1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
その人の結婚式に今日出てきた。
色々と思いだして変な気持ちになったので書き綴っていこうと思う。
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:29:14.82 ID:RSZDE2uF0
ことわる
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:29:24.72 ID:JJqmQZ6S0
びっぷらへどうぞ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:29:52.45 ID:RsqSbbB8O
アフィ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:30:11.46 ID:iMYsmfrR0
たくあん
びっぷらなら聞いてくれるよ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:31:56.61 ID:7FfUAHTC0
いい年してVIPで書き綴るとか恥ずかしくないのかこいつ
ほんときめーな
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:33:09.85 ID:8d4svrVa0
中学時代に結構ないじめを受けた自分は、友達がいない人だった。
そのまま高校、大学へと進学し、ずっと一人なんだろうなーとか思いながら、過ごしてた。
当時の自分はこれでもいいや とか思ってたような気がするけど、実際はやっぱ心が枯れてたな。
で、大学で話の友達と出会った。
だれも聞いてねーからはよ死ね
アフィって儲かるの??
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:38:37.71 ID:8d4svrVa0
その人は交友が広く、自分とは違うシステムを持ってる人だった。
その人がなんかの理由で俺に興味を持ち、積極的に話しかけてきてくれたことがきっかけで、仲が良くなった。
その人は自分なんか到底及ばないほどに思慮深い人で、一緒に話してると「この人面白いなー」って思うことが多々あった。
それでどういうきっかけでアフィブログ始めたの??
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:39:35.73 ID:QotZ3kfZ0
アフィアフィアフィ!w
おもしろくねーから終わっていいよ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:43:10.58 ID:8d4svrVa0
俺は自分のことを話すのが苦手で、自分のプライベートな事を聞かれると、すぐ何か適当なことを言って逃れてた。嘘も結構ついてた。
よく話すようになって、その人は俺がプライベートなことを話すことを嫌う人だって気づいてくれたらしく、あまり俺に質問することなく、ひたすら一人で喋ったりしてた。
そんな彼女を見て、俺と話してて面白い? って聞いた。
彼女は、一緒にいる雰囲気が楽しい 的なことを答えた。
なんなのこいつキモイ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:45:53.53 ID:8d4svrVa0
変わった人だった。
ものすごい友達が多かったにもかかわらず、自分みたいなタイプの人に会うのは初めてだ とか言っていた。
それを聞いて、喜んだ記憶がある。
多分自分の存在が認められた、的な気持ちが根っこにあったんだと思う。
まあ要は彼女のことが、人として好きになったんだ。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:50:53.03 ID:RsqSbbB8O
1転載禁止にする
2びっぷらにいく
どっちか選べ
さもないとhayabusaに死んでもらうことになる
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:51:06.97 ID:8d4svrVa0
そもそも彼女とは、ギリシア語の授業で知り合った仲だった。
それでよく一緒に勉強していた。
本当に自分とは違うシステムの思考をする人だった。
その人も同じことを自分によくいっていた。
まあその人がマイノリティの側だった。
不快なんでやめてもらえます?
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:53:51.35 ID:8d4svrVa0
ちなみに、その人と結婚したとかいう話ではない。何があったか思い出すだけ。
まぁよかろう。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:57:36.54 ID:8d4svrVa0
その人と一緒に3年の夏休みにギリシャへ行った。
大変に努力家であった彼女はその頃には日常会話程度であればある程度こなせる程度にはなっていた。
自分はまあそこそこにやっていた。
よくねーよカス
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 21:59:12.01 ID:RsqSbbB8O
>>22 まとめor自演を装うsageか
やるじゃん
お前がやめなきゃおれウンコもらすわ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:03:04.53 ID:8d4svrVa0
その頃には彼女の家に遊びに行ったりする仲ではあったが、一緒に寝泊まりするのはその旅行が初めてだった。
ギリシャの新鮮さも楽しめ、彼女と色々な話をして、思い返すと楽しかった気がする。当時はその辺考えていなかったが。
何を考えていたんだろう。
ギリシャの話は置いておいて、その旅行において彼女は決心していたらしい。
まじで?
