男 「おいっ、みんな!」

このエントリーをはてなブックマークに追加
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:24:54.59 ID:ffF9rAgq0
ダメだ眠い。夜食買ってくる。
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:35:59.21 ID:ffF9rAgq0
デブ 「えーと、僕このあと演奏するの?」

おた 「ハードルが高ければ高いほどくぐるのは容易いwwww」

男 「じゃあ次おたの番な?」

おた 「wwww…ふひっ!?」

女 「がんばれ、おた。」

先輩 「おたの勇姿に期待!」

眼鏡 「聞かせてもらおうかしら」(ニコリ

おた (これは…ハードルというより…壁…っ!)

おた (ならば…)

おた 「突き抜けるのみ…!」(スイッチオーン

一同 (なん…だと!?)

〜おたのパソコン演奏中〜
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:38:05.74 ID:ffF9rAgq0
〜おたのパソコン演奏終了〜

おたのパソコン 「ジャーン」

デブ 「…え?」

先輩 「なんか歌ってたけど…あれが初音○ク?」

女 「伴奏もついてた…」

眼鏡 「昨日、挫折したみたいなことを言ってなかった…?」

男 「正直、予想してなかった」

一同 (スゲェ…)
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:41:30.88 ID:ffF9rAgq0
おた 「拙者は楽器など弾けぬ。」

おた 「ならばミクたんに歌ってもらうほかない。」

おた 「しかし、拙者にその技術はない。」

おた 「…だからといって、ミクたんに恥をかかせてもいいのか。」

おた 「答えは、NOだ。」(キリッ

根暗 「…どうでもいいけど、どうやったの」

おた 「拙者、あれから家に帰り、すぐさまミクたんを起動。」

おた 「あとはひたすらネットの海をさまよいながら、どうすればミクたんが輝くのか。」

おた 「それだけを考えながら今ここに至るのみ。」

おた 「特別なことなど何もしてはござらんよ。」(キリッ
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:43:46.40 ID:ffF9rAgq0
先輩 (オタクの執念ってこわぁ)

女 「なんか、普通にいい曲だった。」

男 「確かに。普通にいい曲だな」

デブ 「そうだね。普通にね」

おた 「普通wwwそれは最上の褒め言葉wwwww」

根暗 (ウズウズ

女 「じゃあ、次は私。」

男 「!?」

デブ (この流れで、自分から…!?)

先輩 「この女…できるっ」

女 「じゃあ、いきます。」

〜女鼻歌中〜
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:48:21.41 ID:ffF9rAgq0
〜女鼻歌終了〜

女 「ふんふーん」

デブ 「おぉ〜」

眼鏡 「女の声って可愛いわね。」

先輩 「鼻歌はどうかなって思ってたけど、新鮮でいいなぁ」

男 「メロディーも悪くないんじゃないか?」

根暗 「多分だけど、途中で転調してた。すごく自然に。」

女 「…?」

眼鏡 「…気づかずにやってたの?」

女 「転調ってなに?」

眼鏡 (もしかして…天才?)
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:50:43.10 ID:ffF9rAgq0
根暗 (ウズウズ

デブ 「…このあとまだ披露したい人いる?」

根暗 「…あ」

先輩 「はいっ!私、私!!」

男 「んじゃ先輩どうぞー」

先輩 「よっしゃー!!」 

根暗 (ウズウズウズウズウズウズウズウズ

~先輩熱唱中〜
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:53:11.25 ID:ffF9rAgq0
先ボ 「ドドドダンっ」

男 (ボンゴ叩きながらの熱唱…)

先輩 「ど、どうだった!?」(ハァハァ

おた 「wwwせwwwんwwwぱwっうぃwwww」

女 「なんかすごかった。」

デブ 「迫力は間違いなく今日一番でした。」

眼鏡 「メロディーも素敵ね。」

根暗 「でもなんか…歌詞が暑苦しい。」

男 「まぁ…確かに。」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:54:35.23 ID:ffF9rAgq0
先輩 「えー!?まだ表現しきれてないのに!この溢れるパッションを!」

女 「大丈夫。十分伝わった。」

先輩 (エ~オカシイナ・・・

男 「えーと、次は俺って言いたいんだけど、実はまだ出来てないんだ。」

デブ 「僕は自信ないから…みんなが作ってきたメロディーや歌をもっと良くしたいな。」

根暗 (ウズウズウズウズウズウズウズウズウズウズ

おた 「…根暗wwwwギターならここにあるおwwww」

根暗 「えっ」(ドキッ
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:56:47.17 ID:ffF9rAgq0
男 「おた、それ俺の…って、根暗ギター弾けるの?」

