1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
よく2chスレでラノベ案を書くと「あ、それ知ってる」という奴らがいるが、
一体そういう奴らは新しいものというのをどう考えいるのだろうか
ここで考察を行なう
なお、反論は随時していただいて構わない
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:49:51.76 ID:EzDeuINh0
言わば純粋に新しいものというものは小説の世界にはないと言っていい
それは以下の2つの理由による
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:49:57.59 ID:vB6yjaB10
告ぐじゃなくて問うだろ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:51:00.89 ID:EzDeuINh0
>>3 いや告ぐでいい
何故なら自分の中に答えがあるから
ちゃんと考察を行うって書いてるだろ……
「小説において新しいとは何か?」がテーマ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:51:10.01 ID:Q7E2osFg0
アワナビアポップスターwwwwww君をもっとwwwww
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:51:54.10 ID:EzDeuINh0
理由その1.
主題の上位概念化
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:53:05.26 ID:EzDeuINh0
例えば、桃太郎を例に取るとパートは2つに分けられる
1.桃太郎が拾われ、育てられるシーン
2.仲間を集めて鬼を退治するシーン
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:54:09.82 ID:j/xDey540
「主題の上位概念化」(キリッ
からの「桃太郎を例に取ると」で笑った
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:54:34.02 ID:EzDeuINh0
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:56:52.05 ID:EzDeuINh0
1.について
非人間から出でた英雄的な人物を育てるというテーマは世界中に存在している
日本においても竹取物語(竹から姫)があるし、
英雄的な人物が生まれるというだけならば、西遊記(岩から孫悟空)、北欧神話(岩の裂け目から巨人)がある
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 16:58:33.67 ID:EzDeuINh0
つまり、
1.について主題を上位概念化してしまえば、「非人間から出でた英雄的な人物を育てる」となり、
それは他の物語に比べて特段新しいものではなくなってしまう
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:00:35.09 ID:EzDeuINh0
2.について
仲間を集めて鬼や悪魔を対峙するというテーマは世界中に存在している
例えば、日本においてもさるかに合戦(かにが猿を倒す)があるし、 世界中に枚挙に暇がないほどのテーマがある
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:00:45.53 ID:j/xDey540
難しい言葉使って言いたい事はそれか
それ言っちゃったら
漫画は大体「人間が出てきてバトルをする」って括りにはいるな
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:01:08.91 ID:EzDeuINh0
つまり、
2.について主題を上位概念化してしまえば、「仲間を集めて敵を対峙する」となり、
それは他の物語に比べて特段新しいものではなくなってしまう
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:01:48.12 ID:EzDeuINh0
>>13 ならない
上位概念化が許されるレンジの話もあるから
後述するから待ってろ
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:03:28.56 ID:EzDeuINh0
したがって、1.、2.についての考察を併せれば、
桃太郎は
「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられたあと、彼が仲間を集めて敵を倒す」話となる
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:05:13.78 ID:Eg+RcD4p0
小説において新しいのは既存の物語的エクリチュールに反逆する展開のことじゃね?
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:06:55.07 ID:EzDeuINh0
これはありふれたものである
「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられたあと、彼が仲間を集めて敵を倒す」話としては、
例えば、ローマの建国神話がある
狼に育てられた2人の兄弟が、仲間を集めて圧政者を倒し、民主主義のポリスを築くのである
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:09:05.52 ID:EzDeuINh0
>>17 既存のレンジの話も後述する
というのも、1000年前の物語は既存ではあっても、一般人は既存の物語であると認識できないから
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:10:49.48 ID:EzDeuINh0
そこで、例えばローマの建国神話と桃太郎の違いを出そうとすると、
「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられたあと、彼が仲間を集めて敵を倒す」話をさらに下位概念化しなければならない
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:11:04.37 ID:Eg+RcD4p0
>>19 1000年前って…んなの当たり前でしょ?
既存ていうのは現代において認知されている「常識」「常套」のこと。それに対しての反逆が即ち新しいということ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:12:06.05 ID:j/xDey540
貴種流離譚っていいたいのかな
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:12:36.45 ID:EzDeuINh0
>>21 「常套」ってカッコつけられて言われてもなwwww
その常套を定義しようとしてるんだからwwww
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:15:03.34 ID:Eg+RcD4p0
>>23 それは御大説を邪魔してすみませんでした
だったら昔話なんてしてないでさっさと現代のお話をしてほしいもんだ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:15:31.52 ID:EzDeuINh0
>>22 わかってる人もいるね
貴種流離譚だけでなく、それ以外の物語の類型に対しても普遍的にどこまで上位概念化できて
そこまでが同じで、どこからが新しいのかという概念を提供したい
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:16:27.80 ID:EzDeuINh0
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:16:37.57 ID:j/xDey540
>>17って魔法少女ものに対するまどマギみたいな事かね
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:19:14.43 ID:fDW9nTcC0
わかりやすく3行でまとめて
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:19:27.15 ID:EzDeuINh0
ここで主題がどこまで下位概念化できるかが問題になるが、下位概念化の類型として以下の3つが挙げられる
(1)既に提示された主要な主題に沿った下位概念化
(2)新しい主題を見つける下位概念化
(3)主題とは関係のない下位概念化
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:24:03.71 ID:EzDeuINh0
物語の主題が何かという話は、いろいろな捉え方があり、かつ論争も大きい部分であるので
ここではひとまず置いておく
また、これを置いたとしても、(2)の下位概念化などによって、本論の瑕疵を避けることができることも言及しておく
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:27:52.30 ID:EzDeuINh0
(1)について
物語においてある主題とは、主題として提示された以上、人に喜、怒、哀、楽などの感情や納得感などの
作者の意図に沿った一定方向の感情を呼び起こさせるもののはずであると言わざるを得ない
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:29:57.25 ID:ylyDZrom0
というか「コレは〜でやってたな」って思わせなきゃいいんだろ
パクリだのオマージュだのを言わなくても、作者の個性だと認識させる力が必要なんじゃないか?