で、うんこ漏らした友人はそのあとどうなったの?
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:04:50.40 ID:RsqSbbB8O
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:07:06.27 ID:8d4svrVa0
俺のプライベートな話を根掘り葉掘り聞きたいと 俺に言ってきた。
俺のバックグラウンドを知りたい、と。
そこそこいいホテルにも泊まって、夜に外を歩きながらいきなりそう言ってきた。
ああ、なんかこれロマンチックなやつだ、 とか思っていた記憶がある。こいつもロマンチストだなとも。旅行中だけでいいからとか言ってきて。
ギリシャの空気吸いながら。
でまあ。色々と話したわけだ。
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:07:59.65 ID:80U9AJSmO
>>1 アフィブログってどれくらいの頻度で更新してるの?????
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:10:44.07 ID:RsqSbbB8O
>>31 いやあ頻繁にキモイスレを保守するキモイやついるなと思ったら
末尾O
あっ…(お察し)
うんこぶりぶりぃぃぃぃぃぃおほほほぉぉぉぇぇぇ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:12:35.85 ID:8d4svrVa0
思い返すと、その時と起点として、更に彼女との仲が良くなっていった気がする。
少し彼女の話をすると、こういってはなんだが、両親に恵まれなかった人だった。
父親は賭け事にはまっており、母親はいろいろと無関心なひとだったらしい。
彼女は高校時代に部活に入るという選択肢も与えられず、バイトに集中し、高校と大学の学費やら教科書代やらをまかなっていた人だった。
そんな彼女が現在幸せそうに結婚式を迎えられて、本当にうれしく思う。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:16:20.95 ID:8d4svrVa0
こういう自分の両親とかの話を、臆すことなくあけっぴろげに話すことができる人で、彼女の人間性がよく出ていた。
彼女がすごいのは、平気であると装っていたのではなく、そういうことを話しても、実際に平気である点だった。
どうして平気なの? と直接に聞いたことがある。
彼女は質問の意図がよく分からない というような顔をして、そういうもんでしょ と言った。
面白い人だった。
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:22:56.13 ID:8d4svrVa0
それで旅行中に彼女に俺のバックグラウンドを聞いた時、そういう思考システムを試してみるのもいいかもしれない と思ったんだ。
そんな風に自分と真逆の人間になってみるのもいいか、と思うくらいには、ギリシャの夜の散歩ってロマンチックだったんだ。
彼女はとても賢い戦略をとっていたんだね。
俺が論理的な思考に偏りがちである、なんというか弱点を上手く突いていたと思う。
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:25:56.83 ID:Jz76uVbHO
AB型とかだったら笑うね
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:26:01.01 ID:8d4svrVa0
色々話して、話しているうちに、それまで自分の頭の中にあったけど認識しなかった、しようとしなかった気持ちも片っ端からぶつけていった。
この時の頭の高回転の感覚は今でもよく覚えている。
本当に、初めて、色々話した。彼女はひたすら黙ってよく聞いてくれてた。
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:30:16.84 ID:Nk9d0ZK30
続けたまえ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:30:46.85 ID:8d4svrVa0
自分のネガティブな気持ちとかぶつけまくったわけでもなかった。
俺はいい人生を送ってきたとは言えないけど、それでもいろいろ考えたことはあったし、色々楽しいこともあった。
自分のネガティブな話もポジティブな話もした。
自分の話を嘘なく話すことは初めてで、多分相当の条件がそろわないとあり得なかったことだったと思う。
でも、結果的にこの時自分のことを話す機会を持てたことはとてもラッキーなことだった。
この話には直接関係ないけれども。
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:34:07.22 ID:8d4svrVa0
話し終わって、彼女と二人で黙って歩いた。
彼女が俺の話に質問とかしないでいてくれたのは、とてもありがたいことだった。
彼女ならそうしてくれるって分かってたから、俺もそうしたわけだけれども。
それで、彼女も自分の話をした。
