1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
・まどマギとエアマスターのSS。誰得
・両作品とも口調・性格がブレたりするかも
・SS初挑戦なのでクオリティはお察し
・完結…できるのか?
(路地裏)
ほむら「最近また不審な事件が起きていると聞くわ」
ほむら「なんでも人目に付きにくいところで喧嘩が多発しているとか」
ほむら「それも尋常でないレベルの戦いが…(流石に魔女との戦いには程遠いでしょうけど)」
ほむら「魔女の気配は感じられないけれど…調べてみたほうがいいかもしれないわね」
ほむら「あのインキュベーダーが何かを企んでいる可能性もあるし」
ほむら「早速怪しげな男を見つけたわ」
渺茫「…………お前は、ナンだ?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:29:16.75 ID:NZWDDKth0
知らんなあ
ヾ / < 仮面ライダー555が>
,. -ヤ'''カー、 /Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Yヾ
ー―ァ /r⌒|:::|⌒ヾ
_ノ オ{( |0| )} オオオォォォォ!!!!!
__,ヽ,ヾ,_|V|,_ノ、/ ,r-,,=
,゛==ゝ_ViV_ノ~i/ 〃 `ー―-、
/ /⌒`//´⌒c/^^^ ))))))))))
,,―イ {ー''"~{ {~゛`ー`/'`'~/ー--―'
)) ,./ゝ_/∧ゝ_ノ ノ
ー''" |ロ ロ |
人,_,人,_,人,_,人,_,
<
>>555ゲットだ>
どうしても書きたいならオチまで書き溜めて他所でやれ
どうしてもって程でもないなら書くのやめろ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:30:15.96 ID:GUodn8bB0
ほむら(随分と巨大な男ね、2メートル以上あるわ。筋肉の塊みたい)
ほむら(魔女のくちづけは見られない……だから、彼はただの人間)
ほむら(の――はずなのだけれど。異様な雰囲気ね……。スキンヘッドで顔に刺青とか、絶対に関わりたくないわ)
ほむら「……偶々通りかかっただけよ」スタスタ
渺茫「…………」ジロッ
ほむら「……貴方。人間……よね?」
渺茫「ヒトの域は越えている」
ほむら「…………(何この人こわい)」
渺茫「…………(この女……いや、気のせいか)」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:31:16.58 ID:GUodn8bB0
ほむら(私の第六感が非常にまずいと告げているわ。ここはそれに大人しく従いましょう)
ほむら「……そう。では、失礼」スタスタ
渺茫「…………」
深道「なんだあの女の子は……渺茫相手にまるで動じていない」
信彦「ただの女の子に渺茫のチカラが見抜けるかよ。気付かなかっただけじゃねーの」
深道「いや…あの女の子は確かに渺茫が『只者ではない』と見抜いていた。その上であの振る舞い――『本物』だ。是非ともランキングに招待したい」
信彦「ハア!? あんな子供をかよ。どうかしちまったのか、兄貴!?」
深道「お前やエアマスターだってそう変わらない歳だろう。だが戦える。エアマスターの強さ、お前も身を以って知っているんじゃないか?」
信彦「だけどよォ」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:31:21.54 ID:Rd3dmS2s0
先に後書きかいてよ
皆が見たいのはSSより後書きだから
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:32:00.63 ID:GUodn8bB0
深道「そんなに信じられないなら試してくればいい」
信彦「ハア!? もしアレがただの女の子だったらどうすんだよ。俺はまだ学校辞めたくないぜ」
深道「そのときは俺が手を回してやる。どうだ?」
信彦「……本気かよ、兄貴」チラッ
ほむら(こんな日は早くまどかに会いたいわ……)ウットリ
信彦「……どうなっても知らないぜ」ハア
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:32:02.60 ID:h8YkCobR0
こういうイントロ流行ってるのか?
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:32:38.82 ID:j0Dmcr5i0
くぅ〜w 俺君w 本当の本当に終わりですw
性格ブレててクオリティお察しで完結すら怪しい誰得クソスレって自分でわかってるのにわざわざ投下(笑)しにきたの?
それってつまり喧嘩売ってるってことだよね?
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:33:45.32 ID:GUodn8bB0
信彦「やあ、お嬢ちゃん」ザッ
ほむら「……。何の御用かしら(今度こそ噂の元が現れたのかしら。喧嘩慣れしてるようには見えないけれど)」
信彦「えーっと? 何の用かと言われると困るな。俺は本当は用なんてないんだけど、兄貴がうるさいから、だから俺と……つまり、えっと」
ほむら「……(あー、これはただのバカね)ナンパのつもりならやめていただきたいのだけれど」
信彦「あー、そうじゃなくて……。――あーもう! ホントにどうなっても知らないからな、兄貴! やってやるよ!」カチッ
ほむら「!(何か隠し持ってる! 変身――)」アセッ
さやか「あ、転校生じゃん。何してんの」
ほむら「!」
信彦「!」ササッ
やめろって言ってんだよ誰の許可得て書いてんだ殺すぞ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:34:38.33 ID:GUodn8bB0
ほむら「美樹、さやか……」
さやか「どうしたのさ、ハトが水鉄砲で打たれたような顔して」
ほむら「それを言うなら豆鉄砲、よ」
さやか「あはは! そうでした!」
信彦(おい兄貴、どうすりゃいいんだよこの状況!)
深道(すまん信彦、適当にごまかしてくれ)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:35:52.58 ID:GUodn8bB0
ほむら「……珍しいじゃない、あなたが一人で下校しているなんて」
さやか「あー、今日はまどかも仁美も用事があるみたいでさ。さやかちゃんは一人寂しく下校なのだー」
信彦(友達か……普通の元気な女の子って感じだな。これはますますただの女子中学生なんじゃないか? おいおいマジかよヤベえって)
さやか「ところで、このお兄さんは誰? 知り合い?」
信彦「!」
ほむら「さあ、知らない人よ(今も後ろ手に何かを隠し持っているわね。油断はできないわ)」
さやか「お兄さん、転校生に何の用だったの? もしかしてナンパ? やだー、転校生も隅に置けないなー」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:36:50.48 ID:GUodn8bB0
信彦「い、いや、お嬢ちゃん、別にそんなわけじゃなくて……熱ッ!」ヂヂッ
さやか「!?」
信彦(しまった、花火に点火してたんだった! 今ので火は消えたけど……イテテ、火傷しちまった)
信彦「な……何でもない。それじゃあ、俺、急いでるから」タタタッ
さやか「ふーん……変な人に絡まれてたんだね、転校生。ちょっとだけ同情するよ」
ほむら(花火を持っていたのね……でも、花火なんかでどうするつもりだったのかしら? まさかそれが武器ってことはないでしょうし)
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:38:13.15 ID:GUodn8bB0
信彦「イテテテ……ヒリヒリする。なあ兄貴、やっぱアレただの中学生だよ。あの髪の青い子が来るのが少しでも遅かったら俺犯罪者だったよ」
深道「そうか……ご苦労だったな、信彦(別の誰かをぶつけてみるか……そうすればおのずとあの子の正体も見えてくるだろう)」
杏子「くーっ! やっぱりマミの紅茶は格別だねえ! この一杯のために生きてる〜!」
マミ「紅茶をビールみたいに言わないの、佐倉さん」
QB「マミ、このクッキー美味しいね」モグモグ
マミ「でしょう? 今日のは自信作なんだから……ところで、何の話してたっけ?」
杏子「そりゃあマミの紅茶は絶品って話だろ」
マミ「そう言ってくれるのは嬉しいけど、そうじゃなくて。その前に、キュウベエが何か言ってなかった? 深道ランキングがどうとか」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:39:51.73 ID:GUodn8bB0
QB「ああ、その話かい。忘れてもらっても構わないよ、ちょっと小耳に挟んだ程度の、些細な話だからね」
杏子「なんだよそれ。気になるじゃねえか、聞かせろよ」
QB「さっき話したじゃないか……マミも、ちゃんと聞いてなかったのかい?」
マミ「ごめんなさい、佐倉さんとお茶会なんて久し振りだから、つい……」
QB(杏子とお茶会どころか家に誰かが来るのも久し振りなんだけど、それは黙っておいたほうがいいね)
QB「やれやれ……深道ランキングっていうのは、最近この辺りで流行っているらしい娯楽さ」
マミ「初めて聞くわね。ランキングって言うからには何かを競い合うの?」
QB「そうだね。ストリートファイトをして自分より上の順位の者に勝てば賞金とその順位が手に入るって仕組みみたいだ」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:41:50.51 ID:GUodn8bB0
杏子「賞金!? カネ貰えんのか!?」ガバッ
QB「もっとも、上位ランカーは賞金ではなく戦闘行為そのものを目的としているようだけどね。わけがわからないよ」
マミ「なんだか野蛮ね……ストリートファイトって、喧嘩ってことでしょ? クラスの男の子が好きそうな話ね」
杏子「いいじゃねえか、喧嘩上等だぜ! なあキュウベエ、そのナントカランキングってどこでやってんだ?」
QB「この街のいたるところで不定期に行なわれているみたいだよ。僕にも詳しいことは分からないけどね」
マミ「ダメよ佐倉さん、そんな乱暴なことしちゃ」
杏子「えー、だってよー、喧嘩して勝つだけでカネ貰えるんだぜー? 変身すれば楽勝だしよー」
QB「まあその通りではあるね。魔法少女の力なら、十分の一程度でも十分だろう」
杏子「だってよ! なあマミ、キュウベエもこう言ってるしさ、一緒に一旗揚げないか?」
マミ「といっても私、生活には困ってないのだけれど……」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:42:32.94 ID:janl/oaD0
・完結…できるのか?
