1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
まどか「えっ……?」
ほむら「ちょっと来なさい」
まどか「えっ? な、何か用かな? その……あ、暁美さん」
ほむら「用が無いのに呼ぶと思うのかしら?」
まどか「あっ、そ、そうだよね……ごめんなさい」ビクビク
ほむら「……そんなに時間は取らせないわ」
まどか「え、えと……」
さやか「ちょっと! まどか困らせてどうしたいのさ! 転校生!」
ほむら「あなたは引っ込んでなさい、美樹さやか。用があるのは鹿目まどかよ」
さやか「何の用か言ってみなさいよ。友達でもないのに何かも分からずに急に呼ばれて着いて行く訳ないじゃん」
まどか「ちょ、ちょっとさやかちゃん……」
さやか「まどかはちょっと黙ってて」
ほむら「はぁ……本当に迷惑ね、あなた」
さやか「何とでも言いなよ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:16:47.42 ID:7rlmU0uv0
はい
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:17:43.21 ID:20iXmmgtP
さやかちゃんがすべて察した上で妨害してる
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:25:15.82 ID:Pi23Pkr30
ほむら「……できれば席を外してくれると嬉しいのだけれど」
さやか「そっか、じゃあ絶対どこにも行かない」
ほむら「はぁ……美樹さやか、あなたは一体鹿目まどかの何? ヒーローか何かになったつもりなのかしら?」
さやか「ほんっと、あんたって性格悪いよね」イラッ
ほむら「呼び出すだけで突っかかってこられたら、文句の一つも言いたくなるわよ」
さやか「何の用か言えばいいじゃん。まどかを警戒させてどうしたいわけ?」
ほむら「あなたに知らせる必要はないわ。まどかと二人きりにしてくれたらまどかには用を伝えるつもりよ」
さやか「さっき伝えようとしなかったくせに」
ほむら「その時点では必要が無かったもの。でもまどかを警戒させてしまっているのなら、用件を伝えた上で着いて来て貰うわ」
さやか「……」
ほむら「もういいかしら? 言い返せないみたいだから、どいてくれる?」
さやか「……っこいつ」ギリギリ
まどか「さ、さやかちゃん……」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:28:29.39 ID:Pi23Pkr30
まどか「さやかちゃん、私なら大丈夫だから。ごめんね」
さやか「まどかが謝ることないっ!!」
まどか「あっ……えと」アタフタ
ほむら「美樹さやか。今度はあなたがまどかを困らせてしまっているわよ?」
さやか「くっ……。まどか!」
まどか「な、なに?」
さやか「変なことされたら、絶対私に言いなよ。絶対だからね」
まどか「う、うん……」
ほむら「はぁ……」
しえ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:35:13.94 ID:n8B5C82G0
くう〜
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:35:44.24 ID:Pi23Pkr30
さやか「じゃ、私行くから」
ほむら「いちいち宣言しなくてもいいわ。見たらわかるもの」
さやか「ッ!! じゃあね!! まどか!!」
まどか「あっ、う、うん!」
ほむら「……はぁ。そんなに信用ないのかしら、私」
まどか「あ、えっと、それで……あの、どうして私を呼んだの?」
ほむら「やっぱり、先に話した方がいいかしら?」
まどか「そ、その……できれば、そうしてくれた方が、嬉しいな、って」
ほむら「……わかったわ。鹿目まどか、今日が何の日かわかる?」
まどか「えっ? えっと……バ、バレンタイン?」
ほむら「そうね。あなたは誰かに渡したりはしたのかしら?」
まどか「そ、そんなっ! 私、そういうのは、ちょっと恥ずかしくて……」
ほむら「……そう。じゃあ逆に、貰ったりはしたのかしら?」
まどか「も、貰う……? その、さやかちゃんには、えっと、お友達同士で交換したりは、したけど」
ほむら「……そう」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:35:46.82 ID:n2CiHJCKO
疲
しえ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:43:12.33 ID:Pi23Pkr30
まどか「あ、暁美さんは……だ、誰かに渡したりするの?」
ほむら「そうね、そのつもりだわ」
まどか「っそ、そうなんだ! あ、暁美さん、とっても綺麗だし、きっと大丈夫だと思うな……。
って! 私にこんなこと言われてもって感じだよね……ご、ごめんね。お節介だよね」
ほむら「きっと大丈夫、ね……。ありがとう、まどか。勇気を貰ったわ」
まどか「えっ……」ドキッ
まどか「あ、そ、そんな! わ、私は別に……」カァ
ほむら「ところで、用件だったわね」
まどか「あっ、うん……」
ほむら「私、これからチョコレートを渡し行くの。それで、できればあなたに着いて来て貰えれば嬉しいのだけれど」
まどか「えっ!? わ、私なんか……その、い、いいの?」
ほむら「ええ。嫌だったらそもそも誘わないもの。どうかしら?」
まどか「う、うん……そ、それくらいなら」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:43:45.27 ID:6h477hqUP
どほむま
しえ
俺が家から出るまでにあと10レスは投下しろ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 05:52:21.21 ID:Pi23Pkr30
廊下
まどか(ど、どうしよう……良いよって言っちゃったけど、暁美さん、どんどん歩いて行っちゃう……)
まどか(というか、これからチョコレートを渡しに行くって……そんな大事な場面に私なんかが居ていいのかな?)
まどか(多分、相手の人も困っちゃうよね。私、邪魔にしかならないんじゃ……)
まどか(でも、暁美さんは着いて来て欲しいって言うし……うぅ、どうしたらいいかわかんないよ……)
ほむら「……」スタスタ
まどか「うぅ……」
ほむら「……どうかした?」クルッ
まどか「あっ、えっと……その」
ほむら「……」
まどか(や、やっぱり私、居ない方がいいんじゃないかな。迷惑、だよね。きっと……。
だって、 バレンタインデーのチョコって、特別なものだよね? そんなとこに私が居たら、暁美さんも相手の人も本当の気持ちを伝えにくいんじゃ……)
ほむら「まどか……?」
まどか「……ご、ごめんね、暁美さん。私やっぱり……ご、ごめんなさい!!」タッタッタッ
ほむら「えっ……ま、まどか!?」
しえ
はよおおおおおおおおおお
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:01:47.86 ID:Pi23Pkr30
ほむら「……」ポツーン
ほむら「どうして……私、何かまずいことしたかしら……」
ほむら「……」
さやか「転校生! どういうこと!?」
ほむら「……何の用かしら」
さやか「さっき、まどかがすっごい困った顔で走ってったとこ見ちゃったんだけど」
ほむら「……そう」
さやか「あんた、まどかに何したの」キッ
ほむら「……さあ、分からないわ」
さやか「ふざけんな!! 何もしてないのにまどかがあんなになるわけないじゃん!!」
ほむら「本当にわからないの、仕方ないじゃない。なんなら、あなたから聞いてくれないかしら?」
さやか「っ!! ……私、まどか探してくるから。転校生、もう二度とまどかに関わらないで」ダッ!!
ほむら「……はぁ、最悪ね」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:02:31.13 ID:C2jXJp4g0
さやかUzeeeeeeeeeeee!!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:04:10.62 ID:zfdje+280
さやか貴様まどかの彼氏気取りか
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:11:07.46 ID:Pi23Pkr30
ほむら「……とりあえず、教室に戻ろうかしら」
教室
ほむら「……」ガラッ
まどか「あっ」
さやか「……」
ほむら「……」
まどか「あっ、えとっ! その、暁美さん……さ、さっきは、ごめんね?」
さやか「まどか、謝ることないよ。さっ、帰ろ? あんまり遅くなると暗くなっちゃうし」
まどか「あっ、うん……で、でも」
さやか「いいから。また転校生に何されるかわからないよ」ギロッ
まどか「さ、さやかちゃん……」
ほむら「はぁ……仕方ないわね。もうここでいいわ。正直、想定していた最悪なシナリオだけれど」
まどか「えっ……?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:15:36.31 ID:IUsRa8g40
また無駄にさやかがウザくて異様にまどかがチョロい予定調和まみれの茶番か
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:18:20.29 ID:ziH8lBfr0
ほんとさやかはうざいな
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:19:00.93 ID:Pi23Pkr30
ほむら「鹿目まどか……」スタスタ
まどか「あっ、えっ? な、なに? 暁美さん……」
さやか「ちょっと、何する気!?」バッ
ほむら「私、あなたに言ったわよね? ある物を渡すのに、着いて来て欲しいって」
まどか「あっ、うん……」
ほむら「それを渡すのは、今日じゃないと意味がない。というのも、分かるわよね?」
まどか「そっ……だね。えっと、うん……」
ほむら「だからこそ、本当は二人きりで渡したかったのだけれど、
どっかのヒーロー様のせいで、こんな状況になってしまって申し訳ないわ」
さやか「……」キッ
ほむら「鹿目まどか……」
まどか「あっ、……は、はい」
ほむら「こ、これを……えっと……その」モジ
まどか「……な、なに?」
25 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】(1+0:15) :2013/02/14(木) 06:20:03.57 ID:FdjBnuzF0
ふむ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:21:55.68 ID:PKC1GLPk0
そう言うとほむらおもむろにパンツをずり降ろしその場で脱糞した
まどか「ほむらちゃん・・・こんなの絶対おかしいよ!」
ほむら「いいえ、これだけはあなたに見てほしいの・・・」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:25:35.22 ID:Pi23Pkr30
