ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら667.6

このエントリーをはてなブックマークに追加
1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
◆このスレは何?
ツンデレの妄想でひたすら萌え続ける場です。どんな形でもいいのでアナタのツンデレ妄想を垂れ流してください。
◆前スレ
ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら667.5
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358594799/
◆過去ログ置き場
http://www.tndr.info/
◆Wiki(過去ログ置き場以前の過去ログ・更新停止中のまとめ等もwiki参照)
http://www45.atwiki.jp/viptndr/pages/1.html
◆ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら 専用掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/computer/21510/
◆うpろだ
http://tunder.ktkr.net/up/
http://www.pic.to/ (携帯用)
◆お題作成機
http://f3.aaa.livedoor.jp/~fake/odai/sel.cgi
http://masa.s23.xrea.com/
http://maboshi.yh.land.to/tundere/
◆規制中の人向け、レス代行依頼スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/21510/1275069975
2落ちんのはえー:2013/01/19(土) 21:46:34.33 ID:QQRK9Cwa0
◆ツンデレって何?
「普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなってデレデレといちゃつく」ようなタイプのキャラクターのこと。
◆このスレでよく使われる人物設定
男:デフォルトネームは別府タカシ。ツンデレに色々したりされたりする。
アッパー:デフォルトネームは椎水かなみ。感情表現豊かな基本形。
ダウナー:デフォルトネームはちなみ。ローテンションで「……」を多用して喋る。
お嬢:デフォルトネームは神野りな。お嬢様口調。というかお嬢様。
老成:デフォはまつり。「纏」と書く。わしは?じゃのう等、古風かつジジ臭い言い回しをする。
尊大:デフォはみこと。「尊」と書く。自信に満ちあふれたような、偉ぶった言い回しをする。
関西:デフォはいずみ。関西弁で喋る。
ボクっ娘:ボクっ娘ツンデレ。一人称「ボク」。デフォルトネームは決まっていない。
勝気:気の強い男勝りツンデレ。デフォルトネームは決まってい(ry
無表情:無表情ツンデレ。デフォルトネームは決まっ(ry
中華:中華系ツンデレ。「??アル」といった言い回しをする。デフォルトネームは決(ry
幽霊:幽霊ツンデレ。憑依したりする。アッパーだったりダウナーだったりする。デフォルトネームは(ry

山田:クラスメイトとして使われることが多い。いわゆる友人A。なぜかVIPPER口調で描かれがち。
友子:クラスメイトとして使われる事が多い友人B。好奇心が強かったり世話好きだったりいろいろ。

※名前の由来などについてはまとめサイト参照

・上記の名前や設定はあくまでデフォルト。
・投下許可は求めなくていいですが、長編SSについては、投下前に宣言をしていただけると他のSSとのごちゃ混ぜ防止になるのでスレに優しいです。
・書き上がってから一斉投下してね。 書きながら投下はイクナイ。
・感想レスは励みになるので大歓迎。
・投下のタイミングは自分で見計らおう。投下直前にはリロードを心がけよう。
・もしスルーされても泣かないこと。
・投下後に殊更に感想を求めたり、レスが付かないからって自虐したりすると、ツンデレに嫌われます。
・みんなも多少のことは大目に見てスルーしよう
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 21:47:14.01 ID:QQRK9Cwa0
平日はこっちで活動中
ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら0.3
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1354321198/
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 21:50:06.91 ID:QQRK9Cwa0
ああああもう
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 21:51:43.01 ID:M+l7xwpw0
9分で落ちてた


風呂から上がって残ってたら続き投下するか
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 21:56:38.84 ID:QQRK9Cwa0
ちなみんとカラオケ行きたい
意外と澄んでて綺麗な歌声を死ぬほど褒めそやしたい
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:02:02.61 ID:QQRK9Cwa0
オペラばりのゴージャスな美声を遺憾なく発揮して満足気なお嬢かわいい
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:04:18.33 ID:QQRK9Cwa0
風呂保
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:12:22.65 ID:ISmzkOL20
10分友ちゃん
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:17:31.10 ID:wJNW0ANt0
おおっと
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:23:03.45 ID:blcAzTMJO
風呂からほ
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:29:28.83 ID:blcAzTMJO
みこちんと風呂からほ
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:39:18.19 ID:M+l7xwpw0
たあ
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:41:56.24 ID:M+l7xwpw0
落ちる寸前だったぜ


風呂から上がった途端 チキンレースは心臓に悪いwwwww
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:48:21.49 ID:QQRK9Cwa0
みこちんに「何十年も研究が続けられ、商業的にも大成功を収めているマッサージだよ!」とかいってマットプレイ仕込みたい
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:55:22.91 ID:M+l7xwpw0
いやむしろまつりさんに
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:56:53.79 ID:wCZr3KamO
お前らツンデレさんたちに何させるつもりだwwww
181/2:2013/01/19(土) 22:57:44.69 ID:ISmzkOL20
・今日も今日とて山田の家に編集作業しにやってきた友ちゃん
・部屋に入ると山田はベッドで寝息を立てていました
・ほっぺつんつんしたり、鼻つまんだりして寝てる山田にいたずらする友ちゃん
・どんなことしても起きない山田
・どこか幼さのある顔立ちの山田の寝顔を見てて、ちょっと身体が熱くなってきちゃった友ちゃん
・山田の顔に顔を近づけていく友ちゃん
・お互いの吐息が顔にかかるような距離にまで近づいて、そして…


「…なにしてんの友ちゃん」ぎゅっ
『ひゃっ!?や、やまだ、お、起きて…!?』
「…さんざんボクで遊んでくれちゃって、あんだけやられたら起きるよそりゃ」
『ね、寝たふりしてたの!?この、離しなさい!!』じたばた
「だーめ。ボクの質問に答えてくれるまで離さないよ」
『な、何よ…?」
「今、何しようとしてたの?」
『…っ!な、なんでもないわよ!』
「正直に答えないと、ずっとこのままだよ?」
『…ぅ…そんな真剣な表情、普段は見せないくせに…ずるい…』
「ほら、ちゃんと答えて。何をしようとしてたの?」
『…えっと…その…』
「うん?」
192/2:2013/01/19(土) 22:58:30.60 ID:ISmzkOL20
『…き、キスを…しようと…したの…』
「うん、それで?」
『それでって…それだけ…だけど…』
「だから、どうしてキスをしようとしたの?」
『そ、それを答えさせるの…?』
「うん、どうして?」
『はぅ…えと…山田の寝顔見てたら…胸がどきどきしてきちゃって…それで…』
「我慢出来なくなっちゃった?」
『…』こくん
「…そっか。よく正直に答えられたね。偉いよ」なでなで
『ぁ…んっ…』
「それじゃ約束通り、離してあげるね」ぱっ
『…ぅー…』
「あれ?友ちゃん、離れないの?」
『…うー、ばか山田…私にこんなことしといて…これで…終わり…なの…?』
「ん?」
『えっと…その…』もじもじ
「ちゃんと言わないとわからないよ?」
『…やぁ…今日の山田…意地悪だよぉ…』
「友ちゃんがあんまり可愛い反応するからさ。ほら、ちゃんと言わないとわかんないよ?」
『…えと…友子を…もっと…いじめて…?』
「…よく出来ました」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:59:06.99 ID:ISmzkOL20
友ちゃんみたいに勝気な子はたまに滅茶苦茶にしてやりたくなる
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 22:59:47.08 ID:wCZr3KamO
山田爆発しろ
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:04:18.48 ID:QQRK9Cwa0
>>19
友ちゃん死ぬほどかわいい
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:09:18.25 ID:ISmzkOL20
むふー
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:14:42.64 ID:QQRK9Cwa0
甘えられたがりなみこちんかわゆ
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2700.jpg
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:20:03.55 ID:M+l7xwpw0
>>19
俺のチ〇チ〇が爆発したwwww

>>24
これは押し倒したいレベルwwww


さて、前スレ予告通り、ボクッ娘委員長の続き5レス投下

一応前回までも
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2699.txt
261/5:2013/01/19(土) 23:20:45.85 ID:M+l7xwpw0
・受験を前に無理をし過ぎているツンデレ その2