根暗 「…少し。」

眼鏡 「根暗の考えたメロディー、聴かせてほしいわ。」

先輩 「ボンゴ合わせようか?」

おた 「カスタネットならwwwまwwかwwせwwwろwwwwww」

女 (ニコニコ

根暗 「じゃ、じゃあ…」

〜根暗演奏中〜
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 01:59:24.50 ID:ffF9rAgq0
〜根暗演奏終了〜

根暗のギター 「ジャカジャン」

女 「…素敵。」

先輩 「…いい。すごくいい!」

デブ 「なんか心にしみるというか…」

眼鏡 「もう一度聴きたい…」

男 「というか、ギターが俺より全然うまい。」

根暗 「…」///

39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:01:21.06 ID:ffF9rAgq0
おた 「タンバリンやれとか言ってすまんぬwwwwww」

根暗 「い、いや…勧めてくれてありがとう…」

男 「根暗…俺の代わりにギターやるか?」

根暗 「えと…私も持ってるからギター二本でやってもいいけど…」

先輩 「…けど?」

根暗 「わ、あたし…ベースがやりたい。」

デブ 「べーす?」

眼鏡 「途中の…アルペジオだっけ?あの部分が聴いててすごく気持ちよかったのは、ベースラインがしっかりしてたからなのね…」

根暗 「…あの部分はいろいろ工夫してみたところ。」
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:03:47.83 ID:ffF9rAgq0
男 「よしっ!決まったな!」

男 「これからまずみんなのメロディーのいいところを合わせて完成させよう。」

男 「作曲のメインは眼鏡と根暗な。」

先輩 「そうだね。理論とか基礎がしっかりしてる人に任せたほうが…
     何より、二人のメロディーは素敵だったもんね。」

眼鏡 「任せて。」

根暗 「…うん。」

男 「で、おた。PC使って曲の録音とか編集は…」

おた 「ミクたんと一緒に一式揃えたからいけるおwwwww」
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:04:57.47 ID:tnx4QNaR0
C
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:05:43.51 ID:ffF9rAgq0
男 「よし、任せた。で残りの素人軍団。」

デブ 「お前もなー。」

男 「わかってるよ。残りは作曲に口出しながら、自分の演奏する楽器の練習をしよう。」

女 「確かに…リコーダー吹くのは久しぶり。」

先輩 「ボンゴマスターに私はなる!」

デブ 「ハーモニカってどう合わせたらいいんだろ…」

男 「よし!じゃあそれぞれ行動開始!」

…―
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:06:53.38 ID:ffF9rAgq0
…―

一週間後…

眼鏡 「どう?根暗。」

根暗 「うん。いいと思う。」

男 「じゃあ、おた。頼む」

一同 (wktk

おた 「スイッチwwwwオンwwww」(ポチットナ

〜おたのパソコン演奏中〜
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:09:02.59 ID:ffF9rAgq0
〜おたのパソコン演奏終了〜

おたのパソコン 「ジャジャン」

根暗 「…」(ドキドキ

眼鏡 「…どうかしら。」

先輩 「…すごい」

女 「これ、私たちが演奏するんだ…」

デブ 「おたが全部打ち込んだの?」

おた 「打ち込むだけならwwww容易いでござるwwww」

男 「これはすごいことになってきた。」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:11:03.97 ID:ffF9rAgq0
眼鏡 「とりあえず、みんなのメロディーの素敵な部分をつないで、
     私と根暗で編曲してみたわ。」

根暗 「キーがCだし、演奏しやすいと思う。でも最後に女がやってた
     転調を入れたから、そこはちょっと難しいかも。」

根暗 「あと、全部の楽器のソロパートを入れたから。」

おた 「wwwwカスタネットのソロwwww」

眼鏡 「ソロって言っても完全にひとりになるわけじゃないわ。聴きながら覚えて。」

根暗 「やりながら変更して、もっとよくできる部分がたくさんあると思う。
     えと…みんなでもっと良くして…」
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:11:32.32 ID:+ZXwV0Zy0
へーこれが青春て言うんだへー
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:14:36.67 ID:ffF9rAgq0
おた 「最高の曲にしようずwwwwwwwwww」