やっぱり開けっぴろげに見えても彼女にも意図的に隠していた部分はあって、俺も黙って話を聞いていた。
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:38:04.97 ID:OCwludNq0
1はシステムって言葉が好きなのは分かった
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:39:17.05 ID:8d4svrVa0
彼女に出会えたことは学生生活で一番ラッキーなことだったと思う。
ロマンチックに言えば、縁というわけだ。
自分とは全く異なる思考システムをとっているように見えた彼女にも、俺と似た所はあって、彼女もそう言っていた。
その旅行の夜、ますます俺は彼女のことを好きになったし、彼女も俺のことをますます好いてくれた。
恋愛的なことに限定したあれではなくてね。
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:41:37.84 ID:8d4svrVa0
その日は、抱き合って眠った。
俺としては本当に久しぶりに、涙を流した。彼女にばれないようにしていたつもりだったけど、実際の所どうかは分からない。
多分ばれてた。
ああ、ギリシャ語とってよかったなあ とか考えていた。
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:44:41.39 ID:8d4svrVa0
その次の日、日本へ帰った。
道中はやっぱり他愛もない話を彼女がずっとしながら、時間を過ごしていた。
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:45:21.10 ID:Jz76uVbHO
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:49:09.69 ID:8d4svrVa0
日本に帰ってから、どちらが旅行最後の夜の話をすることはなかったけど、やっぱり仲はより良くなった。
俺には許婚がいた。
彼女は俺のことが好きと言ってくれた。本当にうれしかった。
でもそういうものなんだな って思った。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:53:09.34 ID:8d4svrVa0
もちろん彼女はもてたので、色々と選択肢はあった。顔も整っている方だったし。
それでも俺のことを好きっていってくれて、凡人の性の故、自分が特別視されていることに喜びも感じていたと思う。
でもやっぱり、二人結ばれているということが一番うれしかった。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:56:34.57 ID:8d4svrVa0
本当によくできた偶然だった。
全く進んで人と関わろうとしない自分に興味を持ってくれて、全く異なる思考システムをもっていて、そのことをよく分かっていて、俺に押しつけがましいことをしないでくれた。
人力を超えた偶然のおかげで、俺はまだまともに今を遅れている訳だ。
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 22:59:30.69 ID:8d4svrVa0
大学を出るにあたって、俺と彼女は地理的に離れることになった。
日常的に会うことはできなくなった。
大学生活最後の夜、彼女は俺に会えてよかったと言ってくれた。
本当にうれしかった。
俺は思ったままのことを彼女に伝えてくれた。
彼女は泣いてくれた。
強情な彼女としては本当に珍しいことだった。
紫煙
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 23:03:24.66 ID:8d4svrVa0
予想通り、社会に出ても彼女との関係がなくなることはなかった。
時々彼女に会うと、やっぱりいつも通り彼女は自分の話をし続け、俺は大体聞いていた。
そんな関係を、本当にかけがえのないものだと思う。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 23:05:24.30 ID:8d4svrVa0
今日晴れ姿の彼女を見て、幸せな彼女を見て、心からおめでとうと思った。
来てくれてありがとうと笑って言ってくれた。本当にいい奴だ。
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 23:07:21.72 ID:Jz76uVbHO
プラトニックな付き合いなんね
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/04/06(土) 23:07:43.72 ID:8d4svrVa0
明日二人で飲みに行くことになった。
どういう風になるのかは分からないけど、多分いつもどおりだろう。
明日、この文を彼女に見せてみる。
口下手でコミュニケーションが苦手なので、書いてみれば少しは伝えられるかと思ったが、やっぱりそんなことはなかった。
ちくしょー
おわり
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
アラスカを含む全米が泣いた