美浜ちよ「夢の中で逢った、ような・・・」

ちよ「ここ・・・どこです・・？」

ちよ「あっ、だれか・・・いる？」

黒髪少女「・・・」ドサッ

ちよ「ひどい・・・」

黒髪少女「・・・へーちょ・・・」スッ

黒髪少女「へーちょ・・・」バタン

ちよ「そんな・・・あんまりですよ、こんなのってないよ」

？？？「仕方ないことだ。彼女一人には荷が重すぎた」

ぶるわああああああああああああ

ほう

ちよ「えっと・・・ネ、ネコですか・・・？」

変なネコ「こう見えても俺はネコじゃない。それより、運命を変えたくないか？」

ちよ「運命・・・？」

ちよ「私でも、本当に何かできるんですか？こんな結末を変えられるの？」

変なネコ「ああ、避けようもない滅びも、嘆きも、すべて君がくつがえせはいいのだ！」

変なネコ「だから俺を契約して、魔法少女になるんだ！」ギュイイイ〜


黒髪少女「・・・へーちょ」


チュン・・・チュンチュン

ちよ「夢オチ・・・？」

教室

滝野とも「可愛いやつめ！ちよちゃんは私の嫁になるのだー！」

水原こよみ「いい加減にしろ。おまえ、ちよちゃんに嫌われるぞ」

ちよ「えへへ・・・」


谷崎ゆかり「諸君！卵焼きは固焼きでないと食べれないなんてぬかす男は・・・ぶっ殺す！」

ゆかり「それはおいといて、実は今日このクラスに転入生がきます。今度の新戦力は大阪人です！」ざわざわ

とも「大阪人！ライバル登場！？」

よみ「おまえは、はりきらなくいいよ」

ゆかり「はーい、転校生の春日歩さんでーす！」

黒髪少女「・・・」スッスッ

ちよ「あっ・・・」

黒髪少女「春日歩といいます。よろしくお願いします」

ゆかり「そんな気をつかった普通の言葉でしゃべらなくていいから！よろしゅーたのみまんがなーでいいよ」

春日歩「ごめんなさい。何だか緊張したみたいで、ちょっと気分が」スッ

春日「美浜ちよさん、あなたがこのクラスの委員長やね」

ちよ「あ・・・あのぅ・・・その、私が委員長だってどうして・・・？」

廊下

春日「・・・」

ちよ「か・・・春日さん？」ドキッ

春日「大阪でええよ」

ちよ「あぁ、えっと・・・安直なあだ名ですね」


大阪「美浜ちよ。あなたは自分の人生が尊いと思うん？家族や友達を大切にしてるん？」

ちよ「そ、そうですね・・・クラスのみんなとは仲良しですし、忠吉さんもいますし・・・」

大阪「そう。もしそれが本当なら、今とは違う自分になろうとなんか、絶対に思ったらあかんで」


大阪「さもなければ、すべてを失うことになるんよ。あんたは、美浜ちよのままでいればいいんや。今まで通りに、これからも」

自称大坂かよ

マグネトロンハンバーガー店内

とも「ええ！？何それ？こてこての関西人かと思いきや、実はサイコな電波さん。くー！どこまでキャラ立てすりゃあ気が済むんだ？あの転校生は！？萌えか？そこが萌えなのかあ！？」

よみ「とも、食べながらしゃべるな、みっともない。それより、ちよちゃんは本当にその子とは初対面なのか？」


ちよ「うん、常識的にはそうなんですけど・・・」

とも「何それ？非常識なところで心当たりがあると？」

ちよ「あの・・・昨夜あの子と夢の中であったような・・・」

とも「うわ！ちよちゃんはまだまだ子どもだなーこっども〜こっども〜」

ちよ「子どもじゃありませんー！」


よみ「うわぁ、もうこんな時間だ！ごめん、先帰るわ」

とも「なんだよみ、またダイエットジム続けてるんだ？」

よみ「ああ、これもシュークリームのためだ。じゃあな」

ちよ「よみちゃん、バイバーイ」

アニメ放送からもう10年だっけか…
俺は何やってんだろう

こう見ると割と当てはまるんだな

日常系漫画の先駆け

よみさんがマミさん？

帰り道

変なネコ（助けて・・・ちよ・・・助けて）

ちよ「え・・・？」

変なネコ（助けて・・・）

とも「・・・ん？どした？」

ちよ「声が・・・」


変なネコ「助けて・・・」

ちよ「わ、このネコ、大変なことになってますね」


大阪「そいつから離れるんや」スッ

ちよ「大阪さん！？」

とも「今度はコスプレで通り魔かよ！つーか何それ、ぬいぐるみじゃないよね？ほんとにネコ？」


変なネコ「ネコでなければなんだと言うのだ」

ちよ「なんだろう・・・」

神罰の地上代行者だろ

とも「ちよちゃん、こっち。あれ非常口は？どこだよここ？」

ちよ「え、ちょっとここ怖いです」


カミネコ「シャー！！」

とも「うわ、なんだこいつら！」

ちよ「わ！いっぱい出てきましたよ！」


カミネコ「フギャー！！」

ちよ「あーっつ！！ネコの爪にはバイキンがあって！おばあちゃんがひっかかれて、すごいはれて！！」

先輩キャラいないしデブさんが・・・

ちよ「どっかーん！どっかーん！」


？？？「危なかった。もう大丈夫だ」ヒラリ

？？？「はっ！」

カミネコ「く〜ん」

？？？「魔女は逃げた」


ちよ「・・・すごい、かっこいいです」

とも「ん？あれ・・・榊さん？」

変なネコ「榊・・・助かったよ」


榊「これはお父さんだ」

ちよ「榊さんのお父さんなんですか？」

榊「いや、ちよちゃんの・・・」

ちよ「私の？」


ちよ父「そうだ、君たちにお願いがある」

ちよ「お・・・ねがい？」

ちよ父「俺と契約して魔法少女になるんだ！」ギュイイ〜

とも「はぁ」

ちよ「ふぅ」

案外合ってる

ちよ父「俺は、君たちの願いをなんでもひとつ叶えてやれる」


とも「えっ、本当？」

ちよ「・・・願いごとって？」

ちよ父「なんだってかまわない。どんな軌跡だって起こしてやれる」


とも「じゃあじゃあ、わたしが峰フジ子のような美貌を手に入れることも、ＩＣＰＯになることも？」

ちよ父「可能だ」

ちよ「それはとっても嬉しいなって」


榊「・・・ＩＣＰＯ？」

榊「私は榊。あなたと同じゆかりクラスの同級生、そして、ちよ父と契約した魔法少女」


榊部屋

とも「うわー！中流階級！」

ちよ「あっ、ねここねこがあるー。素敵なお部屋ですねー」


榊「両親がネコアレルギーなのでネコは変えないんだ」

ちよ父「俺がネコではないと？」


榊「ちよ父に選ばれた以上、説明をする必要がある」

とも「うんうん、なんでも聞いてくれたまえ」


ちよ「ともちゃん、それ逆」

榊「これがソウルジェム。ちよ父に選ばれた少女が、契約によって生み出す宝石。魔力の源であり、魔法少女であることの証でもあるらしい」ポァアア

ちよ「うわーきれいですねー」


とも「契約って？新聞とるみたいなやつ？」

ちよ父「俺は、君たちの願いごとをなんでもひとつ叶える。そのかわり出来上がるのがソウルジェムだ。この石を手にしたものは、魔女と戦う使命を課されるんだ」


ちよ「魔女・・・？」

わかった
これあずまんが大王じゃね？

榊「願いから産まれるのが魔法少女だとすれば、魔女は呪いから産まれた存在なんだ。魔法少女が希望を振りまくように、魔女は絶望を蒔き散らす。不安や猜疑心、過剰な怒りや憎しみ、そういう災いの種を世界にもたらしているんだそうだ」


ちよ「怖いはなしはキライです」ぶるぶる

榊「・・・ごめん」


ちよ父「魔女退治に付き合って見てはどうか？」

とも「ええっ？」

ちよ「ええっ？」


榊「魔女との戦いがどういうものか、その目で確かめてみればいいと思う」

ちよ父は撃たれても跳ね返すしマッハ2で飛ぶしどうしようもないな

翌朝

とも「よみ〜グッドモーニング娘〜」

よみ「その挨拶はどうかと思うぞ」


とも「私もそう思った、今のなし！！」


ちよ「あっ、ともちゃんよみちゃんおはようございます」

よみ「おう、ちよ。おはよう、なんか嬉しそうだな」


とも（おい、ちよ。頭の中だけで会話できるみたいだぞ）

ちよ（あっ、ほんとだ！）


ちよ父（俺が間に入って中継しているんだ。悪くないだろうに）

ちよ（とても便利ですねー）

とも（やーいやーい、ばーかばーか、すっとこどっこい）

ちよ（むむぅ！ともちゃんはひどいです！）


みよ「おまえら、黙りこくってどうしたんだ？気色悪いぞ？」


ちよ「え・・・これはその・・・」

榊「これが昨日の魔女が残して行った魔女の痕跡。基本的に魔女探しは足頼みです」


とも「・・・意外と地味ですね」


かおりん「ずっと榊さんのことを思い続けていても、慕ってくるのはきむりんばかり・・・もう駄目だ、死んでやる」ふらっ


ちよ「あっ、大変です、人が！人が！」

とも「あれっ、あれかおりんじゃん！」


榊「大丈夫！」ガシッ

榊「魔女の口づけ、近くに魔女がいる・・・！」

榊「間違いない、ここだ」


榊「あれが、魔女です」

薔薇園の魔女「ぎゅわわわわｗｗ」


とも「うわぁ、グロイ！」

ちよ「私は見ません、絶対に見ませんから」ぶるぶる


榊「下がってて」

榊「ヤママヤー・ヤマピカリャー！！」ドカン

とも「かっ、勝ったの？」

ちよ「すごい・・・」


榊「これがグリーフシード。魔女の卵」シュウゥゥ

榊「あと一回、使える。春日歩さん、あなたにあげるわ」


大阪「ちゃうねん、あんたの獲物やあんたがつかいー」スッ


とも「くー！感じ悪いやつ！！」

ちよ「仲よく出来ればいいですね」


榊「お互いそう思えれば、ね」

かおりん「ここ…あれ、私は？やっやだ、私、なんで、そんな、どうして、あんな、ことを…！」

榊「大丈夫。もう大丈夫です。ちょっと、悪い夢を見てただけですよ」

かおりん「えっ、榊さん！え、えっと、その・・・ふつつかものですがよろしくお願いします」

榊「？」


とも「一件落着って感じかな」

ちよ「うん」

次の日

とも「あ！たいやき食べたい！」

みよ「突然だな」


とも「この前ちよちゃんに、うまいところ教えてもらったんだ、行こう！」

みよ「・・・いや、いい」


とも「あ！！ダイエットだな、この野郎！」

みよ「・・・そうだよ」


とも「じゃ、私が食ってるの見るだけでいいって、行こ」

みよ「・・・」

なつかしい

榊「ヤママヤー・ヤマピカリャー！！」ドカン


とも「いやーやっぱり榊さんカッコいいね！」

榊「・・・小さいほうがかわいくていいよ・・・」


ちよ「えー、でも榊さんかっこいいですよ」

榊「・・・かっこいい？」

榊「・・・かっこいいよりかわいいほうが、その・・・」


榊「・・・強い」

ちよ「つよい？」

うまいこと混ぜてくんなー

杏子はもちろんあの子ですな

榊「あっ・・・」

とも「ん？ん？どうしたの？」


榊「グリーフシードだ、孵化しかかってる」

ちよ「たいへん」

榊「結界ができる、はやく退治しよう」


ちよ「あの榊さん、願いごと私なりに考えてみたんですけど」

榊「決まりそう？」

ちよ「私、魔法少女になれたらそれで願いかなっちゃうんです。こんな自分でも何かの役に立てるんだって、胸をはって生きていけたら、それが一番の夢なんで」


榊「大変だよ。怪我もするし、恋したり、ネコと遊んだりしてる暇もなくなっちゃうよ」

ちよ「でも、それでもがんばっている榊さんに、私、憧れているんです」

榊「待って、魔女が来る」


お菓子の魔女「・・・」


榊「！？」


榊「・・・かわいい！？」

榊「かわいい！」

榊「心が軽いわ、こんなかわいい相手と戦うなんて初めて」


榊「なんか、あまり怖くない」


とも「榊さんいっけえ！」


榊「・・・なでなでしたい」スッ


カプッ

ちよ「あっ！」

とも「ああっ！」


お菓子の魔女「・・・」むしゃむしゃ、ゴクン


ちよ「あああ！スプラッたなことはダメです」ブルブル


ちよ父「ちよ、とも！今すぐ俺と契約を！」ギュイイ〜


大阪「その必要はないんよー」スイッ

大阪「こいつをしとめるんは、うちや」ドカン


お菓子の魔女「・・・」ギュ〜


大阪「命拾いしたで、あんたら。目に焼き付けて、魔法少女になるって、そういうことや」


とも「榊さん、本当に優しい人だったんだ・・・かみつかれるとわかっていて、なでなでしようと・・・あの人は」

屋上

ちよ父「ん？」


ちよ「何か・・・違う国に来ちゃったみたいです。学校も、ゆかり先生も昨日までと全然変わってないはずなのに、なんだか知らないひとの中にいるみたい」


とも「知らないんだよ、誰も」

ちよ「えっ？」

とも「とっくの昔に変わっちゃったんだ。もっと早くに気づくべきだったよ、私たち」

ちよ「ともちゃん・・・」


ちよ「ごめんなさい・・・私、弱い子でごめんなさい」

教室

とも「おっ、みよー。おはよう」

みよ「おう・・・とも」


とも「シュークリーム買ってきたんだけど食べる？

みよ「いや・・・いらない」


とも「なんだよ、またダイエットかよ」


みよ「ともは、私を苛めるのか？」ガタッ

とも「え？」

みよじゃなくてよみじゃないか？

間違った、眠い

教室

とも「おっ、みよー。おはよう」

よみ「おう・・・とも」


とも「シュークリーム買ってきたんだけど食べる？

よみ「いや・・・いらない」


とも「なんだよ、またダイエットかよ」


よみ「ともは、私を苛めるのか？」ガタッ

とも「え？」

律儀だな。うい奴め。

よみ「なんで今でもまだ、私にシュークリームなんか買ってくるんだ、嫌がらせのつもりなのか？」

とも「だって、よみ。シュークリーム好きだから」


よみ「もう食べたくもないんだよ！脂肪にしかならないものなんて！医者に直々に言われたんだ、脂肪のつきやすい体質だって！」

よみ「こんな食べることもできないシュークリームなんて！」グシャ

とも「ああっ！」


よみ「ここにシュークリームが滅亡するボタンがあったら、すぐ押す！迷わず押す！連打する！」

よみ「でももしかしたら、このスイッチはオンオフ式かもしれない・・・」

よみ「二回押したら滅亡がオフになるかもしれないので、必ずオンになるよう奇数回連打して・・・あぁ、シュークリーム分がぁ」


とも「あるよ」

よみ「え？」


とも「胸も脂肪もあるんだよ」

よみ「なにが言いたいんだ、きさま」

そうか、胸も脂肪もあるんだ

帰り道

ちよ「あ、黒沢先生・・・？」

ちよ「せんせーい、今日お仕事は・・・・あれ、あのときのかおりんと同じ」


黒沢みなも「あら、ちよちゃん、御機嫌よう」

ちよ「うわっ、お酒臭い。だめだよ、そんなに飲んじゃ」


にゃも「全然わかんにゃい」スィ〜

人が死んでんねんで！？

にゃも「そうだよ、体育教師はバカなんだ、こんな高校生の数式ひとつまともにとけないんだ。居間みたいなところに、リフティングする場所なんてあるわけないんだ・・・」


ちよ「だめ！そんなことしちゃあ！みんなアル中になっちゃう！」

にゃも「邪魔してはいけませんわ、これは神聖な儀式なんですから」ガシッ


ちよ「え、ダメですよ。放して、未成年ですから、１０歳ですからー」

ハコの魔女「ｗｗｗｗｗｗｗ」


ちよ「あ、これ罰なのかな？きっと私が、弱虫で、嘘つきだったから…バチが、当たっちゃったんだ」


ハコの魔女「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」ガタッボコン

ちよ「え・・・ともちゃん！」


とも「これでとどめだ！」ドカッ

とも「いやーゴメンゴメン。危機一髪ってとこだったねぇ」

案外面白くて困る

ちよ「ともちゃん、その恰好？」


とも「ん？あーはっは、んーまあ何、心境の変化って言うのかな？まあ大丈夫だって、初めてにしては、上手くやったっしょ？」

ちよ「でも・・・」


大阪「あんたは・・・」

とも「ふん、遅かったじゃない、関西人！」

榊がほむほむかと思ってたら、そんなことはなかった

ちよ父「まさか、君が来るとはね・・・隣りのクラスなのに！」


神楽「榊のやつがくたばったって聞いたから、わざわざ来てやったっていうのに、話が違うんじゃないの？」

ちよ父「悪いけど、この町には新しい魔法少女がいるんだ。よくわからない理由で契約したばかりだけどね」


神楽「何それ、チョーむかつく！ぶっ潰してやればいいんでしょ、あの子・・・」


ちよ父「・・・水泳部なのにな」

あかんアホアホトリオや

アニメ四話までいったので中断します

続き書きたい人いたら、どうぞ

戻って来たときに残ってたら続き書きます

おちゅ

乙
面白かった

主力がボンクラーズとか町ｵﾜﾀ

キャラが限られてきたな

キムリンがきゅうべぇだったら…

へーちょ