女 「おー。」

デブ 「まずは曲を覚えないとね。」

根暗 「…一応タブ譜を書いてみた。手書きでわかりづらいと思うけど…」

先輩 「いやいや!これはわかりやすいよ!てゆーかボンゴのソロ!点だらけだ!」

男 「ギターは転調部分が難しそうだな。
   C#みたいなバレーコードはまだ苦手なんだよな…」

デブ 「僕これ弾けるかな…まぁ、やるのみだよね。」

48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:14:56.71 ID:Lq8YTWbP0
むぅ
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:18:51.21 ID:ffF9rAgq0
女 「私のリコーダーの最後、何も書いてない。」

眼鏡 「あぁ、そこはあとできちんと説明するけど、転調するからリコーダーじゃ
     弾くのが難しくて…代わりに…」

男 「予想以上に面白くなってきたな!」

デブ 「そだね。卒業まであと少しだけど、どこまで完成度を上げられるかな。」

おた 「まずはカスタネットを極める所存でござるwwww」

先輩 「だね。まずは自分のパートを仕上げて、はやくみんなと合わせたい!」

男 (…卒業か…はえーなぁ、早すぎる。)

男 (今はまだ…うん。精一杯楽しもう!)

男 「よし!やるか!」
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:21:25.67 ID:ffF9rAgq0
〜女の日記〜

今日はリコーダーソロの練習をした。

リコーダーは百均のものを使っていたけれど、

今日家にあった小学生の時に使っていたリコーダーを吹いてみると音が全然違った。

せっかくだから、家にあったものを使うことにする。
こういう時、実家暮らしは得だ。

リコーダーソロは大体覚えた。すごく可愛いメロディーで、吹くのが楽しい。

男のギターと根暗のベース、眼鏡のキーボードと実際にソロ部分だけ合わせてみたけれど、
もうそれだけで満足してしまいそうになるほど気持ちよかった。

音楽ってすごい。
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:24:25.19 ID:ffF9rAgq0
でもみんなまだ満足してないみたいで、男は「こーどちぇんじが甘い!」と言って
何度も同じところを弾いていた。

私も早く全部覚えて、早く全部を通して合わせてみたい。


転調してからの部分、やっぱり私が声でコーラスを入れることになった。
リコーダーで吹けなくもないけど、眼鏡が言っていたように難しい。

根暗が声でコーラスを入れたほうが転調部分に変化がついていいかもしれないと言っていた。

そんなものかな。

まずはやってみる。

卒業カウントダウン
卒業式まであと 25日

〜女の日記終わり〜
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:26:52.10 ID:ffF9rAgq0
〜おたのブログ〜

前々から報告しているとおり、現在拙者はバンド活動に明け暮れる毎日でござる。

拙者、カスタネットを甘く見ていた。先日カスタネットについて調べていて、

ルセロ・テナというカスタネット奏者にたどり着いたのだが、

皆に一度検索をかけてみることをおすすめするでござる。


「うんたん」はカスタネットではないかもしれぬ。

うんたんがわからない人はググれ。
なお、異論は認める。



高速で打ち鳴らされる心地よい打音。

カレティージャと呼ばれる奏法は、拙者も試してみたが一夕一朝ではできない。
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 02:32:23.56 ID:PWvgjGuN0
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:00:31.24 ID:tnx4QNaR0
おい死ぬな
卒業まであと25日だろ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:29:26.95 ID:ffF9rAgq0
うおー…寝ていた…
もうちょっと頑張るね。
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:30:32.73 ID:ffF9rAgq0
難しい。カスタネットは難しいでござる。
今拙者が練習している曲にカスタネットのソロパートがあるのだが、奥が深い。

音に強弱をつけたり、拍を上手にとったり。
難しいでござる。

昨日ちょっと遠出して、楽器屋にいってきたでござる。

ルセロ・テナの演奏を見ていたら、赤と青のよく見るカスタネットでは満足できなくなってしまい、
細長いしゃもじの先みたいな形の渋いものを購入してしまったでござる。

値段はひwwwみwwwwつwwww
拙者ミーハーwwwwwwwwwwwwwww

もちろん左右一対ずつ!久々にいい買い物をした…。

カスタネットにハマるとは思わなんだ。
まずはカレティージャ奏法を少しでもできるようになりたいでござる。

でわ、さらば☆彡
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:32:00.67 ID:ffF9rAgq0
〜おたのブログ終わり〜