実際それができててもアンチは湧くわけだし
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:30:51.25 ID:EzDeuINh0
先ほどの例で言えば、
「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられた」
という部分は、出自によって他人と区別するものの中で極端な例、
物語の主人公が特別であるとする期待感を呼び起こさせる主題であると考えられる
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:34:02.54 ID:fDW9nTcC0
一応読んだけど意味わからん
>>1のオナニースレってことでおk?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:36:15.12 ID:e3iFFNbB0
そんな一行で表されるような根本的な部分での新しさについてこだわるのは時間の無駄だろう
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:37:48.94 ID:EzDeuINh0
だとすれば、主題に沿った下位概念化としては、
桃太郎:「非人間から出でた英雄的な人物が市井の人間に育てられた」
ローマ:「非人間から出でた英雄的な人物が動物に育てられた」
というように下位概念化すべきである
なぜならば、主人公は出自が一般の人間と違うことで、他の人物に対する特別感を期待させるからである
ここで、出自とは生まれだけでなく育ちを指す概念でもある
したがって、「誰に」という部分を限定することによって、他人とは違う、特別な人間という部分に対して
一方は、一般の人間と育ち方は同じである、もう一方は、一般の人間とは育てられ方まで異なると言えるのである
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:38:44.75 ID:EzDeuINh0
>>35 いや、それでいうとラノベの批判は毎回時間の無駄みたいな拘りしてるよw
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:38:56.64 ID:JYlKWogE0
ユング好きー
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:40:36.27 ID:unqW56o60
結局売れる話を書けるかどうかだ。
書けないなら論じる意味なし
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:40:41.15 ID:e3iFFNbB0
>>37 暇つぶしだったらそれで正しいでしょ
君はなんか本気そうだったから老婆心までに言っただけでござる
本気の人が道を踏み外しそうなのを見ているのは心苦しい
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:41:09.27 ID:JYlKWogE0
つーか構造主義者かお前
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:41:44.73 ID:EzDeuINh0
(2)について
先ほどの繰り返しになるが、
物語においてある主題とは、主題として提示された以上、人に喜、怒、哀、楽などの感情や納得感などの
作者の意図に沿った一定方向の感情を呼び起こさせるもののはずであると言わざるを得ない
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:42:39.86 ID:EzDeuINh0
>>40 いや、物語にとって単に新しいとは何か考察したいだけだよ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:45:11.46 ID:e3iFFNbB0
>>43 小説における「物語(ストーリー)」という要素の中に新しさを見いだそうというのが
俺には無意味なこだわりに見えるということだよ
もっと柔軟に考えた方がいいんじゃね
まあそれでも続けるというなら止めはしないし
興味深いので一応読んどくよ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:47:03.65 ID:EzDeuINh0
ここで、桃太郎は偶々拾った子供が拾い主を億万長者にした驚きを、
ローマ神話は特別な人間が自分たちの国を作った誇りを感情として呼び起こさせるものであるから、
その部分を新たな主題として限定を加えるべきである。
桃太郎:「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられたあと、彼が仲間を集めて敵を倒して財宝を持ち帰った」
ローマ:「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられたあと、彼が仲間を集めて敵を倒して1000年続く国を作った」
これが新たな主題を提示する下位概念化である
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:47:55.66 ID:unqW56o60
小説を書く意味から考えるべきだと思う。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:48:34.60 ID:EzDeuINh0
(3)について
また、先ほどの繰り返しになるが、
物語においてある主題とは、主題として提示された以上、人に喜、怒、哀、楽などの感情や納得感などの
作者の意図に沿った一定方向の感情を呼び起こさせるもののはずであると言わざるを得ない
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:50:01.24 ID:lbCyJ2D00
短いことってかなり重要じゃね?
短くてつまらない
長くてつまらない
この二つだと恐らく後者の方がはるかに評価は悪くなるはずだ
ページ数が多いとつまらないと感じている時間が長いからな
物語を簡潔にまとめる、これこそ最重視すべきじゃないかね
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:50:17.00 ID:JYlKWogE0
構造抽出は興味深く読ませてもらったが下位概念化の話がわかりにくい
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:51:55.39 ID:j/xDey540
(1)について
(2)について
(3)について
で同じ事書いてる所に狂気を感じる
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:52:10.93 ID:EzDeuINh0
その中で既存のテーマにも新たな主題も提示しない類の限定もあり得る
例えば、
桃太郎:「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられたあと、彼が仲間を集めて敵を日本刀で倒す」
ローマ:「非人間から出でた英雄的な人物が誰かに育てられたあと、彼が仲間を集めて敵をナイフで倒す」
桃太郎とローマの建国神話において、地域性に主題はない
だとすれば、地域性に深く根ざした武器の種類によって下位概念化したところで何の感情も揺さぶらない
このように(3)の下位概念化はあまり意味がない
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:52:50.80 ID:EzDeuINh0
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:54:26.71 ID:EzDeuINh0
(3)の下位概念化によって物語の説明をした場合、
「桃太郎ってそういう話?