 葉山さんと別れ、ボクは図書室に向かう。何となく周囲を気にしつつ、そっとドアを開
けると、さすがに始業式の日だけに、部屋の中は全く人気が無く、カウンターの中に司書
の図書委員と、そして読書や勉強の為のコーナーに一人、別府君が座ってイヤホンを耳に
付け、腕組みをしながら目を瞑っていた。ボクはそっと別府君の後ろに回ると、イヤホンを外す。
『こら』
「あん?」
 体を反り返らせ、逆さになった状態で別府君がボクを見上げた。
『人を待っているのに、イヤホンで音楽を聴きながら寝ているってどういう事? 失礼だ
よそれって』
 ムッとした顔でお説教をすると、別府君は体を起こして携帯音楽プレーヤーを操作して
音を止めた。
「いや。教室出る時にさ。委員長が葉山と何かしゃべってたから、長くなるかなーって思って」
『だからって、そんなだらしない格好で寝てる事ないでしょう? 参考書も問題集もノー
トも、何も出してないし。やる気ある訳? ボクは君と遊ぶ気なんてさらさらないんだけど』
 ちなみに別府君は、ブレザーの前は開けてワイシャツの裾も全部出し、ネクタイも引っ
掛けているだけという非常にルーズな格好をしているだけに、余計だらしなく見える。本
当に、副委員長とは思えない、あるまじき格好だ。
「やる気ないなら、最初から断わってるって。ただ、必要以上は勉強なんてめんどくさい
もの、したくもないからな。こうして空き時間は出来る限り寝ているんだよ」
『全く、相変わらずのサボリ魔なんだから。それでよく成績キープ出来てると思うよ。ホ
ント、世の中間違ってる』
 残念な事に、模試のトータルの結果ではボクよりも別府君の方が志望校判定では高い評
価を出している。もともと理数系志望の彼と、数学や物理が得意でないのに、別府君と一
緒のクラスで三年を過ごし、同じ大学を受験したいが為に理系を選択したボクとの、それ
が埋めがたい差となって現れており、ボクがお正月を返上してまでも勉強していた理由だった。
「委員長みたいにただ頑張ればいいってもんじゃない。コツを覚えて集中してやれば、短
時間でだってしっかり身に付くもんさ」
272/5:2013/01/19(土) 23:21:39.89 ID:M+l7xwpw0
 めんどくさそうに、お説教めいた事を言われても実に説得力が無いなと思ってしまう。
別府君は両腕を上げて大きく伸びをすると、首や肩を回して体をほぐす。
『だから、英語は最初から放棄してボクを頼るんだよね。全く……ボクは君の参考書じゃ
ないんだけど』
 何だかボクの頑張りをバカにされたようでちょっとムッとして、ボクはあてつけがまし
く文句を言った。しかし、別府君は全くお構い無しに勉強道具を広げ始める。
「だからその代わりに数学や物理を教えてやってるだろ。お互い様だ」
 それを言われると、こちらとしては返す言葉が無くなってしまうのが悔しかった。多分、
別府君がボクに英語を頼っている以上に、ボクは彼にその二つの科目は頼らざるを得ない
のだから。それに、ボクの場合は出来る限り別府君に聞く箇所を減らそうと分からないと
ころを必死に調べて、結構無駄な時間を過ごしているだけ、彼より効率も悪いんだと思う。
けれど、最初から頭を下げるのはやっぱり性分として出来なかった。
『もういいよ。こうやっておしゃべりしてるのも無駄なんでしょ? さっさと冬休みの成
果を出し合って、終わりにしちゃお』
 別府君の向かい側に回ると、ボクは荒々しくカバンを椅子の上に置き、その隣に座って
勉強道具を取り出す。今日のやる事は冬休み前に互いに出し合った苦手箇所の課題のチェッ
クと、勉強して分からなかったところを教え合う事だった。物理の問題集とバインダーを
カバンから出し、気合を入れようと小さく首を振って霞がかった頭をハッキリさせる。そ
こで顔を上げると、何故か別府君が、ジッとボクを注視していることに気が付いた。
『……え? 何? ボクの顔に何か付いてでもいるの? そんな風に人の顔をジッと見つ
めるなんて、失礼だし気持ち悪いんだけど』
 すると別府君は、小さく、何だか呆れたため息をついて、何故か責めるように質問してきた。
「委員長。昨夜は何時間、寝た?」
『へっ? えーと……よ……四時間……かな? 一応、ちゃんと寝てはいるけど、それが
どうかしたの?』
 戸惑いつつも、ボクは答えた。実は三時間弱しか寝ていないんだけど、つい一時間ほど
多めに答えてしまう。それに対して別府君はコメントを出さず、更に質問を重ねて来た。
「じゃあ、冬休みの間の平均睡眠時間はどれくらいだ? 大体なら分かるだろ?」
『ちょ、ちょっと待ってよ。何でそんな事聞くわけ? 女の子にプライベートの生活聞く
なんて失礼じゃない?』
283/5:2013/01/19(土) 23:23:14.92 ID:M+l7xwpw0
 たかが睡眠時間の話に失礼も何もあったもんじゃないと思うが、何故だか答えるのが嫌
で、ボクはそう聞き返してしまった。しかし別府君は不満そうに顔を曇らせると、うんざ
りした声で答えを催促してくる。
「別に毎日の事を根掘り葉掘り聞いてる訳じゃないだろ。平均でどんだけだって話で。そ
れが失礼だって言ったら、俺は委員長に何も聞けなくなるぞ。それとも、言いたくないよ
うな理由でもあるのか?」
 そう言われると、何だか隠す事がやましい事のように思えてしまい、ボクはブスッと口
を尖らせた。少し考えてから、ゆっくりと首を振る。
『別に。何で別府君にそんな事教えなくちゃいけないのか、納得が行かないから答えたく
ないってだけで、別に知られて困るような事じゃないよ』
 果たしてどんな意図で別府君がそんな事を聞いて来るのかと、ボクは少しドキドキしつ
つ答えを待った。すると別府君は、不意に一言、ボソリと言った。
「鏡」
『え?』
 何を言いたいのか分からず、怪訝そうな顔をすると、別府君はボクのカバンに視線を落
として、今度は省略せずに繰り返した。
「だから、鏡で自分の顔を見てみろって。女子だから、手鏡くらい持ってるだろ? そう
すりゃ、何でわざわざ俺がそんな事を気に留めてるのか、すぐ分かるから」
『何そのもったいぶった言い方。自分はそういうのめんどくさがるクセに、人にはいちい
ち指図するんだから』
 そう文句を言っても、別府君には全然効果が無いのは分かっているので、ボクは彼の見
守る前で、ハンドミラーを出して自分の顔を見た。いささか不健康そうな、相も変わらず
冴えない自分の顔が鏡に映る。女の子と一緒に勉強すると言っても、こんな子じゃあ別府
君の気持ちも萎えるのかな、などと自虐的な事をついつい考えつつ、ボクはハンドミラー
をしまう。
『見たよ。で、だからどうしたって言うの?』
 すると別府君は、呆れたような顔つきになってボクを窺うように見つめた。
「お前、自分で見て気付かないのか? こうやってあらためてマジマジと見つめると、ホ
ント酷い顔してるぞ」
294/5:2013/01/19(土) 23:24:50.30 ID:M+l7xwpw0
『ひ、酷い顔って……言うに事欠いて何てこと言う訳? いくらなんでもそれはひど過ぎ
るんじゃない?』
 思わず大声になって言い返しつつ、ボクは立ち上がって別府君を睨み付けた。確かに自
分だって可愛いとは思ってないけど、余りにストレートな物言いに、言いようの無い衝撃
を受けていた。しかし別府君は、慌てて立ち上がると、即座に手を前に出してボクを押し止める。
「ちょっと待て。早とちりするな。別に俺は顔の造作の事を言ってるんじゃない」
『早とちりも何もないでしょ? 人の事酷い顔だって言っておきながら……今更何言って
るの? 何を言いたいのか知らないけど、容姿の事には変わりないんでしょ? だったら
同じことじゃない』
 もはや、けんか腰になってボクは言い返す。正直、取り乱してここから出て行かないで
済んでいるのが不思議なくらいだ。多分余りの衝撃に、自分自身が追いついていないんだ
と思う。よりにもよって別府君から酷い顔だなんて言われるだなんて、ボクはショックで
まともに考える事すら出来ていなかった。そんなボクに、別府君は必死になって諭そうとする。
「だから、えーと……何て言うかな? 普段からブサイクだと思ってたら、いちいち今こ
のタイミングで言ったりしないって。つまりだな。その……そういう事じゃなくて、余り
にも疲れ切ったような、生気の無い顔をしてるとか、そういう事だ。だからまずは落ち着け」
 しかし、そう言われても、まだボクの気持ちは全然収まっていなかった。別府君が何か
必死で誤解を解こうとしているから、辛うじて押し止められてはいたが。
『生気の無い顔って、つまりボクが幽霊みたいだとかそういう事? 気持ち悪いって思っ
てるなら、どーぞそう思って下さい』
「だから違うって。そういう被害妄想はよせ。だからだな。その……あんまりにも疲れた
顔してるから、睡眠時間どれくらい取ってるのか知りたかったとか、それだけだ。てっき
り委員長自身も自分の顔が普段と全然違うって気付いてるとは思ってたけどな。だからそ
こで怒るとは思わなかったんだよ」
 そこまで言われて、ボクはそんなに違うものかともう一度ハンドミラーを開けて顔を映
してみた。しかし、自分ではそれほど疲れ切ってるかどうかなんて、判別出来なかった。
『そんな事ないと思うけど? どちらにしたって失礼極まりないよ。女の子を掴まえて酷
い顔だなんて。絶対口にしちゃいけない言葉だよ、それって』
305/5:2013/01/19(土) 23:25:47.69 ID:M+l7xwpw0
 ようやく別府君の言葉をまともに考えられるようになって、多少気持ちは収まったもの
の、まだ憤懣やるかたない気持ちで文句を言うと、別府君にしては珍しく、軽くではあっ
たが素直に頭を下げて来た。
「まあ、言い方が悪かったな。スマン。それと……一言言っておくけどな。普段、可愛い
と思ってる子ほど、疲れた顔とかしてると余計酷く見えるもんなんだよ。男目線で見ると、特にな」
『何それ? 可愛い子ほどって、ボクへの当てつけ……?』
 最初、可愛い子を引き合いに出されたのかと勘違いして文句を言おうと口を開きかけて、
しかし途中でその言葉が途切れてしまう。目の前の別府君の態度が、いつもとちょっと違
う事に違和感を覚えたからだ。不機嫌そうな顔でそっぽを向いているが、それは何だか、
照れているようにすら見える。
「バカかお前は。何でわざわざ謝った後に当て付けるような事言わなくちゃいけないんだ
よ。その……もうちょっと考えろ」
『バ、バカって……』
 文句を言おうと口を開きかけたが、最初の一言で、それは後から来る感情に飲み込まれ
てしまった。別府君の言わんとしている事に、ようやく気付いたからだ。
『か……可愛いって……その……ボクが?』


続く
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:31:23.05 ID:QQRK9Cwa0
ボクっ娘にぶいかわいい!
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:31:29.61 ID:wCZr3KamO
>>30
ツンデレを心配する男ってシチュエーションいいなぁ。GJ!
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:31:37.30 ID:M+l7xwpw0
保守はしとこう
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:37:18.48 ID:ISmzkOL20
かわー
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:37:35.94 ID:M+l7xwpw0
お題
つ・ツンデレがどこかに行っちゃったら
361/2:2013/01/19(土) 23:38:36.50 ID:wCZr3KamO
・凍った路面で足を滑らせたツンデレ

女「うわあぁっ!?」ツルッ
男「お?」
女「いった〜……朝から滑るなんて縁起悪いわぁ」
男「大丈夫か? お前らしくもないドジな転び方して」
女「あんたに心配されるなんて、私も終わってるわね……痛っ!」ズキッ
男「あーあ、足捻ったな。人の悪口言った天罰だ」
女「うっさい!!」ズキズキ
男「肩、貸そうか? その足じゃ学校着くまで難儀するだろ」
女「いらないわよ、あんただけ先に行けばいいでしょ!」
男「そうか……じゃあお先に!」スタターッ
女「あっ、ちょっと……信じらんない、本当に先行っちゃった!」
女「……しょうがない、一人で歩いてくか」ノソノソ
372/2:2013/01/19(土) 23:40:33.63 ID:wCZr3KamO
〜数分後〜

女「あー、痛ぁい……こりゃ学校遅刻しちゃうかもなぁ」
男「おーい、かなみー!!」タタタッ
女「あれ……タカシ? 先に行ったんじゃなかったの?」
男「んな薄情なことするかよ。俺一人じゃ手に余るから、強力な助っ人を用意してきたんだよ」
女「助っ人……って、もしかしてあんたの後ろのマッチョ集団?」
男「そうだ! 見よ、これぞわが校の誇る屈強なラグビー部員たちだ!」

ラグビー部員『ちぃーっす!!』

女「……あんた一体この人たちに何させたいの?」
男「決まってるだろ? 怪我人がいるから学校まで運ぶんだよ」
女「や、止めてよ恥ずかしい! 人の迷惑考えなさいよね!」
男「バカ野郎! この人たちはわざわざ俺の呼び掛けに応じて朝練を中断してくれたんだぞ!」
男「お前はその善意を不意にするつもりか? 大人しく運ばれとけ!」
女「うっ……」
男「それじゃ皆さん、よろしくお願いします!」

ラグビー部員『よっしゃあぁぁぁ!!!』

女「きゃああああ!?」グィグィ
男「わははは、これぞ本当の漢神輿じゃあ! それ、運べ運べぇい!」
女「きゃあぁぁぁぁぁ高いし怖いいぃぃぃぃぃ!!」
男「我慢だ、かなみ! 学校まであと少しだぞ!」

ラグビー部員『わっせ! わっせ!』

女(こ……こんなことになるなら肩借りとけば良かったぁ///)カァァッ
382/2:2013/01/19(土) 23:41:54.35 ID:wCZr3KamO
足をくじいたツンデレを、おんぶもお姫様抱っこも肩貸しもせず運ぶ方法を考えたらこうなった

自分で書いといてなんだがなんだこれ
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:46:33.33 ID:QQRK9Cwa0
どうしてこうなったww
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:50:40.44 ID:QQRK9Cwa0
つ ・虫愛づるツンデレ
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:57:29.16 ID:QQRK9Cwa0
昆虫・節足動物板たのしい
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/19(土) 23:59:30.56 ID:ISmzkOL20
石をひっくり返して逃げ惑うワラジムシやらなんやらを見て楽しむ幼女ちなみんと虫が苦手な男という妄想が
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/20(日) 00:01:26.85 ID:ukphfORHO
・霜

男「おぉ、見ろよ纏。霜が下りてる」
纏「おふぅ……通りで寒いはずじゃ。まだまだ油断はできんのぅ」
男「俺、霜柱壊すの好きなんだよな。そりゃっ!!」ザクッ
纏「こりゃ、止めぬか。はしたないぞ!」
男「纏も一緒にどうだ? 楽しいぞー」ザクザク
纏「お断りじゃ。昼には消えてなくなる物を、わざに壊す主の気がしれぬ」
男「そうは言っても、俺だってオトコノコですし」キャッキャ
纏「えぇい、止めろと言うておるに。せっかくの風情が台無しじゃ!」
男「しょうがない、纏にはすこぶる不評のようだから止めよ」
纏「がきんちょかえ、主は……」ハァ
男「そういや俺、霜を触った後に人肌で温めてもらうのも好きなんだよね」ワキワキ
纏「な、なんじゃその手は……何を考えておる」
男「ふふふ……纏ぃ! 俺の手を温めてくれぇ!」
纏「にゃあぁ!! その手で儂に触れるでない!!」
男「ふはは遅いぜ! つーかまえたっと!」ピタッ
纏「つ、冷たいではないか! 止めい、止めぬか、このっ!」ジタバタジタバタ
男「おー、纏の頬っぺたあったけー」
纏「人の面で暖を取るなぁっ!!」
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/20(日) 00:04:09.64 ID:cI5VEr+a0
とかなんとか言って、ほんとはまつりんも氷張った水たまりを踏み割るの好きだったりするんだろ!このこの!!
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/20(日) 00:07:07.03 ID:cI5VEr+a0
日替わり友ちゃんぺろぺろ
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/20(日) 00:13:01.93 ID:eB4kb0Kk0
年長的な落ち着きを見せるまつりんもいいし実は子供っぽいこと大好きなまつりんもいいなあ
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/20(日) 00:15:51.39 ID:0aMCTpJO0
>>38
これはヒドスwwwww
つかラグビー部親切だなwww


>>43
真っ赤に染まったまつりさんの頬が熱すぎて火傷しちゃいそうだな
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/20(日) 00:22:56.66 ID:eB4kb0Kk0
頭かくして尻もかくしてるけどなんか変なクワガタが居る
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2701.jpg
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
友ちゃんに悩殺されたい