1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:07:47.48 ID:AVQgWZ1Pi
しえん
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:11:01.30 ID:fadGzNR70
松実館の宥の部屋。
玄「照さんの妹さんとは私が高3の時のインターハイの個人決勝で打ったのです」
玄「とっても強かったですけど…どうにか抑えられたのです……」
照「咲の嶺上 開花の花弁には刃が付いてる」
照「その咲を抑えられただけでも玄さんは凄い」
玄「えへへ…照さんありがとうなのです……でも…結局優勝は龍門渕さんに獲られちゃいましたけど……」
菫「龍門渕大の≪コキュートス・ノーブル≫龍門渕 透華か……昨年のインカレでは団体戦で随分苦しめられたな……」
菫「そして…今年のインカレ個人優勝予想の大本命」
宥「うん…本当に強かった……そして冷たかった………」ぶるぶる
玄「お姉ちゃんと対極の相手との対局なのです」どやっ
照・宥・菫「「「………………」」」真顔×3
玄さん「……………………………」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:16:06.04 ID:5wtGiGg50
ほう
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:18:58.13 ID:fadGzNR70
菫「と…とにかく……」こほん
菫「龍門渕 透華と天江 衣……この二枚看板を要する龍門渕大は今年もやっぱり脅威だよ……」
宥「うん……」
菫「それに…今年は照の妹さんも出て来るだろうし…一筋縄ではいかないだろうな……」はぁ
宥「でも……大丈夫だよ菫ちゃん」
宥「私達のチームには小走さんも…渋谷さんも……それに菫ちゃんもいる」
宥「そして沢山の麻雀部の皆がいる……」
菫「宥……」
宥「皆が力を合わせれば……どんなに強い相手にだってきっと勝てるよ……」にこ
菫「ああ…そうだな宥」にこ
宥「うん」
玄「お姉ちゃんいい事言うのです」かんどー
照「……………………」ぶす
照<面白くない>ぶす
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:24:06.40 ID:fadGzNR70
照「さて…どうだかね」ふい
菫「どうだかって…照……」はぁ
菫「そう云うお前はどうなんだ?」
照「どうって…何がさ?」
菫「今度…大阪で対局があるって言っていたけど…何時からなんだ?」
照「えっ?ああ…明日からだけど」しれ
菫「明日?」
照「うん」
菫「明日からだって言うのに…すき焼き…はいいとして……」
菫「そんなに沢山呑んで大丈夫なのか?」
照「大丈夫…対局するのは夜からだし……」ひっく
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:30:09.64 ID:fadGzNR70
菫「まぁタイトルホルダーの現役のトッププロの先生がそう云うのならいいけど……」
菫「そんな余裕ぶっていると足元掬われるぞ?」
照「大丈夫…私はいつでも麻雀モードに切り替われるから」どや
菫「そうか…そこまで云うのなら何も云うまいよ……」はぁ
菫「まあいい…でもお前今度『女王』位に挑戦するんだろ?」
照「うん」ひっく
菫「確か今の女王って……」
照「うん…三尋木先生だよ」うぃ〜
菫「三尋木プロって言えば高火力のゴールドハンドに打点王」
菫「更には日本代表と云う有名な実力者だろ?」
菫「そんな相手に勝てそうなのか?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:36:20.49 ID:fadGzNR70
照「勝てる…ってまだ挑戦権も無いんだけど……」
玄「だいじょーぶなのですっ!」
宥「玄ちゃん……」盃「くい」
玄「三尋木先生の火力は確かに凄いですけど……」
玄「その分…装填に時間が掛かるのです」
照「うん…先ずは先手必勝…速攻で相手の出鼻を挫く……」
照「それから相手の体勢が整う前に押し切って終えばいいのです」
玄「照さんは徐々に火力を上げるタイプですから……」
玄「短期決戦なら三尋木先生との相性はいい筈なのです」
菫「ほぅ……流石に考えているんだな」
宥「玄ちゃん…流石プロの雀士さんね」かんしん
玄「いやーそれほどでも〜」てれてれ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:42:19.74 ID:fadGzNR70
照「私は寧ろ年末の鳳凰戦の方が気懸かり……」
菫「どうしたんだ?珍しく弱気な発言だな」
照「まだ参戦して来るのかも判らないけど……」
照「今年プロ入りする新人の中に…注目している人がいる」
菫「へぇ妹さんは違うし…大星もプロ入りする話は聞いていないしな…一体誰なんだ?」
照「玄さんも松実さんも居た阿知賀の監督の赤土 晴絵先生」
宥<―――――!>
照「玄さんに彼女の事を『色々』と聞いて気になった事が有ったから調べてみたけど……」
照「実力や勘の良さも確かだけど…それ以上に彼女の一番の武器は――」
照「その洞察力の高さに在ると思う」
菫「…………ん…ああ洞察力……成程な……」ふむ
照「菫がインターハイで松実さんに悉く躱されていたけど……」
照「あの時……本人でさえ気付いていなかった菫のクセを見付けたのは赤土先生なんじゃないかな?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:44:40.31 ID:5wtGiGg50
C
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:48:09.70 ID:fadGzNR70
宥「うん…その通りだよ…宮永さん」こく
宥「私ではとても見付けられなかった……」
照「実は…私も未だに判らない……ねぇ菫…結局どんなクセだったの?」
菫「ああ……それはだな……って言えるか!?」
菫「私も見付けるまで…相当な苦労したんだ……」うう…
菫「一応直した心算だけど…また無意識にやりかねないからな」
菫「誰であろうと迂闊には言えない」うむ
照「ちぇっ菫のケーチ」べ
菫「何とでもいえ」ぷい
宥「ふふ……」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 07:54:21.57 ID:fadGzNR70
宥「でも…それだと阿知賀の麻雀部の顧問は誰がやるのかな?」
玄「それなら…だいじょーぶなのですお姉ちゃん!」ふんす
玄「なんと!来年度から灼ちゃんが、臨時の顧問として来てくれるのです」どや
玄「この前…対局でこっちに来た時に灼ちゃんに逢って…このお話を聞いたのです」
玄「その時に灼ちゃん「ハルちゃんの足枷になるモノは私が全て引き受けるって」言っていたのです」
宥「そうなの?でも…灼ちゃんはまだ学生だった筈だけど……」
玄「はいなのです…でも灼ちゃんは流局大の奈良キャンパスに通っていて…阿知賀から近いのです」
宥「そ…そう云う意味じゃ……」
玄「難しい事はよく分らないですけど…とにかくだいじょーぶらしいのですっ」ふんすっ
宥「お…おう……」
菫「でも…どうして照は赤土監督が鳳凰戦に出て来ると思ったんだ」
照「それはまず…今年4月からのデビューだから……」
照「タイトルの挑戦をするには…最短でも年末の鳳凰戦くらいしか間に合わない」
照「実際…私が鳳凰に挑戦したのも…とにかく早く結果が欲しかったから」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:00:08.41 ID:fadGzNR70
宥「赤土さんは明確な目標が有ってプロ入りを決めたって事?」
照「うん…松実さんは知っているでしょ?赤土先生が今までプロにならなかった――――」
照「いえ…なれなかった理由を……」
宥「――――――!もしかして……」
照「うん」こく
照「≪雀聖≫小鍛冶 健夜……赤土先生は恐らく―――」
照「小鍛冶先生の持つ雀聖位を彼女から奪い戴く事が目標なんだと思う」
照「小鍛冶先生は永世七冠の称号を与えられているけど……」
照「唯一永世位を固辞したのが雀聖位」
照「それは彼女が雀聖は現役最強の雀士が戴くべきだと思っているから…言うなれば他の七冠は彼女にとっては…おまけみたいなものに過ぎないのだと思う」
照「だから赤土先生にとって小鍛冶先生から雀聖位を奪い取る事は……彼女にとってそれが自身のそして…雀士としての矜持とけじめ何だと思う」
照「小鍛冶先生と赤土先生に差が有るとすればそれは天運……実力的にはそれ程遜色は無いと思う」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:03:25.23 ID:5wtGiGg50
C
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:06:12.45 ID:fadGzNR70
照「だから彼女はその差を少しでも埋める為……その為に出来るだけ早く結果と自信を得たい筈……」
菫「お前は…その為の踏み台って事か……」
照「そう云う事…でも…悪いけど私だってそう簡単には踏み台に何かならない」
照「もし彼女が踏み込んできたら…むしろ大きな壁になって立ち塞がってあげるつもり」
照「プロの先輩として…一人のタイトルホルダーとして」
玄「ううー照さんに赤土先生……どちらにも勝ってほしいのです」あうあう
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:12:11.67 ID:fadGzNR70
宥「私は赤土先生に勝ってほしい…あの人が居なかったら私達は全国に行けなかったし……」
宥「何よりも菫ちゃんと出逢う事が出来なかったしね」にこ
菫「宥……」
照「むむー」むっ
照「益々負けられなくなった」ぐっ
宥「………………」ちら…くす
照「―――――――!!」ぴきっ
宥と照の視線「バチバチ」
玄「うっうー火花が散っているのに…ちっともあったかくないのです」おろおろ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:14:06.79 ID:5wtGiGg50
C
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:18:11.02 ID:fadGzNR70
………………………。
照「やっぱり菫は今すぐにでもプロになるべきっ!」ひっく
照「それで私と同じチームに入って一緒になるべき!!」ひっく
菫「プロプロって簡単に言ってくれるけど……」
菫「誰もがお前みたいに簡単になれるものじゃないんだよ……」はぁ
宥「宮永さん酔ってる…あんまりお酒強くないのかな?玄ちゃん」
玄「そうですね…あんまり強くは無いですけど……今日はいつもより呑んじゃっているのです」ふぅ〜む
菫「それに宥の事もある……」
照「だったらしょうがないから松実さんと一緒に入ればいい」ひっく
菫「しょうがないって……それに宥は多分プロになる気は無いよ」
玄「そうなのですかお姉ちゃん?」
宥「うん……旅館の事が有るから……大学を決めたのもその為だし……」
玄「お姉ちゃんとっても上手いのに勿体無いのです……」
宥「そう…かな……」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:23:58.14 ID:fadGzNR70
照「だったらフリーでやればいい」
宥「フリー………?」
照「チームの所属せずにフリーのプロになって出られる時に出ればいい」
菫「………………………」
玄「そうなのですっ!それがいいのですお姉ちゃん!!」ぱぁ
宥「……でも…その……」
玄「プロの世界に興味は無いのですか?」
宥「そ…そんな事は…ない……けど……」
玄「だったr――――――」
菫「その話は…今はいいじゃないか…宥も混乱してるし」
玄「あっ……ごめんなさいですお姉ちゃん」しゅん
宥「ううん…いいのよ玄ちゃん」にこ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:24:38.19 ID:5wtGiGg50
C
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:33:20.58 ID:fadGzNR70
……………………。
照「ええいっ!!もう――――///////」ひっく
菫「?」
照「もうガマン出来ない――――――!!!」がばっ
菫「!?」
菫「お前はコーンフレーク好きの虎か!?」
照「虎姫だけに」どやっ
菫のこめかみ「ピキ」
菫「……………ん?酒くさっ呑み過ぎだぞ照」
照「菫は私の旦那!!」ぎゅー
菫「嫁じゃないのか!!………じゃないよ!!おいっ照!やめろって!!」ばたばた
照「もう離さない!今まで抑えていたけどもう抑え切れない!!」
菫「アレで抑えていたのか!?」ゲェー
照「ずっと…ずっと好きだった…ううん…今もやっぱり好き」
菫「だ…だからって…それに宥の目の前でn――――――」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:41:15.19 ID:fadGzNR70
少し席を外します。
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 08:41:52.35 ID:5wtGiGg50
うむ
相変わらずのキモさ
末尾Tがキモいとか言っても
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:03:56.55 ID:fadGzNR70
宥「ミヤナガガサン……」ゴゴゴゴゴ……
宥「オイタハd――――」はっ
宥「玄ちゃ――――」
玄「…………………」ふるふる
宥「玄ちゃんはいいの?」
玄「いいのです……照さんは…ずっとずっと菫さんの事が好きなのです」
玄「その照さんの想いを妨げる事は―――私には…出来ないのです――――」じわ…
宥「そこまで宮永さんの事……」
玄「はい…好き…大好きなのです……」にこ…ぽろ
玄「だから――――」ふるふる
玄「大好きな人の『好き』は――――」ぽろぽろ
玄「えへへ……見守っていてあげたいのです――――――」にこ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:05:18.23 ID:ruW4fRFb0
C
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:11:12.43 ID:fadGzNR70
宥「玄ちゃん……」
宥「………………」すっ
菫「玄さん………宥……」
照「菫!私は菫だk――――」
菫「照…お前…今まで何をしていた?何を感じていた?何を見ていた?――――」ぷるぷる
照「えっ?」
菫「この―――――」くわっ!
菫「この大馬鹿者がーーーーーー!!!!」
菫の掌と照の頬「「ばちこーーーーーーん!!!!!」」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:18:04.44 ID:fadGzNR70
照「ちょぼらうみょぽみ!!!!」
照「このSSは出来損ないだ。読めないよ!!!」
照の身体「どしゃっ」
宥「!?菫ちゃん―――」
玄「照さん!!」
照「菫……?」
菫「お前……お前は何処までアホなんだ?」
菫「目の前に…すぐ傍に――――」
菫「お前をこんなに慕っている……」
菫「お前には…余りにも勿体無い……」
菫「私なんかよりもずっと素晴らしい女性(ひと)がすぐ傍に居てくれているって云うのに――――」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:24:02.48 ID:fadGzNR70
菫「お前の目は――――」すぅ
菫「節穴かーーーーー!!!!!」ばーん
照「!?」はっ
玄「照さん……」すっ
玄「だから…おいたはダメって言ったのです」めっ
照「玄さん……」ひりひり
玄「ごめんなさい菫さん…でも…照さんは今までずっと菫さんの事を想い続けていたのです」
玄「私はずっと傍らに居たから…照さんの想いがどれ程のものなのか判るのです」
玄「だから……そんな照さんを許してあげてほしいのです」ぺこり
菫「玄さん……」
宥「玄ちゃん……」
照「…………………」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:27:40.74 ID:ruW4fRFb0
なんかカオス
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:30:22.86 ID:fadGzNR70
照「……ちょっと酔ったみたい……トイレに行って来る……」すく ふら…
玄「あっそれなら私m――――」
菫「いや…私が付いて行こう」すく
菫「玄さんにはここで待っていてほしい」
玄「判ったのです……」
宥「行ってらっしゃい菫ちゃん…宮永さんも……」
菫「うん…行って来る」
照「…………………」ふらふら
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:36:15.90 ID:fadGzNR70
宥「玄ちゃん……」
玄「えへへ…お恥ずかしい処を見せてしまったのです」
宥「何時から宮永さんの事を好きになったの?」
玄「私が照さんのチームに入った時……照さんは私に対して結構つっけんどんだったのです」
玄「私がお姉ちゃんの妹だから……と云う訳でもなく……誰に対してもそんな感じだったのです」
玄「でも…インターハイで初めて対局した時もそんな感じだったから…そんなに嫌な感じはしなかったのです」
玄「始めはこの人と一緒に麻雀してたら面白そうって云う感じだったのです」
玄「実際に照さんと打っている時は楽しかった……」
玄「勿論…凄く強くて中々勝てなかったけど……」
玄「でも…何度か打っている内に段々と私の力を認めてくれていって……」
玄「少しづつだけど…私に心を開いてくれるようになって……私は…それが嬉しくて…あったかくて……」
玄「思えばその時にはもう…照さんの事を好きになっていたのかもしれないです」えへへ
宥「玄ちゃん……」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:39:52.85 ID:ruW4fRFb0
C
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:43:03.01 ID:fadGzNR70
玄「照さん…ああ見えて…ってもう判っちゃっていると思いますけど……」
玄「菫さんの様に心を開いている人には…物凄い甘えっ子なのです」
玄「それが私にはとても嬉しかった……甘えてくれる事に凄く満たされていく感じが有ったのです」
玄「でも…口に出さずとも照さんの『想い』は別の処に在るのも判ってた……」
玄「ある時…一緒のお布団に入っていた時……思い切って訊いてみたのです」
玄「そういたら…躊躇いながらも話してくれたのです……」
玄「照さんと菫さんの事を……その心の奥に無理矢理に押し込んだ『想い』を……」
宥「玄ちゃん……」
玄「それを聞いて…ううん…それでも私は照さんの一番になりたいと思ったのです」
玄「その時にはもう照さんの事が・・・好きで好きで堪らなくなっていたから……」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:49:30.39 ID:fadGzNR70
玄「クールな照さんも甘えっ子な照さんも…菫さんの事を恋慕する照さんも……」
玄「みんなまとめてだ〜い好きなのですっ」
玄「でも…結局は照さんの一番にはなれなかったですけど……」じわ
宥「玄ちゃん」だき
玄「ふぁ////お姉ちゃん……?」
宥「そんな事無いよ……大丈夫ちゃんと玄ちゃんの想いは宮永さんに届いてる」ぎゅっ
宥「今日のは…久し振りに菫ちゃんと再会して少しだけ舞い上がっちゃっただけ」
宥「こんなにあったかい玄ちゃんの事を好きにならない人はいません」
宥「そんな人がいたら…お姉ちゃんが玄ちゃんの代わりに『めっ』しちゃうから」
玄「お姉ちゃん……」ぽろぽろ
宥「後は菫ちゃんにお任せしておけば大丈夫だから……」にこ
宥「だからもう泣かないで…ね?玄ちゃん」ふきふき
玄「うん…判ったのですお姉ちゃん」にこ
宥「菫ちゃんにおまかせあれっ」ふふ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:52:01.14 ID:ruW4fRFb0
C
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 09:54:17.14 ID:fadGzNR70
厠前。
水音「じゃー」
照「ふー」
菫「どうだ照?すっきり…いや頭を冷やしたか?」
照「菫……うん…少し冷えた……」
菫「はぁ全くお前ってやつは……たまにこう云うところが有るのは変わってないな」はぁ
照「だっ…だって…菫と何年か振りに逢えたんだもん…私は今でも菫のこt――――」
菫「お前本当に今でも私が一番なのか?」
照「えっ?」
菫「本当はとっくに変わっているんじゃないのか?」
照「そ…そんな事……」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:06:17.05 ID:fadGzNR70
菫「はっきり言うぞ…お前は玄さんに甘え過ぎだ」
菫「あの子なら何をしてもきっと許して…受け止めてくれると思っている。違うか?」
照「そ…それは……」
菫「あの子だって一人のか弱い女の子なんだ…決してお前の母親なんかじゃ無い」
菫「お前の言動に行動に喜びそして…傷ついているんだぞ?」
菫「玄さんはお前の事をあれだけ面倒見て…そして同時に慕っている意味も判らないお前じゃないだろう?」
菫「むしろ判らない様だったら…私はお前とは付き合いきれないよ」はぁ
照「そんな……」
菫「お前はもう判っている筈だ……この二年…誰がお前の側に居て誰がお前を支え…誰がお前を愛してくれたかを……」
照「……………」
菫「そして…お前が『本当に好きなのは誰か』と云う事を……」
照「…………うん」こく
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:12:06.49 ID:fadGzNR70
菫「判ったらそろそろ戻ろうか?」
照「うん……」
照「ねぇ菫……」
菫「ん?未だ何かあるのか?」
照「うん…私は菫が好き…それは変わらない……」
菫「そうか……」
菫「私は…お前の事を最高の戦友(ともだち)だと思っている」
菫「それが…偽らざる私の本心だ」
照「トモダチ…か……ううん…ありがとう菫……」にこ…
菫「ああ…私からも言わせて貰う…有り難う照…お前と出逢えて本当に良かったと思っている」
照「うん…………私もそう思ってるよ―――――」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:18:01.56 ID:fadGzNR70
………………。
ドア「がちゃ」
宥「お帰りなさい…菫ちゃん、宮永さん」
玄「お帰りなさいなのです…照さん、菫さん」
菫・照「「ただいま」」
照「……玄さん…それに菫…今日は一寸だけはしゃぎ過ぎました……御免なさい…これからは気を付けます」ぺっこりん
玄「照さん……」
菫「お前にしては殊勝な心掛けだな」ふむ
照「菫はやっぱり一言多い……」ぼそ
菫「何か言ったか?」
照「んーん」ふりふり
照「……それから松実さん」
宥「はい」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:22:27.44 ID:o4V39++x0
セリフの後に擬音付けてるのキモいよね
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:25:02.68 ID:fadGzNR70
照「改めて云う事じゃないかもしれないけど…菫の事を宜しくお願いします」ぺこり
玄「………照さん――――」はっ
照「菫はこう見えて結構抜けている処が有るから…しっかり見てあげて……」
菫「お前が言うな」おいこら
宥「うん…判ったよ宮永さん」こく にこ
菫「宥まで……」むぅ
宥「それじゃあ私からも…私の大事な大事な妹の玄ちゃんを宜しくお願いします」ぺこり
玄「お姉ちゃん……」
宥「玄ちゃんはとっても芯が強くて…あったかい…私の自慢の妹……」
宥「自分の幸せより人の幸せを優先させちゃうくらい優し過ぎる子……」
宥「でも…ホントは寂しがり屋で…宮永さんに負けない位の甘えん坊さんなの……」
宥「だから宮永さん―――――」
照「うん大丈夫…玄さんは責任を以って私が幸せにするから――――」きっぱり
玄「照さん―――――!!////////」両手を口に
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:30:18.54 ID:fadGzNR70
照「だから玄さん…これからも私に付いて……ううん…私と共にこれからの道を並んで歩んで往ってほしい……」
玄「照さん……」じわ…
照「改めてこれからも宜しくお願いします」ふかぶかとぺこり
玄「勿論なのです…こちらこそよろしくお願いします」ふかぶかとぺこり
玄「えへへ…とっても嬉しくてしょうがないのに…涙が止まらないのです……」ぽろぽろぽろ
菫「どうやら…落ち着くところに落ち着きそうだな……」
宥「うん…よかった…本当に……」じわ
菫「おいおい宥まで泣いてどうするんだ?」
宥「ふふ…松実家の女の子はみんな泣き虫さんなのです」ふんす
菫「よく覚えておくよ」あはは
宥「よく覚えていてね」うふふ
菫「さあキリもいい処でそろそろ片付けをして寝るぞ」
宥・照・玄「「「はぁーーーい」」」
頼むから最低限の文章の書き方くらい守ってくれ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:36:28.07 ID:fadGzNR70
………………。
照「おやすみ菫…松実さん」
玄「おやすみなさいなのですお姉ちゃん…菫さん」
菫「おやすみ照…玄さん」
宥「おやすみなさい玄ちゃん…宮永さん」
照「じゃあまた明日」
玄「また明日なのです」ふりふり
ドア「がちゃ」
ドア「ばたん」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:48:06.42 ID:fadGzNR70
玄さんの部屋。
お布団の中。
照「玄さん…今日は本当にごめんね…私…今まで玄さんにずっと甘えっ放しだった……」
玄「ううん…いいのです照さん…照さんにとって菫さんがどれ程の人か判っていましたから……」
玄「だから…少々おいたな事をしてしまってもしょうがないのです」
照「ううん…確かに私は菫の事が好きだった…でも…私の一番は玄さんだった事に気付いた……」
玄「照さん……」
照「ねえ玄さん…玄さんも私にもっと甘えていいんだよ…私…実際にお姉ちゃんだし」
玄「私はいつも照さんにめいっぱい甘えてさせて貰ってますけど……でも…じゃあ…」
玄「今からお…お肌の触れ合い回線を開かせて貰ってもいいですか?///////」」かぁ
照「うん…いいよ……」だき
玄「ふゎ…/////……あと一つ……」
玄「わ…私の一筒を見て…菫色とか言わないでほしいのです//////」もじもじ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 10:54:04.73 ID:fadGzNR70
照「じゃあなんて言えばいいの?」
玄「じゃ…じゃあ……クロいr――――も何かダメなのです//////」
玄「そう云う事は余り言わないで欲しいのですぅ//////」むぅ
照「はぁ…判った……玄さんがそう言うのなら……」
玄「ありがとうなのです…ん」
照「…………ん」
玄「照さん…大好きなのです」
照「私も玄さんの事大好きだよ……」
――――
―――
――
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:00:21.94 ID:fadGzNR70
照「玄さん……」
玄「ふゎ照さんなんですか?」
照「私…今度の女王戦…必ず勝つから―――~だから玄さんも龍王戦必ず勝って……そしたら――――」
照「今度は二人で世界を目指そう」
照「玄さんと二人ならきっと出来る」
玄「ふふ…照さん…今更何を言っているのですか?」
照「?」
玄「そんな事はずっと前から決まっていた事なのです」ふんす
照「うん…そうだった……最初から決まってた事……私と玄さんとの約束……」
玄「だから私も照さんも絶対に勝つのです」
照「うん」こく
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:11:32.13 ID:fadGzNR70
宥さんの部屋。
お布団の中。
菫「今日は…ばたばたして本当に疲れたよ」はぁ
菫「宥も疲れたんじゃないか?」
宥「うん…ちょっと疲れちゃったけど…でも……楽しかった」にこ
菫「そうだな…正直辟易する処もあったけど…久し振りに照に逢えて楽しかったよ」
菫「もう照とは逢えないと思っていたから…彼女が思ったよりも元気そうで本当に良かった…ある意味元気過ぎるきらいもあったけど」
菫「それも…玄さんのお陰だと思っている」
宥「うん…前に玄ちゃんと三人で宮永さんの対局を観た時とは別人の様だった……対局だったからかも知れないけど……」
菫「でも…玄さんと照が落ち着きそうで本当に良かったよ…」
宥「うん…私も一時はどうなるかと思った……」
菫「そうだな……」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:17:58.81 ID:fadGzNR70
宥「でも菫ちゃん……あの時…酔った宮永さんが菫ちゃんに迫った時……」
宥「私の代わりに宮永さんを叩いてくれたんだよね?」
菫「……ん…まあ……宥に手を上げさせる訳にもいかないし……」
菫「私もいい加減腹に据えかねてたし……何より玄さんが余りにもいじらしくてな」
宥「菫ちゃん……有り難う…やっぱりよく見ててくれているんだね」にこ
菫「はは…そんな事は無いさ……ただ正直に言って玄さんは優し過ぎて…照が調子に乗ってしまった感はあると思う」
宥「玄ちゃんは昔からそう云うところはあったから…私も幼い頃は玄ちゃんに頼ってばかりだった……」
菫「今時…あんないい子はそうは居ないだろうな…云わば天使みたいなものだよ……照には勿体無い位の……」
宥「じゃあもし…菫ちゃんが玄ちゃんに告白されたら?」
菫「それは勿論…こんなすばらな事は無い!」きっぱり!
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:24:29.54 ID:fadGzNR70
宥「ふぅ〜んそうなんだ……」じとー
菫「―――――――――!!」はっ!
宥「私より玄ちゃんの方はいいんだー(棒)」つーん
菫「全く…宥は隙有らば…だな……」はぁ
宥「だって菫ちゃん…モテモテなのに隙が多過ぎるんだもん」ぷくー
宥「だから…ちょっと心配なの」
菫「はぁ私はモテモテでも無いし…好きなんて全く以って無いぞ?」
宥「……………………」
菫「とにかく…宥が心配している事は決してないから…私を信じろ」
宥「ホントに?」じっ…
菫「勿論」イケメンスマイル
宥「じゃあ…信じてあげる/////////」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:30:18.99 ID:fadGzNR70
…………。
宥「ねえ菫ちゃん……話は変わるけど…夏休みになったら海でもプールでもいいから泳ぎに行かない?」
菫「え!?泳ぎって…だ…大丈夫なのか宥?」
宥「うん…私…ずっと菫ちゃんと泳ぎに行きたいと思ってたの……」
宥「菫ちゃんと一緒に水着を選んだりもしたかったし……」
菫<宥の水着姿……//////>あうあう
宥「それに…菫ちゃんと一緒に居られる限り…私はあったかく居られると思うから」にこ
菫「宥……判った…夏休みになったら一緒に行こう」にこ
宥「うん」にこ
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:36:42.75 ID:fadGzNR70
……………。
菫「宥…まだ起きているのか?」ぼそ
宥「うん…起きてるよ…どうしたの菫ちゃん?」
菫「今更こんな事を訊くのは可笑しい事は判っているんだが……」
宥「いいよ…何でも訊いて」
菫「有り難う……なら敢えて言わせて貰う……宥…やっぱりプロになる気はないか?」
宥「……プロ?……麻雀の?」
菫「ああ…可笑しな事を訊いているのは判っている」
菫「宥はこの松実館の経営を学ぶ為に…わざわざ東京の大学に通っているというのにな……」
菫「正直…私は余りプロ志向だという事はない…いやなかった」
菫「だが…照が何気に言った―――」
宥「フリーのプロ……」
菫「ああ…私は…この語彙に一瞬で感化されてしまった……」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:42:17.65 ID:fadGzNR70
菫「宥……特定のチームに所属せずに…フリーのプロとしてなら出来るんじゃないのか?」
宥「菫ちゃん……でも菫ちゃんはそれでいいの?」
菫「私は…私一人では照や玄さんと云ったトッププロには…歯が立たないのかもしれないけど……でも――――」
菫「私と宥の二人なら―――あの錚々たるプロ達とも渉りあえる…真剣勝負が出来る――――」
菫「そう思うだけで―――興奮して心…が震えて…あったかく……いや…熱くなるんだ」
宥「菫ちゃん……私―――」
菫「…いや……済まなかった…私の一方的な思いをぶつけてしまった……」
宥「ううん…本当はあの一言で…私もハッとさせられたの……」
宥「でも…フリーのプロはチーム所属と違って…マネジメントも自分でやらないといけないし…身分保障も無い」
宥「何でも一人で一からやらないといけないからすごく大変だと思う……菫ちゃん…それでもいいの?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:48:01.17 ID:fadGzNR70
菫「ああ…私は宥と一緒にプロの世界で麻雀をやれるならそれでいい……」
菫「それに私も宥も経営を学んでいるのだから…もしかしたらそれが役に立つかもしれない……」
宥「でも……成功するとは限らないよ……私は兎も角…菫ちゃんは……」
菫「それなら心配はいらない」
宥「え?」
菫「私は就職するのは松実館(ここ)だと最初から決めている」
宥「菫ちゃん…それって……」
菫「プロになってもならなくても…私は君の支えになりたいんだ」
宥「……菫ちゃん…有り難う……嬉しいよぅ……」じわ
菫「まだ…時間は有るんだ…ゆっくり考えてくれればいいよ」
宥「うん」
菫「じゃあそろそろ寝ようか…おやすみ宥」
宥「おやすみなさい…菫ちゃん」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 11:59:57.17 ID:fadGzNR70
翌朝。
松実館玄関前。
照「菫さん…昨夜はお愉しみでしたね」
菫「お前はドラクエの宿屋の主人か!?」
菫「というか…お愉しみだったのはお前等の方じゃなかいのか?」
照「ふひゅーふひゅー///////」
菫「吹けて無いぞ」
玄「良く判りましたね菫さんっ…そうでなのです!昨夜は私と照さんはお愉しみだったのです!!」
宥「玄ちゃん…そんなおおっぴろげに///////」
宥<でもちょっと羨ましい……>
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 12:07:01.65 ID:fadGzNR70
照「あと菫…それに松実さん……プロのなる気になったら何時でも来ればいい」
照「私と玄さんは…それを遥か上から見守っていてあげるから」ふふん
玄「そうなのです…遥か上からなのです」ふんす
菫「ああ…その時はお願いするよ」
宥「うん」
玄「それじゃあ往って来るのです」
照「往ってきます」
宥「往ってらっしゃい。玄ちゃん…宮永さん」
菫「気を付けてな…後で私達も対局を見に行くから」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 12:12:27.44 ID:fadGzNR70
照「うん判った」
玄「ありがとうなのです…益々頑張れるのです」ふんす
菫「でも大丈夫か?昨日は結構呑んでたし色々あったからな」
玄「大丈夫なのです…とにかくどんな事があろうとも――――」
玄「このドラルーのううん…ノワテンの玄さんと照さんに――――」
玄・照「「おまかせあれっ!!」」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 12:21:32.38 ID:fadGzNR70
…………。
菫「……………」
宥「今…玄ちゃん達を見て少し羨ましいって思ったでしょ?菫ちゃん」
菫「そ…そんな事は……」
宥「そんな事は?」ん
菫「そうだよ…雀士としてパートナーとして二人でプロの世界で闘っているのが…羨ましいって今の二人を見て思ったんだ」
宥「ふふ」
菫「まったく…宥は何でもお見通しなんだな」
宥「何でもじゃないよ…菫ちゃんの事だけ」ふふん
菫「そうか……」
宥「でもね…菫ちゃん……私も一緒だよ…私もあの二人がとても羨ましいって……あんな風になりたいって思った」
宥「私も…あの世界で菫ちゃんと打ってみたいって……」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 12:34:45.58 ID:fadGzNR70
菫「宥…それって……」
宥「まだ解らない……でも――――」
宥「私は菫ちゃんと一緒ならどんな事でも…どんな大変な事でも大丈夫だから……」にこ
菫「私もだよ…宥」だき
宥「うん」
菫「じゃあ先ずは……吉水神社に初詣だな」
宥「うん」
菫「宥…これからもずっと私と―――――」
宥「菫ちゃん…これからもずっと私と―――――」
菫・宥「「よろしくあれっ」」
おしまい。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 12:37:11.47 ID:fadGzNR70
思い付いた事を、そのまま書いていたらグダグダになってしまいましたが、
どうにか終わらせる事が出来ました。
有り難う御座いました。
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 12:56:29.13 ID:+UsY0yGO0
乙です
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/03/12(火) 13:12:47.65 ID:XBTGefRG0
乙乙
良かった
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
63>>
64>>
有り難う御座います。
正直に言って、終わった後に何も無かったらどうしようかと思ってました。