ライナー「クリスタと結婚したい」ベルトルト「そう？」

ライナー「もちろんだ。クリスタは神がこの世に遣わせた天使だぞ」

ベルトルト「まぁ確かに可愛いし、優しいいい娘だとは思うけどね」

ライナー「結婚したいとは思わないのか」

ベルトルト「うん。僕に言わせればクリスタは結婚したいというより……」

ライナー「というより？」

ベルトルト「初めてを奪ってやりたい娘かな？」

ライナー「…………は？」

ベルトルト「あ、あくまでも初めてを奪って『やりたい』だからね？そこら辺は誤解しないで欲しい」

ライナー「…………お前、けっこうえげつないな」

ベルトルト「そうかな？でも言いたいことはわかるでしょ？」

ライナー「すっげぇわかる」

これは理不尽な暴力に襲われても文句言えないレベル

ベロベルト？

ライナー「じゃあお前の好みは誰なんだ？」

ベルトルト「うーん……」

ライナー「アニなんかどうだ？」

ベルトルト「うーん、アニもちょっと違うなぁ。アニは結婚したいというより」

ライナー「というより？」

ベルトルト「自分なしじゃ生きていけないくらい惚れさせて、自分に依存させまくりたいタイプかな」

ライナー「…………お、おう」

ベルトルト「想像してみなよ。いつもは無表情なアニが、自分の姿を見つけると少しだけ顔がほころぶんだ」

ベルトルト「あの無愛想な感じで、下手くそながらも自分に甘えてくるんだ」

ライナー「……うん、ありかもしれないな」

ベルトルト「そうやっていい気分に浸っているアニを思いっきり突き放してやりたいね」

ベルトルト「突き放された時のアニの顔を想像してごらん？もうたまらないだろう？」

ライナー「……ありだな。実にありだな」

ベルトルト「わかってくれて嬉しいよライナー」

進撃ssが増えてきてうれしい

いいな

実に畜生だな

ベルトルト「アニにこそ過度の依存は似合ってるよ。アニに比べればミカサのそれなんてかわいいものさ」

ライナー「ミカサか。ミカサもなかなかどうしていい女だよな。…………エレンへのアレさえなければ」

ベルトルト「いや、ミカサの魅力はエレンに自身の全てを捧げていてこそ輝くんだ」

ライナー「……ん？どういうことだ」

ベルトルト「エレンのことを強く想いながらも、エレン以外の男に身体を許してしまう。そんなシチュエーション」

ベルトルト「心は嫌で嫌でたまらないはずなのに、身体はエレン以外の男を少しずつ受け入れ初めてしまう」

ベルトルト「そして身体に引きずられるように移り行く心。最高じゃないか」

ライナー「……」

ライナー「…………ベルトルト」ｽｯ

ベルトルト「ライナーっ！」ｶﾞｼｯ

ベルトルト下衆過ぎる…
けど実際腹の中がこんなことになってても驚けないわ。今の展開的に

ベルトルトがこういう奴だと思うと本編も楽しく読めるな

ライナーとベルトルトの腐った薄い本が出てきそうで怖い