あ、それローマ神話とおんなじ話だよ」
説明を聞いた人物がこのように返事をすることに異論がある人はいないと思う
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:56:04.18 ID:JYlKWogE0
抽象化すればそうなるな
で?具体性の話でしょ?
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:56:18.78 ID:j/xDey540
「非人間から出でた英雄的な人物が、仲間を集めて敵を巨大ロボで倒す」
「非人間から出でた英雄的な人物が、仲間を集めて敵を魔法で倒す」
だとだいぶ違うし、喜、怒、哀、楽や納得感も変わってくる件
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:56:35.42 ID:VBsMZ51K0
おんなじ話じゃなくて、おんなじような話だろ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 17:59:37.82 ID:EzDeuINh0
>>54 最後は自分の中でどの程度読み取れたか=抽象化の程度の話につなげるから待ってて
>>55 それはロボと魔法という言葉から言葉以上の物語のパターンを自分の知識の中から拾ってきてるだけ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:00:53.56 ID:JYlKWogE0
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:02:03.65 ID:EzDeuINh0
では、(1)と(2)の場合はどうだろうか
まず、(2)の場合であるが、新しいテーマを提示したところで前半部分が相当似通ってるならば、
受ける印象としては、最初の部分は似たような話だな
若しくは、結論が違うだけじゃんという風に受け取られると思う
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:05:06.88 ID:EzDeuINh0
(2)に当たるような、一部の構成が似通っている物語は無数に存在する
その意味であらゆる物語は主要なテーマがの一部が何かと似通っていると言える
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:07:54.54 ID:wLLAM8Al0
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:09:25.31 ID:JYlKWogE0
書きためてから投下して欲しかった
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:09:59.89 ID:EzDeuINh0
いくつかの既存の主題を組み合わせた物語を、以下「組み合わせ物語」とする
卑近な例で言えば、コードギアスがこれにあたる
主題A(メイン):「王家の子息が権力争いに巻き込まれ、市井の人間に化けて復讐をする話」
主題B(メイン):「人種差別の中でテロ活動で世直しを行う話」
主題C(サブ):「倉庫に隠せる程度の小型ロボットでテロリストが戦う話」
主題D(サブ):「人に命令をきかせる超能力を手に入れる話」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:10:52.25 ID:hlkInXQa0
新しいには「初めて」「今まで存在しなかった」という意味がある。
が、「新鮮」「現代的」「いきいきしている」という意味もある。
前者の新しいは、歴史や事実。
後者の新しいは、読者の印象。
・東日本大震災を扱った小説が発売された。これは世界初だ。
というのが前者。歴史が明らかであり、事実として「新しかった」ことが残されている。
が、後者は歴史ではなく、印象。しかも個人の印象なので、正解はない。
・「僕は友達が少ないというラノベを新しいと思った。友達がいない、というネタで部活を作る作品なんて初めて読んだからだ」
というのが後者。読者次第の、印象だ。
「ハルヒブーム以降、変な部活を扱ったラノベが増えたじゃん。全然新しくないだろ(笑)」という言い分もある。
しかし、それは「部活物はたくさんあるから」という理由からくる、印象だ。
「友達がいないことをネタにした部活」という視点から、新鮮かどうかを語る場合、人によっては「新しい」という答えが返ってくる。
この歴史と、個人の印象という、二つの新しい。
おそらく創作においての「新しい」は後者。
個人の印象なんだから、考察をしたいのなら、まずいくつかの前提を決めろよな。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:11:46.66 ID:EzDeuINh0
コードギアスもそうだが、このような話には既視感がつきまとう
新しくないと言われることも多いと思う
例えば、アメリカのハリウッド映画なんかも「苦悩する主人公が孤独に戦い最後は爆発」(偏見か)
のような既視感がつきまとうが、これも主題を何度も使いまわしているからである
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:13:05.08 ID:JYlKWogE0
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:14:26.05 ID:EzDeuINh0
このような話を批判しているわけではない
面白い主題は何度使いまわしてもいい
この事実は、「それ見たことあるよ」が、ことエンタテインメント小説においてはなんの批判にも当たらない
ことを示しているが、今回は「新しい」とは何かを考察することであるので、これ以上の言及はしない
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:16:32.68 ID:j/xDey540
俺は
>>64のほうが的を射てる意見だと思うんですけど
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:17:01.88 ID:e3iFFNbB0
いや黙ってろは言うたあかん
それ的外れだよって指摘するのはいいだろうが
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:17:02.53 ID:hlkInXQa0
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:17:57.86 ID:EzDeuINh0
>>64の話は全て書き終わったあとに改めて反論する
というのも、個人の印象で片付けられた部分をどうするのかというのもテーマだから
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:18:34.53 ID:hlkInXQa0
どうにかできるのか。
頑張れ。
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:19:20.60 ID:qY2qnCf30
あのさ……あんたら、小説ってのは何かを伝えたいってことが根幹にあるんだろ
演出、何て気にするくらいなら自分の話せる話題を広げれば?