…―

作曲より2週間後、アトリエにて。

男 「うーん。根暗のベースソロ、やっぱかっこいいな。」

根暗 「曲の中で浮いてない?可愛い曲だから…ちょっと気になる。
今ならまだ変えられるけど…」

女 「ずっと可愛いじゃ面白くない。時にはかっこよさも必要。」

デブ 「そうだねー。一貫性も大切だけど、違いがあるっていいよね」

おた 「ギャップ萌ですなwwwww」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:33:12.89 ID:ffF9rAgq0
眼鏡 「先輩、私のキーボード音を変えてみたのですが…」

先輩 「わぁ!この音可愛いね。ピアノもいいけど、こっちもポヨポヨしてていい!」

眼鏡 「ポヨポヨ…ニュアンスはなんとなくわかります。
     こっちのほうが曲にあってると思って。」

先輩 「うんっ。可愛さ5割増!」

(ワイワイ

女 「どんどん曲が良くなっていく。」

男 「最初のタブ譜から随分変わったなぁ」
59 忍法帖【Lv=8,xxxP】(1+0:15) :2012/10/28(日) 03:33:21.71 ID:vdeIv/oh0
中学生だよな
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:34:28.01 ID:ffF9rAgq0
おた 「必然の変化だよ」(キリッ

眼鏡 「…ヲタのカスタネットは正直すごいわよね。」

デブ 「うん。なんというか、カスタネットの域を超えつつある。」

おた 「褒めても何もwww出ませんぞwwwwww」

先輩 「同じ打楽器としておたには負けないからねっ」

男 「先輩は最初からなんか凄かったっすよ。」

先輩 「え、でへへ。やっぱり?」
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:35:33.34 ID:ffF9rAgq0
眼鏡 「負けないのはいいですけど、そろそろテンポを一定にしてください。」

先輩 「だーっもう!だって難しいんだもん!」

女 「先輩は荒ぶり出すとはしり出す」

デブ 「荒ぶるまではいいんですけどねー」

おた 「勝ったwwwww現在進行形でwwwww」

先輩 「くっそぉ…心はクールに頭は熱く…」(ブツブツ

根暗 「…それ逆じゃない?」

男 「なぁ、そろそろ全体を通して合わせてみないか?」
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:36:34.61 ID:ffF9rAgq0
眼鏡 「そうね…時間もあまり残っていないし…」

女 「…」

根暗 「…」

眼鏡 「え、えーと、早めに完成度を高めて素晴らしいものにしたいわよね!」(アセアセ

デブ 「…練習しよっか。」

先輩 「よーし!張り切って荒ぶるぞーっ」

おた 「我が学びしカレティージャ、みせてやろうぞwwwwwwww」

男 「よしやろうか!」

…―

…―
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:40:00.00 ID:ffF9rAgq0
…―

デブ 「大学生活の感想かー。うん。楽しかった。これに尽きる。」

デブ 「高校までは、美術部で部員も少ないし、友達もあんまりいなかったから
楽しいことといえば絵を描くことぐらいで…」

デブ 「大学に入って、同じ専攻にみんながいてほんとによかった。」

デブ 「バカばっかりして、絵もたくさん描いて。最後にバンドなんかしてみて…」

デブ 「卒業したくないなぁ…なんて。」

デブ 「絵を描くこと以外にも楽しいことがたくさんあることを教えてもらった。」

デブ 「ホントにありがとう。」

…―
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:41:08.86 ID:ffF9rAgq0
…―

先輩 「私ってみんなよりちょっと年上でしょ?ちょっと。」

先輩 「だから大学にはいった最初のころ、壁を作ってたわけ。」

先輩 「何かこう…うまく言えないけど、ちょっとの差を大きくみちゃってさ。」

先輩 「達観しちゃってたんだよねー…達観っていうのかな…なんていうか、うぬぼれ?」

先輩 「私はこいつらと違うんだーってね。今考えるとアホくさ。」
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:42:10.37 ID:ffF9rAgq0
先輩 「ちょっと苦労したからっていい気になっちゃって。
    壁作って、閉じこもって…そりゃ行き詰まるよね。」

先輩 「あの時はきつかった。
     絵に向き合って苦しむことが成長につながるって本気で信じてたもんなぁ…」

先輩 「そうじゃないのにね。面白いこと、楽しいことをたくさん知ること。」

先輩 「そうやって自分の中身をいっぱいにしていくこと。」

先輩 「それが成長なのにね。」

先輩 「それを教えてくれたのがみんなだよ。」

先輩 「ありがとっ」

…―
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:47:26.12 ID:ffF9rAgq0
…―

眼鏡 「私って、自分で言うのもなんだけど、真面目でしょう?」

眼鏡 「でも、これでも大分柔軟になったと思う。」

眼鏡 「私は小さな頃から真面目にしていたら褒めてもらえた。
     考えてみると私にとって真面目にすることは楽なことなのよ。
     だって怒られないから。」

眼鏡 「大学に入って、男やおた、先輩とは何度も衝突したわよね。」

眼鏡 「衝突…というか、一方的に私が喚いてただけか。」

眼鏡 「今考えると結構どうでもいいのよね。出品するパネルのサイズが
     1cm大きい小さいとか…

     でも、時間は守らなきゃダメよ。特に男と先輩。」
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:49:29.95 ID:ffF9rAgq0
眼鏡 「おたはもう少しはっきりしゃべりなさい。頭はいいし、
     集中力は素晴らしいのだから、人に誤解されてはもったいないわ。」

眼鏡 「女と根暗は可愛いのだから、もう少し笑いなさい。
     
     女は無表情。根暗はしかめっ面。
     わたしがいうのも変だけれど、笑顔は最大のコミュニケーションツールよ。
     
     笑顔を大切にね?」

眼鏡 「デブは…え?
    …お母さんみたい?」

眼鏡 「…やめてよね」

…―
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:50:35.95 ID:ffF9rAgq0
…―

おた 「拙者wwwww卒業したくないでござるwwww
     
    絶対に卒業したくないでござるwwwwwwww……」

おた 「…そっ卒業したくないでごっ…ござっ…うぐっひぐ…うっぅぅぅ…」

おた 「…っ卒業したくないでござる!」(キリッ

…―
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:55:18.98 ID:ffF9rAgq0
…―

根暗 「あたし、別に友達なんていらないし。って思ってた。」

根暗 「ダメだね…そんなこと思ってる時点で。
     友達欲しいって言ってるみたいなもんじゃん。」

根暗 「ずっと友達が欲しかったんだね…今気づいた。」

根暗 「あたしってみんなの友達かな…あんま自信ないけど。」

根暗 「あたしは友達だと思ってるから。」

根暗 「みんながなんと思おうとね」(ニコリ

根暗 「ありがとねっ。」

…―
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:56:39.46 ID:ffF9rAgq0
…―

女 「楽しかったよ。」

女 「みんなに出会えて。楽しかった。」

女 「また会おうね。みんな揃って。」

女 「次はいつ会えるのかな…ひと月後?半年後?」

女 「みんな揃って会えるよね?絶対!絶対会おうね?」

女 「私、こんな気持ちになれるって思いもしなかった。」

女 「こんな気持ちになれるなら、もっと一日一日を大切にしたのに…」
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:58:33.07 ID:kiRyZzTAO
句読点とか半芝とか狙ってやってるの?
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 03:59:14.97 ID:ffF9rAgq0
女 「今日でお別れだなんて信じられない。…嫌。嫌だ…」

女 「…」

女 「こんな…」

女 「こんな気持ちが私の中にあるって」

女 「教えてくれて…ありがとう。」

女 (ニコリ

女 「…さようなら。」

…― 
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 04:00:48.33 ID:ffF9rAgq0
…―

MP3プレーヤー 「シャカシャカ」

男 「…いい曲だなー…やっぱいい。」

男 「…」

男 「ありがとうはこっちのセリフだよ。」

桜 (ザアッ・・・

男 「じゃ、いきますかっ」

…―
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 04:07:05.07 ID:ffF9rAgq0
…―

新しい場所に向かうこと。

親しい場所を離れること。

ふたつは一つ。

だから

今この時、その瞬間を。

男 「…」



男 「いってきます!」

おわり
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/28(日) 04:14:06.19 ID:ffF9rAgq0
ここまで付き合ってくれたぬくもりティー溢れるVIPPERの皆様。
本当にありがとうございます。

内容に関してだけど、ひたすらポジティブで
常に合コンみたいな状況にもかかわらず

愛だ恋だがないのはなんというか
不自然ちゃあ不自然。
そのへんは友情というか家族愛に近いものになってるってことで。


繰り返しになるけど、支援してくれたみんな、ROMってくれてたみんな。

ありがとう。

アホみたいに眠い。
もう皆さん寝ましょう。

良い夢を。
76 忍法帖【Lv=8,xxxP】(1+0:15) :2012/10/28(日) 04:14:33.72 ID:vdeIv/oh0
新手のコピペ狙い
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします