咲「転校生の宮永咲です」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
立つか
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:30:19.24 ID:ev3FJ1JQ0
立ったから早く書け
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:30:31.44 ID:qAqg91j80
転校生ってオナホ微妙だった
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:30:43.55 ID:x0QN1OA/0
勃った
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:35:11.58 ID:K0gokPxV0
こっちは準備万端だぞ
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:37:23.46 ID:cHC9fx7uO
彼女が自己紹介をした瞬間に教室がざわついた。

<おい、宮永だってよ。まさか…

<いや、そんなはずないだろ。会長に妹がいたなんてことは聞いたことない

<だけどよ…

咲「…?」

<どことなくオーラが会長のものに似てるんだよ
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:38:17.10 ID:rzuFInrbO
しえしえ
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:41:22.85 ID:Sj5BkzDi0
スタンバイした
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:45:04.77 ID:cHC9fx7uO
咏「それじゃー宮永さんは一番後ろの席に座ってねぇ」

咲「はい、分かりました。三尋木先生」

彼女は担任教諭の三尋木咏に一礼し、指定された席に向かう。

咏「んじゃ、授業はじめるよー」

………
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:47:53.54 ID:Q0KL5KcH0
ふんふむ
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 21:56:54.84 ID:Q0KL5KcH0
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:02:25.64 ID:cHC9fx7uO
授業中。三尋木先生が黒板に数式を連ねる。その合間を縫い、何人かの生徒が一斉にナイフを投擲した。そのナイフの先には宮永咲の姿がある。

彼女は三尋木先生の授業を聞き、黒板に書かれた数式の羅列をノートに書き写す。その途中、何本かのナイフが飛んできたが彼女は気にせず授業に集中する。

咲(もう…仕方ないなぁ)

飛来する銀の刃が宮永咲に刺さる直前、その全てが叩き落とされた。

「「「「!?」」」」

宮永咲は自身の皮膚に刃先が刺さる瞬間、丸めた消しゴムの粕を全てのナイフの表面に的確に当てた。それも飛来するナイフを迎撃するレベルの威力だ。
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:04:58.50 ID:bjGSANhs0
一体何が始まるんです?
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:11:54.94 ID:GcHcddOI0
言葉のナイフ的なもんかと思ったら…
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:15:07.64 ID:cHC9fx7uO
迎撃されたナイフはカランコロンと床に落ちた。所詮、彼女の前には無能が投擲したモノなどに殺傷能力は皆無だ。

宮永咲は別にナイフを迎撃する必要も回避する必要もない。だけど彼女にはナイフを受けるという選択肢は始めからなかった。

今のナイフでは直撃したところで宮永咲の皮膚を破ることすら叶わなかっただろう。

ただ、彼女はそれをしない。あくまでも喰らったら危ないという認識を刷り込む必要がある。
それは何故か。誕生なことだ。手を抜き、完勝する。それが強すぎる彼女の生きがいだからだ

咲(これからは愉しくなりそうだね)
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:17:05.10 ID:iEpKcTm0T
修羅の国か斬の世界か
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:17:08.18 ID:dqECPNTU0
予想の斜め上だった
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:18:01.34 ID:K0gokPxV0
暗殺教室っぽい
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:18:19.53 ID:I5VFzcaU0
さすが咲さん
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:24:28.56 ID:cHC9fx7uO
授業後。宮永咲は廊下を歩いていた。その途中、何人かの生徒に闘いを挑まれた。

最初に相手の攻撃を喰らい、次に自分も同レベルの攻撃を繰り出す。それの応酬を何度か続け、相手が自分に勝てるかもしれないと思った瞬間に敵を倒す。無論、本気は出さない。

咲「ふふふ…」

咲(やっぱり私の選択は間違いではなかったよ、お姉ちゃん。最高に愉快だよ)ニタァ
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:26:50.84 ID:Lg9BY2fEO
工エエェェ(´д`)ェェ
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:29:52.63 ID:wtZGKJBe0
鬼畜咲さんでしたか
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:32:11.55 ID:yA/85uMW0
突然のふたなりくらいのなら受け入れられるけど突然のこの設定は
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:38:18.71 ID:ZKabReY+0
これは支援
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:38:35.26 ID:cHC9fx7uO
転校生の宮永咲は力を隠している。そのような噂が校内に広がり始め、宮永咲に挑んでくる愚者の数が激減した。その事に彼女は憤りを感じていた。

咲(私の愉しみを奪ったやつは誰だ。見付け次第、八つ裂きにしてあげるよ)

彼女は校内を散策していた。
噂を流した犯人を探すために学校全体の気配を探り、怪しい動きをした人物を片っ端から壊していき、ついに犯人を見付け出した。

咲「あなたが私の愉しみを…この代償は高くつきますよ、天江先輩」

衣「有象無象の相手をするとは、所詮はその程度の存在か」

今、校内最強クラスの二人が衝突した。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:39:50.35 ID:bjGSANhs0
なに?天上天下?
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:40:04.73 ID:kwX2I/P/0
新しいな
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:44:59.58 ID:w3kvdhe40
ちゃうにびゃう
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:52:27.58 ID:cHC9fx7uO
天江衣は二年生最強の実力者だ。その最強の所以は圧倒的な攻撃力。鋭敏なる探知能力。そして、宮永咲以上の支配力だ。

宮永咲は、久しぶりに感じた畏怖の感情に歓喜していた。

咲「天江先輩。私は貴女に出会えたことを嬉しく思います。故に本気を出す」

刹那、宮永咲の纏っていた空気が変わった。
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 22:54:53.57 ID:Tryjo8H00
なにこれ…
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:05:46.06 ID:cHC9fx7uO
衣「ほう。成程。やはり衣の観察眼は正しかったようだな。すでに魔物の領域に達している」

瞬間、天江衣の空気が膨張した。まるで深海深くに引きずり込まれたかのような―――そんな息苦しさを感じる。

咲「…ッ!?」

天江衣の言っている意味は理解できない。魔物の領域。それが何の事かも分からない。ただ、分かったことがある。天江衣は強い。それも圧倒的に―――
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:14:50.52 ID:cHC9fx7uO
宮永咲は自分以上の力を有する者を知っている。その者の名は宮永照。彼女の実の姉であり、この学校の生徒会の会長を担っている。

幼い頃の彼女は毎日のように宮永照と闘っていた。宮永照を前にすると自分の本当の力が出せなくなる。

この感覚は幼い頃に彼女を苦しめた宮永照の気圧と同格。いや、それ以上だ。

咲「ふっ…ふふ…」

彼女は思わず笑みをもらした。この天江衣が幼い頃の照以上の使い手ならば―――

衣「なにがおかしいんだ」

それは少なくとも幼い頃の宮永照を超えたということだ。
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:24:14.07 ID:ZKabReY+0
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:28:29.88 ID:cHC9fx7uO
刹那、二人の姿が消えた。咲は衣の支配により、本来の実力を完全には発揮できてないが、同等に渡り合えている。ただ、そう思っていたのは宮永咲だけである。

咲は拳を振り上げたと同時に天江衣の腹部に拳を叩き込んだ。決まった。そう思った矢先に宮永咲は、凄まじい暴力の嵐に吹き飛ばされた。

咲「なッ―――」

壁を突き破り、学外に弾かれた。

衣「どうだ。多少は有象無象の雑魚共の気持ちが分かったか?」

これは宮永咲が格下を屠る時に使う常套手段だ。相手に勝ちを意識させ、その瞬間に相手を叩き潰す。それを天江衣が使ったということは―――宮永咲という怪物を格下に見ているということだ。

咲(そ…んな…)

これが真の怪物。これが魔物の領域のさらに奥に踏み込んだ者の力。
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:29:58.13 ID:I5VFzcaU0
ゆみちんは強キャラっぽいな
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:38:29.83 ID:I5VFzcaU0
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:38:32.73 ID:OxCFhVky0
これ、咲-Saki-以外に何か元ネタあんのかな
C
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:39:58.16 ID:cHC9fx7uO
衣「ふむ。もう終わりか。他愛ない」

純然たる実力ならば天江衣の方が何倍もある。それは拳を交えた宮永咲が一番に理解している。
だが、そんな彼女にも弱点はある。弱点というにはあまりにも心許ないが、そこを叩く以外に天江衣を倒す手段がない。

これは一種の賭けだ。もしも、天江衣に自分の計画の粋が見抜かれたならその時点で宮永咲の負けは確定する。

咲「行くよ、天江先輩」

地を蹴り、天江衣の元に特攻する。

衣「ふん。なんだ、それは」

天江衣は迎撃の態勢を取り、宮永咲の体を蹴り飛ばす。はずだった。だが、逆に蹴り飛ばされていたのは天江衣の方だった。

衣「―――ッ」
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:41:41.49 ID:cHC9fx7uO
>>37
ない。即興です。
ただ、あえていうならばオサレ師匠のオサレ具合を模倣しているのですー
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:44:59.26 ID:I5VFzcaU0
支援
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:52:30.95 ID:OxCFhVky0
>>39
なるほど、わからん
C
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/28(水) 23:56:51.14 ID:cHC9fx7uO
天江衣は宮永咲に蹴り飛ばされた。だが、それだけでは終わらなかった。宮永咲は天江衣が態勢を立て直すまでのコンマ数秒の間に彼女に膝を掴み、そのまま逆方向に折り曲げた。

ゴキッ―――骨が鈍い音を立てた。天江衣の表情が苦痛に歪み、悲鳴をあげる。だが、それだけではまだ油断できない。

咲「はっ!」

彼女は天江衣の小さな体を殴り、蹴り、暴力の猛襲を続ける。

天江衣は右足が折れ、宮永咲の暴力の猛襲を受け、それでもなお自分が受けるダメージを最小限に減らすために全ての攻撃を自ら当たりに行き、急所への攻撃だけは回避する。

咲(くっ…)

思い通りの場所に攻撃が当たらない。宮永咲の攻撃は最後の最後まで急所に当たることなく勝負は決まった。

天江衣の意識が飛んでいた。
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:06:07.31 ID:y8CugnP60
C
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:10:01.44 ID:+XZVjZDuO
天江衣の敗因。それは本気で勝ちを取りに来なかったことだ。宮永咲の戦闘スタイルを真似、それで打ち負かすことにより、肉体的にも精神的にも勝利する。

天江衣の慢心。それが唯一の弱点。そこを叩くことが二人の実力差を埋める唯一無二の方法だった。

宮永咲は見事に格上の人物を倒した。

咲「……油断。それが天江先輩の敗因です」

意識を取り戻した天江衣は、それは今の戦闘で十分に自覚していた。おそらく次に闘えば天江衣の方に軍配があがるのだろう。

ただ、何故か。天江衣は満足していた。自分のことをはじめて打ち負かした相手、宮永咲。闘いにおいて敵の弱点を突くのは至極当然のことだろう。故にこれは至極当然の敗北というわけだ。
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:16:25.21 ID:+XZVjZDuO
衣「お前は……」

宮永咲は罵倒されることを覚悟していた。

衣「また衣と闘ってくれるか…?」

その言葉に宮永咲は驚いた。だが、その問いに対する答えはすぐに出た。

そして、最後は満面の笑顔で返事をした。

咲「うん!ヒトを壊すのって楽しいよね」

―カン―
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:17:56.25 ID:FVfg5tQE0
照と戦うところまでかけよ
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:19:48.83 ID:+XZVjZDuO
…普通の甘酸っぱい学園青春SSを書こうと思ったのにどうしてこうなった。一体、どこからおかしくなったんだろ
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:20:37.26 ID:krJT5vvN0
なんもかんも政治が悪い
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:22:46.80 ID:CQ1kw4Nq0
12からおかしくなった
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:30:05.28 ID:+XZVjZDuO
そうだよな。やっぱりなにもかも政治が悪いんだよな
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/11/29(木) 00:31:09.54 ID:y8CugnP60
今から、衣と咲が友情を育てていき
いつしかそれが愛情に変わる展開にしていっても良いのではないだろうか
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>>51
もう次のSSスレを立てちゃった…