川島「魔法芸人…?(ええ声)」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
参照:http://www.logsoku.com/r/news4vip/1350054219/


〜某日・楽屋〜

岡崎「なあ、大吉先生(新聞を開きながら)」

吉岡「ん?」

岡崎「まだ…見つかってないみたい」

吉岡「え、何が」

岡崎「え、じゃなか!日村と設楽のことばい」

吉岡「ああ…あの二人…もう1カ月となると、ておk」

岡崎「やめんか!!!まだ決まったわけじゃなかろう!?」

吉岡「すまん、言い方が悪かった。ただあまりに期間が長すぎるし…」







                            魔法芸人アキラ☆マギカ
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 09:52:39.13 ID:flpA2Zmi0
一体何が始まるんです?
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 09:55:01.45 ID:TJHqe50+0
本名で書かれても誰かわかんねーよ
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 09:55:06.79 ID:2naAO9/P0
数日後〜前室〜


川島「加地さん」

加地「どうした?」

川島「あの…バナナマンの件は…」ヒソヒソ

加地「ああ、代役で埋めようとしたけど、どの芸人も空いてなくて…いないのに実質いるっていう状況だね」

川島「えっ…でも誰かおるんちゃいます?」

加地「年末だからね。あ、でも二人が出てるVは切ってあるから」

川島「そうすか…」



     フッ


川島「(アレ?今何か白い猫みたいのがいたような??)」


加地「……川島君?」

川島「あ、いや、なんでも」

川島「(まさか…年末の疲れだよな)」
5岡崎=華丸  吉岡=大吉  :2013/02/15(金) 09:56:58.04 ID:2naAO9/P0
ザワザワ…ザワザワ…

加地「あれ…変だな」

川島「どうかしたんですか?」

加地「あっちでなんか騒がしい…」
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 09:58:14.40 ID:QYxtDt0b0
加地さん結婚したい
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:00:05.52 ID:2naAO9/P0
〜エレベーター付近〜


ザワザワ…


AD「設楽さん!?大丈夫ですか!!」

加地「どうした!何があった!?」

AD「あの…し、設楽さんがここで倒れてて」

川島「!!!」

吉岡「意識は?」

音声「多分あるかと」

吉岡「とりあえず救急車を!」

川島「設楽さん…?」

設楽「うっ…………」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:00:42.18 ID:xfz4hvKi0
アルティメット田村「段ボールうめぇ」ムシャムシャ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:05:19.10 ID:2naAO9/P0
川島「(げっそりしている…あれ?なんだこの首筋のパンダみたいなん…)」

川島「設楽さん、何があったんですか!」

設楽「ひ・・・・・」

川島「ひ?」

設楽「日村…ひむらぁ…」

川島「日村さんがどうしたんですか?」

設楽「日村が…!て、t…」

設楽「hcgぬdfhkscsjyAispoakるalJdseiefhsnldjkopawikaxkalぽo」

川島「! 設楽さん!?設楽さあああぁん!!!」


─────
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:11:06.88 ID:2naAO9/P0
〜ホトトーーク収録中〜

ケンコバ「ちょっまってくださいよ、蛍原さんキャバ嬢と×××したいゆーてましたやん!」

蛍原「ゆーてないわボケ!」

\\   ドッ   //



川島「(最初蛍原さん一人で大丈夫なんか?て思うたけど…意外と平気だったな)」



川島「(それはさておき、さっきの設楽さん…日村さんに何かあったんかな…)」

川島「(あと首筋のパンダマークも気になるし…)」
11 ◆ahiru22zZs :2013/02/15(金) 10:14:41.97 ID:GTqvsoHB0
|゚ Д゚) チラ・・・ ほうほう・・・
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:15:36.66 ID:2naAO9/P0
川島「(1か月も失踪してたなんていうぐらいやから…きっと何か事件とかに巻き込まれたんやろな)」





蛍原「川島とか、なんかエピソードある?」

川島「!!!…え?…なんでしたっけ??」

蛍原「…?」

ケンコバ「川島今日お前どうした!?」

有吉「蛍原冠持って早速後輩にシカトされてやがる」ゲラゲラ

蛍原「って、なんでお前呼び捨てやねん!!」

\\   ドッ   //


川島「(アカン…あとで謝罪せな)」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:16:07.72 ID:hbGyhaCpO
モバマスかと
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:20:06.37 ID:2naAO9/P0
〜某所・帰り道〜

川島「(許してくれたはいいが、あれは人としてアカンかったな…)」

川島「(先輩に対しての冒涜やろ…あれは)」

QB「ずいぶんと思い詰めているようだね。」

川島「え?」

QB「後ろだよ」

川島「お前、さっきの猫!!」

QB「猫じゃないよ。僕の名前はキュゥべえ。」

川島「キュゥべえ…?」

QB「もしかして川島は先ほどのことを後悔しているんじゃないのかい?」

川島「!!なんで俺の名前を」

QB「収録前からきみのことを調べさせてもらったよ。」

川島「でもどうして俺のことを?」

QB「決まってるじゃないか!」


QB「きみには“魔法芸人”の才能があるからだよ」
15 ◆ahiru22zZs :2013/02/15(金) 10:21:56.91 ID:GTqvsoHB0
| Д゚) ・・・ 魔法芸人?
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:25:21.14 ID:2naAO9/P0
川島「え、ちょと待て魔法芸人て?」

QB「僕と契約して、徹子と戦ってもらうんだ。その代り報酬として…」


QB「願い事を一つ、なんでも叶えてあげるよ」

川島「本当に何でも…か?」

QB「勿論だよ!だから君が魔法芸人になってくれたら証明するよ。」

川島「そもそも“徹子”って何なん?」

QB「魔法芸人は『笑い』の正のエネルギーを持つのに対して
      徹子は負のエネルギーを持っている。
         つまり、」
川島「要はその『笑い』のエネルギーで徹子を倒せってことやな」

QB「そのとおりだ。この対極的な関係が成立するのは芸人しかいないんだ。」
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:31:30.14 ID:2naAO9/P0
QB「そこで君も魔法芸人になってほしいんだ。」

川島「そう言われても今忙しいし…ていうかほかにも居るやろ」

QB「さっき言ったじゃないか『きみには“魔法芸人”の才能がある』って」

川島「申し訳ないけど俺にはそんな使命は果たせへんて。それに欲しいものもないし」

川島「だから他をあたってくれ」

QB「そうか…ならば仕方ないね。契約は任意だから…それじゃあまた」

川島「お、おう」

QB「あ、あとひとつ」

川島「?」


QB「…いや。やっぱりいいや、なんでもないよ」
18 ◆ahiru22zZs :2013/02/15(金) 10:32:45.88 ID:GTqvsoHB0
|*゚ x゚ )b QBの意味が分かったw マターリお茶飲むか・・・
つ旦~~
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:38:36.87 ID:2naAO9/P0
〜3日後〜

川島「うーっす」


マネ「あの…(涙目)」

川島「え?どしたん?」

マネ「15分前し…設楽さん(うぐっ)が……亡くな…ってぇ…」

川島「だって、入院してたはずやん!」

マネ「病院から脱走して…近所の踏切の中に突っ込んでえぇ…」

マネ「そのまま線路を通る電車に…」

川島「嘘だ…そんな」

マネ「数百メートルまで飛ばされて…うっ…」

川島「ちょ、お前落ち着けって!(嘘やろ…)」


川島「(…まさか…?)」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:44:15.86 ID:2naAO9/P0
〜一方〜


岡崎「そんなことが…」

QB「あれは本人を責めようがないよ。彼は一生懸命戦い続けた」
QB「自分を犠牲にして、たった一人の為にね。」

岡崎「このことはお前がどうにかできなかったんか?」

QB「僕でもどうしようもないよ。僕はただ契約を交わすための媒体なのだから」



QB「さて、願いはもう決まった?」


岡崎「(頷く)」




岡崎「…設楽ば事故に遭う前に戻せ」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:49:01.89 ID:2naAO9/P0
QB「戻ってどうするの?」

岡崎「俺が引き止める。で、徹子を倒す。そしたらこんなことにならんで済むやろ?」

QB「魔法芸人になってくれるんだね?」


岡崎「勿論ばい。そいで二人を救っち見せる」
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:50:35.99 ID:DAvozJ9N0
岡崎さん・・・
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 10:54:08.32 ID:2naAO9/P0
〜2か月前 設楽道端にて休憩中〜


ブロロロ…


設楽「はあ…(田舎ロケは寒い中タバコ吸わなきゃいけねえから嫌なんだよなぁ…)」カチッ スパー

設楽「(それに日村が一緒なら面白いのに今日は一人ロケなんだよな…つまんねえな)」




キキイイイイイイイイイイイイイイイイイィィィィィィィ!!!!!!!


設楽「!!!!!!」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:00:05.27 ID:2naAO9/P0
     ・
     ・
     ・

設楽「…うぐっ」

設楽「今何が…?俺、生きてんのか?」







設楽「…!!!華丸さん!!!」ダッ

設楽「やべえ、片足がタイヤに挟まってる…華丸さん!大丈夫っすか!?



…とりあえず救急車呼ばなきゃ!」

――――しt…

設楽「○○町、△△郡の…えーとんん…□□□通り?ってとこです!!…はい!今すぐ来てください!!!!!」



――――設楽…
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:05:08.87 ID:2naAO9/P0
設楽「華丸さん!」



岡崎「…よかった、生きてて」

設楽「え??」

岡崎「お前らが…生きてくれたら…もうそれでよか」

設楽「何を言ってるんですか!それより華丸さんの怪我が…」




岡崎「日村を…」ガクッ



設楽「華丸さん?…華丸さあああああん!!」
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:11:06.48 ID:2naAO9/P0
数日後〜前室〜


川島「加地さん」

加地「どうした?」

川島「あの…大吉さんは…」ヒソヒソ

加地「ああ、あの事故からまだ一週間もたってないしー、彼もだいぶショックだろうからって休ませておいた」

川島「えっ…でも流れとか尺的に大丈夫なんすか?」

加地「何せ岡崎君があんな状態だからね…。あ、一応二人が出てるVは切ってあるから」

川島「そうすか…」



     フッ


川島「(アレ?今何か白い猫みたいのがいたような??)」


加地「……川島君?」

川島「あ、いや、なんでも」

川島「(まさか…年末の疲れだよな、でもどこかで見たような)」
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:15:15.79 ID:2naAO9/P0
〜ホトトーーク収録中〜

ケンコバ「ちょ、ホトチンコスープさん!!!」

蛍原「だからそれなんやねん!」ガッ

\\   ドッ   //



川島「(最初蛍原さん一人で大丈夫なんか?て思うたけど…意外と平気だったな)」



川島「(それはさておき、華丸さん大吉さん大丈夫なんかな)」

川島「(やっぱ右足全部切断なんて考えられへんよな…普通は)」


川島「(もう二人の活動は見られないんかな)」
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:20:05.30 ID:2naAO9/P0
川島「(いやや…そんなん絶対)」





蛍原「川島とか、なんかエピソードある?」

川島「!ふぇえ??」

蛍原「…?」


設楽「川島がこうなるの珍しいなぁ」


有吉「蛍原 冠持って早速後輩にシカトされてやがる」ゲラゲラッ

蛍原「って、なんでお前呼び捨てやねん!!」

\\   ドッ   //


川島「(アカン…あとで謝罪せな)」
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:26:07.37 ID:2naAO9/P0
〜一方〜

吉岡「…」

QB「信じたくない気持ちはわかるよ。だけどこれは彼の意志による結果なんだ。」

吉岡「お前が仕組んだんやろ?事故もそれ以後のことも」

QB「いいや、事故は仕込んではいない。それ以外は全部僕の操作によるものだけど。
                        そして今日君を休ませたのもね。」

QB「よって君の選択は、君が契約して魔法芸人になって岡崎の足を甦らせるか、
                        もしくはこのまま契約しないか。この決断は君自身さ。僕は強制できないから。」

吉岡「くそっ…結局お前の思惑通りか」





吉岡「わかった。契約する」

QB「君の祈りはエントロピーを凌駕した」



QB「(まだ目的までのエネルギーが足りない。もっと契約しないと…)」
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:30:11.87 ID:2naAO9/P0
〜某所・帰り道〜

川島「(許してくれたはいいが、あれは人としてアカンかったな…)」

川島「(先輩に対しての冒涜やろ…あれは)」

QB「ずいぶんと思い詰めているようだね。」

川島「え?」

QB「後ろだよ」

川島「お前、さっきの猫!!」

QB「猫じゃないよ。僕の名前はキュゥべえ、覚えてないかい?」

川島「キュゥべえ…?知らんなそんなん」

QB「そっか、そうだよね。もしかして川島は先ほどのことを後悔しているんじゃないのかい?」

川島「!!なんで俺の名前を」

QB「収録前からきみのことを調べさせてもらったよ。」

川島「でもどうして俺のことを?」

QB「決まってるじゃないか!」


QB「きみには“魔法芸人”の才能があるからだよ」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:35:18.13 ID:2naAO9/P0
               ・
               ・
               ・

川島「なるほど、要はその『笑い』のエネルギーで徹子を倒せってことやな」

QB「そのとおり。この対極的な関係が成立するのは芸人しかいないんだ。」

QB「だからk
川島「申し訳ないけど俺にはそんな使命は果たせへんて。それに欲しいものもないし」

川島「だから他をあたってくれ」

QB「そうか…ならば仕方ないね。契約は任意だから…それじゃあまた」


川島「お、おう(何か今日デジャヴ多いな…)」
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:40:07.82 ID:2naAO9/P0
〜翌日・日テレ内〜

川島「(昨日のきゅうナントカって何もんやったんやろ…)」

川島「(そういや大部屋って言ってたな、大吉さん今日は来てくれはるんかな)」


<お前は魔法芸人の真実をわかってなか!

