承太郎「聖杯戦争?なんのことだ…?わからないな」-戦闘潮流-
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
続きです。支援ヨロ
前スレ:承太郎「聖杯戦争?なんのことだ…?わからないな」
〜エーデルフェルトの館〜
承太郎「さて、次こそキャスターをブチのめすとするか」
バゼット「そのことですが承太郎、キャスターの本拠地は既に把握しています」
承太郎「なに?」
バゼット「柳洞寺です。しかし、あそこの山門はもう一体のサーヴァントが守っている」
承太郎「何のサーヴァントだ?」
バゼット「アサシンのサーヴァント。格好は日本で言うサムライのようでしたね」
承太郎「剣士とは戦ったことがある。問題ねーぜ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:11:12.21 ID:7fydG+O60
まってた
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:12:06.13 ID:FZBAAgTk0
よっしゃ!!
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:14:48.86 ID:6C28OxHr0
ポルナレフ登場フラグか
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:15:12.78 ID:0HWQl+Qg0
バゼット「ですが、あの寺はもはやキャスターの要塞です。先に調べなければならないことがある」
承太郎「言ってみな」
バゼット「キャスターが街の住人から魔力を奪っている地域、陣地と言いますが、その範囲を知りたい」
承太郎「なぜだ?」
バゼット「それがわかれば、キャスターがどれだけ魔力を蓄えたかおおよその推測ができる」
承太郎「つまり戦力も推測可能ということか」
バゼット「そうです。それに承太郎、あなたは昨日ライダーと戦ったばかりだ。連戦は避けるべきでしょう」
承太郎「らしくない心配するもんじゃあねーぜ」
バゼット「…あなたが私をどう思ってるか一度聞いておくべきのようですね」ジトー
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:17:19.57 ID:uvmsUaUIi
支援
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:17:28.47 ID:0HWQl+Qg0
美綴「おはよう承太郎、バゼットさん」ガチャ
バゼット「おはよう、綾子」
承太郎「また来たのか、美綴」
美綴「なによ〜来ちゃいけないっての?ところで今日の予定は?せっかくの休日なんだけどさ」
バゼット「今日は街を散策するつもりです。まずは新都からでしょうか」
美綴「じゃあこの街の代表として、あたしが案内役になるとしよう」
バゼット「そうですか。ぜひお願いします」
承太郎「おいバゼット、大丈夫なのか?」ヒソヒソ
バゼット「昼間に襲撃を受けることはまずないでしょう。万が一の時には頼りにしてますよ、承太郎」ヒソヒソ
美綴「善は急げだ、さぁ出発!」ルンルン
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:18:05.56 ID:wz2b3L6q0
無敵のスタープラチナが英霊()にヤキを入れてくれると聞いて
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:19:47.22 ID:FZBAAgTk0
バゼットさんのジョジョ絵ありそう
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:20:27.27 ID:0HWQl+Qg0
〜新都〜
美綴「アレがヴェルデっていうデパート。そこそこ良いお店も入ってるから、まずはあそこを案内するよ」
バゼット「わかりました」
承太郎「おい」
バゼット「なんです?承太郎」
承太郎「調査はどうした」
バゼット「このデパートも立派な調査対象ですよ。大勢の人が集まるんですから」
承太郎「ぬう…」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:23:17.93 ID:0HWQl+Qg0
美綴「バゼットさん、何か足りない物とかある?」
バゼット「そうですね。スーツ類は何着も持ってきたのですが、下着が少し足りないことに気付きました」