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:43:26.47 ID:GUodn8bB0
杏子「なんだよー、つれねーなー」
杏子「あーあ、マミなら一緒に戦ってくれると思ったのになー!」
マミ「うっ…」ズキッ
杏子「残念だなー、マミにとっては、アタシなんかそんなに大事じゃなかったんだなー!」チラッ
マミ「ううっ…!」ズキズキッ
杏子「そっか……だったらもうマミんち来るのやめるよ。迷惑かけたくないしな……」チラチラッ
マミ「うううっ……わかったわよ。私も参加するわよ、そのランキング……」ショボン
杏子「よしきた!」グッ
QB「わけがわからないよ」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:45:13.20 ID:GUodn8bB0
(翌日、昼休み)
ほむら(昨日はよくわからない人間に二人も出会った……)
ほむら(この時間軸はどうなっているのかしら? あんな異様な人間、今まで一度だっていなかった……)
ほむら(魔女や使い魔とは関係がない……はずなのだけれど。何故か胸騒ぎがする……特にあの最初に出会った男は……)
さやか「へー、仁美もそれに参加してるんだ!」
ほむら(インキュベーダーのまどかに対するアプローチもこれまでに比べたら多くないし、一体何が起きているのかしら……)
さやか「すごいねー、もう11位にまで入ってるなんて!」
仁美「いえ、それほどではございませんわ」
さやか「ねえ仁美、よかったらその深道ランキングっていうのの試合、見せてくれない? 仁美が活躍してるとこ見てみたいな!」
仁美「活躍だなんて恥ずかしい……ただ運が良かっただけですわ」
ほむら「……一体何の話をしているのかしら……?」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:46:18.10 ID:/+/bJ6G20
くぅ〜疲れましたw これにて完結です!
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、まどか達のみんなへのメッセジをどぞ
まどか「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
さやか「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
マミ「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
京子「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
ほむら「・・・ありがと」ファサ
では、
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら、俺「皆さんありがとうございました!」
終
まどか、さやか、マミ、京子、ほむら「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:47:04.49 ID:GUodn8bB0
中沢「何の話って、そりゃ深道ランキングの話だよ」
ほむら「! 貴方は……! ……誰だったかしら」
中沢「中沢だよ……。まさか名前も覚えられてなかったなんて……隣の席なのに……」グスン
ほむら「そんなことはどうでもいいわ。その深道ランキングについて教えなさい」
中沢「わ、わかったよ……」
・
・
・
ほむら「……くだらないわね。いかにも美樹さやかが興味を持ちそうな話」
中沢(実は俺も深道ランキングに参加してるんだー、なんて言える空気じゃないな)
中沢「一桁ランカーは化物じみた連中らしいけど、下位ランカーはそうでもないみたいだぜ。だから最近は小遣い稼ぎ感覚でやる若者も多いとかなんとか」
中沢「まあスポーツとマジもんのストリートファイトの中間みたいなもんじゃないか?」
ほむら「実に浅はかね。美樹さやかのような軽率な人間にはお似合いよ」
まどか「ねえさやかちゃん仁美ちゃん、何の話してるの?」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:48:00.54 ID:GUodn8bB0
さやか「お、まどか! 遅かったじゃん、仁美がすっごく面白い話してたのに」
まどか「そうなの? それ私も聞きたいな」
フカミチランキングトイウモノガアリマシテー ヘー
ほむら「ふん、まどかがそんな野蛮なものに興味を示すはずがないわ……」
ヒトミハジュウイチイニハイッテテー スゴイネー
まどか「私もやってみたいなあ、それ!」
ほむら「!?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:49:28.87 ID:5HOIM+EwO
クロスはどうせ長くなるんだから速報でやればいいのでは・・・
エアマスターって知らんけどスレタイからまどほむ期待
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:51:14.46 ID:GUodn8bB0
>>26 S速でスレ立て弾かれたのは内緒だ。
まあスレ落ちまでに無理だったら後日そっちに立て直すかもしれない
ほむら「き、聞き間違いだわ……まどかがそんなことをしたがるなんてありえない」
仁美「深道ランキングには危険も伴いますわ。下位ランカー同士でも大怪我をすることはある……それでもやりたいのですか?」
さやか「うわ、なんか怖そう」
ほむら(そうよ、まどかに喧嘩なんかさせるわけにはいかないわ。まどかの可愛い顔に傷でも付こうものならその時点でループ確定よ……)
まどか「うん、やりたい!」
ほむら「即答!?」ブバッ
中沢(唾が飛んできたっ!? ありがとうございますっっっっっっ!!)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:53:15.58 ID:GUodn8bB0
まどか「確かにちょっと怖いけど……でも、最近の仁美ちゃん、すごく輝いてる」
まどか「今の話聞いてその理由が分かったよ、深道ランキングっていうのがあったからなんだね」
まどか「私も仁美ちゃんみたいに、なりたいな」
仁美「覚悟は……おありなのですね。なら今日の放課後、ランカーが集まる場所にご案内いたします」チラッ
中沢(! アイツ、まさか俺と闘(や)るつもりかよ……! 確かに俺はアイツの一つ上のランキング『10位』だけど……!)
