麦野（３）「はまぢゅら、じゅーしゅ」浜面「へいへい」

浜面「何がいいんだ？」

むぎの「おれんじ！」

浜面「またかよ」

絹旗「浜面のくせに文句言うつもりですか？」

フレンダ「結局、浜面はちっちゃい女の子にすら優しくできない器量の小さい男なわけよ」

滝壺「大丈夫、私はいやいやながらもきちんとジュースを運ぶはまづらを応援している」

浜面「はぁ、なんでこんなことに・・・・」

三歳でまだ赤ちゃん言葉とはむぎのんあざといさすがあざとい

立て直しは甘え

絹旗「いやー、まさか麦野が超ちっちゃくなるなんて思いもしませんでしたね」

フレンダ「対象の年齢を操作できる能力？そんなのがいるなんて超能力もまだまだ奥が深いわけよ」

滝壺「あれは超能力じゃないと思う」

絹旗「え？」

滝壺「昨日のターゲットからはＡＩＭ拡散力場が感じられなかった。だから超能力とは違う系統のものだと思う」

フレンダ「超能力じゃない・・・？」

絹旗「魔法だとでもいうんですか？」

むぎの「まほー？」

フレンダ「うん、まほー」

むぎの「まほーがつかえたらおかしたくさんだしたい！」

滝壺「むぎのは食いしん坊さんだね」

むぎの「おかしだいしゅき！」

浜面「オレンジ持ってきたぞー」

原作読んでないが保守

フレンダ「しかし昨日はびっくりしたわけよ」

滝壺「うん、てっきりむぎのがしとめているものだとばかり」

絹旗「雑魚を片付けて駆けつけたら麦野の服の中からこの子が這い出してきましたからねー」

むぎの「ちゅめた、ちべた、ちゅめた、ちべた」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

滝壺「つめたい？」

むぎの「うん！」

フレンダ「コップぺたぺたさわってるだけだけど楽しいのかな」

絹旗「楽しいんだと思いますよ。すごくうれしそうですもん」

浜面「おーい、ストロー持ってきたぞー」

フレンダ「これでやっとつめたくておいしいオレンジジュースが飲めるわけよ」

むぎの「ちべた、ちゅめた、ちべた、ちゅめた」

滝壺「はまづら、それ貸して」

浜面「ん？おう」

モイキー
あと二番煎じ

滝壺「むぎの、ちょっと待っててね」

むぎの「なにしゅるの？」

滝壺「ストローの紙をこう」ｸｼｬｸｼｬ

フレンダ「圧縮？」

絹旗「それどうするんですか？」

滝壺「よーく見ててねー」ﾁｭｯ

フレンダ「ジュースをスポイトみたいにちょっとだけ・・」

むぎの「んー？」

滝壺「落とす」

ポトッ

絹旗「紙にジュースを？」

もぞもぞもぞもぞ

むぎの「しゅごい！！」

フレンダ「え？何これ」

絹旗「すごっ」

むぎの「いきてる！？」

滝壺「ふふふ」

浜面「いや、テーブル汚すなよ」

絹旗「はぁ・・・」

フレンダ「これだから浜面は・・・」

むぎの「いきてる！いきてる！」ｷｬｯｷｬｯ

滝壺「これが私のまほう」

むぎの「わぁぁ・・・・あはぁっ！」

滝壺「むぎのが喜んでいる」

フレンダ「和むわけよ」

絹旗「いやー、もうずっとこのままでいいんじゃないですか？」

浜面「否定はしないが、麦野無しでアイテムやっていけんのか？」

へいじゅ〜

麦野がちっちゃくなったらより股間を狙いやすくなるな

フレンダ「やっていけないと思っているその根拠が知りたいわけよ」

浜面「いや、麦野ってレベル５だしリーダーだし、麦野の代わりなんてそう簡単に見つかるものか？」

絹旗「確かに麦野の能力は超強力ですが私たちは麦野だけのチームじゃないんです、それにそういうことは浜面が気にすることじゃないんですよ」

むぎの「じゅーしゅ」ｽｯ

むぎの「ちゅー」

滝壺「おいしい？」

むぎの「おいしい！」ﾆﾊﾟ

浜面「それに、このままずっと小さいままだったらどうするんだ？」

滝壺「大丈夫、その時は私がむぎのを育てる」

浜面「いや、育てるっておい」

滝壺「それ以外に何かできる？」

浜面「そう言われりゃそうだけどよ」

フレンダ「はあ、つまり浜面は小さくなった麦野が用済みだからどうにかしって言いたいわけ？」

浜面「そうは言ってねーよ！」

絹旗「浜面のくせに超生意気です、おい浜面、コーラ注いでこい」

滝壺「私はあっぷる」

フレンダ「私は鯖の味噌汁」

浜面「おいちょっと待て、一つ変なの混じってんぞ」

絹旗「いいからとっとと行ってこいや」

浜面「へいへいわかりましたよ」

フレンダ「ま、もしも本当にこのままだったら私たちで麦野の面倒を見るしかないわけよ」

絹旗「ですね、そのうち元に戻るかもしれませんし、見捨てるのは超忍びないですしね」

滝壺「このあとはむぎのの着替えを買いに行こうと思う」

フレンダ「突然のことだったから一着しか用意できなかったわけよ」

絹旗「それにしても小さいですねー」

むぎの「ぶくぶく」

滝壺「むぎの、じゅーすをぶくぶくするのは　めっ　だよ？」

むぎの「なんでー？」

フレンダ「お行儀が悪いわけよ」

むぎの「おぎょうぎわるくてもいいもーん」

絹旗「お行儀悪いと大きくなれませんよ？」

むぎの「なんでー？」

フレンダ「こわーいおばけが麦野をおいかけるわけよ」

むぎの「おばけ・・・？」ﾋﾞｸ

絹旗「あれ？怖がってる？」

滝壺「ちびっこだもの」

フレンダ「こわーいおばけが　むぎのーまてー　ってはしってくるわけよ」

むぎの「う・・あう・・・・」

絹旗「あ、やばい、このままだと泣きます」

フレンダ「おっと　だから、ぶくぶくはだめなわけよ？いい？」

むぎの「ぶくぶくやめたらおばけこない？」

滝壺「こないよ」

むぎの「・・・・なんでぶくぶくしたらおばけくるの？」

フレンダ「おばけはぶくぶくする子が大好きだからおいかけてくるわけよ」

むぎの「じゃあぶくぶくしない」

絹旗「麦野はちょういいこですねー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

むぎの「えへへー」

フレンダ「麦野、何か食べたいものある？」

むぎの「んーとねー、けーき！」

滝壺「ケーキ・・・どれがいいんだろう」ｼﾞｰ

絹旗「麦野に選んでもらいましょう」

滝壺「むぎの、この中からひとつだけ選んで」

むぎの「いっこ？」

絹旗「そう、いっこです」

むぎの「たくさんはだめ？」

フレンダ「たくさんは食べられないわけよ」

むぎの「たべられるよ？」

滝壺「でもたくさんたべるとご飯がたべられなくなるよ？」

むぎの「ごはんもたべるもん」

絹旗「なんというちびっこらしい発想」

フレンダ「予測をつけられる年齢じゃないからしょうがないわけよ」

しえん

屑浜面死ね

滝壺「じゃあご飯のあとにたくさん食べさせてあげるね」

むぎの「いまはだめ？」

滝壺「うん、おうちに帰ってご飯食べたらあげる」

むぎの「いまがいい」

絹旗「いまよりももっとおいしいケーキが待ってますよ？」

むぎの「じゃあそれもってきて」

フレンダ「今ケーキ屋さんがつくってるわけよ」

むぎの「どこで？」

フレンダ「遠いところ」

むぎの「とおいところってどこ？」

絹旗「あっちです」

むぎの「あっち？」ﾁﾗ

いちいちフレンダで吹く

むぎの「けーきやさんどれー？」ｷｮﾛｷｮﾛ

滝壺「ここからじゃ見えないよ」

むぎの「じゃあどこからならみえる？」

絹旗「高いところです」

むぎの「たかいところってどこ？」

フレンダ「あとでつれてってあげるわけよ」

むぎの「あとっていつ？」

滝壺「ケーキを食べてからだよ」

むぎの「けーき！」

絹旗「はい、だからこの中からいっこ選んでください」

むぎの「けーき！けーき！」

浜面「おーい、持ってきたぞー」

絹旗「あ、そこおいといてください」

浜面「ひでえ」

フレンダ「あれ？このにおいは」ｸﾝｸﾝ

滝壺「出汁のにおい」

浜面「鯖の味噌汁だ」

絹旗「なんであるんですかそんなもの」

浜面「しらねえよ、本日の日替わりスープのコーナーにあったんだよ」

滝壺「ごはんがほしくなる」

フレンダ「そうね、浜面、おにぎり買ってきて」

浜面「・・・は？」

絹旗「お味噌汁にはごはんが必須、何を寝ぼけてるんですか浜面は」

