金明秀さんによる半月城通信
http://www.han.org/ http://www.han.org/b/ http://www.han.org/a/half-moon/ 在日コリアンについてお勉強
「強制連行」できた人たちは,戦争が終わるとみんな朝鮮に帰ったのではありませんか。
強制連行が行われたのは終戦までの約7年間にすぎないため,母国に生活の基盤が残っていた人が多く,
かなりの人が解放後すぐに朝鮮に戻ったことは確かです。
しかし,日本に残らざるをえなかった方も少なくはなく,たとえば在日韓国青年会が1982〜83年に実施した調査では,
在日コリアン一世のうち,少なくとも13.3%が「強制連行」で来日していることが分かっています。
ただ,在日コリアンが多く住む大阪の生野区には,「強制連行」でつれられてきた一世が少ないともいわれています
在日コリアンは税金をはらっているのですか。
日本で生活している以上,在日コリアンも日本人とまったく同じようにはらっています。
逆に,韓国籍や朝鮮籍であっても,大韓民国や朝鮮民主主義人民共和国には税金を支払っていません。
ただし,「日本人とまったく同じように」と書きましたが,ある意味では在日コリアンは日本人以上に税金を支払っているとも言えます。
というのも,在日コリアンの多くは外国籍ですから,日本社会での地位は不安定です。
たとえ税金を支払っていても,日本人であればあたりまえのように享受できる行政サービスを,在日コリアンは受けられないことも多いのです。
そういう行政サービスを肩代わりするために民族団体が運営されているわけですが,
それらの団体を維持するためには当然,会費を支払わなければなりません。
この会費は,在日コリアンにとって第二の税金と言えるでしょう。