ほむら「こ、これ……」サッ
まどか「……ふ、袋?」
ほむら「う、……う……」
まどか「……暁美さん?」
ほむら「う、うう、うっ! 受け取りなさい!!」バッ
まどか「えっ?」
ほむら「い、いいから! 受け取りなさい!!」カァァ
まどか「えっ、あ、う、うん! えっと」
ほむら「よ、用件はそれだけよ! また明日」スタスタ
まどか「えっ、ちょ、ちょっと暁美さん!?」
さやか「……」ポカーン
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:27:11.21 ID:7ZX+/+FcO
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:27:32.73 ID:YaxmdcvP0
続けてくれ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:32:06.80 ID:Pi23Pkr30
まどか「な、ど、どうしたんだろう……」
さやか「……嘘でしょ」
まどか「さ、さやかちゃん?」
さやか「……あんた、本当にそれが何か分かってないの?」
まどか「えっ? えっと……な、なんの袋だろう? 開けてみてもいいのかな……」
さやか「いやいや、開けなくても分かるから」
まどか「えっ?」
さやか「どう考えてもチョコだよ、それ。正直信じらんない。あの転校生があんな顔するなんて……」
まどか「えっ、チョコって……えぇっ!?」
さやか「あんた、転校生に何したの……」
まどか「わ、わかんないよ!」
さやか「……」
まどか「ど、どうしよ……」
さやか(……待って、ということはつまり私最低だ……)
さやかちゃん最低可愛い
しえ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:37:54.56 ID:zfdje+280
そうだ、最低だ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:39:36.74 ID:Pi23Pkr30
さやか「……あ、あのー、まどか?」
まどか「な、なにっ? ど、どうしよ、えっ、チョコ? そ、そんなの私、初めてで、えっと」アタフタ
さやか「と、とりあえず落ち着いて! そのチョコにどんな思いが込められてるかわかんないけどさ、
単純に友達同士のチョコレートかもしれないでしょ?」
まどか「あ、そ、そっか……そうだよね。で、でもとりあえず、お返ししなきゃ!」
さやか「明日になっちゃうけどね……」
まどか「う、うん……もうチョコレート残ってないし、とりあえず今日帰って作らないと……」
さやか「……」
まどか「び、びっくりしたぁ……」
さやか「……私、明日転校生に謝らないと」
まどか「あっ、……う、うん、そうだね……」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:39:40.20 ID:PKC1GLPk0
ほむら「まどか・・・あなたのその髪のリボン一つ私に貸してくれるかしら?」
まどか「え?・・・いいけど・・・」
ほむらはそれを受け取ると先ほどひり出した自分の糞に可愛らしく巻きつけた
ほむら「はいまどか・・・バレンタイン」スッ
まどか「い、いらないよぉぉ〜そんなの!」
ほむら「あら?なぜかしら?何が気に食わないの?」
まどか「だ、だってそれ・・・ウンチじゃ・・・」
ほむら「いいえまどか、それは違うわ。私はこの日の為に一週間チョコレートしか口にしなかったわ。だったら今このひり出したものはチョコレート100%のはず、むしろ生チョコと言っても過言ではないわ・・・さあ、私の生チョコを受け取って」
しえ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:44:35.65 ID:MKptEE8T0
ほむらの無駄に高圧的で煽るような態度も大概だけどな
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:45:11.11 ID:Pi23Pkr30
ほむらのその言葉に、まどかはハッとした。
いくら見た目はウンチでも、成分はチョコ100%で、そこに込められたほむらちゃんの思いも、きっと100%なんだって。
まどか「ありがとうほむらちゃん……。私、ほむらちゃんの生チョコ、おいしくいただくね」
そういうとまどかは、つい先ほどほむらの体内から生み出されたそれを、何のためらいもなく口へと運んだ。
そして、一通り噛み締めたあと、それをゴクンと飲み込むと、まどかは
まどか「ほむらちゃんの思い、とっても伝わったよ」
と言って、聖母のように微笑んだ。
それを見たほむらも、とても暖かく、優しい表情をしていた。
ID4度見した
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:48:17.19 ID:Rm+kDuVH0
スカトロスレかよぉ!?
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:48:46.22 ID:RoIyqWZA0
まるで意味がわからんぞ!?
えっ!?あれ?
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:51:23.37 ID:9TLVYaT00
おい
おい
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 06:51:54.37 ID:zfdje+280
おい
おいマジで頼むよ普通に続けてくれ
続きはよ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:00:09.85 ID:Pi23Pkr30
さやか「……と、とりあえず、今日のところは帰ろっか、まどか」
まどか「う、うん……結構暗くなっちゃったね」
外
さやか「いやぁ……それにしてもたまげた。転校生、そんなそぶりあった?」
まどか「わ、わからないよ……私、そういうの多分疎いし」
さやか「私は……そもそも、転校生に対するイメージが最悪だっからね……。
でもさでもさ、あの高圧的な感じも問題あると思わない!?」
まどか「さ、さやかちゃん……」
さやか「あんな態度とられたら、警戒しちゃうよ、普通」
まどか「でも、ちゃんと謝らないとダメだからね?」
さやか「うっ……わ、わかってるって!」
まどか「でも、ちょっと、嬉しかったかも……。私、てっきり暁美さんに嫌われてると思ってたから。
そういうことは、無いって思ってもいいんだよね?」
さやか「いいでしょ。いやむしろかなり好かれてると思うけど……あの転校生がチョコ渡すなんて」
まどか「さやかちゃん、失礼だよ……」
しえ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:06:10.71 ID:Pi23Pkr30
さやか「あっ、ごめんまどか!」
まどか「えっ? ど、どうしたの?」
さやか「あまりの衝撃で忘れちゃってたけど、私今日恭介のとこに寄っていくんだった!」
まどか「あ、そ、そうなんだ……」
さやか「ってことでごめんねまどか! もう家すぐそこだし、大丈夫だよね?」
まどか「う、うん。さやかちゃんも、気をつけてね?」
さやか「うん! じゃまたね!」タッタッタッ
まどか「またね」
まどか(はぁ……なんだか、びっくりしすぎてまだふわふわしてるっていうか……)
まどか(あっ……そういえばさやかちゃん、上条くんにチョコ渡すのかな?)
まどか「ただいまー」ガチャ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:07:47.38 ID:yE33HCVP0
しえ
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:12:22.18 ID:Pi23Pkr30
病院
ガラッ
さやか「恭介、今平気?」
恭介「あ、さやか……いらっしゃい。平気だよ」
さやか「そっか……えと、お邪魔します」
恭介「あはは、どうしたんだい? なんだかいつものさやかより大人しいみたいだけど」
さやか「ちょ、それどういう意味?」
恭介「さやかは元気だからね。大人しいと体調でも悪いんじゃないかって、心配だよ」
さやか「そ、そんなっ! そんなことないって! ほら! 元気元気!」アタフタ
恭介「無理しなくったって大丈夫だよ。余計に気を遣わせちゃったみたいだね」
さやか「も、もうっ……。はぁ……でも本当に体調は平気だから」
恭介「そっか。じゃあどうして元気がないんだい?」
さやか「実は今日ね……」
恭介「うん」
しえ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:19:23.53 ID:Pi23Pkr30
恭介「へぇ、そんなことが」
さやか「そうなの、もうびっくりなんてもんじゃ無くって……」
恭介「さやかはちょっと早とちりだね」
さやか「そっ、それは……」
恭介「その子の話くらい聞いてあげてもいいじゃないか。最初から疑ってかかるのは、その子もちょっと悲しいと思うよ」
さやか「あの転校生が、悲しいねぇ……。はぁ……」
恭介「そんなに怖い人なのかい?」
さやか「怖いというか、何考えてんのかわかんないって感じ。でも、今日で印象変わっちゃったなー」
恭介「そっか。とりあえず明日きちんと謝って、仲直りするといいよ」
さやか「わ、わかりました……いくら転校生の態度が高圧的だったといえ、さやかちゃん確かに今回ばかりは反省してます」
恭介「うんうん」
さやか「って、これじゃなんか恭介が私の保護者みたいじゃん……」
恭介「あははっ」
しえ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:25:36.64 ID:Pi23Pkr30
さやか「あ、そ、それでさ……恭介」
恭介「ん? どうしたんだい?」
さやか「あっ、えっと……その」モジモジ
恭介「ん……?」
さやか「きょ、今日! ここに来た理由なんだけど」
恭介「お見舞いに来てくれたんじゃないのかい?」
さやか「も、もちろんそうだけど! えっと、実はもう一つ理由があって……」
恭介「もう一つ?」
さやか「う、うん……えっと、今日って、ほら、バレンタインデーでしょ?」
恭介「あ、うん、そうだね」
さやか「だ、だから……その、こ、これっ! つ、作ってきた、から……えっと、良かったら、その……食べて欲しいな〜、なんて!」カァァ
恭介「そ、それって、チョコレート……いいのかい?」