何も出来ないからエンターテイメント性に逃げるんじゃなくて驚かせるような話、為になる話を書いて
読者を驚かせろよ
形ばっかりで中身が伴ってなきゃ、仕方ないわ
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:20:33.69 ID:EzDeuINh0
次に、(1)の場合であるが、提示された主題の掘り下げ方で新しいかどうかが変わってくるものである
(2)はさしづめ主題の広さ方向における類似性を指し、
(1)は主題の深さ方向における類似性を表すものと言えるかもしれない
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:25:38.12 ID:qY2qnCf30
どういった話の展開、または視点から物語を作るか斬り込むんじゃなくて
自分が伝えたいこと、または広めたいことをまず頭に置いてそこから物語を作れば
自ずと誰にもパクリとか言われないだろ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:25:59.78 ID:EzDeuINh0
(1)の考察にふさわしい物語として、以下の例を挙げたいと思う
怪傑ゾロ(1920):「一般人が変装してヒーローとして戦う物語」
バットマン(1990):「一般人が変装してヒーローとして戦う物語」
ヤングスーパーマン(2001):「一般人が変装してヒーローとして戦う物語」
この3つは上位概念化した場合全てテーマが同じものである
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:26:04.04 ID:X31NexTy0
新しい!
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:26:38.50 ID:4PbEU7gb0
>>1の作品を見ないことには言葉に信憑性が伴わない
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:27:53.68 ID:EzDeuINh0
正体を隠す変身ヒーローものは、すべからく源流と言える怪傑ゾロと似てると言える
ここで、軽く怪傑ゾロの話をすると、お金持ちのお坊ちゃんが正体を隠しながら変装して悪を倒すというものである
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:29:48.35 ID:EzDeuINh0
しかしながら、怪傑ゾロとバットマン、ヤングスーパーマンが似てるとは言いにくい
それは、同ジャンルの話であることは明白だが、主題の掘り下げ方が違うからである
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:30:12.23 ID:qY2qnCf30
形だけの頭でっかちは駄目だな……
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:32:01.20 ID:/6sK/NqL0
主題を上位概念化するとありきたりな物語でも、下位概念化すれば類似の作品とある程度差別化できる
また、主題の掘り下げ方を変えることでも同じく差別化を図ることができる
ざっくり要約するとこんな感じ?
慎重に論を進めようとしてるのはわかるから数時間後にもう一度来る
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:38:55.75 ID:EzDeuINh0
バットマンは、確かに正体を隠しながら変装して悪を倒すものであるが、悪を倒す行為自体が、
法律上はリンチ(私刑)に当たるため、一部のものを除いては、世間が問題をしていることが特徴である
ゾロと異なり単純なヒーローではなく、公権力からは犯罪者の一味と思われている
ヤングスーパーマンも、確かに正体を隠しながら変装して悪を倒すものであるが、
戦わねばならぬ運命にある敵と、正体を隠しながら戦うことの苦悩を掘り下げることに重点を置いている
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:39:22.93 ID:hlkInXQa0
全て書き終えるまえにスレ落ちそうだな。
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:39:56.61 ID:JYlKWogE0
もう陳腐だな
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:43:27.60 ID:EzDeuINh0
以上の点から下位概念化を行うと次のようになる
怪傑ゾロ(1920):「一般人が正体を隠して変装し悪と戦う物語」
バットマン(1990):「一般人が正体を隠して変装し、法律的根拠がないことを問題視されながらも悪と戦う物語」
ヤングスーパーマン(2001):「一般人が正体を隠して変装し悪と戦うが、正体を隠すことに苦悩する物語」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:45:36.18 ID:qY2qnCf30
主題性がないから余計なことに首を突っ込むんだよな、多分
だってこの>>1が語るのはあくまでも批評家、古典文学の研究者たちがまとめたこと
外野がレッテル貼ってカテゴリーを作っただけ
何かを書くなら型にあはめてばかりじゃ駄目
つうか、ある意味ではカテゴライズさせる波を作るのが作家だ
それが周りの顔色窺ってどうする?
昔の大波は知って置くだけでいい、新しい波は結局、自分の経験、
自分しか持たない思考から生まれるってことだ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:46:07.84 ID:EzDeuINh0
(1)と(2)は以下の点で異なるものである
(1)は既存の主題をさらに掘り下げることで、既存の主題との差別化をはかることにある
一方で、(2)は主題を追加することで既存の主題との差別化をはかっている
(追加する主題自体は既存のものでも構わない)
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:47:45.78 ID:EzDeuINh0
>>87 いや、まとめたことってさ、、、
これは法律の考え方を文学のカテゴライズに適用できないか考察していて、完全にオレの意見だよ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:52:02.36 ID:EzDeuINh0
誰かが新しい物語であると言ったとしても、
世の中の99%の物語は既にある物語に対して(1)〜(3)の方法で下位概念化を行ったものである
(99%とは慎重を期して言ったもので、実際は100%そうであると言っても過言ではない)
つまり、全ての物語は何らかの既存の物語と似ているとは言える
とは言っても、直感的に世の中似たような物語が少ないと考えられるが、それは以下の3つの理由によるものである
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:53:10.94 ID:/6sK/NqL0
>>87は
>>1がパクリの話なんて一言もしてないのに「こうすればパクリだと思われないよ!」とぬかしたり
「自分しか持たない思考」なんてものが存在すると思ってたり
いったいどこで何を教わってきたんだね
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:53:42.45 ID:hlkInXQa0
人魚姫(1836):「一般人魚が正体を隠して変装して、バカ王子の結婚話に苦悩する物語」
赤ずきん(不明):「一般狼が正体を隠して変装して、婆と少女を食って眠ってハッピーなときに猟師に腹裂かれて苦悩する物語」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:53:45.48 ID:j/xDey540
結局
>>2の結論にたどり着くんなら
いまの展開はどういう意味があるわけ?
「そういう掘り下げ方の違いはあっても結局新しいとは言えないんだよ」ってこと?
分かり易く書ける事をあえて衒学的に書いてるってt自覚ある?
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:55:08.03 ID:qY2qnCf30
アホか、ファンタジーと言う言葉にしろ、ミステリー、サスペンス、その他にも色々
昔からカテゴライズ化ってのはあるんだ
お前は現代の作品で昔の人間がやったカテゴライズを現代語で上書きしてるだけだ
結局は大きなカテゴライズに収束する
もうね、アホかと
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:55:57.58 ID:j/xDey540
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:57:01.49 ID:syIBuQKb0
河合駿でも読んでろ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:57:52.68 ID:qY2qnCf30
面倒だからパクリでひとくくりしただけ
それに
>>1で「あ、それ知ってる」って言ってる時点で似たようなもんだろ
お前さあ、自分で限界つくるのはいいけど、みんなそれを限界とは思ってないぞ?
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:58:07.96 ID:EzDeuINh0
すみません
>>90を差し替えで次の文章でお願いします
誰かが新しい物語であると言ったとしても、
世の中の99%の物語は既にある物語に対して(1)〜(3)の方法で下位概念化を行ったものである
(99%とは慎重を期して言ったもので、実際は100%そうであると言っても過言ではない)
つまり、全ての物語は何らかの既存の物語と似ているとは言える
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 18:59:48.94 ID:YMo1RdSg0
これ小説に限らず文化全般にあてはまる話?
つまんない自家撞着オチじゃないよね?
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:02:52.46 ID:3LnoFU6W0
新しいとは受けてがそう思ったら新しいんだろ
書き手は新しいとか古いとか考えたら話なんか作れないし
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:02:54.14 ID:JYlKWogE0
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:04:22.91 ID:hlkInXQa0
だれもが分かり切っている答えを
>>2で出して、
それについて40近いレスで肉付けして、
結局
>>2に戻ってきてるわけだけどさ
これは何が目的で、何がしたかったの?
なんか自分が作家になった時に
SAOとか禁書とかワンピースみたいに叩かれたくないから批評家を気にするんだろうな
批評される度胸無いなら普通に働けと
>>94の言うように何らかのカテゴライズされる波を作らなきゃいけない
『否定的であろうと自分の発した物が読まれた事で何らかの反応があった』という事実が全てなのに
その相対評価が気に入らないものだから解き明かそうなんてのは
文章書く前に教養が足りないとしか
こういう
>>1に対して種明かしやめろって野次があるだけでも健全なジャンルだよ
音楽なんてどっかのバカがプロに嫉妬してコード進行云々を漏らしてしまったが為に
一般人に余計な知識がついて『騙す』という事が出来なくなった
マジシャンが手品で騙せなかったら金貰えないのと同様なんだよ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:08:24.40 ID:EzDeuINh0
>>2で、理由が当初2つあると書いたけれども、結局は主題の上位概念化に集約されたから
ちょっとここでは省こうと思います
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:09:46.86 ID:EzDeuINh0
以上のように、上位概念化を行うことで、全ての物語は程度の差こそあれ似ているという
ことができることがわかった
しかしながら、直感的に世の中似たような物語ばかりでないと考えられるが、それは以下の3つの理由によるものである
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:12:02.16 ID:EzDeuINh0
(1)主題を十分に掘り下げている
先ほどの変身ヒーローものがそうであるが、主題を十分に掘り下げた場合は似たような物語であると印象づけられることは少ない
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:15:04.45 ID:EzDeuINh0
(2)主題を知らない
読者は全ての物語を把握しているわけではない
つまり、提示すれば主題の掘り下げの程度が全く同じであるような話だとしても、
その存在をそもそも知らなければあたらしいように感じてしまうことが多々ある
卑近な例で言えば、2chで話題になっていることを、そのまま文芸誌に持っていけば
その主題に着目することは新しいと思われる
お前らにとって、小説を書くことは
色々なものを犠牲に出来るぐらい重要なものなのか@w@?
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:18:37.69 ID:2bm29bfRP
どうでもいいけどこんなもん書いてないで小説を書けよ
自分の答えが自分の中にあればいいじゃねえか馬鹿らしい
結局誉められたいだけだろ?
