【第二回】合法アロマ使ってみたけど質問ある?

このエントリーをはてなブックマークに追加
1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1366126414/l50
以前、調子こいて上記のスレ立てした者です。
今日、会社のイベントで女の子と触れ合う機会があったため、とうとう我慢できずに
二度目の禁断の扉を開けてしまいました。

眠れないので全レス目指します。
あと、この前書いていた『今、俺が狙ってる女の子の物語』の続きを書きます。

暇な方、ゆっくり書き込みしていってね!
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 01:31:30.39 ID:BqyAFhTg0
はい、当然誰も書き込みしませんね。
今回はどこまで逝けるか・・・
猿が来るのは200回くらい書き込みしてからにして欲しいぞ・・
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 01:35:40.91 ID:BqyAFhTg0
『今、俺が狙ってる女の子の物語』
---前回までのあらすじ----
ヌルい就職活動の末、地元の企業に勤め始まったスレ主。
ある日、同期入社の職員同士で飲み会をすることになったのだが、スレ主はそこで運命の出会いを迎える。

彼女の名は「S」。
そう、スレ主は 「 恋 」 に落ちたのだった・・・・
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 01:47:01.15 ID:BqyAFhTg0
居酒屋で開催された飲み会。
僕が座った席の、右隣に、Sさんはいた。

Sさんは「かなりルックスが良い娘だな」という第一印象を俺が思わず持つくらい、世間的な相対感覚で見ても可愛い娘だった。
芸能人で例えれば「水樹奈々」。AV女優で例えれば「河合ひなた(※ただし『オナニーサポーター』出演時)」。
ちなみにSさんに似ている上記作品のAV女優を見つけてからというもの、それをオカズにオナニーをしまくった。
今でも、一緒に話す機会があった日には高確率でそれをオカズにしながら、Sさんの事を思い出してオナニーする。

・・・話が少しそれたが、つまりその時の俺は「とても可愛い娘が隣に座っている」という、飲み会が楽しくなる大きなプラス要因をゲットしていたのだった。
この願ってもいない状況は、俺の心に、飲み会を企画してくれた同期のチャラ男へ感謝の念を抱かせた。
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 01:51:46.74 ID:bsQ4Ia33O
ビクトリアもうないの?
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 01:57:46.55 ID:BqyAFhTg0
>>5
真に残念ながら規制の対象になってしまったため、使用・所持のいずれもが違法に
なってしまいました・・・
ちなみに前スレで主が香りを楽しんだ「meltyheart」というアロマは、用途や効能がビクトリアに近いため、
後継アロマとして期待されているらしいよ!
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:05:34.86 ID:bsQ4Ia33O
>>6
MeltyHeartどうだった?
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:08:10.59 ID:BqyAFhTg0
定番のとりビー乾杯から、運命の宴は始まった。俺にとっての運命の夜が始まった。

まず、俺はSさんの隣席という格好の地の利を生かして、とにかくSさんに話しかけた。
話題のとっかかりは仕事の内容が多かったが、時間が経つにつれて、アルコールと周囲の程よい雑然とした空気のお陰もあり、
徐々にプライベートな話題にまで踏み込むことが可能になっていった。

そう、あれは、飲み会が開始されてから30分程だったと思う。
ようやく突破口を見出しつつある俺の左隣に、今回の同期飲みを企画したチャラ男(@)(以下チャラ@)が唐突に陣取った。
いや、事はそれだけにとどまらず、なんとSさんの右隣にはチャラ男(A)(以下チャラA)もちゃっかり座っているではないか。

「ヤバいお・・・」俺の直感がそう告げていた。
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:17:24.88 ID:BqyAFhTg0
>>7
感想は「期待したのと違うけど、これはこれで気持ち良いぃぃい」でした。

これは、俺が初めてアロマを使うにも関わらず、ろくに使用方法も調べないで楽しんだことが理由なのかもしれない。
俺がMeltyHeartを知るきっかけとなった雑誌の記事では「ちょっと誤飲するだけで女の子は大洪水!」状態になっていたため、
男である自分もまだ見ぬ快楽に目覚めたいという欲求により、楽しんだ。

でも、香りを楽しみ始めてからネットで正しい使用方法を検索したら、俺の楽しみ方はかなり誤った方法だということが発覚したのでした。

結果、植物は全く育たず、エロい衝動もあまり感じず、ただタコがじんわりと持続するような感覚だけを楽しめました。
ただ、夜の8:30から香りを楽しみ始めたので、ピークが24:00くらいに訪れ、その後は全く眠気がこないまま徹夜状態で出勤するハメに
なったのは驚いたなぁ・・
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:26:03.79 ID:BqyAFhTg0
案の定チャラ@&AはSさんへの積極的な会話を仕掛けてきた。
そのトークはまるで場を盛り上げるための見本を示すかのような圧倒的なものであった。
先ほどまで俺の周囲に漂っていた「イマイチ盛り上がりきってない微妙な空気」はすぐさま払拭されていき、それに伴ってSさんの笑い声も明らかに多くなっていた。
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:30:16.18 ID:BqyAFhTg0
みんな!恥ずかしがらずに気軽に書き込んでっていいんだよ!

今ならもれなく、大して面白くない主の人生小説もついてくるよ!
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:31:52.96 ID:wWEaqCUU0
またお前か
前寝れた?心臓バクバクした?
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:37:08.76 ID:BqyAFhTg0
そのとき、唐突にチャラ@が俺に話題の矛先を向けた。

「なぁ主ってもしかして童貞?」


一 体 な に き い て ん だ こ い つ は


この突然の問いかけにどう答えたものか、2秒ほど逡巡した。
「えーえ?え?あs」という意味不明な言葉が、勝手に口から発せられる。
俺のこの反応自体は、仕方が無いといってもいいだろう。いや、言わせてくれ。
だって、俺がこれまで経験してきた大学の飲み会ではそんなことは全然話題にならなかったんだもん!
え、合コンではどうだったかって?

恥ずかしながら、そんなもの未経験でした。大学時代は合コンなんて都市伝説だと思ってました。
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:39:51.99 ID:BqyAFhTg0
>>12
また来てくれて嬉しいよ!
ゆっくりしていってね!

前回は全く寝れなかったよ!なお行方不明だった眠気が帰宅したのは翌日の12:00くらいだった模様。
なんと開始から実に16時間が経過しておりました・・・
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:42:40.18 ID:BqyAFhTg0
>>12
あ、心臓は、心拍数が通常よりかなり早かったね。
でも胸を圧迫される感覚があるため、走った後のようなドキドキとは一線を画しておりました。
単純に循環器系の血圧が上昇したことが原因でしょうな。
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:51:50.74 ID:BqyAFhTg0
大学時代の俺は漫画研究会に所属していた。
そこからお察しいただける通り、異性との接触なんて皆無に等しかった。
日常からしてその有様なのに、おいおい合コンン?

学科が一緒な女の子と軽い世間話をしただけで満足しちゃうような童貞オタクには、決して訪れないイベントだった・・・
いや、さすがに「合コン」という名称とその内容くらいは知ってましたよ?

ただ、少しだけ、普通の人と比べると少しだけ多い時間をオタク生活に染め上げていただけです、はい。
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 02:55:20.63 ID:wWEaqCUU0
それでもまたやってんのかwwww
はまってるんだな
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:01:34.93 ID:BqyAFhTg0
とにかく当時の俺にとって「汝、童貞たるや否や」という問いかけは、夏に咲く桜のように相当な衝撃を、いとも簡単にもたらした。

どう答えよう?どう答えるのがベストなのか?

逡巡する思考は、2秒という刹那に最適な回答を得ようとフル稼働している。
まさか

アニメと漫画とゲームが俺の嫁です。なに?セックス?
俺ってゲームの中だとヤリチンなんすよ(笑)

なんて言える筈が無い。なにせこの飲み会には同期入社の職員がたんまり集まっており、不用意な発言をしようものなら
すぐさま職場の上司や諸先輩方に知れ渡る可能性が高い。
(どうする!!?)


逡巡が終わった2秒後、俺の口から、次の台詞が生まれていた
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:08:09.97 ID:BqyAFhTg0
>>17
あの気持ちよさが忘れられなくて・・・
ホントは前スレのアドバイスどおり、一ヶ月のインターバルをとるつもりだったんですよ?

・・・でも、今日、会社が終わった後に若手職員が主催する今年度新採のための歓迎会(飲み会)があったんですよ。
俺はアルコールを飲まなかったんだけど、飲酒した新採女性職員(カワイイ)と話をしていたらムラムラしてきてやっちまったんだ・・
だって体をかなりこっちによせて話しかけてくるもんだから、良い匂いは漂ってくるわ頻繁に体が触れるわおまけにタイトスーツな
ミニスカートの奥がチラチラ見えそうになるわで、もう辛抱たまらんくなりました

あの娘と一緒に楽しめたら最高だったんだけどね☆
もちろん一人プレイ☆
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:11:55.07 ID:BqyAFhTg0
少しだけさびしくなってきたのでageてみる
気軽にゆっくり書き込んでってね!
罵詈雑言、美辞麗句、関係無話題等々なんでも受け止めるよ!

ただしサルだけは来ないでね!
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:16:58.44 ID:BqyAFhTg0
俺「age進行でおながいます」
俺「オッケー了解だよ」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:17:45.87 ID:wWEaqCUU0
社会的地位があるならやめとけってwwww
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:23:42.85 ID:BqyAFhTg0
「童貞です。あと、彼女できたこともないです。早く彼女が欲しくて仕方ない毎日です。」


俺はチャラ達に向かってはっきりと宣言した。
きっぱりと、堂々と、言ってやった。
でも、内心はテンパりまくっていたため、聞かれてもいない彼女歴のことまでしゃべってしまっていた。


だが、言った。「童貞」だ、と。
とりもなおさず、それは、俺がチャラ男達に宣言したという事実のみにとどまらず、俺からSさんへ向けて発せられた童貞宣言という意味も持ちあわせていた。、
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:28:27.00 ID:BqyAFhTg0
>>22
おふぅwwまったくwwwその通りでござるwwww
耳も胸も痛いwww
でもチンコはお寝んねしたままでござるwwwwwwww
今回楽しんでるドロシーちゃんも女の子を大洪水にするのではなかったのでござるかwwwww
看板に偽りありでござろうwwww

つまり、末端の血流を犠牲にしてでも体幹部に血を流すのが両者の共通点ですな。
これは多用すると、肝臓どうこう以前に循環器系へのダメージが大きそうだ・・・
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:39:22.40 ID:BqyAFhTg0
この俺の童貞宣言に対して、すぐさまチャラ@が反応した。
「ちょwwお前今、年いくつよ?wwえ?23歳?マジでwww??マジに童貞なの??しかも彼女いたことないんすかwwwちょウケすぎだわwww」
うるせえ、このヤリチン男。
「でも見た目がそうっぽいしwww童貞オーラ出ちゃってるみたいな?ww納得できるわwww」
当たり前だ。貴様らとは積み重ねてきた歴史の重みが違うんだ。たかだか16歳程度で童貞と決別した奴なんぞとは、これまでの付き合いの長さも深さも違うんだよ。
俺はチャラ@の軽はずみな発言に、心からの本音で言い返してやった。



「ちょwwうるせwwだから今、絶賛彼女募集中だって言っただろうがwww俺だって早く脱童貞したいわwwwあ、脱出するのは素人童貞ねwww」


そりゃ俺だってヤれるもんならヤりたいわ!!
お金の介在しないエッチをしてみたいわ!!
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:39:34.40 ID:wWEaqCUU0
エロは諦めろwwwww
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:45:01.51 ID:BqyAFhTg0
>>26
僕もwww男版の大洪水をwww体験したいよおおwwwww

これはやはり使い方が悪いのかなぁ・・?
ネットの体験談見ると「エロ思考に支配された」「一晩中ヤリまくった」「ムラムラしてどうしようもなかった」等の
書き込みがあるんだよな。
大半は業者の自演だとしても、せめて桃色思考くらいは来てくれてもイイジャマイカ!
息子はションボリだとしても!せめて桃色思考!
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 03:56:39.59 ID:BqyAFhTg0
勢いとは恐ろしい。
その場のノリで、ただの童貞でなく素人童貞であることを暴露した俺は、すぐさま、チャラ男たちの格好のイジりネタとなった。
「なんで彼女つくんなかったの?」
「大学ならサークルとか学科の飲み会で出会い無かったの?」
「ところでサークルなにやってたの?てか趣味なに?」
「休みの日とか何してんの?」


休むまもなくチャラ男たちによる、PAC-3などの高性能迎撃ミサイルのような質問が、容赦なく俺の体に、心に、浴びせられる。
とりわけ、趣味という俺のアイデンティティーに深く関わりすぎている事柄すら、こいつらは暴こうとしている。
どうする??どう答える?
どう乗り切るのがベストな選択だ・・・!?

一難去って亦一難。俺は、短すぎるインターバルを経て、再び窮地へと追い込まれていた。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 04:10:16.97 ID:BqyAFhTg0
俺にはいくつかの趣味といえる行為がある。
それらいくばくかの趣味の中で、最も高いプライオリティが与えられているのはずばり 「漫画を描くこと」 だ。

俺が大学時代漫画研究会に所属していたことは先ほど少し触れたが、大学に入学したばかりの俺は、とにかく漫画が描きたかった。
もっと具体的に言うと、描きたかったのはいわゆる成人向けのパロディであり、一般に「エロ同人誌」と呼ばれている。

実は、俺が大学に入る前に通っていた高校にも漫研はあった。あったのだが、通学に要する時間が片道2時間というハンデを抱えていた
時代であり帰宅時間が遅くなること等を考慮し、加入には至らなかったのだ。
なお、これは大分後になって知ったことだが、俺の高校の漫研は腐女子(ホモ好き)たちの巣窟であり、人間として生きることを放棄したかの
ような顔面妖獣がその大勢を占めていたらしい。
もし、高校時代に漫研に加入していればめくるめく妖獣とのラブロマンスが生まれていたかもしれないことを想像すると、
俺が採った選択は結果的に正しかったと思っている。
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 04:16:47.14 ID:BqyAFhTg0
そんな漫画に対する熱い思いを滾らせたまま大学に入学した俺は、漫研での漫画執筆活動を通じてますます
エロ同人誌への渇望を己の内に見出していくことになる。

このくだりを書き始めると別な物語になってしまうので割愛します。
その詳細については、主の次回作 『俺が漫画を描いた訳(仮題)』 をお楽しみに!

・・・という訳で俺の中で漫画執筆という趣味はかけがえの無いものになっており、むしろ漫画を描かなくなった俺はただのダメ人間(素人童貞)
と言い切れる程にまで、その存在は特別なものになっていた。
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 04:42:19.74 ID:BqyAFhTg0
では、この場で素直にそれ 「 漫画の執筆」  を趣味だと打ち明けることが果たして正しいのだろうか?
よし、素直に思い切って打ち明けたとしよう。
打ち明けた後、それを聞いたチャラ男の次の質問は何だろう?

簡単。

「どんな絵描いてんの?wwてか描いた漫画見せてよwww」

だ。これは間違いない。俺の24bitの思考回路は、過去の経験から瞬時にその定型文を導き出した。
考えてみて欲しい。この質問が生まれるのは当たり前のことなのだ。
・・・願わくば、この結論を、この定型パターンを、もっと早く導いていれば良かったと後悔している。

俺の心に深い傷を負わせ、以降、気軽に「漫画描いてる」と言わなくなった、いや、正確には言えなくなったあの日の時点で導かれていれば・・・。
そう、あの日とは、大学入学直後の夕食時に両親から同じ質問が発せられた日・・。

両親「主は部活とか、サークルっていうんだっけ?なにか入るのか?」
主「んー、漫研に入ろうかと思ってる。」
両親「漫研?お前漫画なんて描くの?そもそも絵を描くのか?全然知らんかった。 今 度 ( 夕 食 後 に ) 見 せ て 。」
主「・・・・」
主「いy、いや、俺は漫画とか描かないょ?そもそも俺が絵eなんて描けるわけ無いiじゃんww俺が漫研に入ったのは「オタク趣味」を持つ
  友人が欲しかったからだっtてwww(部誌で)強制的に漫画は描くとしてもほんtヤッツケで適当にやるだけだってwww」


このような窮地に陥ることに不慣れだった当時の俺は、冷や汗かきながら、咄嗟にではあるが、なんとか取り繕える言い訳を口にしたのだった。
ちなみに俺がオタク趣味を持つことは両親も承知していた。体が大きくなってもアニメばっかり見ててもう・・・とか思われる子どもだったろう。
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 04:57:14.25 ID:wWEaqCUU0
頑張って
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:14:19.08 ID:BqyAFhTg0
(閑話)前スレは86回でサルが来たから、それを教訓にしてあと40レス以内にはこの物語を完結させる!させられるといいな!今まさに執筆してるから、速度遅いのは勘弁してくれ!
 age え?誰も、読んで・・・ない?  またまたぁご冗談をw   俺が自分で読んでるぜ!書くのも自分なら、読むのも自分。 まさにオナニー小説だけど、自分史に基づいてるから
    感慨深いんだよ!当時を思い出して熱くなってくるんだよ!息子はいっこうに熱くなってくれないんだけれどもな!  (休題) age進行中


つまり、この時、チャラ男から発せられた質問への回答によっては再び窮地を迎えることは火を見るよりも明らかだったため、俺はこう答えることにした(質問を受けてから1.7秒程度後)。


「うーん、色々あって、車関係も好きだし、温泉旅行とかも好きで一年に2回は行くんだけど、やっぱり一番は・・・・
アニメ見たりすることかな。俺、オタクですwwサーセンwwてか聞く前に見た目て察してくれよwwwww」

この回答に疑問を持った方もいるかもしれない。その疑問とは 「何故オタク趣味があることをバラすのか?マイナスイメージなんだし隠せばいいんじゃないの?」といった趣旨ではなかろうか。
おっしゃるとおり、確かにその対応方法も正しい。

ただ、今回、俺がこの回答をするに至った場と背景を考えてみて欲しい。
端的に言うと、場とは「同期入社職員同士飲み会」を指し、背景とは「チャラ男に対する回答であり、同時にSさんへのメッセージとなる」という状況を示す。