                      <軽率だったとはわかっとうばい。けど…華ちゃんを救うためには仕方がなかったと…

<俺も自覚している。少なくとも先生を巻き添えにしなくてすむ方法までたどり着けなかったことは

                      <…

<こんなとこでいつまでも争うわけにはいかんたい。とりあえず後輩には平然を装わんと


川島「(…この声は…!?まさか)」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:47:05.99 ID:2naAO9/P0
〜楽屋(大部屋)〜


コンコン、ガチャ

川島「はよーございます…」

岡崎「おう」

川島「え?あれ?足は…」

吉岡「ああ、あのことね。あれはネットのデマ。あと加地さんの勘違いで嘘情報が加速したみたい。」

川島「じゃあホントは」

吉岡「ただの全治一週間の軽傷だよ…ね?」

岡崎「な、死亡説が出たときはさすがにビビったばい」

川島「ハハハ…(そっか、なんだウソか、そうだよな…)」
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 11:51:15.15 ID:2naAO9/P0
〜収録終わり〜

三浦「はい〜お疲れ様でした〜!!」

\\パチパチ//

AD「…はい〜OKでえす!お疲れさんしたー」


川島「お疲れ様でした〜」

岡崎「おう、お疲れ」

川島「あの、今夜空いてます?」

岡崎「い、いや、今日は大吉先生と仕事があるから無理。ごめんな」

川島「そうすか…。じゃ」



吉岡「…そろそろ行くか」

岡崎「ああ」
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:00:20.59 ID:2naAO9/P0
QB「吉岡、岡崎いい話があるよ。魔法芸人が増えたんだ。」


岡崎「いい話じゃなかばい」

QB「まあそう言わずに。負担が減るのはいいことだろう?」

吉岡「せやけど…」

QB「来ていいよー。」

<はーい

吉岡・岡崎「!!」

ヘイポー「ふぇぇ、なんなのここぉ〜」

拓「つーか此処何処なのぉ?」

田村「とうとう契約しちゃいました!」

吉岡「ヘイポーさんに鈴木まで…田村は以前に見学してたっけ」

岡崎「よりによって3人もか」


QB「早速来てもらって申し訳ないけど、徹子と戦ってもらうよ。」

ヘイポー「ええええ〜〜〜もお帰りたい〜〜〜(泣」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:04:56.23 ID:W7ypq+ka0
その3人www
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:05:11.12 ID:2naAO9/P0
―――
――

―徹子の結界内

ルールル、ルルルルールル、ルルルルールールールールールル♪


吉岡「来たか…!」

田村「何か聞いたことのある音…なんでか知らんがトラウマがよみがえるわ…」

ぽんっ
徹子「ホンジツハマホウゲイニンノミナサンニオイデイタダキマシタ」 ラーララーラーラー♪

ヘイポー「ええ〜、なんであんな玉葱頭なのぉ〜?」

岡崎「今回の徹子は大したこたぁなさそうたい」

QB「油断は禁物だよ。岡崎」

使い魔「ムシャムシャ…(笹を食いながら)」

ヘイポー「いやあなんかパンダみたいのがこっち睨んでるぅ〜〜〜!」

拓「(ヘイポーうっせえな…)」

岡崎「ガタガタいっとらんではよ一撃でしとめっぞ!」
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:13:02.33 ID:2naAO9/P0
昼飯食ってくる
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:18:22.75 ID:W7ypq+ka0
うおマジか
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:24:53.58 ID:W7ypq+ka0
ほす
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:28:49.10 ID:2naAO9/P0
吉岡「うおおおりゃあ!!」グシャッ バシューーーン

使い魔「キューーー」バタッ

徹子「ワースゴーイ、モウイッカイヤッテクダサル?」シュババババババ

岡崎「うおっと!」ヒョイ

吉岡「くっ、結構攻めてくるな…」

田村「ええ…俺どうしたらええねん」

QB「君も戦って!田村ならできるはずだよ!」

田村「けど…」


岡崎「このっ!!!」シュイッ ズサー

ズドオオオオオオオンッ!

岡崎「…やったか?」



徹子「トーワノジェネリックデ!」 ウヨウヨ

吉岡「倒れない…だと!?」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:34:18.96 ID:W7ypq+ka0
お、帰ってきた
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:34:59.98 ID:To6yTw+q0
徹子ワロタ
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:35:25.44 ID:2naAO9/P0
吉岡「一気にカタをつけっぞ!」ゴオォ

徹子「アァタナンカオモシロイコトヤッテクダサル?」 グシィッ

吉岡「グホッ!!!」

岡崎「先生!」


田村「ぐっ…できるかわからんけど…えええぇいっ!」バシッ


徹子「キャアアアアアァァァァグエエエエェ」チュドーン


ヘイポー「ええぇ?終わったのお…?」

拓「うわぁ…いたそー」

岡崎「お疲れ、田村」

吉岡「田村やるやん」

田村「え…俺…役に立ったんすか?」

QB「勿論!君の力で倒せたんだよ。だから昨日言っただろう?君には才能があるって」

岡崎「とりあえず穢れをとらな」

吉岡「にしてもお前取りすぎばい」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:41:08.94 ID:2naAO9/P0
田村「大吉さん、あれ何ですの?」

吉岡「あれはグリーフシードといって云々…」

QB「(このままいくとかなりいいペースだ)」


QB「(あと川島がいてくれれば…)」


〜某居酒屋〜

大悟(千鳥)「魔法芸人?何それ(ププッ)」

川島「ちょ、吹くなやっホンマにあるんやって!」

プロデューサー「え、じゃあ魔法とか使えんの?」

川島「使えるゆーてましたもん、」

大悟「その、なんだっけQB()とやらがですか?」

川島「いやマジでおったんやて!」

大悟「プププッ…川島さんの妄想癖もうアカンわっ」ゲラゲラ

プロ「今日の妄想は一段とワンダーだな」

川島「もうホンマこれガチなんですよ!!」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:45:46.34 ID:2naAO9/P0
川島「だって真面目な話、華大さんに最近飲み会に誘われなくなったし」

大悟「…ただハブられとるだけですやん」カチッ スハー

川島「いやそれがどの後輩に聞いても誘ってくれなくなったんですよ〜ってゆーてたし」

大悟「え?パンブーとかも?」

川島「そうなんすよ。パンブーなんて数日前まっで毎晩の如く一緒に居ったのにですよ」

大悟「確かにそれは変ですね…」フーッ

川島「だよな。やっぱりQBに誘われて」

プロ「じゃあ仮に契約してさ、願いがかなうんだったら華大は何を願ったのかな?」

川島「さあ…」

―――――――何せ岡崎君があんな状態だからね…
                                   ただの全治一週間の軽傷だよ――――――――
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:50:20.88 ID:2naAO9/P0
川島「もしや…!」


大悟「まだ考えてるんすか?」

川島「おいノブ、華丸さんが事故った時のことは覚えとる?」

大悟「ああ、確か一時期華丸さんが仕事を辞めざるを得ないほどの怪我を

     負ったっちゅう噂が続出してましたけど、あれ結局ウソやったっすよね」

川島「ならばもし…大吉さんがその仕事を辞めざるを得ないほどの怪我を治すために魔法芸人になったとしたら…」

大悟「えええええちょっとホンマの話みたいで怖いですってぇ〜!!」

プロ「二人とも騒ぎすぎっ」


店内「」


大悟・川島「…あ」
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 12:56:51.93 ID:2naAO9/P0
〜その夜〜


川島「あいつも契約したんかな…」

〈一週間前〉
――――(田村)もしも、もしもやで?魔法でなんでも叶えてもらえるって言われたら、お前どないすんねん?

      (川島)?何やいきなり、

      (田村)言ってみいや

      (川島)俺は…欲しいものなんてないけど――――――


川島「もし契約してたら、田村何願ったんやろ」
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:01:08.94 ID:2naAO9/P0
〜某病院内・集中治療室前〜

岡崎「すまんな。仕事断りきれなくて…。」

岡崎嫁「いいのよ。それにあの子の事だから帰った頃にはきっとすぐ回復してるでしょ」ニコッ

岡崎「せやな…。んじゃ、いってくるけん」






〜タクシー内〜
prrrr...prrrrrr...prrrrrr ピッ

岡崎「はい」

チーフディレクター『あ、岡崎君!?ちょっと、57分も遅れてるんだけど、どーしてくれるんだよ!全く…。』

岡崎「申し訳ありません…!急用が」

CD『急用が、じゃねぇよ…。こっちはクール末の特番を3つも任されてんの!!こっち側の身になって考えろや』

岡崎「すいません!子供の体調が(ry TD『知ったこっちゃねぇわ』
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:05:44.77 ID:2naAO9/P0
岡崎「…!!(ブチッ)」

岡崎「何も…」

CD『ンだよ…。用がねぇなら切るぞコラ』

岡崎「何もしとらんアイツらの代わりにおれのこぎゃん目に遭っちるんだ!!。

       俺ん気持ちば知ったちゃうなこつばゆうな!!!!!!!

          俺は何の為に戦ってるん!!!お前はそいの解かって言っとるんか!!!?」

CD『お、おいいきなり何だよ…?』プツッ

ツー...ツー...ツー...ツー...



岡崎「……………………うぅっ」

運転手「…」

岡崎「なあ…」

運転手「…?」


岡崎「俺何の為に、誰の為に生きとるんかなぁ?
       あの二人を助けるのにどうして俺なん?
                        教えてくれ誰か…!」
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:11:59.08 ID:2naAO9/P0
〜楽屋内〜



吉岡「ああ…そうか、分かった。早く治るといいね…じゃ、またあとで」プチッ

吉岡「…ふう。」

QB「岡崎かい?」

吉岡「っていつの間に…。うん、アイツ娘が心配だから遅れてくるみたい。で、何の要件?」

QB「徹子の気配が近づいている気がする。君も用心したほうがいい。」

吉岡「了解。あ、せやQBに聞きたいことがあったと」





QB「何だい」

吉岡「田村の願いってなんやったの?」

QB「すまないけどこれは本人との秘密にしてあるんだ。でもどうして?」

吉岡「いや…あいつが命を捧げてまで欲しかったもんって何やろな、って」
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:16:04.38 ID:2naAO9/P0

  コンコン

吉岡「どぞー」

川島「失礼しm…ってQB!!何で、てかどうやってここまで」

QB「久しぶりだね。僕は魔法芸人の才能がある者しか見えないからね。」

QB「今日は吉岡に徹子が発生しつつあることを報告しに来たんだ。」

川島「やっぱり大吉さん…」

吉岡「今まで黙っててゴメン。あとで奢るから」

川島「やはり魔法芸人は存在してたんや」

QB「今も叶えたい願いはないのかい?」

川島「まだ数週間しか経ってないやん。あるわけないって。あ、そうそう田村は…」

吉岡「ヘイポーさんと鈴木拓と一緒で一週間前に」

川島「そんな…けど何で」

吉岡「さっきそのことでQBと話してたんよ。だけど願いは秘密だって」

川島「ふうん…」
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:21:38.04 ID:2naAO9/P0
QB「!!!!」

吉岡「QB?」

QB「近くで負のエネルギーを感じるよ。それもかなり大きな。」

吉岡「それって…」

ガチャ

岡崎「…」フラッ

川島「華丸さん!どうしたんすかー?そんな面持ちで」

吉岡「あ、川島君。申し訳ないけど一旦部屋で出てってくれんか?」

川島「え…あ、はい。」

バタン

吉岡「華ちゃん、娘さんは…?」

岡崎「……」

QB「かなりショックが大きいようだね。」ヒソヒソ

吉岡「何せ突然だもん。仕方ないよ」ヒソヒソ


QB「きゅっぷい」
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:24:36.05 ID:A4fjpZQU0
しえ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:28:10.42 ID:2naAO9/P0
〜廊下〜


川島「(華丸さんどないしたんやろ)」

ガチャ

吉岡「あっ、急に追い出したりしてごめんね!」

川島「どうかしたんですか?」

吉岡「実は…カクカクシカジカ」

川島「…そうだったんですか…。病状とかは、」

吉岡「それが結構重いみたい。しかも急な発作だとか言ってた」

川島「そんなに…場違いな発言してもうて、ホンマ申し訳ないです…。」

吉岡「知らんかったんやし、しょうがなか。あいつの子供だから、きっとすぐ治るって」

川島「だと良いんすけどね…」
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:35:57.83 ID:2naAO9/P0
QB「どうやらその希望は叶わないようだ…」

