キリカ「鹿目が私のことを先輩として見てないみたいで」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
キリカ「恩人にはさん付けなのにうぎぎ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 18:30:05.33 ID:3tT/2OE7O
あ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 18:30:33.52 ID:sx23fjjo0
(・ω・)
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 18:47:57.61 ID:3tT/2OE7O
織莉子「いいんじゃないかしら?」
キリカ「そんな!私にも尊厳というものが……!」
織莉子「誰かに対する尊厳よりも、私にとってのキリカh」
キリカ「ああああわわわわわわわっ!!違う!違うんだ織莉子っ!」
織莉子「……だめかしら?」
キリカ「ダメじゃないけど!じゃないけど!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 18:56:59.74 ID:3tT/2OE7O
キリカ「あっ!じゃあさ織莉子!」
織莉子「?」
キリカ「鹿目でも暁美でもいい、もし、もしもだよ?ありえるわけがないんだけれども
万が一億が一織莉子のことを血迷って『織莉子ちゃん!』だなんて呼んできたら、どうする?」
織莉子「そうねえ……」
キリカ「……」
織莉子「うーん……」
キリカ「……」
織莉子「えーと……」
キリカ「……」
織莉子「わかんない!」
キリカ「ズコー」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:00:45.17 ID:3tT/2OE7O
キリカ「織莉子ぉ……」
織莉子「いきなり呼ばれても分からないと思うなぁ」
キリカ「でもさ織莉子」
織莉子「だって私、下の名前で呼ばれたことないしねっ☆ミ」
キリカ「」
キリカは胸に誓った。
「この話題は織莉子の目の前では絶対にすまい」と。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:01:16.22 ID:sQn5dvYk0
し
えん
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:11:54.50 ID:3tT/2OE7O
キリカ「早速最初にして盤石の砦が崩れてしまった」
キリカ「私としたことが…織莉子のことなのにそれをまさか失念していただなんて!」
キリカ「あぁなんたる粗相!呉キリカ、キミには呆れたよ!さよなら私!!うわあああ!!」
キリカ「甘党盟友の杏子に話しに行こう」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:14:52.26 ID:QtBHNeQh0
さやかちゃんの出番はありますか?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:18:12.86 ID:3tT/2OE7O
杏子「ん?ちゃん付けがなんだって?」
キリカ「だから私は年上なのに!ちゃん付けをされてて情けないなと!さっきから!何回も!言ってるじゃないか!!!」
杏子「うっせうっせ声落とせ」ムシャパクムシャパク
キリカ「キミは物を食べながら人の話を聞くなって習わなかったのかい!?」
杏子「時間を粗末にするんじゃねぇ。死ぬぞ。」
キリカ「余計なお世話だよっ!?」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:21:49.22 ID:3tT/2OE7O
杏子「で、まどかがキリカのことを『キリカちゃん』って呼ぶのに堪えられないって?」
キリカ「さっきからそう言っている!」
杏子「んー、イマイチピンと来ないんだよねぇ。そういうの。」
キリカ「……?」
杏子「だってほら、小学校思いだしなよ」
杏子「一年生が六年生にちゃん君付けは普通だったっしょ」
キリカ「私らは中学生だっ!!」
杏子「……あー、ね」
キリカ「へっ?」
杏子「いやさ、あたし」
杏子「中学行ってないんだよね」
キリカ「」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:23:32.83 ID:FcA6QkcLO
/i´Y´`ヽ
ハ7'´ ̄`ヽ.
l ,イl//`ヘヘ!
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ しえん
( つ旦O
と_)_)
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:25:07.03 ID:3tT/2OE7O
キリカ「……」ズーン
キリカ「織莉子に留まらず数少ない盟友の心をまでも踏み砕いてしまった……」
キリカ「私は最低な女だ……」ドンヨリ
キリカ「あ……ジェムが」
カツン シュウウウウウ
キリカ「……さやかんとこ、行こうかな」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:25:44.27 ID:QtBHNeQh0
うむ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:26:01.12 ID:QtBHNeQh0
うむ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:35:35.62 ID:3tT/2OE7O
さやか「やっほーキリカっ!!久しぶりっ!!」
キリカ「……」
さやか「……あれっ?あれあれっ?どーしちゃったのかなーキリカ〜?」
キリカ「……」
さやか「……あっ!」
さやか「ははーん?さてはキリカ、織莉子さんと喧嘩でもしたかぁー?」
さやか「さしずめ織莉子さんがだーいじにだーいじにとっておいたバケツプリンをキリカが……」
キリカ「……」
さやか「……重症じゃん、ほんとに何があったの?まさか織莉子さんと……」
キリカ「いやまぁ、当たらずとも遠からずの面はあるけども」
さやか「やっぱりプリン食べたんだ……」
キリカ「そっちじゃない」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:41:59.27 ID:euOW1ysK0
あんこっこー
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:42:47.83 ID:+6MJl/gH0
さやさや~
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:44:11.95 ID:j1j3wvVf0
キリカってさやかの生き別れの姉じゃね名前も似てるし
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:46:55.37 ID:abkXu+Lg0
キリコ?
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:47:58.82 ID:3tT/2OE7O
さやか「あーあーあー、なるほどなのにぃ〜☆ミ」
さやか「そんでま、織莉子さんと杏子の地雷ぶち抜いちゃったー!っと!あっはっはっは!」
キリカ「笑い事じゃないっての……」
さやか「あはは、ごめんごめん」
さやか「いやぁキリカらしぃなぁ、って思ってさ」
キリカ「言うけど地雷を踏み抜くことにかけてはさやかの右にでる人居ないからね?」
さやか「なっ、なにをーぅ!」
キリカ「私の話聞いてた?」
さやか「えーだからー、まどかがキリカのことをちゃん付けで呼ぶのがどーのこーのでしょー?それで織莉子さんと杏子……」
キリカ「ストーップ!」
さやか「へ?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:51:42.65 ID:euOW1ysK0
/i´Y´`ヽ ┏━━┓
ハ7'´ ̄`ヽ. ┃支援┃
l ,イl//`ヘヘi.┗┳━┛
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ つ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 19:59:55.68 ID:3tT/2OE7O
キリカ「地雷も重大だがその前提となる問題があってだな」
さやか「あーうんうんちゃん付けねー」
キリカ「……」
さやか「先輩にちゃん付けは、まどかも常識がなってませんなー」
キリカ「……」
さやか「あれっ、先輩……?」
キリカ「……」
さやか「……ごめんなさい」ドゲザー
キリカ「ああ、いや、うんそこまでじゃ」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:07:20.72 ID:3tT/2OE7O
さやか「それで、悩んでたんですね。キリカ『さん』は」
キリカ「強調しなくていいからね」
さやか「んー……まどかがなんでちゃん付けしてるのか、ですよね」
さやか「なんでだろ……」
さやか「んんんーーーっ!?」
さやか「んー」
さやか「ぬー」
さやか「ふぅぅぅぅうんんんん」
キリカ「ふんばりジャンプやめて!みんなこっち見てるから!恥ずかしいって!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:14:12.89 ID:3tT/2OE7O
さやか「あの子も抜けてるところあるからなー」
キリカ「さやかと違って『うっかり呼んでた』なんてことはないと思う」キッパリ
さやか「で、ですよねーwwwww」
さやか「はぁ……」
さやか「うーん、私にもお手上げですね」
キリカ「……そっか、ありがとね」
さやか「いえいえ」
さやか「……あ!」
キリカ「?」
さやか「マミさんなら何か分かるかも?」
キリカ「……確かに、恩人なら鹿目ともつきあいが長いからね。向かってみるよ。ありがとう、さやか」
さやか「……けっこーへこむなぁ、素で忘れるとか……」
さやか「……いや、本人が一番凹んでるよね」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:20:33.10 ID:jg6+8+bm0
C
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:22:50.35 ID:euOW1ysK0
/i´Y´`ヽ ┏━┓
ハ7'´ ̄`ヽ. ┃C┃
l ,イl//`ヘヘi.┗┳┛
リノ(! ゚ ヮ゚ノリ つ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:25:15.65 ID:3tT/2OE7O
ご飯で遅くなる
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:26:24.74 ID:jg6+8+bm0
ならば保守
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:35:32.07 ID:vmCdj+Yd0
まどか「キリカちゃんと美国さんが私のことを殺すべき敵としか見てないみたいで」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:42:34.34 ID:lXFpFl+Y0
ここまでくぅ〜コピペなし
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:47:04.94 ID:c1k4nC520
ほ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:48:25.43 ID:j1j3wvVf0
付き合いの長さならさやかじゃね
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 20:56:03.49 ID:Bml1MiSJ0
大支援氷輪丸!