考えよう。
きっと「チャラ男」は、今俺が話した内容を大勢の同期に向けて話すだろう。高確率で、この宴に出席した同期職員全員へ知れ渡るだろう。
考えよう。
趣味には2種類あり、どうでもいい趣味と、そうでない趣味がある。「オタク行為」は俺の「漫画執筆」という、俺の人生にとって極めて重大な趣味を形成した
基幹ともいえる趣味である。
これほど重大な、特に自分自身の生き方や行動と深く関わっている趣味をひた隠しにすると、必ずボロがでるということを、俺は、これまでの人生で学んできた。
だったらどうする?隠したい趣味であっても、言えるところは言ってやればいい。
「オタク」は日陰ばかりの趣味じゃない。

この当時、丁度、ハルヒやらきすた等アニメが、一般向けのサブカルチャーとしてメディアへの露出が多くなってきており、
その流れで「オタク文化」が評価され始めていたため、一般的な「オタク」に対する認知度や認識が変化してきていたことも、追い風になった。
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:14:51.74 ID:BqyAFhTg0
>>32
ありがとうwww頑張るwwww
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:23:45.26 ID:BqyAFhTg0
「やっぱりwwイメージからしてそんなふいんき(なぜかry だしてるよwww
 S ち ゃ ん も そ う 思 わ な い ww?」

ああ、そうだ、その流れを、その質問をこそ俺は、待っていた。
Sさんと俺の間にチャラ男@&Aが乱入してこなければ、きっと、これほどまでに明るくは君に・打ち明けられなかったであろう、俺のこと。



そして、Sさんは、笑顔で言った。
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:27:49.00 ID:BqyAFhTg0
S「うんwパッと見、そんな雰囲気は確かにあるかもww」

想定の範囲内の回答だ。
そして、次に続く台詞はなんだ??

どっちだ?

嫌悪感を示されるのか  あるいは   受け入れてくれるのか


本日最大の正念場は、Sさんの口から出てきた言葉を勝敗の礎とし、その雌雄を、 決した。
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:53:18.11 ID:BqyAFhTg0
S「でもそういうアニメとか私も結構好きだよww漫画もよく読むしwwなんだっけ、ほら、最近、アニメで凄い有名なのがあったよね。涼宮ハル・・ヒだっけ?なんか皆で踊ってるのww」
S「主ちゃんってあのダンスとかも、もしかして踊れるの? 主(ハイ、少しですが) えーwwwちょっとww見たいーーwww踊ってよーwww 主(マジかwwじゃあ二次会のカラオケでお披露目するぜww) 」


 天  は  俺  に  味  方  し  た  。
正直に言えば、「(まあこんだけ可愛ければ気配りも普通にできるだろうから、あからさまに嫌いとは言わんわな)」といった
マイナスなイメージが、もっとはっきり言ってしまえば、「所詮はSさんの処世術」だという気持ちがあった。
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:53:50.60 ID:BqyAFhTg0
だが、実際にSさんが先ほどから発する言葉は、そのどれもがSさんの 本 心 からでてきているものだと、俺の心は確かに感じていた。
上辺だけの取り繕いで「すごいねー」ではなく、本当に「凄い!見たい!」という好奇心から生まれている言葉だと、俺の心が訴えていた。




・・・俺の趣味がSさんにとって極端な嫌悪の対象となっていない。あわよくば、一歩進んで、理解を示してもらえているかもしれない。


この流れの中で、俺は、Sさんの可愛らしい見た目だけではなく、その内面的な部分にも惹かれ始めていた。
「見た目が良い。ぶっちゃけ相当可愛い」しかも「見た目ではない、内面的な部分も美しい」
神はこれら二つの良特性をSさんに与え給うたのか・・。

いや、それだけじゃない。たまたま持って生まれた特性を、彼女はさらに磨き、伸ばし上げてきたに違いない。

この時、俺の中でSさんに対する、好感情がとても大きくなり始めてきていた・・・。
その感情は、当初のルックスのみで生じた評価から、さらに内面へと踏み込んだ評価の基準と数値が自分の中で決められたことで、
引き戻れない、感情と化しつつあった。



そして、次にSさんと俺の間におこった出来事こそが、その感情の名称を決定付けるものとなり、未だにSさんを思い続けるこの気持ちのを、変わりなく生み出し続けている源となっている。



その出来事は、宴が程よく終盤に差し掛かり、アルコールが多くの参加者の体をほどよくその支配下に置いている、そんな時に起こった。
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:55:10.64 ID:wWEaqCUU0
みてるよ
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 05:58:14.91 ID:HdfwoEop0
くっさ氏ね
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:02:19.33 ID:BqyAFhTg0
まずは、居酒屋の構造の補足的な説明から入ろう。

俺たちはテーブル席に座っていた。
座敷とかではなく、テーブル席だ。

当然のことだが、皆、椅子の上に腰掛けている。
ただ、宴の開始から大分時間が経っていたため(2時間ちょいくらいだったと思う)、その在り方は一様ではなく、自席に座らずに参加者の間を
行ったりきたりしている者、立って会話をしながら酒を飲む者、テーブルに腰掛けて二次会の相談をする者、などといった風に、皆が皆、酒の
力を我が物と従えながら思い思いのスタイルで過ごしていた。
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:03:38.93 ID:BqyAFhTg0
>>39
>>40
ありがとうwwいよいよ確信に迫るから、ゆっくり見ていってねwwwww
俺も自覚しているんんgggwwwwくさ過ぎワロスwww
でも書いちゃうwwww
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:06:36.70 ID:c9Wa5exSO
アロマって今はだめなスパゴーとかのハーブとは違うの?
無知でごめんぬ
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:17:56.11 ID:BqyAFhTg0
>>43
基本は一緒。「人体に摂取されると気持ちよ〜くなる」効果がある、ものが多い。
名称はアロマだろうがハーブだろうが、その効果があるなら一緒。

で、俺が今回香りを楽しんでるアロマは「リキッド(成分を液体化した物)」タイプと呼ばれているもの。
液体タイプのほかにも固形(葉っぱそのもの、アロマキャンドルを模したもの)タイプがある。

ちなみに僕も今回で使用歴二回目の初心者です!
一緒に気持ちよくなろうぜ!!
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:26:40.19 ID:c9Wa5exSO
>>44
丁寧にありがとう!
基本は一緒なんだね
そんなにいいもんなのかー
酒とはまた違うのかな
自分は酒で充分気持ちいいからさ
捕まる系やってた人は何にもやってない人なら気持ちいいんじゃない?とは言ってたけど
話の邪魔してごめんね
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:28:25.42 ID:BqyAFhTg0
そんないい感じにただれてきた状況ではあったが、Sさんと俺は相変わらず椅子に座ったままだった。
もちろん、俺の心情が(Sさんと一緒にいられてラッキーすぐるwwwうはwww最高www)とテンションマジage↑age↑♂であった事は言うまでもない。

だが、次第に俺の中にそれとは違う感情が芽生え始めた。
これは、心から生まれた感情ではなく、感情とは対極にあるはずの 理性 から導かれた人工的なだった。

(折角の同期飲みなんだから、他の席も回ったほうがいいよなぁ・・・。今のとこ、Sさんとチャラ男にしか顔つないでないよなぁ。流石にあと2、3グループは行っとくか・・?)

職場の飲み会で、誰もが一度は抱いたであろう、この感情。
もちろん、この感情を生むのは「会社での仕事が絡んだ人間関係の形成を行うため」といったような理屈や打算だ。
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:34:27.77 ID:BqyAFhTg0
>>45
こんなクソスレに来てくれてありがとうと100回言いたい!!!
何気ない、暖かなレスが圧迫感の続く胸に響くわー・・。

酒好きならきっとハマりやすいよ!
身体感覚は「アルコールを飲んでないけど酔っ払っている」状態に近い気がする。
ただ、酒では味わえない快楽があるけど・・・ww
でもその分の不快楽もあるから注意してね!


それと、このスレ開いた方は何かレスしていってください!!
クソレス、注釈、乗っ取り、歓迎です!!
俺のアナルは拡張されています!
今がチャンスです!!                  → いつ書くの?今でしょ。
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:42:22.83 ID:BqyAFhTg0
そんな理屈に裏打ちされた感情が俺の体を別グループに向かわせるために、各グループ内の品定めを始めようとしたとき、いや、
(あのグループに行ってみるか・・・)と、内心でターゲットを決めたとき、






そ   れ   は   お   こ  っ   た



唐突に、俺が、今、自分の体に 何 が 起 こ っ て い る の か を、はっきりと、認識できるまでに、
認識しようという状態になるまでに、     ・・・ほんのわずかな、たかだか5秒か6秒程の時間が、かかった。


ここからは、支離滅裂な文章になってしまうことをお許しいただきたい。

なにせ、あのときの気持ちを文章にするならば、整然としているほうが不自然であり、おかしいのだから。


そう、いざ別グループに混ざってみっかと決心したまさにそのとき、

俺は自らの 手 に  温かい 感触を感じた。感じていた。
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:48:38.14 ID:BqyAFhTg0
それが S さ ん の 手 であることを認識したとき、いや認識しようと考えたとき、
俺は、俺は、S さ ん  に お ち て い た。

Sさんと俺は隣同士の椅子に座っていることは前述した。


俺は今、椅子に座っていて、自分の手を太ももの上に載せている。

一方、Sさんは今、俺の右隣の椅子に座っていて、Sさんの手を自分の左手を、俺の右手に重ねている



なにがおこんているのか、わkらなかった。
今までの人生で、こんな経験したことがなかった。


(女の子の手って柔らかいってホントだし、あったか食え気持ちいい・・・)
これがこのとき、俺の全身を支配していた、全てであった。
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 06:55:39.36 ID:BqyAFhTg0
しかし、この体験には、さらにその先がまっていた。



しばらくの間、そうしえ重なっていた上の手が、Sさんの手が、不意に動き出すぞ出したいる?なんだ?なにするの?



あろうことか・・・Sさんは、俺の右手を半回転させ、その手を、Sさんの手が、掌を俺の掌と重ね合わせて

 指 を 絡  め て き た の  だ




・・・圧倒的な幸福感が俺を襲い、支配した。
それはもう爆発と形容するしかない幸福感のみで創られた衝撃を、感情的に受けた瞬間だった。





あれほどの幸福な瞬間はは、初めてだった。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 07:01:35.67 ID:BqyAFhTg0
「女の子と手を握る、恋人のように指を絡めて手を握り合う」

たったこれだけの行為。これだけの行為。


恋人どうしなら誰でも経験しているでろう、ありふれている行為。
ありふれている行為・・・。



馬鹿な!!とんでもない!!

あのときの俺にとっては、その行為こそが、今、自分が生きていた生きている感じている感情に支配されている証明であり、
そのときの自分自身の存在全てだった・・・。
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 07:09:54.11 ID:BqyAFhTg0
前述したとおり、俺は「彼女いない歴=年齢」の素人童貞であり、さらに、アニメや漫画といったオタク趣味で人生の
大部分が形作られている、そんな人間だ。

そのことを恥じるつもりもないし、後悔もしていない。

漫画執筆というライフワークと出会えたことは、多分80歳くらいまで生きるであろう「俺」という人生最大の
喜びであり、ただ、出会えたことにいくら感謝をしてもしたりないくらいの、どれほど言葉を尽くせばいいか
考えられないくらいの奇跡だった。必然だったのかもしれない。



だが、そんな俺の輝かしい人生で、圧倒的に不足しえいる経験があった。
その経験とは、「親族以外の異性との接触」だ。
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 07:20:34.75 ID:BqyAFhTg0
誰はばかることなく、オタク趣味を満喫してきた。
大学生になってからは、周辺環境の充実や、ライバルとなる同期に恵まれたお陰で、漫画執筆というライフワークに邁進できた。

幸せな日々だった。
テストやらアルバイトやら、就職活動・・・は大して苦労はしてないけれども、もろもろで、楽しくもない時間もあったけれど、
大学生活の4年間は、俺の人生で一番充実していた日々になるであろう、と今に思う。

ただ、楽しいことだけを享受していたモラトリアム期間。
楽しくない事だって一杯あったはずなのに、就職してからの仕事「責任」を負う日々とは比べるべくも無い、唯一無二の時代。
それが俺の大学時代だった。


だが、この現実(テーブルの下の陰で、みんなには見えないけれども!これは「 二 人 の 秘密 」なのか?!、Sさんと自分の手が恋人つなぎになっている)を突きつけられ、
俺は・・・今までの人生で・・・。少しだけ後悔をした・・・。


(彼女つくればよかった・・・)
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 07:28:43.81 ID:BqyAFhTg0
もしも、Sさんの手と俺の手がこのような状況になる以前に、もしも俺に彼女がいたなら、
 


あ ん な  に も  S  さ  ん  を   好  き   になる こ と は な か っ た だ ろ  う ・ ・・ か・ ・?



俺は恋をした。
Sさんに恋をした。



それは、Sさんを好きになっているという感情の塊だけで動いている、俺という人間の全てを構成するのは
Sさんへの恋心、Sさんのことを好きだと思う気持ちだけではないのか?

果たして、今の俺はSさんのことを考えているだけではないか?いや、今の俺どころではなく、実は、
昨日も一昨日も、3日前も、4日前も、あの時からずっとの俺であり、明日も、明後日も、明々後日もそのあともずっと、 ずっと、    ずっと

Sさんを思う気持ちだけで、俺は、生きていることに、生きているのではないだろうか。
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 07:40:06.67 ID:BqyAFhTg0
手と手を握り合っていた、Sさんと俺は   、   いや、俺は圧倒的な幸福感に身を委ねていた・・。
その時、再び、Sさんのてが動きを見せようとした。


・・・これは・・!手を 離 す のか・・・・??????
ああ、ダメだ、俺理性が、あふれ出す後悔と、そしてなによりもSさんとこのまま手とつなぎ続けていたいという欲望と
必死に闘っている間にも、S さんの 温かくて柔らかい 感触は、、ああ・・とうという、全ての指がほどけてしまった・・。

つい、さっきまで、Sさんの指と絡み合っていた自らの指先が、温もりをもとめて  も が く  。
ただ、そこは悲しいかな、童貞で彼女いない歴=年齢の経験の少なさは、 大 胆 に  、Sさんの指を求め、 再度、絡めあいたい
という欲求に対して、どのような行動を取ればいいかが分からない。
(もし、またSさんの手を握りしめて、その結果、握ることを拒絶されたらどうしよう・・・!??)
(相手がやめたがってるんだkら、潮時なんだよ。こっちから追っかけるのは止めておけよ!)
こういうマイナス思考が即座に形成されてしまう。形成された思考は行動を抑制し、 結果、 俺の手は、 Sさんの手を握り返すことは出来なかった。 
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 07:52:47.65 ID:BqyAFhTg0
それにもかかわらず、Sさんの左手は、未だに俺の太ももの上付近に、 いる。


そして、Sさんの左手は、おもむろに、次の行動を開始したのだった。


(気持ちいい・・・)
その一言に尽きる。

Sさんの左手は、触れる対象を、先ほどまで握り合っていた俺の手ではなく、 俺の 太ももに  変更した。
唐突だった。
再び思考が停止しあ。

白紙。真っ白。何を考えるべきなのか、なにをするのかいや、されているのか俺はどうするべきなのか。


ただ、ひとつ、明確に感じる感情があtった。


(気持ちいい・・・)

それだけだった。何も他に考えられなかったし、考えるキモおきなかった。
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 08:16:38.97 ID:BqyAFhTg0
Sさんの手が、俺の右太ももを、や さ ーしく 撫・・で  る
極上のフェザータッチを、俺は、全身全霊で、文字通り感じていた。

あの時の俺の体は、気持ちよさの塊だった。


しばらくして、(といっても、実際には3分程度の僅かな時間だったに違いないのだろうが、その時の俺にとって、撫でられ続けた時間は、まるでB・Hの特異点で圧縮されたかのように、
普段感じていたそれとは、密度が違いすぎた。B・Hに捉えられた物体は、観測者からその吸い込まれていく様を見ると、あたかも物体が同じ箇所に留まり続けるように見える、らしい。
だが、当然ながら、吸い込まれる物体側からすれば、ホンの一瞬の出来事としか認識できない、らしい。・・・などという、時間の感じ方には相対性があることを裏付ける雑学を思い出し
たところで、今の状況を説明する気なんてまったく起きない気持ちいい・・)俺の右太ももを撫でることに満足したかのように、Sさんの手は、また次なる触の対象を選び出し、その結果、
Sさんと俺の手は、再び恋人つなぎをすることになった。

    そこからは、 もう、タガが外れたように、俺の欲望は「Sさんと手をつなぎながら、Sさんの手で俺の太ももを撫でて欲しい」や、「恋人つなぎになっている手の、指の絡まっている位置を
    変えたい」といった要求をしつづけ、俺の体は、・・・今度こそ、躊躇うことなく、Sさんの手の感触を温かさを、全身で感じていた。
  
 あの時の快楽は、今の快楽、つまりアロマが俺にもたらしてくれている快楽を、遥かに、遥かに上回っていた、と記憶している。
  あの多幸感が、自らが組成した生理物質とによってもたらされるものだとは、未だに信じがたい。
    幸福だった。ひたすら、ただ、幸福だった。

あの瞬間から7年近く経った今でも、ほぼ原色を保ったまま、色あせることなく、思い出せる・・・。




その夜から、俺は、「俺」の人生で、あと50年くらいは生きる予定ではあるが、俺の人生史上、最大の、恋をした。
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 08:46:14.75 ID:BqyAFhTg0
仕事をしていても、家で机に向かって漫画を描いていても、ご飯を食べてるときでも、おしっこしてるときでも、お風呂に入ってるときでも、

いつでも 心の中に Sさんが いた。
S さ ん へ の 恋 心 が 常に、俺の心の 大 勢 を占めるようになっていた。


仕事中、職場でSさんの姿を見かけただけで、
稀に、Sさんとお話ができる機会があるだけで、
そして、話をしていて、Sさんが俺の目の前にいてくれるだけで、 幸せ だった。

仕事が終わり、家に帰れば机に向かい、考えることは Sさん ばかり。

「もしも、Sさんが俺に好意を抱いてくれていたら・・」
「もしも、Sさんに告白して彼氏彼女の関係になれたら・・」
「もしも、Sさんを人生の伴侶として迎えることができなたらな・・・」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 08:52:24.30 ID:BqyAFhTg0
どれほど幸せだろう?

この3つの妄想を、毎日、毎日、飽きもせずに続けていた。
妄想の中であっても、

Sさんと 付き合っている 自分を想像しただけなのに、

Sさんに告白をして、OKをもらえたシーンを想像しただけなのに、

Sさんと二人きりで旅行に行って、貸切の露天風呂に二人で入っていることを想像しただけなのに、


想像しただけなのに、圧倒的な幸福感が、身体を包み込む・・・
想像だけで幸せだった・・・。

考えているだけで、幸せだった。



それらはは、俺が今までの人生で、決して経験したことの無い、  


            恋


がもたらしたものだった。
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 08:58:30.18 ID:BqyAFhTg0
俺が、乏しいながらも今まで体験してきた「恋心」とは、明らかに一線を画していた。
名称は同じで、そこから生じる感情も、身体的な効果さえも、同一の 種類 であることは実感できるのだが、
・・・このSさんへの「恋」から生み出された各種の感情や、身体的影響は、正に桁が違った。
「次元の違い」までとはいかないが、確かに 桁 は違った。


Sさんへの

圧倒的な想いの洪水。

溢れ出す感情。


幸せだった。

俺が 
Sさんを好きになったこと、Sさんに出会えたこと、Sさんと一緒の職場で働けていること、Sさんと同期入社職員であること・・・


Sさんへ対して抱く、 俺の想いの 俺の感情の 全てを

  S さ ん に つ た え た い

・・・・その決心は、この俺の人生おける史上最大といっても差支えが全く無い 「 恋 」 に、一つのエピローグをもたらすことになる。
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 08:59:52.30 ID:BqyAFhTg0
俺の恋は終わりを迎えた。
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 09:00:41.36 ID:Zbm0YzE80
ハルヒ云々のくだりでそんな気はしてたが七年も前の話かよwww
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 09:16:52.79 ID:BqyAFhTg0
「どうしてもこの気持ちをSさんに伝えたい、よし、伝えてみようか・・、いや、絶対に伝えなくちゃならない!」

俺の決心は固まった。
決行するめに俺が選んだ場所と舞台は 「 同期入社職員同士の忘年会。 その会場となるのは、会社の保養所(ホテル)。もちろん帰りのアシを心配することが無いよう、ほっと安心。 1泊2日 プラン。 」

決行するならここしかない!と、俺が決断するのに十二分すぎる程のポテンシャルを内包したイベントだった。

まずなんといっても、お酒が介入するイベントである事が大きい。
アルコールは普段の自分とは少し違う自分、いわば本音に近い自分を表に出しやすくしてくれる働きがある。
俺のSさんに対する想いはそれはもう、圧倒的であることに疑いは無いのだが、実際に 「 告白 」 をするとなると、いささか原動力として不安定な気がしないでもない。
「もしも、いざとなったら緊張しすぎて、よく分からないことを口走ってしまったら・・・。俺のこの想いの丈を、きちんとSさんに伝えられなかったら・・・」という可能性を考慮すると、
気を大きくする効果も期待できるアルコールが果たす役割は、軽視できない。
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 09:25:04.88 ID:BqyAFhTg0
>>62
『今、俺が狙ってる女の子の物語』っていうタイトルで書き始めたんだけど、今までの恋愛遍歴を語る部分だけで
100レス以上使っているという、ごらんの通りの有様だよ!

内容は「俺のオナニー的に人生振り返ったら、2死3塁でバッター俺!?」みたいなモノだよ!


というか、まずはなによりも、
こんなクソスレに来てくれてありがとう。
また、あまつさえ、こんな俺のオナニー自伝を読んでくれてありがとうございます!!


当然ながら実話が基になっているので、書いてるうちに段々と当時の感情とか情景とかが思い起こされてきて、
実はちょっと感慨深くなってきてたんだよ!

もうちょっとで一区切りつくから、続きもゆっくり楽しんでいってね!
・もちろん、もう読まなくてもいいよ!
適当にゆっくりしていってね!
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 09:42:59.78 ID:BqyAFhTg0
もちろん、それ以外にも「一泊であること」や「”忘年会”という名目から生じるはずの高揚感」等々の、この舞台以外では設定することが困難であり、
なおかつこれらの要因は 俺が 行う、 「 告 白 」 の成功を後押しする要因となりうる、といった好条件が揃っていることは、もはや多くを語る間でも無いだろう。

・・・と、偉そうに理屈付けて一応語っては見たものの、実は、上述した「決行日を決めた理由}は当時の俺が考えてついていたものではない。
今の俺が当時の状況を再考し、「男女が一緒になって泊まるとか、おまけに お酒を飲むのが前提です とか、どんだけ簡単に決まっててたんだよ・・・
そもそも合コンひとつ開くのだってそれなりに大変だし、苦労が報われない人選をかましてくる女が多いし・・・」といったような近況と比較してみたら、出てきた結論です。

なお、当時の俺が、告白を行う日をその日に決めた、本当の理由、それは・・

「(決心してから)一番近い飲み会であり、お互いが出席するため」

であった。
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 09:48:18.17 ID:BqyAFhTg0
そして、いよいよ待ちに待ったその日が、とうとう、来た。


あれは、忘れもしない、平成19年11月下旬の金曜日の夜。

俺は、 今 日 こ そ 伝 え る ぞ  と、決意を新たに胸に刻んで、これまでに何度か消えてしまった決意とその後の後悔を両足の支えとし、
静かに、その時を待った。
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:01:22.02 ID:BqyAFhTg0
同期入社同士のみが参加する忘年会だけあって、宴がおこなわれたホテルの広間には、上司や職場の他の職員らとの飲み会ではあまり感じることがない、
リラックスしたムードがそこかしこに漂っていた。

かくいう俺も、生来の酒好きな性分を、上司たちと一緒の酒飲みでは抑えられっぱなしであるその性分を、あまり抑えることも無く、
アルコールが生む衝動に身を委ねながら、要するに大酒をかっくらいながら、同期同士で盛り上がったり、つまり和気藹々と、宴会
そのものを楽しんでいた。

そうこうするうちに、大広間でおこなわれた宴は中締めとなり、これからは場所を変えて、男性職員が宿泊する大部屋に移って二次会が
開かれることになった。



俺は、ここで 行く ことを、決めた
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:11:15.21 ID:Bzw1KyhgO
またお前か
メルティもドロシーも今世代トップの強さなんだから落とし薬用意しとけよ
寝ない食わないが一番ダメージ大きいんだから
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:21:02.55 ID:BqyAFhTg0
一時会の会場から二次会の会場となる大部屋へ移動している道すがら、俺の思考は 改めて

この日、 自分が何をするべきなのか?
            何がしたいのか?



      それを行った先には、何が待っているのか?

を考えはじめていた。

 が、すぐに考えることを意図的に止めた。

なぜか?その理由を言葉で表現するなら、きっとこのようになるだろう。
「俺は この 恋 に決着をつけたい。そのために、Sさんに、直接、この想いを そのまま伝えること  で決着をつける、ことと したい。
その結果、Sさんがどういった結論を出そうとも・・・・結果はどうなろうとも良い。その成否に囚われ、告白をしないまま この 恋 が終わ
りを迎える、そんな決着だけは嫌だ。今の、俺の想いが受け入れられるにせよ、拒否されるにせよ、それは仕方ないじゃないか。
ただ、こ の 恋 が そ ん な 曖 昧 な ま ま で 終 わ る こ と だ け は 、 嫌 だ・・! 
これからの俺の人生で、これほど、人を、好きになることなんて、、きっともう二度とない。
そんな一生に一度きりの 恋 に決着をつけるためには、Sさんに、告白するしかないだろう・・・。」
この時、俺の中で・・・Sさんに対する、申し訳ない気持ちが、ふいに湧き起こった。
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:24:30.99 ID:BqyAFhTg0
>>68
こんなクソスレに、今回もお越しいただきまして、あざーっす!!

いつもためになるアドバイス、サンクス。
ホントに仰るとおりです、ハイ・・。
次回はデパスも用意してから挑むようにするんだぜ!!
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:35:46.36 ID:BqyAFhTg0
「俺は、Sさんに告白をする」
「あの夜以来、ずっと俺の心を支配してきた、この想いの大きさを、想いの丈を、そのまま、ありったけ伝える」
「俺が、どれくらいSさんのことが好きで、どれくらいSさんのことを考えているのかを、伝える」

俺が Sさんに 伝える。

Sさんは 俺の 感情を 受け取る。
Sさんが こんな告白を 望むか どうか、すら、 考えずに  、俺は ただ  Sさんに   つた える・・。
Sさんは こんな、告白をされて、どう感じるだろう?

もし、告白を受け取って、結論を出すという行為が、    もしも Sさんの心に 負担 を 強いる なら・・・
 
告白を止めるべき、なのか・・?・・今ならまだ、間に合う・・・。
揺れた。
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:48:12.45 ID:Bzw1KyhgO
男でも大洪水みたいエロを経験したいならエネマグラオススメ

あとvipみたいな人多いとこであんま宣伝すんなよーw
ハーブくって車乗るような馬鹿初心者が増えて事故→規制強化とか勘弁
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:48:24.73 ID:BqyAFhTg0
俺の心は、感情は 「 告白をしろ 」 と言う。
だがしかし、それに抗うように理性が、圧倒的な前者と比べるとほんの僅かな理性なのだが、 「Sさんの気持ちを考えるなら、告白はするな 」 と
抵抗をする。

俺が、Sさんを好きだという気持ちの大きさは、そのまま、Sさんの幸せを望む気持ちの大きさを表している。
俺がSさんを好きな気持ちが大きいほど、それは同時にSさんに訪れる不幸せ(病気、怪我などの肉体的なものから、悲しみや後悔などの精神的に
マイナスを与えるもの)から、Sさんを遠ざけたいという気持ちの大きさだ。


この土壇場に来てもなお、葛藤の種は尽きていなかったのだ。

・・しかし、俺はようやく結論を出した。
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 10:53:46.71 ID:BqyAFhTg0
>>72
アナルですか!拡張するんですか!開通工事も済んでないんですが、エネマグラは覚えました!

宣伝については、仰るとおりですね!
立てたスレの80%はオナニーで出来ていますが、残りの20%を拾ってくださるアh・・もとい読解力に優れた
住人がいるかもしれませんものね!

規制強化は勘弁なので、次回からは別板でやることにします!
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 11:04:42.91 ID:BqyAFhTg0
                          やっぱり、告白はしよう。
             Sさんの気持ちを考えると、確かにこのまま何もしない方が良いのかもしれない。
                            

               でも、この  恋  はそんな理由で諦められるほど、軽いものじゃあない
                こんなにも人を好きになることは、恐らく、俺の人生で2度と来ないだろう

                       だったら、どうせ一度きりの「俺」なんだから、

                         ぶつけてみよう、この気持ちを。

                            Sさん・・ごめんね。
          俺が、Sさんを好きになってしまった事への決着は、やっぱりSさんにつけてもらいたいんだ・・・



俺は、今度こそ、迷うことなく、部屋にいたSさんに声をかけていた。
「ねえ、Sさん、ちょっとだけ部屋の外に行かない?話したいことがあるんだ。」
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/27(土) 11:16:06.55 ID:BqyAFhTg0
ここは珍しく前置き無しに、結論から言おう。決着と表現してもいいだろう。



ふれらた



Sさんには彼氏がいて、しかもその彼氏は・・・なんと同期入社職員(イケメンで性格良し。おまけに仕事面でも有能という完璧超人。現在、同期の出世頭。)だったのだ




「ゴメンネ・・主ちゃんてホントに良い人だと思うんだけど・・」



俺は、  泣いた。

声をあげて泣いた。
今まで抱えてきた、Sさんへの気持ちが涙に代わって溢れ出してくる。


そんな俺の頭を、Sさんは優しく抱きかかえ、自分のひざの上に誘導してくれた・・・

俺は、Sさんの優しさに、甘えて、Sさんのひざの上で  泣いた 。
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
こうして、俺の人生において、「誰かを好きになる」という、本当に些細でありふれたこと、自分以外の誰かに「恋をする」ということ・・
ごく普通に、僕らの日常に存在しているからこそ、数多くの音楽や、、物語なんかのテーマとして、古今東西を問わずテーマに使われているもの。

だけど、

俺は、俺の人生で、もう二度と出来ないほどの 「 恋 」 を し た
あんなにも強く人を好きになること、または、その人のことを考えるだけであんなにも幸せな気持ちになれること、は、もう二度とないだろう。


結果を見れば、俺のこの「 恋 」は不遇な結末を迎えたと言えるだろう。


だが、この史上空前の 「 恋 」 が、「俺」の人生にもたらした影響は、到底 不遇 という一言で切り捨てられるものじゃあない。