きなんじゃね

それみくるじゃなくてお茶の話じゃ

もしかして：お茶の話

みくる「でも、それじゃ私っていうか、お茶が好きなんじゃ……」

ハルヒ「あたしもね、そう思ったの」

みくる「へっ？」

ハルヒ「だから試しに、あたしが淹れたお茶を有希に出してみたの。そしたらなんて言ったと思う？」

みくる「え、えーっと……なんでしょう？」

ハルヒ「美味しい、だってさ」

みくる「やっぱりお茶が好きなんじゃないですか！」

光浦はお茶が好きなのか

お茶だな

レズスレかと思ったらお茶スレだった

ハルヒ「まあまあ、落ち着きなさいよ。まだ話は終わってないわよ」

みくる「あ、そうなんですか……？」

ハルヒ「あたしが淹れたお茶だもの、美味しいに決まってるじゃあない。
　　　　問題はそのあとなのよそ・の・あ・と」

みくる「は、はぁ……」

ハルヒ「あたしね、試しに聞いてみたの。あたしとみくるちゃんが淹れたお茶、どっちがおいしい？　って」

みくる「え、えええ〜っ……」

ハルヒ「ここで有希がみくるちゃんって答えたら、みくるちゃんに好意を持ってる可能性は高くなるじゃない？」

みくる「そ、そうなっちゃうんですかぁ？」

ハルヒ「そうよ。それでね、有希に聞いたら、有希は言ったのよ。確かな口調で答えたの」

みくる「は、はい……」

ハルヒ「『朝比奈みくる』、ってね」

みくる「！？」

みくる「ほ、ほんとですかぁ！？」

ハルヒ「ホントよ。だからあたし悔しくて。思わず湯のみ割っちゃったの」ﾃﾍｯ

みくる「えええっ！？　あれ涼宮さんだったんですかぁ！？」

みくる「私言いましたよね！？　『なんで割れちゃったんだろう……。誰か知ってたら教えて下さいね』って！」

みくる「その時涼宮さんなんて言ったか覚えてます！？」

ハルヒ「さて……なんて言ったかしら」

みくる「『あたしが絶対犯人をとっ捕まえてやるわ！』ってすごい白々しい顔で言ってたじゃないですか！
　　　　私嬉しかったんですよ！」

ハルヒ「まあ言うじゃない。犯人は意外と近いところにいるって」

みくる「近いどころの騒ぎじゃないですよ……ひどすぎます……」ｸﾞｽﾝ

お茶たんハァハァ

ハルヒ「ごめんね。あたしが悪かったわ。許してちょうだい」

みくる「……」

ハルヒ「みくるちゃん？」

みくる「ずるいです。そんなに素直に謝られてしまったら、もう許しちゃいます」

ハルヒ「恩に着るわ。次は気をつけるから」

みくる「はい……気をつけて下さいね」

ハルヒ「わかってるって。さて、今日の団活はこれでおしまいね！」

みくる「はぁ〜い」

長門「……」ﾊﾟﾀﾝ

キョン「よっと……そんじゃ帰るか」

古泉「そうですね。大分陽も短くなってきましたから、早めに帰路につきましょう」

「涼宮ハルヒの日常」終わり
これから濃厚な朝キョンになります

は？

いらね

じゃあやめます

早くしてくれよ