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:00:40.65 ID:3tT/2OE7O
キリカ「……よくよく考えてみたら」
キリカ「私の尊厳って、なんなんだろう」
キリカ「杏子やさやか、さらには織莉子」
キリカ「……そんなに自分がかわいいか、私」
キリカ「恩人のマンション前、か」
キリカ「行くだけだ、行くだけ。」
ピンポーン
マミ「あら、呉さん!いま開けるわね!」
ヴィーン
ダレー? クレサンヨ
キリカ「ん、誰かいるのか」
キリカ「邪魔しちゃったかな」
キリカ「えーと、八階か」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:13:19.40 ID:3tT/2OE7O
ちょいまち
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:21:54.07 ID:euOW1ysK0
はい
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:22:03.80 ID:3tT/2OE7O
キリカ「おじゃましまーす」
マミ「いらっしゃい、呉さん!」
キリカ「確かもう一人客人がいなかったかな?」
ゆま「わたしのことかな」
キリカ「おお、ゆまちゃん!」
マミ「佐倉さんのところからピーナッツを届けてもらったところなのよ」
キリカ「へー、ピーナッツかぁ!」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:33:32.54 ID:ZUFS2p1x0
なにがはじまるんです?
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:44:28.13 ID:ZUFS2p1x0
<<1帰ってこい
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:48:26.24 ID:Bml1MiSJ0
はよ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:49:32.42 ID:3tT/2OE7O
マミ「それで、今日は相談があってきたのよね?」
キリカ「おや、察しがいいね」
ゆま「さやかおねえちゃんから電話があったんだってさー」
ゆま「『タメ口を利く後輩に悩まされてるそーです』……って」
キリカ(うっわ丸聞こえ……)
キリカ「んー……まぁ、そんな感じだね」
マミ「鹿目さんと何かあったの?」
キリカ「あー、そう思われるかも知れないけど実際は全く何もないんだよ」
キリカ「……ちょーっと気になっただけで、さ。」
キリカ「……私のわがままだけどね」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 21:57:30.60 ID:3tT/2OE7O
マミ「ふむ、なるほどね。鹿目さんの態度が気にかかる、と」
キリカ「別に咎めたいわけじゃないんだが……」
ゆま「気にしなければいいんじゃないの?」
キリカ「それもそうなんだけど……」
マミ「私と呉さんで、明らかに態度を変えてるようにも見えるわね」
キリカ「嫌われてるとか」
ゆま「話はするんでしょ?それはないよ」
マミ「普段はどういった感じでおしゃべりしてるのかしら?」
キリカ「手芸部の部室で小物について話す、くらいかな」
キリカ「嫌われることをした覚えはないんだが……」
マミ(部活やってたんだ)
ゆま(しかも手芸部って、へぇー)
キリカ「……キミら今ちょっと失礼なこと思っただろ?」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 22:02:21.79 ID:c1k4nC520
じ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 22:08:00.12 ID:ZUFS2p1x0
む
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 22:10:37.72 ID:3tT/2OE7O
マミ「……鹿目さんは人によって態度を変えたり、先輩を蔑ろにするような子じゃないわ。きっと何かあるはずよ」
キリカ「それが何か分かればいいんだがな……」ハァ
ゆま「……」
マミ「ゆまちゃん?」
ゆま「まどかおねえちゃん、キリカおねーちゃんと友達になりたいんじゃないかな」
キリカ「」
キリカ「へ?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 22:12:41.56 ID:3tT/2OE7O
ゆま「うん、多分そうだと思うよ」
ゆま「部活でいつも顔を合わせるのに『キリカさん』『鹿目』だなんて、ちょっとさみしいよ。
普段はなかなか会わないマミおねえちゃんならともかく毎日それじゃあ、ちょっとね。」
ゆま「……ってわたしはそうおもっちゃうんだけどなー」
マミ「それ、あるかも知れないわね」
キリカ「でっ、でも何で私とっ」
ゆま「いつも一緒にいるからじゃないかなぁ」
キリカ「わっわわ、私には織莉子がいてだな!!それに鹿目には暁美がっ!」
ゆま「友達に一番とか二番とかないでしょっ」
キリカ「えっ、あ、そういうアレなのかっ!?」
ゆま「むしろ他にどういうソレがあるの!?」
キリカ「えっ!?」
ゆま「えっ!?」
マミ(あー……)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 22:16:40.86 ID:3tT/2OE7O
キリカ「むぅ……私はどうしたら」
ゆま「まどかおねえちゃんに会ってきたらいいんじゃないかな」
マミ「名案ね」
キリカ「鹿目は……この時間なら家にいるかな」ポチポチ
マミ(あ、メアド交換してる……私は知らないのに……)
キリカ「居るみたいだから行ってくる。ありがとう、二人とも。」
ゆま「いってらっしゃーい」
ゆま「あっ!そうだマミおねえちゃ……」
マミ「……」ズーン
ゆま「わっ!わっ!グリーフシードっ!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/09(火) 22:19:28.12 ID:c1k4nC520
デブさん……
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
キリカ「私はなんて女だ」
キリカ「何が尊厳だろう」
キリカ「慕われてたじゃないか」
キリカ「……たった一人の後輩に」
鹿目家
キリカ「……」