ほむら(……今、私のほうを見たわね……私が話に耳を傾けていたことに気付いていた? どういうこと……)
さやか「いいの、まどか? やっぱりやめたほうが……」
ほむら(! そうよ美樹さやか! あなたもたまにはいいこと言うじゃない、見直したわ! 何が何でもまどかを止めるのよ!)グッ
仁美「上条君もランキングには参加しておりますわ」
さやか「私もやる!」
ほむら「シィーーーット!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:54:50.22 ID:GUodn8bB0
ほむら(こうなったら仕方ないわ……今、この場でまどかを説得するのはきっと難しい)
ほむら(放課後、後をつけて一人でいるところを捕まえる。これしかないわね)
中沢(どうしよう、確かに俺のほうがランクは上だけど、志筑の護身術は底知れないからな……放課後までに対策を講じないと)
中沢(しかしクラスメイトに二人もランカーがいるってだけで普段気まずいのに、これ以上増やすなよ……)
まどか「ということは、私とさやかちゃんはライバルだね!」
さやか「よーっし、恭介にいいとこ見せなくちゃ! まどか、悪いけど負けないよ!」
仁美「ふふ。お二人の健闘を心から祈っておりますわ」ニッコリ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 15:57:42.87 ID:GUodn8bB0
(夕方 喫茶店)
ウエイトレス「お待たせいたしました、コーヒーです」
深道「ああ、どうも」カタカタカタ
ウエイトレス「ごゆっくりお過ごしくださいませ」ペコリ
深道「……五つ星だな」チラッ
深道(かつて廃墟を舞台に行なった、大規模なバトルロイヤル――深道ランキングの極みとでも言うべき、深道ロイヤル)カタカタカタ
深道(数々の名勝負が生まれた――しかしあの戦いを最後に、二人の化物は――『エアマスター』と『十五漢渺茫』は消えた)カタカタカタ
深道(しかしあの奇妙な生物が俺の前に現れてから、深道ランキングに再び活気が戻ってきている)カタカタカタ
深道(気になるのは、最近になって頭角を現しているランカーが皆、年端もいかない少年少女ということだが――)カタカタカタ
深道(あの生物の思惑など関係ない。俺は全国の格闘技愛好家に向けて、深道ランキングというコンテンツを配信し続けるだけだ)カタカタカタ
深道(そう、これまでと同じように。もはや俺個人の目的はあの日あの廃墟で果たされたが、深道ランキングは続けなくてはならない)カタカタカタ
深道(ひとまず、今日のメインカードはコレだな)タタンッ!
深道ランキング10位 中沢
VS
深道ランキング11位 志筑仁美
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:00:17.98 ID:GUodn8bB0
(廃ビル前)
仁美「ここに深道ランキングの10位〜20位台の人間が集まっておりますの。しかし今回はデビュー戦となるお二人のために、もう少しランクが下の方も呼んでありますわ」
さやか「おっ、至れり尽くせりだねぇ」
仁美(近い将来、ちょうどいい踏み台に成長するかもしれない人材を緒戦で潰すわけにはいかないですわ)
まどか「なんだかお化けでも出そうなビルだね」
さやか「ところで仁美。その……恭介は……」
仁美「ええ、上条君も来られるはずですわ。彼は病み上がりにも関わらず、ついこの前復帰一戦目で12位に躍り出た、上位ランカー有力候補ですから」
さやか「……! やっぱり恭介は凄いんだ……!」
仁美(まあ、残念ながら彼が一桁ランカーになることは叶いませんけどね)ニヤリ
杏子「おー、なんだなんだ、お前らも来てたのかよ」
マミ「鹿目さんたちまで……」
QB「僕も付いてきたよ」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:00:48.46 ID:5HOIM+EwO
素直にまどほむならさるよけするよ?