吉岡「え?嘘やろ?だって今…!!」

QB「徹子化してしまったんだ」


吉岡「徹子化してしもうたじゃなかやろ!!!!なして…なしけんきさんの留めなかったぁ!!!」

川島「大吉さん!!落ち着いて!!!」

QB「こればかりは僕ではどうにもならないよ。それに魔女が暴れだしてからじゃ遅い。早めに仕留めなきゃ」




吉岡「全部嘘ばい…こんなの…絶対」グスッ

QB「吉岡は戦闘不能だ。川島、今こそ僕と契約を!!」


川島「うぅ…そんないきなり、俺には無理や…!」

QB「仕方ない。残りの3人を呼ばないと…」


吉岡「…別によか。俺がやる」
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:40:28.62 ID:2naAO9/P0
QB「無謀だ!1対1で倒せるような相手じゃない。」

吉岡「…解かった。QB、3人からの援護要請を頼む」

川島「もう何が起こってんねん…」

吉岡「お前はここで待ってろ」ガチャッ バタン

川島「ええっ、ちょっと大吉さん!…行っちゃった」




ガラッ…

川島「(見るだけならええよな…)」チラ

〜徹子の結界内〜

川島「(うぐ…居るだけで気が狂いそう…)」

川島「あれは…!」

ルールル、ルルルルールル♪

徹子(華)「スンーーーャチクーーーーッタアァァァァ!」

川島「(何やあれ…目玉が幾つも…あれが徹子なのか)」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:50:02.76 ID:2naAO9/P0
吉岡「華丸…嘘だよね…嘘だって言ってくれ」


徹子(華)「ンタスギベズウービプールグ」ポンッ ポンッ

使い魔「キャアアアアアアアアアッ!」

使い魔「キィアアアアアアアアアアアアアアアア」


吉岡「ぐっ…邪魔するなああああっ!!!」スチャ

グシャァッ バシューン カチャッギューンガシャーーン

使い魔「キャヒャヒャヒャッ」

吉岡「くそっ、使い魔の数が多すぎる!!」バシューーンバシューーンバシューーンバシューーンバシューーーーンッ

使い魔「キャヒャh」チュドーン

使い魔「キャアアアアァァ」ブシュッ

使い魔「グェアアア」チュドーーン!

吉岡「ゼェ…ゼェ…、もっと若けりゃ」

吉岡「……ねえ華丸…お前はそんなもんで絶望するような奴じゃなかやろ…?」


吉岡「華ちゃんなんか言うてちゃ…」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 13:58:25.51 ID:oNyNwIN80
アタックチャンスwwwwwww
支援
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:00:47.28 ID:2naAO9/P0
<キャアアッ バシューン

川島「(大吉さんが一人で戦ってる…。どうしよ俺)」


吉岡「ハァ…ハァ…思うように動けん」

徹子(華)「トウヨシンナ?」ザザザザザッ

吉岡「!!!」

バサッ

田村「大吉さん!遅くなりました!!!」

拓「今度はまたでけぇ徹子だな…」

ヘイポー「ふぇぇ〜やっぱり徹子怖い〜」

吉岡「おまいら…」


徹子(華)「イバムノ!イバウヨ!」
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:07:07.89 ID:2naAO9/P0
川島「田村…アイツ」


QB「やはりここにいたんだね。」

川島「あ!!!これは、その…」

QB「いいんだ。魔法芸人が何たるかを君も見学していくといい。」

川島「QB」

QB「何だい?」

川島「あれが徹子やねんな?」

QB「そうだよ。しかし凄まじい未練の強さだ…。

   相当娘に対する意が強かったんだろう。撤退も視野に入れた方が良いかもしれない。」 
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:15:24.57 ID:2naAO9/P0
川島「そうか、せやから華丸さんの雰囲気が所々紛れてたんか。」

QB「魔法芸人は精神的に大きなショックや度重なる苦痛によって絶望すると最終的には徹子になる。」

川島「じゃあ華丸さんが徹子化した要因は、」

川島「華丸さんの娘の重病、っちゅうわけか。」

QB「君が論じた通りだ。あの使い魔がそれを物語っているね。」 


使い魔「ギヒャァーーーーーーーーーッ!!」バサッ

拓「何だよこれ…幾ら殺しても殺し足りねーじゃねーかよ」
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:24:29.24 ID:2naAO9/P0
川島「だがQB、お前の言動には少し違和感がある」

QB「どういうことが?」

川島「魔法芸人が徹子化することを拒もうともせず、焦りすら見えへん。
                先程の楽屋の時然り寧ろそのことを歓迎しているようにも取れるんだが」

QB「…」

川島「もしやお前の目的はそr」徹子(華)「ソーロサイテクフクフ!!!」ギュガガガガガガッ

吉岡「…はっ!」ドカッ!!

QB「吉岡何をしている!早く攻撃をするんだ!」

吉岡「そんなこと…できるわけ…」ガクガク

QB「駄目だ。このままでは…。」


QB「流石にこのパワーだと他の魔法芸人も巻き添えになる。
                損する前に早く手を打たないと…。」ボソッ
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:30:43.01 ID:2naAO9/P0
吉岡「ぜぇ…ぜぇ…」


吉岡「華丸、いや岡崎…。お前あの時言いよったやろ。

    “俺は他人の利益になるのなら自身を犠牲にしても構わず他人に尽くす。
           そう自分の胸に誓ったんやから、後悔などなか”って。

       俺はその言葉をずっと永遠のものだと思ってこれまでやってきたんよ…。

          嘘なんかつくよな奴じゃなかよな?そこに居るのはお前だよな??


            自身に聞いたらどうや、岡崎!!!!」 ダッ!

川島「大吉さんっ!」

拓「大吉さん無茶ですって!!」

QB「行っちゃ駄目だ!」
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:36:46.61 ID:2naAO9/P0
徹子(華)「…(ギョロ)」ニヤッ

吉岡「!?」



          グシャッ!!!!



川島・拓・ヘイポー・田村・QB「!!!」

川島「え…?」

田村「…ゃ」




           いやあああああああああああああああっ!!!!!
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:40:09.44 ID:2naAO9/P0
ヘイポー「え?ええ?死んだのお?」


川島・拓・田村「(空気嫁ks)」








吉岡「…………だ…」

川島・拓・田村・ヘイポー「!!」














吉岡「まだ…死んでなかとよ」ニコッ
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:45:45.94 ID:2naAO9/P0
一同「ホッ…」


拓「でも…腕が…」

吉岡「痛いけど一応平気ばい。それより…」

吉岡「早く徹子を倒さなきゃ…ね!。皆のソウルジェムが穢れきる前に」


田村「うっ…うぅっエグエグ、大吉さああああぁん!!!」 ダッ タッタッタッ




使い魔「ウアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ」




――――――――――――――――――ぇ。
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:50:27.29 ID:2naAO9/P0
グッチャ ベチッ ブサッ ジュrrrrrrッ




拓「…は?」

ヘイポー「ふぇえ               おえ?」

川島「」

QB「やれやれ…。吉岡はとんでもないことをしてくれたようだ。

        岡崎との記憶に囚われ無意味な特攻をした上に、

          片腕まで失ってそれをまるで奇跡かのように喜んで

            遂には有能な田村が犠牲になってしまった。


                 まったく、君のおかげで2人もの損失だよ。」







                      QB「これ以上は続けられない。一時撤収だ。」
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 14:55:24.84 ID:2naAO9/P0
〜楽屋外〜

ゲシッ!!ボカッ



拓「QB…てめええ!!!」ドカッ

吉岡「こんなのないよ…。」

QB「いたた…。僕を責めても困るよ。

          吉岡のように非合理的なことをして自滅するパターンは何度見たことか。」

川島「QB、お前は…」

拓「(あれ川島なんていたんだ)」
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:01:13.97 ID:2naAO9/P0
川島「お前には感情があらへんからそんなこと言えんねん。

    けどな、俺ら人には感情があって、それと同時に大吉さんは華丸さんと過ごした思い出があったから攻撃できなかった。
     だから悪いが感情も思い出もないお前に大吉さんを責める権利なんてない!!!!」


QB「そうだね。確かに僕が合理的なことを言っても君達は聞かないだろう。

       しかし感情に操られるがまま生きるということは

         多少とも無駄な行為を許容していることには違いないだろう?」

QB「魔法芸人を契約させやすくするために欲の無い人間より欲深い人間を選ぶ。

   徹子にするためメンタルが強い人間より絶望に追い込まれやすい人間を選ぶ。

    より大きな収穫を得るには当然の事だろう?間違ったことは言っていないはずさ。

     君たちに理解してもらおうとは思ってはいないけどね。」

拓「この!!!」

吉岡「二人とももうよか!全部俺の責任ばい。」

川島・拓「でも…」


吉岡「仕方なかよ。さて、そろそろ倒さないといかんね、現実世界に余波が来ないうちに。」
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:03:09.26 ID:C0mdPtem0
ごめん加地さんがわからん
72加地さんはアメトーーク、ロンハーなどを担当するプロデューサー:2013/02/15(金) 15:05:07.56 ID:2naAO9/P0
〜徹子の結界内・入口〜

ヘイポー「うわあ…使い魔増えてるぅ(泣)」

拓「使い魔無視して徹子から殺っちゃうのもアリじゃないっすか?」

吉岡「確かにそれが手っ取り早いけどね…田村の件もあって使い魔に油断できんし」

吉岡「取り敢えず俺は使い魔引き寄せるから、二人は徹子を頼む!」

へ・拓「はいー」 ヒュッ


川島「大吉さん」コソッ

吉岡「ん?ああ、こっちの事は任せて。片腕でも炎は使えるし。」

吉岡「あ、あと一つだけ。」

川島「?」

吉岡「君は魔法芸人にはなるな。QBにどう言われようが決して奴の言いなりになってはいけんよ。」

川島「はあ…。」


吉岡「それじゃ、」 ヒュゥゥ
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:10:20.02 ID:2naAO9/P0
〜徹子の結界内〜

徹子(華)「ーゾスーラク」 ゴゴゴゴゴゴ

吉岡「救ってやれなくてゴメンな。けど今は…!」


拓「ヘイポーさんは後ろに回って攻撃してください!!」

ヘイポー「えっ一人なの〜??うぅ〜分かった〜」ダッ



徹子(華)「イイガウホイカジミハトーカストチーピス!!!」





使い魔「キエエァ」メラメラ

使い魔「キャアアアア」ジュー

吉岡「やっと半分…。にしても多過ぎやろ、常考」ボウッ ゴオオオオオ バシューン
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:15:34.10 ID:2naAO9/P0
ゴオオオッ バッシューン ドカァ!!


川島「すげぇ大吉さん…。片手であんなに…」


ヘイポー「ふぇえええい!!!」シュッ スパパパパパパパ

徹子(華)「グハッ!!!」ズドーンズドーン

拓「このおおおお!!!」グサッ ズシュ

吉岡「フゥ…ゼェ…」ブォォギューン

吉岡「あと…もう少し!!」

ヘイポー「鈴木く〜ん!!大分徹子弱ってきたけど〜」スパッ グシッ!!!


QB「鈴木!!今がチャンスだ、早く止めを!」

拓「分かってるよぉ!今やるっつーの」 シュタッ


QB「やれやれ…。人間の感情は訳が分からないよ。」
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:20:17.93 ID:2naAO9/P0
拓「おらあああああ!!!」グシャッ



徹子(華)「スデンイイ!!!」 



チュドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドオォォ!!!!!



フゥッ(楽屋に戻る)





吉岡「終わった…の?」

QB「うん。鈴木が倒したんだ。」

吉岡「…?あれ、腕が戻ってる」

QB「徹子との戦闘によるけがは原則治るようになっている。ただし田村のような原型のない状態だと無理だけど。」

吉岡「よかった…。」バタッ
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:25:32.30 ID:2naAO9/P0
川島「おいQB!!大吉さんが動かへんぞ!」

QB「まあそう焦らず。空間の変動による疲労だ。一時間もすれば元に戻るよ。」

川島「QB…!皆を欺いたことを絶対に許さへんからな!!」

QB「それでも構わないよ。でも彼らが犠牲になったことによって君の需要が高まることも想定内なんだ。

         そのときには川島、君には魔法芸人になってもらうよ。」 

川島「いい加減に…」

QB「君が契約してくれるのを待ってるよ。」

 バタン




川島「チッ…」

川島「そういやヘイポーさんと拓先輩は…?」
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:26:33.39 ID:GwKUa50k0
ふむ
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:30:11.69 ID:2naAO9/P0
〜収録後〜

川島「おつかれーーっす」

吉岡「お疲れ様ー」

吉岡「あ、川島今夜空いとる?」

川島「僕はいいですけど…」

吉岡「ホント?よかった色々話したいことがあったから」

川島「そんじゃどこ行きますかね?」


??「あの、俺もついてっていいっすか?」

吉岡・川島「!?」

吉岡「あれ鈴木君って今日OFFのはずじゃ…」
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:31:16.57 ID:7YzjWl5H0
読み応えあるがこれアメトークみてるやつじゃないと分からんだろ
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:35:40.64 ID:njzJgTk5i
ふむ
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:37:04.08 ID:2naAO9/P0
〜店内〜


<オマタセシマシター

拓「いや今日はあの、反省会をしたくてさぁ」 ジュー

川島「あ、そういうことなんすね(肉焼くの早過ぎやろjk)」

吉岡「さて…今回の狩りの反省はどこから触れようか」

拓「やっぱ(ハフ)華丸さんじゃないっすか??ムグムグ」

川島「ちょ、ストレートに言いすぎですよ!!(しかも先輩より先に食ったらアカンて…)」

吉岡「いいのいいの!それに川島君がもっとつらい筈やから」

川島「そんな…!」



吉岡「…」




拓「(…きまずっ)」グビッ
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:45:18.69 ID:2naAO9/P0
川島「…そ、それはさておき問題はQBやないんすか?」

吉岡「とうとう奴の本性が明らかになっとうとばい」

拓「とうとう、って大吉さん知ってたんすか?」ハムッ ハフ ガツガツ

吉岡「最初に入った時、華丸がとっくにそれを知っとった」

吉岡「だから安易に契約した俺を、アイツは叱ってくれたと。だけど…」

拓「知ってたのになーんで警告したくれなかったんすか?そしたら俺等もこんなんならずに済んだのにー

                             あっさーせん、ビール追加で」
                                                  ハーイ>
川島「それ言ったらだめですって!」

吉岡「まさか3人も来るとは思わんて…。

                              あ、ついでに僕も!!」
                                                  カシコマリマシター>
川島「(ガチで自由やな、この人達)」
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:51:04.02 ID:2naAO9/P0
拓「つーかそもそもなんで俺ら戦ってるんすかね…?どうせ全員徹子になんのに」

吉岡「いやそれは」

拓「だってそうでしょ!実質あの白いチビ猫詐欺師に騙されて絶望する、そういうシナリオじゃないっすかぁ。

               徹子に食われて死なない限り避けられないと思いますけど」  プハー

吉岡「まだ決まったわけじゃなかろう!?QBに勝てる方法はどこかにあるって」

拓「またそうやって当たり障りなく不安を緩めようとする!大吉さんの悪いところですよ!!」 ガン!!

吉岡「…」

川島「まあまあ落ち着いて!」

拓「笑いがあれば当然憎しみ、悲しみがある。

   当然の事なのに俺達は笑いで負の感情を消そうだなんて無謀なことをしている、明らかにおかしいだろこんなの」
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 15:57:11.79 ID:2naAO9/P0
吉岡「鈴木…これだけは聞いてくれんと?」

拓「…」

吉岡「華丸、じゃなくて岡崎か。岡崎が自分の命と引き換えに叶えたことが何だか知っとうと?」

拓「…?」

吉岡「最初は設楽君の大事故やった。そのあと日村君が自滅して、設楽君も自殺。

     そのことをQBに伝えられた時、岡崎は真っ先に二人を救うべく契約した。

      でも、アイツには他人に尽くす重さを背負いきれんかったろうね。

       事あるごとに苛立って、仕事がほぼ無くなった時にはもうアイツじゃなかった。

        今まで怒るような性格でもなかったのに、最後の一か月間は俺に当たるようにもなったし…」


川島「嘘やろ…」
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:01:29.24 ID:2naAO9/P0
吉岡「アイツが耐え切れなくなっとる状況やってことは俺にも感じとっとった…はずやったけどね」

〈三週間前〉
――――(岡崎)ここ最近本当に酷か。営業でやっていくのは絶望的ばい…

      (吉岡)まだ次があるけん。絶望するまでも無かよ!

      (岡崎)本気でそれ思っとるんならお前は幸せもんやな…(ギロッ)

      (吉岡)…すまん。気を悪くさせて


      (岡崎)ねえ、魔法芸人ってソウルジェムが損壊せえへん限り身体を傷つけても生き続けるんやったっけ?

      (吉岡)え?…そやね …華丸??


       グシャッ!!!! ガッ ベチッ ズドン 


      (吉岡)いたっ!!!は、はn…グホッ!!!!ゔぇっ 

      (岡崎)ゔ〲ゔあ゙あ゙あ゙あ゙ッゔヹヹッハハハハッ!!! 

       グシャァ ブチィ!!ドガッ グチャッ 


       ――――やめて…華ちゃん…

       (岡崎)ハハハハハ!!!ごウアアアアアアアッめヴっ!!んウッ…ウg…な
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:05:47.12 ID:2naAO9/P0
川島「もうやめてください!!!!嫌ですよそんな話…」


吉岡「…そして最後の追い討ちをかけたのは昨日の夕べ彼の愛娘の急病だったと。

     たぶん岡崎自身もうとっくに気付いとったんやろね。自らの判断ではもうどうにもならんことも、

      自分の命を既に他に使ってしまって本当に守るべき存在を救えないもどかしさも。

                因みに娘本人は無事に回復したけどね」


吉岡「…だから鈴木、頼むから戦う意味を探らんといてくれ。

     願いをかなえた結果が悪かろうが、精神的に追い込まれようとも、

      どうか絶対に全ての事柄に存在意義を求めなるんじゃなか!」

吉岡「そうじゃないと…

     そうじゃなきゃ、鈴木君の大切な人を傷つけてしまう。君にも大事な人はおるやろ?

       人を悲しませ、自己を見失う。こんな末治を迎えてほしくなかばい…」

拓「うぅっ、大吉さん…俺」

吉岡「分かってくれたら、それでよか」ニコッ
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:11:29.35 ID:2naAO9/P0
〜帰り道(鈴木帰宅)〜

川島「あの…大吉さんにあんなことがあったの知らんかったんです。

     俺、正直なろうかなって軽はずみに考えてしもてて…魔法芸人を充分理解してなくてごめんなさい」

吉岡「誰も闇の部分を教えへんかったら、それこそ沢山の犠牲が生まれる。」

吉岡「今言うのも不謹慎けど、アイツが反面教師の役割をしてくれとった。

     当時は自分を憂さ晴らしの道具にされたときは俺も本当に憎かったと。

      でも岡崎が徹子に姿を変えた時、気付かされたね。

       自分が生きてこれを伝えねば、川島君も鈴木君もヘイポー君も同じ運命をたどる羽目になるけんね」


        川島君、そんなリスクを背負ってでも叶えたい願いはあっとうと?」

川島「…」


川島「…僕、やっぱり契約しません。

     メンタルが弱いのは勿論、“教訓”が身に染みているせいもありますね。

      確かにあの二人を失うことは俺にとって大きな損失です。

       けれどこれは正解だろうが間違うていようが、俺が出した結論ですから」
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:15:52.30 ID:2naAO9/P0
〜四日後朝・川島自宅内〜


川島「はぁ…」バサッ


川島「(こないだ俺何言うてんねん…ホントは戦いたかったはずやのに)」

川島「アカンアカン(ブンブン)!!こう思ってまうのはQBの思う壺や」グビッ ゴクゴク

QB「僕が何だって?」

川島「ブーーーーーーーッ!!!!」

   ビシャッ

QB「」


川島「お、おお、お前何で家ん中におんねん!」ゲホゲホ

QB「昨日からずっといたよ。君が気付かなかっただけさ。」


QB「それにしても(床が)汚いね。」 

川島「お前のせいやろ!」
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:20:19.16 ID:2naAO9/P0
川島「もうお前の言うこと何ざ聞かへんぞ」

QB「そうかい。吉岡にそう忠告されたのならそれを鵜呑みにすればいい。」

川島「だったらお前はストーカー行為をやめろやボケ」ムギューー

QB「やめむんぐぐ…痛いよぅ川島。急に僕の扱いが酷くないかい?」

川島「単にしつこいからや」

QB「要件は勧誘じゃない。緊急連絡だ。」

川島「緊急?」ズズー


QB「斉藤(ヘイポー)が…」



QB「斉藤の行方が分からないんだ。」

川島「ブフーッ!!!!!」
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:25:18.41 ID:2naAO9/P0
川島「グエホッ!!!ゲホゲホッ」

QB「君は盛大に吹いてくれるね…。」 

川島「すまん!けど何でいきなり…?」

QB「それが解からないから報告したんだ。」

川島「ならば何で未契約の俺に報告すんねん?」

QB「昨日君も徹子の結界内にいたはずだ。そこに居た全員を集めて検証したいんだよ。」

川島「今度は警察の真似事か」

QB「言っておくけど僕は魔法芸人の雇い主だよ?勝手に単独行動をとられたら困るのはどこも同じだろう?」

川島「…分かった。今すぐ行けばええんやろ?でも仕事が」

QB「仕事に関しては僕が何とか仕組んでおくよ。」

川島「そんじゃ行くぞ」ダッ


QB「その前にまずコーヒー塗れの床と僕を拭いてからにしないかい?」
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:33:30.71 ID:2naAO9/P0
〜一時間後〜

吉岡「はよー」

川島「うぃーっす」

吉岡「まさに急展開、って感じやね」

川島「今時検証って…容疑者扱いされとる地点で納得がいかないんですけどね」

吉岡「まあまあ、ここは黙って気長に待つのが賢明たい」



拓「ちぁーっす…」

吉岡「あ、ぉはよ」

川島「うーっす、これで全員揃ったんかな」
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:37:37.30 ID:kSqDO5Vv0
ええ声っていえば、おかゆうたはどうなったんや
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:40:20.92 ID:2naAO9/P0
〜〜〜〜

拓「取り敢えずヘイポーさんが行方をくらました原因が不明なんだろ?」

QB「単純に言えばそうなんだけどね。」

川島「変やな…あの時はちゃんと活躍していたはずやのに」

拓「確かに俺と協力して倒してたし、失踪する節なんて無かったぽいけど」


QB「魔法芸人は徹子と戦う使命が課される。

    言い換えれば戦わなければ穢れが溜まる一方なんだ。」

吉岡「でもそれって時が経てば徹子に成り得るんやから

    QBにとっては利益になるんではなかね?」

QB「ならいいけど僕からは新生の徹子のエネルギーすら感じないよ。これは僕の計算外の事態だ。」


拓「そういう形跡とかって本人の関係者に聞けゃいい話だろ!?俺らだって忙しいっつーの」

吉岡「まあまあ抑えて抑えて」


QB「ならば彼に会うしかなさそうだね…。」
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:45:15.88 ID:2naAO9/P0
〜楽屋内〜

QB「やぁ浜田久しぶりだね」

浜田「まーたお前か」カチッ プカー

浜田「何ぼ言われようが魔法何チャラにはならんからはよ帰れっ」ヒュッヒュッ

QB「やはり煙草の灰を投げつけてきたか…。相変わらずだね。」

QB「今日は斉藤を探しに来たんだ。」

浜田「…ああ、ヘイポーのことか。アイツ二日前突然居なくなっとった」

QB「心当たりないかい?」

浜田「ん〜…」<ブッ

QB「あるんだね?」

浜田「ンフフッ、無いわ!ただの屁やわボケ」

QB「そっか…浜田なら知ってると思ったけど。」
95以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:50:21.06 ID:2naAO9/P0
浜田「せやアイツ魔法何ちゃかに入ったゆーてたけど」

QB「やはり君の耳に届いていたんだね。」

浜田「正直戦力にならへんやろ」

QB「弱音を吐きながらも一応戦ってはいるよ。」

浜田「チッ、つまんな」グリグリ

QB「つまんないからと言って僕に当たるのはどうかと思うけどね…。イタタタ」

浜田「俺が知ってんのはここまでや。せやからはよ帰れ」グイ

QB「ちょっ、首を掴むのはやめt…ムギュ〜」

ガチャ

浜田「ほな、ンナハハハハ!!」ポーーイ

ズドンッ

QB「いたた…僕を投げて笑うって…。浜田の思考回路は全くわけが分からないよ。」
96以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:52:26.25 ID:oNyNwIN80
浜田に契約させようとするSSあったな
支援
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:54:20.53 ID:W7ypq+ka0
なんかさんまの名探偵を思い出した
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 16:55:22.02 ID:2naAO9/P0
〜その夜〜



拓「…って、勝手に家にあがり込んでんじゃねーよ」


QB「調査結果だからすぐ終わるさ。結局手がかりも形跡も見つからなかった。」

拓「じゃ別にいらねーわ、そんな報告」シッシッ

QB「いやいや…、戦友なんだし心配しないと。」

拓「ロクに会話してなかったし。ってかヘイポーさん逃げたんじゃねーのか?」

QB「その時には今頃徹子になっているだろうさ。だけどそんな気配もないんだ。不自然だと思わないかい?」

拓「まあね…」


QB「(そろそろ現世に強力な影響を及ぼす徹子が現れてもおかしくない。二人では戦力が持たない…。)」
99以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:00:50.76 ID:2naAO9/P0
古館(TV)『速報です。先程午後5時、福岡県古賀市内の住宅で大きな火災が発生しました。』

拓「また火災か…」

QB「そんな立て続きに起こっているのかい?」

拓「うん。最近異常に多いんだよ。ニュースを全然見ない俺が言うぐらいだし」

QB「徹子の可能性も否めない。君も注意したほうがいい。」

古館(TV)『争った形跡が見当たらないことから、心中の可能性もあるとみて捜査しています。』


拓「…」

拓「こういう報道見てるとさ…なんか心が重くなるんだよな…居た堪れないっていうかさ。ま、お前には感情すらないから分からねえだろうけど」

QB「そうだね。そんな気持ちは分からないよ。鈴木にも慈悲というものがあるんだね。」

拓「うっせえな(笑)

   でもさぁ、あの日以来この俺でも他人のことが考えられるようになったのは、大吉さんのおかげだな。」

拓「あの人って、ホントすごいよな…」
100以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:05:52.99 ID:2naAO9/P0
〜二日後〜

QB「唐突だけど見学者が二人来たんだ!」

吉岡「出陣直前に見学だなんて本当に唐突だね。で、肝心の見学者は?」

QB「おいでー」

アンガールズ田中「ちょっとぉ〜、なんかここすげぇ気持ち悪いよぉ〜!」ブンブン

藤本「ふーん…ここがこれで…変なとこやなあ

                    ってあれ!大吉やん!」

吉岡「!!!」

QB「こちらが田中で、隣が藤本だ。彼らが素質のある魔法芸人候補さ。」

吉岡「知っとるけど…ええっとぉ、じゃあとりあえず僕についてきてくださいね…」

 キラーン パッ ピカッ ピロロロローン

藤本「おおお〜!大吉の変身もコスプレかっこええや〜ん!!」

田中「えぇ〜!すご〜い!!なんで服がパッって出てくんのぉ〜??」

吉岡「コスプレって…///(魔法芸人[候補含む]って、ホント個性的な人多か)」
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:13:57.12 ID:2naAO9/P0
〜徹子の結界内〜

吉岡「それじゃ、二人とも俺から離れないように…」

藤本「うお〜!!なんやここ!ロケやったらグロすぎて撮影出来ひんレベルやん!!」

田中「ぅえぇ〜何か飛んでるんだけどぉ〜」バタバタ

吉岡「(この二人話聞いとんのかな…)来ますよ!」

ルールル、ルルルルールル、ルルルルールールールールールル♪

フワーーーッ
徹子「サテ、ホンジツハコセイテキナカタガタニオイデイタダキマシター」 クワッ


吉岡「小さい徹子でも容赦せんぞ!」ゴウッ ブオオオオオオ

藤本「なんかあの立派なタマネギ頭誰かにそっくりやねんけど…誰やねん?」
102以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:20:14.24 ID:2naAO9/P0
〜一方その頃・田村宅〜

田村妻「これが主人の日記です」

川島「随分書いてたんですね…」

田村妻「毎晩書くことが日課で欠かすこともまず無かったんですよ。ただ、我々家族は絶対見るなと言われてるので処分に困ってて…」

川島「では僕が預かりますね」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜川島自宅内〜

ペラ…

川島「色々書いてあんなぁ…どっかにないかな」


ピタ

川島「…!これは」
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:25:22.36 ID:2naAO9/P0
1月18日(金)

突如俺のもとに変なぬいぐるみみたいなんが話しかけてきた。
名前は「キュウベエ」というらしい。なんでも魔法芸人になる代わりに何でも願いを一つ叶えてくれるんだと。
怪しすぎて逃げようかと思ったが、巧みな話術ですっかり恐怖心を無くしてしまった。
やつにまた逢う日は来るのだろか…?

〜〜〜〜〜〜〜〜
1月21日(月)

“やつにまた逢う日”は案外すぐにやってきた。
今度は「徹子狩り」見学の誘いだった。その徹子を見てみようと誘いに乗ったら、そこには華丸さんと大吉さんが先に契約していたのは驚きだ。
何故契約したか聞いたが、話が長くなるからと言ってくれなかった(^_^;)。

徹子がどんなものか期待していたが、予想よりえげつなかった。
姿は奇形で口の大きいグロテスクなもので、まさに魔物だ。

しかし二人はそんな徹子に怯むことなく立ち向かう。
機敏に動き、炎やら銃弾やらを出す様子は40代とは思えないものだった。
その姿に憧れを持ってしまったのだが…。俺は何かおかしいのか??
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:27:23.82 ID:O/cIuIL3Q
よくわからんけど面白いC
105以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:30:20.03 ID:2naAO9/P0
1月22日(火)

徹子狩りの事もあってか少々混乱気味で収録に出た。
その後俺は冗談ながらに川島に欲しいものは何かと尋ねた。

だがアイツは欲しいものはないといった。俺にもそんなに望むことはなかったし、
なら契約なんてもうええかなと思った瞬間、川島はこう答えた。

「穏やかな日常が続けばそれでええ」
いかにもやつらしいなとは思ったが…(汗)

〜〜〜〜〜〜〜〜


川島「思い出した…」


――――(田村)もしも、もしもやで?魔法でなんでも叶えてもらえるって言われたら、お前どないすんねん?

      (川島)?何やいきなり、

      (田村)言ってみいや

      (川島)俺は…欲しいものなんてないけど、強いて言うなら平穏な日常が続けばそれでええわ

      (田村)何やそのマジな願い…返答に困るがな。―――――
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:35:33.16 ID:2naAO9/P0
1月24日(木)

またキュウベエが契約を進めてきた。最初は契約するつもりなどなかったが
華丸さんと飲んだ際にいろんな話を聞いて少しずつ魔法芸人について興味を持ってしまった。
魔法芸人とは、自らの命を差し出す代わりに願いを一つ叶えられるという。

現実では何もできない俺にもできる。これは自分にとって大きな点だった。

〜〜〜〜〜〜〜〜
1月26日(土)

とうとう決意が固まった。
こんなこと書くのは照れるけど、いつも頼りになる“アイツ”への恩返しの意味合いを込めて。


「俺の願いは、俺の相方が平穏で尚且つ安全な日々を送れること」
キュウベエに言うのはガチで照れ臭かったが、迷いはなかった。

〜〜〜〜〜〜〜〜
2月13日(水)

契約してから20日ほど経ったが、たまに「クセえお願いしてもろたなぁ…」と思うことがある。
けど奴がTVで活躍して、営業成績が伸びているのを見ると、俺は素直にうれしいし…アカンこれ以上書くのをやめよう(汗)。

まあ、いつかバレたら笑い話にして話そう\(^o^)/

〜〜〜〜〜〜〜〜

川島「そん…な…うぐっなん、で俺のっ為に…うぅっ」ポロポロ
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:41:21.20 ID:2naAO9/P0
川島「グスッ…あれ続きが…?」

〜〜〜〜〜〜〜〜
2月25日(月)

最近何やら大吉さんの様子がおかしい。華丸さんの精神的な落ち込み様も凄まじいものだが、
問題は大吉さんの方である。

ここ一か月全く飲みに誘わなくなり、営業が終わるとすぐ楽屋を後にするらしい。
飲みに行かず真っ直ぐ帰るかと思えば必ず昔彼に縁のあった人の家に寄ったという噂もあるようだ。

そして、彼らしき人物が夜中尋ねた家や電車などの公共機関は

「殆どの確率で火事や事故、殺人事件が起こる」という。

俺はそんなゴシップみたいなのは微塵にも信じる人間ではなかったが、
そんな俺でも大吉さんの近くに何か邪気のような嫌な気配が漂う。

そう感じるのは俺のみならずヘイポーさんも、「そのような感覚に囚われた気がした」と言っていた。
まさか…きっと噂話を聞きすぎた影響だろうな。

だけど、今の大吉さんは何かの雰囲気に似た感覚だった。
俺らが今まで戦ってきた、“徹子”のような…

〜〜〜〜〜〜〜〜
川島「え…?どういうことやねん?」

ペラペラ…

川島「あとは真っ白や…」
108以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:44:51.89 ID:2naAO9/P0
川島「そんな…大吉さんが…」

――――――――――――――――

徹子「フーン、ドウゾオスワリニナッテ」 ウネウネ

吉岡「はぁ…はぁ…まだまだ!!」ズザザザザッ シュシュシュシュシューッ

チュドーーーン!! ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオッ

――――――――――――――――

川島「あの人が…殺人なんてするはず…」

川島「まさか…無いよな」
109 ◆ahiru22zZs :2013/02/15(金) 17:49:52.52 ID:GTqvsoHB0
| Д゚) ・・・ 気合い入ってるわ・・・
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:51:33.77 ID:2naAO9/P0
徹子「キャアアアアアアアアアアッ!!!!!」

    ドゴオオオオオオオオオオオオオッ

吉岡「ふう…ヒロ・フィナーレ…」ドヤア

ふぅっ

田中「うわぁ〜すご〜い!大吉さん!!」

藤本「ホンマすごいなー!一人であんな使い魔を徹子倒してまうんやからなぁ…」

QB「だいたい雰囲気は使わったかな?」

田中「俺も魔法芸人になろうかなぁ〜!!」バタバタ

藤本「俺も…って田中さっきからお前腕バタバタしてキモいねん!」

田中「ちょっとお〜!いきなりイジるのやめてくださいよぉ〜〜〜藤本さあ〜ん」

吉岡「さて…僕はこれから仕事に行く時間なので…」
111以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 17:55:52.81 ID:2naAO9/P0
藤本「大吉ちょっと待って!!」

吉岡「…?」

藤本「あの白猫がゆーてたソウルジェムとやら見してくれへん?」

吉岡「ええ…それはちょt」

藤本「多分色は藤色やろ?予想してみたんやけど」

吉岡「そうですよ…僕のは藤色ですけど…今ちょっと急いでるんで…!」

藤本「一瞬でええから!!」

吉岡「…ごめんなさい!!もう時間なんで!」 ダッ



吉岡「くっ…!!」



藤本「あいつ急に焦ってどうしたんやろ?」

QB「…」
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:00:48.14 ID:2naAO9/P0
〜一方〜

川島「ええと…平日やからどのスタッフにも電話繋がらないな…」

川島「こうなったら4週間前華大さんと営業が一緒だった芸人を探すしかないか…」

〜〜〜〜〜〜〜〜
prrrrr...prrrrrrr...

川島「…駄目か。あと誰がおったかな…」

prrrrrrr...prrrrrrr...

prrrrrrr...prrrrrrr...

prrrrrrr...prrrrrrr...

川島「これで36人目…頼む、誰か知ってるはずや…!」


prrrrrrr...prrrrrrr...prrrrrrr...prrrrrカチッ


??『はいもしもし…?』
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:01:40.19 ID:2naAO9/P0
晩飯食ってくる
114以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:12:46.10 ID:2naAO9/P0
川島「もしもし、與志さんですか…?あの、川島ですけど」

山田『あっ川島か!どしたん?電話なんて珍しい』

川島「突然ですが4週間前…2月16日に新宿で営業やってましたよね?」

山田『えー、覚えてへんてそんなん』

川島「大吉さんと華丸さんの事で何かあったかと思うんですけど…」

山田『…!!それは』

川島「何か知ってるんですね?」

山田『…』

山田『お前…何も聞かされてないんか?』

川島「大吉さんから直接聞いた話やと、華丸さんが大吉さんに暴力をふるったと聞かされましたけど

     それだとなんか不自然なんですよ。幾らストレスが溜まっとったとはいえ、

      華丸さんは他人に危害を加えることまではせえへんちゃうかって」

山田『流石やなぁ…川島の推理力は。

     ああ。その話は大吉さんが真実の真逆にでっち上げたデマやわ』
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:19:40.30 ID:A4fjpZQU0
しえ
116以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:20:20.92 ID:2naAO9/P0
川島「真逆…というと?」

山田『華丸→大吉じゃなくて、大吉→華丸ってことや。

     華丸さんの悲鳴、もとい断末魔は遠い楽屋でも聞き取れたな…。かなり酷かった』

川島「そんなに大ごとなら、何故その事が拡散しなかったんですか?」

山田『最初は俺たちスタッフも何があったんかなって騒いどったんやけど、

     その後大吉さんが俺等の楽屋に入ってきて、一言も言わずに出てった。この瞬間が一番怖かったわ、ホンマに』

川島「無言の圧力ってやつですか…?」

山田『まさにそうやったな…。それ以来誰もこの事を話さなくなった』

川島「(大吉さんが華丸さんを徹子にするためにこのような行為をしたと仮定すれば、大体は筋が通る。

     でも、何の為に…?)」

山田『あの人には近付かない方がええで…。というより事実を知らん方が…あれ?』

川島「與志さん?どうしました??」

山田『!!!』プツッ

ツー...ツー...ツー...ツー...ツー...ツー...


      「與志さん!?與志さあああん!!!!」――――――
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:25:32.12 ID:2naAO9/P0
〜三時間後・局の喫煙室〜

QB「やあ吉岡」

吉岡「あれ?徹子はもう倒したやろ?」フウーッ

QB「君にいろいろ訊ねたいことがあるんだ。」

吉岡「ふーん、で?」

QB「最近何かと世の中物騒だと聞いてさ。ほら災害や火災、事件が多発しているじゃないか。」

吉岡「珍しいね、QBが世間話とは。誰から聞いたと?」

QB「単に風の噂さ。」

吉岡「それと俺に何の関係が?」

QB「あまりに君の挙動がおかしいんだ。」

吉岡「…」

QB「僕らに何かを隠しているのではないのかい?」
118以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:31:16.77 ID:2naAO9/P0
吉岡「それはどういうことかな?」

QB「君が今までに訪れた場所の中で気になる点があったんだ。

    まず吉岡の幼少時代に接点があった人物宅、若しくはその人達が乗っていた電車、そして一時間前に寄った吉本本社。」

吉岡「それが?」

QB「これらは君が退出または降車したのちに事故、火災や事件が発生したんだ。これほど重なると偶然だなんて思えないだろう?」

吉岡「吉本本社…」

QB「おやおや…まだしらばっくれるとはね。全て君の仕業なんだろう?

    魔法芸人の存在自体がこのような出来事になる要因を蒔き散らすとは考えにくい。」


QB「若しや君は既に魔法芸人ではないんじゃないかな?」


吉岡「仮にそうだとしても手遅れやし、

     それにお前にそのことが発覚したとしてもお前はなんの拘束力も持たないはず」

QB「こうなることも見通していたんだね…君がこんなにも上手い役者だったとは。

    だとすると…。」
119以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:35:12.30 ID:2naAO9/P0
QB「(あの時の岡崎の発言も、これが事実ならすべてつながる…)」

〜楽屋内・徹子化寸前〜


――――(岡崎)挟み撃ち、

      (QB)…?

      (岡崎)これまで、俺に差し掛かってきた不幸はお前の仕業やろ…?

          ただでさえ追い詰められとるのに、先生までも…

      (QB)吉岡が…?

      (岡崎)奴には近づくな。信頼したら終り…うg、うああああ!!!

      (QB)お…、岡崎


――ピシッ――


     グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!―――――――
120以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:41:21.81 ID:A4fjpZQU0
しえ
121以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:46:11.06 ID:2naAO9/P0
〜新宿・吉本本社(全焼中)〜

QB「これが…君のしたかったことかい?」

吉岡「…」

ゴオオオオオオオオオオオオッ



〜川島到着〜

川島「何やこれ…ここほんまに吉本なん?」

QB「君も来たか…。ほんの一瞬の出来事だったみたいだね。中にいた人々も全滅だろう。」

川島「そんな…」

QB「君はどうしてここに?」

川島「田村の日記に書いてあったんや。誰かの存在が災害を引き起こしてるんではないかって…

     元凶となるその誰かが…俺の身近にいるかもしれへんねや」

QB「信じたくないだろうけど、それが正解だ。」

QB「この徹子が、今世紀史上最恐になりそうだね…。」


吉岡「…ティヒヒ」
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:51:07.07 ID:2naAO9/P0
川島「もしホンマに大吉さんが…徹子なら、姿形が変わっているはずじゃ…!」

QB「僕も徹子の数はごまんと見てきたけど、

    人間の容姿のままの徹子はこれが初めてだよ…。」


QB「徹子は魔法芸人が抱えきれなくなった憎しみ、不安などの負の感情が実体化したもので、

    その実体化するときの殆どの魔法芸人は精神崩壊や自我の損失をもたらす。

     だが徹子化した吉岡は自我も失わず、精神状態も極めて安定している。

      彼のメンタリティはどんなに大きなショックを与えたとしてもそれに反応したり絶望することもなく、

       ただ受容する能力しか持っていないと成し得ない。」


川島「もうそれは人間離れしているっていうことなん…?」

QB「そういった方が正しいかもしれないね。

    吉岡は徹子化するずっと前から、負の感情と戯れ強さを養っていたのだろう。」
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 18:55:32.74 ID:2naAO9/P0
〜新宿某所・全員集合〜

田中「ぅえぇ〜〜!?いきなり戦うのぉ〜!!?」ジタバタ

QB「入って早々だけど、かなり強い相手と戦ってもらう。」

藤本「ええー!ちょっと待ってえなー!!」

拓「…」

川島「鈴木さん…俺、やっぱ」

拓「心配すんなよ」

川島「え?」

拓「徹子の姿がどうあれ、俺達3人が仕留める。

    それに、お前には一生分の幸せが約束されてんだぜ?

     そんな幸せな人生をQBごときに使っちまうだなんて俺にはもったいなさすぎる」

川島「!?何でそれを…?」

拓「田村の願い事盗み聞きしてた。そんじゃな、お前は避難してろよ」 シュタッ


QB「(徹子が徹子空間をはみ出して現実世界でも生息可能となると、

    それだけ力も強いことが予測される。だけどどれほどのレベルかは未知数だ。)」
124以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:01:10.17 ID:2naAO9/P0
〜新宿・元吉本本社(焼野原)〜

拓「さっきまですごかった火が消えてる!人もいねえじゃん…」


QB「どうやら徹子はここを戦場にするみたいだ。」


藤本「おおおおおおいっ!!!大吉ぃ!!!!早よ出て来んかいぃぃ!!!」


QB「正しくは吉岡だったもの、だけどね。いつ攻撃してくるかわからない。気をつけて!」


藤本「堂々とでてk(ry バシューーーーーーーーーーーーーーーーーーン ゴオオッ




パチパチメラメラパチパチメラメラパチパチメラメラパチパチメラメラパチパチメラメラパチパチメラメラパチパチメラメラパチパチメラメラ

                      (フジモンの燃える音↑)

拓「」


田中「」


QB「」
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:05:27.20 ID:2naAO9/P0
田中「いやああああっ!!!ちょっと〜〜!!」バタバタバタバタ

拓「やだよやだよやだよやだよやだよやだよやだよ、あんなんなるのおおおおおお!!!

   たすけて塚っちゃあああああああああああああああああぁぁぁぁん!!!」

QB「二人とも落ち着いて!一先ず退散だ!」


〜新宿区内(=徹子の結界内)〜

川島「ケータイの電波も圏外…」


川島「誰もおらんし…」


川島「時間が進まへんてことは、」


吉岡(徹子)「当然、逃亡範囲も狭まるよな」

川島「その声は…」
126以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:11:12.27 ID:2naAO9/P0
吉岡(徹子)「あの邪魔者達も遠くに行ったところで、川島君には色々と話しておきたいことがあるけん」

吉岡(徹子)「勿論、乗ってくれると?」

川島「そんな誘い、馬鹿でもない限り乗るわけないでしょ!?」


吉岡(徹子)「まあ…言う通りなんやけどね。

     現在あの3人は俺の使い魔との戦闘のためここへ来ることは出来なかね。

      そのうえここは、川島君と魔法芸人3人以外の一般人には干渉されない場所にしてある。

       よってお前がこの範囲から逃亡することはまず不可能たい」



川島「ぐぬぬ…」
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:14:12.85 ID:2naAO9/P0
〜吉本本社前〜

田中「フジモンさあ〜〜〜〜ん…どうしてすぐ散っちゃうんですかあぁ〜〜!!」

拓「な〜んでこうも強いんだよ…!アイツは!」

QB「いや、あれは使い魔によるダミー攻撃だ!」

拓「えぇ!?じゃあ本物の徹子は!?」

QB「川島を捜しているのかも…」

田中「えぇ〜俺たち釣られたのぉ〜」

拓「そういうこともっと早く言えよぉ!!」
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:20:39.62 ID:2naAO9/P0
川島「ならなぜ…、何故徹子になってまで人を殺したかったんですか?」

吉岡(徹子)「ストレートに言ったら損か得か、よ。

      人間のままでいられる代わりに殺人を犯して捕まるか、

       それとも徹子になって思いのまま殺戮しても御咎めなしになるか。

        この二つのどっちがよかかって言ったら?迷わず俺は後者ば選んだと」

川島「人を殺す必要なんてない!そんなこと大吉さんはしたくなかった筈ですよ…」

吉岡(徹子)「お前は表面的な部分だけを見ているからそんなこと言えんと!

      自分はこの身分になるために契約したも同然ばい。」

川島「だって…華丸さんの怪我は…」

吉岡(徹子)「ただ単にすんなり契約できる口実が欲しかっただけやけん。

      『○○のために』ってゆうときゃ怪しまれることも無か」

川島「こんなの…大吉さんやあらへん!!

     悪い冗談ですよね…?これはドッキリかなんかですよね?

      こんな…こんな大吉さんなんか見たくない!!!」
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:26:07.28 ID:2naAO9/P0
吉岡(徹子)「仕方なかよ。人は思い出の中でしか他人を理解できんのだから」

川島「うぅっ…華丸さんに暴行したのは…どうして?あの人は何も恨まれるような人じゃないですよね?」

吉岡(徹子)「確かにアイツには何の罪もなか。

     でも俺の能力を試したかった。

      そのため何度攻撃しても復活できる魔法芸人はとても素晴らしい実験材料やったと」


川島「それだけの理由で…?」

吉岡(徹子)「せやから俺が華丸を徹子化させたのは素直に認める」
130以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:31:15.00 ID:2naAO9/P0
川島「…ヘイポーさんは?」

吉岡(徹子)「いや…あの人は俺の行動にいち早く気付いてさ、

      行動に移されると目障りやから殺っといただけ」

川島「夢やろ…長すぎる夢や…早よ覚めろ…!!!」


吉岡(徹子)「だったら俺が、現実だってことを解からせてあげるよ」
ガシッ

吉岡(徹子)「一般人には手を上げないって覚悟したつもりやったんやけど…

      その覚悟より殺意が越したみたい…自分でも良く分からないや」 ポロポロ


川島「うっ…」


吉岡(徹子)「僕はもうこれ以上、優しくなんかなれない…」 ボソッ


ヒュッ!

川島「!!!!」
131以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:34:40.99 ID:2naAO9/P0
グゴゴゴゴゴッ!!

川島「!?」

拓「は…早く逃げろっ!この徹子は頭がイカレ過ぎてる!!」

田中「川島さん…!あとは俺たちに!」

川島「二人とも…すまない!!」 ダッ


吉岡(徹子)「チッ…」


〜〜〜〜〜〜〜〜

川島「ぜぇ…ぜぇ…」

川島「もう何が起こってんのか分からんわ…」

QB「僕も同じさ…全く訳が分からないよ」

川島「QB…」
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:40:09.93 ID:2naAO9/P0
川島「QBが混乱するなんて珍しいな」

QB「未曾有の事態だもん。無理はないよ。」

川島「QB」

QB「?」

川島「俺が魔法芸人になったら…アカンのかなあ…」

QB「どうしてそう思うんだい?」

川島「俺が契約しよかと心が揺らぐ度に、誰かが俺を引き留める。

    でも、それが優しさに聞こえなくなってきてん。

     なんていうか…その言葉に甘えてる自分がとんでもなく嫌になんねん…。」

QB「なら、今契約すればいいじゃないか。君は徹子に狙われた存在だ。自らの身が亡ぶ前に早く契約を!」

川島「くっ…」
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:44:33.15 ID:2naAO9/P0
――――(吉岡)願いをかなえた結果が悪かろうが、精神的に追い込まれようとも、

      どうか絶対に全ての事柄に存在意義を求めなるんじゃなか


      (拓)お前には一生分の幸せが約束されてんだぜ?

      そんな幸せな人生をQBごときに使っちまうだなんて俺にはもったいなさすぎる


      (田村)いつも頼りになる“アイツ”への恩返しの意味合いを込めて。
 
      「俺の願いは、俺の相方が平穏で尚且つ安全な日々を送れること」



      (吉岡)川島君、そんなリスクを背負ってでも叶えたい願いはあっとうと?――――――



<ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ



川島「…!」


QB「さあ、早く!」
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:50:27.65 ID:2naAO9/P0
川島「(田村…せっかく叶えてくれたのに…ごめんな…でも!!)」





川島「ふぅ…」



ナデナデ

QB「!!…いきなりどうしたんだい?僕を撫でたりなんかして。」

川島「お前には負けたよ。もう契約するしかあらへんやろ!」

QB「君もとうとう自暴自棄になったのかい?」

川島「ちゃうって。…大吉さんを助けたいから。あの人、僕はもうこれ以上、優しくなんかなれない…ってゆーてた。

     何か…訴えてる気がすんねん」

QB「万一そうだとしても徹子に心なんてものは皆無さ。」

川島「ま、お前が未だに見ぬ事実もあるってこと」

QB「そうかい。さて、願い事を!」
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:55:52.10 ID:jX6T71Ab0
さあ!
136以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 19:56:26.85 ID:2naAO9/P0
QB「それは…」

QB「流石に無理だよ…」

川島「頼む!!」ガバッ!


拓「なんでも叶えるんだろ!?叶えろよ!」

QB「っていつの間に…」

QB「そんなもの…キャッチコピーみたいなものだよ!」

田中「川島先輩が土下座してんだから了承してあげなよ〜〜!」ブンブン

QB「うぅ…三対一なんて卑怯だよ…」

拓「じゃあ賭ければいいじゃん!

   徹子を倒せたら叶える、倒せなかったらゲームオーバーって感じで」

田中「そうだよお〜〜〜!」

川島「…お願いだ、QB」

QB「ぐぬぬ…」



QB「…いいよ、賭けに出よう。これは特例だからね。」
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:00:22.86 ID:2naAO9/P0
川島「おわっ!!」

キラーーーン

パッ パッ キュピーーーーーーーーーーン!



拓「え゙」

田中「スーツかと思ったのにぃ…」

拓「メイド服とか…無いわー」

川島「えええええ!!ちょっとまてーーーな!!」

川島「貴様戦闘意欲盛り下げようと思ってんやろ!!」

QB「い、言うまでもなく川島の脳内が描いた姿さ!」

田中「うわあ〜〜…」

拓「お前そんな趣味だったのか…元カノm」デュクシィッ!!

川島「ちょ、田中のセーラー服に比べりゃまだましや!!」




QB「(フフッ……………おえー)」
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:02:17.10 ID:W7ypq+ka0
田中セーラー服なんかいwww
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:05:09.78 ID:2naAO9/P0
川島「それはそうと、徹子の行方はぁ!?///」

田中「あのお〜戦ってたら急に逃げちゃってえ〜〜」

拓「まーたなんか破壊させようとしてんじゃねーの??」

QB「新宿区内か…」

川島「一番近いテレビ局?」


川島・拓・田中「アルタ!!」

拓「今日金曜日だけど…いいとも誰が出てくんの?」

川島「…検索したらレギュラーは関根勤、草g剛、劇団ひとり、バナナマン(設楽統・日村勇紀)、木下優樹菜、生田竜聖…だって」

川島「これだとバナナマンに恨みを持っとる可能性が…」

田中「何でぇ〜」

川島「話すと長くなるわ」

拓「それっぽいな…で、ゲストは?」

川島「…えーと、ゲストは」


川島「平成ノブシコブシ、真鍋かおり…」
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:11:47.57 ID:A4fjpZQU0
しえ
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:11:54.82 ID:2naAO9/P0
拓「!!…となるとノブコブにも怒り持ってそうだな」

QB「今までの手法だと全部まとめて焼却する線が濃厚だね。」

川島「それってアカンやん!!急がなっ」ダッ!



田中「すげぇぇ〜!メイド服姿で走ってる〜〜!」バタバタ

拓「元カノパワーだな、ハハハ…(人のこた言えねえよおめーも)」


QB「ほらほら早く行くよ」
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:15:40.42 ID:2naAO9/P0
〜新宿アルタ内〜

設楽「…で、まだアルタの停電は直んないわけ?」

AD「点検も兼ねるとせいぜい一時間はかかるかと…」

徳井「どぉすrrるう?」

吉村「ここは電源回復を待つしかないッスね…」


〜廊下〜

眞鍋「えぇ…なんか暗すぎて怖いなあ…楽屋どこだっけ」

ガチャ

眞鍋「」 
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:20:34.97 ID:2naAO9/P0
〜アルタ前〜

川島「ここか…」

拓「まだ燃えてない…今が狙い時だな!」

QB「気をつけて!いきなり行動に出たら田村や藤本と同じ結末になる!」

拓「お、おう」

QB「裏口からまわろう!」

〜アルタ内〜

田中「えええ〜暗いんだけどお〜!?」

川島「(かおり…)」
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:26:38.36 ID:2naAO9/P0
ガサ…

一同「!?」

眞鍋「あれ…誰かいるの…?」

田中「あ〜!!眞鍋ちゃん久しぶりぃ〜!!」

眞鍋「あ、あはは…田中さんあ、相変わらずですね〜…でもなんで?」

拓「それは今言うのメンドいからまたあとでね」

眞鍋「その声はもしかして…鈴木拓さん?」


川島「…」

拓「おい、おめーも挨拶したらどうなんだよ?」

川島「…っ!!!!(首を横に振る)」ブンブンッ

田中「ちょ…幾らなんでも拓さんひどいですよぉ〜(ヒューヒュー♪)」

眞鍋「??」

QB「君たちそんなことしている場合じゃ…(ry ドガアアアアアアアッ!!!



川島・田中・拓「QBーーーーーーーーーー!!!!」
145以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:31:48.45 ID:2naAO9/P0
ジリジリパチパチ…

拓「やっべ!!すっかり業務忘れてた!!!」

眞鍋「え…何…?火事???何で燃えてんの?」

田中「QB燃えちゃったあ…どうしよ〜」

拓「寧ろ死んでくれたら万々歳なんだけどな…えーっと川島は眞鍋とその他の避難を頼む!!!」

眞鍋「“川島”…?もしかしt キャッ!!!」

川島「(チッ…暗闇ならって思てたんのにい!!鈴木のヤロー)…大人しくしてな///」 ギュッ

タッタッタッ…

田中「うわぁ〜〜!!すげ〜〜〜お姫様抱っこだよぉ〜〜!!」

拓「ひゅーひゅーひゅー」
146以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:40:39.52 ID:2naAO9/P0
??「QBの見る目も節穴やね」

拓「げっ」

田中「そんなところに…」

吉岡(徹子)「普通徹子にさせたいんなら感受性の高いやつを選ぶよねぇ??」

拓「はぁ…?」

吉岡(徹子)「眞鍋に取りついたエネルギーにすら感付けないお前らを徹子に育成しようたって、

      よほど時間を空費させたいんかねっこのカス獣ば」ゲシッ

QB「…ぅ」

拓「てことは…」




拓・田中「川島!!!!」
147以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:46:46.99 ID:2naAO9/P0
川島・眞鍋「!!!」

ゴオオオオオオッ

川島「遅かったか…」

眞鍋「八方ふさがり、だね」

川島「かおり…すまんな」

眞鍋「フフッ、明は昔から変わんないね」

川島「え」

眞鍋「メイド服。いつもあたしに着させたくせに、もう忘れたの?」

川島「それは…///」

眞鍋「でも、よかった。明と久しぶりに話せて」 ギュ

川島「馬鹿!よせや…」


田中「川島さぁ〜〜〜ん!!!そいつから逃げてぇ〜〜〜〜!!!!」

川島「え!!?」

田中「…ごめん!!!」

眞鍋「」 バシュッ!
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:52:10.19 ID:2naAO9/P0
〜新宿駅前〜

川島「何してくれんねん!!!」ガッ

田中「ぅえぇ〜〜〜!だってぇ〜〜〜〜〜」バタバタ

拓「しゃーねーだろ。あいつは徹子の操作で使い魔と同じ状態になった」

川島「お前らは他人事やからできんねや…こんなん無いわ…」




拓「はあ〜…徹子の言うとおりだな。QBには見る目がなさすぎる。何が突出した才能だよ、」

田中「ちょっとぉ…仲間内の争いは…」

拓「あぁもーチキショウ胸糞わりぃ!徹子倒しに行ってくる!!!」 ヒョイ

田中「ぅああ〜〜!!待ってくださいよぉ〜〜」









川島「かおり…俺、ホンマ何してんやろ…」 ウルッ
149以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 20:59:10.01 ID:A4fjpZQU0
しえ
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:00:41.05 ID:2naAO9/P0
〜アルタ(全焼)〜

吉岡(徹子)「ハハハ…ハハハハハ」ズドドド ブオオオオッ


拓「大吉さん…あんた」

吉岡(徹子)「……邪魔、せんといてくれんか」

拓「あんたをそんなやつにさせたのは何なんだよ…

   それは誰にも止められなかったのか…?

    あんたも混乱してんだろ…?今自分が何してんのかわかんねーんだろ?

     そんだけ人殺したんなら、そろそろ素直にはいたらどうなんだよ…」 ギュイーーーン ザザザザザ

吉岡(徹子)「いちいち語んなやks」 ドガッ ズバッ ヅシャ ドカーーーッ

拓「はぁ…はぁ…語んねーと俺の役がただのDQNだろーがっ

   …だったら、俺たちに何で眞鍋のことネタバラシしたんだよ…

    ホントは助けてほしいんだろぉ!」ズザッ ガッシャーーン

吉岡(徹子)「ったく…懲りないんやね」ギュオオオオオオオオオ



拓「くっそぉ!!駄目だ…一発も当んねえ」
151以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:05:40.65 ID:2naAO9/P0
〜一方〜

QB「確かに…僕のスカウト力は無能に近いのかもしれないね…。」

川島「QB…!」

QB「新しい個体だよ。やれやれ…調べると彼の影響で世界中にとんでもない災いを引き起こしているようだ。」


川島「ところでお前さ…俺と徹子どっちの味方なん?」

QB「そうだね…。普段なら徹子側の立場なのだろうけど…。

    この破壊力だと宇宙にまで悪影響を及ぼしかねない。

     となると、どのみち利益がないね…。

      だって、君が過去と未来全ての時間軸においてのインキュベータ絶滅っていうものだからさ。」

QB「だから僕はもう諦観するしかない。」



川島「俺も戦わなきゃ…。また現実から逃げとるわ…」

QB「ふう…こうなったら君の願いがかなうのを期待するしかないね。」
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:11:35.12 ID:2naAO9/P0
吉岡(徹子)「人数増やしても無駄やとあれほど…」 ズギュウウウウ

田中「うわあああっ!!!あちいいいいいいいいぃっ」ゴオゴオ



拓「田中ーっ!!…」グタッ


吉岡(徹子)「さっきの質問答えるよ…。簡単な理由たい。


      個人自主性の損失。ただそれだけ…。」

拓「何…」

吉岡(徹子)「昔からずっと…他人と同化して生きてきたと…。

      そうすれば、疎まれることもなくスムーズに生きてゆける。そう考えてね。

       そしたらホントにうまくやっていけたんよ。

        だから自分を消すことに身を委ねた。
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:15:32.45 ID:2naAO9/P0
         で、後になって気付いたばい。こうすることで生じる空虚や劣等感に。

          今までやってきたのは何なんやろってね」

田中「…」

吉岡(徹子)「次第に画一的な風潮を作り上げた社会に腹が立った。

      何食わぬ顔で人の自由、人の尊厳だなんてほざいとるやつらに堪らなく殺意が湧いてくるんだ…。」

拓「…」

拓「…ばーーーーっかじゃねえの??

   何が個人自主性の損失だよ!!そんな理由で人を燃やしてもいいと思ってんの?」

タッ

川島「鈴木さん…!」

田中「…」
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:19:29.27 ID:2naAO9/P0
吉岡(徹子)「説教するぐらいなら…



      黙ってよ…!」グオオオオオオオオッ!!

ガン グシッ ブチッ ズドーーーーーーーーーーンッ!!!

川島「鈴木さあん!!!!」



拓「俺のことはだいj…グハッ!」 グサ

川島「…このおおおおお!」シュッ チュドドドドドドドドッ

吉岡(徹子)「…」

田中「うおお〜〜〜〜!!」ブンブン


田中「攻撃が…ほとんど効いてない!!」


吉岡(徹子)「ッ!!」バンバンッ

拓「ぐああああっ!!!」ベチッ
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:23:31.43 ID:2naAO9/P0
川島「大吉さん…もうやめましょうよ!!!」カチッ


パアアンッ

吉岡(徹子)「…!!」ブシャッ


川島「やっと…命中した…!」

拓「今だっ!!!」ギューーーーン グゴゴゴゴ


ドガアアアアアアアッ!!


川島「鈴木さん…!そんなに魔力消費したら負荷が…」



拓「いいんだよ…俺にはおめーみたいな魔法芸人の才能もねえからさ…

   こうやって力で押し切るしか発揮できないし」 ヒュッ
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:27:17.31 ID:2naAO9/P0
バシューーーーーン!

拓「ぜぇぜぇ…」



拓「(今まで…ずっと人のことをただ忌まわしく思ってて

   でも、あんたの話聞いて…たまには、他人の為に行動することも悪くねえなって。

    そう思えたんだよ…あんたのせいだろ)」


拓「嘘だなんて…言わせるかよおおおおおぉ!!」ガッ


吉岡(徹子)「…!!」ギュイイイイィィィン

拓「!!!?」

ガラガラガッシャーーーン!!

川島「鈴木さあん!!!」

田中「天井が邪魔をして進めな〜い!!!」
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:31:18.87 ID:2naAO9/P0
拓「やっべ!囲まれた」

グシャ バシッ ゴゴゴゴッ

拓「うあああああああっ!!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜

川島「アカン…どないしよう…!」

田中「ぅえぇ〜!!どうすればいいのぉ〜!?」ジタバタ

〜〜〜〜〜〜〜〜

ブオオオオオッ

拓「ぐ…このままだとソウルジェムを潰されて終わりじゃん…」

拓「川島…田中…よく聞け」

>川島『鈴木さん!!今すぐ助けに…』

拓「援護はいらねえ…黙って俺の言う通りに行動しろ

   …今すぐアルタから離れろ!!」
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:34:06.15 ID:2naAO9/P0
>川島『けど…!そんなん』

拓「早くしろおお!!」

>川島『うぅ…鈴木さん、俺が必ず全員を救いますから…!』 ダッ


吉岡(徹子)「自己犠牲とか…いつの時代だよ」

拓「いいじゃん…偽善だろうが自己満足だろうが…」ストッ

バシューーーーーーーーーーーーーーッ

ドゴオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!

吉岡(徹子)「ぐあっ!!!」 ブシャッ


拓「(ソウルジェムの容量も限界寸前か…

   変なもん産み出す前に終わらさねーとな)」

拓「ぜぇ…ぜぇ…」

拓「(川島…おめえなら変えて見せろよな…)」 ヒュッ




        パキンッ
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:37:13.21 ID:2naAO9/P0
〜アルタ前〜

ドゴォッ

田中「あぁ…」 グスン

川島「…」



QB「そうこうしている暇もないよ!今が攻撃の狙い時だ!」

川島「…せやな。でも徹子はどこに…」





ヒュウウウウウウウ…




田中「うあぁ〜〜〜!!真上〜〜っ」

川島「不意打ちか!!」 ダッ
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:41:42.72 ID:2naAO9/P0
川島「うわあ…」

QB「あの爆発を受けてもあれほどの威力を発揮できるとは…。」

田中「すげぇ〜!!!なんか地面に大きな穴が開いてるんだけど〜〜」

QB「ここは地下道になっているのか…

   徹子が火炎弾とともに潜入していることも考えられるね。」

田中「ええ〜!?あん中飛び込むのぉ〜!」

川島「田中さんはここで待っててください」

QB「どうして…?一人では戦力は当然賄えないよ。」

川島「武力で駄目なら対話で勝たな…!」

QB「しかし一人では危険性が大きすぎる!それに徹子は素直に聞き入れるとは思えない。」

川島「俺が迷ってる間にも、犠牲になった人は大勢居る。

     だから俺自身で責任を取らせてくれ!」

QB「…仕方ない。ただし、不可能な場合ただちに退散するんだ。いいね?

    田中はここで待ってて」


田中「ぅえぇ〜〜!!てことは俺ぼっちじゃ〜〜ん…」
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:45:36.43 ID:2naAO9/P0
ヒョイッ

〜新宿サブナード内〜

川島「次はどこに行くつもりや」 タッ タッ タッ

QB「いや、恐らく君たち魔法芸人を全員始末する目的なんじゃないかな。」

川島「あの徹子…やけに挙動不審すぎるな…」

QB「彌縫策と見せかけて、寧ろ急な行動をとることで

    僕らの心理を操ることも狙いなんだろう。」

ヒュウウゥ


川島「ここに居ったか…!」

QB「あの扉の向こうにいるみたいだね…。」
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:49:10.67 ID:2naAO9/P0
QB「…本当に、やるのかい?」


川島「もう、逃げとうないんや…」


QB「どうして川島はそんなに吉岡のことを気にかけるの?」

川島「うーん…正直俺にも分からへんねん。

     でも、どこかで吉本に入るよりずっと昔、会ったことあるんちゃうかと思うて…」


川島「あと何か…大吉、もといあの徹子の言ってること…分かるような気がしてな

     何もかもが自分を遮るもんに見てまうねんな

      俺にもそういう時期があったし…」
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:52:27.81 ID:2naAO9/P0
川島「もしかしたら、あの人は俺がこのことを経験してるのを知ってて

     ここまで誘ってきたんちゃうか…

      なーんて、勝手に親近感を覚えてるだけかもしれへんけど」 ニコッ


川島「さて…じゃあな、QB。もう会えへんこと、楽しみにしてるからな」


QB「川島…」


ギギ…バタン
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 21:57:10.27 ID:2naAO9/P0
ゴオオオオオオオォォォォォォォ…




川島「大吉さん」

吉岡(徹子)「…」

川島「…こんなことやめません?大吉さん自身もつらいはず」


吉岡(徹子)「…黙れ」 ドドドドドドドドッ


ドカアアアアアアアアアッ!!!


川島「自己の喪失に気づいてくれはる人がいてほしかった、そうなんでしょ?」

吉岡(徹子)「分かりきったかのように…!!」 ザザザザッ


バキッ ゴオオオオオオオッ!!


川島「でも理解してくれた人はおったんじゃないんすか?」 タッ


吉岡(徹子)「…やめろ!」 ズドドドドドドッ
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:02:54.36 ID:2naAO9/P0
ズドォ!!

QB「装備も持たないなんて…無茶だ!!」

吉岡(徹子)「こ…これが俺の望んだ結末たい!」


フラッ…

川島「大事なものを…失ってでも?」


吉岡(徹子)「!!!!」


川島「徹子と化した華丸さんをみた大吉さん…どう回想しても、あれが演技だとは思えんかった


     本当は戻りたいんでしょ?後悔しているんですよね…!?」
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:08:26.14 ID:2naAO9/P0
ピシッ


吉岡(徹子)「お…俺はただ…

      反動の赴くままに行動していたかっただけばい!!」 ポロポロ

川島「…」 ニコッ

川島「あの日を取り戻しましょう…華丸さんといた、あの日に…」

吉岡(徹子)「ひっ…ぐぅ…俺は…なんてことを」


川島「大吉さんなら築けますよ…。自己と他者が共存できる人生を…」


ファアアアアアア…


吉岡(徹子)「うああああああああああっ!!!」


パキンッ


川島「!!!!」  
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:17:16.44 ID:2naAO9/P0
             || .|| .||                               || .|| .||
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      ―||||                                                |||―
      ..|||                                                 |||
      |||                                                  |||
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    .. ||||           .゛      、  ′     、 " .     ,  ′  .   ´ ,   、 |||
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――――(QB)徹子という悪感情の塊といえるべきものが

          良心に触れたとき、彼らは強烈な反応を起こし

           呪縛から解き放たれるようだね。

            僕らがまだ知らぬことは、たくさんあったのか――――


――――――――――川島、おめでとう。君の勝ちだ…
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:25:09.08 ID:2naAO9/P0
――――最近、よく変な夢を見る。

       一人の男が、なんかの魔物に話しかけるのを俺が傍観するだけ、という夢だ。

        そのあと魔物は街を覆うほどの巨大爆発して、

         その衝撃波がおれんとこ来る直前に決まって目が覚める。

――――――――――――――――――――――――――
          だけど夢なのに実際過去にあった気がするんだよねぇ〜〜〜…って

田中『ちょっと山根ぇ〜〜〜!!聞いてるぅ〜〜〜!?』

山根『えぇ…夢は夢だろ。にしても現実味がなさすぎだし』

田中『ぅえぇ〜〜!信じてよぉ〜〜〜』バタバタバタ

――――――――――――――――――――――――――

――――でも、俺等は誰かと戦っていたような…。

       その「俺ら」が誰なのか。未だに分からない。
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:25:50.23 ID:GwKUa50k0
うむ
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:31:35.53 ID:2naAO9/P0
〜某日〜

コンコンガチャ

ヘイポー「ふぇぇ〜〜!!待たせてごめんねぇ〜〜」


山根「うぉ、ヘイポーさんどうしたんすか?」

ヘイポー「それがさーココリコの二人が前番組の収録が押してるから遅れちゃうんだよねぇ〜」

田中「あ、俺たちは全然平気ですよぉ」

ヘイポー「そぉ〜?最悪30分待つかもだから、それじゃ!」


<バタン

山根「なんかヘイポーさん忙しそうだな…本でも読むか」 ペラ

田中「何の本〜?」

山根「え、ああこれ『ホームレスから富豪になるための137のコト/田村裕』ってやつ」

田中「ホームレスから富豪ぉ?なにそれぇ?」

山根「この田村って作家、『ホームレス中学生』でヒットした人だよ。

    でも自叙伝が売れなくなって遂に評論家とかコメンテーターの道に進んでるらしいけど」
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:33:59.29 ID:q9EYNmWZ0
川島って野生爆弾川島?
172麒 麟  川 島:2013/02/15(金) 22:35:48.52 ID:2naAO9/P0
コンコン

田中・山根「どぞ〜」

ガチャ

拓「おう」


田中「あれぇ?鈴木さんどうしたんすか〜」

拓「いやさぁ…アメブロ始めたんだけどさぁそしたらまた炎上しちゃってさぁ」



拓「だから炎上のエキスパートにアドバイスを…」

田中「えぇ〜〜!?なぁんでおれが炎上のエキスパートなのぉ〜〜??」

拓「だーーって世間でもよく炎上してんじゃん」

田中「そうですけどぉ…あれ」

拓「何だよ…」
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:39:37.12 ID:2naAO9/P0
田中「何か鈴木さんも夢の中に出てきたような…」

山根「またその話か…」

拓「え、何の話?」

山根「なんか最近よく見る夢のことでブツブツうるさいんすよ」

田中「あ、ヘイポーさんも出てきたかもぉ〜」 ボソ

山根「ほら、いつもこうなんです」


拓「ふーん…ま、いいやまたあとで」 バタン

田中「ヘイポーさん、鈴木さん、俺…だったかな」

山根「そういえばさ、魔物に話しかける男って誰なんだよ?」

田中「あ」

田中「確かに…誰だろぉ。」


田中「…あれぇ〜〜〜!?思い出せない〜〜助けて山根ぇ〜〜!」ブンブン

山根「しらねーよ」
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:44:07.63 ID:2naAO9/P0
〜某日・楽屋〜

岡崎「なあ、大吉先生(新聞を開きながら)」

吉岡「ん?」

岡崎「20年ぐらい前さ、京都駅のホームにおった学生…どうしとるかね?」

吉岡「え、何が」

岡崎「え、じゃなかよ!お前の暴走を止めてくれた、」

吉岡「ああ…あの子…」


吉岡「懐かしいな…けど、なんで?」

岡崎「20年たっても思い出すほど衝撃やったなあ、て」
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:47:37.67 ID:2naAO9/P0
〜1992年・京都駅〜

岡崎「落ち着かんと!!…ほら、他の人が見とるやろ」

吉岡「きさんに俺の気持ち何ざ分からんくせに…!!!」

岡崎「はぁ、まーた始まったと…」

マモナク、ヨンバンホームニ…

吉岡「…」 フラ

岡崎「おい…、お前何しとん!」



ダッ!!

岡崎「っ!!!!」

ガシッ

吉岡「…?」

??「大吉さん、でしたっけ。白線より先は危険ですよ」

岡崎「…誰や?」
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:52:30.35 ID:2naAO9/P0
??「自分の価値を見失うとは、大吉さんが思う予想とは真逆の効果をもたらすんです。

     そのままでいれば、他人も喪うことになりますよ。」

吉岡「君は…」

??「それじゃ…」 フゥッ



岡崎「何やアイツ…声かっこよかな…」

吉岡「お、おう」


〜〜〜〜〜〜〜〜


吉岡「今思えば随分とエキセントリックな奴やったな…」

岡崎「でも、あの言葉で救われたのも事実やろ?」

吉岡「うん…。大の大人が見知らぬ学生に助けられるとはね…」
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 22:57:51.76 ID:2naAO9/P0
〜渋谷・タクシー内〜

田村「今日は貴重なお話、ホンマにありがとうございました」

日村「いやいや…いいけど、俺の半生なんかで本出してくれるだなんて…」

田村「そんなことないですって〜」

日村「色々あったけど…

    今日初めて設楽のことについて人に話せたから、良かったよ」

田村「あまりに突然でしたもんね…」

日村「そん時仕事があったから嘘でいてほしいなんて思ってさ、

    ほんでその後は一日中『奇跡とか魔法さえありゃな』なんて思っちゃったりして…

     俺さ、こうやって人に話してやっと自覚したよ。

      奇跡も魔法もないから向き合わなきゃなって、な」


日村「って、ほんと俺他力本願すぎだよな…。馬鹿だよ…」

田村「…」
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 23:02:03.51 ID:2naAO9/P0
〜田村宅〜

田村「ふう…」 バサッ

田村「相方、か」

――――(日村)やっぱいなくなって初めて気付く、って本当なんだよなぁ…。

          日常のありがたみが良く分かったね。――――――――





田村「あーあ…お前のせいで」


田村「安定した生活が無くなってもうたやないか…

    消された存在になって、それでお前はそれでよかったん?」


田村「何も自分まで消えることはないやろ…全く…」


田村「でもな、そんなんでもこんな日常っていう幸せが戻ってきたんやで…」
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 23:07:18.25 ID:2naAO9/P0
吉岡「その子の名前って…なんやったっけ。思い出せん」

岡崎「あれ?当時名前も聞く前に去ったんじゃなか?」


吉岡「さあ…、でもどこか脳裏に焼き付いとるんよねぇ…」




岡崎「…あ」

――――――――――――
田中「思い出した…」
――――――――――――

吉岡「あいつの名は…」
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 23:12:33.93 ID:2naAO9/P0
〜〜〜〜〜〜〜〜
田村

お前が望んだ願い、

そっくりそのまま返すわ

〜〜〜〜〜〜〜〜





田村「危うく忘れるところやったわ

    日記に書いてくれて、ありがとな」





―川島。―



〜〜〜〜〜おわり〜〜〜〜〜
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 23:12:53.54 ID:A4fjpZQU0
お疲れ様
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/15(金) 23:15:40.18 ID:2naAO9/P0
岡崎(川平)「くぅ〜!疲れましたw これにて完結です!ムムッ!(キリッ)

   実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられた のが始まりでした

   本当は話のネタなかったのですが、ノー問題!!!←

   『ぜっっっったいに無駄にするわけには行かない(アタック)チャンスがそこにはあった』ので流行り のネタで挑んでみた所存ナンデス!!!

   以下、川島君達のみんなへのメッセジをかーくとーく!!」


吉岡「いやあ、皆さん見てくださってうれしゅうございます〜。…って華丸さん、川平さんのモノマネの途中で児玉さん挟んでましたよね 」

ヘイポー「ふぇぇいやーありがと! あ、編集さん俺が泣いてるシーンはカットで〜」

拓「見てくれたのは嬉しいけどさぁなーんか俺最初いつも悪役っぽいんすよねぇ〜」

田村「見てくれてありがとうございます! でも正直、影薄すぎひん??」

川島「いや〜主役をやらせていただきありがとうございます(ええ声)。因みに徹子さんどうでした??」


徹子(本物)「…」

徹子(本物)「あぁたたちよくそんな長々と、こういうことを人前でできるのね。すみませんね意味が全然分かんなくて、で、あのー魔法芸人?ですか?あれって…(ry」

岡崎・吉岡・ヘイポー・拓・田村・川島「」


本当の本当に終わり
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
面白かったよ
乙!