男「好きな食べ物？キムチだよ」女「そんな…」

昼休み

男「え？女さんはキムチ嫌いなの？」

女「え、ああうん…嫌い…かな…」

女（私が全宇宙で一番嫌いなキムチを男くんが好きだなんて！どうしてキムチなんかを…！こんなんじゃ男くんとは付き合えない！）

男「へー、女さんはキムチ嫌いなんだ。美味しいのに」

女（そんな…！キムチなんかが美味しいだなんて…。私の大好きな男くんがキムチで汚されていく…）

男「女さん？」

女「え？あ、ああごめんね男くん、ちょっと考え事してて…」

男「そうなんだ。キムチ美味しくない？」

女（美味しくないよ…辛いだけだよあんなの…。ああ、男くん…目を覚まして…！）

男「食べ物の中じゃキムチが一番好きだなぁ」

女（やめて男くん…！私の気持ちも知らないでそんなこと言わないで…！キムチだけに…！）

女「お、男くんはどうしてキムチが好きなの？」

男「美味しいからだよ。ご飯もすすむし」

女「でも…血みたいな色してるよ…？」

男「血みたいな色って…そんな血を連想するほど真っ赤じゃないよ…」

女「臭いだって凄く強いのよ…？キムチを食べてすぐにキスしたら一瞬でキムチ食べたとバレちゃうのよ…？」

男「キスする前にキムチ食べないよ…」

女「傷口にキムチを押し付けると凄く痛いのよ…？」

男「押し付けないよ！傷口にキムチ押し付けないよ！女さん何言ってるの！？」

私のキムチも知らないで

キムチニダ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!

ネトウヨ女かと思った

ちょっと面白いじゃねえか

女「ごめんね…男くんがキムチを好きだなんて言うから…」

男「どれだけキムチ嫌いなの女さん…」

女「拳銃を渡されて一発だけなら何をしても罪に問われないと言われたら迷わずキムチを撃つわ」

男「キムチに何の恨みがあるの女さん！？」

女「でも男くんだってキムチに親を殺されたら嫌いになるでしょ？」

男「殺されないよ！？そんな死に方嫌だよ！」

女「こう…喉にキムチを詰まらせて…」

男「噛むよ！ちゃんと噛んで飲み込むよ！」

支援

男「女さんはどうしてキムチが嫌いなの？」

女「辛いからよ」

男「え？」

女「辛いから」

男「それだけ…？」

女「だって凄く辛いのよ！？とてもご飯なしじゃ食べられないわ！」

男「いやご飯と食べるものだし…」

女「まさか男くんはご飯なしで食べられるって言うの！？」

男「うん…まぁ…ご飯なしでもいけるけど…」

女「ああ恐ろしい！！男くんがそんな人だったなんて！！」

男「そんな人って…」

授業中

女（まさか男くんがキムチを好きだなんて…。神様って酷いわ…、どうしてよりによってキムチなの…）

女「ああっ…！」

男「！？」ビクッ！

女（キムチが好きな男くんとは付き合えないわ…）

男「？？」

女（もしデートでチゲ鍋に誘われたら私はどうしたら良いの…？『チゲ鍋はチゲェだろ！』と突っ込んだら良いの…？ああっ…そんなの私できないわ…）

女（でも私は男くんが好きだわ。きっと男くんがキムチを好きな以上に好きなはずよ…）

女（そうよ…！キムチなんかに負けないわ…！キムチなんかに私と男くんの仲を裂かれてたまるもんですか…！）

楽しかったよ
乙ー

女（ああ…でもキムチに勝つには私はどうしたら良いの…？私がキムチ好きになれば男と…）

女（ああっ…！駄目だわ…！考えるだけで恐ろしい…！一緒にキムチなんて食べたら私きっと男くんの顔にキムチを投げ付けてしまうわ…！）

女「ああっ…！」

男「！？」ビクッ

女（いったいどうしたら良いの…？私はこの恋を諦めるしかないの…！？）

女「あ！」

男「！？」ビクビクッ

女（そうだわ…！何も私がキムチを好きなる必要はないのよ）

女（男くんにキムチを嫌いになって貰えば良いのよ！）

女（でもどうやって…？昼休みに話した感じだと男くんはまるで中毒者のようにキムチを好きと言っていたわ…。きっとキムチ狂いに違いないわ…）

女（家ではキムチを貪るように食べているのよ…恐ろしいわ…。そんな男くんにキムチを嫌いにさせるなんて出来るのかしら…）

女（好きな物を嫌いにさせるには……。っ！そうよ！飽きるまで食べさせたら良いんだわ！）

女（飽きるまで食べて、それでもキムチが出てきたらきっと嫌いになるはず…！）

女「うふふ」

男「？」

放課後

女「ねぇ男くん」

男「なに女さん」

女「男くんいつもお昼はパンを買って食べてたわよね？良かったら私がお弁当を作ってあげようか？」

男「え？本当に？そんな、悪いよ」

女「良いのよ、作らせて。ね？男くんの好きなキムチを沢山入れてあげるから」

男「うーん、そこまで言ってくれるなら女さんにお願いしようかな」

女「うん！明日から作ってあげるわ！大好きなキムチを沢山入れてあげる！」

女「沢山ね…うふふ」

男「？」

翌日、昼休み

女「うふふ」

男「女さん…これ……」

女「どう？男くんが好きなキムチを沢山入れてみたの」

男「それは良いけど…オカズはキムチだけなの？」

女「そうよ！キムチが沢山で嬉しいでしょ！？」

男「……有り難う女さん！こんなキムチ尽くしの弁当は初めてだよ！」

女「え？」

男「凄いや！オカズがキムチだけなのにご飯の上にもキムチが乗せてある！こんなに赤いご飯見たことないよ！」

女「よ、喜んでくれて嬉しいわ…」

女（喜んでいられるのも今のうちよ男くん…。これから本当に嫌と言うほど食べさせてあげるんだから…）

翌日

男「わぁ！今日もキムチ尽くしだ！有り難う女さん！」

三日後

男「美味しいなぁ！毎日こんなにキムチを食べられるなんて嬉しいよ！」

一週間後

男「え？今日はご飯を入れ忘れてキムチだけなの？良いよ良いよ！キムチだけでも食べられるよ！」

二週間後

男「いやぁキムチはどれだけ食べても飽きないなぁ！」

三週間後

女「飽きれよ！！！！！！！！」

男「え？」

女「え？じゃねぇよ！！！箸置けよ！！キムチつまんだ箸置けよ！！」

男「う、うん…」

女「お前馬鹿か！？毎日毎日なに喜んでキムチ食ってんだよ！！お前もう体の半分キムチだぞ！！」

女「おかしいだろ！！毎日毎日昼飯のオカズがキムチだけなんだぞ！？普通韓国人でもぶち切れるぞ！！」

男「ええ…」

女「ていうかご飯入れ忘れたつってキムチだけにしてもよく文句言わずに食ったなおい！？ご飯入れ忘れるとかあり得ねぇだろ！！二段弁当の二段ともキムチなんだぞ！！馬鹿かよ私は！！」

女「しかも同情した友達がオカズ分けてくれようとした時お前なんて言った！？」

男『キムチあるからいいよ』

女「よくねぇよ！！」

男「ええ…」

女「キムチだけだから同情してオカズ分けようとしたんだろうが！！それ断ってどうすんだよ！！どれだけキムチ信仰してんだよ！！」

わかーるわかるよ君のキムチ♪

クソワロタｗｗｗｗｗｗ

男「女さん怖いよ」

女「知るかそんなもん！！お前もう一月近く昼飯キムチなんだぞ！！一月近く私弁当にキムチ詰めてんだぞ！！」

女「毎日毎日マスクと手袋して弁当にキムチ詰めてた私の気持ち考えろよ！！キムチだけに！！うっせぇよバーカ！！」

男「うっせぇって…話してるの女だけ…」

女「うるせぇよキムチ野郎！！お前もうキムチだよ！！三日連続弁当キムチだけにした時は可哀想だったわ！！さすがに四日目からご飯付けたわ！！」

男「じゃ、じゃあなんでキムチ弁当なんて…」

女「お前がキムチ嫌いになるようにだよ！！キムチが好きなお前とは付き合えないから嫌いになって貰おうとしたんだよ！！」

男「え？女さん俺が好きなの？」

女「好きだよ！好きだからキムチ好きでさえなかったら告白しようと思ってたよ！！」

男「いや、でも俺彼女いるよ？」

女「はぁ！？じゃあ何で私に弁当作らせてんだよバーカ！！」

男「いや、作りたいって言うから…」

女「言ったよバーカ！！私が作りたいって言ったよ！！ていうか彼女いるなら先に言えよ！！」

男「ご、ごめん…聞かれなかったから……」

女「死ね！！！！！！！」

完

女さんがファビョった

疾走感がすごい……かな

ｸｿﾜﾛﾀ

さりげなくバッドエンド

これは巧妙なキムチネガキャンスレ

書き手が変わってんじゃん

ということでクソコテちんちんでした！
IDコロコロ変わるからコテ付けたんだよ！
気が向いたらまた何か書くよ！
ちんちんでした！