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:01:01.72 ID:4LITJZMDO
このインキュベーターは闘争本能からエネルギー回収してんのか
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:02:46.61 ID:GUodn8bB0
とりあえず一つの区切りまでは書き切りたいな
SS速報移籍を考えるのはそれからにしよう……
まどか「マミさん!? マミさんもランキングに参加してたんですか!?」
マミ「いえ、私も佐倉さんも今日が初めてよ(深道ランキングってこんなに人気だったのね……知らなかったわ)」
まどか「そうなんですか……意外ですね、マミさんなら一桁ランカーって言われても信じてましたよ」
マミ「!?(つ、つまり、私がこのランキングで上位に上り詰めれば後輩たちの憧れの的に…! やるわ! 俄然やる気が湧いてきたわ!)」
杏子「なーなー早く行こうぜー」
ほむら(まどかを捕まえられるタイミングが無かったわ……)
ほむら(こうなったら変身して時間を止めて――)
???「違う……マキさんじゃ……ない」
ほむら「っ! 誰!? 私に何の用!?(気配に気付けなかった……!)」バッ
???「……呼んだのはアナタですよ。僕はアナタに『引き寄せられた』だけですから――」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:04:20.02 ID:GUodn8bB0
(廃ビル屋上)
仁美「ここが10位から20位までのランカーのたまり場ですわ」
河原「…………」
沢村「…………」
戸叶「…………」
中沢「…………(マジで来たのかよこいつら)」
さやか「ひぇー、怖そうな人たちがたくさんいる――って、中沢!?」
中沢「あはは……こんばんは、美樹さん」
まどか「中沢君も深道ランキングに参加してたんだね。仁美ちゃんも教えてくれたらよかったのに」
仁美「ふふふ……ごめんなさい。二人を驚かせようと思って黙っていたんですの。ねえ、中沢君」ニコリ
中沢「まあ、ね……(よく言うよ……。こっちはついさっきまで護身術対策、必死でやってたってのに……)」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:06:45.97 ID:GUodn8bB0
さやか「あれ? 恭介は?」キョロキョロ
仁美「そのうち来られると思いますわ」
杏子「へえー、思ったより強そうなヤツらじゃん。早速やっちゃっていいかな?」ワクワク
仁美「ふふ……ランカー同士の戦闘は自由。戦いたい相手がいればどうぞご自由に」
杏子「よっしゃ! マミ、あそこの強そうなヤツらやっちゃおうぜ!」グイッ
マミ「ちょっと佐倉さん……!」
仁美(よりにもよって河原さんと沢村さんの所に行くなんて……初陣からあの二人相手は同情を禁じ得ませんわ)
まどか「ねえ仁美ちゃん、私とさやかちゃんが戦うために呼んだ人たちって、あの人たちの中にはいないよね? その人たちも遅刻?」
仁美「そうですわね……もしかしたら怖気づいたのかもしれませんわ。あまり誇示したくはありませんが、ランク11位の私の呼びつけですもの」
???「誰が怖気づいたってんだこの野郎!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:09:08.52 ID:GUodn8bB0
月雄「ランキング11位だかなんだか知らねーが、俺の中に弱虫って虫は一匹もいねー。逃げはしねえぞ!」
麗一「そ、そうだ! 俺だってそうだぞ!」
さやか「えーっと。この、工事現場で働いてそうなお兄さんと、マウンテンバイクに乗った子供が、私とまどかの相手?」
仁美「そういうことになりますわね」
麗一「こっ…! 月雄さん、コイツらナメてますよ! やっちゃいましょうよ!」
月雄「オウ! おい志筑、首洗って待ってろよ!」
仁美「楽しみにしておりますわ」
仁美(武月雄さんは生まれつきの頑丈な体と土木作業で鍛えたパワーで戦うファイター)
仁美(三島麗一君はマウンテンバイクを自分の手足のように乗りこなし戦うファイター)
仁美(決して雑魚ではありませんわ。でも、彼らに勝てないようでは今日を最後に二人をランキングには関わらせないようにするしかない)
仁美(踏み台にする価値が無くなるというのもありますが、もちろん、純粋に友達として心配する気持ちもありますわ。危険すぎますもの)
仁美「ではお二人とも、組み合わせは自由に決めてよろしいですわ。私は私で戦いたい相手がおりますので」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:10:22.95 ID:GUodn8bB0
さやか「よしきた! まどか、どっちとやる!?(恭介がいないのは残念だけど、後で私の活躍を聞いてくれるよね!)」
まどか「うーん……私、さやかちゃんみたいに運動神経よくないし……そっちの自転車の人がいいな」
さやか「あ、まどかズルい! でも、他ならぬ親友の頼みだもんねー、いいよ、じゃそういうことで!(強そうなほうを倒したほうが恭介も褒めてくれるよね!)」
麗一「アイツら……俺のことバカにしてる……コケにされてる……!」シクシク
月雄「泣くな麗一! チャリに乗ったお前はエアマスターより速いんだろうが! ドンとやってやれ!」
麗一「そうっすよね……! 俺、弱くないですよね……むしろ強いっすよね……! ウシ! やるぞぉぉ!」
仁美(上条君も暁美さんも遅れているようですね……仕方ありませんわ、妥協しておきましょう)
仁美「中沢君。実力はともかくとして、順位としてはあなたは一桁に最も近い位置にいる――あなたの深道ランキング『10位』の座、いただきますわ」
中沢「……っ。確かに俺はお前や上条ほど才能があるファイターじゃないさ…! だけどその分、俺は人知れず努力してきたんだ! 絶対に負けない!」
仁美「人にベラベラと話せる程度の『努力』は、努力とは呼べないのですよ、中沢君」
深道ランキング10位・中沢
VS
深道ランキング11位・志筑仁美
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:11:43.85 ID:GUodn8bB0
さやか「よーし、さやかちゃんの格好いいとこ見せちゃうぞー!」
月雄「女の子ブン殴るのは気が進まねえが……エアマスターみたいなのもいるしな。やってやらぁ!」
さやか(でもやっぱり、恭介に見ててもらいたかったなあ……)
深道ランキング初挑戦・美樹さやか
VS
深道ランキング22位・武月雄
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:13:03.16 ID:GUodn8bB0
麗一「……ていうかよぉ――俺のこと散々言ってるけど、お前戦えるのかよ! ただの女の子じゃねえのかよ!?」
まどか「ウェヒヒ、どうだろうね」
麗一「なんだコイツ……見てろぉぉぉぉ――――俺だってやれるんだッ!」コギコギコギコギ
深道ランキング初挑戦・鹿目まどか
VS
深道ランキング23位・三島麗一
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:13:56.27 ID:GUodn8bB0
杏子「よおアンタ、アタシと戦ってくれよ!」
沢村「女か……(エアマスターを思い出すな――あの女と戦ったのもこの場所だったか)」
杏子「不服か? 女だと思ってナメてると痛い目見るぜ?」
沢村「ああ……わかってる。だから最初から全力だ」スウッ…
杏子「!?(なんだこの構えは――カラテとかそういうのじゃないよな、アレ)」
沢村「俺は地の達人――『アスファルトマスター』。俺の戦闘スタイルは、ブレイクダンスをベースとしている」
深道ランキング初挑戦・佐倉杏子
VS
深道ランキング14位・沢村
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:14:43.92 ID:GUodn8bB0
マミ「えっと……佐倉さんがあのニット帽の人に勝負を挑んだから……私の相手は、あなた――ということに、なるのかしら」
河原「やめておけ。俺のパンチはどこからでも飛んでくる。その綺麗な顔をボコボコにされたくなけりゃあな」
マミ(どうしよう……こんなこと言ってるし。やっぱりやめたほうが――)
『そうなんですか……意外ですね、マミさんなら一桁ランカーって言われても信じてましたよ』
マミ(――!)
マミ「……いえ、残念ながらそうはならないわ。本当は、魔法少女の力をこんなことに使うのは気が進まないのだけど――」
河原「魔法? ハハハ! 俺のパンチは確かに魔法のようだが――お前も魔法が使えるっていうのか?」
マミ「ええ。やっぱり後輩たちの前じゃ、いいトコ見せないとね」
深道ランキング初挑戦・巴マミ
VS
深道ランキング13位・河原
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:15:21.32 ID:5HOIM+EwO
まどか未契約なの?
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:15:54.05 ID:GUodn8bB0
ほむら(屋上のほうから話し声が聞こえる、今にも戦いが始まろうとしているのが気配で分かる)
ほむら(一刻も早く駆けつけて、まどかを止めなきゃいけないのだけど――)
ほむら(この男は一体、何者なの? 得体の知れない男に出会うのは、昨日から数えてこれで三度目――)
???「アナタは不思議な人だ。姿はまるで違うのに――マキさんに、とてもよく似てる」
ほむら「……初対面でいきなりそんなことを言われても反応に困るわ。あなた、何者なの」
???「時田伸之介」
ほむら「(初めて聞く名前ね)……私は暁美ほむら。あなたの言う『マキさん』っていうのは、深道ランキングと関係があるの?」
ほむら(なんとなくだけど、昨日から出会った男たちは全員、深道ランキングに関係しているような気がする)
ほむら(これまでのループにはなかった流行――深道ランキング。それに魔法少女がこぞって参加することになるなんて)
ほむら(どう考えても――普通じゃない)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:17:08.52 ID:GUodn8bB0
時田「ええ。関係していた、というのが正しいでしょうけれど」
ほむら「過去形?」
時田「はい。マキさんはもう、――いないのですから」
ほむら「……っ(なんて哀しそうな目)」
時田「人違いをして失礼しました。深道ランキングに参加するのなら、気を付けてください。あのランキングには、凄まじい猛者が混じっています」サッ
ほむら「あ、ちょっと! ……行ってしまった。どういうことなの……?」
ほむら(奇妙な男たち、深道ランキング、『マキさん』――謎は増えるばかり)
ほむら「……とりあえず、このビルの屋上に行くしかないわね……」
ほむら(何はともあれまどかを止めないと。この時間軸の謎について調べるのはそれからよ)
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:21:44.22 ID:GUodn8bB0
ほむら(とりあえず変身して……と。こんな状況で変身するのは初めてね)
ほむら(さて、と。屋上まで一気に飛び上がってもいいけれど、ここは気配を殺して壁を登って……と)
・
・
・
ほむら(やっと着いたわ。えっと、とりあえずまどかを助――)
中沢「うわああああ!!」ゴキャッ
ほむら「!?」
ほむら(フェンスから身を乗り出そうとした瞬間、フェンスに中沢君が叩きつけられた!?)
ほむら(白目剥いてる……これは完全に意識を失っているわね……)
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:25:43.68 ID:GUodn8bB0
仁美「呆気ないですわね、中沢君。あなたは所詮、河原、沢村との連戦で疲弊していた上条君を倒して10位になったに過ぎない」
仁美「これじゃあ踏み台にもなりませんわ」
中沢「」
ほむら(……咄嗟に身を隠したけれど)
ほむら(他のみんなも激しく戦っているみたいだし、もう時間を止めるしかないわね)
・
・
・
ほむら「これは――どういうことなの――」
ほむら「美樹さやか、佐倉杏子、巴マミが変身しているのは分かるけれど」
ほむら「どうして、契約を交わしていないはずのまどかまで、魔法少女の姿に……?」
48 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】(1+0:15) :2013/01/24(木) 16:27:57.41 ID:5eh7tBN40
つまらんにも程があるぞ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:28:58.29 ID:l+J/LcdT0
最近まどかSS多い気がする
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:31:33.00 ID:GUodn8bB0
(数分前)
麗一「ギア全開――全力だぁぁぁぁ!!」
まどか「きゃっ!」ズザザッ
まどか「うう……痛い……」
麗一「どうした、戦ってみろよ!」キイイイ
まどか「……痛い……けど」スウッ
麗一「!?」
まどか「この肉体(からだ)でも十分、戦える」
麗一「なっ……!?(飛んだ!? これは――まさかエア――)」
麗一「ぐああ!」バキッ
QB「これは少しまずいことになっているね」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:35:29.45 ID:GUodn8bB0
QB「やあ、まどか」
まどか「…………」
QB「いや、今の君のことはこう呼んだほうがいいのかな。『エアマスター』と」
まどか「……違うよ、キュウベエ。それも正確じゃないよ。私は私だもの。鹿目まどかだよ」
QB「そうだね。ただ、『ありのままの』鹿目まどかなら、深道ランキングに参加したいなんて絶対に言い出さなかっただろうね」
QB「あの時点からもう、『エアマスター』が混じりつつあったのかな?」
まどか「わからないよ。ただ、仁美ちゃんから深道ランキングの話を聞いた辺りから、なんだか妙な感覚があって」
まどか「私、戦うどころかスポーツだってからっきしなのに」
まどか「まるで、自分以外の誰かが、私に直接働きかけてきているみたいに……」
QB「なるほど」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:41:39.57 ID:GUodn8bB0
QB「恐らくそれは、『エアマスター』の残留思念が君に宿ったんだろうね」
まどか「エアマスター……うん、私を動かした人の名前、だよね。それは何故か、分かってた」
QB「どうやら『エアマスター』が強く顕現しているときに、君は魔法少女の姿に変わるみたいだね」
QB「当初『エアマスター』は、相川摩季という少女に宿っていたんだ。そして彼女の二つ名でもあった」
QB「『エアマスター』は戦いを求め、強さを求めるおおよそ人間離れした化物さ。しかし彼女はそれを忌んだ」
QB「そしてもう一人の化物である『十五漢渺茫』との戦いで『エアマスター』を出し切り、捨てることで、普通の人間としての人生を取り戻したんだ」
QB「しかしその『エアマスター』がまさか未だに残っていて、君に宿るとは驚きだよ」
まどか「キュウベエ……私、これからどうすればいいのかな。今、こうして戦って、勝ったわけだけど」
まどか「こんなの全然、楽しくなんか、ないよ」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:48:41.02 ID:GUodn8bB0
QB「君が『エアマスター』を捨てたいというのなら簡単だ。僕と契約を」タァン
ほむら「それは……ありえない選択よ」
まどか「!? ほむらちゃん!?」
ほむら「どうやら今回もあなたが糸を引いているようね、インキュベーダー。答えてもらうわ、あなたの知っていることすべて」
QB「やれやれ、『エアマスター』の憑依は僕にとっても予想外の事態なんだよ。深道ランキングに君たち魔法少女を誘ったことは認めるけどね」
ほむら「その『エアマスター』をまどかから切り離す方法を、あなたは他にも知っているはず。教えてもらうわ」
QB「そうだね。かつて相川摩季がそうしたように、『エアマスター』を出し切ることができたらそれも不可能ではないかもね」
QB「要するに、戦って戦って戦って戦って――傷ついて傷ついて傷ついて、強くなって強くなって強くなって――また戦って」
QB「その繰り返しさ。そして、成長し切った『エアマスター』を、同じくらい巨大な怪物にぶつける」
ほむら(まさか……ワルプルギスの夜……!?)
QB「まあ、戦いたくないまどかの精神が、それまで保つかはわからないけどね」
ほむら「!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 16:56:56.60 ID:GUodn8bB0
QB「どうだい? まどかのためを思うなら、君はまどかを僕と契約させるべきだと思うんだけどね」
ほむら「そんなこと――」
まどか「……ほむらちゃん、私、やるよ」
ほむら「まどか!? ダメ、契約だけは絶対に――」
まどか「ううん。そうじゃない。私、戦う。人を傷つけたりとか、傷つけられたりとか……すごく怖いし、嫌だけど」
まどか「私は『エアマスター』を、最後まで責任持って育てるよ」
ほむら「まどか……」
さやか「いっけえええええええええ!!」ズバッ
月雄「うごああっ!」
さやか「楽勝楽勝!」
QB(深道ランキングによる強者同士の純度の高い闘争は、目覚しいエネルギーを生む)
QB(それが僕が深道と取引した理由。中でも十代、特に少女、もっといえば魔法少女同士の闘争は、何より強いエネルギーとなる)
QB(まどかたちが深道ランキングの舞台で戦い続けてくれるというのなら、僕としては願ったり叶ったりだ)
QB(まあ、それでもやっぱりまどかには契約をしてもらったほうが助かるんだけどね)
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 17:03:23.43 ID:GUodn8bB0
マミ「ティロ・フィナーレ! ……を、使うまでもなかったわね」
河原「」
杏子「ブレイクダンスっていうからどれほどのものかって思ったけど、思い切りスローだったな」
沢村「」
QB「あらかた戦いは終わったみたいだね」
QB(暁美ほむらはまだ気付いていないようだけど、深道ランキングの参加者は戦闘中、理性を少々奪われる仕組みになっている)
QB(僕がそうなるようにしたんだけどね。人目も憚らず変身したり、相手が意識を失うまで攻撃したり)
QB(そして理性が戻ってからも、そのときの行き過ぎた行動は一切疑問に思わないんだ)
QB(『エアマスター』が憑依していようがいまいが、深道ランキングに参加し続けていると、そのうちみんな戦闘にのめり込むようになる)
QB(まあ、効率よくエネルギーを回収するためのちょっとした仕掛けさ)
それから数年後――
まどかは戦い続け、深道ランキング1位の座に上り詰めた
そして育ちきった『エアマスター』を、ワルプルギスの夜を取り込んだ『十五漢渺茫』との戦いにおいて出し切り、普通の少女としての人生を取り戻した
さやかと仁美は上条を巡って決闘を行い、相打ちとなった
上条は自身を巡ってのその壮絶な戦いを見て目が覚め、深道ランキングから足を洗った
マミと杏子は深道ランキング3位と4位になった、両者の順位は時々入れ替わる
まどかを支え続けたほむらは深道ランキング2位となり、そしてまどかがエアマスターを捨てた直後にプロポーズした
QBは十分なエネルギーが集まったので地球から去っていった、深道は一人になっても変わらずランキングの運営を続けている
以前ほど盛況しなくはなったが、弟である信彦に支えられながらなんとか維持している
時田は十五漢渺茫との決戦を前にしたまどかの元に現れたが、ほむらとの死闘に敗れた
完
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 17:14:14.46 ID:HhT4OqqCT
え?おわり?
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 17:19:04.31 ID:5HOIM+EwO
乙
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 17:20:27.27 ID:NyFN48GB0
今来たが
>>1の前文ってコピペか?
凄く臭いんだが
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 17:41:50.42 ID:lDCdATNA0
ほむぅ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 18:02:43.22 ID:lDCdATNA0
こーい、ワルプルギスこーい
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 18:03:24.82 ID:DzlZtcMG0
なぜ途中で投げてしまうのか
ゴミすぎてコピペにもならない
二度と書かないことをオススメする
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 18:07:51.16 ID:e2wbICvm0
ワロタ
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 18:27:18.54 ID:lDCdATNA0
ほむほむ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 18:29:09.48 ID:3zUTBO+Q0
後書きが無いぞ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 18:33:25.29 ID:E2OWfrwi0
はや
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 18:49:44.18 ID:e2wbICvm0
後書きは?
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 19:02:06.91 ID:lDCdATNA0
ほむーっ!
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 19:14:24.27 ID:lDCdATNA0
homuhomu
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 19:27:43.82 ID:lDCdATNA0
こーい、ワルプルギスこーい
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 19:40:02.49 ID:lDCdATNA0
ほむほむ
完結したスレいつまでageてんの
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 19:42:29.90 ID:e2wbICvm0
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 19:53:22.60 ID:lDCdATNA0
ほ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 19:57:23.20 ID:rhZk2X8eO
うわー キャラ合わねー
これは早々に打ち切って正解だわ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 20:08:45.66 ID:lDCdATNA0
ほむほむ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 20:14:39.47 ID:e2wbICvm0
ほ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 20:25:10.13 ID:lDCdATNA0
こーい、ワルプルギスこーい
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 20:34:26.25 ID:e2wbICvm0
ほむほむほむほ
糞スレの方も落ちたみたいだしここも落とせば?
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 20:36:34.77 ID:TxBWPOq60
むなぐらドライバー
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 20:47:43.21 ID:lDCdATNA0
homuhomu
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 20:56:56.83 ID:lDCdATNA0
homu
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 21:05:06.52 ID:e2wbICvm0
むほ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 21:15:23.00 ID:lDCdATNA0
ほ
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 21:25:03.66 ID:e2wbICvm0
む
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 21:26:41.81 ID:wSFpnjRI0
ゴミがゴミを書いてゴミのように扱われるゴミスレにふさわしい末路
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 21:36:53.42 ID:lDCdATNA0
homuhomu
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 21:46:27.03 ID:lDCdATNA0
こーい、ワルプルギスこーい
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 21:56:41.69 ID:lDCdATNA0
homuhomu
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/24(木) 22:02:58.44 ID:TxBWPOq60
仁美「例えば貴方がたがその昔、幼いころ」
仁美「捨てられて凍えていた仔犬を助けたことがあるとしましょう」
仁美「でも死になさい」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほむほむ