ゲンドウ「冬月。最近シンジとよく会っているそうだな」

※Qのネタバレあり

冬月「ああ。ちょっと将棋をな」

ゲンドウ「……」

冬月「彼は中々筋がいいぞ。昨日は子供らしくない実に面白い手を指してきた」

ゲンドウ「……」

冬月「どうした？何か問題があるのか」

ゲンドウ「いや、いい。我々のシナリオに支障はない」

冬月「ふむ。……おっと、そろそろ行かないと第三の少年を待たせてしまう。お前もたまには息子と話でもしたほうがいいぞ。ではな」ｽﾀｽﾀ

ゲンドウ「……」

冬月も半ば終わった世界で余生をヒゲの教え子と過ごしたくはあるまい

冬月「おはよう第三の少年。今日は早いな」

シンジ「あ、はい…その、他にする事もないですから」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

冬月「ふふ…。では一局お願いしようか」

シンジ「はい！」

…………

シンジ「副司令……もっと上手い手を指すにはどうしたらいいんですか？」ﾊﾟﾁｯ

冬月「上手くしようとする必要はない。良い手を指せばそれでいい」ﾊﾟﾁｯ

シンジ「じゃあ良い手を指すにはどうしたらいいんですか？」ﾊﾟﾁｯ

冬月「反復練習だ。棋譜を何度も並べ、繰り返すのだ」ﾊﾟﾁｯ

シンジ「はい！」ﾊﾟﾁｯ

孫が恋しくなる年頃か

冬月とエヴァにダブルエントリーか…

……

カヲル「降りてきなよ碇シンジくん。話をしよう」ポロロロン♪

シンジ「ここで一手損角換わりで……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

カヲル「おーい」ポロロロン♪

シンジ「いや、香を……こうしてああして……7五歩で……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

カヲル「碇シンジくーん」ポロロロン♪

シンジ「……チッ、うるさいな…。自分の部屋で勉強するか」ｽﾀｽﾀ

カヲル「え……」

ｱﾔﾅﾐﾚｲ（仮称）の部屋

レイ「……」

シンジ「あっ！綾波！……本、読まないの？」

レイ「命令じゃないから」

シンジ「詰将棋の本だよ。読んでみなよ」

レイ「……」

シンジ「凄く奥が深いんだ。綾波もやってみるといいよ」

レイ「……」

シンジ「……知ってるでしょ？将棋」

レイ「知らない」

シンジ「じゃあもういいよ！！」ﾊﾞﾝ

仮称とな

14年経ってるもんな。孫が欲しくなる年頃か。冬月ェ・・・

……

冬月「今日はこれくらいにしておくか」

シンジ「はい。あ、副司令……」

冬月「ん？」

シンジ「その、良かったら、ここで星を見て行きませんか？」

冬月「星か……。いいだろう」

シンジ「……///」

冬月「星を見るのが好きなのかね？」

シンジ「はい。なんていうか、星を見ていると自分の事とかどうでもよくなって……」

冬月「ふむ…。君らしいな。しかし……二人で寝そべるというのもいいものだな。誘ってくれて礼を言う」

シンジ「あ、いや、副司令と二人で星を見たら、楽しいかなって、ちょっと、思っただけで……///」

冬月「ふふ、楽しいぞ。私は君に会うために長生きしたのかもしれんな……」

ユイの面影があるシンジを好きになってもおかしくないよな

>>9
あいつ孫どころか息子もいないよな…

冬月ルートか…

腎臓を患ってるライバルとか髪の薄い努力でのし上がった師匠とかが出てくんのかと思った

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……

ゲンドウ「冬月、話がある」

冬月「なんだ？これからお前の息子と将棋をするんだが」

ゲンドウ「あの少年……ゼーレの少年をシンジと接触させて13号機に乗せ、結界内に入り、少年を排除する必要がある事は忘れていないだろうな」

冬月「当たり前だ」

ゲンドウ「ならばなぜシンジと将棋をするのだ」

冬月「私が彼と将棋をする事とゼーレの少年と彼の接触に何の関係がある？」

ゲンドウ「……少年の様子がおかしいのだ。部屋でずっと頭を抱えて何かうわ言のように呟き続けている」

冬月「精神汚染でもあったのか？」

ゲンドウ「お前がシンジの時間を奪い続けている事で少年とシンジが接触する機会が無くなってノイローゼになっているんだ」

冬月「馬鹿な。何も私は一日中お前の息子と一緒にいるわけではないぞ」

ゲンドウ「だが事実、ゼーレの少年はシンジと接触出来ずにいる」

冬月「言い掛かりはよせ。私が彼と将棋を指そうと指すまいと、接触できないのは少年の問題だろう」

ゲンドウ「ならば少年も将棋に誘え。接触の機会をお前が作れ」

冬月「何を馬鹿な事を。お前の息子の棋力は今や私に追いつかんとしている。今が大事な時期なんだ。そこにいきなり素人を一人加えてしまったら成長が遅れてしまう」

ゲンドウ「……冬月。将棋と我々の計画、どちらが優先されるべきか履き違えていないだろうな」

冬月「……とにかく私は失礼させてもらうぞ。勉強会の時間だからな」ｽﾀｽﾀ

ゲンドウ「……」

いいぞもっとやれ

新世棋エヴァンゲリオン

ワロタ

>>19
評価に値する

シュール

……

シンジ「……」ﾊﾟﾁｯ

冬月「……」ﾊﾟﾁｯ

シンジ「……」ﾊﾟﾁｯ

冬月「！？……この手は……なるほど、そうくるか……」

シンジ「ふふふ」

冬月「ふぅむ……ならば……」

冬月「……」ﾊﾟﾁｯ

シンジ「っ！？……ダメだ、17手先で僕の詰みだ……。負けました……」　

冬月「ふむ。さっきのは悪くない手だったな。よく勉強しているようだね」

シンジ「はい。でもこんな返しがあったなんて…知りませんでした」

冬月「無理もない。私が独自に考案したものだからな。その名も冬月ワクチンだ」

シンジ「凄いですね……。何でもできちゃうんだ……」

冬月「ふ……君より少しこの世界に長く留まっているだけさ」

静かなる冬月!!

冬月じいさんが好きになりました

カヲルの部屋

カヲル（まさか僕がホモヒロインからモブに落とされるなんて……）

カヲル（さすがはリリンの王の右腕と言ったところか……）

カヲル（でもこのままじゃ世界を元に戻してシンジ君の贖罪ができない……）

カヲル（いや、もう彼には贖罪の必要すらないのかもしれない。将棋の世界こそがシンジ君の望んだ世界……）

カヲル（……）

カヲル（いや、ダメだ。あの老い先短い男ではいずれシンジ君を絶望に導く！彼が老衰で死んだらシンジ君は将棋を指す相手がいなくなる！そうしたらシンジ君はまた絶望の世界に落とされてしまう！）

カヲル（僕も将棋を覚えるしかない！音楽なんてやってる場合じゃない！）ｶﾞﾀｯ

さすがヒロイン前向きだわ

シンジの部屋

ｺﾝｺﾝ

カヲル「入っていいかい？碇シンジくん」

シンジ「誰ですか？」

カヲル「13号機のパイロットだよ。何度か会っただろう？渚カヲル。君と同じ、運命を仕組まれた子d……」

シンジ「今、棋譜を並べるので忙しいので後にしてください」

カヲル「そう言わずに中に入れてくれないか？将棋なら僕も少しは相手になれるよ」

シンジ「……どうぞ」ﾊｧ

カヲル「無理を言って悪いね。じゃあ入るよ」ｳｨｰﾝ

シンジ「将棋を指せるって言ってたけど……」

カヲル「ああ。まだ勉強中だけどね。どうかな、一局」

シンジ「……できれば自分の勉強に時間を使いたいんだけどな……。飛車角落ちでいい？」

カヲル「ああ、いいとも。お手柔らかに頼むよ」ﾆｺｯ

30分後

シンジ「君の詰みだね」

カヲル「えっ……。そんなはずは……。ここにこう指したら……」ﾊﾟﾁｯ

シンジ「同竜、4八歩、同金」

カヲル「？？？」

シンジ「だからここで4五香で歩も垂らしてあるから受けがないでしょ。君の詰みだよ」

カヲル「？？？」

シンジ「ﾊｧ……。全然話にならないよ。もういいよ。帰って」

カヲル「い、いや、待って。もう少し僕と話を……」

シンジ「帰ってよ！！」ﾊﾞﾝ

カヲル「ひっ」ﾋﾞｸｯ

シオニーちゃん「ｶﾞﾀｯ」

　

保守

さげてた

冬月ってユイのこと好きだったの？

さるったか

ほ

保守

今のうちにカヲルを鍛えておかないと、将棋の相手が居なく成るぞ、シンジ

ほす

ほす

しえ

ろい

ほし

はい

ほ�C

歩

落とさせやしない

む

落とすものか

希望は残っているよ、どんな時にもね

そうね

夢も希望も無いんだよ

ほ

保守

ほ

保守

ここまでフラグ折られるカヲル君新しいな