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:19:48.59 ID:asysVNQZ0
なげぇよ
時間かかりすぎ
簡潔に
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:19:49.25 ID:e3iFFNbB0
スレタイにワナビなんて入れるから間違えた人が来ちゃったじゃないか
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:20:23.78 ID:hlkInXQa0
上位概念化とかした理由がよく分かんないんだけど。
物語にパターンがあって似ているのは、周知の事実でしょ。
アルーネが『Verzeichnis der Marchentypen』を発表して、
それをトンプソンが『The types of folktale』という形で分類整理などをして
それらが物語を語る学問における共通言語、ガジェットとして扱われてもう何世紀も過ぎているわけで。
日本でもそこらの書店で、それらをまとめた文庫があるわけで。
神話、童話、民話、伝承といった物語について研究されつくして
例に挙げられたゾロなどの映画などにおけるシナリオ術にもそれは使われているわけで。
べつに、上位概念とかいらないから、早く『新しい』について語ってほしい
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:21:06.00 ID:EzDeuINh0
(3)文体、セリフ回し、メディアがことなる
読者が主題を知っていて、主題の掘り下げの程度が同じだとしても、
文学的なインターフェースが異なると新しいと印象づけられることもある
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:21:29.87 ID:JYlKWogE0
ここは掲示板なので…
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:22:04.61 ID:YMo1RdSg0
「純粋に新しい小説」の定義
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:23:04.17 ID:2bm29bfRP
ラノベ案を書く人が文学論を語っているけど、
それならまずラノベの文学性について語ってくれよ
どうせ小説書けもしなそうだし、自己主張したいだけだろうし
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:23:48.88 ID:EzDeuINh0
(2)(3)については、大体タイトルからどのようなものか察してもらえると思う
ここで、最も重要なのは(1)の類型である
主題を十分に掘り下げると書いたが、この掘り下げることは、以下の5つの類型に分けられる
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:26:12.80 ID:j/xDey540
最初のほうで「許されるレンジの話もある」と言ってたが
>>1の言う主題であるところのSVOにだけ着目すりゃ
どんなレンジであろうと新しいのなんて無いし
そういう構造自体が「新しい」事なんて誰も求めてない
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:27:25.69 ID:qY2qnCf30
分かってないとか的外れとか言われたけど
マジで丁寧に解説してる時点で作家にあるまじき行為だろ
皆例え、共通した状態ではないにしろ頭の中に入ってる
そんなことの風呂敷を態々、広げてどないせいっちゅうねん
当たり前のことでひっかかってる暇があったら例え誰に何と言われようが
誇れる自分の領域をつくれ
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:28:08.76 ID:JYlKWogE0
NG推奨:ID:qY2qnCf30
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:28:58.34 ID:YMo1RdSg0
漫画だけど高野文子の「ぼうがいっぽん」みたいな作品読みたくても見つかんないんだよな
類似する作品知ってたら教えてよ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:29:25.35 ID:EzDeuINh0
1.主題で提示された事実を現実世界に適用した場合を突き進めて考察する(世界系の掘り下げ)
例えば、先ほどのゾロとバットマンの例でもあるように、主題で提示されて事実を突き進めて、
主題を現実世界に適用した場合に、何が起こるかを考え、突き詰めて考察する
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:31:38.80 ID:EzDeuINh0
2.主題で提示された事実をある人物間に適用した場合を考察する(人物系の掘り下げ)
例えば、アニメ琴浦さんのように既知の読心術を女子高生とエロ高校生に適用すれば、
エロ高校生の妄想で、自分が妄想ネタに使われた女子高生が悶える話になる
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:34:22.16 ID:EzDeuINh0
3.主題で提示された事実をある観点で適用した場合を考察する(観点系の掘り下げ)
先ほども書いたように、物語においてある主題とは、主題として提示された以上、人に喜、怒、哀、楽などの感情や納得感などの
作者の意図に沿った一定方向の感情を呼び起こさせるもののはずであると言わざるを得ない
ならば、同じ主題でも哀の感情から喜の感情を呼び起こさせれば、それはひとつ新しい掘り下げ方となる
具体的に言えば、チャップリンの喜劇の多くは当人にとっての悲劇を描いたものである
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:36:45.71 ID:YMo1RdSg0
「純粋に新しい小説」の定義が「既存の作品に似通った点が一つも無い小説」だとしたら
そんなの無くて当たり前すぎてアホかよなんだが
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:39:36.27 ID:qY2qnCf30
>>125 まだ、「あ」って言葉が使われてるから既存の作品と同じ〜とか言わないだけマシよ
こう言う輩は
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:39:38.17 ID:EzDeuINh0
4.それぞれの主題における拘束条件をつけて考察する(拘束系の掘り下げ)
具体的に言えば、
「人に命令をきかせる超能力を手に入れる」が「超能力を使えば寿命が減る」などである
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:44:34.65 ID:EzDeuINh0
5.それぞれの主題を有機的に結合させる条件を考察する(結合系の掘り下げ)
2つ以上の主題を有機的に絡ませるためにどのような条件が必要か考察する
例えば、「ディストピア」+「ダンスバトル」ならば、ダンスによってディストピアの人間の
心を解放させるという理由を立たせることが一つできると思う
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:46:36.41 ID:m9IJCIaK0
ぶっちゃけ読もうにも読みづらいので
ブログかはてななんとかあたりで書けばいいと思う
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:47:54.33 ID:EzDeuINh0
人は大まかに1.〜5.の方法によって、主題を掘り下げていると考えられる
特に人物系の掘り下げは、時代に合わせて新しいタイプの反応を示す人間を使い回しさえすれば、
既存の主題であっても新しく見える可能性が高い
一般的に、人はこれら、(1)1.〜5.、(2)、(3)の条件を満たすものを「新しい」作品であると考える
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:50:32.31 ID:2bm29bfRP
もう二時間たつけどまだ終わらないの?
