穏乃「友達になろう　―和っ！」

~長野/インハイ開催 数日前~

和「ハッ……ハッ……」ﾖﾎﾞﾖﾎﾞ

タコス「ノドちゃん急ぐじぇ！ 早くしないと東京行きの電車に乗り遅れるじょ」ﾀﾀﾀｯ

和「もうっ そんなに走らなくても間に合いますよっ」ｾﾞｪｾﾞｪ

和「走る必要もないところでダッシュしてっ―」

和「―子供ですか………」


『遅いよ のどかっ！』ﾀﾀﾀｯ

和「 ―えっ！？」ｸﾙｯ


「…………。」

ふんふむ

ふんふむ

期待

ふんふむ

〜3年前 / 阿知賀〜

憧「ほらー コッチコッチっ！」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

和「ちょっと…… 待ってください2人とも………」ｾﾞｪｾﾞｪ

穏乃「ムムムー、 いくら都会っ子だからって遅すぎじゃないかな？」

憧「もしかしてー 玄曰く“おもち”というヤツが邪魔なのか？」ﾆﾔﾆﾔ

和「もう変なこと……言わないでください……」ｾﾞｪｾﾞｪ

和「足が速い2人について来たんですから 今度は体を動かす事以外の遊びをしましょう。」


穏乃「え〜 そんな言っても私たち“麻雀”くらいしかできないよ」ｸﾙｸﾙｸﾙ

和「えっ！　穏乃たち麻雀できるのですか？」ｶﾞﾊﾞｯ!

穏乃・憧「「うんっ―！！」」ｺｸｺｸ

〜阿知賀女子高校 校内 / 子供麻雀部〜

和「わぁ〜 本当にみなさん麻雀をやっているのすね」ｷｮﾛｷｮﾛ

憧「って言っても ここら辺（阿知賀）で麻雀できるのは、ここのいる子たちで全部だと思うよ」


赤土「おっ！来たな お猿さんたち」

憧「和の前で変な呼び方しないでっ！ おサルさんなのは穏乃だけだから」ﾋﾞｼｯ

穏乃「私は山好きだし べつにおサルさんでいいもーん」ﾌﾌｰﾝ

和「えっと…　この方は？」

赤土「ああ、自己紹介がまだだったね。　私は晴絵、 赤土晴絵」ﾖﾛｼｸ

赤土「ここでコイツらに麻雀を教えてるんだ」

子供たち「ロンっ！」「ツモっ！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ


憧「そして別名『阿知賀のレジェンド』とも言うっ！」ｼﾞｬｰﾝｯ!

和「レジェンド……？」

赤土「ちょ、ちょっと憧っ　 変なコトを新人に教えないっ！」

穏乃「レジェンド〜♪ レジェンド〜♪」


憧「晴絵はね ここ弱小阿知賀女子を成長させて―」

憧「見事、県大会優勝＆インハイ初出場をした伝説の女なんだよ！」ﾍｯﾍｰﾝ

赤土「なんでアンタが得意げなのよ……」ﾔﾚﾔﾚ

和「へぇ〜 スゴイ方なんですね　―と言うことは赤土さんは相当の……」ﾜﾅﾜﾅ

憧（あれ…… この感じもしかして―）

和「私、麻雀が強くなりたいんですっ！ ―ですから赤土さんっ私と―」ｸﾜｯ

赤土「―っ！？」ｽﾞｽﾞｽﾞ


穏乃「さぁぁて！　和は私と憧とで打とうっ！」ｻﾞｯｰ!

憧（―穏乃っ！？）

和「それでしたら4人目は赤ｄ―」

憧「ちょっと待って和っ！　今からすご〜く強い人呼んでくるからっ その人が相手になるよ」ｱｾｱｾ

支援

和「いや、わざわざ呼んで来なくとも赤土さんが……」

憧（―って言うか、和って意外と強情なんだ……）ｱｾｱｾ

憧「ほ、ホントに直ぐに呼んで―」

？？？「その必要ないのですっ！！ 憧ちゃん」

憧「へえっ！？」ｸﾙｯ

玄「なぜなら“おもち”が私を呼んでいるからですっ！」ﾓﾐﾓﾐ

和「―ッッッ！ だっ 誰ですかっ！私の胸を触ってくるこの方はっ！」ﾄﾞﾝﾋﾞｷ

玄「うっはあ〜　お姉ちゃんにも負けない素晴らしい“おもち”なのです〜♪」ﾓﾐﾓﾐ

穏乃「このかたは おもち大好き松実玄さんだよっ！」ｼﾞｬｰﾝｯ

憧「そして こんなんでも玄は、ここ阿知賀子供麻雀部の1番強い人なんだっ！」

和「えっ……！？」

小学生相手に無双するクロチャ

〜阿知賀女子高校 校内 / 子供麻雀部〜

和「ツモ 2000・4000です。」

憧「うわっ！！　また和だよ」ﾂｴｰ

穏乃「うっほー！　ぜんぜん強いじゃん 和」ｳｷｳｷ

赤土「本当にスゴイわね。 これなら晩成へ推薦で入れそうっ― まだ小学生なのか」ﾆｼﾃﾊﾃﾞｶｲ…

玄「おもちも麻雀も中々なのです。」ﾆﾊﾟｰ

和「………。」ﾑｰッ

お、鷲巣か

憧「どうしたの和 難しい顔して？ 連続で和了って断然トップだよ」

和「いや 質問があるのですけど…… 赤ドラ抜いていましたか？」ﾂﾝﾂﾝ

穏乃「へぇー　麻雀が上手いだけじゃなくて そこまで“気づくんだ”」ﾌｰﾝ

和「えっ？　やっぱり赤ドラ 抜いてたんですか？」ｷｮｯﾄﾝ

穏乃「まぁ それは次の局くらいでわかると思うな……」

和「……？」

支援

〜次の局〜

和（穏乃のあの感じ…… なにかあるのでしょうか？）

穏乃（ドラは二索か……）

穏乃「………。」ﾄｯ

玄「―穏乃ちゃん それロンですっ！」

穏乃「うわー またやっちゃたー」ｲﾀﾀ


玄「ピンフ、ドラ―」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

和「―8ｯｯ！？ こんなにドラがっ…… と言いますか 赤ドラだけでなく初めてドラを見ました」ｶﾞﾀｯ

憧「というわけでっ！ 和の質問の答えは―」

憧「『全てのドラは玄に集まる』でした。」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

玄「えへへっ」

和「そんなっ………。」ｶﾞﾀｯ

穏乃「和 大丈夫？」ｷｮﾄﾝ

憧（もしかして新人イジメみたいに思われちゃったかな……）ｵﾛｵﾛ


和「―もう一度…… 」

憧・玄「「―？？」」

和「―もう一度やってみましょうっ！ 」ｸﾞﾜｯ

穏乃「そうこなくっちゃ 和っ！！」ﾔﾎｰｲ

玄「どんと来い、超常現象なのです」ﾋﾞｼｯ

思遠

憧（―よかった 都会の子だけど、元気な転校生で……）

赤土「良かったねアンタら。 やる気満々の新人が来てくれて」ﾊﾊｯ

憧（―それと晴絵に麻雀を直接やらせなくて済んだことも……）

穏乃「本当だよ 赤土さんっ！ じゃあサイコロ回すよー」ﾎﾟﾁｯ


憧（まぁ晴絵に関しては穏乃のお陰…… かな？）

穏乃「今度こそは勝つぞっ！」ｺﾞｯ

�C

支援

支援

支援

支援

寝る前支援

〜数時間後〜


穏乃「うわー やっぱり勝てなかったー」ｱﾊﾊ!

憧「という割には、穏乃が1番楽しそうだったけどね」

和「う〜ん なんで玄さんのところばかりにドラが……」ｸﾞﾇﾇﾇ

憧「そういう和は勝っているだから 眉間にシワよせない」ﾔﾚﾔﾚ

赤土「……ねえ アンタら―」ｶﾞﾀｯ

憧「なに 晴絵？」

支援

支援

支援

支援

支援

支援

も一つおまけに支援


期待しておく

赤土「私も― ちょっとだけ麻雀…… 打ってみていいかな？」

憧・玄「「―！！？？」」

穏乃「………。」

和「そう言えば赤土さんは元インハイ選手でしたね。 早速、お手合わせお願いします。」

憧「ちょ、ちょっと晴絵っ！　今日はもう遅いし〜 だから―」ｱｾｱｾ


穏乃「―そうだね 赤土さんっ！ たまにはみんなと麻雀っ― 　楽しもうよっ！」ﾊﾞｧｰﾝ

憧「し、穏乃―！？（なんでー）」ｱｾｱｾ

玄「赤土……さん？」ｶﾞｸｶﾞｸ

赤土「憧 代わるよ……大丈夫。 心配しなさんなっ！」ｸﾞｯ

和「―？」

赤土「ツモ 6400！！」ﾊﾞﾀｯ!

和「―っ！！ 流石ですね……」

赤土「なになに これからさぁ」ｸﾞｸﾞｯ

玄「うっ……2人とも和了るの早いよ」ｵﾛｵﾛ

憧（―って思ったより心配いらなそう？）

穏乃「………。」

この時間のsage投稿は落ちそう

〜〜

和「ツモ3000・6000」ﾊﾟﾗｯ

玄「わあー　ここに来て和ちゃんが追い上げてきたよ」ﾏﾀﾞｲｰﾍﾟｰｺｰ

憧「それでも晴絵が1位― だけど点数だと次のオーラスでわからないね」

穏乃「面白くなってきたねー」ﾜｸﾜｸ

憧「―ってアンタは相変わらず最下位なんだけどね」ﾂｯｺﾐ

�C

赤土「………。」ﾎﾞｰｯ

和「赤土さん？ なんだか顔色が優れないようですが？」ｷｮﾄﾝ

憧「―っ！ 晴絵っ！？」ｸﾙｯ

赤土「大丈夫、だいじょうぶ―　まさかここまで新人が上げてくるとは思わなくてさ……」ｱﾊﾊｯ

赤土「よしっ 私がラス親だからね。 きっちり決めてやるよっ！」

穏乃「………。」

支援

〜〜
和「………。」ﾄｯ

赤土（ほほー 面白い捨て牌になってるね和……）

穏乃「………。」ﾄｯ

和「それ ポンです」ﾀﾝｯ!

赤土「―っっ！！」ﾄﾞｷｯ

和「赤土さん……？」ｷｮﾄﾝ

赤土「あっごめんごめん。 ちょっと驚いちゃって……」

赤土（なにやってんだ赤土晴絵…… 追い詰められてるとはいえ、これは遊び……）

赤土（“あの時”は違う………）


玄「………。 （あれ？ どうしたんだろ？ 急に自摸牌が―）」ﾄｯ

和「それもポンですっ！」ﾀﾝｯ!

赤土「――ｯｯｯ！」ｶﾞﾀｯ

和「あの〜 本当に大丈夫なんですか？」ﾑﾑﾑ

憧「晴絵っ！？」

赤土「だ、だいじょう…… だから……」ﾊｧﾊｧ

赤土（そう…… 大丈夫だから…）ﾄｯ


和「………。」ﾄｯ

赤土（大丈夫―　）

玄「………。」ﾄｯ

赤土（だいじょう―）

「…………。」ﾄｯ


―
――
―――

赤土『ロンっっ！ 3900っ！』

実況『おっとまたも阿知賀女子っ！ このインハイ準決勝もこの赤土晴絵が持っていくのか！？』

赤土『さぁって！ 連荘いくよっ！！』ﾊﾟﾁﾝｯ

赤土（よしっ 今日も良い感じ！ このインハイも奈良みたいに ここも貰っていくよ ）


『…………。』

赤土（いい配牌♪ この流れならリーチかけられそう―）ﾄｯ


『…………。』ｺﾞｺﾞｺﾞ


赤土（……あれ？ なんだろう？ なんか違和感が―）


『…………。』ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ


赤土（な、なんとか聴牌………　これで―）


ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

�C

―――あれ？

……………………ｺｯﾁ………ｦ…………………………


えっ―――




　　　　　　『　コ　ッ　チ　ヲ　見　ロ　』

―――

――

―ﾊﾙｴ……

ﾊﾙｴｯ…………


憧「晴絵ｯｯ　しっかりしてっ！」ﾕｻﾕｻ

赤土「――っっっ！！！」ﾊﾟﾁｯ

玄「赤土さんっっ！」ｵﾛｵﾛ

赤土「―はっはッ………なるほどっ……　 またやっちゃたのか……」ｸﾞﾗｯ

和「赤土さんがイキナリ椅子から落ちて…… 気を失って― これは！？」

�C

アラフォーの相手潰しか…

赤土「ごめんね原村さん、驚かせちゃって……」ﾌﾗｯ

和「わ、わたしは大丈夫です。 それより赤土さんがっ―！？」ｵﾛｵﾛ

赤土「―さっきさ“レジェンド”って言ってたけど」

和「―？」

赤土「“このザマ”なんだよね……」ﾌﾌｯ

和「この様……って―」

憧「無理しなくていいから 晴絵は座ってて。 部室の片付けは私が―」

赤土「大丈夫…… 部室の戸締りは私がやっとくから アンタらは麻雀卓お願い……」ﾌﾗﾌﾗ

憧「う、うん。 わかった」ｷﾞｭｯ

和「一体…… なにが晴絵さんを………？」

穏乃「………ｺｶｼﾞ……… ｽｺﾔ…………」ﾀｯﾀｯﾀ

和「えっ 穏乃？ ―ってどっか行っちゃいましたね………」

玄「赤土さん、大丈夫なのかな………？」ｵﾛｵﾛ

憧「と、とりあえず 玄と和は麻雀卓を片付けといて！　私は向こうを片付けるから―」ﾀｯﾀｯﾀ

玄「うん。 わかった憧ちゃん―」ｵﾏｶｾｱﾚ

和「………。」

玄「―って和ちゃんまでどうしたの……？」

和「いやっ ちょっと赤土さんと別に気になることがあって……」


和「次の自摸…… いいですかね？」ｽｯ

玄「ああ、さっきの試合？ まだ牌山（やま）は崩してなかったんだ」ﾋｮｺｯ

和「………あのまま試合を続けてたら、私の次の自摸（ツモ）は―」ﾊﾟﾁｯ

玄「あれっ―！？」



和「…………ドラでした。」

�C

和「………………穏乃―」

咲「あっ！　和ちゃん」ｻｷｻﾝｶﾜｲｲ

和「えっ―！！？」ﾋﾞｸｯ

咲「和ちゃんも駅に向かってたの？ 　私、ちょっと迷子になりそうだったから 和ちゃんと合流できて良かったよ」

和「あっ…… えっ………！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

咲「―？　どうしたの和ちゃん？ なんだかボォーとして？」

和「いや………　ちょっと―」


咲「和ちゃん―」

和「―？」

咲「一緒にいこう。」


咲「駅まであともう少しだし 優希ちゃんと一緒に………ね？」

優希「おっ！！　咲ちゃんもいるじょ！！」

和「………はいっ―！」ｺｸｯ


和（いまの穏乃の姿は……　幻想―？）

和（………私らしくありませんね。　そんなオカルトなんてっ―）

〜同時刻 / 晩成高校〜

小走「………ついに松実玄だけじゃなくて ニワカのアンタにも半荘で負けるようになるなんて―」


穏乃「インハイまでの特訓に付き合ってくれてありがとうございます。」ﾍﾟｺｯ

小走「いや、こっちも後輩の良い勉強になったよ。 冗談抜きで」

穏乃「そんなことないです。今の勝ちも小走さんを初め、晩成の皆さんから鍛えて貰ったことですから」

小走「そういっても その力は高鴨さんのもの……　そしてその力を―」

穏乃「はいっ！　インハイで精一杯使わさせてもらいますっ！」


穏乃（そして和に………）

しえ

�C

21世紀……。
世界の麻雀人口は1億人を超えていた。

我が国 日本でも大規模な大会が開催され
プロに直結する成績を残すため
多くの子ども達が覇を競い合っていた………


これは　その頂点を目指す 少女達のキセキである―！！

　『咲-Saki-　スピンオフ作品　咲 阿知賀編』





って感じでやった方が阿知賀編は面白いと思うんだよね

凄くわかりにくいけど
和が回想に入って そのまま阿知賀編本編に入って
レジェンドのトラウマで阿知賀を物語を牽引している感じ
そして最後は回想終わって「穏乃とおもったら咲さんを刺していた」

って感じで咲さんと穏乃をダブらした方が強くみえると思うんだよね
あと穏乃能力意識して山々盛り込んでSSだとわかりにくいけど伏線はってる感じです

！！！！！！！？？？？？？

あ？

どこまでがSS本文でどこからが作者独白なのかわかるように書けよボケ

ちょっとよくわかんないです

支援とか付き合ってくれた人ホンマすみません
いわゆる「くぅ〜疲れましたw 」エンドです

このＳＳはSSみえて実は
「阿知賀編に文句あるならお前描いてみろやっっ！！」「じゃあ描いてやる！！」
と言ったノリで「阿知賀編はこんな風に書いたらいいじゃない？」というリファインです

もちろん個人的にはこの後色々考えていて
「和とのエピソードが少ないから 阿知賀麻雀教室で大会出て負ける」とか
「灼とその他4人の繋がり薄いから上の子供麻雀大会で出して　なんかんかやってる内にレジェンド気失いでドンビキ逃げる」
とかやりたかったんですけど尺が長くなるのでやめました

こんな個人的けど所詮はオナニーSSですので
もしかしたらこの阿知賀リファインの続編描くかもしれませんがその時は冷たい目でムシしてください

あとこれもわかりにくいけどレジェンド回想でみせた
すこやんの能力は吉良からパクリました　ASBのPV4の影響やね

たぶんすこやんは麻雀から離れ静かに暮らしたいと言いながら
夜な夜な嫉妬から若い処女に鷲巣麻雀ふっかけて血液と美貌を奪おうとしてますね


以上です本当にすみませんでした。

なんだそりゃ

乙