浜面「いや、頼めばいいじゃねえか、ご飯だけ」

フレンダ「わかってないわけよ浜面は」

絹旗「ご飯とおにぎりは超別物ですからね」

滝壺「冷たくてほんのり塩のきいたおにぎりとあったかいお味噌汁」

フレンダ「この組み合わせを所望しているというのがわからないわけ？」

浜面「で、俺にコンビニまで行って買ってこいと？」

絹旗「何をふざけたことを言ってるんですか浜面は」

フレンダ「お弁当屋さんのおにぎりがいいに決まってるわけよ」

滝壺「こんびにの食べ物はあまりおいしくない」

浜面「・・・・はぁ、わかったよ。行ってくる」

絹旗「ダッシュです」

フレンダ「１分以内」

浜面「くそっ、なんで俺がこんなことを・・・」

むぎの「これにする！」ﾋﾞｼｯ

フレンダ「おー、チョコたっぷりのやつか」

絹旗「イチゴのショートにするものだと思ってましたから意外ですね」

滝壺「それじゃあさっそく注文を」ﾎﾟﾁ

ピンポーン

ウェイトレス「はーい！」

絹旗「このケーキをひとつください」

むぎの「けーき！」

ウェイトレス「あ、かしこまりましたー」

ウェイトレス（あれ？何気にこの人たちがドリンクバー意外のものを注文するのって初めてじゃない？）

むぎの「ちょーこ、ちょーこ、ちょーこのけーき」

むぎの「ちょーこ、ちょーこ、ちょーこのけーき」

絹旗「わくわくしてますね」

フレンダ「ケーキひとつでこんなにはしゃげるなんて、これがあの麦野だなんて信じられないわけよ」

滝壺「ねえむぎの」

むぎの「なーに？」

滝壺「晩御飯は何が食べたい？」

むぎの「うーんとねー」

絹旗（ちびっ子らしくカレーとかハンバーグでしょうか？）

むぎの「しゃけ！」

フレンダ「あ、やっぱり麦野だ」

滝壺「期待を裏切らない」

絹旗「麦野はやっぱり超麦野でしたか」

滝壺「それじゃあ晩御飯はしゃけを焼いたやつにするね」

むぎの「しゃけー！」

絹旗「晩御飯っぽくないメニューになりそうですね」

フレンダ「朝食っぽいわけよ」

むぎの「ねえねえ、しゃけってどこにいるの？」

滝壺「しゃけは海にいるよ」

絹旗「え、川じゃないんですか？」

フレンダ「それって産卵の時だけでしょ」

絹旗「そうだったんですか、初めて知りました」

むぎの「しゃけみたい！」

滝壺「しゃけを？」

むぎの「うん！」

GS美神思い出した

絹旗「と、言われても・・・」

フレンダ「そう簡単に見られるものじゃないわけよ」

むぎの「だめー？」

滝壺「うーん、だめって言う前にしゃけは海の中をものすごいスピードで泳いでいるから見ることができない」

むぎの「うみにはいったらいいでしょ」

絹旗「しゃけがいるところはとっても冷たいところなんですよ。そんな中に入ったら寒くて動けなくなります」

むぎの「つめてくてもいいもん！」

フレンダ「これでも？」ﾋﾟﾄｯ

むぎの「ちゅめたっ！！」ﾋﾞｸｯ

絹旗「むぎののほっぺに氷の入ったジュースを押し付けるとは」

滝壺「ふれんだ、むぎのが真似するかもしれないからそういうのはだめ」

フレンダ「いやー、ちょっとやってみたかったわけよ」

むぎの「ちゅめた〜い」

絹旗「フレンダ、麦野からコップを」

フレンダ「おっと」

むぎの「む〜」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

滝壺「むぎの、真似しちゃだめだからね？」ｻｽｻｽ

ぷに

滝壺「おお」

絹旗「どうしました？」

滝壺「むぎののほっぺがぷにぷにしてる」ﾌﾟﾆﾌﾟﾆ

むぎの「んー・・・・」

フレンダ「どれどれ」ﾂﾝ

ぷに

フレンダ「これは・・・・いい」

ぷにぷに

フレンダ「いやー、いいさわり心地なわけよ」ﾂﾝﾂﾝ

滝壺「すばらしい」ﾂﾝﾂﾝ

麦野「むー・・・」

絹旗「ちょ、ちょと、私にも触らせてくださいよ」

フレンダ「そう言われてもほっぺは二つしかないわけよ」

滝壺「きぬはた、お姉ちゃんなんだから我慢しないとだめだよ？」

絹旗「なんですかそれ、それ言うなら滝壺さんのほうがお姉ちゃんじゃないですか」

フレンダ「結局、絹旗もまだまだお子様ってわけよ」

絹旗「ぐぬぬ・・・」

支援

むぎの「やー！」ﾍﾟｼｯ

フレンダ「あら」

滝壺「むぎのはぷにぷにされるのが嫌だったみたい」

絹旗「私もぷにぷにー」

むぎの「ふん！」ﾌﾟｲ

フレンダ「どうやら機嫌を損ねてしまったわけよ」

滝壺「そうだね」

絹旗「ちょっとだけぷにぷに・・・」

むぎの「やっ！！」

絹旗「なんてことを・・・なんてことをしてくれたんですか二人とも」

フレンダ「いやー、いいほっぺだったわけよ」

絹旗「この恨み、いつか晴らしてみせます」

滝壺「大丈夫、そんなことを言いながらも虎視眈々とむぎののほっぺを狙うきぬはたを応援している」

ウェイトレス「お待たせしましたー　チョコレートケーキでーす」

むぎの「けーき！」

絹旗「あ、そうだ、こっちにください」

ウェイトレス「はい」ｶﾁｬ

むぎの「けーきー・・・」

フレンダ「絹旗、さすがにそれは許せないわけよ」

滝壺「きぬはた、しゃれにならないよ？」

絹旗「ふふん、この私が横取りなんてするわけがないじゃないですか」ｶﾁｬｶﾁｬ

むぎの「けーき・・・わたしのぉ・・・」ｳﾙｳﾙ

フレンダ「こら、麦野が泣いちゃうから早く返しなさい！」

絹旗「はい、麦野、あーん」

むぎの「けーき！」

絹旗「あーんですよー」

フレンダ「くっ、そうきたか・・・」

滝壺「これは予想外」

むぎの「あーん　ぱく」

絹旗「いやー、和みますねー」

滝壺「ずるい」

むぎの「もぐもぐ」

フレンダ「おのれ絹旗」

絹旗「ふふん、これで私の恨みは晴れました」

むぎの「おいしー」ﾆﾊﾟｯ

絹旗「もっと食べさせてあげますからねー」ｶﾁｬｶﾁｬ

絹旗「はい、あーん」

むぎの「あーん」

滝壺「これはうらやましい」

絹旗「ふふん」

むぎの「もぐもぐ」

フレンダ「ちっ、ここは絹旗にゆずってやるわけよ」

滝壺「晩御飯は私がやってみせる」

絹旗「ふっふっふ、譲りませんからね」

浜面「はぁ・・・・はぁ・・・・　おい・・・・」

むぎの「はまぢゅら？」

フレンダ「うわー、そんなに汗びっしょりでなにしてるわけ？」

絹旗「暑苦しいですねあっちにいってください」

滝壺「はまづら、こういうところで汗だくでいると私は応援できない」

浜面「おい・・・そりゃねー・・だろ・・・」

浜面「お前らがおにぎり買ってこいって言うから買ってきたんじゃねーか」

フレンダ「そういえばそんなこともあったわけよ」

絹旗「そうでしたっけ？」

むぎの「けーき、もっとー」

滝壺「きぬはた、むぎのがもっと食べたがってるよ」

絹旗「おっと、いけないいけない」ｶﾁｬｶﾁｬ

むぎの「けーき」ｷﾗｷﾗ

絹旗「はい、あーんですよー」

むぎの「あーん」

浜面「ったく・・・俺がダッシュで買ってきたっていうのに・・・・」

フレンダ「それが浜面の役目なんだけど？」

絹旗「何か不満でも？」

浜面「こいつら・・・・」ﾜﾅﾜﾅ

浜面「いい加減にしろおおお！！」ﾄﾞﾝｯ

絹旗「わっ」ﾋﾞｸｯ

ポトッ

むぎの「あ・・・・」

フレンダ「あ・・・」

滝壺「ケーキが・・・」

浜面「いくら下っ端だからってもう少し人間味のある接し方ってもんがあるだろうがああ！！」

むぎの「けーき・・・・　けーきぃ・・・」ｼﾞﾜ

絹旗「浜面・・・・」ｽｯ

浜面「なんだよ！いくらお前らが能力者だからって」むぎの「びえええええええええ！！！！！」

浜面「うわっ」

むぎの「げええええええぎいいいいいいい！！！！！」

フレンダ「あーあ・・・」

滝壺「はまづら・・・」ﾊｧ

浜面「って俺のせいかよ」

絹旗「窒素パンチ！！」ﾌﾞﾝ

ドスッ

浜面「おごぉ・・・・」ﾊﾟﾀｯ

絹旗「ったく、超浜面のくせに何してくれるんですか」

浜面「　」

むぎの「げええええぎ！げえええぎいいいいい」ﾋｯｸ

フレンダ「おー、よしよーし、まだ残ってるからそれをたべようねー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

滝壺「だからなかないで、ね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

むぎの「えっぐっ、ぐすっ・・・ひぐっ・・・うぅぅ・・・」

絹旗「って顔ぐちゃぐちゃじゃないですか」

フレンダ「おっと、ティッシュティッシュ」ｺﾞｿｺﾞｿ

フレンダ「ほい」ﾌｷﾌｷ

滝壺「ふれんだ、私にも貸して」

フレンダ「うん」ﾋｮｲ

滝壺「ありがと」

むぎの「けーき・・・おちた・・・」

滝壺「大丈夫、まだあるよ」

絹旗「そうですよ。だからなかないでくださいね」

むぎの「うん・・・」

滝壺「むぎの、ちーんしよ？」

むぎの「ちーん？」

滝壺「うん、はなが出てる」

むぎの「じゃあちーんする」

滝壺「じゃ、ここに出してね」

むぎの「うん」

ちーん

フレンダ「うん、きれいになった」

滝壺「それじゃ、残りを食べようね？」

むぎの「たべる！」

絹旗「その前に落ちたのはナプキンに包んで・・っと」

絹旗「で、残りを」ｶﾁｬｶﾁｬ

むぎの「はぁ・・・・」ﾜｸﾜｸ

絹旗「はい、あーん」

むぎの「あーん」

滝壺「むぎのかわいい」

フレンダ「もうずっとこのままでもいい気がしてきたわけよ」

禁書知らんけど見てるぞ

40も若返ると随分変わるな

土御門「カミやん、大変だ！」

上条「どうしたんだ？そんなにあわてて」

土御門「学園都市に魔術師が潜入した」

上条「何だって、魔術師が！？」

土御門「しかも昨晩学園都市の人間と一戦交えて姿をくらましたらしい」

上条「ってことはそいつはまだ学園都市の中にいるのか？」

土御門「ああ、どこかに潜伏しちまってるみてえだ」

上条「ったく・・・やっかいなことになっちまったな」

土御門「悪いがカミやん、今回も協力してもらうぜい」

上条「しょうがねーな・・　それで、そいつはどんな魔術を使うんだ？」

土御門「聞いて驚くなよ？」

>>43
アラサーだよ！

土御門「こいつは魔術というよりも呪術に近いものなんだが・・」

上条「呪術？」

土御門「ああ、てっとりばやく言うと対象の生命力を奪い取るものだ」

上条「生命力？」

土御門「狙いとしては人間の魂そのものを奪うのが目的なんだが、いろいろと手順をふまないといけないものらしくてな」

上条「どんな手順だ？」

土御門「ま、魔術的な手順は話しても無駄だろうからすっとばしていくぜい」

土御門「その魔術師は魂を奪うために人間を幼児にしてしまうことが確認されている」

上条「人間を・・・幼児に？」

土御門「そうだ、幼児にされてただでさえ非力な上に純粋で無防備な心、そうして相手の力を弱体化させておいてゆっくりと魂を抜き取る術をかけつづけるんだ」

上条「ってことはそのままにしておけばその人は・・・」

土御門「ああ、死ぬだろうな」

上条「そいつの目的は何なんだ？」

土御門「今のところは人間の魂を抜き取ってそれを魔力に精製、自分の力を高めている段階だがこいつが強力になっちまうと・・」

上条「わざわざ幼児にしなくても魂が抜き取れるようになるかもしれないってことか？」

土御門「そうだ、そうなったら無差別殺人とかそういったレベルにまで発展するだろうな」

土御門「学園都市に来たのも学園都市をどうにかしようということではなく超能力者の魂ってやつに興味を示しただけのようだしな」

上条「・・・・それで」

土御門「ん？」

上条「昨日は誰かがその魔術の犠牲になったのか？」

土御門「いんや、そういう話は聞いてないぜい」

上条「なら、さっさとそいつを探しちまわねーと」

土御門「無理だな」

上条「無理？」

土御門「どうやらここに来るまでにかなりの数の魂を集めてきたみたいで俺の探索魔術なんぞ簡単にはじかれちまう・・」

上条「ってことはお前・・・」

土御門「ああ、また使った」

絹旗「超元に戻りました」

麦野「は〜ま〜づ〜ら〜！！」

浜面「堪忍やー！！仕方なかったんやー！！」

滝壺「むぎのあんなにはまづらに甘えてたのに」

麦野「……！！」ﾎﾞｯ

浜面「あれ、お前なんか顔が赤く」

麦野原「死ねーーーー！！！！」ドガーン！！

浜面「ぎゃーーーー！！！！」ぎゃあああああ

フレンダ「素直じゃないってわけよ」


終わり

上条「・・・・」

土御門「そういう顔をするな、俺は俺が守りたいもののために戦っているだけだ、お前に俺のことで気負われても俺にその気はない」

上条「ったく、相変わらずだな」

土御門「一応頭に入れておいてくれ、やつは人間一人から魂を抜き取るのに４８時間かけなくちゃならない」

上条「なら、まだ犠牲者は出ていないってことか」

土御門「そうだ、それに魂を抜くために術を発動し続けている間やつは無防備だ」

上条「ってことは、誰かが幼児にされた時は俺の右手で元にもどしてやればいいってことか？」

土御門「そのとおりだ、運よく無防備なターゲットを見つけたときはその右手で一発ぶちかましてやれ」

上条「それにしても、そいつそれだけの弱点があるならよくここまで逃げ延びてこれたな」

土御門「言っただろ？魂から魔力を精製するって、強くなりたいと思った一部の魔術師がそいつの護衛をしているんだよ」

上条「自分の努力じゃどうしょうもないから他人を犠牲にしてでも力を得ようってのか・・・」

土御門「どこの世界でも珍しいことじゃないぜい」

上条「ってなると俺とお前だけじゃ難しいんじゃないのか？」

土御門「なあに、なんとかなるだろうぜ、なんせ昨夜の段階で何人かは学園都市の人間が再起不能にしちまったみたいだからな」

上条「なんだって！？」

土御門「何人かは今極秘に尋問を受けているところだ、そこから仲間の数、身体的特徴を聞き出すのにそう時間はかからないだろうぜ」

上条「学園都市ってすげーんだな」

土御門「そういうことだ、とりあえず俺たちは魔術師が潜伏してそうなところを地道に探し回るぞ」

上条「わかった」

むぎの「おいしかった」ﾆﾊﾟ

絹旗「そうですか、それはなによりです」

フレンダ「それじゃ、買い物行こうか」

滝壺「着替えもそうだけどおもちゃもほしいところ」

むぎの「おもちゃ！」

絹旗「さすがちびっこ、おもちゃと聞いてこの食いつきですよ」

フレンダ「女の子だし着せ替え人形にする？」

滝壺「ぬいぐるみでもいいと思う」

絹旗「麦野はどんなおもちゃがいいですか？」

むぎの「えっとねー　えっとねー」ｳｰﾝ

フレンダ「考えてる」

絹旗「超考えてますね」

滝壺「ま、いいや、とりあえず移動しよ？ここじゃ何も決められないし」

絹旗「そうですね」

滝壺「むぎの、お買い物にいくよ」

むぎの「おかいもの？」

フレンダ「お洋服とおもちゃを買いにいくわけよ」

むぎの「やったー！」

絹旗「大喜びじゃないですか」

むぎの「あ」

フレンダ「ん？」

滝壺「どうかした？」

むぎの「おちっこ」

絹旗「あ、トイレですか」

浜面「う・・・ん・・・」ﾑｸｯ

支援

フレンダ「うわぁ、こいつ麦野のトイレに反応して目覚めたわけよ・・・」

絹旗「キモッ！！浜面超キモッ！！」

滝壺「はまづら、私はちっちゃい女の子のおといれに反応するはまづらは応援できない」

浜面「え？はい？なんですと？」

むぎの「おちっこ」

フレンダ「はーい、変なおじちゃんがむぎのをいやらしい目で見てるから早くいこうねー」

浜面「おい、誰が変なおじちゃんだ」

絹旗「浜面意外誰がいるんですか？」

浜面「いくらなんでもこんなガキんちょに反応するわけねーだろうが！」

滝壺「はまづら、お店の中では静かに、だよ」

浜面「くそっ、何で俺だけいつもこんな扱いなんだ」

スレタイの横のレス数が浜面の年齢に見えてワロタ

ぼく「う・・・ん・・・」ﾑｸｯ

スレタイの横のレス数が浜面の年齢に見えてワロタ

rentousuman

ジャバー

むぎの「おわったよ」

フレンダ「うん、じゃあ次は手を洗うわけよ」

むぎの「どこで？」

フレンダ「えっと・・・」ﾁﾗｯ

むぎの「どこ？」

フレンダ「どう見ても届かないわけよ」

むぎの「どこであらえばいーの？」

フレンダ「しょうがない、ここは私が持ち上げてあげるわけよ」

むぎの「ねえねえ」　フレンダ「よいしょっ」ｸﾞｲｯ

むぎの「わっ！！」

フレンダ「さ、ここで手を洗うわけよ」

むぎの「しゅごいしゅごーい！」ｷｬｯｷｬｯ

フレンダ「お、お願い・・・手を・・・洗って・・・・」

むぎの「おみじゅでてこないよ？」

フレンダ「手、手を伸ばせば出てくるわけよ・・・」

フレンダ（うわぁ・・・ちびっ子でも手の力だけで持ち上げるって決行・・つらい・・・）

むぎの「こう？」ｽｯ

ジャバー

むぎの「わっ！」ﾋﾞｸｯ

フレンダ「ちょおおおい、暴れちゃだめなわけよ！！」

むぎの「おもちろい！」ｷｬｯｷｬｯ

フレンダ「お、おみずが出てくるだけだからね？あとでもっとおもしろいの見せてあげるからね？」

むぎの「おみじゅ・・・」ｽｯ

ジャバー

むぎの「おみじゅ！！」

フレンダ「お願いだから手をあらってええええ！！！」

フレンダ「おまたせー」

むぎの「きれいきれい！」

絹旗「少し時間かかりましたね？」

フレンダ「いや、手をあらわせるのに手間取ったわけよ」

滝壺「手を？」

フレンダ「麦野がこんなんだからこう手で持ち上げて蛇口のところまでもっていったわけよ」

絹旗「なるほど、それは手がかかりますね」

むぎの「うーん」ｷｮﾛｷｮﾛ

滝壺「むぎの、どうしたの？」

むぎの「ねーはまぢゅらー」ｸｲｸｲ

浜面「ん？」

むぎの「のせて！」

浜面「はぁ？」

滝壺「はまづら、肩車してあげて」

浜面「何で俺が・・・」

絹旗「この中で一番背が高いからですよ」

フレンダ「しかも男だし」

むぎの「ねーはまぢゅらー、のーせーてー」ｸﾞｲｸﾞｲ

浜面「いや、俺運転あるし」

滝壺「はまづら、少しでいいから」

浜面「・・・・しょうがねえな、わかったよ」

むぎの「はまぢゅらー」ｸﾞｲｸﾞｲ

浜面「ほら、のせてやるから・・」ｶﾞｼｯ

ひょい

むぎの「わぁー」

浜面「よっと、これでどうだ？」

むぎの「こわい！！」ｷﾞｭｯ

浜面「あれ？」

むぎの「こわいー！！　こわいー！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

浜面「いでええええ！！！髪ひっぱんじゃねえええ！！！」

絹旗「こら浜面！しっかりささえなさい！！」

フレンダ「落としたらしょうちしないわけよ！！」

浜面「無理言うんじゃねえええ！！！」

むぎの「こあいいい！！」

浜面「お、降ろすから！降ろすからおとなしくしてくれええ！！！」

ガブッ

浜面「ぎゃあああああ！！！噛むなあああああ！！！」

むぎの「んぎいいいいいい！！！」ｶﾞｼﾞｶﾞｼﾞ

滝壺「むぎの、今おろすからはまづらから手をはなして」

絹旗「いっそのこと浜面を沈めますかね」

フレンダ「それやると足がなくなるわけよ」

滝壺「よしよしむぎの、もう怖くないよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

むぎの「こわかった」ｷﾞｭｳ

浜面「あーいてぇ、何本か抜かれたんじゃねえのかこれ・・・」

絹旗「これだから浜面は」

フレンダ「はげればよかったわけよ」

浜面「この年齢で成人も迎えてねーのにはげてたまるかってんだ」

滝壺「むぎの、これから車に乗ろうね」

むぎの「くるま？」

滝壺「うん、あれだよ」

むぎの「ぶーぶー？」

滝壺「そう、ぶーぶー」

むぎの「ぶーぶー！」

フレンダ「感情の起伏が激しいわけよ」

絹旗「まさかここまでとは思いませんでしたね」

滝壺「ちびっこにとっては全部新鮮なんだからしょうがないよ」

浜面「おーいてぇ・・・　このちっこい体のどこにそんなパワーがあるんだよ」

絹旗「つべこべいわずに早く車の鍵あけてください」

浜面「わぁーかったよ。そうせかすな」

ガチャッ

滝壺「むぎの、どこに座りたい？」

むぎの「うんてんせき！」

絹旗「麦野は運転したいんですか？」

むぎの「うん！」

フレンダ「さすが好奇心旺盛な年齢」

滝壺「でもむぎのは運転できない」

むぎの「なんで？」

滝壺「むぎの、これまわしてみて」

むぎの「これ？」

滝壺「そう」

絹旗「あ、ハンドルですか」

フレンダ「ちびっ子の力じゃ無理なわけよ」

浜面「ってかサイドブレーキすら無理だろ」

滝壺「むぎの、できる？」

むぎの「んー！！　んーーーー！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

むぎの「うごかない」

滝壺「むぎのがこれを動かせるようになったら運転しようね」

むぎの「むー」

滝壺「むぎの、これが動かせないとぶーぶーは動かないんだよ？」

むぎの「・・・じゃあ、いい」ﾌﾟｲ

滝壺「それじゃあ私と一緒に後ろに乗ろうね？」

フレンダ「っていうかこの年齢だとチャイルドシート必須じゃないの？」

絹旗「ですね」

浜面「だけどそんなもんこの車にはねーぞ？」

絹旗「なあに、バレなきゃいいんですよ、バレなきゃね」

し

バタン

フレンダ「じゃ、浜面、車出して」

浜面「どこに行けばいいんだ？」

絹旗「セブンスミストでいいんじゃないですか？あそこならおもちゃ売り場とかあるでしょうし」

むぎの「おもちゃあれがいい」

滝壺「あれって？」

むぎの「もこもこしてみみがあってがおーってやつ」

浜面「何のこと言ってんだ？」

フレンダ「耳があってがおー　ライオン？」

絹旗「もこもこを忘れてますよ」

滝壺「くまじゃない？」

むぎの「もこもこ！」

絹旗「なるほど、ってことはあの有名なベアのことですか」

フレンダ「この虫は食べられます」

浜面「それ違うベアだろ」

むぎの「はぁ・・・・」

滝壺「むぎの、窓の外ばかり見てると気持ち悪くなるよ？」

むぎの「うん・・・」

絹旗「聞いてませんね」

浜面「車の中で戻すとかやめてくれよ？」

フレンダ「そうなったらきれいにするのは浜面なわけよ」

浜面「だからやめろってんだろうが」

滝壺「だいじょうぶ、今のところそんな感じはしない」

フレンダ「あ、そこ左ね」

浜面「はいよっと」

むぎの「ねー、あれなーに？」

滝壺「あれはここに車を停めたらだめだよっていう印だよ」

むぎの「なんで？」

絹旗「他の車が通れなくなるからですよ」

むぎの「へー」

上条「しかしどこに潜んでやがんだろうな、魔術師のやつ」

土御門「学園都市は学園都市でスキルアウトの巣窟になってる場所が何箇所かあるからな、そう簡単にはみつからないぜ」

上条「何かこう、手がかり的なものがあればいいんだけどな」

土御門「さっきも言ったがそれは極秘に行われている。俺たちはその情報を待ちつつ地道に探すしかねーんだ」

上条「風紀委員や警備員の協力を得られれば楽なんじゃねーのか？」

土御門「確かに楽は楽だが表の人間をむやみに魔術とかかわらせるわけにもいかねーからな」

上条「それもそうだな」

土御門「はぁ、なんで貴重な休日を男と過ごさないとならねーんだ・・・」

上条「それは俺も同じだろうが」

むぎの「くまー」ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

絹旗「いいのが買えましたね」

滝壺「うん、すごく喜んでいる」

フレンダ「お洋服もかわいいのがいっぱい買えたわけよ」

浜面「ってかお前らの買い物までする必要あったのか？」

絹旗「ついでですよ」

浜面「そのついでに６時間もつき合わされた俺の身にもなってみろ」

フレンダ「はあ、女の子と買い物なんて一生縁が無さそうな浜面にいい思い出を作ってあげたというのにこの態度か」

浜面「く、くそっ・・俺だっていつか・・・」

むぎの「くまくまー」ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

滝壺「むぎの、いじめたらだめだよ？」

むぎの「うん！おともだちだもん！」

滝壺「おともだち？」

むぎの「なかよし！」ｷﾞｭｯ

絹旗「抱きかかえて離そうとしませんね、これは相当気に入ってますね」

滝壺「はまづら、途中でスーパーに寄って」

浜面「わかった、フレンダ、ナビ頼んでいいか？」

フレンダ「言われなくてもやってやるわけよ」

むぎの「もふもふ」ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

絹旗「晩御飯の買出しですか？」

滝壺「うん」

フレンダ「滝壺、私今日泊まるからね」

滝壺「そう言うと思った」

絹旗「じゃあ私が泊まっても問題無いわけですね？」

滝壺「もちろん」

むぎの「みんなでおとまり？」

フレンダ「そうよー、でもこのおじちゃんは来ないから安心してほしいわけよ」

浜面「おじちゃん言うのやめろ」

上条さんがおむつかえる的な

いんなんとかさんは出番なしｶﾅ

上条「疲れた・・・」

土御門「一日中歩き回って収穫無しか、ま、そんなもんだろう」

上条「学園都市から離れたってことは考えられないのか？」

土御門「ゲートを管理しているところからそういった連絡は無いみたいだぜい」

上条「ってことはまだ中にいるってことか・・・」

土御門「やつが動き出した気配はまだ無いようだから今日のところは解散にしとくか、また明日探索に付き合ってくれ」

上条「明日もか・・・なんかげんなりしちまうな・・・」

土御門「ま、カミやんの右手で誰かの命が救えるかもしれねーんだ、そう言わずに協力してくれ」

上条「わかったよ。じゃあ俺は買い物してから帰るからここでな」

土御門「明日もよろしくな」

むぎの「ごろごろ　ごろごろ」

滝壺「むぎののためにしゃけは確定として・・・」

フレンダ「ねえ滝壺、鯖は？」

絹旗「好きですね、そんなにおいしいですか？」

フレンダ「もちろん、鯖無しに日本人の食卓はありえなかったわけよ」

滝壺「ふれんだはどう見ても日本人じゃない」

フレンダ「こまけえこたぁいいわけよ」

絹旗「鯖と言われても何にします？」

滝壺「うーん、しゃけを焼くからさばはお刺身かな」

フレンダ「ってなると鮮度が命なわけよ」

絹旗「鮮度ですか・・・　ぶっちゃけ私にはどれがいい魚なのか超さっぱりですね」

滝壺「目利きって難しい」

★

上条「はぁ・・・今日は何にするかなぁ・・・・」

上条「インデックスのやつが里帰りしてるからたまには肉でも食べちまうかなぁ・・・」

上条「いや、あいつがいないからこそ財布の紐をゆるめておかねーとな」

上条「そうだ、確か今日は鯖が安かったな」

上条「鯖が一尾９８円、秋刀魚よりもでかくて食べ応えのあるものがこの値段で買えるのはうれしいな」

上条「これ一尾で二日は持つからまとめ買いできればありがてーけど・・・」

上条「お一人様２尾までってのはある意味しょうがねーか」

上条「鯖・・・・鯖・・・・　お、あった」

上条「ってあと２尾しかないじゃねーか！急げ！！」

上条「さばあああああ！！！」

上条「もらった！！」

ガシッ

上条「・・・・あれ？」ｸﾞｲ

フレンダ「ん？」ｸﾞｲ

上条「・・・おい」

フレンダ「何？」

上条「えっと・・・・どう見ても日本人には見えないのですがもしかしてノルウェーの方ですか？」

フレンダ「はぁ？」

上条「いや、鯖ってノルウェーから輸入してるやつが多いだろ？」

フレンダ「何をわけのわからないことを言ってるわけよ。そんなことはどうでもいいからこの鯖から手を放しなさい」

上条「いや、これは俺の貴重な蛋白源であってだな、そう簡単に離すわけには・・・っておい」

フレンダ「ん？何？」

上条「その籠に入ってるのと合わせるとこれで８尾じゃねーか」

フレンダ「四人で来てるんだから当然でしょ？」

上条「よ、四人で？」

フレンダ「そ、だからこの鯖から手を離すわけよ」ﾆｺ

上条「いや、四人いるからって８尾は買いすぎだろ、四人とも鯖が好きなのか？」

フレンダ「え？鯖が好きなのは私だけよ？」

上条「・・・ってことはこれ全部一人で食うつもりか？」

フレンダ「うーん・・　少しはみんなも食べるけどほとんど私の胃に納まるかな」

上条「なら６尾でいいじゃねーか」

フレンダ「嫌よ。せっかくこの値段で買えるんだから買えるだけ買いたいの」

上条「俺だって苦しい家計の中から少しは良いたんぱく質を取ろうと考慮してだな」

フレンダ「うるせえ豆腐でも食べてろ」

上条「なんだとこのエセ外国人」

滝壺「ふれんだ、何してるの？」

フレンダ「あ、滝壺、この男が私の鯖を横取りしようとしてるわけよ」

上条「誰が横取りだ！」

絹旗「って籠に６尾も入ってるじゃないですか」

むぎの「これなんてさかな？」

滝壺「さば　って言うんだよ」

むぎの「さばってつよいの？」

麦野「うーん、あじよりは強いけどしゃけよりは弱いかな」

むぎの「しゃけつよい！」

上条「っておい」

滝壺「何？」

上条「ショッピングカートの商品を乗せるところに子供を乗せるんじゃねーよ！いくら若くして母親になったからって常識としておかしいだろうが！！」

滝壺「えっ？」

麦野さん復活してはるやん

財布の紐はゆるめちゃダメだろう
締めろよ

フレンダ「こいついきなり何言い出すわけ？」

絹旗「いや、事情がわからない人が見ればそう見えなくもないですが・・・」

上条「あんたにどういう事情があったのかしらねーけど子供ってのは親次第で白にも黒にも染まるんだ、だからあんたがもっとしっかりしねーとだな」

滝壺「私がむぎののおかあさん？」

むぎの「たきちゅぼがおかーさん？」

上条「そうだ、もっと母親としての自覚を持ってきちんと子供に接してやらねーとこの子のためにもあんたのためにもならねーだろうが」

フレンダ「どうする？」

絹旗「事情を話しても絶対に伝わりませんから親子ではないことだけ説明しましょう」

上条「だからさっさとその子をカート降ろすんだ」

滝壺「だって、むぎの、降りよ？」

むぎの「やー！」

上条「親が普段からきちんとしつけてないと」絹旗「ちょっといいですか？」

上条「ん？」

>>78
○上条「いや、あいつがいないからこそ財布の紐をしめておかねーとな」

>>81
○滝壺「うーん、あじよりは強いけどしゃけよりは弱いかな」

絹旗「窒素パンチ！！」ﾌﾞﾝ

ドゴォッ！！

上条「うごぉっ！！」

絹旗「確かにショッピングカートに麦野を乗せたのはマナー違反かもしれませんが、この二人は親子ではありません」

上条「な・・・に・・・・」

絹旗（あれ？割と強めの窒素パンチを受けても倒れないなんてこいつ何者ですか？）

フレンダ「事情があって私たちが世話をしているだけってわけよ」

滝壺「きぬはた、ちっそぱんちはよくない」

絹旗「いやー、超うっかりですねー　えへっ」ｷｬﾋﾟ

むぎの「ちっそぱんち！」

フレンダ「早速麦野が真似してるし」

上条「あーいってー・・・」

滝壺「ふれんだ、さばわけてあげよ？」

フレンダ「えー」

絹旗「いや、えー言わなくてもそんなに必要無いじゃないですか」

むぎの「さばいっぱいあるよ」

滝壺「うん、いっぱいだね」

絹旗「ここで鯖を買い貯めしなくてもいいじゃないですか」

フレンダ「まあそれはそうだけど・・・」

滝壺「じゃあこの人にあげてもいいよね？」

フレンダ「うーん・・・　ま、いっか、ねえそこの人、この鯖譲ってあげるわけよ」

上条「えーっと・・・　鯖が手に入るのはありがたいんだけどちょっと納得いかないところがあるんですが」

絹旗「はい？何か問題がありますか？」

上条「俺はマナーについて少し注意しただけなんだが何でボディブロー受けたんでしょうか？」

絹旗「はあ、わかってませんね、この滝壺さんを見てください」

滝壺「私を？」

むぎの「さばー・・・　くまー」ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

上条「えっと・・・」ｼﾞｰ

滝壺「？？」

絹旗「このか弱い子ウサギのように弱弱しい滝壺さんを見てあろうことかヤンママ扱いするとは何事ですか！！」

上条「ま、まあ確かにそういわれてみれば母親って言える年齢じゃないような・・・」

上条（よく見れば俺と変わらないんじゃねーのか？）

フレンダ「女の子を相手に失礼なこと言うと殴られるだけじゃすまないわけよ」

上条「あー・・・　えっと、何か悪かったな」

滝壺「ううん、気にしてない、それよりきぬはたが殴っちゃったからおあいこ」

むぎの「おあいこ！」

彼氏ヤンキーやけどな

絹旗「それにしてもあなたって打たれづよいんですね」

上条「え？まあ色々事情があってやりあうことが多いからな」

フレンダ「血の気が多いわけよ」

滝壺「でもいきなり説教されたのは驚いた」

上条「あ、すまねえ、ちょっと熱くなりやすいみたいでさ」

むぎの「あつくなるとどうなるの？」

上条「えっと・・・こうつっぱしっちまうっていうか、勢いでいろいろやっちまうっていうか」

むぎの「つっぱしるってなに？」

滝壺「止まらずに走るってことだよ」

むぎの「んー・・・よくわかんない」

絹旗「そのうちわかるときがきますよ」

滝壺よりむぎのんが先にヤンママになる予感、はまづら逆レイプで
あっ、ヤンママって歳でもないよな

上条「えっと、とりあえずカートからは降ろせよ？」

むぎの「やー！ごろごろー！」

絹旗「どうやら麦野はこれが気に入ってしまったようですね」

フレンダ「こうなると降ろすのは難しいわけよ」

上条「って言ってもおもちゃじゃないんだしなあ・・・」

滝壺「むぎの、くまさんがここ寒いって言ってるよ」

むぎの「さむい？」

絹旗「確かに魚売り場ですから他に比べて気温低いですね」

フレンダ「ずっといるところじゃないわけよ」

滝壺「むぎのは寒くない？」

むぎの「うーん・・・・さむい」

フレンダ「なら、お店の外にいたほうがいいわけよ」

むぎの「じゃあお外行く」

絹旗「ですね、私とフレンダで会計済ませてきますから滝壺さんは麦野と二人で外に出ててください」

滝壺「それじゃあ先に出てるね」

むぎの「ごろごろー」

上条「・・・まああの年齢って難しいよな」

絹旗「それで、滝壺さんをヤンママと勘違いした気分はどうですか？」

上条「ぐっ！」

フレンダ「見ず知らずの人に説教までしちゃって・・・」

絹旗「ねえ、今どんな気持ちですか？」ﾆﾔﾆﾔ

フレンダ「熱くなっちゃったけどどんな気持ち？」ﾆﾔﾆﾔ

上条「ぐ、ぐぬぬ・・・」

上条「正直・・・恥ずかしい」

絹旗「くすっ」

フレンダ「ま、それが自然な反応なわけよ」

支援

上条さんなら説教したことに対して恥ずかしいとか思わないだろ

はよ

はよう

この二人に嘲笑われるとかご褒美じゃないか

逃げた？

八時間ぶっ通しやし

とりあえず保守

上条「ま、結局鯖を買うことができたわけだし、結果オーライかな」

絹旗「会計が５００円行かないってどれだけ節約してるんですか？」

フレンダ「こんなところにも不況の波が・・・」

上条「いや、ちょっとだけ不幸な事情があるだけだ」

絹旗「えっと、鯖もうひとついります？」

フレンダ「こら！それは私の！」

上条「いや、そこまでは困ってねーからさ、気持ちだけいただいでおくよ」

上条（一瞬欲しいって言いそうになっちまった）

絹旗「ま、これも何かの縁でしょう。何か力になれることがあったら教えてくださいね」

上条「って言われても女の子に頼るってのもなぁ・・・」

フレンダ「気にしない気にしない、女の子にしかできないことだってあるわけよ」

上条「そうか？じゃあ俺も何かあったらお前らを手伝うことにするよ」

絹旗「私は絹旗、さっきのちびっ子が麦野、先に外に出たのが滝壺さんです」

フレンダ「私はフレンダ」

上条「俺は上条だ、よろしくな」

土御門「ってわけだ、まだ尻尾すらつかめてない状況でな」

土御門「尋問？そっちのほうも使い捨ての人間をつかんじまったらしく有力な情報は一切無い」

土御門「そうだな、今のところ被害は確認されちゃいねーが急ぐにこしたことはないな」

土御門「だけどなぁ・・・　こちとら貴重な休日を男と二人で歩き回ったんだぞ？」

土御門「・・・・・・」

土御門「わかったわかった、少しぼやいてみただけだ。真面目にやるって」

土御門「ああ、それじゃあこっちに着いたら連絡してくれ」

土御門「ステイルのやつめ、動き出すのがおせってーんだよ」

まだ魔術師絡むのか
展開が予測できん

ほ

フレンダ「麦野ー、一緒にあそぶわけよ」

むぎの「なにするの？」

フレンダ「お人形さんあそびをするわけよ」

むぎの「くまさんと？」ﾑｷﾞｭ

フレンダ「そう、私がこのきりんさんを動かすから麦野もいっしょにやるわけよ」

むぎの「きりん？」

フレンダ「これ、この首の長いやつ」

むぎの「これかっこわるい」

フレンダ「はい？」

むぎの「きりんさんかっこわるい」

フレンダ「そんなこというときりんさん泣くわけよ」

格好いい格好悪いで選ぶ辺りがむぎのんやな

フレンダ「ヤア、ボクキリンサンダヨォー」

むぎの「えいっ」ﾍﾞﾁ

フレンダ「た、たたいたらだめなわけよ」

むぎの「くまさんがいるからいいもん」

フレンダ「え？いやそういうことじゃなくて・・きりんさんと一緒に遊ぶくまさんを」絹旗「フレンダ」

フレンダ「ん？」

絹旗「麦野はフレンダのイメージするお人形さん遊びを理解してないみたいですよ？」

フレンダ「え？」

むぎの「くまくまー」ﾑｷﾞｭﾑｷﾞｭ

フレンダ「あー・・・」

絹旗「遊びのルールとかシチュエーションとかを完璧に理解できると思わないほうがいいみたいですね」

フレンダ「ちぇっ、早すぎたか」

アイテム可愛い順

フレンダ＞＞絹旗＞＞＞＞＞＞＞滝壺＞＞＞＞＞＞麦野

>>109
消されるぞ

絹旗「それじゃあ私は滝壺さんを手伝ってきますから危ないことしないように見ててくださいね」

フレンダ「了解ってわけよ」

むぎの「がおー」ﾑｷﾞｭ

フレンダ「かわいいなあ・・・」

むぎの「がぶぅ」ﾑｷﾞｭ

フレンダ「くまさんが好きってことはこう、動物のイメージビデオとかあるといいんだけど・・・」

フレンダ「あ、そうだ。確か滝壺ってディスカバリーをよく観てるって言ってたはず」

フレンダ「今アニマル系とかやってないかなー」ﾋﾟｯ

サバンナの過酷な環境で生き残るためには・・・

フレンダ「お、やってるやってる。麦野、麦野」ﾁｮﾝﾁｮﾝ

むぎの「なあに？」

フレンダ「ほら、ライオンさんが出てるわけよ」

むぎの「らいおんさん？」

むぎの「ほぉー・・・・」

フレンダ「よし、作戦成功」

ライオンの雌は群れを守るために・・・

むぎの「らいおん・・・・」

フレンダ「ライオンはサバンナの王様なわけよ」

むぎの「おうさま？」

フレンダ「そう、王様」

むぎの「おうさまって何？」

フレンダ「王様は偉い人なわけよ」

むぎの「えらいと何ができるの？」

フレンダ「えーっと、みんなにこれをしなさいっていえるわけよ」

むぎの「ふーん・・・・・」ｼﾞｰ

フレンダ「いやー、熱心に観てるわけよ」

ここでライオン達は狩りにでかけます・・・

むぎの「はー・・・・・」

フレンダ「ライオンさんがご飯を食べるためにシマウマをおいかけるわけよ」

むぎの「ごはんもってきてもらわないの？」

フレンダ「はい？」

むぎの「おうさまなんだからごはんもってきてもらえばいいでしょ？」

フレンダ「あ、あー・・・あはははー・・・」

フレンダ（そうきたか・・・ちびっ子恐るべし）

一頭のシマウマに狙いを定めたハンター達！成功するのでしょうか！？

むぎの「ねえ、なんでシマウマおっかけてるの？」

フレンダ「えっとね、えっとー・・・」

むぎの「ねえなんでー？」

フレンダ「ぐ、ぐぬぬ・・・」

シマウマを食い殺すところでどう反応するのか

滝壺「きぬはた、さばは三枚におろしたからこれを切り分けて」

絹旗「お刺身ですね、わかりました」

滝壺「しゃけはオーブンに入れておいたから待つだけ、私はこのさばの骨と頭を使ってお味噌汁を作るね」

絹旗「いい出汁が出そうですね」

滝壺「ごはんはスイッチを入れておいたから、あとはサラダだね」

絹旗「案外手軽にできるものですね」

滝壺「うん、手をかけようと思えばいくらでもかけられるけどそこまで手をかけなくてもおいしいものは食べられる」

絹旗「あの二人、静かですけどうまくやってますかね？」

滝壺「大丈夫、フレンダはここぞというときはやってくれるはず」

ここでライオンがシマウマに飛びつきます！

むぎの「あっ！！」

フレンダ「ら、ライオンさんがんばれー」ｱﾊﾊ

フレンダ（危ない危ない、うかつなことはいえないわけよ・・・）

危ない！シマウマは間一髪でライオンの一撃をかわします

むぎの「よけた！」

フレンダ「あー、おしいー」

ですがシマウマに逃げ場はありません、もう一頭がすかさずシマウマに飛び掛ります

むぎの「また！！」

フレンダ「が、がんばれー」

フレンダ（うかつなこといえないから頭の中で組み立てないといけないのが面倒なわけよ・・・）

ほ

がぶり！！うまくシマウマののど元にくらいつくことに成功しました！

むぎの「はぁー・・・・」

フレンダ「ライオンさんがシマウマをつかまえたわけよ」

一頭、また一頭と全員でシマウマを押さえつけます

むぎの「つかまったらどうなるの？」

フレンダ「え？」

むぎの「らいおんさんにつかまったらどうなるの？」

フレンダ「あー、えっと、えっとねー」

フレンダ（やばいな、下手に食事シーン見せてトラウマになったらどうしよう・・・　ここは）

フレンダ「えい」ﾋﾟｯ

ゲーコゲーコゲコカエルの子♪

むぎの「あ、げこた！」

フレンダ「そうよー、ゲコ太よー」

むぎの「げこげこげこ♪」

フレンダ（あっぶねー、とっさの機転、よくやった私）

大人はすぐそうやって子供を誤魔化す

アイテムの奴らは好きだけど、原作の展開思い出すと辛くなる

フレンダ復帰したじゃん

>>121
まじで？

あれは復帰と言っていいのかどうか

思わぬネタバレをくらいそうで怖い

まだ詳細はわからないけど、新訳5巻で出てきたよ

支援

滝壺「むぎの、ごはんだよー」

むぎの「はーい！」

フレンダ「そしてナイスタイミング滝壺」

むぎの「ごはん！ごはん！」

絹旗「メニューはシンプルに焼きシャケと鯖の刺身、サラダです」

滝壺「そしてお味噌汁の出汁にはさばの骨と頭を使っている」

フレンダ「私のためのメニューじゃない」

絹旗「あれだけデカい鯖があればそりゃ出汁にもなりますよ」

滝壺「切り身がまだ残ってるからお刺身のおかわりはあるからね？」

フレンダ「いやー、こんなうれしい食卓は始めてなわけよ」

７分間隔くらいなら、さる食らわなかった気がするけど
一時間の間に何回以上レスして云々といった正確な基準は忘れてしまった

さる食らっても待ってるから、このスレで完結させてくれ

滝壺「はいむぎの、あーん」

むぎの「あーん」

絹旗「うわっ、ずるっ！」

フレンダ「ふふん、次は私がやるわけよ」

絹旗「そんな、ほっぺたぷにぷにできなかったかわりに私が食べさせるってことで満場一致だったじゃないですか」

滝壺「そんなの決めた？」

フレンダ「まさか」

むぎの「もぐもぐ」

絹旗「決めました、絶対に決めました」

滝壺「むぎの、おいしい？」

むぎの「おいちー」ﾆﾊﾟｯ

絹旗「だから私が食べさせるんです。滝壺さん、代わってください」

フレンダ「そいつぁとおらねえわけよ絹旗」

絹旗「なんですって？」

支援

フレンダ「簡単な話、私も滝壺もむぎのにあーんってさせたい、ただそれだけなわけよ」

絹旗「ぐぬぬ・・・」

滝壺「二人とも、ご飯の時に騒いだらだめだよ？」

絹旗「くそっ・・・ぷにぷに・・・」

むぎの「ねえ、しゃけまだー？」

フレンダ「じゃあ次はシャケを食べさせてあげるわけよ」

滝壺「ふれんだ、骨には気をつけてね」

フレンダ「当然・・・・よっと」ﾋｮｲ

フレンダ「麦野、あーん」

むぎの「あーん」

絹旗「くっ、考えろ・・・どうすればこの二人を出し抜ける・・・」

滝壺「きぬはた、あとでお風呂で頭洗ってあげればいいと思うよ？」

絹旗「はっ！お風呂ですか！」

滝壺「うん」

し

上条「インデックスのやつがいないと静かでいいな」

スフィンクス「うむ、たまに少年にかみついておるからな」ﾆｬｰ

上条「食事も一人と一匹だけ用意すればいいし久々にベッドで寝られるし」

スフィンクス「風呂場で寝るのは辛かろうて、よく耐えられるものだな」ﾆｬｰ

上条「たまにはこういうのも悪くねーな」

スフィンクス「むしろこれが当たり前なのではないかね？」ﾆｬｰ

上条「ま、本当は俺がすっげー超能力を使えて奨学金もたくさん入るような男だったらもっと２部屋あるマンションを借りられるのにな・・」

スフィンクス「ペット可の物件で頼むぞ？」ﾆｬｰ

上条「そうだ、お前を堂々と飼ってやれるところに住めたらなぁ・・・」

スフィンクス「うむ、我をおいていくでないぞ？」

つーか鯖の刺身って怖いような

フレンダ＞＞＞フレメア＝麦野＞＞＞＞＞＞＞＞＞その他

チャプ

むぎの「あったかい」

絹旗「いやー、麦野の体超すべすべぷにぷにですね」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

むぎの「ちゃぷちゃぷ」ﾊﾞﾁｬﾊﾞﾁｬ

フレンダ「ちびっこだもの」

滝壺「このお風呂に四人は狭いね」

絹旗「浴槽に入りきりませんからねー」

フレンダ「麦野含めて三人までならいけるか」

滝壺「あぶれた人から先に体洗っていこう」

むぎの「あわあわのおふろ入りたい」

フレンダ「あわあわ？」

絹旗「泡風呂のことですね」

むぎのはフレンダさんを惨殺した基地外

しえん

滝壺「うーん、泡風呂の元とかがあればできるけど・・」

むぎの「ないの？」

フレンダ「そ、だから我慢して」

むぎの「なんでないの？」

絹旗「あわあわのお風呂はあまり気持ちよくないんですよ」

むぎの「なんで？」

滝壺「ぬるぬるするからだよ」

むぎの「あわあわのおふろはぬるぬるするの？」

フレンダ「そ、だからお風呂に入ってもさっぱりしないわけよ」

むぎの「へんなのー」

絹旗「そ、変ですよねー」

滝壺「変だよねー」

絹旗「それじゃ、頭から水かけますから目とじててくださいねー」

むぎの「うん」

フレンダ「お、指で目を押さえてる」

滝壺「これで完璧」

絹旗「いきまーす」

シャー

むぎの「む・・・・」

絹旗「麦野、熱くないですか？」

むぎの「あちゅぶっふ」

絹旗「え？何ですか？」

フレンダ「頭から髪の毛を伝って流れた水が開いた口の中に入ってきてるわけよ」

滝壺「きぬはた、シャワーをむぎのから」

絹旗「あ、そっか」ﾋｮｲ

むぎの「ぷはっ　みじゅはいってくるよ？」

し

フレンダ「口あけると入ってくるわけよ」

むぎの「じゃあどうしたらいいの？」

絹旗「手で合図してください」

むぎの「どうやって？」

絹旗「よかったらチョキをつくって、だめだったらパーをつくってください」

むぎの「わかった」

絹旗「で、さっきのお湯は熱くなかったですか？」

むぎの「うーん、あつくない」

滝壺「じゃあ今のままでいいってことだね」

絹旗「それでは、続行します」

さるよけ

し

シャーーー

絹旗「全体をよく濡らして・・・」

フレンダ「水洗いでいいから髪をとかしてあげるといいわけよ」

滝壺「むぎのの肌は敏感だからつめを当てたらだめだよ？」

絹旗「わかりました、ここは慎重に・・・」

むぎの「・・・・・」

絹旗「こう・・ですかね・・」ｸﾞｼｸﾞｼ

フレンダ「やさしくってわけよ」

絹旗「むう、力加減が難しいですね」

滝壺「がんばれきぬはた」

むぎの「んー・・・・」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

絹旗「あれ？何か小刻みに震えてません？」

フレンダ「本当だ、どうしたんだろ」

きたかｶﾞﾀｯ

ｷﾏｼ

滝壺「あ、もしかしたらむぎの息とめてるかもしれない」

絹旗「え？マジですか？」ﾋｮｲ

むぎの「ぷはっ！　はーっ！！　はーっ！！」

フレンダ「マジだったわけよ」

滝壺「危ないところだったねきぬはた」

絹旗「ええ、シャレにならないところでした」

むぎの「もうおわり？」

絹旗「えっと、まだここからが本番ですけど・・・」

むぎの「もうくるしいのや」

フレンダ「いや、頭にシャワーをかけられている時にも息を止める必要はないわけよ」

むぎの「でもおみずはいってくるよ？」

滝壺「じゃあそうならないように洗うね」

絹旗「どうやるんですか？」

支援

滝壺「こうやって」

フレンダ「おお、むぎのを仰向けに」

絹旗「なるほど、ひざの上に寝かせますか」

滝壺「きぬはた、むぎのの頭のてっぺんのほうからゆるくシャワーをかけて」

絹旗「はい」

シャー

むぎの「これくるしくない」

フレンダ「一応目は閉じておいたほうがいいかもなわけよ」

むぎの「うん」ｷｭｯ

滝壺「また手で目を押さえてる」

絹旗「これでじっくり洗ってあげられますね」

絹旗「きちんと泡立てて」ｼｬｶｼｬｶ

絹旗「髪に少しずつ塗るように・・・」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

フレンダ「おお、麦野の髪が泡まみれに」

むぎの「あわあわ？」

滝壺「うん、あわあわだよ」

むぎの「あわあわきもちいい」ｴﾍﾍ

絹旗「ふふん、それはこの私のテクニックがうまいからです」ｸｼｭｸｼｭ

フレンダ「ってかシャンプーがいいからじゃないの？」

絹旗「む、フレンダは私の腕を疑うんですか？」

フレンダ「そういうことじゃなくて、シャンプーが合わなかったらベタついて髪が指にからまない？」

滝壺「それはあるね」

絹旗「シャンプープラス私の腕ってことです」ﾌﾌﾝ

むぎの「あーわあわ、あーわあわ」

フレンダ「そろそろ流してあげない？」

絹旗「そうですね」

滝壺「むぎの、もうちょっとだけ目を閉じててね」

むぎの「うん！」

絹旗「それじゃあ流しまーす」

シャーー

むぎの「あったかい」

フレンダ「ちょうどいいみたいね」

滝壺「じゃ、ゆっくり泡を洗い流そう」

絹旗「油断すると根元に残りますからねー」

むぎの「のこるとどうなるの？」

滝壺「かゆくなっちゃう」

フレンダ「かゆくなるとそのうちいたいたいになるわけよ」

むぎの「じゃあかゆいのやー」

絹旗「なのでかゆくならないようにしっかりと洗い流すのです」

さるよけ

フレンダ「じゃ、次は体洗ってあげるわけよ」

絹旗「その前に顔です」

滝壺「おぼえていたか、きぬはため」

絹旗「超当然です」

むぎの「おかおあらうの？」

絹旗「そうです、まずはこの洗顔を泡立てて」

むぎの「またあわあわ？」

滝壺「そうだよ」

フレンダ「汚れが落ちるのはあわあわのおかげってわけよ。だから次もあわあわ」

むぎの「あわあわすごい」

絹旗「じゃ、いきまーす、このあわあわをお化粧のように」ﾍﾟﾀ

ぷに

むぎの「ん・・」

絹旗「おお、これが麦野のほっぺ、超ぷにぷにです」ﾍﾟﾀﾍﾟﾀ

むぎの「あわあわ・・へんなあじ・・・」

し

なんだおしっこ我慢かと

支援

ほ

ほ

さるったか

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　 |: : : : :| : : : : : :/,斗-‐ "＼　　/: :.!　: : : : : : :|: : : |
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ほ

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ほ

ほ

しえん

ほ

支援

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1353157431/

さるって規制と違うんだからさ……

はあ？
SS速報で建て直したの？

保守してたのはなんだったのか…