美綴「じゃあちょうど見たいお店があったから、そこにしよう。あたしがバゼットさんに似合うのを選んであげるよ」
承太郎(居心地が悪いったらねーぜ…)
美綴「承太郎も一緒に選ぶ?」ニヤニヤ
承太郎「俺はここに入ってる喫茶店で時間でもつぶすぜ」
美綴「そう?じゃあまた後でね」
承太郎「やれやれだぜ…」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:27:47.99 ID:0HWQl+Qg0
イラッシャイマセー
承太郎「後で連れがくるんでな。4人席で頼む」
店員「かしこまりましたー。こちらにどうぞ」
承太郎「フウ、やっと人心地ついたぜ」
〜30分後〜
ガヤガヤ…
承太郎(いつの間にか店が混んできたな)
店員「すみません、お客さま」
承太郎「ん?」
店員「大変申し訳ありませんが、お連れの方がお見えになられるまで相席をお願いしてもかまいませんか?」
承太郎「構わないが」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:33:22.50 ID:0HWQl+Qg0
店員「ありがとうございます。お客さま、こちらです」
氷室「失礼する」
承太郎「気にするな」
氷室「…」
氷室(見たところ一昔前の不良のような出で立ちだが…読んでいるのは日本地図と世界地図、それと歴史年表か)
氷室(これはまた奇妙な組み合わせだな。面白い休日になりそうだ)ニヤリ
承太郎「…」
氷室「…」ジー
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:36:36.09 ID:0HWQl+Qg0
〜さらに30分後〜
美綴「おっ待たせ〜承太郎。…って、げぇっ氷室!なんで!?」
氷室「これはこれは美綴女史。こんな所で会うとは奇遇だな」
承太郎「遅かったな、美綴。知り合いか?」
美綴「ななっ…なんで氷室とお茶飲んでるの?」
氷室「さっきまで混んでいてね。私が後から相席した」
美綴(マ、マズイ…ある意味一番会いたくなかった人物…)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:39:05.30 ID:0HWQl+Qg0
氷室「私からも聞きたいのだが、お二人はどういったご関係なのかな?」キラーン
美綴「そそそそれはなんというか、色々と事情がありまして…」アタフタ
氷室「なるほど。美綴弟が最近姉の帰宅が遅いとボヤいていたが、これが原因か」ニヤリ
美綴(実典…帰ったらボコる)ゴゴゴゴゴ
バゼット「お待たせしました承太郎。ん?どうしたんです?」
氷室「ほう、これは確かに弟には説明できない複雑な関係のようだ」
美綴(誰かこのエセ探偵をなんとかして…)
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:39:13.60 ID:oIv5Brlj0
氷室って色黒女だっけ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:39:45.87 ID:JdvI7oo80
メガネの方やで
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:40:54.52 ID:Kh14ZLYJ0
小室哲哉しか思い浮かばない
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:44:12.24 ID:0HWQl+Qg0
氷室「なるほど。以前痴漢に襲われていたところを助けてもらったと」
美綴「そういうこと」
美綴(正確には痴女だったけど)
氷室「ところで空条氏。美綴のどこを気に入ったのか教えていただきたいのだが」
美綴「あっアンタ、さっきの説明のどこを聞いてたのよ!?」
承太郎「強いて言うなら、普段は気丈でサッパリしてる反面たまに女らしさを見せるとこか」
美綴「!!??」ボシュウゥゥ
氷室「りんごゲット」
バゼット「りんごですね」
承太郎「りんごだな」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:46:13.54 ID:0HWQl+Qg0
美綴「じょじょじょ承太郎!アンタなに言ってんの!?」
氷室「予想以上にいい関係を築いているようで、学友として嬉しい限りだよ」ニヤリ
バゼット「承太郎、私のことはどう思ってるんですか?」
美綴&氷室「「!?」」
美綴(も、モノスゴイ剛速球…)
氷室(豪腕だな…)
承太郎「そうだな…ズボラでどこかヌケているが、いざという時には頼りになるってとこか」
バゼット「前半部分は納得がいきませんが、終わりが良かったのでよしとしましょう」
美綴(え、もしかしてさっきのって本当にただ私の気に入ったところを言っただけ?あるぇー(・3・)?)ポカーン
氷室(これは一筋縄ではいかないタイプの男だぞ、美綴)ゴクリ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:48:02.32 ID:zyOUsSZG0
でも承太郎ってキャスターの好みのタイプど真ん中だよな
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:50:08.04 ID:0HWQl+Qg0
バゼット「ところで承太郎、何を読んでいたんですか?」
承太郎「ん?まぁ、地図と歴史年表だな」
バゼット「ああ、なるほど。あなたがいた世界とどこか違いはありましたか?」
承太郎「いや、地理と歴史はほとんど変わらないな。地名に少々の違いがあるくらいだぜ」
承太郎(異世界…いや、軸が若干ズレた平行世界と言ったところか)
氷室「あなたがいた世界?」
美綴「じょ、承太郎とバゼットさんは日本に来たばかりでさ!あたしがここらを案内してるんだわ」アセアセ
承太郎「氷室鐘さん、と言ったか。聞きたいことがあるんだが、いいか?」
氷室「氷室と呼んでくれればいい。聞きたいこととは?」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:53:23.33 ID:0HWQl+Qg0
承太郎「きみは美綴と同じマンションに住んでいるらしいな。周りで最近、体調を崩している者はいるか?」
氷室「いや、家族は健康そのものだ。近隣の住人も。…ただ、クラスメートや部活には少数いるな」
美綴「あーそれウチの弓道部もだわ。ちょっとカゼが流行ってるみたいで出席率悪いんだよね最近。サボリなら容赦しないんだけど」
バゼット「!その生徒達はどの地域に住んでいるかわかりますか?」
美綴「ん〜どっちかと言うと新都側じゃなくて深山町に多いかな」
氷室「いや、陸上部には新都側にも休んでいる生徒がいるぞ。私達のマンションからは離れてるが」
承太郎「その生徒の家の近くまで案内して欲しい」
氷室「構わないが…どうしてだ?」
バゼット「私はこの原因不明の疲労・昏睡事件を調べているんですよ。承太郎はその助手です」
承太郎「…そういうことだ」
氷室「面白そうだな。協力しよう」ニヤリ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:54:28.19 ID:fofTMPFZ0
前スレあるなら貼れ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 18:57:00.87 ID:oIv5Brlj0
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:00:21.09 ID:0HWQl+Qg0
氷室「確かこの近くだな。さすがに住所までは覚えていない」
バゼット「ありがとう。ここで十分です」
承太郎「なにかわかるか?バゼット」
バゼット「……。ええ、大体わかりました。もう夕方なので今日はここまでとしましょう」
美綴「え、もう終わり?」
氷室「何かわかったのか?」
バゼット「二人ともこの近辺にはあまり立ち寄らないほうがいい。風水的にあまりよくないようですね、ここは」
美綴「へぇ〜」
氷室「…そういうものなのかな」
承太郎「今日は世話になった。暗くなる前に送っていくぜ」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:03:52.19 ID:0HWQl+Qg0
〜エーデルフェルトの館〜
承太郎「本当のところはどうだったんだ?あそこは」
バゼット「あの二人の前では話せませんでしたが…事態は深刻ですね」
承太郎「どういうことだ?」
バゼット「結論から言うと、キャスターはこの地の霊脈を使って魔力を集めている。そして、あそこはちょうど霊脈の上だった」
承太郎「幸運にも美綴達の住むマンションは霊脈から外れていた、というわけか」
バゼット「ええ。陣地は柳洞寺を中心とした円形ではなかった。だから、遠く離れた新都でも効果の及ぶ場所とそうでない場所がある」
承太郎「なるほど。深刻というのは?」
バゼット「今はあの程度の魔力収集量で済んでいますが、戦況が進むにつれてさらに増える可能性が高い、ということです」
承太郎「…なんだと?」
バゼット「今は露見を恐れて収集量を抑えていますが、いざとなれば遠慮はしないでしょう。たとえ、住人が死のうとも」
バゼット「…霊脈を押さえたキャスターにはそれができる」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:06:33.08 ID:0HWQl+Qg0
承太郎「事態が変わった。もう悠長に調べているヒマはねえ。今夜行くぜ」
バゼット「しかし…一つ懸念がある」
承太郎「なんだ?」
バゼット「山門のサーヴァントはあなたと同じ近接戦闘タイプ。承太郎なら対処できるでしょう。しかし、キャスターは遠距離タイプ」
承太郎「それがどうした?」
バゼット「キャスターはあなたと距離を取って魔術で攻撃するでしょう。蓄積量を考えると魔力切れを狙うこともできない」
承太郎「バゼット。俺の戦いでは事前に相手の射程距離がわかっている方が珍しかったぜ」
バゼット「!」
承太郎「ヤツが遠距離型とわかっているだけで十分だ。もうキャスターの野郎を見過ごすことはできん」
バゼット「…わかりました。行きましょう」
バゼット(この決断力と精神力…私はここまでの信念を持って戦っていただろうか…)
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:12:44.11 ID:0HWQl+Qg0
〜柳洞寺の山門〜
アサシン「先客万来だな。昨日の今日とは」
承太郎「てめーに恨みはねーが、力ずくで通らせてもらうぜ」
アサシン「…ほう?マスターは誰かと思えば、以前に見た顔だな。あの槍兵は倒されたか?」
バゼット「くっ…」ギリリ
アサシン「なんにせよ新たなサーヴァントを得ることができたとは重畳。だが、私にも主からの命があるのでな。易々と通すことはできん」チャキン
承太郎「バゼット、下がっていろ。隙を付いて門を抜けられるような甘い相手じゃあないようだぜ」
バゼット「頼みます、承太郎」ザッ
アサシン「死合う前に名を聞かせてくれまいか」
承太郎「空条承太郎だ」
アサシン「…フッ嬉しいこともあるものだ。今までのサーヴァントは一人たりとも名乗ってはくれなかったのでな」
承太郎「次はそっちが名乗る番だぜ」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:16:10.60 ID:0HWQl+Qg0
アサシン「佐々木小次郎。刀を振ることしか能の無い亡霊よ」ヒュオ
承太郎「ぬうっ!」ギギィン
アサシン(見えない何かに弾かれた。正体を掴むまでは先手を取らせるのは愚策か)ビヒュオオ
承太郎(佐々木小次郎だと?確かに鬼気迫る太刀筋だぜ!)ギギギギギギン…
ギギィィンッ!!
アサシン「セイバーも面妖な剣を振るっていたが、貴殿はさらに奇っ怪な力を使うようだな」ザザッ
承太郎「答える義理はねーぜ」
アサシン「だが見当は付いた。背の丈七尺弱の男、といったところか?」
承太郎「バカな…見えるのか?」
アサシン「見えはせんさ。ただ、今の立合いで測っただけのこと」
承太郎「恐ろしい野郎だ…」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:21:33.79 ID:0HWQl+Qg0
アサシン「こんなものは曲芸にすぎん。ここからは貴殿の力と私の技、どちらが勝るかのみよ」ピュインッ
承太郎(さらにスピードを増した!だがこの速さ…)ギンギギギン
承太郎(アヌビス神で経験したレベルだぜ!)
承太郎「オラァッ!!」ズドンッ
アサシン「ぐっ!」ザザザッ
承太郎「ここまでだぜ。てめーのスピードは見切った」
アサシン「…なるほど、小手先の技は通用せんか。では、この一太刀に全霊を込めるとしよう」スウッ
承太郎(上段の構え…防御を完全に捨てているが、凄みがさっきまでと桁違いだぜ。うかつに手を出せば後の先を取られる)
アサシン「…」
承太郎「…」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:22:11.84 ID:FZBAAgTk0
しえん
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:26:46.25 ID:0HWQl+Qg0
アサシン「受けよ。燕返し」ヒュ
承太郎(疾い!が、このスピードなら捉えられ…!?)
承太郎(バカな!!同時に三方向からの斬撃だと!?間に合わんっ…)ザシュウッ
承太郎「スタープラチナ・ザ・ワールド!!」
ドォーーーーーーz_________ン
承太郎「ぐっ、躱すだけで精一杯かっ…!」ザッ
承太郎「時は動き出す」
アサシン「躱されたか…!」ビュオ
承太郎「オラオラオラオラァッ!!」ズドドドン
アサシン「がはっ…」ズドーン
承太郎「ハァ…ハァ…紙一重だったぜ…あとコンマ1秒時を止めるのが遅ければ、首が飛んでいた」ポタポタ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:29:24.37 ID:0HWQl+Qg0
アサシン「…完敗、だな。承太郎、貴殿と戦えたことを誇りに、思う」ゲホゲホゴポッ
承太郎「お前も強かったぜ…佐々木小次郎」
アサシン「いまわの際にその名で呼ばれることを素直に喜べるとは、な。さらばだ、承太郎」スウゥゥゥー
−アサシン:死亡−
バゼット「承太郎、無事ですか!?」タタタッ
承太郎「ああ、なんとかな。傷も辛うじて頚動脈には達していない」
バゼット(まるで応酬を視認できなかった…サーヴァント同士の戦いがここまでとは)
承太郎「グズグズしてるヒマはねぇ、行くぜ」
バゼット「しかし、その傷では…」
承太郎「バゼット、階下を見ろ」
バゼット「な…!あの闇は…階段が途中で無くなっている」
承太郎「向こうも逃がす気はないようだな」
アヌビス神って今も一応生きてるんだろうか
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:35:52.57 ID:dieT8IYp0
きてたか
支援
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:36:35.85 ID:0HWQl+Qg0
〜柳洞寺境内〜
承太郎「てめーがキャスターか」
キャスター「…役立たずな男。本当に倒されたようね」
バゼット「残るはあなただけです」
キャスター「追い詰めたつもりになっているところ悪いのだけど、逃げられないのはあなた達のほうよ」ブワッ
バゼット「飛行魔術…承太郎、やはりキャスターは距離を取って戦うつもりです」
承太郎「バゼット、お前はマスターを探せ。俺はあの女をブチのめす」
バゼット「わかりました」タタタタ
キャスター「そうはいかないわよ」キュイィィ
承太郎「てめーの相手は俺だぜ」ダンッ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:40:44.01 ID:uvmsUaUIi
支援
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:43:11.67 ID:0HWQl+Qg0
キャスター「くっ!この跳躍力…忌々しい」バッ
承太郎「チッ上手くかわしやがる」スタッ
キャスター「地面を這いずり回っているのがお似合いよ」キュィィンドドドドドン
ズドドドドドドン
承太郎(この威力…ハイエロファントグリーンを遥かに上回ってやがる)ダダダダ
キャスター「アハハハ逃げ回るためにここに来たの?」ドドドドドン
ズガガガガガガン
承太郎(だがこの女、戦略家ではあっても戦術家ではないな)ダダダダ
キャスター「!マズイ、土煙で…奴を見失った」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:44:06.31 ID:tFDf0pwe0
バカ、爆煙 で敵が見えない!
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:44:47.53 ID:3Dkq3QNk0
スタープラチナザワールドって空飛んでなかったっけ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:46:18.89 ID:0HWQl+Qg0
>>42 あれはスタープラチナで地面を蹴ったり殴ったりした反動で飛んでいます
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:49:18.79 ID:0HWQl+Qg0
承太郎「オラァッ!」ビシュン
ヒュンヒュンヒュン
キャスター「げうっ!」バギッ
承太郎「てめーで撒き散らした石畳だぜ」
キャスター「うぐっ」ドサッ
承太郎「てめーをカワイソーとはまったく思わねえ…」ザッザッザッ
キャスター「こ…ここに溜めた魔力をあげるわ。だから見逃してちょうだい」
承太郎「やれやれ、てめーは正真正銘のゲス女だぜ…てめーのつけはてめーで払いなッ!」
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァーッ!!」ズドドドドドドドドドドド
キャスター「ヤッダーバァアァァァァアアアアア」ズドギャーン
−キャスター:死亡−
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:51:57.81 ID:7fydG+O60
男女平等パンチはさすが
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:56:12.14 ID:0HWQl+Qg0
〜柳洞寺内〜
バゼット(人の気配がまるでない。やはりここの住人はキャスターの手によって…)タタタタ
葛木「境内が騒がしいようだが、何が起こっている?」スッ
バゼット「この寺の方ですか?境内は今危険です。ここで不審者を見たことはありませんか?」
葛木「いや、心当たりは無いな。ところで、境内で戦っているのはお前のサーヴァントか?」
バゼット「え?」
ヒュオ
バゼット「ぐぅっ!?」メキッ
葛木「ふむ。殺すつもりで打ったのだがな。咄嗟にいなしたか」
バゼット(しまった、ここに居る時点で敵と見るべきだった…!)
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 19:56:30.21 ID:XUqouin3O
ヤッダーバァを使う場面はもっと殴ってからだろ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:01:36.27 ID:bgurTYvc0
流石承太郎さん、敵には一切容赦ないな
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:03:36.55 ID:0HWQl+Qg0
葛木「キャスターめ。好きにさせていたが存外にだらしがない」
バゼット「あなたがキャスターのマスターですね。今すぐキャスターに街の住人から魔力を奪うのをやめさせなさい」
葛木「あれが生きるためには必要なことだと言っている以上、止めることはできんな。それに、それは悪い事なのか?」
バゼット「あなたは…!」
葛木「私も身を守るためには手を下すことも厭わん」シュッ
バゼット「!」ガガガガッ
バゼット(この男の拳…強化魔術か。マズイ、初撃のダメージが思ったよりも重い。肋骨を数本やられた…!)
葛木「中々にいい動きをする。だがこちらも時間をかけていられんのでな」ビュオ
バゼット(それにこの拳の軌道…!左が蛇のように奔ったかと思えば右が最短距離で急所を狙ってくる)ババッ
バゼット(片腕で相手をするには厳しい使い手だ。右腕だけでは捌ききれない…!)ガガガガガッ
葛木「そろそろ防御もままならんだろう。止めだ」ヒュボッ
バゼット「!!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:08:14.56 ID:0HWQl+Qg0
ギャリィィィン
グサッ
葛木「…」ドサッ
−葛木宗一郎:死亡−
バゼット「……?こ、これは…ライダーの釘剣…?」
ライダー「怪我はありませんか、バゼット」ザッ
バゼット「ライダー!なぜあなたが?」
承太郎「バゼット、無事か?」ダダダダ
バゼット「承太郎!ということは、キャスターを倒したのですね」
承太郎「ああ。だが、これはどういうことだ?てめーはまた人を襲いやがったのか、ライダー」ビキビキ
ライダー「…」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:10:20.72 ID:uvmsUaUIi
空気な蛇
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:11:41.10 ID:0HWQl+Qg0
バゼット「いえ、違います承太郎。この男がキャスターのマスターでした。ライダーは私を助けてくれたのです」
承太郎「なんだと?ライダー、理由を説明してもらおうか」
ライダー「あなたからの伝言をマスターに伝えました。するとマスターはあなた達に助力するように、と」
ライダー(正確には監視も含めてですが)
バゼット「しかし、あなたのマスターは身を守れるのですか?」
ライダー「マスターが聖杯戦争に参加していることを知るのは、慎二以外には一人だけです」
ライダー「慎二は病院で喋ることもできない状態ですし、もう一人もマスターが露見することを望んではいない」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:14:31.57 ID:0HWQl+Qg0
バゼット「マスターとして狙われる危険はない、ということですか」
ライダー「今のところは」
承太郎「フン。だが、お前自身が俺達に協力することをどう思っているか、それが重要だ」
ライダー「…マスターは聖杯戦争が続くことで苦しんでいる。私は一刻も早くこの戦いからマスターを解放したい」
バゼット「私達の目的とは合致しますね。戦力としても申し分ない。どうします?承太郎」
承太郎「…勝手にしな、ライダー。だが、お前のマスターも今は安全とはいえ油断は禁物だぜ」
ライダー「わかっています。マスターの身に危険が及べば察知できる用意はしてあります」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:16:00.73 ID:FZBAAgTk0
しえん
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:18:15.53 ID:0HWQl+Qg0
バゼット「それでも、定期的にマスターの安否を確認に戻るべきですね」
ライダー「もとよりそのつもりです。いざとなれば、私はあなた達よりもマスターを優先する」
承太郎「話はまとまったな。寺と周辺を調べた後、帰るとするぜ」
ライダー「私はこの死体を埋めてきます」
バゼット「ライダー、今夜はどうします?」
ライダー「あなた達の拠点を知っておきたいのですが」
バゼット「わかりました。後で案内しましょう」
承太郎「やれやれだぜ…」
-ジョジョの奇妙な聖杯戦争-
To Be Continued...
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:23:23.58 ID:dieT8IYp0
今日の分終わりか?
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:23:30.13 ID:tFDf0pwe0
おつ
だがスレ建てて続けるならSS速報いったほうがいい
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:26:03.02 ID:P19XsJAp0
乙
59 :
1:2013/01/06(日) 20:26:23.60 ID:0HWQl+Qg0
Part2終わりです
次回のスレタイは
承太郎「聖杯戦争?なんのことだ…?わからないな」-スターダストクルセイダース-
とします
タイトル長すぎの場合はスターダストクルセイダース→S.D.Cにしますのでよろしく
Part3はほぼ書き終わっていますが、
投稿する時点で1話分をストックしておきたいんで次回は早くて水曜日
仕事の都合で書けなかった場合は延期して土曜リミットとします
以下はご意見タイムです
ご支援ありがとうございました
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:31:41.90 ID:uvmsUaUIi
SS速報行った方がいいかもね
なんかそろそろ変なやつ沸きそう
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:32:15.49 ID:dieT8IYp0
毎回スレ立ててやるよりはSS速報でやったほうが楽だと思うぞ
強要はしないが
62 :
1:2013/01/06(日) 20:32:42.00 ID:0HWQl+Qg0
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:36:26.91 ID:dieT8IYp0
外部板だから関係なかろ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:37:10.76 ID:XUqouin3O
次からはSS速報だな
65 :
1:2013/01/06(日) 20:39:24.67 ID:0HWQl+Qg0
>>63 では、忍法帖レベルとか必要なしにすぐに立てられるなら
次回はSS速報VIPへの投稿ということにします
立てられなかったらまたここで
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:40:44.16 ID:tFDf0pwe0
次回もまってる
乙
とりあえず承太郎が「〜ぜ」ってのが多すぎて違和感だぜ
このままpartを続けると
>>40みたいなのがわんさか湧くから
ss速報に移ったほうがいいんじゃないかな?
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:46:18.47 ID:uvmsUaUIi
とりあえずおつ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:48:08.44 ID:YO9Yg/Hd0
>>1に「続きです」「支援お願いします」とか書かなきゃ変なの沸きにくいな
後続き物にするならもう少し書き貯めするか、即興でももう少し続ければいい
あんまり短いのを何回もスレたてるとおかしなの沸くからな
これが出来なさそうならSS速報行った方が無難
でも人はいないし反応も少なくなることは覚悟したほうがいい
71 :
1:2013/01/06(日) 20:48:44.42 ID:0HWQl+Qg0
暇なんでちょっとしたあとがき
美綴、バゼットに引き続き今回は氷室を出してしまいました
hollow未プレイの方には誰なのかさえサッパリわからなかったと思います
アニメだけ見たという方には今後も楽しめない内容かもしれませんのでご容赦を
Fateに比べてJOJO愛が足りない
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/01/06(日) 20:53:19.74 ID:7fydG+O60
ジョジョしか知らないけどおもしろい
74 :
1:
>>70 わかりました
次回はSS速報VIPで立ててPart1から全て投稿し直す
という方向で進めたいと思います
あそこは一度立てれば落ちる心配ないようなので