人もいないしさるって落ちるぞ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:53:12.80 ID:EzDeuINh0
先ほど提示した怪傑ゾロについても、勧善懲悪ものを正体を隠して行ったらという、
勧善懲悪ものに対して(1)4.の方法で掘り下げを行ったものであると考えられる
しかしながら、人は、(1)1.〜5.、(2)、(3)の作品についても新しいものではないと考えることがある
(2)については原作品を提示すれば、この主題は新しくないと考え直すだろう
(3)についてはどこかで似たような文体表現を見れば、主題と文体表現とを切り分けることができるだる
では、(1)についてはどうだろうか?
(1)についてはどこまでが新しく、どこまでが古いか、その線引きをどうするべきであろうか?
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:55:05.53 ID:asysVNQZ0
このスレから僕らが得るべき教訓は
「どんなに素晴らしいテーマや主張をこめて表現しようとしても相手に読んでもらえなければちり紙と然程変わらない」
ということですね
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:55:57.27 ID:EzDeuINh0
今から話すことが本論のメインテーマである
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:56:16.11 ID:/6sK/NqL0
主題と文体だけで小説が新しくなったり古くなったりするもんですかね
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:59:11.30 ID:qY2qnCf30
いや、教訓は「山に上るのは計画が必要だけど、それ計画ばっかりやってるといつまで経っても登れない」だ
「この個所は怖いから避けよう」とか、「途中で死んだらどうしよう」とか考えてたら終わりには「登らなくてもよくね?」になる訳だ
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 19:59:55.28 ID:/6sK/NqL0
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:01:22.25 ID:kj2kIQa80
論文書けばいいんじゃないかな
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:02:03.52 ID:EzDeuINh0
以下、1.〜5.に関して、それぞれ「新しい」と思われるであろう条件を説明したものである
1.主題で提示された事実を現実世界に適用した場合を突き進めて考察する(世界系の掘り下げ)
似たような考察をされる主題ではないこと
直ぐに簡単に考えつく考察ではないこと
2.主題で提示された事実をある人物間に適用した場合を考察する(人物系の掘り下げ)
人物間同士の関係性に類似性がないこと
3.主題で提示された事実をある観点で適用した場合を考察する(観点系の掘り下げ)
喜と楽など観点が似ていないこと
4.それぞれの主題における拘束条件をつけて考察する(拘束系の掘り下げ)
主題とその拘束条件が似ていないこと
5.それぞれの主題を有機的に結合させる条件を考察する(結合系の掘り下げ)
結合することに意味があること
似たような結合をする主題同士ではないこと
なんかまじめだな早くあけわたしておくれ
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:08:13.30 ID:EzDeuINh0
1.について
(1)似たような考察をされる主題ではないこと
主題には、それを現実世界に適用した場合に、それぞれ掘り下げやすい方向性がある
例えば、ゾロで言う「一般人が正体を隠して変装し悪と戦う物語」というテーマは
正体をかくす以上、周りの軋轢との無用の誤解を生むというというのが考えやすい方向性となる
「一般人が正体を隠して変装し悪と戦ったせいで、近所から村八分になる」
「一般人が正体を隠して変装し悪と戦ったせいで、恋人を失う」
というのは類似の過程を経た考察であり、このような話は少なくとも(1)1.だけからは新しいとは考えられにくい
>一般的に、人はこれら、(1)1.〜5.、(2)、(3)の条件を満たすものを「新しい」作品であると考える
ほら出たよ的外れな意見
ラノベ出版社に限らず娯楽産業ってのはだから『一般人』では無く『10代』にターゲットを絞ってるの
『10代』は何も知らない
何やっても新しい物として受け取ってくれるからな
>よく2chスレでラノベ案を書くと「あ、それ知ってる」という奴らがいるが、
>一体そういう奴らは新しいものというのをどう考えいるのだろうか
だからお前がガキ相手では無く何の生産性も無い2chで晒すから悪い
心配しなくてもお前らが何か制約つけようが結合しようが作品晒し次第パクリ認定してやっからwww
もう粘着する事に決めたから覚悟しとけよ^^
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:10:51.21 ID:KPbs9XYu0
>>1が今考えている「新しさ」について、言葉を尽くして説明していても、
>一体そういう奴らは新しいものというのをどう考えいるのだろうか
「そういう奴ら」が考えている「新しさ」には辿り着くのか
>>1の考える「新しさ」について、どれだけ俺たちが詳しくなろうと、
>>1と「そういう奴ら」は違っているね、としか思わねーんだけど
「そういう奴ら」が考える「新しいもの」を早く知りたい
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:12:08.79 ID:/6sK/NqL0
遅い
次書く時は書きためろ
寝る
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:15:39.80 ID:EzDeuINh0
1.について
(2)直ぐに簡単に考えつく考察ではないこと
主題を充分考察できなかった場合、単に新しい観点で世界系の掘り下げを行うだけでは
それが主題であると認識されにくい
例えば、ゾロで言う「一般人が正体を隠して変装し悪と戦う物語」というてーまにおいて、
変装にもコストがかかるだろうからな、どうするのかなと考えるが金欠であるというだけでは
新しい主題とは認識してもらえない
そこで、金欠だからお金にこだわると設定し、「一般人が正体を隠して変装し悪と戦うがお金を払えば示談する物語」
とすることで一つ新しい主題を生み出すことが出来る
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:19:17.00 ID:EzDeuINh0
2.について
(1)人物間同士の関係性に類似性がないこと
これは、「一般人が正体を隠して変装し悪と戦う物語」において、
例えば、一般人が大金持ちであった場合、それを社会的に地位の高い人物に置き換えても新しさはない
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:21:32.87 ID:EzDeuINh0
3.、4.については読めばある程度わかると思うので省略する
そんなの書くより小説書いた方が楽しくね?
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:26:11.00 ID:EzDeuINh0
5.について
(1)結合することに意味があること
(2)似たような結合をする主題同士ではないこと
コードギアスにおける例がわかり易い
主題A(メイン):「王家の子息が権力争いに巻き込まれ、市井の人間に化けて復讐をする話」
主題B(メイン):「人種差別の中でテロ活動で世直しを行う話」
これは(1)の点では新しさがあると考えられるが、(2)の点で新しさがない
何故なら自分より大きな敵を倒すという上位概念化した主題においては、利害関係が一致した場合に
組むと言うのは周知であり、「似たような結合をする主題」が多数存在するからである
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:27:53.89 ID:EzDeuINh0
では、(1)5.(1)がない話はなにかというと、
>>42(2)のような例が挙げられる
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:28:17.74 ID:hlkInXQa0
まだ終わってなかったのか。
もういいよ。
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:30:54.34 ID:EzDeuINh0
以上、1.〜5.が(1)における新しさの基準である
ここにおいて、考察してきたとおり、上記(1)〜(3)のどれかを満たせば物語は新しいと考えられるから
上記(1)〜(3)の条件のうちどれか一つを満たすものが、人が一般的に新しいと考える物語であると考えられる
まとめると以下のようになる
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:31:31.56 ID:EzDeuINh0
本論のまとめ
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:34:55.81 ID:EzDeuINh0
「まとめ」
人は以下の(1)〜(3)で提示された条件の内、どれか1つを満たす物語を新しいと感じるものである
(1)主題を十分に掘り下げている
1.主題で提示された事実を現実世界に適用した場合を突き進めて考察している(世界系の掘り下げ)
ただし、以下のA、Bの場合を除く
A.似たような考察をされる主題ではないこと
B.直ぐに簡単に考えつく考察ではないこと
2.主題で提示された事実をある人物間に適用した場合を考察している(人物系の掘り下げ)
ただし、人物間同士の関係性に類似性がないこと
3.主題で提示された事実をある観点で適用した場合を考察している(観点系の掘り下げ)
ただし、喜と楽など観点が似ていないこと
4.それぞれの主題における拘束条件をつけて考察している(拘束系の掘り下げ)
ただし、主題とその拘束条件が似ていないこと
5.それぞれの主題を有機的に結合させる条件を考察している(結合系の掘り下げ)
ただし、以下のA、Bの場合を除く
A.結合することに意味があること
B.似たような結合をする主題同士ではないこと
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:35:48.95 ID:EzDeuINh0
(2)主題を知らない
(3)文体、セリフ回し、メディアがことなる
以上
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:37:28.18 ID:JYlKWogE0
あとで見る
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:38:52.91 ID:fFMWwLD00
ワナビスレあった!
と思って開いたらとんでもないスレだったでござる
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:44:14.97 ID:YMo1RdSg0
なるほど!「誰でも思いつくようなありがちネタじゃなければ新しいと感じさせられる」ってことか!
勉強になったなチクショーーーー!!!!
結局、「あ、それ知ってる」っていう輩が知識持ってれば
どれも粗さがしてパクリ指摘出来てしまうだろう?
それなら何も知らない中高生が読みたいと思う作品出すほうがもっと効率的だ
何でそれがわからないのか理解に苦しむね
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:47:26.83 ID:ybu5o5Gw0
次に人がある主題をどの程度評価しているか
(つまり、「一般人が正体を隠して変装し悪と戦う物語」と読まれるか、
「一般人が正体を隠して変装し、法律的根拠がないことを問題視されながらも悪と戦う物語」 と読まれるか)
どのような方法を用いれば「新しい」と感じるようなレンジにまで、主題を認識させることができるか
主題と評価について考察を行う
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:48:50.74 ID:ybu5o5Gw0
>>159 「結局」と書いているが、どこを読んでそう思った?
根拠を頼む
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:54:46.84 ID:ybu5o5Gw0
主題をどの程度認識されるかは極めて文章表現的な問題となる
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:56:06.60 ID:6eIhf/IE0
卒論?
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 20:58:01.84 ID:ybu5o5Gw0
>>163 いや、おっさんが誰にも矯正されず暇だから勝手に書いてるだけ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 21:03:27.62 ID:6eIhf/IE0
おおそうか
がんばれおっさんおもろいぞ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 21:03:48.42 ID:Ylm1fNZI0
テキストにまとめてうpでもすればよかったんじゃねーの
どっちにしろ読まれなくて意味ないと
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/24(日) 21:04:55.32 ID:ybu5o5Gw0
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: