生徒会長「よろしい、ならば戦争だ」

会長「えー、それでは第三回生徒議会を始めます、起立、礼」
一同「おねがいしますー」
会長「今回は部長の皆様に集まって頂きありがとうございます。今日の議題は来年度の部活動予算についてですが……」

バン！　と机に会長手をつく。

くぅ〜

疲れました

って

代行ありがとうございました！



会長「てめぇら部費は欲しいかァァァァ！？」
一同「うおぉぉぉぉぉぉぉｌ！」
会長「よろしい、ならば戦争だ」
ボクシング部長「っておい、戦争ってどういうことだよ」
会長「実は今年度の会計くんが、もうそれはそれはひどくこっぴどく失恋してしまったため、不登校になってだな。おかげで組んでいた来年度の予算表がパーだ」
ボクシング部長「じゃあ、お前が計算しなおせばいいだろ」
会長「数学が赤点の僕になにをしろと」ドヤァ
一同「なんで成績悪いのにあいつ生徒会長してるんだ」ヒソヒソ
会長「だからもう新たに配分しようと思うのだが、どうも計算がめんどくさい、そこで君等に決めてもらおうと思ってだな」
ボクシング部長「はぁ？」
会長「かむおん！」

理科研究部が、ガラガラと台を押してくる。

まだ僕っこの可能性も……

会長「ここに君等が部活動で使うような道具とユニフォームがある。これにだな、理科研究部諸君協力により、特殊なチップを埋め込んである。各部活動の道具で、ユニフォームを着ている人間に攻撃するとダメージが蓄積され、一定値を超えると死亡だ。
　死亡にも関わらず動き回ればアラームが鳴るが、動きまわらなければライトの点滅だけで済む。まぁつまり死んだら動くなってことだな」

ボクシング部長「で、俺たちにどうしろってんだ」
会長「これで部活動ごとに戦争をしてもらう。生き残った部員が多いだけ、優先的に部費を回そうと思う」
ボクシング部長「ふざけてんじゃねぇぞ！　納得できるかそんなもの！」
ボクシング部長殴りかかる。

そこで、空手部が止めに入り、少林寺部員が会長を保護する。

会長「異論は認めない。なお、今回生徒会SPとして空手部と少林寺部の皆さんに協力を頂いている」
ボクシング部長「少林寺の野郎どもは同好会だったんじゃぁ……」
会長「今回の協力により部に昇進だ」
ボクシング部長「なんて卑怯なんだ生徒会長は！　職権乱用じゃねえか！」
会長「別に参加してもらわないでも結構。そうすれば、来年度の部費はゼロになるだけだがね」
一同「そんな……！」「理不尽だぞ！」「そうだそうだ！」

会長腕を組み、暴動を聞き流している。

卓球「ぼく……やります」

支援

読みにくいので、一行開けます


会長「ほう」

卓球「部費欲しいし……戦って手に入れるのは怖いけど……ぼくやります！」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

野球部「卓球部がやるっつうんじゃ、オレたちが引っ込むわけにはいかないな」

サッカー部「面目が丸つぶれだしな」

同意の空気が流れる。

会長「よろしい、ではルール説明だ。各部活動の人数はばらつきがあるが、生き残り人数にかける部費の比率や 体力にバランスを持たせる。

同盟行為はなんでもあり、裏切ろうと最後に生き残っていたものが部費を手に入れる。

校舎の機材を破壊さえしなければ、なんでもありの戦争だ。

尚、校内への連絡とうの音楽は吹奏楽部、実況は放送部の皆さんだ。詳しい説明は後で生徒会の人間を派遣させるので、その時にでも以上だ、解散」

野球部「さっそく、わが校の諸葛亮孔明と呼ばれた将棋部部長を軍師に取り入れろ！」

サッカー部「俺らも遅れるな！　わが校の司馬亮と呼ばれた囲碁部部長をスカウトしてこい！」




会長「さぁ、盛り上がってきたぞ」


暗転。

野球部部長「現状の報告を」

パソコン部部長「勢力は大きく二つにわかれました。我々野球部とその傘下。もう一つはサッカー部とその傘下です」

野球部部長「ふむ、人員はそこまで傾いてはいないようだな。後はどううまく使うか、か」

将棋部「我々の支持を、パソコン部の皆様の無線を用いて動きます。残念ながら囲碁部もサイエ ンス部を使って似たようなことを行なっているようですが」

野球部部長、部活動勢力図を見ながら。

野球部部長「残った唯一の武道系、柔道部が向こうにいるのは少し納得がいかないな……写真部」

写真部「はい」

野球部部長「寝返らせてこい」

写真部「おまかせあれ」

陸上部部長「グラウンド側と特別棟は占領は成功しましたが。残りの校舎側はサッカー部が占領しています」

野球部部長「準備は整ったか、じゃあ開戦だ！」


暗転。

写真部「柔道部さん」

柔道部「お前は……写真部か、野球部傘下だろ、なんでこんなとこに」

写真部「お話があるんです……これをご覧下さい」

柔道部「……な！　これは……」

写真部「柔道部部長さんは可愛 らしい彼女さんがいらっしゃいましたよね……。いいんですかね、こんなことしちゃって」

柔道部「何が望みだ……ッ」

写真部「これを彼女さんに見せてもらいたくなければ……」

柔道部「……ちくしょう……わかった寝返るよ！　寝返ればいいんだろ！」

写真部「ふっ、よろしくおねがいします」

期待、しかし寝る
まとめに期待だな

暗転。第一グラウンド。

テニス部部長「ここから、玄関を利用して突入するが、厳重に鍵を仕掛けられている、そこで将棋部からの指令通り突破作戦A、桂馬の陣の再確認だが」

テニス部「うっ……」

テニス部「もうダメだァ……」ﾊﾞﾀｯ

テニス部部長「一体何が起こった！？　……なんだこの匂い……はっ！？　しまった！」

テニス部部長も倒れる。

テニス部部長「これは家庭部からカレーの匂い……。お腹を空かせた放課後男子高校生には拷問、だぜ……」

家庭部がでてくる。手にはカレーの皿が。

家庭部「遠慮しなくてもいいんですよ」

テニス部「はっ」

家庭部「どうぞ、お食べください」

テニス部「ありがてぇ！ありがてぇ！」

テニス部長「この御恩は忘れません！」

家庭部「気にしないでください、人として当然のことをしたまでです」

家庭部「男ってチョロイ」
暗転。

ほう

将棋部「桂馬の陣、Bを実行します。予想の範疇ですよ」
暗転。
囲碁部「サッカー部主将！」

サッカー部「なにがおこった！？」

囲碁部「校舎の鍵が続々と解除されています」

サッカー部「バカな！？　玄関は厳重なロックを施していたはずじゃあ……」

囲碁部「二階から侵入されたようです……あ、あそこにも」

サッカー部「あれ は……登山部！？　バレー部が下に構えて……なんとういことだ」

囲碁部「玄関に配置していたソフトテニス部も後ろからの奇襲で戦闘不能です」

サッカー部「くそ、どうすんだ！？」

新聞部「号外！　号外だよ！　柔道部が寝返ったって！」

サッカー部「何でこうも連続で……！」

囲碁部「そう悪いことばかりじゃないようです」

サッカー部「どういうことだ」

囲碁部「テニス部が家庭部の作戦で寝返ったようです、これを利用しない手はありません」
暗転。

野球部部長「上手くいったな」

将棋部「ええ」

ぴんぽんぱーんぽん。

放送部「連絡です、バレー部と登山部は全滅しました」

野球部「なんだとぉ！？」

新聞部「号外号外！　テニス部がサッカー 部に寝返りました！」

将棋部「こういうことか……ッ」

野球部部長「どういうことだ」

将棋部「テニス部を使って、壁を登っていた登山部をサーブスマッシュで撃ち落としたんですよ……！」

野球部部長「そういうことか……！」

将棋部「仕方ありません、パターン棒銀でいきます」

暗転。

柔道部「作戦、棒銀の再確認だ。俺たち柔道部とボクシング部、剣道部がこの廊下を突入して、校舎を占領し直す」

剣道「了解。登山部達の死を無駄にしない」

柔道部「じゃあ行くぞ」ﾀﾞｯ


柔道部「ぐはっ」ﾊﾞﾀｯ

ボクシング部「これは……弓道部の矢……ガハッ」

ボクシング部「どうしよう、このままじゃ」

剣道部が矢を切り返す。

剣道部「ここは俺にまかせろ」

ボクシング部「剣道部！　けど、そんなことしたら、お前が……！」

剣道部「奴とは長年の因縁をつける必要がある……どちらが最強の和なのかをな」

柔道部「剣道部……」

剣道部「早くいけ ……それと、俺が帰ってこれたら部費を弾めよな」

柔道部ボクシング部「…………」黙って走りだす。


剣道部「ふっ……」

暗転。

柔道部「あれ、ここって一度通らなかったか」

ボクシング部「可笑しいな……こっちをいってみよう」

暗転。

柔道部「また行き止まりだ……時間がどんどん過ぎていく。このままじゃあ、作戦が」

ボクシング部「……もしかしすると、これって」

壁をやぶる。

ボクシング部「美術部のやろっぉぉぉぉ！」

ボクシング部長「写実的な廊下を壁に貼ることで混乱させるとは」

柔道部「……はやくいくぜ」

暗転。


卓球部「はぁ……」

パソコン部「どうしたんだよ……」

卓球部「力んだはいいもの、俺たち……戦いようがねぇよ」

パソコン部「ラケットとピンポン玉だもんなぁ」

卓球部「ドライブ打とうにも 、空気抵抗すぐ食らうし、出来るのはステップくらいだし」

パソコン部「今も友達のよしみでパソコン室いさせてやるが、お前サッカー部傘下だったろ？　そろそろ戻らないと不味いぜ」

卓球部「そうだよな……長々と悪かったな」

パソコン部「今こんな時代だからなぁ、すまねぇなぁ」

卓球部「ありがとうな」

写実的な廊下を壁に貼るワロタ

卓球部「どうしようかな……部員は早々に帰るし、所詮おたっきゅうぶなんだよなぁ……」

サイエンス部部長「そこの君ぃ！」

卓球部「あなたは、サイエンス部部長」

サイエンス部「変わりたいだろ……？　そこでそんな君にこれをあげる」

卓球部「……コーラ？」

サイエンス部「違う、それは我が部が開発した特殊な薬でな、飲むだけで君 は変われる」

卓球部「怪しいなぁ……なんか副作用とか無いんですかね」

サイエンス部「……………………………ない」

卓球部「なんという変な間！」

サイエンス部「変わりたいんだろ！？　さぁのめ！のめ！」

卓球部「ええ……」無理やり飲まされ、暗転。

放送部「柔道部、ボクシング部が全滅しました」

野球部「なんだと！？」

放送部「なお、全滅させた部活には特別ボーナスが。これは、……卓球部ですね、おめでとうございます」

野球部「卓球部！？　馬鹿な！？　おたっきゅうぶになにが！」

パソコン部「連絡が入りました。覚醒モードの卓球部がステップとドライブを駆使した驚異的な動きを見せているようです。サイエンス部の仕業ですね、これは」

暗転。

卓球部「生まれ変わったようだ！」

サイエンス部『ど うだね気分は』

卓球部「最高です」

サイエンス部『奥の教室から異常な音波が出ている、情報が不明だ。行ってくれないか』

卓球部「了解です」ｶﾞﾗｯ

面白い

軽音部「ヒャッハァァァァァ！　ようこそ我らの宴へ！」

卓球部「すいませんでした」ｶﾞﾗｯ

軽音部「逃さねぇよぉ！」




暗転。


パソコン部「卓球部からの信号が途絶えました」

野球部「自滅か……？」

パソコン部「どうなんでしょうね……」

野球部員「準備が整いました」

野球部「よし、では、総力戦を畳み掛ける」

暗転。

ひゃっはああああああ

サッカー部「お前ら野球部！　なんでここがわかった！」

野球部「何度も何度も本拠地変えやがるから、場所を特定するのがめんどくさかったぜ」

サッカー部長「何故だ、何故ここがわかった！」

サッカー部員の一人が、野球部に歩み寄る。
ボールをリフティン グしようとして、空振る。

サッカー部？「いつから俺をサッカー部と勘違いしていた……？」

サッカー部「なんだと！？」

演劇部「おれは演劇部だよぉ！」

野球部「彼らをスパイに使わせてもらったのさ」

サッカー「ちくしょう！」

野球部「それじゃあそろそろ決着をつけようぜ」

暗転。

副会長「会長」

会長「ん、なにかね」

副会長「この、チップやら道具やら……どこから調達してきたんです」

会長「だから理科研究部に依頼を」

副会長「その費用は」

会長「来年度の部費からかな」

副会長「残額は……？」

会長「…………」ｽｯ

副会長「…………」

アーカードの登場まだー？

会長「言ったろ、数学は赤点なんだ」

副会長無言のまま片付けの準備を始める。

会長「まああれだな」

会長も帰宅の準備。

会長「最後は我々帰宅部 が笑うってことさ」


緞帳。

おい

くぅ〜疲れましたw これにて完結です！
実は、このコピペを使う気はなかったんですが、流れ的に書くのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、部員達のみんなへのメッセジをどぞ

家庭部「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね！」
写真部「いやーありがと！
私のかわいさは二十分に伝わったかな？」
野球部部長「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
サッカー部部長「見てくれありがとな！
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ！」
副会長「・・・ありがと」ﾌｧｻ
では、
家庭部、写真部、野球部部長、サッカー部部長、副会長、生徒会長「皆さんありがとうございました！」
終


家庭部、写真部、野球部部長、サッカー部部長、副会長、「って、なんで生徒会長くんが！？
改めまして、ありがとうございました！」
本当の本当に終わり

真面目にあとがきますと、

昔、脚本を書かなきゃいけない時に、ふと出た話で

部員と深夜のテンションでネタを出しまくったものを形にしました

よくある、部活同士が戦ったらどこが最強？系の話ですね

脚本としては、字数的に２０分弱、場面転換が多すぎて、演劇とは相性が悪かったので、お蔵入りしたのですが、
折角なので、晒すことに

因みに、自分は演劇部と文芸部でした


見てくださった皆さん、ありがとうございました。無いとは思いますが、質問等あれば答えます

初戦争…ども…
俺みたいな帰宅部で生徒会長やってる腐れ野郎、他に、いますかっていねーか、はは

今日の学校の会話
あの野球部の部長かっこいい　とか　あのパソコンほしい　とか
ま、それが普通ですわな

かたや俺は理科室の理科研究部で卓球を見て、呟くんすわ
it'a やきう wolrd．狂ってる？それ、誉め言葉ね。

好きな音楽　ヒャッハアアアアア
尊敬する人間　将棋部（戦争行為はサッカー部）

なんつってる間に4時っすよ(笑)　あ?あ、帰宅部の辛いとこね、これ

>>34

声出して笑ったｗｗ

ずっと見てくれてたみたいで、感謝です

ヒャッハァなんですが、自分北斗と聖飢魔ＩＩが凄く好きで、はい

おつ

乙