さやか「あ、当たり前じゃん! 恭介のために作ってきたんだから!」
恭介「あ、ありがとう……さやか。うん、大事に食べさせて貰うよ」
さやか「う、うん……」
シェーーーン
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:31:54.63 ID:Pi23Pkr30
さやか「じゃ、じゃあ、そういうことだから!」
恭介「あ、うん……」
さやか「ま、またねっ!」タッタッタッ
恭介「あっ……さやっ……行っちゃった」
外
さやか「う、うぅ〜、緊張したぁ〜……」ドキドキ
さやか(で、でも受け取ってくれて良かった……はぁ、安心した)
ほむら「……」
さやか「……あ」
ほむら「……あ」
さやか「て、転校生!?」
ほむら「……はぁ。今一番会いたくない顔に会ってしまったわ」
さやか「い、いちいちそんなこと言わなくてもいいじゃん!」
ほむら「……」キッ
さやか「うっ……」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:32:53.99 ID:loW44vBg0
逆にこっからさやほむになったら評価するわ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:34:46.36 ID:OZVmPnrj0
さやかとほむらはここまで険悪かな
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:40:09.57 ID:Q584eRgR0
恭さや
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:43:41.33 ID:Pi23Pkr30
ほむら「……それじゃ」スタスタ
さやか「あっ、ちょ、ちょっと待ちなよ! 転校生!」
ほむら「……何かしら。正直、今あなたと話したくなるような気分じゃないのだけれど」
さやか「そ、その……今日はごめん! 私、あんたを疑ってばっかりで……その。最低なこと、した、と思う。
ろくに話も聞かなかったし、あんたに対するイメージだけで、行動に移しちゃってた……だから、えと、謝る」
ほむら「……」
さやか「わ、私、今、恭介っていって、私の入院してる幼馴染なんだけど。
その恭介に、チョコ渡してきたんだ」
ほむら「……」
さやか「す、すっごく、ドキドキした……。すっごく、勇気がいったよ。ただ、チョコ渡すだけなのにね……。
で、でも、その時だけは、渡す瞬間だけは、二人っきりで居たいって思ったし、邪魔されたくないって思った……。
だから、私がいかに最低なことしたか、その、身に染みてわかったんだ……。
転校生もきっと、同じだったはずだから……」
さやか「だから……本当の本当にごめん!!」
ほむら「……」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:44:12.42 ID:YBS5+Bri0
さやかに腹パン
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:54:24.55 ID:Pi23Pkr30
ほむら「……はぁ」
さやか「……て、転校せ」
ほむら「あなたって、反省することができたのね」
さやか「なっ! で、できるわよそれくらい!!」
ほむら「正直、意外だわ。あなたの性格って、お節介で厄介で、鬱陶しいもの」
さやか「うっ……」
ほむら「その癖身勝手で、とても頑固。……でも、少しだけ考えが変わったわ」
さやか「えっ?」
ほむら「まあ……今日のことは水に流しましょう。私の態度も、良いとは言えなかったし。お互いに悪いところはあったもの」
さやか「て、転校生……!」
ほむら「それにしても……あなたにこうも誠心誠意謝られると、なんだか力が抜けるわね」
さやか「そ、そんなにか……」
ほむら「私のあなたに対するイメージって、最悪だもの。絶対に曲がらないはずの金属が、あっさり曲がってしまったら、拍子抜けするでしょう?」
さやか「いや、それは言いすぎでしょ」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 07:57:43.63 ID:Pi23Pkr30
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 08:04:14.77 ID:5NlSZZz6i
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 08:06:24.52 ID:QVEuVuvv0
ほむらが反省出来たのか〜とか言ってもただのブーメランじゃね
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 08:09:03.72 ID:hvP0GpPu0
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 08:32:23.75 ID:XvsuJSpcP
なんか1レスほど変なのが混ざってる気がするんだが
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 08:52:07.05 ID:yE33HCVP0
スカトロスレ
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/02/14(木) 08:55:21.75 ID:TW7R+RUj0
くぅ〜ツカレマシタwを見に来たのに
バレンタインまで友達にもならずにまどかの契約阻止なんて可能なの?